以下、本実施にかかる照明装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下では、照明装置として家屋の天井等から吊り下げられて電球が空間に露出する天井吊りの露出型照明装置を例示する。
また、以下の複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
本実施形態にかかる照明装置10は、図1および図2に示すように、電球20と、電球20が取り付けられるソケット30と、を備えている。
ソケット30は、様々な場所に固定することができ、例えば、屋内の天井から吊り下げられたコードや天井に固定されたブラケット等に固定することができる。なお、ソケット30は、屋外の軒等にコードやブラケット等を介して固定することも可能である。そして、このソケット30には電球20が着脱可能に取り付けられている。
さらに、本実施形態では、照明装置10は、電球20の落下を抑制するワイヤ40を備えている。具体的には、ワイヤ40の電球側取付部(一端)410を電球20に取り付け、相手側取付部(他端)を天井やソケット30が固定されるコード等に取り付けることで、ソケット30から外れた電球20がワイヤ40によって吊り下げられるようにしている。なお、ワイヤ40の相手側取付部(他端)をソケット30に固定することも可能である。このように、ソケット30から外れた電球20をワイヤ40によって吊り下げることで、ソケット30から外れた電球(ソケット30に取り付けられる部材)20が床等に落下してしまうのを抑制できるようにしている。このようなワイヤ40としては、例えば、金属製のワイヤを用いることができる。
電球20は、図1〜図4に示すように、本体部210と、本体部210に取り付けられる口金220と、ワイヤ40が取り付けられる電球側ワイヤ取付部50と、を備えている。
本体部210は、下側(ソケット30とは反対側)から上側(ソケット30側)に向かうにつれて縮径する略筒状に形成されている。すなわち、本体部210は、中空を有する略円錐台形状に形成されている。この本体部210は、熱伝導性を有する樹脂(例えば、ポリブチレンテレフタレート等)やセラミック等で形成することができる。なお、金属(例えば、アルミニウム等)を用いて本体部210を形成することも可能であるし、一部を樹脂やセラミック等で形成しつつ他の部位を金属で形成することも可能である。
そして、本体部210の下側には光源230が設けられており、本体部210の上側には口金220が取り付けられている。
口金220は、略円筒形状をしており外周面に雄ネジ部221aが形成されているシェル221と、シェル221に絶縁部222を介して装着されるアイレット223と、を備えている。
光源230は、発光素子としてのLEDチップを用いて形成することができる。例えば、LEDチップを基板に実装して形成した発光モジュールを本体部210の下側に取り付けることで、光源230を形成することができる。
そして、本体部210の中空部に回路ユニットを配置し、口金220を介して受電した電力が発光モジュールに供給される構成とすることができる。このとき、電球20をソケット30に取り付けていない状態では、シェル221とアイレット223とが電気的に接続されないようにしている。例えば、シェル221を、リード線を介して回路ユニットおよび発光モジュールに接続させるとともに、アイレット223を、シェル221に接続されたリード線とは別のリード線を介して回路ユニットおよび発光モジュールに接続させることができる。こうすれば、電球20をソケット30に取り付けていない状態では、シェル221とアイレット223とが電気的に接続されていない状態とすることができる。
さらに、本実施形態では、本体部210の下端に、光透過性を有するドーム型のグローブ240が光源230を覆うように取り付けられている。このグローブ240は、透明のガラスや樹脂等を用いて形成することができる。また、半透明のガラスや樹脂等を用いてグローブ240を形成することもできる。
一方、ソケット30は、ソケット本体310と、ソケット本体310に設けられて口金220が取り付けられる受け口320と、を備えている。
ソケット本体310は、例えば、耐熱性プラスチック等の絶縁材料を用いて形成することができ、長手方向(上下方向)の中程が仕切壁311によって仕切られた略円筒状をしている。
そして、このソケット本体310の下側には、下方に開口する凹部が形成されており、この凹部が受け口320となっている。
そして、この受け口320内には、口金220を受け口320に取り付けた際に、シェル221が接触するシェル受金321と、アイレット223が接触するアイレット接片323と、が取り付けられている。
シェル受金321は、シェル221の雄ネジ部221aが螺合する筒状雌ネジ部321aを有しており、ソケット本体310の仕切壁311に小ネジ331で固定されている。
一方、アイレット接片323は、短冊状の金属片を屈曲させた形状をしており、仕切壁311に小ネジ332で片持ち状態で固定されている。
そして、シェル受金321がリード線333を介して商用電源等の電源(図示せず)に接続されるとともに、アイレット接片323がリード線334を介して商用電源等の電源(図示せず)に接続されている。こうすることで、電球20をソケット30に取り付けていない状態では、シェル受金321とアイレット接片323とが電気的に接続されないようにしている。
本実施形態では、このような構成をした電球20をソケット30に対して一方向に相対回転させながら口金220を受け口320に挿入することで、電球20がソケット30に取り付けられるようにしている。
そして、電球20をソケット30に取り付ける過程では、まず初めに、シェル221の雄ネジ部221aがシェル受金321の筒状雌ネジ部321aに螺合されることとなる。
そして、シェル221の雄ネジ部221aをシェル受金321の筒状雌ネジ部321aに螺合させた状態で電球20をさらに回転させると、アイレット223がアイレット接片323に接触することとなる。
このように、シェル221の雄ネジ部221aをシェル受金321の筒状雌ネジ部321aに螺合させつつ、アイレット223をアイレット接片323に接触させることで、シェル221とアイレット223とが電気的に接続されることとなる。さらに、シェル受金321とアイレット接片323とが電気的に接続されることとなる。
例えば、光源230を上述した構成とした場合、発光モジュールに接続される回路ユニットは、シェル221側のリード線、シェル221、シェル受金321、リード線333を介して商用電源等の電源の一方側に電気的に接続されることとなる。さらに、回路ユニットは、アイレット223側のリード線、アイレット223、アイレット接片323、リード線334を介して商用電源等の電源の他方側に電気的に接続されることとなる。
このように、回路ユニットに商用電源等の電源が電気的に接続されることで、回路ユニットに接続された発光モジュールに電力が供給されて、LEDチップを発光させることができるようになっている。
すなわち、本実施形態にかかる照明装置10は、電球20をソケット30に取り付けることで、光源230に電力が供給されるようにし、光源230を発光させるものである。
一方、ソケット30に取り付けられた電球20をソケット30に対して他方向(上記一方向とは逆の方向)に相対回転させれば、電球20をソケット30から取り外すことができる。
このように、本実施形態にかかる照明装置10は、電球20をソケット30に対して相対回転させることで、電球20をソケット30に取り付けたり、電球20をソケット30から取り外したりすることができる構成となっている。
したがって、電球20をソケット30に装着したり、電球20をソケット30から取り外したりする際には、電球20をソケット30に対して相対回転させることとなる。
このとき、ワイヤ40を通常の電球の本体部に単に固定しただけでは、ワイヤ40は、他端が固定された状態で、一端410側が電球20の回転に伴って回転するため、ワイヤ40が電球20に絡まってしまう場合がある。このように、ワイヤ40が電球20に絡まってしまうと、ワイヤ40が口金220に接触してしまうことがある。そして、ワイヤ40が口金220に接触した場合、口金220のシェル221とアイレット223とが短絡してしまうおそれがある。
そこで、本実施形態では、ワイヤ40が口金(ソケット30に取り付けられる口金)220に接触してしまうのを抑制できるようにした。
具体的には、本体部210に保護部材260を設け、この保護部材260によって口金220の周囲が覆われるようにした。
さらに、本実施形態では、保護部材260を本体部210とは別体に形成し、この保護部材260が本体部210に着脱可能に取り付けられるようにしている。
具体的には、保護部材260は、電球20の本体部210に取り付けられる取付部262と、取付部262に連設されて、当該取付部262を本体部210に取り付けた状態で本体部210に取り付けられた口金220を覆う筒状部261と、を備えている。
このように、本実施形態では、口金220の周囲を筒状部261で覆うことで、電球20に取り付けられたワイヤ40が口金220に接触してしまうのを抑制できるようにしている。
取付部262の下部中央には、口金220が挿入される挿通孔263が形成されており、取付部262の内面(挿通孔263に臨む面)には、雌ネジ部262aが形成されている。
そして、取付部262の上端の全周にわたって、略円筒状の筒状部261が連設されている。この筒状部261の内部空間は、挿通孔263に連通するとともに上方に開口している。
したがって、本実施形態にかかる保護部材260は、上下方向(電球20のソケット30への着脱方向)の両側が開口した略筒状をしている。
そして、本体部210の上部(口金220側)には雄ネジ部210aが形成されており、この雄ネジ部210aに取付部262の雌ネジ部262aを螺合させることで、取付部262を本体部210に着脱可能に取り付けている。
なお、本体部210とは別体に形成された保護部材260を本体部210に着脱可能に取り付ける必要はなく、溶接や溶着等によって保護部材260を本体部210に一体化させることも可能である。また、保護部材260を本体部210に一体に形成することも可能である。
さらに、本実施形態では、筒状部261の内径がソケット本体310の外径よりも大きくなるようにしている。したがって、口金220を受け口320に取り付けた状態では、ソケット本体310の外周が保護部材260の筒状部261によって覆われるようになっている。
また、保護部材260を本体部210に取り付けた状態では、筒状部261の先端261aが口金220の先端220aよりも上方に位置するようになっている。すなわち、口金220の本体部210側から先端220aまでの全ての部位が、筒状部261の内側に収容されるようにしている。
さらに、本実施形態では、ワイヤ40が電球20に絡まってしまうのを抑制できるようにしている。
具体的には、ワイヤ40が取り付けられる電球側ワイヤ取付部50を本体部210および保護部材260とは別体に設けている。
そして、電球側ワイヤ取付部50が本体部210および保護部材260に対して相対回転できるように、電球側ワイヤ取付部50を保護部材260に取り付けている。
本実施形態では、略板状の電球側ワイヤ取付部50を保護部材260に相対回転可能に取り付けている。この電球側ワイヤ取付部50は、例えば、樹脂や金属等の材料を用いて形成することができる。
さらに、本実施形態では、電球側ワイヤ取付部50は、保護部材260に挿通される挿通孔511が形成された略円環状の電球側取付部本体510を備えている。なお、電球側取付部本体510は円環状に形成する必要はなく、一部が切り欠かれた略C字状となるようにすることも可能である。
そして、この電球側取付部本体510には、ワイヤ40が固定される電球側ワイヤ固定部520が、径外方向に突出するように連設されている。
さらに、この電球側ワイヤ固定部520には貫通孔521が形成されており、この貫通孔521にワイヤ40の端部(一端410)を挿通させて結びつけることで、ワイヤ40を電球側ワイヤ固定部520に固定している。なお、ワイヤ40の電球側ワイヤ固定部520への固定方法は、上記の方法に限られるものではなく、様々な方法で固定することができる。例えば、ワイヤ40の端部(一端410)にフック部材を取り付け、当該フック部材を電球側ワイヤ固定部520の貫通孔521に引っ掛けて係合させるようにすることも可能である。
一方、保護部材260には、電球側ワイヤ取付部50を相対回転可能に取り付ける被取付部250が形成されている。
本実施形態では、被取付部250は、電球側取付部本体510の挿通孔511に挿通される柱状部251と、柱状部251の下部から径外方向に突設されて、電球側ワイヤ取付部50の下方への移動を規制する下側フランジ部252と、を備えている。
さらに、被取付部250は、柱状部251の上部に取り付けられ、電球側ワイヤ取付部50の上方への移動を規制する上側フランジ部253を備えている。
そして、本実施形態では、柱状部251および下側フランジ部252は、保護部材260に一体に設けられており、上側フランジ部253は、保護部材260とは別体に設けられている。なお、柱状部251や下側フランジ部252を保護部材260とは別体に設けることも可能であるし、上側フランジ部253を保護部材260と一体に設けることも可能である。すなわち、上側フランジ部253、柱状部251および下側フランジ部252のそれぞれを、保護部材260と一体に形成することもできるし、保護部材260とは別体に形成することもできる。
さらに、本実施形態では、上側フランジ部253は、柱状部251の上部に着脱可能に取り付けられている。具体的には、上側フランジ部253は略円環状をしており、内面側に雌ネジ部253aが形成されている。そして、柱状部251の上部には雄ネジ部251aが形成されており、柱状部251の雄ネジ部251aと上側フランジ部253の雌ネジ部253aとを螺合させることで、上側フランジ部253が柱状部251の上部に取り付けられるようにしている。なお、上側フランジ部253の柱状部251への取付方法は、螺合に限られるものではなく、様々な方法を用いることができる。例えば、嵌合等により上側フランジ部253を柱状部251に着脱可能に取り付けることが可能である。
また、保護部材260とは別体に形成された上側フランジ部253を柱状部251に着脱可能に取り付ける必要はなく、溶接や溶着等によって上側フランジ部253を保護部材260に一体化させることも可能である。
そして、上側フランジ部253を柱状部251の上部に取り付けた際には、上側フランジ部253と下側フランジ部252との間に、円周状の溝254が全周にわたって形成されることとなる。そして、この溝254内に、電球側取付部本体510の少なくとも内周側が収容されるようになっている。
ここで、本実施形態では、柱状部251の溝254が形成される部位における外径が、電球側取付部本体510の挿通孔511の内径よりも小さくなるようにしている。すなわち、柱状部251の溝254が形成される部位における外面(溝254の奥面)と電球側取付部本体510の内面との間に隙間dが形成されるようにしている(図5参照)。
さらに、下側フランジ部252の外径および上側フランジ部253の外径が、電球側取付部本体510の挿通孔511の内径よりも大きくなるようにしている。
このような構成とすることで、電球側ワイヤ取付部50を被取付部250に取り付けた際には、電球側取付部本体510が、溝254から抜けてしまうのが抑制された状態で、溝254に沿って相対回転することとなる。
なお、電球側ワイヤ取付部50および被取付部250は、互いに接触した際に比較的大きな摩擦が生じてしまうのを抑制できるようにするのが好ましい。例えば、電球側ワイヤ取付部50および被取付部250における少なくとも互いに接触可能な部位を、摩擦係数が比較的小さい材料を用いて形成するのが好ましい。こうすれば、電球側ワイヤ取付部50および被取付部250が互いに接触した際に、比較的大きな摩擦が生じてしまうのが抑制されるため、電球側ワイヤ取付部50を保護部材260に対してよりスムーズに相対回転させることができるようになる。
この電球側ワイヤ取付部50は、例えば、下記の方法によって被取付部250に取り付けることができる。
まず、上側フランジ部253を柱状部251から取り外した状態で、電球側取付部本体510の挿通孔511を電球20に口金220側から挿入する(図4参照)。
次に、上側フランジ部253の貫通孔を口金220側から挿入して、上側フランジ部253の雌ネジ部253aを柱状部251の雄ネジ部251aに螺合させて、上側フランジ部253を柱状部251の上部に取り付ける(図4の二点鎖線参照)。
こうして、電球側ワイヤ取付部50が被取付部250に、抜け止めされた状態で相対回転可能に取り付けられる。
なお、電球側取付部本体510を、例えばゴム等の弾性変形可能な材料で形成し、上側フランジ部253を柱状部251に取り付けた状態で、電球側ワイヤ取付部50を被取付部250に取り付けられるようにしてもよい。
このように、本実施形態では、ワイヤ40を、電球側ワイヤ取付部50を介して保護部材260に相対回転可能に取り付けている。こうすることで、電球20のソケット30への着脱の際に、電球20をソケット30に対して相対回転させたとしても、ワイヤ40の一端410側が固定されている電球側ワイヤ取付部50が本体部210および保護部材260に対して相対回転することとなる。このように、電球側ワイヤ取付部50を本体部210および保護部材260に対して相対回転させるようにすると、電球20のソケット30への着脱の際には、電球20における電球側ワイヤ取付部50以外の部位のみがソケット30に対して相対回転することとなる。すなわち、ワイヤ40の一端410側が電球20の回転に伴って回転してしまうのが抑制されることとなる。その結果、ワイヤ40が電球20(本体部210や保護部材260等)に絡まってしまうのを抑制することができるようになる。
なお、被取付部250を本体部210に設け、電球側ワイヤ取付部50を本体部210に相対回転可能に取り付けるようにすることも可能である。
以上説明したように、本実施形態の照明装置10は、電球20と、電球20が取り付けられるソケット30と、電球(ソケット30に取り付けられる部材)20の落下を抑制するワイヤ40と、を備えている。
また、電球20は、本体部210と、本体部210に取り付けられる口金220と、本体部210に設けられて口金220の周囲を覆う保護部材260と、を備えている。
さらに、電球20は、ワイヤ40が取り付けられ、保護部材260(本体部210および保護部材260のうち少なくともいずれか一方)に取り付けられる電球側ワイヤ取付部50を備えている。
そして、電球側ワイヤ取付部50が、本体部210および保護部材260に対して相対回転可能に取り付けられている。
こうすることで、ワイヤ40が口金220に接触してしまうのを抑制することができるようになる。さらに、電球20のソケット30への着脱の際に、電球20における電球側ワイヤ取付部50以外の部位のみをソケット30に対して相対回転させることができるようになる。その結果、ワイヤ40の一端410側が電球20の回転に伴って回転してしまうのを抑制することができ、ワイヤ40が電球20(本体部210や保護部材260等)に絡まってしまうのを抑制することができるようになる。
そして、ワイヤ40が電球20に絡まってしまうことを抑制できるようにすれば、電球20のソケット30への着脱作業をより容易に行うことができるようになる。
また、ワイヤ40が口金220に接触してしまうのを抑制できるようにすれば、口金220のシェル221とアイレット223とが短絡してしまうのを抑制することができるようになる。
また、本実施形態では、電球側ワイヤ取付部50が保護部材260に相対回転可能に取り付けられている。
このように、電球側ワイヤ取付部50が保護部材260に取り付けられるようにすることで、ワイヤ40の口金220への接触を抑制する保護部材260が設けられた電球20に、より容易に電球側ワイヤ取付部50を取り付けることができるようになる。
また、本実施形態では、電球側ワイヤ取付部50は、保護部材260の筒状部261(電球側ワイヤ取付部50が取り付けられる部位)に形成された円周状の溝254に沿って相対回転する電球側取付部本体510を備えている。さらに、電球側ワイヤ取付部50は、電球側取付部本体510に設けられてワイヤ40が固定される電球側ワイヤ固定部520を備えている。
こうすれば、より簡素な構成で、電球側ワイヤ取付部50を、本体部210および保護部材260に対して相対回転可能に取り付けることができる。
また、本実施形態では、電球側取付部本体510が円環状をしており、電球側取付部本体510の少なくとも内周側が溝254内に収容されている。
こうすれば、電球側ワイヤ取付部50を、保護部材260に対してよりスムーズに相対回転させることができるようになる。
また、本実施形態では、ソケット30は、ソケット本体310と、ソケット本体310に設けられて口金220が取り付けられる受け口320と、を備えている。
そして、保護部材260が、口金220を受け口320に取り付けた状態で、ソケット本体310の外周を覆うようにしている。
こうすることで、電球20をソケット30に取り付ける際に、ワイヤ40が受け口320内に入り込んで、口金220と受け口320とで挟まれてしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、保護部材260は、口金220を覆う筒状部261を備えており、本体部側から先端220aまでの口金220が筒状部261の内側に収容されるようにしている。
こうすれば、より確実にワイヤ40が口金220に接触してしまうのを抑制することができる。
このとき、筒状部641の内径がソケット本体310の外径よりも大きくなるようにすれば、アダプタ側口金630を受け口320内に挿入する前に、ソケット本体310の外周が筒状部641によって覆われるため、アダプタ60をソケット30に取り付ける際に、ワイヤ40がアダプタ側口金630と受け口320とで挟まれてしまうのをより確実に抑制することができるようになる。
このように、本実施形態によれば、アダプタ(ソケット30に取り付けられる部材)60の落下を抑制しつつ、アダプタ側口金(ソケット30に取り付けられる口金)630にワイヤ40が接触してしまうのを抑制することのできる照明装置10Aおよびアダプタ60を得ることができる。また、上記照明装置10Aで用いられるアダプタ60を得ることができる。さらに、上記アダプタ60に取り付けられるアダプタ側保護部材640を得ることができる。
(第2実施形態)
本実施形態にかかる照明装置10Aは、図7に示すように、電球20Aとソケット30とを備えている。
電球20Aは、基本的に上記第1実施形態で示した電球20とほぼ同様の構成をしている。すなわち、電球20Aは、本体部210と、本体部210に取り付けられる口金220と、を備えている。
本体部210は、下側(ソケット30とは反対側)から上側(ソケット30側)に向かうにつれて縮径する略筒状に形成されている。すなわち、本体部210は、中空を有する略円錐台形状に形成されている。この本体部210は、熱伝導性を有する樹脂(例えば、ポリブチレンテレフタレート等)やセラミック等で形成することができる。なお、金属(例えば、アルミニウム等)を用いて本体部210を形成することも可能であるし、一部を樹脂やセラミック等で形成しつつ他の部位を金属で形成することも可能である。
そして、本体部210の下側には光源230が設けられており、本体部210の上側には口金220が取り付けられている。
口金220は、略円筒形状をしており外周面に雄ネジ部221aが形成されているシェル221と、シェル221に絶縁部222を介して装着されるアイレット223と、を備えている。
光源230は、上記第1実施形態で示した電球20と同様に、発光素子としてのLEDチップを用いて形成することができる。
さらに、本実施形態では、本体部210の下端に、光透過性を有するドーム型のグローブ240が光源230を覆うように取り付けられている。このグローブ240は、透明のガラスや樹脂等を用いて形成することができる。また、半透明のガラスや樹脂等を用いてグローブ240を形成することもできる。
一方、ソケット30は、ソケット本体310と、ソケット本体310に設けられた受け口320と、を備えている。
ソケット本体310は、例えば、耐熱性プラスチック等の絶縁材料を用いて形成することができ、長手方向(上下方向)の中程が仕切壁311によって仕切られた略円筒状をしている。
そして、このソケット本体310の下側には、下方に開口する凹部が形成されており、この凹部が受け口320となっている。
そして、この受け口320内には、シェル受金321とアイレット接片323とが取り付けられている。
シェル受金321は、筒状雌ネジ部321aを有しており、ソケット本体310の仕切壁311に小ネジ331で固定されている。
一方、アイレット接片323は、短冊状の金属片を屈曲させた形状をしており、仕切壁311に小ネジ332で片持ち状態で固定されている。
そして、シェル受金321がリード線333を介して商用電源等の電源(図示せず)に接続されるとともに、アイレット接片323がリード線334を介して商用電源等の電源(図示せず)に接続されている。
ここで、本実施形態にかかる照明装置10Aでは、アダプタ60を介して電球20Aをソケット30に取り付けている。
このように、電球とソケット30との間にアダプタ60を介在させることで、例えば、口金の大きさが受け口320の大きさとは異なる電球を、ソケット30に取り付けることができるようになる。
また、例えば、リモートコントロールによって明るさの調節等の制御を行うことが可能な装置が内蔵されたアダプタ60を用いれば、既存の電球を用いた場合であっても、離れた場所から電球の明るさを調節することができるようになる。この場合、ソケット30に直接取り付けることのできない電球だけでなく、ソケット30に直接取り付けることのできる電球を用いることもできる。
また、複数の受け口が形成されたアダプタ60を用いれば、複数の電球を1つのソケット30に取り付けることができるようになる。この場合も、ソケット30に直接取り付けることのできない電球だけでなく、ソケット30に直接取り付けることのできる電球を用いることができる。
このように、電球20Aとソケット30の間にアダプタ60を介在させることで、より簡素な構成で照明装置10Aに様々な機能を付与することができる。
アダプタ60は、アダプタ本体610と、アダプタ本体610に形成され、電球20Aの口金220が取り付けられるアダプタ側受け口620と、アダプタ本体610に取り付けられ、ソケット30の受け口320に取り付けられるアダプタ側口金630と、を備えている。
アダプタ本体610の下側には、下方に開口する凹部が形成されており、この凹部がアダプタ側受け口620となっている。
そして、このアダプタ側受け口620内には、口金220をアダプタ側受け口620に取り付けた際に、シェル221が接触するシェル受金621と、アイレット223が接触するアイレット接片623と、が取り付けられている。
また、アダプタ側口金630は、略円筒形状をしており外周面に雄ネジ部631aが形成されているシェル631と、シェル631に絶縁部632を介して装着されるアイレット633と、を備えている。
そして、シェル受金621は、図示せぬリード線等によってシェル631に接続されており、アイレット接片623は、図示せぬ他のリード線等によってアイレット633に接続されている。
さらに、本実施形態では、照明装置10Aは、アダプタ(ソケット30に取り付けられる部材)60に取り付けられて、当該アダプタ60の落下を抑制するワイヤ40を備えている。
そして、ワイヤ40がアダプタ側口金(ソケット30に取り付けられる口金)630に接触してしまうのを抑制できるようにしている。
具体的には、アダプタ本体610にアダプタ側保護部材640を設け、このアダプタ側保護部材640によってアダプタ側口金630の周囲が覆われるようにした。
このアダプタ側保護部材640は、上記第1実施形態で示した保護部材260と同様に、アダプタ本体610とは別体に形成し、このアダプタ側保護部材640がアダプタ本体610に着脱可能に取り付けられるようにすることができる。なお、アダプタ側保護部材640をアダプタ本体610に一体に形成することも可能であるし、アダプタ本体610とは別体に形成されたアダプタ側保護部材640をアダプタ本体610に一体化させることも可能である。
本実施形態では、アダプタ側保護部材640は、アダプタ側口金630を覆う筒状部641を備えている。
このように、アダプタ側口金630の周囲を筒状部641で覆うことで、アダプタ60に取り付けられたワイヤ40がアダプタ側口金630に接触してしまうのを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、筒状部641の内径がソケット本体310の外径よりも大きくなるようにしている。したがって、アダプタ側口金630を受け口320に取り付けた状態では、ソケット本体310の外周がアダプタ側保護部材640の筒状部641によって覆われるようになっている。
また、アダプタ側保護部材640の筒状部641の先端641aがアダプタ側口金630の先端630aよりも上方に位置するようになっている。すなわち、アダプタ側口金630の根元側から先端630aまでの全ての部位が、筒状部641の内側に収容されるようにしている。
さらに、本実施形態では、ワイヤ40が電球20Aに絡まってしまうのを抑制できるようにしている。
具体的には、ワイヤ40が取り付けられるアダプタ側ワイヤ取付部50Aをアダプタ本体610およびアダプタ側保護部材640とは別体に設けている。
そして、アダプタ側ワイヤ取付部50Aがアダプタ本体610およびアダプタ側保護部材640に対して相対回転できるように、アダプタ側ワイヤ取付部50Aをアダプタ側保護部材640に取り付けている。
本実施形態では、略板状のアダプタ側ワイヤ取付部50Aをアダプタ側保護部材640に相対回転可能に取り付けている。このアダプタ側ワイヤ取付部50Aは、例えば、樹脂や金属等の材料を用いて形成することができる。
さらに、本実施形態では、アダプタ側ワイヤ取付部50Aは、アダプタ側保護部材640に挿通される挿通孔511Aが形成された略円環状のアダプタ側取付部本体510Aを備えている。なお、アダプタ側取付部本体510Aは円環状に形成する必要はなく、一部が切り欠かれた略C字状となるようにすることも可能である。
そして、このアダプタ側取付部本体510Aには、ワイヤ40が固定されるアダプタ側ワイヤ固定部520Aが、径外方向に突出するように連設されている。
さらに、このアダプタ側ワイヤ固定部520Aには貫通孔521Aが形成されており、この貫通孔521Aにワイヤ40の端部(一端410)を挿通させて結びつけることで、ワイヤ40をアダプタ側ワイヤ固定部520Aに固定している。なお、ワイヤ40のアダプタ側ワイヤ固定部520Aへの固定方法は、上記の方法に限られるものではなく、様々な方法で固定することができる。例えば、ワイヤ40の端部(一端410)にフック部材を取り付け、当該フック部材をアダプタ側ワイヤ固定部520Aの貫通孔521Aに引っ掛けて係合させるようにすることも可能である。
一方、アダプタ側保護部材640には、アダプタ側ワイヤ取付部50Aを相対回転可能に取り付ける被取付部650が形成されている。
本実施形態では、被取付部650は、アダプタ側取付部本体510Aの挿通孔511Aに挿通される柱状部551Aと、柱状部551Aの下部から径外方向に突設されて、アダプタ側ワイヤ取付部50Aの下方への移動を規制する下側フランジ部552と、を備えている。
さらに、被取付部550は、柱状部551の上部に取り付けられ、アダプタ側ワイヤ取付部50Aの上方への移動を規制する上側フランジ部553を備えている。
そして、本実施形態では、柱状部551および下側フランジ部552は、アダプタ側保護部材640に一体に設けられており、上側フランジ部553は、アダプタ側保護部材640とは別体に設けられている。なお、柱状部551や下側フランジ部552をアダプタ側保護部材640とは別体に設けることも可能であるし、上側フランジ部553をアダプタ側保護部材640と一体に設けることも可能である。すなわち、上側フランジ部553、柱状部551および下側フランジ部552のそれぞれを、アダプタ側保護部材640と一体に形成することもできるし、アダプタ側保護部材640とは別体に形成することもできる。
さらに、本実施形態では、上側フランジ部553は、柱状部551の上部に着脱可能に取り付けられている。具体的には、上側フランジ部553は略円環状をしており、内面側に雌ネジ部553aが形成されている。そして、柱状部551の上部には雄ネジ部551aが形成されており、柱状部551の雄ネジ部551aと上側フランジ部553の雌ネジ部553aとを螺合させることで、上側フランジ部553が柱状部551の上部に取り付けられるようにしている。なお、上側フランジ部553の柱状部551への取付方法は、螺合に限られるものではなく、様々な方法を用いることができる。例えば、嵌合等により上側フランジ部553を柱状部551に着脱可能に取り付けることが可能である。
また、アダプタ側保護部材640とは別体に形成された上側フランジ部553を柱状部551に着脱可能に取り付ける必要はなく、溶接や溶着等によって上側フランジ部553をアダプタ側保護部材640に一体化させることも可能である。
そして、上側フランジ部553を柱状部551の上部に取り付けた際には、上側フランジ部553と下側フランジ部552との間に、円周状の溝554が全周にわたって形成されることとなる。そして、この溝554内に、アダプタ側取付部本体510Aの少なくとも内周側が収容されるようになっている。
ここで、本実施形態では、柱状部551の溝554が形成される部位における外径が、アダプタ側取付部本体510Aの挿通孔511Aの内径よりも小さくなるようにしている。すなわち、柱状部551の溝554が形成される部位における外面(溝554の奥面)とアダプタ側取付部本体510Aの内面との間に隙間が形成されるようにしている。
さらに、下側フランジ部552の外径および上側フランジ部553の外径が、アダプタ側取付部本体510Aの挿通孔511Aの内径よりも大きくなるようにしている。
このような構成とすることで、アダプタ側ワイヤ取付部50Aを被取付部550に取り付けた際には、アダプタ側取付部本体510Aが、溝554から抜けてしまうのが抑制された状態で、溝554に沿って相対回転することとなる。
なお、アダプタ側ワイヤ取付部50Aおよび被取付部550は、互いに接触した際に比較的大きな摩擦が生じてしまうのを抑制できるようにするのが好ましい。例えば、アダプタ側ワイヤ取付部50Aおよび被取付部550における少なくとも互いに接触可能な部位を、摩擦係数が比較的小さい材料を用いて形成するのが好ましい。こうすれば、アダプタ側ワイヤ取付部50Aおよび被取付部550が互いに接触した際に、比較的大きな摩擦が生じてしまうのが抑制されるため、アダプタ側ワイヤ取付部50Aをアダプタ側保護部材640に対してよりスムーズに相対回転させることができるようになる。
このアダプタ側ワイヤ取付部50Aは、例えば、下記の方法によって被取付部550に取り付けることができる。
まず、上側フランジ部553を柱状部551から取り外した状態で、アダプタ側取付部本体510Aの挿通孔511Aをアダプタ60のアダプタ側保護部材640にアダプタ側口金630側から挿入する。
次に、上側フランジ部553の貫通孔をアダプタ側口金630側から挿入して、上側フランジ部553の雌ネジ部553aを柱状部551の雄ネジ部551aに螺合させて、上側フランジ部553を柱状部551の上部に取り付ける。
こうして、アダプタ側ワイヤ取付部50Aが被取付部550に、抜け止めされた状態で相対回転可能に取り付けられる。
なお、アダプタ側取付部本体510Aを、例えばゴム等の弾性変形可能な材料で形成し、上側フランジ部553を柱状部551に取り付けた状態で、アダプタ側ワイヤ取付部50Aを被取付部550に取り付けられるようにしてもよい。
このように、本実施形態では、ワイヤ40を、アダプタ側ワイヤ取付部50Aを介してアダプタ側保護部材640に相対回転可能に取り付けている。こうすることで、アダプタ60のソケット30への着脱の際に、アダプタ60をソケット30に対して相対回転させたとしても、ワイヤ40の一端410側が固定されているアダプタ側ワイヤ取付部50Aがアダプタ本体610およびアダプタ側保護部材640に対して相対回転することとなる。このように、アダプタ側ワイヤ取付部50Aをアダプタ本体610およびアダプタ側保護部材640に対して相対回転させるようにすると、アダプタ60のソケット30への着脱の際には、アダプタ60におけるアダプタ側ワイヤ取付部50A以外の部位のみがソケット30に対して相対回転することとなる。すなわち、ワイヤ40の一端410側がアダプタ60の回転に伴って回転してしまうのが抑制されることとなる。その結果、ワイヤ40がアダプタ60(アダプタ本体610やアダプタ側保護部材640等)に絡まってしまうのを抑制することができるようになる。
なお、被取付部550をアダプタ本体610に設け、アダプタ側ワイヤ取付部50Aをアダプタ本体610に相対回転可能に取り付けるようにすることも可能である。
また、電球20Aにワイヤ40やワイヤ40とは別のワイヤを取り付けて、電球20Aの落下も抑制できるようにすることも可能である。
以上の本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、本実施形態にかかる照明装置10Aは、アダプタ60と、アダプタ60に取り付けられる電球20Aと、アダプタ60が取り付けられるソケット30と、アダプタ60の落下を抑制するワイヤ40と、を備えている。
また、アダプタ60は、アダプタ本体610と、アダプタ本体610に取り付けられ、ソケット30の受け口320に取り付けられるアダプタ側口金630と、アダプタ本体610に形成され、電球20Aの口金220が取り付けられるアダプタ側受け口620と、を備えている。
さらに、アダプタ60は、アダプタ本体610に設けられてアダプタ側口金630の周囲を覆うアダプタ側保護部材640と、ワイヤ40が取り付けられ、アダプタ側保護部材640(アダプタ本体610およびアダプタ側保護部材640のうち少なくともいずれか一方)に取り付けられるアダプタ側ワイヤ取付部50Aと、を備えている。
そして、アダプタ側ワイヤ取付部50Aが、アダプタ本体610およびアダプタ側保護部材640に対して相対回転可能に取り付けられている。
こうすることで、ワイヤ40がアダプタ側口金630に接触してしまうのを抑制することができるようになる。さらに、アダプタ60のソケット30への着脱の際に、アダプタ60におけるアダプタ側ワイヤ取付部50A以外の部位のみをソケット30に対して相対回転させることができるようになる。その結果、ワイヤ40の一端410側がアダプタ60の回転に伴って回転してしまうのを抑制することができ、ワイヤ40がアダプタ60(アダプタ本体610やアダプタ側保護部材640等)に絡まってしまうのを抑制することができるようになる。
そして、ワイヤ40がアダプタ60に絡まってしまうことを抑制できるようにすれば、アダプタ60のソケット30への着脱作業をより容易に行うことができるようになる。
また、ワイヤ40がアダプタ側口金630に接触してしまうのを抑制できるようにすれば、アダプタ側口金630のシェル631とアイレット633とが短絡してしまうのを抑制することができるようになる。
また、本実施形態では、アダプタ側ワイヤ取付部50Aがアダプタ側保護部材640に相対回転可能に取り付けられている。
このように、アダプタ側ワイヤ取付部50Aがアダプタ側保護部材640に取り付けられるようにすることで、ワイヤ40のアダプタ側口金630への接触を抑制するアダプタ側保護部材640が設けられたアダプタ60に、より容易にアダプタ側ワイヤ取付部50Aを取り付けることができるようになる。
また、本実施形態では、アダプタ側ワイヤ取付部50Aは、アダプタ側保護部材640の筒状部641(アダプタ側ワイヤ取付部50Aが取り付けられる部位)に形成された円周状の溝554に沿って相対回転するアダプタ側取付部本体510Aを備えている。さらに、アダプタ側ワイヤ取付部50Aは、アダプタ側取付部本体510Aに設けられてワイヤ40が固定されるアダプタ側ワイヤ固定部520Aを備えている。
こうすれば、より簡素な構成で、アダプタ側ワイヤ取付部50Aを、アダプタ本体610およびアダプタ側保護部材640に対して相対回転可能に取り付けることができる。
また、本実施形態では、アダプタ側取付部本体510Aが円環状をしており、アダプタ側取付部本体510Aの少なくとも内周側が溝554内に収容されている。
こうすれば、アダプタ側ワイヤ取付部50Aを、アダプタ側保護部材640に対してよりスムーズに相対回転させることができるようになる。
また、本実施形態では、ソケット30は、ソケット本体310と、ソケット本体310に設けられてアダプタ側口金630が取り付けられる受け口320と、を備えている。
そして、アダプタ側保護部材640が、アダプタ側口金630を受け口320に取り付けた状態で、ソケット本体310の外周を覆うようにしている。
こうすることで、アダプタ60をソケット30に取り付ける際に、ワイヤ40が受け口320内に入り込んで、アダプタ側口金630と受け口320とで挟まれてしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、アダプタ側保護部材640は、アダプタ側口金630を覆う筒状部641を備えており、根元側から先端630aまでのアダプタ側口金630が筒状部641の内側に収容されるようにしている。
こうすれば、より確実にワイヤ40がアダプタ側口金630に接触してしまうのを抑制することができる。
このとき、筒状部261の内径がソケット本体310の外径よりも大きくなるようにすれば、口金220を受け口320内に挿入する前に、ソケット本体310の外周が筒状部261によって覆われるため、電球20をソケット30に取り付ける際に、ワイヤ40が口金220と受け口320とで挟まれてしまうのをより確実に抑制することができるようになる。
また、本実施形態では、保護部材260を本体部210とは別体に形成している。
こうすることで、より容易に保護部材260の形状を所望の形状とすることができるようになる。
また、本実施形態では、保護部材260が本体部210に着脱可能に取り付けられている。
こうすることで、用途に応じて保護部材260を電球20に取り付けたり、電球20から取り外したりすることができるようになる。また、保護部材260が破損等した場合に、保護部材260のみ交換することができるようになる。
また、本実施形態にかかる保護部材260は、電球20の本体部210に取り付けられる取付部262と、取付部262に連設されて、当該取付部262を本体部210に取り付けた状態で本体部210に取り付けられた口金220の周囲を覆い、電球20に取り付けられたワイヤ40と口金220との接触を抑制する筒状部261と、を備えている。
さらに、保護部材260の筒状部261には、電球側ワイヤ取付部50を相対回転可能に取り付ける被取付部250が形成されている。
このような保護部材260を用いることで、電球20のソケット30への着脱の際等に、ワイヤ40が口金220に接触してしまうのを抑制しつつ、ワイヤ40が保護部材260に絡まってしまうのを抑制することができるようになる。
このように、本実施形態によれば、電球(ソケット30に取り付けられる部材)20の落下を抑制しつつ、口金(ソケット30に取り付けられる口金)220にワイヤ40が接触してしまうのを抑制することのできる照明装置10および電球20を得ることができる。また、上記照明装置10で用いられる電球20を得ることができる。さらに、上記電球20に取り付けられる保護部材260を得ることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記各実施形態では、LEDを光源として用いた電球を例示したが、電球として白熱電球を用いることも可能である。また、半導体光源等の発光素子を光源として用いることも可能である。
また、電球側ワイヤ取付部やアダプタ側ワイヤ取付部の形状は、上記各実施形態で示したもの(略円環状)に限られるものではない。例えば、保護部材やアダプタ側保護部材等にカーテンレール状の溝を全周にわたって形成するとともに、当該溝にクリップ部をスライド可能に取り付け、当該クリップ部を、電球側ワイヤ取付部やアダプタ側ワイヤ取付部として機能させるようにすることが可能である。
また、上記各実施形態では、照明装置として天井吊りの露出型照明装置を例示したが、これに限らず、例えば、天井埋め込み型の照明装置等、様々なタイプの照明装置に適用することができる。
また、本体部やソケット本体、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。