JP6618126B2 - コンポーネント・トランスデューサ及びそのコンポーネント・トランスデューサを使用する多コンポーネント・トランスデューサ並びにその多コンポーネント・トランスデューサの使用 - Google Patents

コンポーネント・トランスデューサ及びそのコンポーネント・トランスデューサを使用する多コンポーネント・トランスデューサ並びにその多コンポーネント・トランスデューサの使用 Download PDF

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Description

本発明は、トルク成分を感知するための圧電結晶材料に基づくコンポーネント・トランスデューサに関する。本発明はまた、このようなコンポーネント・トランスデューサを使用して、力及びトルクの複数の成分を感知するための多コンポーネント・トランスデューサに関する。更に、本発明は、このような多コンポーネント・トランスデューサの使用に関する。
圧力トランスデューサ又は力トランスデューサは、様々な用途に使用されている。このようなトランスデューサは、度々様々な力及びトルクに晒される。例えば、並進運動が力の下で行われる、製造工程における、特に製粉加工、平面加工、等における切断力の測定である。用途に応じて、3つの座標軸線X,Y,Zを有するデカルト座標系における力及びトルクの複数の成分が同時に感知される。
公知の圧力トランスデューサ又は力トランスデューサは、圧電結晶材料又は歪ゲージ(DMS)に基づいて動作する。圧電結晶材料の場合、DMSシステムを形成するために、DMSは、センサ素子のみであって、別々のトランスデューサ素子に接続されていなければならない一方で、センサ素子及びトランスデューサ素子は1つの部品において結合される。機能に関して、2つの間には大きな相違がある。この結果、圧電結晶材料の剛性、従って精度、固有振動数、過負荷能力は、典型的には、DMSシステムの場合よりも一桁大きい。更に、圧電結晶材料を含むトランスデューサの寸法は、DMSシステムを含む同等のトランスデューサよりも30倍小さい。最後に、圧電結晶材料の動的測定範囲は、圧電結晶材料を含む単一のトランスデューサがDMSシステムを含む複数のトランスデューサの動的測定範囲に及ぶようにかなり広い。これらの理由から、本発明は、圧電結晶材料に基づく多コンポーネント・トランスデューサに関する。
特許文献1は、3つの力成分の同時測定のための圧電結晶材料に基づく3−コンポーネント・トランスデューサを開示する。この3−コンポーネント・トランスデューサの構造設計は、図1に詳細に示される。矢印によって示される力Fは、圧電結晶材料からなる円板形の素子21によって吸収される。素子21の素子表面上の力Fによって発生された正の電気分極電荷は+で示される一方で、素子21の素子表面上の力Fによって発生された負の電気分極電荷は−で示される。コンポーネント・トランスデューサ20は、正の電気分極電荷を受け取るための感知電極22を備え、負の電気分極電荷を受け取るための電極23を備える。感知電極22は、吸収された力成分の量に比例する出力信号を提供する。電極23は接地されている。2つの素子21をそれぞれ有する3−コンポーネント・トランスデューサ20は、Z座標軸線に沿って互いの上に積み重ねられ、3つの力成分Fx,Fy,Fzを直接及び同時に受け取るためのグループ200を形成する。
しかし、自動化技術において、特に人型ロボットの場合のロボット工学において、又はリストセンサとして、3つのデカルト座標全てにおける力及びトルクの取得のための長い間の必要性がある。
これに対処するために、特許文献2は、力及びトルクの複数の成分を検出するための6つのコンポーネント・トランスデューサを開示する。圧電結晶材料に基づく4つの同一の3−コンポーネント・トランスデューサは、互いから離間されてX−Y平面に長方形の形状で配置されている。4つの3−コンポーネント・トランスデューサの構造設計は、特許文献1から公知である。長方形の辺の長さは、3−コンポーネント・トランスデューサの直径よりも何倍も長い。この結果、3−コンポーネント・トランスデューサは、同時及び直接に3つの力成分を感知し、続いて、3つの更なるトルク成分は、感知された力成分と互いからの3−コンポーネント・トランスデューサの距離とからベクトル計算によって計算される。
スイス国特許第472,668号明細書 スイス国特許第502,590号明細書
本発明の第1の目的は、トルク成分を感知するための圧電結晶材料に基づくコンポーネント・トランスデューサを提供することである。本発明の別の目的は、このようなコンポーネント・トランスデューサを使用して力及びトルクの複数の成分を感知するための多コンポーネント・トランスデューサを提供することであって、多コンポーネント・トランスデューサは、できるだけ小さい最大寸法を有する。更に、コンポーネント・トランスデューサ並びに多コンポーネント・トランスデューサは、構造において強固であって、製造においてコスト効率があるべきである。
これらの目的の少なくとも1つは、独立請求項の特徴によって達成される。
本発明は、トルク成分を感知するためのコンポーネント・トランスデューサに関し、圧電結晶材料からなる素子は素子表面を含み、力成分は、素子表面上に電気分極電荷を生成し、感知されるトルク成分は、力成分を有する少なくとも一対からなり、一対の力成分は、同一の作用軸線及び対向する作用方向を有する。コンポーネント・トランスデューサは、別々に一対の力成分を感知する。
驚くべきことに、一対の力成分が別々に感知される場合には、トルク成分は圧電結晶材料からなる素子によって直接感知されることできることが分かった。この目的のために、素子は複数の素子区分から構成されてもよく、それによって、各素子区分は一対の力成分のうちの1つを感知する。素子区分は、間隙によって互いから離間されている。一方、電気分極電荷を受け取るための感知電極は、複数の感知電極区分からなり、それによって、各感知電極区分は、一対の力成分のうちの1つから電気分極電荷を受け取る。感知電極区分はまた、互いに離間されている。
第1の好ましい実施形態においては、対向する分極方向を有する素子区分は、トルク成分の一対の力成分の対向する作用方向のために互いに並んで配置され、それによって、各素子区分は、一対の力成分のうちの1つを受け取る。更なる好ましい実施形態においては、感知電極区分は、素子の異なる素子面上に配置され、一方、素子は、トルク成分の一対の力成分の対向する作用方向のためにその分極方向で配置され、それによって、一対の力成分は、素子表面上に電気分極電荷を生成し、且つ、各感知電極区分は、一対の力成分のうちの1つから電気分極電荷を受け取る。
コンポーネント・トランスデューサは、比較的小さい構造寸法を要求し、強固に構築され、低コストで製造されることができる。
本発明はまた、このようなコンポーネント・トランスデューサを使用する多コンポーネント・トランスデューサ、並びにこのような多コンポーネント・トランスデューサの使用に関する。
以下において、本発明が、図面に関して詳細に説明される。
先行技術の3−コンポーネント・トランスデューサの構造設計の概略図である。 トルク成分を感知する図1による剪断効果のための公知のコンポーネント・トランスデューサの一部分の概略図を示す。 トルク成分を感知する図1による縦効果のための公知のコンポーネント・トランスデューサの一部分の概略図を示す。 トルク成分を感知する剪断効果のための本発明によるコンポーネント・トランスデューサの第1の実施形態の一部分の概略図を示す。 トルク成分を感知する剪断効果のための本発明によるコンポーネント・トランスデューサの第2の実施形態の一部分の概略図を示す。 トルク成分を感知する剪断効果のための本発明によるコンポーネント・トランスデューサの第3の実施形態の一部分の概略図を示す。 トルク成分を感知する剪断効果のための本発明によるコンポーネント・トランスデューサの第4の実施形態の一部分の概略図を示す。 トルク成分を感知する縦効果のための本発明によるコンポーネント・トランスデューサの第1の実施形態の一部分の概略図を示す。 トルク成分を感知する縦効果のための本発明によるコンポーネント・トランスデューサの第2の実施形態の一部分の概略図を示す。 トルク成分を感知する縦効果のための本発明によるコンポーネント・トランスデューサの第3の実施形態の一部分の概略図を示す。 トルク成分を感知する縦効果のための本発明によるコンポーネント・トランスデューサの第4の実施形態の一部分の概略図を示す。 図4、図5、図8、及び図9によるコンポーネント・トランスデューサを使用する本発明の多コンポーネント・トランスデューサの実施形態の構造設計の断面を表す。 図12による多コンポーネント・トランスデューサの図を示す。 図12による多コンポーネント・トランスデューサの構造設計の分解図を示す。 図12による多コンポーネント・トランスデューサの構成部品の斜視図を示す。 図12〜図14による多コンポーネント・トランスデューサの使用の図を示す。
直接圧電効果は、圧電結晶材料に作用する力Fの量に比例する電気分極電荷の生成である。例えば、石英(SiO2単結晶)、ガロゲルマニウム酸カルシウム(Ca3Ga2Ge4014又はCGG)、ランガサイト(La3Ga5Si014又はLGS)、トルマリン、オルトリン酸ガリウム、等の圧電結晶材料は、Springer Verlogによって出版されたG.Gautschi著の「Piezoelectric Sensors」で説明されている。圧電結晶材料は、力Fが感知される高感度を有する、すなわち素子表面上に多数の負及び正の電気分極電荷が生成されるように、結晶方位の素子表面を有する素子に切断される。感知される力Fのデカルト座標系に関して、高感度の座標軸は、分極方向Pと呼ばれる。図1〜図11において、分極方向Pは、負の電気分極電荷を有する素子表面から、正の電気分極電荷を有する素子表面に向かって延伸する。
力Fは、力成分Fx,Fy,Fzを含み、これらの指数は、力成分Fx,Fy,Fzが作用する素子表面x,y,zを示す。力Fは、法線力又は剪断力の何れかとして素子表面に作用する。法線力は、素子表面の表面法線に平行な作用軸線に沿って作用する。剪断力は、素子表面の表面法線に垂直な作用軸線に沿って作用する。直接圧電効果に関して、これは縦効果が剪断効果と区別されることを意味する。縦効果は、表面法線が法線力の作用軸線に平行である素子表面上に電気分極電荷を生成する。剪断効果は、表面法線が剪断力の作用軸線に垂直である素子表面上に電気分極電荷を生成する。この結果、圧電結晶材料は結晶方位の素子表面を有する素子に切断されて、後者の分極方向Pは法線力の作用軸線に平行である、又は分極方向Pは剪断力の作用軸線に垂直であるようにすることができる。
図1は、特許文献1から公知の3−コンポーネント・トランスデューサによる力成分Fx,Fy,Fzの感知を例示的に示す。3−コンポーネント・トランスデューサは、素子表面を含む複数の素子21を備える。各素子21は、Z座標軸に平行である分極方向Pを有する。感知電極22及び電極23は、剪断力のX−Y平面に配置され、法線力に垂直である。第1のコンポーネント・トランスデューサ20は、剪断力のX作用軸線の剪断効果を感知する。第2のコンポーネント・トランスデューサ20は、法線力のZ作用軸線の縦効果を感知する。第3のコンポーネント・トランスデューサ20は、剪断力のY作用軸線の剪断効果を感知する。
トルク成分Mx,My,Mzは、力成分を有する少なくとも一対からなる。一対の力成分は、(同じ作用軸線で)互いに平行であって、対向する作用方向を有する。指数x,y,zは、それぞれトルク成分Mx,My,Mzの作用軸線を示す。トルク成分Mzは、力成分+Fx,−Fx及び+Fy,−Fyを有する二対を含む。トルク成分Mxは、力成分+Fz,−Fzを有する一対を含む。トルク成分Myはまた、力成分+Fz,−Fzを有する一対を含む。
図1による公知の3−コンポーネント・トランスデューサは、トルク成分を感知することができない。これは、図2及び図3に示されている。この目的のために、図2は、図1による剪断力のX作用軸線の剪断効果のための第1のコンポーネント・トランスデューサ20の一部分を示す。図2において感知されるトルク成分Mzは、一対の剪断力成分+Fx,−Fxを含み、それは、一対の剪断力成分+Fy,−Fyを含む。しかし、第1のコンポ−ネント・トランスデューサ20は、X座標軸に沿って作用するトルク成分Mzの一対の剪断力成分+Fx,−Fxを感知するのみである。図3は、図1による法線力のZ作用軸線の縦効果のための第2のコンポーネント・トランスデューサ20の一部分を示す。図3において感知されるトルク成分Mxは、一対の法線力成分+Fz,−Fzのみを含む。しかし、第2のコンポーネント・トランスデューサ20は、Z座標軸に沿って作用するトルク成分Mxの一対の法線力成分+Fz,−Fzを感知するのみである。図2による2つの力成分+Fx,−Fx、及び図3による2つの力成分+Fz,−Fzの対向する作用方向のために、負の電気分極電荷と正の電気分極電荷との両方が、感知電極22の素子表面上に生成される。感知電極22によって受け取られた電気分極電荷の合計はゼロである、すなわち、コンポーネント・トランスデューサ20は、トルク成分Mz,Mxを検出することができない。
図4〜図7は、トルク成分Mzを感知することが一対の剪断力成分+Fx,−Fx及び一対の剪断力成分+Fy,−Fyを含む際の剪断効果のための本発明によるコンポーネント・トランスデューサ20の4つの実施形態の一部分を示す。図8及び図10は、一対の法線力成分+Fz,−Fzを含むトルク成分Mxを感知する際の縦効果のための本発明のコンポーネント・トランスデューサ20の2つの実施形態の一部分を示す。図9及び図11は、一対の法線力成分+Fz,−Fzを含むトルク成分Myを感知する際の縦効果のための本発明によるコンポーネント・トランスデューサ20の2つの実施形態の一部分を示す。図2(剪断効果)及び図3(縦効果)による先行技術のコンポーネント・トランスデューサ20との比較可能性を高めるために、図は同様に描かれており、同じ参照番号が使用されている。従って、図1〜図3の説明を参照して、以下においては、主に相違点が説明される。
図4、図5、図8、及び図9による実施形態においては、圧電結晶材料からなる素子21は、複数の素子区分21a,21bからなる。素子区分21a,21bは、X−Z平面で半分に切断された図1〜図3による圧電結晶材料の円板形又はリング形の素子21の同一の半分である。この結果、素子区分21a,21bは、当接面によって範囲を定められた半円である。当接面は、X−Z平面又はY−Z平面にそれぞれ平行であって、図4、図5、図8、及び図9においては、当接面の間に間隙が示される。素子区分21a,21bは、間隙によって互いから離間されている。2つの素子区分21a,21bは、感知電極22と電極23との間のX−Y平面に並んで配置されている。感知電極22は、素子中心0に対してより低い素子の一面上に配置されている。図4、図5、図8、及び図9によって、感知電極22は、素子中心0に対してより低い素子区分21a,21bの2つの素子表面から電気分極電荷を受け取り、出力信号を提供する。2つの素子区分21a,21bの分極方向Pは、Z座標軸に平行であるが、それらの分極方向Pは対向する。素子区分21a,21bは、一対の力成分+Fx,−Fx,+Fy,−Fy,+Fz,−Fzの対向する作用方向のために対向する分極方向Pを有する配向で配置されて、第1の素子区分21aは第1の力成分である図4による+Fx、図5による+Fy、及び一対の図8と図9による+Fzを感知し、第2の素子区分21bは第2の力成分である図4による−Fx、図5による−Fy、及び一対の図8と図9による−Fzを感知する。受け取られた力成分は、感知電極22の素子表面上に負の電気分極電荷を生成する。2つの素子区分21a,21bの素子表面における一面上に配置された感知電極22は、これらの負の電気分極電荷を受け取る。この結果、感知電極22によって受け取られる電気分極電荷の合計はそれぞれ、図4及び図5によるトルク成分Mzの量に比例する、又は、図8によるトルク成分Mxの量に比例する、又は、図9によるトルク成分Myの量に比例する、すなわち、コンポーネント・トランスデューサ20はそれぞれ、トルク成分Mz、又はMx、又はMyを検出する。
本発明を理解している当業者はまた、コンポーネント・トランスデューサにおいて異なる形状の素子区分を使用することができ、及び/又はコンポーネント・トランスデューサにおいてより多数の素子区分を使用することができる。この結果、当業者は、円板形の素子区分の代わりに、長方形の素子区分を使用することができる。更に、当業者は、4つ、又は6つ、又はそれより多い素子区分を使用することができる。2つより多い素子区分を使用する場合であっても、素子区分は、各素子面上の作用平面において異なる極性で並べて配置されている。この結果、1つの素子面上に4つの素子区分が配置されることができて、4つの素子区分の全てはサイズが同一であって、各素子面上で、等しい数の素子表面が正に分極され、等しい数の素子表面が負に分極される。
図6、図7、図10、及び図11による実施形態においては、感知電極22は、複数の感知電極区分22a,22bからなる。感知電極区分22a,22bは、X−Z平面で半分に切断された図1〜図3による円板形又はリング形の感知電極22の同一の半分である。感知電極区分22a,22bは、X−Y平面に配置されている。感知電極区分22a,22bは、両面上に、すなわち素子中心0に対して2つの素子表面の上下に配置されている。感知電極区分22a,22bは、素子21によって互いから離間されている。図6、図7、図10、及び図11によって、第1の感知電極区分22aは、素子中心0に対して上側の素子表面から負に帯電した電気分極電荷を受け取り、第2の感知電極区分22bは、素子中心0に対して下側の素子表面から負に帯電した電気分極電荷を受け取る。素子21は、一対の力成分+Fx,−Fx;+Fy,−Fy;+Fz,−Fzの対向する作用方向のためにその分極方向Pで配置されて、第1の感知電極区分22aは一対の第1の力成分+Fx,+Fy,+Fzによって生成された電気分極電荷を受け取り、20の第2の感知電極区分22bは一対の第2の力成分−Fx,−Fy,−Fzによって生成された電気分極電荷を受け取る。これらの受け取った電気分極電荷は、出力信号である。
感知電極と同様に、電極は複数の電極区分23a,23bからなる。電極区分23a,23bは、X−Z平面で半分に切断された図1〜図3による円板形の電極23の同一の半分である。感知電極区分22a,22bは、対向する素子表面上のX−Y平面に配置されている。電極区分23a,23bは、両面上に、すなわち素子中心0に対して素子表面の上下に配置されている。図6、図7、図10、及び図11によって、第1の電極区分23aは、素子中心0に対して上側の素子表面から正に帯電した電気分極電荷を受け取り、第2の電極区分23bは、素子中心0に対して下側の素子表面から正に帯電した電気分極電荷を受け取る。第1及び第2の電極区分23a,23bは接地されている。感知電極区分22a,22bによって受け取られた電気分極電荷の合計はそれぞれ、図6及び図7によるトルク成分Mzの量に比例する、又は、図10によるトルク成分Mxの量に比例する、又は、図11によるトルク成分Myの量に比例する、すなわち、コンポーネント・トランスデューサ20はそれぞれ、トルク成分Mz、又はMx、又はMyを検出する。
またこの実施形態において、本発明を理解している当業者は、コンポーネント・トランスデューサにおいて異なる形状の感知電極区分又は電極区分をそれぞれ使用することができ、及び/又はコンポーネント・トランスデューサにおいてより多数の感知電極区分又は電極区分をそれぞれ使用することができる。この結果、円板形又はリング形の感知電極区分又は電極区分をそれぞれ使用する代わりに、当業者は、長方形の感知電極区分又は電極区分をそれぞれ使用することができる。更に、当業者は、4つ、又は6つ、又はそれより多い感知電極区分又は電極区分をそれぞれ使用することができる。そして、2つより多い感知電極区分又は電極区分はそれぞれ使用される場合には、感知電極区分又は電極区分はそれぞれ、素子中心に対して素子表面の上下の作用平面において配置されている。素子表面ごとに4つの感知電極区分又は電極区分がそれぞれ配置されることができて、4つの感知電極区分の全て又は4つの電極区分の全てはそれぞれ、サイズが同一であって、各素子表面において、等しい数の感知電極区分又は電極区分がそれぞれ配置されている。最後に、当業者は、異なる方法でどのように電気分極電荷の受け取りを実行するかを理解している。本発明によって、感知電極が正の電気分極電荷を受け取り、この結果、出力信号を供給する一方で、当業者はまた、負の電気分極電荷を取り込む感知電極を提供することができる。
図12は、本発明の多コンポーネント・トランスデューサ1の好ましい実施形態の構造設計の断面図を示す。多コンポーネント・トランスデューサ2は、Z座標軸の方向に中央貫通孔を有する円形又は角形のプレートからなるハウジング10を有する。ハウジング10の上部及び下部の境界は、X−Y平面において互いに平行に延伸する。ハウジング10は、使用中に起こり得る衝撃及び衝突から多コンポーネント・トランスデューサ2を保護する。ハウジング10はまた、汚染(埃、湿気、等)等の有害な環境の影響から多コンポーネント・トランスデューサ2を保護する。最後に、ハウジング10は、電磁放射の形式の電気及び電磁干渉から多コンポーネント・トランスデューサ2を保護する。
コンポーネント・トランスデューサのグループ200は、Z座標軸の方向から見られるように2つの力伝達プレート11,11’の間の貫通孔に配置されている。力伝達プレート11,11’及びグループ200は、外側半径及び内側半径を有する中空シリンダである。外側半径及び内側半径は共に、中空シリンダのマントル高さより大きい。例えば、力伝達プレート11,11’及びグループ200の外側半径は25mmであって、内側半径は15mmである。例えば、力伝達プレート11,11’のマントル高さは5mmであって、グループ200のマントル高さは10mmである。
力伝達プレート11,11’は、感知される力及びトルクを受け取り、それらをグループ200に伝達する。この目的のために、力伝達プレート11,11’は、第1のフランジ12,12’を介した予張力の下で、Z座標軸の方向においてハウジング10にそれらの外側半径で弾性的に接続される。力伝達プレート11,11’及びフランジ12,12’は、単一部品から形成される。ハウジング10の境界へのフランジ12,12’の接続は、材料結合によって達成される。それらの内側半径において、2つの力伝達プレート11,11’は、材料結合によって更なるフランジ12’’,12’’’を介して内側スリーブ13に予張力の下で接続される。内側スリーブ13は、スリーブ形であって、Z座標軸の方向に延伸する。この結果、2つの力伝達プレート11,11’は、フランジ12,12’,12’’,12’’’を介して画定された第1の機械的予張力でグループ200に対して予張力を掛けられる。このようにして、グループ200は第1の予張力を受ける。第1の機械的予張力は、感知電極、感知電極区分、電極、及び電極区分に対する非常に良好な電気的接触を保証する。内側スリーブ13の肉厚は0.1mm以下である。第1の機械的予張力の大きさは数kNの範囲である。溶接、半田付け、及び接着が、材料接合のために使用されることができる。
ハウジング10、力伝達プレート11,11’、及び内側スリーブ13は、例えば、ステンレス鋼、鋼合金、等の機械的に強固な材料で作られている。ハウジング10、力伝達プレート11,11’、及び内側スリーブ13は、多コンポーネント・トランスデューサ2の気密密閉を達成する。例えば、セラミックス、鋼、等の高い摩擦係数を有する材料からなるカバープレート14は、力伝達プレート11,11’の表面の外側上に取り付けられている。カバープレート14は、例えば、接着、半田付け、等の材料接合によって取り付けられている。その高い摩擦係数のために、カバープレート14は、力伝達プレート11,11’上に感知される力及びトルクの実質的に無損失の伝達を達成する。
グループ200は、複数のコンポーネント・トランスデューサ20を備える。各コンポーネント・トランスデューサ20は、素子21又は素子区分21a,21b、感知電極22、及び電極23を備える。素子21及び素子区分21a,21b並びに感知電極22及び電極23の説明については、図1〜図11の説明を参照する。素子21、素子区分21a,21b、感知電極22、及び電極23は、実質的に同一の内側半径、実質的に同一の外側半径を有し、X−Y平面において互いに平行に配置されている。
図14による分解図は、Z座標軸の方向に互いの上に積み重ねられて配置されたグループ200の6つのコンポーネント・トランスデューサ20を示す。多コンポーネント・トランスデューサ2は、3つのコンポーネント・トランスデューサ20を介してそれぞれ力成分Fx,Fy,Fzを直接受け取り、コンポーネント・トランスデューサ20は、3つのコンポーネント・トランスデューサ20を介してそれぞれトルク成分Mx,My,Mzを直接受け取る。コンポーネント・トランスデューサ20の出力信号は、端子15を介して(図示されない)評価ユニットに送信されることができる。
力成分Fx,Fy,Fzのためのコンポーネント・トランスデューサ20は、Z座標軸に平行である分極方向Pを有する円板形の素子21を使用する。1つの層に配置された2つの素子21は、各一対の素子に電気的に並列に接続されている。この結果、力成分Fx,Fy,Fzのための各コンポーネント・トランスデューサ20は、素子21の2つの層を有する一対の素子、感知電極22、及び2つの電極23を備える。感知電極22は、素子21の2つの層の間に配置されている。感知電極22は、一対の素子の等しく分極された素子表面の間に配置され、出力信号を提供する。素子21の2つの層の各々の外側上に、接地された電極23が配置されている。第1のコンポーネント・トランスデューサ20は、剪断力のX作用軸線の剪断効果を取り込む。第2のコンポーネント・トランスデューサ20は、剪断力のY作用軸線の剪断効果を取り込む。第3のコンポーネント・トランスデューサ20は、法線力のZ作用軸線の縦効果を取り込む。
トルク成分Mx,My,Mzのためのコンポーネント・トランスデューサ20は、Z座標軸に平行である分極方向Pを有する円板形の素子区分21a,21bを使用する。素子区分21a,21bは、当接面によって範囲を定められた半円である。当接面は、X−Z平面に平行に延伸し、間隙によって互いから分離されている。2つの素子区分21a,21bはそれぞれ、感知電極22と電極23との間のX−Y平面の1つの層において並んで対向する分極方向Pで配置されている。素子区分21a,21bの2つの層は、各一対の素子区分に電気的に並列に接続されている。トルク成分Mx,My,Mzのための各コンポーネント・トランスデューサ20は、素子区分21a,21bの2つの層を備える一対の素子区分、感知電極22、及び2つの電極23を備える。感知電極22は、素子区分21a,21bの2つの層の間に配置されている。感知電極22は、一対の素子区分の素子表面の間に配置され、出力信号を提供する。1つの電極23が、素子区分21a,21bの2つの層の外側上にそれぞれ配置され、接地されている。
第4のコンポーネント・トランスデューサ20は、トルク成分Mxの一対の力成分+Fz及び−Fzの縦効果を取り込む。第4のコンポーネント・トランスデューサ20の2つの素子区分21a,21bの当接面の間の間隙は、トルク成分MxのX作用軸線に平行の配向で両方の層に配置されている。第5のコンポーネント・トランスデューサ20は、トルク成分Myの一対の力成分+Fz及び−Fzの縦効果を感知する。第5のコンポーネント・トランスデューサ20の2つの素子区分21a,21bの当接面の間の間隙は、トルク成分MyのY作用軸線に平行の配向で両方の層に配置されている。第6のコンポーネント・トランスデューサ20は、トルク成分Mzの第1の一対の力成分+Fx及び−Fx及び第2の一対の力成分+Fy及び−Fyの剪断効果を感知する。一方の層において、第6のコンポーネント・トランスデューサ20の2つの素子区分21a,21bの当接面の間の間隙は、第1の一対の力成分+Fx及び−FxのX作用軸線に平行の配向で配置されている。他方の層において、第6のコンポーネント・トランスデューサ20の2つの素子区分21a,21bの当接面の間の間隙は、第2の一対の力成分+Fy及び−FyのY作用軸線に平行の配向で配置されている。
典型的には、素子21及び素子区分21a,21bの感度は、100pC/Nm〜1000pC/Nmの範囲である。
感知電極22及び電極23は、圧電結晶材料からなる素子21及び素子区分21a,21bの金属被覆から構成されてもよいし、別の金属膜から構成されてもよい。金属被膜又は金属膜はそれぞれ、例えば、鋼、銅、銅合金、等の導電性金属からなる。素子21及び円板形の区分21a,21bのマントル高さは、約0.8mmであって、感知電極22及び電極23のマントル高さは0.1mmである。
図15は、素子21、素子区分21a,21b、感知電極22、及び電極23に対する多コンポーネント・トランスデューサ2の構成部品のより詳細な図を示す。
各素子区分21a,21bは、環状素子24を備える。一定の幅を有する環状素子24が、素子区分21a,21bのマントル表面の外側上に取り付けられている。環状素子24は、例えば、形状係止接続を介してマントル表面に取り付けられている。環状素子24は、例えば、テフロン(Teflon)(登録商標)、カプトン(Kapton)(登録商標)、等の絶縁材料から作られる。環状素子24のマントル高さは0.6mmである。環状素子24の肉厚は約1.0mmである。複数の取付ブラケット27が環状素子24に取り付けられている。ブラケット27は、素子区分21a,21bに対向する環状素子24の面上に取り付けられている。環状素子24とブラケット27とは、単一の部品として作られている。取付ブラケット27は、環状素子24の半径方向突起であって、機械的に中心に置かれて電気的に絶縁される方法でハウジング10に素子区分21a,21bを支持する。
3つのアイレット25が、素子21上及び2つの素子区分21a,21b上に120°の角度で形成される。アイレット25は、素子21及び2つの素子区分21a,21bに対向する環状素子24の面上に形成される。アイレット25は、X−Y平面に中央開口部を有する円形である。アイレット25は、機械的に又は機械的に中心に置かれる方法でハウジングに素子21及び2つの素子区分21a,21bを固定する。例えば、アイレット25は、力及び形状係止方法でハウジング10の対応する凹部にスナップ係合する。アイレット25は、弾性的な方法でハウジング10の凹部にスナップ係合する。それがスナップ係合する際に、円形アイレット25は、X−Y平面で変形され、ハウジング10に対してX−Y平面で素子21及び素子区分21a,21bを更に引っ張る。環状素子24及びアイレット25は、単一の部品として形成される。
感知電極22及び電極23はそれぞれ接点26を備える。接点26は、感知電極22及び電極23のマントル表面で外側上に取り付けられている。接点26は、感知電極22を端子15に電気的に接触させるために提供される。接点26は、電極23をアースに電気的に接触させるために提供される。接点26は、感知電極22及び電極23の材料と単一の部品として形成される。電気接触は、例えば、電気伝導体への例えば、溶接、半田付け、等の材料接合によって達成される。
図16は、2つの取付プレート31,31’の間の多コンポーネント・トランスデューサ2の使用を示す。図16に示される図において、第1の取付プレート31が多コンポーネント・トランスデューサ2の上方に配置され、一方、第2の取付プレート31が多コンポーネント・トランスデューサ2の下方に配置されている。取付プレート31,31’は、例えば、ステンレス鋼、鋼合金、等の機械的に強固な材料で作られている。取付プレート31,31’は、取付プレート孔311,311’,311’’を介して機械構造に機械的に接続されることができる。4つの周辺取付プレート孔311,311’又は1つの中央取付プレート孔311’’を介して、多コンポーネント・トランスデューサ2は、高い曲げ剛性を有する機械構造に接続されることができる。典型的な機械構造は、切断機械、スケール、振動テーブル、人型ロボット、リストトランスデューサ、等の工具テーブルである。
テンショナ開口部312のために、取付プレート31,31’は、多コンポーネント・トランスデューサ2のハウジング10に対する画定された第2の機械的予張力で引っ張られることができる。第2の機械的予張力は、例えば140kNである。第2の機械的予張力は、Z座標軸の方向に作用し、ハウジング10を介してグループ200に対して力伝達プレート11,11’を引っ張る。このようにして、グループ200は、第2の予張力を受ける。グループ200の第2の機械的予張力は、大きな負の力及びトルクを感知することを可能にする。機械構造への機械的接続並びに第2の機械的予張力は、(図示されない)ねじ、リベット、等によって力及び形状係止方法で達成される。本発明を理解しているならば、当業者は、より小型又は大型の取付プレートを有する多コンポーネント・トランスデューサを使用することができる。更に、当業者は、このような取付プレートを有さない多コンポーネント・トランスデューサを使用することができる。
F 力
Fx,Fy,Fz 力成分
Mx,My,Mz トルク成分
X,Y,Z 座標軸
x,y,z 指数
0 素子中心
1 多コンポーネント・トランスデューサ
10 ハウジング
11,11’ 力伝達プレート
12,12’,12’’,12’’’ フランジ
13 内側フランジ
14 カバープレート
15 端子
20 コンポーネント・トランスデューサ
21 素子
21a,21b 第1及び第2の区分
22 感知電極
22a,22b 第1及び第2の感知電極区分
23 電極
23a,23b 第1及び第2の電極区分
24 環状素子
25 アイレット
26 接点
27 取付ブラケット
31,31’ 第1及び第2の取付プレート
200 グループ
311,311’,311’’ 取付プレート開口部
312 テンショナ開口部

Claims (10)

  1. 力及びトルクの複数の成分を同時に検出するための多コンポーネント・トランスデューサ(2)であって、
    前記多コンポーネント・トランスデューサ(2)は、各々が圧電結晶材料で作られた素子(21,21a,21b)を有する、複数のコンポーネント・トランスデューサ(20)であって、トルク成分(Mx,My,Mz)を検出するための複数のコンポーネント・トランスデューサ(20)が互いの上に積み重ねられて形成されたグループ(200)を備え、
    各コンポーネント・トランスデューサ(20)において、圧電結晶材料からなる素子(21)は素子表面を含み、力成分(Fx,Fy,Fz)は、前記素子表面上に電気分極電荷を生成し、検出される前記トルク成分(Mx,My,Mz)は、力成分(+Fx,−Fx;+Fy,−Fy;+Fz,−Fz)を有する少なくとも一対からなり、一対の前記力成分(+Fx,−Fx;+Fy,−Fy;+Fz,−Fz)は、同一の作用軸線及び対向する作用方向を有し、前記素子(21)は、第1及び第2の素子区分(21a,21b)からなり、前記第1及び第2の素子区分(21a,21b)は、一対の前記力成分(+Fx,−Fx;+Fy,−Fy;+Fz,−Fz)の対向する作用方向のために対向する分極方向(P)で配置され、
    各コンポーネント・トランスデューサ(20)は、前記第1の素子区分(21a)が前記一対の第1の力成分(+Fx,+Fy,+Fz)を検出し、且つ、前記第2の素子区分(21b)が前記一対の第2の力成分(−Fx,−Fy,−Fz)を検出するように、別々に一対の前記力成分(+Fx,−Fx;+Fy,−Fy;+Fz,−Fz)を検出し、前記力成分(+Fx,−Fx;+Fy,−Fy;+Fz,−Fz)は、一対の法線力成分(+Fz,−Fz)及び二対の剪断力成分(+Fx,−Fx;+Fy,−Fy)であって、前記トルク成分(Mx,My)のために前記法線力成分(+Fz,−Fz)の縦効果を検出する場合には、前記第1及び第2の素子区分(21a,21b)は、前記法線力成分(+Fz,−Fz)の作用軸線に垂直な平面に配置され、前記トルク成分(Mz)のために前記剪断力成分(+Fx,−Fx;+Fy,−Fy)の剪断効果を検出する場合には、前記第1及び第2の素子区分(21a,21b)は、前記剪断力成分(+Fx,−Fx;+Fy,−Fy)の作用軸線の平面に配置され、
    一対の素子区分ごとに及び層ごとに、円板形又はリング形を構成する前記第1及び第2の素子区分(21a,21b)が、間隙によって互いから離間され、前記トルク成分(Mx)を検出するための前記一対の素子区分について、前記第1及び第2の素子区分(21a,21b)の対向面の間の間隙は、前記トルク成分(Mx)のX作用軸線に平行の配向で両方の層に配置され、前記トルク成分(My)を検出するための前記一対の素子区分について、前記第1及び第2の素子区分(21a,21b)の対向面の間の間隙は、前記トルク成分(My)のY作用軸線に平行の配向で両方の層に配置され、前記トルク成分(Mz)を検出するための前記一対の素子区分について、前記第1及び第2の素子区分(21a,21b)の対向面の間の間隙は、前記トルク成分(Mz)の第1の一対の力成分(+Fx,−Fx)のX作用軸線に平行の配向で一方の層に、及び前記トルク成分(Mz)の第2の一対の力成分(+Fy,−Fy)のY作用軸線に平行の配向で他方の層に配置されていることを特徴とする、多コンポーネント・トランスデューサ(2)。
  2. 各コンポーネント・トランスデューサ(20)において、前記第1及び第2の素子区分(21a,21b)は、間隙によって前記剪断力成分(+Fx,−Fx;+Fy,−Fy)の作用軸線の平面において互いから離間されていることを特徴とする、請求項1に記載のコンポーネント・トランスデューサ()。
  3. 各コンポーネント・トランスデューサ(20)において、前記素子(21)は2つの素子表面を有し、前記第1及び第2の素子区分(21a,21b)は円板形又はリング形を構成し、感知電極(22)が、前記第1及び第2の素子区分(21a,21b)の1つの素子表面上に配置されていることを特徴とする、請求項2に記載のコンポーネント・トランスデューサ()。
  4. 々が前記第1及び第2の素子区分(21a,21b)を備える2つの層は、一対に電気的に並列に接続され、感知電極(22)が、この2つの層の素子表面の間に配置され、前記感知電極(22)は出力信号を供給することを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の多コンポーネント・トランスデューサ(2)。
  5. 力成分(Fx,Fy,Fz)を検出するためのコンポーネント・トランスデューサ(20)は、圧電結晶材料からなる素子(21)を備え、前記素子(21)は、素子表面を含み、前記力成分(Fx,Fy,Fz)は、前記素子表面上に電気分極電荷を生成し、前記力成分(Fx,Fy,Fz)は、法線力成分(Fz)又は剪断力成分(Fx,Fy)の何れかであって、前記素子(21)は、前記法線力成分(Fz)の作用軸線に垂直な平面に、又は前記剪断力成分(Fx,Fy)の作用軸線の平面に配置され、前記素子(21)は、前記法線力成分(Fz)の縦効果を検出する、又は前記素子(21)は、前記剪断力成分(Fx,Fy)の剪断効果を検出することを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の多コンポーネント・トランスデューサ(2)。
  6. 各々が前記素子(21)を備える2つの層は、一対に電気的に並列に接続され、感知電極(22)が、同じ分極を有するこの2つの層の素子表面の間に配置され、前記感知電極(22)は出力信号を供給することを特徴とする、請求項に記載の多コンポーネント・トランスデューサ(2)。
  7. 3つのコンポーネント・トランスデューサ(20)がそれぞれ、力成分(Fx,Fy,Fz)を直接検出し、3つのコンポーネント・トランスデューサ(20)がそれぞれ、トルク成分(Mx,My,Mz)を直接検出することを特徴とする、請求項に記載の多コンポーネント・トランスデューサ(2)。
  8. 前記素子区分(21a,21b)は、環状素子(24)を備え、前記環状素子(24)は、素子区分(21a,21b)のマントル表面の外側上に取り付けられ、前記環状素子(24)は、取付ブラケット(27)を備え、前記取付ブラケット(27)は、前記多コンポーネント・トランスデューサ(2)のハウジング(10)上に前記素子区分(21a,21b)を機械的に支持することを特徴とする、請求項の何れか一項に記載の多コンポーネント・トランスデューサ(2)。
  9. 前記素子(21)は、環状素子(24)を備え、前記素子区分(21a,21b)は、環状素子(24)を備え、前記環状素子(24)は、前記素子(21)及び前記素子区分(21a,21b)のマントル表面の外側上に取り付けられ、前記環状素子(24)は、アイレット(25)を備え、前記素子(21)及び前記素子区分(21a,21b)は、前記アイレット(25)を介して前記多コンポーネント・トランスデューサ(2)のハウジング(10)に機械的に固定され、又は機械的に中心に置かれる方法で固定されていることを特徴とする、請求項の何れか一項に記載の多コンポーネント・トランスデューサ(2)。
  10. 前記多コンポーネント・トランスデューサ(2)は、取付プレート(31,31’)の間に配置され、前記取付プレート(31,31’)は、前記多コンポーネント・トランスデューサ(2)のハウジング(10)を機械構造に機械的に接続することを特徴とする、請求項の何れか一項に記載の多コンポーネント・トランスデューサ(2)。
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