JP6644810B2 - 共通ランダムアクセスチャネルリソースに基づく協調ランダムアクセス - Google Patents

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Description

分野
種々の通信システムは、ランダムアクセスを含む信頼性の高い通信によって恩恵を受けられる。例えば、第5世代(5G)無線通信システムは、サービス品質を意識したマルチ接続リンクに対して、共通ランダムアクセスチャネルリソースに基づく信頼性の高い協調ランダムアクセス技術から恩恵を受けることができる。
関連技術の説明
次世代の携帯通信システムである5Gは、信頼性の観点で現行の第4世代(4G)のシステムでは未対応の新しい基準を満足するという利点がある。例えば、5Gは、道路交通安全や産業自動化、電子医療等のような新規利用に対応する必要がある。
例えば、道路交通安全への利用によっては、情報パケットが特定の期限内に非常に高い成功確率で確実に伝送されることが求められる。こうした要件を満たさないと、道路交通安全サービスに頼るユーザの満足感に深刻な影響を及ぼすことになる。もう一つの例である産業自動化では、システム設計において信頼性が最重要基準となりうる。
通信の信頼性を高めるために利用可能な技術には、様々なものが存在する。こうした信頼性を高めるために、マルチサイトや多層などを含むマルチ接続が利用できる。デュアル接続はマルチ接続の一形態である。3GPPリリース12(REL−12)ロングターム・エボリューション(LTE)デュアル接続は制御プレーンとユーザプレーンに分かれ、信頼性よりも接続容量の改善に焦点を当てている。
将来の5Gシステムを考慮すると、異種ネットワーク(HetNet)配置がより一般的になってくると予想される。こうした配置は、サイズに従うのみの異種ネットワークではなくcmWやmmW、6GHz未満等の異なる周波数による異種ネットワークの可能性を含む異種ネットワークでもよい。将来の配置によっては、種々のネットワークノードによるカバー領域が何重にも重なることもある。
あるデバイスがネットワークにアクセスしようとした場合、例えば、特定の最小信頼レベルのような所望の性能を提供するために接続可能な適正な一つ(又は複数)のセルを選択する方法を把握する必要がある。例えばLTEにおける現在の実装に従えば、ユーザ装置(UE)がセルを測定し、セル下りリンク受信電力が閾値を満たす適切なセルを考慮できる。適切と見なされる複数のセルの間で、UEは、最大の絶対特性を有するセルを選択する。
ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)では、UEはセル順位付けを実行し、そこでセルは、セル固有オフセットを用いて又は用いずに比較される。LTEソリューションでは、UEは通常、任意の適切なセルを持つ最大特性に関する最大受信信号でセルに接続する。ただし、これが常に最適な方策とは限らない。例えば過密な都市圏では、UEはより小さいセルで大容量を提供する高周波数帯に接続するのが望ましい。したがって、UEが自動車等で移動する場合、比較的大きいセルとカバレッジを提供する低周波数でキャンプするのが有益なこともある。
信頼性に関する今後のより厳格な基準を考慮すると、とりわけセル境界領域にあるUEやセル間を移動するUEに対して、単一セルが要求される高い信頼性を提供することはないであろう。複数のeNBへの接続に対応可能な種々の協調マルチポイント(CoMP)スキームが存在するが、こうしたスキームは接続が既に確立された後でのみ適用可能である。したがって、接続が確立されるときにはこうしたアプローチは適用できない。
現行のセル選択/再選択は様々な基準に基づく。例えばLTEでは、セル選択基準は「S基準」として知られ、セル選択受信レベルの値Srxlevが0dBを超えるときに満たされる。ここで、SrxlevはdBを単位とするセル選択受信レベル値であり、3GPP技術仕様書(TS)36.304で説明されている。以下、この技術仕様書を参照することによって、その全体が本願に組み込まれるものとする。
加えて、セル端性能と信頼性を向上させるためにCoMP伝送も使用可能である。しかし、現存のCoMPスキームは、接続が確立されてネットワークがそうした伝送スキームを構成するときにしか利用できない。同様の解決策はUTRANのソフト/ソフターハンドオーバ(HO)でも有効であり、接続設定後でのみ利用可能である。
最終的に別のRACHアプローチとは、同一RACHリソースを利用し、受信したRACHメッセージのソフト又はハードな結合を実行する複数のeNB受信機又はセルを配置することである。こうしたスキームでは、同一リソースを共有するeNBの数に応じてRACHリソースを増やすか、衝突確率の上昇を受け入れるかの何れかが必要になる。衝突確率の上昇は、あるRACHリソースで受信される信号が単一UEからのものか複数UEからのものかが結合部において把握できないという事実によるものである。
摘要
特定の実施形態によれば、本方法は、ユーザ装置においてランダムアクセスメッセージの作成を含むことができる。本方法は、ユーザ装置から共有リソースでランダムアクセスメッセージを送信することを含んでもよい。共有リソースは、複数のアクセスノードが共有するランダムアクセスチャネルを含むことができる。
特定の実施形態によれば、本方法は、ユーザ装置が共有リソースでランダムアクセス応答メッセージを送信したことを示す標示情報の受信を含むことができる。共有リソースは、複数のアクセスノードが共有するランダムアクセスチャネルを含むことができる。本方法は、ランダムアクセスメッセージに対して、複数のアクセスノードの少なくとも二つに関するローカル協調の実行を含んでもよい。
本方法は、特定の実施形態によれば、ユーザ装置から共有リソースでランダムアクセスメッセージを受信することを含むことができる。共有リソースは、複数のアクセスノードが共有するランダムアクセスチャネルを含むことができる。本方法は、ランダムアクセスメッセージに対してローカル協調応答を提供するかどうかの決定を含んでもよい。本方法は、この決定に基づいてランダムアクセスメッセージへの応答を行うことを更に含んでもよい。
特定の実施形態によれば、少なくとも一つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも一つのメモリとを備える装置が提供される。少なくとも一つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、少なくとも一つのプロセッサを用いて装置に少なくとも、ユーザ装置においてランダムアクセスメッセージを作成させるように構成されてもよい。少なくとも一つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、少なくとも一つのプロセッサを用いて装置に少なくとも、ユーザ装置からランダムアクセスメッセージを共通リソースで送信させるように構成されてもよい。共有リソースは、複数のアクセスノードが共有するランダムアクセスチャネルを含むことができる。
特定の実施形態によれば、少なくとも一つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも一つのメモリとを備える装置が提供される。少なくとも一つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、少なくとも一つのプロセッサを用いて装置に少なくとも、ユーザ装置がランダムアクセスメッセージを共通リソースで送信したことを示す標示情報を受信させるように構成されてもよい。共有リソースは、複数のアクセスノードが共有するランダムアクセスチャネルを含むことができる。少なくとも一つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、少なくとも一つのプロセッサを用いて装置に少なくとも、ランダムアクセスメッセージに対して、複数のアクセスノードの少なくとも二つに関するローカル協調を行わせるように構成されてもよい。
特定の実施形態によれば、少なくとも一つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも一つのメモリとを備える装置が提供される。少なくとも一つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、少なくとも一つのプロセッサを用いて装置に少なくとも、ユーザ装置からランダムアクセスメッセージを共通リソースで受信させるように構成されてもよい。共有リソースは、複数のアクセスノードが共有するランダムアクセスチャネルを含むことができる。少なくとも一つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、少なくとも一つのプロセッサを用いて装置に少なくとも、ランダムアクセスメッセージに対するローカル協調応答を提供するかどうかを決定させるように構成されてもよい。少なくとも一つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、少なくとも一つのプロセッサを用いて装置に少なくとも、前記決定に基づいてランダムアクセスメッセージに対する応答を行わせるように構成されてもよい。
本方法は、特定の実施形態によれば、ユーザ装置から共通リソースでランダムアクセスメッセージを受信することを含むことができる。共通リソースは、複数のアクセスノードが把握又は共有するリソースを含むことができる。本方法は、複数の受信機が受信する複数の同一ランダムアクセスメッセージが単一のユーザ装置(UE)からのものか、複数のUEからのものかを決定することを含むことができる。本方法は、この決定に基づいて単一UEに対する一つの応答又は複数UEに対する複数の応答を送信することを更に含んでもよい。
特定の実施形態によれば、少なくとも一つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも一つのメモリとを備える装置が提供される。少なくとも一つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、少なくとも一つのプロセッサを用いて装置に少なくとも、ユーザ装置からランダムアクセスメッセージを共通リソースで受信させるように構成されてもよい。共通リソースは、複数のアクセスノードが把握又は共有するリソースを含むことができる。少なくとも一つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、少なくとも一つのプロセッサを用いて装置に少なくとも、複数の受信機が受信する複数の同一ランダムアクセスメッセージが単一のユーザ装置(UE)からのものか、複数のUEからのものかを決定させるように構成されてもよい。少なくとも一つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、少なくとも一つのプロセッサを用いて装置に少なくとも、前記決定に基づいて、単一UEに対して一つの応答を送信させる、又は複数UEに対して複数の応答を送信させるように構成されてもよい。
装置は、特定の実施形態によっては、前述の方法の何れかを行う手段を備えることができる。同様に実施形態によっては、前述の方法の何れかを含む処理を実行する命令が符号化されたコンピュータプログラムも提供される。また同様に実施形態によっては、ハードウェアで実行されると処理を行う命令で符号化された非一時的コンピュータ可読媒体も提供される。こうした処理は前述の方法の何れでもよい。
本発明を適切に理解するため、添付図面を参照する。
特定の実施形態に従うシステムを示す。
特定の実施形態に従う第1の実装を示す。
特定の実施形態において、ローカル中央制御装置によって区別可能な二つのケースを示す。
特定の実施形態において、二つのUEが同一のランダムアクセスリソースを選択する別のケースを示す。
特定の実施形態に従う第2の実装を示す。
特定の実施形態に従う方法を示す。
特定の実施形態に従う別の方法を示す。
特定の実施形態に従う更に別の方法を示す。
特定の実施形態に従う別のシステムを示す。
特定の実施形態に従う更に別のシステムを示す。
特定の実施形態に従う追加方法を示す。
特定の実施形態に従う装置を示す。
詳細説明
以降において特定の実施形態は、通信の信頼性を向上させるためにマルチ接続を使用することに関連する。より具体的には、特定の実施形態は、ランダムアクセスチャネルであって同時に複数のセルに接続するチャネルの接続設定に対する信頼性を向上させる方法やデバイス、システムを提供する。加えて、実施形態によっては、広域リソースの補償や衝突確率の上昇を回避できる。これは、最初のアクセスに対して複数の近接eNBが正確に同一RACHを有する場合に導入可能である。したがって、実施形態によっては、広域リソース補償や高衝突確率の問題を回避しながらRACH手順を向上させることによって、接続確立において要求される信頼レベルに達することができる。
特定の実施形態は、信頼性のあるランダムアクセス手順に基づく共通RACHリソースを提供する。ここで、ランダムアクセスメッセージは基地局など複数のアクセスノードによって受信可能であり、ランダムアクセス応答メッセージは単一のアクセスノードの代わりにローカル中央制御装置で定式化可能である。また、同一の応答メッセージは、一つ又は複数のアクセスノードによって伝送され、信頼性を更に向上させることができる。ローカル中央制御装置は、例えばモビリティ管理エンティティ(MME)に配置可能である。あるいは、こうしたローカル中央制御装置が、特定エリアのマクロセルのような複数のアクセスノードの中の一つに配置されてもよい。実施形態によっては、関連セルにおけるRACHリソースは様々なものがありうるが、こうしたリソースに関する知見は共通である。すなわち、リソースは受信側の立場から共通であり、基地局などのアクセスノードは、別のセルにおけるリソースも把握している。したがって、アクセスノードは他のセルにおいてもUEが送信したRACHメッセージを受信することができる。また別の実施形態によっては、リソースは送信側の立場から共通で、同一リソースが複数のセルによって共有される。すなわち、異なるセルのUEが同一リソースでRACHメッセージを送信してもよい。こうしたケースの何れにおいても、UEは別々のアクセスノードに対して多重化されたRACHメッセージを必要としないが、単一メッセージは複数のアクセスノードで受信可能である。
加えて、実施形態によっては、二つのケースのおけるネットワークの混乱を解決する方法が示される。こうしたケースとは、図3Aに示されるような、1台のUEが共有リソースでランダムアクセスメッセージを送信する場合と、図3Aのケース2及び図3Bで示されるような、2台の異なるUEがランダムアクセスメッセージを送信するために同一のリソースとRACHプリアンブル署名を選択する場合である。また実施形態によっては、こうした実装又は他の実装を上りRACHリソースを消費せずに達成することができる。
図1は、特定の実施形態に従うシステムを示す。特定の実施形態では同期ネットワークが採用されてもよく、そうしたネットワークは、例えば時分割多重(TDD)やセル間干渉制御(eICIC)等、LTEの様々な機能に対応するのに有益である。図1に示されるように、ユーザ装置110は複数のアクセスノード120に隣接しており、各アクセスノードはローカル中央制御装置130と通信することができる。
上りメッセージを統合し、アクセスノード120に対応するこうした複数のセルから下りメッセージを送信するために、中央制御装置130はネットワークから独立した要素で、進化型ノードB(eNB)の一部又は所謂クラウド無線アクセスネットワーク(RAN)装置の一部となることができる。したがって、ローカル中央制御装置130は複数のローカルアクセスノード120に関するローカル中央制御を行うことができる。ここで、ローカル中央制御装置130は地理的に様々な場所に配置可能で、中央配置やローカル配置がローカル中央制御装置130との通信速度を向上させるのに役立つ可能性があっても、そうした配置を行う必要はない。図1は、1台のユーザ装置(UE)が共通リソースを使ってランダムアクセスメッセージを送信している実施例と見なされる。
マルチセルで信頼性の高いランダムアクセス手順に対応するために、様々な技術が適用可能である。例えば、セル間に共通ランダムアクセスチャネル(RACH)リソースを規定することができる。RACHリソースは、特定の地理的領域における複数のマクロセル、スモールセル、マクロセル及びスモールセルの組合せの間で共有可能である。
UEがプリアンブル又は最初のランダムアクセスメッセージの送出を開始すると、メッセージは共通リソースで送信可能となる。近接セルは、こうした入力信号を検出するために共通リソース内を監視することができる。
この共通RACHリソースは、1台のUEが複数のセルにほぼ同時にアクセスすることを可能にしている。この信号送信に対して複数のセルがこの情報の受信に成功する場合があるため、こうした高速アクセスもありうることになる。あるいは、何れかのeNBがメッセージの復号に成功することによって、又は複数のeNBからの受信信号エネルギーを復号前に統合させることによって、RACH伝送の信頼性を向上させることも可能である。
共通RACHリソースは、様々な手段でUEに通知可能である。例えば、RACHリソースは、ブロードキャストシステム情報ブロックや専用無線リソース制御(RRC)メッセージを介してUEに伝達できる。LTE X2等はこうした機能を含むように変更可能である。共通RACHリソースを持つために、近接セル間協調が使用されてもよい。あるいは、こうしたリソースが事前構成可能で事後変更不可でもよい。
ランダムアクセス応答メッセージは、同一のランダムアクセスプリアンブル又はメッセージを検出可能なセルの間で合同の定式化が可能である。ネットワークは、応答メッセージを単一セルから送信するか、複数セルから別々に送信するかを決定してもよい。後者の場合、UEは複数のeNBからの送信を単一メッセージに統合してもよい。こうした統合は、例えば信頼性を向上させることができる。特に、複数セルが同一メッセージを伝送する場合、RA応答メッセージのビームフォーミング伝送が利用できる。
加えて、RACH容量を増やして、共通RACHリソースを共有するセルに大量のRACHリソースを割当てないようにするために、eNB及びローカル中央制御装置の何れか又は両方は、様々なケースを区別するために到着時刻(ToA)と到着角(AoA)を利用することができる。例えば図3Aの第1のケースによれば、1台のUEは単一のRACHプリアンブル/メッセージを、複数eNBが受信する共通RACHリソースに送信することができる。第2のケースによれば、2台のUEはそれぞれ、同一のRACHプリアンブル/メッセージを同一の共通RACHリソースに送信することができる。
eNBにおいてアンテナ要素の数が増えると、伝送の位置推定確度も高められる。新しいアンテナ技術や高い動作周波数(センチメートル波やミリメートル波)、その結果である短波長により、アンテナ要素数は増える可能性がある。
二つのeNBからのToA及びAoAが伝送元の位置として二つの異なる位置を指す場合、ネットワークはこれらを二台の別々のUEを見なせる。二つのeNBからのToA及びAoAが同一の位置を指す場合、ネットワークは単一UEの伝送と見なせる。ネットワークは、こうした二つのケースの決定するために、受信機のアンテナ構成や周波数等に応じて異なる推定誤差幅を用いてもよい。
図2は、特定の実施形態に従う第1の実装を示す。図2の実施形態では、セル間に共通RACHリソースが規定されてもよい。したがって、RACHリソースは、特定の領域におけるマクロセル及びスモールセルの何れか又は両方の群の間で共有可能である。
図2に示されるように、UEがランダムアクセスメッセージの送信を開始すると、図2のステップ1で示されるように、UEは、このメッセージを送信するために使用するリソースを任意で選択できる。
ランダムアクセスメッセージは全サービスに共通なプリアンブル署名でありうるが、超高信頼通信(ultra-reliable communication:URC)用に確保されている別の署名プールから取り出されてもよい。
プリアンブルのみの伝送の代わりに、第1のメッセージが、例えば信頼レベル基準やUEID等のような限定情報を含むこともできる。
複数のeNBがランダムアクセスメッセージの受信に成功すると、こうした情報はローカル中央制御装置に転送される。ローカル中央制御装置は物理的装置でもよく、単なる論理装置でもよい。
URC用に別の署名プールが確保されている、又は第1のメッセージにURC情報が含まれている場合、eNBはローカル中央制御装置を関与させるか否かを決定できる。
要求された信頼レベルに基づいて、ローカル中央制御装置は、例えば図2のeNB#1及びeNB#2のどちらの(又は両方の)セルがデバイスに接続すべきかに関する最適な決定を行うことができる。ローカル中央制御装置は、ランダムアクセス応答メッセージの内容を定式化することもできる。
図2のステップ2で示されるように、ランダムアクセス応答メッセージは、例えばこの2つのeNBのような複数のeNBから送信可能である。複数のeNBからの送信は、信頼性を向上させることができる。あるいは、単一のeNBのみからランダムアクセス応答メッセージが送信されてもよい。何れの場合でも、ランダムアクセス応答メッセージは、マルチ接続通信に関する両eNBからの情報を含みうる。
ランダムアクセス応答メッセージに含まれる情報に応じて、UEは、図2のステップ3に示されるように、2つのeNBに向けてスケジュールされた送信を行うことができる。eNB#1及びeNB#2の両方ともこのメッセージを復号可能であるかもしれないため、eNB#1及びeNB#2は統合を行う可能性もある。
こうした競合解決は、eNB#1及びeNB#2から返送可能である。当然ながら、こうした情報を両eNBの一方が送信可能であることもある。この場合、ローカル中央制御装置を関与させることができる。
このように、図2は、ローカル中央制御装置に基づくマルチ接続高信頼ランダムアクセス手順を示している。このアプローチは、従来のアプローチとは様々な形で異なっている。例えば、従来のアプローチでは、RACH応答メッセージに関する近接セル間の協調が無いことがある。同様に、従来ではデバイスは、同一のランダムアクセスメッセージがトリガーした別々のセルから複数の応答を受け取ることはできない。しかも、これまでは、UEがこの段階で複数のeNBと接続することはできなかった。
図3Aは、特定の実施形態において、ローカル中央制御装置によって区別可能な二つのケースを示す。前述の共通RACHプール及び集中化ランダムアクセス応答方法では、図3Aに示されるような次の二つのケースに対してローカル中央制御装置の混乱を引き起こす可能性がある:(1)1台のUEが共有リソースでランダムアクセスメッセージを送信し、このUEの信号が二つのeNBによって感知される場合;(2)複数のUEがランダムアクセスメッセージを送信するために同一のリソースを選択しているが、これらUEの各々は一つのeNBによってのみ感知される場合。ケース(2)に対する別の解決法は図3Bに示される。こうしたケースが区別されなければ、ローカル中央制御装置は、マルチ接続を目的としながら、それが可能でない場合においても誤った決定をする可能性がある。
図3Aの2ケースを区別する問題に対処可能な実施形態の中には、図3Bの解決法を適用することもできる。図3Bは、2台のUEの両方とも二つのeNBによって感知可能であって、これらUEがそれぞれのランダムアクセスメッセージに対して同一リソースを選択してしまった場合である。この場合、制御装置は、マルチ接続を正確に行おうとして、図2の手順における接続解決の段階で、ランダムアクセス応答メッセージの衝突対立を解決したかもしれない。しかし、より早い段階で衝突を解決できることが望まれる。
具体的には、図3Aに示されるケースで、マルチ接続が可能であるかを区別するために、到着時刻及び到着角を利用することができる。同様に、図3Bに示されるケースでも、早期の競合解決のために到着時刻及び到着角を利用することができる。
図3Aに提示された状況に対処するために、様々な方法が可能である。例えば通常は、AoA等のアンテナ技術や、可能であればToAを組み合わせた技術を用いて、混乱を回避することができる。ケース1では、二つのeNBにおけるAoA及びToA情報は、単一の位置を指すことで一致しうるが、ケース2ではこうした情報が矛盾する可能性がある。ただし、AoAを得るためには、アンテナアレイや複数のアンテナが必要となることもある。3D−MIMOの場合、垂直次元も利用可能である。3D−MIMOでは、各eNBは伝送信号の水平AoAに加え垂直AoAも検出することができる。垂直AoAは、ToAと合わせてeNBからUEまでの距離を推定するのに利用できる。
中央ノードにおいてこの決定を可能にするために、あるいは他の目的のために、各eNBは、受信したRACHプリアンブル/メッセージを使って、中央装置に対する推定されたToA及びAoA(水平角及び垂直角)を提供できる。各eNBの物理的位置及び高さが中央ノードで把握される場合、中央ノードは、受信信号の伝送方向及び距離を推定でき、これらの推定が単一の位置を指すか複数の位置を指すかを推定できる。
この推定が複数の位置を指す場合、ネットワークは、二つのセルで別々の手順を継続できる。この推定が単一の位置を指す場合、マルチ接続の手順が続くことになる。推定が単一位置を指すかを評価するために、位置確度の閾値を用いることができる。
別の方法としては、複数のUE又はUE群を区別するために使用可能なランダムアクセスメッセージに情報を含めることである。例として、1ビットの指標を使い、UEがマルチ接続を意図する即ち複数のeNBを感知しているか、あるいは通常のランダムアクセス手順を意図する即ち単一eNBのみを感知するかを示すことができる。別の例として、メッセージが任意選択された又は一意に決まるUE識別情報を含むことも可能である。中央ノードは、eNBから転送された識別情報を比較し、信号が別々のUEから送られたものかが即座に分かる。加えて、識別情報が一意で十分長い場合、図2のステップ4で示される競合解決を省略できる。
複数の方法は、組合せて使用されてもよい。例えば、ToA・AoA技術が様々な衝突を解決する場合、残りの衝突を十分高い確率で解決するためには、ToA・AoA技術が使用されなかったときよりも短い識別情報に依存してもよい。
図3Bの状況では、早期競合解決にために前述の方法が利用できる。複数のeNBから統合されたAoA及びToAの決定により、信号が複数の位置から送られたという結論が導かれた場合、ネットワークには少なくとも二つの選択肢がある。第1の選択肢によれば、ネットワークは一切応答しないと決定してもよい。この場合、各UEはランダムバックオフ時間後にメッセージを再送できる。第2の選択肢によれば、ネットワークは、別々の位置から送られたメッセージの一部又は全部に応答してもよい。アンテナ技術を用いて、応答をそれぞれ別々の位置に向けて送出させてもよい。それぞれの位置に向けられた応答は、図2のステップ3で、送信用に別々のリソースをスケジュールできる。
信号が複数の経路を通過する場合、信号源が複数であるか単一であるかの区別が常に可能ではない。それ故、中央ノードが結果として単一UEに対して複数の応答を送信して終わる可能性もある。このことは、UEがこれらの応答の少なくとも一つを受信できる限り、UEにとって問題にはならない。他の応答は、下りリソースを単に浪費し、図2のステップ3でメッセージ用に上りリソースを不必要に確保するかもしれないが、このことはUEのランダムアクセス手順を長引かせることはない。
図4は、特定の実施形態に従う第2の実装を示す。前述の実装実施形態に加え、別の選択肢として、図4に示されるようなローカル中央制御装置が不要であるUEベースのセル選択を行える。
eNB等のアクセスノードが複数のアンテナ接続された受信装置を備える場合、単一のアクセスノード内で一つ又は複数のリソースの決定を行うこともできる。この場合、アクセスノード自体は空間ドメインで別々のUEを区別可能でもよい。こうした場合のドメインは、物理的に有意に異なる位置を指していてもよい。したがって、アクセスノードがUEのランダムアクセス応答自体を区別できるため、アクセスノード間のコーディネータすら不要である。
ステップ1でUEがランダムアクセスメッセージを送出すると、ステップ2で複数のeNBは、潜在的に提供される信頼性情報と一緒にランダムアクセス応答メッセージを返送できる。この情報は、例えばシステム負荷や受信UE出力、位置情報等に基づいてもよい。
望ましいQoSにより、UEは、提供されたQoS又は他の要因に従って、eNB等のアクセスノードで最良である一つ(又は複数)のノードを選択できる。要求された信頼性基準等を達成するために、基地局(BS)等のアクセスノードが複数選択されることもある。
次にUEは、ステップ3で所望のアクセスノード全てに対してスケジュール送信を行える。ステップ4で、選択されたアクセスノードに対する競合解決が行われる。
図5は、特定の実施形態に従う方法を示す。図5に示されるように、本方法は510で、ユーザ装置においてランダムアクセスメッセージの作成を含むことができる。この作成は、ランダムアクセスメッセージにユーザ装置識別子を含めることを含んでもよい。
本方法は520で、ユーザ装置から共有リソースでランダムアクセスメッセージを送信することを含んでもよい。共有リソースは、複数のアクセスノードが共有するランダムアクセスチャネルを含むことができる。
本方法は530で、複数のアクセスノードのそれぞれで複数のランダムアクセス応答を受信することを更に含んでもよい。本方法は540で、受信応答に基づいて、ユーザ装置でアクセスノード選択を実行することを更に含んでもよい。本方法は550で、実行されたアクセスノード選択に基づいて、複数のアクセスノードの少なくとも一つに対してスケジュール送信を実行することを更に含んでもよい。
複数のランダムアクセス応答はそれぞれ、少なくとも二つのアクセスノードに関連していてもよい。複数のランダムアクセス応答は、少なくとも二つのアクセスノード間のローカル協調に基づいてもよい。あるいは、複数のランダムアクセス応答は非協調のこともあり、ユーザ装置が最適セルを選択できてもよい。
あるいは、ランダムアクセス応答が単一のアクセスノードのみに関連していてもよい。例えば、本方法は535で、ランダムアクセスメッセージに対する統合ランダムアクセス応答の受信を含んでもよい。統合ランダムアクセス応答は、複数のアクセスノードの少なくとも二つに関連していてもよい。場合によっては、こうした統合ランダムアクセス応答が唯一つ受信されてもよく、また場合によっては、統合応答が唯一のアクセスノードの応答を参照するようになってもよい。さらに、その他の状況もありうる。
統合ランダムアクセス応答を定式化する一つ(又は複数)のアクセスノードは、この統合ランダムアクセス応答を送信するアクセスノードとは別のものでもよい。加えて、信頼性や他の目的のために、追加アクセスノードが統合ランダムアクセス応答を提供してもよい。これらのアクセスノードは、ユーザ装置が使用する予定がないとして提供される。こうした追加的な統合ランダムアクセス応答は、ユーザ装置が使用すべきリソースを正確に識別するのに役立てられる。
例えばメッセージ送信に対して、原理的には一つ又は複数の関連するアクセスノードでメッセージを送信することができる。例えば、二つのアクセスポイント(eNB#1及び#2)が選択され、統合ランダムアクセス応答メッセージにこれらの情報を含めることができる。メッセージ伝送には二つの異なる方法がある。第1の方法によれば、eNB#1及びeNB#2の両方が同一メッセージを送信可能で、他の近接アクセスポイントも送信可能でもよい。この方法では、UE側でダイバーシティ利得が期待され、その結果、このメッセージを受け取る信頼性が向上する。第2の方法によれば、単一のアクセスノード(例えばeNB#1)がメッセージを送信するのみでもよい。第1の方法で同一の変調・符号化方式(modulation and coding scheme:MCS)が用いられる場合、ダイバーシティ利得が無いこともあり、第1の方法を単独で用いる場合よりも性能が平均して低くなる可能性がある。
図5の方法は、ユーザ装置等のようなデバイスで実行されてもよい。
図6は、特定の実施形態に従う別の方法を示す。図6に示されるように、本方法は610で、ユーザ装置が共有リソースでランダムアクセス応答メッセージを送信したことを示す標示情報の受信を含むことができる。共有リソースは、複数のアクセスノードが共有するランダムアクセスチャネルを含むことができる。本方法は620で、ランダムアクセスメッセージに対して、複数のアクセスノードの少なくとも二つに関するローカル協調の実行を含んでもよい。
この協調は、複数のアクセスノードから区別される実体で実行されてもよい。あるいは、この協調がアクセスノードの一つで実行されてもよい。
ローカル協調は、ユーザ装置に対して要求されるサービス品質を提供するために最適化された応答を提供するように構成されてもよい。ローカル協調は、複数のアクセスノードの中の少なくとも二つに対して、ランダムアクセスメッセージに応じたランダムアクセス応答のユーザ装置への送信を実行させるように構成されてもよい。このランダムアクセス応答は統合ランダムアクセス応答でもよい。ランダムアクセス応答は、少なくとも二つのアクセスノードに関する情報を提供するように構成されてもよい。
あるいは、ローカル協調が、単一のランダムアクセス応答であって、少なくとも二つのアクセスノードに関する情報を提供するように構成された単一のランダムアクセス応答を提供するように構成されてもよい。
本方法は625で、ランダムアクセス応答メッセージからユーザ装置識別子(UEID)を処理することを含んでもよい。ユーザ装置識別子は、与えられたランダムアクセスメッセージの関する複数の報告を相互に関連付けるために使用されてもよい。
本方法は627で、ランダムアクセスメッセージに関連する到着時刻(ToA)又は到着角(AoA)の少なくとも一つを処理することを含んでもよい。ToA及びAoAは、与えられたランダムアクセスメッセージの関する複数の報告を相互に関連付けるために、単独で又はUEIDと組み合わせて使用されてもよい。
図6の方法は、MMEや他のローカル中央制御装置等のようなデバイスで行われてもよい。
図7は、特定の実施形態に従う更に別の方法を示す。図7に示されるように、本方法は710で、ユーザ装置からのランダムアクセスメッセージを共有リソースで受信することを含むことができる。共有リソースは、複数のアクセスノードが共有するランダムアクセスチャネルを含むことができる。本方法は720で、ランダムアクセスメッセージに対してローカル協調応答を提供するかどうかの決定を含んでもよい。本方法は730で、この決定に基づいてランダムアクセスメッセージへの応答を行うことを更に含んでもよい。
この決定は722で、ランダムアクセスメッセージの署名の解析を含んでもよい。また、あるいは加えて、この決定は、724で受信ランダムアクセスメッセージに関する標示情報をローカル中央制御装置に転送することと、726でローカル中央制御装置からの応答を受信することを含んでもよい。本方法は更に725で、受信ランダムアクセスメッセージに関連する到着時刻(ToA)又は到着角(AoA)の少なくとも一つを標示情報に含めることを含んでもよい。
図7の方法は、アクセスノード等のようなデバイスで実行されてもよい。図5、6、7の方法は、図2の実施例について説明したように、特定の実施形態で一緒に使用することもできる。
図8は、特定の実施形態に従う別のシステムを示す。特定の実施形態において、システムは複数のデバイスを含んでもよく、例えば、少なくとも一つのUE810、少なくとも一つのアクセスノード820、少なくとも一つのローカル中央制御装置830を含んでもよい。アクセスノード820はeNB又は他の基地局やアクセスポイントでもよく、ローカル中央制御装置830はMME又はローカル中央制御を行うように構成された他のデバイスでもよい。
こうしたデバイスの各々は、少なくとも一つのプロセッサを備えてもよく、それらはそれぞれ814、824、834で示されている。各デバイスは815、825、835でそれぞれ示される少なくとも一つのメモリを具備できる。メモリは、その中に格納されたコンピュータプログラム命令又はコンピュータコードを含んでもよい。プロセッサ814、824、834及びメモリ815、825、835、又はそれらのサブセットは、図5−7及び10の様々なブロックに対応する手段を提供するように構成されてもよい。
図8で示されるように送受信機816、826、836を具備することもでき、各デバイスは817、827、837でそれぞれ示されるアンテナを備えてもよい。また例えば、こうしたデバイスに関する他の構成が提供されてもよい。例えば、ローカル中央制御装置830は無線通信に加え有線通信用として構成されていてもよい。このような場合、アンテナ837は従来のアンテナに限らず、任意の通信ハードウェア形態を示していてもよい。
送受信機816、826、836はそれぞれ、独立した送信機又は受信機でもよく、送信機及び受信機の両方でもよく、送受信両方を行うように構成された単一ユニット又はデバイスでもよい。
プロセッサ814、824、834は、中央処理装置(CPU)や特定用途向け集積回路(ASIC)等のような任意のコンピュータデバイス又はデータ処理デバイス、又はそれらの匹敵するようなデバイスで具現化できる。プロセッサは、単一コントローラとして実装されてもよく、複数のコントローラ又はプロセッサとして実装することもできる。
メモリ815、825、835はそれぞれ独立して、非一時的コンピュータ可読媒体のような任意適切な記憶デバイスでもよく、ハードディスクドライブ(HDD)やランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、又は他の適切なメモリが使用されてもよい。複数のメモリは、プロセッサとして単一の集積回路に統合されていてもよく、一つ又は複数のプロセッサとは別々でもよい。また、コンピュータプログラム命令はメモリに保存され、プロセッサによって処理されてもよく、例えば、任意適切なプログラミング言語で書かれたコンパイル済み又はインタープリット済みコンピュータプログラムのような、あらゆる適切な形態のコンピュータプログラムがありうる。
メモリ及びコンピュータプログラム命令は、特定のデバイスのプロセッサを用いて、UE810やアクセスノード820、ローカル中央制御装置830等のハードウェア装置に前述の処理(図5−7、10等を参照)の何れかを実行させるように構成されてもよい。それ故、実施形態によっては、ハードウェアで実行されると前述の処理の一つのような処理を行うコンピュータ命令を用いて、非一時的コンピュータ可読媒体を符号化することもできる。あるいは、本発明の特定の実施形態がハードウェアで完全実行されてもよい。
さらに、図8ではUE、アクセスノード、ローカル中央制御装置を含むシステムが示されているが、本発明の実施形態によっては他の構成でも適用可能であり、追加要素を含む構成でも適用可能である。例えば、図示していないが追加UEがあって、図1−4に示されるように追加コア又は無線アクセスネットワーク要素が存在してもよい。
図9は、特定の実施形態に従う更に別のシステムを示す。図9に示されるように、このシステムはユーザ装置910を含むことができる。ユーザ装置910は、ユーザ装置でランダムアクセスメッセージを作成する手段911を備えることができる。この作成は、ランダムアクセスメッセージにユーザ装置識別子を含めることを含んでもよい。
ユーザ装置910は、ユーザ装置から共有リソースでランダムアクセスメッセージを送信する手段912を備えてもよい。共有リソースは、複数のアクセスノードが共有するランダムアクセスチャネルを含むことができる。
ユーザ装置910は、複数のアクセスノードのそれぞれで複数のランダムアクセス応答を受信する手段913を更に備えてもよい。ユーザ装置910は、受信応答に基づいて、ユーザ装置でアクセスノード選択を実行する手段914を更に備えてもよい。ユーザ装置910は、実行されたアクセスノード選択に基づいて、複数のアクセスノードの少なくとも一つに対してスケジュール送信を実行する手段915を更に備えてもよい。
複数のランダムアクセス応答はそれぞれ、少なくとも二つのアクセスノードに関連していてもよい。複数のランダムアクセス応答は、少なくとも二つのアクセスノード間のローカル協調に基づいてもよい。
あるいは、ランダムアクセス応答が単一のアクセスノードのみに関連していてもよい。例えば、ユーザ装置910は、ランダムアクセスメッセージに対する単一ランダムアクセス応答を受信する手段916を備えてもよい。単一ランダムアクセス応答は、複数のアクセスノードの少なくとも二つに関連していてもよい。
本システムは、MME等のローカル中央制御装置920を含むこともできる。ローカル中央制御装置920は、ユーザ装置が共有リソースでランダムアクセス応答メッセージを送信したことを示す標示情報を受信する手段921を備えることができる。共有リソースは、複数のアクセスノードが共有するランダムアクセスチャネルを含むことができる。ローカル中央制御装置920は、ランダムアクセスメッセージに対して、複数のアクセスノードの少なくとも二つに関するローカル協調を行う手段922を備えてもよい。
この協調は、複数のアクセスノードから区別される実体で実行されてもよい。あるいは、この協調がアクセスノードの一つで実行されてもよい。したがって、ローカル中央制御装置920は、アクセスノードから物理的にでも、論理的にでも、又はその両方において別々でもよい。
ローカル協調は、ユーザ装置に対して要求されるサービス品質を提供するために最適化された応答を提供するように構成されてもよい。ローカル協調は、複数のアクセスノードの中の少なくとも二つに対して、ランダムアクセスメッセージに応じたランダムアクセス応答のユーザ装置への送信を実行させるように構成されてもよい。このランダムアクセス応答は統合ランダムアクセス応答でもよい。ランダムアクセス応答は、少なくとも二つのアクセスノードに関する情報を提供するように構成されてもよい。
あるいは、ローカル協調が、単一のランダムアクセス応答であって、少なくとも二つのアクセスノードに関する情報を提供するように構成された単一のランダムアクセス応答を提供するように構成されてもよい。
ローカル中央制御装置920は、ランダムアクセス応答メッセージからユーザ装置識別子(UEID)を処理する手段923を備えてもよい。ユーザ装置識別子は、与えられたランダムアクセスメッセージの関する複数の報告を相互に関連付けるために使用されてもよい。
ローカル中央制御装置920は、ランダムアクセスメッセージに関連する到着時刻(ToA)又は到着角(AoA)の少なくとも一つを処理する手段924を備えてもよい。ToA及びAoAは、与えられたランダムアクセスメッセージの関する複数の報告を相互に関連付けるために、単独で又はUEIDと組み合わせて使用されてもよい。
本システムは、少なくとも一つのアクセスノード930を更に含むこともできる。種々の実施形態について、説明のため図中ではこうしたアクセスノードが一つしか描かれていないが、複数のアクセスノードが存在しうる。
アクセスノード930は、ユーザ装置から共有リソースでランダムアクセスメッセージを受信する手段931を備えることができる。共有リソースは、複数のアクセスノードが共有するランダムアクセスチャネルを含むことができる。アクセスノード930は、ランダムアクセスメッセージに対してローカル協調応答を提供するかどうかを決定する手段932を備えてもよい。アクセスノード930は、この決定に基づいてランダムアクセスメッセージへの応答を行う手段933を更に備えてもよい。
アクセスノード930は、ランダムアクセスメッセージの署名を解析する手段934を備えてもよい。また、あるいは加えて、アクセスノード930は、受信ランダムアクセスメッセージに関する標示情報をローカル中央制御装置に転送する手段935と、ローカル中央制御装置からの応答を受信する手段937を備えてもよい。アクセスノード930は、受信ランダムアクセスメッセージに関連する到着時刻(ToA)又は到着角(AoA)の少なくとも一つを標示情報に含める手段936を更に備えてもよい。
ユーザ装置910、アクセスノード930、ローカル中央制御装置920は、図8に示されるやり方のように様々な構成が可能であり、他の実装も許される。ユーザ装置910は、無線リンク940越しにアクセスノード930と通信してもよい。同様に、アクセスノード930も、無線又は有線を問わず通信リンク950越しにローカル中央制御装置920と通信してもよい。
図10は、特定の実施形態に従う追加方法を示す。図10に示されるように、本方法は1010で、ユーザ装置からのランダムアクセスメッセージを共通リソースで受信することを含むことができる。共通リソースは、複数のアクセスノードが把握又は共有するリソースでもよい。本方法は1020で、二つの受信機が受信する複数の同一ランダムアクセスメッセージが単一のユーザ装置(UE)からのものか、複数のUEからのものかを決定することを含むことができる。本方法は1030で、この決定に基づいて単一UE又は複数UEに対して応答を送信することを更に含んでもよい。
図11は、特定の実施形態に従う装置を示す。図11に示されるように、本装置は、ユーザ装置からのランダムアクセスメッセージを共通リソースで受信する手段1110を備えることができる。共通リソースは、複数のアクセスノードが把握又は共有するリソースでもよい。本装置1100は、二つの受信機が受信する複数の同一ランダムアクセスメッセージが単一のユーザ装置(UE)からのものか、複数のUEからのものかを決定する手段1120を備えることができる。本装置1100は更に、この決定に基づいて単一UE又は複数UEに対して応答を送信する手段1130を備えてもよい。図11の種々の手段は、様々な形で具現化できる。こうした実施形態に関する二つの実施例は、図8のアクセスノード820及び図8のローカル中央制御装置830である。
種々の実施形態は様々な利益をもたらし、種々の有利な点もあり、これら全てを有することができる。例えば、実施形態によっては、ユーザ装置が同時に複数のセルにアクセスできる。また、実施形態によっては、ランダムアクセスメッセージ及びランダムアクセス応答メッセージの両方の成功率を上げることで、通信の信頼性を有意に向上させることができる。
さらに、実施形態によっては、RACHリソース用の共通プールを持つ場合に、衝突確率を上げずにRACHリソースを削減できるようにRACHリソースを構成できる。また更に、実施形態によっては、ユーザ装置への実装が簡単なものもある。
上記の通り、本発明が、開示された順番以外のステップ、開示された構造以外のハードウェア要素の何れか又は両方で実行可能であることは、当業者であれば容易に理解できよう。したがって、本発明は、これら好ましい実施形態に基づいて説明されているが、本発明の主旨及び範囲を逸脱しない限り、一定の改良、変更、代替構成を見出すことは当業者にとって容易であろう。それ故、本発明の範囲を決定するためには、添付の特許請求の範囲を参照されなくてはならない。

Claims (17)

  1. 複数のNodeBを統括する中央制御装置が実行する方法であって、
    ユーザ装置がランダムアクセスメッセージを共通リソースで送信したことを示す標示情報を受信することであって、該共通リソースは複数のNodeBが把握又は共有するリソースを含む、前記受信することと;
    前記ランダムアクセスメッセージに対して、前記複数のNodeBの少なくとも二つに関するローカル協調を行うことと;
    を含む、方法。
  2. 前記ローカル協調は、前記複数のNodeBにおいて区別可能なエンティティ又は、前記複数のNodeBから選択されるエンティティで実行される、請求項に記載の方法。
  3. 前記ローカル協調は、前記ユーザ装置に対して要求されるサービス品質を提供するために最適化された応答を提供するように構成される、請求項又は請求項に記載の方法。
  4. 前記ローカル協調は、前記複数のNodeBの中の少なくとも二つに対して、ランダムアクセスメッセージに応じた統合ランダムアクセス応答の前記ユーザ装置への送信を実行させるように構成される、請求項からのいずれかに記載の方法。
  5. 前記統合ランダムアクセス応答は、前記少なくとも二つのNodeBに関する情報を提供するように構成される、請求項に記載の方法
  6. 前記ローカル協調は、前記複数のNodeBの中の少なくとも二つに関する情報を含む統合ランダムアクセス応答を定式化するように構成される、請求項からのいずれかに記載の方法。
  7. 前記ランダムアクセスメッセージからのユーザ装置識別子を処理することを更に含み、前記ユーザ装置識別子は、複数のランダムアクセスメッセージ報告を相互に関連付けるために使用される、請求項からの何れかに記載の方法
  8. ユーザ装置からランダムアクセスメッセージを共通リソースで受信することであって、該共通リソースは複数のアクセスノードが把握又は共有するリソースを含む、前記受信することと;
    前記ランダムアクセスメッセージに対するローカル協調応答を提供するかどうかを決定することと;
    前記決定に基づいて前記ランダムアクセスメッセージに対する応答を送信することと;
    を含むと共に、
    前記受信されたランダムアクセスメッセージに関する標示情報をローカル中央制御装置に転送することと、該ローカル中央制御装置からの応答を受信することを更にを含む、
    方法。
  9. 前記応答は、前記複数のアクセスノードの中の少なくとも二つに関する情報を含む統合ランダムアクセス応答を含む、請求項に記載の方法。
  10. 前記ランダムアクセスメッセージの署名を解析することを更に含む、請求項又は請求項に記載の方法
  11. 前記受信されたランダムアクセスメッセージに関連する到着時刻又は到着角の少なくとも一つを前記標示情報に含めることを更に含む、請求項から10のいずれかに記載の方法。
  12. ユーザ装置からランダムアクセスメッセージを共通リソースで受信することであって、該共通リソースは複数のNodeBが把握又は共有するリソースを含む、前記受信することと;
    複数の受信機が受信する複数の同一ランダムアクセスメッセージが単一のユーザ装置(UE)からのものか、複数のUEからのものかを決定することと;
    前記決定に基づいて、前記単一UEに対して一つの応答を送信する、又は複数UEに対して複数の応答を送信することと;
    を含む、方法。
  13. 前記決定することは、
    ・ 前記ランダムアクセスメッセージの到着時刻及び/又は到着角を用いて前記決定を行うこと;
    ・ 前記ランダムアクセスメッセージに含まれる情報であって、前記ランダムアクセスメッセージを複数のNodeBへ送信することを意図しているか、前記ランダムアクセスメッセージを単一のNodeBのみへ送信することを意図しているかを示す情報を用いて、前記決定を行うこと;
    の少なくともいずれかを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記共通リソースはランダムアクセスチャネルを含む、請求項から13の何れかに記載の方法。
  15. 前記共通リソースはブロードキャストシステム情報ブロック又は専用無線リソース制御(RRC)メッセージを介してユーザ装置に通知される、請求項1から14のいずれかに記載の方法。
  16. 処理手段及び記憶手段を備える装置であって、前記記憶手段はプログラム命令を格納し、前記プログラム命令は、前記処理手段に実行されると、前記装置に、請求項から14のいずれかに記載の方法を遂行させるように構成される、装置。
  17. 装置の処理手段に実行されると、前記装置に、請求項から14のいずれかに記載の方法を遂行させるように構成されるプログラム命令を備える、コンピュータプログラム。
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