JP6639690B2 - 熱交換器及び冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、熱交換器及び冷凍サイクル装置に関する。
冷凍サイクル装置には、冷媒と熱交換空気との間で熱交換を行うための熱交換器が搭載されている。この種の熱交換器として、いわゆるパラレルフロー型の熱交換器がある。パラレルフロー型の熱交換器は、一対のヘッダと、各ヘッダ間に並列接続された複数の熱交換チューブと、を備えている。各熱交換チューブは、各ヘッダが延在するヘッダ延在方向に間隔をあけて配列されている。パラレルフロー型の熱交換器では、隣り合う熱交換チューブ間にフィンが接合されている。
上述した熱交換器を蒸発器として機能させる場合、液リッチの冷媒が冷媒配管を通して一方のヘッダに供給される。一方のヘッダに供給された冷媒は、一方のヘッダ内を流通する過程で、熱交換チューブに分配される。熱交換チューブに分配された冷媒は、熱交換チューブ内を流通する過程で、フィンと熱交換チューブとの間の隙間を通過する熱交換空気と熱交換される。
しかしながら、上述した熱交換器では、ヘッダ延在方向を重力方向に沿わせて熱交換器を設置した状態で、熱交換器を蒸発器として機能させる場合に、各熱交換チューブ内に供給される液体冷媒の供給量(以下、冷媒供給量という。)の均一化を図る点で改善の余地があった。各熱交換チューブのうち、冷媒供給量が不足している熱交換チューブでは、液体冷媒が熱交換チューブを流通している途中で蒸発が完了(ドライアウト)するおそれがある。その結果、熱交換性能の低下を招く原因となる。
日本国特開2012−163328号公報 日本国特開2014−59098号公報
本発明が解決しようとする課題は、液体冷媒を各熱交換チューブ内に均一に流通させ、熱交換性能の向上を図ることができる熱交換器及び冷凍サイクル装置を提供することである。
実施形態の熱交換器は、第1ヘッダ及び第2ヘッダと、複数の熱交換チューブと、冷媒配管と、を持つ。第1ヘッダ及び第2ヘッダは、互いに間隔をあけた状態で、重力方向に沿って延びている。熱交換チューブは、第1ヘッダ及び第2ヘッダが延在するヘッダ延在方向に間隔をあけて配列されるとともに、第1ヘッダ及び第2ヘッダ間を接続している。冷媒配管は、第1ヘッダ及び第2ヘッダのうち、一方のヘッダに接続され、一方のヘッダ内に冷媒を供給する。冷媒配管、及び複数の熱交換チューブのうち少なくとも一部の熱交換チューブは、一方のヘッダに形成された連通空間を通して連通している。熱交換チューブのうち、一方のヘッダの連通空間に連通している熱交換チューブの本数をNとすると、冷媒配管は、連通空間に連通する少なくとも一部の熱交換チューブのうち、ヘッダ延在方向の下端から数えてN/3本目の熱交換チューブに対して下側に位置する部分で一方のヘッダに接続されている。冷媒配管は、ヘッダ延在方向に直交する方向のうち、熱交換チューブに向かう方向に沿って延びる筒部と、筒部おける熱交換チューブを向く開口を閉塞する閉塞部と、を備えている。閉塞部には、熱交換チューブに向かう方向に閉塞部を貫通して、連通空間に供給される冷媒に、熱交換チューブに向かう方向に沿う速度成分を生成する第1連通孔が形成されている。筒部には、連通空間の上側に向けて開口するとともに、連通空間に供給される冷媒に、ヘッダ延在方向に沿う速度成分を生成する第2連通孔が形成されている。第1連通孔の内径は、第2連通孔の内径よりも大きい。

第1の実施形態に係る空気調和機の概略構成図。 第1の実施形態に係る室外熱交換器の正面図。 第1の実施形態に係る室外熱交換器における第1接続継手の周辺を示す斜視図。 第1の実施形態に係る第1接続継手を+Y方向から見た側面図。 熱交換チューブの位置に対する冷媒供給量の関係を表すグラフ。 第2の実施形態に係る第1接続継手を+Y方向から見た側面図。 第3の実施形態に係る第1接続継手を+Y方向から見た側面図。 第3の実施形態の他の構成に係る第1接続継手を+Y方向から見た側面図。 変形例に係る室外熱交換器の正面図。
以下、実施形態の熱交換器及び冷凍サイクル装置を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、空気調和機1の概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態の冷凍サイクル装置である空気調和機1は、圧縮機2、四方弁3、室外熱交換器(熱交換器)4、膨張弁5及び室内熱交換器(熱交換器)6が冷媒流路7によって順次接続されて構成されている。なお、図1に示す例において、実線矢印は冷房時、破線矢印は暖房時の冷媒の流通方向を示している。
圧縮機2は、圧縮機本体11とアキュムレータ12とを備えている。
アキュムレータ12は、圧縮機本体11に供給される冷媒のうち、液体冷媒を捕捉し、ガス冷媒を圧縮機本体11に供給する。
圧縮機本体11は、アキュムレータ12を通して内部に取り込まれるガス冷媒を、圧縮して高温高圧のガス冷媒とする。
このような空気調和機1では、四方弁3により冷媒の流れを変えることで、冷房運転や暖房運転等を行う。例えば、冷房運転では、冷媒流路7において、冷媒は圧縮機2、四方弁3、室外熱交換器4、膨張弁5及び室内熱交換器6が順に流れる。このとき、室外熱交換器4を凝縮器として機能させ、室内熱交換器6を蒸発器として機能させ、室内を冷房する。
一方、暖房運転では、冷媒流路7において、冷媒は圧縮機2、四方弁3、室内熱交換器6、膨張弁5及び室外熱交換器4が順に流れる。このとき、室内熱交換器6を凝縮器として機能させ、室外熱交換器4を蒸発器として機能させ、室内を暖房する。
次に、室外熱交換器4について説明する。図2は、室外熱交換器4の正面図である。
図2に示すように、室外熱交換器4は、いわゆるパラレルフロー型の熱交換器である。室外熱交換器4は、第1ヘッダ21及び第2ヘッダ22と、複数の熱交換チューブ23と、フィン24と、第1接続継手(冷媒配管)25及び第2接続継手26と、を備えている。以下の説明では、各ヘッダ21,22の延在方向をZ方向(ヘッダ延在方向)とし、Z方向に直交する2方向をそれぞれX方向(直交方向)及びY方向として説明する。X方向、Y方向及びZ方向のうち、図中矢印方向をプラス(+)方向とし、矢印とは反対の方向をマイナス(−)方向として説明する。本実施形態において、室外熱交換器4は、Z方向が重力方向に沿うようにして設置されている。この場合、+Z方向は重力方向上方に設定され、−Z方向は重力方向下方に設定されている。
第1ヘッダ21及び第2ヘッダ22は、Z方向に延びる管状とされている。各ヘッダ21,22は、X方向に間隔をあけた状態で、互いに平行に延在している。
図3は、室外熱交換器4における第1接続継手25の周辺を示す斜視図である。
図3に示すように、各熱交換チューブ23は、X方向に延在するとともに、Z方向に間隔をあけて互い平行に配列されている。すなわち、各熱交換チューブ23における−X方向端部は、第1ヘッダ21にそれぞれ接続されている。各熱交換チューブ23における+X方向端部は、第2ヘッダ22にそれぞれ接続されている。これにより、各熱交換チューブ23は、各ヘッダ21,22間を並列接続している。なお、各熱交換チューブ23には、扁平管が用いられている。すなわち、各熱交換チューブ23は、例えばY方向を長軸方向とし、複数の冷媒流路を有している。但し、各熱交換チューブ23の断面形状は、複数の冷媒流路を形成可能な構成であれば適宜変更が可能である。
図2に示すように、フィン24は、隣り合う熱交換チューブ23間にそれぞれ配置されている。フィン24には、例えばコルゲートフィンが用いられている。具体的に、フィン24は、各熱交換チューブ23間それぞれにおいて、Z方向に蛇行しながらX方向に延びる波形状とされている。フィン24の山部及び谷部は、Z方向で隣り合う熱交換チューブ23にそれぞれ接合(例えば、ロウ付け等)されている。室外熱交換器4では、各フィン24と熱交換チューブ23との間の隙間をY方向に沿って熱交換空気が通過する。このとき、熱交換チューブ23やフィン24を介して、熱交換チューブ23内を流通する冷媒と、熱交換空気と、が熱交換される。フィン24は、コルゲートフィンに限らず、例えばプレートフィンを用いても構わない。
第1接続継手25は、X方向に延びる円管状に形成されている。第1接続継手25は、冷媒流路7と第1ヘッダ21との間を接続している。具体的に、第1接続継手25における+X方向端部は、第1ヘッダ21の下側である−Z方向端部(Z方向における第1端)側に接続されている。第1接続継手25における−X方向端部は、上述した冷媒流路7に接続されている。
第2接続継手26は、X方向に延びる円管状に形成されている。第2接続継手26は、冷媒流路7と第2ヘッダ22との間を接続している。具体的に、第2接続継手26における−X方向端部は、第2ヘッダ22の上側である+Z方向端部(Z方向における第2端)側に接続されている。第2接続継手26における+X方向端部は、上述した冷媒流路7に接続されている。
次に、上述した第1接続継手25について詳述する。図4は、第1接続継手25を+Y方向から見た側面図である。
図4に示すように、第1接続継手25は、筒部41と、筒部41における+X方向開口を閉塞する閉塞部42と、を有している。
筒部41における+X方向端部は、第1ヘッダ21に形成された挿入孔43を通して−X方向から第1ヘッダ21内(連通空間)に挿入されている。したがって、筒部41は、第1ヘッダ21内において、X方向(水平方向)に延在している。本実施形態では、熱交換チューブ23の本数をNとする。第1接続継手25と第1ヘッダ21とのZ方向における接続位置は、連通空間の下端から数えてN/3本目の熱交換チューブ23よりも−Z方向(下側)に設定されていることが好ましい。
閉塞部42は、熱交換チューブ23にX方向で対向している。閉塞部42には、第1連通孔(供給部)51が形成されている。第1連通孔51は、閉塞部42をX方向に貫通している。第1連通孔51は、筒部41の軸線を含む丸孔とされている。
筒部41のうち第1ヘッダ21内の連通空間に位置する部分において、連通空間の+Z方向(上側)を向く部分には、第2連通孔(供給部)52が形成されている。第2連通孔52は、筒部41をZ方向に貫通している。第1接続継手25は、上述した各連通孔51,52を通して第1ヘッダ21内に連通している。
本実施形態において、第1接続継手25の内径φや各連通孔51,52の内径φ,φ、熱交換チューブ23の本数N等のパラメータは、以下の関係を満たすように設定することが好ましい。
第2連通孔52の+Z方向開口面を基準位置(高さhが0)とする。第1接続継手25から第1ヘッダ21内に供給される冷媒が最小流量のときの第2連通孔52から流出する冷媒の流速をv(m/s)とする。冷媒の質量をm(kg)とする。そして、位置エネルギEhが最大(運動エネルギEvが0)となる高さh(冷媒の到達高さ)が、連通空間の下端から数えて2×N/3本目の熱交換チューブ23よりも+Z方向に位置するように、上述した各種パラメータφ,φ,φ,Nを設定する。第1連通孔51の内径φは、第2連通孔52の内径φよりも大きいことが好ましい。但し、各連通孔51,52の内径φ,φは、適宜変更が可能である。
次に、上述した室外熱交換器4の作用を説明する。以下の説明では、室外熱交換器4を蒸発器として機能させる場合について説明する。
膨張弁5で減圧された冷媒は、液体冷媒又は乾き度の小さい液リッチの気液二相冷媒となって第1接続継手25から第1ヘッダ21内の連通空間に流入する。第1ヘッダ21内の連通空間に流入した冷媒は、第1ヘッダ21内の連通空間を+Z方向に流通しながら各熱交換チューブ23に分配される。熱交換チューブ23内を流通する冷媒は、+X方向開口を通じて第2ヘッダ22内に流入した後、第2接続継手26を通して室外熱交換器4から排出される。
本実施形態の室外熱交換器4において、熱交換空気は、フィン24と熱交換チューブ23との間の隙間を通って室外熱交換器4をY方向に通過する。そして、熱交換空気は、室外熱交換器4を通過する際に、熱交換チューブ23やフィン24を介して、熱交換チューブ23内を流通する冷媒と熱交換される。このとき、室外熱交換器4内に供給された冷媒は、熱交換チューブ23を流通する過程で吸熱する。これにより、冷媒は、熱交換空気を冷却するとともに、ガスリッチの気液二相冷媒になる。
ここで、図3に示すように、第1接続継手25内を流通する冷媒は、第1連通孔51及び第2連通孔52を通じて第1ヘッダ21内の連通空間に流入することで、+X方向及び+Z方向に分流される。具体的に、冷媒が第1連通孔51を通じて第1ヘッダ21内の連通空間に流入することで、冷媒のX方向に沿う速度成分(速度ベクトルVp)が生成される。これにより、第1連通孔51から流出する冷媒は、第1ヘッダ21内を+X方向に流れた後、熱交換チューブ23のうち主に−Z方向部分に位置する熱交換チューブ23(第1接続継手25の周囲に位置する熱交換チューブ23)内に流入する。
一方、冷媒が第2連通孔52を通じて第1ヘッダ21内に流入することで、冷媒のZ方向に沿う速度成分(速度ベクトルVh)が生成される。これにより、第2連通孔52から流出する冷媒は、第1ヘッダ21内を+Z方向に流れた後、熱交換チューブ23のうち主に+Z方向に位置する熱交換チューブ23(第1接続継手25から+Z方向に離間した熱交換チューブ23)内に流入する。
このように、本実施形態では、第1接続継手25が、+X方向に沿う冷媒の速度成分を生成する第1連通孔51と、+Z方向に沿う冷媒の速度成分を生成する第2連通孔52と、を有する構成とした。
この構成によれば、第1接続継手25から第1ヘッダ21内に流入する冷媒を、+X方向及び+Z方向に分流することができる。そのため、一部の熱交換チューブ23のみに冷媒が局所的に供給されるのを抑制できる。これにより、各熱交換チューブ23それぞれに供給される冷媒供給量の均一化を図ることができる。そのため、室外熱交換器4を蒸発器として機能させた場合に、冷媒のドライアウトを抑制し、熱交換性能の向上を図ることができる。
本実施形態では、第1接続継手25に第1連通孔51及び第2連通孔52がそれぞれ形成されている。そのため、+X方向及び+Z方向に対して冷媒を確実に流出させることができる。これにより、各熱交換チューブ23それぞれに供給される冷媒供給量の均一化を図ることができる。
本実施形態では、冷媒の位置エネルギEhが最大となる高さhが、連通空間の下端から数えて2×N/3本目の熱交換チューブ23よりも+Z方向となる構成とした。
この構成によれば、各熱交換チューブ23のうち、+Z方向に位置する熱交換チューブ23に対しても効果的に冷媒を供給することができる。
そして、本実施形態では、上述した室外熱交換器4を蒸発器として機能させることで、熱交換性能に優れた高品質な空気調和機1を提供できる。
ここで、本実施形態の構成を採用するにあたり、冷媒の流入方向と、各熱交換チューブ23への冷媒供給量と、の関係について解析を行った。図5は、熱交換チューブ23のZ方向(重力方向)の位置に対する冷媒供給量の関係を表すグラフである。なお、図5中における実線は、本実施形態の解析結果(以下、実施例という。)を示している。図5中における破線は、第1ヘッダ21内に冷媒を+Z方向に向けて流通させた場合(第1接続継手25に第2連通孔52のみを設けた場合)の解析結果(以下、比較例1という。)を示している。図5中における鎖線は、第1ヘッダ21内に冷媒を+X方向に向けて流通させた場合(第1接続継手25に第1連通孔51のみを設けた場合)の解析結果(以下、比較例2という。)を示している。図5中Pは、実施例及び比較例2における冷媒の供給位置を示している。
図5に示すように、比較例1では、+Z方向に位置する熱交換チューブ23ほど冷媒供給量が多くなるという結果が得られた。これは、第1ヘッダ21内を+Z方向に向けて流通する冷媒が、各熱交換チューブ23のうち、−Z方向に位置する熱交換チューブ23を通過し、+Z方向に位置する熱交換チューブ23に局所的に供給されたためであると考えられる。その結果、−Z方向に位置する熱交換チューブ23への冷媒供給量が不足する。
一方、比較例2では、供給位置P付近の熱交換チューブ23(−Z方向に位置する熱交換チューブ23)において、冷媒供給量が多くなるという結果が得られた。これは、第1ヘッダ21内を+X方向に流通する冷媒が、供給位置P付近の熱交換チューブ23に直接供給されたためであると考えられる。その結果、+Z方向に位置する熱交換チューブ23への冷媒供給量が不足する。
これに対して、実施例では、冷媒が+X方向及び+Z方向に分流されて第1ヘッダ21内に供給される。そのため、各熱交換チューブ23間で多少のばらつきはあるものの、各熱交換チューブ23に供給される冷媒供給量を比較例1,2に比べて均一化できる結果になった。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態に係る第1接続継手100を+Y方向から見た側面図である。以下の説明では、上述した第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態では、第1接続継手(冷媒配管)100の連通孔(供給部)101が、+X方向(熱交換チューブ23に向かう方向)、及び+Z方向(第1ヘッダ21内の連通空間の上側)の双方に開口している点で上述した実施形態と相違している。
図6に示す第1接続継手100において、連通孔101は、+X方向及び+Z方向の双方に開口している。具体的に、連通孔101は、第1接続継手100の+X方向端部において、筒部41の+Z方向端部(上面)と閉塞部(案内壁)42との隅部を斜めに切除するように形成されている。すなわち、連通孔101の開口面は、+X方向に向かうに従い−Z方向に傾斜している。
連通孔101の下端開口縁を構成する閉塞部42は、筒部41の+X方向開口における−Z方向端部を覆っている。閉塞部42の内面(−X方向を向く面)は、X方向に直交する平滑面とされている。
本実施形態において、第1接続継手100を流通する冷媒のうち、一部の冷媒は連通孔101に向けて直接流通することで、主に冷媒の+X方向に沿う速度成分(速度ベクトルVp)が生成される。一方、第1接続継手100を流通する冷媒のうち、残りの冷媒は閉塞部42の内面に衝突した後、閉塞部42の内面に沿って+Z方向に案内されることで、主に冷媒の+Z方向に沿う速度成分(速度ベクトルVh)が生成される。これにより、連通孔101から流出する冷媒に対して、X方向に沿う速度成分と、Z方向に沿う速度成分と、の合成成分(速度ベクトルVm)を生成することができる。すなわち、冷媒が、斜め上方(+X方向、かつ+Z方向を向く方向)に連通孔101から流出することになるので、−Z方向に位置する熱交換チューブ23や+Z方向に位置する熱交換チューブ23のみに冷媒が局所的に供給されるのを抑制できる。そのため、熱交換チューブ23に供給される冷媒供給量を均一化することができる。
ここで、冷媒の速度ベクトルVhが小さくなると、液体冷媒が重力の影響で−Z方向に落下し、+Z方向に位置する熱交換チューブ23まで到達し難くなる。その結果、−Z方向に位置する熱交換チューブ23に液体冷媒が多く供給され(+Z方向に位置する熱交換チューブ23にはガス冷媒が多く供給され)、各熱交換チューブ23への冷媒供給量にばらつきが生じる可能性がある。
そのため、冷媒の速度ベクトルVhは、速度ベクトルVp以上に設定することが好ましい。この場合、冷媒の速度ベクトルVhや速度ベクトルVhpは、連通孔101や閉塞部42の寸法等により調整できる。例えば閉塞部42におけるZ方向の高さtは、筒部41の内径φの半分以上であることが好ましい(t≧φ/2)。連通孔101の開口面とX方向とのなす角度αは、45°以上(50°程度)であることが好ましい(α≧45°)。連通孔101の開口面に沿う連通孔101の+Z方向開口縁から−Z方向開口縁までの長さLは、筒部41の内径φ以下であることが好ましい(φ≧L)。但し、連通孔101や閉塞部42の寸法は、熱交換チューブ23の本数N等によって適宜変更が可能である。
(第3の実施形態)
図7は、第3の実施形態に係る第1接続継手200を+Y方向から見た側面図である。以下の説明では、上述した第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態では、上述した閉塞部42が傾斜案内壁242となっている点で上述した実施形態と相違している。
図7に示す第1接続継手(冷媒配管)200において、筒部41における+X方向端縁は、X方向に対して傾斜して延在している。具体的に、筒部41における+X方向端縁は、+Z方向(上側)に向かうに従い熱交換チューブ23に接近するように傾斜している。筒部41のうち連通空間の+Z方向(上側)を向く部分には、筒部41をZ方向に貫通する連通孔(供給部)201が形成されている。
第1接続継手200の傾斜案内壁242は、筒部41における+X方向開口を閉塞している。傾斜案内壁242は、筒部41における+X方向端縁に倣って+X方向に向かうに従い+Z方向に延在している。
本実施形態において、第1接続継手200内を流通する冷媒は、傾斜案内壁242に衝突した後、傾斜案内壁242の内面に沿って斜め上方に案内される。その後、冷媒は、連通孔201を通じて斜め上方に向けて第1ヘッダ21内に流入する。すなわち、傾斜案内壁242は、冷媒のX方向及びZ方向に沿う速度成分(速度ベクトルVp,Vh)を生成する。連通孔201は、冷媒のZ方向に沿う速度成分(速度ベクトルVh)を生成する。
そして、冷媒が連通孔201から斜め上方に向けて流出することで、−Z方向に位置する熱交換チューブ23や+Z方向に位置する熱交換チューブ23のみに冷媒が局所的に供給されるのを抑制できる。そのため、熱交換チューブ23に供給される冷媒供給量を均一化することができる。
本実施形態においても、上述した第2の実施形態と同様に、冷媒の速度ベクトルVhを、速度ベクトルVp以上に設定することが好ましい。この場合、傾斜案内壁242とX方向とのなす角度θは、45°以上(50°程度)であることが好ましい(θ≧45°)。連通孔201の内径φは、筒部41の内径φ以下であることが好ましい(φ≧φ)。
傾斜案内壁242の内面と連通孔201との間のX方向における距離dは、筒部41の内径φの半分以下であることが好ましい(φ/2≧d)。仮に、距離dが内径φの半分よりも遠い場合(d>φ/2)、第1接続継手200内における連通孔201よりも+X方向の領域において、筒部41を+X方向に流れる冷媒と、傾斜案内壁242に沿って+Z方向に案内される冷媒と、が衝突して過流が生じやすい。その結果、筒部41を流れる冷媒が傾斜案内壁242に到達する前に、過流によって+Z方向に案内されることで、連通孔201から流出する冷媒の速度ベクトルVhが大きくなる。
これに対して、距離dを内径φの半分以下に設定することで、冷媒の一部を傾斜案内壁242に確実に到達させることができる。そして、冷媒の一部が傾斜案内壁242に到達することで、冷媒が傾斜案内壁242に沿って流れることで生成される速度ベクトルVpを確保できる。
上述した第3の実施形態では、閉塞部全体を傾斜させて傾斜案内壁242とした場合について説明したが、この構成のみに限られない。例えば、図8に示すように、閉塞部42の内面のみを傾斜させる構成であっても構わない。すなわち、図8に示す閉塞部42の内面は、+Z方向に向かうに従い閉塞部42のX方向の長さが漸次縮小するように傾斜している。
次に、実施形態の変形例について説明する。図9は、変形例に係る室外熱交換器301を+Y方向から見た正面図である。本変形例では、折り返し方式の室外熱交換器301について説明する。
図9に示すように、第1ヘッダ21には、第1ヘッダ21内を複数の連通空間(第1連通空間303〜第4連通空間306)にZ方向で仕切る複数の仕切部(第1仕切部310、第2仕切部311及び第3仕切部312)が設けられている。
一方、第2ヘッダ22には、第2ヘッダ22内を複数の連通空間(第1連通空間313〜第4連通空間316)にZ方向で仕切る複数の仕切部(第1仕切部320、第2仕切部321及び第3仕切部322)が設けられている。第1ヘッダ21の第1仕切部310及び第2ヘッダ22の第1仕切部320は、Z方向で同等の位置に配置されている。第1ヘッダ21の第2仕切部311及び第2ヘッダ22の第2仕切部321は、Z方向で同等の位置に配置されている。第1ヘッダの第3仕切部312及び第2ヘッダ22の第3仕切部322は、Z方向で同等の位置に配置されている。
上述した熱交換チューブ23は、各仕切部310〜312,320〜322によって複数の熱交換モジュール(第1熱交換モジュール330〜第4熱交換モジュール333)に区画されている。具体的に、第1熱交換モジュール330を構成する熱交換チューブ23は、各ヘッダ21,22の第1連通空間303,313に連通している。第2熱交換モジュール331を構成する熱交換チューブ23は、各ヘッダ21,22の第2連通空間304,314に連通している。第3熱交換モジュール332を構成する熱交換チューブ23は、各ヘッダ21,22の第3連通空間305,315に連通している。第4熱交換モジュール333を構成する熱交換チューブ23は、各ヘッダ21,22の第4連通空間306,316に連通している。
第1接続継手325は、第1ヘッダ21の−Z方向端部に接続されている。第1接続継手325内は、第1ヘッダ21の第1連通空間303に連通している。
第2接続継手326は、第1ヘッダ21の+Z方向端部に接続されている。第2接続継手326内は、第1ヘッダ21の第4連通空間306に連通している。
各ヘッダ21,22には、Z方向で隣り合う熱交換モジュール330〜334同士を連通させるターン部(第1ターン部340〜第3ターン部342)が設けられている。第1ターン部(冷媒配管)340は、第2ヘッダ22のうち第1仕切部320に対してZ方向の両側に位置する部分に接続されている。すなわち、第1ターン部340は、第2ヘッダ22の第1連通空間313と第2連通空間324とを連通させている。第2ターン部(冷媒配管)341は、第1ヘッダ21のうち第2仕切部311に対してZ方向の両側に位置する部分に接続されている。すなわち、第2ターン部341は、第1ヘッダ21の第2連通空間304と第3連通空間305とを連通させている。第3ターン部(冷媒配管)342は、第2ヘッダ22のうち第3仕切部322に対してZ方向の両側に位置する部分に接続されている。すなわち、第3ターン部342は、第2ヘッダ22の第3連通空間315と第4連通空間316とを連通させている。
この構成によれば、第1接続継手325から第1ヘッダ21の第1連通空間303に供給される冷媒は、X方向に蛇行しながら+Z方向に流通する。例えば、第1熱交換モジュール330を+X方向に流通した冷媒は、第2ヘッダ22の第1連通空間313に流入した後、第1ターン部340を通って第2連通空間324に流入する。第2連通空間324に流入した冷媒は、第2熱交換モジュール331を−X方向に流通した後、第1ヘッダ21の第2連通空間314に流入する。その後、第3熱交換モジュール332及び第4熱交換モジュール333を順次流通した冷媒は、第1ヘッダ21の第4連通空間306に流入した後、第2接続継手326を通して室外熱交換器301から排出される。
上述した構成において、各ターン部340〜342のうち少なくとも一つのターン部や第1接続継手325に、上述した各実施形態や変形例の構成を採用することが可能である。これにより、熱交換モジュールを構成する熱交換チューブ23に供給される冷媒供給量を均一化できる。上述した実施形態では、各ヘッダ21,22内において、各熱交換モジュール330〜333の上流端部及び下流端部にそれぞれ仕切部310〜312,320〜322を配設した場合について説明したが、この構成のみに限られない。仕切部は、一の熱交換モジュールの上流端部と、一の熱交換モジュールに対して+Z方向に位置する熱交換モジュールの下流端部と、の間に少なくとも配設されていれば構わない。すなわち、一の熱交換モジュールの下流端部と、一の熱交換モジュールに対して+Z方向に位置する熱交換モジュールの上流端部と、の間を仕切る仕切部(ターン部340〜342の上流端部と下流端部とを仕切る仕切部)やターン部340〜342は配設しなくても構わない。
上述した実施形態では、室外熱交換器4のZ方向が重力方向に一致している場合について説明したが、必ずしも重力方向に一致している必要はなく、Z方向が重力方向に交差していても構わない。
上述した実施形態では、室外熱交換器4を例にして説明したが、室内熱交換器6に上述した実施形態の構成を採用しても構わない。
上述した実施形態では、例えば第1接続継手が第1ヘッダ21内でX方向に延在する構成について説明したが、この構成のみに限られない。第1接続継手は、第1ヘッダ21内で速度ベクトルVp,Vhを生成する構成であれば、第1ヘッダ21内での延在方向は適宜変更が可能である。
また、上述した各実施形態や変形例を適宜組み合わせても構わない。この場合、例えばZ方向やX方向、Z方向及びX方向に交差する方向等に複数の連通孔を形成することも可能である。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、冷媒配管が、+X方向に向かう冷媒の速度成分を生成する第1供給部と、+Z方向に向かう冷媒の速度成分を生成する第2供給部と、を有している構成とした。
この構成によれば、冷媒配管から一方のヘッダ内に流入する冷媒を、+X方向及び+Z方向に分流することができる。そのため、一部の熱交換チューブのみに冷媒が局所的に供給されるのを抑制できる。これにより、各熱交換チューブそれぞれに供給される冷媒供給量の均一化を図ることができる。そのため、熱交換を蒸発器として機能させた場合に、冷媒のドライアウトを抑制し、熱交換性能の向上を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…空気調和機、4…室外熱交換器(熱交換器)、6…室内熱交換器(熱交換器)、21…第1ヘッダ、22…第2ヘッダ、23…熱交換チューブ、25…第1接続継手、41…筒部、42…閉塞部(案内壁)、51…第1連通孔(供給部)、52…第2連通孔(供給部)、100…第1接続継手、101…連通孔(供給部)、200…第1接続継手、201…連通孔(供給部)、242…傾斜案内壁、301…室外熱交換器、303…第1連通空間、304…第2連通空間、305…第3連通空間、306…第4連通空間、325…第1接続継手、340…第1ターン部(冷媒配管)、341…第2ターン部(冷媒配管)、342…第3ターン部(冷媒配管)

Claims (3)

  1. 重力方向に沿って延びる第1ヘッダと、
    前記重力方向に沿って延びるとともに、前記第1ヘッダに対して間隔をあけて併設された第2ヘッダと、
    前記第1ヘッダ及び前記第2ヘッダが延在するヘッダ延在方向に間隔配列されるとともに、前記第1ヘッダ及び前記第2ヘッダ間を接続する複数の熱交換チューブと、
    前記第1ヘッダ及び前記第2ヘッダのうち、一方のヘッダに接続され、前記一方のヘッダ内に冷媒を供給する冷媒配管と、を備え、
    前記冷媒配管、及び複数の前記熱交換チューブのうち少なくとも一部の熱交換チューブは、前記一方のヘッダに形成された連通空間を通して連通し、
    前記熱交換チューブのうち、前記一方のヘッダの前記連通空間に連通している熱交換チューブの本数をNとすると、
    前記冷媒配管は、前記連通空間に連通する前記少なくとも一部の熱交換チューブのうち、前記ヘッダ延在方向の下端から数えてN/3本目の熱交換チューブに対して下側に位置する部分で前記一方のヘッダに接続され、
    前記冷媒配管は、
    前記ヘッダ延在方向に直交する方向のうち、前記熱交換チューブに向かう方向に沿って延びる筒部と、
    前記筒部おける前記熱交換チューブを向く開口を閉塞する閉塞部と、を備え、
    前記閉塞部には、前記熱交換チューブに向かう方向に前記閉塞部を貫通して、前記連通空間に供給される冷媒に、前記熱交換チューブに向かう方向に沿う速度成分を生成する第1連通孔が形成され、
    前記筒部には、前記連通空間の上側に向けて開口するとともに、前記連通空間に供給される冷媒に、前記ヘッダ延在方向に沿う速度成分を生成する第2連通孔が形成され、
    前記第1連通孔の内径は、前記第2連通孔の内径よりも大きい
    熱交換器。
  2. 重力方向に沿って延びる第1ヘッダと、
    前記重力方向に沿って延びるとともに、前記第1ヘッダに対して間隔をあけて併設された第2ヘッダと、
    前記第1ヘッダ及び前記第2ヘッダが延在するヘッダ延在方向に等間隔に配列されるとともに、前記第1ヘッダ及び前記第2ヘッダ間を接続する複数の熱交換チューブと、
    前記第1ヘッダ及び前記第2ヘッダのうち、一方のヘッダに接続され、前記一方のヘッダ内に冷媒を供給する冷媒配管と、を備え、
    前記冷媒配管、及び複数の前記熱交換チューブのうち少なくとも一部の熱交換チューブは、前記一方のヘッダに形成された連通空間を通して連通し、
    前記熱交換チューブのうち、前記一方のヘッダの前記連通空間に連通している熱交換チューブの本数をNとすると、
    前記冷媒配管は、前記連通空間に連通する前記少なくとも一部の熱交換チューブのうち、前記ヘッダ延在方向の下端から数えてN/3本目の熱交換チューブに対して下側に位置する部分で前記一方のヘッダに接続され、
    前記冷媒配管は、
    前記ヘッダ延在方向に直交する方向のうち、前記熱交換チューブに向かう方向に沿って延びる筒部と、
    前記筒部おける前記熱交換チューブを向く開口を閉塞するとともに、上側に向かうに従って前記熱交換チューブに接近するように傾斜する傾斜案内壁と、を備え、
    前記筒部のうち、前記傾斜案内壁の内面から離間した位置には、前記連通空間の上側に向けて開口する連通孔が形成され、
    前記連通孔の開口縁から前記傾斜案内壁の内面までの前記熱交換チューブに向かう方向での距離は、前記筒部の内径の半分以下に設定されている
    熱交換器。
  3. 請求項1又は請求項に記載の熱交換器を蒸発器として機能させる、
    冷凍サイクル装置。
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