JP6644889B2 - 磁気共鳴撮像(mri)装置及びmri装置用のクライオスタット - Google Patents

磁気共鳴撮像(mri)装置及びmri装置用のクライオスタット Download PDF

Info

Publication number
JP6644889B2
JP6644889B2 JP2018526758A JP2018526758A JP6644889B2 JP 6644889 B2 JP6644889 B2 JP 6644889B2 JP 2018526758 A JP2018526758 A JP 2018526758A JP 2018526758 A JP2018526758 A JP 2018526758A JP 6644889 B2 JP6644889 B2 JP 6644889B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermal
thermal barrier
isolation support
outer shell
inner container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018526758A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019506913A (ja
JP2019506913A5 (ja
Inventor
フィリップ アベル メントゥール
フィリップ アベル メントゥール
ヨシュア ケント ヒルデルブランド
ヨシュア ケント ヒルデルブランド
グレン ジョージ プファイデラー
グレン ジョージ プファイデラー
グレッグ オービル キンブル
グレッグ オービル キンブル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2019506913A publication Critical patent/JP2019506913A/ja
Publication of JP2019506913A5 publication Critical patent/JP2019506913A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6644889B2 publication Critical patent/JP6644889B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/38Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field
    • G01R33/3804Additional hardware for cooling or heating of the magnet assembly, for housing a cooled or heated part of the magnet assembly or for temperature control of the magnet assembly
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/05Detecting, measuring or recording for diagnosis by means of electric currents or magnetic fields; Measuring using microwaves or radio waves 
    • A61B5/055Detecting, measuring or recording for diagnosis by means of electric currents or magnetic fields; Measuring using microwaves or radio waves  involving electronic [EMR] or nuclear [NMR] magnetic resonance, e.g. magnetic resonance imaging
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/38Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field
    • G01R33/381Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using electromagnets
    • G01R33/3815Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using electromagnets with superconducting coils, e.g. power supply therefor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/38Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field
    • G01R33/385Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using gradient magnetic field coils
    • G01R33/3856Means for cooling the gradient coils or thermal shielding of the gradient coils
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F6/00Superconducting magnets; Superconducting coils
    • H01F6/04Cooling

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

本発明は、概して、磁気共鳴撮像(MRI)装置と、MRI装置の磁石の超電導コイルを冷却するクライオスタットとに関する。
超電導磁石システムは、核磁気共鳴(NMR)分析及び磁気共鳴撮像(MRI)を含む様々なコンテキストにおいて使用される。超電導を実現するために、磁石が、絶対零度に近い温度の極低温環境内に維持される。通常、磁石システムは、1つ以上の磁石として動作し、クライオスタット内に配置され、超電導を維持するために、液体ヘリウムといった低温流体によって冷却される1つ以上の導電性コイルを含む。低温流体は、クライオスタット内の温度を略絶対零度に維持することによって磁石の超電導状態が持続するように、冷却ユニット、即ち、「コールドヘッド」を駆動するコンプレッサを含む冷凍ユニットによって冷却される。
しかし、クライオスタットの輸送中、例えば冷凍システムは通常給電されていない。この場合、クライオスタット内の低温流体の温度は上昇し始める。輸送の間そうであるように、長時間の間、冷凍システムに給電されなかったならば、これは、最終的に、低温流体の一部又はすべてを、例えば典型的に超電導磁石システムに含まれる通気口又は圧力逃し弁を介して蒸発及び損失させてしまう。実際に、輸送時間が長過ぎると、液体ヘリウムの全インベントリが損失してしまう場合がある。ヘリウム損失率が高いクライオスタットは、難しいロジスティック上の困難を提示する。これは、到着時に温かいヘリウム容器をもたらしてしまうヘリウムのインベントリの完全なる枯渇がないように、輸送時間が注意深く管理されなければならないからである。温かいヘリウム容器は、目的地で解決することが複雑且つ高価となる問題である。
更に、システム設置後、冷凍システムが、例えばコンプレッサの故障により又はコンプレッサを作動させるためのAC主電源電力の損失により、稼働しなくなることも可能であり、これにより、超電導磁石システムの冷凍が中断する。コンプレッサが給電されなくなり、コールドヘッドが低温流体の冷却を止めると、クライオスタット内の状態は劣化し、磁石の温度が上昇し始める。ある時点で、磁石の環境の冷却を復元するために、電力が再度印加されなければ、磁石の温度は、磁石が「クエンチ」し、その磁気エネルギーを熱エネルギーに変換し、これにより、クライオスタット内の低温流体を加熱してしまう、いわゆる臨界温度に達するまで上昇する。これも、通気口又は圧力逃し弁を介して低温流体の一部又はすべてを蒸発及び損失させる。更に、熱は、磁石及び/又は装置の他のコンポーネントに損傷を与える。
この場合、電力が復元されると、磁石を超電導動作に戻すには、クライオスタット内の損失した低温流体を交換し、再び磁石を臨界温度よりも下に冷却し、リード線を磁石に接続して外部電源からの電流を磁石に再度印加して磁場を再発生させ、その後、磁石を外部電源から再び切断することが必要となる。更に、クエンチからの熱によって磁石又は他のコンポーネントが損傷した場合、これらも修理又は交換される必要がある。
この回復処理は、高価で時間がかかる。通常、熟練技術者が、超電導磁石システムがある施設(例えば医療センター又は病院)に派遣されなければならず、非常に高価である新しい低温流体(例えば液体ヘリウム)がクエンチ中の損失分を埋め合わせるようにクライオスタットに供給されなければならない。
したがって、輸送、停電又は故障による冷凍の損失時の低温材料(例えばヘリウム)の損失率が少ないクライオスタットを提供することが望ましい。
本発明の1つの態様では、磁気共鳴撮像(MRI)装置は、患者を保持する患者台と、電流がその中を通されると磁場を生成する超電導導電性コイルと、MRI装置が画像を生成する患者の一部を少なくとも部分的に取り囲む傾斜磁場コイルと、患者の一部に無線周波数(RF)信号を印加し、磁場のアライメントを変更するRFコイルと、無線周波数信号及び患者によって引き起こされる磁場の変化を検出するセンサと、外側シェルと、外側シェル内に配置され、超電導導電性コイルがその中に配置され、その中に配置された低温流体を有する内側容器と、外側シェル内に配置され、第1の温度までの冷却を提供する第1の冷却段、及び、外側シェル内に配置され、内側容器内の低温流体に接触し、低温流体を、第1の温度より低い第2の温度まで冷却する第2の冷却段を有するコールドヘッドと、内側容器の内部から外側シェルの外部まで延在し、第1の熱交換器及び第2の熱交換器と関連付けられている通気口と、内側容器と外側シェルとの間に配置され、コールドヘッドの第2の冷却段に熱的に接続され、更に第1の熱交換器に熱的に接続され、内側容器及び外側シェルから熱的に分離される第1の熱遮断体と、内側容器と第1の熱遮断体との間に配置され、第2の熱交換器に熱的に接続され、内側容器、外側シェル、第1の熱遮断体及びコールドヘッドから熱的に分離される第2の熱遮断体と、内側容器、外側シェル、第1の熱遮断体及び第2の熱遮断体を互いに取り付ける複数の熱分離支持要素とを含み、第1の真空空間が、第1の熱遮断体と外側シェルとの間に画定され、第2の真空空間が、第1の熱遮断体と第2の熱遮断体との間に画定され、第3の真空空間が、第1の熱遮断体と内側容器との間に画定される。
幾つかの実施形態では、複数の熱分離支持要素は、ケブラ、sガラス/エポキシ、G−10、カーボンファイバ/エポキシ及びアルミナから選択されるもので作られる。
幾つかの実施形態では、複数の熱分離支持要素は更に、内側容器、第2の熱遮断体及び外側シェルを互いに物理的に接続する少なくとも1つの第1の熱分離支持要素と、第1の熱遮断体及び第2の熱遮断体を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第2の熱分離支持要素とを含み、第1の熱遮断体及び第2の熱遮断体は共に、少なくとも1つの第1の熱分離支持要素に熱的に取り付けられる。
幾つかの実施形態では、複数の熱分離支持要素は更に、内側容器、第1の熱遮断体及び外側シェルを互いに物理的に接続する少なくとも1つの第1の熱分離支持要素と、第1の熱遮断体及び第2の熱遮断体を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第2の熱分離支持要素とを含み、第1の熱遮断体及び第2の熱遮断体は共に、少なくとも1つの第1の熱分離支持要素に熱的に取り付けられる。
幾つかの実施形態では、複数の熱分離支持要素は更に、内側容器、第1の熱遮断体及び外側シェルを互いに物理的に接続する少なくとも1つの第1の熱分離支持要素と、第1の熱遮断体及び内側容器を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第2の熱分離支持要素とを含み、第1の熱遮断体及び第2の熱遮断体は共に、少なくとも1つの第1の熱分離支持要素に熱的に取り付けられる。
幾つかの実施形態では、コールドヘッドは、外側シェルに溶接される。
幾つかの実施形態では、内側容器は、その中に配置された低温流体として、液体ヘリウムを有する。
これらの実施形態の幾つかのバージョンでは、コールドヘッドが給電されない一定時間後、ヘリウムガスが、内側容器から外側シェルの外側へと通気口を通過する。
幾つかの実施形態では、第1の温度は、35°K乃至75°Kの範囲内であり、第2の温度は、5°K未満である。
幾つかの実施形態では、複数の熱分離支持要素は、少なくとも1つのフレキシブル支持要素を含む。
本発明の別の態様では、装置は、外側シェルと、外側シェル内に配置され、導電性コイルがその中に配置される内側容器と、外側シェル内に配置される第1の冷却段、及び、外側シェル内に配置され、内側容器の内部空間に接触する第2の冷却段を有するコールドヘッドと、内側容器の内部から外側シェルの外部まで延在し、第1の熱交換器及び第2の熱交換器と関連付けられる通気口と、内側容器と外側シェルとの間に配置され、コールドヘッドの第2の冷却段に熱的に接続され、更に第1の熱交換器に熱的に接続され、内側容器及び外側シェルから熱的に分離される第1の熱遮断体と、内側容器と第1の熱遮断体との間に配置され、第2の熱交換器に熱的に接続され、内側容器、外側シェル、第1の熱遮断体及びコールドヘッドから熱的に分離される第2の熱遮断体とを含む。
幾つかの実施形態では、装置は更に、内側容器、第2の熱遮断体及び外側シェルを互いに物理的に接続する少なくとも1つの第1の熱分離支持要素と、第1の熱遮断体及び第2の熱遮断体を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第2の熱分離支持要素とを含む。
これらの実施形態の幾つかのバージョンでは、第1の熱遮断体及び第2の熱遮断体は共に、少なくとも1つの第1の熱分離支持要素に熱的に取り付けられる。
幾つかの実施形態では、装置は更に、内側容器、第1の熱遮断体及び外側シェルを互いに物理的に接続する少なくとも1つの第1の熱分離支持要素と、第1の熱遮断体及び第2の熱遮断体を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第2の熱分離支持要素とを含む。
これらの実施形態の幾つかのバージョンでは、第1の熱遮断体及び第2の熱遮断体は共に、少なくとも1つの第1の熱分離支持要素に熱的に取り付けられる。
幾つかの実施形態では、装置は更に、内側容器、第1の熱遮断体及び外側シェルを互いに物理的に接続する少なくとも1つの第1の熱分離支持要素と、第1の熱遮断体及び内側容器を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第2の熱分離支持要素とを含む。
これらの実施形態の幾つかのバージョンでは、第1の熱遮断体及び第2の熱遮断体は共に、少なくとも1つの第1の熱分離支持要素に熱的に取り付けられる。
幾つかの実施形態では、装置は更に、内側容器及び第2の熱遮断体を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第1の熱分離支持要素と、第1の熱遮断体及び第2の熱遮断体を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第2の熱分離支持要素と、第2の熱遮断体及び外側シェルを互いに物理的に接続する少なくとも1つの第3の熱分離支持要素とを含む。
幾つかの実施形態では、装置は更に、内側容器及び第1の熱遮断体を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第1の熱分離支持要素と、第1の熱遮断体及び第2の熱遮断体を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第2の熱分離支持要素と、第1の熱遮断体及び外側シェルを互いに物理的に接続する少なくとも1つの第3の熱分離支持要素とを含む。
幾つかの実施形態では、装置は更に、内側容器及び第1の熱遮断体を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第1の熱分離支持要素と、第1の熱遮断体及び内側容器を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第2の熱分離支持要素と、第1の熱遮断体及び外側シェルを互いに物理的に接続する少なくとも1つの第3の熱分離支持要素とを含む。
本発明は、添付図面と共に検討される場合に、以下に提示される例示的な実施形態の詳細な説明からより容易に理解されるであろう。
図1は、磁気共鳴撮像(MRI)装置の例示的な実施形態を示す。 図2は、MRI装置内に使用される超電導磁石システムの1つの例示的な実施形態を示す機能図である。 図3は、クライオスタットの第1の例示的な実施形態の一部とコールドヘッドとを示す。 図4は、クライオスタットの第2の例示的な実施形態の一部とコールドヘッドとを示す。 図5は、クライオスタットの第3の例示的な実施形態の一部とコールドヘッドとを示す。
本発明は、以下に、添付図面を参照して、より詳細に説明される。添付図面には、本発明の実施形態が示される。しかし、本発明は、様々な形態で具体化されることが可能であり、本明細書に記載される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本発明の教示例として提供されている。
図1は、磁気共鳴撮像(MRI)装置100の例示的な実施形態を示す。MRI装置100は、磁石システム102と、患者10を保持する患者第104と、MRI装置100がその画像を生成する患者10の少なくとも一部を少なくとも部分的に取り囲む傾斜磁場コイル106と、撮像されている患者10の少なくとも一部に無線周波数信号を印加し、磁場のアライメントを変える無線周波数コイル108と、無線周波数信号及び患者10によって引き起こされる磁場の変化を検出するセンサ20とを含む。
MRI装置の一般的な操作はよく知られているので、ここでは繰り返さない。
MRI装置100において、磁石システム102は、クライオスタット内に配置される1つ以上の導電性コイルを含む超電導磁石システムである。クライオスタット内に配置されることにより、導電性コイルは、超電導となるように冷凍器又は冷却器及び低温流体(例えば液体ヘリウム)によって非常に低い温度に維持される。
ゼロボイルオフ型システムと呼ばれるクライオスタットは、クライオスタット内の液体ヘリウム容器と、液体ヘリウム容器とクライオスタットの外側囲いとの間の1つの熱遮断体とを含み、この熱遮断体は、冷凍器の2段コールドヘッドの第1の冷却段に熱的に取り付けられる。コールドヘッドの第2の冷却段は、液体ヘリウムの沸点よりも低い温度において作動し、これにより、ヘリウム蒸気が熱交換器を介して液体状態に戻るように凝縮され、容器内の液体ヘリウムインベントリへと戻される。コールドヘッドの第1の冷却段に取り付けられる熱遮断体は、容器内のヘリウムを冷却する第2の冷却段よりもかなり高い温度範囲において作動する。熱遮断体の目的は、正常動作時のコールドヘッドの第1の冷却段への熱を可能な限り多くシャントして、これにより、任意の残存熱の液体ヘリウム容器への伝導を最小限に抑えることである。
しかし、クライオスタットの真空空間内のコールドヘッドを用いる単一の熱遮断システムに関連する問題は、上記したように、冷凍システムが故障した場合、又は、冷凍システムが給電されずにクライオスタットが輸送される間、ヘリウム損失率が高い点である。
ヘリウム損失率を減少させるために、漏出する冷ヘリウムガスを使用して、熱交換器を介して熱遮断体を冷却し、これにより、熱遮断体の温度が下がる。しかし、不都合なことに、熱遮断体への最大熱負荷は、コールドヘッドが作動していない時であり、これは、熱遮断体を100°Kを上回る温度において作動させ、このときの液体ヘリウム容器への熱放射が多過ぎる。場合によっては、これは、1時間当たり3リットルよりもはるかに多い液体ヘリウムのヘリウム損失率をもたらすことがあり、これは望ましくない。
したがって、図2は、MRI装置100といったMRI装置内に使用され、コールドヘッドに熱的に結合していない「浮遊」熱遮断体を含む超電導磁石システム200の例示的な実施形態を示す。具体的には、超電導磁石システム200は、MRI装置100の磁石システム102の一実施形態である。当然ながら、一般的に、超電導磁石システム200は、図2に示されていない他のコンポーネントを多く含んでいる。幾つかのコンポーネントは、説明を明瞭とし、以下に説明される本発明の態様を曖昧にしないために、図2から省略されている。
超電導磁石システム200は、囲い、即ち、外側真空容器(以下、外側シェルと呼ぶ)211と、すべて外側シェル211内に配置される第1の熱遮断体213と、第2の熱遮断体214と、液体ヘリウムタンク、即ち、容器(以下、内側容器と呼ぶ)212とを有するクライオスタット210を含む。超電導磁石システム200は更に、内側容器212に低温流体(例えば液体ヘリウム)を入れるための通気口215を含み、この通気口215を通り、蒸発したヘリウムガスが内側容器212からクライオスタット210の外側へと放出される。超電導磁石システム200は更に、内側容器212内のヘリウムガスを再凝縮するためにコンプレッサ270によって駆動されるコールドヘッド260を含む。有利には、コールドヘッド260は、図3に関連して以下により詳細に説明されるように、2段コールドヘッドである。図2には示されていないが、超電導磁石システム200は更に、通気口215に関連付けられ、第1の熱遮断体213及び第2の熱遮断体214に熱的に取り付けられる又は結合される熱交換器を含む。以下により詳細に更に説明されるように、第2の熱遮断体214は、コールドヘッド260に熱的に結合されていない「浮遊」熱遮断体である。超電導磁石システム200の上記要素の構成の上記及び他の重要な詳細については、図3に関連して以下に詳細に説明される。
超電導磁石システム200は更に、クライオスタット210の液体ヘリウム容器212内の低温流体(例えば液体ヘリウム)内に配置される1つ以上の導電性コイル230及び永久電流スイッチ240と、クライオスタット210の外側(外部)に配置される電源250とを含む。超電導磁石システム200は更に、超電導磁石システム200の様々な動作を制御する磁石コントローラ280を含む。
超電導磁石システム200は更に、第1及び第2の導電性リード線201、202と、第3及び第4の導電性リード線203、204とを含む。ここでは、第1及び第3の導電性リード線201、203が通気口215に通される。しかし、超電導磁石システム200の他の変形態様では、第1及び第3の導電性リード線201、203は、外側シェル211及び内側容器212の別のアクセス開口を通されてもよい。
第1及び第2の導電性リード線201、202は、電気接点205において互いに接続され、第3及び第4の導電性リード線203、204は、電気接点206において互いに接続される。第1及び第3の導電性リード線201、203は、電源250に接続される。第1の導電性リード線201及び/又は第3の導電性リード線203は、スイッチ(図示せず)を介して電源250に接続されてもよい。第2及び第4の導電性リード線202、204は、導電性コイル230の両端に接続される。超電導磁石システム200の幾つかのバージョンでは、第1及び第3の導電性リード線201、203は、導電性コイル230が超電導状態となり、永久電流スイッチ240が作動すると、クライオスタット210の外側シェル211から引き込み可能であってよい。幾つかの変形態様では、第1及び第2の導電性リード線201、202は、1つの導電性リードに置換され、第3及び第4の導電性リード線203、204も、別の1つの導電性リードに置換され、電気接点205、206は省略されてもよい。
有利には、超電導磁石システム200は、ヘリウム槽型システムである。幾つかの実施形態では、内側容器212は、一般的なヘリウム槽型システムにおけるヘリウムボリュームに比べて比較的少ない量の低温流体、例えば50〜100リットル(以下)の液体ヘリウムを含む。
永久電流スイッチ240は、内側容器212内に配置され、小型ヒーターに取り付けられる第2及び第4の導電性リード線202、204を介して導電性コール230の両端間に接続される1片の超電導体ワイヤを含む。
超電導磁石システム200は様々な場所の温度、低温流体(例えば液体ヘリウム)のレベル、コンプレッサ270といったコンポーネントが正常に動作しているかどうか、例えば停電によって給電が止まっていないかどうか等、様々な動作パラメータを測定する1つ以上のセンサ(図2には図示せず)を有する。各センサは、磁石コントローラ280に接続され、対応するセンサ信号を磁石コントローラ280に供給する。
磁石コントローラ280は、プロセッサ及びメモリ(不揮発性メモリ及び揮発性メモリを含む)を含む。不揮発性メモリは、プロセッサに超電導磁石システム200の動作を制御する1つ以上のアルゴリズムを実行させるプログラミングコード又は命令(ソフトウェア)を保存する。
上記されたように、超電導磁石システム200の幾つかのバージョンでは、第1及び第3の導電性リード線201、203は、それぞれ、引き込み可能であってよい。この場合、超電導磁石システム200の起動動作中に、引き込み式リード線201、203が内側容器212内に挿入され、永久電流スイッチ240内のワイヤがその遷移温度を上回るように加熱され、これにより、ワイヤは抵抗を持つようになる。幾つかの実施形態では、第1及び第3の導電性リード線201、203は、それぞれ、各電気接点205、206内に設けられたソケット内に受容及び結合される突出ピンをその端部に有する。
導電性コイル230は、最初は、導電性コイル230に電流を流す外部電源250によって電圧印加される。永久電流スイッチ240内のワイヤは、起動動作中に加熱されるので、その抵抗は、導電性コイル230の抵抗よりも大幅に大きい。したがって、外部電源からの電流は導電性コイル230を流れる。
永久モードでの動作に移行するために、導電性コイル230を流れる電流は、所望の磁場が得られるまで調整され、その後、永久電流スイッチ240内のヒーターがオフにされる。ヒーターがオフにされた後、永久電流スイッチ240内の超電導体ワイヤは、その超電導温度まで冷め、上記されたようにこれも超電導である導電性コイル230を短絡させる。電源内の電流は減少され、リード線201、203は、内側容器212から引き込まれる。
図3は、クライオスタット300の第1の例示的な実施形態の一部とコールドヘッド260とを示す。具体的には、クライオスタット300は、超電導磁石システム200のクライオスタット210の一実施形態である。当然ながら、一般的に、クライオスタット300は、図3に示されていない他のコンポーネントを多く含んでいる。幾つかのコンポーネントは、説明を明瞭とし、以下に説明される本発明の態様を曖昧にしないために、図3から省略されている。
クライオスタット300は、外側シェル211と、すべて外側シェル211内に配置される第1の熱遮断体213と、第2の熱遮断体214と、内側容器212とを含む。クライオスタット300は更に、通気口215と、第1及び第2の熱交換器302a、302bとを含む。
コールドヘッド260は、2段コールドヘッドであり、外側シェル211内に配置され、第1の温度(例えば約35°K乃至約85°Kの範囲内の温度)までの冷却を提供する第1の冷却段261と、外側シェル211内に配置され、内側容器212内の低温流体に接触し、低温流体を第1の温度未満であって、低温流体を液体状態(例えば液体ヘリウム)に維持するように低温ガス(例えばヘリウムガス)を凝縮するのに十分に冷たい第2の温度(約4.2°K)まで冷却する第2の冷却段262とを含む。有利には、コールドヘッド260は、例えば外側シェル211に溶接されることによって、クライオスタット300の外側シェル211に固定される。
図3から分かるように、第1の熱遮断体213は、内側容器212と外側シェル211との間に配置されている。具体的には、第1の熱遮断体213は、第2の熱遮断体214と外側シェル211との間に配置され、第2の熱遮断体214は、内側容器212と第1の熱遮断体213との間に配置されている。第1の真空空間311が第1の熱遮断体213と外側シェル211との間に画定され、第2の真空空間313が、第1の熱遮断体213と第2の熱遮断体214との間に画定され、第3の真空空間が、第2の熱遮断体214と内側容器212との間に画定される。したがって、第1の熱遮断体213及び第2の熱遮断体214は、互いから且つ内側容器212及び外側シェル211から熱的に分離されている。
第1の熱遮断体213は、例えば高熱伝導性接続部310によってコールドヘッド260の第1の冷却段261に熱的に接続され、また、例えば別の高熱伝導性接続部310によって第1の熱交換器302aにも熱的に接続される。ここでは、高熱伝導性接続部310は、剛性でも弾性でも良く、幾つかのバージョンでは、例えばアルミニウム又は銅製ストラップである金属製接続部を含む。幾つかの実施形態では、高熱伝導性接続部310は、クライオスタット300の動作温度において、>0.5W/°Kの熱伝導率を有する。第2の熱遮断体214は、例えば別の高熱伝導性接続部310によって第1の熱交換器302aに熱的に接続される。しかし、第2の熱遮断体214は、コールドヘッド260から熱的に分離され、したがって、「浮遊遮断体」とも呼ばれる。したがって、第2の熱遮断体214への熱負荷は、コールドヘッド260の第1の段261に熱的に接続されている第1の熱遮断体213に比べ、大幅に減少される。したがって、(例えば電力損失によって、又は、クライオスタット300の輸送中に)コールドヘッド260による冷凍がなくても、通気口215から漏れる冷たいヘリウムガスが、第2の熱遮断体214を、第2の熱交換器302bを介して、かなり冷たい温度まで冷却し、したがって、ヘリウム損失率が大幅に減少される。
クライオスタット300の幾つかのバージョンでは、第1及び第2の熱遮断体213、214は、それぞれ、アルミニウム合金、又は、高い側方熱伝導率と、超電導磁石のクエンチ時に生じる可能性のある力に抵抗するのに十分な機械的強度、即ち、剛性とを提供できる他の材料を含む。
構造的に、内側容器212は、内側容器212と外側シェル211とを互いに物理的に接続する1つ以上の第1の熱分離(即ち、低熱伝導性)支持要素320を用いて外側シェル211によって支えられる。この実施形態では、第2の熱遮断体214は、第1の熱分離支持要素320のうちの1つ以上に機械的に固定又は取り付けられ、第1の熱遮断体213は、第1の熱遮断体213と第2の熱遮断体214とを互いに物理的に接続する1つ以上の第2の熱分離支持要素330を介して、第2の熱遮断体214によって支持される。有利には、第1の熱遮断体213及び第2の熱遮断体214も、例えば1つ以上の高熱伝導性接続部310を介して、第1の熱分離支持要素320のうちの1つ以上に熱的に結合又は取り付けられる。
有利には、第1の熱分離支持要素320及び/又は第2の熱分離支持要素330は、それぞれ、クライオスタット300の動作温度において<0.04W/°Kの熱伝導率を有する。幾つかのバージョンでは、第1の熱分離支持要素320及び/又は第2の熱分離支持要素330は、ケブラ(Kevlar)、sガラス/エポキシ、G−10、カーボンファイバ/エポキシ、アルミナ又は他の適切な低熱伝導性材料及び極低温度において十分な機械的強度材料、例えば0.3W/m・°K未満の熱伝導率を有する材料で作られている。
図3に示されるもの以外の内側容器212、第1の熱遮断体213及び第2の熱遮断体214を構造的に支持する他の構成も考えられる。
例えば図4は、クライオスタット400の第2の例示的な実施形態の一部と、コールドヘッド260とを示す。クライオスタット400は、クライオスタット300と同様であるため、それらの相違点のみが説明される。具体的には、クライオスタット400では、第1の熱遮断体213は、第1の熱分離支持要素320のうちの1つ以上に機械的に固定又は取り付けられ、第2の熱遮断体214は、第1の熱遮断体213と第2の熱遮断体214とを互いに物理的に接続する1つ以上の第2の熱分離支持要素330を介して、第1の熱遮断体213によって支持される。クライオスタット300にあるように、クライオスタット400では、第1の熱遮断体213及び第2の熱遮断体214も、例えば1つ以上の高熱伝導性接続部310を介して、第1の熱分離支持要素320のうちの1つ以上に熱的に結合又は取り付けられる。
図5は、クライオスタット500の第3の例示的な実施形態の一部と、コールドヘッド260とを示す。クライオスタット500は、クライオスタット400と同様であるため、それらの相違点のみが説明される。具体的には、クライオスタット500では、第1の熱遮断体213は、第1の熱分離支持要素320のうちの1つ以上に機械的に固定又は取り付けられ、第2の熱遮断体214は、内側容器212と第2の熱遮断体214とを互いに物理的に接続する1つ以上の第2の熱分離支持要素330を介して、内側容器212によって支持される。クライオスタット300及び400にあるように、クライオスタット500では、第1の熱遮断体213及び第2の熱遮断体214も、例えば1つ以上の高熱伝導性接続部310を介して、第1の熱分離支持要素320のうちの1つ以上に熱的に結合又は取り付けられる。
図3乃至図5に示されるもの以外の内側容器212、第1の熱遮断体213及び第2の熱遮断体214を構造的に支持する他の構成も考えられる。例えば幾つかの実施形態は、図3のクライオスタット300の支持構造において、少なくとも1つの第1の熱分離支持要素が内側容器と第2の熱遮断体とを互いに物理的に接続し、少なくとも1つの第2の熱分離支持要素が第1の熱遮断体と第2の熱遮断体とを互いに物理的に接続し、少なくとも1つの第3の熱分離支持要素が第2の熱遮断体と外側シェルとを互いに物理的に接続するという改良点を含む。
本明細書において好適な実施形態が開示されたが、本発明の概念及び範囲内である多くの変形態様が可能である。例えば実施形態は、ヘリウム槽型システムのコンテキストで説明されている。しかし、他の実施形態では、本明細書に開示される原理が「クライオフリー(cryofree)」、即ち、密閉システムで使用されるように適応されることが可能である。このような変形態様は、本明細書、図面及び請求項を検討した後の当業者には明らかであろう。したがって、本発明は、添付の請求項の範囲以外、制限されるものではない。

Claims (15)

  1. 外側シェルと、
    前記外側シェル内に配置される内側容器であって、導電性コイルがその中に配置される内側容器と、
    前記外側シェル内に配置される第1の冷却段、及び、前記外側シェル内に配置される第2の冷却段であって、前記内側容器内の内部空間に接触する第2の冷却段を有するコールドヘッドと、
    前記内側容器の内部から前記外側シェルの外部まで延在し、第1の熱交換器及び第2の熱交換器と関連付けられる通気口と、
    前記内側容器と前記外側シェルとの間に配置され、前記コールドヘッドの前記第1の冷却段に熱的に接続され、更に前記第1の熱交換器に熱的に接続され、前記内側容器及び前記外側シェルから熱的に分離される第1の熱遮断体であって、前記第1の熱遮断体と前記外側シェルとの間に、第1の真空空間が画定される、第1の熱遮断体と、
    前記内側容器と前記第1の熱遮断体との間に配置され、前記第2の熱交換器に熱的に接続され、前記内側容器、前記外側シェル、前記第1の熱遮断体及び前記コールドヘッドから熱的に分離される第2の熱遮断体であって、前記第1の熱遮断体と前記第2の熱遮断体との間に第2の真空空間が画定され、前記第2の熱遮断体と前記内側容器との間に第3の真空空間が画定される、第2の熱遮断体と、
    前記内側容器、前記外側シェル、前記第1の熱遮断体及び前記第2の熱遮断体を互いに取り付ける複数の熱分離支持要素と、
    を含む、装置。
  2. 前記内側容器、前記第2の熱遮断体及び前記外側シェルを互いに物理的に接続する少なくとも1つの第1の熱分離支持要素と、
    前記第1の熱遮断体及び前記第2の熱遮断体を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第2の熱分離支持要素と、
    を更に含む、請求項に記載の装置。
  3. 前記第1の熱遮断体及び前記第2の熱遮断体は共に、前記少なくとも1つの第1の熱分離支持要素に熱的に取り付けられる、請求項に記載の装置。
  4. 前記内側容器、前記第1の熱遮断体及び前記外側シェルを互いに物理的に接続する少なくとも1つの第1の熱分離支持要素と、
    前記第1の熱遮断体及び前記第2の熱遮断体を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第2の熱分離支持要素と、
    を更に含む、請求項に記載の装置。
  5. 前記第1の熱遮断体及び前記第2の熱遮断体は共に、前記少なくとも1つの第1の熱分離支持要素に熱的に取り付けられる、請求項に記載の装置。
  6. 前記内側容器、前記第1の熱遮断体及び前記外側シェルを互いに物理的に接続する少なくとも1つの第1の熱分離支持要素と、
    前記第1の熱遮断体及び前記内側容器を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第2の熱分離支持要素と、
    を更に含む、請求項に記載の装置。
  7. 前記第1の熱遮断体及び前記第2の熱遮断体は共に、前記少なくとも1つの第1の熱分離支持要素に熱的に取り付けられる、請求項に記載の装置。
  8. 前記内側容器及び前記第2の熱遮断体を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第1の熱分離支持要素と、
    前記第1の熱遮断体及び前記第2の熱遮断体を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第2の熱分離支持要素と、
    前記第2の熱遮断体及び前記外側シェルを互いに物理的に接続する少なくとも1つの第3の熱分離支持要素と、
    を更に含む、請求項に記載の装置。
  9. 前記内側容器及び前記第1の熱遮断体を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第1の熱分離支持要素と、
    前記第1の熱遮断体及び前記第2の熱遮断体を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第2の熱分離支持要素と、
    前記第1の熱遮断体及び前記外側シェルを互いに物理的に接続する少なくとも1つの第3の熱分離支持要素と、
    を更に含む、請求項に記載の装置。
  10. 前記内側容器及び前記第1の熱遮断体を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第1の熱分離支持要素と、
    前記第1の熱遮断体及び前記内側容器を互いに物理的に接続する少なくとも1つの第2の熱分離支持要素と、
    前記第1の熱遮断体及び前記外側シェルを互いに物理的に接続する少なくとも1つの第3の熱分離支持要素と、
    を更に含む、請求項に記載の装置。
  11. 前記装置は、
    患者を保持する患者台と、
    前記導電性コイルを形成し、電流が通ると磁場を生成する超電導コイルと、
    前記患者の一部を少なくとも部分的に取り囲む傾斜磁場コイルであって、当該傾斜磁場コイルに対して前記装置が磁気共鳴画像を生成する傾斜磁場コイルと、
    前記患者の前記一部に無線周波数信号を印加し、前記磁場のアライメントを変更する無線周波数コイルと、
    前記無線周波数信号及び前記患者によって引き起こされる前記磁場の変化を検出するセンサと、
    を含み、
    前記内側容器は、当該内側容器の中に配置された低温流体を有し、
    前記第1の冷却段は、第1の温度までの冷却を提供し、
    前記第2の冷却段は、前記低温流体を、前記第1の温度より低い第2の温度まで冷却する、
    請求項1乃至10の何れか一項に記載の装置。
  12. 前記複数の熱分離支持要素は、ケブラ、sガラス/エポキシ、G−10、カーボンファイバ/エポキシ及びアルミナから選択されるもので作られる、請求項11に記載の装置。
  13. 前記第1の温度は、35°K乃至75°Kの範囲内であり、前記第2の温度は、5°K未満である、請求項11に記載の装置。
  14. 前記複数の熱分離支持要素は、少なくとも1つのフレキシブル支持要素を含む、請求項11に記載の装置。
  15. 前記コールドヘッドは、前記外側シェルに溶接される、請求項11に記載の装置。
JP2018526758A 2015-11-25 2016-11-17 磁気共鳴撮像(mri)装置及びmri装置用のクライオスタット Active JP6644889B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201562259758P 2015-11-25 2015-11-25
US62/259,758 2015-11-25
PCT/IB2016/056910 WO2017089929A1 (en) 2015-11-25 2016-11-17 Magnetic resonance imaging (mri) apparatus and cryostat for mri apparatus

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019506913A JP2019506913A (ja) 2019-03-14
JP2019506913A5 JP2019506913A5 (ja) 2019-11-14
JP6644889B2 true JP6644889B2 (ja) 2020-02-12

Family

ID=57421907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018526758A Active JP6644889B2 (ja) 2015-11-25 2016-11-17 磁気共鳴撮像(mri)装置及びmri装置用のクライオスタット

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10969448B2 (ja)
EP (1) EP3380858A1 (ja)
JP (1) JP6644889B2 (ja)
CN (1) CN108291949A (ja)
WO (1) WO2017089929A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10978943B2 (en) * 2019-04-03 2021-04-13 General Electric Company System and method for auto-ramping and energy dump for a superconducting wind turbine generator
JP2023043311A (ja) * 2021-09-16 2023-03-29 住友重機械工業株式会社 超伝導磁石装置および輻射シールド構造

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6421410A (en) 1987-07-17 1989-01-24 Alps Electric Co Ltd Objective lens for optical pickup
US4782671A (en) 1987-09-28 1988-11-08 General Atomics Cooling apparatus for MRI magnet system and method of use
JPH01125509U (ja) * 1988-02-19 1989-08-28
JPH01291410A (ja) * 1988-05-19 1989-11-24 Kobe Steel Ltd クライオスタット
JPH0724313B2 (ja) 1989-10-16 1995-03-15 株式会社東芝 クライオスタット
JP2821241B2 (ja) * 1990-06-08 1998-11-05 株式会社日立製作所 液化冷凍機付きクライオスタツト
JP3347870B2 (ja) * 1994-04-15 2002-11-20 三菱電機株式会社 超電導マグネット並びに該マグネット用の蓄冷型冷凍機
JPH10177914A (ja) 1996-12-18 1998-06-30 Mitsubishi Electric Corp 冷凍機付き超電導マグネットシステム
GB0411605D0 (en) * 2004-05-25 2004-06-30 Oxford Magnet Tech Reduction of croygen loss during transportation
US7170377B2 (en) 2004-07-28 2007-01-30 General Electric Company Superconductive magnet including a cryocooler coldhead
GB0504345D0 (en) 2005-03-02 2005-04-06 Oxford Instr Superconductivity Cryostat assembly
JP2007194258A (ja) 2006-01-17 2007-08-02 Hitachi Ltd 超伝導磁石装置
CN100475346C (zh) * 2007-10-19 2009-04-08 中国科学院电工研究所 基于固氮保护的传导冷却高温超导电磁除铁器
CN201177660Y (zh) * 2008-02-29 2009-01-07 西门子(中国)有限公司 超导磁体热屏蔽罩悬挂装置
JP5179947B2 (ja) 2008-05-15 2013-04-10 三菱電機株式会社 超電導電磁石およびmri装置
US20130045870A1 (en) * 2010-05-04 2013-02-21 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and apparatus for shipping and storage of cryogenic devices
US8797131B2 (en) * 2010-05-19 2014-08-05 General Electric Company Thermal shield and method for thermally cooling a magnetic resonance imaging system
CN201749756U (zh) * 2010-06-29 2011-02-16 西门子迈迪特(深圳)磁共振有限公司 一种用于超导磁体的制冷系统
US8598881B2 (en) * 2011-01-11 2013-12-03 General Electric Company Magnetic resonance imaging system with thermal reservoir and method for cooling
US9322892B2 (en) * 2011-12-20 2016-04-26 General Electric Company System for magnetic field distortion compensation and method of making same
GB201212800D0 (en) * 2012-07-19 2012-09-05 Oxford Instr Nanotechnology Tools Ltd Cryogenic cooloing apparatus and method
US10281538B2 (en) * 2012-09-05 2019-05-07 General Electric Company Warm bore cylinder assembly
US9274188B2 (en) * 2012-11-30 2016-03-01 General Electric Company System and apparatus for compensating for magnetic field distortion in an MRI system
CN203149098U (zh) * 2013-01-28 2013-08-21 江苏美时医疗技术有限公司 一种液氮制冷的磁共振成像系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019506913A (ja) 2019-03-14
US20180348318A1 (en) 2018-12-06
CN108291949A (zh) 2018-07-17
EP3380858A1 (en) 2018-10-03
WO2017089929A1 (en) 2017-06-01
US10969448B2 (en) 2021-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10411460B2 (en) System and method for automatically ramping down a superconducting persistent magnet
EP2932288B1 (en) Low-loss persistent current switch with heat transfer arrangement
EP3069159B1 (en) Superconducting magnet system including thermally efficient ride-through system and method of cooling superconducting magnet system
US6807812B2 (en) Pulse tube cryocooler system for magnetic resonance superconducting magnets
US10698049B2 (en) System and method for maintaining vacuum in superconducting magnet system in event of loss of cooling
JP4691350B2 (ja) 超伝導磁石用の低渦電流極低温剤回路
CN107110928B (zh) 用于冷却磁共振成像装置的系统和方法
JPWO2017057760A1 (ja) 超電導磁石装置及び超電導磁石励磁用具
JP6644889B2 (ja) 磁気共鳴撮像(mri)装置及びmri装置用のクライオスタット
WO2016106036A1 (en) System and method for cooling a magnetic resonance imaging device
US10732239B2 (en) Cryogen-free magnet system comprising a magnetocaloric heat sink
JP2013008975A (ja) 超伝導磁石システム
US9500730B2 (en) Reduced-gas-flow electrical leads for superconducting magnet system
US20220236349A1 (en) Accelerated cooldown of low-cryogen magnetic resonance imaging (mri) magnets
CN106969567B (zh) 加速冷却的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191001

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191001

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20191001

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6644889

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250