JP6621642B2 - バッテリ式音声出力器 - Google Patents

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Description

本発明は、電動工具用バッテリを電源として音声出力可能なバッテリ式音声出力器に関する。
住宅などの内装工事現場では、音楽を楽しめるようにラジオなどが聞けるバッテリ式音声出力器が置かれつつある(例えば、特許文献1参照)。このようなバッテリ式音声出力器は電動工具用バッテリを電源としている。この電動工具用バッテリは、内装工事に利用される電動工具の電源として共用されている充電式のバッテリである。このようなバッテリ式音声出力器には、スマートフォンやタブレットや携帯音楽プレーヤや携帯ゲーム機のような携帯型電気機器のスピーカとして構成されるものがある。
特開2013−12984号公報
ところで、上記したスピーカにあっては、粉塵が舞い上がり易い内装工事現場で利用されている。このため、このようなスピーカにあっては、防塵防水効果を高めるための密閉のケース構造が採用されている。しかしながら、密閉のケース構造では、防塵防水効果を高めることはできるものの、出力された音声周波数のうち低音周波数がカットされてしまい易い。このため、聞く者にとっては音質が悪いと指摘を受けることがある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、電動工具用バッテリを電源として音声出力可能なバッテリ式音声出力器において、防塵防水効果を高めながらも、高音質な音響で音声出力可能とすることにある。
上記した課題を解決するにあたって、本発明に係るバッテリ式音声出力器は次の手段をとる。すなわち、本発明の第1の発明に係るバッテリ式音声出力器は、外部に音声出力する音声出力部と、電動工具用バッテリが装着されるバッテリ装着部と、該音声出力部および該バッテリ装着部を支持するケースと、を有するバッテリ式音声出力器であって、前記ケースは、前記音声出力部を収容する第1内部空間を設定する第1内壁構造部と、前記第1内部空間とは別の第2内部空間を設定する第2内壁構造部と、を有し、前記第2内壁構造部は、前記音声出力部の音声出力を共鳴させる共鳴器として作用する、という構成である。
この第1の発明に係るバッテリ式音声出力器によれば、ケースは第1内部空間と第1内部空間とは別の第2内部空間とを有する。ここで、第1内部空間は音声出力部を収容し、第2内部空間は音声出力部の音声出力を共鳴させる共鳴器として作用する。これによって、第2内部空間は、第1内部空間にて出力される音声を第2内部空間で(ヘルムホルツ)共鳴させることができ、出力される音声の低音域を増幅させて音響効果を高めることができる。また、音響効果を高めるにあたっては、音声出力部を収容する第1内部空間とは相違する第2内部空間で共鳴させることによる。これによって、たとえ第2内部空間が共鳴させるために外部と通じて外部から粉塵や水が侵入するような場合でも、直ぐに第1内部空間に粉塵や水が侵入するものとはならず、防塵防水効果を高めることができる。したがって、第1の発明に係るバッテリ式音声出力器によれば、防塵防水効果を高めながらも、高音質な音響で音声出力可能となる。
本発明の第2の発明に係るバッテリ式音声出力器は、前記第1の発明に係るバッテリ式音声出力器において、前記第1内壁構造部および前記第2内壁構造部は、前記第1内部空間を前記第2内部空間の上側で隣接させるように前記ケースに設けられている、という構成である。この第2の発明に係るバッテリ式音声出力器によれば、第1内部空間を第2内部空間の上側で隣接させるので、たとえ第2内部空間が外部と通じた空間で外部から粉塵や水が侵入するような場合でも、重力作用により第2内部空間から第1内部空間に粉塵や水が侵入しまうのを抑えることができる。したがって、第2の発明に係るバッテリ式音声出力器によれば、より防塵防水効果を高めることができる。
本発明の第3の発明に係るバッテリ式音声出力器は、前記第1または前記第2の発明に係るバッテリ式音声出力器において、前記第1内部空間と前記第2内部空間とは隔壁部により分けられており、前記隔壁部は、前記音声出力部の音声出力を受けて振動可能に形成される弾性隔壁部を有する、という構成である。この第3の発明に係るバッテリ式音声出力器によれば、弾性隔壁部は、音声出力部の音声出力を受けて振動可能に形成されているので、弾性隔壁部を振動させることにより、第1内部空間にて出力される音声を第2内部空間でヘルムホルツ共鳴させ易くなる。これによって、出力される音声の低音域を増幅させるにあたっての音響効果を効率良く高めることができる。
本発明の第4の発明に係るバッテリ式音声出力器は、前記第1から前記第3のいずれかの発明に係るバッテリ式音声出力器において、前記ケースは、前記バッテリ装着部が内装される第3内部空間を設定する第3内壁構造部を有し、前記第3内壁構造部は、前記第3内部空間を外部に通じさせる開口部と、該開口部を開閉可能に閉塞する開閉カバーとを有し、前記開口部の端縁と前記開閉カバーの端縁との間には、該開閉カバーが閉じられた場合に互いの該端縁同士を密着させるシール構造が設けられている、という構成である。
この第4の発明に係るバッテリ式音声出力器によれば、開口部の端縁と開閉カバーの端縁との間に設けられたシール構造により、開閉カバーが閉じられた場合に互いの端縁同士を密着させることができる。これによって、開閉カバーが閉じられた場合に第3内部空間を密閉するので、この第3内部空間内の防塵防水性は高められることとなる。ここで、第3内部空間には、充電式の電動工具用バッテリが着脱されるバッテリ装着部が内装されているので、バッテリ装着部やバッテリ装着部に装着された電動工具用バッテリを塵埃や水から守ることができ、バッテリ式音声出力器や充電式の電動工具用バッテリの故障を抑えることができる。
本発明の第5の発明に係るバッテリ式音声出力器は、前記第1から前記第4のいずれかの発明に係るバッテリ式音声出力器において、前記第2内部空間は小物を収容可能に設定されている、という構成である。この第5の発明に係るバッテリ式音声出力器によれば、第2内部空間には小物を収容可能に形成されているので、小物として例えばスマートフォンやタブレットや携帯音楽プレーヤや携帯ゲーム機のような携帯型電気機器を収容しておくことができる。これによって、このような携帯型電気機器の保管も行うことができて便利である。
本発明の第6の発明に係るバッテリ式音声出力器は、前記第5の発明に係るバッテリ式音声出力器において、前記第2内壁構造部は、前記第2内部空間を外部に向けて開け閉めする開閉扉を有し、前記開閉扉には、前記第2内部空間と外気とを通気可能とする第1貫通部が設けられている、という構成である。この第6の発明に係るバッテリ式音声出力器によれば、開閉扉によって第2内部空間の内部の防塵防水性を高めたり、開閉扉によって第2内部空間に収容した小物を落とさないようにしたりすることができる。ここで、開閉扉には、第2内部空間と外気とを通気可能とする第1貫通部が設けられているので、この第2内部空間にてヘルムホルツ共鳴させ易くなる。これによって、防塵防水性を高めながら小物を保管可能にし、さらに第2内部空間のヘルムホルツ共鳴を確保できて高音質な音響で音声出力可能となる。
本発明の第7の発明に係るバッテリ式音声出力器は、前記第6の発明に係るバッテリ式音声出力器において、前記開閉扉には、施錠可能な構成が設けられている、という構成である。この第7の発明に係るバッテリ式音声出力器によれば、開閉扉には施錠可能な構成が設けられているので、開閉扉の施錠により第2内部空間に保管しておく小物の盗難防止を図ることができる。
本発明の第8の発明に係るバッテリ式音声出力器は、前記第6または前記第7の発明に係るバッテリ式音声出力器において、前記開閉扉には、前記第2内部空間から外部にコードを引出し可能とする第2貫通部が設けられている、という構成である。この第8の発明に係るバッテリ式音声出力器によれば、開閉扉には第2内部空間から外部にコードを引出し可能とする第2貫通部が設けられているので、例えば外部電源に接続された電気コードを第2内部空間の内部に引き込むことができる。これによって、第2内部空間に保管しておく携帯型電気機器の充電などをすることもできて便利となる。
本発明の第9の発明に係るバッテリ式音声出力器は、前記第1から前記第8のいずれかの発明に係るバッテリ式音声出力器において、前記ケースには、無線通信を介して携帯型電気機器の操作を可能とする操作入力部が設けられている、という構成である。この第9の発明に係るバッテリ式音声出力器によれば、ケースには無線通信を介して携帯型電気機器の操作を可能とする操作入力部が設けられているので、この操作入力部から入力することにより、例えば第2内部空間に保管しておく小物としての携帯型電気機器を操作することができる。これによって、第2内部空間に保管したままで携帯型電気機器(小物)を操作することができて便利となる。
スピーカを示す前面斜視図である。 スピーカを示す後面斜視図である。 スピーカを示す前面図である。 前面枠が取り外されたスピーカを示す前面斜視図である。 図2における(V)-(V)断面矢視を示す断面斜視図である。 図1における(VI)-(VI)断面矢視を示す断面図である。 スピーカを示す上面図である。 携帯型電気機器が置かれたスピーカを示す後面斜視図である。 開閉扉を開けた図2のスピーカを示す後面斜視図である。 開閉カバーを開けハンドルを立てたスピーカを示す左側面図である。 図10のスピーカを後側から視た後面図である。
以下、本発明に係るバッテリ式音声出力器を実施するための実施の形態について図1〜図11を参照しながら説明する。なお、図1は、スピーカ10を示す前面斜視図である。図2は、スピーカ10を示す後面斜視図である。図3は、スピーカ10を示す前面図である。図4は、前面枠20が取り外されたスピーカ10を示す前面斜視図である。図5は、図2における(V)-(V)断面矢視を示す断面斜視図である。図6は、図1における(VI)-(VI)断面矢視を示す断面図である。図7は、スピーカ10を示す上面図である。図8は、携帯型電気機器Tが置かれたスピーカ10を示す後面斜視図である。図9は、開閉扉80を開けた図2のスピーカ10を示す後面斜視図である。図10は、開閉カバー70を開けると共にハンドル90を立てたスピーカ10を示す左側面図である。図11は、図10のスピーカ10を後側から視た後面図である。スピーカ10を説明するにあたっては、図面に記載の「前後上下左右」の方向を用いて説明する。なお、前方はスピーカ10の音声出力方向に基づいて規定しており、上方はハンドル90の持上げ方向に基づいて規定している。
スピーカ10は、本発明に係るバッテリ式音声出力器に相当する。このスピーカ10は、電動工具用バッテリ(例えば図示符号B)を電源として音声出力するスピーカである。スピーカ10は、概略、外装をなすケース12を有して構成される。このケース12は、本発明に係る第1内壁構造部および第3内壁構造部を兼ねて構成されている。ケース12は、略立方体形状に形成されている。符号13はスピーカ10の前面を示しており、符号14はスピーカ10の後面を示しており、符号15はスピーカ10の上面を示しており、符号16はスピーカ10の下面を示している。また、符号17はスピーカ10の右側面を示しており、符号18はスピーカ10の左側面を示している。ケース12は、概略、ケース本体40と、前面枠20と、開閉カバー70とを有して構成される。つまり、前後方向で3つの外装部材が並べられて組み付けられることにより形成されている。
ケース本体40は、ケース12における上面15、下面16、右側面17、左側面18を形成する。つまり、ケース本体40は、前後が開口された形状に形成されている。ケース本体40前面の前面開口部401には、ケース12における前面13を設定する前面枠20が螺子締結にて組み付けられている。この前面枠20により、ケース本体40の前面開口部401は閉塞されている。また、ケース本体40後面の後面開口部402には、ケース12における後面14を設定する開閉カバー70がヒンジ結合にて開閉可能に組み付けられている。この開閉カバー70により、ケース本体40の後面開口部402は閉塞されている。
前面枠20は、上下左右を囲うように張り出された枠形状を有して形成される。詳しく言えば、前面枠20の上部201は、ケース12のうち最も上側に張りだされるように形成されている。また、前面枠20の下部202は、ケース12のうち最も下側に張りだされるように形成されている。前面枠20の上部201および下部202は、エラストマ291,292にて外装されている。また、この前面枠20の中央箇所には、音声出力装置21が組み付けられる。音声出力装置21は外部に音声を出力する。このため、この前面枠20の中央箇所は、音が通過し易いネット293が張られている。なお、次に説明する音声出力装置21および操作パネル装置25が組み付けられる前面枠20は、ケース本体40に対して四隅を螺子部材28により螺子止めされている。
音声出力装置21は、スピーカ本体22とツイータスピーカ部23と副制御部24とを有する。スピーカ本体22は、前面枠20に一体に組みつけられている。このスピーカ本体22には、音声出力のためのマグネットやボイスコイル等が内蔵され、ネット293を通して前方へ音声を出力する。このスピーカ本体22は、本発明に係る音声出力部に相当する。ツイータスピーカ部23は、主に高音域の音声を出力するスピーカとなっている。ちなみにスピーカ本体22は、ツイータスピーカ部23に対して、主に中低域の音声を出力するスピーカとなっている。副制御部24は、スピーカ本体22およびツイータスピーカ部23の出力を制御する機能も有する。具体的には、副制御部24の出力を制御する機能によれば、スピーカ本体22およびツイータスピーカ部23の音声出力に関する各種のコントロールをすることができる。
前面枠20の上部には、操作パネル装置25が組み付けられている。操作パネル装置25は、音声出力装置21の上方に組み付けられている。操作パネル装置25は、操作パネル部26と表示部27とを有する。操作パネル部26は、操作ボタン261を8つ並べて構成される。操作ボタン261は、押下されることにより、後に説明する主制御部42に操作入力信号を送信する。なお、8つ設けられる操作ボタン261の各操作機能としては、例えばBluetooth(登録商標)のペアリングのオンオフを操作するボタンであったり、ペアリングされた機器の再生停止に関する操作であったり、出力ボリュームの大小を操作するボタンであったりする。操作パネル部26は、本発明に係る操作入力部に相当する。操作パネル部26は、結線された主制御部42を介して携帯型電気機器(図示符号T)を操作可能とする。なお、この携帯型電気機器Tとしては、スマートフォンをはじめとしてタブレットや携帯音楽プレーヤや携帯ゲーム機など、音楽ファイルを再生可能であり携帯性を有する電気機器のすべてが含まれる。
ここで前面枠20には、操作パネル部26の下側に表示部27が組み付けられている。表示部27には、緑赤青の3色で発色する3種類のLED(light emitting diode)が内蔵されている。具体的には、表示部27は、左側に緑色LED271が配置され、中央に赤色LED272が配置され、右側に青色LED273が配置されている。これらのLED271,272,273のそれぞれは、結線される主制御部42の制御を受けて点灯あるいは点滅する。具体的には、左側の緑色LED271が点灯している場合には、AUX端子となる外部入力端子(第2コネクタ部941)に入力機器が接続されて、音声入力が可能となっていることを表している。また、右側の青色LED273が点灯している場合には、Bluetooth(登録商標)にてペアリングが完了して音声入力が可能となっていることを表している。なお、右側の青色LED273が1秒ごとに点滅している場合には、Bluetooth(登録商標)にてペアリング中であることを表している。また、右側の青色LED273が2秒ごとに点滅している場合には、Bluetooth(登録商標)にてペアリング待機中であることを表している。
また、中央の赤色LED272が点滅している場合には、バッテリ装着部30に装着された電動工具用バッテリBの電池残容量が5パーセント以下であることを表している。なお、この中央の赤色LED272は、上記した操作ボタン261の各操作に反応して点滅するように構成されている。具体的には、操作ボタン261にて出力ボリュームを大きくしたり小さくしたりする操作を行うと、中央の赤色LED272は点滅表示をするようになっている。また、出力ボリュームが最大値あるいは最小値に達していることにより、更なるボリューム操作が不能となっている場合には、中央の赤色LED272は点灯表示をするようになっている。出力ボリュームが最大値あるいは最小値に達していることを報知する点灯表示は、ボリュームボタンが離された信号検出に応じて消灯してもよいし、ボリュームボタンが離された信号検出の一定時間経過後に消灯してもよい。なお、この表示部27に関しては、数値や文字などを表示可能とする構成であってもよく、例えば携帯型電気機器Tで再生される音楽ファイルなどの再生情報に依拠する数値や文字が表示される構成であってもよい。
ケース本体40には、図6に示すように、ケース12の内部を前後に分けられる内部隔壁41が設けられている。この内部隔壁41は、ケース12の内部の前後略中間位置で、上下左右平面で延ばされてケース12の内部を前後に分けている。内部隔壁41の前側は、音声出力装置21を収容する第1内部空間の一部としての前部空間S1が設定されることとなっている。なお、本発明に係る第1内部空間としては、後に説明する後部空間S2も含まれる。内部隔壁41の前面側には、主制御部42が設けられている。主制御部42は、上記した操作パネル部26からの操作入力に基づいて携帯型電気機器Tを操作制御したり、音声出力装置21にて音声出力するための音声出力データを携帯型電気機器Tから受け取ったりする、無線通信機としての機能を有する。ちなみに、この無線通信機としての機能は、一般に低消費電力の近距離無線通信の規格に合致する機能であり、例えば「Bluetooth(登録商標)」や「ZigBee(登録商標)」等の近距離無線通信の規格に合致する機能である。
内部隔壁41の後面側には、バッテリ装着部30が設けられている。バッテリ装着部30は、2種類の電動工具用バッテリが装着可能となるように構成される。すなわち、バッテリ装着部30は、左側に第1バッテリ装着部31が設けられており、右側に第2バッテリ装着部35(図11参照)が設けられている。つまり、内部隔壁41の後側は、バッテリ装着部30を収容する後部空間S2を設定する。この内部隔壁41の後側は、バッテリ装着部30を内装する第3内部空間の一部としての後部空間S2が設定されることとなっている。なお、本発明に係る第3内部空間としては、上記した前部空間S1も含まれる。
第1バッテリ装着部31は、大きめの電動工具用バッテリB(出力電圧18Vまたは14.4V)がスライド装着可能となるように設定されている。これに対し、第2バッテリ装着部35は、小さめの電動工具用バッテリ(不図示、出力電圧10.8V)がスライド装着可能となるように設定されている。なお、大きめの電動工具用バッテリBと、小さめの電動工具用バッテリとは、主に内蔵されるセル数が多いか少ないかのより決められる。このため、第1バッテリ装着部31と第2バッテリ装着部35とは、着脱される電動工具用バッテリの大きさは相違するものの、ともにスライドしてバッテリ装着部31または35のいずれかに装着される構造となっている。なお、第1バッテリ装着部31或いは第2バッテリ装着部35のいずれかに装着された電動工具用バッテリの電圧は、大きめの電動工具用バッテリBは降圧し、小さめの電動工具用バッテリは昇圧することにより、所定の電圧(12V)に調整され、上記した音声出力装置21の音声出力に利用されるものとなっている。
すなわち、第1バッテリ装着部31と第2バッテリ装着部35とは、概略、ターミナル32,36と、スライドガイド部33,37と、凹部により形成される雌フック34,38とを有する。ターミナル32,36は、接続される電動工具用バッテリの端子と接続可能な端子321,361を有して構成される。スライドガイド部33,37は、電動工具用バッテリのスライドガイド部とスライド方向で嵌合する構造が設けられている。雌フック34,38には、電動工具用バッテリがスライド装着完了した場合に、凸部により形成される電動工具用バッテリの雄フックが嵌合される部分である。
なお、このバッテリ装着部30にあっては、左右の第1バッテリ装着部31および第2バッテリ装着部35のいずれか一方のみに電動工具用バッテリを装着することができる。なぜならば、一方の電動工具用バッテリ(例えば図11の符号B)を装着させた状態で、他方の電動工具用バッテリ(不図示)を装着させようとすると、一方の電動工具用バッテリ(例えば図11の符号B)のケース角部(例えば図11の符号B1)が他方の電動工具用バッテリ(不図示)のケース角部に当たることとなり、双方の同時装着は不可なものとしているからである。ちなみに、これらの第1および第3バッテリ装着部31,35のいずれであっても、電動工具用バッテリを上から下へスライドさせることによりバッテリ装着部31,35に装着される。また、雄フックの嵌合を解除して下から上へ電動工具用バッテリをスライドさせることにより、バッテリ装着部31,35から電動工具用バッテリは取り外される。電源として使用されて放電した電動工具用バッテリは、専用の充電器にて充電される。
また、左側の第1バッテリ装着部31に装着される電動工具用バッテリBは、電動工具の工具本体に対してスライドさせることにより装着あるいは取り外しされるバッテリとして構成される。この電動工具用バッテリBは、工具本体に装着された場合には電動工具の電源として使用される。ちなみに、この電動工具用バッテリBが装着される電動工具としては、ドライバ、レンチ、ドリル、レシプロソー、チェーンソー、バンドソー、ジグソー、マルノコ、グラインダ、タッカ等の電力駆動の電動工具が挙げられる。ちなみに、電動工具用バッテリBとしては、例えば2012年4月発行マキタ総合カタログにおける『BL1830』の製品が挙げられる。
開閉カバー70は、バッテリ装着部30を収容する後部空間S2を外部に向けて開け閉めするカバーとなっている。このように開閉カバー70を開けて後部空間S2を外部と通じさせると、後部空間S2に収容されるバッテリ装着部30に対して電動工具用バッテリを着脱させることができる。開閉カバー70は、図6に示すように、ヒンジピン79を介して下側縁71がケース本体40に対してヒンジ結合されている。このヒンジピン79はケース本体40に保持されている。この開閉カバー70は、図10に示すように、開けた場合にバッテリ装着部30に装着された電動工具用バッテリBが取外し可能となるような大きさを有して形成されている。具体的には、開閉カバー70の形状および大きさは、開閉カバー70を開けた場合にバッテリ装着部30に装着された電動工具用バッテリBの上面および後面が完全に露出されるように、さらに開けた場合にバッテリ装着部30に装着された電動工具用バッテリB右側面と左側面を把持できるように、設定されている。
開閉カバー70は、ケース12の後面14の略全部をなす後面部731と、上面15の一部をなす上面部732と、右側面17の一部をなす右側面部733と、左側面18の一部をなす左側面部734とを有する。ここで、上面部732、右側面部733および左側面部734は、バッテリ装着部30から電動工具用バッテリを取り外すための、フック嵌合解除操作およびスライドして着脱させる際のバッテリ掴み範囲が確保されて、形状および大きさが設定されている。つまり、開閉カバー70を開けると、バッテリ装着部30に装着された電動工具用バッテリの雄フック操作部と、バッテリ装着部30に装着された電動工具用バッテリの掴むためのサイド面とが、外部に露出されるようになっている。
開閉カバー70の後面部731の下部には、図9に示すように、後に説明する共鳴ケース50の後端の開口部63を外部に露出させる開口部74が設けられている。このため、この開口部74の左右両側は支持縁部75として設定されている。支持縁部75は、右側面部733および左側面部734に連なるように前後方向に張り出されている。支持縁部75は、ヒンジピン79を介して結合される開閉カバー70の下側縁71と、開閉カバー70の各面部731〜734を連接している。また、開閉カバー70の上面部732の前部には、ラッチ機構76が設けられている。
ラッチ機構76は、図6に示すように、開閉カバー70を閉じ位置でケース本体40に固定する。ラッチ機構76は、概略、支持凸部761と、トグル支持部763と、ラッチ本体77とを有する。支持凸部761は、開閉カバー70の上面部732から上方に突き出されて設定されている。トグル支持部763の一端縁は、支持凸部761に相対的に回転可能に軸結合されている。また、トグル支持部763の他端縁は、ラッチ本体77を相対的に回転可能に軸結合している。ラッチ本体77は、トグル支持部763の軸結合側に手掛け部771が設けられており、その反対側に係止フック部773が設けられている。係止フック部773は、ケース本体40の上面の本体フック部45に係止可能に設定されている。
手掛け部771に手を掛けてラッチ本体77を変位させることにより、トグル支持部763は支持凸部761に対して回転変位する。この回転変位するトグル支持部763の位置に応じて、ラッチ本体77の係止フック部773は、本体フック部45に対して係止したり係止解除したりする。ここで、ラッチ本体77には、上面部775が設けられている。この上面部775は、本体フック部45に係止フック部773が係止している場合に、水平方向に延びるように設定されている。この上面部775には、上面部775を覆うように留めラバー78が取り付けられている。留めラバー78は、弾性を有するゴム樹脂を材料にして、ギザギザな表面加工がされて成形されている。このギザギザな表面加工は、留めラバー78の弾性も加わり、高い摩擦力(ホールド力)が生じるようになっている。つまり、図8に示すように、留めラバー78の上でズレることなく安定して携帯型電気機器Tを置いておくことができる。
なお、ケース本体40の端縁43と開閉カバー70の端縁72との間には、開閉カバー70を閉じた場合に互いの端縁43,72同士を密着させるシール構造が設けられている。なお、このケース本体40の端縁43は、ケース本体40の後面開口部402として設定される。このシール構造としては、パッキンのシール性を利用して密着させる構造が設定されている。具体的には、ケース本体40の端縁43には図5に示すように端縁43に沿って凹溝部431が設けられ、この凹溝部431にはゴムパッキン432が一部嵌め込まれて保持されている。このゴムパッキン432は、閉じ状態の開閉カバー70の端縁72と密着するようになっている。
ところで、開閉カバー70を開閉させる場合の回動中心は、ケース本体40にヒンジ結合させるためのヒンジピン79となっている。ヒンジピン79は、このケース12において下端近くであり且つ後端近くでケース本体40に支持されている。ここで閉じている開閉カバー70の重心位置は、ヒンジピン79よりも上側であり且つ前側である箇所に設定されている。このため、閉じている場合の開閉カバー70の自重は、開閉カバー70を前方に回動させるように作用しており、開閉カバー70の閉じ状態を保持するものとなっている。なお、ヒンジピン79近くとなるケース本体40の左右両側部分は、前面枠20の下部のエラストマ292と同様のエラストマ69にて外装されている。
図4等に示すように、上記した前部空間S1および後部空間S2の下側には共鳴ケース50が設けられている。共鳴ケース50の内部空間は共鳴空間S3として設定されている。この共鳴空間S3は、前部空間S1と隔てられて設定されると共に、後部空間S2とも隔てられて設定される。具体的には、共鳴ケース50は、第1箱形部材51と第2箱形部材61とを合体させることにより形成されている。言い換えれば、第1箱形部材51と第2箱形部材61とを合体させた内部空間が共鳴空間S3として設定される。第1箱形部材51は、前部空間S1と共鳴空間S3とを隔てる略箱形をなして形成される。具体的には、第1箱形部材51は、上壁部511と、前壁部512と、右壁部513と、左壁部514と、下壁部515とを有した有底角筒形をなす。
ここで、第1箱形部材51の後部は、第2箱形部材61と内部同士が連なるように開口された形状を有している。また、下壁部515は、ケース本体40の内底面44に面接触されている。このため、上壁部511と前壁部512と右壁部513と左壁部514とは、前部空間S1(第1内部空間)と共鳴空間S3とを隔てる本発明に係る(第1)隔壁部として構成されるものとなっている。つまり、共鳴空間S3は、本発明に係る第2内部空間に相当する。また、第1箱形部材51および第2箱形部材61は、本発明に係る第2内壁構造部に相当する。これら前部空間S1と共鳴空間S3とは、第1箱形部材51(共鳴ケース50)により隔てられるものの互いに隣り合って設定される空間となっている。
これに対し、第2箱形部材61は、後部空間S2と共鳴空間S3とを隔てる略角筒形をなして形成される。具体的には、第2箱形部材61は、図11に示すように、上壁部611と、右壁部613と、左壁部614と、下壁部615とを有した角筒形をなす。ここで、第2箱形部材61の前部は、第1箱形部材51と内部同士が連なるように開口された形状を有している。また、第2箱形部材61の後部は、外部と連通可能な開口形状を有して形成されている。また、下壁部515は、ケース本体40の内底面44に面接触されている。このため、上壁部611と右壁部613と左壁部614とは、後部空間S2(第3内部空間)と共鳴空間S3とを隔てる本発明に係る(第2)隔壁部として構成されるものとなっている。
これら第1箱形部材51と第2箱形部材61とは、図4に示すように螺子部材60により連結されている。連結された第1箱形部材51と第2箱形部材61とは、滑らかに連なって、有底角筒形をなしている。つまり、互いの上壁部511,611同士は滑らかに連なっており、互いの右壁部513,613同士も滑らかに連なっており、互いの左壁部514,614同士も滑らかに連なっており、互いの下壁部515,615同士も滑らかに連なっている。なお、第2箱形部材61の下壁部615は、図5に示すように更に下側に回り込む二重下壁部65と連接されている。
第1箱形部材51の上壁部511には円形開口部53が設定されている。この円形開口部53には、この開口を塞ぐようにドロンコーン55が取り付けられている。このドロンコーン55は本発明に係る弾性隔壁部に相当する。このドロンコーン55は、パッシブスピーカとも称されるものであり、スピーカ本体22の音声出力を受けて振動可能に形成されている。このドロンコーン55は、音声出力に応じて共振し易い弾性を有する材料により成形されている。具体的には、ドロンコーン55は、ゴム樹脂を材料にして成形されている。ドロンコーン55は、円形平板部551と、円形平板部551の外周に沿って一体に成形される湾曲部552とを有する。ちなみに、湾曲部552の湾曲形状は、円形平板部551が共振し易いように弾性支持するように作用している。
共鳴ケース50の後端は、外部と連通する開口部63として設定される。共鳴ケース50は、図5等に示すように、内部の共鳴空間S3に小物を収容できるように形成されている。この小物としては、上記したスマートフォンやタブレットや携帯音楽プレーヤや携帯ゲーム機に代表される携帯型電気機器Tが挙げられる。なお、この共鳴空間S3は、表示画面が6インチのスマートフォンまで収容可能な大きさを有している。このような携帯型電気機器Tは、共鳴ケース50(第2箱形部材61)の開口部63を通じて内部の共鳴空間S3に出し入れ可能となっている。この開口部63には、この共鳴空間S3を外部に向けて開け閉めする開閉扉80が設けられている。また、図示符号67は、収容した携帯型電気機器Tに衝撃を加わり難くする緩衝マットである。
開閉扉80は、図9に示すように、ヒンジピン79を介して開閉カバー70に対して開閉可能に支持される扉体81を有する。この扉体81の下側縁82は、ヒンジピン79を介して回動可能に支持されている。つまり、ヒンジピン79は、開閉カバー70をケース本体40に対して開閉可能に支持していると共に、開閉扉80の扉体81も開閉カバー70に対して開閉可能に支持している。なお、このヒンジピン79は、上記したようにケース12の下端且つ後端の近くでケース本体40に支持されている。扉体81の中央箇所には、扉体81の厚み方向で貫通される開口部83が設けられている。開口部83は、共鳴ケース50の後端の開口部63と一致する大きさ及び形状が選択されて形成されている。このため、図2に示すように、開閉扉80が閉じた状態で開閉カバー70が閉じていても、共鳴ケース50の後端の開口部63は、その形状のまま外部に連通されたものとなっている。
開口部83は、本発明に係る第1貫通部に相当する。つまり、共鳴空間S3は、これらの開口部63,83を通じて外気とを通気可能となっている。ちなみに、扉体81の開口部83にはメッシュ部材85が取り付けられている。このメッシュ部材85は、適宜に通気可能な網目状に成形されている。このため、このメッシュ部材85は、外気を通気可能であるものの、人間の指などは入らないものとなっている。また、開口部83の左隣の範囲には、コード引出し部84が設けられている。なお、図示される符号Cは、携帯型電気機器Tを充電する場合などに接続されるコードである。また、図示符号C1は本体側接続コネクタであり、図示符号C2は携帯型電気機器T側接続コネクタである。このコード引出し部84は、接続コードCを共鳴空間S3から外部に引き出すために設けられている。コード引出し部84は、扉体81に設けられる第1切欠き部841と、開閉カバー70に設けられる第2切欠き部842とを有する。第1切欠き部841と第2切欠き部842とは、互いに対面配置される切欠き部である。
第1切欠き部841は、扉体81の開口部83の左隣を左側縁まで切り欠くようにして形成される。この第1切欠き部841の切欠き深さは、左側に向かうにしたがって深くなるように形成されている。この第1切欠き部841は、本発明に係る第2貫通部に相当する。これに対し、開閉カバー70に設けられる第2切欠き部842は、開閉カバー70の左側の支持縁部75を切り欠くようにして形成される。この第2切欠き部842の切欠き深さは、左側に向かうにしたがって浅くなるように形成されている。なお、図示符号88は、開閉扉80を閉じ状態で施錠する鍵穴である。この鍵穴88によって鍵をかけると、鍵を開けない限り開閉扉80の閉じ状態は保持されて勝手に開けることができなくなる。なお、図示符号86は、開閉扉80を開ける際に開閉扉80の上端縁に指を掛け易くするための凹部である。また、図示符号87は、ハンドル90を握る際に、ハンドル90に手を掛け易くするための凹部である。
ケース12の上面15にはハンドル90が取り付けられている。このハンドル90は、このスピーカ10を持ち運ぶ場合に手で握られる部分として設定される。ハンドル90は、ハンドル本体91が、ケース本体40の上部に軸結合部材92を介して回動可能に結合されている。なお、ハンドル90を使わない場合には、図2に示すように、ケース12の略立方体形状に合わせて収められている。また、ケース12には、3つのコネクタ部931,941,951が設けられている。第1コネクタ部931は、USB(Universal Serial Bus)にて構成されている。この第1コネクタ部931に接続すると、バッテリ装着部30に装着された電動工具用バッテリから電力が供給される。この電力の供給により、第1コネクタ部931に接続された携帯型電気機器Tは充電が可能となっている。なお、第2コネクタ部941は、AUX端子となる外部入力端子にて構成されている。この第2コネクタ部941にAUX端子を介して有線接続すると、無線通信手段を搭載しない携帯型電気機器にあっても音声出力データを主制御部42に送ることができる。また、第3コネクタ部951は、ヘッドフォンジャックとなる外部入力端子にて構成されている。第3コネクタ部951にヘッドフォンを接続すると、ユーザはスピーカ出力によらずヘッドフォンのみで音声出力を楽しむことができる。
これら第1〜第3コネクタ部931,941,951は、ケース12の左側面18にて前後方向に並んで設けられている。これら第1〜第3コネクタ部931,941,951のそれぞれには、カバー部932,942,952が設けられている。これらカバー部932,942,952は、これら第1〜第3コネクタ部931,941,951を使用しない場合に閉じて、これら第1〜第3コネクタ部931,941,951を保護することができる。なお、これらカバー部932,942,952は、下側縁に設定されるヒンジ部933,943,953を介してケース本体40に一体に接続されている。これらヒンジ部933,943,953は、ヒンジとして機能するように樹脂を薄肉に成形して形成されている。なお、図示符号935は、カバー部932,942,952を開ける際にカバー部932,942,952の上端縁に指を掛け易くするための凹部である。
上記した実施の形態のスピーカ10によれば、次のような作用効果を奏することができる。すなわち上記したスピーカ10によれば、ケース12は前部空間S1とは別の共鳴空間S3とを有する。ここで、前部空間S1はスピーカ本体22を収容し、共鳴空間S3はスピーカ本体22の音声出力を共鳴させる共鳴器として作用する。これによって、共鳴空間S3は、前部空間S1にて出力される音声を共鳴空間S3でヘルムホルツ共鳴させることができ、出力される音声の低音域を増幅させて音響効果を高めることができる。また、音響効果を高めるにあたっては、スピーカ本体22を収容する前部空間S1とは相違する共鳴空間S3で共鳴させることによる。これによって、たとえ共鳴空間S3が共鳴させるために外部と通じて外部から粉塵や水が侵入するような場合でも、前部空間S1に粉塵や水が直接侵入しまうのを抑えることができる。
また、上記したスピーカ10によれば、前部空間S1は共鳴空間S3の上側で隣接させるので、たとえ共鳴空間S3が外部と通じた空間で外部から粉塵や水が侵入するような場合でも、重力作用により共鳴空間S3から前部空間S1に粉塵や水が侵入しまうのを抑えることができ、より防塵防水効果を高めることができる。より具体的に言えば、上記したスピーカ10によれば、ケース12と共鳴ケース50とにより、前部空間S1と前部空間S1と隔てられる共鳴空間S3とを有する。これによって、スピーカ本体22を収容する前部空間S1を密閉状態にすることができて、この前部空間S1の防塵防水効果を高めることができる。他方、共鳴空間S3は、前部空間S1と隔てられて隣り合う関係にあるので、前部空間S1にて出力される音声を共鳴空間S3でヘルムホルツ共鳴させることができる。これによって、出力される音声の低音域を増幅させることができて音響効果を高めることができる。
また、上記したスピーカ10によれば、ドロンコーン55は、スピーカ本体22の音声出力を受けて振動可能に形成されているので、ドロンコーン55を振動させることにより、前部空間S1にて出力される音声を共鳴空間S3でヘルムホルツ共鳴させ易くなる。これによって、出力される音声の低音域を増幅させるにあたっての音響効果を効率良く高めることができる。つまり、上記したスピーカ10によれば、共鳴空間S3はバスレフ機構に模した作用効果を奏することができる。ちなみに、上記した実施の形態のスピーカ10によれば、100Hzの周波数において3dBの増幅させる効果を奏することができた。さらに、可聴周波数よりも低い不可聴の周波数の音域を減衰させる効果を奏することができた。このように上記したスピーカ10によれば、防塵防水効果を高めながらも、高音質な音響で音声出力可能となる。
また、上記したスピーカ10によれば、ケース本体40の端縁43と開閉カバー70の端縁72との間には、開閉カバー70を閉じた場合に互いの端縁43,72同士を密着させるゴムパッキン432が設けられている。これによって、開閉カバー70が閉じられた場合にケース12の内部の前部空間S1および後部空間S2を密閉するので、このケース12の内部の前部空間S1および後部空間S2の防塵防水性は高められることとなる。ここで、ケース12の内部の前部空間S1および後部空間S2には、電動工具用バッテリBが着脱されるバッテリ装着部30が内装されているので、バッテリ装着部30やバッテリ装着部30に装着された電動工具用バッテリBを塵埃や水から守ることができ、スピーカ10自体や電動工具用バッテリBの故障を抑えることができる。
また、上記したスピーカ10によれば、共鳴空間S3は携帯型電気機器Tを収容可能に設定されているので、例えば6インチのスマートフォンのような大きめの携帯型電気機器も収容しておくことができる。これによって、このような携帯型電気機器Tの保管も行うことができて便利である。また、上記したスピーカ10によれば、開閉扉80により共鳴空間S3の内部の防塵防水性を高めることができる。ここで、開閉扉80には、共鳴空間S3と外気とを通気可能とする開口部83が設けられているので、よりバスレフ機構に近づけて共鳴空間S3にてヘルムホルツ共鳴させ易くなる。これによって、防塵防水性を高めながら携帯型電気機器Tを保管可能にし、さらに共鳴空間S3のヘルムホルツ共鳴を確保できて高音質な音響で音声出力可能となる。
また、上記したスピーカ10によれば、開閉扉80には施錠可能な鍵穴88が設けられているので、開閉扉80の施錠により共鳴空間S3に保管しておく携帯型電気機器Tの盗難防止を図ることができる。また、上記したスピーカ10によれば、開閉扉80には共鳴空間S3から外部にコードCを引出し可能とするコード引出し部84が設けられているので、第1コネクタ部931に接続されたコードCを共鳴空間S3の内部に引き込むことができる。これによって、共鳴空間S3に保管しておく携帯型電気機器Tの充電などをすることもできて便利となる。また、上記したスピーカ10によれば、ケース12には無線通信を介して携帯型電気機器Tの操作を可能とする操作パネル部26が設けられているので、この操作パネル部26から入力することにより、例えば共鳴空間S3に保管しておく携帯型電気機器Tを操作することができる。これによって、共鳴空間S3に保管したままで携帯型電気機器Tを操作することができて便利となる。
なお、本発明に係るバッテリ式音声出力器にあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更を適宜に加えることができる。例えば、ケース12の構造としては、上記した略立方体形状に限定されることなく、適宜の形状を選択することができる。この際、上記したケース12は、3分割のケース本体40と前面枠20と開閉カバー70との構成に限定されることなく、適宜の分割構成を選択することができる。また、共鳴空間S3にあっては、前部空間S1の上方の位置に隣接して設けられるものであってもよいし、前部空間S1内部の上下中間位置に設けられるものであってもよい。このような構造においても、エラストマ292,69と接する地上面よりも開閉扉80は上方にあるため、共鳴空間S3内部の防塵防水性は高められたものとなっている。また、本発明に係るバッテリ式音声出力器にあっては、共鳴ケース50に関してはドロンコーン55を設けることなく構成されるものであってもよい。
すなわち、第1内部空間と第2内部空間とを隔てるドロンコーン55を排除して、第1内部空間と第2内部空間と隣り合って通じる関係とするものであってもよい。つまり、第1内部空間と第2内部空間とは機能的に分けられる空間としてケース12に設けられるものであれば、第1内部空間と第2内部空間とが一部通じる関係でケース12に設けられるものであってもよい。このように構成される場合であっても、第1内部空間と第2内部空間とは別の空間で設定されることとなるので、たとえ第2内部空間が共鳴させるために外部と通じて外部から粉塵や水が侵入するような場合でも、直ぐに第1内部空間に粉塵や水が侵入するものとはならない。また、本発明に係る第2内部空間を構成するにあたっては、適宜にラビリンス構造が設けられるようにしてもよい。例えば、上記した実施の形態の共鳴空間S3の通気箇所は、開閉扉80が存する後端に設定されている。ここで共鳴空間S3から前部空間S1に通じるにあたっては、共鳴空間S3の前方かつ上方にて共鳴空間S3から前部空間S1に通じるようになっている。つまり、外部から第2内部空間を経て第1内部空間に通じるにあたっては、単純に真っ直ぐで通じるようになっておらず、ラビリンス構造を経て通じるようになっている。これによって、第2内部空間から第1内部空間へと粉塵や水が侵入し難くすることができる。更に言えば、ドロンコーン55を廃した状態で、開閉扉80と第1内部空間との間に適宜の第2内部空間の形状を設定し共鳴空間とするものであってもよい。したがって、このように構成されていれば本発明が解決しようとする課題を解決することができる。なお、上記したスピーカ10には、共鳴空間S3を外部に向けて開け閉めする開閉扉80が設けられている。このため、共鳴空間S3には、直ぐに粉塵や水が侵入するようなことは抑えられるようになっている。
また、共鳴ケース50の形状としても適宜の形状を選択することができる。つまり、上記した実施の形態では、第1内部空間と第2内部空間とを分ける構成が第2箱形部材61によるものとなっていた。また、ドロンコーン55は、第1内部空間と第2内部空間とを隔てるように作用するものとなっていた。しかしながら、第1内部空間(空間S1,S2)と第2内部空間(共鳴空間S3)とを分ける構成や隔てる構成としては、このような形態に限定されるものではなく。つまり、第1内部空間と第2内部空間との互いを機能的な意味を含めて分けたり隔てたりするものであれば、形状および材質に関して適宜な構成を選択することができる。
また、上記した実施の形態では、バッテリ装着部30を設けるゆえに、前部空間S1と後部空間S2とは一部連通されるものとなっていた。しかしながら、前部空間S1と後部空間S2との間に適宜の隔壁部を設け、互いの空間同士が隔てられるように構成してもよい。すなわち、本発明に係る第1内部空間は少なくとも音声出力部を収容する空間であり、本発明に係る第3内部空間は少なくともバッテリ装着部が内装される空間であれば、互いの空間には適宜の構造が加えられるものであってもよいし、そのほかの空間と連なるように構成されるものであってもよい。さらに言えば、上記した本発明に係るバッテリ式音声出力器にあっては、電動工具用バッテリのみならず家庭用のAC電源から電力が供給されるようにしてもよい。
また、本発明に係るバッテリ式音声出力器は、音声出力に関してスポットが当てられた電気製品として特定するものとした。しかしながら、本発明に係るバッテリ式音声出力器は、これが応用された電気製品を含むものである。例えば、本発明としては、上記したスピーカ10を含んで構成されるラジオや電話として構成されるものであってもよい。このように本発明を特定するのならば次のように特定することができる。
すなわち、本発明は、『前記第1から前記第9のいずれかの発明に係るバッテリ式音声出力器を含み、無線通信により音声を送受信する送受信部を有する、ラジオ』として把握することができる上、『前記第1から前記第9のいずれかの発明に係るバッテリ式音声出力器を含み、無線通信により音声を送受信する送受信部を有する、電話』として把握することができる。
10 スピーカ(バッテリ式音声出力器)
12 ケース(第1内壁構造部、第3内壁構造部)
13 前面
14 後面
15 上面
16 下面
17 右側面
18 左側面
20 前面枠
201 上部
202 下部
21 音声出力装置
22 スピーカ本体(音声出力部)
23 ツイータスピーカ部
24 副制御部
25 操作パネル装置
26 操作パネル部(操作入力部)
261 操作ボタン
27 表示部
28 螺子部材
291,292 エラストマ
293 ネット
30 バッテリ装着部
31 第1バッテリ装着部
35 第2バッテリ装着部
32,36 ターミナル
321,361 端子
33,37 スライドガイド部
34,38 雌フック
40 ケース本体
401 前面開口部
402 後面開口部
41 内部隔壁
42 主制御部
43 端縁
431 凹溝部
432 ゴムパッキン
43 端縁
44 内底面
45 本体フック部
50 共鳴ケース
51 第1箱形部材(第2内壁構造部)
511 上壁部(隔壁部)
512 前壁部(隔壁部)
513 右壁部(隔壁部)
514 左壁部(隔壁部)
515 下壁部
53 円形開口部
55 ドロンコーン(弾性隔壁部)
551 円形平板部
552 湾曲部
60 螺子部材
61 第2箱形部材(第2内壁構造部)
611 上壁部
613 右壁部
614 左壁部
615 下壁部
63 開口部
65 二重下壁部
67 緩衝マット
69 エラストマ
70 開閉カバー
71 下側縁
72 端縁
731 後面部
732 上面部
733 右側面部
734 左側面部
74 開口部
75 支持縁部
76 ラッチ機構
761 支持凸部
763 トグル支持部
77 ラッチ本体
771 手掛け部
773 係止フック部
775 上面部
78 留めラバー
79 ヒンジピン
80 開閉扉
81 扉体
82 下側縁
83 開口部(第1貫通部)
84 コード引出し部(第2貫通部)
85 メッシュ部材
88 鍵穴
90 ハンドル
91 ハンドル本体
92 軸結合部材
931,941,951 コネクタ部
932,942,952 カバー部
933,943,953 ヒンジ部
B 電動工具用バッテリ
C 接続コード
S1 前部空間(第1内部空間、第3内部空間)
S2 後部空間(第1内部空間、第3内部空間)
S3 共鳴空間(第2内部空間)
T 携帯型電気機器(例えばスマートフォン、携帯音楽プレーヤ)

Claims (11)

  1. 外部に音声出力する音声出力部と、電動工具用バッテリが装着されるバッテリ装着部と、該音声出力部および該バッテリ装着部を支持するケースと、を有するバッテリ式音声出力器であって、
    前記ケースは、
    前記音声出力部を収容する第1内部空間を設定する第1内壁構造部と、
    前記第1内部空間とは別の第2内部空間を設定する第2内壁構造部と、を有し、
    前記第2内壁構造部は、前記音声出力部の音声出力を共鳴させる共鳴器として作用し、
    前記第1内壁構造部および前記第2内壁構造部は、前記第1内部空間を前記第2内部空間の上側で隣接させるように前記ケースに設けられている、バッテリ式音声出力器。
  2. 外部に音声出力する音声出力部と、電動工具用バッテリが装着されるバッテリ装着部と、該音声出力部および該バッテリ装着部を支持するケースと、を有するバッテリ式音声出力器であって、
    前記ケースは、
    前記音声出力部を収容する第1内部空間を設定する第1内壁構造部と、
    前記第1内部空間とは別の第2内部空間を設定する第2内壁構造部と、を有し、
    前記第2内壁構造部は、前記音声出力部の音声出力を共鳴させる共鳴器として作用し、
    前記第1内部空間と前記第2内部空間とは隔壁部により分けられており、
    前記隔壁部は、前記音声出力部の音声出力を受けて振動可能に形成される弾性隔壁部を有する、バッテリ式音声出力器。
  3. 外部に音声出力する音声出力部と、電動工具用バッテリが装着されるバッテリ装着部と、該音声出力部および該バッテリ装着部を支持するケースと、を有するバッテリ式音声出力器であって、
    前記ケースは、
    前記音声出力部を収容する第1内部空間を設定する第1内壁構造部と、
    前記第1内部空間とは別の第2内部空間を設定する第2内壁構造部と、を有し、
    前記第2内壁構造部は、前記音声出力部の音声出力を共鳴させる共鳴器として作用し、
    前記ケースは、前記バッテリ装着部が内装される第3内部空間を設定する第3内壁構造部を有し、
    前記第3内壁構造部は、前記第3内部空間を外部に通じさせる開口部と、該開口部を開閉可能に閉塞する開閉カバーとを有し、
    前記開口部の端縁と前記開閉カバーの端縁との間には、該開閉カバーが閉じられた場合に互いの該端縁同士を密着させるシール構造が設けられている、バッテリ式音声出力器。
  4. 外部に音声出力する音声出力部と、電動工具用バッテリが装着されるバッテリ装着部と、該音声出力部および該バッテリ装着部を支持するケースと、を有するバッテリ式音声出力器であって、
    前記ケースは、
    前記音声出力部を収容する第1内部空間を設定する第1内壁構造部と、
    前記第1内部空間とは別の第2内部空間を設定する第2内壁構造部と、を有し、
    前記第2内壁構造部は、前記音声出力部の音声出力を共鳴させる共鳴器として作用し、
    前記第2内部空間は、小物を収容可能に設定されている、バッテリ式音声出力器。
  5. 請求項4に記載のバッテリ式音声出力器において、
    前記第2内壁構造部は、前記第2内部空間を開け閉めする開閉扉を有し、
    前記開閉扉には、前記第2内部空間と外気とを通気可能とする第1貫通部が設けられている、バッテリ式音声出力器。
  6. 請求項5に記載のバッテリ式音声出力器において、
    前記開閉扉には、施錠可能な構成が設けられている、バッテリ式音声出力器。
  7. 請求項5または6に記載のバッテリ式音声出力器において、
    前記開閉扉には、前記第2内部空間から外部にコードを引出し可能とする第2貫通部が設けられている、バッテリ式音声出力器。
  8. 外部に音声出力する音声出力部と、電動工具用バッテリが装着されるバッテリ装着部と、該音声出力部および該バッテリ装着部を支持するケースと、を有するバッテリ式音声出力器であって、
    前記ケースは、
    前記音声出力部を収容する第1内部空間を設定する第1内壁構造部と、
    前記第1内部空間とは別の第2内部空間を設定する第2内壁構造部と、を有し、
    前記第2内壁構造部は、前記音声出力部の音声出力を共鳴させる共鳴器として作用し、
    前記ケースには、無線通信を介して携帯型電気機器の操作を可能とする操作入力部が設けられている、バッテリ式音声出力器。
  9. 外部に音声出力する音声出力部と、着脱可能なバッテリが装着されるバッテリ装着部と、該音声出力部および該バッテリ装着部を支持するケースと、を有するバッテリ式音声出力器であって、
    前記ケースは、
    前記音声出力部を収容する第1内部空間を設定する第1内壁構造部と、
    前記第1内部空間とは別の第2内部空間を設定する第2内壁構造部と、を有し、
    前記第2内壁構造部は、前記音声出力部の音声出力を共鳴させる共鳴器として作用し、
    前記第1内壁構造部および前記第2内壁構造部は、前記第1内部空間を前記第2内部空間の上側で隣接させるように前記ケースに設けられている、バッテリ式音声出力器。
  10. 外部に音声出力する音声出力部と、着脱可能なバッテリが装着されるバッテリ装着部と、該音声出力部および該バッテリ装着部を支持するケースと、を有するバッテリ式音声出力器であって、
    前記ケースは、
    前記音声出力部を収容する第1内部空間を設定する第1内壁構造部と、
    前記第1内部空間とは別の第2内部空間を設定する第2内壁構造部と、を有し、
    前記第2内壁構造部は、前記音声出力部の音声出力を共鳴させる共鳴器として作用し、
    前記ケースは、前記バッテリ装着部が内装される第3内部空間を設定する第3内壁構造部を有し、
    前記第3内壁構造部は、前記第3内部空間を外部に通じさせる開口部と、該開口部を開閉可能に閉塞する開閉カバーとを有し、
    前記開口部の端縁と前記開閉カバーの端縁との間には、該開閉カバーが閉じられた場合に互いの該端縁同士を密着させるシール構造が設けられている、バッテリ式音声出力器。
  11. 外部に音声出力する音声出力部と、着脱可能なバッテリが装着されるバッテリ装着部と、該音声出力部および該バッテリ装着部を支持するケースと、を有するバッテリ式音声出力器であって、
    前記ケースは、
    前記音声出力部を収容する第1内部空間を設定する第1内壁構造部と、
    前記第1内部空間とは別の第2内部空間を設定する第2内壁構造部と、を有し、
    前記第2内壁構造部は、前記音声出力部の音声出力を共鳴させる共鳴器として作用し、
    前記第2内部空間は、小物を収容可能に設定されている、バッテリ式音声出力器。
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