JP6626337B2 - 作業機用無線送信機およびこれを備える車両搭載型クレーン - Google Patents

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Description

本発明は、車両搭載型クレーン等の作業機を遠隔操作するための作業機用無線送信機に関する。
近年、車両搭載型クレーン等の作業機においては、車両に搭載される作業機を、手持ち仕様の無線送信機によって遠隔操作するものが主流となってきている。この種の手持ち仕様の無線送信機によれば、オペレータが作業機から離れた位置で操作可能なので、作業効率の向上に寄与する。ここで、この種の無線送信機として、例えば車両搭載型クレーンでは、特許文献1ないし2に示されるような、ジョイスティック方式の無線送信機が用いられている。
特許文献1に開示されるように、ジョイスティック方式の無線送信機は、操作パネルの正面に、車両搭載型クレーンの各アクチュエータの作動に対応した二つのジョイスティックが設けられている。各ジョイスティックは、スティックの動きが前後左右に直交する2軸操作型多方向スイッチと、ポテンショメータ等のモジュールとを送信機本体内に有する。
遠隔操作を行う場合には、特許文献2に記載されるように、オペレータは、無線送信機のグリップを一方の手で掴みつつ、その手の親指で操作パネル上の二つのジョイスティックを適宜に傾倒させ、車両搭載型クレーンの各アクチュエータの作動に対応するジョイスティックを選択操作する。
これにより、その選択操作に対応する操作信号が無線送信機から出力されて、車両搭載型クレーン側に設置された制御部の受信機で受信される。そして、制御部は、その操作信号に基づいて車両搭載型クレーンのアクチュエータを作動させる。この種の手持ち仕様の無線送信機では、オペレータが手のひらでグリップを把持するため、親指でジョイスティックを傾倒させても安定した操作性が確保される。
特開2005−178978号公報(図2、図3) 特開2008−1475号公報(図5) 特開2010−176527号公報
ところで、車両搭載型クレーン等の作業機に使用される無線送信機にあっては、作業が屋外作業のため、防塵、防水性に優れたものでなくてはならない。一方、全方向に傾倒操作可能なジョイスティックは、その可動部となるスティック基端位置に、防塵、防水保護を確実に施すには困難性が伴う。
ここで、例えば特許文献3には、自動車のハンドルに設けられ、指で操作可能な小型のジョイスティックを備える入力装置が開示される。同文献記載の技術では、防塵、防水保護の問題に対し、装置内に排水路を設け、ジョイスティックとカバーとの隙間から進入する水などに対処している。
しかし、同文献記載の入力装置は、自動車のハンドルに設けられており、即ち屋内で使用されるものである。そのため、環境の厳しい屋外用としてこれを用いるには検討の余地がある。特に、手持ち仕様の無線送信機に用いるジョイスティックに付設されるポテンショメータ等のモジュールは、無線送信機の携帯性を損ねないようにコンパクトな構造とする必要がある。そのため、無線送信機の内部構造に排水路を設けるような方策は、機構の複雑化を招くため好ましいとはいえない。また、仮に内部構造として排水路などの穴を設けたとしても、砂塵等の異物が機構内部に一旦侵入してしまえば不具合が生じるおそれがある。
そこで、作業機に使用される無線送信機において、高い防塵、防水性の要求を満たすために、ジョイスティック基端の開口部を、可撓性を有するブーツで覆うことが考えられる。これに対し、特許文献1に記載の無線送信機は、オペレータがスティック先端の円筒形状のノブを親指で傾倒操作するものなので、このような操作性の要求を満たす上で、ジョイスティックの高さをできるだけ低く抑えることが望ましい。また、ブーツ自体も、ジョイスティックの傾倒量に合わせて、充分に余裕をもった伸縮量を有する必要がある。
しかしながら、この可撓性を有するブーツは、外部に露出する構造なので、ジョイスティックの高さをできるだけ低く抑える場合、そのスティック長を短くしたが故に、傾倒操作時にオペレータの指とブーツ表面とが擦れ合ってしまうという問題がある。一般的に、この種のブーツの材料は、ゴム又はエラストマーを用いた摩擦に弱い薄肉の弾性材料である。
そのため、オペレータが無線送信機の向側に向けてジョイスティックの倒伏を何度も繰り返すうちに、オペレータの親指とブーツ表面との擦れ合いも繰り返しなされてブーツに破れが生じるおそれがある。また、ジョイスティック先端の円筒形状のノブの直径が小さい場合には、ノブの周縁とブーツ表面とが擦れ合うため、この場合も、ブーツが破れてブーツによる防水および防滴機能を損なうおそれがある。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、ジョイスティックの操作性を向上させるとともに、ジョイスティックのレバー基端部分と操作パネルとの間を覆うブーツの防水および防滴機能ならびにブーツの耐久性を向上させ得るジョイスティック方式の無線送信機およびこれを備える車両搭載型クレーンを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る作業機用無線送信機は、作業機側に装備される受信器との間で必要なデータ伝送を行って作業機を遠隔操作する無線送信機であって、把持部と、該把持部の上部に設けられて自身正面の操作パネルの開口部にジョイスティックが配置された操作部とを備え、前記ジョイスティックは、当該ジョイスティックのレバー先端に同軸に装着された扁平な円盤形状のノブと、該ノブが前記レバーに装着される部分と前記操作パネルの開口部との間の領域を覆う蛇腹状のブーツとを有し、前記蛇腹状のブーツは、複数からなる山折部を同心円状に有し、前記複数の山折部において、中央の山折部に位置する1つが最大の折り返し量を形成しており、前記ノブの上面には、前記レバーの中心と同心に形成された凸球面と、該凸球面上に形成されて凸形状が同心円状に配置されてなる複数の尖頭状円環部とが形成されており、前記ノブの扁平な円盤形状は、前記レバーの軸方向での寸法が径方向の寸法よりも短く、且つ、前記ジョイスティックが中立姿勢のときに、前記ノブの最大外径が、前記操作パネルの正面視において、前記中央の山折部の最大外径よりも近傍であって径方向の内側にあることを特徴とする。
本発明の一態様に係る作業機用無線送信機によれば、ノブの上面には、ジョイスティックのレバーと同心に形成された凸球面と、この凸球面上に形成されて凸形状が同心円状に配置されてなる複数の尖頭状円環部が形成され、ノブの扁平な円盤形状は、軸方向での寸法が径方向の寸法よりも短く、ジョイスティックが中立姿勢のときに、ノブの最大外径が、操作パネルの正面視において、中央の山折部の最大外径よりも近傍であって径方向の内側にあるので、径方向に大型化した扁平な円盤形状のノブにより、安定しかつ良好なジョイスティックの操作性を実現できる。
さらに、本発明の一態様に係る作業機用無線送信機によれば、扁平な円盤形状のノブは、ジョイスティックが中立姿勢のときに、操作パネルの正面視において、中央の山折部の最大外径よりも近傍であって径方向の内側にあるので、これにより、ブーツの蛇腹径に合わせてノブの径方向の寸法を大型化できる。そのため、ジョイスティックの倒伏を何度も繰り返す場合であっても、ブーツの破れを防止または抑制できる。したがって、ブーツの防水および防滴機能ならびにブーツの耐久性を向上させることができる。
ここで、本発明の一態様に係る作業機用無線送信機において、前記蛇腹状のブーツは、中心側から順に、第一から第三までの三つの山折部を同心円状に有し、三つの山折部のうち、中央の第二山折部が最大の折り返し量を有することは好ましい。
また、本発明の一態様に係る作業機用無線送信機において、前記山折部のうち、最も中心側の山折部は、その最大外径が、前記操作パネルの正面視において、前記ノブの最大外径よりも径方向の内側に位置しており、さらに、前記操作パネルの面を水平にした姿勢において、前記最も中心側の山折部は、その頂上となる折り返し部の高さが、前記ノブと前記ブーツとが接合する接合面の高さよりも高い位置に設定されていることは好ましい。
また、本発明の一態様に係る作業機用無線送信機において、前記操作部は、前記操作パネルの左右に立設された側壁を有し、前記ジョイスティックは、前記操作パネルの面からの突出量が、左右の側壁の上縁部よりも低く抑えられていることは好ましい。
また、上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る車両搭載型クレーンは、作業機側に装備される受信器と、該受信器との間で必要なデータ伝送を行う無線送信機とを備え、前記作業機に架装搭載される車両搭載型クレーンであって、前記無線送信機として、本発明の一態様に係る作業機用無線送信機を備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る車両搭載型クレーンによれば、本発明の一態様に係る作業機用無線送信機を備えるので、操作性を向上させるとともに、防水および防滴機能ならびにブーツの耐久性を向上させた無線送信機により、安定したクレーン操作を行うことができる。
上述のように、本発明によれば、ジョイスティックの操作性を向上させるとともに、ジョイスティックのレバー基端部分と操作面との間を覆うブーツの防水および防滴機能ならびに耐久性を向上させることができる。
本発明に係る車両搭載型クレーンの一実施形態を説明する構成図である。 図1の車両搭載型クレーンの遠隔操作に用いられる、本発明に係る作業機用無線送信機の一実施形態を説明する斜視図(操作部の操作パネル正面側上方から見た図)である。 図2の無線送信機を水平面上に載置したときに、操作部の右上部側から見た斜視図である。 本発明に係る作業機用無線送信機の一実施形態の説明図であり、同図(a)はその正面図、(b)は右側面図、(c)は底面図である。 図2〜4に示す無線送信機の操作パネルに設けられたジョイスティックの説明図であり、同図は、ジョイスティックの要部をその軸線に沿った断面(図4(a)でのZ−Z断面)で示している。 図5のA部拡大図である。 図5のB部拡大図である。 本発明に係る作業機用無線送信機の操作を説明する図((a)、(b))であり、同図(a)は、ジョイスティックの要部を破断して示す側面図、(b)は、(a)で破断して示した要部の拡大図である。 比較例として示す作業機用無線送信機の操作を説明する図((a)、(b))であり、同図(a)は、ジョイスティックの要部を破断して示す側面図、(b)は、(a)で破断して示した要部の拡大図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。なお、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。
本実施形態の作業機は、トラック等の車両の運転室と荷台との間のシャーシフレーム上に架装搭載される車両搭載型クレーンの例である。図1に示すように、この車両搭載型クレーン(以下、単に「クレーン」ともいう)1は、アウトリガ2が装備されたベース4と、ベース4中央の本体部3上に旋回自在に設けられたコラム6と、コラム6の上端部に起伏および伸縮自在に枢支されたブーム7とを備える。コラム6には、ワイヤロープ12を巻回するウインチ11が設けられている。
このクレーン1は、コラム6の旋回、ブーム7の起伏と伸縮、及びウインチ11の巻上巻下の作動を行うための複数のアクチュエータとして、旋回用油圧モータ5、ブーム伸縮用油圧シリンダ8、ブーム起伏用油圧シリンダ9およびウインチ用油圧モータ10を備える。ブーム7の下面には、ワイヤロープ12が、ウインチ11からブーム7の先端部7sに導かれ、先端部7sの滑車(図示略)を介して吊荷用のフック13に掛回され、フック13がブーム7の先端部7sから吊下されている。
また、このクレーン1には、ベース4上の本体部3に、受信器21を有する本体制御部20が設けられ、本体制御部20と図2に示す無線送信機30とによって特定小電力型の無線操縦装置を構成している。無線送信機30は、本体制御部20の受信器21との間で、クレーン作業に必要なデータを無線通信で授受可能になっている。
以下、上記無線送信機30について詳しく説明する。
この無線送信機30は、図2および図3に斜視図を示すとともに、図4に三面図を示すように、略円筒状の把持部31と、把持部31の軸方向の上部に設けられた略箱型の操作部32と、アームガード36とを備える。アームガード36は、把持部31の背面側の下端と操作部32の背面中央とを繋ぐように、把持部31と略並行に離隔して設けられている。
図4(b)に示すように、操作部32の下面側には、把持部31の上部近傍に、クレーン1の作動速度を制御する速度調節用のトリガレバー80が設けられている。トリガレバー80は、比例制御が可能なトリガ型のスイッチであり、トリガレバー80の回動操作に応じて電圧が変化するポテンショメータ(不図示)が、トリガレバー80の支軸と同軸に操作部32内に設けられている。オペレータがトリガレバー80の引き量を変化させると、その引き量に応じた比例信号がポテンショメータから操作部32内部の制御部(不図示)に出力され、制御部は、クレーン1の各アクチュエータの動作速度を決定するようになっている。
箱型の操作部32の正面には、操作パネル33が設けられている。操作パネル33には、図2および図3に示すように、クレーン操作に必要な複数の操作スイッチ41〜47が設けられている。本実施形態では、操作パネル33には、複数の操作スイッチとして、クレーン1の基本動作にそれぞれ対応する複数(この例では二つ)の選択スイッチ41、42が設けられるとともに、選択スイッチ41、42の上方に、通常動作時のクレーンの各種の状態や、設定処理を行うための複数の設定スイッチ43〜47が設けられている。
操作部32内には、以下不図示の制御部、送受信部および電源としての電池が内蔵されている。制御部は、各選択スイッチ41、42、各設定スイッチ43〜47およびトリガレバーの操作に応じ、クレーン1の各アクチュエータを作動させる実行指令となる操作信号を演算処理し、送受信部は、制御部からの操作信号をクレーン1側の受信器21に送信可能に構成されている。
なお、操作部32の上面35には、上面カバー34が複数の固定ねじにより着脱可能に装着されており、上面カバー34を取り外すことにより、操作部32内の制御部、送受信部および電源をメンテナンス可能になっている。
ここで、クレーン1の上記基本動作として、ブーム伸縮、ブーム起伏、ブーム旋回およびウインチ巻回の各動作があるところ、本実施形態では、クレーン1の各アクチュエータを動作させるために、上記ブーム7の左右旋回およびブーム7の起伏を行うための起伏・旋回選択スイッチ41と、上記ブーム7の伸縮およびフック13の巻上巻下を行うための伸縮・巻回選択スイッチ42とが操作パネル33の中央の左右に配置されている。
なお、本実施形態の例では、起伏・旋回選択スイッチ41の左右への傾倒がブーム7の左右旋回に対応し、上下への傾倒がブーム7の起伏に対応する。また、伸縮・巻回選択スイッチ42の左右への傾倒がブーム7の伸縮に対応し、上下への傾倒がフック13の巻上巻下に対応する。
以下、上記二つの選択スイッチ41、42の構成についてより詳しく説明する。なお、図5には、右側の選択スイッチ42を示すが、左右の選択スイッチ41、42の構成は同じなので、以下、特に区別せずに説明する。
本実施形態の二つの選択スイッチ41、42は、図5に要部を拡大図示するように、操作部32内に嵌め込まれるスイッチ本体50を有する。スイッチ本体50は、セルフリターンするモーメンタリ型のジョイスティックである。スイッチ本体50から雄ねじが形成されたレバー50jが上方に突出している。レバー50jは、同図に示す中立姿勢から半径方向の全周に傾倒可能になっており、レバー50jを傾倒すると対応する操作信号が出力される。また、レバー50jへの傾倒操作力を解除すると中立姿勢に復帰して操作信号の出力が停止するようになっている。
レバー50jは、操作パネル33に対して、スイッチ本体50の上方に形成された円形の開口部32kの中心に対向する位置に設けられている。操作パネル33の開口部32kの周囲には、開口部32kの中心を頂点とし操作パネル33の外方側に向けて凸球面状に張り出すリブ32rが円環状に設けられている。そして、レバー50jの上部には、レバー50jと一体とされて、レバーの先端部分を構成するスティック51が同軸に螺合されて固定されている。スティック51の下部には、正面視が円形をなす笠状のフランジ51fが径方向に張り出している。
フランジ51fの上面は、開口部32kの中心を頂点として外方側に凸の球面形状をなしている。フランジ51fの凸球面形状は、リブ32rの凸球面形状に対して回動中心を同心にして設けられるとともに、リブ32rの内側の面に対して径方向に僅かな隙間を隔てて対向している。これにより、レバー50jと一体のスティック51を全方位に傾動させた場合であっても、その全方位において円形の開口部32kが、リブ32rとフランジ51fとの協働により覆われるようになっている。
そして、スティック51の軸部上端には、オペレータが傾動操作するための扁平な円盤形状のノブ60が着脱可能に固定されている。ノブ60の形状は、水平方向に平たい扁平円盤形状であり、同図に示すように、ノブ60の下面を平面としつつ上面を円弧状とした笠型をなしており、ノブ60の中央下部には、スティック51に嵌着される円形のボス65が下方に突出している。
特に、本実施形態のノブ60の上面には、レバー50jの中心軸CLと同心に形成された凸球面62と、この凸球面62上に形成されて径方向に離隔して凹形状と凸形状とが交互に同心円状に配置されてなる二つの尖頭状円環部63、64とが形成されている。ノブ60の上面に形成された、凸球面62と二つの尖頭状円環部63、64とがオペレータの指との接触部になっている(図8参照)。
二つの尖頭状円環部63、64は、正面視では、中心から波紋のように2つの山が同心円状をなして形成されている(図4(a)参照)。なお、二つの尖頭状円環部63、64は、オペレータが操作時の指の滑りを防止するために設けられるが、2つの山の高さは、オペレータが操作時に触った感触に違和感を与えないように、凹凸が低く抑えられている。
特に、図4(b)および(c)に示すように、選択スイッチ41、42は、その先端までの高さ(操作パネル33の面からの突出量Z(図5参照))が、左右の側壁33h、33kの上縁部よりも低く抑えられ、操作パネル33の面に対して低く設定されており、オペレータの手の親指を選択スイッチ41、42の先端に置き易い構造となっている。
なお、選択スイッチ41、42のノブ60上面の低さは、レバー50jが中立姿勢にあるときに、オペレータが親指を軽く曲げた状態でノブ60上面に親指を自然に置くことができるとともに、選択スイッチ41、42のレバー50jの最大倒伏時における親指の可動幅にも負担が少ない位置に設定されている(図8参照)。
さらに、このノブ60の扁平な円盤形状は、図5に示すように、レバー50jの軸方向での寸法Hが直径Dnよりも短くなっている(Dn>H)。また、二つの選択スイッチ41、42が中立姿勢のときに、ノブ60の扁平な円盤形状の直径は、その直径Dnが、操作パネル33の正面視において、後述するブーツ70の第二山折部72の径方向外側となる最大外径D2に近傍しつつも、それより内側に納まるように、ノブ60の直径Dnを設定している。
また、ノブ60の下面側には、ノブ60がスティック51に装着される部分と操作パネル33の開口部33mとの間に、相互間に形成された開口を覆うように蛇腹状のブーツ70が装着されており、これにより、水や砂塵等の異物の浸入が防止されるとともに、選択スイッチ41、42の可動部が保護されている。なお、ブーツ70の材料は、ゴム又はエラストマーが用いられている。
より詳しくは、本実施形態のブーツ70は、図6に要部を拡大図示するように、ノブ60の底面66とブーツ70の上端部との接合面が密着されている。ブーツ70内部に雨水等が進入しないよう密封するためである。この密着のための付勢力は、ブーツ70の素材の持つ弾性材料のスプリングバック力(復元力)から得ている。特に、本実施形態のブーツ70の上端部には、スティック51に形成された段部51d側に向けて、下方に突設された円環状の凸部74が形成されるとともに、ノブ60の基端部の中央に形成されたボス65側に向けて、上方に突設された円環状の凸部75が形成されている。なお、下方に形成された凸部74は断面が矩形であり、上方に形成された凸部75は断面が半円状である。
また、スティック51の段部51dには、凸部74に対向する位置に形成された円環状の凹部51mが設けられ、さらに、ノブ60のボス65の底面には、凸部75に対向する位置に形成された円環状の凹部67が設けられている。そして、凸部74と凹部51mとが相互に嵌合するとともに、凸部75と凹部67とが相互に嵌合することにより、ブーツ70上端部の取付位置への安定した固定機能と剥がれ止め機能とをより向上させている。
さらに、ブーツ70の裾78は、図7に要部を拡大図示するように、操作パネル33のパネル面板33pに対して、操作パネル33の開口部33mよりも内側に入り込む位置に配置されており、パネル面板33pの装着による圧着力とブーツ70の素材の持つ弾性材料のスプリングバック力によって操作部32の筺体32bとパネル面板33pとの間に挟み込まれた状態で固着されている。これにより、ブーツ70の裾78の部分からブーツ70の内側に雨水等の異物の浸入が防止されている。
また、筺体32b側には円環状の凹部溝32mが設けられているとともに、ブーツ70の裾78の下端部79には、筺体32b側に向けて突設された円環状の凸部76が、凹部32mと嵌合される対向位置に形成されている。これら凸部74と凹部32mとが相互に嵌合することにより、ブーツ70の裾78の取付位置への安定した固定機能と剥がれ止め機能とをより向上させている。
さらに、本実施形態の蛇腹状のブーツ70は、図5に示すように、その山折り形状を基準として見たときに、中心側から順に、第一山折部71、第二山折部72および第三山折部73の三つの山折部を同心円状に有している。各山の頂点の高さは、同図に示す中立姿勢において、端から順に低くなっている。なお、当然に、隣り合う山折部同士の間は谷折り形状によって相互に蛇腹状に繋がっている。本実施形態のブーツ70は、三つの山折部のうち、中央の第二山折部72に最大の折り返し量を持たせている。
ここで、この第二山折部72の山の尾根に相当する頂上部が、オペレータの指と最も干渉し易い部分である。そこで、本実施形態では、二つの選択スイッチ41、42が中立姿勢のときに、第二山折部72の径方向外側を向く面の位置となる最大外径D2よりも近傍しつつも内側に、ノブ60の直径Dnを設定している。
これにより、この無線送信機30によれば、各選択スイッチ41、42のスティック高さZが低くされていることとも相まって、ノブ60をどの方向に最大傾倒させた場合であっても、オペレータの指との干渉を避けることが可能な充分な余裕代が設けられている。これにより、各選択スイッチ41、42は、各選択スイッチ41、42のレバー50jの中立時においてオペレータの指とブーツ70との干渉が生じないことは勿論、最大倒伏時であってもオペレータの指とブーツ70とが擦れ合うことが防止または抑制されている。
また、中央の第一山折部71は、その径方向外側を向く面の位置となる最大外径D1が、ノブ60の直径Dnよりも小さい寸法に設定されており、各選択スイッチ41、42のレバー50jの中立姿勢では、第一山折部71がノブ60の直径Dnよりも内側に隠れて覆われている。そして、無線送信機30を床上や机上に載置する場合は、置き易さ、持ち易さより、図3に示すように、無線送信機30の操作部裏面を床上等に載置した姿勢に置かれる。すると、操作パネル33の面がほぼ水平となり、選択スイッチ41、42のレバー50jの中立姿勢では、レバー50jが倒立するように上を向いた状態になる。このような状態における、第一山折部71の頂上の折り返し部は、図6に拡大図示するように、その折り返し部の高さHbが、ノブ60とブーツ70とが接合する接合面の高さHsよりも高い位置に設定されている。
これにより、無線送信機30を床上や机上に載置したときには、第一山折部71の折り返し部の高さHbは、ノブ60とブーツ70との接合面の高さHsよりも高くなり、また、ノブ60の底面66と第一山折部71との対向方向での隙間も狭くなる。そのため、第一山折部71自体が、ノブ60とブーツ70との接合面に対する雨水や塵、埃に対しての堤となり、防塵、防滴の効果をより一層高めている。
次に、この無線送信機30の作用・効果について説明する。
ところで、無線送信機を用いたクレーン車では、通常、操作オペレータと玉掛作業員の2名がひとつのチームとなり作業を進めるところ、無線送信機を用いることによって、作業員ひとりが操作作業と玉掛作業を兼ねる省力化が可能である。
一方、無線送信機を用いたクレーン車において、クレーンの操作作業と玉掛作業をひとりのオペレータが兼任する場合、ひとりのオペレータは、ブーム先端部およびブーム先端から吊下した吊荷が、壁や木々等の障害物にぶつからないように注意してクレーンを作動させなければならない。そのため、クレーン作動中は、オペレータの意識がブーム先端や吊荷に集中するので、誤操作防止の確認のための、無線送信機を見ながらの操作が通常は行われない。
ここで、図9に比較例の無線送信機130を示すように、仮に、選択スイッチ141、142先端のノブ160が単純な円筒形状であって、その直径が細い場合、オペレータSの親指Suがノブ160に触れる面積が小さくなるので、オペレータSの力がノブ160の狭い面に集中することになる(同図(b)参照)。そのため、細い円筒形状のノブ160の場合、ノブ160に対する指Suの位置が安定せず、オペレータSが意識しない、わずかな指Suの動きによってもレバー50jが不意の方向に倒れ易くなる。
また、選択スイッチ141、142のレバー50jを最大に傾倒してのクレーン操作を行う場合は、ノブ160が円筒形状であってその直径が細い場合、意図する一の方向に継続的にレバー50jを保持して倒し続けているか否かを、オペレータSが感覚として把握しにくくなる。
特に、オペレータSは、玉掛業務も兼任するため、同図に示すように、軍手を嵌めて操作することもある。一方、ノブ160の材料は、金属やプラスティック材料から形成されているので、軍手でのクレーン作業では、操作時に指が滑り易いという問題がある。しかし、係る問題を解決するに当たってコストを掛けたくはない。
これに対し、上述した本実施形態の無線送信機30であれば、二つの選択スイッチ41、42は、ノブ60が単なる円筒状や球体状ではなく「径方向に大型化した扁平な円盤形状」としているので、図8に示すように、オペレータSの指Suをノブ60の広い面と接触させることができる(同図(b)参照)。そのため、操作時に指が滑り難いため、ノブ60に対する指Suの位置が安定するとともにオペレータSが感覚として操作状態を把握し易くなる。また、この構成によれば、比較的に低コストである。
特に、本実施形態の無線送信機30は、二つの選択スイッチ41、42が全方向に傾倒操作可能であり、本実施形態の作業機のように、スティックを傾倒する二つの選択スイッチ41、42を用い、隣り合った2連動作動を行う車両搭載型クレーン1において優れた操作性を奏する。
すなわち、本実施形態の無線送信機30は、ノブ60の高さ寸法Hが、自身幅方向の外径寸法Dnよりも短く、二つの選択スイッチ41、42が中立姿勢のときに、扁平な円盤形状のノブ60の直径Dnは、正面視において、ブーツ70の第二山折部72の径方向外側となる最大外径D2に近傍しつつも、それより内側に納まるよう、ノブ60の直径Dnを設定しているので、この無線送信機30によれば、径方向に大型化した扁平形状のノブ60により、車両搭載型クレーン1のジョイスティック特有である、不意の連動操作を行ってしまうという操作ミスをなくし、安定しかつ良好な操作性を実現できるのである。
具体的には、選択スイッチ41、42は、その先端までの高さ(突出量)が操作パネル33の面に対して低く設定されているので、図8に示すように、オペレータSの手の親指Suを選択スイッチ41、42上部のノブ60先端に置き易い構成である。
特に、本実施形態の選択スイッチ41、42は、そのノブ60上面の低さが、レバー50jが中立姿勢にあるときに、オペレータSが親指Suを軽く曲げた状態でノブ60上面に親指Suを自然に置くことができるとともに、選択スイッチ41、42のレバー50jの最大倒伏時における親指Suの可動幅にも負担が少ない位置に設定されているので、操作性を向上させる上で好適である。
例えば、選択スイッチ41、42を無線送信機30の手前側に倒した場合であっても、親指Suを無理に曲げた窮屈な状態とならず、オペレータSに負担を強いることなく、オペレータSに操作時の違和感を与えない。また、長時間の操作が続いてもオペレータSが疲れ難いため、安定した操作性を提供できるのである。
このように、本実施形態の無線送信機30は、選択スイッチ41、42に、扁平な円盤状のノブ60を設けたことにより、オペレータの指と触れる面積を広く取れるので、ノブ60を全周のいずれの方向に最大に傾倒させた場合であっても、オペレータに違和感を与えることなく、かつしっかりと傾倒操作を行うことができる。これにより、本実施形態の無線送信機30によれば、ジョイスティックを採用した二つの選択スイッチ41、42の操作性を向上(操作感覚を向上)させたので、オペレータの操作ミスが防止または軽減されるとともに、不意の操作による誤動作を防止または抑制することができる。
さらに、オペレータが、親指で選択スイッチ41、42先端のノブ60を傾倒させることを考慮すると、指の長さや手の大きさに合わせて、操作パネル33の表面からノブ60が突出する高さをできるだけ抑える必要がある。それによって操作性を向上させるとともに誤操作防止に繋がるからである。
この点に対し、この無線送信機30の二つの選択スイッチ41、42によれば、ノブ60の高さ寸法Hが、自身の直径Dnよりも短くなっており、全体の高さZを抑えているため、指の長さや手の大きさに合わせてノブ60を大型化した場合であっても、ノブ60を高さ方向には拡大させずに、携帯性を損なうことがない。
特に、オペレータの手が比較的に小さい場合に、図8に示すように、選択スイッチ41、42を無線送信機30の向側へ最大倒伏したときには、オペレータは、ノブ60の手前側の端を向側へ倒すように押すことから、親指の腹がノブ60の頂点部に納まらない場合がある。なお、同図の符号Mは、向側への最大倒伏のイメージを示す。
これに対し、この無線送信機30は、ノブ60の上面に二つの尖頭状円環部63、64を有し、その山を中心側寄りと外端側寄りの二箇所に同心円状に設けているので、オペレータの手が比較的に小さい様な場合も含めて、どの操作方向においても操作性が阻害されることがない。
さらに、この無線送信機30では、ノブ60の直径は、ブーツ70の第二山折部72の最大外環径よりも内側に納まる径までノブ60の表面積を拡大し、親指との接触面積を広くしているので、オペレータは、選択スイッチ41、42の操作を行っている傾倒方向を、ノブ60の径が小さいものと比べて容易に把握することができる。そのため、オペレータは、クレーン作動中に、オペレータの意識をブーム先端や吊荷に集中でき、オペレータは、操作パネル33や選択スイッチ41、42を見ることなく所望のクレーン動作を正確に行うことができる。
さらに、この無線送信機30によれば、ノブ60は、蛇腹状のブーツ70の半分を超える領域を覆うように水平方向に張り出す扁平状をなし、ブーツ70の蛇腹径に合わせてノブ60の直径方向の笠を大型化しているので、オペレータの指との摺接によって破れ易かったブーツ70を保護することができる。
よって、この無線送信機30によれば、ブーツの破れを防止しつつ、防水・防塵性能を高めることができる。また、ノブ60の高さ寸法Hは、幅方向の寸法Dよりも小さくしたので、選択スイッチ41、42全体の高さZを抑えることができる。よって、無線送信機30をコンパクトに構成できる。また、二つの選択スイッチ41、42と障害物等との不意の接触を防止または抑制することができる。
特に、この無線送信機30によれば、二つの選択スイッチ41、42は、操作パネル33表面からの突出高さZが低く抑えられているので、携帯性が損なわれることがなく、特に、左右の側壁33h、33kの上縁部よりも二つの選択スイッチ41、42の突出高さZが低く抑えられているので、衝突等による損傷が生じるおそれが防止または低減される。
また、この無線送信機30によれば、二つの選択スイッチ41、42は、ブーツ70とノブ60の上面とをオペレータの指で挟み込まない配置になっているので、ブーツ70の破れが防止または抑制される。そのため、二つの選択スイッチ41、42の可動部に対する防水および防塵機能が向上する。したがって、水や砂塵等が多い悪環境下の操作であっても、無線送信機30の寿命を長くすることができる。また、上述した簡素な構成によってこれら作用効果を奏することから、コストアップを極力抑えることができる。
また、この無線送信機30によれば、ノブ60は、選択スイッチ41、42のスティック51先端に着脱可能に嵌着されているため、ノブ60のみを着脱して、シャフト径が合致するスティックであれば、既存のノブの後付けや、他のノブとの交換が容易に可能である。
なお、本発明に係る作業機用無線送信機は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能なことは勿論である。
例えば、上記実施形態では、作業機の例として、トラック等の車両の運転室と荷台との間のシャーシフレーム上に架装搭載される車両搭載型クレーンを例に説明したが、これに限らず、作業機側に装備される受信器との間で必要なデータ伝送を行って作業機を遠隔操作する用途であれば、本発明に係る作業機用無線送信機を採用することができる。
1 車両搭載型クレーン
2 アウトリガ
3 本体部
4 ベース
5 旋回用油圧モータ
6 コラム
7 ブーム
8 ブーム伸縮用油圧シリンダ
9 ブーム起伏用油圧シリンダ
10 ウインチ用油圧モータ
11 ウインチ
12 ワイヤロープ
13 フック
20 本体制御部
21 受信器
30 無線送信機
31 把持部
32 操作部
33 操作パネル
34 上面カバー
36 アームガード
41、42 選択スイッチ(ジョイスティック)
43〜47 設定スイッチ
50 スイッチ本体
51 スティック
60 ノブ
62 凸球面
63 尖頭状円環部
64 尖頭状円環部
65 ボス
66 底面
67 凹部
70 ブーツ
71 第一山折部
72 第二山折部
73 第三山折部
74、75、76 凸部
78 裾
79 下端部
80 トリガレバー

Claims (6)

  1. 作業機側に装備される受信器との間で必要なデータ伝送を行って作業機を遠隔操作する無線送信機であって、
    把持部と、該把持部の上部に設けられて自身正面の操作パネルの開口部にジョイスティックが配置された操作部とを備え、
    前記ジョイスティックは、当該ジョイスティックのレバー先端に同軸に装着された扁平な円盤形状のノブと、該ノブが前記レバーに装着される部分と前記操作パネルの開口部との間の領域を覆う蛇腹状のブーツとを有し、
    前記ノブは、前記蛇腹状のブーツの半分を超える領域を覆うように水平方向に張り出す扁平状をなし、
    前記蛇腹状のブーツは、複数からなる山折部を同心円状に有し、前記複数の山折部において、中央の山折部に位置する1つが最大の折り返し量を形成しており、
    前記ノブの上面には、前記レバーの中心と同心に形成された凸球面と、該凸球面上に形成されて凸形状が同心円状に配置されてなる複数の尖頭状円環部とが形成されており、
    前記ノブの扁平な円盤形状は、前記レバーの軸方向での寸法が径方向の寸法よりも短く、且つ、前記ジョイスティックが中立姿勢のときに、前記ノブの最大外径が、前記操作パネルの正面視において、前記中央の山折部の最大外径よりも近傍であって径方向の内側にあることを特徴とする作業機用無線送信機。
  2. 前記蛇腹状のブーツは、中心側から順に、第一から第三までの三つの山折部を同心円状に有し、三つの山折部のうち、中央の第二山折部が最大の折り返し量を有する請求項1に記載の作業機用無線送信機。
  3. 前記山折部のうち、最も中心側の山折部は、その最大外径が、前記操作パネルの正面視において、前記ノブの最大外径よりも径方向の内側に位置しており、
    さらに、前記操作パネルの面を水平にした姿勢において、前記最も中心側の山折部は、その頂上となる折り返し部の高さが、前記ノブと前記ブーツとが接合する接合面の高さよりも高い位置に設定されている請求項1又は2に記載の作業機用無線送信機。
  4. 前記操作部は、前記操作パネルの左右に立設された側壁を有し、
    前記ジョイスティックは、前記操作パネルの面からの突出量が、左右の側壁の上縁部よりも低く抑えられている請求項1〜3のいずれか一項に記載の作業機用無線送信機。
  5. 作業機側に装備される受信器との間で必要なデータ伝送を行って作業機を遠隔操作する無線送信機であって、
    把持部と、該把持部の上部に設けられて自身正面の操作パネルの開口部にジョイスティックが配置された操作部とを備え、
    前記ジョイスティックは、当該ジョイスティックのレバー先端に同軸に装着された扁平な円盤形状のノブと、該ノブが前記レバーに装着される部分と前記操作パネルの開口部との間の領域を覆う蛇腹状のブーツとを有し、
    前記蛇腹状のブーツは、複数からなる山折部を同心円状に有し、前記複数の山折部において、中央の山折部に位置する1つが最大の折り返し量を形成しており、
    前記ノブの上面には、前記レバーの中心と同心に形成された凸球面と、該凸球面上に形成されて凸形状が同心円状に配置されてなる複数の尖頭状円環部とが形成されており、
    前記ノブの扁平な円盤形状は、前記レバーの軸方向での寸法が径方向の寸法よりも短く、且つ、前記ジョイスティックが中立姿勢のときに、前記ノブの最大外径が、前記操作パネルの正面視において、前記中央の山折部の最大外径よりも近傍であって径方向の内側にあり、
    前記山折部のうち、最も中心側の山折部は、その最大外径が、前記操作パネルの正面視において、前記ノブの最大外径よりも径方向の内側に位置しており、
    さらに、前記操作パネルの面を水平にした姿勢において、前記最も中心側の山折部は、その頂上となる折り返し部の高さが、前記ノブと前記ブーツとが接合する接合面の高さよりも高い位置に設定されている作業機用無線送信機。
  6. 作業機側に装備される受信器と、該受信器との間で必要なデータ伝送を行う無線送信機とを備え、前記作業機に架装搭載される車両搭載型クレーンであって、
    前記無線送信機として、請求項1〜のいずれか一項に記載の作業機用無線送信機を備えることを特徴とする車両搭載型クレーン。
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