JP6645701B2 - 被災場所特定システム - Google Patents

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この発明は、複数のカメラ装置で撮影された映像により災害発生場所の位置を特定する被災場所特定システムに関するものである。
従来、災害が発生した際に、現場からの映像を送信して表示する映像表示システムは、その災害発生現場の状況を把握するために必要欠くべからざるものとなっている。そのために、国や地方自治体、民間企業では、地域内の複数の場所にカメラ装置を設置し、災害発生時にはその映像を防災拠点等で参照することによって、災害発生場所を特定し、救助、救援活動に役立てている。
救助、救援活動を立案するためには、「どこでどれだけの被害が発生しているか」を早急に特定する必要があるが、カメラ装置から送られている映像からのみでは、「どこで」を特定することは非常に困難である。
すなわち、1つのカメラ装置で認識できることは、「ある場所から見て一定の方向で煙が上がっている、建物が倒れている」といった漠然とした情報でしかない。この「どこで」を具体的に特定するための技術、特に、映像上にその地域に関する情報を重畳する技術が求められている。そのような技術として、ビルなどの高所に設置した2台の赤外線カメラの映像を用いて、火災発生場所を特定するための方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一般的に、2台のカメラ装置から同一の対象物を撮影した場合、そのカメラ装置の位置座標や撮影方向が分かれば、その対象物の位置を算出することは可能であり、特許文献1に記載の技術は、その考え方を応用したものである。
特開平9−167287号公報
しかしながら、特許文献1に記載の都市防災用監視装置では、2台のカメラ装置により見通すことができる被災地のみ、その位置の特定が可能であるため、高層ビル等により固定カメラ装置の死角となるような場所に発生した災害等については識別が不可能である。従って、自治体防災システムのように、対象地域が広範囲にわたる場合は、十分な見通しを得るために多くのカメラを設置せねばならないという課題がある。しかも、同一エリアを監視するカメラを常に2台設置しなければならず、高コストであるという課題があった。
また、2台のカメラのセットを複数設置したとしても監視しきれない盲点が多数存在し、監視領域のカバー率が上がれば上がるほど、カバー率の伸びは鈍化するという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、地上のビル等に設置した固定カメラ装置と、移動体に搭載した移動カメラ装置とを併用することにより、災害発生場所を迅速に、漏れなく特定できる被災場所特定システムを提供することを目的とする。
この発明に係る、被災場所特定システムは、
少なくとも1台の移動体に搭載された移動カメラ装置と、
前記移動体の位置情報、進路情報を有する移動体情報を取得する移動体情報取得装置と、
前記移動カメラ装置で撮影した映像及び、前記移動体情報を送信する無線送信装置と、
前記映像及び、前記移動体情報を受信する無線受信装置と、
少なくとも1台の、特定の位置に設置された固定カメラ装置と、
前記固定カメラ装置の方位角、画角を制御するカメラ制御装置と、
前記固定カメラ装置からの映像を受信する映像受信装置と、
前記移動カメラ装置及び、前記固定カメラ装置からの前記映像を表示するモニタと、
前記モニタの画面に映し出された前記固定カメラ装置からの映像上の被災場所を特定するポインタと、
前記被災場所の位置を特定する被災場所特定装置とを備え、
前記被災場所特定装置は、
前記固定カメラ装置の位置、及び、前記カメラ制御装置から得た前記固定カメラ装置の方位角、画角、及び、前記固定カメラ装置で撮影された前記被災場所の、前記画面上における位置、及び、前記モニタの水平方向の画素数から、前記固定カメラ装置から見た前記被災場所の第一方位角を算出する第一被災場所方位角算出手段と、
前記移動体の前記位置情報から前記移動カメラ装置から見た前記被災場所の第二方位角を算出する第二被災場所方位角算出手段と、
前記固定カメラ装置の位置、前記第一方位角、前記移動カメラ装置の位置、前記第二方位角から、前記被災場所の位置を特定する被災位置算出手段とを備え
前記移動体情報は、前記移動カメラ装置のパン角情報を有し、
前記第二被災場所方位角算出手段は、前記移動体の進路の方位角に前記移動カメラ装置の光軸の前記進路に対するパン角を加えて前記第二方位角を算出する
ものである。
この発明に係る被災場所特定システムは、上記のように構成されたものなので、災害時において、1つの固定カメラ装置でしか被災位置を見通せない場合であっても、移動体に搭載した移動カメラ装置を用いることにより、被災場所の位置を速やかに特定できる。
この発明の実施の形態1に係る被災場所特定システムのシステム構成図である。 この発明の実施の形態1に係る移動体情報の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る被災場所特定装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る固定カメラ装置と被災場所との位置関係を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る移動体の移動カメラ装置と被災場所との位置関係を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る2つのカメラ装置の直交座標上での位置関係を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る被災場所特定システムのシステム構成図である。 この発明の実施の形態2にかかる被災場所特定装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る、被災場所特定システムの運用例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る要移動体対応データベースの構成を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る被災場所特定システムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る被災場所特定装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る撮影可能地域データベースの構成を示す図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係る被災場所特定システムを図に基づいて説明する。
図1は、被災場所特定システム100のシステム構成図である。
被災場所特定システム100は、固定側の設備として、固定カメラ装置1a、1bと、カメラ制御装置2a、2bと、映像受信装置3a、3bと、モニタ4a、4bと、カメラ操作卓5a、5bとを備える。
操作者は、ビル屋上等に設置され近隣の状況を撮影する固定カメラ装置1a、1bの旋回(方位角)、ズーム(画角)等の操作をカメラ操作卓5a、5bから、カメラ制御装置2a、2bを操作することによっておこなう。固定カメラ装置1a、1bによって撮影された映像は、映像受信装置3a、3bによって受信され、モニタ4a、4bに映し出される。モニタ4a、4b等、それぞれの設備について、2つずつ配置しているが、最低1つずつ有ればよい。
次に、移動体6側の設備を説明する。
図2は、移動体情報65の構成を示す図である。
被災場所特定システム100は、移動体6側の設備として、移動体6と、移動体6に搭載された移動カメラ装置10と、移動体6の位置情報等からなる移動体情報65を取得する移動体情報取得装置61と、移動カメラ装置10で撮影した映像及び、移動体情報取得装置61で取得した移動体情報65を、合わせて地上に送信するための無線送信装置62とを備える。
無線送信装置62から配信された映像等は、地上側の設備である無線受信装置7により受信される。無線受信装置7は、映像と移動体情報65を分離する。映像は、モニタ104に表示され、移動体情報65は、被災場所特定装置9に渡される。
ポインタ8は、モニタ4a、4b、104と接続されている。モニタ4a、4b、104の画面上に映し出された映像の中から、操作者が、被災場所と考える場所に触れる等することにより、被災場所の画面上の位置を特定するために用いられる。そして、被災場所特定装置9は、ポインタ8から得た画面上の位置座標と、カメラ制御装置2a、2bから得たカメラ制御情報と、無線受信装置7から得た移動体情報65とを元にして、操作者がモニタ4a、4b、104の画面上で指定した被災場所の具体的な位置を特定するために用いられる。
図3は、被災場所特定システム100の被災場所特定装置9の構成を示す図である。
図4は、固定カメラ装置1aと被災場所Hとの位置関係を示す図である。
図4に示す方位角Aは、固定カメラ装置1aが向いている方向の方位角を示す。
角度Bは、固定カメラ装置1aの水平画角(Field of VIEW)の半分を示す。被災場所特定装置9は、カメラ角度情報として、この方位角Aと角度Bを使用する。
次に、図3に示す被災場所特定装置9の第一被災場所方位角算出手段91について固定カメラ装置1aとモニタ4aを用いて説明する。
第一被災場所方位角算出手段91は、被災場所Hを撮影中の固定カメラ装置1aの光軸が向かう方位角Aと、モニタ4aに映し出された映像中の被災場所H等から、固定カメラ装置1aから見た被災場所Hの第一方位角P1を算出する手段である。
いま、モニタ4aには、図4の破線で示す線分Mで示す画角の範囲の映像が映っている。このときの固定カメラ装置1aの画角は、2B度である。ここでモニタ4aの画面水平方向の画素数を2Wとする。操作者は、ポインタ8を用いてモニタ4aに映し出された被災場所Hの位置をモニタ4aの画面上で特定する。特定したモニタ4aの画面上の位置の水平成分を、画面中心から測った長さ(単位は画素)をXとする。このとき、図4の固定カメラ装置1aの中心位置と線分Mまでの長さLは、L=W/tan(B)で表される。さらに、固定カメラ装置1aの光軸が向かう方位角Aと被災場所Hの第一方位角P1との方位差C=tan^(−1)(X/L)となる。従って固定カメラ装置1aから見た被災場所Hの第一方位角P1は、A+C度となる。
次に、図3に示す第二被災場所方位角算出手段92について説明する。
図5は、移動体6の移動カメラ装置10と被災場所Hとの位置関係を示す図である。
移動体6から送られる図2に示す移動体情報65は、移動体緯度65aと、移動体経度65bと、移動体進路65cと、移動カメラ装置10のパン角65dと、画角65eを有する。第二被災場所方位角算出手段92は、移動体6に搭載する移動カメラ装置10から見た被災場所Hへの第二方位角P2を算出する手段である。移動カメラ装置10が、移動体6に進行方向に対してパン角65d(E)方向を向き、モニタ104の画面中央に被災場所Hを特定しているものとすると、第二方位角P2=移動体進路65c(D)+カメラのパン角65d(E)となる。
次に、図3の被災位置算出手段93について説明する。第一被災場所方位角算出手段91と第二被災場所方位角算出手段92による出力、すなわち、固定カメラ装置1a、移動カメラ装置10から見た被災場所Hの方位角は、それぞれ第一方位角P1および第二方位角P2である。
図6は、2つのカメラ装置1a、10の直交座標上での位置関係を示す図である。
例えば、固定カメラ装置1aの緯度経度を(LON1a,LAT1a)とし、それを平面直角座標に変換した座標を(X1a,Y1a)とすると、固定カメラ装置1aの撮影方向は、ここを中心とした第一方位角P1のベクトルで表される。これを2次元の直交座標の方程式に変換すると、
sinP1・X+cosP1・Y=sinP1・X1a+cosP1・Y1a
同様に、移動カメラ装置10の撮影方向は、その緯度経度を(LON10,LAT10)とし、それを平面直角座標に変換した座標を(X10,Y10)とすると、
sinP2・X+cosP2・Y=sinP2・X10+cosP2・Y10
となる。
この連立方程式の解(X,Y)が、求めようとしている被災場所Hの座標であり、それを元に被災場所Hの緯度経度座標を求めることができる。
これまでの説明では、移動体6に搭載した移動カメラ装置10は、モニタ104の画面中央に被災場所Hを特定しているものとして説明したが、移動体6の移動カメラ装置10についても、固定カメラ装置1aと同様に、ポインタ8を用いて、モニタ104の画面上から被災場所Hをまず特定し、被災位置算出手段93によって具体的な被災場所Hの緯度、経度を特定してもよい。
また、移動カメラ装置10自身に地磁気センサを搭載し、移動カメラ装置10の光軸の方位角を直接取得してもよい。
この発明の実施の形態1に係る被災場所特定システム100によれば、災害時において、1つの固定カメラ装置1aでしか被災位置を見通せない場合であっても、移動体6に搭載した移動カメラ装置10を用いることにより、被災場所Hの位置を速やかに特定できる。移動体6としては、自動車、船舶、ヘリコプタ、航空機、ドローンなど、有人、無人を問わず利用できる。また、移動カメラ装置10を搭載した移動体6を2つ用いても良い。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2に係る被災場所特定システム200を実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図7は、被災場所特定システム200のシステム構成図である。
図8は、被災場所特定装置209の構成を示す図である。
図9は、被災場所特定システム200の運用例を示す図である。
図10は、1台の固定カメラ装置でしか見通しできない地域をデータベース化した要移動体対応データベース209dの構成を示す図である。
地域に高層ビル等がある場合、固定カメラ装置1a、1bでは見通しが効かない地域が発生する場合がある。例えば、固定カメラ装置1aからでは地域202を撮影することができず、また固定カメラ装置1bからでは地域201を撮影することができないとする。その場合、地域202を移動カメラ装置10で撮影している時には、必ず固定カメラ装置1bを動作させて地域202を撮影する必要がある。また、地域201を移動カメラ装置10で撮影している時は、逆に固定カメラ装置1aを動作させる必要がある。このように、固定カメラ装置1a又は固定カメラ装置1bのいずれかでは撮影できるが、両方のカメラで撮影できない地域の場合、移動体6による撮影が期待される。
マルチ入力モニタ204は、複数カメラからの映像を入力できるモニタである。被災場所特定装置209から制御して、マルチ入力モニタ204に表示する入力映像を切り替えることができる。カメラ操作卓205は、複数のカメラ制御装置2a、2bを操作可能であり、被災場所特定装置209から制御するカメラ制御装置2a、2bを指定することができる。被災場所特定装置209には、1台の固定カメラでしか見通しできない地域をレコード化した要移動体対応データベース209dと移動体対応検索手段294とを備えている。要移動体対応データベース209dの1つのレコードには、複数の地点1〜Nの緯度経度を登録できる。そして、これらの地点1〜Nに囲まれた部分が、固定カメラ装置1a〜1Nの内のいずれか1台のみで撮影できる地域である。
被災場所特定装置209は、以下のような処理で、固定カメラ装置1a〜1Nの内、1台だけしか見通せない地域を、当該地域、又はその近くを移動中の移動体6に搭載の移動カメラ装置10で捉えて被災場所Hの位置を特定する機能を実現する。
まず、被災場所特定装置209は、無線受信装置7からの移動体6の移動体情報65を受信する。次に、移動体対応検索手段294は、移動体情報65の中の移動体緯度65a、移動体経度65bの情報をキーとして、その周辺(例えば数キロメートル内の範囲)に存在する1台の固定カメラ装置1a〜1Nでのみ撮影可能な地域を要移動体対応データベース209dを用いて検索する。該当領域が存在する場合は、移動体対応検索手段294は、その地域を撮影できる固定カメラ装置のカメラIDを取得し、マルチ入力モニタ204、カメラ操作卓205等にそのカメラIDを送り、その固定カメラからの映像をマルチ入力モニタ204に表示する。その後、実施の形態1と同様に被災場所の第一方位角P1を取得する。移動体6は、当該地域を撮影できる位置に移動し、移動カメラ装置10にて撮影する。この映像等を元に、実施の形態1と同様に第二方位角P2を取得し、被災場所Hの位置を特定する。
この発明の実施の形態2に係る被災場所特定システム200によれば、平時において、1つの固定カメラでしか見通せない地域の位置データを要移動体対応データベース209dとして蓄積し、災害時において、移動体6が移動中の地域が、要移動体対応データベース209dに登録されている地域に含まれるか、近隣に要移動体対応データベース209dに登録されている地域が存在する場合に、当該地域内の被災地を移動カメラで撮影し、移動体情報65と共に送信することにより、1つの固定カメラ装置1aでしか被災場所Hを見通せない場合であっても、被災場所Hの位置を速やかに特定できる。
実施の形態3.
以下、本発明の実施の形態3に係る被災場所特定システムを実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
固定カメラ装置1aや移動カメラ装置10などで撮影した映像内には、一度に複数の被災場所が撮影される場合がある。これを一つの画面内で連続して指定すると、より迅速に被災場所を特定することができる。この場合、被災場所特定装置9に以下の処理を追加する。
例えば、モニタ4aで確認したN箇所の被災場所を、ポインタ8を用いて連続でN回指定する。この情報は被災場所特定装置9に送られる。次に、モニタ104で確認している同じ被災場所を、ポインタ8を用いて連続してN回指定する。この情報も被災場所特定装置9に送られる。
被災場所特定装置9では、それぞれ、N番目に指定された画面上での位置をセットとして、N箇所の被災場所の具体的な場所を特定する。
実施の形態4.
以下、本発明の実施の形態4に係る被災場所特定システムを実施の形態2と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態2では、固定カメラ装置1a〜1Nの内のいずれか1台のみで撮影できる地域についての位置情報である要移動体対応データベース209dを用いて、移動体6を併用しなければ被災場所Hの位置を特定できない場合についての応用を説明した。
本実施の形態では、予め、各カメラ撮影できる位置をデータベース化して、専ら、固定カメラ装置と移動カメラ装置とを併用する場合について説明する。
図11は、被災場所特定システム400のシステム構成図である。
図12は、被災場所特定装置409の構成を示す図である。
図13は、各固定カメラ装置で撮影可能な地域をデータベース化した撮影可能地域データベース409dの構成を示す図である。
被災場所特定装置409には、各固定カメラで見通しできる地域をレコード化した撮影可能地域データベース409dと、撮影可能地域判定手段495とを備えている。撮影可能地域データベース409dの1つのレコードには、複数の地点1〜Nの緯度経度を登録できる。そして、これらの地点1〜Nに囲まれた部分が、固定カメラ装置1a〜1Nで撮影できる地域である。
被災場所特定装置409は、以下のような処理で被災場所Hの位置を特定する機能を実現する。
まず、被災場所特定装置409は、無線受信装置7からの移動体6の移動体情報65を受信する。次に、撮影可能地域判定手段495は、移動体情報65の中の移動体緯度65a、移動体経度65bの情報をキーとして、その位置がいずれかの固定カメラ装置1a〜1Nにより撮影可能な地域であるかを撮影可能地域データベース409dを用いて判定する。移動体6の存在する位置の緯度経度を範囲内に含む固定カメラ装置1a〜1Nが存在する場合は、撮影可能地域判定手段495は、その領域を撮影できる固定カメラ装置のカメラIDを取得する。マルチ入力モニタ204、カメラ操作卓205等にそのカメラIDを送り、その固定カメラからの映像をマルチ入力モニタ204に表示し、そこから実施の形態1と同様に被災場所の第一方位角P1を取得する。移動カメラ装置10からの第二方位角P2も同様に取得し、被災位置算出手段93により被災場所Hの位置を特定する。
この発明の実施の形態2に係る被災場所特定システム400によれば、移動体6の移動ルートに沿って、固定カメラを併用しながら被災場所を特定できるので、移動体6を計画的に走行、飛行させることにより、迅速に漏れなく被災場所の位置を特定できる。
尚、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
100,200 被災場所特定システム、1a,1b 固定カメラ装置、
2a,2b カメラ制御装置、10 移動カメラ装置、3a,3b 映像受信装置、
4a,4b,104 モニタ、204 マルチ入力モニタ、
5a,5b,205 カメラ操作卓、6 移動体、61 移動体情報取得装置、
62 無線送信装置、65 移動体情報、65a 移動体緯度、65b 移動体経度、
65c 移動体進路、65d パン角、7 無線受信装置、8 ポインタ、
9,209,409 被災場所特定装置、209d 要移動体対応データベース、
409d 撮影可能地域データベース、91 第一被災場所方位角算出手段、
92 第二被災場所方位角算出手段、93 被災位置算出手段、
294 移動体対応検索手段、495 撮影可能地域判定手段、A 方位角、
P1 第一方位角、P2 第二方位角、B 角度、C 方位差、H 被災場所、
M 線分、201,202 地域。

Claims (5)

  1. 少なくとも1台の移動体に搭載された移動カメラ装置と、
    前記移動体の位置情報、進路情報を有する移動体情報を取得する移動体情報取得装置と、
    前記移動カメラ装置で撮影した映像及び、前記移動体情報を送信する無線送信装置と、
    前記映像及び、前記移動体情報を受信する無線受信装置と、
    少なくとも1台の、特定の位置に設置された固定カメラ装置と、
    前記固定カメラ装置の方位角、画角を制御するカメラ制御装置と、
    前記固定カメラ装置からの映像を受信する映像受信装置と、
    前記移動カメラ装置及び、前記固定カメラ装置からの前記映像を表示するモニタと、
    前記モニタの画面に映し出された前記固定カメラ装置からの映像上の被災場所を特定するポインタと、
    前記被災場所の位置を特定する被災場所特定装置とを備え、
    前記被災場所特定装置は、
    前記固定カメラ装置の位置、及び、前記カメラ制御装置から得た前記固定カメラ装置の方位角、画角、及び、前記固定カメラ装置で撮影された前記被災場所の、前記画面上における位置、及び、前記モニタの水平方向の画素数から、前記固定カメラ装置から見た前記被災場所の第一方位角を算出する第一被災場所方位角算出手段と、
    前記移動体の前記位置情報から前記移動カメラ装置から見た前記被災場所の第二方位角を算出する第二被災場所方位角算出手段と、
    前記固定カメラ装置の位置、前記第一方位角、前記移動カメラ装置の位置、前記第二方位角から、前記被災場所の位置を特定する被災位置算出手段とを備え
    前記移動体情報は、前記移動カメラ装置のパン角情報を有し、
    前記第二被災場所方位角算出手段は、前記移動体の進路の方位角に前記移動カメラ装置の光軸の前記進路に対するパン角を加えて前記第二方位角を算出する被災場所特定システム。
  2. 前記移動体情報は、前記移動カメラ装置の画角情報を有し、
    前記第二被災場所方位角算出手段は、
    前記移動体情報と、前記移動カメラ装置で撮影された前記被災場所の、前記画面上における位置、及び、前記モニタの水平方向の画素数から、前記移動カメラ装置から見た前記被災場所の前記第二方位角を算出する請求項1に記載の被災場所特定システム。
  3. 前記被災場所特定装置は、1台の固定カメラ装置のみで撮影可能な地域情報を登録する要移動体対応データベースと、前記移動体の現在位置の周辺の、前記要移動体対応データベースに含まれている地域を検索する移動体対応検索手段とを備え、
    前記被災場所特定装置は、前記移動体の前記現在位置の周辺の、前記要移動体対応データベースに含まれている前記地域を撮影可能な前記固定カメラ装置と前記移動カメラ装置とを用いて前記被災場所の位置を特定する請求項1又は請求項2に記載の被災場所特定システム。
  4. 前記被災場所特定装置は、各前記固定カメラ装置が撮影可能な地域情報を登録する撮影可能地域データベースと、前記移動体の現在位置が、前記撮影可能地域データベースに登録されているか否かを判定する撮影可能地域判定手段とを備え、
    前記現在位置が、前記撮影可能地域データベースに含まれている場合は、
    前記被災場所特定装置は、前記現在位置を撮影可能な前記固定カメラ装置と前記移動カメラ装置とを用いて前記被災場所の位置を特定する請求項1又は請求項2に記載の被災場所特定システム。
  5. 前記被災場所特定装置は、前記モニタに映し出された複数の前記被災場所の位置を連続して特定可能である請求項1から請求項のいずれか1項に記載の被災場所特定システム。
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