概要
[0013] 本開示の種々の態様は、移動物体のネットワークにおける接続性を管理するためのシステムおよび方法を提供する。非限定的な例として、本開示の種々の態様は、ネットワーク・アクセス・ポイントの少なくとも一部が移動しているときに、ネットワークにおける接続性を管理するためのシステムおよび方法を提供する。
[0014] 本明細書において利用する場合、「回路」(circuits)および「回路」(circuitry)という用語は、物理的な電子コンポーネント(即ち、ハードウェア)、ならびにこのハードウェアを構成することができ、このハードウェアによって実行することができ、および/またはこのハードウェアとそれ以外で関連付けることができるあらゆるソフトウェアおよび/またはファームウェア(「コード」)を指す。本明細書において使用する場合、例えば、特定のプロセッサおよびメモリ(例えば、揮発性または不揮発性メモリ・デバイス、一般的なコンピュータ読み取り可能媒体等)は、1つ以上の第1コード・ライン(lines of code)を実行するときに第1「回路」を構成する(comprise)ことができ、1つ以上の第2コード・ラインを実行するときに第2「回路」を構成することができる。加えて、回路はアナログおよび/またはディジタル回路を含むことができる。このような回路(circuitry)は、例えば、アナログおよび/またはディジタル信号に対して動作することができる。尚、回路は1つのデバイスまたはチップ内にあってもよく、1つのマザーボード上にあってもよく、1つのシャーシ内にあってもよく、1箇所の地理的位置における複数のエンクロージャ内にあってもよく、複数の地理的位置にまたがって分散された複数のエンクロージャ内にあってもよい等ということは理解されてしかるべきである。
[0015] 本明細書において利用する場合、回路(circuitry)は、この回路が機能を実行するために必要なハードウェアおよびコードを含むときはいつでも(いずれかが必要な場合)、その機能の実行がディスエーブルされているか否か、即ち、イネーブルされていないか否か(例えば、ユーザが変更可能な設定、工場の設定、またはトリミング(trim)等によって)には関係なく、その機能を実行するように「動作可能」である。
[0016] 本明細書において利用する場合、「および/または」とは、「および/または」によって繋げられた一覧における項目の内任意の1つ以上を意味する。一例として、「xおよび/またはy」は、3つのエレメント集合{(x)、(y)、(x、y)}の内の任意のエレメントを意味する。即ち、「xおよび/またはy」は、「xおよびyの一方または双方」を意味する。別の例として、「x、y、および/またはz」は、7つのエレメント集合{(x)、(y)、(z)、(x、y)、(x、z)、(y、z)、(x、y、z)}の内の任意のエレメントを意味する。即ち、「x、y、および/またはx」は、「x、y、およびzの内1つ以上」を意味する。本明細書で利用する場合、「例えば」(e.g.)および「例えば」(for example)という用語は、1つ以上の非限定的な例、実例、または例示の一覧を明示する(set off)。
[0017] 本明細書において使用する用語は、特定の例について説明することを目的とするだけであり、本開示を限定する意図はない。本明細書において使用する場合、単数形は、前後関係が明確にそうでないことを示すのでない限り、複数形も同様に含むことを意図している。更に、「備える」(comprises)、「含む」(includes)、「備えている」(comprising)、「含んでいる」(including)、「有する」(has)、「有する」(have)、「有している」(having)等の用語が、本明細書において使用されるとき、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、および/またはコンポーネントの存在を指定するのであるが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、コンポーネント、および/またはそれらの集合の存在または追加を除外するのではないことは理解されよう。
[0018] 尚、第1、第2等の用語が、種々のエレメントを記述するために本明細書において使用される場合があるが、これらのエレメントはこれらの用語によって限定されないことは理解されよう。これらの用語は、1つのエレメントを他のエレメントと区別するために使用されるに過ぎない。つまり、例えば、以下で論ずる第1エレメント、第1コンポーネント、または第1セクションは、本開示の教示から逸脱することなく、第2エレメント、第2コンポーネント、または第2セクションと呼ぶこともできる。同様に、「上位」(upper)、「下位」(lower)、「側」等のような種々の空間的用語は、相対的な意味で1つのエレメントを他のエレメントから区別するときに使用されることがある。しかしながら、コンポーネントの向きが異なる方法で決められることもあり、例えば、本開示の教示から逸脱することなく、ある電子デバイスが横向きにされて、その「上」面が水平に向き、その「側」面が垂直に向くような場合もあることは、理解されてしかるべきである。
[0019] 移動物体および/または静止物体(static things)(例えば、デバイス、機械、人々等)、ならびにこのような物体を互いに接続させるためのロジスティックス(例えば、スマート・ロジスティックス、輸送、環境検知等のコンテキストにおけるロジスティックス)の普及に伴い、例えば、常にオンであり、ロバストであり、スケーラブルであり、安全が確保され、このような物体(または目的物(object))に対して、どこでもそしていつでも、接続、サービス、およびインターネット・アクセスを提供することができるプラットフォームが望まれている。このようなシステムの種々のコンポーネント内における効率的な電力利用も望まれている。
[0020] したがって、本開示の種々の態様は、エネルギ効率的に動作しつつ、どこでもそしていつでも、全ての移動物体および/または静止物体(例えば、デバイス、機械、人々、アクセス・ポイント、エンド・ユーザ・デバイス、センサ等)に対して、接続、サービス、およびインターネット・アクセスを提供し、完全に動作可能であり、常にオンであり、応答性が良く、ロバストであり、スケーラブルであり、安全が確保されたプラットフォーム/システム/アーキテクチャを提供する。
[0021] 本開示の種々の態様は、異なる環境の種々の要件、特徴、および要望に対して柔軟に構成変更可能であり適応可能なプラットフォームを提供する。各環境は、それぞれの移動性レベル、ならびに移動物体および/または静止物体の密度、更にはこれらの物体へのアクセス数および/またはタイプによって特徴付けることができる。種々の環境の特性には、例えば、ノードの高い移動性(例えば、接触または接続を変動させる)、多数の近隣、多数の接続済みモバイル・ユーザ、モバイル・アクセス・ポイント、複数のネットワークおよび技術の利用可能性(例えば、同じエリア内の場合もある)等が含まれる。例えば、プラットフォームの動作モードを、他の環境とは異なることもある、各環境のそれぞれの要件および要望に基づいて、環境毎に柔軟に適応させることができる。加えて、例えば、プラットフォームが特定の環境において提供または処理するコンテンツ、サービス、またはデータに基づいて、例えば、異なる目的毎にプラットフォームを柔軟に(例えば、設計時/設置時、および/またはリアル・タイムにおいて)最適化することができる(例えば、レイテンシを短縮し、スループットを高め、電力消費を低減し、負荷の均衡を取り、信頼性を高め、障害またはその他の外乱に関して一層ロバストにする等のため)。
[0022] 本開示の種々の態様によれば、このプラットフォーム上で、多くの制御および管理サービス(例えば、移動性、セキュリティ、ルーティング等)を提供する(例えば、直接的に、制御オーバーレイを使用して、コンテナを使用して等)。このようなサービスは、現在インターネットまたはその他の通信ネットワーク(1つまたは複数)上でデプロイされているサービスと互換性がある。
[0023] 例えば、使用事例に応じて、全体的または部分的に、例えば、パブリックおよび/またはプライベート・モードで通信ネットワーク(またはプラットフォーム)を動作させることができる。プラットフォームは、例えば、使用事例に応じて(例えば、パブリック・インターネット・アクセス、公共環境検知、車隊運用(fleet operation)等)、パブリックまたはプライベート・モードで動作することができる。
[0024] 加えて、例えば、種々のネットワーク・コンポーネントがモバイルである実施態様では、特定の実施態様の要望に応えるために、輸送および/または信号制御メカニズムを適応させることができる。例えば、無線送信電力および/または速度を適応させることができる(例えば、干渉を軽減するため、電力消費を低減するため、ネットワーク・コンポーネントの寿命を伸ばすため等)。
[0025] 本開示の種々の態様によるプラットフォームの種々の例示の実装態様は、通常利用できる種々の他のサブシステムが利用できない場合であっても、異なるサブシステムに接続することができる。例えば、このプラットフォームは、種々の内蔵冗長性および障害回復メカニズムを含むことができる。例えば、このプラットフォームは、自己回復能力、自己構成能力、自己適応能力等を含むことができる。このプラットフォームのプロトコルおよび機能は、例えば、異なるレベルの移動性および物体(または目的物)の密度、これらの物体へのアクセス数/タイプによって特徴付けられる異なる環境の要件および特徴に対して自律的および円滑に構成し適応させるように準備することができる。例えば、このプラットフォームの種々の態様は、何らかの決断または全ての決断に影響を及ぼす可能性があるコンテキスト・パラメータを収集することができる。このようなパラメータは、例えば、ローカルに導き出すことができ、近隣、固定AP、クラウド等から収集することができる。また、このプラットフォームの種々の態様は、例えば、あらゆる判断に役立つように履歴情報を求めることができ、このような情報は、履歴データから、調査から、シミュレータから等で導き出すことができる。加えて、例えば、このプラットフォームの種々の形態は、例えば、ネットワークおよび/または判断自体をリアル・タイムで評価するために、ネットワーク全域において判断を精査(probe)または監視することができる。更に、このプラットフォームの種々の態様は、例えば、ネットワークにおいて意志決定を実施することができる(例えば、精査結果を評価した後に)。このプラットフォームの種々の態様は、例えば、常にまたは繰り返し行われるが有意な利点が全く得られないあらゆる判断(例えば、技術変更、証明書変更、IP変更等)を回避するために、閾値を設定することができる。また、このプラットフォームの種々の態様は、例えば、ローカルに学習し(例えば、行われた判断によって)、動的に判断を更新することができる。
[0026] 障害に対するロバスト性に加えて(または、その代わりに)、プラットフォームは、同じサブシステム内部において別個のサブシステムまたはエレメント間に存在する複数の接続(または経路)を利用して、システムのロバスト性を高める、および/または負荷均衡化を高めることができる。
[0027] 以下の論述では、通信ネットワークの種々のサブシステム例によって実行される機能の例を紹介する。尚、ここで論ずる機能例は、特定のサブシステム例によって実行される必要も、1つのサブシステムによって実行される必要もないことは理解されてしかるべきである。例えば、ここで紹介するサブシステムは互いに相互作用することができ、データまたは制御サービスを集中的な方法でデプロイすることができ、または、例えば、各サブシステムのエレメント間における協働を利用するために、異なるサブシステム間でそれらの機能を分散させることができる。
[0028] 本開示の種々の態様は、車両(例えば、自動車、バス、トラック、ボート、フォークリフト等)をWi−Fiホットスポットとして利用する通信ネットワークを提供する(例えば、都市規模の車両ネットワーク、積出港(shipping port)の大きさの車両ネットワーク、キャンパス規模のネットワーク等)。尚、本論述全体にわたってWi−Fiが例として全般的に使用されるが、本開示の種々の態様の範囲はそれに限定されるのではないことを注記しておく。例えば、他の無線LAN技術、PAN技術、MAN技術等を利用することもできる。このような利用は、例えば、大量の都市データを収集し、混雑したセルラ・ネットワーク(または他のネットワーク)からのトラフィックの効率的な負荷低減に対応するための価格効率的な方法を提供する。多くの車両がある被制御エリア(例えば、湾港(ports, harbors)等)では、本開示の種々の態様による通信ネットワークは、既存の企業Wi−Fiネットワークの無線カバレッジを拡大し、例えば、SIMカードやセルラ(または他のネットワーク)データ・プランを必要とせずに、車両の運転手(例えば、人、コンピュータ制御等)、およびその他の移動する従業員とのリアル・タイム通信に対応することができる。
[0029] 車両は、これらをWi−Fi(または一般的な無線)ホットスポットとして有用にする、多くの有利な特性を有することができる。例えば、車両は、一般に、少なくとも1つのバッテリを有し、車両は、一般に、道路レベルで都市中に高密度に拡散し、および/または被制御空間において互いと多くの連絡を結ぶことができ、更に、EU、米国、およびその他の地域においてインテリジェント輸送システムのために確保されている、5.9GHz周波数帯域における通常のWi−Fiの10倍の範囲と通信することができる。尚、本開示の範囲は、このような5.9GHz無線通信に限定されるのではないことを注記しておく。更に、車両は、それらのカバレッジ・エリアをときの経過に連れて広い範囲(swath)に効果的に拡大することができ、1つの車両アクセス・ポイントが、ときの経過に連れて、はるかに多いデータ・ソースと相互作用することを可能にする。
[0030] 本開示の種々の態様によれば、手頃な価格のマルチネットワーク・オンボード・ユニット(OBU)を紹介する。尚、本明細書では、OBUをモバイル・アクセス・ポイント、モバイルAP、MAP等とも呼ぶこともあることを注記しておく。OBUは、例えば、複数のネットワーキング・インタフェース(例えば、Wi−Fi、802.11p、4G、Bluetooth(登録商標)、UWB等)を含むことができる。例えば、私有車両および/または公有車両(例えば、個々のユーザ用車両、私有車隊の車両、公有車隊の車両等)の中または上に容易にOBUを設置することができる。例えば、輸送用車隊、ごみ管理用車隊、法律施行用車隊、緊急サービス、道路保守用車隊、タクシー車隊、航空機隊等にOBUを設置することができる。例えば、車両、あるいは移動が自由なその他の構造または比較的移動が限られている構造の中または上にOBUを設置することができる。また、例えば、OBUを人または使役動物によって携行することができる、自転車に装着することができる、移動機械全般に装着することができる、コンテナに装着することができる等が挙げられる。
[0031] 例えば、OBUは、通過する車両を、1つ以上のネットワーク・プロバイダ、テレコム事業者等の有線インフラストラクチャに接続するように動作することができる。本明細書において論ずるアーキテクチャ、ハードウェア、およびソフトウェア機能にしたがって、車両および車隊を、単にセルラ・ネットワーク(あるいはその他のワイド・エリア・ネットワークまたは都市エリア・ネットワーク等)や、都市または被制御空間全域にわたって拡散された既存のWi−Fiホットスポットに接続することができるだけでなく、他の車両にも接続することができる(例えば、有線インフラストラクチャへのマルチホップ通信、単一またはマルチホップ・ピア・ツー・ピア車両通信等を利用する)。例えば、車両および/または車隊は、通信リンクの全般的なメッシュ(overall mesh)を形成することができ、この全般的なメッシュは、例えば、OBUや、有線インフラストラクチャ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ等)に接続された固定アクセス・ポイント(AP)も含む。尚、本明細書では、OBUを「モバイルAP」、「モバイル・ホットスポット」、「MAP」等と呼ぶこともあることを注記しておく。また、本明細書では、固定アクセス・ポイントを道路脇ユニット(RSU:Road Side Unit)、固定AP、FAP等と呼ぶこともあることも注記しておく。
[0032] 例示の実装態様では、OBUは、比較的長距離のプロトコル(例えば、802.11p等)を利用して固定APと通信することができ、一方、固定APは、有線インフラストラクチャにハード・ワイヤ接続することができる(例えば、ケーブル、繋留光リンク(tethered optical link)等によって)。尚、固定APは、更にまたは代わりに、無線リンク(例えば、802.11p等)を介してインフラストラクチャに結合するのでもよいことを注記しておく。加えて、クライアントまたはユーザ・デバイスは、1つ以上の比較的短距離のプロトコル(例えば、Wi−Fi、Bluetooth、UWB等)を使用して、OBUと通信することができる。例えば、典型的なWi−Fiアクセス・ポイントまたはその他の無線LAN/PANアクセス・ポイント(例えば、少なくとも、802.11p等に基づくもののようなリンクのための)よりも長い有効無線通信距離を有するOBUは、典型的なWi−Fiまたはその他の無線LAN/PANアクセス・ポイントよりもかなり広いカバレッジ・エリアが可能であり、つまり、地理的エリア上に広大なカバレッジ(blanket coverage)を提供するために必要なOBUが少なくて済む。
[0033] 例えば、OBUは、長距離通信プロトコル能力(例えば、802.11p等)を構築する(builds on)ロバストな車両ネットワーキング・モジュール(例えば、接続マネージャ)を含む。例えば、ネットワークにおいて固定AP、車両、およびその他のノードと通信するための802.11p(またはその他の長距離プロトコル)能力を含むことに加えて、OBUは、エンド・ユーザ・デバイス、センサ、固定Wi−Fiアクセス・ポイント等に対する無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)接続を提供するためのネットワーク・インタフェース(例えば、802.11a/b/g/n、802.11ac、802.11af、これらの任意の組み合わせ等)を含むことができる。例えば、OBUは、車両(例えば、バス、列車(train car)、タクシー・キャブ、公有作業車両等)内にいるユーザ、および/または車両の周囲にいるユーザに車内Wi−Fiインターネット・アクセスを提供するように動作することができる。更に、OBUは1つ以上の無線バックボーン通信インタフェース(例えば、セルラ・ネットワーク・インタフェース等)も含むことができる。種々のシナリオ例では、セルラ・ネットワーク・インタフェース(またはその他の無線バックボーン通信インタフェース)は種々の理由によって(例えば、コスト、電力、帯域幅等)好ましいインタフェースではない場合もあるが、セルラ・ネットワーク・インタフェースは、現在固定APによってサポートされていない地理的エリアにおいて接続(connectivity)を提供するために利用することができる、フェイル・オーバー通信リンクを提供するために利用することができる、緊急用通信に利用することができる、ローカル・インフラストラクチャ・アクセスに加入するために利用することができる等が挙げられる。また、セルラ・ネットワーク・インタフェースは、例えば、セルラ・ネットワーク事業者によって異なる解決策のデプロイ(deployment)を許容するために利用することもできる。
[0034] OBUは、本開示の種々の態様によれば、例えば、スマート接続マネージャを含む。スマート接続マネージャは、インターネットにアクセスするための最良の利用可能な無線リンク(1つまたは複数)を選択することができる(例えば、Wi−Fi、802.11p、セルラ、車両メッシュ等)。また、OBUは、例えば、ジオロケーション能力(例えば、GPS等)、車両が移動中か否か判定するための動き検出センサ、および電力制御サブシステム(例えば、OBUが車両のバッテリを垂れ流ししていないこと等を確認するため)に対応する(provide)ことができる。OBUは、例えば、本明細書において論ずるセンサ(例えば、環境センサ等)の内任意のものまたは全てを含むことができる。
[0035] また、OBUは、例えば、機械間データ取得、ならびにクラウドへおよびクラウドからの転送(例えば、リアル・タイムまたは遅延耐性型)を管理するマネージャも含むことができる。例えば、OBUは、車両の情報を記録する(log)および/または伝達することができる。
[0036] OBUは、例えば、接続および/またはルーティング・マネージャを含むことができる。接続および/またはルーティング・マネージャは、車両間/車両対インフラストラクチャ・マルチホップ通信において通信のルーティングを実行するように動作する。移動性マネージャ(または、コントローラ、MC)は、例えば、異なる技術(例えば、802.11p、セルラ、Wi−Fi、衛星等)間で、異なるMC(例えば、フェイル・オーバーのシナリオ、負荷再分配のシナリオ等)間で、異なるインタフェース(またはポート)を跨いで等において、通信セッションが1回以上のハンド・オフ(本明細書では、「ハンドオーバー」または「複数のハンドオーバー」とも呼ぶ)を通じて(例えば、異なるモバイルAP、固定AP、基地局、ホットスポット等の間で)永続することを確保することができる。尚、本明細書では、MCをローカル移動性アンカー(LMA:Local Mobility Anchor)やネットワーク・コントローラ(NC)等と呼ぶこともあることを注記しておく。尚、MCまたは複数のMCは、例えば、バックボーンの一部として実装することができるが、それに加えてまたはその代わりに、種々のコンポーネントまたはその組み合わせの内任意のものの一部として実装できることも注記しておく。例えば、MC固定AP(またはその分散システム)において、OBU(またはその分散システム)の一部として等で実装することができる。システム・コンポーネントおよび/または方法の種々の非限定的な例が、2015年9月22日に出願され、"Systems and Method for Managing Mobility in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて移動性を管理するシステムおよび方法)と題する米国仮特許出願第62/222,098号において提供されている。この出願をここで引用したことにより、この出願の内容全体が本願にも含まれるものとする。尚、複数のMCを含む例示の実装態様では、このようなMCは、同じ場所に配置されてもよく、および/または地理的に分散されてもよいことを注記しておく。
[0037] また、本開示の種々の態様は、クラウド・ベースのサービス指向アーキテクチャも提供する。これは、ネットワークおよびクライアントのリアル・タイム管理、監視、および報告、データ格納、処理、および管理に必要な機能、Wi−Fiクライアント認証、ならびにキャプティブ・ポータル・ディスプレイ(Captive Portal display)等を扱う。
[0038] 本開示の種々の態様による通信ネットワーク(またはそのコンポーネント)は、例えば、広範囲のスマート都市アプリケーション(または、被制御シナリオ、または接続されるシナリオ等)および/または使用事例を、本明細書において説明するように、サポートすることができる。
[0039] 例えば、例示の実装態様では、各車両(例えば、公営および私営タクシー双方、バス、トラック等)をモバイルAP(例えば、モバイルWi−Fiホットスポット)に変換するように動作して、都市内を移動している、バスの停留所で待っている、公園で座っている従業員、通行人、およびモバイル・ユーザ等にインターネット・アクセスを提供することができる。更に、車両および/または車両隊間で形成される車両メッシュ・ネットワークの一例によって、一実施態様は、都市中に拡散され、重要な場所において公営または私営テレコム事業者の有線インフラストラクチャに接続されたモバイルWi−Fiホットスポットおよび/または固定AP(例えば、802.11p系AP)を介して、セルラ・トラフィックを負荷低減させる一方で、できるだけ広いカバレッジをできるだけ低いコストで確保するように動作可能にすることもできる。
[0040] 例示の実装態様(例えば、通信ネットワークおよび/またはそのコンポーネントの)は、例えば、無数のソースによって生成された、移動中で、直ぐに使用できるまたはできない大量のデータを(例えば、連続的に)収集する大規模都市スキャナ(massive urban scanner)として動作可能にすることもできる。無数のソースは、車内センサまたは車載診断システム・ポート(例えば、OBD2等)、都市中に拡散された外部Wi−Fi/Bluetooth対応検知ユニットから、車両の運転手および乗員のデバイス(例えば、このようなデバイスおよび/または乗員を特徴付ける情報等)、測位システム・デバイス(例えば、位置情報、速度情報、軌跡情報、走行履歴情報等)等に及ぶ。
[0041] 使用事例に応じて、OBUは、例えば、車両からデータを送る前に、このデータを処理し(または、計算、変換、操作、集計、合計等)、例えば、個々のアプリケーション毎に適した粒度(例えば、値分解能)およびサンプリング・レート(例えば、時間分解能)を付与することができる。例えば、OBUは、例えば、システムによって有利と見なされる任意の方法で、データを処理することができる。OBUは、例えば、収集したデータ(例えば、生データ、前処理したデータ、収集したデータに基づいて計算したメトリックの情報等)をクラウドに(例えば、ネットワークの任意の部分に結合された1つ以上のネットワーク接続型サーバに)効率的で信頼性のある方法で送り、自治体都市運営および輸送サービスの効率、環境的影響、および社会的価値を改善することができる。種々の使用事例については本明細書において説明する。
[0042] 公営バスが都市の経路に沿って移動している、および/またはタクシーがその私営輸送サービスを実行しているというシナリオ例では、OBUは大量のリアル・タイム・データを測位システム(例えば、GPS等)、加速度計モジュール等から収集することができる。次いで、OBUは、例えば、このようなデータをクラウドに伝達することができ、これらのデータは、例えば、このような公営または私営バスおよび/またはタクシー運営を支援するために、処理、報告、検討され、例えば、バスおよびタクシーそれぞれの効率的な遠隔監視および日程計画(scheduling)を支援することができる。
[0043] 例示の実装態様では、小型カメラ(または他のセンサ)を、公営バスのドア上部に配された小型単一基板コンピュータ(SBC)に結合し、バスに乗る人々および降りる人々、および/またはバス路線に沿った停留所における画像シーケンスをキャプチャすることを可能にし、バスを待っている人々の数を推定することができる。このようなデータは、クラウドに送るために、OBUによって収集することができる。このようなデータによって、公衆輸送システムは、ピーク、過剰に混雑するバス、路線および停留所、利用が少ないバス、路線および停留所等を検出することができ、リアル・タイムで対策を講じる(例えば、乗客の流れが少なくなる場所および時間には燃料コストおよびCO2排気を低減するために、バスの定期運行(periodicity)を減らす)こと、および体系的な輸送問題を検出することが可能になる。
[0044] OBUは、例えば、環境センサの異質な集合体を装備された種々のWi−Fi対応センサ・デバイスの内任意のものと通信するように動作可能にすることができる。このようなセンサは、例えば、ノイズ・センサ(マイクロフォン等)、ガス・センサ(例えば、CO、NO2、O3、揮発性有機化合物(またはVOC)、CO2等を検知する)、煙センサ、汚染センサ、天候センサ(例えば、検知温度、湿度、光度、粒子、日射、風速(例えば、風速計)、風向、雨(例えば、雨量計)、光スキャナ、生物計量スキャナ、カメラ、マイクロフォン等)を含むことができる。また、このようなセンサは、ユーザ(例えば、車両の運転手または乗員、通行人等)に関連するセンサ、および/または彼らのプライベート・デバイス(例えば、スマートフォンまたはスマート・ウオッチ、生物計量センサ、ウエアラブル・センサ、埋め込みセンサ等)も含むことができる。このようなセンサは、例えば、車両用オンボード診断(OBD)ユニットに付随するセンサおよび/またはシステムを含むことができる。このようなセンサは、例えば、測位センサ(例えば、GPSセンサ、Galileoセンサ、GLONASSセンサ等)を含むことができる。このようなセンサは、例えば、コンテナ・センサ(例えば、ゴミ箱センサ、出荷コンテナ・センサ、コンテナ環境センサ、コンテナ追跡センサ等)を含むことができる。
[0045] 一旦車両がこのようなセンサ・デバイスの近傍に入ったなら、無線リンクを確立することができるので、車両(またはそのOBU)はセンサ・デバイスからセンサ・データを収集し、収集したデータをクラウド内にあるデータベースにアップロードすることができる。次いで、しかるべき行動を起こすことができる。廃棄物管理の例示の実装態様では、様々な廃棄物管理(または収集)トラックにOBUを装備することができ、OBUは、コンテナ上に実装されたセンサと周期的に通信して、廃棄物のレベル、最後の収集からの経過時間等についての情報を収集することができる。次いで、このような情報をクラウド(例えば、インターネットに結合された廃棄物管理アプリケーション等)に車両メッシュ・ネットワークを通じて送り、廃棄物管理トラックの日程計画および/または経路決定を改善することができる。尚、常にモバイルAP(例えば、車載センサ)の範囲内に種々のセンサがあるはずである(may)ことを注記しておく。更に(または代わりに)、センサはモバイルであってもよい(例えば、モバイルAPまたは固定APの近くを通過する他の車両に搭載されたセンサ、ドローンに搭載されたセンサ、歩道に装着されたセンサ等)ことも注記しておく。
[0046] 例示の実装態様では、例えば、多くの車両、機械、および従業員がある被制御空間(例えば、湾港(port, harbor)、空港、工場、農場、鉱山等)において、本開示の種々の態様による通信ネットワークが、例えば、SIMカードまたはセルラ料金に基づく通信事業者に依存する解決策(Telco-dependent solution)に頼ることなく、企業および/またはローカルWi−Fiネットワークの無線カバレッジを拡大することができる。このようなシナリオ例では、高価なセルラ・データ・プラン、制限されるデータ・レート、場所によっては貧弱なセルラ・カバレッジを回避することの他に、本開示の種々の態様による通信ネットワークは、信頼性高くそしてリアル・タイムで、大量のデータを収集するおよび/または伝達することもできる。このようなデータは、湾港ロジスティクス、輸送作業等を最適化するために使用することができる。
[0047] 例えば、湾港(port and/or harbor)の実施態様では、車両の位置、速度、燃料消費、およびCO2排出についてのリアル・タイム情報を収集することによって、通信ネットワークは、湾港事業者が船の荷積みプロセスの一斉遂行(coordination)を改善し、湾港のスループットを高めることを可能にする。また、例えば、この通信ネットワークは、運転手の行動、トラックの位置、およびエンジンのステータスの遠隔監視を可能にし、次いでリアル・タイムの通知をドライバに与えることができ(例えば、エンジンを始動させる/停止させる、湾港内部で正しい経路に従う、休憩を取る等のため)、こうして湾港サービスおよび移動(trips)の回数を減らし期間を短縮する。湾港当局者は、例えば、故障したトラックや異常なトラックの循環を素早く検出し、こうして事故を回避し、湾港の効率、セキュリティ、および安全性を高めることができる。加えて、車両は湾港のローカル事業者からWi−Fiアクセス・ポイントに接続すること、ならびにWi−Fiインターネット・アクセスを車両の占有者におよび周囲にいる湾港従業員に提供し、例えば、船員(pilot)が海上にいる間にインターネットを通じて報告を書き上げることによって、時間を節約することが可能になる。
[0048] 図1は、本開示の種々の態様による通信ネットワーク100のブロック図である。本明細書において論ずる機能の内任意のものまたは全ては、ネットワーク例100のコンポーネントン例の内任意のものまたは全てによって実行することができる。また、ネットワーク例100は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる他のネットワーク例および/またはネットワーク・コンポーネント200、300、400、500〜570、600、700、800、900、および1000と共有することができる。
[0049] ネットワーク例100は、例えば、クラウドを含む。クラウドは、例えば、種々のネットワーク・レベルのコンポーネントの内任意のものを含むことができる。クラウドは、例えば、ネットワーク100のコンポーネントを監視および/または制御する種々のサーバ・システム実行アプリケーションの内任意のものを含むことができる。また、このようなアプリケーションは、例えば、ネットワーク接続された情報ソースの大きなアレイの内任意のものからの情報の収集を管理することができる。情報ソースの多くの例が、本明細書において論じられている。クラウド(またはその一部)をときとしてAPIと呼ぶこともある。例えば、クラウド(またはその一部)は、1つ以上のアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)を提供することができ、他のデバイスはアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)を、クラウドと通信/相互作用するために使用することができる。
[0050] クラウドのコンポーネント例は、例えば、種々のマルチクラウド・システムおよびアーキテクチャとの相互動作可能性を管理することができる。他のコンポーネント例(例えば、クラウド・サービス・コンポーネント)は、例えば、種々のクラウド・サービス(例えば、キャプティブ・ポータル・サービス、認証、許可、およびアカウンティング(AAA)サービス、APIゲートウェイ・サービス等)を提供することができる。更に他のコンポーネント例(例えば、DevCenterコンポーネント)は、例えば、ネットワーク監視および/または管理機能を提供し、ソフトウェア更新の実施等を管理することができる。クラウドの更に他のコンポーネント例は、データ格納、データ分析、データ・アクセス等を管理することができる。クラウドの更に別のコンポーネント例は、種々の第三者のアプリケーションおよびサービスの内任意のものを含むことができる。
[0051] クラウドは、例えば、インターネットを通じて(例えば、1つ以上のインターネット・サービス・プロバイダを利用して)、ネットワーク例100のバックボーン/コア・インフラストラクチャに結合することができる。インターネットを例として挙げるが、本開示の範囲はそれに限定されるのではないことは理解されてしかるべきである。
[0052] バックボーン/コアは、例えば、任意の1つ以上の異なる通信インフラストラクチャ・コンポーネントを含むことができる。例えば、1つ以上のプロバイダがバックボーン・ネットワークまたは種々のそのコンポーネントを提供することができる。図1に図示するネットワーク例100に示すように、バックボーン・プロバイダはワイヤライン・アクセス(例えば、PSTN、ファイバ、ケーブル等)を提供することができる。また、例えば、バックボーン・プロバイダは、無線アクセス(例えば、マイクロ波、LTE/セルラ、5G/TVスペクトル等)を提供することもできる。
[0053] また、バックボーン/コアは、例えば、1つ以上のローカル・インフラストラクチャ・プロバイダも含むことができる。また、バックボーン/コアは、例えば、プライベート・インフラストラクチャ(例えば、ネットワーク100の実施者(implementer)、所有者等によって運営される)を含むこともできる。バックボーン/コアは、例えば、種々のバックボーン・サービスの内任意のもの(例えば、AAA、移動性、監視、アドレッシング、ルーティング、コンテンツ・サービス、ゲートウェイ制御サービス等)を提供することができる。
[0054] バックボーン/コア・インフラストラクチャは、種々の特性の内任意のものを含むことができ、それらの非限定的な例について本明細書において示す。例えば、バックボーン/コアは、バックボーン・アクセスのための異なる無線技術または有線技術との互換性を有することができる。また、バックボーン/コアは、異なるローカル・プロバイダによって所有されるおよび/またはネットワーク実施者または利害関係者によって所有される公営(例えば、市営、都市、キャンパス等)および/または私営(例えば、湾港(port)、キャンバス等)ネットワーク・インフラストラクチャを処理するように適応可能にすることができる。バックボーン/コアは、例えば、異なる認証、許可、およびアカウンティング(AAA)メカニズムを含むこと、および/またはこれとインタフェースすることができる。
[0055] バックボーン/コア・インフラストラクチャは、例えば、異なる動作モード(例えば、湾港の実施態様におけるL2、陸上公衆輸送の実施態様におけるL3、ディジタルIPネットワーキングの複数の異なるレイヤの内任意の1つ以上、その任意の組み合わせ、その同等物等を利用して)、またはアドレス可能なプールをサポートすることができる。また、バックボーン/コアは、例えば、クラウド・プロバイダ(1つまたは複数)および/またはインターネット・サービス・プロバイダ(1つまたは複数)に対して非依存型であることができる。加えて、例えば、バックボーン/コアは、ネットワーク100の任意のまたは全てのサブシステム(例えば、モバイルAPまたはOBU(オン・ボード・ユニット)、固定APまたはRSU(道路脇ユニット)、MC(移動性コントローラ)、LMA(ローカル移動性アンカー)、またはネットワーク・コントローラ等)、および/または第三者システムから来る要求に対して非依存型であることができる。
[0056] バックボーン/コア・インフラストラクチャは、例えば、異なるデータ記憶/処理システム(例えば、MongoDB、MySql、Redis等)を利用する能力、および/またはこれらとインタフェースする能力を備える(comprise)ことができる。更に、バックボーン/コア・インフラストラクチャは、例えば、インフラストラクチャ、サービス、データ等に対して異なるレベルの同時アクセスを提供することができる。
[0057] また、ネットワーク例100は、例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークも含むことができる。このような固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク200の種々の特性例を図2に示す。ネットワーク例200は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる他のネットワーク例および/またはネットワーク・コンポーネント100、300、400,500〜570、600、700、800、900、および1000と共有することができる。
[0058] ネットワーク例200では、固定AP(例えば、企業固有のAP、公営第三者AP、私営第三者AP等)を直接ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダおよび/またはワイヤライン/無線バックボーンに接続することができる。また、例えば、ネットワーク例200は、無線技術によって、種々のAP間にメッシュを含むこともできる。しかしながら、実施態様によっては、種々の有線技術も利用できることを注記しておく。図示のように、異なる固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを同じバックボーン・プロバイダに接続することができるが、異なるそれぞれのバックボーン・プロバイダに接続してもよい。バックボーン・アクセスのために無線技術を利用する例示の実装態様では、このような実施態様は比較的障害に対して耐性を有することができる。例えば、固定APは、バックホール・インフラストラクチャが故障した場合、バックボーン・ネットワーク(例えば、セルラ、3G、LTE、他のワイドまたは都市エリア・ネットワーク等)への無線通信を利用することができる。また、例えば、このような実施態様は、比較的容易な設置に対応することができる(例えば、事実上どこにでも配することができる、ケーブル電源のない固定AP)。
[0059] ネットワーク例200では、同じ固定APが同時に多数の固定AP、モバイルAP(例えば、車両OBU等)、デバイス、ユーザ・デバイス、センサ、物体等にアクセスを付与することができる。例えば、複数のモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(例えば、OBUベースのネットワーク等)が同じ固定APを利用することができる。また、例えば、同じ固定APが複数の同時アクセスを他の1つのユニット(例えば、他の固定AP、モバイルAP、デバイス等)に付与し、例えば、異なるチャネル、異なるラジオ等を利用することもできる。)
[0060] 尚、複数の固定APをフォールト・トレラント/障害回復の目的に利用してもよいことを注記しておく。例示の実装態様では、固定APおよびそのフェイル・オーバーAPが双方共、通常では動作状態にある(例えば、同じスイッチにおいて)のでもよい。また、例えば、1つ以上の固定APをネットワークにおける種々の場所に、インアクティブ・モードまたは監視モードで配置し、必要とされるときに(例えば、障害に応答して、緊急サービスの必要性に応答して、データ・サージに応答して等)動作状態になるように準備をしておくこともできる。
[0061] 再度図1を参照すると、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークの例は、バックボーン・プロバイダ(例えば、1つ以上のバックボーン・プロバイダおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、1つ以上のエンド・ユーザ・デバイス、および環境への無線通信リンクと共に示されている。また、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークの例は、1つ以上のバックボーン・プロバイダ、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、1つ以上のエンド・ユーザ・デバイス、および環境への有線通信リンクと共に示されている。環境は、種々のデバイスの内任意のものを含むことができる(例えば、車内ネットワーク、デバイス、およびセンサ;自律車両ネットワーク、デバイス、およびセンサ;海上(または船舶)および湾港ネットワーク、デバイス、およびセンサ;一般的な被制御空間ネットワーク、デバイス、およびセンサ;住居用ネットワーク、デバイス、およびセンサ;災害復旧および緊急時ネットワーク、デバイス、およびセンサ;軍事および航空機ネットワーク、デバイス、およびセンサ;スマート都市ネットワーク、デバイス、およびセンサ;イベント(または会場)ネットワーク、デバイス、およびセンサ;水中および地下ネットワーク、デバイス、およびセンサ;農業用ネットワーク、デバイス、およびセンサ;トンネル(自動車道(auto)、地下道、列車等)ネットワーク、デバイス、およびセンサ;駐車場ネットワーク、デバイス、およびセンサ;セキュリティおよび監視ネットワーク、デバイス、およびセンサ;出荷機器およびコンテナ・ネットワーク、デバイス、およびセンサ;環境制御または監視ネットワーク、デバイス、およびセンサ;市営ネットワーク、デバイス、およびセンサ;廃棄物管理ネットワーク、デバイス、センサ;道路保守ネットワーク、デバイス、およびセンサ、ならびに交通管理ネットワーク、デバイス、およびセンサ;広告ネットワーク、デバイス、およびセンサ等)。
[0062] また、図1のネットワーク例100は、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークも含む。このようなモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク300の種々の特性例を図3に示す。尚、種々の固定ネットワーク・コンポーネント(例えば、固定AP)も図示されていることを注記しておく。ネットワーク例300は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる、他のネットワーク例および/またはネットワーク・コンポーネント100、200、400、500〜570、600、700、800、900、および1000と共有することができる。
[0063] ネットワーク例300は、多種多様なモバイルAP(またはホットスポット)を含み、これらのモバイルAPは、ユーザ・デバイスへのアクセスを付与する、センサ・データ収集に対応する、マルチホップ接続(connectivity)を他のモバイルAPに提供する等を行う。例えば、ネットワーク例300は、異なる車隊からの車両(例えば、空中、地上、地下、水上(水中)等)を含む。例えば、ネットワーク例300は、1つ以上の大量配給/輸送車隊、1つ以上の大量乗客輸送用車隊、私有/公有ユーザ共有車隊、私有車両、都市および市有車隊、保守用車隊、ドローン、船舶(例えば、ボート、船、スピードボート、タグボート、はしけ等)、緊急用車隊(例えば、警察、救急、消防等)等を含む。
[0064] ネットワーク例300は、例えば、同じまたは異なる通信技術を使用する、例えば、直接接続されたおよび/またはメッシュ接続された異なる車隊からの車両を示す。また、ネットワーク例300は、異なる固定APに同時に接続された車隊も示し、これらは異なるそれぞれのローカル・インフラストラクチャ・プロバイダに属しても、属さなくてもよい。フォールト・トレラント・メカニズムとして、ネットワーク例300は、例えば、ローカル・ネットワーク・インフラストラクチャが故障した場合またはそれ以外で利用不可能になった場合、車両における長距離無線通信ネットワーク(例えば、セルラ、3G、4G、LTE等)の利用を含むことができる。同じ車両(例えば、モバイルAPまたはOBU)が、例えば、同じ通信技術(例えば、共有チャネルおよび/またはその異なるそれぞれのチャネル)を使用して、および/または各々毎に異なるそれぞれの通信技術を使用して、複数の車両、デバイス、物体等に同時にアクセスを付与することができる。また、例えば、同じ車両が、例えば、同じ通信技術(例えば、共有チャネルおよび/またはその異なるそれぞれのチャネル、および/または異なる通信技術を使用して)を使用して、他の車両、デバイス、物体等に複数のアクセスを付与することもできる。
[0065] 加えて、複数のネットワーク・エレメントを互いに接続して、フォールト・トレラントまたは障害回復や、スループット向上に対応することができ、あるいは任意のまたは種々のクライアントのネットワーキングの要望に応えることもできる。多くの要望の例を本明細書において示す。例えば、2つのモバイルAP(またはOBU)を同じ車両に設置すること等も可能である。
[0066] 再度図1を参照すると、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの例は、バックボーン・プロバイダ(例えば、1つ以上のバックボーン・プロバイダおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ)への無線通信リンク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークへの無線通信リンク、1つ以上のエンド・ユーザ・デバイスへの無線通信リンク、および環境(例えば、本明細書において論ずるセンサまたはシステムの内任意の1つ以上、任意のその他のデバイスまたは機械等)への無線通信リンクと共に示されている。種々の他のコンポーネントへの有線リンクを有するモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは示されていないが、そのような有線リンクが少なくとも一時的に(少なくともときおり)ある場合もある。
[0067] また、図1のネットワーク例100は、1組のエンド・ユーザ・デバイスも含む。種々のエンド・ユーザ・デバイス例を図4に示す。尚、種々の他のネットワーク・コンポーネント(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(1つまたは複数)、バックボーン/コア等)も図示されていることを注記しておく。ネットワーク例400は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる、他のネットワーク例および/またはネットワーク・コンポーネント100、200、300、500〜570、600、700、800、900、および1000と共有することができる。
[0068] ネットワーク例400は、種々のモバイル・ネットワーク接続型デバイス(mobile networked device)を示す。このようなネットワーク・デバイスは、エンド・ユーザ・デバイス(例えば、スマートフォン、タブレット、スマート・ウオッチ、ラップトップ・コンピュータ、ウェブカム、個人用ゲーミング・デバイス、個人用ナビゲーション・デバイス、個人用メディア・デバイス、個人用カメラ、健康管理デバイス、個人用ロケーション・デバイス、監視パネル、プリンタ等)を含むことができる。また、このようなネットワーク接続型デバイスは、一般的な環境において動作する種々のデバイスの内任意のものを含むことができ、そのようなデバイスは、例えば、特定のユーザと関連付けられていなくてもよい(例えば、本明細書において論ずるセンサ・デバイス、車両センサ、市有センサ(municipal sensor)、車隊センサ、道路センサ、環境センサ、セキュリティ・センサ、トラフィック・センサ、廃棄物センサ、天候センサの内任意のものまたは全て、種々の異なるタイプの市有機器または企業の機器の内任意のもの等)。このようなネットワーク接続型デバイスはいずれも、別個のバックボーン、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク等に、同じまたは異なる有線/無線技術を使用して、柔軟に接続することができる。
[0069] モバイル・デバイスは、例えば、複数のデバイス/物体に同時アクセスを付与するAPとして動作することができ、一方複数のデバイス/物体は、アド・ホック・ネットワークを形成し、別個のバックボーン・ネットワーク、固定ホットスポット、および/またはモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークに接続されたデバイスを最終的に相互接続することができる。デバイス(例えば、本明細書において論ずるデバイスまたはネットワーク・ノードの内任意のものまたは全て)は、例えば、フォールト・トレラントおよび/または負荷均衡の目的で(例えば、複数のSIMカード等を利用して)、別個のバックボーン、固定ホットスポット、および/またはモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークにアクセスするために、例えば、冗長技術を有することができる。また、デバイスは、例えば、同じプロバイダまたは異なるそれぞれのプロバイダに属す、別個のバックボーン、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークに同時にアクセスすることができる。加えて、例えば、デバイスは他のデバイス/物体に複数のアクセスを(例えば、異なるチャネル、ラジオ等を通じて)付与することができる。
[0070] 再度図1を参照すると、エンド・ユーザ・デバイス例は、バックボーン・プロバイダ(例えば、1つ以上のバックボーン・プロバイダおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ)への無線通信リンク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークへの無線通信リンク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークへの無線通信リンク、および環境への無線通信リンクと共に示されている。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイス例は、バックボーン・プロバイダ、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および環境への有線通信リンクと共に示されている。
[0071] 図1に示すネットワーク例100は、実施時に(例えば、異なるユーザ事例毎に)適応可能であり、および/または、例えば、ネットワーク・コンポーネントがサービスに加入および離脱するに連れてリアル・タイムで適応可能である、柔軟なアーキテクチャを有する。図5A〜図5Cは、モード(または構成)例を示すことによって、このような柔軟性を例示する。ネットワーク例500〜570は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる、他のネットワーク例および/またはネットワーク・コンポーネント100、200、300、400、600、700、800、900、および1000と共有することができる。例えば、そして限定ではなく、ネットワーク例500〜570において示される通信リンク(例えば、有線リンク、無線リンク等)の内任意のものまたは全ては、総じて、図1のネットワーク例100において示される、同様に位置する通信リンクと類似する。
[0072] 例えば、本開示の種々の態様は、静止およびモバイル通信ノード双方の複雑なアレイを含む、動的に構成変更可能な通信ネットワーク(例えば、移動物体のインターネット)をサポートするための通信ネットワーク・アーキテクチャ、システム、および方法を提供する。例えば、本開示の種々の態様にしたがって実現される通信ネットワークは、種々の固定ノード、モバイル・ノード、および/またはその組み合わせを含む複数の様式(modalities)の内1つで動作することができ、複数の様式は種々のシステムの目的の内任意のものを達成するために選択可能である(例えば、スループット向上、レイテンシ短縮およびパケット損失低減、システムの利用可能性およびロバスト性向上、余裕のある冗長性(extra redundancy)、応答性向上、データおよび/または制御パケットの送信におけるセキュリティ向上、スマート閾値を組み込むことによる構成変更(例えば、技術の変更、証明書の変更、IPの変更等)の回数削減、アクセスが困難な1つまたは複数のデッド・ゾーンにおける接続(connectivity)の提供、保守および更新/アップグレード等のために機器にアクセスする際のコスト低減)。このような様式の少なくとも一部は、例えば、永続的ではないにしても少なくとも一時的に、位置固定ノードによって全体的に構成することができる。
[0073] 図示を簡単にするために、図1(および本明細書におけるその他の図)のシステムまたはネットワーク例100において示される態様例の多くが図5A〜図5Cから省略されているが、存在してもよい。例えば、図1およびその他の図に示すクラウド、インターネット、およびISPの態様は、図5A〜図5Cには明示的に示されていないが、これらの構成例のいずれにおいても存在してもよい(例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークの一部としてまたはそれに結合されて存在する、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークの一部としてまたはそれに結合されて存在する等)。
[0074] 例えば、第1モード例500は、通常実行モード、例えば、本明細書において論ずるコンポーネントの全てが存在するモード(または構成)として紹介されている。例えば、第1モード例500における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
[0075] 図5Aにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、第1モード例500(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、有線リンクを介して通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
[0076] 図5Aにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第1モード例500(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合することができる。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークにも1つ以上の無線リンク(または非繋留)リンクを介して通信可能に結合することができる。
[0077] 第1モード例500(または図5A〜図5Cのモード例の内任意のもの)には示されていないが、1つ以上のサーバをバックボーン・プロバイダ・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・ネットワークに通信可能に結合することもできる。図1は、インターネットを通じてバックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されたクラウド・サーバの一例を示す。
[0078] 更に図5Aにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを、第1モード例500(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークをバックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることを注記しておく。
[0079] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第1モード例500(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、図5Aの第1モード例500に示されている、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークと固定ホットスポット・アクセス・ネットワークとの間における通信リンクは、有線および/または無線でもよいことを注記しておく。
[0080] また、第1モード例500では、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークが、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。加えて、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークも、第1モード例500において、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、第1モード例500では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。尚、種々の例示の実装態様において、このような無線リンクの内任意のものが、代わりに(または加えて)有線(または繋留)リンクを含んでもよいことを注記しておく。
[0081] 第1モード例500(例えば、通常モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバ(例えば、コンピュータ・システム)との間で、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例に見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
[0082] 同様に、第1モード例500(例えば、通常モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはエンド・ユーザ・デバイスを介して通信することもできる(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)。本明細書において紹介する種々のモード例に見られように、このような通信は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間で、 種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。
[0083] 例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。加えて、例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
[0084] 本明細書において論じるように、ここで紹介するネットワーク例は、種々の異なるモード(または構成)の内任意のもので動作するように適応的に構成変更可能である。このような適応型構成は、最初の設置時に、および/またはその後の被制御ネットワークの評価時(例えば、本明細書において論じるネットワーク・コンポーネントの内任意のものまたは全てを追加あるいは除去するとき、ネットワーク容量を拡大または除去するとき、カバレッジ・エリアを追加または除去するとき、サービスを追加または除去するとき等)に行うことができる。また、このような適応型構成は、リアル・タイムで、例えば、ネットワーク条件のリアル・タイムの変更(例えば、車両またはユーザ・デバイスの移動、ネットワークまたはコンポーネントの障害、ネットワークまたはコンポーネントの交換あるいは増強活動、ネットワークの過負荷等に基づいて、ネットワークまたはそのコンポーネントが利用可能な否か)に応答して行うこともできる。通信システムが本開示の種々の態様にしたがって動作することができる種々のモードの特性を例示するために、以下のモード例を紹介する。全体的に、第1モード例500(例えば、通常実行モード)に関係付けて以下の例を論じる。尚、このようなモード例は、単なる例示であり限定でないことを注記しておく。
[0085] 第2モード例(または構成)510(例えば、バックボーン利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、バックボーン・プロバイダ・ネットワークおよびそれとの通信リンクがない。例えば、第2モード例510における通信システムは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
[0086] 図5Aにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第2モード例510(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
[0087] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第2モード例510(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合することができる。尚、図5Aの第2モード例510において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークと固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク間に示されている通信リンク(1つまたは複数)は有線および/または無線でもよいことを注記しておく。
[0088] また、第2モード例510では、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークが、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が本明細書では示されている。加えて、第2モード例510では、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークが、更に、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が本明細書では示されている。更に、第2モード例510では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。尚、種々の例示の実装態様において、このような無線リンクの内任意のものが、代わりに(または加えて)、有線(または繋留)リンクを含んでもよいことを注記しておく。
[0089] 第2モード例510(例えば、バックボーン利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバ(例えば、コンピュータ等)との間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
[0090] 同様に、第2モード例510(例えば、バックボーン利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスがエンド・ユーザ・デバイスと、またはエンド・ユーザ・デバイスを介して通信することもできる(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはそれに加えて)。本明細書において紹介する種々のモード例に見られように、このような通信は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間で、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。
[0091] 例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
[0092] 第2モード例510は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例が本明細書において示されている。例えば、セキュリティおよび/またはプライバシーの目的のために、パブリック・クラウド・システムやインターネット全般等への通信アクセスが許可されないように、第2モード例510を利用することができる。例えば、全てのネットワーク制御および管理機能が、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク(例えば、有線ローカル・ネットワーク等)および/または固定アクセス・ポイント・ネットワーク内にあってもよい。
[0093] 例示の実装態様では、通信システムがローカルの湾港当局(local port authority)によって全面的に所有、運営、および/または制御されるのでもよい。セルラ接続に伴う余分な出費を払う必要がない。例えば、セルラ接続能力(例えば、モバイルAP、固定AP、エンド・ユーザ・デバイス、環境デバイス等において)を設ける必要がない。また、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、サーバ障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第2モード例510を利用できることを注記しておく。
[0094] 第3モード例(または構成)520(例えば、ローカル・インフラストラクチャおよび固定ホットスポット利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、およびこれらとの通信リンクがない。例えば、第3モード例520における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
[0095] 図5Aにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第3モード例520(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
[0096] また、図5Aにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第3モード例520(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。
[0097] 更に、第3モード例520では、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークが、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、第3モード例520では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。尚、種々の例示の実装態様において、このような無線リンクの内任意のものが、代わりに(または加えて)、有線(または繋留)リンクを含んでもよいことを注記しておく。
[0098] 第3モード例520(例えば、ローカル・インフラストラクチャおよび固定ホットスポット利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバ(例えば、コンピュータ等)との間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
[0099] 同様に、第3動作モード520(例えば、ローカル・インフラストラクチャおよび固定ホットスポット利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間で、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはエンド・ユーザ・デバイスを介して通信することができる(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはそれに加えて)。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような通信は、環境デバイスとサーバ(例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間で、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
[00100] 第3モード例520では、全ての制御/管理機能を、例えば、クラウド内に実装することができる。例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを経由する通信リンクを有していないので、モバイルAPはバックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはクラウド)との直接接続(例えば、セルラ接続)を利用することができる。モバイルAPがこのような能力を有していない場合、モバイルAPは、例えば、それに通信可能に結合されたエンド・ユーザ・デバイスによって付与されるデータ・アクセスを利用することもできる(例えば、エンド・ユーザ・デバイスのデータ・プランを利用する)。
[00101] 第3モード例520は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。例示の実装態様では、第3モード例520は、通信システム機器の設置が増えるに連れて大きくなるデプロイ、例えば、他のモード(例えば、第1モード例500、第4モード例530等)に成長するデプロイの早期段階において利用することができる。また、第3モード例520は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、利用できることも注記しておく。
[00102] 第4モード例(または構成)530(例えば、固定ホットスポット利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよびそれとの通信リンクがない。例えば、第4モード例530における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
[00103] 図5Bにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第4モード例530(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
[00104] また図5Bにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第4モード例530(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することもできる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークにも、1つ以上の無線(または非繋留)リンクを介して、注記しておく。
[00105] 加えて、図5Bにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第4モード例530(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することもできることも注記しておく。
[00106] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第4モード例530(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。
[00107] モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは、更に、第4モード例530では、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、第4モード例530では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
[00108] 第4モード例530(例えば、固定ホットスポット除外モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、 種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
[00109] 同様に、第4モード例530(例えば、固定ホットスポット利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)通信することもできる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間で、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。
[00110] 例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。加えて、例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
[00111] 第4モード例530における例示の実装態様では、制御/管理機能の一部を、例えば、ローカル・バックボーン・プロバイダ・ネットワーク内(例えば、クライアント構内)に実装することもできる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダへの通信は、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはクラウド)を通じて実行することができる。尚、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークとモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークとの間に直接通信経路があるシナリオでは、このような通信経路を利用できることを注記しておく。
[00112] 例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを経由する通信リンクを有していないので、モバイルAPはバックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはクラウド)との直接接続(例えば、セルラ接続)を利用することができる。モバイルAPがこのような能力を有していない場合、モバイルAPは、例えば、それに通信可能に結合されたエンド・ユーザ・デバイスによって付与されるデータ・アクセスを利用することもできる(例えば、エンド・ユーザ・デバイスのデータ・プランを利用する)。
[00113] 第4モード例530は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。例示の実装態様では、第4モード例530は、通信システム機器の設置が増えるに連れて大きくなるデプロイ、例えば、他のモード(例えば、第1モード例500等)に成長するデプロイの早期段階において利用することができる。第4モード例530は、例えば、固定APにファイバ(またはその他の)接続が利用できないというシナリオ(例えば、海上におけるシナリオ、農園におけるシナリオ等)、または固定APにアクセスまたは接続することが難しいというシナリオにおいて利用することができる。例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの1つ以上のモバイルAPを、クラウドに到達するためのゲートウェイとして使用することができる。また、第4モード例530は、例えば、車両隊および/またはそれに関連するモバイルAPが第1エンティティによって所有され、固定APが他のエンティティによって所有され、モバイルAPと固定APとの間の通信について現在同意がないときに利用することもできる。また、第4モード例530は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、利用できることも注記しておく。
[00114] 第5モード例(または構成)540(例えば、モバイル・ホットスポット利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよびその通信リンクがない。例えば、第5モード例540における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
[00115] 図5Bにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第5モード例540(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。
[00116] また、図5Bにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第5モード例540(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークにも、1つ以上の無線(または非繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
[00117] 加えて、図5Bにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第5モード例540(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
[00118] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第5モード例540(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、図5Bの第5モード例540において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークと固定ホットスポット・アクセス・ネットワークとの間における通信リンク(1つまたは複数)は、有線および/または無線であってもよいことを注記しておく。
[00119] また、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは、第5モード例540では、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、第5モード例540では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
[00120] 第5モード例540(例えば、モバイル・ホットスポット利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
[00121] 同様に、第5モード例540(例えば、モバイル・ホットスポット利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)通信することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間において、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。
[00122] 例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。加えて、例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
[00123] 第5モード例540における例示の実装態様では、エンド・ユーザ・デバイスおよび環境デバイスは固定APに直接(例えば、イーサネット(登録商標)、Wi−Fi等を利用して)通信することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスは、バックボーン・プロバイダ・ネットワークと直接(例えば、セルラ接続等を利用して)通信することもできる。
[00124] 第5モード例540は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスが固定APと直接通信することができる例示の実装態様では、このような通信をモバイルAP通信の代わりに利用することができる。例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは、全ての所望のエリアに対してカバレッジを提供することもできる。
[00125] また、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第5モード例540を利用できることを注記しておく。
[00126] 第6モード例(または構成)550(例えば、固定/モバイル・ホットスポットおよびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、およびこれらとの通信リンクがない。例えば、第6モード例550における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
[00127] 図5Bにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第6モード例550(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。
[00128] また、図5Bにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第6モード例550(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合することができる。
[00129] また、第6モード例550では、エンド・ユーザ・デバイスは、1つ以上の無線リンクを介して環境デバイスに通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
[00130] 第6モード例550(例えば、固定/モバイル・ホットスポットおよびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。同様に、第6モード例550(例えば、固定/モバイル・ホットスポットおよびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはそれに加えて)通信することができる。
[00131] 第6モード例550は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。例えば、エンド・ユーザが未だ通信システムに加入していないという例示の実装態様では、エンド・ユーザ・デバイスは、クラウド・アプリケーションを介して、そしてバックボーン・プロバイダ・ネットワークと直接通信することによって(例えば、セルラ・リンク等を介して)、システムに加入することができる。また、第6モード例550は、例えば、モバイルAPの存在がまばらであり、固定APの設置が困難であるまたは実用的でない等の地方エリアにおいて利用することができる。
[00132] また、インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第6モード例550を利用できることを注記しておく。
[00133] 第7モード例(または構成)560(例えば、バックボーンおよびモバイル・ホットスポット利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、およびそれらとの通信リンクがない。例えば、第6モード例560における通信システムは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
[00134] 図5Cにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第7モード例560(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。
[00135] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第7モード例560(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、図5Cの第7モード例560において示されている、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークと固定ホットスポット・アクセス・ネットワークとの間の通信リンクは、有線および/または無線でもよいことを注記しておく。
[00136] また、第7モード例560では、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークが、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。加えて、第7モード例560では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
[00137] 第7モード例560(例えば、バックボーンおよびモバイル・ホットスポット利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
[00138] 同様に、第7モード例560(例えば、バックボーンおよびモバイル・ホットスポット利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)通信することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような通信は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間において、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
[00139] 第7モード例560は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。被制御空間の例示の実装態様では、クラウド・アクセスが付与されないかもしれず(例えば、セキュリティの理由、プライバシーの理由等から)、カバレッジ・エリアの全(または十分な)カバレッジが、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークによって提供される。つまり、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは不要となる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスおよび環境デバイスは、直接固定APと(例えば、イーサネット、Wi−Fi等によって)通信することができる。
[00140] また、バックボーン・プロバイダ・ネットワークおよび/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第7モード例560を利用できることを注記しておく。
[00141] 第8モード例(または構成)570(例えば、バックボーン、固定ホットスポット、およびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、およびこれらとの通信リンクがない。例えば、第8モード例570における通信システムは、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
[00142] 図5Cにおいて、そして図1において更に詳しく示すように、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは、第8モード例570では、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合されていることが示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、エンド・ユーザ・デバイスは、第8モード例570において、環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
[00143] 第8モード例570(例えば、バックボーン、固定ホットスポット、およびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバ(例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク等に結合されている)との間において、情報(またはデータ)を(少なくとも現在は)伝達できない場合がある。同様に、環境デバイスとサーバ(例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク等に結合されている)との間において、情報(またはデータ)を(少なくとも現在は)伝達できない場合がある。尚、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)通信できることを注記しておく。
[00144] 第8モード例570は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。例示の実装態様では、第8モード例570は、データを収集するおよび/または供給する(serve)(例えば、遅延耐性ネットワーキングのシナリオにおいて)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを通じたピア・ツー・ピア通信を提供する(例えば、1つのモバイルAPのクライアント間、それぞれ異なるモバイルAPのクライアント間等)等のために利用することができる。他のシナリオ例では、第8モード例570は、車両間通信が車両対インフラストラクチャ通信よりも優先されるというシナリオにおいて利用することができる。更に他のシナリオ例では、第8モード例570は、全てのインフラストラクチャ・アクセスが失われる(例えば、トンネル、駐車場等において)というシナリオにおいて利用することができる。
[00145] また、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第8モード例570を利用できることを注記しておく。
[00146] 以上で示しそして論じたように、複数の技術による複数のデバイスを使用する異なる環境内において、複数の技術によって複数の移動物体/静止物体に結合され、異なる環境に跨がって無線(メッシュ)ホットスポット・ネットワークを形成し、複数の有線/無線インフラストラクチャ/ネットワーク・バックボーン・プロバイダに接続され、最終的にインターネット、クラウドまたはプライベート・ネットワーク・インフラストラクチャに接続される複数のユーザまたは機械のマルチモード通信を可能にする包括的プラットフォームを有することは有益である。
[00147] 図6は、本開示の種々の態様によるネットワーク構成例の更に他のブロック図を示す。ネットワーク例600は、例えば、本明細書において論じた、他のネットワーク例および/またはネットワーク・コンポーネント100、200、300、400、500〜570、700、800、900、および1000と任意のまたは全ての特性を共有することができる。注記すべきこととして、ネットワーク例600は、複数のモバイルAP(またはOBU)を示し、各々固定AP(またはRSU)に通信可能に結合され、各モバイルAPがネットワーク・アクセスを車両ネットワーク(例えば、他の車両または車両ネットワーク、ユーザ・デバイス、センサ・デバイス等を含む)に付与することができる。
[00148] 本明細書に紹介される種々の例示の通信ネットワークに示されるように、モバイルAPは、種々の手法の内任意のバックボーン(またはバックホール)ネットワークによって通信リンクを確立することができる。本開示の種々の態様は、種々のノード間の接続性を管理するためのシステムおよび方法を提供する。本明細書における多くの例は、モバイルAPとバックホール間の接続性を管理するコンテキストで紹介されるが、本開示の範囲はそれに制限されない。例えば、本開示の一部または全部の態様は、固定APおよび/または他の通信ネットワーク・ノードに適用することができる。
[00149] 本開示の種々の態様は、車両ネットワーク(例えば、スマート・シティ・ネットワーク、港ネットワーク、湾港ネットワーク、キャンパス・ネットワーク等)を提供する。車両ネットワークは、例えば、エンド・ユーザ(若しくはクライアント)デバイスまたはセンサと、バックホール(またはバックボーン)ネットワークとの間に連続的な接続性を提供する。車両ベースの通信ネットワークのトポロジは、例えば、モバイルAPを含み、迅速に、頻繁に、そして予期せぬ手法で変更する。つまり、例えばモバイルAPとバックホール・ネットワーク間の種々の接続は、素早く、そして頻繁に更新されることが必要となる。加えて、誤った構成、誤作動、悪意のある攻撃等の可能性によって、ネットワークの種々の部分が使用不可能となることがある。例えば、(例えば、このようなアクセスをアドバタイズしているにもかかわらず)モバイルAPまたは固定APに、バックホール・ネットワークへのアクセスを提供できなくさせる。更に、(例えば、セキュリティ上の理由、性能上の理由等による)種々の使用シナリオでは、幾らかのノードは、特定のAPに接続することが許可されないことがあり、および/または、制限されたセットのAPに接続することが許可されるのみとなることもある。更にまた、固定APが全地理的領域にわたる動作をカバーしないことがある(例えば、コスト上またはインストール上の問題、機能不全(outage)等により)ので、ノードについて代替の接続技術(例えば、フォールバック接続技術)、例えば、領域内で広く利用可能な接続技術を利用することができる。加えて、種々のアプリケーション(例えば、IP移動性等)は、接続を通じた幾らかの程度の制御をレバレッジして、例えば、接続を確認する、接続を確立した時に補助タスクを実行する等を行うことができる。更に、種々の動作シナリオ(例えば、LoS(ライン・オブ・サイト)、NLos(非ライン・オブ・サイト)等)、例えば、トンネル内、橋の上または下、十字路、空港のコンテナまたは貯蔵キャニオン内等での動作では、種々の通信技術が他の通信技術(例えば、Wi−Fiを通じたDSRC等)を超えた利点を有することができる。更に、特定のAPは、(例えば、IEEE802.11p、802.11a/b/g/n等)をフレキシブルに選択および利用することができる専用技術並びに/または複数の技術を使用することができる。時折、同一ネットワーク内で異なる技術を使用できることさえある。
[00150] したがって、本開示の種々の態様は、どのような方法でバックホール・ネットワークに接続するかを決定し、接続を確立し、そして、接続の障害が存在するかを監視するエンティティ(例えば、独立したエンティティ、専用のエンティティ等)を提供する。エンティティは、本明細書では、非限定的に、例えば「接続管理エンティティ」またはCMEと称することがある。CME710の例を図7に示す。図7は、本開示の種々の態様により、通信ネットワークにおける例示の接続管理システムのブロック図を示す。例えば、限定的ではないが、例示のシステム700が有する各種コンポーネントの一部または全部は、モバイルAP内に実装することができる。例示のシステム700は、例えば、本明細書で論じる、他の例示のネットワークおよび/またはネットワーク・コンポーネント100、200、300、400、500〜570、600、800、900、および1000と、任意または全部の特性を共有することができる。
[00151] CME710(例えば、モジュール、プロセス等)は、例えば、モバイルAP内に実装することができる。しかしながら、CME710またはその任意の部分は、種々のノードの内任意のものに実装してもよいし、或いは、種々のノード間で分散させて実装してもよい。CME710は、例えば、接続のために利用可能な隣接ノードを追跡し、および/または現在のノード自体の利用可能性をブロードキャストすることができる。CME710は、例えば、他のノードへの多重ホップ(例えば、他のモバイルAPに接続しているモバイルAPであり、他のモバイルAPは次いで固定AP等に接続される等)をサポートし、および/または、隣接用のルーティング(または中間)ノードとして(例えば同時に)サービス提供することができる。CME710は、例えば、種々の決定加重およびコスト機能によって多重接続技術をサポートすることができ、適応可能および構成可能なやり方で、ノードにおける異なるレベルの移動性および密度によって複数のシナリオをハンドルする。CME710は、例えば、セルラまたは衛星ネットワークのようなフォールバック技術を利用することができ、固定APのカバレッジまたはモバイルAPのカバレッジが存在しないエリアにおいて接続性を提供することができる。また、このような技術は、緊急シナリオ(例えば、比較的より高価であるが、比較的より信頼性のあるセルラ・ネットワークが他の利用可能ネットワークの代替として利用することができる場合)において利用することができる。また、CME710は、例えば、特定の接続の態様を制御するために、フック(またはインタフェース)を外部エンティティに提供することができ、コスト機能または他のノード決定基準等を適応させることができる。また、CME710は、例えば、利用されることにはならないAP(例えば、バックホール接続をアドバタイズするが、それを提供しないAP等)のブラックリストを保持し、および/または、利用することができるAP(例えば、接続することができる制限付きセットのAP)のホワイトリストを保持することができる。
[00152] 本開示の種々の態様によれば、コスト機能H(*)を提供することができて、例えば、決定を実行するときに接続管理エンティティ(CME)710によって最小化されることができる。コスト機能は種々の特性の内任意のものを含むことができ、その非限定的な例が本明細書に示されている。例えば、コスト機能は、単一のパラメータおよび/または複数のパラメータに基づくことができる(例えば、加重機能であり、種々のパラメータが、異なるようにまたは等しく加重される)。例示のコスト関数は、例えば、以下の内任意の1つ以上を考慮することができる。即ち、候補ノードへのリンクの受信信号強度指標(RSSI)(またはその負数(negative))、候補ノードのアップリンク・チェーンを通じたRSSI(またはその負数)の平均、候補ノードまでの地理的距離、候補ノードの速度(例えば、CMEのノードに対する相対的なもの、若しくは絶対的なものであり、候補ノードが停止した、相対的に遅く移動している、または相対的に早く移動しているかどうか等)、候補ノードの種別(例えば、モバイルまたは固定等)、候補ノードの現在の負荷、APに接続されているユーザの好み(preference)(例えば、好適なノードまたはノード種別、禁止されたノードまたはノード種別、認可されたノードまたはノード種別等を指定する。)である。比較的少ない他のノードにサービス提供しているノードは、例えば、多くの他のノードにサービス提供しているノードよりも好まれることがある。位置、速度、および/または軌跡は、ノードが範囲内にある間の時間量を推定するのに利用することができる。範囲内ではでは、より長く範囲内にある時間を示す速度を有するノードが好まれることがある。また例えば、車両用のルート情報が、最も長く予測される時間の間、範囲内にあることになるノードを特定するのに利用することができる。更には、例えば、選択プロセスを調整するために、反復した接続に関する履歴データを利用することができる。このような履歴データは、例えば、ノードの地理的位置によって抽出され、またはインデックス化されることができる。例えば、コスト機能は、本明細書で論じる隣接情報ベース(NIB)からの任意の情報を考慮することができる。コスト機能はまた再構成可能とすることができる。例えば、クライアント要件、現在の車隊のニーズ、現在の動作条件、現在の金銭コスト、現在の負荷、現在の緊急性または他の優先順位条件、現在の遅延許容度条件等に基づいて動的に再定義される。
[00153] ノード選択機能は、他のノードによってリアル・タイムに検出される接続性および/またはスループットの問題に関し、他のノードからの情報を含めるように拡張できることを注記しておく。例えば、他のノードは、検出されたネットワークのボトルネック、カット・オフ、セキュリティ問題等に関する情報を提供することができる。また、ノードの優先順位をノード選択時に考慮することができることを注記しておく。
[00154] 隣接情報ベース(NIB)704が提供される。隣接情報ベース(NIB)704は、隣接ノード(NN)についての情報を格納し、このような情報を、システムにおいて他のエンティティに利用可能とする。各NNに関する情報はまた、そのコンテキストと本明細書では称されることがある。コンテキストは、例えば、各NNについて、各NNに接続し、および/または各NNに接続するべきかどうかを決定するのに十分な情報を含むことができる。このコンテキストは、例えば、限定的でなく、以下が含まれる。即ち、
a.ノード識別子(NID)、
b.ノードの種別(例えば、固定、モバイル等)、
c.バックホール接続の種別、
d.当該バックホール接続の状態(例えば、無(NONE)、継続中(ONGOING)、確立済み(ESTABLISHED)等の内1つ)、
e.バックホール接続のために使用されるホップ数、
f.適用可能な場合、接続されるノードのNID、および
g.適用可能な場合、当該バックホール接続におけるエンドポイントのNID、
である。
[00155] コンテキストはまた、例えば、他の全ての情報を含むことができ、様々な例が本明細書に紹介される。当該情報は、コスト機能H(*)を計算し、および/またはどのノードを用いて接続すべきかのノードを全般的に選択するのに利用することができる。NIB704またはその一部は、CME710内にローカルに(例えば、同一ノード内に)格納および/若しくは保持することができ、並びに/または、NIB704はCME710から遠隔に(例えば、異なるノード内に、クラウド・サーバ内に等)格納および/若しくは保持することができることを注記しておく。
[00156] 本開示の種々の態様によれば、チャネル管理エンティティ(CHME)705が提供される。チャネル管理エンティティ705は、例えば、種々の技術(例えば、802.11pのWAVEサービス、APとして構成される1つの無線通信を有するデュアルWi−Fi無線通信等)の内任意のものを使用して、ノードに関する情報をNNにアドバタイズする。CHME705によって送信される情報は、例えば、各NIBエントリに格納される種別の情報を含むことができる。
[00157] CME710は、例えば、種々の種別の機能性を実行することができる。例えば、CME710は、例えばバックホール・ネットワークへの1つ以上の接続を確立する接続機能性であって、図7では接続ブロック701として例示される接続機能性と、例えば、どのネットワーク(複数可)をノードが使用すべきかについて決定する決定機能性であって、図7では決定ブロック702として例示される決定機能性と、例えば、障害、異常、種々のパフォーマンス測定基準等について既存の接続(複数可)を監視する監視機能性703であって、図7では監視ブロック703として例示される監視機能性703と、を実行することができる。CME710(例えば、その動作)は、種々のパラメータの内任意のものを利用するように構成することができ、それらの非限定的な例が本明細書に示されている。当該パラメータは、例えば、次のものを含む。
[00158] 例示の接続ブロック701は、例えば、決定ブロック702から情報を受け取って(または抽出して)、その結果、新規の接続(例えば、APまたはフォールバック・ネットワークへの新規の接続)を確立することができる。一例では、接続ブロック701は次のとおりである。
1.接続が行われることになるのを監視ブロック703に通知する。
2.CHME705が継続中接続をアドバタイズすることを要求する。
3.各外部接続エンティティ(ECE)706を所定の順序で呼び出す。各ECE706は、例えば、次のタスクを実行することができる。即ち、(例えば、バックホール・ネットワークまたは特定のホストに到達するのを試行することによって、制御サーバとのハンドシェイクを実行することによって等)先制して新規接続を検査し、IP移動性をセットアップし、ネットワーク・ルートを確立する等である。任意のECE706が、例えば、必要に応じて接続プロセスを中断することができる。
4.CHME705が確立済み接続をアドバタイズすることを要求する。
5.決定ブロック702および監視ブロック703に新規接続を通知する。
[00159] 一例のシナリオでは、上記ステップの内任意のものでの障害、またはECE706による中断が存在し、決定ブロック702および監視ブロック703は障害について通知される。また、CME710はCHME705が非接続状態をアドバタイズすることを要求する。接続を確立することとは別に、接続ブロック701はまた、決定ブロック702がそのように決定するときはいつでもバックホールから接続を切断するような責務を果たすことができる。
[00160] 例示の決定ブロック702は、例えば、好適なバックホール接続(複数可)について決定を行うことができ、また、それらを接続ブロック701に伝達することができる。決定ブロック702は、例えば、NNのリスト、例えば候補隣接リスト(CNL)を保持することができる。CNL内の各エントリは、例えば、種々の異なる種別の情報の内任意のものを含むことができ、それらの非限定的な例が本明細書に示されている。例えば、CNL内の各ノードのエントリは、次のものを含んでもよい。
[00161] CNL(またはその情報)を保持するために、決定ブロック702は、例えば、周期的に(例えば周期Tdで)、NIB704がNIDテーブルへの変更を決定ブロック702にアラートするときはいつでも、或いは、(例えば、NIDテーブルが変更されているかどうかについて周期的に)NIB704がNIDテーブルまたはその一部をアドバタイズするときはいつでも等の何れかにおいて次の手順を実行することができる。
[00162] 例えば、CNLは、次いで、CNl≧Tlとなる全てのCNを除去することによって取り除かれる(またはフィルタされる)。CNOKがセットされたCNL内にある全てのCNについて、H(*)を最小化するものがオプション・ノード(ON)として選ばれる(picked)。どの有効なCNも利用可能ではないが、フォールバック・ネットワークが存在して使用できる場合に、当該フォールバック・ネットワークが好適な接続方法として選ばれる。フォールバック・ネットワークが存在しない場合には、次いで、決定ブロック702は、どの接続も現在可能ではないことを接続ブロック701に通知する。
[00163] フォールバック・ネットワークが現在使用中の場合は、ONは、バックホール接続用に使用するノードとして即座に選ばれる。さもなければ、確立済みノード(EN)を通じて現在の接続がある場合は、ONは、H(EN)−H(ON)≧ΔHmin且つONopt≧Tswである場合にのみ選ばれる。この場合は、ONはENとなる。一旦新規の決定が行われると、決定ブロック702は、接続ブロック701に通知し、決定ブロック702は、接続の成功または失敗を示す応答を予期する。ENが存在し、接続に失敗する場合は、ENattがインクリメントされる。
[00164] 監視ブロック703は、例えば、接続状態を検証することができる。例えば、監視ブロック703は、接続ブロック701によって通知されるようにして、アクティブな接続が存在する限り周期的に(例えば期間Tmで)または連続的に接続を検証することができる。そうするために、監視ブロック703は、例えば、1つ以上の外部監視エンティティ(EME)707を呼び出すことができる。外部監視エンティティ(EME)707は、ECE706によって管理されるコンポーネントの内任意のものにおける失敗または関連する変更を検査し、それらを監視ブロック703に報告する。次いで、(例えば接続の修復について)接続ブロック701に通知する。加えて、監視ブロック703はまた、適用可能な場合は、次のホップ・ノードのコンテキストの追跡を行い、その接続状態が変更する時(例えば、アップリンク・チェーンの長さ、それ自体の次のホップ、接続エンドポイント等)はいつでも接続ブロック701に通知することができる。加えて、例えば、一旦監視ブロック703は、接続が元に戻る(undo)(または分断される)ことになることが通知されると、監視ブロック703は、EMEが、接続切断が適切に実行されたことを報告すること、また、CHMEが、接続無(NONE connection)状態をアドバタイズすることを(例えば、最大Txまで)待機することができる。
[00165] ここに示したように、CME710(および/または関連のモジュール))は、非常に動的で、素早く変更する、異種のネットワークにおける接続(例えば、バックホール接続等)を管理するために、包括機構を提供する。本明細書に示されている接続管理システムおよび/または方法はまた、種々の態様の接続を制御するために、任意の外部エンティティをサポートして、アド・ホック・ソリューションのための高性能且つ統合されたリプレースを供給する。このことは、IP移動性のようなソリューションの実装を単純化する。車両のネットワークの動的なトポロジによって、例えばCME710の応答アーキテクチャおよび監視ブロック703の使用によるような、接続性の問題はもはや生じない(またはほとんど生じない)。また、包括的なCHME705およびコスト機能の使用は、複数の技術に対して決定の適応を許可し、フォールバックを用いて異種ネットワークをサポートする。更に、多重ホップ接続が完全にサポートされる。加えて、種々のセキュリティ上の懸念が、(おそらくは動的な)APホワイトリストおよびブラックリストをサポートすることによって解決される。APホワイトリストおよびブラックリストは、検査目的のみならず(例えば、中央管理エンティティから)ネットワークをパーティショニングするためにも使用することができる。
[00166] 本開示の種々の態様にしたがって実装される通信ネットワーク(またはそのコンポーネント)は、例えば、常時オンのバックホール接続を実装することによって、移動中Wi−Fi(Wi-Fi-on-the-move)および地上チーム(ground team)管理を用いた使用場面を促進する。バックホール接続は、例えば、多重ホップ接続性の使用を通じて、インターネットおよび/またはプライベート・ネットワークに対するもの、都市部におけるものおよび無線障害または低AP密度を有する困難空間におけるものを含む。このようなネットワーク(またはそのコンポーネント)はまた、通常のIPベース・プロトコル・スタックと、パブリックまたはプライベート・クラウドにおけるリモート・サーバとの使用を許可にすることにより、サード・パーティを含んだ、付加価値サービス(例えば、動的ネットワーク再構成、ソフトウェア・アップデート等)の実装を単純化する。可変の(または適応可能な)コスト機能の使用により、クライアントおよび運用者によって、コスト/性能のトレード・オフ(例えば、通例はよりコスト高となるフォールバック・ネットワークを回避することによってトラフィッのク使用コストを最小化すること)を決定するのを可能にする。
[00167] 本明細書で論じるように、種々の技術の内任意のものを利用して、モバイルAPおよびバックホール(またはバックボーン)ネットワーク、クラウド等の間の通信リンクを確立することができる。一例の実装態様では、選択可能なリンク(またはリンク技術)の内1つは、Wi−Fiを含むことができる。例えば、種々のネットワーク環境(例えば都市部環境)では、Wi−Fiホットスポットがパブリックの場所(例えば、公園、喫茶店、レストラン、バー、ストア、モール、公共サービス、交通機関のハブ等)に広く配備される。更に、当該ホットスポット(またはその一部)の多くは認証を必要としない。加えて、通信会社の運用者は、Wi−Fiホットスポットにおける彼ら自身のネットワークを配備しており、例えば、より多くのまたはより良い接続性を彼らの顧客に提供することができ、また、彼らのセルラ・ネットワークからトラフィックの負荷低減化(offload)を促進することができる。加えて、住居のゲートウェイはまた、プライベートおよびパブリックのWi−Fiネットワークの両方を具備することができ、これらは、例えば、通信会社の運用者の顧客が、他の顧客のゲートウェイによって提供されるパブリックWi−Fiネットワークを使用することを許可する。
[00168] Wi−Fiホットスポットの拡大(proliferation)は、モバイルAPおよび固定APの両方が、移動物体のバックホールのネットワークとしてインターネットに接続するコスト効果的な機会を提供する。例えば、インフラストラクチャのバックボーンを固定APに提供するために、良質な信号品質による信頼性のあるWi−Fiホットスポットを識別することができ、コスト高となるケーブル接続性(例えば、ファイバ等)を配備する必要性を回避する。また、このようなWi−Fiホットスポットは、(例えば、モバイルAPへの、およびモバイルAPからの)双方向コンテンツの負荷低減化を実行するのに使用することができる。負荷低減化は、それらの密度にしたがって、移動物体のインフラストラクチャのネットワークを配備するコストを低減させる。
[00169] つまり、本発明の様々な態様は、インターネットへのWi−Fi接続性を固定APおよびモバイルAPの両方に提供するものである。例えば、接続マネージャ(例えば、CME)は、モバイルAPおよび固定APの間の接続性機会(または、例えば、セルラ接続性機会)に加えて、Wi−Fi接続性機会を探すことができる。例えば、Wi−Fi接続性調査機構は、好適および/または有用なWi−Fiホットスポットのデータベース(例えば、必要に応じて、位置情報、識別情報、アクセス情報等を収容する)を保持することができる。
[00170] 図8は、本開示の種々の態様にしたがい、例示の通信ネットワークについてのブロック図を示す。例えば、例示のネットワーク800は、本明細書で論じる他の例示のネットワークおよび/またはコンポーネント100、200、300、400、500〜570、600、700、900、および1000と、一部または全部の特性を共有することができる。
[00171] 例示のネットワーク800は、バックホール機能性および接続性について、Wi−Fiを利用する種々の例示のシナリオを示す。第1の例示のシナリオでは、第1モバイルAP811は、住居用ゲートウェイ831によって提供されるパブリックWi−Fiネットワークに接続することができる。例えば、住居は、プライベート・アクセス(例えば、住居の居住者用)のために、およびパブリック・アクセスのために、パーティショニングされたWi−Fiホットスポットを備えることができる。例えば、このようなパーティショニングは、異なる帯域幅または異なるチャネル上で動作する異なるWi−Fi送受信機のそれぞれを用いて実装することができる。他の例示のシナリオでは、第2モバイルAP812は、第2パブリック(またはパーミッションを有するプライベートの)屋外Wi−Fiホットスポット832に直接接続することができる。次に、第3モバイルAP813は、DSRCを介して、第2モバイルAP812に接続して、インターネット(またはクラウド)まで到達する。また、第3Wi−Fiホットスポット833(例えば、店、レストラン、ストア、パブ等)が固定AP821のためにバックホールとして使用され、固定AP821は、次いで、DSRCを介して接続性を第4モバイルAP814に提供する。例えば、このような構成は、永久または一時的に(例えば、有線接続が固定APに確立されるまで)、固定APサービスの比較的容易なインストールを促進することができる。
[00172] 図8に示すように、また、本明細書で論じるように、モバイルAPおよび固定APは共に、Wi−Fi接続機会をサーチするように、および/またはWi−Fiリンク(例えばインフラストラクチャ・リンク)を維持するように、専用のWi−Fiネットワーク・インタフェースを装備することができる。このことは、例えば、多重の無線Wi−Fi技術を利用して実装することができる。ここでは、(例えばモバイルAPの)第1Wi−Fi送受信機が、エンド・ユーザ・クライアントやセンサ等に接続性を提供するように利用される。また、第2Wi−Fi送受信機が、バックボーン接続性をサーチし、利用可能な場合に当該バックボーン接続性をWi−Fiホットスポットに提供するように利用される。例えば、第1Wi−Fi送受信機は、同一の帯域幅内で異なる周波数帯(例えば、2.4GHzと5GHz)および/または異なるチャネルで動作することができる。
[00173] 移動する際、異なるWi−Fiホットスポットの範囲内および範囲外をモバイルAPが移動するにつれて、当該モバイルAPは、このような異なるWi−Fiホットスポットに関連付けることができる。固定APについて、該APは通例、1つの信頼性のあるWi−Fiネットワークまたはホットスポット(および、例えば、フェールオーバ・ネットワークとしての第2Wi―Fiネットワークまたはホットスポット)に関連付けられる。
[00174] 例えば、モバイルAPは、どのWi−Fiホットスポットと関連付けを行うべきかについて制御し、成功した場合に、そのホットスポットを使用するインターネット接続性を有するかについて検証するアルゴリズムを実行することができる。例えば、当該機能性は、独立のプロセスで実装してもよいし、および/または、(例えば、接続管理エンティティの検討に関して)本明細書で論じる他のプロセスの内任意のものの一部として実装してもよい。例示のシナリオでは、Wi−Fiホットスポットを通じたインターネット接続性の保証があった後にのみ、Wi−Fiホットスポット情報は、接続が利用可能であることを示すように更新される。
[00175] 商業上の合意にしたがい、信頼される場合には、Wi−Fiネットワークとの関連付けが許可されるのよりも前に、認証手順の実行が要求される。例えば、例示のシナリオでは、Wi−Fiホットスポットがプライベート・ホットスポットであり、車両ネットワークの運用者と、車両ネットワーク(例えば、固定APやモバイルAP等)の種々のノードがWi−Fiホットスポットを介してインターネットにアクセスすることができるWi−Fiホットスポットの運用者と、の間で、商業上の合意を確立することができる。
[00176] 提供されるサービスの種別にしたがい、新規のWi−Fi接続は、種々の異なる種別のトラフィックの内任意のものを負荷低減させるのに使用することができる。例えば、新規のWi−Fi接続は、遅延耐性(delay-tolerant)情報、クラウド・インフラストラクチャからのダウンロード・コンテンツ、ソフトウェア・アップデート等を負荷低減させるのに利用することができる。
[00177] 接続が利用されている間、接続マネージャ(例えば、CME710または他のエンティティ)は、(例えば、監視ブロック703を利用して)接続の品質を連続的に分析することができ、また、接続を利用していつ停止すべきか、並びに/または、利用可能である場合に他のWi−Fiホットスポットおよび/若しくは他の技術にいつ切り換えるかについて判断することができる。例えば、Wi−Fi接続品質が閾値レベルを下回ると判断されるとき、接続マネージャは、次の接続を識別および確立することができる。例示のシナリオでは、他のネットワーク接続のサーチが連続的(または、例えば、サーチ期間によって周期的)であり、接続マネージャは、現在の接続がリプレースされるべきであると決定した時までには、次の接続を既に識別している。
[00178] 本明細書で論じるように、APノードのプロセス(例えば、CMEプロセスまたは他のプロセス)は、連続的に(または周期的に)起動することができ、最良のWi−Fiホットスポット接続をサーチまたは利用する。図9は、本開示の種々の態様により、例示の制御方法のブロック図を示す。例示の方法900(または、当該方法900により動作するネットワークまたは1つ以上のネットワーク・コンポーネント)は、例えば、本明細書で論じる他のネットワークおよび/またはネットワーク・コンポーネント100、200、300、400、500〜570、600、700、800、および1000と、一部または全部の特性を共有することができる。
[00179] 例示の実装態様では、サーチするWi−Fiネットワークは、APを運用している会社と、Wi−Fiホットスポットを運用している会社との間の商業上の合意に基づいて選択することができる。更に、所与の位置におけるWi−Fiスポットの性能履歴も維持および更新する(例えば、ローカルに、クラウド・サービスにおいて等)ことができる。その結果、APは最良のホットスポットに接続することができる。所与の位置について、例えば、APはデータベースを参照することができる。データベースは、APが当該位置または領域で接続できる最良のWi−Fiホットスポットについてのランク付けしたリストを返す。例示の方法900は、ブロック910で、履歴上利用され、および/または特定の領域若しくはその近傍で利用されることになるよう認可されたホットスポットのリストを受け取る(または、ロードする若しくは格納する)ことを含む。リストは、パブリック・ホットスポット、(例えば、協働している事業または個人等の)プライベート・ホットスポット、モバイルAPおよび/または固定AP、これらの如何なる組み合わせ等を含むでもよいことを注記しておく。
[00180] 次いで、ブロック920では、APはホットスポットのリストをトラバースする。例えば、最も高くランク付けされたホットスポットによるWi−Fi接続が見つかるまで、ランク付けされたリストをトラバースし、ホットスポットの全リストをトラバースし、また、最良のホットスポットを識別する等である。例えば、APは、リストの一部または全部のエントリについての各Wi−Fi接続をサーチおよび分析することができる。例えば、APはまた、リスト上にはないホットスポットについてのWi−Fi接続をサーチおよび分析することもできる。APは、多様な手法の内任意のもので、および/または、多様な評価基準の内任意のものにより、最良または好みのホットスポットを識別することができる。当該多様な評価基準の数多くの例が本明細書に示されている(例えば、信号強度、負荷、位置、モバイルAP速度、誤り率、接続された他のノード数、ホットスポットによる履歴エクスペリエンス、利用したホットスポットのコスト、ホットスポットの範囲内にいる推定時間等)。フロー線925によって示されるように、ホットスポットの決定が行われるまで、APは走査を継続することができる。
[00181] 最適なWi−Fiホットスポットを検出(または決定)した後に、APは、例えばブロック930で、リンク・レベル(またはレイヤ)の関連付けを実行するのを含むことができる。次いで、リンク・レベルの関連付けの継続的な評価を、例えば、フロー線935によって示されるように実行して、Wi−Fiホットスポット信号が損失したとき、或いは余りに弱くなったまたは不十分となったときはいつでもすぐに、接続マネージャに通知することができる。リンク・レベル(またはレイヤ)の関連付けを実行している間に接続が損失した場合には、例示の方法900のフローはブロック970に進む。ブロック970では、接続マネージャは、現在の接続状態を用いて更新される。
[00182] 本明細書に紹介される種々の例が、他者によって起動されるWi−Fiホットスポットを用いて論じてきたが、移動物体のネットワーク(例えば、車両ネットワーク等)の運用者はまた、特定の有利な位置にWi−Fiホットスポットをインストールでき、また、当該Wi−Fiホットスポットを戦略的に利用できることを注記しておく。例えば、バス停、燃料貯蔵庫、ごみ収集所、メンテナンス場所、交通量の多い地域、悪名高き混雑した交差点等は、Wi−Fiホットスポットを備えることができる。
[00183] 関連付け段階の後に、例示の方法900は、例えばブロック940で、インターネット接続性を検査するのを含み、このことは、他のものの間において、APのWi−Fiインタフェースが有効なネットワーク構成を有するかどうかについてAPが決定するのを許可する。その場合には、例示の方法900はブロック950に進み、Wi−Fi接続が準備できているものと結論づける。そして、ブロック960に進んで、Wi−Fi接続の新規の状態に関し、接続マネージャを更新する。
[00184] 例示のシナリオでは、APがWi−Fiホットスポットに正しく関連付けられるがインターネットに接続することができず、例示の方法900のフローはブロック960に進み、ブロック960でAPは認証を実行する。APがクラウドから(および/またはローカルに保持されたリストから)抽出するWi−Fiホットスポットの初期リストは、例えば、認証を必要とするホットスポットについてのログイン情報を有することができる。認証プロセスは、例えば、追加の遅延を付加し、また、好結果となる良好な接続を必要とするので、例示の方法900は、APが同一のホットスポットへの接続を維持する場合には、認証プロセスが(例えば、特定回数試行に失敗するまで)繰り返されることを許可する。当該繰り返しは、図9ではフロー線965で視覚的に示される。
[00185] ブロック970では、接続マネージャは、Wi−Fi接続の利用可能性について通知される。また、サービスの制約にしたがい、次いで、例えば接続が損失(若しくは特定レベルにデグレード)されるまで、或いはより良好な接続が現れるまで、接続マネージャは、デフォルトの通信インタフェースとしてWi−Fiインタフェースを選択することができる。
[00186] 本開示の種々の態様によれば、移動物体の通信ネットワークは、例えば、広範囲の性能を、また、しばしばバックホールとして十分に活用されていない無線インフラストラクチャをレバレッジすることができる。本開示の種々の態様は、(例えば、パブリック・ネットワークの、他者のプライベート・ネットワークの、そして、ネットワーク運用者のものでさえの)Wi−Fiリソースを日和見的に利用するシステムおよび方法を提供する。種々の態様は、コスト効果的なAP配備、低コスト情報の負荷低減(例えば、モバイルAPからクラウドへ)、低コスト情報の伝播(例えば、クラウドからモバイルAPへ)、および、情報をクラウドに搬送する平均全体時間の低減を提供する。加えて、移動ネットワークの接続性範囲は、追加の固定インフラストラクチャを配備する必要なく改良される。
[00187] Wi−Fi接続性は、移動性および/またはハンド・オフのアルゴリズムに組み込むことができる。例えば、モバイルAPのための継続接続は、第1Wi−Fiホットスポットから、固定802.11pのAP、モバイルAP、第2Wi−Fiホットスポット、セルラ・リンク等にまで通される。また、例えば、継続接続は、第1運用者によって運用される第1Wi−Fiホットスポットから、第2運用者によって運用される第2Wi−Fiホットスポットに(例えば、Wi−Fiパスポイント、802.11u等のような種々の技術を利用して)ハンド・オフすることができる。
[00188] 図10は、本開示の種々の態様による、例示のネットワーク・ノードが有する種々のコンポーネントのブロック図を示す。例示のノード1000は、例えば、本明細書で論じる、他の例示の方法、ネットワーク、および/またはネットワーク・コンポーネント100、200、300、400、500〜570、600、700、800、および900と、一部または全部の特性を共有することができる。例えば、例示のノード1000におけるコンポーネントの一部または全部は、本明細書に紹介される方法ステップの一部または全部を実行することができる。
[00189] 「移動AP」とラベル付けられているにも拘わらず、ネットワーク・ノード1000は、例えば、アクセス・ポイント(AP)ノード(例えば、モバイルAP、固定AP等)や本明細書に紹介される如何なるノードを備えることができる。例示のノード1000は、種々のコンポーネント(またはモジュール)を備えることができ、その非限定的な例が本明細書に示されている。
[00190] 例示のノード1000は、例えば、通信インタフェース(I/F)モジュール1020(例えば、セルラ通信インタフェース・モジュール、モバイル・ネットワーク通信インタフェース・モジュール、Wi−Fi通信インタフェース・モジュール、ユーザ/クライアント通信インタフェース・モジュール等)を備えることができる。通信インタフェース(I/F)モジュール1020は、ノード1000についての無線および/または有線の通信機能性の一部または全部を実行するように動作する。これらの多くの例が本明細書に示されている(例えば、ノード1000の外部のセンサとの通信、ノード1000がインストールされた車両のオンボード診断(OBD)システムとの通信、ピアAPとの通信、モバイルAPおよび固定AP間の通信、ネットワーク・コントローラとの通信、クライアント・デバイスとの通信、バックホール通信、クラウド・サーバ通信等)。通信インタフェース(I/F)モジュール1020は、例えば、多様なセルラ通信プロトコル(例えば、3G、4G、LTE等)、無線LAN通信プロトコル(例えば、Wi−Fi等)、無線PAN通信プロトコル(例えば、ブルートゥース(登録商標)等)、802.11pまたはDSRC、衛星通信プロトコル、ファイバまたはケーブル通信プロトコル、LANプロトコル(例えば、イーサネット等)、TCP/IP等にしたがって動作することができる。
[00191] 例示のノード1000は、例えば、接続管理エンティティ(CME)1030を備えることができ、本明細書で論じる接続管理機能性の一部または全部を実行する。例示のCME1030は、例えば、ハードウェアおよび/またはソフトウェアを備えることができ、本明細書で論じるノード接続管理機能性の一部または全部を実装するように動作する。例えば、CME1030は、本明細書で論じる、図7のCME710および/またはシステム700と、一部または全部の特性を共有することができる。また、例えば、CME1030は、本明細書で論じる、図9の例示の方法900の一部または全部のブロックを実行するように動作することができる。
[00192] 例示のノード1000は、例えば、マスタ制御モジュール1010を備えることができ、ノード1000の動作を高いレベルで包括的に管理する。当該マスタ管理モジュール1010は、例えば、ノード1000について種々の態様の動作システムを備えることができる。
[00193] 更に、例示のノード1000は、例えば、ノード1000上で実施する1つ以上のアプリケーション1050(例えば、クライアント管理アプリケーション、セキュリティ・アプリケーション、電力管理アプリケーション、車両監視アプリケーション、位置サービス・アプリケーション、センサ・インタフェース・アプリケーション等)を備えることができる。
[00194] 例示のノード1000はまた、1つ以上のプロセッサ1080およびメモリ・デバイス1090を備えることもできる。プロセッサ(複数可)1080は、例えば、多様なプロセッサ特性の内任意のものを備えることができる。例えば、プロセッサ(複数可)1080は、汎用プロセッサ、RISプロセッサ、マイクロコントローラ、ASIC、DSP、ビデオ・プロセッサ等の内1つ以上を備えることができる。メモリ・デバイス(複数可)1090は、例えば、多様なメモリ特性の内任意のものを備えることができる。例えば、メモリ・デバイス(複数可)1090は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等を備えることができる。メモリ・デバイス(複数可)1090は、例えば、ソフトウェア命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体を備えることができ、プロセッサ(複数可)1080によって実行されると、ノード1000(またはモジュールまたはそのエンティティ)に、(例えば、本明細書で論じる例示の方法に関して等)本明細書で論じる機能性の一部または全部を実行させる。メモリ・デバイス(複数可)1090は、例えば、ノード情報(例えば、CNL情報、Wi−Fiホットスポット・リスト情報、NIB情報、構成可能なコスト機能情報等)を格納することができる。
[00195] 本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントの例には、"Communication Network of Moving Things"(移動物体の通信ネットワーク)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/221,192号に示されている。
[00196] 本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントを他のネットワークおよびシステムと統合するシステムおよび方法が提供され**、その非限定的な例が、”Integrated Communication Network for A Network of Moving Things"(移動物体のネットワークのための統合通信ネットワーク)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/221,997号に示されている(provide)。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00197] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントを同期させるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Synchronizing a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを同期させるシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,016号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00198] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントを管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,042号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00199] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントを監視するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Monitoring a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを監視するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,066号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00200] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいて異常を検出および/または分類するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Detecting and Classifying Anomalies in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて異常を検出し分類するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,077号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00201] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいて移動性を管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing Mobility in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて移動性を管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,098号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00202] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいて接続(connectivity)を管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing Connectivity a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける接続を管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,121号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00203] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいてセンサ・データを収集するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Collecting Sensor Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてセンサ・データを収集するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,135号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00204] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントとインタフェースするシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Interfacing with a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークとインタフェースするシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,145号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00205] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントのユーザとインタフェースするシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Interfacing with a User of a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークのユーザとインタフェースするシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,150号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00206] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおけるデータ格納および処理システムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Data Storage and Processing for a Network of Moving Things"(移動物体のネットワーク用のデータ記憶および処理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願に出願された米国仮特許出願第62/222,168号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00207] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおける車両交通管理システムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Vehicle Traffic Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける車両交通管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,183号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00208] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおける環境管理システムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Environmental Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける環境管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,186号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00209] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいて湾港または出荷作業を管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Port Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるポート管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願に出願された米国仮特許出願第62/222,190号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00210] また、開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、少なくとも部分的に履歴データに基づいて測位または位置情報の精度を高めるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Utilizing Historical Data to Correct GPS Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてGPSデータを補正するための履歴データの利用)と題し、2015年10月22日に出願された米国仮特許出願第62/244,828号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00211] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、少なくとも部分的にアンカーの利用に基づいて測位または位置情報の位置(position or location)の精度を高めるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Using Anchors to Correct GPS Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてGPSデータを補正するためのアンカーの使用)と題し、2015年10月22日に出願された米国仮特許出願第62/244,930号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00212] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、アプリケーション間で通信を行うシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Inter-Application Communication in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるアプリケーション間通信システムおよび方法)と題し、2015年10月26日に出願された米国仮特許出願第62/246,368号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00213] 更にまた、開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、通信を精査し、分析し、および/または有効性を判断するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Probing and Validating Communication in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて通信を精査し有効性を確認するシステムおよび方法)と題し、2015年10月26日に出願された米国仮特許出願第62/246,372号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00214] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、通信速度を適応させるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Adaptive Rate Control for Vehicular Networks"(車両用ネットワークの適応速度制御)と題し、2015年11月4日に出願された米国仮特許出願第62/250,544号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00215] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、ハードウェアを再構成および適応させるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Reconfiguring and Adapting Hardware in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてハードウェアを再構成し適応させるシステムおよび方法)と題し、2015年12月31日に出願された米国仮特許出願第62/273,878号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00216] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、データの収集を最適化するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Optimizing Data Gathering in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてデータ収集を最適化するシステムおよび方法)と題し、2015年11月10日に出願された米国仮特許出願第62/253,249号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00217] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、遅延耐性ネットワーキングを実行するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Delay Tolerant Networking in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける遅延耐性ネットワーキング・システムおよび方法)と題し、2015年11月19日に出願された米国仮特許出願第62/257,421号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00218] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、モバイル・アクセス・ポイントのカバレッジおよびスループットを改善するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Improving Coverage and Throughput of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてモバイル・アクセス・ポイントのカバレッジおよびスループットを改善するシステムならびに方法)と題し、2015年12月9日に出願された米国仮特許出願第62/265,267号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00219] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、チャネル利用を調整するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Channel Coordination in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるチャネル調整)と題し、2015年12月22日に出願された米国仮特許出願第62/270,858号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00220] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、移動物体のネットワークにおいてネットワーク・コード化メッシュ・ネットワークを実現するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Network Coded Mesh Networking in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるネットワーク・コード化メッシュ・ネットワーキング・システムおよび方法)と題し、2015年11月20日に出願された米国仮特許出願第62/257,854号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00221] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、固定アクセス・ポイントのカバレッジを改善するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Improving Fixed Access Point Coverage in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて固定アクセス・ポイント・カバレッジを改善するシステムおよび方法)と題し、2015年11月30日に出願された米国仮特許出願第62/260,749号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00222] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、ネットワーク(または移動性)コントローラおよびそのネットワーク相互作用を管理するシステムおよび方法を提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing Mobility Controllers and Their Network Interactions in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて移動性コントローラおよびそれらのネットワーク相互作用を管理するシステムならびに方法)と題し、2015年12月31日に出願された米国仮特許出願第62/273,715号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00223] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、モバイル・アクセス・ポイントのハンドオーバーを管理および/またはトリガするシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing and Triggering Handovers of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるモバイル・アクセス・ポイントのハンドオーバーを管理およびトリガするシステムならびに方法)と題し、2016年1月21に出願された米国仮特許出願第62/281,432号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00224] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、キャプティブ・ポータル関連制御および管理を実行するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Captive Portal-related Control and Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるキャプティブ・ポータル関連制御および管理)と題し、2015年12月16日に出願された米国仮特許出願第62/268,188号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00225] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、高価値データを推定するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods to Extrapolate High- Value Data from a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークからの高価値データを推定するシステムおよび方法)と題し、2015年12月22日に出願された米国仮特許出願第62/270,678号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00226] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、遠隔ソフトウェア更新および流通を行うシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Remote Software Update and Distribution in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるリモート・ソフトウェア更新および流通システムならびに方法)と題し、2015年12月30日に出願された米国仮特許出願第62/272,750号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00227] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、遠隔構成更新および流通を行うシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Remote Configuration Update and Distribution in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるリモート構成更新および流通システムならびに方法)と題し、2016年1月14日に出願された米国仮特許出願第62/278,662号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00228] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、ユーザ・フィードバックに基づいて、例えば自動的に、ネットワークを適応させるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Adapting a Network of Moving Things Based on User Feedback"(ユーザ・フィードバックに基づいて移動物体のネットワークを適応させるシステムおよび方法)と題し、2016年1月22日に出願された米国仮特許出願第62/286,243号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00229] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、データ分析を構築または実行するときにデータの完全性を高めるおよび/または保証するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods to Guarantee Data Integrity When Building Data Analytics in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてデータ分析を構築するときにデータの完全性を保証するシステムおよび方法)と題し、2016年1月14日付けの米国仮特許出願第62/278,764号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00230] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、モバイル・アクセス・ポイントの自己初期化および/または自動ブートストラップを実行するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Self-Initialization and Automated Bootstrapping of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるモバイル・アクセス・ポイントの自己初期化および自動ブートストラップを行うシステムならびに方法)と題し、2016年1月25日に出願された米国仮特許出願第62/286,515号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00231] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、電力供給および/または利用を管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Power Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける電力管理システムおよび方法)と題し、2016年2月16日に出願された米国仮特許出願第62/295,602号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00232] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、インフラストラクチャの設置および設定を自動化および簡易化するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Automating and Easing the Installation and Setup of the Infrastructure Supporting a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークをサポートするインフラストラクチャの設置および設定を自動化および易化するためのシステムおよび方法)と題し、2016年2月24日に出願された米国仮特許出願第62/299,269号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
[00233] 要約すると、本開示の種々の態様は、例えば、モバイル・ノードおよび静止ノードの組み合わせを含む、モバイル・ノードのネットワークをサポートするための通信ネットワーク・アーキテクチャ、システム、および方法を提供する。非限定的な一例として、本開示の種々の態様は、静止およびモバイル通信ノード双方の複雑なアレイを含む動的に構成変更可能な通信ネットワーク(例えば、移動物体のインターネット)をサポートするための通信ネットワーク・アーキテクチャ、システム、および方法を提供する。以上では、特定の態様および例を参照しながら説明したが、本開示の範囲から逸脱することなく、種々の変更を行うことができ、均等物と交換できることは、当業者には理解されよう。加えて、特定の状況または材料を本開示の教示に、その範囲から逸脱することなく、適応させるために、多くの変更を行うこともできる。したがって、本開示は、開示した特定の例(1つまたは複数)に限定されるのではなく、本開示は、添付する請求項の範囲内に該当する全ての例を含むことを意図している。