JP6640342B2 - 生体情報測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生体に光を与え、生体から戻った光を検知して、脈拍やSPO2(動脈血酸素飽和度)などを測定する生体情報測定装置に関する。
特許文献1に、生体情報測定装置に関する発明が記載されている。
特許文献1には、外来光に起因するノイズ成分と、光源から発せられた光のうちの測定に使用すべきではない散乱光によるノイズ成分の影響を低減する測定装置が記載されている。
この測定装置は、光源と2つの受光素子を備えている。光源を消灯させた状態で、第1受光素子を停止させ第2受光素子で光を検知し、2つの受光素子の検知出力の差から、外来光によるノイズ成分γを求めて、その値をメモリに記憶させる。次に、光源を点灯させて、第1受光素子を停止させ第2受光素子で光を検知し、2つの受光素子の検知出力の差から外来光によるノイズ成分γと光源からの光の散乱光のノイズ成分αの和を求めて、その値をメモリに記憶させる。
そして、外来光によるノイズ成分γと散乱光のノイズ成分αとの和から、既にメモリに記憶されている外来光によるノイズ成分γを減算することで、散乱光によるノイズ成分αを算出し、これをメモリに記憶させる。
その後の測定動作では、メモリに記憶されている外来光によるノイズ成分γと、同じくメモリに記憶されている散乱光のノイズ成分αとを用いて検知出力を補正する。
特開2010−178983号公報
特許文献1に記載された測定装置は、外来光によるノイズ成分γや散乱光によるノイズ成分αを用いて検知出力を補正するというものであるが、この方法では、例えば測定装置が生体から離れていて、検知素子が主に外来光のみを受光しているときでも、補正動作が継続されるため、無駄な演算動作を継続することになって、消費電力の無駄につながる。またノイズ成分を使用して補正処理を行っているときに、生体に対する正常な測定動作を行なえているか、すなわち、主に外来光を受光している状態であるのか否かの状況を判断することができず、誤ったデータを基に生体情報を演算することになりかねない。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、受光素子が生体から離れて、主に外来光が受光されているような異常な状態を判別して、無駄な演算処理が継続するのを防止できるようにした生体情報測定装置を提供することを目的としている。
本発明は、生体に対向する発光素子および受光素子と、前記受光素子の検知出力から生体情報を生成する制御部と、が設けられた生体情報測定装置において、
前記発光素子が、発光期間(Ton)と消光期間(Toff)を繰り返すように動作させられ、前記制御部では、発光期間(Ton)に前記受光素子で受光した発光期間受光信号と、消光期間(Toff)に前記受光素子で受光した消光期間受光信号との信号レベル差が、レベル差しきい値(ΔS)を超えているときに、前記生体情報の測定を有効とすることを基本的な特徴とするものである。
本発明の生体情報測定装置はさらに、前記制御部は、前記発光期間受光信号の信号レベルが第1のしきい値(S1)を越え、前記消光期間受光信号の信号レベルが第2のしきい値(S2)を下回っているときには、前記信号レベル差と前記レベル差しきい値(ΔS)を比較することなく、前記生体情報の測定を有効とする(ただしS1>S2)ことを特徴とする
本明細書において「生体情報の測定を有効としないまたは無効とする」とは、制御部の計算部において生体情報を求めるための計算を停止すること、さらには、受光素子から計算部への受光信号の伝達を遮断することなど、CPUを主体とした制御部の処理動作の負荷を通常の測定時よりも低減することを意味している。
あるいは、本発明の生体情報測定装置はさらに、前記制御部では、1期間の発光期間(Ton)に前記受光素子で受光した発光期間受光信号(Son)と、1期間の消光期間(Toff)に前記受光素子で受光した消光期間受光信号(Soff)との差を前記信号レベル差とした上で、以下の(A)、(B)のいずれかが行われることを特徴とする
(A)前記信号レベル差が、前記レベル差しきい値(ΔS)を超えていないとき、前記消光期間受光信号(Soff)の信号レベルを確認し、この信号レベルが消光しきい値(S3)を超えているときは、前記発光素子を消光させたままとし、前記消光期間受光信号(Soff)の信号レベルが、前記消光しきい値(S3)を下回ったときに、前記発光素子の前記発光期間(Ton)を再開する。
(B)前記信号レベル差が、前記レベル差しきい値(ΔS)を超えていないときに、前記消光期間受光信号(Soff)の信号レベルを確認し、この信号レベルが消光しきい値(S3)を超えているときは、前記生体情報の測定を無効とするフラグを立てるとともに、前記発光素子を消光させたままとし、前記消光期間受光信号(Soff)の信号レベルが、前記消光しきい値(S3)を下回ったときに、前記発光素子の前記発光期間(Ton)を再開する。
上記(A)、(B)において、前記制御部では、前記消光期間受光信号(Soff)の信号レベルが、消光しきい値(S3)を下回っているときに、受光信号のレベルが低下していることを示すフラグを立てて、前記発光素子の発光期間(Ton)を再開することができる。
あるいは、本発明の生体情報測定装置はさらに、前記制御部では、複数の発光期間(Ton)に前記受光素子で受光した発光期間受光信号の平均値(Aon)と、複数の消光期間(Toff)に前記受光素子で受光した消光期間受光信号の平均値(Aoff)との平均値差を前記信号レベル差とした上で、以下の(C)、(D)のいずれかが行われることを特徴とする
(C)前記平均値差が、前記レベル差しきい値(ΔS)を超えていないときに、前記消光期間受光信号の平均値(Aoff)を確認し、この平均値(Aoff)が消光しきい値(S3)を超えているときは、前記発光素子を消光させたままとし、前記消光期間受光信号の平均値(Aoff)の信号レベルが、前記消光しきい値(S3)を下回ったときに、前記発光素子の前記発光期間(Ton)を再開する。
(D)前記平均値差が、前記レベル差しきい値(ΔS)を超えていないときに、前記消光期間受光信号の平均値(Aoff)を確認し、この平均値(Aoff)が消光しきい値(S3)を超えているときは、前記生体情報の測定を無効とするフラグを立てるとともに、前記発光素子を消光させたままとし、前記消光期間受光信号の平均値(Aoff)の信号レベルが、前記消光しきい値(S3)を下回ったときに、前記発光素子の前記発光期間(Ton)を再開する。
上記(C)、(D)において、前記制御部では、前記消光期間受光信号の平均値(Aoff)が、消光しきい値(S3)を下回っているときに、受光信号のレベルが低下していることを示すフラグを立てて、前記発光素子の発光期間(Ton)を再開することができる。
本発明の生体情報測定装置は、前記制御部では、発光期間(Ton)の途中から、消光期間(Toff)に切り替わるまでの時間(Tadc)に、受光信号をA/D変換して発光期間受光信号を得て、消光期間(Toff)の途中から、発光期間(Ton)に切り替わるまでの時間(Tadc)に、受光信号をA/D変換して消光期間受光信号を得ることが好ましい。
本発明は、発光素子の発光期間において受光素子で受光した発光期間受光信号と、消光期間において受光素子で受光した消光期間受光信号との信号レベル差を測定し、この信号レベル差が所定のレベル差しきい値を超えているときに、生体情報の測定を有効としている。前記信号レベル差をレベル差しきい値と比較することで、生体情報測定装置が外乱光を受光しているなどの状態で、生体情報を正常に受信できているか否かを判断することができるようになる。
また、信号レベル差がレベル差しきい値を超えていないときに、生体情報の測定を無効とすることで、生体情報ではない誤った信号による情報が受信されるのを防止できるようになる。また、無駄な計算を停止することで、制御部の負荷を軽減し、消費電力も低減できる。
さらに、所定時間に得られた複数の発光期間受光信号の平均値と、複数の消光期間受光信号の平均値との差を前記信号レベル差とし、平均値から求められた信号レベル差をレベル差しきい値と比較することにより、正常な測定動作が行われているか否かを、さらに精度を高めて識別できるようになる。
本発明の実施の形態の生体情報測定装置を示すブロック図、 生体測定装置の動作波形図、 本発明の第1の実施の形態での生体情報装置の処理動作を示すフローチャート、 本発明の第2の実施の形態での生体情報装置の処理動作を示すフローチャート、 本発明の第3の実施の形態での生体情報装置の処理動作を示すフローチャート、 本発明の第4の実施の形態での生体情報装置の処理動作の前半を示すフローチャート、 本発明の第4の実施の形態での生体情報装置の処理動作の後半を示すフローチャート、 本発明の第5の実施の形態での生体情報装置の処理動作の前半を示すフローチャート、 本発明の第5の実施の形態での生体情報装置の処理動作の後半を示すフローチャート、 本発明の第6の実施の形態での生体情報装置の処理動作の前半を示すフローチャート、 本発明の第6の実施の形態での生体情報装置の処理動作の後半を示すフローチャート、
図1に示す本発明の実施の形態の生体情報測定装置1は、脈拍やSPO2(動脈血酸素飽和度)などの生体情報を測定するものである。生体情報測定装置1は、例えば手首などの生体の測定箇所10に押し付けられて、バンドなどで手首その他の測定箇所10に装着されて使用される。あるいは、通常は生体から離れており、生体情報の測定を行うときにのみ、生体の測定箇所10を押し付けて使用されるものであってもよい。
図1に示すように、生体情報測定装置1は、発光素子3と受光素子4とを有している。発光素子3は、近赤外線の波長の測定光7を発光する発光ダイオードを有している。受光素子4は、フォトダイオードと、近赤外線の波長帯の戻り光8をフォトダイオードに与えるフィルタを有している。
生体情報測定装置1は制御部2を有している。制御部2はCPUを主体として構成されている。制御部2には、メモリ15とタイマー16が接続されている。制御部2に設けられたCPUは予め設定されたソフトウエアに基づいて処理動作を行うものであり、処理動作の一部にバイタル計算部が含まれている。生体情報測定装置1には電源6が備えられており、スイッチがONに切替えられると電源6から各部に電源が与えられて、生体情報測定装置1が始動する。
発光素子3を駆動するドライブ回路11は、インターフェース14を介して制御部2に接続されており、発光素子3の発光時間と消光時間のタイミングが制御部2で設定される。受光素子4の受光出力は、増幅回路12で増幅される。増幅回路12で増幅された受光信号はA/D変換部13でA/D変換され、インターフェース14を介して制御部2のCPUに与えられる。A/D変換部13によって受光信号をA/D変換する時間とそのタイミングは、制御部2によって制御される。
送信部5はRF送信部などであり、制御部2のバイタル計算部で計算された(あるいは推定された)生体情報に関する信号が、送信部5からパーソナルコンピュータやスマートフォンなどの情報処理装置に無線で送信される。この情報処理装置に生体情報が表示され、必要に応じて記録されていく。
生体情報測定装置1の好ましい使用方法は、発光素子3と受光素子4を生体の測定箇所10に対向させ、受光素子3と測定箇所10の間になるべく外来光が入らないように、生体情報測定装置1を測定箇所に密着させる。
測定を開始するスイッチがONに切り替えられると、電源6から生体情報測定装置1の各部に電力が供給される。タイマー16の計時に基づいて、制御部2からドライブ回路11に駆動信号が与えられ、発光素子3が、発光期間(Ton)と消光期間(Toff)とを繰り返す間欠発光動作を行うように制御される。発光期間(Ton)に発光素子3から発せられる測定光7は生体の測定箇所10に与えられる。測定光7の一部が生体の測定箇所10から戻り、その戻り光8が受光素子4で受光され増幅回路12で増幅される。A/D変換部13はCPUで制御され、増幅回路12で増幅された受光信号が、所定のタイミングで所定の時間にA/D変換されて、制御部2のCPUで実行されるバイタル計算部に与えられる。
発光素子3の発光期間(Ton)に受光素子4で受光された戻り光8が、A/D変換されて発光期間受光信号(Son)としてバイタル計算部に与えられると、バイタル計算部では、繰り返して転送される多数の発光期間受光信号(Son)のレベルの変動などから、脈拍やSPO2(動脈血酸素飽和度)などの生体情報が演算される。この前記生体情報は、送信部5で変調され、アンテナからパーソナルコンピュータやスマートフォンなどの情報処理装置に送信される。
図2に、生体情報測定装置1の波形図が示されている。
図2(A)には、発光素子3の発光期間(Ton)と消光期間(Toff)が示されている。発光素子3の発光期間(Ton)は例えば1msであり、ディユーティ比は50%未満であるが、前記発光時間とディユーティ比は任意に設定される。発光期間(Ton)と消光期間(Toff)の1周期は、生体の脈拍などの周期に比べて十分に短い時間に設定されている。
図2(B)(C)(D)に、発光素子3の発光期間(Ton)に受光素子4で受光されて増幅回路12で増幅された発光期間受光信号(Son)の信号レベルと、発光素子3の消光期間(Toff)に受光素子4で受光されて増幅回路12で増幅された消光期間受光信号(Soff)の信号レベルが示されている。
図2(B)(C)(D)に記載されている下向きの矢印は、受光信号をA/D変換部13でA/D変換して制御部2に送る開始時刻を示しており、(Tadc)は、A/D変換した受光信号を制御部2に送る時間を示している。すなわち、発光期間(Ton)の途中(発光期間の後半)から消光期間(Toff)に切り替わるまでの一定の変換期間(Tadc)に、発光期間受光信号(Son)がA/D変換部13でA/D変換されて制御部2に与えられる。また、消光期間(Toff)の途中(消光期間の後半)から発光期間(Ton)に切り替わるまでの一定の変換期間(Tadc)に、消光期間受光信号(Soff)が、A/D変換部13でA/D変換されて制御部2に与えられる。
このように、制御部2において、発光期間(Ton)の後半の時間に発光期間受光信号(Son)を取得し、消光期間(Toff)の後半の時間に消光期間受光信号(Soff)を取得することで、発光期間(Ton)の受光信号と、消光期間(Toff)の受光信号を、相互の期間が混在することなく、正確に取り出すことができるようになる。
制御部2に、A/D変換された受光信号を評価するための、第1のしきい値(S1)と、第2のしきい値(S2)と、第3のしきい値(S3)が設定されている。S1>S2>S3である。第3のしきい値(S3)は、消光しきい値である。なお、第2のしきい値(S2)と第3のしきい値(S3)を同じ値にし、第2のしきい値(S2)を消光しきい値としてもよい。すなわち、S1>S2≧S3であってもよい。また、制御部2に、レベル差しきい値(ΔS)が設定されている。ΔS≧(S1−S2)である。
図2(B)に、理想的な条件で測定したときの受光信号が示されている。理想的な条件としては、外来光がほとんどない条件下で、生体情報測定装置1が生体の測定箇所10に密着して測定が行われる状態を想定している。このとき、発光期間(Ton)に受光素子4で受光される発光期間受光信号(Son)は、ほとんどが測定光7に起因する戻り光8であるため、信号レベルが高く、制御部2で設定される第1のしきい値(S1)よりも高くなっている。また、受光素子4に外来光のノイズ成分がほとんど入らないため、消光期間(Toff)における消光期間受光信号(Soff)の信号レベルは、第2のしきい値(S2)および第3のしきい値(消光しきい値)(S3)よりも低く、ほとんどゼロとなっている。したがって、発光期間受光信号(Son)と消光期間受光信号(Soff)との信号レベル差(Son−Soff)は、レベル差しきい値(ΔS)よりも十分に大きい。
図2(C)は、例えば、生体の測定箇所10から受光素子4が少し離れているなどして、受光素子4が外来光を受光しているが、生体からの戻り光8も受光できている状態を想定している。また、図2(D)は、外来光の影響が多くなっている条件下で、しかも生体情報測定装置1が生体の測定箇所10から離れているなどし、発光素子3から発光された測定光7が受光素子4に届かず、受光素子4の受光信号が、主に外来光によるノイズ成分のみとなっている状態を示している。
図2(C)では、発光期間受光信号(Son)が第1のしきい値(S1)を上回ってはいるが、外乱光の影響により、消光期間受光信号(Soff)の信号レベルも第2のしきい値(S2)を上回っている。このときは、発光期間受光信号(Son)と消光期間受光信号(Soff)との信号レベル差(Son−Soff)を求め、このレベル差が、レベル差しきい値(ΔS)よりも大きければ、生体からの受光信号を正常に受信できていると判定する。図2(D)に示すように、発光期間受光信号(Son)と消光期間受光信号(Soff)との信号レベル差(Son−Soff)が、レベル差しきい値(ΔS)よりも小さいときは、生体からの受光信号を正常に受信できていないと判定する。
さらに、図2(D)に示すように、生体からの受光信号を正常に受信できていないと判定したときは、消光期間受信号(Soff)が消光しきい値である第3のしきい値(S3)よりも大きい状態となっているかぎり、生体情報の測定が不可能と判定し、発光素子3の発光を停止することが好ましい。
制御部2では、図3以下に示すフローチャートに基づいた処理動作を行うことで、生体情報測定装置1が、生体から正常な受光信号を得ているかどうかを判定する。正常な受光信号を得ていないと判定したときは、制御部2は、生体情報の測定を無効にできるようにしている。ここでの「生体情報の測定を無効とする」とは、バイタル計算部での生体情報に関する演算を停止すること、または、受光素子4で得られた受光信号をA/D変換部13でA/D変換するがバイタル計算部へ送るのを停止する処理などである。ただし、CPUを主体とした制御部2の処理動作の負荷を通常の測定時よりも低減できる処理であれば、他の方法で生体情報の測定を無効にしてもよい。
生体情報の測定を無効にすることにより、例えば、図2(D)に示すように主に外乱光を受光している状態での受光信号から誤った生体情報が生成されるのを防止できるようになる。また、正常な測定が行われていないときに、バイタル計算を停止することによって、電力の無駄な消費を防止できるようになる。さらに、生体情報の正確な測定ができない期間に、発光素子3の発光動作を停止させることで、電力の無駄な消費をさらに低減できるようになる。
また、図2(C)に示すように、外来光のノイズが受光されているときであっても、発光期間(Ton)での受光信号(Son)と消光期間(Toff)での受光信号(Soff)との信号レベル差が明確に現れて、生体情報の演算が可能とされている状態のときには、測定を継続できるようにしている。
図3に、第1の実施の形態の処理動作が示されている。
図3以下のフローチャートでは各ステップを「ST」の符号を用いて説明する。
生体情報測定装置1のスイッチがONになると、電源6から電力が供給され、制御部2による発光素子3の駆動制御が開始される。また受光素子4は受光信号を増幅回路12に常に出力する。
図3に示すST1で発光素子3の発光を開始し、発光期間(Ton)を設定して発光の開始からの時間をタイマー16で計測し始める。ST2では、発光開始時刻から、発光期間(Ton)から変換期間(Tadc)をマイナスした待機時間(Ton−Tadc)が経過するまでの間、A/D変換部13によるA/D変換を行なわずに待機する。ST3では、待機時間が経過した後の変換期間(Tadc)において、増幅回路12で得られた発光期間受光信号(Son)をA/D変換して制御部2に送り、ST4で、メモリ15に格納する。発光期間(Ton)が経過したら(変換期間(Tadc)が経過したら)、ST5に移行し、発光素子3を消し、消光状態とする。さらにタイマー16で消光期間(Toff)の計測を開始する。
ST6では、消光開始時刻から、消光期間(Toff)から変換期間(Tadc)をマイナスした待機時間(Toff−Tadc)が経過するまでの間、A/D変換部13によるA/D変換を行うことなく待機する。ST7では、待機時間が経過した後の変換期間(Tadc)において、増幅回路12で得られた消光期間受光信号(Soff)をA/D変換して制御部2に送り、ST8でメモリ15に格納する。
ST1からST8により、制御部2では、発光期間(Ton)の後半の変換限られた時間(Tadc)に、発光期間受光信号(Son)を取得し、消光期間(Toff)の後半の限られた変換期間(Tadc)に、消光期間受光信号(Soff)を取得する。発光期間(Ton)の後半と消光期間(Toff)の後半に受光信号を取得することで、A/D変換を行っているときに、発光期間(Ton)の発光期間受光信号(Son)と、消光期間(Toff)の消光期間受光信号(Soff)とが混在するのを防止でき、発光期間受光信号(Son)と消光期間受光信号(Soff)を正確に取得できるようになる。
ST9、ST10、ST11では、制御部2において、A/D変換された発光期間受光信号(Son)ならびに消光期間受光信号(Soff)が、各しきい値と比較される。前記受光信号(Son,Soff)は、変換期間(Tadc)にA/D変換されたものであるため、A/D変換された受光信号のレベルを変換期間(Tadc)で積分した値を、しきい値と比較してもよいし、A/D変換された受光信号のレベルの変換期間(Tadc)での平均値をしきい値と比較してもよい。あるいは、変換期間(Tadc)にA/D変換された受光信号のレベルの極大値や極小値を代表値として、しきい値と比較してもよい。
なお、ST9、ST10、ST11における「>」は「≧」を含む概念であり、「<」は「≦」を含む概念である。したがって、「しきい値を超えている」とは「しきい値以上」も含ませる概念であり、「しきい値を下回っている」は「しきい値以下」も含ませる概念である。
図3のST9では、A/D変換された発光期間受光信号(Son)が、第1のしきい値(S1)を超え、且つ消光期間受光信号(Soff)が、第2のしきい値(S2)を下回っているか否かが判定される。図2(B)に示すように、外乱光の影響がほとんどなく、受光素子4で、生体の測定箇所10からの戻り光8のみが受光されているときは、ST9の条件を満たし「Y(Yes)」となる。このとき、ST12に移行し、制御部2に測定が有効であることを示す有効フラグが立てられ、バイタル計算部に発光期間受光信号(Son)が送られる。発光期間(Ton)の1期間毎の変換期間(Tadc)にA/D変換された発光期間受光信号(Son)が、メモリ15に格納される。
有効フラッグが立てられているときは、発光期間(Ton)と消光期間(Toff)の複数周期にわたって取得された発光期間受光信号(Son)がそれぞれメモリ15に格納される。バイタル計算部では、メモリに格納された複数の発光期間受光信号(Son)に基づいて生体情報が演算される。
ST9の条件が満たされずに「N(No)」のとき、すなわち発光期間受光信号(Son)が、第1のしきい値(S1)を下回っているとき、および/または、消光期間受光信号(Soff)が第2のしきい値(S2)を上回っているときは、ST10に移行する。
ST10では、その直前の1期間の変換期間(Tadc)にA/D変換された発光期間受光信号(Son)と、同じくその直前の1期間の変換期間(Tadc)にA/D変換された消光期間受光信号(Soff)とのレベル差(Son)−(Soff)が求められて、レベル差しきい値(ΔS)と比較される。レベル差(Son)−(Soff)が、レベル差しきい値(ΔS)を超えているときには、ST10で「Y(Yes)」となり、ST12に移行する。
図2(C)に示すように、ST9の条件を満たさないものであっても、発光期間受光信号(Son)と消光期間受光信号(Soff)との信号レベル差が大きければ、発光期間受光信号(Son)を有効な信号として使用できる。よってST12において、有効フラグが立てられ、発光期間受光信号(Son)がメモリ15に格納され、後にバイタル計算部で生体情報を演算するのに使用される。
ST10において、発光期間受光信号(Son)と消光期間受光信号(Soff)との信号レベル差がレベル差しきい値(ΔS)を下回るときは、生体の測定箇所からの戻り光8を確実に受光できていない状態である。この場合には、ST10で「Y(Yes)」とならず、ST12に移行することがなく、A/D変換された発光期間受光信号(Son)がバイタル計算部に転送されることがなくなり、これにより生体情報の測定が無効となる。
ST10で「N(No)」のときは、ST11に移行し、A/D変換された消光期間受光信号(Soff)の信号レベルと第3のしきい値(S3)すなわち消光しきい値とが比較される。ST11において、消光期間受光信号(Soff)の信号レベルが第3のしきい値(S3)よりも下回っている場合には、ST13に移行して、制御部2にこのときの発光期間受光信号(Son)を送り、さらに制御部2で受光信号のレベルが低くなっている低信号フラグを立てる。この状況としては、例えば、受光素子4が高いレベルの外来光を受光しているわけではないが、生体情報測定装置1が生体の測定箇所から外れている状況などを想定できる。あるいは、電力の低下により発光素子3からの測定光7の強度が低下していることも想定できる。
ST13において、制御部2に低信号フラグを送ることで、受光信号の信号レベルが低すぎることを制御部2に通知し、生体情報測定装置1に備えられた表示部や外部の情報処理装置を利用して使用者に警告を発することが可能になる。
ST11において、消光期間受光信号(Soff)の信号レベルが第3のしきい値(S3)を超えているときはST14に移行する。この状況としては、例えば、図2(D)に示すように、生体情報測定装置1が測定箇所10から外れて、受光素子4が比較的強いレベルの外来光を受光し続けている状態が想定される。ST14では、その後の発光期間(Ton)と消光期間(Toff)を通して発光素子3を発光させず、消光状態を延長する。すなわち、待機時間(Ton+Toff−Tadc)の間、消灯し続け、しかもこの間はA/D変換部13によるA/D変換を行わずに待機する。
ST15では、前記待機時間が経過した後の変換期間(Tadc)に、消灯受光信号(Soff)をA/D変換し、ST16で、変換値をメモリ15に格納する。ST17では、消光期間受光信号(Soff)を第3のしきい値(S3)すなわち消光しきい値と比較し続ける。ST17において、消光期間受光信号(Soff)が第3のしきい値(S3)を超えている間(ST17が「Y(Yes)」の間)は、消光期間を継続する。すなわち、例えば図2(D)のような状況が継続しているときは、発光素子3を消灯し続ける。生体情報測定装置1が外乱光の影響を大きく受けて、生体情報の測定が不能となっているときに、発光素子3の消灯状態を継続させることで、電力の無駄な消費を防止できるようになる。
ST17において、消光期間受光信号(Soff)が、第3のしきい値(S3)を下回ったら、すなわち、外来光の影響が低減されたと判定できたら、ST1に戻り、全ての処理動作を回復させる。
図3に示すST1は1発光期間(Ton)分の発光を意味し、ST5は1消光期間(Toff)分の消光を意味している。ST13またはST17からST1に戻ることで、さらに1発光期間分(Ton)の発光が継続して開始される。これが繰り返されることで、メモリ16に複数の発光期間受光信号(Son)が格納され、バイタル計算部では複数の発光期間受光信号(Son)によって、生体情報が演算される。
図4に、第2の実施の形態の処理動作が示されている。
図4に示すフローチャートは、図3に示す第1の実施の形態の処理動作に、ST18とST19の処理が追加されたものである。
図4に示す処理動作では、ST11において、消光期間受光信号(Soff)が、第3のしきい値(S3)すなわち消光しきい値を超えていると判定されたときは、ST18に移行し、制御部2のバイタル計算部にそのときの消光期間受光信号(Soff)を送るとともに、制御部2に無効フラグを立てて、バイタル計算部での計算を停止させることで、生体情報の測定を無効にする。すなわち、図3に示す処理では、ST11以後の処理では、ST12に移行させず、バイタル計算部に有効な発光期間受光信号(Son)を送らないことで、生体情報の測定を無効としていたが、図4に示す処理では、ST18において無効フラグを立て、バイタル計算部での計算を停止させることで、生体情報の測定を無効にしている。
図4では、ST18において、無効フラグを立てた後に、ST14とST15およびST16に移行する。この処理は、図3のフローチャートと同じであり、消光を継続させながら受光素子4からの消光期間受光信号(Soff)をA/D変換し、メモリ15に格納する。ST17で、消光期間受光信号(Soff)が第3のしきい値(S3)を下回ったと判定されたらST1に戻って発光期間(T0n)における発光が開始される。ただし、このときには、ST19において、バイタル計算部に、消光期間受光信号(Soff)を送り、さらに制御部2に無効フラグを立て、次の処理サイクルでST12に移行しない限り、バイタル計算部での計算を停止させて、生体情報の測定を無効にしている。
図5に、第3の実施の形態の処理動作が示されている。
図5に示す処理動作は、図4に示すフローチャートにおいて、ST18ないしS19の各ステップを削除し、ST20を追加したものである。
図5に示す処理動作は、ST11において、消光期間受光信号(Soff)が、第3のしきい値(S3)すなわち消光しきい値を超えていると判定されたときは、ST20に移行し、制御部2のバイタル計算部にそのときの発光期間受光信号(Son)を送るとともに、制御部2に無効フラグを立てて、バイタル計算部での計算を停止させることで、生体情報の測定を無効にする。そしてST1に戻る。
図5に示す処理動作では、ST12において、受光信号が正常であるとの有効フラグが立てられない限り、制御部2ではバイタル計算部の計算を停止するが、ST20からST1に戻るため、次のサイクルで発光素子3の発光が継続される。すなわち、図3と図4では、消光期間受光信号(Soff)が、第3のしきい値(S3)を超えていると判定されたときに、発光素子3の発光を停止させたが、図5に示す処理では、消光期間受光信号(Soff)が、第3のしきい値(S3)を超えていると判定されても、次のサイクルで発光素子3を発光させる。ただし、ST12で有効フラッグが断つまで、生体情報の測定を無効にし続ける。
図6A、図6Bに、第4の実施の形態の処理動作が示され、図7A、図7Bに第5の実施の形態の処理動作が、図8A、図8Bに第6の実施の形態の処理動作が示されている。
図3に示す第1の実施の形態、図4に示す第2の実施の形態および図5に示す第3の実施の形態では、1期間の変換期間(Tadc)にA/D変換された発光期間受光信号(Son)と、1期間の変換期間(Tadc)にA/D変換された消光期間受光信号(Soff)とをしきい値と対比させていた。これに対し、第4の実施の形態と第5の実施の形態と第6の実施の形態では、複数周期の変換期間(Tadc)にA/D変換された発光期間受光信号(Son)の平均値(Aon)と、複数周期の変換期間(Tadc)にA/D変換された消光期間受光信号(Soff)の平均値(Aoff)とを求め、これらの平均値をしきい値と対比させている。
この場合に、複数周期(N周期)の変換期間(Tadc)に得られた発光期間受光信号(Son)または消光期間受光信号(Soff)を、N×Tadcの時間分で蓄積して、その蓄積値の平均値を求めてもよいし、それぞれの変換期間(Tadc)から極大値や極小値の代表値を求め、その代表値をN個分加算して平均値を求めてもよい。
このように、受光信号の平均値を使用することで、ノイズ成分による受光信号のレベルの変動の影響を低減でき、外来光が影響しているか否かの状況判定を高精度に行うことができるようになる。
図6A、図6B、図7A、図7B、図8A、図8Bの各実施の形態において、図2ないし図5に示す各実施の形態のフローチャートと同じ処理が行われるステップには、図2ないし図5と同じ「ST」の記号を付して詳しい説明を説明する。
図6Aに示す第4の実施の形態の処理動作では、生体情報測定装置1の電源スイッチがONになると、制御部2で発光素子3の駆動制御が開始される。
ST21でタイマーをリセットし、ST22で、それまでメモリに積算されていた発光期間受光信号(Son)の信号レベルを積算した積算値ACConをゼロにクリアし、ST23で、消光期間受光信号(Soff)の信号レベルを積算した積算値ACC0ffをゼロにクリアする。さらにST24で、インデックス(i)をゼロにしてメモリ15に格納する。
その後のST1ないしST8は図3の第1の実施の形態と同じであり、制御部2において発光期間(Toff)の後半に設定される変換期間(Tadc)で、発光期間受光信号(Son)が取得され、消光期間(Toff)の後半に設定される変換期間(Tadc)で、消光期間受光信号(Soff)が取得される。ST25では、メモリ15においてそれまでに積算されている発光期間受光信号(Son)の積算値ACConに、ST3で新たにA/D変換された発光期間受光信号(Son)が加算される。同様に、ST26では、メモリ15においてそれまでに積算されている消光期間受光信号(Soff)の積算値ACCoffに、ST8でA/D変換された新たな消光期間受光信号(Soff)が加算される。
ST27では、ST4でA/D変換された発光期間受光信号(Son)をメモリ15に格納する。この発光期間受光信号(Son)は、1期間の変換期間(Tadc)でA/D変換されたものであり、この発光期間受光信号(Son)にインデックス[i]が付される。ST28では、その時点で得られた発光期間受光信号(Son)のインデックス[i]に「1」が加算されて、メモリ15に格納される。
ST29では、タイマーによる計測時間が所定時間TM1を過ぎているか否かが監視される。所定時間TM1を過ぎていない間は、ST1に戻って、変換期間(Tadc)での発光期間受光信号(Son)の取得と、消光期間受光信号(Soff)の取得が繰り返される。そして、発光期間受光信号(Son)の積算値ACConへの加算と、消光期間受光信号(Soff)の積算値ACCoffへの加算が繰り返される。また、個々の変換期間(Tadc)にA/D変換された発光期間受光信号(Son)が、インデックス[i]に「1」が加算されながら、次々にメモリ15に格納されていく。
ST29においてタイマーが所定時間TM1を計時し終わり、所定量の受光信号(Son)と(Soff)の取得を完了したときに、ST31とST32に移行する。ST31では、積算値ACConから、平均値(Aon)すなわち所定時間TM1に積算された発光期間受光信号(Son)の平均値(Aon)が算出される。ST32では、積算値ACCoffから、平均値(Aoff)すなわちTM1の期間に積算された消光期間受光信号(Soff)の平均値(Aoff)が算出される。これらの平均値(Aon)(Aoff)はメモリに記憶される。
ST33では、発光期間受光信号(Son)の平均値(Aon)が第1のしきい値(S1)を超え、且つ消光期間受光信号(Soff)の平均値(Aoff)の平均値が第2のしきい値を下回っているか判定される。ST33が「Y(Yes)」であると、ST36に移行する。ST36では、制御部2に測定が有効であることを示す有効フラグが立てられる。また、ST36では、所定時間TM1にST27とST28において、インデックス[i]を加算しながらメモリ15に次々と格納されていた複数の発光期間受光信号(Son)がバイタル計算部に送られる。この複数の発光期間受光信号(Son)のインデックス[i]を「0」〜「j」とする。この複数の発光期間受光信号(Son)がバイタル計算部での生体情報の演算に使用される。
ST33において、「N(No)」のときは、ST34に移行する。ST34では、メモリ15に記憶されている発光期間受光信号(Son)の平均値(Aon)と消光期間受光信号(Soff)の平均値(Aoff)との平均値差(Aon)−(Aoff)が求められ、平均値差(Aon)−(Aoff)とレベル差しきい値(ΔS)とが比較される。(Aon)−(Aoff)の平均値差が、レベル差しきい値(ΔS)を超えているときには、ST34で「Y(Yes)」となり、ST36に移行する。
図2(C)に示すように、外来光などの影響があるときでも、発光期間受光信号(Son)の平均値(Aon)と消光期間受光信号(Soff)の平均値(Aoff)との差が大きければ、発光期間受光信号(Son)を有効な信号とし、バイタル計算部へ送って、生体情報を演算する。
図6Aに示すST34において、平均値(Aon)−平均値(Aoff)の平均値差(Aon)−(Aoff)が、レベル差しきい値(ΔS)を下回るときは、発光期間受光信号(Son)から生体情報を演算できない状態であるため、ST35に移行し、消光期間受光信号(Soff)の平均値(Aoff)と第3のしきい値(S3)すなわち消光しきい値とが比較される。
ST35において、平均値(Aoff)が第3のしきい値(S3)を下回っているときは、図6Bに示すST37に移行する。ST37では、時間TM1の間にメモリに格納されていたインデックス[i]が「0」〜「j」の発光期間受光信号(Son)をバイタル計算部に送る。さらに、制御部2で受光信号のレベルが低くなっている低信号フラグを立てる。この状況としては、例えば、受光素子4で高いレベルの外来光を受光しているわけではないが、生体情報測定装置1が生体の測定箇所10から離れている状況などを想定できる。あるいは、電力の低下により発光素子3からの測定光7の強度が低下していることも想定できる。
この場合には、制御部2に低信号フラグを送ることで、受光信号の信号レベルが低すぎることを制御部2に通知し、生体情報測定装置1に備えられた表示部を利用して使用者に警告を発する。
ST35において、消光期間受光信号(Soff)の平均値(Aoff)が第3のしきい値(S3)を超えているときは、図6BのST38に移行する。これは、例えば、図2(D)に示すように、生体情報測定装置1が測定箇所10から外れた状態で、受光素子4が外来光を受光し続けている状態を想定できる。
図6Bに示すST38では、タイマーをリセットして時間計測を開始し、ST39では、それまでの消光期間受光信号(Soff)の積算値(ACCoff)をクリアしてゼロにする。その後にST14に移行し、発光期間(Ton)と消光期間(Toff)を通して発光素子3を発光させずに消光状態を延長する。ST15では、消光期間中に変換期間(Tadc)を設定して、消光期間受光信号(Soff)をA/D変換する。ST16では、A/D変換された消光期間受光信号(Soff)をメモリ15に移行させ、ST41において、積算値ACCoffに新たにA/D変換された消光期間受光信号(Soff)を加算する。
ST42でタイマーによる計測時間がTM1を超えたと判断したら、ST43に移行し、所定時間TM1の間に積算された積算値(ACCoff)から、消光期間受光信号(Soff)の平均値(Aoff)を求める。
ST44において、平均値(Aoff)と第3のしきい値(S3)とが比較される。平均値(Aoff)が第3のしきい値(S3)を超えているときには、ST38に戻って、発光素子3の消光期間が継続される。ST44において、消光期間受光信号(Soff)の平均値(Aoff)が、第3のしきい値(S3)を下回ったら、ST1に戻る。あるいは、ST37と同じ処理を行ってST1に戻る。そしてST1の発光を再開する。
図7Aと図7Bに、第5の実施の形態の処理動作が示されている。
図7Aと図7Bに示す第5の実施の形態では、図6A、図6Bに示した処理動作に、さらにST51、ST53,ST54およびST55の処理が追加されている。
図7Aに示すST35において、消光期間受光信号(Soff)の平均値(Aoff)が、第3のしきい値(S3)すなわち消光しきい値を超えていると判定されたときは、図7Bに示すST51に移行し、それまでの所定時間TM1に取得した、インデックス[i]が「0」〜「j」の複数の発光期間受光信号(Son)を制御部2のバイタル計算部に送るとともに、制御部2に無効フラグを立てて、バイタル計算部での計算を停止させることで、生体情報の測定を無効にする。
ST51で、無効フラグを立てた後に、図7Bに示すST38からST41の処理に移行する。この処理は、図6Bに示す第4の実施の形態と同じであるが、図7Bでは、ST42においてタイマーの計測時間が所定時間TM1を経過したと判定されるまでの間に、ST53において変換期間(Tadc)にA/D変換された消光期間受光信号(Soff)にインデックス[i]を付加するとともに、ST54において消光期間受光信号(Soff)のインデックス[i]に「1」を加算して積算することなく個別にメモリ15に格納する。
ST42で、所定時間TM1が経過したと判断されると、ST43に移行し、所定時間TM1に消光期間受光信号(Soff)を積算した積算値ACCoffから、消光期間受光信号(Soff)の平均値(Aoff)が算出されて、メモリ15に格納される。
ST44で、消光期間受光信号(Soff)の平均値(Aoff)が第3のしきい値(S3)と比較される。ここで、平均値(Aoff)が第3のしきい値(S3)を超えているときは、ST51に戻り、消光状態を継続する。
ST44で、平均値(Aoff)が第3のしきい値(S3)を下回ったと判定されたら、ST1に移行して発光期間(Ton)における発光が開始されるが、このときに、ST55において、バイタル計算部に、所定時間TM1に取得したインデックス[i]が「0」〜「j」の複数の消光期間受光信号(Soff)を送るとともに、制御部2に無効フラグを立てる。
図8A、図8Bに、第6の実施の形態の処理動作が示されている。
図8Aに示す処理動作は、第5の実施の形態における図7Aの処理動作と同じである。
図8Aに示すST35において、消光期間受光信号(Soff)の平均値(Aoff)が、第3のしきい値(S3)すなわち消光しきい値を超えていると判定されたときは、図8Bに示すST51に移行し、所定時間TM1の間に取得されたインデックス[i]が「0」〜「j」の複数の発光期間受光信号(Son)を制御部2のバイタル計算部に送るとともに、制御部2に無効フラグを立てて、バイタル計算部での計算を停止させることで、生体情報の測定を無効にする。
そしてST1に戻る。図8A,図8Bに示す処理動作では、ST36において、受光信号が正常であるとの有効フラグが立てられない限り、制御部2ではバイタル計算部の計算を停止するが、ST51からST1に戻るため、次のサイクルで発光素子3の発光が継続される。すなわち、図7Bに示す処理のような発光素子3の消光期間の延長は行われない。
1 生体情報測定装置
2 制御部
3 発光素子
4 受光素子
5 送信部
7 測定光
8 戻り光
10 生体測定箇所
Ton 発光期間
Toff 消光期間
Son 発光期間受光信号
Soff 消光期間受光信号
Aon 発光期間受光信号の平均値
Aoff 消光期間受光信号の平均値
S1 第1のしきい値
S2 第2のしきい値
S3 第3のしきい値(消光しきい値)
ΔS レベル差しきい値

Claims (9)

  1. 生体に対向する発光素子および受光素子と、前記受光素子の検知出力から生体情報を生成する制御部と、が設けられた生体情報測定装置において、
    前記発光素子が、発光期間(Ton)と消光期間(Toff)を繰り返すように動作させられ、
    前記制御部では、発光期間(Ton)に前記受光素子で受光した発光期間受光信号と、消光期間(Toff)に前記受光素子で受光した消光期間受光信号との信号レベル差が、レベル差しきい値(ΔS)を超えているときに、前記生体情報の測定を有効とし、
    前記発光期間受光信号の信号レベルが第1のしきい値(S1)を越え、前記消光期間受光信号の信号レベルが第2のしきい値(S2)を下回っているときには、前記信号レベル差と前記レベル差しきい値(ΔS)を比較することなく、前記生体情報の測定を有効とする(ただしS1>S2)ことを特徴とする生体情報測定装置。
  2. 生体に対向する発光素子および受光素子と、前記受光素子の検知出力から生体情報を生成する制御部と、が設けられた生体情報測定装置において、
    前記発光素子が、発光期間(Ton)と消光期間(Toff)を繰り返すように動作させられ、
    前記制御部では、発光期間(Ton)に前記受光素子で受光した発光期間受光信号と、消光期間(Toff)に前記受光素子で受光した消光期間受光信号との信号レベル差が、レベル差しきい値(ΔS)を超えているときに、前記生体情報の測定を有効とし、
    1期間の発光期間(Ton)に前記受光素子で受光した発光期間受光信号(Son)と、1期間の消光期間(Toff)に前記受光素子で受光した消光期間受光信号(Soff)との差を前記信号レベル差とし、
    前記信号レベル差が、前記レベル差しきい値(ΔS)を超えていないとき、前記消光期間受光信号(Soff)の信号レベルを確認し、この信号レベルが消光しきい値(S3)を超えているときは、前記発光素子を消光させたままとし、前記消光期間受光信号(Soff)の信号レベルが、前記消光しきい値(S3)を下回ったときに、前記発光素子の前記発光期間(Ton)を再開することを特徴とする生体情報測定装置。
  3. 生体に対向する発光素子および受光素子と、前記受光素子の検知出力から生体情報を生成する制御部と、が設けられた生体情報測定装置において、
    前記発光素子が、発光期間(Ton)と消光期間(Toff)を繰り返すように動作させられ、
    前記制御部では、発光期間(Ton)に前記受光素子で受光した発光期間受光信号と、消光期間(Toff)に前記受光素子で受光した消光期間受光信号との信号レベル差が、レベル差しきい値(ΔS)を超えているときに、前記生体情報の測定を有効とし、
    1期間の発光期間(Ton)に前記受光素子で受光した発光期間受光信号(Son)と、1期間の消光期間(Toff)に前記受光素子で受光した消光期間受光信号(Soff)との差を前記信号レベル差とし、
    前記信号レベル差が、前記レベル差しきい値(ΔS)を超えていないときに、前記消光期間受光信号(Soff)の信号レベルを確認し、この信号レベルが消光しきい値(S3)を超えているときは、前記生体情報の測定を無効とするフラグを立てるとともに、前記発光素子を消光させたままとし、前記消光期間受光信号(Soff)の信号レベルが、前記消光しきい値(S3)を下回ったときに、前記発光素子の前記発光期間(Ton)を再開することを特徴とする生体情報測定装置。
  4. 前記制御部では、前記消光期間受光信号(Soff)の信号レベルが、消光しきい値(S3)を下回っているときに、受光信号のレベルが低下していることを示すフラグを立てて、前記発光素子の発光期間(Ton)を再開する請求項2または3記載の生体情報測定装置。
  5. 生体に対向する発光素子および受光素子と、前記受光素子の検知出力から生体情報を生成する制御部と、が設けられた生体情報測定装置において、
    前記発光素子が、発光期間(Ton)と消光期間(Toff)を繰り返すように動作させられ、
    前記制御部では、発光期間(Ton)に前記受光素子で受光した発光期間受光信号と、消光期間(Toff)に前記受光素子で受光した消光期間受光信号との信号レベル差が、レベル差しきい値(ΔS)を超えているときに、前記生体情報の測定を有効とし、
    複数の発光期間(Ton)に前記受光素子で受光した発光期間受光信号の平均値(Aon)と、複数の消光期間(Toff)に前記受光素子で受光した消光期間受光信号の平均値(Aoff)との平均値差を前記信号レベル差とし、
    前記平均値差が、前記レベル差しきい値(ΔS)を超えていないときに、前記消光期間受光信号の平均値(Aoff)を確認し、この平均値(Aoff)が消光しきい値(S3)を超えているときは、前記発光素子を消光させたままとし、前記消光期間受光信号の平均値(Aoff)の信号レベルが、前記消光しきい値(S3)を下回ったときに、前記発光素子の前記発光期間(Ton)を再開することを特徴とする生体情報測定装置。
  6. 生体に対向する発光素子および受光素子と、前記受光素子の検知出力から生体情報を生成する制御部と、が設けられた生体情報測定装置において、
    前記発光素子が、発光期間(Ton)と消光期間(Toff)を繰り返すように動作させられ、
    前記制御部では、発光期間(Ton)に前記受光素子で受光した発光期間受光信号と、消光期間(Toff)に前記受光素子で受光した消光期間受光信号との信号レベル差が、レベル差しきい値(ΔS)を超えているときに、前記生体情報の測定を有効とし、
    複数の発光期間(Ton)に前記受光素子で受光した発光期間受光信号の平均値(Aon)と、複数の消光期間(Toff)に前記受光素子で受光した消光期間受光信号の平均値(Aoff)との平均値差を前記信号レベル差とし、
    前記平均値差が、前記レベル差しきい値(ΔS)を超えていないときに、前記消光期間受光信号の平均値(Aoff)を確認し、この平均値(Aoff)が消光しきい値(S3)を超えているときは、前記生体情報の測定を無効とするフラグを立てるとともに、前記発光素子を消光させたままとし、前記消光期間受光信号の平均値(Aoff)の信号レベルが、前記消光しきい値(S3)を下回ったときに、前記発光素子の前記発光期間(Ton)を再開することを特徴とする生体情報測定装置。
  7. 前記制御部では、前記消光期間受光信号の平均値(Aoff)が、消光しきい値(S3)を下回っているときに、受光信号のレベルが低下していることを示すフラグを立てて、前記発光素子の発光期間(Ton)を再開する請求項5または6記載の生体情報測定装置。
  8. 前記制御部は、前記発光期間受光信号の信号レベルが第1のしきい値(S1)を越え、前記消光期間受光信号の信号レベルが第2のしきい値(S2)を下回っているときには、前記信号レベル差と前記レベル差しきい値(ΔS)を比較することなく、前記生体情報の測定を有効とする(ただしS1>S2)請求項2〜7のいずれかに記載の生体情報測定装置。
  9. 前記制御部では、発光期間(Ton)の途中から、消光期間(Toff)に切り替わるまでの時間(Tadc)に、受光信号をA/D変換して発光期間受光信号を得て、消光期間(Toff)の途中から、発光期間(Ton)に切り替わるまでの時間(Tadc)に、受光信号をA/D変換して消光期間受光信号を得る請求項1ないし8のいずれかに記載の生体情報測定装置。
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