JP6615563B2 - 二つの管を接続するための構造 - Google Patents

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Description

本発明は、二つの管の接続構造、特に、二つの管の接続を安定させる技術、に関する。
二つの管の一方を他方に挿入して接続する構造においては、一般的にはネジで相互を固定することが多い。しかし、ネジは工具を必要とするため、二つの管を随時に着脱自在な状態で接続したい場合には向いていない。
特許文献1は、吐水管(吐水ヘッド)を水栓本体の内筒部に上から差し込む接続構造を示す。内筒部には係合溝が形成され、吐水管の係合爪が係合溝に嵌め込まれる。スリーブがスプリングの弾性力によって係合爪を押さえつけることで、吐水管は内筒部にロックされる。
実開平6−14259号公報
特許文献1では、吐水管と内筒部の接続力(ロックする力)はスプリングの弾性力に依存している。また、接続箇所にスプリングを設置するための空間を確保する必要がある。
本発明は、上記課題認識をしつつなされたものであり、その主たる目的は、二つの管を着脱容易かつ安定的に接続するための技術、を提供することにある。
本発明のある態様における接続構造は、外面に第1の突起部を有する第1の管と、内向きに突出する第2の突起部を有するリングと、第1の管が挿入可能に形成され、かつ、リングが周方向に回転可能に設置される第2の管と、を備える。
リングの回転により第1の突起部と第2の突起部が位置合わせされたときに、第1の管と第2の管が固定され、リングは、外面に操作部を有し、第2の管は、周方向に延伸する操作窓を有し、リングは、操作部を操作窓から露出させた状態で、第2の管の内側に設置され、操作窓から露出する操作部を周方向に移動させることにより、第2の管の外からリングを回転可能に構成される。
本発明の別の態様における接続構造は、第1の突起部を有する第1の管と、第2の突起部を有するリングと、第1の管が挿入可能または第1の管に挿入可能に形成され、かつ、リングが回転可能に設置される第2の管と、を備える。
リングの回転により第1の突起部と第2の突起部が位置合わせされたときに、第1の管と第2の管が固定される。
本発明の更に別の態様もまた、接続構造である。この接続構造は、外面に第1の係合部を有する第1の管と、第2の係合部を有するとともに第1の管を挿入可能な内管と、内管を覆う外殻を含む第2の管と、第2の管において、内管と外殻の間で軸方向にスライド可能に設置される留め具と、を備える。
第1の係合部と第2の係合部を係合させた状態において、留め具が第2の係合部の直上までスライドされたときに、第1の管および第2の管が固定される。
本発明の更に別の態様は、水栓である。この水栓は、側面に継手管が形成される本体部と、内向きに突出する第2の突起部を有するリングと、継手管が挿入可能に形成され、かつ、リングが周方向に回転可能に設置される吐水ヘッドと、を備える。
継手管の外面には第1の突起部が形成されている。第1の突起部と第2の突起部の係合により継手管と吐水ヘッドが相互固定される。
本発明の更に別の態様も、水栓である。この水栓は、外面に第1の係合部を有する継手管と、第2の係合部を有するとともに継手管を挿入可能な内管と、内管を覆う外殻を含む吐水ヘッドと、吐水ヘッドにおいて内管と外殻の間で軸方向にスライド可能に設置される留め具と、を備える。
第1の係合部と第2の係合部を係合させた状態において、留め具が第2の係合部の直上までスライドされたときに、継手管および吐水ヘッドが相互固定される。
本発明によれば、二つの管を着脱容易かつ安定的に接続しやすくなる。
水栓の側面図である。 水栓の分解斜視図である。 第1実施形態における吐水ヘッドの分解斜視図である。 第1実施形態における内管の拡大斜視図である。 第1実施形態における吐水ヘッドと継手管の接合部分の拡大断面図である。 第1実施形態において吐水ヘッドを回転部に取り付ける前の外観斜視図である。 第1実施形態においてリリース状態にあるときの接続部分の断面図である。 第1実施形態において吐水ヘッドを回転部に取り付けた後の外観斜視図である。 第1実施形態においてロック状態にあるときの接続部分の断面図である。 第1の実施形態の変形例としての接続構造の模式図である。 第2実施形態における吐水ヘッドの分解斜視図である。 第2の実施形態において吐水ヘッドを回転部に取り付ける前の外観斜視図である。 第2実施形態においてリリース状態にあるときの接続部分の断面図である。 第1実施形態において吐水ヘッドを回転部に取り付けた後の外観斜視図である。 第2実施形態においてロック状態にあるときの接続部分の断面図である。 第2実施形態における内管の外観斜視図である。 第2実施形態における内管のレール付近を拡大した模式図である。
図1は、本実施形態における水栓100の側面図である。図2は、水栓100の分解斜視図である。
水栓100は、水栓本体部112(本体部)と吐水ヘッド106(第2の管)を含む。水栓本体部112は、吐水ハンドル102、回転部104、支柱部108および支柱キャップ114を含む。支柱部108は、台所などに固定され、通水管110(図2参照)を内蔵する。この支柱部108のまわりには回転部104が設置される。回転部104は、支柱部108を中心として水平方向に回転する。回転部104の上にある支柱キャップ114は、支柱部108と接続されることで回転部104を上下方向に位置決めする固定部材である。ユーザが吐水ハンドル102を垂直方向に動かすと、吐水ハンドル102が操作突起116を前後させ、これによって支柱部108内にある弁が開閉される。
継手管118(第1の管)は、回転部104から径方向、好ましくは斜め上方に突出し、通水管110と通水口124を介して接続される。吐水ヘッド106は、継手管118を収容した状態で、回転部104に固定される。図1に示すように、吐水ヘッド106の端部は回転部104の側面部と当接する。吐水ヘッド106の下部には周方向に操作窓122が形成される。操作窓122の詳細は後述する。
[第1実施形態]
図3は、第1実施形態における吐水ヘッド106aの分解斜視図である。
吐水ヘッド106a(第2の管)は、外殻126aに内管128aが収容される二重構造を有する。内管128aは継手管118a(第1の管)を収容し、水道水は通水管110から継手管118a、内管128aを経由して、シンクに吐水される。内管128aには緩衝部材134が設置される。緩衝部材134は、内管128aの端部に接続されるゴム製部材であり、回転部104aと当接する。
回転部104aの可動部分と、吐水ヘッド106aと回転部104aの接続部分は別なので、回転部104aが頻繁に回転しても、それが吐水ヘッド106aとの接続強度には影響しない。継手管118aが吐水ヘッド106aによって延長される接続構造であるため、吐水ヘッド106aを水平方向に回転させると、その回転力がそのまま継手管118aに伝わるため、ユーザによる回転操作を回転部104aの回転力として伝えやすい。
外殻126aに形成されるネジ穴(図6等参照)から挿入されるネジ132により、外殻126aの内部に内管128aは固定される。内管128aの外側には、リング120a(留め具)が取り付けられる。詳細は後述するが、リング120aは内管128aの外側において周方向Pに回転可能である。リング120aにおいては、内向きに2つのリング突起138(第2の突起部)が形成される。継手管118aの外面にも、2つの継手突起140(第1の突起部)が形成される。
リング120aの外側には操作部130a(部品)が取り付けられる。操作部130aは、操作窓122aから露出する。ユーザは、操作窓122aから露出する操作部130aに指を添えて、操作部130aを周方向Pに回転させることにより、外殻126aと内管128aに挟まれるリング120aを回転させることができる。
図4は、内管128aの拡大斜視図である。
内管128aの端部は、少なくとも外殻126aよりは弾性率が高い緩衝部材134によって覆われる。本実施形態における緩衝部材134はゴム製である。緩衝部材134は、内管128aおよび外殻126aの回転部104aとの当接面をカバーする。緩衝部材134の当接面136の当接幅Tは、少なくとも、外殻126aの厚みよりも大きい。回転部104aは円筒形状であるため、緩衝部材134の当接面136も回転部104aの円筒形状(曲面形状)と一致する形状となっている。柔らかい緩衝部材134を介して、吐水ヘッド106aと回転部104aを当接させることにより、吐水ヘッド106aと水栓本体部112を隙間無く密着させることができる。また、当接幅Tを大きくすることにより、吐水ヘッド106の先端が回転部104aに傷を付けにくくなる。
内管128aの外側にはリング120aが設置される。内管128aには、リング突起138を通すための切欠144が形成される。また、切欠144にはリング突起138の周方向への動きを規制するための係止部142(でっぱり)が設けられる。ユーザが操作部130aを周方向に動かすと、リング突起138も周方向に動く。
図5は、吐水ヘッド106aと継手管118aの接続部分の拡大断面図である。
内管128aは、ネジ132により外殻126aに固定される。内管128aは、継手管118aを収容する。継手管118aはその外面に2つの継手突起140を有する。この継手突起140とリング120aのリング突起138が対向することにより、吐水ヘッド106aの軸方向Xへの動きが規制される。図5の場合、リング突起138が継手突起140に引っかかるため、吐水ヘッド106aを軸方向Xに引っ張っても、吐水ヘッド106aを外すことはできない。
以下、吐水ヘッド106aが継手管118aに固定されて取り外せない状態のことを「ロック状態」とよび、吐水ヘッド106aを継手管118aから取り外し可能な状態のことを「リリース状態」とよぶ。また、ロック状態における操作部130a(リング120a)のポジションのことを「ロックポジション」、リリース状態におけるポジションのことを「リリースポジション」とよぶことにする。
図6は、吐水ヘッド106aを回転部104aに取り付ける前の外観斜視図である。
図6に示すように、外殻126aの下部には周方向に延伸する操作窓122aが形成される。このため、操作窓122aにつながるリング120aは、周方向に回転することはできるが、軸方向のスライド移動はできない。ユーザは、操作窓122aから露出する操作部130aをリリースポジションにセットした上で、吐水ヘッド106aを継手管118aの上からかぶせる。操作部130aがリリースポジションにあるときには、リング突起138a,138bと継手突起140a,140bは軸方向において重ならない(図7参照)。このため、吐水ヘッド106aは、継手突起140a,140bに規制されることなく、回転部104aと当接する。図7は、リング突起138と継手突起140の周辺を奧側(回転部104a側)から見た図である。継手突起140よりもリング突起138の方が奥側にある(図5も参照)。
図8は、吐水ヘッド106aを回転部104aに取り付けた後の外観斜視図である。
吐水ヘッド106aを回転部104aに当接するまで押し込んだあと、ユーザは、操作部130aをロックポジションにセットする。すると、吐水ヘッド106aの内部においてリング120aが回転し、継手突起140aとリング突起138a、継手突起140bとリング突起138bがそれぞれ軸方向において重なる(図9参照)。この結果、図5にも示したように、リング突起138と継手突起140の重ね合わせによって、吐水ヘッド106aが抜けなくなる。図9も、リング突起138と継手突起140の周辺を奧側(回転部104a側)から見た図である。
第1実施形態の接続構造によれば、操作窓122aから露出する操作部130aを周方向に移動させることで、ロック状態とリリース状態を簡単に切り替えることができる。操作部130aがリリースポジションにあるときには吐水ヘッド106aを自在に挿抜できる。吐水ヘッド106aに継手管118aを収容したあと、操作部130aをロックポジションにセットすれば、リング突起138aと継手突起140aが軸方向において互いに重なることで、吐水ヘッド106aは抜けなくなる。
更に、内管128aの切欠144に係止部142を設けることで、操作部130aが簡単に周方向に動かないようになっている。このため、いったんロック状態となると、操作部130aが不意にリリースポジションに戻ることもないため、いっそう接続を安定させやすくなる。操作部130aをリリースポジションに戻すためには、ユーザはある程度の力を込め操作部130aを周方向に動かす必要がある。
まとめると、リング突起138と継手突起140の対向により、吐水ヘッド106aと継手管118aの接続を確実にしている。更に、係止部142がリング120aの周方向の動きを規制することで、リング120aのロックポジションへのセットを確実にしている。
図10は、第1実施形態の変形例としての接続構造の模式図である。
図10は、収容管148が挿入管137を収容し、これら2つの管を接続する構造の変形例を示す。この変形例では、収容管148ではなく挿入管137にリング152が回転自在に取り付けられる。また、収容管148の内壁面には1以上の突起150が設けられる。収容管148の入口方向Qからマイナスドライバーなどの工具を差し込んでリング152を回転させることにより、リング152のリング突起138と収容管148の突起150を重ね合わせることで、2つの管の接続をロックしてもよい。
[第2実施形態]
図11は、第2実施形態における吐水ヘッド106bの分解斜視図である。
第2実施形態の吐水ヘッド106b(第2の管)も、外殻126bに内管128bが収容される二重構造を有する。外殻126bは第1実施形態と同形状を有するが、内管128bの形状は第1実施形態の内管128aとは異なる。内管128bは継手管118b(第2の管)を収容し、水道水は通水管110から継手管118b、内管128bを経由して、シンクに吐水される。内管128bには緩衝部材134が設置される。緩衝部材134は、第1実施形態のものと同じである。
外殻126bに形成されるネジ穴から挿入されるネジ132により、外殻126bと内管128bは固定される。内管128bの外側には、リング120b(留め具)が取り付けられる。詳細は後述するが、第2実施形態におけるリング120bは内管128bの外側において軸方向Xにスライド可能であるが、周方向Pへの動きは規制される。
リング120bの外側には操作部130b(部品)が取り付けられる。操作部130bは、操作窓122b(図12等参照)から露出する。操作窓122bから露出する操作部130bに指を添えて、操作部130bを軸方向Xにスライドさせることにより、外殻126bと内管128bに挟まれるリング120bをスライドさせることができる。
第2実施形態の継手管118bには溝154(第1係合部)が形成される。内管128bは爪156(第2係合部)を有する。この爪156が溝154に嵌ることで、内管128bと継手管118bは接続される。更に、爪156の直上までリング120bをスライドさせることで、爪156と溝154の係合を確実にする。爪156、溝154およびリング120bの関係については後述する。
図12は、吐水ヘッド106bを回転部104bに取り付ける前の外観斜視図である。
第2実施形態における操作窓122bは、吐水ヘッド106bの軸方向Xに延びる。このため、操作部130bとそれにつながるリング120bは軸方向Xに移動可能であるが、周方向への移動はできない。ユーザは、操作窓122bから露出する操作部130bをリリースポジションにセットした上で、吐水ヘッド106bを継手管118bにかぶせる。操作部130bがリリースポジションにあるときには、リング120bは爪156の直上よりも奥にずれている(図13参照)。図13は、リリース状態における接続箇所の断面図である。爪156と外殻126bの間に隙間があるので、爪156と溝154は係合するものの、吐水ヘッド106bを引っぱればこの係合は簡単に外すことができる。
図14は、吐水ヘッド106bを回転部104bに取り付けた後の外観斜視図である。
吐水ヘッド106bを回転部104bに当接するまで押し込んだあと、ユーザは、操作部130bを軸方向に動かし、ロックポジションにセットする。このときリング120bは爪156の直上にスライドする(図15参照)。リング120bにより、爪156と外殻126bの隙間が埋められる。いいかえれば、外殻126bと爪156の間に挿入されたリング120bが邪魔になって、爪156と溝154の係合が外れなくなる。
図16は、内管128bの外観斜視図である。図17は、内管128bのレール158付近を拡大した模式図である。
内管128bの表面にはレール158が形成され、レール158はリング120bの通過口160を通る。レール158の幅は、爪156の直上(ロックポジション)でもっとも狭く、その両端で広くなる。図17は、レール158の形状をわかりやすく示すため、実際よりもレール158の幅が大きく変化する形状にて模式的に描いている。図17に示すように、ロックポジションLPにおけるレール158の幅T1よりも、その両側の幅T2,T3の方が広い。
レール158は、ロックポジションLP付近でもっとも幅が狭くなるため、リング120bはロックポジションLP付近でもっとも動きやすい。その一方、ロックポジションLPから離れるほどレール158の幅が広いため、レール158が通過口160を通過しにくくなる。このため、いったん、リング120bをロックポジションLPにセットすればリング120bが自然にリリースポジションRPに戻ってしまうことはなく、リング120bはロックポジションLPに安定する。ユーザがある程度の力を込めて操作部130bを動かせば、ロックポジションLPからリリースポジションRPにリング120bを動かすことができる。
第2実施形態の接続構造によれば、操作窓122bから露出する操作部130bを軸方向(前後方向)にスライドさせることで、ロック状態とリリース状態を簡単に切り替えることができる。操作部130bがリリースポジションにあるときには吐水ヘッド106bを自在に挿抜できる。また、いったん、吐水ヘッド106bに継手管118bを収容したあと、操作部130bをロックポジションにセットすれば、溝154と爪156の係合をリング120bでしっかりと押さえつけることができる。特に、レール158の幅広形状とすることでリング120bのスライド方向への動きが規制されるので、リング120bをロックポジションに安定させやすくなる。
なお、第2実施形態においては、挿入側の継手管118bに溝154を設け、収容側の内管128bに爪156を設けているがこれは逆でもよい。すなわち、継手管118bに爪156を設け、内管128bに溝154を設け、両者の係合をリング120bで押さえてもよい。
以上、第1および第2の実施形態に基づいて、水栓100の接続構造について説明した。
いずれの実施形態においても、吐水ヘッド106(内管128)に継手管118を収容し、内管128にリング120が設置される。第1実施形態においては、リング120aのリング突起138と継手管118aの継手突起140を重ねることで、吐水ヘッド106aと回転部104aの接続をロックしている。第2実施形態においては、内管128bの爪156と継手管118bの溝154を係合させ、これを爪156によって上から押さえつけることで吐水ヘッド106bと回転部104bの接続をロックしている。第2実施形態の場合、剛性のある外殻126bがリング120bを介して爪156を押さえつける。また、リング120bの軸方向への動きは、レール158によっても規制される。
以上、本発明をいくつかの実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
本実施形態においては、水栓本体部112(継手管118)と吐水ヘッド106(内管128)の接続構造を中心として説明したが、本発明の接続構造は、二つの管を一方が他方を収容する構造にて接続する場合であれば広く応用可能である。
上述に記載の実施形態からは、以下の発明を認識することができる。
1.本発明のある態様における接続構造は、外面に第1の突起部を有する第1の管と、内向きに突出する第2の突起部を有するリングと、第1の管が挿入可能に形成され、かつ、リングが周方向に回転可能に設置される第2の管と、を備える。
リングの回転により第1の突起部と第2の突起部が位置合わせされたときに、第1の管と第2の管が固定される。
このような態様によれば、2つの突起が重ならない状態で第1の管を第2の管に挿入したあと、リングを回転させて2つの突起を重ね合わせることで、2つの管の挿抜方向(軸方向)への動きを簡単に規制できる。
2.リングは、外面に操作部を有してもよい。第2の管は、周方向に延伸する操作窓を有してもよい。リングは、操作部を操作窓から露出させた状態で、第2の管の内側に設置され、操作窓から露出する操作部を周方向に移動させることにより、第2の管の外からリングを回転可能に構成されてもよい。
外側の第2の管から露出する操作部を動かすことでリングを回転させることができる。このため、2つの管を接続したあとでも、簡単にリング(ロック機構)を操作しやすくなる。
3.本発明の別の態様における接続構造は、第1の突起部を有する第1の管と、第2の突起部を有するリングと、第1の管が挿入可能または第1の管に挿入可能に形成され、かつ、リングが回転可能に設置される第2の管と、を備える。
リングの回転により第1の突起部と第2の突起部が位置合わせされたときに、第1の管と第2の管が固定される。
このような態様においても、2つの突起が重ならない状態で2つの管を組み合わせたあと、リングを回転させて2つの突起を重ね合わせることで、2つの管の挿抜方向(軸方向)への動きを簡単に規制できる。
4.本発明のさらに別の態様もまた、接続構造である。この接続構造は、外面に第1の係合部を有する第1の管と、第2の係合部を有するとともに第1の管を挿入可能な内管と、内管を覆う外殻を含む第2の管と、第2の管において、内管と外殻の間で軸方向にスライド可能に設置される留め具と、を備える。第1の係合部と第2の係合部を係合させた状態において、留め具が第2の係合部の直上までスライドされたときに、第1の管および第2の管が固定される。
この態様によると、第1の係合部と第2の係合部を係合させ、その係合を留め具で押さえることができる。留め具が内管と外殻に挟まれる構造であるため、外殻が留め具を介して係合を確実にしやすくなる。スプリングなどの機械部品を必要としないシンプルな構造でありながら、2つの管の接続力を強化しやすくなる。
5.第1の係合部は第1の管の外面に形成される溝であり、第2の係合部は溝に係合する爪であってもよい。
6.留め具は、外面に操作部を有してもよい。第2の管の外殻は、軸方向に延伸する操作窓を有してもよい。留め具は、操作部を操作窓から露出させた状態で、外殻の内側に設置され、操作窓から露出する操作部を軸方向に移動させることにより、第2の管の外から留め具をスライド可能に構成されてもよい。
外側の第2の管から露出する操作部を動かすことで留め具をスライドさせることができる。このため、2つの管を接続したあとでも、簡単に留め具(ロック機構)を操作しやすくなる。
7.本発明の別の態様は水栓である。この水栓は、側面に継手管が形成される本体部と、内向きに突出する第2の突起部を有するリングと、継手管が挿入可能に形成され、かつ、リングが周方向に回転可能に設置される吐水ヘッドと、を備える。
継手管の外面には第1の突起部が形成されている。第1の突起部と第2の突起部の係合により継手管と吐水ヘッドが相互固定される。
8.本発明の更に別の態様も、水栓である。この水栓は、外面に第1の係合部を有する継手管と、第2の係合部を有するとともに継手管を挿入可能な内管と、内管を覆う外殻を含む吐水ヘッドと、吐水ヘッドにおいて内管と外殻の間で軸方向にスライド可能に設置される留め具と、を備える。
第1の係合部と第2の係合部を係合させた状態において、留め具が第2の係合部の直上までスライドされたときに、継手管および吐水ヘッドが相互固定される。
100 水栓、 102 吐水ハンドル、 104 回転部、 106 吐水ヘッド、 108 支柱部、 110 通水管、 112 水栓本体部、 114 支柱キャップ、 116 操作突起、 118 継手管、 120 リング、 122 操作窓、 124 通水口、 126 外殻、 128 内管、 130 操作部、 132 ネジ、 134 緩衝部材、 137 挿入管、 138 リング突起、 140 継手突起、 142 係止部、 144 切欠、 148 収容管、 150 突起、 152 リング、 154 溝、 156 爪、 158 レール、 160 通過口。

Claims (5)

  1. 外面に第1の突起部を有する第1の管と、
    内向きに突出する第2の突起部を有するリングと、
    前記第1の管が挿入可能に形成され、かつ、前記リングが周方向に回転可能に設置される第2の管と、を備え、
    前記リングの回転により前記第1の突起部と前記第2の突起部が位置合わせされたときに、前記第1の管と前記第2の管が固定され
    前記リングは、外面に操作部を有し、
    前記第2の管は、周方向に延伸する操作窓を有し、
    前記リングは、前記操作部を前記操作窓から露出させた状態で、前記第2の管の内側に設置され、
    前記操作窓から露出する前記操作部を周方向に移動させることにより、前記第2の管の外から前記リングを回転可能に構成されることを特徴とする接続構造。
  2. 外面に第1の係合部を有する第1の管と、
    第2の係合部を有するとともに前記第1の管を挿入可能な内管と、前記内管を覆う外殻を含む第2の管と、
    前記第2の管において、前記内管と前記外殻の間で軸方向にスライド可能に設置される留め具と、を備え、
    前記第1の係合部と前記第2の係合部を係合させた状態において、前記留め具が前記第2の係合部の直上までスライドされたときに、前記第1の管および前記第2の管が固定されることを特徴とする接続構造。
  3. 前記第1の係合部は前記第1の管の外面に形成される溝であり、前記第2の係合部は前記溝に係合する爪であることを特徴とする請求項に記載の接続構造。
  4. 前記留め具は、外面に操作部を有し、
    前記第2の管の前記外殻は、軸方向に延伸する操作窓を有し、
    前記留め具は、前記操作部を前記操作窓から露出させた状態で、前記外殻の内側に設置され、
    前記操作窓から露出する前記操作部を軸方向に移動させることにより、前記第2の管の外から前記留め具をスライド可能に構成されることを特徴とする請求項に記載の接続構造。
  5. 外面に第1の係合部を有する継手管と、
    第2の係合部を有するとともに前記継手管を挿入可能な内管と、前記内管を覆う外殻を含む吐水ヘッドと、
    前記吐水ヘッドにおいて、前記内管と前記外殻の間で軸方向にスライド可能に設置される留め具と、を備え、
    前記第1の係合部と前記第2の係合部を係合させた状態において、前記留め具が前記第2の係合部の直上までスライドされたときに、前記継手管および前記吐水ヘッドが相互固定されることを特徴とする水栓。
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