JP6640969B1 - 型内の圧力及び温度検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】型内の圧力及び温度検出装置を提供する。【解決手段】本発明の型内の圧力及び温度検出装置は、枠体と、台座と、押圧レバーと、ひずみ構造と、ひずみゲージと、温度検出素子と、処理ユニットと、を備える。枠体は金型に内設されると共に型穴に連通され、枠体は通路及び収容空間を有する。台座は枠体の底面に設置され、その上部には平坦面を有する。押圧レバーは収容空間に設置されると共に前端が通路内まで延伸されて型穴中に露出される。ひずみ構造は平坦面と押圧レバーの後端との間に設置されると共に平坦面に定位される。ひずみゲージはひずみ構造に設置され、型穴の圧力を受けたひずみ構造の変形量を計測すると共に変形情報に変換させるために用いられる。温度検出素子は押圧レバー中に設置され、押圧レバーの温度を計測すると共に押圧レバー温度情報に変換させるために用いられる。処理ユニットはひずみゲージ及び温度検出素子にそれぞれ電気的に接続され、変形情報及び押圧レバー温度情報を取得する。【選択図】図7

Description

本発明は、型内の圧力及び温度検出装置に関し、より詳しくは、型穴内の同じ位置で金型の温度及び圧力の変化の即時計測を行う検出装置に関する。
射出成形は切削が不要な高速成形加工法であり、射出成型及び圧力鋳造等のプロセスは製造効率が高く、経済的で寸法の精度も高く、互換性が高い等の特徴があるため、大規模産業では広く応用されており、急速に発展している。圧力鋳造はアルミニウム、マグネシウム、及び亜鉛等の軽金属の主要な成形方法となっており、大型の複雑な薄壁枠体部材の製造に適用されている。
圧力鋳造部材は自動車、運動器材、電子産業、及び宇宙航空産業等の分野の製品にとって重要な構成部材であり、とりわけ自動車産業においては圧力鋳造技術が応用される主要な分野となっており、全体の70%以上を占める。自動車、バイク、内燃機関、電子通信、計器類、家電、ハードウェア等の産業の急速な発展に伴い、圧力鋳造部材の機能及び応用分野が拡大を続けており、圧力鋳造技術の急速な発展を促している。
しかしながら、従来の射出成形製品は、設計及び製造方法が共に実際の製造経験を基礎とし、CAD及びCAEを結合させて運用されているため、シュミュレーション上の型内の圧力曲線と実際の型内の圧力曲線との間には相当な差異が存在する。図1に示されるように、実際の製造過程で出現する問題の多くは実際の経験を頼りに分析を行って措置を採る。
従来の射出成形産業は少なくとも下記の問題に直面している。
1.プロセス設備の装設品質及び劣化状況が不一致であり、プロセスのパラメータの補正効率が低すぎる。
2.完成品の品質を即時監視できず、製造後にサンプル検査を行わねばならない。
3.小ロット製造コストが高すぎ、在庫管理の最適化が達成できない。
従来の特許文献1では、例えば、圧力センサー付き押出しピン(Ejector pin with pressure sensor)が掲載され、この押出しピンは加工品を押出し成形するためのピン及び前記ピンを平滑に被装させるスリーブをを有する。前記ピンの端部は案内部分端部の開口面を介して前記型穴に対応する。スリーブ部分の下端部の段差部分によりポケットが限定される。ポケット内にはピン基部に位置される断面がU字形を呈するひずみ形成部分が装填される。ひずみ形成部分の横梁の下表面にはひずみセンサーが付設される。射出される樹脂の圧力がピンの端部に加えられ、ピンに加えられる下向きの負荷により横梁が下に向けて湾曲される。
このような構造が配置される検出素子は金型の外に装設される。これは間接計測方式に属し、且つ前記ピンが前記横梁に突き当てられる位置を前記横梁の中心部に正対させねばならない。そうしなければ前記突き当てられる位置が中心点から偏位し、変形データのひずみ率が大きく増加してしまう。
米国特許出願第6345974B1号明細書
本発明者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本発明の提案に到った。
本発明は、以上の従来技術の課題を解決する為になされたものである。即ち、本発明の目的は、型内で射出プロセスにおける型内の圧力及び型内の温度を直接計測可能な検出装置であって、非圧力伝達経路のひずみ構造にひずみゲージ及び温度検出素子が保留される信号出力回路に応用し、同時に検出装置内にひずみゲージ及び温度検出素子が装設される検出装置を提供することである。
上記課題を解決する本発明は、金型に内設されると共に天井面が前記金型の型穴から露出される枠体であって、前記天井面には通路が凹設されると共に前記枠体内の収容空間に連通され、前記枠体の底面には前記収容空間に連通される開口端を有することと、前記枠体の底面に設置され、前記収容空間を封鎖させ、上部には平坦面を有し、中心部には貫通孔が設けられる台座と、前記収容空間に設置されると共に前端が前記通路内まで延伸されて前記型穴中に露出され、前記前端から型穴の圧力が伝達された後、前記通路内で軸方向に変移する押圧レバーと、前記平坦面と前記押圧レバーとの間に設置されるひずみ構造であって、前記押圧レバーの変位により伝達されて来た圧力を前記ひずみ構造の変形量に変換させることと、前記ひずみ構造に設置され、前記ひずみ構造の変形量を計測すると共に変形情報に変換させるための少なくとも1つのひずみゲージと、前記押圧レバーに設置され、前記押圧レバーの即時温度を計測すると共に押圧レバー温度情報に変換させるための少なくとも1つの温度検出素子と、前記ひずみゲージ及び前記温度検出素子にそれぞれ電気的に接続され、前記変形情報及び前記押圧レバー温度情報を取得するための処理ユニットと、を備えることを特徴とする型内の圧力及び温度検出装置。
本発明の好適例において、前記枠体の前記天井面は前記型穴面と概ね水平になり、且つ初期装設時には、前記押圧レバーが圧力を受けていない場合、前記押圧レバーの前端の端面及び前記天井面が平坦性を保持させる。
本発明の好適例において、前記押圧レバーは前記前端に連結されるレバー本体及び前記レバー本体に連結されると共に前記前端に背向する後端平坦面を更に備える。前記後端平坦面は前記収容空間に位置されると共に前記ひずみ構造に当接され、前記後端平坦面の直径は前記通路の直径より大きい。前記レバー本体には弾性部材が覆設され、前記弾性部材の両端が前記後端平坦面及び前記収容空間から前記通路の端面にそれぞれ近接されてその移動限界を限定させる。前記弾性部材は、前記押圧レバーが外力を解除させて前記軸方向への変移を発生させた際に、前記押圧レバーを原位置に復帰させるために用いられる。
本発明の好適例において、これら前記温度検出素子は、前記押圧レバー及び前記ひずみ構造に設置され、前記押圧レバー温度情報及び前記ひずみ構造の即時温度をそれぞれ計測させると共に前記処理ユニットにフィードバックさせるために用いられる。
本発明の好適例において、前記ひずみ構造は、押板部と、座板部と、両端が前記押板部及び前記座板部にそれぞれ連結される1対の支持梁と、を備える。前記座板部は前記平坦面に定位され、前記押板部は前記押圧レバーの後端に隣接し、前記1対の支持梁は前記押圧レバーの移動方向に平行に設置される。前記1対の支持梁の梁体は前記押板部が加える圧力を受けた後、他の支持梁に背向する方向にそれぞれ湾曲変形される。少なくとも1つのひずみゲージが前記1対の支持梁のうちの1つの梁体に設置される。
本発明の好適例において、これら前記支持梁は金属やセラミック等の材料で製造され、更には低温の場合はプラスチックにより製造されてもよい。原則的に、これら前記支持梁は前記収容空間内における変形量が永久的な変形を生じさせない材料であればよい。
本発明の好適例において、前記座板部は前記平坦面の前記座板部の中心位置に形成される凹む位置決めスロットに定位され、且つ対応する前記平坦面には前記位置決めスロットと嵌め合わせられる凸部が設けられる。
本発明の好適例において、これら前記ひずみゲージ及びこれら前記温度検出素子の電力及び信号の伝送ラインが前記枠体及び前記台座の外まで貫通させるように、前記押圧レバーの後端の端面の中心部にはめくら穴が設けられ、前記ひずみ構造の中心部及び前記台座の中心部にはスルーホールが設けられる。
本発明の好適例において、前記処理ユニットは前記ひずみ構造の変形情報及び前記押圧レバー温度情報をそれぞれ取得させると共に前記押圧レバーの温度において前記ひずみ構造の材質が発生させる変形量に対する影響を評価した後、実際の型穴の圧力値を更に推定させる。
本発明の好適例において、前記処理ユニットは同じ時間における前記ひずみ構造の変形情報、前記ひずみ構造の即時温度、前記押圧レバー温度情報をそれぞれ取得させると共に前記ひずみ構造の材質が発生させる変形量に対する前記ひずみ構造の即時温度の影響を換算した後、実際の型穴の圧力値を更に推定させる。
本発明によれば、プロセス段階の型穴のプロセスの圧力及び温度の変化過程の曲線を提供し、完成品の品質の判定及び設備の機能の検証という目標を達成させる。品質管理システムが射出成形プロセスのパラメータを計測可能にするためには、射出成形品の品質を判定することが多大に貢献する。
検出構造の設計には制限があるため、異なる位置に多くの異なる検出器を使用して金型の状態を監視しなければならず、システムの装設及び配置が複雑化し、同じ位置から検出は行えなかったが、本発明が構築する検出器を利用すれば、金型の温度及び圧力の変化を即時計測可能になる。
本発明に係る検出器を利用して型内の圧力及び温度を計測し、従来の射出成形設備と統合して機能校正及びライン上の完成品の品質の判定を行う。本発明に係る型内の圧力及び温度検出装置は、金型の圧力及び温度を即時計測可能であるため、従来の金型感知技術のシステムが複雑であり、金型の統合性が低いという問題を解決させる。
従来の金型注入プロセスでは、型内の圧力と実際の型内の圧力の変化を模擬するグラフである。 本発明の型内の圧力と温度の検出装置の実施形態が型内に適用された断面の概略図である。 本発明の型内の圧力と温度の検出装置の実施形態を示す正面分解図である。 本発明の型内の圧力と温度の検出装置の実施形態のひずみ構造を示す傾斜図である。 図3に示すひずみ構造が受圧により変形される傾斜の概略図である。 本発明の型内の圧力と温度の検出装置の実施形態の正面組み合わせ図及び注型材料が型穴に注入されないときの検出装置の状態を示す概略図である。 本発明の型内の圧力と温度の検出装置の実施形態が注型材料が型穴に注入されるときの検出装置の作動を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能であることは言うまでもない。
以下、図2乃至7を参照しながら、本発明をさらに詳しく説明する。本実施形態の圧力及び温度検出装置1は、金型Aに応用され、圧力及び温度検出装置1は、枠体11と、台座12と、押圧レバー13と、ひずみ構造14と、ひずみゲージ15と、温度検出素子16と、を備える。
枠体11は金型Aに内設されると共に枠体11の天井面111の金型Aの型穴(Mold Cavity)Bの空間中に露出される。枠体11は天井面111に凹設される通路112及び枠体11内に同様に設置されると共に通路112に連通される収容空間113を有し、枠体11の底面114には前記収容空間113に連通される開口端1141を含む。
台座12は枠体11の底面114の開口端1141に設置され、具体的には、図3、図6、及び図7に示される実施形態のように、前記台座12の外周壁面に雄ねじ123が設置され、前記枠体11の開口端1141の内壁には対応するように雌ねじ1142が設置され、これらが互いに螺設され、前記台座12が前記枠体11の底面114に分離可能に設置され(当然ながら、台座12の取り外しが不要な場合、溶接や粘着等の方式が採用され、前記台座12が前記枠体11の底面114の開口端1141に結合されてもよい)、前記収容空間113が封鎖される。台座12の上部には平坦面121を有し、台座12の中心部には台座12の中心軸を貫通させる貫通孔122が設けられる。
押圧レバー13は収容空間113に設置されると共にその前端131は通路112内まで延伸され、前記型穴Bの空間中に露出される。図7に示されるように、前記型穴Bが圧力Fを発生させると、押圧レバー13の前端131が型穴Bの圧力を伝達させ、押圧レバー13が前記通路112内で収容空間113の方向に向けて軸方向に変移する。
ひずみ構造14は平坦面121と押圧レバー13の後端132との間に設置され、且つ前記平坦面121に定位され、押圧レバー13が変移されることにより伝達されて来た圧力をひずみ構造14の変形量に変換させる。
ひずみゲージ15はひずみ構造14に設置され、ひずみ構造14の変形量に基づいて変形情報151に変換させる。当然ながら、ひずみ構造14の変形部材(図6の支持梁143参照)は複数箇所あり、前記変形部材に1つずつ設置されるか1つが選択されて設置される。
温度検出素子16(即ち、押圧レバー温度感知素子16a)は押圧レバー13中に設置され(図3及び図6に示されるように、押圧レバー13の後端132の端面の中心部にはめくら穴1322が凹設される)、押圧レバー13の即時温度を計測させると共に押圧レバー温度情報16a1に変換させるために用いられる(押圧レバー13の前端131が型穴Bから露出されるため、押圧レバー温度情報16a1が精確な型穴Bの実温度値を取得可能である)。
処理ユニット17はひずみゲージ15及び温度検出素子16にそれぞれ電気的に接続され、前記変形情報151及び押圧レバー温度情報16a1を取得し、これを変形情報を圧力情報に変換する根拠とする。
ある実施形態において、枠体11の天井面111は型穴面B1と概ね水平になり、且つ初期装設状態では、押圧レバー13が型穴の圧力Fを受けていない場合、押圧レバー13の前端131の端面及び天井面111が平坦性を保持させる(図6参照)。
射出成形プロセスが実行されている場合、型穴Bは注型材料Cが射出されることで発生する圧力の上昇が変化し、その型穴Bの圧力Fにより押圧レバー13が押され、押圧レバー13がひずみ構造14の上部に向けて押動される(押板部141参照)。
ひずみ構造14はその底部(底板部142参照)が固定される台座12の平坦面121に定位されるため、ひずみ構造14の座板部142が動かないように固定され、押板部141が伝来させる圧力により支持梁143が変形され、前記支持梁143に設置されるひずみゲージ15によりその変形値が計測される(図7参照)。
ある実施形態において、図3に示されるように、押圧レバー13は前端131に連結されるレバー本体133、及びレバー本体133に連結されると共に後端132に位置される後端平坦面1321を更に備え、後端平坦面1321は収容空間113に位置されると共にひずみ構造14に当接される。後端平坦面1321の直径は通路112の直径より大きく、レバー本体133には弾性部材18が覆設され(例えば、圧縮バネまたは錐形ワッシャー)、弾性部材18の前後両端が「後端平坦面1321」の天井面及び「収容空間113の通路112に連結される端面」によりその移動限界をそれぞれ限定させる。
前記弾性部材18は、押圧レバー13が外力(型穴の圧力)を解除させた後、ひずみ構造14が原状を回復させて押圧レバー13が戻された際に、ひずみ構造14の押板部141を押圧レバー13の後端132(即ち、後端平坦面1321の底面)に当接させるために用いられる。
ある実施形態において、温度検出素子16は押圧レバー温度感知素子16a及びひずみ構造温度感知素子16bであり、押圧レバー温度感知素子16aは押圧レバー13に設置され、ひずみ構造温度感知素子16bはひずみ構造14に設置され、押圧レバー温度情報16a1及びひずみ構造14のひずみ構造温度情報16b1をそれぞれ計測させると共に前記処理ユニット17にフィードバックさせる。
ある実施形態において、図6及び図7に示されるように、ひずみ構造14は押板部141と、座板部142と、両端が押板部及び座板部にそれぞれ連結される弾性を有する1対の支持梁143と、を備える。座板部142は平坦面121に定位され(具体的には、その定位方式は座板部142の中心位置に凹む位置決めスロット1421が形成され、且つ対応する平坦面121には位置決めスロット1421と嵌め合わせられる凸部1211が設けられる)、押板部141は押圧レバー13の後端132に隣接し、2つの支持梁143は押圧レバー13の軸方向の移動方向に平行するように設置される(図3参照)。
前記1対の支持梁143の梁体1431は押板部141により加えられる圧力Fを受けた後、他の支持梁143に背向または対向する方向にそれぞれ湾曲変形される(即ち、前記ひずみ構造14の外側または内側に向けて湾曲され、図4及び図5に示されるように、前記1対の支持梁143が前記ひずみ構造14の外側に向けて湾曲される実施態様)。
ひずみゲージ15は支持梁143のうちの1つか2つの支持梁1431の梁体1431に設置される。なお、2つの支持梁143の厚さは同じであるか、同じでなくてもよく、且つ2つの支持梁143はひずみ構造14の中心軸Xに対して等径または不等径を呈して設置され、これはひずみゲージ15が2つの支持梁143のうちの1つまたは両者に設置される位置及び数量によって決められる(図3参照)。
当然ながら、前述のこれら前記支持梁143は好ましくは金属材料で製造されるが、これに限られず、例えば、セラミック等の材料で製造されてもよく、更には低温の場合はプラスチック材料で製造されてもよく、これら前記支持梁143が収容空間113内で金型プロセスの温度を受け、且つその変形量が永久的な変形を生じない材料であればよい。
ちなみに、ひずみ構造14の押板部141の中心部に設けられるスルーホール1411、座板部142の中心部に設けられるスルーホール1422、及び台座142の中心部に設けられる貫通孔122には、これら前記ひずみゲージ15及びこれら前記温度検出素子16の電力及び信号の伝送ライン(L1、L2)が枠体11及び台座12の外部まで貫通される(図6及び図7参照)。当然ながら、貫通孔122から伝送ライン(L1、L2)が引き出された後、需要に応じて密封される。
さらに、処理ユニット17はひずみゲージ15からひずみ構造14の変形情報151、及び押圧レバー温度感知素子16aから押圧レバー温度情報16a1をそれぞれ取得させ、且つ温度がひずみ構造14の材質が発生させる変形量に対する押圧レバー温度情報16a1の影響を評価(同じ材質で異なる温度における変形量の変化)した後、実際の型穴の圧力値を更に推定させる。
さらに、押圧レバー13に押圧レバー温度感知素子16aが設置されるほか、ひずみ構造14にもひずみ構造温度感知素子16bが設置される場合、前記処理ユニット17は同じ時間におけるひずみ構造14の変形情報151、ひずみ構造14の即時温度のひずみ構造温度情報16b1、及び押圧レバー温度情報16a1をそれぞれ取得させ、実際の温度の変形量に対するひずみ構造14の影響を換算した後、実際の型穴の圧力値を更に推定させる。
この実施形態において、ひずみ構造14の即時温度が直接取得され、より精確な変形量の影響が得られ、実際の型穴の圧力値を更に正確に評価でき、プロセス段階において、型穴のプロセスの圧力及び型穴の温度変化過程の曲線を提供し、完成品の品質の判定及び設備機能の検証という目標を達成させる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1 圧力及び温度検出装置
11 枠体
111 天井面
112 通路
113 収容空間
114 底面
1141 開口端
1142 雌ねじ
12 台座
121 平坦面
1211 凸部
122 貫通孔
123 雄ねじ
13 押圧レバー
131 前端
132 後端
1321 後端平坦面
1322 めくら穴
133 レバー本体
14 ひずみ構造
141 押板部
1411 スルーホール
142 座板部
1421 位置決めスロット
1422 スルーホール
143 支持梁
1431 梁体
15 ひずみゲージ
151 変形情報
16 温度検出素子
16a 押圧レバー温度感知素子
16a1 押圧レバー温度情報
16b ひずみ構造温度感知素子
16b1 ひずみ構造温度情報
17 処理ユニット
18 弾性部材
A 金型
B 型穴
B1 型穴面
C 注型材料
L1 伝送ライン
L2 伝送ライン
F 圧力
X 中心軸

Claims (10)

  1. 構造が、
    金型に内設されると共に天井面が前記金型の型穴から露出される枠体であって、前記天井面には通路が凹設されると共に前記枠体内の収容空間に連通され、前記枠体の底面には前記収容空間に連通される開口端を有する枠体と、
    前記枠体の底面に設置され、前記収容空間を封鎖させ、上部には平坦面を有し、中心部には貫通孔が設けられる台座と、
    前記収容空間に設置されると共に前端が前記通路内まで延伸されて前記型穴中に露出され、前記前端から型穴の圧力が伝達された後、前記通路内で軸方向に変移する押圧レバーと、
    前記平坦面と前記押圧レバーとの間に設置されるひずみ構造であって、前記押圧レバーが変位されることにより伝達されて来た圧力を前記ひずみ構造の変形量に変換させるひずみ構造と、
    前記ひずみ構造に設置され、前記ひずみ構造の変形量を計測すると共に変形情報に変換させるための少なくとも1つのひずみゲージと、
    前記押圧レバーに設置され、前記押圧レバーの即時温度を計測すると共に押圧レバー温度情報に変換させるための少なくとも1つの温度検出素子と、
    前記ひずみゲージ及び前記温度検出素子にそれぞれ電気的に接続され、前記変形情報及び前記押圧レバー温度情報を取得するための処理ユニットと、を備えることを特徴とする、
    型内の圧力及び温度検出装置。
  2. 前記枠体の前記天井面は前記型穴面と概ね平行になり、且つ初期装設時には、前記押圧レバーが圧力を受けていない場合、前記押圧レバーの前端の端面及び前記天井面が平坦性を保持させることを特徴とする請求項1に記載の型内の圧力及び温度検出装置。
  3. 前記押圧レバーは前記前端に連結されるレバー本体及び前記レバー本体に連結されると共に前記前端に背向する後端平坦面を更に備え、前記後端平坦面は前記収容空間に位置されると共に前記ひずみ構造に当接され、前記後端平坦面の直径は前記通路の直径より大きく、前記レバー本体には弾性部材が覆設され、前記弾性部材の両端が前記後端平坦面の天井面及び前記収容空間前記通路に連結する端面にそれぞれ連結されることを特徴とする請求項2に記載の型内の圧力及び温度検出装置。
  4. これら前記温度検出素子は前記押圧レバー及び前記ひずみ構造に設置され、前記押圧レバー温度情報及び前記ひずみ構造のひずみ構造温度情報をそれぞれ計測させると共に前記処理ユニットにフィードバックさせるために用いられることを特徴とする請求項1に記載の型内の圧力及び温度検出装置。
  5. 前記ひずみ構造は、押板部と、座板部と、両端が前記押板部及び前記座板部にそれぞれ連結される弾性を有する1対の支持梁と、を備え、前記座板部は前記平坦面に定位され、前記押板部は前記押圧レバーの後端に隣接し、前記1対の支持梁は前記押圧レバーの移動方向に平行するように設置され、且つ前記1対の支持梁の梁体が前記押板部により加えられる圧力を受けた後、他の支持梁に背向または対向する方向にそれぞれ湾曲変形され、少なくとも1つのひずみゲージが前記1対の支持梁のうちの1つの梁体に設置されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の型内の圧力及び温度検出装置。
  6. これら前記支持梁は金属、セラミック、またはプラスチック材質で製造され、これら前記支持梁は前記収容空間内で金型プロセスの温度を受け、その変形量は永久的な変形を生じさせない程度であることを特徴とする請求項5に記載の型内の圧力及び温度検出装置。
  7. 前記座板部は前記平坦面の前記座板部の中心位置に凹んで形成される位置決めスロットに定位され、且つ対応する前記平坦面には前記位置決めスロットと嵌め合わせられる凸部が設けられることを特徴とする請求項5に記載の型内の圧力及び温度検出装置。
  8. これら前記ひずみゲージ及びこれら前記温度検出素子の電力及び信号の伝送ラインが前記枠体及び前記台座の外まで貫通させるように、前記ひずみ構造の前記押板部の中心部、前記座板部の中心部、及び前記台座の中心部にはスルーホールが設けられることを特徴とする請求項に記載の型内の圧力及び温度検出装置。
  9. 前記処理ユニットは前記変形情報及び前記押圧レバー温度情報をそれぞれ取得させると共に前記ひずみ構造の材質が発生させる変形量に対する前記押圧レバー温度情報の影響を評価した後、実際の型穴の圧力値を更に推定させることを特徴とする請求項1に記載の型内の圧力及び温度検出装置。
  10. 前記処理ユニットは同じ時間における前記ひずみ構造の変形情報、前記ひずみ構造の即時温度、前記押圧レバーの温度情報をそれぞれ取得させると共に前記ひずみ構造の材質が発生させる変形量に対する前記ひずみ構造の即時温度の影響を換算した後、実際の型穴の圧力値を更に推定させることを特徴とする請求項4に記載の型内の圧力及び温度検出装置。
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