JP6635593B2 - センサユニット - Google Patents

センサユニット Download PDF

Info

Publication number
JP6635593B2
JP6635593B2 JP2016027766A JP2016027766A JP6635593B2 JP 6635593 B2 JP6635593 B2 JP 6635593B2 JP 2016027766 A JP2016027766 A JP 2016027766A JP 2016027766 A JP2016027766 A JP 2016027766A JP 6635593 B2 JP6635593 B2 JP 6635593B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor unit
unit
sensor
solar panel
wireless communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016027766A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017146184A (ja
Inventor
慶太 藤原
慶太 藤原
Original Assignee
株式会社テヌート
慶太 藤原
慶太 藤原
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社テヌート, 慶太 藤原, 慶太 藤原 filed Critical 株式会社テヌート
Priority to JP2016027766A priority Critical patent/JP6635593B2/ja
Publication of JP2017146184A publication Critical patent/JP2017146184A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6635593B2 publication Critical patent/JP6635593B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、例えば、栽培ハウス等に配設され、室内の温度、湿度、風力、照度、二酸化炭素濃度等の環境測定を行う自立式のセンサユニットに関するものである。
この種のセンサユニットとして、例えば、特開2012−215403号公報(特許文献1)は、赤外線センサ部と、照度センサ部と、温度センサ部と、湿度センサ部と、アンテナと、無線通信部と、太陽電池を備えたものを提案している。
この構成によれば、太陽電池によってセンサユニット自体が発電能力を備えており、かつ、無線通信によって測定結果を送信できるため、設置場所の電源ケーブルや有線LAN等の配線によらず自立して設置が可能である利点を有している。
また、この種のセンサユニットは、一般に、衝撃や汚れ等による故障を防止するため、箱状の筐体内に測定用のセンサが収容される。
特開2012−215403号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような自立式のセンサユニットは、太陽電池によって電力を得るため、太陽光の強度が弱く、太陽光パネルの受光量が低い状態が続くと、電力不足となり測定ができなくなるというおそれがあった。
また、箱状の筐体内に測定用のセンサを収容する場合には、一般に、筐体に通気孔を設け、筐体内に外気を取り込むことが必要である。しかし、筐体内では気流が生じにくく、また、測定用の貫通孔が設けられた位置と測定時の風向きによって、筐体内の気流が不均一になるため、測定精度が低下するという問題があった。
かかる問題は、測定用のセンサを筐体内に収容せず、そのまま露出して、測定をするようにすれば、測定精度が高くなり、解決することは可能であるが、測定用のセンサを筐体内に収容しない場合には、センサは水や汚れ等に弱いため、例えば、栽培ハウス内における農薬散布時の農薬付着等が原因で故障を招きやすいという問題があった。
したがって、本発明は、消費電力を抑えるとともに、測定用のセンサを筐体外に露出することによって、測定精度を向上させつつ、水や汚れ等による故障を防止することができる自立式のセンサユニットを提供することを目的とするものである。
本発明のかかる目的は、環境測定を行うセンサ部と、前記センサ部の測定データを無線通信によって送信する無線通信部と、太陽光パネルと、前記太陽光パネルの発電により前記センサ部及び前記無線通信部に動作電源を供給する電源部と、前記無線通信部及び前記太陽光パネルとに接続された制御部とを備え、前記制御部が、前記太陽光パネルの受光量に応じて、前記無線通信部の送信頻度と前記センサ部の測定頻度とを決定するように構成されたことを特徴とするセンサユニットによって達成される。
本発明によれば、制御手段が、太陽光パネルの受光量に応じて、無線通信部の送信頻度とセンサ部の測定頻度を決定するように構成されているところ、太陽光パネルの受光量は発電量に比例するため、発電量に応じて、無線通信部の送信頻度とセンサ部の測定頻度を決定することが可能となる。その結果、発電量に応じて、自立式センサユニットの消費電力を最適化することができるから、例えば、太陽光の光が弱く、太陽光パネルの受光量が低い状態が続いたとしても、無線通信部の送信頻度とセンサ部の測定頻度を減じることにより、消費電力を抑えることができ、センサユニットが電力不足となり、測定結果が得られないという事態を確実に防止することができる。
本発明の好ましい実施態様においては、センサユニットはさらに、時刻を計時する計時部と、所定の時刻が記憶された記憶部を備え、前記制御部が、前記記憶部に記憶された所定の時刻に応じて、前記無線通信部の送信頻度と前記センサ部の測定頻度を増減するように構成されている。
本発明のこの好ましい実施態様によれば、制御部は記憶部に記憶された所定の時刻に応じて、無線通信部の送信頻度と前記センサ部の測定頻度を増減するように構成されているので、時間帯に応じた送信頻度や測定頻度の管理が可能となり、その結果、例えば、夜間において、無線通信部の送信頻度とセンサ部の測定頻度を減じることができ、消費電力を抑えることが可能となるとともに、ユーザのニーズに応じて、無線通信部の送信頻度とセンサ部の測定頻度を決定できるため、センサユニットの利便性を向上させることが可能になる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記センサ部がセンサユニットの外郭を構成する筐体の外部に配置され、センサユニットがさらに、前記筐体の外部に前記センサ部を収容して保護する保護手段と、駆動により前記センサ部を前記保護手段に収容自在とする駆動機構とを備えている。
本発明のこの好ましい実施態様によれば、センサ部がセンサユニットの外郭を構成する筐体の外部に配置されているから、筐体内にセンサ部を収容する場合と比べ、測定精度を向上させることができる。センサユニットはさらに、センサ部を収容して保護する保護手段と、駆動によりセンサ部を保護手段に収容自在とする駆動機構とを備えているから、通常は、測定用のセンサを筐体外に露出して測定精度を向上し、必要時にセンサ部を保護手段に収容することで水や汚れ等による故障を防止できる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記保護手段が下部に収容口を有する傘状に形成され、前記センサ部を紐状体と連結して前記筐体下方に釣支するとともに、前記駆動機構が前記紐状体を巻き取る巻取部を備え、前記巻取部により前記センサ部を昇降させて、前記収容口から前記保護手段に収容自在に構成されている。
本発明のこの好ましい実施態様によれば、巻取部によってセンサ部を昇降させることによって、保護手段の下部の収容口から、センサ部を保護手段に容易に収容することができ、センサ部を保護手段に収容された状態と外部に露出する状態を迅速かつ簡便に切り替えることが可能になる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記制御部が前記太陽光パネルの受光量に応じて、前記センサ部を昇降させるように構成されている。
一般に栽培ハウス等の室内で環境測定を行う場合、太陽光の強度が強く、太陽光パネルの受光量が多いときには、農作物の呼吸が活性化し、また、温度上昇による室内に気流が発生しやすいため、測定値の変動が大きくなるから、センサ部の測定精度を高めることが望ましく、その一方で、太陽光の強度が弱く、太陽光パネルの受光量が少ないときには、測定値の変動が小さくなるため、センサ部の測定精度が多少低下してもセンサ部を保護手段により保護して故障を防止することが望ましい。
しかるに、本発明のこの好ましい実施態様によれば、太陽光パネルの受光量が大きく、二酸化炭素濃度等の環境測定にかかわる数値の変動が大きいときには、保護手段の外部にセンサ部を配置して測定精度を高め、一方、夜間や曇りのときのように、太陽光パネルの受光量が少なく、環境測定にかかわる数値の変動が小さいときには、保護手段の内部にセンサ部を収容することによって、センサ部の汚れ等を効率的に防止することができる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記制御部が、前記記憶部に記憶された所定の時刻に応じて、前記センサ部を昇降させるように構成されている。
本発明のこの好ましい実施態様によれば、所定の時刻に応じて、センサ部を昇降させることによって、時間帯に応じて、センサ部の測定精度を向上とセンサ部の保護を図ることができ、その結果、例えば、農作物の光合成が活発となる等の要因によって、二酸化炭素濃度等の環境測定にかかわる数値の変動が大きい日中は、保護手段の外部にセンサ部を配置して測定精度を高め、環境測定にかかわる数値の変動が小さい夜間には、保護手段の内部にセンサ部を収容して、センサ部の汚れ等を防止でき、さらには、農薬の散布を開始する時刻に、センサ部を保護手段に収容し、農薬の散布を終了する時刻に、センサ部を保護手段から露出することが可能となる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記筐体下部に、前記センサ部の揺動方位及び揺動幅を検知する風向き検出手段が設けられ、前記風向き検出手段の検出結果に応じて、前記制御部が前記センサ部を昇降させるように構成されている。
本発明のこの好ましい実施態様によれば、鉛直方向の軸に対するセンサ部の揺動方位及び揺動幅を検知することによって、風向きを効率的かつ簡便に検出することができ、風向き検出手段の検出結果に応じて、制御部がセンサ部を昇降させるように構成されているから、強風等によりセンサ部を保護する必要がある場合に、保護手段にセンサ部を収容して故障を防止することができる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、センサユニットが、さらに、前記センサ部の測定値の異常を報知する報知部を備えている。
本発明のこの好ましい実施態様によれば、使用者がセンサ部の故障等を原因とする測定値の異常を早期に発見することができ、センサユニットの利便性を向上させることができる。
本発明によれば、消費電力を抑えるとともに、測定用のセンサを筐体外に露出することによって、測定精度を向上させつつ、水や汚れ等による故障を防止することができる自立式のセンサユニットを提供することが可能になる。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる自立式センサユニットの機能ブロック図である。 図2は、本発明の好ましい実施態様にかかる自立式センサユニットの略正面図である。 図3は、本発明の好ましい実施態様にかかる自立式センサユニットの制御部の基本動作を示すフローチャートである。 図4は、本発明の好ましい実施態様にかかる自立式センサユニットのセンサ部の昇降動作を示すフローチャートである。 本発明の好ましい実施態様にかかる自立式センサユニットに設けられた風向き検出手段の説明図である。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる自立式センサユニットの機能ブロック図であり、図2は、本発明の好ましい実施態様にかかる自立式センサユニットの略正面図である。
図1に示されているように、本発明の好ましい実施態様にかかる自立式センサユニット1は、太陽光パネル11と、バッテリー12、制御部13、センサ部14、駆動機構15、無線通信部16、計時部17および記憶部18を備えている。
図2に示されるように、本実施態様にかかるセンサユニット1は、栽培ハウス等の室内の梁に吊下げるようにして配置される。センサユニット1の屋根部分には、太陽光パネル11が設けられ、電子部品を保護するための箱状の筐体21内部に、バッテリー12、制御部13、駆動機構15、無線通信部16、計時部17、記憶部18および報知部19が収容されている。
太陽光パネル11は、太陽光を受光することによって、発電し、センサユニット1に動作電力を供給するものである。
また、制御部13は、太陽光パネル11の発電による電圧値を取得し、当該電圧値から太陽光パネル11の受光量を計算して取得する。
バッテリー12は太陽光パネル11に接続され、太陽光パネル11の発電電力を充放電することにより、センサユニット1に動作電力を安定的に供給する役割を有している。したがって、太陽光パネル11およびバッテリー12が、センサユニット1に電力を供給する電源部となる。
太陽光パネル11が配置されるセンサユニット1上部の屋根部分の形状は、太陽光パネル11の受光量が高くなるように傾斜を有する逆椀状に形成する。
そして、当該屋根部分を囲むように太陽光パネル11を配置することにより、日中に太陽が移動しても、太陽光パネルの受光量を一定に保つことができる。
制御部13は、CPU、ROMおよびRAMを備えたマイクロコントローラである。
制御部13は、太陽光パネル11と、バッテリー12と、センサ部14と、駆動機構15と、無線通信部16と、計時部17と、記憶部18と、報知部19と、光センサ23とに接続されている。制御部13は、RAMや記憶部18に記憶されたプログラムを実行することにより、センサユニット1の駆動機構15や報知部19、光センサ23等の各装置の動作を制御するものである。
センサ部14は、環境測定にかかわる数値を検出するための測定用のセンサである。センサ部14に、所定の検出素子を選択することによって、温度、湿度、風力、照度、二酸化炭素濃度等の種々の環境測定を行うことができる。
駆動機構15は、正逆回転可能なモータを備えた巻取部15aを有し、この巻取部15aによって、紐状のナイロン等で形成され、先端部にセンサ部14が取り付けられた紐状体24を吊り下げて保持し、必要に応じて、紐状体24を巻き上げ、巻きほぐして、センサ部14を上下に昇降させるように構成されている。
無線通信部16は、制御部13から出力される各種検出信号を、無線通信媒体を介して、外部に送信する役割を有している。例えば、IEEE802.11規格の無線LANの方式で測定データを集計する端末装置と無線通信をする。有線LANのインタフェースを用いることも可能であるが、センサユニット1の設置の利便性や、設置場所の作業性の観点から、無線通信媒体を用いることが好ましい。
計時部17は、現在時刻を計測するものであり、例えば、GPS時計によって構成されている。制御部13には、計時部17から現在時刻情報が入力されている。
記憶部18は、各種情報を記憶するもので、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ等を含んでいる。また、記憶部18には、制御部13が実行する各種プログラムが格納されている。
報知部19は、測定値の異常等を使用者に報知するためのものであり、例えば、アラームやブザー等によって構成されている。報知部19を設けることによって、測定値の異常等を使用者が迅速に把握でき、センサユニット1の利便性が向上させることができる。
筐体21下部には、センサ部14を保護するためのセンサ保護手段22が設けられている。本実施態様においては、センサ部保護手段22は、細かなメッシュ状のプラスチック樹脂によって形成され、下部に向かって広がる傘状の形状を有している。細かなメッシュ状に形成することにより通気性を向上し、センサ部保護手段22にセンサ部14を収容した場合の観測精度の低下を防止している。
センサ部保護手段22は下端部に、センサ部14を収容する収容口22aを備えている。
本実施態様においては、駆動装置15を駆動することにより、収容口22aを通って、センサ部14を昇降させ、センサ部保護手段22内に位置させ、あるいは、センサ部保護手段22外に位置させることができる。
図3は、本発明の好ましい実施態様にかかるセンサユニット1の制御部13の基本動作を示すフローチャートである。
本実施態様においては、制御部13は、計時部17から入力された現在時刻に基づいて、無線通信部16の送信頻度とセンサ部14の測定頻度を決定するように構成されている。すなわち、夜間であれば、太陽光パネル11の発電量が少ないため、センサユニット1の電力の消耗を抑えることが望ましく、加えて、栽培ハウス等の室内の二酸化炭素等の環境測定にかかわる数値は、一般に夜間は変動が少ないから、夜間は、センサユニット1の環境測定データの送信頻度と測定頻度を減少するように制御されている。
具体的には、センサユニット1の環境測定データの送信頻度と測定頻度を減少させる制御(以下、夜間制御という。)を実行する夜間の時間(例えば、18時〜5時)を、記憶部18に予め記憶させ、計時部17から入力された現在時刻に基づいて、制御部13は夜間制御すべき時刻か否かを判定し(ステップS31)、夜間制御をすべき時刻であると判定したときは、センサユニット1の環境測定データの送信頻度と測定頻度を減少するように制御する(ステップS32及びステップS34)。
制御部13は、記憶部18に記憶された夜間の時間と計時部17の現在時刻を基に夜間か否かを判断し(ステップS31)、夜間であれば、例えば、通常のセンサユニット1の環境測定データの送信頻度と測定頻度が1分に1回であったとすると、午後7時以降を夜間と判断し、1時間に1回とするように、センサユニット1の環境測定データの送信頻度と測定頻度を減少させる(ステップS35)。
このように制御することによって、太陽光パネル11の発電量の少ない夜間における電力の消耗を抑え、センサユニット1が電力不足となる事態を効率的に防止することができる。
また、夜間のみならず、日中においても、太陽光パネル11の受光量すなわち発電量に応じて、センサユニット1の電力の消耗を抑えることが望ましい。
そこで、本実施態様においては、制御部13が、太陽光パネル11の電圧などを参照して、太陽光パネル11の受光量を取得し、受光量に応じて無線通信部16の送信頻度とセンサ部14の測定頻度を決定するように制御されている。
すなわち、制御部13は、太陽光パネル11の受光量を取得して、太陽光パネル11の受光量が所定値未満か否かを判断し(ステップS32)、所定値未満の場合には、センサユニット1の環境測定データの送信頻度と測定頻度を通常よりも減少するように制御する(ステップS34)。
具体的には、通常の送信頻度と測定頻度が1分に1回であったとすると、制御部13は、太陽光パネル11の受光量が下がるごとに10分に1回、30分に1回、1時間に1回というように送信頻度と測定頻度を下げるように、無線通信部16を制御することが考えられる。このように制御することによって、太陽光パネル11の発電量が少ないときに電気の消耗を効率的に抑えることができ、センサユニット1が電力不足となる事態を防止できる。
本実施態様においては、夜間や農薬散布時間等の特定時刻に、センサ部14をセンサ部保護手段22に収容して保護するように構成されている。
具体的には、制御部13は、計時部17から現在時刻を取得し、記憶部18に予め設定されて、記憶された時刻に応じて、駆動機構15を駆動し、特定時刻にセンサ部保護手段22にセンサ部14を収容させる。例えば、センサユニット1を栽培ハウス室内で使用する場合、夜間は環境測定にかかる値の変化が少ないため、センサ部14を収納して、センサ部14を保護するようにし、また、農薬散布時刻をあらかじめ記憶部18に記憶しておくことにより、農薬散布の際に、センサ部14をセンサ部保護手段22内に収容して、センサ部14を農薬から保護するように、駆動機構15を駆動させる。このように構成することによって、通常時は、センサ部14を露出して、測定精度を高め、必要に応じて、センサ部14を保護して故障を防止することができる。
図5は、本発明の好ましい実施態様にかかるセンサユニット1に用いられる風向き検出手段の動作を説明する図面である。
本実施態様においては、風向き検出手段は、風圧によるセンサ部14の揺動を利用して、風向きと風力を検出するように構成されている。
詳細には、筐体21の下部に、フォトダイオードやフォトカプラなどの光センサ23を配置し、光センサ23により、鉛直方向の軸に対するセンサ部14の揺動方位と揺動幅Hを検出する。これにより、制御部13が、センサ部14の揺動方位によって風向きを、揺動幅Hによって風力を取得できる。揺動幅Hはセンサ部14が受けた風力と比例するためである。この構成によれば、センサ部14によって風向きと風力を観測する際に、制御部センサ保護手段22や筐体21等の影響を受けず観測が可能となる。加えて、取得した風向きと風力によって、制御部14は、種々の制御が可能となる。
制御部13は、センサ部14の揺動幅Hが所定幅H0より大きい場合には、風力が大きいと判定し、センサ部14をセンサ部保護手段22に収容する(ステップS43)。このように構成することによって、風力が大きいときに、センサ部14が、強風によってセンサ保護手段22や筐体21と衝突して、損傷することを効果的に防止することができる。
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、前記実施態様においては、センサ部保護手段22は傘状をなしているが、センサ部保護手段22が傘状をなしているということは必ずしも必要でなく、袋状や円筒状など、種々の形状のセンサ部保護手段22を用いることができる。
また、前記実施態様においては、センサ部保護手段22は細かなメッシュ状のプラスチック樹脂によって形成されているが、センサ部14をセンサ部保護手段22に収容したときに測定精度の観点から、センサ部保護手段22は通気性を有していればよく、細かなメッシュ状のプラスチック樹脂ではなく、穴があいたプラスチック樹脂によって形成することもできる。
さらに、前記実施態様においては、センサ部保護手段22がプラスチック樹脂によって形成されているが、センサ部保護手段22をプラスチック樹脂によって形成することは必ずしも必要でなく、ゴムなどを用いて、センサ部保護手段22を形成することもできる。
また、前記実施態様においては、制御部13は、記憶部18に記憶された夜間の時間と計時部17の現在時刻を基に夜間か否かを判断し、夜間であれば、センサユニット1の環境測定データの送信頻度と測定頻度を減少させるように制御されているが、記憶部18に日付、日の出、日の入り時間を紐づけて記憶させ、その情報に基づき、送信頻度と測定頻度を細かく決定してもよい。送信頻度と測定頻度を細かく決定することにより、更に効率的に電力の消耗を抑えることが可能になる。
さらに、前記実施態様においては、制御部13は、太陽光パネル11の受光量を取得して、太陽光パネル11の受光量が所定値未満か否かを判断し、所定値未満の場合には、センサユニット1の環境測定データの送信頻度と測定頻度を通常よりも減少するように制御しているが、複数の閾値を設けて、送信頻度と測定頻度を段階的に減少させるようにしてもよい。
また、前記実施態様においては、制御部13は、太陽光パネル11の受光量が下がるごとに10分に1回、30分に1回、1時間に1回という割合で、送信頻度と測定頻度を下げるように無線通信部16を制御しているが、太陽光パネル11の受光量が、所定の閾値以上の場合に、送信頻度と測定頻度を通常よりも増加させるように、無線通信部16を制御してもよい。このように、無線通信部16を制御する場合には、電力不足のおそれが少ない場合に、測定データを詳細に取得可能となり、センサユニット1の利便性を向上させることができる。
さらに、前記実施態様においては、夜間や農薬散布時間等の特定時刻に、センサ部14をセンサ部保護手段22に収容して保護するように構成されているが、センサユニット1に人感センサを設け、人感センサが人を検知すると、センサ部14をセンサ部保護手段22に収容するようにしてもよい。人が近づいたことを人感センサが人を検知したときに、センサ部14をセンサ部保護手段22に収容することにより、農薬散布等の作業時に好適にセンサ部14の故障を防止することができる。
さらに前記実施態様においては、制御部13は、センサ部14の揺動幅Hが所定幅H0より大きい場合には、風力が大きいと判定し、センサ部14をセンサ部保護手段22に収容するように構成されているが、風力が大きいときは、センサユニット1の環境測定データの送信頻度と測定頻度を減少するように制御してもよい。これは、風力が大きい場合には正確な測定値が得られないおそれがあるため、このように制御することで、不正確な測定値を得ることを防止するとともに、消費電力を抑えることが可能となるためである。
1 センサユニット
11 太陽光パネル
12 バッテリー
13 制御部
14 センサ部
15 駆動機構
15a 巻取部
16 無線通信部
17 計時部
18 記憶部
19 報知部
21 筐体
22 センサ部保護手段
22a 収容口
23 光センサ
24 紐状体

Claims (6)

  1. 環境測定を行うセンサ部と、前記センサ部の測定データを無線通信によって送信する無線通信部と、太陽光パネルと、前記太陽光パネルの発電により前記センサ部及び前記無線通信部に動作電源を供給する電源部と、前記無線通信部及び前記太陽光パネルとに接続された制御部とを備え、
    前記制御部が、前記太陽光パネルの受光量に応じて、前記無線通信部の送信頻度と前記センサ部の測定頻度とを決定するように構成され、
    前記センサ部がセンサユニットの外郭を構成する筐体の外部に配置され、さらに、前記筐体の外部に前記センサ部を収容して保護する保護手段と、駆動により前記センサ部を前記保護手段に収容自在とする駆動機構とを備えていることを特徴とすセンサユニット。
  2. 前記保護手段が下部に収容口を有する傘状に形成され、前記センサ部を紐状体と連結して前記筐体下方に釣支するとともに、前記駆動機構が前記紐状体を巻き取る巻取部を備え、前記巻取部により前記センサ部を昇降させて、前記収容口から前記保護手段に収容自在に構成されていることを特徴とする請求項に記載のセンサユニット。
  3. 前記制御部が前記太陽光パネルの受光量に応じて、前記センサ部を昇降させるように構成されていることを特徴とする請求項に記載のセンサユニット。
  4. さらに、時刻を計時する計時部と、
    所定の時刻が記憶された記憶部を備え、
    前記制御部が、前記記憶部に記憶された所定の時刻に応じて、前記無線通信部の送信頻度と前記センサ部の測定頻度を増減するように構成され、
    前記制御部が、前記記憶部に記憶された所定の時刻に応じて、前記センサ部を昇降させるように構成されていることを特徴とする請求項またはに記載のセンサユニット。
  5. 前記筐体下部に、前記センサ部の揺動方位及び揺動幅を検知する風向き検出手段が設けられ、前記風向き検出手段の検出結果に応じて、前記制御部が前記センサ部を昇降させるように構成されていることを特徴とする請求項に記載のセンサユニット。
  6. さらに、前記センサ部の測定値の異常を報知する報知部を備えていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のセンサユニット。
JP2016027766A 2016-02-17 2016-02-17 センサユニット Active JP6635593B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016027766A JP6635593B2 (ja) 2016-02-17 2016-02-17 センサユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016027766A JP6635593B2 (ja) 2016-02-17 2016-02-17 センサユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017146184A JP2017146184A (ja) 2017-08-24
JP6635593B2 true JP6635593B2 (ja) 2020-01-29

Family

ID=59681422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016027766A Active JP6635593B2 (ja) 2016-02-17 2016-02-17 センサユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6635593B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019105609A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 ボッシュ株式会社 測定装置
CN109974791A (zh) * 2019-05-05 2019-07-05 海芯华夏(北京)科技股份有限公司 一种准确测量空气温湿度的防辐射通风罩

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60228922A (ja) * 1984-04-26 1985-11-14 Tokyo Gas Co Ltd タンク内物理量測定装置
US5390206A (en) * 1991-10-01 1995-02-14 American Standard Inc. Wireless communication system for air distribution system
JP2651299B2 (ja) * 1991-10-09 1997-09-10 株式会社オーバル 挿入形センサ着脱装置
US5920827A (en) * 1997-06-27 1999-07-06 Baer; John S. Wireless weather station
JP2003346271A (ja) * 2002-05-28 2003-12-05 Toshiba Corp 発電付き測定通信装置
JP4683671B1 (ja) * 2010-05-10 2011-05-18 武志 品川 環境監視システム、環境監視方法及び環境監視プログラム
US20160021434A1 (en) * 2013-03-14 2016-01-21 Micromachine Center Sensor terminal
KR101678728B1 (ko) * 2014-04-04 2016-11-23 재단법인 다차원 스마트 아이티 융합시스템 연구단 환경 모니터링 방법 및 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017146184A (ja) 2017-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2357724T3 (es) Características para reducir el informe de batería baja para servicios de seguridad durante la noche.
JP6419302B2 (ja) センサノード、及びセンサノードの制御方法
CN104329008B (zh) 电动窗帘处理装置
US20140027069A1 (en) Photovoltaic Blind
JP6635593B2 (ja) センサユニット
ES2669355T3 (es) Procedimiento de control en funcionamiento de un dispositivo de accionamiento motorizado de una instalación domótica
JP6001022B2 (ja) 屋外遠隔水質測定装置及び方法
EP3734938A2 (en) Wireless power self harvesting control device and system and method for wirelessly reprogramming the same
CN107664496A (zh) 具有适应性热控制功能的激光标线工具
CN113939191B (zh) 用于用有害生物检测站来检测有害生物的适配性有源红外传感器硬件和软件
CN103530974A (zh) 一种用于移动智能设备的防跌落方法和装置
US7342375B2 (en) Automatic storm shutter control
KR20190053577A (ko) 창호 개폐 조절 장치
EP2003264A2 (en) Weather station in an end bar of a motorized awning
KR101191917B1 (ko) 태양광 발전 및 자연 채광이 가능한 블라인드 내장형 창호 시스템
US20200344962A1 (en) Power self harvesting control system and method
DE10356071A1 (de) Verfahren und Vorrichtung zur Reduktion des Stromverbrauchs in batteriebetriebenen Bewegungsmeldern
US20220307319A1 (en) Electromechanical device for managing cord looped window blinds, curtains, and shades
JP5123550B2 (ja) データ収集装置
CN208043174U (zh) 一种光伏式稻田水位测量装置
CN207443696U (zh) 一种互联网霍米斛温室培育系统
KR20120045787A (ko) 낚시용 전동릴 제어장치
JP2015158864A (ja) センサユニット及びデータ回収システム
JP4299706B2 (ja) 盗難監視装置及び盗難監視装置の制御方法
KR102089103B1 (ko) 빗물감지 창문 자동개폐 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6635593

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250