JP6619651B2 - 自走式撒き出し装置及び撒き出し方法 - Google Patents
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Description
特許文献2には、クローラー式走行装置を備えた車体の前後一側に、アスファルト合材を貯留して路面上に排出するホッパーを配設し、他側にアスファルト合材を均すためのプレート部材と操縦部を配置した、アスファルト敷き均し機が開示されている。
特許文献3には、定量排出ホッパ及び定量排出ホッパの下部開口から連続的に連結して配置された複数台のベルトコンベアにより構成される撒き出し装置が開示されている。
しかし、上記の撒き出し方法では、作業に時間がかかり、歩掛を悪化させる要因になっていた。また、上記の撒き出し方法では、土砂を押し広げる際にブルドーザによって土砂が何度も踏まれるため、敷き均した際の土砂の密度にばらつきが生じ、所定の高さに敷き均しても品質が一定とならない場合があった。
また、本発明に係る自走式撒き出し装置は、その一態様として、前記調整部は、前記クローラーとの間に隙間を形成する隙間形成部材を備え、前記撒き出し材料が前記隙間を通過するときに撒き出し厚が調整される構成とした。
また、本発明に係る自走式撒き出し装置は、その一態様として、前記調整部は、前記隙間に向けて前記撒き出し材料を誘導する誘導部を備えるようにした。
また、本発明に係る自走式撒き出し装置は、その一態様として、前記調整部は、前記撒き出し材料を拡散させる拡散部を備えるようにした。
また、本発明に係る自走式撒き出し装置は、その一態様として、前記拡散部は、前記隙間形成部材から前記クローラーに向けて突出する複数の突起部で構成されるようにした。
また、本発明に係る自走式撒き出し装置は、その一態様として、前記隙間形成部材は、前記クローラーに対向配置された第2クローラーを含むようにした。
また、本発明に係る自走式撒き出し装置は、その一態様として、前記撒き出し材料を荷受けする荷受け部を備え、前記撒き出し材料を前記クローラーによって前記荷受け部から前記調整部に移送するようにした。
また、本発明に係る自走式撒き出し装置は、その一態様として、前記クローラーの先頭から撒き出した前記撒き出し材料上を前記クローラーが走行して敷き均す際に、前記クローラーの自重で初期転圧を行うようにした。
一方、本発明に係る撒き出し方法は、その一態様として、クローラーによって走行する走行装置の前記クローラー上に撒き出し材料を荷受けし、前記クローラーを前記撒き出し材料の移送用ベルトコンベアとして用い前記撒き出し材料を前記走行装置の走行に伴って移送し、前記クローラーによる移送途中で前記撒き出し材料の撒き出し厚を調整し、撒き出し厚が調整された撒き出し材料を前記クローラーの先頭から撒き出し、撒き出された撒き出し材料上を前記走行装置が走行して敷き均すようにした。
図1及び図2は、本発明の一実施形態による自走式撒き出し装置を示す図であり、図1(A)は上面図、図1(B)は側面図、図2(A)は正面図(前進側の投影図)、図2(B)は背面図(後進側の投影図)である。
走行用クローラー(無限軌道)200は、金属製の履帯(ベルト)210を、起動輪を含む車輪群220によって動作させて走行する走行装置である。
走行用クローラー200は、土砂などの撒き出し材料を移送するベルトコンベアを兼ね、後述するように、走行用クローラー200上の後側(前進状態で後側となる端部)に荷下ろしされた撒き出し材料は、走行用クローラー200に載せられた状態で走行(前進)に伴って先頭側に向けて移送される。
調整部300よりも走行方向の後側から移送される撒き出し材料は、隙間310を通って調整部300よりも走行方向前側に移送されることになり、隙間310の高さHに撒き出し厚(移送状態での撒き出し材料の高さ)が調整される。
誘導部330は、走行用クローラー200に対して傾斜する傾斜面をもつ傾斜板331で構成される。
調整部300よりも後側の走行用クローラー200上の空間は、左右一対の側板401,402及び背面板403で3方が囲まれて撒き出し材料の荷受け部500として機能する。
また、左右一対の側板401,402の前進方向先端側の下部401a,402aは、走行用クローラー200の先頭部分よりも前進方向に向けて突出し、走行用クローラー200の直前の地面上の空間を左右方向から囲み、走行用クローラー200の先端から地面に向けて送り出された撒き出し材料が左右に拡散することを抑制する機能を有する。
なお、図3(A)〜図3(C)は、自走式撒き出し装置100の側面図である。
荷受け部500に撒き出し材料600を荷受けした状態、換言すれば、走行用クローラー200上の後側に撒き出し材料600を載せた状態で、自走式撒き出し装置100を前進させると、走行用クローラー200の動作に伴って撒き出し材料600が前進方向に向けて移送される。
撒き出し材料600の移送方向には調整部300が位置していて、調整部300の隙間310を通過できる分の撒き出し材料600が調整部300以降に移送されることで、調整部300から排出される撒き出し材料600の厚さ(撒き出し厚)は、隙間310の高さHに調整される(図3(B))。
そして、走行用クローラー200の先端から零れ落ちた撒き出し材料600aは、自走式撒き出し装置100の直前の地面に落下することになるから、自走式撒き出し装置100は、走行用クローラー200の先端から地面に落下した撒き出し材料600aを踏んで敷き均し、撒き出し材料600aを層状に敷き広げ、更に、敷き均された撒き出し材料600aは走行用クローラー200の自重によって初期転圧される(図3(C))。
そして、略一様な厚さに撒き出された撒き出し材料を、走行用クローラー200が敷き均して初期転圧するので、敷き均し後の密度ばらつきを抑制できる。
なお、走行用クローラー200による敷き均し及び初期転圧後に、更に転圧ローラによる転圧を行わせることができる。
また、撒き出し材料が幅方向の中央に偏って調整部300を通過し、本来の撒き出し幅よりも狭い範囲に撒き出しが行われることを抑制するために、撒き出し材料を幅方向に拡散させる機能を有する拡散部(整流部)を調整部300に設けることができる。
図4は、拡散部の一態様を示す自走式撒き出し装置100の図であり、図4(A)は上面図、図4(B)は側面図である。
棒状突起350aは、走行用クローラー200の幅方向を列としたときに、一定間隔で複数例(図4の例では3列)をなして設けられ、かつ、各列を構成する棒状突起350aは相互に一定間隔に配置され、荷受け部500側から走行用クローラー200の先頭に向けて各列を構成する棒状突起350aの数が増え、複数の棒状突起350aは、全体として荷受け部500側(後側)に向けて凸となる二等辺三角形をなすように配置される。
これにより、幅方向の中央付近に偏って撒き出し材料を荷受けした場合であっても、一定の撒き出し幅で撒き出し材料を撒き出すことができる。
また、図4に示した一態様では、棒状突起350aの中心軸は隙間形成部材320に直角に交差するが、棒状突起350aの中心軸が隙間形成部材320に斜めに交差するように設けることができる。
図5は、隙間形成部材320に設ける突起部を板状突起とする拡散部350の一態様を示す自走式撒き出し装置100の図であり、図5(A)は上面図、図5(B)は側面図である。
複数の板状突起350bは、走行用クローラー200の幅方向に対をなして設けられ、対をなす2つの板状突起350bは、走行用クローラー200の先頭に向けて広がるハの字になるように配置されている。そして、ハの字に配置される一対の板状突起350bを、走行用クローラー200の前後方向に2組配置してある。
また、棒状突起350aと板状突起350bとを組み合わせるなど、形状の異なる突起を複数組み合わせて隙間形成部材320に配置することができる。
また、隙間形成部材320に設ける突起部は、金属製とすることができ、また、ゴムなどの弾性変形し易い材料で形成することができ、更に、例えば金属製の土台にゴムなどの弾性変形し易い材料で形成した先端部分を連結させて形成することもできる。
更に、走行用クローラー200の表面に、撒き出し材料を幅方向に拡散させる機能を有する凹凸などを形成することができる。
図6は、調整部300の隙間形成部材320として調整用クローラー(第2クローラー)360を備えた自走式撒き出し装置100の一態様を示す側面図である。
ここで、自走式撒き出し装置100の走行状態(撒き出し作業状態)において、調整用クローラー360の起動輪を、走行用クローラー200の起動輪と同じ方向(図6における反時計方向)に回転駆動させる。
但し、調整用クローラー360の起動輪の回転方向を走行用クローラー200とは逆にして、隙間360cを挟んで上下の履帯360a、210が同方向に進行するよう構成することができ、また、調整用クローラー360の起動輪の回転方向、動作・停止、回転速度などを作業者が任意に選択できる構成とすることができる。
また、調整用クローラー360の履帯360aに、撒き出し材料を幅方向に拡散させる機能を有する拡散部(突起部)を設けることができる。
図7は、荷受け部500としてホッパ510を備えた自走式撒き出し装置100の一態様を示す側面図である。
ホッパ510にはダンプなどから撒き出し材料が荷受けされ、下部の取り出し口510aから撒き出し材料が走行用クローラー200上に落下し、走行用クローラー200上に落下した撒き出し材料は、走行用クローラー200による走行に伴って調整部300に移送されて撒き出し厚が調整された後、走行用クローラー200の先端から落ちて撒き出される。
更に、ホッパ510の取り出し口510aを閉じた場合、自走式撒き出し装置100は、撒き出し材料を搭載した状態で撒き出しを行わずに走行することができる。
なお、ホッパ510と図6に例示した調整用クローラー360とを組み合わせて自走式撒き出し装置100を構成することができる。
例えば、調整部300の隙間の高さHを可変に構成することで、撒き出し厚を可変とすることができる。
また、走行用クローラー200の幅方向の一部、例えば中央付近のみ(3分割された履帯の中央部分のみ)を撒き出し材料の移送用のベルトコンベアとして用いることができる。
また、自走式撒き出し装置100は自走用の動力源を備えず、他の走行装置によって牽引されたり押されたりして走行する構成とすることができる。
Claims (9)
- 撒き出し材料を移送するベルトコンベアを兼ねる走行用のクローラーと、
前記クローラー上を移送される撒き出し材料の撒き出し厚を調整する調整部と、
を備え、
撒き出し厚が調整された前記撒き出し材料を走行に伴って前記クローラーの先頭から撒き出す、自走式撒き出し装置。 - 前記調整部は、前記クローラーとの間に隙間を形成する隙間形成部材を備え、
前記撒き出し材料が前記隙間を通過するときに撒き出し厚が調整される構成とした、請求項1記載の自走式撒き出し装置。 - 前記調整部は、前記隙間に向けて前記撒き出し材料を誘導する誘導部を備える、請求項2記載の自走式撒き出し装置。
- 前記調整部は、前記撒き出し材料を拡散させる拡散部を備える、請求項2又は請求項3記載の自走式撒き出し装置。
- 前記拡散部は、前記隙間形成部材から前記クローラーに向けて突出する複数の突起部で構成される、請求項4記載の自走式撒き出し装置。
- 前記隙間形成部材は、前記クローラーに対向配置された第2クローラーを含む、請求項2から請求項5のいずれか1つに記載の自走式撒き出し装置。
- 前記撒き出し材料を荷受けする荷受け部を備え、
前記撒き出し材料を前記クローラーによって前記荷受け部から前記調整部に移送する、請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の自走式撒き出し装置。 - 前記クローラーの先頭から撒き出した前記撒き出し材料上を前記クローラーが走行して敷き均す際に、前記クローラーの自重で初期転圧を行う、請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の自走式撒き出し装置。
- クローラーによって走行する走行装置の前記クローラー上に撒き出し材料を荷受けし、
前記クローラーを前記撒き出し材料の移送用ベルトコンベアとして用い前記撒き出し材料を前記走行装置の走行に伴って移送し、
前記クローラーによる移送途中で前記撒き出し材料の撒き出し厚を調整し、
撒き出し厚が調整された撒き出し材料を前記クローラーの先頭から撒き出し
撒き出された撒き出し材料上を前記走行装置が走行して敷き均す、
撒き出し方法。
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