JP6625025B2 - フォーマーディスペンサ - Google Patents

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Description

本発明は、内容液と空気との混合物を泡状に吐出させるフォーマーディスペンサに関するものである。
シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔料等を充填した容器では、内容液の泡立て動作を省略して簡便な使用を図る観点から、容器内の内容液を直接泡状にして吐出することができるフォーマーディスペンサを装備したものが多用されている。
かかるディスペンサは、容器の口部に保持されるベースキャップに、内容液を吸引、加圧、圧送を行うピストンと、空気の吸引、加圧、圧送を行うエアピストンをそれぞれ同心に配置した単一のシリンダが取り付けられている。そして、ノズルヘッドを押圧して各ポンプ内のピストンを同期駆動させることで、内容液と空気をそれぞれ各シリンダ内に吸引するとともに加圧、圧送し、ポンプの出側における合流空間にて内容液と空気を相互に混合させつつメッシュ等の発泡部材を通過させることによって、内容液を泡状にして吐出させる仕組みになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−230961号公報
ところで、このようなフォーマーディスペンサにおいて、内容物に香りを付けた上で泡状に吐出させたいというニーズがある。この場合の対応策の一つとして、容器内に既に香り成分を含有させた内容液を充填することが考えられる。しかし、既に量産されている香り成分を含まない内容物に対しても使用時に香りを付けて泡状に吐出させたいというニーズも多く、これに対応するためには、フォーマーディスペンサ内に香料を配置して混合前の空気に晒しておく必要がある。しかし、従来のフォーマーディスペンサのエアシリンダ内に香料を配置すると、エアシリンダのサイズが大きくなり、フォーマーディスペンサ全体が大型化する傾向にあった。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、全体のサイズを抑えつつ、使用時に空気に香りを付着させて内容液と共に泡状に吐出することが可能な、新たなフォーマーディスペンサを提供することにある。
本発明は、容器の口部に保持されるベースキャップと、該ベースキャップにより容器の口部に垂下保持され内容液と空気とをそれぞれ個別に吸引、加圧、圧送する2つのポンプと、該ポンプから圧送された内容液及び空気を合流させるとともに、混合した内容液及び空気をその内側に設けた発泡部材により発泡させて外部へ吐出させるノズルヘッドとを備えるフォーマーディスペンサであって、
内容液の吸引、加圧、圧送に供するポンプは、容器内の内容液を受け入れる液用シリンダと、該液用シリンダの内周面に当接し該液用シリンダ内の内容液を加圧、圧送する液用ピストンと、該液用ピストンから圧送された内容液を前記ノズルヘッドに送給する内部通路を有する中空ステムとを備え、
空気の吸引、加圧、圧送に供するポンプは、
前記中空ステムの周囲に設けられたエアシリンダと、該エアシリンダの内周面に当接し該エアシリンダ内の空気を加圧、圧送するエアピストンとを有する空気用ポンプと、
前記ノズルヘッドに設けられ外部から空気を取り込む補助エアシリンダと、該補助エアシリンダの内部空間を移動して該補助エアシリンダ内の空気を加圧、圧送する補助エアピストンとを有する補助空気用ポンプとを備え、
前記エアシリンダは、前記補助エアシリンダと連通されており、
前記中空ステムは、前記ノズルヘッドの押下及び解放動作により上下方向に変位し、前記液用ピストン、前記エアピストン及び前記補助エアピストンは前記中空ステムに連係して上下方向に変位するものであり、
前記エアシリンダ又は前記補助エアシリンダの少なくともいずれか一方には、香料が空気に晒した状態で配置されていることを特徴とするフォーマーディスペンサである。
また、前記香料はカートリッジに収容され、該カートリッジが前記エアシリンダ又は前記補助エアシリンダの少なくともいずれか一方に取付られていることが好ましい。
また、前記補助エアピストンは開孔及び該開孔を閉塞する逆止弁を有することが好ましい。
本発明のフォーマーディスペンサによれば、全体のサイズを抑えつつ、使用時に空気に香りを付着させて内容液と共に泡状に吐出することが可能となる。
本発明に従うフォーマーディスペンサの一実施形態を、容器の口部に装着した状態で示す断面図である。 図1の状態からノズルヘッドを押下して内容液を吐出させた状態を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明であるフォーマーディスペンサ100の一実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明に従うフォーマーディスペンサ100の一実施形態を、容器Cの口部に装着した状態で示す断面図であって、図2は、図1の状態からノズルヘッド14を押下して、内容物を泡状に吐出している状態を示す断面図である。なお、図2は図1に示すストッパー15を取り外し、後述するスプリング8による上方付勢に抗してノズルヘッド14を押下している状態を示している。また、本願明細書、特許請求の範囲、要約書、及び図面において上下方向とは、フォーマーディスペンサ100を容器Cに装着して水平面上に正立させた状態を基準としており、上方とは図1における上方、下方とは図1における下方を意味するものとする。
図1において、符号1は、容器Cの口部に保持されるベースキャップである。ベースキャップ1は、天面壁1aの縁部より垂下する外壁1bを有していて、外壁1bの内側に設けたネジ部を容器Cの口部に設けたネジ部にねじ込むことで着脱自在に保持される。なお、ベースキャップ1を容器Cに保持するには、アンダーカット等、既知の構成を用いてもよい。また、天面壁1aの中央には上方へ向けて起立する中空頸部1cを設けている。中空頸部1cには、その内周面に上下方向に延びるリブ1eが設けられている。
符号2、3は、ベースキャップ1によって容器Cの口部に垂下保持され内容液と空気とをそれぞれ個別に吸引、加圧、圧送する2つのポンプである。内容液用ポンプ2及び空気用ポンプ3は、液用シリンダ4aと、液用シリンダ4aの上部に一体連結するエアシリンダ4bとが同軸に直列状に配置された形態をなす、単一のシリンダ4によって形成されている。シリンダ4の上方には径方向外側に延在するフランジ4fが設けられていて、容器Cに垂下保持されるにあたっては、このフランジ4fの下面側にパッキンを設け、容器Cの口部との間でパッキンを挟み込むようにしている。
ここで、内容液用ポンプ2は、液用シリンダ4aの底部において、容器C内の内容液を流入させる吸引口4cを有している。また吸引口4cの縁部には、容器Cの底部に向けて延在する吸引パイプPを嵌合保持するための嵌合筒4dを設けている。また液用シリンダ4a内には、液用シリンダ4aの内周面に当接するとともにその軸線に沿って摺動可能に設けられた液用ピストン5が配され、液用ピストン5の内側に形成される内部通路t1には、ポペット6が配される。ポペット6は、その下端に吸引口4cの開閉を行う弁部6aを有し、その上端に内部通路t1の出口の開閉を行う弁部6bを有している。そして、液用ピストン5の外側には、中空ステム7を配している。中空ステム7は、液用ピストン5を取り囲む下部筒状壁7aと、下部筒状壁7aの上部にて一体的に連結する中間フランジ7bと、中間フランジ7bから起立してベースキャップ1の貫通孔1fから突出する上部筒状壁7cとを備えている。また、ポペット6と液用ピストン5との間には、スプリング8が配されている。これにより、液用ピストン5及び中空ステム7はスライド可能に弾性支持される。
上述した中間フランジ7bは、図1に示すように、上部筒状壁7cの外周面から径方向外側に突出する。そして、上部筒状壁7c上部は、径方向内側に延在する内向きフランジ7gを有している。また、内向きフランジ7gの上方には、内向きフランジ7gを弁座とするボール弁Bが設けられている。
空気用ポンプ3は、図1に示すように、エアシリンダ4bの内周面に当接するとともにその軸線に沿って摺動可能に設けられたエアピストン10を備えている。エアピストン10の径方向内側には、中空ステム7を取り囲むとともに初期姿勢にてベースキャップ1の貫通孔1fから突出する筒状ガイド10aが設けられていて、図1に示すように中空ステム7外側と筒状ガイド10a内側との相互間に形成される隙間は、空気を通す第一通気路A1となっている。なお、初期姿勢において、筒状ガイド10aの下端は、中間フランジ7bに当接するように構成されている。また、後述するように中空ステム7は、エアピストン10に対して僅かにスライド可能となっていて、筒状ガイド10aの下端が中間フランジ7bに当接、離反することで、第一通気路A1を開閉する弁として機能する。また、筒状ガイド10aから径方向外側に延在してエアシリンダ4bとの相互間に空気を加圧するための空間を形成する隔壁10cには、エアシリンダ4b内に空気を導入する開孔10dが設けられている。
そして、中空ステム7の上方には、混合した内容液及び空気を、その内側に設けたメッシュリング12(発泡部材)により発泡させて内部通路14aを通して外界へ吐出させるノズルヘッド14が設けられている。本実施形態のノズルヘッド14は、メッシュリング12を保持するジェットリング13を備えていて、このジェットリング13を介してメッシュリング12を保持するようにしている。
本実施形態のメッシュリング12は、リング状となる本体部の一端部にメッシュが取り付けられたものであり、従来のメッシュリングよりもサイズ(直径)が大きなものが用いられている。また、本実施形態では総計2個のメッシュリング12を、それぞれのメッシュが外側を向くように(メッシュを設けていない側が合わせ目となるように)してジェットリング13に取り付けている。
またジェットリング13は、メッシュリング12を取り囲んで保持する上部筒部13aと、上部筒部13aに一体連結するとともに径方向内側に凹ませて該発泡部材を下方から支持する中間筒部13cと、中間筒部13cの下端に設けられ内容液と空気の混合物を通過させるリング開孔13jと、リング開孔13jの直下に設けられてボール弁Bの上方への変位を規制する弁ストッパ13hとを有する。また、中間筒部13cの外周側には、中間筒部13cに一体連結するとともに下方に垂下して下端部が筒状ガイド10aの上端部を取り囲む下部筒部13dが設けられている。
そして下部筒部13dの内周面には、上部筒状壁7cの外周面に当接してジェットリング13を嵌合保持する複数の縦リブ13eが設けられている。なお、縦リブ13eは、下部筒部13dの軸線に沿って上下方向に延在するとともに、その上部は、上部筒状壁7cの上端に沿って径方向内側に延在している。すなわち、縦リブ13eの相互間には、第一通気路A1に通じるとともに、下部筒部13dの軸線に沿って上下方向に延び、且つ上部筒状壁7cの上端に沿って径方向内側に向かう隙間(第二通気路A2)が形成される。なお、図1に示すように初期姿勢において、下部筒部13dの下端とエアピストン10の隔壁10cとの間には、寸法Lの隙間が形成されている。
ノズルヘッド14は、内容液を流動させる内部通路14aが形成されたノズルヘッド本体部14bと、後述する補助エアシリンダ空間30cの外壁を形成するヘッドリング14cとを備えている。ノズルヘッド本体部14bには、その裏面に、上部筒部13aを嵌合保持する内部筒状壁14dが設けられている。また、ヘッドリング14cの下端と中空頸部1cの上端との間には、半径方向に隙間が設けられており、この隙間は、外部から補助エアシリンダ空間30c内に空気を導入する第三通気路A3を形成している。
次に、第2の空気用ポンプである補助空気用ポンプ30について説明する。補助空気用ポンプ30は、図1に示すように、補助エアシリンダ空間30cを構成するヘッドリング14cと、ヘッドリング14cの内周面に摺動しつつ上下に移動可能な補助エアピストン30sとを有している。補助エアピストン30sには、上下に貫く開孔30s1が設けられると共に、開孔30s1を開放及び閉塞する逆止弁30vが設けられている。また、補助エアピストン30sの内周端から下方にはシール周壁30s3が垂下しており、シール周壁30s3の下端はエアピストン10の隔壁10cの一端に当接している。また、シール周壁30s3と下部筒部13dとの半径方向の隙間は、補助エアシリンダ空間30cとエアシリンダ4bとを連通する第四通気路A4を形成している。
補助エアシリンダ空間30c内には、香料カートリッジ20が挿入されている。香料カートリッジ20は、カートリッジ本体22と蓋体24により構成され、カートリッジ本体22内には香料Fが収容されている。カートリッジ本体22の底部には、複数の開孔22aが設けられており、気化した香料成分が開孔22aから補助エアシリンダ空間30c内に入り、更に第四通気路A4、開孔10d、第一通気路A1及び第二通気路A2を経由して合流空間Gに供給される。なお、香料カートリッジ20は、カートリッジ本体22がノズルヘッド本体部14bに設けられたヘッド開孔14fに挿入され、カートリッジ本体22の外周面に設けられた係合突起22bがアンダーカット係合することにより固定されている。
なお、本実施形態では、固体の香料を用いることを想定しているが、この態様に限定されるものではなく、液体香料等、他の形態であってもよい。
ベースキャップ1の天面壁1aとヘッドリング14cとの間には、ノズルヘッド14の不用意な押し下げを阻止するストッパー15が設けられている。ストッパー15は、平面視で略C字状をなすものであり、中空頸部1cの側方から着脱自在に装着することができる。
このように構成されるフォーマーディスペンサ100において、図1に示すストッパー15を取り外してノズルヘッド14を下方に押し込むと、ジェットリング13につながる中空ステム7が、図1に示す寸法Lの分、エアピストン10に対して僅かにスライドする。換言するとエアピストン10のスライドは、中空ステム7のスライドよりも寸法Lの分だけ遅れて始まることになる。これにより、図2に示すように筒状ガイド10aの下端が中間フランジ7bから離反して、エアピストン10の内側と第一通気路A1とが連通する。そして、ノズルヘッド14の押し込みを継続すると、エアピストン10の移動により、エアピストン10の内側の空気が加圧され、かかる空気は、第一通気路A1及び第二通気路A2を通って、中空ステム7とジェットリング13とで形成される空間(合流空間G)に向かう。
また、ノズルヘッド14の下方への押し込みによって、図2に示すように、ヘッドリング14cによって形成される補助エアシリンダ空間30c内で、補助エアピストン30sが内周面に摺動しながら上昇する。これによって補助エアシリンダ空間30c内の圧力が高まり、香料成分が気化した空気が第四通気路A4を通過し、更に開孔10d、第一通気路A1及び第二通気路A2を通って、中空ステム7とジェットリング13とで形成される空間(合流空間G)に向かう。
一方、液用シリンダ4aでは、ポペット6の弁部6aが液用シリンダ4aの内面に当接して吸引口4cが閉じ、液用シリンダ4a内が加圧され、更なるノズルヘッド14の押し込みにより、図2に示すように液用ピストン5における内部通路t1の出口からポペット6の弁部6bが離反し、内部通路t1内に存在する内容液が、中空ステム7の上部筒状壁7cの内側(内部通路t2)内に流れる。そして、液用シリンダ4a内の加圧によってボール弁Bが押し上げられて弁が開放するため、内容液は、図2に示すように、第二通気路A2を通り抜けた空気とともに合流空間Gへ流れる。
そして、合流空間Gにて気液混合状態となった内容液は、メッシュリング12を通って泡状となり、ノズルヘッド14の内部通路14aを通って外界へ吐出される。
ノズルヘッド14を押し切った後、押し込みにかかる力を取り除くと、スプリング8の反発力で液用ピストン5、中空ステム7は初期姿勢へと復帰し、ボール弁Bは、内部通路t2内の圧力低下に伴い自重で内向きフランジ7gに着座する。
この復帰過程において、液用ピストン5の上方へのスライドによって液用シリンダ4a内が負圧となり、ポペット6が僅かに上昇して弁部6aが開放される。弁部6aの開放により液用シリンダ4aの吸引口4cが開き、吸引口4cから液用シリンダ4a内に容器C内の内容液が吸引される。
一方、エアシリンダ4bでは、エアピストン10の上方へのスライドが寸法Lの分だけ遅れて始まるため、図1に示すように第一通気路A1は、筒状ガイド10aの下端が中間フランジ7bに当接して閉じた状態となる。このため、エアピストン10が上方へスライドすると、エアピストン10の内側は負圧となるため、第四通気路A4及び補助エアシリンダ空間30c内も負圧となり、開孔30s1を閉じていた逆止弁30vが開放され、外部と連通する第三通気路A3から流入した空気がリブ30s2、開孔30s1及び逆止弁30vを経由して補助エアシリンダ空間30c内に導入される。補助エアシリンダ空間30c内に導入された空気の一部は、更に第四通気路A4、及び開孔10dを通ってエアピストン10の内側に流入する。また、エアシリンダ4bの上部には、図1に示すように横孔4eが設けられていて、ベースキャップ1の中空頸部1cの内側を通った空気は、横孔4eを通して容器C内にも流入する。これにより、内容物が容器C内から吐出されても、容器C内が負圧状態のままになることはない。
このようにしてノズルヘッド14の押し込みと初期姿勢への復帰を繰り返し行うことで、容器C内の内容液を泡状にして連続的に吐出させることができる。
なお、本実施形態では、香料カートリッジ20を補助空気用ポンプ30に取り付けるように構成したが、この態様には限定されない。空気用ポンプ3に香料カートリッジ20を取り付けると共に排気量を抑えて空気用ポンプ3のサイズの増大を抑制する一方、補助空気用ポンプ30の排気量を増やすことによってフォーマーディスペンサ100全体として所定の空気の供給量を確保するように構成してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、内容液用ポンプ2の外周側に空気用ポンプ3を設けると共に、ノズルヘッド14内に補助空気用ポンプ30を設け、空気用ポンプ3のエアシリンダ4bと補助空気用ポンプ30の補助エアシリンダ空間30cとを連通させると共に、補助エアシリンダ空間30c内に香料Fを収容した香料カートリッジ20を配置するように構成した。これによって、空気用ポンプ3を大型化することなく、ノズルヘッド14の外周側のスペースを有効利用して補助空気用ポンプ30を形成して香料Fを配置することができるので、フォーマーディスペンサ100を大型化することなく、使用時に混合液に香りを付着させて泡状に吐出することができる。特に本実施形態では、香料Fを補助エアシリンダ空間30cに配置し、空気に香りを付けるように構成したので、内容液に香りを付ける場合と異なり、使用の途中で香料Fを他の香料に置き換えて継続使用することができる。
また、本実施形態によれば、香料Fを香料カートリッジ20に収容して補助エアシリンダ空間30cに取り付けるように構成したので、香料Fの着脱を容易に行って異なる香りを付着させることができる。
また、本実施形態によれば、補助エアピストン30sは開孔30s1を閉塞する逆止弁30vを有するように構成したので、ノズルヘッド14を押下して内容液を吐出する際に、エアシリンダ4b及び補助エアシリンダ空間30c内の空気が外部に漏出することがない。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部に含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
本発明のフォーマーディスペンサ100によれば、全体サイズを抑えつつ、空気に香りを付着させて内容液と共に泡状に吐出させることが可能となる。
1 ベースキャップ
1a 天面壁
1b 外壁
1c 中空頸部
1e リブ
1f 貫通孔
2 内容液用ポンプ(ポンプ)
3 空気用ポンプ(ポンプ)
4 シリンダ
4a 液用シリンダ
4b エアシリンダ
4c 吸引口
4d 嵌合筒
4e 横孔
4f フランジ
5 液用ピストン
6 ポペット
6a 弁部
6b 弁部
7 中空ステム
7a 下部筒状壁
7b 中間フランジ
7c 上部筒状壁
7g 内向きフランジ
8 スプリング
10 エアピストン
10a 筒状ガイド
10b リブ
10c 隔壁
10d 開孔
12 メッシュリング(発泡部材)
13 ジェットリング
13a 上部筒部
13c 中間筒部
13d 下部筒部
13e 縦リブ
13h 弁ストッパ
13j リング開孔
14 ノズルヘッド
14a 内部通路
14b ノズルヘッド本体部
14c ヘッドリング(補助エアシリンダ)
14d 内部筒状壁
14f ヘッド開孔
15 ストッパー
20 香料カートリッジ
22 カートリッジ本体
22a 開孔
22b 係合突起
24 蓋体
30 補助空気用ポンプ
30c 補助エアシリンダ空間
30s 補助エアピストン
30s1 開孔
30s2 リブ
30s3 シール周壁
30v 逆止弁
100 フォーマーディスペンサ
A1 第一通気路
A2 第二通気路
A3 第三通気路
A4 第四通気路
B ボール弁
C 容器
F 香料
G 合流空間
L 寸法
P 吸引パイプ
t1 内部通路
t2 内部通路

Claims (3)

  1. 容器の口部に保持されるベースキャップと、該ベースキャップにより容器の口部に垂下保持され内容液と空気とをそれぞれ個別に吸引、加圧、圧送する2つのポンプと、該ポンプから圧送された内容液及び空気を合流させるとともに、混合した内容液及び空気をその内側に設けた発泡部材により発泡させて外部へ吐出させるノズルヘッドとを備えるフォーマーディスペンサであって、
    内容液の吸引、加圧、圧送に供するポンプは、容器内の内容液を受け入れる液用シリンダと、該液用シリンダの内周面に当接し該液用シリンダ内の内容液を加圧、圧送する液用ピストンと、該液用ピストンから圧送された内容液を前記ノズルヘッドに送給する内部通路を有する中空ステムとを備え、
    空気の吸引、加圧、圧送に供するポンプは、
    前記中空ステムの周囲に設けられたエアシリンダと、該エアシリンダの内周面に当接し該エアシリンダ内の空気を加圧、圧送するエアピストンとを有する空気用ポンプと、
    前記ノズルヘッドに設けられ外部から空気を取り込む補助エアシリンダと、該補助エアシリンダの内部空間を移動して該補助エアシリンダ内の空気を加圧、圧送する補助エアピストンとを有する補助空気用ポンプとを備え、
    前記エアシリンダは、前記補助エアシリンダと連通されており、
    前記中空ステムは、前記ノズルヘッドの押下及び解放動作により上下方向に変位し、前記液用ピストン、前記エアピストン及び前記補助エアピストンは前記中空ステムに連係して上下方向に変位するものであり、
    前記エアシリンダ又は前記補助エアシリンダの少なくともいずれか一方には、香料が空気に晒した状態で配置されていることを特徴とするフォーマーディスペンサ。
  2. 前記香料はカートリッジに収容され、該カートリッジが前記エアシリンダ又は前記補助エアシリンダの少なくともいずれか一方に取付られている、請求項1に記載のフォーマーディスペンサ。
  3. 前記補助エアピストンは開孔及び該開孔を閉塞する逆止弁を有する、請求項1又は2に記載のフォーマーディスペンサ。
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