JP6640074B2 - 減圧鋳造方法及び減圧用通路開閉装置 - Google Patents

減圧鋳造方法及び減圧用通路開閉装置 Download PDF

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Description

本発明は、減圧鋳造装置を用いた減圧鋳造方法、及び減圧鋳造装置に付設される減圧用通路開閉装置に関する。
減圧鋳造装置のキャビティを吸気するとともに、前記キャビティ内に溶湯を導入する鋳造は、減圧鋳造として周知である。この場合、減圧鋳造装置にキャビティ内の気体(主に大気)を排出するための減圧用通路が形成されるとともに、真空ポンプ等の吸気機構が付設される。さらに、減圧用通路に、吸気を行った際にキャビティから溶湯が流入することを防止するための開閉弁を含んだ減圧用通路開閉装置が設けられる。
この種の減圧用通路開閉装置としては、特許文献1に記載の遮断弁装置や、特許文献2に記載のバルブ装置が知られている。先ず、特許文献1記載の遮断弁装置は、制御装置からの指令によって遮断弁を変位(開閉)させ、キャビティと減圧装置を連通状態又は連通遮断状態とするものである。すなわち、この場合、遮断弁は電気信号に基づいて変位する。
また、特許文献2に提案されたバルブ装置では、ピストンと閉鎖バルブがレバーを介して連結されている。従って、ピストンが変位すると、これに追従してレバーが回動する。その結果、閉鎖バルブが吸気流路を開閉する。
特許第4248298号公報 特許第5717692号公報
特許文献1に記載されるように電気信号にて遮断弁を変位させる場合、溶湯がキャビティに導入されたこと等を検出するための検出手段等が必要となる。このため、構成が複雑となる。また、例えば、キャビティへの溶湯の導入開始から遮断弁の閉止に至るまでに、検出手段による溶湯が導入されたことの検出、制御回路への検出の伝達、制御回路から遮断弁への閉止指令の発信、遮断弁閉止の行程を経るため、十分な応答速度が得られない事態が想定される。
一方、特許文献2に記載されるようにレバーを用いた場合、ピストンが十分に変位しないとレバーの回動量が不足する。このため、例えば、吸気流路の閉止が不十分となり、吸気流路に溶湯が進入する懸念がある。しかも、レバーの耐久性が十分でないためにメンテナンス頻度が高く、このために減圧鋳造装置を長時間にわたって稼動させること、換言すれば、鋳造品の生産効率を向上することが困難である。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、十分な応答速度が得られるとともに、鋳造品の生産効率の向上を図ることが可能な減圧鋳造方法及び減圧用通路開閉装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、減圧鋳造装置のキャビティと減圧用通路とを連通又は連通遮断状態とする開閉弁と、
前記キャビティに連通する溶湯位置検出部に導入される溶湯の圧力を受ける受圧部材と、
前記受圧部材を介して前記溶湯の圧力を受けることで変位する応答弁と、
を備える減圧用通路開閉装置を用いた減圧鋳造方法であって、
前記減圧用通路の一部を含んで形成され、前記開閉弁を収容したシリンダ室内の、前記開閉弁の弁部を弁座に着座する方向に変位させる圧力流体が導入される第1内室と、前記弁部を前記弁座から離間する方向に変位させる圧力流体が導入される第2内室とに圧力流体を供給し、前記開閉弁を構成するピストンの前記第内室側の受圧面積が前記第内室側の受圧面積に比して大きいことに基づいて、前記ピストンを、前記弁部が前記弁座から離間する方向に変位させて前記開閉弁を開状態とすることで、前記キャビティと前記減圧用通路とを連通させるとともに、前記キャビティ内を減圧する工程と、
前記第1内室及び前記第2内室への圧力流体の導入を停止した後、前記キャビティ内に溶湯を導入する工程と、
を有し、
前記溶湯位置検出部内に導入される前記溶湯の圧力を、受圧部材を介して応答弁に作用させることで前記第2内室に連通する下流側通路を開放し、前記下流側通路と前記第2内室とを連通させて前記第2内室内の圧力を低減することにより、前記ピストンを、前記弁部が前記弁座に着座する方向に変位させて前記開閉弁を閉状態とし、前記キャビティと前記減圧用通路との連通を遮断することを特徴とする。
また、本発明は、減圧鋳造装置のキャビティと減圧用通路とを連通又は連通遮断状態とする開閉弁と、
前記キャビティに連通する溶湯位置検出部に導入される溶湯の圧力を受ける受圧部材と、
前記受圧部材を介して前記溶湯の圧力を受けることで変位する応答弁と、
を備える減圧用通路開閉装置であって、
前記開閉弁は、前記減圧用通路の一部を含んで形成されたシリンダ室内に収容されるとともに、弁座に対して着座又は離間する弁部を有する弁本体と、圧力流体からの圧力を受けることで前記弁本体を変位させるピストンとを備え、
前記シリンダ室は、前記弁本体を、前記弁座に着座する方向に変位させる圧力流体が導入される第1内室と、前記弁座から離間する方向に変位させる圧力流体が導入される第2内室と、前記第1内室と前記第2内室との間に形成されて前記ピストンが摺動する摺動室とを含み、且つ前記ピストンは、前記第内室側の受圧面積が前記第内室側の受圧面積に比して大きく、
前記第2内室の下流側通路に配設された前記応答弁は、前記受圧部材に前記溶湯の圧力が作用するまでは前記第2内室と前記下流側通路との連通を遮断し、前記受圧部材に前記溶湯の圧力が作用したときに変位して前記下流側通路と前記第2内室とを連通させることで、前記第2内室内の圧力を低減することを特徴とする。
すなわち、本発明においては、第1内室及び第2内室の内圧を大きくするとともに開閉弁を開放状態としてキャビティ内を減圧する一方、溶湯位置検出部内に所定量の溶湯が導入されたとき、該溶湯の圧力を、受圧部材を介して応答弁に伝達して該応答弁を変位させ、第2内室と下流側通路とを連通させて第2内室の内圧を低減するようにしている。このため、第1内室の内圧が第2内に比して大きくなるので、開閉弁が閉止状態となるとともにキャビティと減圧用通路との連通が遮断されてキャビティ内の減圧が終了する。
このように、本発明では、溶湯位置検出部内に所定量の溶湯が導入されたときに第1内室及び第2内室の内圧の大小が自発的に調整されることで開閉弁が閉止し、且つこれによりキャビティ内の減圧が終了する。すなわち、開閉弁の開閉状態を切り換えるための制御回路等を必要としない。このため、構成が簡素となる。しかも、制御回路からの制御信号の発信や、開閉弁の制御信号の受信等の行程を経ることがない。この分、十分な応答速度を得ることが可能となる。
応答弁を、受圧部材と一体的に変位させた後、第2内室から下流側通路に流入した圧力流体によってさらに受圧部材から離間する方向に変位させることが好ましい。すなわち、受圧部材の変位が終了した後も、応答弁の変位を継続させる。このようにすることにより、受圧部材の変位量、換言すれば、受圧部材を収容した収容室の内壁に対する摺動距離が小さくなる。従って、受圧部材が摩耗することを抑制することができる。すなわち、摩耗粉の発生量が低減する。このため、いわゆるカジリ等が発生することや、摩耗粉が噛み込んで受圧部材の変位が困難となることを回避される。
このような変位を可能とするには、応答弁に、圧力流体の圧力を受ける受圧部材を設ければよい。具体的には、応答弁を、軸部と、前記軸部の各端部に設けられて前記受圧部材に近接する第1鍔部、前記受圧部材から離間する第2鍔部とを有するボビン形状をなすものとして構成することが好ましい。この場合、第1鍔部が受圧部材となる。従って、溶湯の圧力が受圧部材を介して第1鍔部に伝達されるまでは、第1鍔部及び第2鍔部が下流側通路を閉止する。
この場合、受圧部材の変位量を第1鍔部の厚み以上に設定すればよい。これにより、第1鍔部が下流側通路を開放することが容易となる。なお、応答弁を受圧部材に指向して、換言すれば、下流側通路を閉止する方向に弾発付勢する弾発部材を設けるとよい。これにより、第2内室内の内圧が低減されたときに応答弁が自発的に元の位置に復帰する。
また、弁部が弁座に着座する方向に指向してピストンを弾発付勢する弾発部材を設けることが好ましい。この場合、ピストンが開放状態から閉止状態となるときの変位が、弾発部材によって支援される。従って、開閉弁の応答速度が一層大きくなり、溶湯位置検出部に所定量の溶湯が導入されたときにキャビティと減圧用通路との連通を迅速に遮断することが可能となる。同様の理由から、応答弁に対し、下流側通路を閉止する方向に弾発付勢する弾発部材を設けることが好ましい。
本発明によれば、開閉弁を収容したシリンダ室を形成する第1内室及び第2内室の内圧を大きくしてキャビティ内を減圧するとともに、溶湯位置検出部内に所定量の溶湯が導入されたときに第1内室及び第2内室の内圧の大小を自発的に調整させて開閉弁を閉止させ、キャビティ内の減圧を終了するようにしている。このために開閉弁の開閉状態を切り換える制御回路等が不要となるので、構成が簡素となる。
しかも、開閉弁を開閉するに際し、制御回路からの制御信号の発信や、開閉弁の制御信号の受信等の行程を経ることもない。この分、十分な応答速度を得ることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る減圧用通路開閉装置を模式的に示した要部概略縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る減圧鋳造方法の概略フローである。 図1中の開閉弁が開放状態にあり、且つ応答弁の第1鍔部が連通路の開口に差し掛かった状態を示す要部概略縦断面図である。 図3に続き、応答弁がさらに変位した状態を示す要部概略縦断面図である。 図4に続き、開閉弁が閉止状態に切り換わった状態を示す要部概略縦断面図である。
以下、本発明に係る減圧鋳造方法につき、それを実施するための減圧用通路開閉装置との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る減圧用通路開閉装置10を模式的に示した要部概略縦断面図である。この減圧用通路開閉装置10は、金型としての固定型12と可動型14を含んで構成される減圧鋳造装置に付設される。固定型12と可動型14の型閉じがなされることにより、図示しないキャビティが形成される。なお、キャビティが形成された金型を含んで構成されるこの種の減圧鋳造装置は、例えば、前記特許文献1、2等にも記載された公知のものであり、従って、詳細な図示及び説明は省略する。また、固定型12及び可動型14は一部のみを示している。さらに、参照符号16は、キャビティよりも下流側に形成されて該キャビティに連通する溶湯位置検出部を示す。
減圧用通路開閉装置10は、例えば、固定型12に形成された減圧用通路20に設けられる。減圧用通路20は、主には第1シリンダ室22、第2シリンダ室24、及び、第1シリンダ室22と第2シリンダ室24の間に介在する連通路26を有する。第1シリンダ室22には開閉弁28が収容され、一方、第2シリンダ室24には受圧ピン30(受圧部材)及び応答弁32が収容される。第1シリンダ室22は、後述する圧縮エアの流通上流側であり、連通路26及び第2シリンダ室24は圧縮エアの流通下流側である。すなわち、連通路26及び第2シリンダ室24は、第1シリンダ室22の下流側通路となる。なお、参照符号33a〜33dはいずれも、加工時に形成された孔を閉塞するプラグ部材を示す。
第1シリンダ室22は、弁室34、中間室36、挿入孔40、第1内室42、摺動室44及び第2内室46を有する。弁室34は、中間室36に近接するにつれてテーパー状に縮径するとともに、その底部の直径がさらに絞られることによって弁座48が形成される。弁室34が溶湯位置検出部16を介してキャビティに連通するとともに、中間室36から吸気通路50が分岐する。吸気通路50には、吸気手段としての真空ポンプ52が接続される。すなわち、吸気通路50は第1シリンダ室22を介してキャビティに連通しており、キャビティ及び溶湯位置検出部16内の気体(主には大気)は、真空ポンプ52の作用下に吸気されることで排出される。
また、第1内室42及び第2内室46には、供給ライン54を介して圧縮エア供給源56が接続される。一層具体的には、供給ライン54は第1分岐ライン58、第2分岐ライン60に分岐し、第1分岐ライン58が第1内室42に接続されるとともに、第2分岐ライン60が第2内室46に接続される。従って、第1内室42、第2内室46には、圧力流体としての圧縮エアを個別に供給することが可能である。なお、供給ライン54にはフィルタ62及びレギュレータ64が介装され、第1分岐ライン58、第2分岐ライン60には、第1供給弁66、第2供給弁68がそれぞれ介装される。また、前記連通路26は第2内室46に連通する。
開閉弁28は、弁本体70とピストン72とを有する。弁本体70の先端には略半球体形状の弁部74が設けられるとともに、弁部74の平坦な端面から弁棒部76が突出する。弁棒部76は中間室36内を延在し、その先端部が挿入孔40に挿入される。一方、ピストン72は、弁棒部76に臨む側から小径部78、中径部80及び大径部82を有し、小径部78の一部が挿入孔40に挿入されるとともに、大径部82の側周壁が摺動室44の内壁に摺接する。この大径部82を境に、第1内室42と第2内室46が区分されている。
小径部78及び中径部80は、第1リターンスプリング84(弾発部材)の内部に挿入される。第1リターンスプリング84の一端は第1内室42の内壁に着座し、他端は大径部82の第1内室42側端面に着座する。このため、ピストン72、すなわち開閉弁28は第2内室46側に弾発付勢される。換言すれば、第1リターンスプリング84は、開閉弁28を、弁部74の平坦な端面が弁座48に着座する方向に弾発付勢している。
ピストン72の大径部82の、第1内室42側には中径部80が存在する。このため、第1内室42側のピストン72の受圧面積は、大径部82の面積から中径部80の面積を差し引いた分である。一方、第2内室46側では、大径部82の全体で圧縮エアの圧力を受けることが可能である。すなわち、第2内室46側のピストン72の受圧面積は大径部82の面積であり、結局、第1内室42側の受圧面積に比して大である。
溶湯位置検出部16に近接する位置に形成される第2シリンダ室24は、ストローク室90、第1排気室92及び第2排気室94を有する。ストローク室90には、溶湯位置検出部16に向かって延在する第1挿通孔96と、第1排気室92に向かって延在する第2挿通孔98とが連なる。さらに、第1排気室92及び第2排気室94は、それぞれ、第1排気通路100、第2排気通路102に連なる。図1には、第1排気通路100、第2排気通路102の各開口が示されている。
第1排気通路100の開口面積及び断面積は、第2排気通路102に比して小さく設定されている。このため、同一時間における排気量は、第1排気通路100の方が第2排気通路102よりも小さい。
受圧ピン30の小径な長尺部104の先端は、第1挿通孔96に挿通されて溶湯位置検出部16内に突出している。また、大径なフランジ部106の側周壁がストローク室90の内壁に摺接するとともに、長尺部104に比して大径で且つフランジ部106に比して小径な押圧部108が第2挿通孔98に挿通されて第1排気室92内に突出する。
応答弁32は、受圧ピン30の押圧部108に臨む第1鍔部110と、軸部112と、受圧ピン30から離間する側の端部近傍に設けられた第2鍔部114とを有する。軸部112の長さは、連通路26の開口と略同等に設定される。従って、第1鍔部110及び第2鍔部114は連通路26の開口近傍に位置する。一方、第1鍔部110及び第2鍔部114は軸部112に比して大径であり、その直径は互いに等しい。また、第1鍔部110及び第2鍔部114の厚みDも同等である。
軸部112には、その長手方向に沿って貫通孔が形成されている。該貫通孔には、プラグ部材33bの側壁に形成された嵌合孔116に嵌合されて位置決め固定された案内バー118が挿入される。すなわち、応答弁32は、案内バー118に案内されながら変位する。
嵌合孔116の、第2排気室94に臨む側には、該嵌合孔116に比して大径なスプリング孔120が連なる。嵌合孔116とスプリング孔120によって形成される段部には、その内部に案内バー118が挿入された第2リターンスプリング122の一端が着座する。第2リターンスプリング122の他端は、第2排気室94内に露呈した軸部112の端面に着座する。
すなわち、応答弁32は、第2リターンスプリング122によって受圧ピン30側に弾発付勢されている。受圧ピン30に溶湯L(図3参照)の圧力が作用していないとき、第1鍔部110及び第2鍔部114が連通路26の開口を挟んで対向するとともに、応答弁32の軸部112が連通路26の開口に位置する。従って、連通路26と第1排気室92、第2排気室94とは、それぞれ、第1鍔部110、第2鍔部114によって遮断された状態にある。換言すれば、このとき、応答弁32は連通路26と第2シリンダ室24との連通を遮断しており、結局、下流側通路を閉止している。
以上の構成において、受圧ピン30の変位量(ストローク量)は、第1鍔部110の厚みD以上に設定される。すなわち、受圧ピン30が変位するとき、第1鍔部110は連通路26の開口に差し掛かる位置となる。
本実施の形態に係る減圧用通路開閉装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その動作及び作用効果につき、本実施の形態に係る減圧鋳造方法との関係で説明する。
図2は、本実施の形態に係る減圧鋳造方法を、キャビティからの吸気、及び溶湯位置検出部16への溶湯Lの導入との関係で示した概略フロー図である。この減圧鋳造方法は、キャビティ及び溶湯位置検出部16内を減圧する工程と、キャビティ及び溶湯位置検出部16内に溶湯Lを導入する工程とを含む。
はじめに、固定型12に対して可動型14を当接させて型閉じを行うとともにキャビティを形成し、さらに、可動型14に対する推進力を上昇させて型締めを行う。その後、真空ポンプ52を付勢するとともに第2供給弁68を開き、圧縮エア供給源56から供給ライン54及び第2分岐ライン60を介して第2内室46に圧縮エアを供給する。圧縮エアに異物が混入している場合、該異物はフィルタ62によって除去される。また、圧縮エアの圧力は、レギュレータ64によって適切に低減される。
第2内室46に圧縮エアが供給されることに伴い、大径部82の第2内室46側の端面が圧縮エアから押圧される。このため、ピストン72が第1リターンスプリング84を圧縮しながら第1内室42側に指向して摺動室44内を変位する。これと一体的に弁棒部76が弁室34側に変位するとともに、弁部74が弁座48から離間する。
すなわち、図2中に「開き工程」として示すように開閉弁28が開放され、その結果、キャビティが弁室34及び中間室36を介して吸気通路50に連通する。上記したように、吸気通路50に接続された真空ポンプ52が既に付勢されている。従って、キャビティ及び溶湯位置検出部16内が真空ポンプ52の作用下に吸気され、弁室34、中間室36及び吸気通路50を介して排出される。すなわち、キャビティ及び溶湯位置検出部16内の真空引きがなされる。
次に、第2供給弁68を閉止する。このときには連通路26と第1排気室92、第2排気室94とが応答弁32によって遮断されているので、第2内室46及び連通路26に圧縮エアが充填された状態が保たれる。換言すれば、第2内室46に圧縮エアが閉じ込められる。圧縮エアの押圧力が第1リターンスプリング84の弾発付勢力を上回っているので、ピストン72が元の位置(原位置)に戻ることはない。このため、開閉弁28は開放状態を維持する。この最中に、溶湯Lをキャビティに射出するための射出スリーブ内に溶湯Lを供給する。すなわち、給湯を行う。
その一方で、第1供給弁66を開放する。これにより、第1内室42に、圧縮エア供給源56から供給ライン54及び第2分岐ライン60を経、且つレギュレータ64によって適切に減圧された圧縮エアが導入される。第2供給弁68の閉止と第1供給弁66の開放は、同時に行うようにしてもよい。
上記したように、ピストン72の受圧面積は、第1内室42側に比して第2内室46側が大きい。この受圧面積の差に基づき、ピストン72の、第2内室46内の圧縮エアから受ける押圧力が、第1内室42内の圧縮エアから受ける押圧力を上回る。このため、第1内室42内に圧縮エアが導入されているにも関わらずピストン72が原位置に戻ることはなく、開閉弁28が開放状態を維持する。
次に、第1供給弁66を閉止する。連通路26と第1排気室92、第2排気室94とが応答弁32によって遮断された状態が維持されているので、第1内室42に圧縮エアが充填された状態が保たれる。すなわち、第1内室42に圧縮エアが閉じ込められ、第1シリンダ室22内が畜圧された状態となる。
第2内室46内に圧縮エアが未だ閉じ込められているので、開閉弁28は開放状態を維持している。従って、キャビティ及び溶湯位置検出部16内が継続して吸気される。このため、キャビティ及び溶湯位置検出部16内が減圧される。
このようにしてキャビティ及び溶湯位置検出部16内が吸気されている最中に、前記射出スリーブ内の溶湯Lをプランジャで押圧し、ランナを介してキャビティに射出する。すなわち、キャビティ内に溶湯Lを導入する。キャビティ内が減圧されているので、溶湯Lが迅速に導入される。
溶湯Lがキャビティに導入されることに伴い、図3に示すように、該キャビティに連通する溶湯位置検出部16に所定量が導入される。その結果、該溶湯Lが受圧ピン30の小径な先端に接触する。この接触に伴い、受圧ピン30が溶湯Lからの圧力を受け、第1排気室92及び第2排気室94側に指向して変位する。この際、受圧ピン30のフランジ部106がストローク室90内の一端から離間し、他端に当接する。この当接により、受圧ピン30のそれ以上の変位が阻止される。すなわち、受圧ピン30が停止する。
その一方で、受圧ピン30が上記のようにして変位することにより、応答弁32の第1排気室92内の軸部112が受圧ピン30の押圧部108に押圧される。このため、応答弁32が、案内バー118に案内されながら第2排気室94側に指向して変位し、第2リターンスプリング122を圧縮する。ここで、本実施の形態では、受圧部材の変位量が第1鍔部110の厚みD以上に設定されている。従って、第2排気室94側に変位した第1鍔部110が連通路26の開口に差し掛かる。その結果、連通路26と、第1排気室92及び第2排気室94とがそれぞれ連通する。
このため、第2内室46内及び連通路26内に閉じ込められていた圧縮エアが、第1排気室92、第2排気室94に流入する。ここで、第1排気室92内で開口する第1排気通路100の開口面積及び断面積は、第2排気室94内で開口する第2排気通路102の開口面積及び断面積に比して小さい。このため、同一時間であれば、第1排気室92内からの圧縮エアの排気量は、第2排気室94内からの圧縮エアの排気量よりも少ない。従って、第1排気室92の内圧が、第2排気室94の内圧よりも大きくなる。
その結果として、第1鍔部110が第1排気室92内の圧縮エアから受ける押圧力が、第2鍔部114が第2排気室94内の圧縮エアから受ける押圧力よりも大きくなる。従って、応答弁32は、受圧ピン30が変位を終了した後は第1排気室92内の圧縮エアによって押圧され、図4に示すように、第2排気室94側に指向してさらに変位する。
このように、本実施の形態では、応答弁32の第1鍔部110が連通路26の開口に差し掛かる程度、すなわち、連通路26と第1排気室92、第2排気室94とが連通を開始するまで受圧ピン30で応答弁32を変位させた後、応答弁32を、第2内室46及び連通路26から第1排気室92に流入する圧縮エアにてさらに変位させるようにしている。このため、受圧ピン30の変位量を、応答弁32を受圧ピン30のみで変位させる場合に比して小さくすることができる。これにより、ストローク室90の内壁に対する受圧ピン30のフランジ部106の側壁の摺動距離が小さくなる。
従って、受圧ピン30のフランジ部106が摩耗することが抑制される。このため、フランジ部106とストローク室90の内壁との間に摩耗粉が進入することや、このことに起因して受圧ピン30の動作不良が生じること等を回避することができる。
第2内室46内及び連通路26内に閉じ込められていた圧縮エアが、第1排気通路100、第2排気通路102から排気されることに伴い、第1シリンダ室22の第1内室42の内圧が第2内室46よりも大きくなる。第2内室46の圧力が開放されるのに対し、第1内室42に未だに圧縮エアが閉じ込められているからである。従って、図5に示すように、ピストン72が第1内室42内の圧縮エアから押圧されて摺動室44内を第2内室46側に変位する。これと一体的に弁本体70が第2内室46側に変位し、弁部74が弁座48に着座する。これにより開閉弁28が閉止状態となり、弁室34と中間室36との連通が遮断される。
この変位の際、第1リターンスプリング84が伸張する。この伸張により、ピストン72、ひいては開閉弁28の変位が支援される。従って、開放状態から閉止状態への切換速度、換言すれば、応答速度が大きくなる。
このようにして第1シリンダ室22が閉止されることに伴い、溶湯位置検出部16と減圧用通路20との連通が遮断される。従って、真空ポンプ52による吸気通路50を介してのキャビティ及び溶湯位置検出部16内の吸気(真空引き)が停止される。すなわち、キャビティ及び溶湯位置検出部16内の減圧サイクルが終了する。
このように、第1内室42内及び第2内室46内を予め畜圧状態としておくことで、溶湯位置検出部16内に所定量の溶湯Lが導入されたときに溶湯位置検出部16と減圧用通路20との連通を迅速に遮断することができる。このため、溶湯Lが検出されたときに遮断弁を閉止するための制御手段を必要としない。従って、減圧用通路開閉装置10の構成が簡素となる。しかも、制御信号の発信及び受信等の行程を経ない分、十分な応答速度を得ることができる。
また、第2内室46内及び連通路26内に閉じ込められていた圧縮エアが、第1排気通路100、第2排気通路102から排気された結果、第2内室46、連通路26、第1排気室92及び第2排気室94の内圧が同等となる。このため、伸張する第2リターンスプリング122が応答弁32の軸部112を弾発付勢し、これにより、応答弁32が案内バー118に案内されながら変位して元の位置(原位置)に復帰する。
この復帰と略同時に、溶湯Lの射出が終了する。すなわち、キャビティが溶湯Lで充填される。その後、少なくとも溶湯Lの表層が凝固するまで所定の時間(キュアタイム)待機し、さらに、型開きを行う。これにより、キャビティの形状に対応する形状の鋳造品が露呈するに至る。
なお、第1内室42内の圧縮エアを排出するためには、例えば、第1分岐ライン58の、第1供給弁66よりも下流側に排気弁を設ければよい。上記のようにして開閉弁28が閉止状態となった後、前記排気弁を開放状態とすることにより、第1内室42内の圧縮エアが排出される。
本発明は、上記した実施の形態に特に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、第1内室42と第2内室46に同時に圧縮エアを供給するようにしてもよい。また、圧力流体は圧縮エア等の気体に限定されるものではなく、作動油等の液体であってもよい。
10…減圧用通路開閉装置 16…溶湯位置検出部
20…減圧用通路 22…第1シリンダ室
24…第2シリンダ室 26…連通路
28…開閉弁 30…受圧ピン
32…応答弁 42…第1内室
44…摺動室 46…第2内室
48…弁座 50…吸気通路
52…真空ポンプ 54…供給ライン
56…圧縮エア供給源 58…第1分岐ライン
60…第2分岐ライン 66…第1供給弁
68…第2供給弁 70…弁本体
72…ピストン 74…弁部
84…第1リターンスプリング 90…ストローク室
92…第1排気室 94…第2排気室
100…第1排気通路 102…第2排気通路
106…フランジ部 108…押圧部
110…第1鍔部 112…軸部
114…第2鍔部 118…案内バー
122…第2リターンスプリング L…溶湯

Claims (8)

  1. 減圧鋳造装置のキャビティと減圧用通路とを連通又は連通遮断状態とする開閉弁と、
    前記キャビティに連通する溶湯位置検出部に導入される溶湯の圧力を受ける受圧部材と、
    前記受圧部材を介して前記溶湯の圧力を受けることで変位する応答弁と、
    を備える減圧用通路開閉装置を用いた減圧鋳造方法であって、
    前記減圧用通路の一部を含んで形成され、前記開閉弁を収容したシリンダ室内の、前記開閉弁の弁部を弁座に着座する方向に変位させる圧力流体が導入される第1内室と、前記弁部を前記弁座から離間する方向に変位させる圧力流体が導入される第2内室とに圧力流体を供給し、前記開閉弁を構成するピストンの前記第内室側の受圧面積が前記第内室側の受圧面積に比して大きいことに基づいて、前記ピストンを、前記弁部が前記弁座から離間する方向に変位させて前記開閉弁を開状態とすることで、前記キャビティと前記減圧用通路とを連通させるとともに、前記キャビティ内を減圧する工程と、
    前記第1内室及び前記第2内室への圧力流体の導入を停止した後、前記キャビティ内に溶湯を導入する工程と、
    を有し、
    前記溶湯位置検出部内に導入される前記溶湯の圧力を、受圧部材を介して応答弁に作用させることで前記第2内室に連通する下流側通路を開放し、前記下流側通路と前記第2内室とを連通させて前記第2内室内の圧力を低減することにより、前記ピストンを、前記弁部が前記弁座に着座する方向に変位させて前記開閉弁を閉状態とし、前記キャビティと前記減圧用通路との連通を遮断することを特徴とする減圧鋳造方法。
  2. 請求項1記載の減圧鋳造方法において、前記応答弁を、前記受圧部材と一体的に変位させた後、前記第2内室から前記下流側通路に流入した圧力流体によってさらに前記受圧部材から離間する方向に変位させることを特徴とする減圧鋳造方法。
  3. 請求項1又は2記載の減圧鋳造方法において、前記ピストンの、前記弁部が前記弁座に着座する方向への変位を、弾発部材によって支援することを特徴とする減圧鋳造方法。
  4. 減圧鋳造装置のキャビティと減圧用通路とを連通又は連通遮断状態とする開閉弁と、
    前記キャビティに連通する溶湯位置検出部に導入される溶湯の圧力を受ける受圧部材と、
    前記受圧部材を介して前記溶湯の圧力を受けることで変位する応答弁と、
    を備える減圧用通路開閉装置であって、
    前記開閉弁は、前記減圧用通路の一部を含んで形成されたシリンダ室内に収容されるとともに、弁座に対して着座又は離間する弁部を有する弁本体と、圧力流体からの圧力を受けることで前記弁本体を変位させるピストンとを備え、
    前記シリンダ室は、前記弁本体を、前記弁座に着座する方向に変位させる圧力流体が導入される第1内室と、前記弁座から離間する方向に変位させる圧力流体が導入される第2内室と、前記第1内室と前記第2内室との間に形成されて前記ピストンが摺動する摺動室とを含み、且つ前記ピストンは、前記第内室側の受圧面積が前記第内室側の受圧面積に比して大きく、
    前記第2内室の下流側通路に配設された前記応答弁は、前記受圧部材に前記溶湯の圧力が作用するまでは前記第2内室と前記下流側通路との連通を遮断し、前記受圧部材に前記溶湯の圧力が作用したときに変位して前記下流側通路と前記第2内室とを連通させることで、前記第2内室内の圧力を低減することを特徴とする減圧用通路開閉装置。
  5. 請求項4記載の開閉装置において、前記応答弁を、前記下流側通路を閉止する方向に弾発付勢する弾発部材をさらに備えることを特徴とする減圧用通路開閉装置。
  6. 請求項4又は5記載の開閉装置において、前記応答弁は、軸部と、前記軸部の各端部に設けられて前記受圧部材に近接する第1鍔部、前記受圧部材から離間する第2鍔部とを有するボビン形状をなし、前記溶湯の圧力が前記受圧部材を介して前記第1鍔部に伝達されるまでは、前記第1鍔部及び前記第2鍔部が前記下流側通路を閉止することを特徴とする減圧用通路開閉装置。
  7. 請求項6記載の開閉装置において、前記受圧部材の変位量は前記第1鍔部の厚み以上に設定され、且つ前記応答弁を前記受圧部材に指向して弾発付勢する弾発部材を有することを特徴とする減圧用通路開閉装置。
  8. 請求項4〜7のいずれか1項に記載の開閉装置において、前記ピストンを、前記弁部が前記弁座に着座する方向に指向して弾発付勢する弾発部材をさらに有することを特徴とする減圧用通路開閉装置。
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