JP6649127B2 - 操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電容量式センサを使用した操作装置に係り、特に手で操作しやすく、しかも多様な操作信号を生成することができる操作装置に関する。
特許文献1と特許文献2に静電容量式センサを使用した操作装置に関する発明が記載されている。
特許文献1に記載された操作装置は車両用であり、静電容量式のタッチパッドと、このタッチパッドに対する指の操作で表示が制御されるディスプレイを備えている。このタッチパッドは複数の指の接触を識別できるいわゆるマルチタッチセンサである。特許文献1では、タッチパッドに触れた指の本数を認識して、その本数に応じた入力操作が行われる。
特許文献2に記載の操作装置は、マルチタッチ感知ディスプレイの表面に回転ノブが固定されている。回転ノブは、手で保持して回転させる可動コンポーネントと、この可動コンポーネントのうちのマルチタッチ感知ディスプレイに対向する部分に固定されたトリガ要素とを有している。可動コンポーネントを回転させると、マルチタッチ感知ディスプレイによってトリガ要素の位置が検知され、その検知位置に応じて入力イベントが生成される。
特開2013−137711号公報 特開2010−123123号公報
特許文献1に記載された操作装置は、限られた面積のタッチパッドの表面に複数の指を触れるものであるため、操作性の向上に限界があり、例えば車両運転中にタッチパッドに視線を向けることなく指で正確に触れることも難しい。
特許文献2に記載された操作装置は、タッチパッドの表面に直接に指を接触させるのではなく、マルチタッチ感知ディスプレイの表面に設置された回転ノブを操作するものであるため、手で操作しやすくなり、例えば車両に搭載したときに、視線を向けることなく手で操作しやすくなる。
しかし、特許文献2に記載された操作装置は、入力モードが回転モードのみであり、多様な入力イベントを生成することはできない。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、手で操作しやすく、しかも多様な操作信号を生成することができる操作装置を提供することを目的としている。
本発明は、指が触れる操作領域ならびに指が触れることのない検知領域を有する操作体と、
前記操作領域に設けられて指が接触しまたは接近する複数の接触電極部と、前記検知領域に設けられてそれぞれが少なくとも1つの前記接触電極部に導通する複数の検知電極部と、
前記検知領域に対向して、それぞれの前記検知電極部との間の静電容量の変化を検知出力とする静電容量式センサと、
複数の前記検知電極部のそれぞれに対して得られる検知出力の組み合わせに応じた操作信号を生成する制御部と、が設けられており、
さらに、
前記制御部では、親指と薬指が前記接触電極部に触れまたは接近したときに緊急時の操作信号が生成される、あるいは
前記操作体には、前記操作領域の中心を挟んだ位置に一対の識別用の前記接触電極部が設けられており、前記制御部では、一対の識別用の前記接触電極部のどちらに指が触れたかまたは接近したかを検知することで、前記操作領域に対して左手で操作されたか右手で操作されたかが識別されることを特徴とするものである。
本発明の操作装置は、前記静電容量センサが、座標位置を検知できるセンサパネルであり、複数の前記検知電極部のうちのどの前記検知電極部の検知出力が変化したかを座標位置として特定できるものである。
本発明の操作装置は、前記操作体の前記検知領域に複数の測定電極部が設けられており、前記測定電極部の対向位置を平面座標で特定することで、前記制御部で前記操作体が認識されるものとして構成できる。
また、本発明の操作装置は、前記操作体の前記検知領域に複数の測定電極部が設けられており、前記測定電極部の対向位置を平面座標で特定することで、前記制御部で前記操作体の回転動作が認識されるものとして構成できる。
本発明の操作装置は、前記検知電極部の数をNとしたときに、前記検知電極部の検知出力の組み合わせが、最多で2のN乗である。
本発明の操作装置は、操作体に設けられた複数の接触電極部のどれに指が触れたかまたは接近したかの組み合わせによって操作信号が生成される。静電容量式センサで検知する検知電極部の数をNとすると、最多で2のN乗の種類の操作信号を生成することができ、多様な入力操作を行うことが可能である。
そのため、操作体に触れる指の組み合わせによって、種々の操作を行うことが可能になる。
本発明の第1の実施の形態の操作装置を、操作体の操作領域が見える側から示す斜視図、 図1に示す操作装置の操作体を検知領域側から示す背面図、 図1に示す操作装置をIII−III線で切断した断面図、 第1の実施の形態の操作装置の操作体を右手で操作している状態を示す斜視図、 第1の実施の形態の操作装置の操作体を右手で操作して緊急時の入力を行っている状態を示す斜視図、 第1の実施の形態の操作装置の操作体を左手で操作している状態を示す斜視図、 本発明の第2の実施の形態の操作装置を、操作体の操作領域が見える側から示す正面図、
図1に示す本発明の第1の実施の形態の操作装置1は、車両内のインストルメントパネルなどに設けられる。あるいはゲーム装置やその他の家庭用や業務用の情報処理装置に設けられる。以下では、操作装置1を車両内のインストルメントパネルに設置されるものとして説明する。
図1に示すように、操作装置1に静電容量式センサであるセンサパネル2が設けられている。センサパネル2は、車両内のインストルメントパネルに設置されるものであり、透明基板4と、透明基板4に形成された複数のX電極3xおよび複数のY電極3yとを有している。X電極3xとY電極3yはITOや導電性ナノ材料などの透光性材料で形成されている。複数のX電極3xは、互いに平行にX方向に延びており、複数のY電極3yは、互いに平行にY方向に延びている。X電極3xとY電極3yは、交差部で互いに絶縁されている。
センサパネル2の側方に回路基板が設けられている。図1に示すように、回路基板に実装された回路構成として、駆動回路6と検知回路7、および複数のX電極3xと複数のY電極3yを前記駆動回路6および検知回路7に選択的に切換えて接続させるマルチプレクサ5を有している。駆動回路6と検知回路7は制御部8で制御される。検知回路7からの検知出力に基づいて、制御部8において多種の操作信号と制御信号が生成される。
センサパネル2の背後には、カラー液晶表示パネルやエレクトロルミネッセンス表示パネルなどの表示パネルが設けられており、表示パネルの表示画像は、センサパネル2を透過して目視することが可能である。
図1に示すように、センサパネル2の表面に操作体10が設けられている。図3に示すように、操作体10は支持構造9によってセンサパネル2の表面に設置されている。操作体10は、支持構造9に回転自在に支持されている。図3に示す支持構造9は、透明な合成ゴムなどの弾性体で形成された吸着盤であり、支持構造9をセンサパネル2の表面に押し付けて、センサパネル2と操作体10との間の空間9a内の空気を排出させることで、操作体10を回転自在に支持させることができる。図1と図3などでは、操作体10の回転中心線がOで示されている。
支持構造9として吸着盤を使用すると、操作体10をセンサパネル2の表面の任意の位置に設置できる。例えば、センサパネル2の背後に設けられた表示パネルで所定の画像を表示し、画像で指示された箇所に操作体10を設置する。
支持構造9としては吸着盤以外に、センサパネル2の表面に透明な合成樹脂からなるスライド機構を設け、このスライド機構によって、操作体10をセンサパネル2の表面に沿ってX−Y方向へ移動させて任意の位置に設置するようにしてもよい。あるいは、支持構造9がセンサパネル2の表面に固定されていてもよい。
操作体10は、円盤形状であり、図1に示す正面10aおよび側面10bと、図2に示す背面10cを有している。操作体10は、正面10aと側面10bの少なくとも一方が操作領域であり、図1に示す実施の形態では、側面10bが操作領域となっている。また、図2に示すセンサパネル2に対面する背面が検知領域となっている。
操作領域である側面10bに指を触れさせるための凹部が5か所に形成されており、それぞれの凹部に接触電極部が設けられている。図1と図2に示すように、側面10bには第1の接触電極部11、第2の接触電極部12、第3の接触電極部13、第4の接触電極部14および第5の接触電極部15が設けられている。
第1の接触電極部11と第5の接触電極部15が形成されている凹部は、他の接触電極部12,13,14が形成されている凹部よりも、回転方向での幅寸法が大きく深さ寸法も大きくなっている。第1の接触電極部11と第5の接触電極部15は、回転中心線Oを挟む左右両側で且つ図示下方に形成されている。第1の接触電極部11と第5の接触電極部15は識別用の接触電極部であり、第1の接触電極部11は、図4に示すように、右手の親指が触れているかを識別する機能を有しており、第5の接触電極部15は、図6に示すように、左手の親指が触れているかを識別する機能を有している。
図1と図4において図示上方に位置している第2の接触電極部12と第3の接触電極部13および第4の接触電極部14は、右手と左手のそれぞれにおいて、人指し指と中指および薬指の接触を検知するためのものである。
図2に示すように、操作体10の検知領域である背面10cに、第1の検知電極部21、第2の検知電極部22、第3の検知電極部23、第4の検知電極部24および第5の検知電極部25が設けられている。第1の検知電極部21は第1の配線部31を介して第1の接触電極部11に導通している。第2の検知電極部22は第2の配線部32を介して第2の接触電極部12に導通している。同様に、他の検知電極部23,24,25は、それぞれ配線部33,34,35を介して接触電極部13,14,15に導通している。
図2に示すように、操作体10の検知領域である背面10cに、複数の測定電極部が設けられている。実施の形態では、3個の測定電極部41,42,43が設けられている。
操作体10は合成樹脂などの絶縁性材料で形成されている。接触電極部11,12,13,14,15と検知電極部21,22,23,24,25および測定電極部41,42,43は、導電性の金属板や銅箔あるいは導電性インクを使用した印刷層で形成されている。配線部31,32,33,34,35は、銅箔あるいは導電性インクを使用した印刷層で形成されている。操作体10を透明な合成樹脂で形成するとともに、検知電極部21,22,23,24,25、測定電極部41,42,43、および配線部31,32,33,34,35をITOや導電性ナノ材料などの透光性材料で形成することにより、上記表示パネルの表示画像が操作体10を透過して目視することが可能になる。
接触電極部11,12,13,14,15と検知電極部21,22,23,24,25は全て、電気的に独立している。
図2に示すように、接触電極部11,12,13,14,15と検知電極部21,22,23,24,25は、配線部31,32,33,34,35を介して1対1の関係で導通している。ただし、1個の検知電極部が2個以上の接触電極部と導通していてもよい。
次に、操作装置1の動作を説明する。
図1に示すセンサパネル2では、駆動回路6でパルス状の駆動電圧が生成される。駆動電圧は、マルチプレクサ5で切り替えられて複数のX電極3xと複数のY電極3yのいずれかに選択されて印加される。またマルチプレクサ5で、複数のX電極3xと複数のY電極3yのいずれかがが選択されて検知回路7に接続される。センサパネル2は相互容量検知式であり、駆動電圧が印加された電極と交差する電極に流れる電流の変化を検知することで、電極間の静電容量の変化箇所が、X−Y座標上の位置を示す座標データとして検知される。
操作装置1が始動すると、イニシャライズ動作として、センサパネル2で、測定電極部41,42,43が対向している部分の座標位置が検知される。センサパネル2では、測定電極部41,42,43が対向する位置で、電極間の静電容量が変化するため、測定電極部41,42,43が対向している位置を座標データとして検知することができる。このとき、センサパネル2で、検知電極部21,22,23,24,25のいずれかが検知されることもあるが、例えば検知された電極部群のなかで一番外側に位置する3個の電極部を選択することで、測定電極部41,42,43による検知出力を特定することができる。
センサパネル2で測定電極部41,42,43の対向位置を検知しやすくするためには、操作体10が操作されるときに指が触れる位置(図1と図2に示す側面10bの凹部)に、接触電極部11,12,13,14,15に隣接して接触電極部11,12,13,14,15とは電気的に分離された測定用接触電極部を設けておき、全ての測定接触電極部を全ての測定電極部41,42,43と導通させておくことが好ましい。これにより、操作体を手で保持してセンサパネル2に設置したときに、いずれかの測定接触電極部に指が触れて、測定電極部41,42,43が手に導通することになり、センサパネル2によって測定電極部41,42,43の位置座標を検知しやすくなる。
制御部8では、センサパネル2の検知出力から測定電極部41,42,43が対向していると判断することで、操作体10が設置されたことが認識される。また、測定電極部41,42,43の間隔などの配置位置関係あるいは測定電極部の数を検知することによって、どの種別の操作体10が設置されたのかを識別も可能である。
イニシャライズ動作により、制御部8において、センサパネル2に操作体10が設置されたことが認識された後に、操作体10の接触電極部11,12,13,14,15のいずれかに人の指が触れまたは接近すると、センサパネル2の検知出力から、制御部8において、どの接触電極部に指が触れまたは接近しているかを認識することができる。以下では、接触電極部に指が「触れる」の表現は、指が「接近する」ことを含む表現として使用する。
接触電極部11,12,13,14,15のいずれかに指が触れると、指が触れた接触電極部に導通しているいずれかの検知電極部21,22,23,24,25と、センサパネル2の電極との間の静電容量が変化する。相互容量式のセンサパネル2は、複数のX電極3xと複数のY電極3yのいずれかの駆動回路6に接続し、いずれかを検知回路7に接続することで、どの検知電極部との間で静電容量が変化したかを検知できる。制御部8は、前記イニシャライズ動作で、測定電極部41,42,43のX−Y座標上の位置を認識できているので、測定電極部41,42,43の座標位置を基準にして、検知電極部21,22,23,24,25のどの電極部が指に導通したかを検知することができる。
操作体10に設けられた接触電極部11,12,13,14,15のそれぞれに対して、指が触れたか離れているかの2種類の検知出力が得られる。制御部8では、複数の検知電極部21,22,23,24,25のそれぞれの検知出力の変化の組み合わせを検知することで、指を使用した複数種類の操作意思を確認することができ、これに基づいて多様な操作信号を生成することができる。検知電極部の数をN個とすると、センサパネル2では、最多で2のN乗の数の検知出力を得ることができる。検知電極部が5個の場合には、検知出力の組み合わせは32通りである。制御部8では、最多で32通りの数の範囲内で、検知電極部からの検知出力の変化の組み合わせに応じた操作信号や制御信号を生成することができる。
また、操作体10を回転させると、測定電極部41,42,43の位置が変化するため、センサパネル2でこの位置の変化を検知することで、制御部8では、操作体10の回転操作、すなわち回転角度や回転速度を認識することができる。
さらに、図3に示すように支持構造が弾性体で形成された吸着盤などである場合、操作体10をセンサパネル2に向けて押すことで、操作体10の背面10cとセンサパネル2の表面との距離を変化させることができる。センサパネル2では、測定電極部41,42,43とセンサパネル2との距離を静電容量の変化で検知することができる。この検知出力で、操作体10が押されたことを検知でき、制御部8では、押圧操作に基づく操作信号を生成できる。
図4には、右手で操作体10が保持されて操作されている状態が示され、図6には左手で操作体10が保持されて操作されている状態が示されている。左側にステアリングホイールがある車両では、図4は運転者が操作しており、図6では助手席の着席者が操作していることになる。
操作体10は、第1の接触電極部11が設けられている凹部と第5の接触電極部15が設けられている凹部が、他の凹部よりも広く且つ深く形成されている。また、2つの凹部は操作体10の中心に対して左右に対称位置に形成されている。そのため、図4に示すように、操作体10を右手で保持するときに親指が第1の接触電極部11に触れる位置に導かれやすくなっており、このとき、右手の小指は第5の接触電極部15に触れにくくなっている。図6に示すように、左手で操作体10を保持するときには、親指が第5の接触電極部15に触れる位置に導かれやすくなる。このとき左手の小指は第1の接触電極部11に触れにくくなっている。
制御部8では、第1の接触電極部11に指が触れているのを示す検知出力が得られたら、操作体10が右手で操作されていると判別でき、第5の接触電極部15に指が触れているのを示す検知出力が得られたら、操作体10が左手で操作されていると判別できる。
操作装置1が車両のインストルメントパネルに装備されているとき、制御部8は、右手が操作体10に触れていると検知したときは、運転者が操作体10を操作していると認識し、操作体10における指の接触位置に応じて運転者の操作に専用の操作信号が生成される。例えば、クルーズコントロール操作や、運転席前方に位置する速度表示などの表示形態の設定や変更のための操作信号が生成される。制御部8は、左手が操作体10に触れていると検知したときは、助手席の着席者が操作していると認識し、操作体10における指の接触位置に応じて助手席の着席者の操作に専用の操作信号、例えば運転者の操作を禁止することが好ましい操作信号などが生成される。例えば、運転中のカーナビゲーション設定操作などである。
前述のように、図2に示す検知電極部21,22,23,24,25が5個の場合には、5か所の接触電極部11,12,13,14,15のどれに指が触れたかの検知出力の組み合わせは32通りである。ただし、図4と図6に示すように、操作体10は、右手または左手の親指が必ず接触電極部11または15に接触して操作されることを想定しており、しかも小指が接触電極部11または15に接触しにくくなっている。
よって、操作体10において設定される操作の態様は、親指が第1の接触電極部11または第5の接触電極部15に接触していることを前提とし、人指し指、中指、薬指を、第2の接触電極部12、第3の接触電極部13、第4の接触電極部14に選択的に接触させるものとなる。この場合の操作態様は、親指が接触したことを前提として、3か所の接触電極12,13,14に指が触れるか触れないかで場合分けされ、2の3乗である8通りの操作入力が可能である。よって、制御部8では最多で8通りの操作信号を生成できる。さらには、これらの操作信号に、操作体10の回転操作と、操作体10の押圧操作を組み合わせた操作信号を生成することができる。
操作体10を右手で操作することを前提とすると、例えば、制御部8では、停車中に、親指が第1の接触電極部11に触れ、中指が第3の接触電極部13に触れていると認識されているときに、ナビゲーションの設定操作が可能になり、操作体10を回転させることで、ナビゲーション操作のメニュー画面が切替えられる。
また、親指が第1の接触電極部11に触れ、中指が第3の接触電極部13に触れ、薬指が第4の接触電極部14に触れていると認識されているときに、電話での通話モードが設定され、操作体10を回転させることで、通話者を選択できるようになる。
さらに、親指が第1の接触電極部11に触れ、人指し指が第2の接触電極部12に触れ、中指が第3の接触電極部13に触れ、薬指が第4の接触電極部14に触れていると認識されているときに、エアーコンディショニングの調整操作モードが設定され、操作体10を回転させることで、温度調整などが行われる。このように、各接触電極部11,12,13,14,15のどれに指が触れたかの検知出力の組み合わせにより操作対象とするソース(本実施形態では機器や機能、音源などをソースと称す)を選択し、操作体10の回転により当該ソースにおける操作項目を選択あるいは決定することにより、片手で容易に操作することができる。
図5は、操作体10が親指と薬指とで保持されている。親指と薬指のみで操作体10を保持するのは手の操作としては不自然である。したがって、制御部8では、親指が第1の接触電極部11に触れ、薬指が第4の接触電極部14に触れていると認識されているときに、緊急の操作信号が生成される。例えば、親指と薬指を操作体10に触れることで、予め決められた通話相手を電話が自動的に呼び出す動作が行われる。あるいは、車両のハザードランプを点滅させる、などの動作が行われる。
図7に、本発明の第2の実施の形態の操作装置に用いられる操作体110が示されている。
操作体110の操作領域には、人指し指が接触するのを想定した第2の接触電極部112、中指が接触するのを想定した第3の接触電極部113、薬指が接触するのを想定した第4の接触電極部114、および小指が接触するのを想定した第5の接触電極部115が設けられている。さらに、操作領域の図示下方に、手の平が接触することを想定した第6の接触電極部116が設けられている。
操作体110の、センサパネル2に対向する検知領域には、第2の接触電極部112に導通する第2の検知電極部122、第3の接触電極部113に導通する第3の検知電極部123、第4の接触電極部114に導通する第4の検知電極部124、第5の接触電極部115に導通する第5の検知電極部125、および第6の接触電極部116に導通する第6の検知電極部126が設けられている。また、3個の測定電極部141,142,143が設けられている。
操作体110は右手で保持しやすい形状である。また、操作体110を操作するときに、手の平が第6の接触電極部116に当たるので、制御部8では、センサパネル2で第6の検知電極部126の検知出力が変化したことを識別したときに、手で操作体110の操作が開始されたと認識することができる。
また、3個の測定電極部141,142,143を全て第6の接触電極部116に導通させて、手の平を第6の接触電極部116に触れることで、センサパネル2で、3個の測定電極部141,142,143を検知しやすくしてもよい。
さらに、図7に示すように操作体110の操作領域に他の接触電極部150を設けることも可能である。
なお、前記実施の形態では、静電容量式センサとして、相互容量式のセンサパネル2が設けられているが、センサパネル2の代わりに、検知電極部21,22,23,24,25と測定電極部41,42,43のそれぞれに個別に対向する自己容量式の静電容量式センサが設けられていてもよい。
1 操作装置
2 センサパネル
9 支持構造
10 操作体
10b 側面(操作領域)
10c 背面(検知領域)
11,12,13,14,15 接触電極部
21,22,23,24,25 検知電極部
31,32,33,34,35 配線
41,42,43 測定電極部
110 操作体
112,113,114,115,116 接触電極部
122,123,124,125,126 検知電極部
141,142,143 測定電極部

Claims (6)

  1. 指が触れる操作領域ならびに指が触れることのない検知領域を有する操作体と、
    前記操作領域に設けられて指が接触しまたは接近する複数の接触電極部と、前記検知領域に設けられてそれぞれが少なくとも1つの前記接触電極部に導通する複数の検知電極部と、
    前記検知領域に対向して、それぞれの前記検知電極部との間の静電容量の変化を検知出力とする静電容量式センサと、
    複数の前記検知電極部のそれぞれに対して得られる検知出力の組み合わせに応じた操作信号を生成する制御部と、が設けられており、
    前記制御部では、親指と薬指が前記接触電極部に触れまたは接近したときに緊急時の操作信号が生成されることを特徴とする操作装置。
  2. 指が触れる操作領域ならびに指が触れることのない検知領域を有する操作体と、
    前記操作領域に設けられて指が接触しまたは接近する複数の接触電極部と、前記検知領域に設けられてそれぞれが少なくとも1つの前記接触電極部に導通する複数の検知電極部と、
    前記検知領域に対向して、それぞれの前記検知電極部との間の静電容量の変化を検知出力とする静電容量式センサと、
    複数の前記検知電極部のそれぞれに対して得られる検知出力の組み合わせに応じた操作信号を生成する制御部と、が設けられており、
    前記操作体には、前記操作領域の中心を挟んだ位置に一対の識別用の前記接触電極部が設けられており、前記制御部では、一対の識別用の前記接触電極部のどちらに指が触れたかまたは接近したかを検知することで、前記操作領域に対して左手で操作されたか右手で操作されたかが識別されることを特徴とする操作装置。
  3. 前記静電容量センサは、座標位置を検知できるセンサパネルであり、複数の前記検知電極部のうちのどの前記検知電極部の検知出力が変化したかを座標位置として特定できる請求項1または2記載の操作装置。
  4. 前記操作体の前記検知領域に複数の測定電極部が設けられており、前記測定電極部の対向位置を平面座標で特定することで、前記制御部で前記操作体が認識される請求項3記載の操作装置。
  5. 前記操作体の前記検知領域に複数の測定電極部が設けられており、前記測定電極部の対向位置を平面座標で特定することで、前記制御部で前記操作体の回転動作が認識される請求項3記載の操作装置。
  6. 前記検知電極部の数をNとしたときに、前記検知電極部の検知出力の組み合わせは、最多で2のN乗である請求項1ないし5のいずれかに記載の操作装置。
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