JP6621529B2 - 研磨ブラシユニットおよび研磨ブラシ - Google Patents

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Description

本発明は、線状砥材を束ねた砥材束によってワークを研磨する研磨ブラシユニットに関する。また、かかる研磨ブラシユニットの研磨ブラシに関する。
複数本の線状砥材を束ねた複数の砥材束を環状に配列して各砥材束の後端部分をホルダによって保持した研磨ブラシは特許文献1に記載されている。同文献の研磨ブラシは、ホルダと砥材束のホルダ側の部分とを外周側から被う筒状のブラシケースを備える。砥材束はその前端部分がブラシケースから露出する。ブラシケースは、研磨ブラシを回転させたときに遠心力によって外周側に広がる線状砥材の変位を規制して、ワークに対する線状砥材の接触位置を安定させる。ワークに対する線状砥材の接触位置が安定すれば、ワークの表面を精度よく研磨できる。
特開2003−136413号公報
研磨ブラシがブラシケースを備える場合には、ブラシケースを備える分だけ、研磨ブラシの製造コストが増加する。特に、研磨ブラシを大径化する場合には、ブラシケースも大型化するので、研磨ブラシの製造コストが増大するという問題がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、回転時における線状砥材の変位を規制しながら製造コストを抑制できる研磨ブラシユニットを提供することにある。また、このような研磨ブラシユニットに用いられる研磨ブラシを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の研磨ブラシユニットは、後端部分が工作機械に連結される支軸、前記支軸の軸線方向に延びる複数本の線状砥材を束ねた複数の砥材束、および、前後方向に前記支軸が貫通する軸孔と軸線回りを環状に配列された前記複数の砥材束の後端部分を保持する保持部とを有し、前記支軸に着脱可能に固定されたホルダ、を備える研磨ブラシと、前記前後方向における前記ホルダと各砥材束の前端との間で前記複数の砥材束の外周側に位置して各砥材束の前端部分の外周側への変位を規制する外側規制部と、前記支軸における前記ホルダよりも前側に固定される固定部と、を備える砥材変位規制部材と、を有し、前記砥材変位規制部材は、前記前後方向における前記ホルダと各砥材束の前端との間で前記複数の砥材束の内周側に位置して各砥材束の前端部分の内周側への変位を規制する内側規制部を備え、環状に配列された前記複数の砥材束は、各砥材束が第1間隔で円弧に配列された砥材束群を周方向に複数備え、周方向における各砥材束群の間には、前記第1間隔の2倍より大きい隙間が設けられ、前記砥材変位規制部材は、前記隙間を径方向に延びて前記内側規制部と前記外側規制部とを接続する接続部を備え、前記周方向における前記接続部と当該接続部の隣に位置する前記砥材束との間は間隔があいていることを特徴とする。
本発明によれば、研磨ブラシユニットを回転させたときに遠心力によって外周側に広がる線状砥材の変位を砥材変位規制部材の外側規制部によって規制できる。従って、ワークに対する線状砥材の接触位置を安定させることができる。ここで、外側規制部は軸線方向におけるホルダと各砥材束の前端との間で複数の砥材束の外周側に位置しており、ブラシケースのように、ホルダと砥材束のホルダ側の部分とを外周側から被うものではない。従って、砥材変位規制部材は、ブラシケースと比較して、軸線方向で小型化できる。これにより、砥材変位規制部材の製造コストを抑制できるので、研磨ブラシユニットの製造コストを抑制できる。また、研磨ブラシユニットを大径化した場合でも、その製造コストの増大を抑制できる。
また、本発明によれば、前記砥材変位規制部材は、前記前後方向における前記ホルダと各砥材束の前端との間で前記複数の砥材束の内周側に位置して各砥材束の前端部分の内周側への変位を規制する内側規制部を備える。このようにすれば、砥材変位規制部材によって砥材束の前端部分の内周側への変位を規制できる。従って、ワークに対する線状砥材の接触位置がより安定する。
さらに、本発明によれば、環状に配列された前記複数の砥材束は、各砥材束が第1間隔で円弧に配列された砥材束群を周方向に複数備え、周方向における各砥材束群の間には、前記第1間隔の2倍より大きい隙間が設けられ、前記砥材変位規制部材は、前記隙間を径方向に延びて前記内側規制部と前記外側規制部とを接続する接続部を備える。このようにすれば、接続部によって砥材束の外周側に位置する外側規制部と砥材束の内周側に位置する内側規制部とを接続できるので、砥材変位規制部に外側規制部と内側規制部とを備えることが容易となる。また、研磨ブラシユニットを回転させたときに、隙間の隣に位置する砥材束が隙間の側に向かって変位したときに、当該砥材束の周方向への変位は接続部によって規制される。従って、ワークに対する線状砥材の接触位置がより安定する。
また、本発明によれば、前記周方向における前記接続部と当該接続部の隣に位置する前記砥材束との間は間隔があいている。例えば、前記周方向における前記接続部と当該接続部の隣に位置する前記砥材束との間は、前記第1間隔であるものとすることができる。このようにすれば、接続部と接続部の隣に位置する砥材束との間が、砥材束群を構成する砥材束と砥材束との間の第1間隔に等しくなる。従って、研磨ブラシユニットを回転させたときに、隙間の隣に位置する砥材束が隙間の側に向かって変位したときに、当該砥材束の変位量は、砥材束群を構成する砥材束が隣に位置する砥材束の側に向かって周方向に変位する変位量とほぼ等しくなる。これにより、ワークに対する線状砥材の接触位置がより安定するので、ワークの表面を精度よく研磨できる。さらに、複数の砥材束を環状に配列する際に、各砥材束群の間に第1間隔の2倍よりも大きい隙間を設ければ、複数の砥材束を全周に渡って第1間隔で環状に配列した場合と比較して、砥材束の数を減らすことができる。従って、研磨ブラシユニットの製造コストを抑制できる。
ここで、研磨・研削加工開始時などにおいて研磨ブラシユニットがワークに乗り上げる際には砥材束の先端部分が内周側に大きく変位することがある。このような砥材束の先端部分の内周側への変位を許容するためには、前記径方向における前記内側規制部と前記砥材束との第2間隔は、前記径方向における前記外側規制部と前記砥材束との間の第3間隔よりも長いことが望ましい。
また、本発明において、前記第3間隔は、前記第1間隔以下であることが望ましい。すなわち、径方向における外側規制部と砥材束との間の間隔は、砥材束と砥材束との間の第1間隔以下であることが望ましい。このようにすれば、研磨ブラシユニットを回転させたときに遠心力によって砥材束の先端部分が外周側に変位する変位量を抑制できる。
本発明において、前記砥材変位規制部材は、前記固定部、前記内側規制部および前記接続部を一体に備える第1部材と、前記外側規制部を備え、前記第1部材に着脱可能に固定
される環状の第2部材とを備えるものとすることができる。このようにすれば、砥材束の先端部分の外周側への変位によって砥材束と砥材変位規制部材の外側規制部とが接触して外側規制部が摩耗した場合に、外側規制部を備える第2部材のみを交換できる。また、この場合に、前記第1間隔は、2.5mm以上4.5mm以下であり、前記第2間隔は、4.0mm以上12mm以下であり、前記第3間隔は、1.0mm以上2.5mm以下であることが好ましい。
本発明において、前記ホルダは、周方向に前記第1間隔で並ぶ複数の保持孔を備え、前記複数の保持孔の一部は、前記砥材束が挿入されて前記保持部として機能しており、1つの前記砥材束群を構成する一連の前記砥材束が挿入される一連の前記保持孔と、前記1つの前記砥材束群に隣り合う次の砥材束群を構成する一連の砥材束群との間に、前記砥材束が挿入されない前記保持孔が設けられ、前記接続部は、前記軸線方向から見た場合に、前記砥材束が挿入されない前記保持孔と重なるものとすることができる。また、本発明において、前記砥材変位規制部材は、円盤部と、前記円盤部を外周側から囲む環状部と、前記円盤部と前記環状部との間で径方向に延びて前記円盤部と前記環状部とを接続する前記接続部と、を備え、前記円盤部は、前記固定部および前記内側規制部を備え、前記環状部は、前記外側規制部を備えるものとすることができる。
次に、本発明は、上記の研磨ブラシユニットの研磨ブラシとすることができる。すなわち、本発明の研磨ブラシは、後端部分が工作機械に連結される支軸、前記支軸の軸線方向に延びる複数本の線状砥材を束ねた複数の砥材束、および、前後方向に前記支軸が貫通する軸孔と軸線回りを環状に配列された前記複数の砥材束の後端部分を保持する保持部とを有し、前記支軸に着脱可能に固定されたホルダを備え、環状に配列された前記複数の砥材束は、各砥材束が第1間隔で円弧に配列された砥材束群を周方向に複数備え、周方向における各砥材束群の間には、前記第1間隔の2倍より大きい隙間が設けられ、前記砥材変位規制部材は、前記隙間を径方向に延びて前記内側規制部と前記外側規制部とを接続する接続部を備え、前記周方向における前記接続部と当該接続部の隣に位置する前記砥材束との間は間隔があいていることを特徴とする。かかる研磨ブラシユニットでは、複数の砥材束を全周に渡って第1間隔で環状に配列した場合と比較して、砥材束の数を減らすことができる。従って、研磨ブラシの製造コストを抑制できる。
本発明を適用した研磨ブラシユニットを後方から見た場合の斜視図である。 本発明を適用した研磨ブラシユニットを前方から見た場合の斜視図である。 支軸およびホルダを前方から見た場合の斜視図である。 砥材変位規制部材を後方から見た場合の斜視図である。 砥材束と外側規制部、内側規制部および接続部との間隔の説明図である。 参考例の砥材規制部材を上方から見た場合の斜視図である。 砥材束と外側規制部、内側規制部および接続部との間隔の説明図である。 変形例1の砥材規制部材を上方から見た場合の斜視図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態の研磨ブラシユニットを説明する。
(全体構成)
図1は本発明を適用した研磨ブラシユニットを軸線方向の後方から見た場合の斜視図である。図2は本発明を適用した研磨ブラシユニットを軸線方向の前方から見た場合の斜視図である。図3は支軸およびホルダを軸線方向の前方から見た場合の斜視図である。図1に示すように、本例の研磨ブラシユニット1は研磨ブラシ2と砥材変位規制部材3を備える。研磨ブラシ2は、後端部分が工作機械に連結される支軸5と、支軸5の軸線L回りを環状に配列された複数の砥材束6と、支軸5が貫通する軸孔7および複数の砥材束6の後端部分を保持する複数の保持孔(保持部)8を備えるホルダ9を有する。なお、研磨ブラシユニット1の説明では、支軸5の軸線L方向を研磨ブラシユニット1の前後方向Xとし、砥材束6の先端(自由端)が位置する側を前方X1、その反対側を後方X2とする。また、軸線L回りを周方向θとする。図1および図2に示すように、砥材変位規制部材3は、前後方向Xにおいてホルダ9と各砥材束6との間に位置する。
(研磨ブラシ)
図1および図3に示すように、支軸5の後端部分は工作機械のヘッドに連結されるシャンク部5aである。支軸5の前後方向Xの途中位置には、周方向θの複数箇所に一定幅で前後方向Xに延びる平端面11が設けられている。図3に示すように、支軸5の前端面には砥材変位規制部材3を固定する軸側固定部12が設けられている。軸側固定部12は、支軸5の前端面に設けた突部14と、突部14の中心に設けられたネジ孔15とを備える。
ここで、図2に示すように、各砥材束6は支軸5の軸線Lに沿って前後方向Xに延びる複数本の線状砥材18を円形に束ねたものである。各線状砥材18は、アルミナ繊維フィラメント等の無機長繊維の集合体にエポキシ樹脂やシリコーン樹脂等のバインダー樹脂を含浸、硬化させて線状に形成したものである。集合糸は、例えば、繊維径が8μm〜50μmのアルミナ長繊維(無機長繊維)を250本〜3000本、集合させたものである。無機長繊維は、被研磨材に対して相対的に研磨性を有する材料、すなわち、研磨する材料よりも硬くてかつ脆い材料であれば特に限定されるものではなく、例えば、アルミナ繊維の他、炭化ケイ素繊維、ボロン繊維、あるいはガラス繊維を用いることができる。なお、線状砥材18として、ナイロン、砥粒入りナイロン、砥粒入りゴム、ステンレス鋼、真鍮からなるものを採用してもよい。
ここで、環状に配列された複数の砥材束6は、各砥材束6が第1間隔H1で円弧に配列された砥材束群19を周方向θに4つ備える。周方向θにおける各砥材束群19の間には、第1間隔H1の2倍よりも大きい隙間Gが設けられている。
図3に示すように、ホルダ9は、ベースホルダ21と、ベースホルダ21の前方X1に同軸に積層された砥材束ホルダ22を備える。ベースホルダ21は、小径円盤部24と小径円盤部24よりも大径で小径円盤部24の前方X1に同軸に設けられた大径円盤部25を備える。軸孔7は小径円盤部24および大径円盤部25の中心を前後方向Xに貫通する。小径円盤部24には径方向の外側から軸孔7に至るネジ孔26が複数設けられている。複数のネジ孔26は軸線L回りの等角度間隔に形成されている。
砥材束ホルダ22の中心孔31はベースホルダ21の軸孔7よりも大きい。砥材束ホルダ22は、環状後端面32をベースホルダ21の前面に当接させた状態で、当該砥材束ホルダ22を前後方向Xに貫通するネジ34によってベースホルダ21に着脱可能に固定される。
砥材束ホルダ22は、環状前端面33に軸線Lと同軸の円環状に配列された複数の保持孔8を備える。複数の保持孔8は軸線Lと平行に後方X2に延びる。各保持孔8を前方X1から見た場合の形状は円形である。複数の保持孔8は周方向θに一定間隔で設けられている。周方向θで隣り合う保持孔8の間隔は第1間隔H1である。ここで、複数の保持孔8の数は複数の砥材束6の数よりも多い。より具体的には、保持孔8の数は砥材束群19の数の2倍だけ砥材束6の数よりも多い。本例では、砥材束群19が4つなので、保持孔8の数は砥材束6の数よりも8つ多い。
複数の砥材束6のそれぞれは、後端部分が各保持孔8に挿入される。複数の砥材束6を保持孔8に挿入する際には、各砥材束群19を構成する一連の砥材束6を、互いに隣り合う一連の保持孔8に挿入する。これにより砥材束群19を構成する一連の砥材束6は円弧に配列される。また、砥材束群19を構成する一連の砥材束6を挿入する一連の保持孔8と、次の砥材束群19を構成する一連の砥材束6を挿入する一連の保持孔8との間に、砥材束6を挿入しない保持孔8を2つ設ける。これにより、周方向θにおける各砥材束群19の間の間隔は、第1間隔H1の2倍よりも大きくなる。各保持孔8に挿入された各砥材束6は各保持孔8に充填された接着剤によってホルダ9に固定される。
ここで、ホルダ9は、ベースホルダ21の小径円盤部24のネジ孔26を外周側から貫通して支軸5の平坦面に当接するネジ35によって支軸5に固定される。ホルダ9が支軸5に固定された状態では、支軸5の前端は各砥材束6の前端よりも後方X2に位置する。なお、ネジ孔26を貫通するネジ35を緩めることによりホルダ9は支軸5に沿って前後方向Xに移動可能となる。そして、ネジ35を締めることにより、ホルダ9は支軸5の前後方向Xの所望の位置に固定される。
(砥材変位規制部材)
図4は砥材変位規制部材を後方から見た場合の斜視図である。図4に示すように、砥材変位規制部材3は、全体として前後方向Xに薄い板状の部材である。砥材変位規制部材3は、樹脂、或いは、金属から形成されている。砥材変位規制部材3は、中心に支軸5の軸側固定部12に固定される部材側固定部(固定部)41を備える円盤部42と円盤部42を外周側から囲む環状部43と、円盤部42と環状部43との間で径方向に延びて円盤部42と環状部43を接続する4本の接続部44を備える。周方向θで隣り合う2本の接続部44と円盤部42と環状部43とによって円弧形状の開口部45が区画されている。砥材変位規制部材3は4つの開口部45備える。
部材側固定部41は、円盤部42の中心を前後方向Xに貫通する貫通孔48と、円盤部42の後面の中心部分に設けられた凹部49を備える。貫通孔48は凹部49の中心に位置する。凹部49は支軸5の突部14(軸側固定部12)と嵌合する形状を備える。環状部43は、後面に開口部45の縁に向かって前方X1に傾斜するテーパー面50を備える。接続部44は、周方向θの縁44aが開口部45から離間する方向に窪む円弧の湾曲形状を備える。
砥材変位規制部材3を研磨ブラシ2に取り付ける際には、部材側固定部41を研磨ブラシ2の前方X1から支軸5の軸側固定部12に固定する。部材側固定部41を支軸5に固定する際には、まず、各砥材束群19を構成する一連の砥材束6を各開口部45に後方X2から挿入する。その後、部材側固定部41の凹部49に支軸5の突部14を挿入して嵌合させる。そして、部材側固定部41の貫通孔48を前方X1から貫通する有頭ネジ53(図2参照)を支軸5の前端のネジ孔15に捩じ込む。これにより、砥材変位規制部材3の円盤部42は、前後方向Xにおけるホルダ9と各砥材束6の前端との間において、環状に配列された複数の砥材束6の内周側に位置する。砥材変位規制部材3の環状部43は、前後方向Xにおけるホルダ9と各砥材束6の前端との間において、環状に配列された複数の砥材束6の外周側に位置する。砥材変位規制部材3の接続部44は、各砥材束群19の間の隙間Gに位置する。接続部44は、図2に示すように、軸線L方向から見た場合に、ホルダ9に形成された複数の保持孔8のうち砥材束6が保持されていない保持孔8と重なる。
ここで、円盤部42における開口部45の側の縁は、各砥材束6の前端部分の内周側への変位を規制する内側規制部55である。環状部43における開口部45の側の縁は、各砥材束6の前端部分の外周側への変位を規制する外側規制部56である。接続部44における開口部45の側の縁44aは、接続部44の隣に位置する砥材束6の接続部44の側への変位を規制する周方向規制部57である。
図5はホルダ9に保持された砥材束6と、砥材変位規制部材3の内側規制部55、外側規制部56および周方向規制部57との間の間隔の説明図である。まず、各砥材束群19を構成する一連の砥材束6において、隣り合う砥材束6の周方向θの間隔は第1間隔H1である。すなわち、隣り合う砥材束6の周方向θの間隔は周方向θで隣り合う保持孔8の間隔と等しい。第1間隔H1は、例えば、2.5mm〜4.5mmである。
径方向における内側規制部55と砥材束6との間は第2間隔H2である。径方向における砥材束6と外側規制部56との間は第3間隔H3である。第2間隔H2は、例えば、4.0mm〜12mmである。第3間隔H3は1.0mm〜2.5mmである。ここで、第2間隔H2は第3間隔H3よりも長い。第3間隔H3は第1間隔H1以下である。
また、周方向θにおける接続部44と接続部44の隣に位置する砥材束6との間の間隔は第1間隔H1である。すなわち、接続部44と接続部44の隣に位置する砥材束6との間の間隔は、砥材束群19を構成する一連の砥材束6において隣り合う砥材束6の間隔と同一であり、周方向θで隣り合う保持孔8の間隔と同一である。
(研磨・研削動作)
研磨ブラシユニット1を用いてワークに対してバリ取りや表面に対する研磨・研削加工を行う際には、シャンク部5aを工作機械のヘッドに連結して、研磨ブラシユニット1を軸線L回りに回転させる。そして、砥材束6の前端部をワークの表面に押し当てる。
ここで、研磨ブラシユニット1が回転すると遠心力によって砥材束6の各線状砥材18は外周側に広がろうとする。しかし、線状砥材18の前端部分は砥材変位規制部材3の環状部43(外側規制部56)に当接して、その外周側への変位が規制される。また、砥材束6の各線状砥材18の前端部分が内周側に変位する場合には、線状砥材18の前端部分が砥材変位規制部材3の円盤部42(内側規制部55)に当接して、その内周側への変位が規制される。
さらに、各砥材束6が周方向θに変位した場合には、線状砥材18の前端部分はその隣に位置する砥材束6に当接して、その周方向θへの変位が規制される。また、隙間Gの隣に位置する砥材束6が周方向θに変位した場合には、線状砥材18の前端部分が接続部44に当接して、その周方向θへの変位が規制される。これにより、接続部44の隣に位置する砥材束6の線状砥材18が接続部44の側に向かって周方向θに変位する変位量は、砥材束6が当該砥材束6の隣に位置する砥材束6の側に向かって周方向θに変位する変位量とほぼ等しくなる。
従って、本例の研磨ブラシユニット1によれば砥材束6の各線状砥材18をワークの被研磨位置に正確に押し付けることができる。また、ワークに対する線状砥材18の接触位置を安定させることができる。よって、ワークを精度よく研磨或いは研削できる。
なお、研磨・研削加工においては、研磨ブラシユニット1の回転方向を一定の周期で反対方向に切り替える。すなわち、研磨・研削加工では、研磨ブラシユニット1を第1回転方向に回転させて行う研削・研磨動作と、研磨ブラシユニット1を第1回転方向とは反対の第2回転方向に回転させて行う研削・研磨動作とを、交互に行うものとすることができる。このようにすれば、各砥材束6の摩耗が均一となる。各砥材束6の摩耗が均一となると、砥材束6の先端部分を均一にワークに当接させることができるので、ワークを精度よく研磨或いは研削できる。
また、研磨・研削加工によって砥材束6の前端部分が摩耗した場合には、支軸5に対するホルダ9の固定位置を前方X1に移動させる。これにより、砥材変位規制部材3を砥材束6に対して後方X2に相対移動させて、砥材変位規制部材3をホルダ9と砥材束6の前端との間に配置する。
(作用効果)
本例によれば、砥材変位規制部材3は、軸線L方向におけるホルダ9と各砥材束6の前端との間に位置して、砥材束6の変位を規制する。従って、ホルダ9と砥材束6のホルダ9側の部分とを外周側から被うブラシケースなどと比較して、砥材変位規制部材3を軸線L方向で小型化できる。これにより、砥材変位規制部材3の製造コストを抑制できる。
また、砥材変位規制部材3は、隙間Gを径方向に延びる接続部44によって砥材束6の外周側に位置する外側規制部56と砥材束6の内周側に位置する内側規制部55とを接続している。従って、砥材変位規制部材3に外側規制部56と内側規制部55とを備えることが容易である。
さらに、本例では、複数の砥材束6を環状に配列する際に、各砥材束6を第1間隔H1で配列した複数の砥材束群19を備えるとともに、複数の砥材束群19の間に第1間隔H1の2倍よりも大きい隙間Gを設ける。従って、複数の砥材束6を全周に渡って第1間隔H1で環状に配列した場合と比較して、砥材束6の数を減らすことができる。これにより、研磨ブラシ2の製造コストを抑制できる。よって、研磨ブラシユニット1の製造コストを抑制できる。
ここで、本例では、径方向における外側規制部56と砥材束6との間の間隔は、砥材束6と砥材束6との間の第1間隔H1以下としている。このようにすれば、研磨ブラシユニット1を回転させたときに遠心力によって砥材束6の前端部分が外周側に変位する変位量を抑制できる。
また、研磨ブラシユニット1がワークに乗り上げる際には砥材束6の前端部分は内周側に比較的大きく変位する。これに対して、径方向における内側規制部55と砥材束6との第2間隔H2を径方向における外側規制部56と砥材束6との間の第3間隔H3よりも大きくしているので、砥材束6の前端部分の内周側への変位を許容できる。
なお、研磨動作における研磨ブラシユニット1の動きは、回転運動に限らず、往復動作、オシレーション動作、揺動、あるいは、これらの動作を組み合わせた動きであってもよい。さらに、研磨ブラシユニット1を軸線Lの方向に上下移動させる動きを組み合わせてもよい。これらの場合でも、砥材変位規制部材3によって砥材束6の変位を規制できるので、砥材束6の各線状砥材18をワークの被研磨位置に正確に押し付けることができる。また、ワークに対する線状砥材18の接触位置を安定させることができる。よって、ワークを精度よく研磨或いは研削できる。
ここで、研磨ブラシユニット1を大径化する場合には、研磨ブラシ2において、ホルダ9の砥材束ホルダ22をベースホルダ21から取り外して、大径の砥材束ホルダ22に交換する。また、砥材束ホルダ22を大径化した場合には、砥材束ホルダ22の径に対応する大きさの砥材変位規制部材3を支軸5に取り付ける。このような場合に、砥材変位規制部材3は、ホルダ9と砥材束6のホルダ9側の部分とを外周側から被うブラシケースなどと比較して、軸線L方向で小さい部材である。従って、砥材変位規制部材3として、砥材束ホルダ22の径に対応する大径のものを用いる場合でも、砥材変位規制部材3の製造コストを抑制でき、研磨ブラシユニット1の製造コストを抑制できる。
(砥材変位規制部材の参考例
図6は参考例の砥材変位規制部材3Aである。なお、本例の砥材変位規制部材3Aは上記の砥材変位規制部材3と対応する構成を備えるので、対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
砥材変位規制部材3Aは、部材側固定部(固定部)41と、軸側固定部12から外周側に広がる円形の板部61を備える。部材側固定部41は貫通孔48と凹部49を備える。板部61は、外周縁部分に前後方向Xに貫通する複数の開口部62を備える。ここで、ホルダ9には、複数の保持孔8に対して、2つ置きに砥材束6が保持されている。一方、砥材変位規制部材3Aに設けられた開口部62の数は、ホルダ9において砥材束6を保持する保持孔8の数と同一である。各開口部62は径方向に対して周方向θに長い円弧の長穴である。板部52における開口部62の縁は開口部62に向かって前方X1に傾斜するテーパー面63となっている。
砥材変位規制部材3Aを研磨ブラシ2に取り付ける際には、部材側固定部41を研磨ブラシ2の前方X1から支軸5の軸側固定部12に固定する。部材側固定部41を支軸5に固定する際には、まず、各砥材束6が各開口部62に挿入する。その後、部材側固定部41の凹部49に支軸5の突部14を挿入して嵌合させる。そして、部材側固定部41の貫通孔48を前方X1から貫通する有頭ネジを支軸5の前端のネジ孔15に捩じ込む。これにより、砥材変位規制部材3Aの板部61は、前後方向Xにおけるホルダ9と各砥材束6の前端との間に位置する。
ここで、板部61における開口部62の内周面のうち砥材束6に径方向の内側から対向する内側内周面部分は、各砥材束6の前端部分の内周側への変位を規制する内側規制部55である。板部61における各開口部62の内周面のうち砥材束6に径方向の外側から対向する外側内周面部分は、各砥材束6の前端部分の外周側への変位を規制する外側規制部56である。また、板部61において周方向θで開口部62と開口部62との間に位置する部位は、接続部44である。そして、板部61における開口部62の内周面のうち砥材束6に周方向θで対向する周方向内周面部分は砥材束6の周方向θの側への変位を規制する周方向規制部57である。
図7は研磨ブラシ2に砥材変位規制部材3Aを取り付けた状態における、ホルダ9に保持された砥材束6と、砥材変位規制部材3Aの内側規制部55、外側規制部56および周方向規制部57との間の間隔の説明図である。本例では、径方向における内側規制部55と砥材束6との間の第2間隔H2は、例えば、2.0mm〜15mmである。径方向における外側規制部56と砥材束6との間の第3間隔H3は、例えば、0.5mm〜4mmである。砥材束6と周方向規制部57と間の第1間隔H1は、例えば、1.5mm〜8mである。
本例の砥材変位規制部材3Aを備える研磨ブラシユニットにおいても、上記の研磨ブラシユニット1と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、各砥材束6の前端部分の変位を規制できるので、砥材束6の各線状砥材18をワークの被研磨位置に正確に押し付けることができる。また、ワークに対する線状砥材18の接触位置を安定させることができる。よって、ワークを精度よく研磨或いは研削できる。また、本例の砥材変位規制部材3Aを用いた場合には、複数の砥材束6を全周に渡って第1間隔H1で環状に配列した場合と比較して、砥材束6の数を減らすことができる。従って、研磨ブラシユニットの製造コストを抑制できる。
なお、開口部62は、研磨ブラシ2に砥材変位規制部材3Aを取り付けたときに砥材束6と同軸となる円形としてもよい。この場合には、砥材束6から板部61における開口部62の縁までの径方向の間隔を、0.5mm〜5mmとすることができる。すなわち、径方向における内側規制部55と砥材束6との間の第2間隔H2、径方向における外側規制部56と砥材束6との間の第3間隔H3、および、砥材束6と周方向規制部57と間の第1間隔H1を、0.5mm〜5mmとすることができる。このようにした場合には、研磨・研削加工時における砥材束6の全方向の変位を均等に規制できる。また、研磨・研削加工時における砥材束6の全方向の変位量を小さく規制できる。これにより、研磨・研削加工時に砥材束がワークに切り込む切り込み量を抑制できるので、表面粗さの小さい研磨面を形成するのに適する。ここで、径方向における内側規制部55と砥材束6との間の第2間隔H2、径方向における外側規制部56と砥材束6との間の第3間隔H3、および、砥材束6と周方向規制部57と間の第1間隔H1を、特に、0.5mm〜1.5mmとした場合には、砥材束6の変位量をより小さく規制でき、砥材束がワークに切り込む切り込み量をより抑制できるので、研磨面の表面粗さが小さくなる。
(砥材変位規制部材の変形例
図8は変形例の砥材変位規制部材3Bである。なお、本例の砥材変位規制部材3Bは上記の砥材変位規制部材3と対応する構成を備えるので、対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。変形例の砥材変位規制部材3Bは、部材側固定部(固定部)41、内側規制部55および接続部44を一体に備える第1部材71と、外側規制部56を備え、第1部材71に着脱可能に固定される環状の第2部材72とを備える。図8において第2部材72は鎖線で示す。


より具板的には、第1部材71は、中心に部材側固定部41を備える円形板部73と、円形板部73から径方向に突出した腕部74を備える。腕部74は、円形板部73の外周縁部分から一定幅で外周側に延びる第1板部74aと、第1板部74a外周側の端から前方X1に向かって屈曲して延びる第2板部74bと、第2板部74bの前端から内周側に屈曲して延びる第3板部74cを備える。前後方向で第1板部74aと第3板部74cとが対向する腕部74の外周側の端部分は第2部材72を保持する保持部75となっている。第2部材72はゴム製のリングである。第2部材72は、その外周面の一部分を第1板部61に当接させた状態で、第1部材71の保持部75に保持されている
砥材変位規制部材3Bは、部材側固定部41が研磨ブラシ2の支軸5の軸側固定部12の突部14に挿入されて固定される。この際に、各砥材束群19を構成する一連の砥材束6は、周方向θで隣り合う2本の腕部74と円形板部73と第2部材72(ゴム製のリング)により区画された4つの開口部76にそれぞれ挿入される。ここで、円形板部73の外周縁は内側規制部55である。第2部材72(ゴム製のリング)の内側部分は外側規制部56である。腕部74は接続部44であり、腕部74の周方向θの縁は周方向規制部57である。
本例の砥材変位規制部材3Bを備える研磨ブラシユニットにおいても、上記の研磨ブラシユニット1と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、各砥材束6の前端部分の変位を規制できるので、砥材束6の各線状砥材18をワークの被研磨位置に正確に押し付けることができる。また、ワークに対する線状砥材18の接触位置を安定させることができる。よって、ワークを精度よく研磨或いは研削できる。
また、本例では、砥材束6の前端部分の外周側への変位によって砥材束6と外側規制部56とが接触して外側規制部56が摩耗した場合に、外側規制部56を備える第2部材72のみを交換できる。

Claims (8)

  1. 後端部分が工作機械に連結される支軸、前記支軸の軸線方向に延びる複数本の線状砥材を束ねた複数の砥材束、および、前後方向に前記支軸が貫通する軸孔と軸線回りを環状に配列された前記複数の砥材束の後端部分を保持する保持部とを有し、前記支軸に着脱可能に固定されたホルダ、を備える研磨ブラシと、
    前記前後方向における前記ホルダと各砥材束の前端との間で前記複数の砥材束の外周側に位置して各砥材束の前端部分の外周側への変位を規制する外側規制部と、前記支軸における前記ホルダよりも前側に固定される固定部と、を備える砥材変位規制部材と、
    を有し、
    前記砥材変位規制部材は、前記前後方向における前記ホルダと各砥材束の前端との間で前記複数の砥材束の内周側に位置して各砥材束の前端部分の内周側への変位を規制する内側規制部を備え、
    環状に配列された前記複数の砥材束は、各砥材束が第1間隔で円弧に配列された砥材束群を周方向に複数備え、
    周方向における各砥材束群の間には、前記第1間隔の2倍より大きい隙間が設けられ、
    前記砥材変位規制部材は、前記隙間を径方向に延びて前記内側規制部と前記外側規制部とを接続する接続部を備え、
    前記周方向における前記接続部と当該接続部の隣に位置する前記砥材束との間は間隔があいていることを特徴とする研磨ブラシユニット。
  2. 請求項において、
    前記径方向における前記内側規制部と前記砥材束との第2間隔は、前記径方向における前記外側規制部と前記砥材束との間の第3間隔よりも長いことを特徴とする研磨ブラシユニット。
  3. 請求項において、
    前記第3間隔は、前記第1間隔以下であることを特徴とする研磨ブラシユニット。
  4. 請求項3において、
    前記第1間隔は、2.5mm以上4.5mm以下であり、
    前記第2間隔は、4.0mm以上12mm以下であり、
    前記第3間隔は、1.0mm以上2.5mm以下であることを特徴とする研磨ブラシユニット。
  5. 請求項1から4の何れか一項において、
    前記ホルダは、周方向に前記第1間隔で並ぶ複数の保持孔を備え、
    前記複数の保持孔の一部は、前記砥材束が挿入されて前記保持部として機能しており、
    1つの前記砥材束群を構成する一連の前記砥材束が挿入される一連の前記保持孔と、前記1つの前記砥材束群に隣り合う次の砥材束群を構成する一連の砥材束群との間に、前記砥材束が挿入されない前記保持孔が設けられ、
    前記接続部は、前記軸線方向から見た場合に、前記砥材束が挿入されない前記保持孔と重なることを特徴とする研磨ブラシユニット。
  6. 請求項1から5の何れか一項において、前記砥材変位規制部材は、円盤部と、前記円盤部を外周側から囲む環状部と、前記円盤部と前記環状部との間で径方向に延びて前記円盤部と前記環状部とを接続する前記接続部と、を備え、
    前記円盤部は、前記固定部および前記内側規制部を備え、
    前記環状部は、前記外側規制部を備えることを特徴とする研磨ブラシユニット。
  7. 請求項において、
    前記砥材変位規制部材は、前記固定部、前記内側規制部および前記接続部を一体に備える第1部材と、前記外側規制部を備え、前記第1部材に着脱可能に固定される環状の第2部材とを備えることを特徴とする研磨ブラシユニット。
  8. 請求項1または5に記載の研磨ブラシユニットの研磨ブラシ。
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