JP6616167B2 - 電線巻出し装置 - Google Patents
電線巻出し装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6616167B2 JP6616167B2 JP2015230314A JP2015230314A JP6616167B2 JP 6616167 B2 JP6616167 B2 JP 6616167B2 JP 2015230314 A JP2015230314 A JP 2015230314A JP 2015230314 A JP2015230314 A JP 2015230314A JP 6616167 B2 JP6616167 B2 JP 6616167B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- electric wire
- wire bundle
- bundle
- protruding portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
- Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)
Description
そして、電線の端末への端子のコネクタの取り付けは、電線の端末の被覆を剥がして導線を露出させた状態で、予めセットしてあるコネクタに導線を差し込み接続し、サブハーネスの製造を行っている。
このため、丸く束ねた電線束から電線の端部を引き出した際に、電線が絡み合って、スムーズに引き出せないという問題を有していた。
この特許文献1は、ヘリコプターに装着されるケーブル3の繰出し装置2であって、ケーブル3を収納するケース4と、ケース4内に設けられ、ケーブル3を巻装状態で収納するケーブル巻装部5と、ケーブル巻装部5から繰り出されるケーブル3をケース4の一端部側の軸心位置に形成された繰出し口6まで案内する案内部材7とを具備し、ヘリコプターの移動にともないケーブル3が案内部材7にガイドされて繰出し口6から自重で繰り出されるようになっている。
すなわち、ヘリコプターを移動させることによってケーブルを繰出し口6からケーブルの自重によって案内部材7にガイドされて繰り出されるものである。
この特許文献2は、金属網の載置支持板5とヒータ載置板6を備える支持台2を備え、電線束18が載置されたサプライスタンド7が載置状とされる載置支持板5の位置と対応する下方のヒータ載置板6上にヒータ12が配設され載置支持板5とヒータ載置板6とシート材15で囲まれた加熱室16内にヒータ12で加熱された空気をサプライスタンド7側に送風ファン13で強制的に送風することでサプライスタンド7に載置されたコイル状に巻かれた電線束18から順次引き出される電線の癖を取り除くものである。
前記電線束の端部を引き出すときに前記電線束収納部材を回転自在に支持する支持杆と、
によって構成されてなり、
前記電線束収納部材は、
上部に突出し丸めて纏められた前記電線束をはめ込み収納保持する突出部と、
前記突出部に連成され該突出部の下部後端に設けられる鍔部と、
を備え、
前記突出部は、
この頂部に向かうにしたがってすぼむ円錐台状に形成され、且つ、前記頂部が封止され前記下部が開放されるように形成され、
前記鍔部は、
前記突出部に連成し該突出部にドーナツ状に外部に張り出す平坦部によって構成してなり、
前記支持杆は、
棒状に形成される棒体と、該棒体の先端に取り付けられ円板状に形成される皿部材と、によって構成され、且つ、該皿部材の径が前記突出部の内面の頂部の径よりも小さく形成され、且つ、前記皿部材に前記突出部の内面の頂部を被せて前記電線束収納部材を着脱自在に支持するものであるとともに前記皿部材の上に回転自在にまた複数方向に揺動自在に支持するものであり、
前記突出部に複数種の前記電線束を配置し、前記電線束収納部材を回転させつつ複数方向に揺動させながらコネクタに前記端子付き電線を引き出し可能であることを特徴としている。
図1は電線巻出し装置の全体構成図、図2は図1に図示の電線巻出し装置を反対側から見た全体構成図、図3は図1に図示の電線束収納部材を下斜めから見た状態を示す図、図4は図3に図示の電線束収納部材の断面図、図5は支持杆から電線束収納部材を取り外した状態を示す図、図6は図5に図示の電線束収納部材の下面図である。
電線巻出し装置1は、電線束収納部材2と、支持部材3によって構成されている。
この電線束収納部材2は、図2に示す如く、本実施例においては、2つ並べて設けられている。この電線束収納部材2の数を本実施例においては2つとしているが、必ずしも2つである必要はなく、1個でも2個以上であっても良い。この電線束収納部材2の個数は、工場内の作業スペースの広さによって決定されるものである。
突出部4は、円形のコップをひっくり返したようになっており、上部6が封止されており、下部7が図3に示す如く、開放された状態になっている。
この突出部4は、頂部(上部先端)6aの径が、下部7の開放部7aの径よりも小さく形成されている。
電線束9は、前の工程で製造されるものであり、長尺の電線を測長して必要な長さ(例えば、6m,8m,10m等)で切断して所望の長さの長尺の電線8となっている。このように製造された所望の長さの長尺の電線8は、両端部に接続端子を接続して、電線8を丸く纏めて束状に束ねて電線束9として製造される。
電線束収納竿台10は、図8に示す如く、ポール11を組み込んで形成される本体12を備えている。この本体12には、下部にキャスター13が取り付けられており、このキャスター13によって本体12は、移動可能に設けられている。
この本体12の上部には、前の工程で製造された長尺の電線8を丸く纏めて束ねた電線束9を懸架する電線束掛け竿14が複数本設けられている。
この電線束収納竿台10は、電線束掛け竿14に電線束9を懸架して、所定の量の電線束9が纏まると、サブワイヤハーネス(サブハーネス)を製造する工程の近傍に移動される。
また、例えば、1個のコネクタに電線8aの端部に接続されている接続端子を2個取り付けて、2本の電線8aを接続する場合には、電線束収納部材2に、2つの電線束8を装着し、それぞれの電線束8の接続端子が接続されている端部を同時に巻き出して各電線束8の接続端子を1個のコネクタに装着して接続する。
また、突出部4の外周面には、図2に示す如く、所定間隔でリング状の段差部15が形成されている。この段差部15は、突出部4の外周面に所定間隔で周回する突起によって構成されている。
この段差部15は、突出部4に電線束9を装着した際にストレートに電線束9が突出部4に嵌まり込まないようにするのと、電線束9の端部を引き出して電線8を突出部4から巻き出すときに電線8が絡み難くする作用をし、電線8がスムーズに巻き出されるようにするのに効果を有している。
この鍔部5には、電線束収納部材2の突出部4に連成され、この突出部4の下部7の開放部7aからドーナツ状に外部に張り出すように平坦部16が設けられている。
この平坦部16は、電線束9の丸めた径が突出部4の径よりも大きかったときに受け止める電線束受け部の役目を果たしている。この平坦部16の幅は、電線束9の端部を引き出す際に、巻き出す電線8によって揺り動かされる鍔部5がバランス良く揺れ動くのに最適な幅に形成されている。
この折り曲げ部18の高さは、特に特定されてはいないが、突出部4に電線束9を装着して電線束9の接続端子の接続されている端部を持って電線8を巻き出した際に、電線8が折り曲げ部18の上端部19に当たり、擦れて巻き出しに支障を来すことのない高さに形成されている。
すなわち、折り曲げ部18の高さが、高過ぎると折り曲げ部18の上端部19で電線8を擦ってしまう支障を来すことがあり、折り曲げ部18の高さか、低過ぎると電線8を巻き出しているときに電線8が折り曲げ部18を乗り越えて鍔部5の下部の支持部材3に絡みつく支障を来すことがある。
支持枠20は、ポール22を組んで形成する支持体23を備えている。この支持体23には、下部にキャスター24が設けられている。このキャスター24によって支持枠20は、移動可能に構成されている。
この支持杆21は、棒状に形成される棒体21aと、この棒体21aの先端に取り付けられる円板状に形成される皿部材21bとによって構成されている。
この皿部材21bには、図4に示す如く、電線束収納部材2の突出部4の内面の頂部6aが当接し、電線束収納部材2が支持杆21で支持された状態となっている。
図5において、22bは、側部ポールで、支持部材3を移動する際の手摺りの役目をするものである。
すなわち、電線束収納部材2は、図5に示す如く、支持部材3の支持杆21に被せられた状態となっている。
前工程で長尺の電線を測長して必要な長さ(例えば、6m,8m,10m等)に切断して所望の長さの長尺の電線8を製造し、この長尺の電線8の両端部に接続端子を接続する。しかる後、この両端部に接続端子が接続された長尺の電線8を丸く纏めて留めて電線束9を製造する。
このように製造された電線束9は、図8に示すされる電線束収納竿台10の電線束掛け竿14に収納する。
このサブワイヤハーネス(サブハーネス)を製造する工程においては、図9に示す如く、両端部に接続端子8aが接続された長尺の電線8にコネクタ25を取り付ける作業を行う。
コネクタ25に接続する長尺の電線8を選定すると、図8に示される電線束収納竿台10の電線束掛け竿14から使用する電線束9を取り出し、電線束収納部材2の突出部4にセットする。
そして、電線束9を束ねて留めている留め部を外して、電線束収納部材2の突出部4から電線8の端部に接続されている接続端子8aを持って引っ張って複数本(例えば、3本)の電線8を図7に示すように一緒に引き出す。
また、サブワイヤハーネス(サブハーネス)を製造するにあたって、例えば、1個のコネクタに電線8を4本接続する場合は、電線束収納竿台10の電線束掛け竿14から4つの電線束9を取り出し、電線束収納部材2の突出部4にセットする。そして、電線束9の留め部を外して電線8の端部に接続されている接続端子8aを持って4本の電線8を一緒に引き出す。
このように電線束9から電線8の端部を引っ張って巻き出す際に電線束収納部材2が回転しながら、前後左右に揺動するため、電線束9から電線8が絡むことなく巻き出される。
このコネクタ25には、指定された本数の電線8の接続端子8aを装着し、サブワイヤハーネス(サブハーネス)を製造する。この電線8の他端部の接続端子にも一端部と同様にコネクタ24を装着し、サブワイヤハーネス(サブハーネス)を製造する。
このように電線8の両端部の接続端子8aにコネクタ25を装着して製造したサブワイヤハーネス(サブハーネス)は、図10に示す如き竿台車27に留め置かれる。
電線保持竿28は、台車本体29に設けられた支持部材30を備えている。この支持部材30は、アーム状の支持棒を横に張り出して形成されている。この支持部材30には、電線8の両端部の接続端子8aにコネクタ25を装着して製造したサブワイヤハーネス(サブハーネス)のコネクタ25の近傍の電線部分を挟み込んで吊り下げる電線クリップ31が設けられている。
そして、電線束9から電線8の端部に接続されている接続端子を作業台26にセットされているコネクタ25に装着して、サブワイヤハーネス(サブハーネス)を製造する。
この竿台車27には、製造されたサブワイヤハーネス(サブハーネス)を吊り下げられるだけ吊り下げ、次工程のサブワイヤハーネス(サブハーネス)にコルゲートチューブを装着する等の配策を行う工程の近傍に移動する。
2………………………電線束収納部材
3………………………支持部材
4………………………突出部
5………………………鍔部
6………………………上部
6a……………………頂部(上部先端)
7………………………下部
7a……………………開放部
8………………………電線
8a……………………接続端子
9………………………電線束
10……………………電線束収納竿台
11……………………ポール
12……………………本体
13……………………キャスター
14……………………電線束掛け竿
15……………………段差部
16……………………平坦部
17……………………外側周端辺
18……………………折り曲げ部
19……………………上端部
20……………………支持枠
21……………………支持杆
21a…………………棒体
21b…………………皿部材
22……………………ポール
22a…………………上部ポール
23……………………支持体
24……………………キャスター
25……………………コネクタ
26……………………作業台
27……………………竿台車
28……………………電線保持竿
29……………………台車本体
30……………………支持部材
31……………………電線クリップ
32……………………支持部
33……………………キャスター
Claims (3)
- 長尺の電線の端部に端子を接続した端子付き電線を丸めて纏めた電線束を複数束収納し該電線束の端部を引き出して前記端子付き電線を巻き出す電線束収納部材と、
前記電線束の端部を引き出すときに前記電線束収納部材を回転自在に支持する支持杆と、
によって構成されてなり、
前記電線束収納部材は、
上部に突出し丸めて纏められた前記電線束をはめ込み収納保持する突出部と、
前記突出部に連成され該突出部の下部後端に設けられる鍔部と、
を備え、
前記突出部は、
この頂部に向かうにしたがってすぼむ円錐台状に形成され、且つ、前記頂部が封止され前記下部が開放されるように形成され、
前記鍔部は、
前記突出部に連成し該突出部にドーナツ状に外部に張り出す平坦部によって構成してなり、
前記支持杆は、
棒状に形成される棒体と、該棒体の先端に取り付けられ円板状に形成される皿部材と、によって構成され、且つ、該皿部材の径が前記突出部の内面の頂部の径よりも小さく形成され、且つ、前記皿部材に前記突出部の内面の頂部を被せて前記電線束収納部材を着脱自在に支持するものであるとともに前記皿部材の上に回転自在にまた複数方向に揺動自在に支持するものであり、
前記突出部に複数種の前記電線束を配置し、前記電線束収納部材を回転させつつ複数方向に揺動させながらコネクタに前記端子付き電線を引き出し可能であることを特徴とする電線巻出し装置。 - 請求項1に記載の電線巻出し装置において、
前記電線束収納部材の突出部の頂部の径は、前記平坦部の外側周端辺に連成される径よりも小さい径で形成されていることを特徴とする電線巻出し装置。 - 請求項1又は2に記載の電線巻出し装置において、
前記電線束収納部材の突出部の外周面には、リング状の複数の段差部が前記突出部の軸方向において所定の間隔をあけて配置形成されていることを特徴とする電線巻出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015230314A JP6616167B2 (ja) | 2015-11-26 | 2015-11-26 | 電線巻出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015230314A JP6616167B2 (ja) | 2015-11-26 | 2015-11-26 | 電線巻出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017095249A JP2017095249A (ja) | 2017-06-01 |
JP6616167B2 true JP6616167B2 (ja) | 2019-12-04 |
Family
ID=58816566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015230314A Active JP6616167B2 (ja) | 2015-11-26 | 2015-11-26 | 電線巻出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6616167B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109365698B (zh) * | 2018-09-13 | 2020-06-09 | 葛骏驰 | 一种全自动单根钢丝卷毛机及其加工方法 |
-
2015
- 2015-11-26 JP JP2015230314A patent/JP6616167B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017095249A (ja) | 2017-06-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6616167B2 (ja) | 電線巻出し装置 | |
CN207511616U (zh) | 一种盘绕式接地线绕线架 | |
US20120056030A1 (en) | Cord winder assembly | |
CN205681587U (zh) | 耳机收纳装置 | |
CN211366611U (zh) | 一种方便收线的户外音箱 | |
KR101556732B1 (ko) | 그물망 제조장치 | |
JP2006246958A (ja) | 走行可能な電気機器 | |
US2918692A (en) | Suction cleaner tool holder construction | |
CN214828052U (zh) | 一种电线用防缠绕的存放装置 | |
US8360352B1 (en) | Reel for improved handling of lengthy flexible materials such as electrical cords, and the like | |
US6339861B1 (en) | Vacuum cleaner power cord system | |
CN206148275U (zh) | 一种电磁离合器线圈绕制装置 | |
CN201744992U (zh) | 带杆地线绕线架 | |
CN211733470U (zh) | 一种电线销售用电线电缆摆放架 | |
CN205869101U (zh) | 一种齿轮驱动式金属丝收放卷装置 | |
CN211077950U (zh) | 一种放线器 | |
CN209871996U (zh) | 一种倒线机及其送线装置 | |
CN112259296B (zh) | 一种8字型可伸缩易收纳新能源汽车用充电线制作工艺 | |
CN210110427U (zh) | 一种电缆加工生产用束丝机 | |
JP3149466U (ja) | ホースリール | |
CN218024691U (zh) | 一种金属线回收装置 | |
CN103956703A (zh) | 一种电缆放线装置 | |
CN217024773U (zh) | 一种放线机的牵引装置及放线机 | |
CN214779826U (zh) | 一种渔网线理线用放线架 | |
JP2017075516A (ja) | コーンロープ設置具一式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181018 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190807 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190820 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191018 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191107 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6616167 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |