JP6616247B2 - 局側光回線終端装置及び加入者側光回線終端装置 - Google Patents

局側光回線終端装置及び加入者側光回線終端装置 Download PDF

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本発明は、時刻同期の技術に関する。
従来、装置を周波数同期させる方法として、ITU−T(International Telecommunication Union-Telecommunication sector) G.8261〜8265.1で規定されるSync−E(Synchronous Ethernet(登録商標):同期イーサネット(登録商標))がある(例えば、非特許文献1〜7参照)。Sync−Eでは、ESMCメッセージ(Ethernet Synchronization Messaging Channel message)を用いて周波数情報を上位装置から下位装置に転送する。
また、装置を時刻同期させる方法として、IEEE1588(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1588)で規定されるPTP(precision time protocol)がある(例えば、非特許文献8参照)。PTPでは、Announceメッセージを用いて時刻情報を上位装置から下位装置に転送する。メッセージに用いられるパラメータはITU−T G.8275.1で規定されている。
ITU-T G.8261 ITU-T G.8261.1 ITU-T G.8262 ITU-T G.8263 ITU-T G.8264 ITU-T G.8265 ITU-T G.8265.1 IEEE1588
しかしながら、ITU−T G.8275.1の規定に準拠していないメッセージを送信する端末も存在する。これは、ITU−T G.8275.1に準拠していない装置の中であっても高精度の時刻とクロックを下位装置に転送できる装置が存在することに起因する。 また、上位装置から入力されたESMCメッセージや、PTPメッセージの全てを判定せずに時刻同期をする装置が存在する。具体的には、PTPメッセージの中にある多種の値の中で、ClockClassのみを判定して時刻同期する装置及びESMCメッセージを判定せずPTPメッセージのみで時刻同期する装置がある。
下位装置に転送する時刻情報が不安定である際に時刻情報が規定外のメッセージを送信する装置と、入力された規定外のメッセージを判定基準に持つ装置とを時刻同期させようとした場合、不安定動作であっても同期する可能性があり、時刻同期の精度が低下してしまうという問題が生じる。逆に、安定した時刻同期状態の際に、上位装置が規定外のメッセージを下位装置に送信すると、下位装置は入力された時刻情報が規定外のメッセージであるため時刻同期できずに時刻情報を端末で利用できないといった問題が生じる。このように、従来の方法では、ESMCメッセージ及びPTPメッセージを用いて、時刻同期する場合に、安定した時刻同期を実現することができないという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、安定した時刻同期を実現することができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、時刻同期に使用される第一の制御メッセージに含まれる情報を、周波数同期に使用される第二の制御メッセージに基づいて周波数同期の評価が可能な情報に変換する変換部と、変換された前記情報を含む第一の制御メッセージと、前記第二の制御メッセージとを自装置に帰属する加入者側光回線終端装置に送信する通信部と、を備える局側光回線終端装置である。
本発明の一態様は、上記の局側光回線終端装置であって、前記変換部は、第二の制御メッセージに含まれる周波数の品質を表す情報が周波数同期に有効でないこと、又は、規格外であることを示す場合には、前記第一の制御メッセージに含まれる時刻源の品質を示す情報を周波数同期に有効ではないことを示す情報に変換する。
本発明の一態様は、上記の局側光回線終端装置であって、前記変換部は、第二の制御メッセージに含まれる周波数の品質を表す情報が周波数同期に有効であることを示す場合には、前記第一の制御メッセージに含まれるクロック源の追跡可能状態を示すフラグを周波数同期に有効であることを示す情報に変換する。
本発明の一態様は、時刻同期に使用される第一の制御メッセージに含まれる情報を、周波数同期に使用される第二の制御メッセージに基づいて周波数同期の評価が可能な情報に変換する変換部と、変換された前記情報を含む第一の制御メッセージと、前記第二の制御メッセージとを自装置に帰属する下位装置に送信する通信部と、を備える加入者側光回線終端装置である。
本発明により、安定した時刻同期を実現することが可能となる。
本発明における時刻同期システム100のシステム構成を表す構成図である。 本実施形態における時刻同期システム100の処理の流れを説明するための概略図である。 OLT20の機能構成を表す概略ブロック図である。 変換部205が変換時に利用する変換テーブルの具体例を示す図である。 ClockClass情報を変換する場合の処理の流れを示す概略図である。 frequency traceable flagを変換する場合の処理の流れを示す概略図である。 本実施形態におけるOLT20の同期情報送信処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明における時刻同期システム100のシステム構成を表す構成図である。時刻同期システム100は、上位装置10、OLT(Optical Line Terminal)20、複数のONU(Optical Network Unit)30−1〜30−m(mは2以上の整数)及び複数の下位装置40−1〜40−n(nは2以上の整数)を備える。図1において、上位装置10とOLT20とは、Sync−E等を介して接続される。また、OLT20は、複数のOSU(Optical Subscriber Unit)21−1〜21−2を備え、各OSU21とONU30−1〜30−mとは、光ファイバを介して接続される。なお、以下の説明では、ONU30−1〜30−mについて区別しない場合にはONU30と記載する。また、以下の説明では、下位装置40−1〜下位装置40−nについて区別しない場合には下位装置40と記載する。
上位装置10は、例えばグランドマスタークロック装置である。上位装置10は、PTPメッセージ(Precision Time Protocol message)(第一の制御メッセージ)及びESMCメッセージ(第二の制御メッセージ)をOLT20に送信する。PTPメッセージとは、時刻同期処理に使用される制御メッセージであり、例えばAnnounceメッセージである。Announceメッセージは、自装置の状態情報を他の装置に通知するためのメッセージである。例えば、Announceメッセージには、ClockClass情報及びfrequency traceable flagが含まれる。
ClockClass情報は、ITU−T G.8275.1で規定される時刻源の品質を示す情報である。ClockClass情報は、1〜255までの255段階で装置(例えば、上位装置10)の時刻源の品質を表す情報であり、数字が小さいほど時刻源の品質が良いことを表す。つまり、ClockClass情報が“1”である場合には装置の時刻源の品質が最も良いことを表し、ClockClass情報が“255”である場合には装置の時刻源の品質が最も悪いことを表す。frequency traceable flagは、ITU−T G.8275.1で規定されるクロック源の追跡可能状態を示すフラグである。ESMCメッセージとは、周波数同期処理に使用される制御メッセージであり、自装置の周波数の状態情報を他の装置に通知するためのメッセージである。例えば、ESMCメッセージには、SSMコード(Synchronization Status Message code)が含まれる。SSMコードは、ITU−T G.781で規定される周波数の品質を示す値である。
OLT20は、局側に設置される光回線終端装置である。OLT20は、上位装置10から送信されたPTPメッセージとESMCメッセージとに基づいて、PTPメッセージに含まれるClockClass情報及びfrequency traceable flagのいずれかの値を変換する。そして、OLT20は、ESMCメッセージと、変換後のPTPメッセージとをONU30に送信する。
ONU30は、加入者側に設置される光回線終端装置である。ONU30は、OLT20から送信されたPTPメッセージとESMCメッセージとに基づいて、PTPメッセージに含まれるClockClass情報及びfrequency traceable flagのいずれかの値を変換する。そして、ONU30は、ESMCメッセージと、変換後のPTPメッセージとを下位装置40に送信する。
下位装置40は、例えばバウンダリークロック装置などである。下位装置40は、ONU30から送信されたESMCメッセージと、変換後のPTPメッセージとのいずれか又は全てを用いて上位装置10に同期する。
図2は、本実施形態における時刻同期システム100の処理の流れを説明するための概略図である。
図2において、高精度時刻同期アクセスシステムは、OLT20とONU30で構成されるシステムを表す。まず、上位装置10は、SSMコードを含むESMCメッセージと、ClockClass情報及びfrequency traceable flagを含むPTPメッセージとを高精度時刻同期アクセスシステムに送信する。高精度時刻同期アクセスシステムは、受信したESMCメッセージに含まれるSSMコードの値によって、PTPメッセージに含まれるClockClass情報及びfrequency traceable flagのいずれかの値を変換する。具体的には、高精度時刻同期アクセスシステムは、上位装置10の周波数情報が時刻情報のみで判断できるような変換を行う。その後、高精度時刻同期アクセスシステムは、ESMCメッセージと、変換済みのClockClass情報及び変換済みのfrequency traceable flagを含むPTPメッセージとを下位装置40に送信する。例えば、OLT20は、ESMCメッセージと、変換したPTPメッセージとを各OSU21に出力し、ONU30へ転送し下位装置40に送信する。
図3は、OLT20の機能構成を表す概略ブロック図である。OLT20は、第一通信部201と、時刻情報取得部202と、周波数情報取得部203と、状態検出部204と、変換部205と、第二通信部206とを備える。
第一通信部201は、通信インタフェース等の通信機器を用いて構成される。第一通信部201は、上位装置10との間で通信する。第一通信部201は、例えば上位装置10から送信されたPTPメッセージ及びESMCメッセージを受信する。
時刻情報取得部202は、第一通信部201によって受信されたメッセージからPTPメッセージを取得する。時刻情報取得部202は、取得したPTPメッセージを変換部205に出力する。
周波数情報取得部203は、第一通信部201によって受信されたメッセージからESMCメッセージを取得する。周波数情報取得部203は、取得したESMCメッセージを変換部205及び第二通信部206に出力する。
状態検出部204は、自装置に関する状態を検出する。例えば、状態検出部204は、自装置が起動しているか否かを検出する。また、例えば、状態検出部204は、自装置の異常を検出する。また、例えば、状態検出部204は、リンクダウンなどの通信に関する異常を検出する。状態検出部204は、検出結果を変換部205に出力する。
変換部205は、時刻情報取得部202から出力されたPTPメッセージと、周波数情報取得部203から出力されたESMCメッセージと、状態検出部204から出力された検出結果とを入力とする。変換部205は、入力されたESMCメッセージに含まれるSSMコードに基づいてPTPメッセージに含まれるClockClass情報及びfrequency traceable flagのいずれかの値を周波数同期の評価が可能な情報に変換する。変換部205は、変換後のPTPメッセージを第二通信部206に出力する。
第二通信部206は、周波数情報取得部203から出力されたESMCメッセージと、変換部205から出力されたPTPメッセージとを、OSU21を介してONU30に送信する。
ONU30は、OLT20と実質的に同様の構成を備える。すなわち、ONU30は、第一通信部と、時刻情報取得部と、周波数情報取得部と、状態検出部と、変換部と、第二通信部とを備える。ONU30とOLT20とで異なる部分は、第一通信部及び第二通信部における通信対象が異なる点のみである。その他のONU30の構成は、OLT20の各機能部の構成と同様であるため説明を省略する。また、以下の説明では、OLT20とONU30とが行うPTPメッセージに対する変換処理は同じであるため、OLT20を例にして説明する。
図4は、変換部205が変換時に利用する変換テーブルの具体例を示す図である。
図4に示すように、変換テーブルには、ClockClass情報を変換する場合と、frequency traceable flagを変換する場合とでそれぞれ入力メッセージに対する出力メッセージに関する情報が対応付けられている。なお、図4におけるanyは、どのような値であってもよいことを表す。以下、ClockClass情報を変換する場合と、frequency traceable flagを変換する場合のそれぞれについて具体例を挙げて説明する。
(ClockClass情報を変換する場合)
ClockClass情報を変換する場合には図4に示すように、入力メッセージのESMCメッセージに含まれるSSMコードとして、“Category3”、“QL−DUS/DNU”、“未受信”及び“未定義”がある。“Category3”は、周波数の品質が伝送装置自走レベルであることを表す。“QL−DUS/DNU”は、周波数の品質が周波数同期には使用不可のレベルであることを表す。“未受信”は、ESMCメッセージが受信されていないこと、又は、ESMCメッセージが受信されたが規格外の値が定義されていることを表す。“未定義”は、ESMCメッセージのSSMコードの領域に値が定義されていないことを表す。これらの値は、周波数の品質を表す情報(SSMコード)が周波数同期に有効でないこと、又は、規格外であることを示す。
また、ClockClass情報を変換する場合には図4に示すように、入力されたESMCメッセージに含まれるSSMコードが、“Category3”、“QL−DUS/DNU”、“未受信”及び“未定義”のいずれかである場合には、出力メッセージのPTPメッセージに含まれるClockClass情報を“248”に変換し、frequency traceable flagを“FALSE”と定義することが表されている。すなわち、変換部205は、入力されたESMCメッセージに含まれるSSMコードが、“Category3”、“QL−DUS/DNU”、“未受信”及び“未定義”のいずれかである場合には、ClockClass情報の値に関わらず、ClockClass情報を“248”に変換してfrequency traceable flagを“FALSE”と定義する。
clockClass情報“248”は装置が時刻源に接続されてない状態として定義されている値である。このように、変換部205は、ESMCメッセージに含まれるSSMコードが周波数同期に有効でないこと、又は、規格外であることを示す場合には、PTPメッセージに含まれるClockClass情報を時刻源に接続されていない情報(ClockClass情報“248”)に変換する。
一般的に、SSMコードが“Category3”、“QL−DUS/DNU”、“未受信”及び“未定義”のいずれかである場合には、frequency Traceable flagの入力は“FALSE”しか想定されない。しかしながら、想定外の動作による入力に対しても変換が行なえるように、変換テーブルではSSMコードが、“Category3”、“QL−DUS/DNU”、“未受信”及び“未定義”のいずれかである場合にはいずれのfrequency Traceable flagが入力されたとしてもfrequency Traceable flagを“FALSE”と定義して出力するように定められている。
図5は、ClockClass情報を変換する場合の処理の流れを示す概略図である。
まず、上位装置10は、SSMコードを含むESMCメッセージと、ClockClass情報及びfrequency traceable flagを含むPTPメッセージとを高精度時刻同期アクセスシステムに送信する。ここで、上位装置10が送信するESMCメッセージに含まれるSSMコードが“Category3”であり、PTPメッセージに含まれるClockClass情報が“7”であり、frequency traceable flagの値が“FALSE”であるとする。この場合、高精度時刻同期アクセスシステムでは、図4に示す変換テーブルを参照し、PTPメッセージに含まれるClockClass情報を“248”に変換する。その後、高精度時刻同期アクセスシステムは、ESMCメッセージと、変換済みのClockClass情報及びfrequency traceable flagを含むPTPメッセージとを下位装置40に送信する。
(frequency traceable flagを変換する場合)
frequency traceable flagを変換する場合には図4に示すように、入力メッセージのESMCメッセージに含まれるSSMコードとして、“Category2”及び“Category1”がある。“Category2”は、周波数の品質がルビジウムホールドオーバーレベルであることを表す。“Category2”及び“Category1”の値は、周波数の品質を表す情報(SSMコード)が周波数同期に有効であることを示す。
また、frequency traceable flagを変換する場合には図4に示すように、入力されたESMCメッセージに含まれるSSMコードが“Category2”であり、PTPメッセージに含まれるClockClass情報が“6”であり、frequency traceable flagが“FALSE”である場合には、出力メッセージのPTPメッセージに含まれるfrequency traceable flagを“TRUE”に変換することが表されている。すなわち、変換部205は、入力されたESMCメッセージに含まれるSSMコードが、“Category2”であり、PTPメッセージに含まれるClockClass情報が“6”であり、frequency traceable flagが“FALSE”である場合には、ClockClass情報の変換は行わず、frequency traceable flagを“TRUE”に変換する。
なお、G.8275.1では、ClockClass情報が“6”の場合はfrequency Traceable flagが“TRUE”となるのはGPS(Global Positioning System)等に従属同期された場合としか定義されていない。しかし、上位装置10の装置仕様によって規定外であるClockClass情報“6”、かつ、frequency Traceable flag“FALSE”が入力される。frequency traceable flagが“FALSE”は周波数同期させないことを表し、frequency traceable flagが“TRUE”は周波数同期させることを表す。
また、frequency traceable flagを変換する場合には図4に示すように、入力されたESMCメッセージに含まれるSSMコードが“Category1”であり、PTPメッセージに含まれるClockClass情報が“any”であり、frequency traceable flagが“FALSE”である場合には、出力メッセージのPTPメッセージに含まれるfrequency traceable flagを“TRUE”に変換することが表されている。すなわち、変換部205は、入力されたESMCメッセージに含まれるSSMコードが、“Category1”であり、PTPメッセージに含まれるClockClass情報が“any”であり、frequency traceable flagが“FALSE”である場合には、ClockClass情報の変換は行わず、frequency traceable flagを“TRUE”に変換する。なお、G.8275.1では、ClockClass情報が“1”の場合は規定されていないが、上位装置10の装置仕様によってfrequency Traceable flag“FALSE”が入力される。
以上のように、変換部205は、ESMCメッセージに含まれるSSMコードが周波数同期に有効であることを示す場合には、PTPメッセージに含まれるfrequency Traceable flagを周波数同期に有効であることを示す情報(frequency traceable flag“TRUE”)に変換する。
図6は、frequency traceable flagを変換する場合の処理の流れを示す概略図である。
まず、上位装置10は、SSMコードを含むESMCメッセージと、ClockClass情報及びfrequency traceable flagを含むPTPメッセージとを高精度時刻同期アクセスシステムに送信する。ここで、上位装置10が送信するESMCメッセージに含まれるSSMコードが“Category1”であり、PTPメッセージに含まれるClockClass情報が“6”であり、frequency traceable flagの値が“FALSE”であるとする。この場合、高精度時刻同期アクセスシステムでは、図4に示す変換テーブルを参照し、PTPメッセージに含まれるClockClass情報の変換を行わず、frequency traceable flagを“TRUE”に変換する。その後、高精度時刻同期アクセスシステムは、ESMCメッセージと、ClockClass情報及び変換済みのfrequency traceable flagを含むPTPメッセージとを下位装置40に送信する。
図7は、本実施形態におけるOLT20の同期情報送信処理の流れを示すフローチャートである。
時刻情報取得部202は、上位装置10から送信され、第一通信部201によって受信されたPTPメッセージを取得する(ステップS101)。時刻情報取得部202は、取得したPTPメッセージを変換部205に出力する。周波数情報取得部203は、上位装置10から送信され、第一通信部201によって受信されたESMCメッセージを取得する(ステップS102)。周波数情報取得部203は、取得したESMCメッセージを変換部205及び第二通信部206に出力する。
状態検出部204は、自装置に関する状態を検出する(ステップS103)。例えば、状態検出部204は、自装置に異常が発生している場合又は通信に関する異常が発生している場合には問題があることを示す検出結果を変換部205に出力する。一方、例えば、状態検出部204は、自装置に異常が発生していない場合、通信に関する異常が発生していない場合には問題がないことを示す検出結果を変換部205に出力する。変換部205は、状態検出部204から出力された検出結果に基づいて、検出結果が問題あることを示しているか否か判定する(ステップS104)。検出結果が問題あることを示している場合(ステップS104−YES)、OLT20は図7の処理を終了する。
一方、検出結果が問題ないことを示している場合(ステップS104−NO)、変換部205は周波数情報取得部203から出力されたESMCメッセージに含まれるSSMコードの値を抽出する(ステップS105)。変換部205は、抽出したSSMコードの値と、図4に示す変換テーブルとに基づいて、周波数情報取得部203から出力されたPTPメッセージに含まれるClockClass情報及びfrequency traceable flagのいずれかの値を変換する(ステップS106)。その後、変換部205は、変換後のPTPメッセージを第二通信部206に出力する。第二通信部206は、周波数情報取得部203から出力されたESMCメッセージと、変換部205から出力されたPTPメッセージとをONU30に送信する(ステップS107)。
以上のように構成された時刻同期システム100によれば、安定した時刻同期を実現することが可能となる。具体的には、OLT20は、上位装置10から送信されたESMCメッセージに基づいて、PTPメッセージのみで上位装置10の周波数同期の評価が可能なようにPTPメッセージを変換する。これにより、PTPメッセージを受信したONU30及び下位装置40は、PTPメッセージを判定するだけで周波数同期の評価と時刻同期の評価とを行うことができる。したがって、時刻情報しか判定しない装置のみならず、時刻情報の一部を判定して時刻同期するような装置に対しても安定した時刻同期を実現することが可能になる。
また、時刻同期システム100では、OLT20が、上位装置10から送信されたPTPメッセージが規格外であっても規格に沿ったメッセージに変換してONU30に送信する。これにより、規格外の時刻情報を送信する高精度な時刻を配信する装置を上位装置としてOLT20に接続しても、上位装置10と下位装置40との時刻同期を実現することできる。したがって、上位装置10と下位装置40とで仕様の異なる装置を接続する場合でも時刻同期を実現することが可能になる。
また、OLT20及びONU30は、周波数の品質を表すSSMコードに応じて、周波数の品質に対応するようにPTPメッセージにおけるClockClass情報及びfrequency traceable flagのいずれかの値を変換する。これにより、周波数の品質が低いが時刻情報の品質が高いため下位装置が従属同期し時刻精度が劣化していくこと、周波数の品質が高いが時刻情報が適切ではないため従属同期しないことを防ぐことが可能になる。
また、ONU30は、OLT20と同様の変換機能を備えている。これにより、ONU30は、OLT20の故障などによりPTPメッセージが変換されなかった場合であっても再度変換して下位装置40に送信することが可能になる。
<変形例>
図1では、時刻同期システム100が複数のONU30を備える構成を示しているが、時刻同期システム100は1台のONU30を備えるように構成されてもよい。図1では、時刻同期システム100が複数の下位装置40を備える構成を示しているが、時刻同期システム100は1台の下位装置40を備えるように構成されてもよい。図1では、OLT20がOSU21を2つ備えているが、OLT20は1つのOSU21を備えていてもよいし、3つ以上のOSU21を備えていてもよい。
図7のステップS101〜ステップS103の処理は、ステップS104の処理より前であればどのような順番で行われてもよい。
本実施形態では、変換部205が、PTPメッセージに含まれるClockClass情報を時刻源に接続されていない情報(ClockClass情報“248”)に変換する構成を示したが、変換部205が変換するClockClass情報の値はこれに限定される必要はない。例えば、変換部205は、G.8271に規定されているClockClass情報のうち、ClockClass情報をBCのホールドオーバー規格外を表す情報(ClockClass情報“165”)に変換してもよいし、Announceメッセージを送信しない装置であることを表す情報(ClockClass情報“255”)に変換してもよい。これらのClockClass情報は、周波数同期に有効ではないことを示す情報を表す。
なお、OLT20及びONU30の全部又は一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10…上位装置, 20…OLT, 21−1、21−2…OSU, 30(30−1〜30−m)…ONU, 40(40−1〜40−n)…下位装置, 201…第一通信部, 202…時刻情報取得部, 203…周波数情報取得部, 204…状態検出部, 205…変換部, 206…第二通信部

Claims (4)

  1. 上位装置から送信された時刻同期に使用される第一の制御メッセージ及び周波数同期に使用される第二の制御メッセージを受信する第一通信部と、
    受信された前記第一の制御メッセージに含まれる時刻源の品質を示す情報又はクロック源の追跡可能状態を示すフラグを、受信された前記第二の制御メッセージに含まれる周波数の品質を表す情報に整合するように変換する変換部と、
    変換された前記情報を含む第一の制御メッセージと、前記第二の制御メッセージとを自装置に帰属する加入者側光回線終端装置に送信する第二通信部と、
    を備える局側光回線終端装置。
  2. 前記変換部は、前記第二の制御メッセージに含まれる前記周波数の品質を表す情報が周波数同期に有効でないこと、又は、規格外であることを示す場合には、前記第一の制御メッセージに含まれる前記時刻源の品質を示す情報及び前記クロック源の追跡可能状態を示すフラグの双方を周波数同期に有効ではないことを示す情報に変換する、請求項1に記載の局側光回線終端装置。
  3. 前記変換部は、前記第二の制御メッセージに含まれる前記周波数の品質を表す情報が周波数同期に有効であることを示す場合には、前記第一の制御メッセージに含まれる前記クロック源の追跡可能状態を示すフラグを周波数同期に有効であることを示す情報に変換する、請求項1又は2に記載の局側光回線終端装置。
  4. 局側光回線終端装置から送信された時刻同期に使用される第一の制御メッセージ及び周波数同期に使用される第二の制御メッセージを受信する第一通信部と、
    受信された前記第一の制御メッセージに含まれる時刻源の品質を示す情報又はクロック源の追跡可能状態を示すフラグを、受信された前記第二の制御メッセージに含まれる周波数の品質を表す情報に整合するように変換する変換部と、
    変換された前記情報を含む第一の制御メッセージと、前記第二の制御メッセージとを自装置に帰属する下位装置に送信する第二通信部と、
    を備える加入者側光回線終端装置。
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