JP6613442B1 - 切断加工用刃物 - Google Patents

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Abstract

【課題】段ボールシート等のシート材に形成するスリットの切断面を綺麗な状態とすることができ、また、切り屑が、溝切り刃の間やスリット内に残留することを効果的に抑制することができる切断加工用刃物を提供する。【解決手段】切断用加工刃物1は、刃物本体2の厚み方向両側縁にそれぞれ設けられる各溝切り刃3の間における刃物本体2の外周部上に、その周方向に沿って所定間隔をあけて配置される剛性材料からなる複数の押圧部材41を備える押圧手段を有するため、溝切り刃3の刃先近傍に存在するシート材50の一部領域を確実に押さえることができ、これにより、シート材50に対する溝切り刃3の位置が切断途中でズレたり、溝切り刃3の刃先が滑ってしまうことを防止してスムーズにスリット加工を行うことができる。押圧手段が存在することにより、切断された切り屑が一対の溝切り刃3に挟まったり、スリット内に残留してしまうことが抑制される。【選択図】図6

Description

本発明は、切断加工用刃物に関する。特に、ダンボールシート等のシート材にスリットを形成する切断加工用刃物に関する。
物を保管又は移動等させるための包装箱として、図11に示すような段ボールシート50を組み立てて製造される段ボール箱が知られている。この段ボール箱の上蓋及び底板は、段ボールシート50の一部にスリット51,52を形成して切り離された部分を互いに重なり合うように折り畳んで形成される。
このスリット51,52の形成に際して、溝切り装置が用いられるのが一般的であり、この溝切り装置には、図12に示すような切断加工用刃物60がよく用いられる(例えば、特許文献1の従来技術参照)。
この切断加工用刃物60は、扇形状に形成された刃物本体部61に切込生成刃62と溝切り刃63とが一体形成されている。切込生成刃62は、刃物本体61の外周面の一端から径方向外方に、刃物本体61の端面と面一になるように突出しており、端面の幅方向両側に角部64を備えている。溝切り刃63は、刃物本体部61の外周面に沿って、刃物本体61の厚み方向両側にそれぞれ設けられている。
切断加工用刃物60は、図13及び図14に示すような溝切り装置70に取り付けられる。図13は溝切り装置の概略構成を示す側面図であり、図14は正面図である。この溝切り装置70には、上述した切断加工用刃物60が2枚取り付けられるが、それぞれの刃物を切断加工用刃物60a,60bとして、溝切り装置70の構成について以下説明する。
溝切り装置70は、上側回転軸71及び下側回転軸72を備えている。上側回転軸71及び下側回転軸72は、互いに平行に、シート給送ラインLを挟んで対向するように配置されており、それぞれ円盤状の一対の上側回転ホルダ73,73及び一対の下側回転ホルダ74,74を備えている。
一対の上側回転ホルダ73,73には、2枚の切断加工用刃物60a,60bがそれぞれボルト等の締結具(図示せず)により挟持されている。これら切断加工用刃物60a、60bは、一対の回転ホルダ73,73の外周に沿って所定の間隔を空けて、かつ、それぞれの切込生成刃62a,62bが、外周方向に沿って向き合うように取り付けられる。これに対し、一対の下側回転ホルダ74,74のそれぞれの対向面には、2枚の受刃75,75が、切断加工用刃物60a及び60bの厚み寸法に対応した所定間隔をあけて取り付けられる。
次に、以上の構成を備えた溝切り装置70を用いて、段ボールシート50にスリットを形成する方法を説明する。図13に示すように、上側回転ホルダ73,73及び下側回転ホルダ74,74を回転させた状態で、溝切り装置70のシート給送ラインL上に沿って、段ボールシート50を図13の右側から溝切り装置70に給送する。これにより、切断加工用刃物60aが、受刃75,75の隙間に挟み込まれて、段ボールシート50が切断され、図11に示すような終端部53を終点とした前方スリット51が形成される。同様に、他方の切断加工用刃物60bが、受刃75,75の隙間に挟み込まれて、段ボールシート50が切断され、始端部54を起点とした後方スリット52が形成される。
特開平9−39118号公報
ところが、従来から用いられている切断加工用刃物を用いてスリット加工を行った場合、その切断面の全域或いは一部領域が、図15(a)〜(c)に示すように、湾曲した状態や、波打った状態、或いは、ギザギザな状態となってしまうという問題があった。このような切断不良部が発生してしまうと、シート材の見た目が悪く、該シート材の商品価値が低下することとなる。また、切断後の切り屑(スリット屑)が、一対の溝切り刃の間やスリット内に残留してしまうという問題もあった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、段ボールシート等のシート材に形成するスリットの切断面を綺麗な状態とすることができ、また、切り屑が、溝切り刃の間やスリット内に残留することを効果的に抑制することができる切断加工用刃物を提供することを目的とする。
本発明の前記目的は、シート材にスリットを形成するための切断加工用刃物であって、刃物本体と、スリットを形成する溝切り刃と、押圧手段とを備え、前記刃物本体は、扇形状に形成されており、前記溝切り刃は、前記刃物本体の外周部に沿って前記刃物本体の厚み方向両側縁にそれぞれ設けられており、前記押圧手段は、前記刃物本体の厚み方向両側縁にそれぞれ設けられる各溝切り刃の間における前記刃物本体の外周部上に、その周方向に沿って所定間隔をあけて配置される剛性材料からなる複数の押圧部材を備えており、前記各押圧部材は、一方端及び他方端を有し表面に雄ネジ部が形成される軸部と、前記軸部の他方端に設けられる突出端部とを備えており、前記刃物本体の外周部には、前記各押圧部材の軸部が螺合される雌ネジ部が所定間隔をあけて形成されており、前記各押圧部材は、前記突出端部が、前記刃物本体の外周部の表面よりも前記刃物本体の径方向外方へ突出して配置されることを特徴とする切断加工用刃物により達成される。
また、上記切断加工用刃物において、前記各押圧部材の突出端部の最大径は、前記軸部の最大径よりも大きく構成されていることが好ましい。
また、前記各押圧部材における前記突出端部は、前記溝切り刃の刃先と面一となる突出端面を備えることが好ましい。
また、前記各押圧部材は、前記刃物本体に対して着脱自在に取り付け可能に構成してもよい。
また、前記各押圧部材としては、ボルトを使用することができる。
また、前記各押圧部材の突出端部は、締め付け工具が係合する係合部を備えていることが好ましい。
本発明によれば、段ボールシート等のシート材に形成するスリットの切断面を綺麗な状態とすることができ、また、切り屑が、溝切り刃の間やスリット内に残留することを効果的に抑制することができる切断加工用刃物を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る切断加工用刃物の平面図である。 図1のA−A断面における要部拡大断面図である。 図1の矢視B方向から見た要部拡大側面図である。 図1に示す切断加工用刃物の変形例を示す要部拡大平面図である。 図1に示す切断加工用刃物が有する押圧部材の概略構成断面図である。 本発明に係る切断加工用刃物の作用を説明するための説明図である。 本発明に係る切断加工用刃物の作用を説明するための説明図である。 本発明に係る切断加工用刃物の作用を説明するための説明図である。 図1に示す切断加工用刃物の変形例を示す要部拡大断面図である。 図1に示す切断加工用刃物の変形例を示す要部拡大断面図である。 スリットが形成された後の段ボールシートの概略平面図である。 従来の切断加工用刃物の平面図である。 切断加工用刃物が取り付けられた溝切り装置の概略構成を示す側面図である。 切断加工用刃物が取り付けられた溝切り装置の概略構成を示す正面図である。 段ボールシートに形成されたスリットの一例を示す拡大図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる切断加工用刃物を示す平面図であり、図2は、そのA−A断面における要部拡大図である。図3は、図1の矢視B方向から見た要部拡大側面図である。切断加工用刃物1は、段ボールシートや合成樹脂製シート等のシート材にスリットを形成するための刃物であり、図1、図2及び図3に示すように、刃物本体2と、溝切り刃3と、押圧手段4と、切込生成刃5とを備えている。
刃物本体2は、ステンレスや鉄、工具鋼等の金属材料により形成されており、図1に示すように、平面視において扇形状に形成されている。
溝切り刃3は、従来の切断加工用刃物60(図11参照)と同様に、刃物本体2の外周部に沿って配置されている。本実施形態における溝切り刃3は、シート材にスリット加工を施すように構成されているため、図2に示すように、刃物本体2の厚み方向両側縁にそれぞれ設けられている。この溝切り刃3の具体的形態は特に限定されず、例えば、図4(a)の要部拡大平面図に示すように、ノコ歯状に形成してもよい。溝切り刃3をノコ歯状に形成する場合、互いに隣接する各ノコ歯3の各頂点3a間距離Sが、例えば、2.0mm〜4.0mmとなるように形成し、各ノコ歯3の最大高さHが、例えば、0.3mm〜3.5mmとなるように形成することが好ましい。また、溝切り刃3をノコ歯状に形成する場合、図4(a)に示すように、各ノコ歯3の各頂点3a間に介在するノコ歯3の輪郭形状3bが平面視V字状となるように形成してもよく、図4(b)に示すように、輪郭形状3bが、平面視湾曲状となるように形成してもよい。更に、図4(c)に示すように、輪郭形状3bが、平面視において一方側に傾斜するV字状となるように形成してもよい。
押圧手段4は、刃物本体2の厚み方向両側縁にそれぞれ設けられる各溝切り刃3により挟まれる領域であって、刃物本体2の外周部上に配置されている。この押圧手段4は、刃物本体2の外周部の周方向に沿って所定間隔をあけて配置される剛性材料(ステンレスや鉄等の金属材料)からなる複数の押圧部材41を備えている。各押圧部材41は、図5の断面図に示すように、一方端及び他方端を有し表面に雄ネジ部が形成される軸部411と、軸部411の他方端に設けられ、刃物本体2の外周部の表面よりも刃物本体2の径方向外方へ突出して配置される突出端部412とを備えて構成されている。このような押圧部材41としては、例えば、一般的に入手が容易なボルトを使用することができる。また、刃物本体2の外周部には、各押圧部材41の軸部411が螺合される雌ネジ部が所定間隔をあけて形成されており、当該雌ネジ部に対して、軸部411の一方端側を挿入方向先端側として、押圧部材41は、螺合されて設置される。なお、本実施形態においては、図1に示すように、複数の押圧部材41(押圧手段4)を、切込生成刃5が形成されている側の刃物本体2の外周部上の所定領域に配設するようにして構成している。また、図3に示すように、複数の押圧部材41は、刃物本体2の外周部に沿って一列に配置されるように構成されている。
また、各押圧部材41の突出端部412の最大径は、軸部411の最大径よりも大きく構成されていることが好ましい。また、押圧部材41の突出端部412は、締め付け工具が係合される係合部415を備えるように構成されている。本実施形態においては、図3に示すように、突出端部412における突出端面413上に、六角レンチを挿入することができる係合部415を形成して構成されている。なお、係合部415の形態としては、六角レンチを挿入できる態様に限定されるものでは無く、種々の締め付け工具に対応する形態に構成することができる。
また、各押圧部材41における突出端部412は、溝切り刃3の刃先と面一となる突出端面413を備えるように構成することが好ましい。ここで、“溝切り刃3の刃先と面一”とは、±0.2mm程度の誤差を許容する概念である。また、押圧部材41の突出端面413が平面状である場合において、“溝切り刃3の刃先と面一”とは、突出端面413の中央部分が溝切り刃3の刃先と面一となる状態を意味する。なお、突出端部412における突出端面413が、溝切り刃3の刃先よりも刃物本体2の径方向外方へ突出するように構成してもよい。このように、突出端面413が溝切り刃3の刃先よりも刃物本体2の径方向外方へ突出するように構成する場合、溝切り刃3の刃先に対する突出端面413の突出量は、スリットが形成される段ボールシート50の厚さ若しくは硬さ、又は溝切り装置の回転軸71,72の回転速度等により適宜決められるものであるが、例えば、溝切り刃3の刃先に対する突出端面413の突出量が、5mm以下となるように設定することが好ましい。
切込生成刃5は、切断加工用刃物1によりスリット加工されるときに出る屑片の一端を段ボールシートから切り落とすための刃部であり、刃物本体2の外周面の一端から径方向外方に、刃物本体2の端面と面一になるように突出しており、端面の幅方向両側に角部を備えている。
以上の構成を備えた切断加工用刃物1は、例えば図12及び図13に示すような溝切り装置70に取り付けられて使用される。段ボールシートにスリットを形成する方法は、上記背景技術で説明した方法と同一であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る切断用加工刃物1は、刃物本体2の厚み方向両側縁にそれぞれ設けられる各溝切り刃3の間における刃物本体2の外周部上に、その周方向に沿って所定間隔をあけて配置される剛性材料からなる複数の押圧部材41を備える押圧手段4を有するため、図6の断面図に示すように、溝切り刃3の刃先近傍に存在するシート材50の一部領域を確実に押さえることができ、これにより、シート材50に対する溝切り刃3の位置が切断途中でズレたり、溝切り刃3の刃先が滑ってしまうことを防止してスムーズにスリット加工を行うことができる。この結果、切断面の全域或いは一部領域が、湾曲した状態や、波打った状態、或いは、ギザギザな状態となってしまうことを効果的に防止し、綺麗な切断面を有するスリットを形成することが可能となる。また、押圧手段4が存在することにより、切断された切り屑(スリット屑)が一対の溝切り刃3同士の間に挟まったり、スリット内に残留してしまうことが抑制され、図7に示すように、シート材の下方側に切り屑Zを確実に落下させることが可能となる。
また、本発明に係る切断加工用刃物1が有する押圧手段4は、刃物本体2の厚み方向両側縁にそれぞれ設けられる各溝切り刃3の間における刃物本体2の外周部上に、その周方向に沿って所定間隔をあけて配置される剛性材料からなる複数の押圧部材41を備え、当該各押圧部材41は、一方端及び他方端を有し表面に雌ネジ部が形成される軸部411と、軸部411の他方端に設けられ、刃物本体2の外周部の表面よりも刃物本体2の径方向外方へ突出して配置される突出端部412とを備えるように構成し、更に、刃物本体2の外周部には、各押圧部材41の軸部411が螺合される雌ネジ部が形成されるように構成されている。このような構成により、押圧手段4を比較的簡便に構成することができ、切断加工用刃物1を製造する際の作業性を向上させることが可能となる。
また、押圧部材41の刃物本体2の外周部に対する螺合量を適宜変更することにより、刃物本体2の外周部の表面からの突出端部412の高さを適宜調節することが可能となる。これにより、例えば、押圧部材41のシート材に対する押圧力を変更させることが可能となる。また、一対の溝切り刃3同士の間やスリット内にスリット屑が残留する場合には、該スリット屑が残留しない最適な突出端部412の位置に設定することが可能となる。
また、刃物本体2の外周部上にその周方向に沿って所定間隔をあけて配置される複数の押圧部材41について、押圧部材41ごとに、刃物本体2の外周部の表面からの突出端部412の高さを変更することが可能となる。これにより、スリットの長手方向に沿って部分的に発生する切断面における切断不良部に対して、個々に、シート材に対する押圧力を変化させるという対処を行うことが可能となり、切断面における切断不良が発生することを効率良く回避することが可能となる。また、スリット屑の残留が発生しやすい個所に対応する押圧部材41について、刃物本体2の外周部の表面からの突出端部412の高さを変更して、スリット屑が残留することを効果的に防止することが可能となる。
また、上記切断加工用刃物1においては、各押圧部材41の突出端部412の最大径が、軸部411の最大径よりも大きく構成されているが、このような構成を採用することにより、例えば、図7の断面図に示すように、ワッシャー等の部材45をスペーサ部材として、突出端部412と刃物本体2の外周部表面との間に配置することが可能となる。これにより、例えば、切断加工用刃物1のユーザーが、スリット切断面の切断状況や、一対の溝切り刃3同士の間やスリット内におけるスリット屑の残留状況に応じて、刃物本体2の外周部の表面からの突出端部412の位置を高く設定したいような場合に、刃物本体2の外周部表面への安定的な押圧部材41の設置を確保しつつ、このような要望に対応することが可能となる。
また、各押圧部材41における突出端部412が、溝切り刃3の刃先と面一となる突出端面413を備えるように構成する場合、スリットの切断面に切断不良部が発生することをより一層効果的に防止しつつ、一対の溝切り刃3の間やスリット内にスリット屑が残留してしまうことをより効果的に防止することが可能となる。
また、上記実施形態においては、各押圧部材41は、刃物本体2に対して着脱自在に取り付け可能に構成されていることが、このような構成を採用することにより、スリット切断面の切断状況や、一対の溝切り刃3同士の間やスリット内におけるスリット屑の残留状況に応じて、押圧部材41の設置が必要でない部分については、当該押圧部材41を取り外して使用することが可能となるため、切断加工用刃物1の軽量化に貢献でき、また、押圧部材41の有効利用に資することとなる。
また、上記実施形態においては、各押圧部材41としてボルトを使用しているが、このような構成を採用することにより、切断加工用刃物1をより一層効率良く製造することが可能となる。
また、各押圧部材41の突出端部412は、締め付け工具が係合する係合部415を備えているが、このような構成を採用することにより、切断加工用刃物1をより一層効率良く製造することが可能となる。また、切断加工用刃物1のユーザーが、切断面の切断状況や、一対の溝切り刃3同士の間やスリット内におけるスリット屑の残留状況に応じて、適宜、押圧部材41の突出端部412の位置を容易に変更することが可能となる。
以上、本発明の一実施形態に係る切断加工用刃物1について説明したが、切断加工用刃物1の具体的構成は、上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態においては、各押圧部材41の突出端部412の最大径が、軸部411の最大径よりも大きく構成されているが、このような構成に特に限定されず、図9に示すように、各押圧部材41の突出端部412と軸部411の外径が略同一となるように構成してもよい。
また、上記実施形態においては、図1に示すように、複数の押圧部材41(押圧手段4)を、切込生成刃が形成されている側の刃物本体2の外周部上の所定領域に配設するようにして構成しているが、このような構成に特限定されず、例えば、切込生成刃が形成されていない側の刃物本体2の外周部上の所定領域に配設するようにしてもよく、或いは、刃物本体2の外周部全域に亘って、各押圧部材41を配設してもよい。
また、上記実施形態においては、図3に示すように、複数の押圧部材41が、刃物本体2の外周部に沿って一列に配置されるように構成されているが、このような構成に限定されず、例えば、図3に示す押圧部材41よりも小さい押圧部材41(突出端部412の最大径がより小さい押圧部材41)を用いて、2列に押圧部材41が配列されるように構成してもよい。
また、上記実施形態においては、各押圧部材41における突出端部412における突出端面413が、溝切り刃3の刃先と面一となるように構成されているが、このような構成に特に限定されず、図10の要部拡大断面図に示すように、各押圧部材41における突出端部412における突出端面413の位置が、溝切り刃3の刃先の位置よりも低い位置となるように、各押圧部材41を構成してもよい。また、複数の押圧部材41の内、一部の押圧部材41に関しては、例えば、突出端面413が、溝切り刃3の刃先よりも刃物本体2の径方向外方へ突出するように構成し、或いは、溝切り刃3の刃先と面一となるように構成し、残りの一部の押圧部材41に関しては、突出端面413の位置が、溝切り刃3の刃先の位置よりも低い位置となるように構成してもよい。なお、複数の押圧部材41の内、一部の押圧部材41に関しては、例えば、突出端面413が、溝切り刃3の刃先よりも刃物本体2の径方向外方へ突出するように構成し、残りの一部の押圧部材41に関しては、突出端面413の位置が、溝切り刃3の刃先と面一となるように構成してもよいことはいうまでもない。
また、上記実施形態においては、各押圧部材41が、刃物本体2に対して着脱自在に取り付け可能に構成されているが、例えば、押圧部材41が螺合される刃物本体2の外周部における雌ネジ部に固定用の樹脂を注入した上で押圧部材41を設置し、押圧部材41が雌ネジ部から取り出せないようにして両者を固定してもよい。
1 切断加工用刃物
2 刃物本体
3 溝切り刃
4 押圧手段
41 押圧部材
411 軸部
412 突出端部
413 突出端面
415 係合部
5 切込生成刃
50 シート材

Claims (6)

  1. シート材にスリットを形成するための切断加工用刃物であって、
    刃物本体と、スリットを形成する溝切り刃と、押圧手段とを備え、
    前記刃物本体は、扇形状に形成されており、
    前記溝切り刃は、前記刃物本体の外周部に沿って前記刃物本体の厚み方向両側縁にそれぞれ設けられており、
    前記押圧手段は、前記刃物本体の厚み方向両側縁にそれぞれ設けられる各溝切り刃の間における前記刃物本体の外周部上に、その周方向に沿って所定間隔をあけて配置される剛性材料からなる複数の押圧部材を備えており、
    前記各押圧部材は、一方端及び他方端を有し表面に雄ネジ部が形成される軸部と、前記軸部の他方端に設けられる突出端部とを備えており、
    前記刃物本体の外周部には、前記各押圧部材の軸部が螺合される雌ネジ部が所定間隔をあけて形成されており、
    前記各押圧部材は、前記突出端部が、前記刃物本体の外周部の表面よりも前記刃物本体の径方向外方へ突出して配置されることを特徴とする切断加工用刃物。
  2. 前記各押圧部材の突出端部の最大径は、前記軸部の最大径よりも大きく構成されていることを特徴とする請求項1に記載の切断加工用刃物。
  3. 前記各押圧部材における前記突出端部は、前記溝切り刃の刃先と面一となる突出端面を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の切断加工用刃物。
  4. 前記各押圧部材は、前記刃物本体に対して着脱自在に取り付け可能に構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の切断加工用刃物。
  5. 前記各押圧部材は、ボルトであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の切断加工用刃物。
  6. 前記各押圧部材の突出端部は、締め付け工具が係合する係合部を備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の切断加工用刃物。

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