JP6624338B2 - 可変ノズルユニットのシール構造および可変容量型過給機 - Google Patents

可変ノズルユニットのシール構造および可変容量型過給機 Download PDF

Info

Publication number
JP6624338B2
JP6624338B2 JP2019506223A JP2019506223A JP6624338B2 JP 6624338 B2 JP6624338 B2 JP 6624338B2 JP 2019506223 A JP2019506223 A JP 2019506223A JP 2019506223 A JP2019506223 A JP 2019506223A JP 6624338 B2 JP6624338 B2 JP 6624338B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shroud
variable
seal member
nozzle unit
seal structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019506223A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018168931A1 (ja
Inventor
健一 瀬川
健一 瀬川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Publication of JPWO2018168931A1 publication Critical patent/JPWO2018168931A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6624338B2 publication Critical patent/JP6624338B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/08Sealings
    • F04D29/083Sealings especially adapted for elastic fluid pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D11/00Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages
    • F01D11/005Sealing means between non relatively rotating elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D17/00Regulating or controlling by varying flow
    • F01D17/10Final actuators
    • F01D17/12Final actuators arranged in stator parts
    • F01D17/14Final actuators arranged in stator parts varying effective cross-sectional area of nozzles or guide conduits
    • F01D17/16Final actuators arranged in stator parts varying effective cross-sectional area of nozzles or guide conduits by means of nozzle vanes
    • F01D17/165Final actuators arranged in stator parts varying effective cross-sectional area of nozzles or guide conduits by means of nozzle vanes for radial flow, i.e. the vanes turning around axes which are essentially parallel to the rotor centre line
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B37/00Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust
    • F02B37/12Control of the pumps
    • F02B37/24Control of the pumps by using pumps or turbines with adjustable guide vanes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2240/00Components
    • F05B2240/57Seals
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2220/00Application
    • F05D2220/40Application in turbochargers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2250/00Geometry
    • F05D2250/10Two-dimensional
    • F05D2250/18Two-dimensional patterned
    • F05D2250/184Two-dimensional patterned sinusoidal
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2260/00Function
    • F05D2260/30Retaining components in desired mutual position
    • F05D2260/38Retaining components in desired mutual position by a spring, i.e. spring loaded or biased towards a certain position
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Supercharger (AREA)

Description

本開示は、可変ノズルユニットのシール構造および可変容量型過給機に関する。
可変容量型過給機において、タービンハウジング内のスクロール流路とタービンインペラとの間に配置される可変ノズルユニットが知られている。たとえば、特許文献1に記載された可変ノズルユニットは、2つのノズルリングと、これらのノズルリングの間に配置された可変ノズルとを備える。第1のノズルリングは、タービンインペラの軸線方向においてコンプレッサ側に配置されている。第2のノズルリングは、第1のノズルリングとは軸線方向に離間して対向するように配置されている。第2のノズルリングは、タービンインペラの羽根部(羽根部のチップ)に対向している。
国際公開第2007/141968号
タービンインペラの羽根部に対向するノズルリングは、シュラウドリングとも呼ばれる。このシュラウドリングは、タービンハウジングの出口流路を形成する筒状の壁部に対向している。シュラウドリングと壁部とは、隙間をもって軸線方向に対向している。その隙間の外周側はスクロール流路に面する。その隙間の内周側は、タービンインペラの羽根部(チップ)よりも下流の領域に、または、タービンインペラの羽根部(チップ)に面する。よって、隙間は、スクロール流路と出口流路とを接続し得る。この隙間をガスが通った場合、そのガスは、可変ノズルおよびタービンインペラをバイパスする。ガスのバイパスは、タービン性能の低下を招き得る。
本開示は、タービンインペラの羽根部に対向するノズルリングとタービンハウジングとの間のシール性能を向上することができる可変ノズルユニットのシール構造および可変容量型過給機を説明する。
本開示の一態様は、タービンハウジング内においてスクロール流路とタービンインペラとの間に配置された可変ノズルユニットのシール構造であって、可変ノズルユニットは、タービンハウジング内において、タービンインペラの軸線方向においてタービンインペラの羽根部よりもコンプレッサ側に配置された第1ノズルリングと、タービンハウジング内において、軸線方向において第1ノズルリングに対向するように配置されると共にスクロール流路に面する第2ノズルリングと、第1ノズルリングと第2ノズルリングとの間に配置された複数の可変ノズルと、を含み、タービンハウジングに設けられ、タービンインペラの下流側において出口流路を形成する筒状の出口壁部と、第2ノズルリングに設けられて羽根部に対面する環状のシュラウド部であって、出口壁部の基端部とシュラウド部の先端部とが軸線方向に隙間をもって対向するシュラウド部と、隙間の径方向における内周側に配置されて出口壁部の基端部およびシュラウド部の先端部に当接し、隙間を塞ぐ環状のシール部材と、を備える。
本開示の一態様によれば、シュラウド部を含む第2ノズルリングとタービンハウジングとの間のシール性能を向上することができる。
図1は、本開示の一実施形態に係る可変容量型過給機を示す断面図である。 図2は、図1中のシール構造およびその周辺部を拡大して示す断面図である。 図3(a)および図3(b)はシール構造の製造方法の一例を示す断面図である。 図4は、第1変形例に係るシール構造およびその周辺部を拡大して示す断面図である。 図5は、第2変形例に係るシール構造およびその周辺部を拡大して示す断面図である。 図6は、第3変形例に係るシール構造およびその周辺部を拡大して示す断面図である。 図7は、シール構造における接合面の形状を模式的に示す図である。
本開示の一態様は、タービンハウジング内においてスクロール流路とタービンインペラとの間に配置された可変ノズルユニットのシール構造であって、可変ノズルユニットは、タービンハウジング内において、タービンインペラの軸線方向においてタービンインペラの羽根部よりもコンプレッサ側に配置された第1ノズルリングと、タービンハウジング内において、軸線方向において第1ノズルリングに対向するように配置されると共にスクロール流路に面する第2ノズルリングと、第1ノズルリングと第2ノズルリングとの間に配置された複数の可変ノズルと、を含み、タービンハウジングに設けられ、タービンインペラの下流側において出口流路を形成する筒状の出口壁部と、第2ノズルリングに設けられて羽根部に対面する環状のシュラウド部であって、出口壁部の基端部とシュラウド部の先端部とが軸線方向に隙間をもって対向するシュラウド部と、隙間の径方向における内周側に配置されて出口壁部の基端部およびシュラウド部の先端部に当接し、隙間を塞ぐ環状のシール部材と、を備える。
上記の可変ノズルユニットによれば、可変ノズルによって、第1ノズルリングと第2ノズルリングとの間におけるガス(排気ガス等)の流路面積が変更され得る。第2ノズルリングのシュラウド部の先端部と、タービンハウジングの出口壁部の基端部とは、隙間をもって軸線方向に対向する。この隙間の外周側は、スクロール流路に面するため、スクロール流路からガスが隙間に侵入し得る。侵入したガスが隙間を通過した場合には、ガスは、可変ノズルおよびタービンインペラをバイパスする。しかし上記のシール構造によれば、隙間の内周側には環状のシール部材が配置されている。このシール部材は、出口壁部の基端部およびシュラウド部の先端部に当接して隙間を塞ぐので、内周側において、ガスが隙間を通過するのを阻止し得る。よって、第2ノズルリングとタービンハウジングとの間のシール性能を向上することができる。
いくつかの態様において、シール部材は、出口壁部の基端部およびシュラウド部の先端部に溶着されている。この構成によれば、出口壁部およびシュラウド部の両方に対して、シール部材によるシール効果が確実に発揮される。よって、シール性能が更に向上する。
いくつかの態様において、シュラウド部の先端部は、羽根部の後縁のシュラウド端よりも軸線方向における下流側に突出しており、シール部材は、シュラウド端よりも下流側に位置している。この構成によれば、シール部は、羽根部のチップが対面する領域には設けられていない。羽根部の後縁のシュラウド端より下流側にシール部材が位置するので、羽根部のチップが対面する領域で発生する漏れ流れは、シール部材が適用される箇所の形状の影響を受けにくくなっている。これにより、性能低下が防止されており、空力性能への悪影響が低減される。
いくつかの態様において、出口壁部の基端部の内周面およびシュラウド部の先端部の内周面の少なくとも一方には窪みが設けられており、シール部材の少なくとも一部は窪みに配置されている。この構成によれば、シール部材が窪みに収まることにより、タービンインペラを出た流れは乱されることがない。これにより、性能低下が防止されており、空力性能への悪影響が低減される。
いくつかの態様において、窪みには径方向内側へ向けて突出する凸部が設けられている。この構成によれば、凸部にシール部材が当接し、窪みの底部にもシール部材が当接することで、シール部材によるシール効果が確実に発揮される。よって、シール性能が更に向上する。
本開示の別の態様は、上記した可変ノズルユニットのシール構造のいずれかを備え、そのシール構造をもって可変ノズルユニットがタービンハウジング内に取り付けられている、可変容量型過給機である。この可変容量型過給機によれば、シール性能の向上により、ガスのバイパスが抑制される。その結果として、タービン性能の低下が抑制される。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1を参照して、本開示の一実施形態に係る可変容量型過給機について説明する。図1に示されるように、可変容量型過給機1は、タービン10とコンプレッサ20(遠心圧縮機)とを備えている。タービン10は、タービンハウジング11と、タービンハウジング11に収容されたタービンインペラ12と、を備えている。コンプレッサ20は、コンプレッサハウジング21と、コンプレッサハウジング21に収容されたコンプレッサインペラ22と、を備えている。タービンインペラ12は軸線X方向に沿って延びる回転軸32の第1端に設けられており、コンプレッサインペラ22は回転軸32の第2端に設けられている。
タービンハウジング11とコンプレッサハウジング21との間には、ベアリングハウジング31が設けられている。回転軸32は、ベアリングハウジング31に回転自在に支持されている。ベアリングハウジング31には、回転軸32を回転自在に支持するラジアルベアリング33および一対のスラストベアリング34が設けられている。回転軸32、タービンインペラ12およびコンプレッサインペラ22は、一体の回転体として回転する。
タービンハウジング11には、排気ガスの入口流路(図示せず)および排気ガスの出口流路16が設けられている。内燃機関(図示せず)から排出された排気ガスが、入口流路を通じてタービンハウジング11内に設けられた渦巻状のスクロール流路13に流入し、タービンインペラ12を回転させ、その後、出口流路16を通じてタービンハウジング11外に流出する。なお、本明細書において、タービンハウジング11内における排気ガス流れに関し、入口流路に近いスクロール流路13側は「上流」と説明され、出口流路16に近いタービンインペラ12側は「下流」と説明される。すなわち、「上流」および「下流」との表現は、排気ガスの流れを基準とする。
コンプレッサハウジング21には、吸入流路25および吐出流路(図示せず)が設けられている。上記のようにタービンインペラ12が回転すると、回転軸32を介してコンプレッサインペラ22が回転する。コンプレッサインペラ22の回転によって、外部の空気が吸入流路25を介して吸入され、スクロール流路を通り、吐出流路から吐出される。吐出流路から吐出された圧縮空気は、上記の内燃機関に供給される。
タービンハウジング11内には、タービンインペラ12へ供給される排気ガスの流路面積(流量)を制御する可変ノズルユニット40が設けられている。可変ノズルユニット40は、軸線Xを中心とした周方向に間隔をおいて配置された複数の可変ノズル41と、これらの可変ノズル41の軸線X方向の両側に配置された第1ノズルリング42および第2ノズルリング43と、を有する。すなわち、複数の可変ノズル41は、第1ノズルリング42と第2ノズルリング43との間に配置される。可変ノズルユニット40は、さらに、複数の可変ノズル41に固定されて径方向外側に延びる複数のリンク部材45と、リンク部材45の径方向外側の端部に係合する駆動リング46と、を有する。図1から理解されるように、複数の可変ノズル41は、タービンインペラ12の径方向外側であって、第1ノズルリング42および第2ノズルリング43の間の排気ガス流路に配置される。この排気ガス流路は、スクロール流路13からタービンインペラ12へ向かう流路である。可変ノズルユニット40は、第1ノズルリング42、第2ノズルリング43、および複数の可変ノズル41が上記のように配置されるように、タービンハウジング11内に取り付けられている。可変ノズルユニット40は、タービンハウジング11内において、スクロール流路13とタービンインペラ12との間に配置される。
可変ノズルユニット40では、モータまたはシリンダ(図示せず)等の駆動が動力伝達機構49を介して伝達されることによって、駆動リング46が周方向に回転することで、駆動リング46にそれぞれ係合している複数のリンク部材45が周方向に回転する。これにより、複数のリンク部材45に対してそれぞれ固定された複数の可変ノズル41が回転(揺動)する。可変ノズルユニット40は、複数の可変ノズル41の回転量を制御することで、上流のスクロール流路13側から下流のタービンインペラ12側への排気ガス流量を制御可能である。
図1および図2を参照して、可変ノズルユニット40および可変ノズルユニット40のシール構造Sについて説明する。可変容量型過給機1は、可変ノズルユニット40とタービンハウジング11との間のシール性能を向上させる可変ノズルユニット40を備えている。言い換えれば、可変ノズルユニット40は、タービンハウジング11内に取り付けられている。
図2に示されるように、タービンインペラ12は、回転軸32の周囲に延在するハブ部12aと、ハブ部12aから径方向および軸方向の第1端側に突出する複数の羽根部15とを含む。羽根部15は、タービンインペラ12に求められる性能に応じて、3次元的な形状を有している。羽根部15は、排気ガス流路に面する前縁15aと、出口流路16に面する後縁15bとを含む。羽根部15は、前縁15aと後縁15bとの間に設けられ、第2ノズルリング43に近い(ハブ部12aから遠い)縁部である曲線状のチップ15dを含む。後縁15bとチップ15dとの交点は、後縁15bのシュラウド端15cである。
第1ノズルリング42は、例えば、タービンインペラ12の径方向外側であって、タービンインペラ12の前縁15aよりもベアリングハウジング31側に設けられる。第1ノズルリング42は、例えば、軸線X方向においてタービンインペラ12の前縁15aと僅かに重複した位置からコンプレッサ20側に配置されてもよい。第2ノズルリング43は、X軸方向において第1ノズルリング42に対向するように配置される。第1ノズルリング42および第2ノズルリング43は、軸線Xを中心とした周方向に間隔をおいて配置された複数の連結ピン51(図1参照)により、所定の距離離間した状態で連結される。第1ノズルリング42は、可変ノズル41を支持するための貫通孔を含んでもよい。第2ノズルリング43は、可変ノズル41を支持するための貫通孔を含んでもよい。すなわち、可変ノズル41は、片持ちで支持されてもよいし、両持ちで支持されてもよい。なお、図2以降の各図において、可変ノズル41の支持機構に係る構成および連結ピン51は、省略されている。
図1に示されるように、第1ノズルリング42は、第1ノズルリング42のベアリングハウジング31側(背面側)において、第1ノズルリング42よりも外径が大きいサポートリング50に取り付けられている。サポートリング50の外周縁は、タービンハウジング11とベアリングハウジング31とによって挟み込まれている。これにより、サポートリング50およびサポートリング50に取り付けられた第1ノズルリング42が、タービンハウジング11およびベアリングハウジング31に取り付けられている。
本実施形態のシール構造Sについて説明する。タービンハウジング11は、タービンインペラ12の下流側において出口流路16を形成する筒状の出口壁部18を含む。出口壁部18の外周側にスクロール流路13が形成され、出口壁部18の内周側に出口流路16が形成されている。出口壁部18の内径は、下流側に向かうにつれて徐々に拡大されてもよい。出口壁部18の形状すなわち出口流路16の形状は、適宜変更可能である。なお、本明細書において、「内周」および「外周」との表現は、軸線Xを中心とする径方向を基準とする。
一方、可変ノズルユニット40の第2ノズルリング43は、スクロール流路13に面している。より詳しくは、第2ノズルリング43は、径方向に延びる部分と、軸線X方向に延びる部分とを含む。軸線Xを含む平面で切断した第2ノズルリング43の断面は、L字状である。第2ノズルリング43の径方向に延びる部分が、スクロール流路13に面している。第2ノズルリング43は、各タービンインペラ12の羽根部15に対面する円環状のシュラウド部60を含む。シュラウド部60とタービンインペラ12のチップ15dとの間には、所定のクリアランスが形成される。シュラウド部60は、上記した軸線Xに延びる部分の少なくとも一部を含む。
出口壁部18は、筒状の基端部19を含む。基端部19は、出口壁部18におけるコンプレッサ20側(軸線X方向の第2端側)の端部である。一方、シュラウド部60は、筒状の先端部61を含む。先端部61は、シュラウド部60(第2ノズルリング43)における軸線X方向の第1端側の端部である。これらの基端部19と先端部61とは、たとえば、ほぼ同じ径を有する。基端部19の内径と先端部61の内径とが略同じであってもよい。基端部19の外径と先端部61の外径とが略同じであってもよい。基端部19と先端部61とは、軸線X方向に隙間g(図2参照)をもって対向している。隙間gの内周側は、出口流路16に面している。なお、先端部61から基端部19にかけて、徐々に内径が拡大されてもよい。
ここで、スクロール流路13の流路断面は、例えば上流から下流に向かって徐々に面積が小さくなるように形成される。図1に示されるように、スクロール流路13の断面積が大きい領域では、出口壁部18と、シュラウド部60を含む第2ノズルリング43とによって、スクロール流路13の一部が形成されている。上記した隙間gの外周側は、スクロール流路13に面している(連通している)。スクロール流路13の断面積が小さい領域では、第2ノズルリング43の一部のみがスクロール流路13に面している。第2ノズルリング43のその他の部分は、タービンハウジング11に面している。例えば、第2ノズルリング43のうち、シュラウド部60の外周面と径方向に延びる部分の一部とが、タービンハウジング11と対面し、第2ノズルリング43とタービンハウジング11との間に、L字状の隙間を形成している。このL字状の隙間は、周方向の一部のみ、すなわちスクロール流路13の断面積が小さい領域にのみ形成されてよい。スクロール流路13の断面積が小さい領域での隙間gは、そのL字状の隙間に連通しており、そのL字状の隙間の外周側が、スクロール流路13に面している(連通している)。
図2に示されるように、シュラウド部60の先端部61は、タービンインペラ12の後縁15bのシュラウド端15cよりも、軸線Xにおける下流側に突出している。言い換えれば、第2ノズルリング43のシュラウド部60は、チップ15dの全領域に対面している。
出口壁部18の基端部19の内周面19aと、シュラウド部60の先端部61の内周面61aとは、例えば同一の周面上に位置する。すなわち、内周面19aの仮想の延長面と内周面61aの仮想の延長面とは、略一致する。内周面19aには、円環状の窪み19bが設けられている。内周面61aには、円環状の窪み61bが設けられている。出口壁部18に設けられた窪み19bと、シュラウド部60に設けられた窪み61bとは、略同じ深さを有する。
上記の窪み19bおよび窪み61bの内部に、円環状のシール部材70が配置されている。シール部材70は、筒状の部材であり、軸線X方向に所定の長さを有する。シール部材70は、出口壁部18の基端部19の内周面19aおよびシュラウド部60の先端部61の内周面61aに当接している。より詳しくは、シール部材70は、窪み19bの底部および窪み61bの底部に当接している。このように、出口壁部18およびシュラウド部60に架け渡されるように、シール部材70が配置されている。本実施形態において、窪み19bの底部は内周面19aの一部であり、窪み61bの底部は内周面61aの一部である。
シール部材70は、隙間gの内周側に配置されており、隙間gを塞いでいる。シール部材70は、たとえば切れ目のない、360度の範囲で連続するリング部材である。したがって、シール部材70は、隙間gの内周側の全域(全周)を塞いでいる。シール部材70は、隙間gの密封を可能にしている。これにより、隙間gを通る排気ガス、すなわち排気ガスの漏れ量またはバイパス量は、略ゼロになっている。本実施形態のシール構造Sは、タービンハウジング11の出口壁部18と、第2ノズルリング43のシュラウド部60と、シール部材70とを備えて構成されている。
シール部材70の配置、構造、取付方法についてより詳細に説明する。シュラウド部60の先端部61が後縁15bのシュラウド端15cよりも下流側に突出しているので、隙間gと、窪み19bおよび窪み61bとは、シュラウド端15cよりも下流側に位置している。したがって、シール部材70は、シュラウド端15cよりも下流側に位置している。
シール部材70は、出口壁部18の基端部19およびシュラウド部60の先端部61に溶着されている。より詳しくは、シール部材70の外周面は、基端部19の内周面19aおよび先端部61の内周面61aに溶着され、内周面19aと内周面61aとに跨って一体化されている。これにより、出口壁部18およびシュラウド部60に対するシール部材70によるシールが確実になっている。シール部材70は、可変ノズルユニット40とタービンハウジング11との間のシール性能を向上させている。一方、シール部材70の内周面は、出口流路16に面している。
シール部材70は、たとえば、耐熱ステンレスからなる。シール部材70は、耐熱超合金からなってもよい。一方、可変ノズルユニット40の第2ノズルリング43は、耐熱ステンレスからなってもよい。タービンハウジング11は、耐熱性および/または耐酸化性の鋳鋼からなってもよい。タービンハウジング11の線膨張係数と、シール部材70および第2ノズルリング43の線膨張係数とが、近似していてもよい。なお、タービンハウジング11は、鋳鉄からなってもよい。
シール部材70が溶着される場合、シール部材70は、たとえば電磁溶接法(電磁成形法)によって取り付けられ得る。その場合、シール部材70は、延性を有する材料からなってもよい。電磁溶接法によってシール部材70を溶着させる際、図3(a)に示されるように、内周面19aの窪み19bの内径、あるいは内周面61aの窪み61bの内径よりも小さな外径を有する円筒部材(シール部材70)を用意する。この円筒部材を、軸線Xを中心とする所定の位置に配置し、電磁誘導コイルを含む電磁工具を円筒部材の近傍に配置する。そして、電磁エネルギを円筒部材に与えることにより、円筒部材の外径を拡大させる。
ここで、窪み19bには、径方向内側へ向けて突出する円環状の凸部19cが形成されている。窪み61bには、径方向内側へ向けて突出する円環状の凸部61cが形成されている。凸部19cおよび凸部61cは、隙間gの近傍に形成される。図3(b)に示されるように円筒部材が拡大すると共に、窪み19bおよび窪み61bに高速衝突する。その結果、材料が有する粘塑性(viscoplasticity)に起因してシール部材70が変形し、窪み19bおよび窪み61bの表面に溶着する。また、図7に示されるように、シール部材70と基端部19の窪み19bとの溶着部における接合面100は、粘塑性の挙動に起因して、例えば波打ち形状となる。シール部材70と先端部61の窪み61bとの溶着部における接合面も、粘塑性の挙動に起因して、例えば図7に示されるのと同様の波打ち形状となる。
凸部19cおよび凸部61cは、シール部材70の軸線X方向の中央部70aをこれら凸部19c,61cに最初に当接させ、シール部材70の第1端70bと窪み19bの間、および、シール部材70の第2端70cと窪み61bとの間に隙間を形成するために設けられている。シール部材70が溶着すなわち接合された状態で、凸部19cおよび凸部61cに対して、シール部材70の中央部70aは当接しているが溶着されていない。シール部材70の第1端70bおよび第2端70cのみが、窪み19bおよび窪み61bの底部に溶着されている。このような拡大溶接を伴う電磁溶接法によれば、溶着部に微細な隙間は形成されにくく、隙間gの密封性の向上が可能である。
上記したシール部材70の接合は、可変容量型過給機1の組立工程に、適宜組み込まれることができる。たとえば、ベアリングハウジング31に可変ノズルユニット40を装着した後、タービンハウジング11を装着し、その後にシール部材70を接合してもよい。あるいは、タービンハウジング11に可変ノズルユニット40を装着し、その後にシール部材70を接合し、ベアリングハウジング31に対し、一体化されたこれらの部品を装着してもよい。
本実施形態の可変ノズルユニット40によれば、可変ノズル41によって、第1ノズルリング42と第2ノズルリング43との間におけるガス(排気ガス等)の流路面積が変更され得る。第2ノズルリング43のシュラウド部60の先端部61と、タービンハウジング11の出口壁部18の基端部19とは、隙間gをもって軸線X方向に対向する。この隙間gの外周側は、スクロール流路13に面するため、スクロール流路13からガスが隙間に侵入し得る。侵入したガスが隙間を通過した場合には、ガスは、可変ノズル41およびタービンインペラ12をバイパスする。しかし上記のシール構造Sによれば、隙間gの内周側には環状のシール部材70が配置されている。シール部材70は、出口壁部18の基端部19およびシュラウド部60の先端部61に当接して隙間gを塞ぐので、内周側において、ガスが隙間gを通過するのを阻止し得る。よって、第2ノズルリング43とタービンハウジング11との間のシール性能が向上している。このように、シール構造Sは、可変ノズル41およびタービンインペラ12の両方をガスがバイパスすることを防止するので、ガスが何も仕事をせずに通過してしまうことが防止される。その結果として、可変容量型過給機1におけるタービン性能の低下が抑制される。
従来のシール構造では、たとえばシールリングやピストンリングが用いられていたが、シール構造Sでは、これらの従来のシール構造に対してシール性能が向上している。また、従来、出口壁部18がシュラウド部を含む構造が知られている。その場合、出口壁部18と(シュラウド部60を含まない)第2ノズルリング43との間にシール部材が設けられ得る。このような構造では、シール部材を設けるため、出口壁部18および第2ノズルリング43の寸法精度が重要となり、製造上のデメリットを生じ得る。またシール部材を高温のガスから保護するために、出口壁部18の基端部19に厚みを持たせてカバー部形状とし、シール部材を覆う必要性が生じ得る。
このようなデメリットを有する従来の構造に対して、シール構造Sでは、高い加工精度が求められることはない。その結果として、加工管理コストが低減されている。また、内周側に配置されたシール部材70は高温のガスに晒されていないため、カバー部形状も不要である。シール部材70に接するガスは、仕事をした後のガスであるので、比較的低温であり、シール部材70を特に保護する必要がない。よって、出口壁部18の形状およびシュラウド部60の形状は単純であり、スクロール流路13の形状を単純化したまま、スクロール流路13の断面中心(図心)をより軸線X寄りにずらすことができる。その結果として、シール構造Sは、可変容量型過給機1のコンパクト化にも寄与する。
シール部材70が溶着されていると、出口壁部18およびシュラウド部60の両方に対して、シール部材70によるシール効果が確実に発揮される。よって、シール性能が更に向上する。
羽根部15の後縁15bのシュラウド端15cより下流側にシール部材70が位置するので、羽根部15のチップ15dが対面する領域で発生する漏れ流れは、シール部材70が適用される箇所の形状の影響を受けにくくなっている。これにより、性能低下が防止されており、空力性能への悪影響が低減されている。
シール部材70が窪み19b、61bに収まることにより、タービンインペラ12を出た流れは乱されることがない。これにより、性能低下が防止されており、空力性能への悪影響が低減されている。特に、シール部材70の内周面が、内周面61aおよび内周面19aの窪み19b、61b以外の部分と滑らかに連続していると、段差が少なくなり、空力的に有利である。そのため、シール部材70の内周面が、内周面61aおよび内周面19aの窪み19b、61b以外の部分よりも突出しておらず、窪み19b、61bの深さの範囲内に収まっていてもよい。
凸部19c、61cにシール部材70が当接し、窪み19b、61bの底部にもシール部材70が当接することで、シール部材70によるシール効果が確実に発揮される。よって、シール性能が更に向上する。電磁溶接法によるシール部材70の溶着がなされている場合には、シール性能は格段に向上し得る。
本開示の実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られない。本開示は、種々の変形態様を含み得る。たとえば、図4に示されるように、変形態様は、出口壁部18Aの基端部19Aに窪みが設けられないシール構造S1であってもよい。この場合、シール部材70の上流側と下流側において、出口流路16の径に段差が生じる。この段差が空力性能に及ぼす影響は比較的小さい。
図5に示されるように、変形態様は、シュラウド部60Bの先端部61Bが羽根部15のチップ15dに対面すると共に、出口壁部18Bの基端部19Bがチップ15dに対面したシール構造S2であってもよい。この場合、隙間g、窪み19b,61b、およびシール部材70は、羽根部15の後縁15bのシュラウド端15cよりも上流側に位置する。シュラウド部60Bは、チップ15dの第1部分に対面しており、出口壁部18Bは、チップ15dの第2部分に対面している。シール部材70もチップ15dに対面するが、シール部材70は、窪み19b、61bの深さの範囲内に収まっており、所定のクリアランスが確保されている。
図6に示されるように、変形態様は、後縁15bのシュラウド端15c付近に隙間gを有するシール構造S3であってもよい。シュラウド部60Cの先端部61Cが羽根部15のチップ15dに対面すると共に、出口壁部18Cの基端部19Cの僅かな部分がチップ15dに対面する。この場合、隙間gおよび窪み61bは、羽根部15の後縁15bのシュラウド端15cよりも上流側に位置する。窪み19bおよびシール部材70は、後縁15bのシュラウド端15cに対面する。
変形態様は、出口壁部18の基端部19およびシュラウド部60の先端部61に、窪みがまったく設けられないシール構造であってもよい。その場合、シール部材70は内周面19aおよび内周面61aから径方向内側に突出する。その場合、シール部材70は、後縁15bのシュラウド端15cよりも下流側に設けられ得る。出口壁部18の内径は、下流側に向かうにつれて拡大され得る。
本明細書において、「環状(annular-shaped)」は、切れ目のない、360度の範囲で連続する円環(circular ring)と、切れ目のあるリング形状(すなわち第1端と第2端とを有する形状)とを含む意味である。つまり、環状のシール部材は、切れ目のないシール部材70に限られない。環状のシール部材として、切れ目を有するシール部材70が用いられ、隙間gの内周側の360度未満の領域をシール部材70が塞いでもよい。またシール部材70が360度以上の領域に設けられ、周方向の一部において、シール部材70の両端部が重複してもよい。「環状」は、「輪状(ring-shaped)」と同じ意味である。
電磁溶接法以外の方法でシール部材70が接合されてもよい。シール部材70は、たとえば、アーク溶接、ガス溶接、またはロー付け等によって接合されてもよい。その場合、凸部19cや凸部61cは省略され得る。シール部材70は、接合された状態で円筒形状をなしてもよい。
本開示のいくつかの態様によれば、シュラウド部を含む第2ノズルリングとタービンハウジングとの間のシール性能を向上することができる。
1 可変容量型過給機
10 タービン
11 タービンハウジング
12 タービンインペラ
12a ハブ部
13 スクロール流路
15 羽根部
15a 前縁
15b 後縁
15c シュラウド端
15d チップ
16 出口流路
18、18A、18B、18C 出口壁部
19、19A、19B、19C 基端部
19a 内周面
19b 窪み
19c 凸部
20 コンプレッサ
40 可変ノズルユニット
41 可変ノズル
42 第1ノズルリング
43 第2ノズルリング
60、60B、60C シュラウド部
61、61B、61C 先端部
61a 内周面
61b 窪み
61c 凸部
70 シール部材
g 隙間
S、S1、S2、S3 シール構造

Claims (6)

  1. タービンハウジング内においてスクロール流路とタービンインペラとの間に配置された可変ノズルユニットのシール構造であって、
    前記可変ノズルユニットは、
    前記タービンハウジング内において、前記タービンインペラの軸線方向において前記タービンインペラの羽根部よりもコンプレッサ側に配置された第1ノズルリングと、
    前記タービンハウジング内において、前記軸線方向において前記第1ノズルリングに対向するように配置されると共に前記スクロール流路に面する第2ノズルリングと、
    前記第1ノズルリングと前記第2ノズルリングとの間に配置された複数の可変ノズルと、を含み、
    前記タービンハウジングに設けられ、前記タービンインペラの下流側において出口流路を形成する筒状の出口壁部と、
    前記第2ノズルリングに設けられて前記羽根部に対面する環状のシュラウド部であって、前記出口壁部の基端部と前記シュラウド部の先端部とが前記軸線方向に隙間をもって対向するシュラウド部と、
    前記隙間の径方向における内周側に配置されて前記出口壁部の前記基端部および前記シュラウド部の前記先端部に当接し、前記隙間を塞ぐ環状のシール部材と、
    を備える、可変ノズルユニットのシール構造。
  2. 前記シール部材は、前記出口壁部の前記基端部および前記シュラウド部の前記先端部に溶着されている、請求項1に記載の可変ノズルユニットのシール構造。
  3. 前記シュラウド部の前記先端部は、前記羽根部の後縁のシュラウド端よりも前記軸線方向における下流側に突出しており、
    前記シール部材は、前記シュラウド端よりも下流側に位置している、請求項1または2に記載の可変ノズルユニットのシール構造。
  4. 前記出口壁部の前記基端部の内周面および前記シュラウド部の前記先端部の内周面の少なくとも一方には窪みが設けられており、
    前記シール部材の少なくとも一部は前記窪みに配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の可変ノズルユニットのシール構造。
  5. 前記窪みには径方向内側へ向けて突出する凸部が設けられている、請求項4に記載の可変ノズルユニットのシール構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の可変ノズルユニットのシール構造を備え、
    前記シール構造をもって前記可変ノズルユニットが前記タービンハウジング内に取り付けられている、可変容量型過給機。
JP2019506223A 2017-03-17 2018-03-14 可変ノズルユニットのシール構造および可変容量型過給機 Active JP6624338B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017053401 2017-03-17
JP2017053401 2017-03-17
PCT/JP2018/009979 WO2018168931A1 (ja) 2017-03-17 2018-03-14 可変ノズルユニットのシール構造および可変容量型過給機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018168931A1 JPWO2018168931A1 (ja) 2019-06-27
JP6624338B2 true JP6624338B2 (ja) 2019-12-25

Family

ID=63522314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019506223A Active JP6624338B2 (ja) 2017-03-17 2018-03-14 可変ノズルユニットのシール構造および可変容量型過給機

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11326615B2 (ja)
JP (1) JP6624338B2 (ja)
CN (1) CN110291281B (ja)
DE (1) DE112018001434B4 (ja)
WO (1) WO2018168931A1 (ja)

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2860827A (en) 1953-06-08 1958-11-18 Garrett Corp Turbosupercharger
JPH05214949A (ja) 1992-01-31 1993-08-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 可変容量過給機
DE19640654A1 (de) 1996-10-02 1998-04-09 Asea Brown Boveri Berstschutzvorrichtung für Radialturbinen von Turboladern
JPH11229887A (ja) 1998-02-13 1999-08-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ターボ過給機のガスシール構造
JPH11229886A (ja) 1998-02-13 1999-08-24 Taiho Kogyo Co Ltd ターボチャージャのシール装置
DE102004039477B4 (de) 2004-08-14 2015-01-08 Ihi Charging Systems International Gmbh Turbinengehäuse für einen Abgasturbolader
DE102004039473A1 (de) 2004-08-14 2006-03-23 Ihi Charging Systems International Gmbh Dichtung
JP4671177B2 (ja) 2006-06-02 2011-04-13 株式会社Ihi 電動過給機
JP4735455B2 (ja) * 2006-07-13 2011-07-27 株式会社Ihi 過給機
WO2008053771A1 (fr) * 2006-10-27 2008-05-08 Komatsu Ltd. Turbocompresseur variable et procédé de retour d'huile à partir de dispositif de commande hydraulique
JP2009197633A (ja) 2008-02-20 2009-09-03 Ihi Corp ターボチャージャ
JP4946983B2 (ja) 2008-06-23 2012-06-06 株式会社Ihi ターボチャージャ
KR20120105055A (ko) 2010-02-25 2012-09-24 가부시키가이샤 아이에이치아이 가변 용량형 터보 차저
JP5849445B2 (ja) 2011-06-13 2016-01-27 株式会社Ihi 可変ノズルユニット及び可変容量型過給機
US8763393B2 (en) 2011-08-08 2014-07-01 Honeywell International Inc. Sealing arrangement between a variable-nozzle assembly and a turbine housing of a turbocharger
JP5118767B1 (ja) * 2011-09-22 2013-01-16 三菱重工業株式会社 ターボチャージャのシールリング組付け方法及びターボチャージャ
JP5787085B2 (ja) 2011-11-16 2015-09-30 トヨタ自動車株式会社 ターボチャージャ
CN103711528B (zh) 2013-10-22 2015-04-08 萍乡市慧成精密机电有限公司 混流涡轮增压器可变喷嘴环
JP6331736B2 (ja) 2014-06-13 2018-05-30 株式会社Ihi 可変ノズルユニット及び可変容量型過給機
EP3173599B1 (en) * 2014-11-21 2019-10-02 Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. Variable nozzle mechanism and variable displacement turbocharger
US9810238B2 (en) * 2015-03-09 2017-11-07 Caterpillar Inc. Turbocharger with turbine shroud
JP6394791B2 (ja) * 2015-03-31 2018-09-26 株式会社Ihi 可変容量型過給機

Also Published As

Publication number Publication date
CN110291281A (zh) 2019-09-27
DE112018001434B4 (de) 2022-10-13
CN110291281B (zh) 2021-06-11
US11326615B2 (en) 2022-05-10
WO2018168931A1 (ja) 2018-09-20
US20200018319A1 (en) 2020-01-16
DE112018001434T5 (de) 2019-12-05
JPWO2018168931A1 (ja) 2019-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100754257B1 (ko) 가변용량형 배기 터보 과급기의 스크롤 구조 및 그제조방법
JP6542246B2 (ja) 可変容量型過給機
JP5433560B2 (ja) タービンスクロール部構造
WO2015190470A1 (ja) 可変ノズルユニット及び可変容量型過給機
WO2016039015A1 (ja) 可変ノズルユニット及び可変容量型過給機
WO2013099846A1 (ja) インペラ及びこれを備えた回転機械
JP5936710B2 (ja) 可変容量型排気ターボ過給機
US9903379B2 (en) Variable nozzle unit and variable geometry system turbocharger
JP2013002466A (ja) スラスト軸受構造及び過給機
EP2354465A2 (en) Adverse pressure gradient seal mechanism
JPWO2017168766A1 (ja) 回転機械翼、過給機、および、これらの流れ場の形成方法
US11459907B2 (en) Variable capacity turbocharger
JP6690730B2 (ja) 可変ノズルユニットおよび過給機
WO2018088363A1 (ja) 可変ノズルユニットおよび過給機
JP6624338B2 (ja) 可変ノズルユニットのシール構造および可変容量型過給機
CN108026831B (zh) 可变喷嘴单元以及可变容量型增压器
JP6969670B2 (ja) 過給機
JP7196994B2 (ja) 可変容量型過給機
JP2019002361A (ja) ターボ機械
JP4677179B2 (ja) ブラシシール支持体
JP6912003B2 (ja) 遠心圧縮機
US20210115850A1 (en) Variable capacity turbocharger
JP2017172344A (ja) インペラ、回転機械、およびインペラの製造方法
RU2641797C2 (ru) Сверхзвуковой компрессор и связанный с ним способ
JP2020139444A (ja) 排気ターボ過給機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191111

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6624338

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151