JP6618444B2 - 電源システムの電池パック接続判定方法 - Google Patents

電源システムの電池パック接続判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の電池パックを備えた電源システムの電池パック接続判定方法に関する。
複数の電池パックを備えた電源システムでは、電源システムの起動時などにおいて、各電池パックに含まれる電池列に接続されたリレーをオンにすることで、複数の電池パックを互いに並列に接続することがある。このとき、各電池パックの電圧に差があると、リレーをオンにした際に各電池パックに循環電流が流れる。この循環電流が電池パックに応じて定められる許容値を超えると、電池パックの故障の原因となることがある。
これに対して特許文献1には、電池パックの電圧差が一定値以下のときだけ、電池パックを互いに並列に接続することで、電池パックの故障を軽減する電池モジュールが開示されている。
特表2013−524748号公報
電池パックにおいてリチウムイオン電池などが使用される場合、循環電流によって電池の電極にリチウム(Li)などが析出し、電池の性能劣化を引き起こす恐れがある。このような析出は、通常、互いに並列に接続される電池パックのうち電圧値の低い充電側電池パックで発生し、その充電側電池パックの温度が低いほど発生しやすくなる。
特許文献1に記載の技術では、各電池パックの電圧差については考慮されているが、析出の発生に関する記載はなく、析出の発生に関わる電池パックの温度についても考慮されていない。このため、析出による電池の性能劣化を抑制することができないという問題がある。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、析出による電池の性能劣化を抑制することが可能な電源システムの電池パック接続判定方法を提供することを目的とする。
本発明による電源システムの電池パック接続判定方法は、
複数の電池パックを備えた電源システムの電池パック接続判定方法であって、
2つの前記電池パックの電圧値および温度に基づいて、当該2つの電池パックを互いに並列に接続するか否かを判定するステップを含み、
前記判定するステップでは、前記2つの電池パックのうち前記電圧値が高い電池パックの温度である放電側温度と、前記2つの電池パックのうち前記電圧値が低い電池パックの温度である充電側温度とを決定し、前記放電側温度および前記充電側温度に基づいて、前記2つの電池パックを互いに並列に接続するか否かを判定する
また、複数の電池パックを備えた電源システムの電池パック接続判定方法であって、
2つの前記電池パックの電圧値および温度に基づいて、当該2つの電池パックを互いに並列に接続するか否かを判定するステップを含み、
前記判定するステップでは、2つの前記電池パックの温度差が予め定められた温度閾値より小さいか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記2つの電池パックを互いに並列に接続するか否かを判定する。
本発明による電源システムは、複数の電池パックと、2つの前記電池パックの電圧値および温度に基づいて、当該2つの電池パックを互いに並列に接続するか否かを判定する判定部と、を備える。
本発明によれば、析出による電池の性能劣化を抑制することが可能になる。
本発明の第1の実施形態の電源システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態の電池パックの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態の電源システムの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の電源システムの構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態の電源システムの構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において同じ機能を有するものには同じ符号を付け、その説明を省略する場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の電源システムの構成を示す図である。図1に示す電源システム100は、電気機器200と接続され、電気機器200の動力源として機能する。電気機器200は、特に限定されないが、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車などである。なお、電源システム100は電気機器200に搭載されてもよい。
電気機器200は、負荷・回生機器201と、接続回路202と、機器制御部203とを備える。負荷・回生機器201は、電源システム100の負荷として機能するとともに、電源システム100に対して回生エネルギーを供給する回生機器としても機能する。接続回路202は、電源システム100と電気機器200との接続状態を切り替える。接続回路202は、図の例では、電源システム100と電気機器200との接続時にプリチャージを行うプリチャージ回路202aを含んでいるが、プリチャージ回路202aはなくてもよい。機器制御部203は、電気機器200を制御する。例えば、機器制御部203は、電気機器200の起動時などにおいて接続回路202を用いて電源システム100を負荷・回生機器201に接続する。また、機器制御部203は、電源システム100に対して電源システム100を制御するための制御信号を入力する。
電源システム100は、複数の電池パックを含む。電池パックのいずれかは、他の電池パックを制御するマスタ(Master)電池パックとして機能し、他の電池パックがマスタ電池パックに制御されるスレイブ(Slave)電池パックとして機能する。図1では、複数の電池パックのうち、2つの電池パック101および102が示されている。電池パック101はマスタ電池パックであり、電池パック102はスレイブ電池パックである。
図2は、電池パック101および102の構成を示す図である。電池パック101および102のそれぞれは、電池部1と、電流計2と、電圧計3と、温度計4と、スイッチ5と、BMS(Battery Management System:バッテリー監視システム)6とを有する。また、マスタ電池パックである電池パック101は、マスタ制御部7をさらに有する。なお、マスタ制御部7は、図1に示したように、マスタ電池パックである電池パック101のBMS6と一体化されてもよい。
電池部1は、充電により蓄えた電力を放電する二次電池で構成される。本実施形態では、電池部1は、電池列、つまり、互いに直列に接続された複数の電池セル1aから構成される。電池パック101および102のそれぞれの電池セル1aは、図1では、8つ、図2では、3つ示されているが、電池セル1aの数に限定はない。また、電池セル1aの数は、全ての電池パックで同一でもよいし、電池パックごとに異なっていてもよい。さらに電池部1は、複数の電池セルまたは複数の電池列が互いに並列に接続された構成でもよい。
電池セル1aの種類は、特に限定されないが、本実施形態では、リチウムイオン電池である。この場合、電池パック101および102が互いに並列に接続された際に電池パック101および102に生じる循環電流によって、電池パック101および102のうち電圧値の低い電池パックである充電側電池パックの負極で析出(具体的には、リチウムの析出)が発生する恐れがある。この析出が発生する条件、裏を返せば、析出を防止できる条件は、充電側電池パックの電圧値および温度に応じて異なる。以下、電池パック101および102が互いに並列に接続された際に電池パック101および102に生じる循環電流を単に循環電流と呼ぶこともある。
電流計2は、電池部1に流れる電流の値であるパック電流値を測定し、そのパック電流値を示す電流検知信号をBMS6に出力する。電圧計3は、電池部1に含まれる電池セル1aの電圧の値であるセル電圧値を電池セル1aごとに測定し、それらのセル電圧値を示す電圧検知信号をBMS6に出力する。温度計4は、電池部1に含まれる電池セル1aの温度であるセル温度を電池セル1aごとに測定し、それらのセル温度を示す温度検知信号をBMS6に出力する。
スイッチ5は、電池部1と他の電池パックの電池部1および電気機器200との接続を切り替える。スイッチ5は、図2の例では、概念的に示しているが、実際には、例えば、図1に示したように電池部1を挟む2つのリレー5aなどで構成される。
BMS6は、電流計2、電圧計3および温度計4のそれぞれから電流検知信号、電圧検知信号および温度検知信号を受け付ける。BMS6は、その電圧検知信号および温度検知信号が示すセル電圧値およびセル温度に基づいて、そのBMS6を含む電池パックに関する電池情報を求め、その電池情報を電池パック101のマスタ制御部7に出力する。なお、電流検知信号は、本実施形態では使用しない。
電池情報は、本実施形態では、電池部1の電圧値であるパック電圧値Vpと、電池部1の温度であるパック温度Tである。この場合、BMS6は、セル電圧値の総和をパック電圧値Vpとして検出し、セル温度の代表値をパック温度Tとして検出する。代表値は、平均値、中央値、最大値または最小値などの統計値でもよいし、特定の電池セル1aのセル温度でもよい。特定の電池セル1aは、例えば、セル電圧値が最も高い電池セル1aである。また、温度計4は電池セル1aのセル温度を測定する代わりに、電池パック内の所定の位置の温度を測定するものでもよい。この場合、BMS6は、温度計4で測定された温度をそのままパック温度Tとして用いる。
また、BMS6は、マスタ制御部7から、電池パックの相互接続を行う旨の接続指示を受け付けると、スイッチ5をオンにして、電池部1を他の電池パックの電池部と接続することで、電池パック101および102を互いに並列に接続する。
マスタ制御部7は、電池パック101および102のそれぞれのBMS6から電池情報を受け付け、それらの電池情報に基づいて、電池パック101および102を互いに並列に接続するか否かを判定する。
以下、マスタ制御部7が行う具体的な処理について説明する。なお、電池パック101からの電池情報に含まれるパック電圧値Vpおよびパック温度TをそれぞれVp1およびT1と表記し、電池パック102からの電池情報に含まれるパック電圧Vpおよびパック温度をそれぞれVp2およびT2と表記することもある。
マスタ制御部7は、電池情報に含まれるパック電圧値Vp1およびVp2およびパック温度T1およびT2に基づいて、電池パック101および102を互いに並列に接続するか否かを判定する。
例えば、先ず、マスタ制御部7は、パック電圧値Vp1およびVp2に基づいて、電池パック101および102の間の電圧差であるパック間電圧差ΔV(=|Vp1−Vp2|)を算出し、そのパック間電圧差が予め定められた電圧差閾値Vthより小さいか否かを判定する。電圧差閾値Vthは、循環電流によって電池パック101および102が破損する恐れのない最大の電圧差である。
続いて、マスタ制御部7は、パック温度T1およびT2のうち、電池パック101および102のうちパック電圧値の高い電池パックである放電側電池パックのパック温度を放電側温度Tdisとして決定し、電池パック101および102のうちパック電圧値の低い電池パックである充電側電池パックのパック温度を充電側温度Tchとして決定する。そして、マスタ制御部7は、放電側温度Tdisおよび充電側温度Tchに基づいて、電池パック101および102を互いに並列に接続するか否かを判定する。なお、電池パック101および102のパック電圧値Vp1およびVp2が等しい場合には、マスタ制御部7は、パック温度T1およびT2のうち、任意の一方を放電側温度Tdisとして決定し、他方を充電側温度Tchとして決定することができる。
例えば、マスタ制御部7は、充電側温度Tchが放電側温度Tdisよりも低いか否かを判定し、さらに、放電側温度Tdisから充電側温度Tchを引いた温度差ΔTが予め定められた温度閾値Tthよりも小さいか否かを判定する。そして、マスタ制御部7は、これらの判定結果に基づいて、電池パック101および102を互いに並列に接続するか否かを判定する。
具体的には、充電側温度Tchが放電側温度Tdis以上、かつ、放電側温度Tdisから充電側温度Tchを引いた温度差ΔTが一定値以上の場合に、充電側電池パックの負極において析出が発生する。このため、マスタ制御部7は、充電側温度Tchが放電側温度Tdisよりも低い場合、または、温度差ΔTが温度閾値Tthよりも小さい場合、電池パック101および102の相互接続を許可する。なお、上記の2つの判定の両方を行うことが望ましいが、一方の判定のみでもよい。
電池パック101および102を相互接続する場合(電池パック101および102の相互接続を許可する場合)、マスタ制御部7は、電池パック101および102のそれぞれのBMS6に接続指示を出力する。
次に動作を説明する。図3は、電源システムの動作を説明するためのフローチャートである。以下の動作は、電気機器200を起動する起動処理中に実行される。また、起動処理前の初期状態では、スイッチ5はオフになっている。
起動処理では、電気機器200の機器制御部203は、マスタ制御部7に対して、電池パックの相互接続を指示する制御信号を出力する。マスタ制御部7は、その制御信号を受け付けると、動作指示を電池パック101および102のそれぞれのBMS6に出力する。BMS6は、動作指示を受け付けると、以下の動作を実行する。なお、以下のステップS1〜S2、S12の処理は、電池パック101および102のそれぞれのBMS6にて実行され、ステップS3〜S11の処理はマスタ制御部7にて実行される。
先ず、BMS6は、電圧計3および温度計4のそれぞれから電圧検知信号および温度検知信号を受け付け、その電圧検知信号および温度検知信号が示すセル電圧値およびセル温度に基づいて、パック電圧値Vpとパック温度Tを検出する(ステップS1)。そして、BMS6は、パック電圧値Vpおよびパック温度Tを電池情報としてマスタ制御部7に出力する(ステップS2)。
マスタ制御部7は、電池パック101および102のそれぞれのBMS6から電池情報を受け付け、その電池情報に含まれるパック電圧値Vp1およびVp2に基づいて、パック間電圧差ΔV(=|Vp1−Vp2|)を算出する(ステップS3)。そして、マスタ制御部7は、パック間電圧差ΔVが電圧差閾値Vthより小さいか否かを判定する(ステップS4)。
パック間電圧差ΔVが電圧差閾値Vth以上の場合、マスタ制御部7は、電池パック101および102の相互接続を許可しないと判定して、処理を終了する。一方、パック間電圧差ΔVが電圧差閾値Vthよりも小さい場合、マスタ制御部7は、電池パック101のパック電圧値Vp1が電池パック101のパック電圧値Vp2よりも小さいか否かを判定する(ステップS5)。
パック電圧値Vp1がパック電圧値Vp2よりも小さい場合、マスタ制御部7は、電池パック101のパック温度T1を充電側温度Tchとし、電池パック102のパック温度T2を放電側温度Tdisとする(ステップS6)。一方、パック電圧値Vp1がパック電圧値Vp2以上の場合、マスタ制御部7は、電池パック102のパック温度T2を充電側温度Tchとし、電池パック101のパック温度T1を放電側温度Tdisとする(ステップS7)。
ステップS6またはS7が終了すると、マスタ制御部7は、充電側温度Tchが放電側温度Tdisよりも低いか否かを判定する(ステップS8)。充電側温度Tchが放電側温度Tdisよりも低い場合、マスタ制御部7は、放電側温度Tdisから充電側温度Tchを引いた温度差ΔT(=Tdis−Tch)を算出し(ステップS9)、その温度差ΔTが温度閾値Tthよりも小さいか否かを判定する(ステップS10)。
温度差ΔTが温度閾値Tth以上の場合、マスタ制御部7は、電池パック101および102の相互接続を許可しないと判定して、処理を終了する。また、ステップS8で充電側温度Tchが放電側温度Tdisよりも低い場合、または、ステップS10で温度差ΔTが温度閾値Tthよりも小さい場合、マスタ制御部7は、電池パック101および102の相互接続を許可し、電池パック101および102のそれぞれのBMS6に接続指示を出力する(ステップS11)。
BMS6は、マスタ制御部7から接続指示を受け付けると、スイッチ5をオンにして、電池部1を他の電池パックの電池部と接続することで、電池パック間を互いに並列に接続し(ステップS12)、処理を終了する。
なお、上記の動作だけでなく、必要に応じて他の条件に基づいて、電池パック101および102間の相互接続を許可するか否かが判定されてもよい。この場合、ステップS10において温度差ΔTが温度閾値Tthよりも小さいと判定され、かつ、他の条件が満たされる場合に、電池パック101および102の相互接続が許可されることとなる。また、電池パックが3つ以上ある場合、マスタ制御部7は、電池パックごとに上記の処理を行い、接続を許可した電池パックをマスタ電池パックである電池パック101にそれぞれ接続する。
以上説明したように本実施形態によれば、マスタ制御部7は、2つの電池パック101および102の電圧値および温度に基づいて、その2つの電池パック101および102を互いに並列に接続するか否かを判定する。このため、温度に応じての電池パック101および102を互いに並列に接続するか否かを判定することができるため、析出による電池の性能劣化を抑制することが可能になる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、電源システムの構成は図1および図2で示した第1の実施形態における構成と同じであるが、電池パック101および102の相互接続を許可すると判断するための条件が第1の実施形態とは異なる。
第1の実施形態では、マスタ制御部7は、電池パック101および102のうちパック電圧値の高い放電側電池パックのパック温度である放電側温度Tdisから、パック電圧値の低い充電側電池パックのパック温度である充電側温度Tchの差である温度差ΔTが温度閾値Tthよりも小さいか否かを判定していた。本実施形態では、マスタ制御部7は、パック電圧値によらず、電池パック101および102のそれぞれのパック温度T1およびT2の差分の絶対値を温度差ΔT’として求め、その温度差ΔT’が温度閾値Tthよりも小さいか否かを判定する。この場合、マスタ制御部7は、温度差ΔTが温度閾値Tthよりも小さい場合、電池パック101および102の相互接続を許可する。
次に動作を説明する。図4は、本実施形態の電源システムの動作を説明するためのフローチャートである。先ず、図3で説明したステップS1〜S4が実行される。ステップS4が終了すると、マスタ制御部7は、電池パック101および102のそれぞれからの電池情報内のパック温度T1およびT2の差分を温度差ΔT’として算出する(ステップS9a)。その後、マスタ制御部7は、その温度差ΔT’が温度閾値Tthよりも小さいか否かを判定する(ステップS10)。
温度差ΔT’が温度閾値Tth以上の場合、マスタ制御部7は、電池パック101および102の相互接続を許可しないと判定して、処理を終了する。また、温度差ΔT’が温度閾値Tthよりも小さい場合、マスタ制御部7は、ステップS11の処理を実行する。その後、ステップS12の処理が実行される。
本実施形態では、パック電圧値に応じて電池パック101および102を充電側電池パックおよび放電側電池パックに分けなくてもよいため、電池パック101および102の電圧が安定しておらず、パック電圧値が正確なSOC(State of charge:残容量)を反映していない場合でも、析出による電池の性能劣化を抑制することが可能になる。
(第3の実施形態)
第1および第2の実施形態では、電池パック101および102を互いに接続するか否かを判定する判定部は、マスタ制御部7としてマスタの電池パック101に備わっていたが、判定部は電池パック101の外に設けられていてもよい。
図5は、本実施形態の電源システムの構成を示す図である。図5では、図1に示した電源システムと比較して、統合制御部8をさらに備えている点で異なる。また、電池パック101にはマスタ制御部7は備わっていない。
統合制御部8は、電池パック101および102の相互接続を許可するか否かを判定する判定部であり、図2に示したマスタ制御部7の機能を有している。本実施形態では、電池パック101および102のBMS6は、電池情報をマスタ制御部7の代わりに統合制御部8に出力する。統合制御部8の動作は、第1または第2の実施形態で説明したマスタ制御部7の動作と同様なので詳細な説明は省略する。
以上説明した各実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
1 電池部
1a 電池セル
2 電流計
3 電圧計
4 温度計
5 スイッチ
5a リレー
6 BMS
7 マスタ制御部
8 統合制御部
100 電源システム
101、102 電池パック
200 電気機器
201 負荷・回生機器
202 接続回路
203 機器制御部

Claims (4)

  1. 複数の電池パックを備えた電源システムの電池パック接続判定方法であって、
    2つの前記電池パックの電圧値および温度に基づいて、当該2つの電池パックを互いに並列に接続するか否かを判定するステップを含み、
    前記判定するステップでは、前記2つの電池パックのうち前記電圧値が高い電池パックの温度である放電側温度と、前記2つの電池パックのうち前記電圧値が低い電池パックの温度である充電側温度とを決定し、前記放電側温度および前記充電側温度に基づいて、前記2つの電池パックを互いに並列に接続するか否かを判定する、電源システムの電池パック接続判定方法。
  2. 前記判定するステップでは、前記充電側温度が前記放電側温度よりも小さいか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記2つの電池パックを互いに並列に接続するか否かを判定する、請求項に記載の電源システムの電池パック接続判定方法。
  3. 前記判定するステップでは、前記放電側温度から前記充電側温度を引いた温度差が予め定められた温度閾値より小さいか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記2つの電池パックを互いに並列に接続するか否かを判定する、請求項またはに記載の電源システムの電池パック接続判定方法。
  4. 複数の電池パックを備えた電源システムの電池パック接続判定方法であって、
    2つの前記電池パックの電圧値および温度に基づいて、当該2つの電池パックを互いに並列に接続するか否かを判定するステップを含み、
    前記判定するステップでは、2つの前記電池パックの温度差が予め定められた温度閾値より小さいか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記2つの電池パックを互いに並列に接続するか否かを判定する、電源システムの電池パック接続判定方法。
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