JP6628942B2 - 描画装置及び描画方法 - Google Patents

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Description

この発明は、文字又は記号である描画要素の縮小率を設定し、設定した縮小率で描画要素を描画する描画装置及び描画方法に関するものである。
例えば、複数の文字が並べられている文字列を描画する際、各々の文字の幅が所定の文字幅以下になるように、各々の文字の幅方向だけを縮小してから、文字列を描画している描画装置が以下の特許文献1に開示されている。
この描画装置は、全ての文字の文字幅のサイズが共通である等幅書体の文字に適用される装置である。
この描画装置は、描画対象の文字列に半角文字が含まれている場合、半角文字についても、全角文字と同様に、幅方向の縮小率を設定すると、半角文字が過剰に縦長な文字になって、読み難くなるため、全角文字よりも、半角文字の幅方向の縮小を抑えるようにしている。
特開平3−12697号公報
従来の描画装置は以上のように構成されているので、半角文字の幅方向の過剰な縮小を抑えることができる。しかし、文字列に含まれている文字の幅方向のサイズが文字毎に異なるプロポーショナル書体である場合、文字列に含まれている文字が全角文字であれば、幅方向のサイズが狭い文字と、幅方向のサイズが広い文字とが同じ縮小率で、幅方向が縮小される。このため、例えば、アルファベットの「I」など、幅方向のサイズが狭い文字は、過剰に縦長な文字になって、可読性が低下してしまうという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、可読性の低下を招くことなく、プロポーショナル書体の描画要素である文字又は記号を縮小して描画することができる描画装置及び描画方法を得ることを目的とする。
この発明に係る描画装置は、1つ以上の描画可能な文字又は1つ以上の描画可能な記号である描画要素の全てにおいて、描画要素における一方向が、描画が許容されている描画エリアにおける一方向に収まる場合、描画対象の文字列又は描画対象の記号列に含まれている全ての描画要素における一方向の縮小率を第1の縮小率に設定し、描画可能な1つ以上の描画要素のうち、少なくとも一部の描画要素における一方向が、描画エリアにおける一方向に収まらない場合、文字列又は記号列に含まれている1つ以上の描画要素のうち、一方向が描画エリアにおける一方向に収まる描画要素については、一方向の縮小率を第1の縮小率よりも縮小の度合が大きい第2の縮小率に設定し、一方向が描画エリアにおける一方向に収まらない描画要素については、一方向の縮小率を第2の縮小率よりも縮小の度合が大きい第3の縮小率に設定する縮小率設定部とを設け、描画部が、縮小率設定部によりそれぞれ設定された縮小率で、文字列又は記号列に含まれている各々の描画要素を描画するようにしたものである。
この発明によれば、縮小率設定部が、1つ以上の描画可能な文字又は1つ以上の描画可能な記号である描画要素の全てにおいて、描画要素における一方向が、描画が許容されている描画エリアにおける一方向に収まる場合、描画対象の文字列又は描画対象の記号列に含まれている全ての描画要素における一方向の縮小率を第1の縮小率に設定し、描画可能な1つ以上の描画要素のうち、少なくとも一部の描画要素における一方向が、描画エリアにおける一方向に収まらない場合、文字列又は記号列に含まれている1つ以上の描画要素のうち、一方向が描画エリアにおける一方向に収まる描画要素については、一方向の縮小率を第1の縮小率よりも縮小の度合が大きい第2の縮小率に設定し、一方向が描画エリアにおける一方向に収まらない描画要素については、一方向の縮小率を第2の縮小率よりも縮小の度合が大きい第3の縮小率に設定するように構成したので、可読性の低下を招くことなく、プロポーショナル書体の描画要素である文字又は記号を縮小して描画することができる効果がある。
この発明の実施の形態1による描画装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による描画装置を示すハードウェア構成図である。 描画装置がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。 描画装置がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合の処理手順である描画方法を示すフローチャートである。 描画要素格納部1により格納されている描画対象の文字列に含まれている文字の一例を示す説明図である。 図5に示している文字「I」,「C」,「W」の幅方向を縮小せずに描画した場合の描画結果を示す説明図である。 第1の方法で縮小率Rが設定された場合の描画結果を示す説明図である。 第2の方法で縮小率Rが設定された場合の描画結果を示す説明図である。 実施の形態1の方法で縮小率Rが設定された場合の描画結果を示す説明図である。 1つの文字として扱う文字列の全てが縮小されずに描画された結果を示す説明図である。 第1の方法で、1つの文字として扱う文字列が縮小されて描画された結果を示す説明図である。 第2の方法で、1つの文字として扱う文字列が縮小されて描画された結果を示す説明図である。 この実施の形態1における第3の方法で、1つの文字として扱う文字列が縮小されて描画された結果を示す説明図である。 「A」〜「Z」のアルファベットと、「0」〜「9」の数字とが縮小されずに描画された結果を示す説明図である。 第1の方法で、「A」〜「Z」のアルファベットと、「0」〜「9」の数字とが縮小されて描画された結果を示す説明図である。 第2の方法で、「A」〜「Z」のアルファベットと、「0」〜「9」の数字とが縮小されて描画された結果を示す説明図である。 この実施の形態1における第3の方法で、「A」〜「Z」のアルファベットと、「0」〜「9」の数字とが縮小されて描画された結果を示す説明図である。 「A」〜「Z」のアルファベットと、「0」〜「9」の数字とが縮小されずに描画された結果を示す説明図である。 第1の方法で、「A」〜「Z」のアルファベットと、「0」〜「9」の数字とが縮小されて描画された結果を示す説明図である。 第2の方法で、「A」〜「Z」のアルファベットと、「0」〜「9」の数字とが縮小されて描画された結果を示す説明図である。 この実施の形態1における第3の方法で、「A」〜「Z」のアルファベットと、「0」〜「9」の数字とが縮小されて描画された結果を示す説明図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による描画装置を示す構成図である。図2は、この発明の実施の形態1による描画装置を示すハードウェア構成図である。
この実施の形態1では、描画要素が、プロポーショナル書体の文字である例を説明するが、描画要素が、プロポーショナル書体の記号であってもよい。
また、描画要素が、等幅書体の文字又は記号であってもよい。
図1及び図2において、描画要素格納部1は、例えば図2に示す描画要素記憶回路21で実現される。
描画要素格納部1は、1つ以上の描画要素として、描画可能な1つ以上の文字を格納している。
この実施の形態1では、描画要素格納部1が、1つ以上の描画要素として、描画可能な1つ以上の文字を格納している例を説明するが、1つ以上の描画要素として、描画可能な1つ以上の記号を格納しているものであってもよい。
この実施の形態1では、描画可能な1つ以上の文字として、「A」〜「Z」のアルファベットが格納されている例を説明する。
文字幅格納部2は、例えば図2に示す文字幅記憶回路22で実現される。
文字幅格納部2は、描画要素格納部1により格納されている各々の文字の幅方向(一方向)のサイズWcを格納している。
ただし、幅方向のサイズWcは、描画要素格納部1により格納されている各々の文字の幅の比で表されているものとする。
この実施の形態1では、描画対象の文字列を横書きで描画する例を想定しているため、文字幅格納部2が、各々の文字の一方向として、各々の文字の幅方向のサイズWcを格納しているものとするが、描画対象の文字列を縦書きで描画する場合、文字幅格納部2は、各々の文字の一方向として、各々の文字の高さ方向のサイズWcを格納する。
この実施の形態1では、文字幅格納部2が単にメモリとして機能して、各々の文字の幅方向のサイズWcを格納する例を示しているが、文字幅格納部2が、描画要素格納部1により格納されている各々の文字の幅方向のサイズWcを検出する機能を備えるようにしてもよい。
最大サイズ格納部3は、例えば図2に示す最大サイズ記憶回路23で実現される。
最大サイズ格納部3は、文字幅格納部2により格納されている各々の文字の幅方向のサイズWcの中で、最大のサイズWmaxを格納している。
この実施の形態1では、「A」〜「Z」のアルファベットが描画要素格納部1に格納されている。「A」〜「Z」のアルファベットの中で、幅方向のサイズWcが最大の文字は文字「W」であるため、文字「W」の幅方向のサイズWcが、最大のサイズWmaxとして最大サイズ格納部3に格納されている。
この実施の形態1では、描画対象の文字列を横書きで描画する例を想定しているため、最大サイズ格納部3が、幅方向の最大サイズを格納しているものとするが、描画対象の文字列を縦書きで描画する場合、最大サイズ格納部3は、高さ方向の最大サイズを格納する。
この実施の形態1では、最大サイズ格納部3が単にメモリとして機能して、最大のサイズWmaxを格納する例を示しているが、最大サイズ格納部3が、文字幅格納部2により格納されている各々の文字の幅方向を比較して、最大のサイズWmaxを特定する機能を備えるようにしてもよい。
文字列格納部4は、例えば図2に示す文字列記憶回路24で実現される。
文字列格納部4は、描画対象の文字列を格納している。
この実施の形態1では、説明の便宜上、描画対象の文字列に含まれている文字が「I」,「C」,「W」であるとする。
この実施の形態1では、文字列格納部4が、描画対象の文字列を格納している例を説明するが、描画対象の記号列を格納しているものであってもよい。
エリアサイズ格納部5は、例えば図2に示すエリアサイズ記憶回路25で実現される。
エリアサイズ格納部5は、1つの文字の描画が許容されている描画エリアにおける幅方向(一方向)のサイズGSIZEを格納している。
縮小率設定部6は、例えば図2に示す縮小率設定回路26で実現される。
縮小率設定部6は、描画要素格納部1により格納されている描画可能な文字の全てにおいて、文字の幅方向が描画エリアの幅方向に収まる場合、文字列格納部4により格納されている文字列に含まれている全ての文字における幅方向の縮小率Rを第1の縮小率Rに設定する処理を実施する。
即ち、縮小率設定部6は、最大サイズ格納部3により格納されている最大のサイズWmaxが、エリアサイズ格納部5により格納されている描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZE以下である場合、文字列格納部4により格納されている文字列に含まれている全ての文字における幅方向の縮小率Rを第1の縮小率Rに設定する処理を実施する。
縮小率設定部6は、描画要素格納部1により格納されている描画可能な1つ以上の文字のうち、少なくとも一部の文字の幅方向が描画エリアの幅方向に収まらない場合、文字列に含まれている1つ以上の文字のうち、幅方向が描画エリアの幅方向に収まる文字については、幅方向の縮小率Rを第1の縮小率Rよりも縮小の度合が大きい第2の縮小率Rに設定する処理を実施する。
即ち、縮小率設定部6は、最大サイズ格納部3により格納されている最大のサイズWmaxが、エリアサイズ格納部5により格納されている描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEよりも大きい場合、文字列に含まれている1つ以上の文字のうち、幅方向のサイズWcが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZE以下の文字については、幅方向の縮小率Rを第1の縮小率Rよりも縮小の度合が大きい第2の縮小率Rに設定する処理を実施する。
縮小率設定部6は、描画要素格納部1により格納されている描画可能な1つ以上の文字のうち、少なくとも一部の文字の幅方向が描画エリアの幅方向に収まらない場合、文字列に含まれている1つ以上の文字のうち、幅方向が描画エリアの幅方向に収まらない文字については、幅方向の縮小率Rを第2の縮小率Rよりも縮小の度合が大きい第3の縮小率Rに設定する処理を実施する。
即ち、縮小率設定部6は、最大サイズ格納部3により格納されている最大のサイズWmaxが、エリアサイズ格納部5により格納されている描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEよりも大きい場合、文字列に含まれている1つ以上の文字のうち、幅方向のサイズWcが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEよりも大きい文字については、幅方向の縮小率Rを第2の縮小率Rよりも縮小の度合が大きい第3の縮小率Rに設定する処理を実施する。
この実施の形態1では、文字の幅方向の縮小率は、常に1.0以上であり、例えば、縮小率が2.0のときは、文字の幅方向を50%の大きさに縮小するという意味である。文字の幅方向を縮小する場合でも、拡大率で定義されることがあるが、この実施の形態1では、一貫して縮小率と呼ぶことにする。
描画部7は、例えば図2に示す描画回路27で実現され、文字縮小部8と文字描画部9を備えている。
描画部7は、縮小率設定部6によりそれぞれ設定された縮小率Rで、文字列格納部4により格納されている文字列に含まれている各々の文字又は文字列格納部4により格納されている記号列に含まれている各々の記号を描画する処理を実施する。
描画部7による文字の描画は、ディスプレイへの表示でもよいし、紙への印刷であってもよい。
文字縮小部8は、縮小率設定部6によりそれぞれ設定された縮小率Rで、文字列格納部4により格納されている文字列に含まれている各々の文字又は文字列格納部4により格納されている記号列に含まれている各々の記号の幅方向を縮小する処理を実施する。
文字描画部9は、文字縮小部8により幅方向が縮小された各々の文字又は各々の記号を描画する処理を実施する。
図1では、描画装置の構成要素である描画要素格納部1、文字幅格納部2、最大サイズ格納部3、文字列格納部4、エリアサイズ格納部5、縮小率設定部6及び描画部7のそれぞれが、図2に示すような専用のハードウェアで実現されるものを想定している。即ち、描画要素記憶回路21、文字幅記憶回路22、最大サイズ記憶回路23、文字列記憶回路24、エリアサイズ記憶回路25、縮小率設定回路26及び描画回路27で実現されるものを想定している。
ここで、描画要素記憶回路21、文字幅記憶回路22、最大サイズ記憶回路23、文字列記憶回路24及びエリアサイズ記憶回路25は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性又は揮発性の半導体メモリや、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
また、縮小率設定回路26及び描画回路27は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、または、これらを組み合わせたものが該当する。
ただし、描画装置の構成要素は、専用のハードウェアで実現されるものに限るものではなく、描画装置がソフトウェア、ファームウェア、または、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで実現されるものであってもよい。
ソフトウェア又はファームウェアはプログラムとして、コンピュータのメモリに格納される。コンピュータは、プログラムを実行するハードウェアを意味し、例えば、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)などが該当する。
図3は、描画装置がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。
描画装置がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合、描画要素格納部1、文字幅格納部2、最大サイズ格納部3、文字列格納部4及びエリアサイズ格納部5をコンピュータのメモリ31上に構成するとともに、縮小率設定部6及び描画部7の処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムをメモリ31に格納し、コンピュータのプロセッサ32がメモリ31に格納されているプログラムを実行するようにすればよい。
図4は、描画装置がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合の処理手順である描画方法を示すフローチャートである。
図2では、描画装置の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアで実現される例を示し、図3では、描画装置がソフトウェアやファームウェアなどで実現される例を示しているが、描画装置における一部の構成要素が専用のハードウェアで実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェアなどで実現されるものであってもよい。
次に動作について説明する。
図5は、描画要素格納部1により格納されている描画対象の文字列に含まれている文字の一例を示す説明図である。
図5の例では、文字列に含まれている文字が「I」,「C」,「W」であり、各々の文字の幅方向のサイズWcが相違している。
文字「I」,「C」,「W」の中で、文字「I」の幅方向のサイズWcが最も小さく、文字「C」の幅方向のサイズWcが2番目に小さく、文字「W」の幅方向のサイズWcが最も大きい。
図6は、図5に示している文字「I」,「C」,「W」の幅方向を縮小せずに描画した場合の描画結果を示す説明図である。
図6の例では、文字「I」の幅方向のサイズWcは、描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEよりも小さいが、文字「C」の幅方向のサイズWc及び文字「W」の幅方向のサイズWcのそれぞれは、描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEよりも大きくなっている。
図5に示している文字「I」,「C」,「W」の幅方向が、描画エリアの幅方向に収まるように、文字「I」,「C」,「W」の縮小率Rを設定する方法として、以下に示す第1の方法と第2の方法とが考えられる。
[第1の方法]
第1の方法は、文字の幅方向のサイズWcが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEよりも大きい文字については、幅方向のサイズWcが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEと一致するように描画する方法である。
文字の幅方向のサイズWcが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZE以下である文字「I」は、幅方向を縮小しないようにするため、以下の式(1)に示すように、文字「I」における幅方向の縮小率Rを1.0に設定する。
SIZE≧Wc → R=1.0 (1)
文字の幅方向のサイズWcが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEよりも大きい文字「C」及び文字「W」は、幅方向のサイズWcを描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEと一致させるため、以下の式(2)に示すように、文字「C」及び文字「W」における幅方向の縮小率Rを設定する。
SIZE<Wc → R=Wc/GSIZE (2)
図7は、第1の方法で縮小率Rが設定された場合の描画結果を示す説明図である。
第1の方法では、文字の幅方向のサイズWcが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZE以下である文字「I」は、幅方向が縮小されないため、図7に示すように、文字「I」の読み易さが損なわれない。
一方、文字の幅方向のサイズWcが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZE以下である文字「I」と、文字の幅方向のサイズWcが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEよりも大きい文字「W」とは、縮小率Rが大きく異なる。このため、図7に示すように、描画された文字「I」と、描画された文字「W」との間では、例えば、線幅などが大きく異なり、文字間のバランスが崩れてしまっている。
[第2の方法]
図8は、第2の方法で縮小率Rが設定された場合の描画結果を示す説明図である。
第2の方法は、「A」〜「Z」のアルファベットの中で、幅方向のサイズWcが最大の文字「W」が描画エリアの幅方向に収まる縮小率Rを、他の文字にも適用する方法である。
第2の方法では、文字「W」のサイズWcをWmaxとし、Wmaxが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZE以下であれば、文字列に含まれている各々の文字を縮小しないようにするため、以下の式(3)に示すように、文字「I」,「C」,「W」の縮小率Rを1.0に設定する。
SIZE≧Wmax → R=1.0 (3)
一方、Wmaxが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEよりも大きければ、以下の式(4)に示すように、文字「I」,「C」,「W」の縮小率Rを設定する。
SIZE<Wmax → R=Wmax/GSIZE (4)
第2の方法では、全ての文字が一律の縮小率Rで縮小されるため、縮小前の文字列のバランスと、縮小後の文字列のバランスとは同じである。
しかし、文字「I」など、幅方向のサイズWcが狭い文字については、過剰に縦長な文字になって、可読性が低下してしまう。
この実施の形態1では、第3の方法を用いて、プロポーショナル書体の文字を縮小して描画する例を説明する。
図9は、実施の形態1の方法で縮小率Rが設定された場合の描画結果を示す説明図である。
まず、縮小率設定部6は、最大サイズ格納部3により格納されている最大のサイズWmaxを取得するとともに、エリアサイズ格納部5により格納されている描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEを取得する(図4のステップST1)。
また、縮小率設定部6は、文字列格納部4により格納されている文字列を取得する(図4のステップST2)。
次に、縮小率設定部6は、最大のサイズWmaxと描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEとを比較する(図4のステップST3)。
縮小率設定部6は、最大のサイズWmaxが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZE以下である場合(図4のステップST3:YESの場合)、文字列格納部4により格納されている文字列に含まれている全ての文字の幅方向が描画エリアの幅方向に収まるため、文字列に含まれている全ての文字を縮小する必要がないと判断する。
縮小率設定部6は、全ての文字を縮小する必要がないと判断すると、以下の式(5)に示すように、文字列に含まれている文字「I」,「C」,「W」の縮小率Rとして、第1の縮小率R=1.0を設定する(図4のステップST4)。
SIZE≧Wmax → R=1.0 (5)
描画部7の文字縮小部8は、縮小率設定部6により設定された第1の縮小率Rで、文字列に含まれている文字「I」,「C」,「W」の幅方向を縮小する。文字縮小部8による縮小処理後の文字の幅方向のサイズWc’は、以下の式(6)のように表される。
Wc’=Wc/R (6)
ただし、縮小率設定部6により設定された第1の縮小率Rは、1.0であるため、文字縮小部8による縮小処理後における文字の幅方向のサイズWc’は、縮小処理前における文字の幅方向のサイズWcと変わらない。
描画部7の文字描画部9は、文字縮小部8による縮小処理後の文字「I」,「C」,「W」のそれぞれを描画する(図4のステップST5)。
縮小率設定部6は、最大のサイズWmaxが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEよりも大きい場合(図4のステップST3:NOの場合)、文字列格納部4により格納されている文字列に含まれている文字のうち、少なくとも一部の文字の幅方向が描画エリアの幅方向に収まらないため、文字列に含まれている文字を縮小する必要があると判断する。
縮小率設定部6は、文字を縮小する必要があると判断すると、文字幅格納部2から文字列に含まれている文字「I」,「C」,「W」の幅方向のサイズWcをそれぞれ取得する(図4のステップST6)。
縮小率設定部6は、文字列に含まれている文字毎に、当該文字の幅方向のサイズWcと描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEとを比較する(図4のステップST7)。
縮小率設定部6は、文字の幅方向のサイズWcが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZE以下である場合(図4のステップST7:YESの場合)、当該文字は幅方向のサイズが狭い文字であると判断する。
図6に示すように、文字列に含まれている文字「I」,「C」,「W」のうち、文字「I」については、サイズWcが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZE以下であると判断される。
縮小率設定部6は、幅方向のサイズが狭い文字の縮小率Rを、縮小の度合が大きな縮小率に設定すると、過剰に縦長な文字になって、可読性が低下してしまうため、当該文字の縮小率Rを、縮小の度合が小さい第2の縮小率Rに設定する(図4のステップST8)。
即ち、縮小率設定部6は、文字の幅方向のサイズWcが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZE以下である場合、以下の式(7)に示すように、第2の縮小率Rとして、1.0と、最大のサイズWmaxを描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEで除算した値との平均値を設定する。
SIZE<Wmax & Wc≦GSIZE
→ R=(1.0+Wmax/GSIZE)/2 (7)
縮小率設定部6は、文字の幅方向のサイズWcが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEよりも大きい場合(図4のステップST7:NOの場合)、当該文字は幅方向のサイズが広い文字であると判断する。
図6に示すように、文字列に含まれている文字「I」,「C」,「W」のうち、文字「C」,「W」については、サイズWcが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEよりも大きいと判断される。
縮小率設定部6は、サイズWcが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEよりも大きい文字については、当該文字の幅方向が描画エリアの幅方向に収まるようにするため、当該文字の縮小率Rを第2の縮小率Rよりも縮小の度合が大きい第3の縮小率Rに設定する(図4のステップST9)。
即ち、縮小率設定部6は、文字の幅方向のサイズWcが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEよりも大きい場合、以下の式(8)に示すように、第3の縮小率Rとして、当該文字の幅方向のサイズWcを描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEで除算した値と、最大のサイズWmaxを描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEで除算した値との平均値を設定する。
SIZE<Wmax & Wc>GSIZE
→ R=(Wc/GSIZE+Wmax/GSIZE)/2 (8)
なお、第3の縮小率Rは、当該文字の幅方向のサイズWcによって変化する縮小率である。
描画部7の文字縮小部8は、縮小率設定部6により設定された第2の縮小率R又は第3の縮小率Rで、文字列に含まれている各々の文字の幅方向を縮小する(図4のステップST10)。文字縮小部8による縮小処理後の文字の幅方向のサイズWc’は、以下の式(9)又は式(10)のように表される。
Wc’=Wc/R (9)
Wc’=Wc/R (10)
文字列に含まれている文字「I」,「C」,「W」のうち、文字「I」については、第2の縮小率Rで、幅方向が縮小される。
また、文字「C」,「W」については、第3の縮小率Rで、幅方向が縮小される。
描画部7の文字描画部9は、文字縮小部8によって幅方向が縮小された文字「I」,「C」,「W」のそれぞれを描画する(図4のステップST11)。
この実施の形態1では、描画要素における幅方向又は高さ方向のうち、描画要素の幅方向を縮小して描画する例を説明しているが、描画要素の高さ方向を縮小して描画するようにしてもよい。
この場合、文字幅格納部2には、文字の幅方向のサイズWcの代わりに、文字の高さ方向のサイズWcが格納され、最大サイズ格納部3には、文字幅格納部2により格納されている各々の文字の高さ方向のサイズWcの中で、最大のサイズWmaxが格納される。
エリアサイズ格納部5には、文字の描画が許容されている描画エリアにおける高さ方向のサイズGSIZEが格納される。
また、幅方向又は高さ方向の一方向だけでなく、幅方向及び高さ方向の両方向を縮小して描画するようにしてもよい。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、1つ以上の描画可能な文字又は1つ以上の描画可能な記号である描画要素の全てにおいて、描画要素における一方向が、描画が許容されている描画エリアにおける一方向に収まる場合、描画対象の文字列又は描画対象の記号列に含まれている全ての描画要素における一方向の縮小率Rを第1の縮小率Rに設定し、描画可能な1つ以上の描画要素のうち、少なくとも一部の描画要素における一方向が、描画エリアにおける一方向に収まらない場合、文字列に含まれている1つ以上の描画要素のうち、一方向が描画エリアにおける一方向に収まる描画要素については、一方向の縮小率Rを第1の縮小率Rよりも縮小の度合が大きい第2の縮小率Rに設定し、一方向が描画エリアにおける一方向に収まらない描画要素については、一方向の縮小率Rを第2の縮小率Rよりも縮小の度合が大きい第3の縮小率Rに設定するように構成したので、可読性の低下を招くことなく、プロポーショナル書体の描画要素である文字又は記号を縮小して描画することができる効果を奏する。
この実施の形態1では、描画可能な1つ以上の文字として、「A」〜「Z」のアルファベットが描画要素格納部1に格納されている例を示しているが、描画可能な1つ以上の文字として、例えば、数字、ひらがな又は漢字などが描画要素格納部1に格納されているものであってもよい。
また、文字列格納部4により格納される文字列が、常に同じ文字列である場合、当該文字列に含まれている各々の文字だけが、描画要素格納部1に格納されるようにしてもよい。
例えば、常に「Hello」の文字列が描画される場合、この文字列に含まれている文字「H」,「e」,「l」,「o」だけが、描画要素格納部1に格納されるようにしてもよい。
この実施の形態1では、縮小率設定部6が、1つの文字又は1つの記号を描画要素として取扱う例を示しているが、縮小率設定部6が、1つ以上の文字が並んでいる文字列を描画要素又は1つ以上の記号が並んでいる記号列を描画要素として取扱うようにしてもよい。
この場合、1つ以上の文字が並んでいる文字列が、1つの文字として、描画要素格納部1に格納される。あるいは、1つ以上の記号が並んでいる記号列が、1つの記号として、描画要素格納部1に格納される。
また、各々の文字列の幅方向又は高さ方向のサイズWc、または、各々の記号列の幅方向又は高さ方向のサイズWcが文字幅格納部2に格納される。
また、文字幅格納部2により格納されている各々の文字列又は各々の記号列の幅方向又は高さ方向のサイズWcの中で、最大のサイズWmaxが最大サイズ格納部3に格納される。
さらに、1つ以上の文字列が含まれている描画対象の文字列、あるいは、1つ以上の記号列が含まれている描画対象の記号列が文字列格納部4に格納される。
ここでは、1つの文字として扱う文字列のそれぞれが、「チリ」、「ブラジル」及び「アルゼンチン」である例を説明する。
図10は、1つの文字として扱う文字列の全てが縮小されずに描画された結果を示す説明図である。
図11は、第1の方法で、1つの文字として扱う文字列が縮小されて描画された結果を示す説明図である。
図12は、第2の方法で、1つの文字として扱う文字列が縮小されて描画された結果を示す説明図である。
図13は、この実施の形態1における第3の方法で、1つの文字として扱う文字列が縮小されて描画された結果を示す説明図である。
第3の方法で縮小された場合、図13に示すように、「チリ」の文字列全体及び文字ストロークの太さが細くなり過ぎることがなくなるため、図10〜図12に示す描画結果と比べて、可読性が高い描画結果が得られている。
この実施の形態1では、描画可能な1つ以上の文字として、「A」〜「Z」のアルファベットが描画要素格納部1に格納されている例を示しているが、描画可能な1つ以上の文字として、例えば、「A」〜「Z」のアルファベットと、「0」〜「9」の数字とが描画要素格納部1に格納されているものであってもよい。
図14は、「A」〜「Z」のアルファベットと、「0」〜「9」の数字とが縮小されずに描画された結果を示す説明図である。
図15は、第1の方法で、「A」〜「Z」のアルファベットと、「0」〜「9」の数字とが縮小されて描画された結果を示す説明図である。
図16は、第2の方法で、「A」〜「Z」のアルファベットと、「0」〜「9」の数字とが縮小されて描画された結果を示す説明図である。
図17は、この実施の形態1における第3の方法で、「A」〜「Z」のアルファベットと、「0」〜「9」の数字とが縮小されて描画された結果を示す説明図である。
図17に示す描画結果は、図15に示す描画結果と比較して、隣り合う文字間の隙間が広くなっており、図16に示す描画結果と比較して、例えば文字「I」,「1」などの幅方向が狭い文字の可読性が高くなっている。
図17に示す描画結果は、図14〜図16に示す描画結果と比べて、可読性が高い描画結果が得られている。
図18〜図21は、図14〜図17と異なる書体の文字が描画された結果を示している。
図18は、「A」〜「Z」のアルファベットと、「0」〜「9」の数字とが縮小されずに描画された結果を示す説明図である。
図19は、第1の方法で、「A」〜「Z」のアルファベットと、「0」〜「9」の数字とが縮小されて描画された結果を示す説明図である。
図20は、第2の方法で、「A」〜「Z」のアルファベットと、「0」〜「9」の数字とが縮小されて描画された結果を示す説明図である。
図21は、この実施の形態1における第3の方法で、「A」〜「Z」のアルファベットと、「0」〜「9」の数字とが縮小されて描画された結果を示す説明図である。
図21に示す描画結果は、図19に示す描画結果と比較して、隣り合う文字間の隙間が広くなっており、図20に示す描画結果と比較して、例えば文字「I」,「1」などの幅方向が狭い文字の可読性が高くなっている。
図21に示す描画結果は、図18〜図20に示す描画結果と比べて、可読性が高い描画結果が得られている。
この実施の形態1では、縮小率設定部6が、第1の縮小率Rとして、1.0を設定する例を示しているが、第1の縮小率Rによる縮尺の度合が、第2の縮小率Rによる縮尺の度合よりも小さければよく、第1の縮小率Rとして、1.0よりも大きな値を設定するようにしてもよい。
また、縮小率設定部6が、第2の縮小率Rを式(7)のように設定し、第3の縮小率Rを式(8)のように設定する例を示しているが、縮尺の度合が、第1の縮小率R<第2の縮小率R<第3の縮小率Rであればよく、第2の縮小率Rの設定は式(7)に限るものではなく、また、第3の縮小率Rの設定は式(8)に限るものではない。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、文字の幅方向のサイズWcが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZE以下である場合、縮小率設定部6が、第2の縮小率Rとして、1.0と、最大のサイズWmaxを描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEで除算した値との平均値を設定する例を示している。また、縮小率設定部6が、第3の縮小率Rとして、文字の幅方向のサイズWcを描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEで除算した値と、最大のサイズWmaxを描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEで除算した値との平均値を設定する例を示している。
この実施の形態2では、縮小率設定部6が、第2の縮小率Rとして、1.0と、最大のサイズWmaxを描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEで除算した値との荷重平均値を設定し、第3の縮小率Rとして、文字の幅方向のサイズWcを描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEで除算した値と、最大のサイズWmaxを描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEで除算した値との荷重平均値を設定する例を説明する。
縮小率設定部6は、文字の幅方向のサイズWcが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZE以下である場合(図4のステップST7:YESの場合)、上記実施の形態1と同様に、文字の縮小率Rを、縮小の度合が小さい第2の縮小率Rに設定する(図4のステップST8)。
ただし、縮小率設定部6は、上記実施の形態1と異なり、以下の式(11)に示すように、第2の縮小率Rとして、1.0と、最大のサイズWmaxを描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEで除算した値との荷重平均値を設定する。
SIZE<Wmax & Wc≦GSIZE
→ R=(a×1.0+b×(Wmax/GSIZE))/2 (11)
式(11)において、a,bは、重み係数である。
縮小率設定部6は、文字の幅方向のサイズWcが描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEよりも大きい場合(図4のステップST7:NOの場合)、上記実施の形態1と同様に、文字の縮小率Rを、第3の縮小率Rに設定する(図4のステップST9)。
ただし、縮小率設定部6は、上記実施の形態1と異なり、以下の式(12)に示すように、第3の縮小率Rとして、文字の幅方向のサイズWcを描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEで除算した値と、最大のサイズWmaxを描画エリアにおける幅方向のサイズGSIZEで除算した値との荷重平均値を設定する。
SIZE<Wmax & Wc>GSIZE
→ R=(a×(Wc/GSIZE)+b×(Wmax/GSIZE))/2
(12)
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、第2の縮小率R及び第3の縮小率Rを荷重平均値によって設定するように構成したので、上記実施の形態1と同様の効果を奏するほかに、各々の文字の可読性と、文字間の統一性とのバランスを適宜整えることができる効果を奏する。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明は、文字又は記号である描画要素の縮小率を設定し、設定した縮小率で描画要素を描画する描画装置及び描画方法に適している。
1 描画要素格納部、2 文字幅格納部、3 最大サイズ格納部、4 文字列格納部、5 エリアサイズ格納部、6 縮小率設定部、7 描画部、8 文字縮小部、9 文字描画部、21 描画要素記憶回路、22 文字幅記憶回路、23 最大サイズ記憶回路、24 文字列記憶回路、25 エリアサイズ記憶回路、26 縮小率設定回路、27 描画回路、31 メモリ、32 プロセッサ。

Claims (6)

  1. 1つ以上の描画可能な文字又は1つ以上の描画可能な記号である描画要素の全てにおいて、描画要素における一方向が、描画が許容されている描画エリアにおける一方向に収まる場合、描画対象の文字列又は描画対象の記号列に含まれている全ての描画要素における一方向の縮小率を第1の縮小率に設定し、前記描画可能な1つ以上の描画要素のうち、少なくとも一部の描画要素における一方向が、前記描画エリアにおける一方向に収まらない場合、前記文字列又は前記記号列に含まれている1つ以上の描画要素のうち、一方向が前記描画エリアにおける一方向に収まる描画要素については、一方向の縮小率を前記第1の縮小率よりも縮小の度合が大きい第2の縮小率に設定し、一方向が前記描画エリアにおける一方向に収まらない描画要素については、一方向の縮小率を前記第2の縮小率よりも縮小の度合が大きい第3の縮小率に設定する縮小率設定部と、
    前記縮小率設定部によりそれぞれ設定された縮小率で、前記文字列又は前記記号列に含まれている各々の描画要素を描画する描画部と
    を備えた描画装置。
  2. 前記縮小率設定部は、前記第1の縮小率として、描画要素における一方向を縮小しない値である1.0を設定することを特徴とする請求項1記載の描画装置。
  3. 前記縮小率設定部は、
    前記第2の縮小率として、1.0と、前記描画可能な1つ以上の描画要素における一方向のサイズの中で最大のサイズを、前記描画エリアにおける一方向のサイズで除算した値との平均値を設定し、
    前記第3の縮小率として、一方向が前記描画エリアにおける一方向に収まらない描画要素における一方向のサイズを、前記描画エリアにおける一方向のサイズで除算した値と、前記最大のサイズを、前記描画エリアにおける一方向のサイズで除算した値との平均値を設定することを特徴とする請求項2記載の描画装置。
  4. 前記縮小率設定部は、
    前記第2の縮小率として、1.0と、前記描画可能な1つ以上の描画要素における一方向のサイズの中で最大のサイズを、前記描画エリアにおける一方向のサイズで除算した値との荷重平均値を設定し、
    前記第3の縮小率として、一方向が前記描画エリアにおける一方向に収まらない描画要素における一方向のサイズを、前記描画エリアにおける一方向のサイズで除算した値と、前記最大のサイズを、前記描画エリアにおける一方向のサイズで除算した値との荷重平均値を設定することを特徴とする請求項2記載の描画装置。
  5. 前記縮小率設定部は、
    1つ以上の文字が並んでいる文字列を前記描画要素又は1つ以上の記号が並んでいる記号列を前記描画要素として取扱い、前記描画対象の文字列の中に、前記描画要素として取扱う文字列が1つ以上含まれ、あるいは、前記描画対象の記号列の中に、前記描画要素として取扱う記号列が1つ以上含まれていることを特徴とする請求項1記載の描画装置。
  6. 縮小率設定部が、1つ以上の描画可能な文字又は1つ以上の描画可能な記号である描画要素の全てにおいて、描画要素における一方向が、描画が許容されている描画エリアにおける一方向に収まる場合、描画対象の文字列又は描画対象の記号列に含まれている全ての描画要素における一方向の縮小率を第1の縮小率に設定し、前記描画可能な1つ以上の描画要素のうち、少なくとも一部の描画要素における一方向が、前記描画エリアにおける一方向に収まらない場合、前記文字列又は前記記号列に含まれている1つ以上の描画要素のうち、一方向が前記描画エリアにおける一方向に収まる描画要素については、一方向の縮小率を前記第1の縮小率よりも縮小の度合が大きい第2の縮小率に設定し、一方向が前記描画エリアにおける一方向に収まらない描画要素については、一方向の縮小率を前記第2の縮小率よりも縮小の度合が大きい第3の縮小率に設定し、
    描画部が、前記縮小率設定部によりそれぞれ設定された縮小率で、前記文字列又は前記記号列に含まれている各々の描画要素を描画する
    描画方法。
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