JP6615071B2 - 計算機システム及びテストケース管理方法 - Google Patents

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本発明は、業務システムを対象として実施するテストに対し、テストケースを管理する計算機システム及びテストケース管理方法に関する。
予め作成され繰り返しテストが実施される複数のテストケースである作成済テストケース群から今回テストが実施されるべき複数のテストケースである実施対象テストケース群を抽出するテストケース抽出装置であって、前記作成済テストケース群を保持するテストケース保持手段と、前記作成済テストケース群の各テストケースと対応付けられる当該各テストケースについての各回のテスト結果を保持するテスト結果保持手段と、前記テスト結果保持手段に保持されている各テストケースについての各回のテスト結果を読み出すテスト結果読み出し手段と、前記テスト結果読み出し手段によって読み出された各テストケースについての各回のテスト結果に基づいて前記作成済テストケース群から前記実施対象テストケース群を抽出するテストケース抽出手段とを備えていることを特徴とする、テストケース抽出装置(特許文献1参照)が提案されている。
特開2007−102475号公報
上記特許文献1に開示された技術では、過去のテスト実績からテストケースの優先順位付けを行い、好適なテストケースの抽出を実現しているが、1か所での開発及びテスト実施を想定し、テストケース及びテストデータが事前に十分に蓄積されていることが前提となっている。このため、拠点毎に順次システムの刷新及び移行を実施する場合、共通部品であるモジュールと拠点毎の個別部品であるモジュールとの組合せを最初から想定できないので、拠点毎のテストケースの蓄積が十分ではない。またテストケースの蓄積が十分でないところで、優先順位付けを実施しても、重要なテストケースを抽出できるとは限らない。
本発明は、上述した課題を考慮したものであって、業務システムが展開される複数の拠点のうち業務システムに関するテストを実施する予定の拠点で必要なテストケースの準備及び作成に要する負荷を削減することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、複数の拠点でそれぞれ少なくとも業務システムを管理する複数の拠点用計算機と、前記各拠点の拠点用計算機とネットワークを介して情報の送受信を行う中央拠点用計算機とを有する計算機システムであって、前記中央拠点用計算機は、前記複数の拠点のうち前記業務システムに関するテストが実施された拠点に属する拠点用計算機から、前記業務システムに関するテストのテストケース及びテスト実績情報、不具合情報を収集して蓄積し、新たにテストを実施する予定の拠点に属する拠点用計算機から、再利用可能なテストケースの抽出の要求を受信したことを条件に、前記蓄積したテストケースの中から再利用可能なテストケースを抽出し、前記抽出したテストケースを、前記再利用可能なテストケースの抽出を要求した要求元の拠点用計算機に送信し、前記要求元の拠点用計算機は、前記中央拠点用計算機から受信した再利用可能なテストケースの中から、優先的に実施すべき重要なテストケースを選出することを特徴とする。
本発明によれば、業務システムが展開される複数の拠点のうち業務システムに関するテストを実施する予定の拠点で必要なテストケースの準備及び作成に要する負荷を削減することができる。
本発明の一実施例を示す計算機システムの全体構成図である。 本発明による計算機システムにおける複数拠点に展開される業務システムに対する本発明実施方法を説明するための概念図である。 本発明による計算機システムに属するテストケース管理装置のモジュール構成図である。 本発明による計算機システムにおける各拠点で管理される業務システムのリソースを説明するための構成図である。 本発明による計算機システムにおけるテストケース管理装置で管理されるテーブルの構成図である。 本発明による計算機システムにおける中央拠点のテストケース管理装置の管理方法を説明するためのフローチャートである。 本発明による計算機システムにおける各拠点で実施されるテストケース管理方法を説明するためのフローチャートである。 本発明による各拠点のユーザに対して提供する画面の表示例を示す画面構成図である。
(発明の概要)
本発明は、複数の拠点に導入され、各拠点に関わらず共通の仕様による共通部品であるモジュールと、拠点毎の個別の要件に基づいた仕様による個別部品であるモジュールとを含む業務システム(ソフトウェア)を対象とし、該業務システムの刷新及び旧システムからの移行(旧システムから新システムへの移行)を拠点毎に順次実施していくものとし、その際に各々の拠点毎にて、刷新後の業務システムの動作確認、信頼性保証のためにテストを実施するものとする。ここで、共通部品であるモジュールは、複数の拠点のうち中央の拠点でのみ作成され、作成された共通部品であるモジュールが、各々の拠点にソースコードとテストケースとともに展開されるものとする。また各々の拠点の個別の要件に基づいた仕様による個別部品であるモジュールは、各拠点にて個別に作成されるものとする。なお各拠点では、中央拠点より展開された共通部品であるモジュールと拠点毎の個別部品であるモジュールとを組合せて、業務システムに必要な業務処理を作成するが、拠点毎に組合せ及び条件が異なるため、拠点毎に各々のテストケース及びテストデータを用意し、テストを実施する必要がある。このため、共通部品であるモジュールと個別部品であるモジュールとの組合せにより作成する業務処理に対してテストを実施する。
図1は、本発明の一実施例を示す計算機システムの全体構成図である。図1において、計算機システムは、複数拠点に展開する業務システムを管理するシステムであって、業務システムが稼働する複数の拠点101、102、103(以下、拠点1、2、3と称することがある。)と、リソース情報、テスト情報を管理する中央拠点104とがネットワーク105を介して接続される。拠点101には、テスト実績収集装置111と、業務システム112と、情報閲覧装置113を有する計算機(拠点用計算機)が配置され、拠点102には、テスト実績収集装置121と、業務システム122と、情報閲覧装置123を有する計算機(拠点用計算機)が配置され、拠点103には、テスト実績収集装置131と、業務システム132と、情報閲覧装置133を有する計算機(拠点用計算機)が配置される。中央拠点104には、各拠点101、102、103からテスト実績情報を収集して蓄積し、拠点101、102、103のテスト作成者にテストケース情報を提供するためのテストケース管理装置141が配置される。テストケース管理装置141は、記憶装置(メモリ、ハードディスク)161と、処理装置(CPU)162と、通信装置163を含む計算機(中央拠点用計算機)で構成される。
各拠点101、102、103では、各々の業務システム112、122、132が稼働している。テスト実績収集装置111、121、131は、各々の業務システム112、122、132にて実施されるテストの実績情報等を収集し、収集したテストの実績情報(テスト実績情報)を中央拠点104のテストケース管理装置141に送信する。情報閲覧装置113、123、133は、各拠点101、102、103におけるテスト作成者が、中央拠点104のテストケース管理装置141からテストケース情報を取得して参照するための装置である。この際、テスト実績収集装置111、121、131は、記憶装置(メモリ、ハードディスク)171と、処理装置(CPU)172と、通信装置173から構成される。情報閲覧装置113、123、133は、記憶装置(メモリ、ハードディスク)181と、処理装置(CPU)182と、通信装置183から構成される。なお、処理装置(CPU)182には、表示装置(図示せず)が接続される。また、テスト実績収集装置111、121、131と情報閲覧装置113、123、133は、ネットワーク105を介して中央拠点104のテストケース管理装置141に相互に接続される。
図2は、本発明による計算機システムにおける複数拠点に展開される業務システムの実施方法を説明するための概念図である。
図2におけるユースケースでは、業務システム112、122、132の刷新及び旧システムからの移行(業務システムの旧システムから新システムへの移行)が拠点1、2、3(101、102、103)の順に順次実施されており、拠点1、2では、テスト実施が完了して刷新後の新システム(新業務システム)の本番稼働が開始され、これより拠点3にてシステム刷新・移行を実施するための準備としてテストケースを作成し、その後にテストを実施することを想定している。各拠点でテストケースを作成する場合、例えば、ソフトウェアによるテストを実施する際に用意する情報であって、実行条件、入力データ、期待される出力(出力データ)や結果などの情報が作成される。なお、作成された情報は、テストケースとして記録される。
最初に拠点1、2の各々にてテスト実施が完了すると、各拠点1、2でのテスト実行結果としてのテスト情報が中央拠点104のテスト情報のリポジトリ(記憶装置161)に登録される(201)。
続いて拠点3のテスト作成者が、拠点3にて実施するテストケースを作成するに際して、中央拠点104のテスト情報のリポジトリに蓄積済みのテストケースから、拠点3でも再利用可能なテストケースを要求する(202)。この要求に応答して、中央拠点104のテスト情報のリポジトリから、拠点3でも再利用可能なテストケースが抽出され、抽出されたテストケースが中央拠点104から拠点3に送信される(203)。これにより、拠点3のテスト作成者は、関連テストケースを取得することができる。この後、拠点3では、拠点3でも再利用可能なテストケースの中から、優先的に実施すべき重要なテストケース(重要ケース)が選出され、選出されたテストケースが、拠点3のテスト作成者に提示される。
拠点3のテスト作成者は、中央拠点104から取得したテストケースを基に、拠点3にて実施すべきテストケースを選定、加工、作成して、その後、拠点3でのテストを実施する。この際、拠点3のテスト作成者は、テストケース要求及び取得、重要テストケース選出にかかる処理を、システムより提供される画面であって、処理装置182に接続される表示装置の画面を用いて実施する。
図3は、本発明による計算機システムに属するテストケース管理装置のモジュール構成図である。図3において、中央拠点104のテストケース管理装置141には、各拠点101、102、103のリソース情報、テストケース情報、テスト実績情報を管理するテストケース管理ミドルウェア301が導入される。
テストケース管理ミドルウェア301の主な構成要素は、各拠点101、102、103の業務システム112、122、132を構成するリソースに関する情報及びリソース間の関係に関する情報を蓄積する、リソース情報リポジトリ311、各拠点101、102、103にて実施したテストに関するテストケース情報及びテスト実績情報、発生した不具合に関する不具合情報を蓄積する、テスト情報リポジトリ312、リソース情報リポジトリ311に蓄積される情報を管理する、リソース情報管理部321、テスト情報リポジトリ312に蓄積される情報を管理する、テストケース情報管理部322、各拠点101、102、103にて実施されたテストに関するテストケース情報及びテスト実績情報、不具合情報を各拠点101、102、103から収集して、テスト情報リポジトリ312に格納する、テストケース情報収集部323、テストを実施する拠点におけるテスト作成者からの要求を受けて、当該拠点でのテスト対象である業務処理に類似する他拠点での業務処理を解析して、解析結果を選出し、選出した解析結果を基に類似業務処理に関連するテストケースを抽出する、類似性解析部324、各拠点101、102、103の情報閲覧装置113、123、133による、類似性解析部324が抽出したテストケースの中から、当該拠点の特に実施すべき重要なテストケース(重要ケース)を抽出する処理において必要とする情報を情報閲覧装置113、123、133に提供する、重要ケース抽出部325、各拠点101、102、103のテスト作成者に、類似性解析部324や重要ケース抽出部325で抽出したテストケース等の情報を提示する際、等に提供する画面を生成、管理する、情報表示部326、ネットワーク105を介して各拠点101、102、103のテスト実績収集装置111、121、131及び情報閲覧装置113、123、133との間で通信処理を行う、データ通信部327である。
図4は、本発明による計算機システムにおける各拠点で管理される業務システムのリソースを説明するための構成図である。
ここで、各拠点における業務システムを構成するリソースとは、業務システムを構成する要素であり、業務システムにて実施される業務と、業務に属し、業務の観点で分類可能な処理単位である、1つ以上の業務処理と、業務処理を構成する、再利用可能なソフトウェアプログラムの単位である、1つ以上のモジュールと、業務処理に対する入力、出力及び条件設定のパラメタとなるデータとが該当する。個々のデータは業務処理を構成するモジュールにて参照、更新される。
中央拠点104のテストケース管理装置141にて、上記のリソース間の接続、包含、呼び出し等の関係を管理する。図4において、拠点毎に、システム411、421、・・・、業務フロー412、422、・・・、モジュール413、423、・・・、データ414、424、・・・の階層に区切って管理される。この際、例えば、システム411は、最上位の階層に属し、業務フロー412は、システム411より下位の階層に属し、モジュール413は、業務フロー412より下位の階層に属し、データ414は、モジュール413より下位の階層であって、最下位の階層に属する。リソース間の接続は、上位の階層に属する要素と下位の階層に属する要素との結合、或いは同一の階層に属する要素同士の結合を意味する。リソース間の包含は、上位の階層に属する要素が下位の階層に属する要素を含むことを意味し、リソース間の呼び出しは、上位の階層に属する要素が下位の階層に属する要素を処理において呼び出すことを意味する。
システム411の階層では、システム411にて実施される業務(業務アルファ)を管理する。業務フロー412の階層では、システム411の業務に紐づけて、個々の業務を構成する業務処理の種別及び接続関係、当該業務における実行順序等を管理する。モジュール413の階層では、業務フロー412の業務処理に紐づけて、個々の業務処理を構成するモジュールの種別及び接続関係、実行順序等を管理する。ここでモジュールの種別として、拠点に関わらず共通部品であるモジュール(a、b、・・・)と、個々の拠点の要件に依存した個別部品であるモジュール(c’、e’、・・・)とがある。個々のデータ414の階層では、モジュール413で管理される業務処理に紐づけて、個々の業務処理にて使用されるデータ(A、B、・・・)の種別を管理する。各データは実際には業務処理を構成する個々のモジュールにおける処理にて使用されるが、どのモジュールにてどのように使用されるかは、拠点毎の要件に依存するため、ここでは業務処理に紐づけて管理する。
図5は、本発明による計算機システムにおけるテストケース管理装置で管理されるテーブルの構成図である。図5において、リソース関係情報管理テーブル501は、テストケース管理装置141の記憶装置161に格納されるテーブルであって、図4に示した各拠点における業務システムを構成するリソースの関係を管理するテーブルであり、ある拠点にて実施すべきテストケースを抽出するために、拠点間で類似する業務処理を選出する際に参照される。テストケース情報管理テーブル502及び不具合情報管理テーブル503は、テストケース管理装置141の記憶装置161に格納されるテーブルであって、拠点間で類似する業務処理として抽出された業務処理に関するテストケースの中から重要なテストケースを選出する際に参照されるテーブルである。
リソース関係情報管理テーブル501の主な構成要素は、図5(a)に示すように、業務処理識別情報511、業務処理属性情報512、拠点識別情報513、業務識別情報514、入力データ情報515、出力データ情報516、パラメタ情報517、モジュール(共通部品)構成情報518、モジュール(個別部品)構成情報519、処理実行型510である。
業務処理識別情報511には、業務フロー412で管理される業務処理を識別するための情報、例えば、業務処理を一意に識別するための識別子が格納される。業務処理属性情報512には、業務処理識別情報511に該当する業務処理の属性情報(業務処理の内容に関する情報)が格納される。拠点識別情報513には、業務処理識別情報511に該当する業務処理が含まれる拠点を識別するための情報(拠点1、2、3を識別するための識別子)が格納される。業務識別情報514には、業務処理識別情報511に該当する業務処理を構成要素として含める業務を識別するための情報(システム411で管理される業務を識別するための情報)が格納される。入力データ情報515には、業務処理識別情報511に該当する業務処理の入力データに関する情報(データ414で管理されるデータのうち各拠点に入力された入力データに関する情報)が格納される。出力データ情報516には、業務処理識別情報511に該当する業務処理の出力データに関する情報(データ414で管理されるデータのうち各拠点から出力された出力データに関する情報)が格納される。パラメタ517には、業務処理識別情報511に該当する業務処理のパラメタに関する情報(データ414で管理されるデータのうち各拠点で設定されたパラメタに関する情報)が格納される。モジュール(共通部品)構成情報518には、業務処理識別情報511に該当する業務処理を構成するモジュールのうち、共通部品であるモジュールに関する情報が格納される。モジュール(個別部品)構成情報519には、業務処理識別情報511に該当する業務処理を構成するモジュールのうち、個別部品であるモジュールに関する情報が格納される。処理実行型510には、業務処理識別情報511に該当する業務処理を構成する1つ以上のモジュールの処理実行型に関する情報が格納される。ここで処理実行型とは、順列実行、並列実行、分岐判定、等の1つ以上のモジュールの実行の仕方を規定するものである。
テストケース情報管理テーブル502の主な構成要素は、図5(b)に示すように、テストケース識別情報521、拠点識別情報522、業務処理識別情報523、実行日時524、入力データ525、出力データ526、パラメタセット527、テスト結果528、実行回数529、成否回数520、業務実行情報541である。
テストケース識別情報521には、テストケースを一意に識別するための情報が格納される。拠点識別情報522には、テストケース識別情報521に該当するテストケースが実行された拠点を識別するための情報(拠点1、2、3を識別するための識別子)が格納される。業務処理識別情報523には、テストケース識別情報521に該当するテストケースの実行対象である業務処理を識別するための情報(業務フロー412で管理される業務処理を識別するための識別子)が格納される。実行日時524には、テストケース識別情報521に該当するテストケースが実行された日時に関する情報が格納される。入力データ525には、テストケース識別情報521に該当するテストケースが実行された際の入力データに関する情報が格納される。出力データ526には、テストケース識別情報521に該当するテストケースが実行された際の出力データに関する情報が格納される。パラメタセット527には、テストケース識別情報521に該当するテストケースが実行された際のパラメタセットに関する情報(パラメタの組合せに関する情報等)が格納される。テスト結果528には、テストケース識別情報521に該当するテストケースの実行結果(成功や失敗の内容、実施拠点の名称や数)が格納される。実行回数529には、テストケース識別情報521に該当するテストケースのこれまでの実行回数に関する情報が格納される。成否回数520には、テストケース識別情報521に該当するテストケースのこれまでの成功及び失敗の回数に関する情報が格納される。業務実行情報541には、業務識別情報514に該当する業務の実行状況(実行頻度、利用者数、等)に関する情報が格納される。なお、テスト結果528、実行回数529、成否回数520は、テスト実績情報としても管理される。
不具合情報管理テーブル503の主な構成要素は、図5(c)に示すように、不具合識別情報531、発生モジュール識別情報532、発生時刻533、発生回数534、対応履歴535、関連モジュール組合せ情報536である。
不具合識別情報531には、発生した不具合を識別するための情報(モジュールで不具合が発生した場合、不具合の内容を識別するための情報)が格納される。発生モジュール識別情報532には、不具合識別情報531に該当する不具合が発生したモジュールを識別するための情報が格納される。発生時刻533には、不具合識別情報531に該当する不具合が発生した時刻に関する情報が格納される。発生回数534には、不具合識別情報531に該当する不具合がこれまでに発生した回数に関する情報を格納される。対応履歴535には、不具合識別情報531に該当する不具合に対するこれまでの対応履歴に関する情報(修正した内容、修正回数などの情報)が格納される。関連モジュール組合せ情報536には、不具合識別情報531に該当する不具合が発生した際の該当するモジュールの組合せに関する情報が格納される。
図6は、本発明による計算機システムにおける中央拠点のテストケース管理装置の管理方法を説明するためのフローチャートである。この処理は、例えば、拠点3の情報閲覧装置133からの要求に応答して、中央拠点104におけるテストケース管理装置141の処理装置162によって実行される。この際、処理装置162は、拠点3を自拠点として管理し、拠点1、2を他拠点として管理する。
中央拠点104におけるテストケース管理装置141の処理装置162は、リソース関係情報管理テーブル501を参照して、以下の処理を実行する。まず、自拠点(拠点3)のテスト対象である業務処理と、他拠点(拠点1、2のうち一方の拠点)でのテスト対象である業務処理との情報比較(リソース関係情報の比較)を行い(ステップ601)、両者の業務処理の種別が一致するか否かを判定する(ステップ602)。ステップ602でNOであって、自拠点と他拠点とで業務処理の種別が一致しない場合、両者の業務処理(業務処理同士)は非類似と判定し(ステップ611)、ステップ615の処理に移行する。ステップ602でYESであって、自拠点と他拠点とで業務処理の種別が一致する場合、自拠点と他拠点とで業務処理の入力(入力データ情報515)及び出力(出力データ情報516)が一致するか否かを判定する(ステップ603)。ステップ603でNOであって、自拠点と他拠点とで業務処理の入力及び出力が一致しない場合、当該業務処理同士は非類似であるが、種別のみが一致する準類似であると判定し(ステップ612)、ステップ615の処理に移行する。ステップ603でYESであって、自拠点と他拠点とで業務処理の入力及び出力が一致する場合、自拠点と他拠点とで業務処理の処理実行型(510)が一致するか否かを判定する(ステップ604)。ステップ604でNOであって、自拠点と他拠点とで業務処理の処理実行型510が一致しない場合、当該業務処理同士は類似ではないが、種別、入力及び出力のみが一致する準類似であると判定し(ステップ613)、ステップ615の処理に移行する。
ここで、業務処理の処理実行型とは、順列実行、並列実行、分岐判定、等の業務処理を構成する複数のモジュールの実行の流れを規定するものである。ステップ604でYESであって、自拠点と他拠点とで業務処理の処理実行型が一致する場合、自拠点と他拠点とで業務処理を構成する全てのモジュールが共通部品であって、数、即ち、モジュール数が一致するか否かを判定する(ステップ605)。ステップ605でNOの場合、ステップ607の処理に移行し、ステップ605でYESであって、自拠点と他拠点とで業務処理を構成する全てのモジュールが共通部品であり、モジュール数も一致する場合、自拠点と他拠点とで業務処理のパラメタの一致度が、指定された閾値以上であるか否かを判定する(ステップ606)。ステップ606でNOの場合、当該業務処理同士は類似ではないが、パラメタが不一致である準類似であると判定し(ステップ614)、ステップ615の処理に移行する。ステップ606でYESであって、自拠点と他拠点とで業務処理のパラメタの一致度が、指定された閾値以上である場合、当該業務処理同士は類似であると判定して、該当するテストケース(他拠点のテストケース)を抽出する(ステップ607)。
次に、抽出されたテストケースと、既に類似であると判定され、抽出済みである他拠点の異なるテストケースとを比較し(ステップ608)、両者のテストケースの内容が一致するか否かを判定する(ステップ609)。ステップ609でNOの場合、ステップ615の処理に移行し、ステップ609でYESであって、両者のテストケースが一致する場合、両者のテストケースの実施時刻を比較して、一致するテストケースの中から、実施時刻が最も新しいテストケースを選出し(残し)、その他のものは除外する(ステップ610)。即ち、複数のテストケースの中から、指定の条件に適合する一つのテストケースとして、最も新しいテストケースを選出し、選出したテストケースを前記再利用可能なテストケースとして抽出する。
この後、自拠点の全ての業務処理に対して処理を完了したか否かを判定し(ステップ615)、ステップ615でNOの場合、ステップ601〜614の処理を繰り返し、ステップ615でYESであって、自拠点の全ての業務処理に対して処理を完了している場合、全ての拠点(他の拠点)に対して処理を完了したか否かを判定し(ステップ616)、ステップ616でNOの場合(他拠点として拠点1の処理が終了し、他拠点として、拠点2の処理を実行する場合)、ステップ601に戻り、ステップ601〜615の処理を繰り返し、ステップ616でYESであって、全ての拠点(他拠点)に対して処理を完了した場合、抽出結果の出力を行い(ステップ617)、このルーチンでの処理を終了する。
上記処理において、処理装置162は、各拠点の業務システムを構成する要素であるリソースに関するリソース情報を管理対象とし、管理対象となるリソース情報のうち、新たにテストを実施する予定の拠点3におけるリソース情報と、テストが実施された他拠点(拠点1、2)におけるリソース情報とを比較し、この比較対象となる各リソース情報に属する業務処理の種別、入力及び出力、当該業務処理を構成するモジュールの種別及び処理実行型が各々一致するか否かを判定すると共に、比較対象となる各リソース情報に属する業務処理が参照するパラメタの一致度合が閾値以上か否かを判定し、各判定でそれぞれ肯定の判定結果を得て、比較対象となる各リソース情報に属する業務処理同士が類似することを条件に、テストが実施された他拠点(拠点1、2)の業務システムに属する業務処理に対するテストケースを再利用可能なテストケースとして抽出する。この際、処理装置162は、前記各判定のうち比較対象となる各リソース情報に属する業務処理の種別の判定では否定の判定結果を得た場合であっても、他の判定のいずれかで肯定の判定結果を得た場合、テストが実施された他拠点(拠点1、2)の業務システムに属する業務処理を、新たにテストを実施する予定の拠点3における業務システムに属する業務処理に対して、準類似の業務処理と判定する。
図7は、本発明による計算機システムにおける各拠点で実施されるテストケース管理方法を説明するためのフローチャートである。この処理は、例えば、拠点3における情報閲覧装置133が、中央拠点104のテストケース管理装置141から、拠点1、2で実施されたテストに関するテスト情報(テストケース情報、テスト実績情報、不具合情報)を取り込むことによって開始される。
図7において、拠点3における情報閲覧装置133の処理装置182は、まず、拠点3で管理されるリソース関係情報管理テーブル501を参照して、以下の処理を実行する。リソース関係情報管理テーブル501のモジュール(共通部品)構成情報518とモジュール(個別部品)構成情報519を参照して、自拠点のテスト対象である業務処理を構成するモジュールの複雑度を算出する(ステップ701)。ここで複雑度は、モジュール(共通部品)構成情報518とモジュール(個別部品)構成情報519に属する情報であって、モジュールのソースコードにおけるステップ数や分岐の数、組み合わせるモジュールの数、等から算出される。複雑度の高いモジュールを含める業務処理ほど十分に多くのテストを実施すべきであるとする。
次に、ステップ701で算出した、業務処理を構成するモジュールの複雑度に基づいて、重要テストケースを選出する際に用いる閾値の値(例えば、テストの失敗回数の閾値、実行回数の閾値、実施拠点数の閾値)を設定する(ステップ702)。次に、図5の不具合情報管理テーブル503を参照し(ステップ703)、参照結果から、不具合が発生した際のモジュールの組合せに関する情報である関連モジュール組合せ情報(536)に、自拠点の当該業務処理が該当するか否かを判定する(ステップ704)。ステップ704でNOの場合、即ち、自拠点の当該業務処理が、関連モジュール組合せ情報(536)に該当しない場合、ステップ706の処理に移行する。ステップ704でYESである場合、即ち、自拠点の当該業務処理が、関連モジュール組合せ情報(536)に該当する場合、モジュールの組合せに問題がある可能性があるため、当該業務処理を重要テスト対象として提示し、該当テストケースを選出する(ステップ705)。即ち、図6の処理結果として当該業務処理に関わるテストケースとして抽出していたものを重要テストケースとして選出する。
次に、テストケース情報管理テーブル502のうちテスト実績情報(テスト結果528、実行回数529、正否回数520)を参照し、成否回数520に属する失敗回数(テスト実施の失敗回数)が、ステップ702で設定した閾値以上であるテストケースを重要テストケースとして選出する。次に、ステップ706の参照結果として、テストの実行回数及び実施拠点数(テスト結果528に属する情報である実施拠点の数)が、ステップ702で設定した閾値以上であるテストケースを重要テストケースとして選出する。次に、ステップ706の参照結果として、該当テストケースが異常ケースであり、かつテストの実施回数が、ステップ702で設定した閾値未満であるテストケースを重要テストケース(まれなテストケース)として選出する。なお、重要テストケースを選出するに際しては、ステップ707、708、709の処理を全て実行する代わりに、いずれかのステップの処理をユーザが任意に選択することができる。
上記処理において、情報閲覧装置133の処理装置182は、中央拠点104のテストケース管理装置141で蓄積された情報であって、テストが実施された他拠点(拠点1、2)の業務システムに関するテストのテスト実績情報と不具合情報をテストケース管理装置141から取り込み、取り込んだ他拠点のテスト実績情報と不具合情報を参照して、テストケース管理装置141から受信した再利用可能なテストケースの中から、優先的に実施すべき重要なテストケースを選出する。この際、処理装置182は、他拠点(拠点1、2)のテスト実績情報と不具合情報を参照して、少なくとも他拠点の業務システムに関するテストの失敗回数が閾値以上のテストケース又は他拠点の業務システムを構成する要素であるリソースに属するモジュールの組合せに不具合が生じたテストケースを、優先的に実施すべき重要なテストケースとして選出する。
上述したように、拠点3において、新たにテストを実施する場合、他拠点(拠点1、2)で実施されたテストの際に作成されたテストケースの中から再利用可能なテストケースを中央拠点104から取り込み、取り込んだ再利用可能なテストケースの中から優先的に実施すべき重要なテストケースを選出するようにしたので、業務システムが展開される複数の拠点のうち業務システムに関するテストを実施する予定の拠点で必要なテストケースの準備及び作成に要する負荷を削減することができる。このため、テストケースの作成の準備及びテストの実施の高速化を図ることができ、結果として、業務システムの刷新及び移行に要する期間を短縮したり、コストを低減したりすることが可能になる。
図8は、本発明による各拠点のユーザに対して提供する画面の表示例を示す画面構成図である。図8において、各拠点の情報閲覧装置113、123、133の処理装置182に接続される表示装置の表示画面801のテストケース管理情報表示エリア802には、各拠点で優先的に実施すべき重要なテストケースとこのテストケースに関する属性情報が関連付けられて表形式で表示される。この際、各拠点のユーザは、表示画面801に表示されたテストケース等の情報を参照することができる。
テストケース管理情報表示エリア802には、自拠点の管理情報803、他拠点1の管理情報804、他拠点2の管理情報805、他拠点3の管理情報806、等が表示される。自拠点の管理情報803には、自拠点のテスト対象となっている業務処理が、種別と共に表示される。他拠点1の管理情報804、他拠点2の管理情報805、他拠点3の管理情報806には、自拠点のテスト対象となっている業務処理に対応する業務処理や他拠点で実施したテストケース(1、2、3)及び該テストケースの属性情報(類似、準類似等を示す情報、例えば、1’が類似を示す属性情報、1”、準類似を示す属性情報)が関連付けて一覧表示される。なお、テストケースが成功の場合、○の情報がテストケースに付加される。また、自拠点が拠点1である場合、他拠点1は、拠点2を意味し、他拠点2は、拠点3を意味する。
本実施例によれば、業務システムが展開される複数の拠点のうち業務システムに関するテストを実施する予定の拠点で必要なテストケースの準備及び作成に要する負荷を削減することができる。このため、複数拠点に展開する業務システムを刷新し、業務システムを旧システムから新システムに移行する際に実施すべきテストケース準備及びテスト実施の高速化を図ることができ、結果として、業務システムの刷新及び移行に要する期間を短縮したり、コストを低減したりすることが可能になる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、各拠点1、2、3におけるテスト実績収集装置111〜131、情報閲覧装置113〜133、業務システム112〜132を拠点毎にそれぞれ一体化して、一つの計算機として用いることもできる。上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能等は、それらの一部又は全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に記録して置くことができる。
101、102、103 拠点1、2、3、104 中央拠点、105 ネットワーク、111〜131 テスト実績収集装置、112〜132 業務システム、113〜133 情報閲覧装置、141 テストケース管理装置、161 記憶装置、162 処理装置、163 通信装置、171 記憶装置、172 処理装置、173 通信装置、181 記憶装置、182 処理装置、183 通信装置、501 リソース関係情報管理テーブル、502 テストケース情報管理テーブル、503 不具合情報管理テーブル

Claims (15)

  1. 複数の拠点でそれぞれ少なくとも業務システムを管理する複数の拠点用計算機と、前記各拠点の拠点用計算機とネットワークを介して情報の送受信を行う中央拠点用計算機とを有する計算機システムであって、
    前記中央拠点用計算機は、
    前記複数の拠点のうち前記業務システムに関するテストが実施された拠点に属する拠点用計算機から、前記業務システムに関するテストのテストケース及びテスト実績情報、不具合情報を収集して蓄積し、
    新たにテストを実施する予定の拠点に属する拠点用計算機から、再利用可能なテストケースの抽出の要求を受信したことを条件に、前記蓄積したテストケースの中から再利用可能なテストケースを抽出し、前記抽出したテストケースを、前記再利用可能なテストケースの抽出を要求した要求元の拠点用計算機に送信し、
    前記要求元の拠点用計算機は、
    前記中央拠点用計算機から受信した再利用可能なテストケースの中から、優先的に実施すべき重要なテストケースを選出することを特徴とする計算機システム。
  2. 請求項1に記載の計算機システムであって、
    前記中央拠点用計算機は、
    前記新たにテストを実施する予定の拠点における業務システムにてテスト対象となる業務処理に類似する業務処理であって、前記テストが実施された他拠点の業務システムに属する業務処理に対するテストケースを前記再利用可能なテストケースとして抽出することを特徴とする計算機システム。
  3. 請求項1に記載の計算機システムであって、
    前記中央拠点用計算機は、
    前記各拠点の業務システムを構成する要素であるリソースに関するリソース情報を管理対象とし、前記管理対象となるリソース情報のうち、新たに前記テストを実施する予定の拠点におけるリソース情報と前記テストが実施された他拠点におけるリソース情報とを比較し、当該比較対象となる各リソース情報に属する業務処理の種別、入力及び出力、当該業務処理を構成するモジュールの種別及び処理実行型が各々一致するか否かを判定すると共に、前記比較対象となる各リソース情報に属する業務処理が参照するパラメタの一致度合が閾値以上か否かを判定し、前記各判定でそれぞれ肯定の判定結果を得て、前記比較対象となる各リソース情報に属する業務処理同士が類似することを条件に、前記テストが実施された他拠点の業務システムに属する業務処理に対するテストケースを前記再利用可能なテストケースとして抽出することを特徴とする計算機システム。
  4. 請求項3に記載の計算機システムであって、
    前記中央拠点用計算機は、
    前記各判定のうち前記比較対象となる各リソース情報に属する業務処理の種別の判定では否定の判定結果を得た場合であっても、他の判定のいずれかで肯定の判定結果を得た場合、前記テストが実施された他拠点の業務システムに属する業務処理を、前記新たにテストを実施する予定の拠点における業務システムに属する業務処理に対して、準類似の業務処理と判定することを特徴とする計算機システム。
  5. 請求項3に記載の計算機システムであって、
    前記中央拠点用計算機は、
    前記テストが実施された他拠点の業務システムに属する業務処理に対するテストケースとして、1以上の他拠点の業務システムに属する業務処理に対する複数のテストケースが存在する場合、前記複数のテストケースの中から、指定の条件に適合する一つのテストケースを前記再利用可能なテストケースとして抽出することを特徴とする計算機システム。
  6. 請求項1に記載の計算機システムであって、
    前記要求元の拠点用計算機は、
    前記中央拠点用計算機で蓄積された情報であって、前記テストが実施された他拠点の業務システムに関するテストのテスト実績情報と不具合情報を前記中央拠点用計算機から取り込み、当該取り込んだ他拠点のテスト実績情報と不具合情報を参照して、前記中央拠点用計算機から受信した再利用可能なテストケースの中から、優先的に実施すべき重要なテストケースを選出することを特徴とする計算機システム。
  7. 請求項6に記載の計算機システムであって、
    前記要求元の拠点用計算機は、
    前記他拠点のテスト実績情報と不具合情報を参照して、少なくとも前記他拠点の業務システムに関するテストの失敗回数が閾値以上のテストケース又は前記他拠点の業務システムを構成する要素であるリソースに属するモジュールの組合せに不具合が生じたテストケースを、前記優先的に実施すべき重要なテストケースとして選出することを特徴とする計算機システム。
  8. 請求項7に記載の計算機システムであって、
    前記要求元の拠点用計算機は、
    前記優先的に実施すべき重要なテストケースと当該テストケースに関する属性情報を関連付けて出力することを特徴とする計算機システム。
  9. 複数の拠点でそれぞれ少なくとも業務システムを管理する複数の拠点用計算機と、前記各拠点の拠点用計算機とネットワークを介して情報の送受信を行う中央拠点用計算機とを有する計算機システムにおけるテストケース管理方法であって、
    前記中央拠点用計算機が、前記複数の拠点のうち前記業務システムに関するテストが実施された拠点に属する拠点用計算機から、前記業務システムに関するテストのテストケース及びテスト実績情報、不具合情報を収集して蓄積する第1のステップと、
    前記中央拠点用計算機が、新たにテストを実施する予定の拠点に属する拠点用計算機から、再利用可能なテストケースの抽出の要求を受信したことを条件に、前記蓄積したテストケースの中から再利用可能なテストケースを抽出し、前記抽出したテストケースを、前記再利用可能なテストケースの抽出を要求した要求元の拠点用計算機に送信する第2のステップと、
    前記要求元の拠点用計算機が、前記中央拠点用計算機から受信した再利用可能なテストケースの中から、優先的に実施すべき重要なテストケースを選出する第3のステップと、を有することを特徴とするテストケース管理方法。
  10. 請求項9に記載のテストケース管理方法であって、
    前記中央拠点用計算機は、
    前記第2のステップでは、前記新たにテストを実施する予定の拠点における業務システムにてテスト対象となる業務処理に類似する業務処理であって、前記テストが実施された他拠点の業務システムに属する業務処理に対するテストケースを前記再利用可能なテストケースとして抽出することを特徴とするテストケース管理方法。
  11. 請求項9に記載のテストケース管理方法であって、
    前記中央拠点用計算機は、
    前記第2のステップでは、前記各拠点の業務システムを構成する要素であるリソースに関するリソース情報を管理対象とし、前記管理対象となるリソース情報のうち、前記新たにテストを実施する予定の拠点におけるリソース情報と前記テストが実施された他拠点におけるリソース情報とを比較し、当該比較対象となる各リソース情報に属する業務処理の種別、入力及び出力、当該業務処理を構成するモジュールの種別及び処理実行型が各々一致するか否かを判定すると共に、前記比較対象となる各リソース情報に属する業務処理が参照するパラメタの一致度合が閾値以上か否かを判定し、前記各判定でそれぞれ肯定の判定結果を得て、前記比較対象となる各リソース情報に属する業務処理同士が類似することを条件に、前記テストが実施された他拠点の業務システムに属する業務処理に対するテストケースを前記再利用可能なテストケースとして抽出することを特徴とするテストケース管理方法。
  12. 請求項11に記載のテストケース管理方法であって、
    前記中央拠点用計算機は、
    前記第2のステップでは、前記各判定のうち前記比較対象となる各リソース情報に属する業務処理の種別の判定では否定の判定結果を得た場合であっても、他の判定のいずれかで肯定の判定結果を得た場合、前記テストが実施された他拠点の業務システムに属する業務処理を、前記新たにテストを実施する予定の拠点における業務システムに属する業務処理に対して、準類似の業務処理と判定することを特徴とするテストケース管理方法。
  13. 請求項11に記載のテストケース管理方法であって、
    前記中央拠点用計算機は、
    前記第2のステップでは、前記テストが実施された他拠点の業務システムに属する業務処理に対するテストケースとして、1以上の他拠点の業務システムに属する業務処理に対する複数のテストケースが存在する場合、前記複数のテストケースの中から、指定の条件に適合する一つのテストケースを前記再利用可能なテストケースとして抽出することを特徴とするテストケース管理方法。
  14. 請求項9に記載のテストケース管理方法であって、
    前記要求元の拠点用計算機は、
    前記第3のステップでは、前記中央拠点用計算機で蓄積された情報であって、前記テストが実施された他拠点の業務システムに関するテストのテスト実績情報と不具合情報を前記中央拠点用計算機から取り込み、当該取り込んだ他拠点のテスト実績情報と不具合情報を参照して、前記中央拠点用計算機から受信した再利用可能なテストケースの中から、優先的に実施すべき重要なテストケースを選出することを特徴とするテストケース管理方法。
  15. 請求項14に記載のテストケース管理方法であって、
    前記要求元の拠点用計算機は、
    前記第3のステップでは、前記他拠点のテスト実績情報と不具合情報を参照して、少なくとも前記他拠点の業務システムに関するテストの失敗回数が閾値以上のテストケース又は前記他拠点の業務システムを構成する要素であるリソースに属するモジュールの組合せに不具合が生じたテストケースを、前記優先的に実施すべき重要なテストケースとして選出することを特徴とするテストケース管理方法。
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