JP6625440B2 - 電圧または電流を監視するためのデバイスおよび方法、分電盤を監視するためのシステム、電気キャビネットならびにそれと関連する変圧器変電所 - Google Patents

電圧または電流を監視するためのデバイスおよび方法、分電盤を監視するためのシステム、電気キャビネットならびにそれと関連する変圧器変電所 Download PDF

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Description

本発明は、電気導体に流れるAC電流に関係する電圧および強度の中から、電気量を監視するための電子デバイスに関し、AC電流は、少なくとも1つの位相を備える。
監視デバイスは、電気量の少なくとも1つの値を測定するように構成される測定モジュールと、電波放出部−受信部(radioelectric emitter−receiver)と、前記電波放出部−受信部に連結される放出(emission)モジュールとを備える。
本発明はまた、少なくとも1つの一次電気出口導体および少なくとも1つの二次電気出口導体を備える分電盤(panelboard)を監視するための電子システムにも関し、各二次出口導体は、対応する一次出口導体に電気的に接続される。
監視システムは、そのような監視デバイス、すなわち各一次電気出口導体の電圧を監視するための第1の電子デバイス、および各二次電気導体に流れるAC電流の強度を監視するための少なくとも1つの第2の電子デバイスを備える。
本発明はまた、電気出口導体を備える分電盤、およびそのような監視システムを備える電気キャビネットにも関する。
本発明はまた、第1のAC電圧を示す電流を第2のAC電圧を示す電流に変換するための変電所にも関し、この変圧変電所は、そのような電気キャビネットと、電気ネットワークに連結されるのに適した少なくとも1つの電気入口導体を備える入口分電盤とを備え、入口導体は、第1のAC電圧を示し、キャビネットの分電盤は、出口分電盤を形成し、その対応する出口導体は、第2のAC電圧を示す。変圧変電所はさらに、入口分電盤と出口分電盤との間に接続される変圧器を備え、変圧器は、第1のAC電圧を示す電流を第2のAC電圧を示す電流に変換するのに適している。
本発明はまた、電気導体に流れるAC電流に関係する電圧および強度の中から電気量を監視するための方法にも関する。
前述の種類の監視システムは、文書WO2013/017663A1から知られている。この監視システムは、特に一次導体に連結される二次導体に流れる電流の電気エネルギーを測定することを可能にし、二次導体は、出口分電盤の出口導体に対応し、一次導体と実質的に同じ電圧を示す。一次モジュールは、一次導体の電圧を監視するためのデバイスを形成し、各二次モジュールは、対応する二次導体に流れる電流の強度を監視するためのデバイスを形成する。
一次モジュールは、一次導体の電圧を測定し、同期化データ、および電圧を表わす値を含有する第1のメッセージを放出周期で送信する。それに応じて、一次モジュールは、電圧周期をそれぞれ含める2つの相関表を計算する。一次モジュールはその後、電圧周期の間に電圧をサンプリングし、次いでこの電圧周期にわたって測定される電圧のフーリエ級数分解(Fourier series decomposition)を、相関表に基づいて計算する。計算されたフーリエ係数はその後、第1のメッセージに含まれる。各二次モジュールは次いで、受信される同期化データの助けを借りてそれ自体を同期化し、対応する二次導体に流れる電流の強度のフーリエ係数を、一次モジュールと同期化される仕方で測定し、次いで測定される強度値および第1のメッセージに含有される電圧値の助けを借りて、前記二次導体に流れる電流のエネルギーを計算する。各二次モジュールはその後、集中化モジュールに向けて、二次モジュール間に分配されたトークン(token)に基づく機構に従って、対応する二次モジュールの識別子、および例えばエネルギー・メーターの様々な値の形で二次モジュールによって計算されるエネルギーを含有する第2のメッセージを送り出す。
しかしながら、この監視システムは、島状の電気ネットワークなどの、電圧および/または周波数が顕著に変化するネットワークに適していない。実際、電圧の測定は、各放出周期について、代表的であると考えられる単一の電圧周期にわたって行われ、放出周期は、いくつかの電圧周期に対応する。放出周期は、例えば1秒に等しく、一方電圧周期は一般に、米国では16.66ミリ秒(ms)に、ヨーロッパでは20msに等しい。従って、電圧の測定は、放出周期の短い部分にわたって行われる。
WO2013/017663A1
本発明の目的は、前述の問題を改善することを可能にする、電気導体に流れるAC電流の電圧および強度をそれぞれ監視するためのデバイス、ならびにそのようなデバイスを備える監視システムを提案することである。
このために、本発明の主題は、第1の表および第2の表を決定するためのモジュールと、第1の表、第2の表、およびサンプリング・モジュールから生じる量のサンプルに基づいて量を監視するための少なくとも1つのパラメータを計算するためのモジュールとをさらに備える、前述の種類の電子監視デバイスであり、
第1の表は、複数の第1の係数を含有し、各第1の係数は、余弦関数で、電気導体の電圧の周波数に依存し、
第2の表は、複数の第2の係数を含有し、各第2の係数は、正弦関数で、前記周波数に依存し、
各表の係数の数は、放出周期の間の量のサンプル数に等しい。
本発明による監視デバイスでは、電気エネルギーは、より正確にかつより速く計算される。特に、第1および第2の表は、放出周期の全体について計算され、従って電気エネルギーの計算は、放出周期の全体にわたって電圧および/または強度の変化を考慮する。さらに、第1および第2の表の使用は、電気エネルギー計算時間を低減することを可能にする。
従来技術の監視システムでは、電圧は、単一の電圧周期にわたって測定され、放出周期の残りにわたって変化しないと考えられる。
本発明の他の有利な態様によると、電子監視デバイスは、分離してまたはすべての技術的に可能な組み合わせに従って取得される、下記の特徴、
− 第1の係数は、方程式、
を満たし、第2の係数は、方程式、
を満たし、
ただしjは、1からJの間にあり、Jは、好ましくは5以上の整数であり、
smpは、量についてのサンプリング周期であり、
mは、1からNtotal_smpの間で変化するサンプル指数であり、Ntotal_smpは、放出周期の間の量のサンプル数を表す整数であること、
− 決定モジュールは、各放出周期の間に、最後から2番目の放出周期の間に測定される周波数の値に基づいて、第1の表および第2の表を再計算するのに適していること、
− サンプリング・モジュールは、電気量をサンプリング周期でサンプリングすることができ、サンプリング周期の値は、最後から2番目の放出周期の間に測定される電圧の周波数の値に依存すること、
− デバイスは、電気導体の電圧を監視するために適合され、測定モジュールは、電圧の周波数を測定するように構成され、放出されるメッセージはさらに、電圧の周波数の測定値を含有すること、
− 測定モジュールは、各電圧サンプルについて、方程式、
および
を満たす、対応する電圧位相ベクトルの実部および虚部を計算するように構成され、
ただしNsmpは、電圧周期の間に取得される電圧サンプル数であり、電圧周期は、周波数の逆数に等しく、かつ
測定周期によって時間的に分離される2つの時間的瞬間にそれぞれ対応する2つの電圧位相ベクトルに基づいて、周波数の値を測定周期で測定するように構成されること、
− 測定周期は、電圧周期の半分に実質的に等しいこと、
− デバイスは、強度を監視するために適合され、かつ電圧の周波数の測定値を備えるデータ・メッセージを受信するためのモジュールを備えること、のうちの1つまたは複数を備える。
本発明の主題はまた、少なくとも1つの一次電気出口導体および少なくとも1つの二次電気出口導体を備える分電盤を監視するための電子システムでもあり、そのまたは各二次出口導体は、対応する一次出口導体に電気的に接続され、その対応する出口導体は、AC電圧を示し、本システムは、
− 各一次電気出口導体の電圧を監視するための第1の電子デバイスと、
− 各二次電気導体に流れるAC電流の強度を監視するための少なくとも1つの第2の電子デバイスとを備え、
各電子監視デバイスは、上文に規定されるようなものである。
本発明の他の有利な態様によると、電子監視システムは、分離してまたはすべての技術的に可能な組み合わせに従って取得される、下記の特徴、
− 各電子監視デバイスはさらに、第1の表および第2の表を決定するためのモジュールと、第1の表、第2の表、およびサンプリング・モジュールから生じる量のサンプルに基づいて、量を監視するための少なくとも1つのパラメータを計算するためのモジュールとを備え、
第1の表は、複数の第1の係数を含有し、各第1の係数は、余弦関数で、電気導体の電圧の周波数に依存し、
第2の表は、複数の第2の係数を含有し、各第2の係数は、正弦関数で、前記周波数に依存し、
各表の係数の数は、放出周期の間の量のサンプル数に等しいこと、
− 第1の監視デバイスは、電気導体の電圧を監視するために適合され、測定モジュールは、電圧の周波数を測定するように構成され、放出されるメッセージはさらに、電圧の周波数の測定値を含有し、各第2の監視デバイスは、強度を監視するために適合され、かつ電圧の周波数の測定値を備えるデータ・メッセージを受信するためのモジュールを備えること、
− 第1の監視デバイスはさらに、第1の表および第2の表を決定するためのモジュールと、第1の表、第2の表、およびサンプリング・モジュールから生じる量のサンプルに基づいて量を監視するための少なくとも1つのパラメータを計算するためのモジュールとを備え、
第1の表は、複数の第1の係数を含有し、各第1の係数は、余弦関数で、電気導体の電圧の周波数に依存し、
第2の表は、複数の第2の係数を含有し、各第2の係数は、正弦関数で、前記周波数に依存し、
各表の係数の数は、放出周期の間の量のサンプル数に等しく、各第2の監視デバイスは、第3の相関表および第4の相関表を計算することができる決定モジュールを備え、
第3の表は、複数の第1の係数を含有し、
第4の表は、複数の第2の係数を含有し、
各表の係数の数は、対応する電圧周期の間の量のサンプル数に等しいこと、のうちの1つまたは複数を備える。
本発明の主題はまた、
− 少なくとも1つの一次電気出口導体および少なくとも1つの二次電気出口導体を備える分電盤であって、そのまたは各二次出口導体は、対応する一次出口導体に電気的に接続され、その対応する出口導体に流れる電流は、AC電圧を示す、分電盤と、
− 分電盤を監視するためのシステムとを備える電気キャビネットでもあり、
監視システムは、上文に規定されるようなものである。
本発明の主題はまた、第1のAC電圧を示す電流を第2のAC電圧を示す電流に変換するための変電所でもあり、上文に規定されるなどの電気キャビネットと、電気ネットワークに連結されるのに適した少なくとも1つの電気入口導体を備える入口分電盤であって、入口導体は、第1のAC電圧を示し、キャビネットの分電盤は、出口分電盤を形成し、その対応する出口導体は、第2のAC電圧を示す、入口分電盤と、入口分電盤と出口分電盤との間に接続される変圧器であって、第1のAC電圧を示す電流を第2のAC電圧を示す電流に変換するのに適している変圧器とを備える。
本発明の主題はまた、電気導体に流れるAC電流に関係する電圧および強度の中から電気量を監視するための方法でもあり、AC電流は、少なくとも1つの位相を備え、本方法は、電子監視デバイスによって実施され、かつ下記のステップ、
− b)電気量の少なくとも1つの値の測定および測定値のサンプリングと、
− d)別の電子デバイスに向けられる、測定量を監視するための少なくとも1つのパラメータの組を含有するデータ・メッセージの放出周期での放出とを備え、
本方法はさらに、ステップb)より前に、下記のステップ、
− a)第1の表および第2の表の決定を備え、
第1の表は、複数の第1の係数を含有し、各第1の係数は、余弦関数で、電気導体の電圧の前記周波数に依存し、
第2の表は、複数の第2の係数を含有し、各第2の係数は、正弦関数で、前記周波数に依存し、
各表の係数の数は、放出周期の間の量のサンプル数に等しく、
本方法はさらに、ステップb)の後にかつステップd)より前に、下記のステップ、
− c)第1の表、第2の表、およびステップb)の間に得られる量のサンプルに基づく、量を監視するための少なくとも1つのパラメータの計算を備える。
本発明のこれらの特徴および利点は、限定されない例としてだけ与えられる、次に来る説明を添付の図面を参照して読むことで明らかになろう。
第1の分電盤と、変圧器を経由して第1の分電盤に接続される第2の分電盤と、第2の分電盤の出口導体に流れる電流の電気エネルギーを監視するためのシステムとを備える変圧変電所の概略図である。 図1の監視システムの概略図であり、監視システムは、電圧を測定するための第1のデバイス、強度を測定するための複数の第2のデバイスおよび集中化デバイスを備える。 図2の第2のデバイスの概略図である。 本発明による監視方法の、図2の第1のデバイスによって実施されるステップの流れ図である。 同じ監視方法の、図2および図3の第2のデバイスによって実施されるステップの流れ図である。 同じ監視方法の、図2の集中化デバイスによって実施されるステップの流れ図である。 第1のメッセージの放出および受信の瞬間を表すタイムチャートであり、第1のメッセージは、第1のデバイスによって第2のデバイスに向けて放出される。 第1の実施形態に対応する、電圧および強度それぞれのフーリエ級数分解の係数が決定される時間的周期、ならびにまた第1のメッセージの準備、第1のメッセージの放出および電気エネルギーの計算の時間的瞬間も表すタイムチャートである。 別の実施形態に対応する、電圧、および強度それぞれのフーリエ級数分解の係数が決定される時間的周期、ならびにまた第1のメッセージの準備、第1のメッセージの放出および電気エネルギーの計算の時間的瞬間も表すタイムチャートである。
この後の説明では、表現「実質的に等しい」は、プラス・マイナス10%、好ましくはプラス・マイナス5%まで等しいことの関係を規定する。
図1では、電気ネットワーク12に接続される変圧変電所10は、また入口分電盤とも呼ばれる第1の分電盤14と、また出口分電盤とも呼ばれる第2の分電盤16と、第1の分電盤と第2の分電盤との間に接続される変圧器18と、第2の分電盤を監視するためのシステム20とを備える。
変形として、図示されない電気キャビネットは、第2の分電盤16および監視システム20を備える。言い換えると、電気キャビネットは、変圧器18および第1の分電盤14を除いて変圧変電所10の要素を備え、第2の分電盤16は、例えば低電圧を直接供給される。
変圧変電所10は、ネットワーク12によって配送されかつ第1のAC電圧を示す電流を、第2のAC電圧を示す電流に変換するのに適している。
電気ネットワーク12は、三相ネットワークなどのACネットワークである。電気ネットワーク12は、例えば中電圧ネットワーク、すなわち1000Vよりも大きく、50000V未満の電圧のネットワークである。第1の三相電圧はその時、中電圧である。変形として、電気ネットワーク12は、高電圧ネットワーク、すなわち50000Vよりも大きい電圧のネットワークである。
第1の分電盤14は、いくつかの入口22を備え、各入口22は、第1の入口導体24A、24B、第2の入口導体26A、26B、および第3の入口導体28A、28Bを備える。各第1、第2、第3の入口導体24A、24B、26A、26B、28A、28Bは、それぞれの入口アイソレータ32を経由して電気ネットワークに連結される。対応する入口導体24A、24B、26A、26B、28A、28Bに流れる三相電流は、第1の三相電圧を示す。
第2の分電盤16は、第1の一次導体34、第2の一次導体36、第3の一次導体38および第4の一次導体39、ならびに複数Nの出口40A、40B、・・・、40N、すなわち第1の出口40A、第2の出口40B、・・・、N番目の出口40Nを備え、各出口40A、40B、・・・、40Nは、三相電圧を配送するのに適している。
各出口40A、40B、40Nは、低電圧出口、すなわち1000V未満の電圧の出口である。第2の三相電圧はその時、低電圧である。変形として、各出口40A、40B、・・・、40Nは、中電圧出口、すなわち1000Vよりも大きく、50000V未満の電圧の出口である。
第1の出口40Aは、第1の二次導体42A、第2の二次導体44A、第3の二次導体46Aおよび第4の二次導体48A、ならびに3つの出口アイソレータ50を備える。第1、第2および第3の二次導体42A、44A、46Aは、対応する出口アイソレータ50を経由して第1、第2および第3の一次導体34、36、38にそれぞれ連結される。第4の二次導体48Aは、第4の一次導体39に直接接続される。
一次出口導体34、36、38および対応する二次出口導体42A、44A、46Aは、実質的に同じ電圧、すなわち第2の三相電圧の3つの位相に対応する第1の電圧U1、第2の電圧U2および第3の電圧U3をそれぞれ示す。
他の出口40B、・・・40Nは、前に述べられた第1の出口40Aと同一であり、文字Aを要素の参照番号に関して対応する文字B、・・・、Nで置き換えるたびに、同じ要素を備える。
変圧器18は、第1のAC電圧を示す電気ネットワークから生じる電流を、第2の分電盤16に配送されかつ第2のAC電圧を示す電流に変換するのに適している。変圧器18は、第1の分電盤14に接続される一次巻線52、および第2の分電盤16に接続される二次巻線54を備える。
監視システム20は、特にそのまたは各二次出口導体42A、44A、46A、42B、44B、46B、・・・、42N、44N、46Nに流れる電流の電気エネルギーを計算するために、第2の分電盤16を監視するように構成される。
図2に見える、監視システム20は、各一次電気出口導体34、36、38の電圧U1、U2、U3を監視するための第1の電子デバイス60と、各二次電気導体42A、・・・、46Nに流れるAC電流の強度I1A、・・・、I3Nを監視するための複数Nの第2の電子デバイス62A、62B、・・・、62Nと、電子集中化デバイス64とを備える。
第1のデバイス60は、対応する一次導体34、36、38に流れる電流の電圧を測定するためのモジュール66、および情報処理ユニット68を備える。第1のデバイス60はまた、電波放出部−受信部70、電波アンテナ72、ならびに測定モジュール、情報処理ユニットおよび電波放出部−受信部のための電力供給モジュール74も備える。
参照番号62Aを有する第2のデバイスは、第1の二次導体42A、第2の二次導体44Aおよび第3の二次導体46Aの各々について、対応する二次導体42A、44A、46Aに流れる電流の強度のセンサ76Aを備える。第2のデバイス62Aは、情報処理ユニット78A、電波放出部−受信部80A、および電波アンテナ82Aを備える。第2のデバイス62Aはまた、情報処理ユニットおよび電波放出部−受信部のための電力供給モジュール84Aも備える。第2のデバイス62Aは、また識別子とも呼ばれる一意(unique)の番号によって識別される。
他の第2のデバイス62B、・・・、62Nは、前に述べられた第2のデバイス62Aと同一であり、文字Aを、要素の参照番号に関して、対応する文字B、・・・、Nで置き換えるたびに同じ要素を備える。他の第2のデバイス62B、・・・、62Nの各々もまた、一意の識別子を示す。
集中化デバイス64は、情報処理ユニット86、データベース88およびマン・マシン・インターフェース90を備える。集中化デバイス64は、電波放出部−受信部92、電波アンテナ94、ならびに情報処理ユニット、データベース、マン・マシン・インターフェースおよび電波放出部−受信部のための電力供給モジュール96を備える。
測定モジュール66は、第1の一次導体34を通って流れる位相の第1の電圧U1、第2の一次導体36を通って流れる位相の第2の電圧U2、および第3の一次導体38を通って流れる位相の第3の電圧U3を測定するのに適している。測定モジュール66はまた、一次導体34、36、38を通って流れる三相電圧の周波数Fを測定するのにも適している。
情報処理ユニット68は、プロセッサ98と、測定モジュール66によって測定される電圧U1、U2、U3の値を取得するための第1のソフトウェア102、および測定電圧U1、U2、U3の値をサンプリング周期Psmpでサンプリングするための第1のソフトウェア103を記憶することができるメモリ100とを備える。測定電圧U1、U2、U3のサンプルは、U1、U2、U3とそれぞれ表示され、ただしmは、1からNtotal_smpの間で変化するサンプル指数であり、Ntotal_smpは、サンプリング・ウィンドウにおける測定量Xのサンプル数を表す整数である。測定量Xは、例えば第1のデバイス60によって測定される電圧U1、U2、U3、またはさもなければ後で述べられることになるような第2のデバイス62Aによって測定される強度I1A、・・・、I3Nである。
サンプリング・ウィンドウは、例えば1秒に等しく選択される。
サンプリング周期Psmpは、電圧周期Pvoltageと、電圧周期Pvoltageごとに測定される量Xのサンプル数Nsmpとの比に等しい。サンプリング周期Psmpは、方程式、
を満たす。
ただしPvoltageは、電圧の周期であり、電圧の周波数Fの逆数に等しい。
電圧周期当たりのサンプル数Nsmpは、好ましくは整数である。電圧周期当たりのサンプル数Nsmpは、例えば36に等しい。
メモリ100は、周波数Fの測定値に基づいて、第1の相関表TABLE_1および第2の相関表TABLE_2を決定するための第1のソフトウェア104を記憶することができる。
第1の表TABLE_1は、複数の第1の係数、
を含有する。好ましくは、第1の表TABLE_1は、Ntotal_smp個の第1の係数、
を含有する。各第1の係数、
は、電圧の周波数Fに依存する余弦関数である。
第2の表TABLE_2は、複数の第2の係数、
を含有する。好ましくは、第2の表TABLE_2は、Ntotal_smp個の第2の係数、
を含有する。各第2の係数、
は、電圧の周波数Fに依存する正弦関数である。
メモリ100は、電圧U1、U2、U3を監視するための少なくとも1つのパラメータの第1の組を計算するための第1のソフトウェア105を記憶することができる。第1の組は、例えば、各測定電圧のサンプルU1、U2、U3の変換の複数の係数を、1以上、好ましくは5以上の、なお好ましくは15に等しい値の階数Jに至るまで備える。慣例により、1に等しい階数は、変換の基本波に対応する。
シャノンの定理に従うと、Jの値は、(Nsmp/2)−1以下でなければならない。Jの値は好ましくは、(Nsmp/2)−3に等しく選択されることになる。述べられる例示的実施形態では、Nsmpは、36に等しく、Jの値はその時、前述の式で15に等しい。
メモリ100は、電圧U1、U2、U3を監視するための少なくとも1つのパラメータを、前記電圧U1、U2、U3の少なくとも1つの測定値の関数として、好ましくは所与の放出周期Pemissionの間に測定される前記電圧U1、U2、U3の値のいくつかの関数として、計算するように構成される第1の計算ソフトウェア105を記憶することができる。監視パラメータは、例えば、測定される電圧値U1、U2、U3の変換の係数を備える。
変換は、例えばフーリエ変換であり、第1の計算ソフトウェア105は、各測定電圧UiのサンプルUiのフーリエ級数分解の実部係数ReUi,jおよび虚部係数ImUi,jを計算するのに適しており、ただしiは、対応する位相の指数であり、例えば1、2および3にそれぞれ等しく、jは、フーリエ級数分解の階数であり、jは、1からJの間にあり、Jは、前記分解の階数の数に等しい。
変形として、変換は、ラプラス変換である。
メモリ100は、各第2のデバイス62A、・・・、62Nに向けられる第1のメッセージM1を放出するための第1のソフトウェア106を記憶することができる。2つの連続する主メッセージM1の放出の瞬間は、放出周期Pemissionによって分離される。各放出周期Pemissionは好ましくは、例えば1秒に等しい、所定の値を示す。好ましくは、放出周期Pemissionは、サンプリング・ウィンドウの継続時間に等しく選択される。
従って、サンプル数Ntotal_smpは、放出周期Pemission中のサンプル数に等しい。サンプル数Ntotal_smpは、方程式、
に従って計算される。
各放出周期Pemissionは、電圧周期Pvoltageの倍数Nvoltageに対応し、電圧周期Pvoltageは、AC電圧U1、U2、U3の周波数Fの逆数に等しい。倍数Nvoltageは好ましくは、2以上の値の整数であり、放出周期Pemissionはその時、電圧周期Pvoltageの整数の倍数に対応する。
変形として、倍数Nvoltageは、厳密に1よりも大きい値を有する実数である。この変形によると、測定強度のサンプルの値の平滑化はその時、倍数Nvoltageのこの非整数の値を考慮するように行われることになる。
倍数Nvoltageは、方程式、
に従って計算される。
メモリ100は、電圧の周波数Fを測定するためのソフトウェア107を記憶することができる。測定ソフトウェア107は、各放出周期Pemissionについて、電圧サンプルU1、U2、U3に基づいて電圧の周波数Fを計算するように構成される。測定ソフトウェア107は、周波数Fの計算値を、メモリ100に、周波数の記憶値Fstoの形で記憶することができる。測定ソフトウェア107は、測定周波数Fの値を、第1のサンプリング・ソフトウェア103、第1の決定ソフトウェア104、第1の計算ソフトウェア105および第1の放出ソフトウェア106に送信するように構成される。
メモリ100は、一意のトークンを、第2のデバイス62A、・・・、62Nに、連続して分配するためのソフトウェア108を記憶することができる。
それらが、プロセッサ98によって実行されるとき、第1の取得ソフトウェア102、第1のサンプリング・ソフトウェア103、第1の決定ソフトウェア104、第1の計算ソフトウェア105、第1の放出ソフトウェア106、測定ソフトウェア107、および分配されるトークンを分配するためのソフトウェア108はそれぞれ、測定される電圧U1、U2、U3の値を取得するための第1のモジュール、測定される電圧U1、U2、U3の値をサンプリングするための第1のモジュール、第1の相関表TABLE_1および第2の相関表TABLE_2を決定するための第1のモジュール、電圧を監視するための少なくとも1つのパラメータの組を計算するための第1のモジュール、第1のメッセージM1を放出するための第1のモジュール、周波数を測定するためのモジュール、ならびに分配されるトークンを分配するためのモジュールをそれぞれ形成する。
変形として、第1の取得モジュール102、第1のサンプリング・モジュール103、第1の決定モジュール104、第1の計算モジュール105、第1の放出モジュール106、測定ソフトウェア107、および分配されるトークンを分配するためのモジュール108は、プログラマブル論理部品の形に、またはさもなければ専用の集積回路の形に具体化される。
電波放出部−受信部70は、IEEE−802.15.4規格に基づくジグビー(ZigBee)通信プロトコルに従う。変形として、電波放出部−受信部70は、IEEE−802.15.1規格に、またはIEEE−802.15.2規格に、またはさもなければIEEE−802−11規格もしくはさもなければ任意の他の専有無線プロトコルに従う。
電波アンテナ72は、第2のデバイスのアンテナ82A、・・・、82Nおよび集中化デバイスのアンテナ94に向けられる電波信号を放出するために、また電波信号を前記アンテナ82A、・・・、82N、94から受信するためにも適合される。言い換えると、第1のデバイス60は、対応する電波リンクによって、第2のデバイス62A、・・・、62Nの各々、および集中化デバイス64に連結される。
電力供給モジュール74は、一次導体34、36、38を通って流れる三相電圧に基づいて、測定モジュール66、情報処理ユニット68および電波放出部−受信部70に電気を供給するのに適している。
第2のデバイス62Aの強度の各センサ76Aは、第1の二次出口導体42Aに流れる第1の強度I1A、第2の二次出口導体44Aに流れる第2の強度I2A、および第3の二次出口導体46Aに流れる第3の強度I3Aの中からそれぞれの強度を測定するのに適している。
また電流センサとも呼ばれる、強度の各センサ76Aは、図3に示されるように、対応する二次出口導体42A、44A、46Aの周りに配置される第1の環状体(torus)110A、および第1の環状体の周りに配置される第1の巻線112Aを備える。対応する二次出口導体を通る電流の流れは、電流強度に比例する誘導電流を、第1の巻線112Aに引き起こすのに適している。第1の環状体110Aは、ロゴスキー(Rogowski)・環状体である。第1の環状体110Aは好ましくは、対応する導体の周りで、その配置を容易にするように開いた環状体である。
図2に見える情報処理ユニット78Aは、データ・プロセッサ114A、およびデータ・プロセッサと関連するメモリ116Aを備える。メモリ116Aは、各電流センサ76Aによって測定されるそれぞれの強度の値を取得するための第2のソフトウェア118A、測定される第1、第2および第3の強度I1A、I2A、I3Aの値をサンプリング周期Psmpでサンプリングするための第2のソフトウェア119A、ならびに第1のメッセージM1を受信するためのソフトウェア120Aを記憶するのに適している。
サンプリング・ウィンドウは、例えば放出周期Pemissionに等しく選択される。
測定される第1、第2および第3の強度I1A、I2A、I3Aのサンプルは、I1A、I2A、I3Aとそれぞれ表示され、ただしmは、1からNtotal_smpの間で変化するサンプル指数である。
メモリ116Aは、強度I1A、I2A、I3Aを監視するための少なくとも1つのパラメータの第2の組を計算するための第2のソフトウェア121Aを記憶することができる。第2の組は、例えばサンプルI1A、I2A、I3Aの変換の複数の係数を、階数Jに至るまで備える。変換は、例えばフーリエ変換であり、第2の計算ソフトウェア121Aは、各測定強度IiAのサンプルIiAのフーリエ級数分解の実部係数ReIiA,j、および虚部係数ImIiA,jを計算するのに適しており、ただしiは、対応する位相の指数であり、jは、フーリエ級数分解の階数であり、jは、1からJの間にある。
変形として、変換は、ラプラス変換である。
メモリ116Aは、測定電圧U1、U2、U3のサンプリングに関して、測定される強度I1A、I2A、I3Aのサンプリングを同期化するためのソフトウェア122Aを記憶することができる。
この後の説明では、各電圧周期は、指数kの助けを借りて参照される。慣例により、1に等しい指数kの電圧周期は、第1のメッセージM1がその間に第1のデバイス60によって放出され、各第2のデバイス62A、・・・、62Nによってそれぞれ受信される時間的周期に対応し、2に等しい指数kの電圧周期は、電圧および強度のサンプリングの同期化がその開始時に行われる周期に対応する。
メモリ116Aは、周波数Fの測定値に基づいて、第1の相関表TABLE_1および第2の相関表TABLE_2を決定するための、第2の決定ソフトウェア123Aを記憶することができる。
メモリ116Aは、集中化デバイス64に向けられる第2のメッセージM2Aを放出するための第2のソフトウェア128Aを記憶することができる。
それらが、プロセッサ114Aによって実行されるとき、第2の取得ソフトウェア118A、第2のサンプリング・ソフトウェア119A、受信ソフトウェア120A、第2の計算ソフトウェア121A、同期化ソフトウェア122A、第2の決定ソフトウェア123Aおよび第2の放出ソフトウェア128Aはそれぞれ、測定強度の値を取得するための第2のモジュール、測定強度の値をサンプリングするための第2のモジュール、第1のメッセージM1を受信するためのモジュール、強度を監視するための少なくとも1つのパラメータを計算するための第2の計算モジュール、測定電圧U1、U2、U3のサンプリングに関して測定される強度I1A、I2A、I3Aのサンプリングを同期化するためのモジュール、第2の決定モジュール、および第2のメッセージM2Aを放出するための第2のモジュールをそれぞれ形成する。
変形として、第2の取得モジュール118A、第2のサンプリング・モジュール119A、受信モジュール120A、第2の計算モジュール121A、同期化モジュール122A、第2の決定モジュール123Aおよび第2の放出モジュール128Aは、プログラマブル論理部品の形にまたはさもなければ専用の集積回路の形に具体化される。
電波放出部−受信部80Aは、電波放出部−受信部70と同じ種類である。
電波アンテナ72と同じ種類の電波アンテナ82Aは、電波信号を、第1のデバイスのアンテナ72および集中化デバイスのアンテナ94から受信するために、また電波信号をアンテナ72、94に放出するためにも適合される。
図3に見える電力供給モジュール84Aは、情報処理ユニット78Aおよび電波放出部−受信部80Aに供給するのに適している。電力供給モジュール84Aは、第1の二次導体42A、第2の二次導体44Aおよび第3の二次導体46Aの各々について、対応する二次導体42A、44A、46Aの周りに配置される第2の環状体130A、および第2の環状体の周りに配置される第2の巻線132Aを備える。対応する二次導体42A、44A、46A中の電流の流れは、第2の巻線132Aに誘導電流を引き起こすのに適している。
電力供給モジュール84Aは、第2の巻線132Aの各々に接続され、所定の電圧を情報処理ユニット78Aおよび電波放出部−受信部80Aに配送するのに適したコンバータ134Aを備える。各第2の環状体130Aは、鉄製環状体である。各第2の環状体130Aは好ましくは、対応する導体の周りにそれを配置するのを容易にするために開いた環状体である。
言い換えると、第2のデバイス62Aは、対応する二次導体42A、44A、46A中の電流の流れから生じる磁気エネルギーを回収するために適合される第2の環状体130Aを備える、電力供給モジュール84Aを経由して自給される。
他の第2のデバイス62B、・・・、62Nの要素は、最初の第2のデバイス62Aの前述の要素と同一であり、文字Aを部分要素の参照番号に関して対応する文字B、・・・、Nで置き換えるたびに同じ部分要素を備える。
図2に見える、集中化デバイスの情報処理ユニット86は、データ・プロセッサ136、およびプロセッサと関連するメモリ138を備える。メモリ138は、第2のメッセージM2A、・・・、M2Nを受信するためのソフトウェア140、受信されるメッセージM2A、・・・、M2Nに含有される情報をデータベース88に記録するためのソフトウェア142を記憶することができる。メモリ138は、受信される前記情報を処理するためのソフトウェア144、データを表示するためのソフトウェア146および図示されないリモート・サーバーに向けられるデータを送信するためのソフトウェア148を記憶するのに適している。処理ソフトウェア144は特に、第1の監視デバイス60および各第2の監視デバイス62A、・・・、62Nによって計算される監視パラメータに基づいて、各二次電気導体42A、・・・、46Nに流れるAC電流の電気エネルギーEを計算するように構成され、これらの計算される監視パラメータは、受信されるデータ・メッセージM2A、・・・、M2Nに含有される。
それらが、プロセッサ136によって実行されるとき、受信ソフトウェア140、記録ソフトウェア142、処理ソフトウェア144、表示ソフトウェア146、および送信ソフトウェア148はそれぞれ、第2のメッセージM2A、・・・、M2Nを受信するためのモジュール、受信されるメッセージM2A、・・・、M2Nに含有される情報をデータベース88に記録するためのモジュール、受信される前記情報を処理するためのモジュール、データを表示するためのモジュールおよびリモート・サーバーに向けられるデータを送信するためのモジュールを形成する。
変形として、受信モジュール140、記録モジュール142、処理モジュール144、表示モジュール146、および送信モジュール148は、プログラマブル論理部品の形にまたはさもなければ専用の集積回路の形に具体化される。
マン・マシン・インターフェース90は、表示スクリーンおよび入力キーボードを備え、そのどちらも、図示されない。
電波放出部−受信部92は、電波放出部−受信部70、80A、・・・、80Nと同じ種類である。
電波アンテナ72、82A、・・・、82Nと同じ種類の電波アンテナ94は、第1のデバイスのアンテナ72および第2のデバイスのアンテナ82A、・・・、82Nから生じる電波信号を受信するのに、また前記アンテナ72、82A、・・・、82Nに向けられる電波信号を放出するのにも適している。
監視システム20の動作は、第1のデバイス60、第2のデバイス62A、・・・、62Nおよび集中化デバイス64によって、それぞれ実施される監視方法のステップの流れ図を表す図4、図5および図6の助けを借りてこれから説明されることになる。
図4に示されるように、第1のステップ200の間に、第1のデバイス60は、それ自体を初期化し、周波数Fの記憶値Fstoは、初期化ステップ200の間に、測定ソフトウェア107によって周波数の公称値Fnomに等しく固定される。周波数の公称値Fnomは、公称電圧周期Pnomの逆数であるとして定義される。
公称電圧周期Pnomは、ヨーロッパでは20msに、米国では16.66msに等しい。
第1のサンプリング・ソフトウェア103は、電圧周期Pvoltageが電圧の公称周期Pnomに等しいということを考慮することによって、方程式(1)に従ってサンプリング周期Psmpを計算する。従って、サンプリング周期Psmpは、方程式、
を満たす。
さらに、第1の決定ソフトウェア104は、Ntotal_smp個の第1の係数、
を含有する第1の相関表TABLE_1、およびNtotal_smp個の第2の係数、
を含有する第2の表TABLE_2を決定する。
各第1の係数、
は、電圧の周波数Fに依存する余弦関数である。各第2の係数、
は、電圧の周波数Fに依存する正弦関数である。
各第1の係数、
は、例えば方程式、
を満たし、
各第2の係数、
は、例えば方程式、
を満たし、
ただしjは、1からJの間にあり、Jは、好ましくは5以上の、好ましくは17に等しい整数であり、
Fは、最後から2番目の放出周期Pemissionの間に測定される電圧の周波数値であり、もし周波数の値Fが、まだ測定されていなかったならば、周波数の値Fは、電流の公称周期の逆数に等しく取られ、これは、数学的にF=1/Pnomと書かれてもよく、
mは、1からNtotal_smpの間で変化するサンプル指数である。
測定ソフトウェア107は、次のステップ205の間に、測定ソフトウェア107に記憶された値Fstoを、第1のサンプリング・ソフトウェア103、第1の決定ソフトウェア104、第1の計算ソフトウェア105、および第1の放出ソフトウェア106に送信する。
ステップ205が、初期化ステップ200によって直前に先行されると、記憶値Fstoは、周波数の公称値Fnomに等しい。
ステップ205が、前の放出周期Pemissionに対応するステップ230によって先行されると、記憶値Fstoは、最後から2番目の放出周期Pemissionの間に測定される周波数Fの値に等しい。
次のステップ208の間に、サンプリング周期Psmpは、測定ソフトウェア107によって送信される三相電圧の周波数Fの値の関数として、第1のサンプリング・ソフトウェア103によって再計算される。言い換えると、サンプリング周期Psmpと周波数Fとの積が、所定の定数に等しいことを知っていると、サンプリング周期Psmpは、周波数Fの値に基づいて計算される。
周波数Fとサンプリング周期Psmpとの積は、不変であり、サンプリング周期Psmpは、周波数Fとサンプリング周期Psmpとの積が一定であることを考慮することによって再計算されているので、第1の表TABLE_1および第2の表TABLE_2を再計算することは、必要でない。
電圧周期Pvoltageは、上文の方程式(1)に従って、サンプリング周期Psmpの倍数に対応する。
第1のデバイス60はその後、ステップ210の間に、その測定モジュール66およびその第1の取得ソフトウェア102の助けを借りて、第1、第2および第3の電圧U1、U2、U3を測定する。第1のデバイス60は、放出周期Pemissionに等しい継続時間にわたって、第1、第2および第3の電圧U1、U2、U3を測定する。第1のサンプリング・ソフトウェア103は次いで、ステップ208の間に計算されるサンプリング周期Psmpに従って、電圧U1、U2、U3の測定値をサンプリングする。
電圧周波数の値Fは、放出周期Pemissionの間に定期的に測定され、周波数の記憶値Fstoは、更新される。これは、周波数Fstoの記憶値が、測定周波数の値Fに等しく固定されることを示す。
測定ソフトウェア107は、各サンプルUi,mについて、方程式、
に従って、対応する電圧位相ベクトルPi,mの実部RePi,mおよび虚部ImPi,mを計算する。
従って、電圧位相ベクトルPi,mの実部RePi,mおよび虚部ImPi,mの計算は、各電圧サンプルUi,mについて、最後の電圧周期の間に取得される電圧サンプルUi,mに基づいて計算される。
測定ソフトウェア107はその後、測定周期Pmeasureによって分離される2つの時間的瞬間に対応する2つの電圧位相ベクトルPi,m1とPi,m2との間の角度差Δφを方程式、
によって測定周期Pmeasureで測定する。
測定周期Pmeasureは、例えば電圧周期Pvoltageの半分に実質的に等しい。
周波数の値Fが次いで、方程式、
に従って計算される。
従って、周波数の値Fは、各測定周期Pmeasureにおいて計算される。
各測定周期Pmeasureはこの後、指数zによって参照されることになる。
各測定周期、
の後、測定ソフトウェア107は、指数zの測定周期の間に計算される角度差Δφの符号を、前の測定周期の間に計算される角度差Δφの符号と比較する。好ましくは、測定ソフトウェア107は、指数zの測定周期の間に計算される角度差Δφの符号を、前の9測定周期の間に計算される角度差Δφの符号と比較する。
もし角度差Δφの符号が、10測定周期、
から
の間一定のままであったならば、記憶周波数Fstoの値は、指数zの測定周期の間に測定される周波数Fの値に等しく固定される。さもなければ、記憶周波数Fstoの値は、変わらないままである。
もし記憶周波数Fstoの値と測定周波数Fの値との間の差の絶対値が、定義済みの値Vp、例えば5ヘルツ(Hz)よりも大きく、記憶周波数Fstoの値が、測定周波数Fの値よりも大きいならば、記憶周波数Fstoの値は、定義済みの値Vpだけ減らされる。これは、数学的にFsto:=Fsto−Vpと書かれてもよい。
もし記憶周波数Fstoの値と測定周波数Fの値との間の差の絶対値が、定義済みの値Vp、例えば5ヘルツ(Hz)よりも大きく、記憶周波数Fstoの値が、測定周波数Fの値未満であるならば、記憶周波数Fstoの値は、定義済みの値Vpだけ増やされる。これは、数学的にFsto:=Fsto+Vpと書かれてもよい。
記憶周波数Fstoの値は、境界を付けられる。これは、もし測定周波数Fの値が定義済みの下限Bi未満であるならば、記憶周波数Fstoが下限Biの値に等しく固定されることを示す。これは、数学的にFsto:=Biと書かれてもよい。例えば、下限Biは、40Hzに等しい。
もし測定されるFの値が、定義済みの上限Bsよりも大きいならば、記憶周波数Fstoは、上限Bsの値に等しく固定される。これは、数学的にFsto:=Bsと書かれてもよい。例えば、上限Bsは、70Hzに等しい。
記憶値Fstoは、ステップ205の間に、第1のサンプリング・ソフトウェア103、第1の決定ソフトウェア104、第1の計算ソフトウェア105、および第1の放出ソフトウェア106に送信される。
ステップ220の間に、第1のデバイス60は、電圧U1、U2、U3を監視するための一組のパラメータを計算する。電圧を監視するためのパラメータは、測定電圧U1、U2、U3の変換の係数を備える。
従って、第1のデバイス60は、その第1の計算ソフトウェア105の助けを借りて、各測定電圧U1、U2、U3のサンプルUiのフーリエ級数分解の実部係数ReUi,jおよび虚部係数ImUi,jを決定することによって、電圧U1、U2、U3の測定値を圧縮する。これは、第1のデバイス60と集中化デバイス64との間の電波リンクを経由して送信されるデータ量を制限することを可能にする。
フーリエ級数分解の係数ReUi,j、ImUi,jは、例えば測定値のサンプルと、第1の表TABLE_1および第2の表TABLE_2にそれぞれ含有される係数、
との間の相関を通じて得られる。従って、フーリエ級数分解の係数ReUi,j、ImUi,jは、放出周期Pemissionの全体について一度だけ計算される。フーリエ級数分解の係数ReUi,j、ImUi,jは、表TABLE_1、TABLE_2と、電圧サンプルを含有するベクトルとの間のベクトルの積によって計算される。従って、フーリエ級数分解の係数ReUi,j、ImUi,jの計算は、簡略化される。
より正確には、ReUi,1と表示される、基本波の実部係数は、放出周期Pemissionに等しい継続時間にわたって、電圧信号UiのサンプルUiと三相電圧の周波数Fに等しい周波数の余弦との間の相関であり、ただしUiは、その位相の電圧を表し、iは、1、2または3に等しい。ImUi,1と表示される、基本波の虚部係数は、放出周期Pemissionに等しい継続時間にわたって、電圧信号UiのサンプルUiと周波数Fに等しい周波数の正弦との間の相関である。
ReUi,jと表示され、jが2からJの間にある、階数jの高調波の実部係数は、放出周期Pemissionに等しい継続時間にわたって、電圧信号UiのサンプルUiと周波数Fのj倍に等しい周波数の余弦との間の相関である。ImUi,jと表示される、階数jの高調波の虚部係数は、放出周期Pemissionに等しい継続時間にわたって、電圧信号UiのサンプルUiと周波数Fのj倍に等しい周波数の正弦との間の相関である。
言い換えると、係数ReUi,jおよびImUi,jは、下記の方程式、
を満たし、jは、1からJの間にある。
変形として、係数ReUi,jおよびImUi,jは、高速フーリエ変換(FFT)によって得られる。
それ故に、第1の計算ソフトウェア105は、基本波および高調波2からJについて、3つの電圧U1、U2、U3のフーリエ級数分解の複素係数ReUi,jおよびImUi,jを計算する。
最後に、ステップ230の間に、第1のデバイス60は、その放出ソフトウェア106の助けを借りて、第2のデバイス62A、・・・、62Nの各々に向けられる第1のメッセージM1を放出する。第1のメッセージM1は、放出周期Pemissionの全体について、ステップ220の間に計算される、3つの電圧U1、U2、U3のフーリエ級数分解の複素係数ReUi,jおよびImUi,jを含有する。
第1のデバイス60はさらに、このステップ230の間に、また第1のメッセージM1の放出の種(pip)Teとも呼ばれる、第1のメッセージM1の放出の開始の瞬間から数える、基準継続時間Dfに等しい第1のタイムスパンを立ち上げる。この第1のタイムスパンが、経過すると、第1のデバイス60はその時、すなわち基準継続時間Dfを加えた放出の開始の瞬間Teに等しいサンプリング開始の瞬間Tmにおいて、3つの電圧U1、U2、U3の測定値のサンプリングを開始することになる。第2のデバイス62Aによる3つの強度I1A、I2A、I3Aの測定値のサンプリングもまた、同期化ステップ320に関して後でより詳細に述べられることになるように、このサンプリング開始の瞬間Tmに始まることになる。
基準継続時間Dfは、例えば6msに実質的に等しい、所定の値を有する。基準継続時間Dfの値は、第1のデバイス60および第2のデバイス62Aの両方に知られており、第1のメッセージM1の放出および受信に必要な継続時間よりも大きく選択される。述べられる例示的実施形態では、基準継続時間Dfの値は、初期ステップ200より前に、第1のデバイスのメモリ100および第2のデバイス62Aのメモリ116Aに記憶される。
第1のメッセージM1は、またプリアンブルとも呼ばれるヘッダ・フィールド、SFD(フレーム開始デリミタ)フィールド、PHR(物理ヘッダ)フィールド、データ・フィールドおよびCRC(周期的冗長検査)フィールドを備える。プリアンブルは、4バイトのサイズを示し、SFDおよびPHRフィールドはそれぞれ、1バイトのサイズを示し、データ・フィールドは、nバイトと表示される可変サイズであり、CRCフィールドは、2バイトのサイズを有する。図7の例示的実施形態では、第1のメッセージM1は、ヘッダ・フィールド、SFDフィールド、PHRフィールド、データ・フィールドおよびCRCフィールドから成る。
第1のメッセージM1のデータ・フィールドは、ステップ205の間に送信される周波数Fの値、第1のメッセージM1の受信後に、集中化デバイス64に向けられるその第2のメッセージを放出する権限を与えられることになる第2のデバイスの識別子、ならびに基準継続時間Dfの変更の場合には、基準継続時間Dfの値を含有する。その測定情報を放出する権限を与えられた第2のデバイスの識別子は、一意のトークンを分配するためのソフトウェア108の助けを借りて決定され、第1のメッセージM1に含有される第2のデバイスの識別子は、一意のトークンが割り当てられている第2のデバイスを指名することを可能にする。
メッセージM1が、送り出されると、ステップ205から230は、この順序で繰り返される。従って、測定モジュール107は、周波数Fの新しい値を第1の計算モジュール105に送信する。
図5に見られる、第2のデバイス62A、・・・、62Nによって実施される監視方法のステップは、参照番号62Aを有する第2のデバイスについて今から述べられることになる。
ステップ300の間に、第2のデバイス62Aは、それ自体を初期化し、その受信ソフトウェア120Aの助けを借りて、第1のメッセージM1を受信するためのスライディング・ウィンドウを開く。受信ウィンドウは、数十ミリ秒の継続時間を示すウィンドウであり、それは、第2のデバイス62Aによって時間とともにスライドするように作られる。
第2の決定ソフトウェア123Aはさらに、方程式(5)および(6)に従って、第1の相関表TABLE_1および第2の相関表TABLE_2を計算する。
ステップ310の間の第1のメッセージM1の受信の間に、第2のデバイス62Aは、SFDフィールドの受信の瞬間Trを検出し、SFDフィールドの受信は、図7に示されるように、第2のデバイス62Aの電波受信部による割り込みの始動をもたらす。
次のステップ315の間に、サンプリング周期Psmpは、受信される最後のメッセージM1に含有される周波数Fの値の関数として、第2のサンプリング・ソフトウェア119Aによって計算される。このステップは、前に述べられたステップ208に似ており、サンプリング周期Psmpは、方程式(1)を満たす。
それ故に、電圧周期Pvoltageは、第1のメッセージM1に含有される電圧周波数Fの値の助けを借りて、第1のメッセージM1の各受信時に、第2のサンプリング・ソフトウェア119Aによって、再計算される。
第2のデバイス62Aはその後、第1のデバイス60との時間的同期化のステップ320に移行する。受信の瞬間Trの検出は、同期化ソフトウェア122Aの助けを借りて、3つの強度I1A、I2A、I3Aの測定値のサンプリングの開始の瞬間Tmを計算することを可能にする。図7に示されるように、サンプリングの開始の瞬間Tmは、実際には同期化継続時間Dmを加えた受信の瞬間Trに等しく、同期化継続時間Dmは、無線送信継続時間Drを引いた基準継続時間Dfに等しい。無線送信継続時間Drは、電波放出部−受信部70および電波放出部−受信部80Aに依存する値である。無線送信継続時間Drは、放出の開始の瞬間Teと受信の瞬間Trとの間の時間的期間に対応する。
無線送信継続時間Drは、例えば0.6msに実質的に等しく、第2のデバイス62Aに知られている。述べられる例示的実施形態では、無線送信継続時間Drの値は、ステップ300より前に、第2のデバイス62Aのメモリ116Aに記憶される。
第2のデバイス62Aは次いで、受信の瞬間Trから、同期化ソフトウェア122Aの助けを借りて、同期化継続時間Dmに等しい第2のタイムスパンを立ち上げ、同期化継続時間Dmの値は、基準継続時間Dfの値から無線送信継続時間Drの値を引くことによって計算され、無線送信継続時間Drの値および基準継続時間Dfの値は、前に述べられたようにメモリ116Aに記憶される。
第1のデバイス60はその上、ステップ230の間に、基準継続時間Dfに等しい第1のタイムスパンを立ち上げ、その結果第1のデバイス60および第2のデバイス62Aは、ステップ230および320において立ち上げられた第1および第2のタイムスパンが経過したとき、すなわちサンプリング開始の瞬間Tmにおいて、測定電圧値および測定強度値それぞれのサンプリングを同時に始めることになる。
慣例により、第1のメッセージM1の放出に対応する電圧周期は、1に等しい指数kの周期である。第1のメッセージM1がまた、1に等しい指数kの電圧周期の間に受信されてもいるとき、同期化の後のサンプリング開始の瞬間は、その時、2に等しい指数kの電圧周期の開始に対応する。
ステップ320の間に、同期化ソフトウェア122Aは、第1のメッセージの放出周期Pemissionに対応する値に至るまでインクリメントされることを意図されるメーターを、第1のメッセージM1の受信日に初期化する。第2のデバイス62Aはその時、次の第1のメッセージM1の予想される受信の約1ミリ秒前に受信ステップ310に自動的に戻る。
もし第1のメッセージM1が、第2のデバイス62Aによって検出されないならば、受信ウィンドウは、再び閉じられ、同期化は、行われない。メーターはその時、次のありそうなメッセージM1との同期化への新しい試みのためにインクリメントされる。
第2のデバイス62Aは次いで、ステップ330の間に、その電流センサ76Aおよびその第2の取得ソフトウェア118Aを経由して、第1、第2および第3の強度I1A、I2A、I3Aの各々を測定する。
第2のサンプリング・ソフトウェア119Aはその後、3つの強度I1A、I2A、I3Aの測定値をサンプリングし、サンプリングの開始の瞬間Tmは、電圧を測定するための装置66に関して、強度センサ76Aの時間的同期化を確実にするように、前のステップ320の間に計算されている。
第2のデバイス62Aはその後、ステップ340の間に、各測定強度I1A、I2A、I3Aを監視するための一組のパラメータを計算する。各測定強度I1A、I2A、I3Aを監視するためのパラメータは、測定強度I1A、I2A、I3Aの変換の係数を備える。
従って、第2の計算ソフトウェア121Aは、例えばステップ220について述べられた、電圧のフーリエ級数分解の複素係数ReUi,j、ImUi,jの計算に似た仕方で、3つの位相の各測定強度I1A、I2A、I3AのサンプルIiAのフーリエ級数分解の実部ReIiA,jおよび虚部ImIiA,j係数を計算することによって強度I1A、I2A、I3Aの測定値を圧縮する。従って、実部ReIiA,jおよび虚部ImIiA,j係数は、放出周期Pemissionの全体について一度だけ計算される。
フーリエ級数分解の係数ReIiA,j、ImIiA,jは、例えば測定値のサンプルと第1の表TABLE_1および第2の表TABLE_2にそれぞれ含有される係数、
との間の相関を通じて得られる。従って、フーリエ級数分解の係数ReIiA,j、ImIiA,jは、放出周期Pemissionの全体について一度だけ計算される。フーリエ級数分解の係数ReIiA,j、ImIiA,jは、表TABLE_1、TABLE_2と強度サンプルを含有するベクトルとの間のベクトルの積によって計算される。従って、フーリエ級数分解の係数ReIiA,j、ImIiA,jの計算は、簡略化される。
それ故に、またReIiA,1とも表示される、基本波の実部係数は、放出周期Pemissionに等しい継続時間にわたる、強度IiAの信号のサンプルと三相電圧の周波数Fに等しい周波数の余弦との間の相関であり、ただしIiAは、位相番号iの強度を表し、iは、1、2または3に等しい。またImIiA,1とも表示される、基本波の虚部係数は、放出周期Pemissionに等しい継続時間にわたる、強度IiAの信号のサンプルと周波数Fに等しい周波数の正弦との間の相関である。
ReIiA,jと表示され、jが2からJの間にある、階数jの高調波の実部係数は、放出周期Pemissionに等しい継続時間にわたる、強度IiAの信号のサンプルと、周波数Fのj倍に等しい周波数の余弦との間の相関である。ImIiA,jと表示され、jが2からJの間にある、階数jの高調波の虚部係数は、放出周期Pemissionに等しい継続時間にわたる、強度IiAの信号のサンプルと周波数Fのj倍に等しい周波数の正弦との間の相関である。
係数ReIiA,j、およびImIiA,jはその時、次の方程式、
を満たす。
第2の計算ソフトウェア121Aはその後、方程式、
に依拠してフーリエ級数分解の各階数jと関連する有効電力Pi,j,Anを計算する。
第2の計算ソフトウェア121Aはまた、方程式、
i,j,A=Pemission×Pi,j,A (16)
に依拠してフーリエ級数分解の各階数jと関連する有効エネルギーEi,j,Anも計算する。
第2の計算ソフトウェア121Aはその後、方程式、
に従って、電圧および強度のフーリエ係数に基づいて、3つの位相の各々の有効エネルギーEi,Aを計算する。
第2のデバイス62Aは次いで、ステップ350の間に、その第2のメッセージM2Aを策定する。第2のメッセージM2Aは、ステップ340の間に計算された、各位相の有効エネルギーEi,Aの値を含有する。
第2のデバイス62Aの識別子が、前に受信された第1のメッセージM1に含有されたという仮定の下で、第2のデバイス62Aはその時、ステップ360の間に、放出ソフトウェア128Aの助けを借りて、その第2のメッセージM2Aを放出する。逆の場合には、第2のデバイス62Aは、第1のメッセージM1を受信するステップ310に直接戻り、第1のメッセージM1が、その識別子を含有し、それ故に一意のトークンが、それにその第2のメッセージM2Aを放出する権限を与えるようにそれに割り当てられていることを示すとき、その第2のメッセージM2Aを放出することになる。
トークンが第2のデバイス62Aに割り当てられている場合には、放出ステップ360の後に、またはさもなければステップ340の後に、第2のデバイス62Aは、もしメーターが放出周期Pemissionに対応する値に達しているならば、受信ステップ310に戻り、またはさもなければ測定ステップ330に戻る。
他の第2のデバイス62B、・・・、62Nによって実施される監視方法のステップは、参照番号62Aを有する第2のデバイスについて前に述べられたステップ300から360と同一であり、第1のメッセージM1の助けを借りて行われる時間的同期化のために、すべての第2のデバイス62A、・・・、62Nの間で同時に起こる仕方でさらに実行される。
放出ステップ360の間、その第2のメッセージを放出する権限を与えられる、第2のデバイス62A、・・・、62Nの組の中の唯一の第2のデバイスは、その識別子が、前の受信ステップ310の間に受信される第1のメッセージM1に含有される、第2のデバイスである。分配ソフトウェア108は、一意のトークンを連続して第2のデバイス62A、・・・、62Nに割り当てるように、第1のメッセージM1に含有される識別子を昇順に従って決定する。言い換えると、各第2のデバイス62A、・・・、62Nは、そのそれぞれの第2のメッセージM2A、・・・、M2NをN秒ごとに放出する。
図6に示されるように、ステップ400の間に、集中化デバイス64は、その受信ソフトウェア140の助けを借りて、分配されたトークンに基づく機構に従って放出する権限を与えられた第2のデバイスの第2のメッセージ、例えばメッセージM2Aを受信する。
ステップ410の間に、集中化デバイス64はその後、その記録ソフトウェア142を経由して、受信され、かつ第2のメッセージM2Aに含有される値をそのデータベース88に記録する。補足として、処理ソフトウェア144は、記録されたデータの時間刻印(time−stamping)を行う。
ステップ410の間に、集中化デバイス64はその後、その記録ソフトウェア142を経由して、受信されかつ第1のメッセージM1および第2のメッセージM2Aに含有される値をそのデータベース88に記録する。補足として、処理ソフトウェア144は、記録されたデータの時間刻印を行う。
監視システムによって測定された量および計算された量はその後、ステップ430の間に表示ソフトウェア146を経由して、集中化デバイスのマン・マシン・インターフェース90のスクリーンに表示される。これらの量は、数値の形および/または曲線の形で表示される。
集中化デバイス64は最後に、ステップ440の間に、送信ソフトウェア148の助けを借りて、これらの測定量および計算量を、図示されないリモート・サーバーに送信する。リモート・サーバーは、各監視システム20について測定された量および計算された量の集中管理を行うのに適している。
ステップ440の完了時に、集中化デバイス64は、分配されるトークンに基づく機構に従って、次回に放出する権限を与えられた第2のデバイスの第2のメッセージ、例えばメッセージM2Aを受信するために、ステップ400に戻る。
それ故に、本発明による監視システム20は、単一の選択された電圧周期について測定される電圧の値だけでなく、放出周期の全体についての電圧の値の関数として、所与の放出周期Pemissionにわたって直接に有効エネルギーE、E、Eを計算することを可能にする。
それ故に、本発明による監視システム20は、従来技術の監視システムよりも正確である。
監視システム20はさらに、電圧の周波数Fが一定でない場合でさえ、電気エネルギーの測定に適している。
本発明による監視システム20はさらに、電圧を測定するためのモジュール66に関して、各電流センサ76Aの時間的同期化の理由で、三相電流の3つの位相について、有効エネルギーEの非常に正確な測定結果を得ることを可能にする。
時間的同期化は、非常に正確であり、測定される同期化オフセットは、電波放出部−受信部70、80A、・・・、80N、92および情報処理ユニット68、78A、・・・、78N、86の本技術では、プラス・マイナス400ナノ秒の程度である。
デバイス60、62A、・・・、62N、64の組は、それらのそれぞれの電波放出部−受信部70、80A、・・・、80N、92を経由して電波リンクによって一緒に連結され、それによって変圧変電所10への監視システム20の組み込みを容易にすることを可能にする。
第2の実施形態によると、サンプリング周期Psmpは、一定である。サンプリング周期Psmpはその時、方程式、
に依拠して計算される。
第1の相関表TABLE_1および第2の相関表TABLE_2は、ステップ200の間に計算されないが、しかしステップ208の間に計算される。第1の相関表TABLE_1および第2の相関表TABLE_2は次いで、送信ソフトウェア107によって送信される周波数Fの最後の値を使用することによって、各放出周期Pemissionの間に、再計算される。
次のステップ315の間に、第2の決定ソフトウェア123Aは、さらに、方程式(2)および(3)に従って、第1の相関表TABLE_1および第2の相関表TABLE_2を、計算する。このステップは、前に述べられたステップ208に似ている。
この第2の実施形態の動作方式の他のステップは、第1の実施形態のそれらと同一である。
この第2の実施形態の利点は、第1の実施形態のそれらと同様である。監視システム20はその上、そのサンプリング周期が固定される第1および第2のサンプリング・モジュール103、119Aを使用することを可能にする。
図9に述べられる第3の実施形態によると、ステップ300の間に、3つの位相の各測定強度I1A、I2A、I3AのサンプルIiAのフーリエ級数分解の実部ReIiA,j、および虚部ImIiA,j係数は、各電圧周期Pvoltageについて計算される。
従って、第2の決定ソフトウェア123Aは、複数の第1の係数、
を含有する第3の相関表TABLE_3、および複数の第2の係数、
を含有する第4の相関表TABLE_4を決定する。第3の表TABLE_3および第4の表TABLE_4の各々はその時、Nsmp個の係数、
を含有する。
各第1の係数、
は、前の方程式(5)を満たし、各第2の係数、
は、前の方程式(6)を満たし、mは、1からNsmpの間で変化する。
ステップ330の間に、第1、第2および第3の測定強度I1A、I2A、I3Aのサンプルは、それぞれ、I1Am,k、I2Am,k、I3Am,kと表示され、ただしkは、電圧周期Pvoltageの指数(index)であり、mは、1からNsmpの間で変化するサンプル指数である。
従って、ステップ340の間に、第2の計算ソフトウェア121Aは、指数kの各電圧周期について、下記の方程式、
に従って、3つの位相の各測定強度I1A、I2A、I3AのサンプルIiAm,kのフーリエ級数分解の実部ReIiA,j,kおよび虚部ImIiA,j,k係数を計算する。
第2の計算ソフトウェア121Aはその後、方程式、
に依拠して、フーリエ級数分解の各階数jと関連する有効電力Pi,j,Aを計算する。
第2の計算ソフトウェア121Aはまた、方程式、
に依拠して、フーリエ級数分解の各階数jと関連する有効エネルギーEi,j,Aも計算する。
第2の計算ソフトウェア121Aはその後、方程式(17)に従って、電圧および強度のフーリエ係数に基づいて、3つの位相の各々の有効エネルギーEi,Aを計算する。
この第3の実施形態の動作方式の他のステップは、第1の実施形態のステップと同一である。
この第3の実施形態の利点は、第1の実施形態のそれらと同様である。
監視システム20はその時、指数kの各電圧周期に対応する有効エネルギーE、E、Eを計算することを可能にする。従って、監視システム20は、電流の生産主体および消費主体の両方であり、かつ放出周期Pemission未満の継続時間について、消費主体の立場から生産主体の立場に、逆に生産主体の立場から消費主体の立場に移行する設備の監視に適している。
10 変圧変電所
12 電気ネットワーク
14 第1の分電盤
16 第2の分電盤
18 変圧器
20 監視システム
22 入口
24A 第1の入口導体
24B 第1の入口導体
26A 第2の入口導体
26B 第2の入口導体
28A 第3の入口導体
28B 第3の入口導体
32 入口アイソレータ
34 第1の一次導体
36 第2の一次導体
38 第3の一次導体
39 第4の一次導体
40A 第1の出口
40B 第2の出口
40N N番目の出口
42A 第1の二次導体
44A 第2の二次導体
46A 第3の二次導体
48A 第4の二次導体
50 出口アイソレータ
52 一次巻線
54 二次巻線
60 第1の電子デバイス
62A 第2の電子デバイス
62B 第2の電子デバイス
62N 第2の電子デバイス
64 集中化デバイス
66 測定モジュール
68 情報処理ユニット
70 電波放出部−受信部
72 電波アンテナ
74 電力供給モジュール
76A センサ
78A 情報処理ユニット
80A 電波放出部−受信部
80N 電波放出部−受信部
82A 電波アンテナ
82N 電波アンテナ
84A 電力供給モジュール
86 情報処理ユニット
88 データベース
90 マン・マシン・インターフェース
92 電波放出部−受信部
94 電波アンテナ
96 電力供給モジュール
98 プロセッサ
100 メモリ
102 第1の取得ソフトウェア、第1の取得モジュール
103 第1のサンプリング・ソフトウェア、第1のサンプリング・モジュール
104 第1の決定ソフトウェア、第1の決定モジュール
105 第1の計算ソフトウェア、第1の計算モジュール
106 第1の放出ソフトウェア、第1の放出モジュール
107 測定ソフトウェア
108 分配ソフトウェア、分配モジュール
110A 第1の環状体
112A 第1の巻線
114A プロセッサ
116A メモリ
118A 第2の取得ソフトウェア、第2の取得モジュール
119A 第2のサンプリング・ソフトウェア、第2のサンプリング・モジュール
120A 受信ソフトウェア、受信モジュール
121A 第2の計算ソフトウェア、第2の計算モジュール
122A 同期化ソフトウェア、同期化モジュール
123A 第2の決定ソフトウェア、第2の決定モジュール
128A 第2の放出ソフトウェア、第2の放出モジュール
130A 第2の環状体
132A 第2の巻線
134A コンバータ
136 プロセッサ
138 メモリ
140 受信ソフトウェア、受信モジュール
142 記録ソフトウェア、記録モジュール
144 処理ソフトウェア、処理モジュール
146 表示ソフトウェア、表示モジュール
148 送信ソフトウェア、送信モジュール

Claims (14)

  1. 電気導体(34、36、38;42A、44A、46A、・・・、42N、44N、46N)に流れるAC電流に関係する電圧(U1、U2、U3)および強度(I1A、・・・、I3N)の中から電気量(X)を監視するための電子デバイス(60;62A、・・・、62N)において、前記AC電流は、少なくとも1つの位相を備え、前記デバイスは、
    − 前記電気量(X)の少なくとも1つの値を測定するように構成される測定モジュール(66;76A、・・・、76N)と、
    − 前記測定電気量(X)の値をサンプリングするためのモジュール(103;119A、・・・、119N)と、
    − 電波放出部−受信部(70;80A、・・・、80N)と、
    − 前記電波放出部−受信部(70;80A、・・・、80N)に連結される放出モジュール(106;128A、・・・、128N)であって、前記測定量(X)を監視するための少なくとも1つのパラメータの組を含有するデータ・メッセージ(M1;M2A、・・・、M2N)を、放出周期(Pemission)で別の電子デバイスに向けて放出するように構成される、前記放出モジュール(106;128A、・・・、128N)とを備え、
    前記デバイスがさらに、第1の表(TABLE_1)および第2の表(TABLE_2)を決定するためのモジュール(104;123A、・・・、123N)と、前記第1の表(TABLE_1)、前記第2の表(TABLE_2)、および前記サンプリング・モジュール(103;119A、・・・、119N)から生じる前記量(X)のサンプルに基づいて、前記量(X)を監視するための少なくとも1つのパラメータを計算するためのモジュール(105;121A、・・・、121N)とを備え、
    前記第1の表(TABLE_1)が、複数の第1の係数、
    を含有し、各第1の係数、
    が、余弦関数で、前記電気導体(34、36、38;42A、44A、46A、・・・、42N、44N、46N)の電圧の周波数(F)に依存し、
    前記第2の表(TABLE_2)が、複数の第2の係数、
    を含有し、各第2の係数、
    が、正弦関数で、前記周波数(F)に依存し、
    各表(TABLE_1、TABLE_2)の係数、
    の数が、前記放出周期(Pemission)の間の前記量(X)のサンプル数に等しく、
    前記決定モジュール(104;123A、・・・、123N)は、各放出周期(P emission )の間に、最後から2番目の放出周期(P emission )の間に測定される前記周波数(F)の値に基づいて、前記第1の表(TABLE_1)および前記第2の表(TABLE_2)を再計算するのに適していることを特徴とする、電子デバイス(60;62A、・・・、62N)。
  2. 前記第1の係数、
    は、方程式、
    を満たし、
    前記第2の係数、
    は、方程式、
    を満たし、
    ただしjは、1からJの間にあり、Jは、好ましくは5以上の整数であり、
    smpは、前記量(X)についてのサンプリング周期であり、
    mは、1からNtotal_smpの間で変化するサンプル指数であり、Ntotal_smpは、前記放出周期(Pemission)の間の前記量(X)のサンプル数を表す整数である、請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記サンプリング・モジュール(103;119A、・・・、119N)は、前記電気量(X)をサンプリング周期(Psmp)でサンプリングすることができ、前記サンプリング周期(Psmp)の値は、前記最後から2番目の放出周期(Pemission)の間に測定される電圧の前記周波数(F)の値に依存する、請求項1又は2に記載のデバイス(60;62A、・・・、62N)。
  4. 前記デバイス(60)は、前記電気導体(34、36、38)の前記電圧(U1、U2、U3)を監視するために適合され、前記測定モジュール(66)は、前記電圧の前記周波数(F)を測定するように構成され、放出される前記メッセージ(M1)はさらに、前記電圧の前記周波数(F)の測定値を含有する、請求項1からのいずれか一項に記載のデバイス(60)。
  5. 前記測定モジュール(66)は、各電圧サンプル(Ui,m)について、方程式、
    および
    を満たす、対応する電圧位相ベクトル(Pi,m)の実部(RePi,m)および虚部(ImPi,m)を計算するように構成され、
    ただしNsmpは、電圧周期(Pvoltage)の間に取得される電圧サンプル数であり、前記電圧周期(Pvoltage)は、前記周波数(F)の逆数に等しく、かつ
    測定周期(Pmeasure)によって時間的に分離される2つの時間的瞬間にそれぞれ対応する2つの電圧位相ベクトル(Pi,m)に基づいて、前記周波数(F)の値を測定周期(Pmeasure)で測定するように構成される、請求項に記載のデバイス(60)。
  6. 前記測定周期(Pmeasure)は、前記電圧周期(Pvoltage)の半分に実質的に等しい、請求項に記載のデバイス(60)。
  7. 前記デバイス(62A、・・・、62N)は、強度(I1A、・・・、I3N)を監視するために適合され、かつ前記電圧の前記周波数(F)の測定値を備えるデータ・メッセージ(M1)のための受信モジュール(120A、・・・、120N)を備える、請求項1からのいずれか一項に記載のデバイス(62A、・・・、62N)。
  8. 少なくとも1つの一次電気出口導体(34、36、38)および少なくとも1つの二次電気出口導体(42A、・・・、46N)を備える分電盤(16)を監視するための電子システム(20)であって、前記または各二次出口導体(42A、・・・、46N)は、対応する一次出口導体(34、36、38)に電気的に接続され、前記対応する出口導体(34、42A、42B、・・・、38、46A、46B、・・・、46N)は、AC電圧を示し、
    前記システムは、
    − 各一次電気出口導体(34、36、38)の電圧(U1、U2、U3)を監視するための第1の電子デバイス(60)と、
    − 各二次電気導体(42A、・・・、46N)に流れるAC電流の強度(I1A、・・・、I3N)を監視するための少なくとも1つの第2の電子デバイス(62A、・・・、62N)とを備え、
    少なくとも1つの電子監視デバイス(60、62A、・・・、62N)が、請求項1からのいずれか一項に従うことを特徴とする、電子システム(20)。
  9. 各電子監視デバイス(60;62A、・・・、62N)は、請求項1からのいずれか一項に従う、請求項に記載のシステム(20)。
  10. 前記第1の監視デバイス(60)は、請求項からのいずれか一項に従い、各第2の監視デバイス(62A、・・・、62N)は、請求項に従う、請求項またはに記載のシステム(20)。
  11. 前記第1の監視デバイス(60)は、請求項1からのいずれか一項に従い、各第2の監視デバイス(62A、・・・、62N)は、第3の相関表(TABLE_3)および第4の相関表(TABLE_4)を計算することができる決定モジュール(123A、・・・、123N)を備え、
    前記第3の表(TABLE_3)は、複数の第1の係数、
    を含有し、
    前記第4の表(TABLE_4)は、複数の第2の係数、
    を含有し、
    各表(TABLE_3、TABLE_4)の係数、
    の数は、対応する電圧周期(Pvoltage)の間の前記量(X)のサンプル数に等しい、請求項に記載のシステム(20)。
  12. − 少なくとも1つの一次電気出口導体(34、36、38)および少なくとも1つの二次電気出口導体(42A、・・・、46N)を備える分電盤(16)であって、前記または各二次出口導体(42A、・・・、46N)は、対応する一次出口導体(34;36;38)に電気的に接続され、前記対応する出口導体(34、42A、42B、・・・、38、46A、46B、・・・、46N)は、AC電圧を示す、分電盤(16)と、
    − 前記分電盤(16)を監視するためのシステム(20)とを備える、電気キャビネットにおいて、
    前記監視システム(20)が、請求項から11のいずれか一項に従うことを特徴とする、電気キャビネット。
  13. 第1のAC電圧を示す電流を、第2のAC電圧を示す電流に変換するための変電所(10)において、
    前記変電所(10)が、請求項12に記載の電気キャビネットと、電気ネットワーク(12)に連結されるのに適した少なくとも1つの電気入口導体(24A、26A、28A、24B、26B、28B)を備える入口分電盤(14)であって、前記入口導体が、前記第1のAC電圧を示し、前記キャビネットの前記分電盤(16)が、出口分電盤を形成し、前記出口分電盤の対応する出口導体(34、42A、42B、・・・、38、46A、46B、・・・、46N)が、前記第2のAC電圧を示す、入口分電盤(14)と、
    前記入口分電盤(14)と前記出口分電盤(16)との間に接続される変圧器(18)であって、前記第1のAC電圧を示す前記電流を、前記第2のAC電圧を示す前記電流に変換するのに適している前記変圧器(18)とを備えることを特徴とする、変電所(10)。
  14. 電気導体(34、36、38;42A、44A、46A、・・・、42N、44N、46N)に流れるAC電流に関係する電圧(U1、U2、U3)および強度(I1A、・・・、I3N)の中から電気量(X)を監視するための方法において、前記AC電流は、少なくとも1つの位相を備え、
    前記方法は、電子監視デバイス(60;62A、・・・、62N)によって実施され、かつ下記のステップ、
    − b)前記電気量(X)の少なくとも1つの値の測定(210;330)、および前記電気量(X)の測定値のサンプリングと、
    − d)別の電子デバイス(62A、・・・、62N;60;64)に向けられる、前記測定を監視するための少なくとも1つのパラメータの組を含有するデータ・メッセージ(M1;M2A、・・・、M2N)の放出周期(Pemission)を伴う放出(230;350)とを備え、
    前記方法がさらに、ステップb)よりも前に、下記のステップ、
    − a)決定モジュール(104;123A、・・・、123N)による第1の表(TABLE_1)および第2の表(TABLE_2)の決定を備え、
    前記第1の表(TABLE_1)が、複数の第1の係数、
    を含有し、各第1の係数、
    が、余弦関数で、前記電気導体(34、36、38;42A、44A、46A、・・・、42N、44N、46N)の電圧の周波数(F)に依存し、
    前記第2の表(TABLE_2)が、複数の第2の係数、
    を含有し、各第2の係数、
    が、正弦関数で、前記周波数(F)に依存し、
    各表(TABLE_1、TABLE_2)の係数、
    の数が、前記放出周期(Pemission)の間の前記電気量(X)の測定値のサンプル数に等しいこと、
    ならびに前記方法がさらに、ステップb)の後にかつステップd)より前に、下記のステップ、
    − c)前記第1の表(TABLE_1)、前記第2の表(TABLE_2)、およびステップb)の間に得られる前記電気量(X)の測定値のサンプルに基づく、前記電気量(X)の測定値を監視するための少なくとも1つのパラメータの計算を備え
    前記決定モジュール(104;123A、・・・、123N)は、各放出周期(P emission )の間に、最後から2番目の放出周期(P emission )の間に測定される前記周波数(F)の値に基づいて、前記第1の表(TABLE_1)および前記第2の表(TABLE_2)を再計算するのに適していることを特徴とする、方法。
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