JP6630124B2 - プランター - Google Patents
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Description
特許文献1のものは、「主に、内鉢と外鉢及び底部に通気孔が設けられた通気管が設けられており、該内鉢と外鉢間には貯水空間が形成されている鉢本体と、平面に複数の通気孔が設けられており且つ、側壁に通水孔が設けられた空洞状の脚を具有し、該内鉢底部に設置された後、さらに草木に提供するための土が盛られる敷板と、より構成され、該鉢本体の内鉢と外鉢と通気管は、ブロー成型法により一体成型されており、また、該鉢本体の内鉢底部に設けられた一つ以上の水位制御孔または水位制御管が該貯水空間と連通しており、該水位制御孔または水位制御管が該通気管の先端部より低い位置に設けられて該貯水空間の水を該内鉢内にまで流通させ、同時に該通気管の先端部より流出しないようにしており、該水位制御孔または、水位制御管は該内鉢底部の貯水量により、自動で一定の水量を提供したり止水し、且つ、該通気孔によって優れた通気性を提供することで草木の根部に正常な通気の効果が提供されていることを特徴とする大量の貯水機能及び給水量の制御機能を具有するブロー成型による植木鉢の構造。」である(特許文献1の請求項1参照)。
以下、本体部6と灌水脚部7について詳細に説明する。
本体部6は、全体形状が直方体であり、ブロー成形によって内壁と外壁からなる中空構造になっている(図3参照)。側部3と底部5には、内壁と外壁の間の空洞部9が形成されており、これらの空洞部9は給水用、あるいは貯水用の空間として機能する。
側部3と底部5の空洞部9は連通しており(図3参照)、側部3の給水口11から給水した水は側部3の空洞部9を通過して底部5に至り貯水される。
水平壁部17は、プランター1を持ち運びする際の持ち手部として機能する。傾斜壁部19は、その位置が底部5の内壁より少し下方位置、つまり側部3と底部5の境界位置の少し下方位置に設けられており、この傾斜壁部19には給水口11から給水した水をオーバーフローさせるためのオーバーフロー孔21が設けられている。
オーバーフロー孔21の位置(高さ)は、底部5の内壁面より約25mm低くなるように設定されている。このため、底部5の下方の空洞部9(貯水空間)を満水状態にしても、底部の内壁と水面との間に約25mmの通気性を保つための空間ができ、この空間があることで植物の根が長期間に渡って完全に水に浸かって腐るのを防止できる。もっとも、底部の内壁と水面との間の距離は、15mm以上であれば通気性を確保できるので、オーバーフロー孔21の位置(高さ)を、上記のように底部5の内壁面より約25mm低くなるようすることは必須ではなく、底部5の内壁面より15mm以上低くなるように設定すればよい。
なお、オーバーフロー孔21から給水するようにしてもよい。この意味で、側部3の上面部の給水口11は必須ではない。
底部5の内壁面の総面積のうち開口部25が占める面積の割合(一つの開口部25の開口面積×開口部25の数)は、5〜10%に設定されている。開口部25の開口面積の割合をこの範囲に設定することで、底部5の強度を確保しつつ、適切な給水が可能となる。
また、後述するように、最適な水量を提供するため、灌水脚部7の適正な内径は20〜60mmに設定されている。
底部5における内壁と外壁で形成される空間は、灌水脚部7が挿入される挿入空間であり、かつ貯水空間となっている。したがって、底部5の空間の高さは、少なくとも灌水脚部7が挿入できる高さを有している。
隆起部31を設けることで、底部5の剛性を高める効果がある。また、隆起部31を円錐台形状にすることで、図3に示すように、灌水脚部7を挿入する空間を広く取ることができるという効果もある。つまり、灌水脚部7が、後述するように、設置状態では上方から下方に向かって縮径する円錐台形状であることから、隆起部31と灌水脚部7が干渉し難い関係となっている。
灌水脚部7は、図4に示すように、下方に向かって縮径する円錐台形状の筒状部32と、筒状部32の上面に設けられたフランジ部33によって形成されている。
フランジ部33の下面には、本体部6の底部5に形成された開口部25の周縁に係止する係止部35が形成されている。係止部35は、L字状をしている。フランジ部33の下面には、開口部25に挿入する際のガイドとなるガイド壁37が形成されている。ガイド壁37を開口部25に合わせて押し込むことで、係止部35が撓んで開口部25の周縁に係止する。
筒状部32の周面には通水ようのスリット39が複数形成されている。
なお、前述したように最適な水量を提供するため、灌水脚部7の適正な内径は20〜60mmに設定されている。
このように、本体部6が多種多様の大きさや形状であっても、本体部6をブロー成型すれば、共通の灌水脚部7を利用することができる。
なお、図5〜図9に示したプランター(41、43、45、47、49)における部分の符号は図1に示したものと同一又は対応する箇所には同一の符号を付してある。
3 側部
5 底部
6 本体部
7 灌水脚部
9 空洞部
11 給水口
13 キャップ
14 ネジ
15 凹陥部
17 水平壁部
19 傾斜壁部
21 オーバーフロー孔
23 メッシュ部材
25 開口部
27 水抜き孔
29 栓
31 隆起部
32 筒状部
33 フランジ部
35 係止部
37 ガイド壁
39 スリット
41、43、45、47、49 プランター(他の形状の例)
Claims (2)
- 装飾用の草花を植えたり活けたりするためのプランターであって、
ブロー成形によって成形された側部と底部を有する有底枠状の本体部と、該本体部の底部に設けられた灌水脚部とを有し、
前記本体部は、内壁と外壁とが所定の間隔を離して空洞部を形成してなり、前記底部における内壁には前記灌水脚部を挿入するための開口部を複数有し、
前記底部における外壁には、上方に向けて隆起する隆起部を有し、該隆起部は下部から上方に向かって徐々に径が小さくなる形状であり、その上端部が前記内壁に当接しており、
前記灌水脚部は、前記開口部に挿入して着脱可能に設置されて、上部から下部に向かって徐々に径が小さくなる筒形状であることを特徴とするプランター。 - 側部における前記底部の内壁よりも下方の位置に底部の空洞部に供給された水をオーバーフローさせるためのオーバーフロー孔を有することを特徴とする請求項1記載のプランター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015222636A JP6630124B2 (ja) | 2015-11-13 | 2015-11-13 | プランター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015222636A JP6630124B2 (ja) | 2015-11-13 | 2015-11-13 | プランター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017086015A JP2017086015A (ja) | 2017-05-25 |
JP6630124B2 true JP6630124B2 (ja) | 2020-01-15 |
Family
ID=58766606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015222636A Active JP6630124B2 (ja) | 2015-11-13 | 2015-11-13 | プランター |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6630124B2 (ja) |
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2015
- 2015-11-13 JP JP2015222636A patent/JP6630124B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2017086015A (ja) | 2017-05-25 |
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