JP6618221B2 - 電力変換装置および太陽光発電システム - Google Patents
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Description
本発明の実施形態は、電力変換装置および太陽光発電システムに関する。
太陽光発電システムは、太陽電池モジュールと、直流を交流に変換するインバータ装置とを備えている。インバータ装置は、太陽電池モジュールによって発電された直流電力を交流電力に変換して商用電源として利用することを可能にする。生成された交流電力は、電力系統に連系されて、需要者に電力を供給する。
太陽電池セルは、夜間や雨天時等は、日射量が少なく、発電を行わないため、夜間や雨天時等に電力を利用しようとする場合には、蓄電設備等により電力を貯蔵する必要がある。投資額やメンテナンス費用を考慮すると、蓄電設備を導入することは困難な場合も多い。
太陽光発電システムによる常時電力供給を目指さないまでも、停電時にバックアップ用の電源供給を得たい要求は強い。しかし、非常時のために蓄電設備を構築するのは、より一層の費用対効果が出にくく実現性が乏しい。
太陽電池は、太陽光による発電のほかに、雷光によっても発電することが知られている。雷光によって発電された電力を有効に活用することにより、蓄電設備によらずに電力供給を確保することができる電力変換装置の登場が望まれている。
実施形態は、停電時に雷光によって発電した電力を有効に活用することができる電力変換装置および太陽光発電システムを提供する。
本発明の実施形態によれば、電力変換装置は、太陽電池モジュールから出力される直流電力を入力して、交流電力に変換し、電力系統に連系する主回路と、前記主回路の入力に接続され、前記太陽電池モジュールから出力された電力を蓄積するコンデンサと、主回路の動作が停止され、かつ、前記電力系統が停電したときに生成される停止信号を出力する制御回路と、前記太陽電池モジュールが雷光によって発電したことを検出して発電信号を生成し、前記停止信号および前記発電信号にもとづいて、前記太陽電池モジュールによってバックアップ可能であることを表す検出信号を出力する検出回路と、前記検出信号によって駆動されるスイッチを介して前記コンデンサから直流電力を入力して安定化された出力電圧を供給する電圧安定化回路と、を備える。
本発明の実施形態によれば、制御回路によって電力系統の停電を検出し、検出回路によって雷光発電を検出して、コンデンサに蓄積された発電された電力を用いて、電圧安定化回路を動作させることができる。したがって、停電時に雷光によって発電した電力が有効に活用される。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る電力変換装置を例示するブロック図である。
図1に示すように、電力変換装置10は、主回路12と、入力コンデンサ14と、制御回路16と、雷光発電検出回路18と、電圧安定化回路22と、を備える。
図1は、本実施形態に係る電力変換装置を例示するブロック図である。
図1に示すように、電力変換装置10は、主回路12と、入力コンデンサ14と、制御回路16と、雷光発電検出回路18と、電圧安定化回路22と、を備える。
電力変換装置10は、入力端子を介して太陽電池モジュール1に接続されている。太陽電池モジュール1は、1つ以上の太陽電池セルを含む。太陽電池モジュール1では、太陽光発電システム100の出力に応じて、必要な数の太陽電池セルが接続されている。太陽光発電システム100に用いられる太陽電池モジュール1は、1つとは限らない。家庭用の数kW程度から10kW程度の比較的小容量の太陽光発電システムでは、家屋の屋根の上に1つから複数個の太陽電池モジュールが設置される。太陽電池モジュール1は、ビルの屋上等の広い領域に用いられる場合や、数100kWを超える大出力容量の太陽光発電システム(メガソーラー)に用いられる場合がある。これらの場合では、1まとまりの複数の太陽電池モジュールをさらに複数個含む太陽電池アレイが用いられることもある。
図示しないが、複数の太陽電池モジュール1が用いられるシステムの場合では、太陽電池モジュール1の各ストリングは、接続箱を介して集電箱に接続される。集電箱は、複数の太陽電池モジュールの出力をまとめて電力変換装置10に接続する。
電力変換装置10は、出力端子を介して電力系統6に接続されている。この例のように、電力変換装置10と電力系統6との間に、変圧器2および遮断器4が接続されてもよい。電力系統6は、たとえば三相交流の電力系統である。その場合には、電力変換装置10は、三相交流の各相に対応する出力端子を介して電力系統6に接続される。より小規模な太陽光発電システムの場合には、電力変換装置10は、単相の低圧の電灯線に連系されるようにしてもよい。
電力変換装置10は、太陽電池モジュール1と電力系統6との間に接続され、通常動作においては、直流電力を交流電力に変換して電力系統6に供給する。
電力変換装置10は、非常用電源端子10p,10nを含む。非常用電源端子10p,10nは、この例では、直流電圧を出力する。非常用電源端子10p,10nには、たとえば、非常灯9が接続されている。非常灯9は、たとえば半導体発光素子(LED)を用いた低消費電力の照明器具である。電力変換装置10は、落雷等により電力系統6が夜間停電した場合に、太陽電池モジュール1が雷光によって発電することを利用して、非常用電源端子10p,10nから直流電力を出力し、非常灯9を点灯する。
電力変換装置10は、メガソーラー等の大規模太陽光発電システムに用いられる場合には、上位監視装置8に接続される。上位監視装置8は、太陽電池モジュール1の近傍に置かれた日射計7や温度計(図示せず)から日射量データDsおよび温度データを取得する。上位監視装置8は、接続箱を介して各ストリングが出力する電流や電圧のデータを取得することもできる。上位監視装置8によって取得されたこれらのデータを用いて、太陽光発電システム100は、故障等の検出が可能となり、最適な条件で運用される。
本実施形態の電力変換装置10では、日射計7によって測定された日射量データを用いることによって、晴天か曇天、雨天等の判定が行われる。なお、上位監視装置8を有さない、より小規模な太陽光発電システムの場合では、日射計7等の出力は、直接電力変換装置10に入力され、図示しないデータ処理回路等によって、電力変換装置10は日射データ等の処理を行う。
以下では、本実施形態の電力変換装置10の構成について詳細に説明する。
主回路12は、入力端子を介して太陽電池モジュール1に接続され、出力端子を介して電力系統6に接続されている。主回路12は、たとえばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の自己消弧形半導体スイッチング素子を用いて、直流電圧を高周波スイッチングし、フィルタを用いて高調波成分を除いて所望の交流電圧および交流電流を出力する。
主回路12は、入力端子を介して太陽電池モジュール1に接続され、出力端子を介して電力系統6に接続されている。主回路12は、たとえばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の自己消弧形半導体スイッチング素子を用いて、直流電圧を高周波スイッチングし、フィルタを用いて高調波成分を除いて所望の交流電圧および交流電流を出力する。
入力コンデンサ14は、主回路12の入力に並列に接続されている。入力コンデンサ14は、太陽電池モジュール1と主回路12との間に接続されている。入力コンデンサ14は、太陽電池モジュール1から出力される電流の変動を吸収する。また、入力コンデンサ14は、主回路12に電力が供給されることによって生じるリップル電流による主回路12の入力電圧の変動を吸収する。
入力コンデンサ14は、太陽電池モジュール1が雷光により発電した場合に、発電された電力を蓄電して、電圧安定化回路(Automatic Voltage Regulator、以下、AVRという。)22に供給する。
入力コンデンサ14は、たとえば電解コンデンサ等を含み、主回路12のスイッチングノイズを吸収するために、フィルムコンデンサ等を並列に接続されるようにしてもよい。入力コンデンサ14の静電容量値は、たとえば、主回路12の出力容量が500kW程度の場合には、数mF〜10mF(数1000μF〜10000μF)程度である。
入力コンデンサ14の両端には、放電抵抗器24が接続されている。放電抵抗器24は、過電流や過電圧等によって主回路12が遮断した場合等に、安全上の観点から、入力コンデンサ14に蓄積された電荷を放電する。この例では、放電抵抗器24の高電位側には、切替スイッチ20の一方の端子が接続されている。
切替スイッチ20の他方の端子は、AVR22の入力に接続されている。切替スイッチ20は、雷光発電検出回路18の出力によって、制御され、接続が切り替えられる。切替スイッチ20は、入力コンデンサ14の高電位側を、放電抵抗器24またはAVR22のいずれかを選択して接続する。より詳細には後述するが、夜間の落雷等による雷光発生時には、雷光発電検出回路18は、切替スイッチ20によって入力コンデンサ14の高電位側とAVR22とを接続する。昼間の太陽光による通常の発電時には、雷光発電検出回路18は、切替スイッチ20によって入力コンデンサ14の高電位側と放電抵抗器24とを接続する。また、夜間や曇天等の場合には、雷光発電検出回路18は、切替スイッチ20によって入力コンデンサ14の高電位側と放電抵抗器24とを接続する。
制御回路16は、主回路12に接続されている。制御回路16は、主回路12の入力電圧、出力電圧、出力電流等の検出されたデータを用いて、主回路12を適切に制御する。
制御回路16は、雷光発電検出回路18に接続されている。制御回路16は、主回路12に入力される直流電圧が所定の最低動作電圧を下回ることで主回路12の動作が停止し、かつ、電力系統6が停電していたときに、たとえばLレベルの停止信号Shを出力する。その他の場合には、停止信号ShはHレベルとなる。停止信号Shは、雷光発電検出回路18に供給される。
雷光発電検出回路18は、電圧検出器31と、電圧レベル検出回路32と、OR回路33,35と、タイマ回路34と、を含む。
電圧検出器31は、入力コンデンサ14に並列に接続されている。電圧検出器31は、たとえば直列に接続された抵抗器からなる。電圧検出器31は、複数の抵抗器によって入力コンデンサ14の両端の電圧を分圧して、分圧された電圧を出力する。
電圧レベル検出回路32は、電圧検出器31の出力に接続されている。電圧レベル検出回路32は、電圧検出器31から出力される電圧が、所定の範囲にあるか否かに応じた信号を出力する。
この例では、電圧レベル検出回路32は、電圧検出器31の出力電圧が、主回路12の最低動作電圧に相当する電圧よりも高い場合にハイレベル(Hレベル)の出力信号Svを出力する。電圧レベル検出回路32は、電圧検出器31の出力電圧が、AVR22の最低動作電圧に相当する電圧よりも低い場合にもHレベルの出力信号Svを出力する。電圧レベル検出回路32は、電圧検出器31の出力電圧が、AVR22の最低動作電圧に相当する電圧よりも高く、かつ主回路12の最低動作電圧に相当する電圧よりも低い場合には、ローレベル(Lレベル)の出力信号Svを出力する。
電圧レベル検出回路32の出力は、OR回路33の一方の入力に接続されている。OR回路33の一方の入力には、入力コンデンサ14の両端の電圧が上述の範囲にあるか否かを表す出力信号Svが入力される。
OR回路35は、制御回路16から出力される主回路12の停止信号Shを入力する。また、OR回路35は、上位監視装置8を介して、日射量信号Ssを入力する。さらにOR回路35は、タイマ回路34から出力されるタイマ信号Stを入力する。
停止信号Shは、この例では、主回路12が停止し、かつ、電力系統6が停電しているときにLレベルであり、主回路12が動作し、または電力系統が停電していないときにHレベルである。
上位監視装置8から供給される日射量信号Ssは、日射計7によって取得された日射量データDsにもとづいて生成される。この例では、日射量信号Ssは、日射量データDsが所定の値以上のときに、Hレベルであり、日射量データDsが所定の値よりも小さいときにLレベルである。日射量信号Ssは、昼間の晴天時等の日射量が大きいときにHレベルとなり、夜間や曇天等の日射量が小さいときにLレベルとなるように設定されている。日射量の所定の値は、任意に設定することができる。上述では、上位監視装置8が、日射量データDsにもとづいて日射量信号Ssを生成するものとしたが、上位監視装置8から日射量データDsの供給を受けて、電力変換装置10が、日射量信号Ssを生成するようにしてもよい。
タイマ回路34は、所定の時間帯のときにHレベルのタイマ信号Stを出力し、その時間帯以外ではLレベルのタイマ信号Stを出力する。この例では、Hレベルを昼間の時間帯に対応させ、Lレベルを夜間の時間帯に対応させている。所定の時間帯は、太陽光発電システム100の設置場所やその場所の季節等に応じて自由に設定することができる。たとえば、タイマ回路34は、設置場所のカレンダに応じて昼間の時間帯および夜間の時間帯が設定されたテーブルをあらかじめ含んでいてもよい。
OR回路35は、停止信号Sh、日射量信号Ss、およびタイマ信号StがすべてLレベルとなったときにLレベルを出力する。OR回路35の出力は、電圧レベル検出回路32の出力とともにOR回路33に入力される。
OR回路33は、電圧レベル検出回路32の出力信号SvおよびOR回路35の出力がすべてLレベルとなったときに、Lレベルの検出信号Sdetを出力する。つまり、OR回路33は、入力コンデンサ14の両端電圧が所定の範囲内であり、主回路12が停止し、電力系統6が停電し、夜間であり、日射量が少ないときに、Lレベルを出力する。この条件以外では、OR回路33は、Hレベルの検出信号Sdetを出力する。
雷光発電検出回路18がHレベルの検出信号Sdetを出力するときには、切替スイッチ20は、入力コンデンサ14の高電位側を放電抵抗器24に接続する。雷光発電検出回路18がLレベルの検出信号Sdetを出力するときには、切替スイッチ20は、入力コンデンサ14の高電位側をAVR22の入力に接続する。
雷光発電検出回路18のOR回路35に入力される信号は、上述の信号をすべて入力しなくてもよい。たとえば、OR回路35の入力には、停止信号Shおよびタイマ信号Stであってもよい。あるいは、タイマ信号Stに代えて日射量信号Ssを入力するようにしてもよい。
AVR22は、非安定な直流電圧を入力して、安定化された直流電圧を出力する。AVR22は、主回路12に比べて、十分小さい出力容量の電力変換回路である。AVR22の出力は、非常用電源端子10p,10nを介して、非常灯9に接続される。AVR22は、ドロッパ方式のレギュレータでもよいが、AVR22の効率は非常灯9の点灯時間に影響するので、AVR22はスイッチング方式のDC−DCコンバータであることが望ましい。AVR22は、直流電圧を出力する構成に限らず、安定化された交流電圧を出力するインバータ装置等であってもよい。
AVR22は、入力コンデンサ14に蓄積された電荷を有効に利用するためには、より低い入力電圧で動作することが好ましい。主回路12の入力電圧範囲は、たとえば500kWの出力容量の場合には、300V〜600V程度である。したがって、AVR22に入力される入力電圧は、10V程度から300Vとなる。このような広い入力電圧範囲を実現するために、複数の電源装置を用いるようにしてもよい。たとえば、第1の電源装置の入力電圧範囲を150V〜300Vとし、第2の電源装置の入力電圧範囲を10V〜150Vとし、それぞれ入力電圧範囲に応じて適切な回路方式を採用するようにしてもよい。あるいは、昇圧電源回路と降圧電源回路とを縦続接続した昇降圧電源回路等のトポロジを用いる等してもよい。
なお、AVR22が動作し得る最大の入力電圧については、主回路12の最低動作電圧と一致させる必要はない。たとえば、主回路12の最低動作電圧が300Vの場合に、AVR22の最大動作電圧を200Vに設定してもよいし、350Vに設定してもよい。
本実施形態の電力変換装置10の動作について説明する。
図2(a)は、電力変換装置のレベル検出回路の出力信号の出力論理を例示する表である。図2(b)は、電力変換装置の主回路から出力される停止信号の出力論理を例示する表である。図2(c)は、外部から供給される日射量信号の出力論理を例示する表である。図2(d)は、電力変換装置のタイマ回路から出力されるタイマ信号の出力論理を例示する表である。
図3は、電力変換装置の動作の状態を例示する表である。
この例では、主回路12の最低動作電圧は300Vであり、AVR22の最低動作電圧は10Vであるものとして説明する。主回路12およびAVR22の最低動作電圧は、これらの値に限らず、適切に設定することができる。
図2(a)は、電力変換装置のレベル検出回路の出力信号の出力論理を例示する表である。図2(b)は、電力変換装置の主回路から出力される停止信号の出力論理を例示する表である。図2(c)は、外部から供給される日射量信号の出力論理を例示する表である。図2(d)は、電力変換装置のタイマ回路から出力されるタイマ信号の出力論理を例示する表である。
図3は、電力変換装置の動作の状態を例示する表である。
この例では、主回路12の最低動作電圧は300Vであり、AVR22の最低動作電圧は10Vであるものとして説明する。主回路12およびAVR22の最低動作電圧は、これらの値に限らず、適切に設定することができる。
図2(a)に示すように、入力コンデンサ14の両端の電圧VINが0V以上で、10V以下の場合、または300V以上の場合に、電圧レベル検出回路32は、Hレベルの出力信号Svを出力する。入力コンデンサ14の両端の電圧VINが10Vを超え、300Vに満たない場合に、電圧レベル検出回路32は、Lレベルの出力信号Svを出力する。電力変換装置10の通常の動作においては、夜間や曇天等の太陽電池モジュール1の出力がない場合には、入力コンデンサ14の両端電圧は、0V〜数Vとなるように、放電抵抗器24によって放電されている。したがって、この場合には、出力信号Svは、Hレベルとなる。
図2(b)に示すように、主回路12が停止しており、かつ、電力系統6が停電している場合に、停止信号Shは、Lレベルとなる。主回路12が停止している場合でも、電力系統6が停電していないときには、停止信号Shは、Hレベルである。主回路12動作している場合には、電力系統6が停電しているか否かにかかわらず、停止信号ShはHレベルである。
図2(c)に示すように、上位監視装置8は、日射量データDsがしきい値TH以上の場合には、Hレベルの日射量信号Ssを出力する。上位監視装置8は、日射量データDsがしきい値TH未満の場合には、Lレベルの日射量信号Ssを出力する。
図2(d)に示すように、この例では、時刻が前日の18:01〜当日の5:59までの時間帯では、タイマ回路34は、Lレベルのタイマ信号Stを出力する。時刻が6:00〜18:00の時間帯では、タイマ回路34は、Hレベルのタイマ信号Stを出力する。つまり、タイマ回路34は、夜間の時間帯ではLレベルのタイマ信号Stを出力し、昼間の時間帯ではHレベルのタイマ信号Stを出力する。夜間時間帯、昼間時間帯の境界となる時刻については、太陽光発電システム100が設置される地域や国、その地域等の季節等に応じて適切に設定することができる。タイマ回路34は、カレンダを含むテーブルを含んでもよい。カレンダ上に、これらの時刻が設定されており、日ごとに時刻を読み出して設定する等してもよい。
図3には、雷光による発電時、昼間通常時、夜間通常時および低日射量時のそれぞれについて、上述の各信号Sv,Sh,Ss,Stがどのような状態とされるかが示されている。そして、図3には、各信号Sv,Ss,Sh,Stによって、雷光発電検出回路18の検出信号Sdetがどのように設定されるかが合わせて示されている。
まず、夜間の雷光発電時の動作について説明する。
雷光による発電が夜間に発生し、落雷等によって電力系統6が停電したときには、電力のバックアップが必要となる。夜間においては、放電抵抗器24によって入力コンデンサ14は放電しており、両端の電圧は10Vよりも低い。そのため、電圧レベル検出回路32の出力信号SvはHレベルである。その後、雷光によって太陽電池モジュール1が発電するために、入力コンデンサ14の両端の電圧は上昇し、10Vを超えたときに電圧レベル検出回路32の出力信号Svは、Lに反転する。Lレベルの出力信号Svは、OR回路33に供給される。
雷光による発電が夜間に発生し、落雷等によって電力系統6が停電したときには、電力のバックアップが必要となる。夜間においては、放電抵抗器24によって入力コンデンサ14は放電しており、両端の電圧は10Vよりも低い。そのため、電圧レベル検出回路32の出力信号SvはHレベルである。その後、雷光によって太陽電池モジュール1が発電するために、入力コンデンサ14の両端の電圧は上昇し、10Vを超えたときに電圧レベル検出回路32の出力信号Svは、Lに反転する。Lレベルの出力信号Svは、OR回路33に供給される。
入力コンデンサ14の両端の電圧VINは低下しており、主回路12の動作が停止している。さらに、落雷等によって電力系統6に停電が発生すると、制御回路16は、Lレベルの停止信号Shを出力する。Lレベルの停止信号Shは、OR回路35に供給される。
日射量信号Ssは、夜間のため日射量データDsがしきい値THに満たないので、Lレベルである。Lレベルの日射量信号Ssは、OR回路35に供給される。
タイマ回路のタイマ信号Stは、夜間のためLレベルである。Lレベルのタイマ信号Stは、OR回路35に供給される。
OR回路35の3つの入力(Sh,Ss,St)はすべてLレベルとなるので、OR回路35は、Lレベルの信号を出力し、この信号はOR回路33に供給される。
OR回路33の2つの入力には、いずれもLレベルの信号が入力されるので、OR回路33の検出信号SdetはLレベルである。したがって、切替スイッチ20は、入力コンデンサ14の高電位側と、AVR22の入力とを接続する。
AVR22は、動作が可能となる電圧が入力されたことによって直流電力を非常灯9に供給し、非常灯9が点灯する。
図示しないが、雷光発電時に、停電が発生していない場合には、制御回路16が出力する停止信号Shは、Hレベルである。そのため、OR回路35はHレベルの信号を出力し、OR回路33が出力する検出信号Sdetは、Hレベルになる。したがって、切替スイッチ20は、入力コンデンサ14の高電位側と、放電抵抗器24とを接続するので、AVR22は動作しない。
また、夜間以外に雷が発生した場合には、タイマ信号StがHレベルとなるため、雷光発電検出回路18の検出信号SdetはHレベルとなり、AVR22は動作しない。
次に、昼間の晴天時の動作について説明する。
昼間の晴天時においては、各信号Sv,Ss,Sh,StはすべてHレベルであり、雷光発電検出回路18の検出信号SdetはHレベルとなる。したがって、切替スイッチ20は、入力コンデンサ14の高電位側と放電抵抗器24とを接続する。AVR22には、直流電力の供給がされないため、AVR22は動作せず、非常灯9に電力を供給しない。
昼間の晴天時においては、各信号Sv,Ss,Sh,StはすべてHレベルであり、雷光発電検出回路18の検出信号SdetはHレベルとなる。したがって、切替スイッチ20は、入力コンデンサ14の高電位側と放電抵抗器24とを接続する。AVR22には、直流電力の供給がされないため、AVR22は動作せず、非常灯9に電力を供給しない。
次に、雷光のない夜間の動作について説明する。
雷光のない夜間においては、太陽電池モジュール1からの出力はなく、入力コンデンサ14は放電抵抗器24によって放電している。電圧レベル検出回路32は、Hレベルの出力信号Svを出力する。そのため、雷光発電検出回路18は、Hレベルの検出信号Sdetを出力する。検出信号SdetがHレベルであることによって、切替スイッチ20は、入力コンデンサ14の高電位側と放電抵抗器24とを接続する。AVR22には、直流電力の供給がされないため、AVR22は動作せず、非常灯9に電力を供給しない。
雷光のない夜間においては、太陽電池モジュール1からの出力はなく、入力コンデンサ14は放電抵抗器24によって放電している。電圧レベル検出回路32は、Hレベルの出力信号Svを出力する。そのため、雷光発電検出回路18は、Hレベルの検出信号Sdetを出力する。検出信号SdetがHレベルであることによって、切替スイッチ20は、入力コンデンサ14の高電位側と放電抵抗器24とを接続する。AVR22には、直流電力の供給がされないため、AVR22は動作せず、非常灯9に電力を供給しない。
最後に、昼間の曇天時または雨天時の状態について説明する。
昼間の曇天や雨天時においては、日射量信号SsはLレベルとなるが、他の信号は、すべてHレベルである。そのため、雷光発電検出回路18は、Hレベルの検出信号Sdetを出力する。Hレベルの検出信号Sdetによって、切替スイッチ20は、入力コンデンサ14の高電位側と放電抵抗器24とを接続する。なお、太陽電池モジュール1の特性によっては、曇天時に出力を発生する場合があるが、タイマ信号StがHレベルであるため、雷光発電検出回路18の検出信号SdetはHレベルとなる。したがって、AVR22は動作しない状態となる。
昼間の曇天や雨天時においては、日射量信号SsはLレベルとなるが、他の信号は、すべてHレベルである。そのため、雷光発電検出回路18は、Hレベルの検出信号Sdetを出力する。Hレベルの検出信号Sdetによって、切替スイッチ20は、入力コンデンサ14の高電位側と放電抵抗器24とを接続する。なお、太陽電池モジュール1の特性によっては、曇天時に出力を発生する場合があるが、タイマ信号StがHレベルであるため、雷光発電検出回路18の検出信号SdetはHレベルとなる。したがって、AVR22は動作しない状態となる。
本実施形態の電力変換装置の作用および効果について説明する。
本実施形態の電力変換装置10は、雷光発電検出回路18を備えている。雷光発電検出回路18は、入力コンデンサ14の両端の電圧VINを検出し、所定の電圧範囲内か否かを判定することができる。所定の範囲は、AVR22が動作することができる入力電圧と主回路12が動作を停止する入力電圧とによって規定される。電力変換装置10は、雷光発電検出回路18によって、入力コンデンサ14の両端の電圧VINがこの範囲の場合に、雷光発電を利用可能と判定することができる。
本実施形態の電力変換装置10は、雷光発電検出回路18を備えている。雷光発電検出回路18は、入力コンデンサ14の両端の電圧VINを検出し、所定の電圧範囲内か否かを判定することができる。所定の範囲は、AVR22が動作することができる入力電圧と主回路12が動作を停止する入力電圧とによって規定される。電力変換装置10は、雷光発電検出回路18によって、入力コンデンサ14の両端の電圧VINがこの範囲の場合に、雷光発電を利用可能と判定することができる。
雷光発電検出回路18は、雷光発電を利用するための条件が設定されている。雷光発電を利用するための条件は、主回路12が停止し、電力系統6が停電し、低日射量で、夜間であり、雷光発電検出回路18によって検出される。
本実施形態の電力変換装置10は、雷光発電を検出したときに、非常灯9等の非常用負荷を動作させるAVR22を備えている。電力変換装置10は、雷光発電検出回路18の検出結果にもとづいて、入力コンデンサ14にAVR22を接続することができる。したがって、AVR22は、入力コンデンサ14に蓄積された雷光発電の電力をバックアップ用に非常用負荷に供給することができる。
雷光発電検出回路18は、上述以外の条件では、雷光発電の利用不可と判定することができるので、バックアップが不要なときには、AVR22を切り離して、動作を停止させることができる。したがって、AVR22の動作による電力損失を生じることを回避することができ、高効率な太陽光発電システム100を実現することができる。
以下、具体例により、本実施形態の電力変換装置10の効果について説明する。
本実施形態の電力変換装置10では、入力コンデンサ14に蓄積された雷光による発電電力をAVRを用いて定電圧化して非常灯9等の予備的負荷を駆動する。このような予備的負荷の駆動時間は、入力コンデンサ14の静電容量値CINおよび雷光によって充電された入力コンデンサ14の両端の電圧VINによって具体的に計算することができる。
本実施形態の電力変換装置10では、入力コンデンサ14に蓄積された雷光による発電電力をAVRを用いて定電圧化して非常灯9等の予備的負荷を駆動する。このような予備的負荷の駆動時間は、入力コンデンサ14の静電容量値CINおよび雷光によって充電された入力コンデンサ14の両端の電圧VINによって具体的に計算することができる。
たとえば、入力コンデンサ14の静電容量値CINを5000μFとし、雷光発電により充電された電圧VINを100Vとして、充電されたすべての電荷を非常灯9に供給できるものとすると、入力コンデンサ14に蓄えられるエネルギEcは、以下のようになる。なお、AVR22の電力変換損失を0としている。
Ec=(1/2)×CIN×VIN2
=(1/2)×5000×10−6[F]×(100[V])2=25[J]
=(1/2)×5000×10−6[F]×(100[V])2=25[J]
100mWの非常灯9(たとえば5V,20mA)を点灯させた場合には、点灯可能時間は、25[J]÷100[mW]=250[s]となる。つまり、電力変換装置10は、夜間停電時に非常灯9を4分程度点灯させることができる。
このように、本実施形態の電力変換装置10では、夜間の雷光による発電を検出して、自動的にAVR22による非常用負荷への給電に切り替えることができる。発電した電力を有効に活用することができる。
(第2の実施形態)
上述の実施形態の場合では、雷光により発電された電力を入力コンデンサ14に蓄電して、入力コンデンサ14の両端の電圧を検出することによって雷光発電か否かを検出した。雷光発電を検出する手段は、上述に限らず、他の手段を用いることができる。
上述の実施形態の場合では、雷光により発電された電力を入力コンデンサ14に蓄電して、入力コンデンサ14の両端の電圧を検出することによって雷光発電か否かを検出した。雷光発電を検出する手段は、上述に限らず、他の手段を用いることができる。
図4は、本実施形態の電力変換装置を例示するブロック図である。
図4に示すように、本実施形態の電力変換装置210は、電流検出回路218を備えている。電流検出回路218は、電流センサ231と、電流レベル検出回路232と、を含む。他の構成要素については、第1の実施形態の場合と同じであるので、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態の電力変換装置210は、電流検出回路218を備えている。電流検出回路218は、電流センサ231と、電流レベル検出回路232と、を含む。他の構成要素については、第1の実施形態の場合と同じであるので、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
電流センサ231は、電力変換装置210の入力端子を介して太陽電池モジュール1に接続される入力母線211に接続されている。電流センサ231は、計器用変流器を含んでもよい。電流センサ231は、計器用変流器から出力される太陽電池モジュール1の出力電流を検出して、ホール素子等の磁気抵抗素子等を用いて非接触で電流を検出する。電流センサ231は、抵抗器による電圧降下を利用してもよい。
電流レベル検出回路232は、電流センサ231の出力信号が所定のしきい値よりも大きい場合にLレベルを出力し、所定のしきい値以下の場合にHレベルを出力する。電流レベル検出回路232は、所定のしきい値を超える電流が検出されたときには、Lレベルの出力を維持する。図示しないが、電流レベル検出回路232は、たとえば、コンパレータとコンパレータの出力に接続されたラッチ回路とを含んでもよい。この場合に、ラッチ回路は、タイマ回路34の出力によって、昼間になったときにリセットされるようにしてもよい。
所定のしきい値は、太陽電池モジュール1の通常動作時の出力電流にもとづいて設定される。しきい値は、通常動作時の太陽電池モジュール1の出力電流よりも十分大きい値に設定される。たとえば、しきい値は、太陽電池モジュール1の入力母線211に流れる最大電流の5倍に設定される。このしきい値は、太陽光発電システム200が設置される地域の雷光発電時の出力電流の値を事前に測定等し、その結果にもとづいて設定される。
本実施形態の電力変換装置210の動作について説明する。
本実施形態の電力変換装置210では、太陽電池モジュール1がピーク値の大きい出力電流を出力し、この出力電流がしきい値を超えたときに電流レベル検出回路232は、Lレベルの出力信号Svを出力する。OR回路35には、第1の実施形態の場合と同様に、日射量信号Ss、停止信号Sh、およびタイマ信号Stが入力される。これらの信号は、夜間の日照量が少ないときには、すべてLレベルであるので、OR回路35は、Lレベルを出力する。
本実施形態の電力変換装置210では、太陽電池モジュール1がピーク値の大きい出力電流を出力し、この出力電流がしきい値を超えたときに電流レベル検出回路232は、Lレベルの出力信号Svを出力する。OR回路35には、第1の実施形態の場合と同様に、日射量信号Ss、停止信号Sh、およびタイマ信号Stが入力される。これらの信号は、夜間の日照量が少ないときには、すべてLレベルであるので、OR回路35は、Lレベルを出力する。
したがって、OR回路33は、2つの入力のいずれもLレベルとなり、検出信号SdetはLレベルである。検出信号Sdetによって、切替スイッチ20は、入力コンデンサ14の高電位側とAVR22の入力とを接続する。AVR22は、動作を開始し非常灯9に電力を供給する。
昼間の晴天時等については、電流レベル検出回路232は、Hレベルの出力信号Svを出力するので、AVR22に電力は供給されない。
本実施形態の電力変換装置210の作用および効果について説明する。
本実施形態の電力変換装置210は、第1の実施形態の場合と同様の効果に加え、以下の効果を奏する。
本実施形態の電力変換装置210は、第1の実施形態の場合と同様の効果に加え、以下の効果を奏する。
電力変換装置210は、電流センサ231および電流レベル検出回路232を用いて、太陽電池モジュール1の出力電流を検出することによって雷光による発電の有無を検出する。一般的な太陽電池モジュールの雷光による発電電力は、太陽光による発電電力よりも大きく、出力電流は、通常動作時の数倍から10倍程度となる。したがって、雷光発電の出力のためのしきい値を設定することが容易であり、雷光による出力電流を検出することも容易である。本実施形態の電力変換装置210では、雷光発電の検出を簡素にすることができるので、低コストで高信頼な太陽光発電システム200を実現することができる。
雷光発電の検出条件に、電流センサ231に電流検出に加えて、第1の実施形態の場合のような入力コンデンサ14の両端電圧を検出することとしてもよい。
実施形態によれば、停電時に雷光によって発電した電力を有効に活用することができる電力変換装置が提供される。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明の実施形態は、これらの具体例に限定されるものではない。たとえば、電力変換装置に含まれる、主回路、制御回路、雷光発電検出回路、電圧安定化回路等の各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した電力変換装置および太陽光発電システムを基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての電力変換装置および太陽光発電システムも、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、請求の範囲に記載された発明およびその等価物の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
Claims (15)
- 太陽電池モジュールから出力される直流電力を入力して、交流電力に変換し、電力系統に連系する主回路と、
前記主回路の入力に接続され、前記太陽電池モジュールから出力された電力を蓄積するコンデンサと、
主回路の動作が停止され、かつ、前記電力系統が停電したときに生成される停止信号を出力する制御回路と、
前記太陽電池モジュールが雷光によって発電したことを検出して発電信号を生成し、前記停止信号および前記発電信号にもとづいて、前記太陽電池モジュールによってバックアップ可能であることを表す検出信号を出力する検出回路と、
前記検出信号によって駆動されるスイッチを介して前記コンデンサから直流電力を入力して安定化された出力電圧を供給する電圧安定化回路と、
を備えた電力変換装置。 - 前記検出回路は、前記コンデンサの両端の電圧を検出する電圧検出器と、前記電圧検出器によって検出された電圧が前記主回路の動作のための下限値よりも低いときに、前記検出信号を生成する判定回路と、を含む請求項1記載の電力変換装置。
- 前記検出回路は、前記太陽電池モジュールから出力された電流を検出する電流検出回路と、前記電流検出回路の出力値が所定のしきい値よりも大きいときに前記発電信号を生成する判定回路と、を含む請求項1記載の電力変換装置。
- 前記検出回路は、所定の時間帯において生成される時間信号をさらに入力し、前記停止信号、前記発電信号および前記時間信号にもとづいて、前記コンデンサを前記スイッチを介して前記電圧安定化回路に接続する請求項1記載の電力変換装置。
- 前記検出回路は、日射量を計測する日射計から出力された日射信号をさらに入力する請求項4記載の電力変換装置。
- 前記電圧安定化回路は、直流電圧を出力する請求項1記載の電力変換装置。
- 前記電圧安定化回路は、交流電圧を出力する請求項1記載の電力変換装置。
- 前記太陽電池モジュールと、
太陽電池モジュールから出力される直流電力を入力して、交流電力に変換し、電力系統に連系する主回路と、
前記主回路の入力に接続され、前記太陽電池モジュールから出力された電力を蓄積するコンデンサと、
主回路の動作が停止され、かつ、前記電力系統が停電したときに生成される停止信号を出力する制御回路と、
前記太陽電池モジュールが雷光によって発電したことを検出して発電信号を生成し、前記停止信号および前記発電信号にもとづいて、前記太陽電池モジュールによってバックアップ可能であることを表す検出信号を出力する検出回路と、
前記検出信号によって駆動されるスイッチを介して前記コンデンサから直流電力を入力して安定化された出力電圧を供給する電圧安定化回路と、
を含む電力変換装置と、
を備えた太陽光発電システム。 - 前記検出回路は、前記コンデンサの両端の電圧を検出する電圧検出器と、前記電圧検出器によって検出された電圧が前記主回路の動作のための下限値よりも低いときに、前記検出信号を生成する判定回路と、を含む請求項8記載の太陽光発電システム。
- 前記検出回路は、前記太陽電池モジュールから出力された電流を検出する電流検出回路と、前記電流検出回路の出力値が所定のしきい値よりも大きいときに前記発電信号を生成する判定回路と、を含む請求項8記載の太陽光発電システム。
- 前記検出回路は、所定の時間帯において生成される時間信号をさらに入力し、前記停止信号、前記発電信号および前記時間信号にもとづいて、前記コンデンサを前記スイッチを介して前記電圧安定化回路に接続する請求項8記載の太陽光発電システム。
- 前記検出回路は、日射量を計測する日射計から出力された日射信号をさらに入力する請求項11記載の太陽光発電システム。
- 前記日射信号を生成する監視装置をさらに備えた請求項12記載の太陽光発電システム。
- 前記電圧安定化回路は、直流電圧を出力する請求項8記載の太陽光発電システム。
- 前記電圧安定化回路は、交流電圧を出力する請求項8記載の太陽光発電システム。
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