以下、本開示の原理及び思想を、例示的な実施形態を参照して説明する。これらの実施形態の全ては、当業者が本開示をより理解し、さらに実施するために単に与えられるが、本開示の範囲を限定するものではないことを理解されたい。例えば、ある実施形態の一部として図示又は説明された特徴は、別の実施形態で使用されて、さらなる実施形態を生み出すことができる。明確化のために、実際の実装の全ての特徴は本明細書に記載されていない。
本明細書において、“一実施形態(an embodiment)”、“別の実施形態(another embodiment)”、“さらなる実施形態(a further embodiment)”、及び同様の表現を参照することは、説明される実施形態が、特定の特徴、構造、又は特性を含むが、全ての実施形態が、上記の特定の特徴、構造、又は特性を必ずしも含まなくても良いことを示している。さらに、そのようなフレーズは、同じ実施形態を参照することを必要としない。さらに、特定の特徴、構造、又は特徴が、実施形態に関連して説明される場合には、明示的に説明又は説明しない他の実施形態に関連して、当業者の知識内に、このような特徴、構造、又は特徴が影響を与えることを示している。
本明細書では、“第1(first)”及び“第2(second)”などの用語は、様々な要素を説明するために使用されるが、これらの要素はこれらの用語によって限定されるべきではないことを理解されたい。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。例えば、第1の要素は第2の要素と称することができ、同様に、第2の要素は第2の要素と称することができ、例示的な実施形態の範囲から逸脱することはない。本明細書で使用されるように、用語“及び/又は(and/or)”は、関連するリストされた用語の1つ以上の任意及び全ての組み合わせを含む。
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、実施形態を限定することを意図するものではない。本明細書で使用されるように、単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、複数形も含むことを意図している。本明細書で使用される場合、用語“備える(comprises)”、“備える(comprising)”、“有する(has)”、“有する(having)”、“含む(includes)”、及び/又は“含む(including)”は、述べられた特徴、要素、及び/又は構成要素等の存在を特定するものであるが、1つ以上の他の特徴、要素、構成要素、及び/又はそれらの組み合わせの存在又は追加を排除するものではない。
以下の説明及び特許請求の範囲において、他に定義されない限り、本明細書中で使用されるすべての技術用語及び科学用語は、本開示が属する当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。例えば、本明細書で使用される“基地局(base station,BS)”という用語は、例えば、eNB、eNodeB、NodeB、又はベーストランシーバ基地局(base transceiver station,BTS)、アクセスノード(Access Node,AN)又はアクセスポイント(Access Point,AP)などを指す。同様に、本明細書で使用される用語“ユーザ装置(user equipment,UE)”は、無線通信機能を有する任意の端末デバイスを指す。端末デバイスは、モバイルフォン、セルラーフォン、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistants,PDAs)、ポータブルコンピュータ、デジタルカメラなどの画像キャプチャデバイス、ゲーム機器、音楽ストレージ、再生機器、無線通信機能を有する任意のポータブルユニット又は端末、無線インターネットアクセス及びブラウジングなどを可能にするインターネット機器などを含むが、これらに限定されない。
以下、本開示の実施形態は、異なる長さの様々なTTIが適用される周波数キャリアのキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムに適用可能なデータ送信及びHARQフィードバックのための新規なソリューションを提案する。
図3は、本開示の幾つかの実施形態による、データ送信のための方法300のフローチャートを示している。方法300は、ショートTTIが適用される少なくとも1つのコンポーネントキャリア(以下、「第1のキャリア」と称する)と、ロングTTIが適用される少なくとも1つのコンポーネントキャリア(以下、「第2のキャリア」と称する)と、のキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおいて、ユーザ装置へのデータ送信を実行するために基地局で実行される。ロングTTI及びショートTTIの各々は、DL制御領域、UL制御領域、及びデータ送信領域を含んでも良いが、必ずしもこの順序である必要はない。一例として、DL制御領域は、DLスケジューリンググラント又はULスケジューリンググラントをユーザ装置に送信するために基地局によって使用されても良い。データ送信領域は、それぞれのスケジューリンググラントに対応して、基地局からユーザ装置にDLデータ送信を送信するために使用されても良い。
本明細書で使用される用語「ショート」及び「ロング」は、単にロングTTIがショートTTIよりも相対的に長いという相対的な長さ関係にあることを単に指していることに留意されたい。また、本明細書で使用される、「ロング/ショートTTIが適用されるキャリア」のような表現は、対応するTTIの構造に従ったキャリア上の任意の送信のためのタイミングを意味する。
図3に示されるように、方法300は、ブロック310で開始され、ブロック310では、基地局は、第2のキャリア上のロングTTIのDL制御領域において、又は、第1のキャリア上のショートTTIのDL制御領域において、又は、第2のキャリア上のロングTTI及び第1のキャリア上のショートTTIの両方のDL制御領域において、ユーザ装置へのデータ送信に対応する少なくとも1つのDLスケジューリンググラントを送信する。
次に、ブロック320では、基地局は、少なくとも1つのDLスケジューリンググラントによって示されるように、第2のキャリア上のロングTTIのデータ送信領域において、及び、第1のキャリア上のショートTTIのデータ送信領域において、ユーザ装置へのDLデータ送信を実行する。
方法300の第1の実施形態では、基地局は、第2のキャリア上のロングTTIのDL制御領域において、第2のキャリア上のDLデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントを送信しても良いし、第1のキャリア上のショートTTIのDL制御領域において、第1のキャリア上のDLデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントを送信しても良い。この実施形態では、基地局は、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたショートTTIにおいて、又は、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたショートTTIの直後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上でDLデータ送信を実行しても良い。同様に、基地局は、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたロングTTIにおいて、又は、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたロングTTIの直後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上でDLデータ送信を実行しても良い。
図4は、方法300の第1の実施形態による、図1に示されるフレーム構造を持つ場合の、DLスケジューリングとデータ送信との関係を示す2つの例を示している。この例は、例示的な目的のためだけに提供されるものであり、本開示のいかなる限定のためでもないことに留意されたい。
この図及び以下の図5−図9では、アイコン
は、ガードピリオド(guard period、GP)を表している。アイコン
は、DL制御領域を表している。アイコン
は、UL制御領域を表している。アイコン
は、DL又はULデータ送信のためのデータ送信領域を表している。TTIのシーケンスは、基地局とユーザ装置との間の送信のためのタイミングを示している。また、図に示される曲線の矢印は、DLスケジューリングとデータ送信との関係を示している。
図4に示されるように、基地局は、各ショートTTIのDL制御領域において、第1のキャリア上のDL送信に対応するDLスケジューリンググラントを送信し、また、各ロングTTIのDL制御領域において、第2のキャリア上のDL送信のためのDLスケジューリンググラントを送信する。
スケジューリングに対応して、キャリア上のDLデータ送信は、対応するDLスケジューリンググラントが同じキャリア上で送信されたTTIの直後のTTI(ロングTTI及びショートTTIを含む)において、実行されても良い。図4(a)に示される例では、基地局は、ショートTTI0のDL制御領域において、第1のキャリア上のDLスケジューリンググラントを送信し、続いて、ショートTTI1のDLデータ送信領域において、第1のキャリア上のDLデータ送信を実行しても良い。同様に、基地局は、ロングTTI0のDL制御領域において、第2のキャリア上のDLスケジューリンググラントを送信し、続いて、ロングTTI1のDLデータ送信領域において、第2のキャリア上のDLデータ送信を実行しても良い。
代替として、スケジューリングに対応して、キャリア上のDLデータ送信は、対応するDLスケジューリンググラントが同じキャリア上で送信されたTTI(ロングTTI及びショートTTIを含む)において、実行されても良い。図4(b)に示される例では、基地局は、ショートTTI0のDL制御領域において、第1のキャリア上のDLスケジューリンググラントを送信し、続いて、同じショートTTI0のDLデータ送信領域において、第1のキャリア上のDLデータ送信を実行しても良い。同様に、基地局は、ロングTTI0のDL制御領域において、第2のキャリア上のDLスケジューリンググラントを送信し、続いて、同じロングTTI0のDLデータ送信領域において、第2のキャリア上のDLデータ送信を実行しても良い。
別の代替として、スケジューリングに対応して、第1のキャリア上のDLデータ送信は、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたショートTTIの直後のショートTTIにおいて、実行されても良いし、その一方で、第2のキャリア上のDLデータ送信は、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたロングTTIにおいて、実行されても良い。又は、第1のキャリア上のDLデータ送信は、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたショートTTIにおいて、実行されても良いし、その一方で、第2のキャリア上のDLデータ送信は、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたロングTTIの直後のロングTTIにおいて、実行されても良い。この代替のケースは、図に示されていない。
図5は、方法300の第1の実施形態による、図2に示されるフレーム構造を持つ場合の、DLスケジューリングとデータ送信との関係を示す別の例を示している。この例は、例示的な目的のためだけに提供されるものであり、本開示のいかなる限定のためでもないことに留意されたい。図5と図4との唯一の違いは、異なるフレーム構造の使用にある。図5では、DLスケジューリングとデータ送信とは、図4を参照して上述したものと同じ関係であるため、これについては、ここでは詳述しない。
方法300の第2の実施形態では、基地局は、第1のキャリア上のショートTTIのDL制御領域において、第1のキャリア上のデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントを送信しても良いし、また、第1のキャリア上のショートTTIのDL制御領域において、第2のキャリア上のデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントを送信しても良い。この実施形態では、第1のキャリア上のDLデータ送信は、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたショートTTIにおいて、又は、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたショートTTIの直後のショートTTIにおいて、実行されても良い。これに対応して、第2のキャリア上のDLデータ送信は、インデックスnlongのロングTTIにおいて、実行されても良い。インデックスnlongと、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたショートTTIのインデックスnshortと、は、nlong=nshort/2の関係を有し、nshortは偶数である。
図6は、方法300の第2の実施形態による、図1に示されるフレーム構造を持つ場合の、DLスケジューリングとデータ送信との関係を示す2つの例を示している。この例は、例示的な目的のためだけに提供されるものであり、本開示のいかなる限定のためでもないことに留意されたい。
図6に示されるように、基地局は、ショートTTIのDL制御領域において、第1のキャリア上のDL送信に対応するDLスケジューリンググラントを送信しても良いし、第1のキャリア上のショートTTIのDL制御領域において、第2のキャリア上のDL送信に対応するDLスケジューリンググラントを送信しても良い。一般に、基地局は、各ショートTTIにおいて、第1のキャリア上のDL送信に対応するDLスケジューリンググラントを送信しても良いし、ロングTTIの長さに対するショートTTIの長さの比に応じて、2つ以上のショートTTI毎に、第2のキャリア上のDL送信に対応するDLスケジューリンググラントを送信しても良い。
スケジューリングに対応して、第1のキャリア上のDLデータ送信は、第1のキャリア上のDLデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントが送信されたショートTTIの直後のショートTTIにおいて、実行されても良いし、その一方で、第2のキャリア上のDLデータ送信は、インデックスnlongを有するロングTTIにおいて、実行されても良い。インデックスnlongと、第2のキャリア上のDLデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントが送信されたショートTTIのインデックスnshortと、は、nlong=nshort/2の関係を有し、nshortは偶数である。図6(a)に示される例では、基地局は、ショートTTI0のDL制御領域において、第1のキャリア上のDLデータ送信のためのDLスケジューリンググラントを送信し、続いて、ショートTTI1のDLデータ送信領域において、第1のキャリア上のDLデータ送信を実行する。その後、基地局は、ショートTTI1のDL制御領域において、第1のキャリア上の別のDLスケジューリンググラントを送信し、続いて、ショートTTI2のDLデータ送信領域において、第1のキャリア上のDLデータ送信を実行する。第2のキャリア上のDLデータ送信のために、基地局は、ショートTTI0のDL制御領域において、DLスケジューリンググラントを送信し、ロングTTI0のDLデータ送信領域において、DLデータ送信を実行しても良い。その後、基地局は、ショートTTI2のDL制御領域において、第2のキャリア上の別のDLスケジューリンググラントを送信し、続いて、ロングTTI1のDLデータ送信領域において、第2のキャリア上のDLデータ送信を実行しても良い。
当業者であれば、図に示される各「TTI」の後の数字は、そのTTIのインデックス(通常は整数)を示すことを理解するであろう。
代替として、スケジューリングに対応して、第1のキャリア上のDLデータ送信は、第1のキャリア上のDLデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントが送信されたショートTTIにおいて、実行されても良いし、その一方で、第2のキャリア上のDLデータ送信は、インデックスnlongを有するロングTTIにおいて、実行されても良い。インデックスnlongと、第2のキャリア上のDLデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントが送信されたショートTTIのインデックスnshortと、は、nlong=nshort/2の関係を有し、nshortは偶数である。図6(b)に示される例では、基地局は、ショートTTI0のDL制御領域において、第1のキャリア上のDLデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントを送信し、続いて、同じショートTTIのDLデータ送信領域において、第1のキャリア上のDLデータ送信を送信する。その後、基地局は、ショートTTI1のDL制御領域において、第1のキャリア上の別のDLスケジューリンググラントを送信し、続いて、同じショートTTI1のDLデータ送信領域において、第1のキャリア上のDLデータ送信を送信する。第2のキャリア上のDLデータ送信のために、基地局は、ショートTTI0のDL制御領域において、第1のキャリア上でDLスケジューリンググラントを送信し、続いて、ロングTTI0のDLデータ送信領域において、DLデータ送信を送信しても良い。その後、基地局は、ショートTTI2のDL制御領域において、第1のキャリア上で別のDLスケジューリンググラントを送信し、続いて、ロングTTI1のDLデータ送信領域において、第2のキャリア上のDLデータ送信を送信しても良い。
図7は、方法300の第2の実施形態による、図2に示されるフレーム構造を用いる場合の、DLスケジューリングとデータ送信との関係を示す別の例を示している。この例は、例示的な目的のためだけに提供されるものであり、本開示のいかなる限定のためでもないことに留意されたい。図6と図7との唯一の違いは、異なるフレーム構造の使用にある。図7では、DLスケジューリングとデータ送信とは、図6を参照して上述したものと同じ関係であるため、これについては、ここでは詳述しない。
方法300の第3の実施形態では、基地局は、第2のキャリア上のロングTTIのDL制御領域において、第1のキャリア上のデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントと、第2のキャリア上のデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントと、を送信しても良い。この実施形態では、第2のキャリア上のDLデータ送信は、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたロングTTIにおいて、又は、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたロングTTIの直後のロングTTIにおいて、実行される。これに対応して、第1のキャリア上のDLデータ送信は、インデックスnshortを有するショートTTIにおいて、実行される。インデックスnshortと、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nlong=floor(nshort/2)の関係を有し、nshortは整数である。又は、第1のキャリア上のDLデータ送信は、インデックスnshortを有するショートTTIにおいて、実行される。インデックスnshortと、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nlong=floor((nshort−1)/2)の関係を有し、nshortは整数である。
図8は、方法300の第3の実施形態による、図1に示されるフレーム構造を用いた場合の、DLスケジューリングとデータ送信との関係を示す2つの例を示している。この例は、例示的な目的のためだけに提供されるものであり、本開示のいかなる限定のためでもないことに留意されたい。
図8に示されるように、基地局は、第1のキャリア上のロングTTIのDL制御領域において、第2のキャリア上のDL送信に対応するDLスケジューリンググラントを送信しても良いし、第1のキャリア上のロングTTIのDL制御領域において、第1のキャリア上のDL送信に対応するDLスケジューリンググラントも送信しても良い。
スケジューリングに対応して、図8(a)に示されるように、第2のキャリア上のDLデータ送信は、第2のキャリア上のDLデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントが実行されたロングTTIの直後のロングTTIにおいて、実行される。第1のキャリア上のDLデータ送信は、インデックスnshortを有するショートTTIにおいて、実行される。インデックスnshortと、第1のキャリア上のDLデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントが送信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nlong=floor(nshort/2)の関係を有し、nshortは整数である。
図8(a)に示される例では、基地局は、ロングTTI0のDL制御領域において、第2のキャリア上のDLデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントを送信し、続いて、ロングTTI1のDLデータ送信領域において、第2のキャリア上のDLデータ送信を実行する。その後、基地局は、ロングTTI1のDL制御領域において、別のDLスケジューリンググラントを送信し、続いて、ロングTTI2のDLデータ送信領域において、第2のキャリア上のDLデータ送信を実行するなどの処理を行う。第1のキャリア上のDLデータ送信のために、基地局は、ロングTTI0のDL制御領域において、DLスケジューリンググラントを送信し、このスケジューリングに対応して、ショートTTI0及び/又はショートTTI1のDLデータ送信領域において、DLデータ送信を実行しても良い。その後、基地局は、ロングTTI1のDL制御領域において、別のDLスケジューリンググラントを送信し、このスケジューリングに対応して、ショートTTI2及び/又はショートTTI3のDLデータ送信領域において、第1のキャリア上のDLデータ送信を実行するなどの処理を行っても良い。
代替として、図8(b)に示されるように、スケジューリングに対応して、第2のキャリア上のDLデータ送信は、第2のキャリア上のDLデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントが送信されたロングTTIにおいて、実行されても良い。第1のキャリア上のDLデータ送信は、インデックスnshortを有するショートTTIにおいて、実行される。インデックスnshortと、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nlong=floor(nshort/2)の関係を有し、nshortは整数である。
図8(b)に示される例では、基地局は、ロングTTI0のDL制御領域において、第2のキャリア上のDLデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントを送信し、続いて、ロングTTI0のDLデータ送信領域において、DLデータ送信を実行する。その後、基地局は、ロングTTI1のDL制御領域において、別のDLスケジューリンググラントを送信し、続いて、同じロングTTI1のDLデータ送信領域において、第2のキャリア上のDLデータ送信を実行するなどの処理を行う。第1のキャリア上のDLデータ送信のために、基地局は、ロングTTI0のDL制御領域において、DLスケジューリンググラントを送信し、このスケジューリングに対応して、ショートTTI0及び/又はショートTTI1のDLデータ送信領域において、第1のキャリア上のDLデータ送信を実行しても良い。その後、基地局は、ロングTTI1のDL制御領域において、別のDLスケジューリンググラントを送信し、このスケジューリングに対応して、ショートTTI2及び/又はショートTTI3のDLデータ送信領域において、第1のキャリア上のDLデータ送信を実行するなどの処理を行っても良い。
図9は、方法300の第3の実施形態による、図2に示されるフレーム構造を用いた場合の、DLスケジューリングとデータ送信との関係を示す別の例を示している。この例は、例示的な目的のためだけに提供されるものであり、本開示のいかなる限定のためでもないことに留意されたい。図9と図8との違いは、異なるフレーム構造の使用及び第1のキャリア上のDLデータ送信にある。
第2のキャリア上のDLスケジューリングとデータ送信とは、図4を参照して上述したものと同じ関係であるため、これについては、ここでは詳述しない。以下の説明では、第1のキャリア上のDLスケジューリングとデータ送信との関係にのみフォーカスする。
図9に示されるように、基地局は、インデックスnlongを有するロングTTIのDL制御領域において、第1のキャリア上のDL送信に対応するDLスケジューリンググラントを送信しても良い。
スケジューリングに対応して、第1のキャリア上のDLデータ送信は、インデックスnshortを有するショートTTIにおいて、実行されても良い。インデックスnshortと、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nlong=floor((nshort−1)/2)の関係を有し、nshortは整数である。
例えば、図9に示されるように、基地局は、第2のキャリア上のロングTTI0のDL制御領域において、第1のキャリア上のDLデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントを送信し、このスケジューリングに対応して、ショートTTI1及び/又はショートTTI2のDLデータ送信領域において、第1のキャリア上のDLデータ送信を実行しても良い。その後、基地局は、第2のキャリア上のロングTTI1のDL制御領域において、別のDLスケジューリンググラントを送信し、このスケジューリングに対応して、ショートTTI3及び/又はショートTTI4のDLデータ送信領域において、第1のキャリア上のDLデータ送信を実行するなどの処理を行っても良い。
図10は、本開示の幾つかの実施形態による、HARQフィードバックを送信するための方法1000のフローチャートを示している。方法1000は、ショートTTIが適用される少なくとも1つのコンポーネントキャリア(以下、「第1のキャリア」と称する)と、ロングTTIが適用される少なくとも1つのコンポーネントキャリア(以下、「第2のキャリア」と称する)と、のキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおいて、基地局へHARQフィードバックを送信するためにユーザ装置で実行される。ロングTTI及びショートTTIの各々は、DL制御領域、UL制御領域、及びデータ送信領域を含んでも良いが、必ずしもこの順序である必要はない。一例として、DL制御領域は、基地局からDLスケジューリンググラント又はULスケジューリンググラントを受信するためにユーザ装置によって使用されても良い。UL制御領域は、DLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信するためにユーザ装置によって使用されても良い。データ送信領域は、基地局からDLデータ送信を受信するためにユーザ装置によって使用されても良い。
図示されるように、方法1000は、ブロック1010で開始され、ブロック1010では、ユーザ装置は、第1のキャリア上のショートTTIのデータ送信領域において、及び、第2のキャリア上のロングTTIのデータ送信領域において、基地局からのDLデータ送信を受信する。
ブロック1020では、ユーザ装置は、第1のキャリア上のショートTTIのUL制御領域において、又は、第2のキャリア上のロングTTIのUL制御領域において、又は、第1のキャリア上のショートTTI及び第2のキャリア上のロングTTIの両方のUL制御領域において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、基地局へ送信する。
方法1000の第1の実施形態では、ユーザ装置は、DLデータ送信が受信されたショートTTIの直後の又は2つ後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信しても良い。
同様に、ユーザ装置は、DLデータ送信が受信されたロングTTIの直後の又は2つ後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信しても良い。
図11は、方法1000の第1の実施形態による、図1に示されるフレーム構造を用いた場合の、DLデータ送信とHARQフィードバック送信との関係を示す2つの例を示している。
図11(a)に示される例では、ユーザ装置は、DLデータ送信が受信されたショートTTIの直後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信し、また、DLデータ送信が受信されたロングTTIの直後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信する。
具体的には、図示されるように、ユーザ装置は、ショートTTI0において、基地局から第1のキャリア上でDLデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI1において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、ユーザ装置は、ショートTTI1において、基地局から第1のキャリア上で次のDLデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI2において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信するなどの処理を行っても良い。
同様に、ユーザ装置は、ロングTTI0において、基地局から第2のキャリア上でDLデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI1において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、ユーザ装置は、ロングTTI1において、基地局から第2のキャリア上で次のDLデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI2において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信するなどの処理を行っても良い。
図11(b)に示される例では、ユーザ装置は、DLデータ送信が受信されたショートTTIの2つ後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信し、DLデータ送信が受信されたロングTTIの2つ後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信する。
具体的には、図示されるように、ユーザ装置は、ショートTTI0において、基地局から第1のキャリア上でDLデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI2において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、ユーザ装置は、ショートTTI1において、基地局から第1のキャリア上で次のDLデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI3において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信するなどの処理を行っても良い。
同様に、ユーザ装置は、ロングTTI0において、基地局から第2のキャリア上でDLデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI2において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、ユーザ装置は、ロングTTI1において、基地局から第1のキャリア上で次のDLデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI3において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信するなどの処理を行っても良い。
方法1000の第2の実施形態では、ユーザ装置は、DLデータ送信が受信されたショートTTIの直後の又は2つ後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたDLデータ送信のために、第1のキャリア上でHARQフィードバックを送信しても良い。
第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックをユーザ装置によって送信するために、以下のような2つの代替のオプションがある。
・ユーザ装置は、インデックスnshortのショートTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信しても良い。インデックスnshortと、DLデータ送信が受信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nshort=2*(nlong+1)+1の関係を有し、nlongは整数である。又は、
・ユーザ装置は、インデックスnshortのショートTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信しても良い。インデックスnshortと、DLデータ送信が受信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nshort=2*(nlong+1)の関係を有し、nlongは整数である。
図12は、方法1000の第2の実施形態による、図1に示されるフレーム構造を用いる場合の、DLデータ送信とHARQフィードバック送信との関係を示す2つの例を示している。
図12(a)に示される例では、ユーザ装置は、DLデータ送信が受信されたショートTTIの2つ後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信し、インデックスnshortを有するショートTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信する。インデックスnshortと、DLデータ送信が受信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nshort=2*(nlong+1)+1の関係を有し、nlongは整数である。
具体的には、図示されるように、ユーザ装置は、ショートTTI0において、基地局から第1のキャリア上でDLデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI2において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、ユーザ装置は、ショートTTI1において、基地局から第1のキャリア上で次のDLデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI3において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信するなどの処理を行っても良い。
第2のキャリア上のDLデータ送信のために、ユーザ装置は、ロングTTI0において、基地局から第2のキャリア上でDLデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI3において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、ユーザ装置は、ロングTTI1において、基地局から第2のキャリア上で次のDLデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI5において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信するなどの処理を行っても良い。
図12(b)に示される例では、ユーザ装置は、DLデータ送信が受信されたTTIの直後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信し、インデックスnshortを有するショートTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信する。インデックスnshortと、DLデータ送信が受信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nshort=2*(nlong+1)の関係を有し、nlongは整数である。
具体的には、図示されるように、ユーザ装置は、ショートTTI0において、基地局から第1のキャリア上でDLデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI1において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、ユーザ装置は、ショートTTI1において、基地局から第1のキャリア上で次のDLデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI2において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信するなどの処理を行っても良い。
第2のキャリア上のDLデータ送信のために、ユーザ装置は、ロングTTI0において、基地局から第2のキャリア上でDLデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI2において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、ユーザ装置は、ロングTTI1において、基地局から第2のキャリア上で次のDLデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI2において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信するなどの処理を行っても良い。
方法1000の第3の実施形態では、ユーザ装置は、DLデータ送信が受信されたショートTTIと同じショートTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信しても良い。
第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックをユーザ装置によって送信するために、以下のような2つの代替のオプションがある。
・ユーザ装置は、DLデータ送信が受信されたロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信しても良い。又は、
・ユーザ装置は、インデックスnshortを有するショートTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信しても良い。インデックスnshortと、DLデータ送信が受信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nshort=2*nlong+1の関係を有し、nlongは整数である。
図13は、方法1000の第3の実施形態による、図2に示されるフレーム構造を用いた場合の、DLデータ送信とHARQフィードバック送信との関係を示す例を示している。
図13に示されるように、ユーザ装置は、DLデータ送信が受信されたショートTTIと同じショートTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信し、DLデータ送信が受信されたロングTTIと同じロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信する。このようにして、データ送信とHARQフィードバックとの間の遅延を最小化することができる。
具体的には、図示されるように、ユーザ装置は、ショートTTI0において、基地局から第1のキャリア上でDLデータ送信を受信した場合、続いて、同じショートTTI0において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、ユーザ装置は、ショートTTI1において、基地局から第1のキャリア上で次のDLデータ送信を受信した場合、続いて、同じショートTTI1において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信するなどの処理を行っても良い。
同様に、ユーザ装置は、ロングTTI0において、基地局から第2のキャリア上でDLデータ送信を受信した場合、続いて、同じロングTTI0において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、ユーザ装置は、ロングTTI1において、基地局から第2のキャリア上で次のDLデータ送信を受信した場合、続いて、同じロングTTI1において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信するなどの処理を行っても良い。
図14は、方法1000の第3の実施形態による、図2に示されるフレーム構造を用いた場合の、DLデータ送信とHARQフィードバック送信との関係の別の例を示している。
図示されるように、ユーザ装置は、DLデータ送信が受信されたショートTTIと同じショートTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信し、インデックスnshortを有するショートTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信する。インデックスnshortと、DLデータ送信が受信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nshort=2*nlong+1の関係を有し、nlongは整数である。
具体的には、図示されるように、ユーザ装置は、ショートTTI0において、基地局から第1のキャリア上でDLデータ送信を受信した場合、続いて、同じショートTTI0において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、ユーザ装置は、ショートTTI1において、基地局から第1のキャリア上で次のDLデータ送信を受信した場合、続いて、同じショートTTI1において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信するなどの処理を行っても良い。
第2のキャリア上のDLデータ送信のために、ユーザ装置は、ロングTTI0において、基地局から第2のキャリア上でDLデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI1において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信しても良い。その後、ユーザ装置は、ロングTTI1において、基地局から第2のキャリア上で次のDLデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI3において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信するなどの処理を行っても良い。
方法1000の第4の実施形態では、ユーザ装置は、DLデータ送信が受信されたロングTTIの直後の又は2つ後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信し、また、インデックスnlongを有するロングTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信しても良い。インデックスnlongと、DLデータ送信が受信されたショートTTIのインデックスnshortと、は、nlong=floor(nshort/2)+1の関係を有し、nshortは整数である。
図15は、方法1000の第4の実施形態による、図1に示されるフレーム構造を用いた場合の、DLデータ送信とHARQフィードバック送信との関係を示す2つの例を示している。
図15(a)に示される例では、ユーザ装置は、DLデータ送信が受信されたロングTTIの直後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信し、また、インデックスnlongを有するロングTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信する。インデックスnlongと、DLデータ送信が受信されたショートTTIのインデックスnshortと、は、nlong=floor(nshort/2)+1の関係を有し、nlongは整数である。
具体的には、図示されるように、ユーザ装置は、ショートTTI0又はTTI1において、基地局から第1のキャリア上でDLデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI1において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、ユーザ装置は、ショートTTI2又はTTI3において、基地局から第1のキャリア上で次のDLデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI2において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信するなどの処理を行っても良い。
第2のキャリア上のDL送信のために、ユーザ装置は、ロングTTI0において、基地局から第2のキャリア上でDLデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI1において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、ユーザ装置は、ロングTTI1において、基地局から第2のキャリア上で次のDLデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI2において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信するなどの処理を行っても良い。
図15(b)に示される例では、ユーザ装置は、DLデータ送信が受信されたロングTTIの2つ後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信し、また、インデックスnlongを有するロングTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信する。インデックスnlongと、DLデータ送信が受信されたショートTTIのインデックスnshortと、は、nlong=floor(nshort/2)+1の関係を有し、nlongは整数である。
具体的には、図示されるように、ユーザ装置は、ショートTTI0又はショートTTI1において、基地局から第1のキャリア上でDLデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI1において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、ユーザ装置は、ショートTTI2又はTTI3において、基地局から第1のキャリア上で次のDLデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI2において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信するなどの処理を行っても良い。
第2のキャリア上のDLデータ送信のために、ユーザ装置は、ロングTTI0において、基地局から第2のキャリア上でDLデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI2において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信しても良い。その後、ユーザ装置は、ロングTTI1において、基地局から第2のキャリア上で次のDLデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI3において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信するなどの処理を行っても良い。
方法1000の第5の実施形態では、ユーザ装置は、DLデータ送信が受信されたロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信し、また、インデックスnlongのロングTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信する。インデックスnlongと、DLデータ送信が受信されたショートTTIのインデックスnshortと、は、nlong=floor((nshort−1)/2)+1の関係を有し、nshortは整数である。
図16は、方法1000の第5の実施形態による、図2に示されるフレーム構造を用いた場合の、DLデータ送信とHARQフィードバック送信との関係を示す例を示している。
図示されるように、ユーザ装置は、DLデータ送信が受信されたロングTTIと同じロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信し、また、インデックスnlongを有するロングTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信する。インデックスnlongと、DLデータ送信が受信されたショートTTIのインデックスnshortと、は、nlong=floor((nshort−1)/2)+1の関係を有し、nlongは整数である。
具体的には、図示されるように、ユーザ装置は、ショートTTI0において、基地局から第1のキャリア上でDLデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI0において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信しても良い。その後、ユーザ装置は、ショートTTI1又はTTI2において、基地局から第1のキャリア上で次のDLデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI1において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信するなどの処理を行っても良い。
第2のキャリア上のDLデータ送信のために、ユーザ装置は、ロングTTI0において、基地局から第2のキャリア上でDLデータ送信を受信した場合、続いて、同じロングTTI0において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、ユーザ装置は、ロングTTI1において、基地局から第2のキャリア上で次のDLデータ送信を受信した場合、続いて、同じロングTTI1において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信するなどの処理を行っても良い。
図11−図16に示される例は、例示的な目的のためだけに提供されるものであり、本開示のいかなる限定のためでもないことに留意されたい。
図17は、本開示の幾つかの実施形態による、データ送信のための方法1700のフローチャートを示している。方法1700は、ショートTTIが適用される少なくとも1つのコンポーネントキャリア(以下、「第1のキャリア」と称する)と、ロングTTIが適用される少なくとも1つのコンポーネントキャリア(以下、「第2のキャリア」と称する)と、のキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおいて、基地局へのデータ送信を実行するためにユーザ装置で実行される。ロングTTI及びショートTTIの各々は、DL制御領域、UL制御領域、及びデータ送信領域を含んでも良いが、必ずしもこの順序である必要はない。一例として、DL制御領域は、ULスケジューリンググラントを受信するためにユーザ装置によって使用されても良い。UL制御領域は、DLデータ送信のためのHARQフィードバックを送信するためにユーザ装置によって使用されても良い。データ送信領域は、それぞれのスケジューリンググラントに従ってULデータ送信を送信するためにユーザ装置によって使用されても良い。
図示されるように、方法1700は、ブロック1710で開始され、ブロック1710では、ユーザ装置は、第1のキャリア上のショートTTIのDL制御領域において、又は、第2のキャリア上のロングTTIのDL制御領域において、又は、第1のキャリア上のショートTTI及び第2のキャリア上のロングTTIの両方のDL制御領域において、基地局へのデータ送信のための少なくとも1つのULスケジューリンググラントを受信する。
ブロック1720では、ユーザ装置は、少なくとも1つのULスケジューリンググラントによって示されるように、第1のキャリア上のショートTTIのデータ送信領域において、及び、第2のキャリア上のロングTTIのデータ送信領域において、基地局へのULデータ送信を実行する。
方法1700の第1の実施形態では、ユーザ装置は、第1のキャリア上のショートTTIのDL制御領域において、第1のキャリア上のデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信しても良いし、第2のキャリア上のロングTTIのDL制御領域において、第2のキャリア上のデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信しても良い。この実施形態では、ユーザ装置は、対応するULスケジューリンググラントが受信されたショートTTIの直後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上でULデータ送信を実行し、対応するULスケジューリンググラントが受信されたロングTTIの直後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上でULデータ送信を実行しても良い。
図18は、方法1700の第1の実施形態による、図1に示されるフレーム構造を用いた場合の、ULスケジューリングとULデータ送信との関係を示す例を示している。
この図及び以下の図19−図23において、アイコン
は、ガードピリオドを表している。アイコン
は、DL制御領域を表している。アイコン
は、UL制御領域を表している。アイコン
は、DL又はULデータ送信のためのデータ送信領域を表している。TTIのシーケンスは、基地局とユーザ装置との間の送信のためのタイミングを示している。また、図に示される曲線の矢印は、ULスケジューリングとULデータ送信との関係を示している。
図18に示されるように、ユーザ装置は、ショートTTI0において、第1のキャリア上のULデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信した場合、続いて、ショートTTI1において、第1のキャリア上のULデータ送信を実行しても良い。その後、ユーザ装置は、ショートTTI1において、第1のキャリア上のULデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信した場合、続いて、ショートTTI2において、第1のキャリア上のULデータ送信を実行するなどの処理を行っても良い。
同様に、ユーザ装置は、ロングTTI0において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信した場合、続いて、ロングTTI1において、第2のキャリア上のULデータ送信を実行しても良い。その後、ユーザ装置は、ロングTTI1において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信した場合、続いて、ロングTTI2において、第2のキャリア上のULデータ送信を実行しても良い。
図19は、方法1700の第1の実施形態による、図2に示されるフレーム構造を用いる場合の、ULスケジューリングとULデータ送信との関係を示す別の例を示している。図18と図19との唯一の違いは、異なるフレーム構造の使用にある。図19では、ULスケジューリングとULデータ送信とは、図18を参照して上述したものと同じ関係であるため、これについては、ここでは詳述しない。
方法1700の第2の実施形態では、ユーザ装置は、第1のキャリア上のショートTTIのDL制御領域において、第1のキャリア上のデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信しても良いし、第1のキャリア上のショートTTIのDL制御領域において、第2のキャリア上のデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信しても良い。一般に、ユーザ装置は、ロングTTIの長さに対するショートTTIの長さの比に応じて、各ショートTTIにおいて、第1のキャリア上のUL送信のためのULスケジューリンググラントを受信し、2つ以上のショートTTI毎に、第2のキャリア上のUL送信のためのULスケジューリンググラントを受信する。
受信されたULスケジューリンググラントに従って、ユーザ装置は、対応するULスケジューリンググラントが受信されたショートTTIの直後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上のULデータ送信を実行しても良い。また、ユーザ装置は、インデックスnlongを有するロングTTIにおいて、第2のキャリア上のULデータ送信を実行しても良い。インデックスnlongと、対応するULスケジューリンググラントが受信されたショートTTIのインデックスnshortと、は、nlong=nshort/2の関係を有し、nshortは偶数である。又は、インデックスnlongと、対応するULスケジューリンググラントが受信されたショートTTIのインデックスnshortと、は、nlong=1+nshort/2の関係を有し、nshortは偶数である。
図20は、方法1700の第2の実施形態による、図1に示されるフレーム構造を用いた場合の、ULスケジューリングとULデータ送信との関係を示す2つの例を示している。
図示されるように、ユーザ装置は、ショートTTI0において、第1のキャリア上のULデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信した場合、続いて、ショートTTI1において、第1のキャリア上のULデータ送信を実行する。その後、ユーザ装置は、ショートTTI1において、第1のキャリア上のULデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信した場合、続いて、ショートTTI2において、第1のキャリア上のULデータ送信を実行するなどの処理を行う。
第2のキャリア上のULデータ送信のために、図20(a)の例では、ユーザ装置は、ショートTTI0において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信した場合、続いて、ロングTTI0において、第2のキャリア上のULデータ送信を実行する。その後、ユーザ装置は、ショートTTI2において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信した場合、続いて、ロングTTI1において、第2のキャリア上のULデータ送信を実行する。
図20(b)に示される例では、ユーザ装置は、ショートTTI0において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信した場合、続いて、ロングTTI1において、第2のキャリア上のULデータ送信を実行する。その後、ユーザ装置は、ショートTTI2において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信した場合、続いて、ロングTTI2において、第2のキャリア上のULデータ送信を実行する。
図21は、方法1700の第2の実施形態による、図2に示されるフレーム構造を用いた場合の、ULスケジューリングとULデータ送信との関係を示す別の例を示している。図20と図21との唯一の違いは、異なるフレーム構造の使用にある。図21では、ULスケジューリングとULデータ送信とは、図20を参照して上述したものと同じ関係であるため、これについては、ここでは詳述しない。
方法1700の第3の実施形態では、ユーザ装置は、第2のキャリア上のロングTTIのDL制御領域において、第1のキャリア上のULデータ送信のためのULスケジューリンググラントと、第2のキャリア上のULデータ送信のためのULスケジューリンググラントと、を受信しても良い。受信されたスケジューリンググラントに従い、ユーザ装置は、インデックスnshortを有するショートTTIにおいて、第1のキャリア上のULデータ送信を実行しても良い。インデックスnshortと、対応するULスケジューリンググラントが受信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nlong=floor((nshort−1)/2)の関係を有し、nlongは整数である。また、ユーザ装置は、対応するULスケジューリンググラントが受信されたロングTTIの直後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上のULデータ送信を実行しても良い。
図22は、方法1700の第3の実施形態による、図1に示されるフレーム構造を用いた場合の、ULスケジューリングとULデータ送信との関係を示す例を示している。
図示されるように、ユーザ装置は、ロングTTI0において、第1のキャリア上のULデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信し、同様に、ロングTTI0において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信した場合、続いて、ショートTTI1及び/又はショートTTI2において、第1のキャリア上のULデータ送信を実行しても良いし、ロングTTI1において、第2のキャリア上のULデータ送信を実行しても良い。その後、ユーザ装置は、ロングTTI1において、第1のキャリア上のULデータ送信のための別のULスケジューリンググラントを受信した場合、続いて、ショートTTI3及び/又はショートTTI4において、第1のキャリア上のULデータ送信を実行し、ロングTTI2において、第2のキャリア上のULデータ送信を実行するなどの処理を行っても良い。
図23は、方法1700の第3の実施形態による、図2に示されるフレーム構造を用いた場合の、ULスケジューリングとULデータ送信との関係を示す別の例を示している。図23と図22との唯一の違いは、異なるフレーム構造の使用にある。図23では、ULスケジューリングとULデータ送信とは、図22を参照して上述したものと同じ関係であるため、これについては、ここでは詳述しない。
図18−図23に示される例は、例示的な目的のためだけに提供されるものであり、本開示のいかなる限定のためでもないことに留意されたい。
図24は、本開示の幾つかの実施形態による、HARQフィードバックを送信するための方法2400のフローチャートを示している。方法2400は、ショートTTIが適用される少なくとも1つのコンポーネントキャリア(以下、「第1のキャリア」と称する)と、ロングTTIが適用される少なくとも1つのコンポーネントキャリア(以下、「第2のキャリア」と称する)と、のキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおいて、ULデータ送信のためのHARQフィードバックをユーザ装置へ送信するために基地局で実行される。ロングTTI及びショートTTIの各々は、DL制御領域、UL制御領域、及びデータ送信領域を含んでも良いが、必ずしもこの順序である必要はない。一例として、DL制御領域は、HARQフィードバックをユーザ装置に送信するために基地局によって使用されても良い。データ送信領域は、ULデータ送信を基地局に送信するためにユーザ装置によって使用されても良い。
図示されるように、方法2400は、ブロック2410で開始され、ブロック2410では、基地局は、第1のキャリア上のショートTTIのデータ送信領域において、及び、第2のキャリア上のロングTTIのデータ送信領域において、ユーザ装置からULデータ送信を受信する。
ブロック2420では、基地局は、第1のキャリア上のショートTTIのDL制御領域において、又は、第2のキャリア上のロングTTIのDL制御領域において、又は、第1のキャリア上のショートTTI及び第2のキャリア上のロングTTIの両方のDL制御領域において、受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、ユーザ装置へ送信する。
方法2400の第1の実施形態では、基地局は、ULデータ送信が受信されたショートTTIの直後の又は2つ後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信しても良い。同様に、基地局は、ULデータ送信が受信されたロングTTIの直後の又は2つ後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信しても良い。
図25は、方法2400の第1の実施形態による、図1に示されるフレーム構造を用いた場合の、ULデータ送信とHARQフィードバック送信との関係を示す例を示している。
図示されるように、基地局は、ULデータ送信が受信されたショートTTIの2つ後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信しても良いし、ULデータ送信が受信されたロングTTIの2つ後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信しても良い。
具体的には、図示されるように、基地局は、ショートTTI0において、第1のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI2において、第1のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、基地局は、ショートTTI1において、第1のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI3において、第1のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。第2のキャリア上のULデータ送信のために、基地局は、ロングTTI0において、第2のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI2において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、基地局は、ロングTTI1において、第2のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI3において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。
図26は、方法2400の第1の実施形態による、図2に示されるフレーム構造を用いた場合の、ULデータ送信とHARQフィードバック送信との関係を示す2つの別の例を示している。
図示されるように、基地局は、ULデータ送信が受信されたショートTTIの直後の又は2つ後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信しても良いし、ULデータ送信が受信されたロングTTIの直後の又は2つ後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信しても良い。
図26(a)に示される例では、基地局は、ショートTTI0において、第1のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI2において、第1のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、基地局は、ショートTTI1において、第1のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI3において、第1のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。第2のキャリア上のULデータ送信のために、基地局は、ロングTTI0において、ULデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI2において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、基地局は、ロングTTI1において、ULデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI3において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。
図26(b)に示される例では、基地局は、ショートTTI0において、第1のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI1において、第1のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、基地局は、ショートTTI1において、第1のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI2において、第1のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。第2のキャリア上のULデータ送信のために、基地局は、ロングTTI0において、ULデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI1において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、基地局は、ロングTTI1において、ULデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI2において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。
方法2400の第2の実施形態では、基地局は、ULデータ送信が受信されたショートTTIの直後の又は2つ後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信しても良い。
第2のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを第1のキャリア上で送信するために、以下のような2つの代替のオプションがある。
・基地局は、インデックスnshortのショートTTIにおいて、HARQフィードバックを送信しても良い。インデックスnshortと、ULデータ送信が受信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nshort=2*(nlong+1)+1の関係を有し、nlongは整数である。又は、
・基地局は、インデックスnshortのショートTTIにおいて、HARQフィードバックを送信しても良い。インデックスnshortと、ULデータ送信が受信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nshort=2*(nlong+1)の関係を有し、nlongは整数である。
図27は、方法2400の第2の実施形態による、図1に示されるフレーム構造を用いた場合の、ULデータ送信とHARQフィードバック送信との関係を示す例を示している。
図示されるように、基地局は、ULデータ送信が受信されたショートTTIの2つ後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信しても良いし、インデックスnshortを有するショートTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信しても良い。インデックスnshortと、ULデータ送信が受信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nshort=2*(nlong+1)+1の関係を有し、nlongは整数である。
具体的には、図示されるように、基地局は、ショートTTI0において、第1のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI2において、第1のキャリア上でULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、基地局は、ショートTTI1において、第1のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI3において、第1のキャリア上でULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。第2のキャリア上のULデータ送信のために、基地局は、ロングTTI0において、ULデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI3において、第1のキャリア上でULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、基地局は、ロングTTI1において、ULデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI5において、第1のキャリア上でULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。
図28は、方法2400の第2の実施形態による、図2に示されるフレーム構造を用いた場合の、ULデータ送信とHARQフィードバック送信との関係を示す2つの別の例を示している。
図示されるように、基地局は、ULデータ送信が受信されたショートTTIの直後の又は2つ後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信しても良いし、インデックスnshortを有するショートTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信しても良い。インデックスnshortと、ULデータ送信が受信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nshort=2*(nlong+1)+1の関係を有し、nlongは整数であるか、又は、nshort=2*(nlong+1)の関係を有し、nlongは整数である。
図28(a)に示される例では、基地局は、ショートTTI0において、第1のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI2において、第1のキャリア上でULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、基地局は、ショートTTI1において、第1のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI3において、第1のキャリア上でULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。第2のキャリア上のULデータ送信のために、基地局は、ロングTTI0において、ULデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI3において、第1のキャリア上でULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、基地局は、ロングTTI1において、ULデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI5において、第1のキャリア上でULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。
図28(b)に示される例では、基地局は、ショートTTI0において、第1のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI1において、第1のキャリア上でULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、基地局は、ショートTTI1において、第1のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI2において、第1のキャリア上でULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。第2のキャリア上のULデータ送信のために、基地局は、ロングTTI0において、ULデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI2において、第1のキャリア上でULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、基地局は、ロングTTI1において、ULデータ送信を受信した場合、続いて、ショートTTI4において、第1のキャリア上でULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。
方法2400の第3の実施形態では、基地局は、ULデータ送信が受信されたロングTTIの直後の又は2つ後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信しても良い。
第1のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを第2のキャリア上で送信するために、以下のような2つの代替のオプションがある。
・基地局は、インデックスnlongのロングTTIにおいて、HARQフィードバックを送信しても良い。インデックスnlongと、ULデータ送信が受信されたショートTTIのインデックスnshortと、は、nlong=floor((nshort+1)/2)+1の関係を有し、nshortは整数である。又は、
・基地局は、インデックスnlongのロングTTIにおいて、HARQフィードバックを送信しても良い。インデックスnlongと、ULデータ送信が受信されたショートTTIのインデックスnshortと、は、nlong=floor(nshort/2)+1の関係を有し、nshortは整数である。
図29は、方法2400の第3の実施形態による、図1に示されるフレーム構造を用いた場合の、ULデータ送信とHARQフィードバック送信との関係を示す例を示している。
図示されるように、基地局は、ULデータ送信が受信されたロングTTIの2つ後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信しても良いし、インデックスnlongを有するロングTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信しても良い。インデックスnlongと、ULデータ送信が受信されたショートTTIのインデックスnshortと、は、nlong=floor((nshort+1)/2)+1の関係を有し、nshortは整数である。
具体的には、図示されるように、基地局は、ショートTTI0において、第1のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI1において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、基地局は、ショートTTI1又はショートTTI2において、第1のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI2において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。第2のキャリア上のULデータ送信のために、基地局は、ロングTTI0において、ULデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI2において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、基地局は、ロングTTI1において、第2のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI3において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。
図30は、方法2400の第1の実施形態による、図2に示されるフレーム構造を用いた場合の、ULデータ送信とHARQフィードバック送信との関係を示す2つの別の例を示している。
図示されるように、基地局は、ULデータ送信が受信されたロングTTIの直後の又は2つ後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信しても良いし、インデックスnlongを有するロングTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信しても良い。インデックスnlongと、ULデータ送信が受信されたショートTTIのインデックスnshortと、は、nlong=floor((nshort+1)/2)+1の関係を有し、nshortは整数であるか、又は、nlong=floor(nshort/2)+1の関係を有し、nshortは整数である。
図30(a)に示される例では、基地局は、ショートTTI0において、第1のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI1において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、基地局は、ショートTTI1又はショートTTI2において、第1のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI2において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。第2のキャリア上のULデータ送信のために、基地局は、ロングTTI0において、ULデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI2において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、基地局は、ロングTTI1において、第2のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI3において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。
図30(b)に示される例では、基地局は、ショートTTI0又はショートTTI1において、第1のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI1において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、基地局は、ショートTTI2又はショートTTI3において、第1のキャリア上でULデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI2において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。第2のキャリア上のULデータ送信のために、基地局は、ロングTTI0において、ULデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI1において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。その後、基地局は、ロングTTI1において、ULデータ送信を受信した場合、続いて、ロングTTI2において、第2のキャリア上のULデータ送信のためのHARQフィードバックを送信しても良い。
図25−図30に示される例は、例示的な目的のためだけに提供されるものであり、本開示のいかなる限定のためでもないことに留意されたい。
図31は、本開示の幾つかの実施形態による、ショートTTIが適用される少なくとも1つの第1のキャリアと、ロングTTIが適用される少なくとも1つの第2のキャリアと、のキャリアアグリゲーションをサポートする通信システムにおいて、ユーザ装置へのデータ送信を実行するための装置3100の概略的なブロック図を示している。装置3100は、基地局又は基地局の少なくとも一部として具現化されても良い。
具体的には、装置3100は、スケジューラ3110及びトランスミッタ3120を備える。スケジューラ3110は、第1のキャリア上のショートTTI及び第2のキャリア上のロングTTIの少なくとも1つのDL制御領域において、ユーザ装置へのデータ送信に対応する少なくとも1つのDLスケジューリンググラントを送信するように構成される。トランスミッタ3120は、少なくとも1つのDLスケジューリンググラントによって示されるように、第1のキャリア上のショートTTIのデータ送信領域において、及び、第2のキャリア上のロングTTIのデータ送信領域において、ユーザ装置へのDLデータ送信を実行するように構成される。
一実施形態では、スケジューラ3110は、第1のキャリア上のショートTTIのDL制御領域において、第1のキャリア上のデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントを送信し、第2のキャリア上のロングTTIのDL制御領域において、第2のキャリア上のデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントを送信するように構成されても良い。トランスミッタ3120は、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたショートTTIにおいて、又は、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたショートTTIの直後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上のDLデータ送信を実行し、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたロングTTIにおいて、又は、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたロングTTIの直後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上のDLデータ送信を実行するように構成されても良い。
別の実施形態では、スケジューラ3110は、第1のキャリア上のショートTTIのDL制御領域において、第2のキャリア上のデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントを送信し、第1のキャリア上のショートTTIのDL制御領域において、第1のキャリア上のデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントを送信するように構成されても良い。トランスミッタ3120は、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたショートTTIにおいて、又は、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたショートTTIの直後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上のDLデータ送信を実行し、インデックスnlongのロングTTIにおいて、第2のキャリア上のDLデータ送信を実行するように構成されても良い。インデックスnlongと、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたショートTTIのインデックスnlongと、は、nlong=nshort/2の関係を有し、nshortは偶数である。
さらに別の実施形態では、スケジューラ3130は、第2のキャリア上のロングTTIのDL制御領域において、第2のキャリア上のデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントと、第1のキャリア上のデータ送信に対応するDLスケジューリンググラントと、を送信するように構成されても良い。トランスミッタ3120は、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたロングTTIにおいて、又は、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたロングTTIの直後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上のDLデータ送信を実行し、インデックスnshortのショートTTIにおいて、第1のキャリア上のDLデータ送信を実行するように構成されても良い。インデックスnshortと、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nlong=floor(nshort/2)の関係を有し、nshortは整数である。又は、インデックスnshortと、対応するDLスケジューリンググラントが送信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nlong=floor((nshort−1)/2)の関係を有し、nshortは整数である。
上述のスケジューラ3110及びトランスミッタ3120は、図3−図9を参照して説明した対応する動作又はステップを実施するように構成されても良いが、簡潔にするためにここでは詳述しない。
図32は、本開示の幾つかの実施形態による、ショートTTIが適用される少なくとも1つの第1のキャリアと、ロングTTIが適用される少なくとも1つの第2のキャリアと、のキャリアアグリゲーションをサポートする通信システムにおいて、HARQフィードバックを基地局に送信するための装置3200の概略的なブロック図を示している。装置3200は、ユーザ装置又はユーザ装置の少なくとも一部として具現化されても良い。
具体的には、装置3200は、レシーバ3210及びトランスミッタ3220を備える。レシーバ3210は、第2のキャリア上のロングTTIのデータ送信領域において、及び、第1のキャリア上のショートTTIのデータ送信領域において、基地局からDLデータ送信を受信するように構成される。トランスミッタ3220は、第1のキャリア上のショートTTI及び第2のキャリア上のロングTTIのうちの少なくとも1つのUL制御領域において、受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、基地局へ送信するように構成される。
一実施形態では、トランスミッタ3220は、DLデータ送信が受信されたショートTTIの直後の又は2つ後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信するように構成されても良い。
さらなる実施形態では、トランスミッタ3220は、DLデータ送信が受信されたロングTTIの直後の又は2つ後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信するように構成されても良い。
別の実施形態では、トランスミッタ3220は、以下のいずれかのショートTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信するように構成されても良い。インデックスnshortのショートTTI(インデックスnshortと、DLスケジューリンググラントが受信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nshort=2*(nlong+1)+1の関係を有し、nlongは整数である)。又は、インデックスnshortのショートTTI(インデックスnshortと、DLスケジューリンググラントが受信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nshort=2*(nlong+1)の関係を有し、nlongは整数である)。
さらに別の実施形態では、トランスミッタ3220は、DLデータ送信が受信されたロングTTIの直後の又は2つ後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信し、インデックスnlongのロングTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信するように構成されても良い。インデックスnlongと、DLスケジューリンググラントが受信されたショートTTIのインデックスnshortと、は、nlong=floor(nshort/2)+1の関係を有し、nshortは整数である。
さらに別の実施形態では、トランスミッタ3220は、DLデータ送信が受信されたショートTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信するように構成されても良い。
さらなる実施形態では、トランスミッタ3220は、DLデータ送信が受信されたロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信し、インデックスnshortのショートTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信するように構成されても良い。インデックスnshortと、DLスケジューリンググラントが受信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nshort=2*nlong+1の関係を有し、nlongは整数である。
さらに別の実施形態では、トランスミッタ3220は、DLデータ送信が受信されたロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信し、インデックスnlongのロングTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたDLデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信するように構成されても良い。インデックスnlongと、DLスケジューリンググラントが受信されたショートTTIのインデックスnshortと、は、nlong=floor((nshort−1)/2)+1の関係を有し、nlongは整数である。
上述のレシーバ3210及びトランスミッタ3220は、図10−図16を参照して説明した対応する動作又はステップを実施するように構成されても良いが、簡潔にするためにここでは詳述しない。
図33は、ショートTTIが適用される少なくとも1つの第1のキャリアと、ロングTTIが適用される少なくとも1つの第2のキャリアと、のキャリアアグリゲーションをサポートする通信システムにおいて、基地局へのデータ送信を実行するための装置3300の概略的なブロック図を示している。装置3300は、ユーザ装置又はユーザ装置の少なくとも一部として具現化されても良い。
具体的には、装置3300は、レシーバ3310及びトランスミッタ3320を備える。レシーバ3310は、第1のキャリア上のショートTTI及び第2のキャリア上のロングTTIの少なくとも1つのDL制御領域において、基地局へのデータ送信のための少なくとも1つのULスケジューリンググラントを受信するように構成される。トランスミッタ3320は、少なくとも1つのULスケジューリンググラントによって示されるように、第1のキャリア上のショートTTIのデータ送信領域において、及び、第2のキャリア上のロングTTIのデータ送信領域において、基地局へのULデータ送信を実行するように構成される。
一実施形態では、レシーバ3310は、第1のキャリア上のショートTTIのDL制御領域において、第1のキャリア上のデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信し、第2のキャリア上のロングTTIのDL制御領域において、第2のキャリア上のデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信するように構成されても良い。トランスミッタ3320は、対応するULスケジューリンググラントが受信されたショートTTIの直後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上のULデータ送信を実行し、対応するULスケジューリンググラントが受信されたロングTTIの直後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上のULデータ送信を実行するように構成されても良い。
別の実施形態では、レシーバ3310は、第1のキャリア上のショートTTIのDL制御領域において、第1のキャリア上のデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信し、第1のキャリア上のショートTTIのDL制御領域において、第2のキャリア上のデータ送信のためのULスケジューリンググラントを受信するように構成されても良い。トランスミッタ3320は、対応するアップリンクスケジューリンググラントが受信されたショートTTIの直後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上のULデータ送信を実行し、インデックスnlongのロングTTIにおいて、第2のキャリア上のULデータ送信を実行するように構成されても良い。インデックスnlongと、対応するULスケジューリンググラントが受信されたショートTTIのインデックスnshortと、は、nlong=nshort/2の関係を有し、nshortは偶数であるか、又は、nlong=1+nshort/2の関係を有し、nshortは偶数である。
さらに別の実施形態では、レシーバ3310は、第2のキャリア上のロングTTIのDL制御領域において、第1のキャリア上のデータ送信のためのULスケジューリンググラントと、第2のキャリア上のデータ送信のためのULスケジューリンググラントと、を受信するように構成されても良い。トランスミッタ3320は、インデックスnshortのショートTTI(インデックスnshortと、対応するULスケジューリンググラントが受信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nlong=floor((nshort−1)/2)の関係を有し、nlongは整数である)において、第1のキャリア上のULデータ送信を実行し、対応するULスケジューリンググラントが受信されたロングTTIの直後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上のULデータ送信を実行しても良い。
上述のレシーバ3310及びトランスミッタ3320は、図17−図23を参照して説明した対応する動作又はステップを実施するように構成されても良いが、簡潔にするためにここでは詳述しない。
図34は、ショートTTIが適用される少なくとも1つの第1のキャリアと、ロングTTIが適用される少なくとも1つの第2のキャリアと、のキャリアアグリゲーションをサポートする通信システムにおいて、ユーザ装置にHARQフィードバックを送信するための装置3400の概略的なブロック図を示している。装置3400は、基地局又は基地局の少なくとも一部として具現化されても良い。
具体的には、この装置は、レシーバ3410及びトランスミッタ3420を備える。レシーバ3410は、第2のキャリア上のロングTTIのデータ送信領域において、及び、第1のキャリア上のショートTTIのデータ送信領域において、ユーザ装置からULデータ送信を受信するように構成される。トランスミッタ3420は、第1のキャリア上のショートTTI及び第2のキャリア上のロングTTIのうちの少なくとも1つのDL制御領域において、受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、ユーザ装置へ送信するように構成される。
一実施形態では、トランスミッタ3420は、ULデータ送信が受信されたショートTTIの直後の又は2つ後のショートTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信するように構成されても良い。さらに、トランスミッタ3420は、ULデータ送信が受信されたロングTTIの直後の又は2つ後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信するように構成されても良い。
別の実施形態では、トランスミッタ3420は、以下のいずれかのショートTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第1のキャリア上で、送信するように構成されても良い。インデックスnshortのショートTTI(インデックスnshortと、ULスケジューリンググラントが受信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nshort=2*(nlong+1)+1の関係を有し、nlongは整数である)。又は、インデックスnshortのショートTTI(インデックスnshortと、ULスケジューリンググラントが受信されたロングTTIのインデックスnlongと、は、nshort=2*(nlong+1)の関係を有し、nlongは整数である)。
さらに別の実施形態では、トランスミッタ3420は、ULデータ送信が受信されたロングTTIの直後の又は2つ後のロングTTIにおいて、第2のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信し、以下のいずれかのロングTTIにおいて、第1のキャリア上で受信されたULデータ送信のためのHARQフィードバックを、第2のキャリア上で、送信するように構成されても良い。インデックスnlongのロングTTI(インデックスnlongと、ULデータ送信が受信されたショートTTIのインデックスnshortと、は、nlong=floor((nshort+1)/2)+1の関係を有し、nshortは整数である)。又は、インデックスnlongのロングTTI(インデックスnlongと、ULデータ送信が受信されたショートTTIのインデックスnshortと、は、nlong=floor(nshort/2)+1の関係を有し、nshortは整数である)。
上述のレシーバ3410及びトランスミッタ3420は、図24−図30を参照して説明した対応する動作又はステップを実施するように構成されても良いが、簡潔にするためにここでは詳述しない。
図35は、本開示の幾つかの実施形態による、データ送信を実行するか、又は、本開示の幾つかの他の実施形態による、HARQフィードバックを送信するための装置3500の概略的なブロック図を示している。装置3500は、基地局又は基地局の少なくとも一部として具現化されても良い。代替的に、装置3500は、ユーザ装置又はユーザ装置の少なくとも一部として具現化されても良い。
装置3500は、データプロセッサ(data processor,DP)などの少なくとも1つのプロセッサ3510、及び、プロセッサ3510に結合された少なくとも1つのメモリ(memory,MEM)3520を備える。装置3500は、他の装置との無線通信を確立するためにプロセッサ3510に結合されたトランスミッタTX及びレシーバRX3530をさらに備えても良い。MEM3520は、プログラム(program,PROG)3540を格納する。PROG3540は、関連するプロセッサ3510上で実行されたときに、装置3500を、本開示の幾つかの実施形態に従って動作させる命令、例えば、上述の方法300、1000,1700又は2400を実行させる命令を含んでも良い。少なくとも1つのプロセッサ3510と少なくとも1つのMEM3520との組み合わせは、本開示の幾つかの実施形態を実施するように構成されるプロセッシング手段3550を形成しても良い。
MEM3520は、ローカルな技術環境に適した任意のタイプのもので良いし、非限定的な例として、半導体ベースのメモリデバイス、磁気メモリデバイス及びシステム、光メモリデバイス及びシステム、固定メモリ、およびリムーバブルメモリをなどの任意の適切なデータストレージ技術を用いて実装されても良い。
プロセッサ3510は、ローカルな技術環境に適した任意のタイプのもので良いし、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサDSP、及びマルチコアプロセッサアーキテクチャベースのプロセッサを含んでも良い。
加えて、本開示は、上述のコンピュータプログラムを含む担体も提供しても良く、この担体は、電気信号、光信号、無線信号、又はコンピュータ可読媒体の1つである。コンピュータ可読媒体は、例えば、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、フラッシュメモリ、磁気テープ、CD−ROM、DVD、及びBlue−rayディスクなどの光コンパクトディスク、又は電子メモリデバイスであり得る。
本明細書に記載の技術は、種々の手段により実施されることができ、一実施形態で説明される対応する装置の1以上の機能を実施する装置は、先行技術の手段だけでなく、一実施形態で説明される対応する装置の1以上の機能を実施するための手段をも備え、それは、別々の機能のための個別の手段、又は2以上の機能を実行するように構成され得る手段を備え得る。例えば、これら技術は、ハードウェア(1以上の装置)、ファームウェア(1以上の装置)、ソフトウェア(1以上のモジュール)、又はそれらの組み合わせにおいて実行され得る。ファームウェア又はソフトウェアについて、実装は、本明細書に説明される機能を実行するモジュール(例えばプロシージャ、機能、など)を通じてなされ得る。
本明細書における実施形態は、方法及び装置のブロック図及びフローチャート図を参照して上記で説明された。ブロック図及びフローチャート図の各ブロック、並びにブロック図及びフローチャート図内のブロックの組み合わせは、それぞれ、コンピュータプログラム命令を含む様々な手段により実行されることができることが理解されるであろう。これらコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置上で実行される命令がフローチャートブロックにおいて特定される機能を実行するための手段を生成するように、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラム可能データ処理装置上にロードされ、マシンを生成しうる。
本明細書は、多数の特定の実施の詳細を含んでいるものの、これらは、実施の範囲又は請求される可能性がある範囲の限定として解釈されるべきではなく、特定の実施例の特定の実施形態に特有であり得る特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈において本明細書で説明される特定の特徴は、単一の実施形態において組み合わせて実施されても良い。反対に、単一の実施形態の文脈で記載されている様々な特徴は、複数の実施形態で別々に、又は任意の適切なサブコンビネーションで実施することもできる。さらに、特徴は、特定の組み合わせで作用するものとして上述されており、当初はそのように主張されていたとしても、請求された組み合わせからの1つ以上の特徴は、場合によっては組み合わせから切り取られても良く、請求された組み合わせは、サブコンビネーション又はサブコンビネーションのバリエーションに向けられても良い。
技術が進歩するにつれて、本発明の概念が様々な方法で実施できることは、当業者には明らかであろう。上述の実施形態は、本開示を限定するものではなく説明するために与えられており、当業者が容易に理解するように、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、改変及び変形が可能であることを理解されたい。そのような改変及び変形は、開示及び添付の請求項の範囲内にあると考えられる。本開示の保護範囲は、添付の特許請求の範囲によって規定される。