JP6646598B2 - 信号転送装置及び信号転送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、信号転送装置及び信号転送方法に関する。
アンテナ部(RRH: Remote Radio Head)と信号処理部(BBU: Base Band Unit)とが分離している無線基地局がある。RRHとBBUとは、光装置及び光ファイバを有する光区間を介して結ばれている。光装置及び光ファイバを有する光区間は、モバイルフロントホール(MFH: Mobile Fronthaul)と呼ばれている。
図7は、モバイルフロントホールを有する無線基地局の構成の例を示す図である。従来においてポイント・ツー・ポイント(Point-to-Point)接続であったモバイルフロントホールの低コスト化を図るために、近年では、モバイルフロントホールをネットワーク化することが検討されている。モバイルフロントホールのネットワークシステムは、例えば、波長分割多重(Wavelength Division Multiplexed: WDM)のネットワークシステム、時分割多重化を用いるTDM−PON(Time Division Multiplexing- Passive Optical Network)のネットワークシステム、レイヤ2スイッチ(Layer-2 Switch: L2SW)を多段に接続したネットワークシステムである(非特許文献1参照)。
信号転送装置であるレイヤ2スイッチを多段に接続したネットワークシステム(以下「L2NW」という)は、他のネットワークシステムと比較して経済性が高いため、注目されている。信号の遅延に関する要求条件が厳しいモバイルフロントホールでは、L2NWを構成した際に、信号の低遅延化が問題となる。
信号の遅延に関する要求条件が厳しいネットワークをL2NWに収容することを目的としたTSN(Time Sensitive Network)の標準化が進められている。TSNの標準化では、モバイルフロントホールも標準化の対象である(非特許文献1参照)。
図8は、帯域が予約された時間スロットの例を示す図である。レイヤ2スイッチでは、フレーム形式の信号の転送を待機させることによって生じる遅延(キューイング遅延)が、伝搬遅延のほかに問題となる。TSNでは、優先的に転送される信号である優先信号(優先フレーム)の転送の遅延を最小化するために、レイヤ2スイッチがTAS(Time Aware Shaper)の機能を使用することが考えられている。
レイヤ2スイッチは、TAS機能を使用する場合、帯域が予約された時間スロットにおいて優先信号のみを転送する。帯域が予約された時間スロットにおいてレイヤ2スイッチが優先信号のみを転送するので、レイヤ2スイッチによるTAS機能の使用は、優先信号の低遅延化に有効である。
図9は、TAS機能を使用するレイヤ2スイッチである信号転送装置の構成の例を示す図である。信号転送装置は、優先信号を転送する優先クラス部と、優先信号の転送のキューイングを制御するためのゲートとを備える。信号転送装置は、優先信号よりも転送の優先度が低い信号(以下「通常信号」という。)を転送する通常クラス部と、通常信号を転送のキューイングを制御するためのゲートとを更に備える。
VLANシェーパ(Virtual Local Area Network Shaper)は、VLAN#0からVLAN#nまでのVLANごとに、信号を光装置から取得する。VLANシェーパによって取得された信号には、信号の転送の優先度(クラス0からクラスnまで)が、VLANごとに割り当てられている。VLANシェーパは、取得された信号に付与されている優先度のクラスを表す情報に基づいて、優先クラス部又は通常クラス部に信号を振り分ける。
タイムスケジューラは、信号転送装置の各ゲートの開放又は閉鎖が予約された時間スロットを表すスケジュールの情報を含むスケジュールリストを、外部データベース等から取得する。タイムスケジューラは、スケジュールに登録されている時間スロットに基づいて、信号転送装置の各ゲートを開放又は閉鎖する。
優先クラス部は、優先信号の転送のキューイングを制御するためのゲートが閉鎖されている場合、キュー(queue)を用いて優先信号の転送を待機させる。優先クラス部は、優先信号の転送のキューイングを制御するためのゲートが開放されている場合、優先信号の転送のキューイングを制御するためのゲートを介して、優先信号をポートシェーパに転送する。
通常クラス部は、通常信号の転送のキューイングを制御するためのゲートが閉鎖されている場合、キューを用いて通常信号の転送を待機させる。通常クラス部は、通常信号の転送のキューイングを制御するためのゲートが開放されている場合、通常信号の転送のキューイングを制御するためのゲートを介して、通常信号をクラススケジューラに転送する。
クラススケジューラは、送信タイミングのスケジューリング処理を通常信号に施す。クラススケジューラは、通常信号の送信タイミングに合わせて、通常信号をポートシェーパに転送する。ポートシェーパは、次段の信号転送装置等に優先信号を転送する。ポートシェーパは、次段の信号転送装置等に通常信号を転送する。
"Time-Sensitive Networks for Fronthaul", IEEE P802.1CM/D0.5, October 15, 2016
しかしながら、従来の信号転送装置は、モバイルフロントホールにおける他の信号転送装置との間で時刻を同期させなければTAS機能を使用することができない、という問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、モバイルフロントホールにおける他の信号転送装置との間で時刻を同期させなくてもTAS機能を使用することが可能である信号転送装置及び信号転送方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、ゲートの開放又は閉鎖の制御に用いられる信号である鍵信号を前段の信号転送装置から取得するゲートクラス部と、次段の信号転送装置に送信される他の鍵信号を生成する鍵信号生成部と、生成された前記他の鍵信号を次段の信号転送装置に送信する鍵信号送信部と、優先的に転送される信号である優先信号を前段の信号転送装置から取得する取得部と、取得された前記鍵信号に基づく時間スロットの開始時刻において前記ゲートを開放し、前記時間スロットの終了時刻において前記ゲートを閉鎖するタイムスケジューラと、開放中の前記ゲートを介して、前記優先信号を次段の信号転送装置に転送する優先クラス部とを備える信号転送装置である。
本発明の一態様は、上記の信号転送装置であって、前記鍵信号送信部は、前記優先信号が次段の信号転送装置に転送される前に、生成された前記他の鍵信号を次段の信号転送装置に送信する。
本発明の一態様は、上記の信号転送装置であって、前記取得部は、前記優先信号よりも転送の優先度が低い信号である通常信号を取得し、前記タイムスケジューラは、送信タイミングが判定される対象の前記優先信号又は前記通常信号の転送の優先度である判定対象優先度と、開放中の前記ゲートを介して転送される前記優先信号又は前記通常信号の転送の優先度である開放中優先度とを比較し、比較結果に基づいて前記優先信号を次段の信号転送装置に転送する。
本発明の一態様は、上記の信号転送装置であって、前記タイムスケジューラは、前記判定対象優先度と前記開放中優先度とが等しい場合、開放中である前記ゲートの開放時間を延長する。
本発明の一態様は、上記の信号転送装置であって、前記タイムスケジューラは、前記判定対象優先度が前記開放中優先度よりも高い場合、前記開放中優先度に対応付けられたゲートを閉鎖し、前記判定対象優先度に対応付けられたゲートを閉鎖した後に、前記開放中優先度に対応付けられたゲートを再度開放する。
本発明の一態様は、上記の信号転送装置であって、前記タイムスケジューラは、前記判定対象優先度が前記開放中優先度よりも低い場合、所定の待機時間の経過後に、前記判定対象優先度に対応付けられたゲートを所定の開放時間だけ開放する。
本発明の一態様は、信号転送装置が実行する信号転送方法であって、信号を転送する信号転送装置が実行する信号転送方法であって、ゲートの開放又は閉鎖の制御に用いられる信号である鍵信号を前段の信号転送装置から取得するステップと、次段の信号転送装置に送信される他の鍵信号を生成するステップと、生成された前記他の鍵信号を次段の信号転送装置に送信するステップと、優先的に転送される信号である優先信号を前段の信号転送装置から取得するステップと、取得された前記鍵信号に基づく時間スロットの開始時刻において前記ゲートを開放し、前記時間スロットの終了時刻において前記ゲートを閉鎖するステップと、開放中の前記ゲートを介して、前記優先信号を次段の信号転送装置に転送するステップとを含む信号転送方法である。
本発明により、モバイルフロントホールにおける他の信号転送装置との間で時刻を同期させなくてもTAS機能を使用することが可能である。
第1実施形態における、無線基地局の構成の例を示す図である。 第1実施形態における、信号転送装置の構成の例を示す図である。 第1実施形態における、スケジュール・ウィンドウの例を示す図である。 第1実施形態における、信号転送装置の動作の第1手順の例を示すフローチャートである。 第1実施形態における、信号転送装置の動作の第2手順の例を示すフローチャートである。 第1実施形態における、信号転送装置の動作の第3手順の例を示すフローチャートである。 モバイルフロントホールを有する無線基地局の構成の例を示す図である。 帯域が予約された時間スロットの例を示す図である。 TAS機能を使用する信号転送装置の構成の例を示す図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、無線基地局1の構成の例を示す図である。無線基地局1は、無線通信を実行する基地局である。無線基地局1は、BBU2及び光装置3と、1台以上の信号転送装置4と、1台以上の光装置5及びRRH6とを、ネットワークシステムとして備える。
BBU2は、信号処理部である。BBU2は、信号の転送の優先度(クラス)を、VLANごとに下り信号に割り当てる。光装置3は、信号の転送の優先度が割り当てられた下り信号に基づく光信号を、信号転送装置4−0に送信する。光装置3は、信号の転送の優先度が割り当てられた上り信号に基づく光信号を、光ファイバを介して信号転送装置4−0から取得する。
信号転送装置4は、光信号を転送する装置である。信号転送装置4は、例えば、レイヤ2スイッチ、レイヤ3スイッチ又はルータである。以下では、信号転送装置4は、一例として、レイヤ2スイッチである。信号転送装置4は、信号の転送の優先度が割り当てられた下り信号に基づく光信号を、次段の信号転送装置4又は光装置5に転送する。
光装置5は、光信号を信号転送装置4から取得する。RRH6は、アンテナ部である。RRH6は、無線通信のスモールセル7を形成する。RRH6は、光装置5によって取得された光信号に基づいて、スモールセル7内の無線端末と無線通信する。
図2は、信号転送装置4の構成の例を示す図である。信号転送装置4は、取得部40−0〜40−N1(N1は、1以上の整数)と、ゲートクラス部41−0〜41−N1と、クラス部42−0−0〜42−N1−N2(N2は、1以上の整数)と、鍵信号生成部43と、鍵信号送信部44と、VLANシェーパ45と、優先クラス部46と、通常クラス部47−0〜47−N3(N3は、1以上の整数)と、タイムスケジューラ48と、ゲート49と、ゲート50−0〜50−N3と、クラススケジューラ51と、ポートシェーパ52とを備える。
以下では、単数のゲートクラス部と複数のクラス部とをまとめて「クラス部群」という。例えば、クラス部群60−0は、1個のゲートクラス部41−0と、(N2+1)個のクラス部42−0−0〜42−0−N2とから構成される。例えば、クラス部群60−N1は、1個のゲートクラス部41−N1と、(N2+1)個のクラス部42−N1−0〜42−N1−N2とから構成される。
なお、優先信号には、優先信号の転送の優先度を表す複数のクラスが割り当てられてもよい。信号転送装置4は、優先信号の転送の優先度の数に応じて、優先クラス部46及びゲート49の組み合わせを並列に備えてもよい。
信号転送装置4の各機能部のうち一部又は全部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、記憶部に記憶されたプログラムを実行することにより実現されてもよいし、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。
信号転送装置4は、記憶部を更に備えてもよい。記憶部は、例えば、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の不揮発性の記録媒体(非一時的な記録媒体)を有する記憶装置である。各記憶部は、信号転送装置4の各機能部に組み込まれていてもよい。
取得部40−n1(n1は、0〜N1のいずれか)は、VLANの識別番号「VLAN#n1」が割り当てられた信号を、前段の信号転送装置4又は光装置3から取得する。VLANの識別番号「VLAN#n1」が割り当てられた優先信号又は通常信号には、信号の転送の優先度(クラス0〜N2)が割り当てられている。以下では、符号iは、優先信号又は通常信号に割り当てられる識別番号である。符号iは、優先信号又は通常信号を転送するゲートに割り当てられる識別番号でもよい。
通常信号には、通常信号の転送の優先度が割り当てられている。通常信号には、優先信号の転送のキューイングを制御するためのゲート49の開放又は閉鎖の制御に用いられる信号である鍵信号が付与されていない。
優先信号には、優先信号の転送の優先度が割り当てられている。優先信号には、鍵信号Skey(i)が付与されている場合がある。例えば、取得部40が、前段の信号転送装置4から優先信号を取得した場合、優先信号には鍵信号Skey(i)が付与されている。例えば、取得部40が、光装置3から優先信号を取得した場合、優先信号には鍵信号Skey(i)が付与されていなくてもよい。
取得部40−n1は、信号の転送の優先度が割り当てられた優先信号及び通常信号を、クラス部群60−n1に転送する。取得部40は、取得された優先信号に鍵信号が付与されているか否かを判定する。取得部40は、取得された優先信号に鍵信号が付与されているか否かを表す情報を、優先信号を転送するクラス部42とVLANシェーパ45とを介して、優先クラス部46に送信する。
取得部40−n1は、転送の優先度「n2」(n2は、0〜N2のいずれか)が割り当てられている優先信号又は通常信号を、クラス部42−n1−n2に転送する。取得部40−n1は、取得された優先信号に鍵信号が付与されている場合、優先信号に付与されている鍵信号Skey(i)を、ゲートクラス部41−n1に転送する。
以下、送信タイミングが判定される対象の優先信号又は通常信号の転送の優先度を「判定対象優先度」という。つまり、判定対象優先度は、送信タイミングが判定される対象の優先信号又は通常信号を転送するゲート(開放予定のゲート)に対応付けられた優先度である。以下、優先信号又は通常信号を取得部40が取得した時刻からゲートを開放する時刻までの待機時間を「指定待機時間」という。以下、優先信号又は通常信号の転送のキューイングを制御するためのゲートを開放してから閉鎖するまでの時間長を「指定開放時間」という。つまり、指定開放時間は、ゲートの開放が予約された時間スロット(以下「スケジュール・ウィンドウ」という。)の時間長である。
ゲートクラス部41は、取得部40が鍵信号Skey(i)を取得した場合、鍵信号Skey(i)を取得部40から取得する。鍵信号Skey(i)は、判定対象優先度Pを表す情報と、指定待機時間Lを表す情報と、指定開放時間Tを表す情報とを含む。ゲートクラス部41−n1は、鍵信号Skey(i)をタイムスケジューラ48に転送する。ゲートクラス部41−n1は、鍵信号Skey(i)を取得部40又はゲートクラス部41が取得した時刻tを表す情報を、タイムスケジューラ48に通知する。
クラス部42−n1−n2は、転送の優先度「n2」が割り当てられている優先信号又は通常信号を、取得部40−n2から取得する。クラス部42−n1−n2は、転送の優先度「n2」が割り当てられている優先信号又は通常信号を、VLANの識別番号「VLAN#n1」に対応付けて、VLANシェーパ45に送信する。
鍵信号生成部43は、次段の信号転送装置4にポートシェーパ52が送信する鍵信号Skey(i)を生成する。鍵信号Skey(i)は、判定対象優先度Pを表す情報と、指定待機時間Lを表す情報と、指定開放時間Tを表す情報とを含む。鍵信号生成部43は、生成された鍵信号Skeyを鍵信号送信部44に送信する。
鍵信号送信部44は、優先信号の送信タイミングに同期したタイミングであって、優先信号の送信タイミングよりも前のタイミングに合わせて、ポートシェーパ52を介して、鍵信号を次段の信号転送装置4に送信する。つまり、鍵信号送信部44は、時間軸上で優先信号の先頭に鍵信号が配置されるように、次段の信号転送装置4に鍵信号を送信する。
VLANシェーパ45は、取得された優先信号を、優先クラス部46に送信する。VLANシェーパ45は、VLANシェーパ45によって取得された通常信号を、通常信号の転送の優先度に応じて、通常クラス部47−0〜47−N3に振り分ける。
優先クラス部46は、優先信号のキューを有する。優先クラス部46は、取得された優先信号に鍵信号が付与されているか否かを表す情報を、取得部40から取得する。優先クラス部46は、取得された優先信号に鍵信号が付与されていない場合、鍵信号生成部43によって生成された鍵信号をポートシェーパ52が次段の信号転送装置4に送信するまで、優先信号のキューを用いて優先信号の転送を待機させる。
優先クラス部46は、優先信号の転送のキューイングを制御するためのゲート49が閉鎖されている場合、優先信号のキューを用いて優先信号の転送を待機させる。優先クラス部46は、ゲート49が開放されている場合、優先信号の転送を待機させることなく、優先信号の送信タイミングに合わせて優先信号を送信する。
通常クラス部47は、通常信号のキューを有する。通常クラス部47−n3(n3は、0〜N3のいずれか)は、通常信号の転送のキューイングを制御するためのゲート50−n3が閉鎖されている場合、通常信号のキューを用いて通常信号の転送を待機させる。通常クラス部47−n3は、ゲート50−n3が開放されている場合、ゲート50−n3を介して、通常信号をクラススケジューラ51に転送する。
タイムスケジューラ48は、鍵信号Skey(i)をゲートクラス部41が取得した時刻tを表す情報を、ゲートクラス部41から取得する。タイムスケジューラ48は、スケジュ―リングリストを保持している。スケジュ―リングリストには、判定対象優先度Pを表す情報と、指定待機時間Lを表す情報と、指定開放時間Tを表す情報とが、ゲート49及びゲート50について、ゲートごとに登録されている。タイムスケジューラ48は、指定待機時間Lを表す情報と、指定開放時間Tを表す情報とを、対応付けられている判定対象優先度Pが高い順に更新する。
タイムスケジューラ48は、いずれのゲートについても開放又は閉鎖のスケジュールがスケジューリングリストに登録されていない場合、タイムスケジューラ48の所定の時刻情報に応じて、全てのゲートを開放する。また、タイムスケジューラ48は、いずれのゲートについても開放又は閉鎖のスケジュールがスケジューリングリストに登録されていない場合、ゲートクラス部41から取得された鍵信号Skey(i)に基づいて、判定対象優先度Pを表す情報と、指定待機時間Lを表す情報と、指定開放時間Tを表す情報とを、スケジューリングリストに登録する。
以下、開放中のゲート49又はゲート50である「ゲート#j」(jは、ゲートの識別番号)を介して転送される優先信号又は通常信号の転送の優先度を「開放中優先度」という。つまり、開放中優先度は、開放中のゲート#jに対応付けられた優先度である。タイムスケジューラ48は、いずれかのゲートについて開放又は閉鎖のスケジュールがスケジューリングリストに登録されている場合、開放中優先度Pを照会する。すなわち、タイムスケジューラ48は、ゲートの開放又は閉鎖の制御が実行中である場合、開放中優先度Pを照会する。
タイムスケジューラ48は、判定対象優先度Pと開放中優先度Pとを比較する。タイムスケジューラ48は、判定対象優先度Pと開放中優先度Pとが等しい場合、開放中であるゲート#jの開放時間を、判定対象優先度Pの優先信号又は通常信号を転送するために延長する。すなわち、タイムスケジューラ48は、判定対象優先度Pと開放中優先度Pとが等しい場合、開放中であるゲート#jの開放時間を延長するスケジュールを、保持しているスケジューリングリストに登録する。ここで、タイムスケジューラ48は、スケジューリングリストに登録されている指定待機時間の合計「ΣL」に、指定待機時間Lを加算する。
タイムスケジューラ48は、判定対象優先度Pと開放中優先度Pとが異なる場合、判定対象優先度Pが開放中優先度Pよりも高いか否かを判定する。判定対象優先度Pが開放中優先度Pよりも高い場合、タイムスケジューラ48は、判定対象優先度Pに対応付けられたゲート#iを優先的に開放する必要があるので、開放中優先度Pに対応付けられたゲート#jを閉鎖する。タイムスケジューラ48は、指定開放時間の途中で閉鎖されたゲート#jの開放時間の残時間を、スケジューリングリストに登録する。
これによって、タイムスケジューラ48は、判定対象優先度Pに対応付けられたゲート#iを閉鎖した後にゲート#jを残時間以上の時間だけ再度開放するので、判定対象優先度Pよりも転送の優先度の低い信号の転送を再開することが可能となる。
タイムスケジューラ48は、判定対象優先度Pが開放中優先度Pよりも低い場合、転送の優先度がより高いゲート#jが開放中であるため、指定待機時間の経過後にゲート#iを指定開放時間だけ開放するスケジュールを、スケジューリングリストに登録する。
なお、タイムスケジューラ48は、スケジューリングリストに登録されている開放待ちゲートのうち、判定対象優先度Pよりも高い優先度が割り当てられているゲートが存在する場合には、判定対象優先度Pより高い優先度が割り当てられているゲートを優先して開放する。
タイムスケジューラ48は、取得された鍵信号に基づくスケジュール・ウィンドウの開始時刻においてゲートを開放する。タイムスケジューラ48は、スケジュール・ウィンドウの終了時刻においてゲートを閉鎖する。タイムスケジューラ48は、更新されたスケジューリングリストに登録されている指定待機時間Lを表す情報と指定開放時間Tと、時刻tとに基づいて、ゲート49及びゲート50の開放又は閉鎖を制御する。指定開放時間Tは、例えば、式(1)によって表される。
=ΣF+ΔT+T …(1)
ここで、ΣFは、転送される優先信号又は通常信号のフレーム長の合計を表す。ΔTは、モバイルフロントホールにおける信号転送装置4の間の相対時間のカウント誤差を表す。Tは、転送処理の遅延の揺らぎを表す。式(1)における(ΔT+T)の値は、ランダムなジッタを吸収するように予め定められた時間長だけ余計に長く定められてもよい。
ゲート49は、優先信号の転送のキューイングを制御するためのゲートである。ゲート49は、タイムスケジューラ48による制御に応じて開放又は閉鎖する。ゲート50は、通常信号の転送のキューイングを制御するためのゲートである。ゲート50は、タイムスケジューラ48による制御に応じて開放又は閉鎖する。
図3は、スケジュール・ウィンドウの例を示す図である。図3では、ゲートクラス部41は、送信タイミングが判定される対象の優先信号71−iの鍵信号70−iを、時刻tに取得した。鍵信号70−iは、判定対象優先度Pを表す情報と、指定待機時間Lを表す情報と、スケジュール・ウィンドウ80−iの時間長である指定開放時間Tを表す情報とを含む。
ゲートクラス部41−n1は、鍵信号70−iをタイムスケジューラ48に転送する。ゲートクラス部41−n1は、時刻tを表す情報を、タイムスケジューラ48に通知する。優先クラス部46は、ゲート49が閉鎖されている場合、指定待機時間L以上の時間だけ、優先信号のキューを用いて優先信号の転送を待機させる。
タイムスケジューラ48は、時刻tを表す情報を、ゲートクラス部41−n1から取得する。タイムスケジューラ48は、時刻tから指定待機時間Lが経過した後、指定開放時間Tだけゲート49を開放する。優先クラス部46は、ゲート49が開放されている場合、優先信号の転送を待機させることなく、優先信号の送信タイミングに合わせて優先信号71−i−0〜71−i−2を送信する。優先クラス部46は、優先信号71−(i+1)及び優先信号71−(i+2)についても、優先信号71−iの送信処理と同様に動作する。
図2に戻り、信号転送装置4の構成の例の説明を続ける。クラススケジューラ51は、送信タイミングのスケジューリング処理を通常信号に施す。クラススケジューラは、通常信号の送信タイミングに合わせて、通常信号をポートシェーパ52に転送する。
ポートシェーパ52は、優先信号に付与された鍵信号Skey(i)を、優先信号の送信タイミングよりも前に、次段の信号転送装置4に送信する。ポートシェーパ52は、優先信号の送信タイミングに合わせて、優先信号を次段の信号転送装置4に送信する。ポートシェーパ52は、通常信号の送信タイミングに合わせて、通常信号を次段の信号転送装置4に送信する。
次に、信号転送装置4の動作の例を説明する。
図4は、信号転送装置4の動作の第1手順の例を示すフローチャートである。VLANシェーパ45は、取得された優先信号を優先クラス部46に送信する(ステップS101)。取得部40は、取得された優先信号に鍵信号が付与されているか否かを判定する(ステップS102)。取得された優先信号に鍵信号が付与されていない場合(ステップS102:NO)、優先クラス部46は、鍵信号生成部43によって鍵信号が生成されるまで、優先信号の転送をキューイングする(ステップS103)。
図5は、信号転送装置4の動作の第2手順の例を示すフローチャートである。取得された優先信号に鍵信号が付与されている場合(ステップS102:YES)、取得部40は、取得された鍵信号を、ゲートクラス部41にVLANごとに転送する(ステップS104)。ゲートクラス部41、鍵信号をタイムスケジューラ48に転送する(ステップS105)。タイムスケジューラ48は、外部データベース等から取得されたスケジューリングリストを参照する(ステップS106)。
タイムスケジューラ48は、スケジューリングリストにスケジュールが登録されているか否かを判定する(ステップS107)。スケジューリングリストにスケジュールが登録されていない場合(ステップS107:NO)、タイムスケジューラ48は、取得された鍵信号の指定待機時間及び指定開放時間に基づいて、指定待機時間の経過後にゲート49を指定開放時間だけゲート49を開放するスケジュールを、スケジューリングリストに登録する(ステップS108)。
鍵信号生成部43は、次段の信号転送装置4に送信される鍵信号を生成する(ステップS109)。鍵信号送信部44は、優先信号の送信タイミングに同期したタイミングであって、優先信号の送信タイミングよりも前のタイミングに合わせて、ポートシェーパ52を介して、鍵信号を次段の信号転送装置4に送信する(ステップS110)。優先クラス部46は、開放されているゲート49及びポートシェーパ52を介して、優先信号の送信タイミングに合わせて、優先信号を次段の信号転送装置4に送信する(ステップS111)。
図6は、信号転送装置4の動作の第3手順の例を示すフローチャートである。タイムスケジューラ48は、判定対象優先度Pと開放中優先度Pとを比較する(ステップS112)。判定対象優先度Pと開放中優先度Pとが等しい場合(ステップS112:YES)、タイムスケジューラ48は、開放中のゲート49の開放時間を延長するスケジュールを、外部データベース等から取得されたスケジューリングリストに登録する(ステップS113)。
判定対象優先度Pと開放中優先度Pとが異なる場合(ステップS112:NO)、タイムスケジューラ48は、判定対象優先度Pが開放中優先度Pよりも高いか否かを判定する(ステップS114)。判定対象優先度Pが開放中優先度Pよりも高い場合(ステップS114:YES)、タイムスケジューラ48は、開放中のゲート50を閉鎖する。タイムスケジューラ48は、取得された鍵信号の指定待機時間の経過後に、判定対象優先度Pに対応するゲート49を指定開放時間だけ開放する(ステップS115)。
タイムスケジューラ48は、指定開放時間の途中で閉鎖されたゲート50の開放時間の残時間を、スケジューリングリストに登録する(ステップS116)。判定対象優先度Pが開放中優先度Pよりも低い場合(ステップS114:NO)、タイムスケジューラ48は、取得された鍵信号の指定待機時間の経過後にゲート49を指定開放時間だけ開放するスケジュールを、スケジューリングリストに登録する(ステップS117)。
以上のように、第1実施形態の信号転送装置4は、ゲートクラス部41と、鍵信号生成部43と、鍵信号送信部44と、取得部40と、タイムスケジューラ48と、優先クラス部46とを備える。ゲートクラス部41は、ゲート49の開放又は閉鎖の制御に用いられる信号である鍵信号を前段の信号転送装置4から取得する。鍵信号生成部43は、次段の信号転送装置4に送信される他の鍵信号を生成する。鍵信号送信部44は、生成された他の鍵信号を次段の信号転送装置4に送信する。取得部40は、優先的に転送される信号である優先信号を前段の信号転送装置4から取得する。タイムスケジューラ48は、取得された鍵信号に基づくスケジュール・ウィンドウの開始時刻においてゲートを開放する。タイムスケジューラ48は、スケジュール・ウィンドウの終了時刻においてゲートを閉鎖する。優先クラス部46は、開放中のゲート49を介して、優先信号を次段の信号転送装置4に転送する。つまり、第1実施形態の信号転送装置4は、鍵信号に基づいてゲート49を開放又は閉鎖する。これによって、第1実施形態の信号転送装置4は、モバイルフロントホールにおける他の信号転送装置4との間で時刻を同期させなくてもTAS機能を使用することが可能となる。
従来では、信号転送装置がTAS機能を使用する場合、信号転送装置のタイムスケジューラが指定する時刻は、モバイルフロントホールの信号転送装置の間で同期している必要があった。モバイルフロントホールの信号転送装置の間で時刻が同期していない場合には、信号転送装置4は、従来のスケジュール・ウィンドウでは通常信号を信号転送装置4が転送できないので、付加的な遅延を通常信号に与えてしまう場合があった。
無線基地局1のモバイルフロントホールに配置された信号転送装置4の時刻情報は、無線基地局1のモバイルフロントホールの他の信号転送装置の時刻情報と同期していなくてもよい。無線基地局1は、汎用性の高いレイヤ2スイッチ等である信号転送装置4を用いて、信号の低遅延化を実現することができる。無線基地局1は、モバイルフロントホールの利用効率を高くすることができる。
タイムスケジューラ48は、判定対象優先度と開放中優先度とを比較し、比較結果に基づいて優先信号を次段の信号転送装置4に転送する。例えば、タイムスケジューラ48は、判定対象優先度と開放中優先度とが等しい場合、開放中であるゲートの開放時間を延長する。例えば、タイムスケジューラ48は、判定対象優先度が開放中優先度よりも高い場合、開放中優先度に対応付けられたゲートを閉鎖し、判定対象優先度に対応付けられたゲート#iを閉鎖した後に、開放中優先度に対応付けられたゲート#jを再度開放する。例えば、タイムスケジューラ48は、判定対象優先度が開放中優先度よりも低い場合、指定待機時間の経過後に、判定対象優先度に対応付けられたゲート#iを指定開放時間だけ開放する。
(第2実施形態)
第2実施形態では、優先クラス部46が優先信号の転送をキューイングした場合に優先信号を所定時間内にゲート49に転送する点が、第1実施形態と相違する。第2実施形態では、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
ゲートを開放する予定の時刻からゲートを開放する実際の時刻までの時間長が所定の時間長でない場合には、スケジュール・ウィンドウにおいて転送されるべき優先信号が転送されない場合がある。通常信号と優先信号とが混在している場合には、第1実施形態の信号転送装置4は、優先信号にキューイング遅延を与えてしまう場合がある。
第2実施形態では、優先クラス部46は、優先信号の転送をキューイングした場合、優先信号の転送をキューイングしたことを表す情報を、タイムスケジューラ48に送信する。タイムスケジューラ48は、優先クラスのゲート49が閉鎖されている状態で優先信号のキューイング遅延が発生している場合、優先クラスのゲート49を開放する。優先クラス部46は、転送がキューイングされている優先信号を、所定時間内にゲート49に転送する。
タイムスケジューラ48は、取得部40によって次に取得された優先信号に付与されている鍵信号の指定開放期間を、予め定められた時間だけ延長する。つまり、タイムスケジューラ48は、取得部40によって次に取得された優先信号の送信タイミングを、予め定められた時間だけ遅らせる。
以上のように、第2実施形態のタイムスケジューラ48は、優先クラスのゲート49が閉鎖されている状態で優先信号のキューイング遅延が発生している場合、優先クラスのゲート49を開放する。優先クラス部46は、転送がキューイングされている優先信号を、所定時間内にゲート49に転送する。これによって、第2実施形態の信号転送装置4は、ゲートを開放する予定の時刻からゲートを開放する実際の時刻までの時間スロットの長さが所定の時間長でない場合、モバイルフロントホールにおける他の信号転送装置4との間で時刻を同期させなくてもTAS機能を使用することが可能となる。
上述した実施形態におけるレイヤ2スイッチ等である信号転送装置の少なくとも一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、モバイルフロントホールにおけるレイヤ2スイッチ等である信号転送装置に適用可能である。
1…無線基地局、2…BBU、3…光装置、4…信号転送装置、5…光装置、6…RRH、7…スモールセル、40…取得部、41…ゲートクラス部、42…クラス部、43…鍵信号生成部、44…鍵信号送信部、45…VLANシェーパ、46…優先クラス部、47…通常クラス部、48…タイムスケジューラ、49…ゲート、50…ゲート、51…クラススケジューラ、52…ポートシェーパ、60…クラス部群、70…鍵信号、71…優先信号、80…スケジュール・ウィンドウ

Claims (7)

  1. 優先的に転送される信号である優先信号の転送のキューイングを制御する第1のゲートと、
    前記優先信号よりも転送の優先度が低い信号である通常信号の転送のキューイングを制御する、前記通常信号の優先度ごとに設けられた1以上の第2のゲートと、
    前記第1のゲートの開放又は閉鎖の制御に用いられる信号である鍵信号を前段の信号転送装置から取得するゲートクラス部と、
    次段の信号転送装置に送信される他の鍵信号を生成する鍵信号生成部と、
    生成された前記他の鍵信号を次段の信号転送装置に送信する鍵信号送信部と、
    前記優先信号及び前記通常信号を前段の信号転送装置から取得する取得部と、
    前記第1及び第2のゲートごとに、判定対象優先度を表す情報と指定待機時間を表す情報と指定開放時間を表す情報とが登録されているスケジューリングリストを保持し、前記スケジューリングリストに登録された情報に従って、前記第1及び第2のゲート開放又は閉鎖を行うタイムスケジューラと、
    開放中の前記第1のゲートを介して、前記優先信号を次段の信号転送装置に転送する優先クラス部と
    開放中の前記第2のゲートを介して、前記通常信号を次段の信号転送装置に転送する、前記通常信号の優先度ごとに設けられた1以上の通常クラス部と
    を備え
    前記タイムスケジューラは、
    取得された前記鍵信号に基づく時間スロットの開始時刻において前記第1のゲートを開放し、前記時間スロットの終了時刻において前記第1のゲートを閉鎖し、
    前記スケジューリングリストに登録されている開放待ちの前記第1又は第2のゲートに割り当てられている優先度が、送信タイミングが判定される対象の信号の転送の優先度である判定対象優先度より高い場合には、当該高い優先度が割り当てられているゲートを優先して開放するスケジュールを前記スケジューリングリストに登録する、信号転送装置。
  2. 前記鍵信号送信部は、前記優先信号が次段の信号転送装置に転送される前に、生成された前記他の鍵信号を次段の信号転送装置に送信する、請求項1に記載の信号転送装置。
  3. 記タイムスケジューラは、前記判定対象優先度と、開放中の前記第1又は第2のゲートを介して転送される前記優先信号又は前記通常信号の転送の優先度である開放中優先度とを比較し、比較結果に基づいて前記第1及び第2のゲートの開放又は閉鎖を行う、請求項1又は請求項2に記載の信号転送装置。
  4. 前記タイムスケジューラは、前記判定対象優先度と前記開放中優先度とが等しい場合、前記開放中優先度に対応付けられたゲートの開放時間を延長する、請求項3に記載の信号転送装置。
  5. 前記タイムスケジューラは、前記判定対象優先度が前記開放中優先度よりも高い場合、前記開放中優先度に対応付けられたゲートを閉鎖し、前記判定対象優先度に対応付けられたゲートを開放及び閉鎖した後に、前記開放中優先度に対応付けられたゲートを再度開放する、請求項3に記載の信号転送装置。
  6. 前記タイムスケジューラは、前記判定対象優先度が前記開放中優先度よりも低い場合、前記開放中優先度に対応付けられたゲートを閉鎖した後に、前記判定対象優先度に対応付けられたゲートを開放する、請求項3に記載の信号転送装置。
  7. 優先的に転送される信号である優先信号の転送のキューイングを制御する第1のゲートと、前記優先信号よりも転送の優先度が低い信号である通常信号の転送のキューイングを制御する、前記通常信号の優先度ごとに設けられた1以上の第2のゲートとを備え、前記優先信号及び前記通常信号を転送する信号転送装置が実行する信号転送方法であって、
    前記第1のゲートの開放又は閉鎖の制御に用いられる信号である鍵信号を前段の信号転送装置から取得する第1のステップと、
    次段の信号転送装置に送信される他の鍵信号を生成する第2のステップと、
    生成された前記他の鍵信号を次段の信号転送装置に送信する第3のステップと、
    前記優先信号及び前記通常信号を前段の信号転送装置から取得する第4のステップと、
    スケジューリングリストに登録された、前記第1及び第2のゲートごとの、判定対象優先度を表す情報と指定待機時間を表す情報と指定開放時間を表す情報とに従って、前記第1及び第2のゲート開放又は閉鎖を行う第5のステップと、
    開放中の前記第1のゲートを介して、前記優先信号を次段の信号転送装置に転送する第6のステップと、
    開放中の前記第2のゲートを介して、前記通常信号を次段の信号転送装置に転送する第7のステップと
    を含み、
    前記第5のステップでは、
    取得された前記鍵信号に基づく時間スロットの開始時刻において前記第1のゲートを開放し、前記時間スロットの終了時刻において前記第1のゲートを閉鎖し、
    前記スケジューリングリストに登録されている開放待ちの前記第1又は第2のゲートに割り当てられている優先度が、送信タイミングが判定される対象の信号の転送の優先度である判定対象優先度より高い場合には、当該高い優先度が割り当てられているゲートを優先して開放するスケジュールを前記スケジューリングリストに登録する、信号転送方法。
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