JP6612165B2 - ガスタービン燃焼器 - Google Patents

ガスタービン燃焼器 Download PDF

Info

Publication number
JP6612165B2
JP6612165B2 JP2016064972A JP2016064972A JP6612165B2 JP 6612165 B2 JP6612165 B2 JP 6612165B2 JP 2016064972 A JP2016064972 A JP 2016064972A JP 2016064972 A JP2016064972 A JP 2016064972A JP 6612165 B2 JP6612165 B2 JP 6612165B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion air
inner cylinder
gas turbine
combustion
turbine combustor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016064972A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017180895A (ja
Inventor
洋文 岡▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd filed Critical Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority to JP2016064972A priority Critical patent/JP6612165B2/ja
Priority to EP17153026.4A priority patent/EP3225917B1/en
Priority to KR1020170012756A priority patent/KR101911162B1/ko
Priority to CN201710057566.1A priority patent/CN107238107B/zh
Priority to US15/417,514 priority patent/US10508813B2/en
Priority to RU2017105389A priority patent/RU2676165C9/ru
Publication of JP2017180895A publication Critical patent/JP2017180895A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6612165B2 publication Critical patent/JP6612165B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R3/00Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel
    • F23R3/42Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel characterised by the arrangement or form of the flame tubes or combustion chambers
    • F23R3/46Combustion chambers comprising an annular arrangement of several essentially tubular flame tubes within a common annular casing or within individual casings
    • F23R3/48Flame tube interconnectors, e.g. cross-over tubes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R3/00Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel
    • F23R3/02Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel characterised by the air-flow or gas-flow configuration
    • F23R3/04Air inlet arrangements
    • F23R3/06Arrangement of apertures along the flame tube
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R3/00Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel
    • F23R3/02Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel characterised by the air-flow or gas-flow configuration
    • F23R3/04Air inlet arrangements
    • F23R3/10Air inlet arrangements for primary air
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2240/00Components
    • F05D2240/35Combustors or associated equipment

Description

本発明はガスタービン燃焼器に係り、特に、燃料を空気と混合して燃焼させる燃焼器を複数有し、その燃焼器間が火炎伝播管にて結合されるものに好適なガスタービン燃焼器に関する。
ガスタービン1台に対し複数の缶型のガスタービン燃焼器(以下、燃焼器と記す)を備えた、多缶型ガスタービンという形式がある。通常、この多缶型ガスタービンでは、燃焼器をガスタービンの周囲に円環状に配置し、1つまたは数台の燃焼器に点火装置が設置され、残りの燃焼器は個別の点火装置を有していない。点火装置を持たない燃焼器の点火は、火炎伝播管という隣接する燃焼器間を接続する配管を通して実施される。ガスタービンの起動時には、点火装置を設置した燃焼器にて最初に点火し、隣接する燃焼器に火炎伝播管を介して点火し、すべての燃焼器に点火する方式がとられる。
上述した火炎伝播管は、内筒と外筒の2重管で構成されるのが一般的であり、内筒は隣接する燃焼器の燃焼室間を接続して高温の燃焼排ガスを流通させ、火炎伝播を担い、外筒は内筒の外周側に設けられ、隣接する燃焼器の燃料用空気の流路間を接続し、内筒を保護する役割を担う。
火炎伝播管は、上記の点火操作に必要な構成部品であり、点火を確実に実施する必要がある。また、火炎伝播管は、高温の燃焼排ガスに曝されることから熱変形や焼損の防止を検討する必要がある。更に、燃焼器間を結合する際の組立方法や変形への対処方法なども検討する必要がある。これらに関する先行技術文献としては、例えば、特許文献1や特許文献2を挙げることができる。
特許文献1には、火炎伝播管を冷却して焼損を防止する技術が開示されている。また、特許文献2には、火炎伝播管が燃焼用空気の流れに対して障害となり、燃焼用空気の流れが偏ることを抑制する技術が開示されている。
特開平10−339440号公報 特開2004−317008号公報
ところで、火炎伝播管は、点火完了後の燃焼器と、それに隣接する点火前の燃焼器間に発生する圧力差を利用し、燃焼排ガスを点火前の燃焼器に流して点火させるものである。全ての燃焼器で点火が終了し、それぞれの燃焼器毎の空気量や燃料量、圧力が同一であれば、燃焼器間の圧力差が無くなり、火炎伝播管を流通する燃焼排ガスの流れは無くなる。この場合、火炎伝播管を高温の燃焼排ガスが流通する時間は、点火時の短時間に留まる。しかし、実際には、燃焼器毎に空気量や燃料量、圧力や燃焼状態にばらつきが生じる。
このため、隣接する燃焼器間に圧力差が生じ、火炎伝播管を通して高温の燃焼排ガスが流通し続ける場合がある。このとき、火炎伝播管の内壁は、高温の燃焼排ガスに曝されつづけて高温となるため、火炎伝播管の熱変形や焼損の防止のために、冷却が必要となる。
火炎伝播管を冷却する方法の1つとして、燃焼用空気の一部を、火炎伝播管に設けた空気孔を通して火炎伝播管内に導いて冷却する方法がある。これは火炎伝播管を2重管で構成する場合、内筒の壁面に設けた空気孔から外筒内の燃焼用空気を内筒内に流入させることで、内筒の壁面を冷却するものである。
このように、内筒の壁面に空気孔を設けて冷却する場合、空気の流入により火炎伝播管の内筒を流れる燃焼排ガスの温度は低下する。内筒の壁面を冷却するために、多数の空気孔を設けて空気の流入を増やすと、火炎伝播管の内筒内の燃焼ガスが冷却されて、点火時の火炎伝播が適切に実施できなくなる恐れが生じる。このため、空気孔の数や流入する空気量には制約があり、空気孔を設ける方法では、熱変形や焼損の防止が難しくなる場合がある。
また、多缶型ガスタービンの燃焼器は、燃焼用の空間である燃焼室を中心とし、燃焼室の外周側に環状の燃焼用空気流路を有するが、火炎伝播管は、隣接する燃焼室間を接続するので、燃焼用空気流路を横切ることになる。また、火炎伝播管を2重管で構成する場合、火炎伝播管の内筒が燃焼用空気流路を横切ることになる。このとき、内筒は燃焼用空気の流れに対し障害物となる。
また、燃焼用空気の流れに対し内筒の下流側では空気流速が低下し、空気流量が減るので、燃焼室に流入する燃焼用空気には周方向に偏りが生じる。このため、燃焼室内では、燃料と燃焼用空気との混合に偏りが生じる。ガスタービンの燃焼では、一般に燃料が空気量に比べて少ない希薄燃焼が用いられる。このとき、燃料の割合が局所的に増えると、この部分の燃焼温度が高まり、窒素酸化物の排出量が増える。逆に空気の割合が局所的に増えると、燃焼温度が低いために燃焼反応が進まず、一酸化炭素などの未燃分が生成しやすくなる。このため、燃焼性能を高めるには、燃料と燃焼用空気を均一に混合し、燃焼用空気の偏りを抑制することが望ましい。
燃焼用空気の周方向の偏りを抑制するには、内筒の断面積を低減し、燃焼用空気の流れに対する抵抗を減らす必要がある。しかし、内筒の断面積が低減すると、点火時の燃焼ガスの流通量が低下し、火炎伝播が適切に実施できない恐れがある。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、ガスタービン燃焼器の点火時に、火炎伝播管を通る燃焼排ガスの温度を下げることなく火炎伝播管を冷却し、その熱変形や焼損を防止すると共に、火炎伝播管の内筒の下流側で生じる燃焼用空気の偏りを抑制し、ガスタービンから排出される窒素酸化物や一酸化炭素などの未燃分を低減することができるガスタービン燃焼器を提供することにある。
本発明のガスタービン燃焼器は、上記目的を達成するために、外周に環状の燃焼用空気流路を有する燃焼室を備えた複数の燃焼器の隣接する前記燃焼器間を火炎伝播管で接続し、前記火炎伝播管により前記燃焼器が点火されるガスタービン燃焼器であって、環状の前記燃焼用空気流路において燃焼用空気を前記燃焼器の尾部から頭部に向けて流し、前記燃焼器の頭部にて前記燃焼用空気の流れが反転し、外部から供給される燃料と混合し前記燃焼室で燃焼し、前記火炎伝播管は、隣接する前記燃焼器の燃焼室間を接続する内筒、及び該内筒を覆い、隣接する前記燃焼器間の前記燃焼用空気流路間を接続する外筒の2重管で構成され、かつ、前記火炎伝播管の前記外筒と接続する前記燃焼用空気流路の外周隔壁の前記内筒と外筒間に、前記内筒を中心として前記燃焼用空気流路を流れる燃焼用空気の流れに対する上流側と下流側に各々前記燃焼用空気が流通する開口部を設けて前記燃焼用空気の流れを制限すると共に、前記内筒の上流側に、前記開口部を介して前記燃焼用空気を前記外筒内の空間に導く案内板を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、ガスタービン燃焼器の点火時に、火炎伝播管を通る燃焼排ガスの温度を下げることなく火炎伝播管を冷却し、その熱変形や焼損を防止すると共に、火炎伝播管の内筒の下流側で生じる燃焼用空気の偏りを抑制し、ガスタービンから排出される窒素酸化物や一酸化炭素などの未燃分を低減することができる。
本発明のガスタービン燃焼器の実施例1を採用しているガスタービンにおけるガスタービン燃焼器を断面して示す模式図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 従来のガスタービン燃焼器を採用しているガスタービンにおけるガスタービン燃焼器を断面して示す模式図である。 図3のA−A線に沿う断面図である。 本発明のガスタービン燃焼器の実施例2を採用しているガスタービンにおけるガスタービン燃焼器を断面して示す模式図である。 本発明のガスタービン燃焼器の実施例3を採用しているガスタービンにおけるガスタービン燃焼器を断面して示す模式図である。
以下、図示した実施例に基づいて本発明のガスタービン燃焼器について説明する。なお、各図において、同一構成部品には同符号を使用する。
図1に、本発明のガスタービン燃焼器の実施例1を採用しているガスタービンを、図2に、図1のA−A線に沿った断面を示す。また、図3に、図1の本発明と対比して示す従来のガスタービン燃焼器を採用しているガスタービンを、図4に、図3のA−A線に沿った断面を示す。
まず、図1及び図2に基づき、本発明の実施例1のガスタービン燃焼器に用いられる火炎伝播管の役割と課題を説明し、その上で図3及び図4に示す従来のガスタービン燃焼器と対比させて、本発明のガスタービン燃焼器の実施例1を説明する。
図1に示すように、ガスタービン1は圧縮機2、燃焼器3A、3B、タービン4及び発電機5で構成され、駆動軸6は圧縮機2、タービン4と発電機5を接続している。圧縮機2で圧縮した空気(燃焼用空気)7は、燃焼器3A、3Bで燃料15と混合して燃焼し、高温、高圧の燃焼排ガス8となり、タービン4でエネルギーを回収し発電機5で電力を生成するものである。
燃焼器3A、3Bは、その頭部(図1の左側)9A、9Bが圧縮機2側に、尾部(図1の右側)10A、10Bがタービン4側に配置される。また、燃焼器3A、3Bは、中心側から外周側に燃焼室11A、11B、燃焼室11A、11Bを構成する隔壁(ライナ)12A、12B、燃焼用空気流路13A、13B、外周隔壁14A、14Bの順に構成されている。
そして、圧縮機2から排出された燃焼用空気7は、燃焼器3A、3Bの尾部10A、10Bから燃焼用空気流路13A、13Bを通り燃焼器3A、3Bの頭部9A、9Bに流れる。燃焼用空気7は、燃焼器3A、3Bの頭部9A、9Bで燃焼用空気7の流れ方向が反転し、燃焼室11A、11Bで、燃焼器3A、3Bの頭部9A、9Bにて外部から供給される燃料15と混合して燃焼し、燃焼排ガス8は、燃焼器3A、3Bの尾部10A、10Bよりタービン4に流入、排出される。
なお、説明を簡略化するため図1や図3では、燃焼器が2つの場合を示すが、3つ以上の燃焼器を備える場合も同じである。また、図1や図3では、1つの駆動軸6に圧縮機2、タービン4と発電機5を接続した場合を示すが、駆動軸6を複数に分割して設けることも可能である。また、発電機5に変えて他の回転体の駆動に用いることも可能である。
図1や図3のガスタービン1では、燃焼器3Aに点火装置17を設け、燃焼器3A、3Bの間を火炎伝播管20で接続している。火炎伝播管20は、内筒21と外筒22の2重管で構成され、火炎伝播管20の内筒21は燃焼室11A、11Bのライナ(隔壁)12A、12Bと接続し、燃焼室11A、11B内の燃焼排ガス16が流通できるようになっている。また、火炎伝播管20の外筒22は燃焼用空気流路13A、13Bの外周隔壁14A、14Bと接続し、燃焼用空気7が流通できるようになっている。
ガスタービン1の点火時は、燃焼器3Aに設置した点火装置17により燃焼室11A内の燃料15と空気の混合物に点火する。燃焼室11A内は燃焼排ガス8の生成により圧力が高まるが、燃焼室11Bは未だ点火していないので圧力が低い。このため、燃焼室11A、11B間を接続する火炎伝播管20の内筒21を通して、燃焼排ガス16が燃焼室11Aから燃焼室11Bに送り込まれる。燃焼室11Bでは、火炎伝播管20の内筒21を通して流入した高温の燃焼排ガス16により、燃料15と空気の混合物に点火される。
このように、火炎伝播管20を介して隣接する燃焼器3A、3Bに順次点火することで、全ての燃焼器に点火できる。
それぞれの燃焼器の空気量や燃料流量、圧力が同一であれば、全ての燃焼器で点火が終了した際には、燃焼器間の圧力差が無くなる。この場合、火炎伝播管20の内筒21を流通する高温の燃焼排ガス16の流れは無くなり、火炎伝播管20の内筒21を高温の燃焼排ガス16が流通する時間は点火時の短時間に留まる。
しかし、実際には、燃焼器毎に空気量や燃料流量、圧力や燃焼状態にばらつきが生じることがある。この場合、隣接する燃焼器3A、3Bの圧力差により、火炎伝播管20の内筒21を高温の燃焼排ガス16が流通し続ける場合がある。火炎伝播管20の内筒21は、高温の燃焼排ガス16が流通することで高温となり、長時間の運転の際には変形や損傷が生じ易くなる。これらの防止のため、火炎伝播管20の内筒21を冷却する必要がある。
また、燃焼器3A、3Bは、燃焼室11A、11Bの外周側に環状の燃焼用空気流路13A、13Bを有しているが、火炎伝播管20は、隣接する燃焼室11A、11B間を接続するので、この燃焼用空気流路13A、13Bを横切ることになる。また、火炎伝播管20を2重管で構成する場合は、火炎伝播管20の内筒21が燃焼用空気流路13A、13Bを横切ることになる。このとき、火炎伝播管20の内筒21は、燃焼用空気7の流れに対し障害物となり、火炎伝播管20の内筒21の下流側では、空気流速が低下し空気流量が減るので、燃焼室11A、11Bに流入する燃焼用空気7には周方向に偏りが生じる。このため、燃焼室11A、11B内では、燃料15と燃焼用空気7との混合に偏りが生じる。
ガスタービン1の燃焼では、一般に燃料15が空気量に比べて少ない希薄燃焼が用いられる。このとき、燃料15の割合が局所的に増えると、この部分の燃焼温度が高まり、窒素酸化物の排出量が増える。逆に空気の割合が局所的に増えると燃焼温度が低いために燃焼反応が進まず、一酸化炭素などの未燃分が生成し易くなる。このため、燃焼性能を高めるには燃料15と燃焼用空気7を均一に混合し、燃焼用空気7の偏りを抑制することが望ましい。
図3及び図4に示す従来例では、火炎伝播管20の内筒21を構成する隔壁23に空気孔24を設けて、火炎伝播管20の内筒21の冷却を図っている。即ち、図3及び図4に示すように、内筒21を構成する隔壁23の外周側(内筒21と外筒22の間)の空間26は、燃焼用空気流路13A、13Bと接続し、また、内筒21を構成する隔壁23の内周側の空間25は、燃焼室11A、11Bと接続している。
このため、内筒21を構成する隔壁23の外周側の空間26より内周側の空間25の圧力が低くなるので、隔壁23(内筒21)に設けられた空気孔24を通して外周側の空間26に滞留する燃焼用空気7が、矢印28で示されるように内周側に流入し、この際に、内筒21を構成する隔壁23を冷却している。
しかし、隔壁23に空気孔24を設けることで内筒21の隔壁23が冷却されるものの、空気の流入により火炎伝播管20の内筒21を流れる燃焼排ガス16の温度は低下する。特に、空気孔24を多数設けると内筒21を流れる燃焼排ガス16の冷却が進み、点火時に燃焼器3Aから燃焼器3Bへの火炎伝播が適切に実施できなくなる恐れがある。このため、隔壁23に設けられる空気孔24の数や断面積、流入する空気量には制約があり、隔壁23に空気孔24を設ける方法では、熱変形や焼損の防止は困難となる場合がある。
火炎伝播管20の内筒21の隔壁23を冷却する別の方法として、内筒21の外周側に燃焼用空気7を流通させ、対流伝熱により冷却する方法がある。
しかし、多缶型のガスタービン1では、燃焼器3A、3Bの頭部9A、9B側が互いに離れる配置となることから、燃焼用空気流路13A、13Bと火炎伝播管20の中心軸27が交差する交差角が90度より若干小さくなる。このため、燃焼用空気7は火炎伝播管20の内筒21が障害物となり、流れ方向が変わる際に火炎伝播管20から離れる方向に流れを形成し、外筒22内の空間26に流入しにくい。更に、図3及び図4に示す従来のガスタービンのように、燃焼器3A、3Bの隔壁23(内筒21)と外筒22の開口部を環状に形成する場合、燃焼用空気7が外筒22の空間26に分散して流れ易い。この場合、火炎伝播管20の内筒21の隔壁23近傍の流速が低くなるため、対流伝熱での放熱量が小さくなる。
また、図3及び図4に示す従来例では、火炎伝播管20の内筒21が燃焼用空気流路13A、13Bを横切るので、火炎伝播管20の内筒21の下流側では、空気流速が低下し空気流量が減る。また、燃焼用空気7が火炎伝播管20の外筒22の空間26に流入しにくいため、燃焼室11A、11Bに流入する燃焼用空気7には周方向に偏りが生じる。
そこで、図1及び図2に示す本発明の実施例1のガスタービン燃焼器では、火炎伝播管20の外筒22と燃焼用空気流路13A、13Bの外周隔壁14A、14Bの接続部、具体的には、火炎伝播管20の外筒22と接続する燃焼用空気流路13A、13Bの外周隔壁14A、14Bの内筒21と外筒22間に、内筒21を中心として燃焼用空気7の流れに対し上流側と下流側に燃焼用空気7が流通する開口部31、32を設けると共に、火炎伝播管20の内筒21の上流側の開口部31近傍には、内筒21の隔壁23と接続し、燃焼用空気7の流れ方向の上流側に向って傾斜して燃焼用空気7を外筒22内に導く案内板33を設けたことを特徴とする。
このような本実施例の構成とすれば、火炎伝播管20の外筒22と燃焼用空気流路13A、13Bの外周隔壁14A、14Bの接続部において、開口部31、32を上述したように設けることで、燃焼用空気7が外筒22内の空間26に流入し易くなる。また、火炎伝播管20の外筒22内に流入した燃焼用空気7が、火炎伝播管20の内筒21の外面に沿って流れ易くもなる。
以下、本実施例のガスタービン燃焼器における燃焼用空気7の流れについて説明する。
上述したように、燃焼用空気流路13A、13Bを流れる燃焼用空気7に対し、火炎伝播管20の内筒21は障害物となる。このため、燃焼用空気流路13A、13Bにおいて、内筒21の上流側では圧力が高く、内筒21の下流側では圧力が低くなる。開口部31を内筒21の上流側に設けると、この部分は圧力が高いので、燃焼用空気流路13Aから外筒22内の空間26に燃焼用空気7が流れる。また、開口部32を内筒21の下流側に設けると、この部分は圧力が低いので、外筒22内の燃焼用空気7が開口部32を通して燃焼用空気流路13Bに流出し易くなる。更に、内筒21の上流側に、燃焼用空気7の流れ方向の上流側に向って傾斜して案内板33を設けたことで、燃焼用空気流路13Aから外筒22内に燃焼用空気7が流入し易くなる。
本実施例の火炎伝播管20の構成では、火炎伝播管20の内筒21の上流側の開口部31から燃焼用空気7が外筒22内の空間に流入し、下流側の開口部32から排出される。このとき、開口部31、32は内筒21の近くに設置されるので、外筒22内の空間26に流入した燃焼用空気7は、内筒21の外面に沿って流れる。
このように、従来に比べ、開口部31、32を制限することで、火炎伝播管20の内筒21の外面での流速は高まるため、火炎伝播管20の内筒21を構成する隔壁23では、燃焼用空気7により対流伝熱が進み冷却される。このため、内筒21の熱変形や焼損を抑制できる。
また、外筒22内の空間26に流入した燃焼用空気7は、開口部32を通り燃焼用空気流路13Bの内筒21の下流側に流入する。このため、火炎伝播管20の内筒21の下流側である開口部32の近傍での燃焼用空気7の流速が高まるので、内筒21の下流側での燃焼用空気7の偏流は抑制される。この偏流の抑制により、燃焼室11A、11B内での燃料15と空気との混合を均一とし燃焼させ、燃焼時に不均一な燃焼時に生成する窒素酸化物や一酸化炭素などの未燃分を抑制できる。
また、本実施例では、図1の火炎伝播管20を軸方向(図1の下方から上方)から見たときに、図2に示すように、案内板33の高さ方向の幅(H1)は内筒21の高さ方向の幅(H2)と同じか、若しくは小さいことが望ましい。なぜなら、案内板33の高さ方向の幅(H1)を広げると、燃焼用空気7の外筒22内の空間26への流入量は増えるものの、燃焼用空気7の流れに対し障害となり、燃焼用空気7の圧力損失を増加させが、本実施例のように、案内板33の高さ方向の幅(H1)が内筒21の高さ方向の幅(H2)よりも小さい場合は、内筒21による圧力損失と同等レベルに抑制できるので、案内板33を設けたことによる圧力損失を低減できるからである。更に、燃焼用空気7の一部を、外筒22内の空間26を流すことで圧力損失が低減する場合もある。
このような本実施例によれば、燃焼用空気7を火炎伝播管20の外筒22内に積極的に流入させて内筒21の周囲に流すことで、内筒21を対流伝熱により冷却することができると共に、燃焼用空気流路13A、13Bにおいて、偏流を抑制することができる。
また、本実施例は、上述した如く、外筒22と燃焼用空気流路13A、13Bの接続部において、内筒21を基準として燃焼用空気7の流れの上流側と下流側に、燃焼用空気7が流入する開口部31、32を設けている。
これは、燃焼用空気流路13A、13Bを流れる燃焼用空気7に対し、内筒21が障害物となるため、燃焼用空気流路13A、13Bにおいて、内筒21の上流側では圧力が高く、内筒21の下流側では圧力が低くなる。燃焼用空気7の流通する開口部31、32を内筒21の上流側と下流側に設けると、内筒21が障害物となることで、外筒22内に燃焼用空気7が流れ易くなる。即ち、内筒21の上流側では、圧力が高いので外筒22内に燃焼用空気7が流れ易い。また、内筒21の下流側では、圧力が低いので外筒22内の燃焼用空気7が吐出され易くなる。更に、内筒21の上流側に、燃焼用空気7の流れ方向の上流側に向って傾斜する案内板33を設けたことで、燃焼用空気流路13A、13Bから外筒22内に燃焼用空気7が流入し易くなる。
このため、本実施例のガスタービン燃焼器に採用される火炎伝播管20では、内筒21の上流側の開口部31から燃焼用空気7が外筒22内に流入し、下流側の開口部32から排出される。このとき、開口部31、32が内筒21の近くに制限されるので、外筒22内に流入した燃焼用空気7は、内筒21の外面に沿って流れる。このため、内筒21から燃焼用空気7に向かい対流伝熱により放熱が進んで冷却される。
従来は、外筒22と燃焼用空気流路13A、13Bの接続部において、開口部が本実施例のように制限されていない。そのため、開口部が広い場合、外筒22内に広がって流れ、内筒21の外面に沿って流れる燃焼用空気7の流速が低くなる。このとき、内筒21の外面では流速が低いことから対流伝熱による放熱は少なく、内筒21の温度は高くなる。
一方、本実施例の場合、入口部分の開口部31近傍に、燃焼用空気7の流れ方向の上流側に向って傾斜する案内板33を設けることで、燃焼用空気7が外筒22内に流入し易くなる。また、入口と出口の開口部31、32を内筒21の近傍に制限することで、内筒21の外面に沿って流れる燃焼用空気7の流速が従来より高まり、強制通風の状態での対流伝熱となることで冷却が進む。このため、内筒21の熱変形や焼損を抑制できる。
また、外筒22内に流入した燃焼用空気7を、内筒21の下流側から燃焼用空気流路13Bに戻すことで、内筒21の下流側での燃焼用空気7の流速が高まるため、内筒21が燃焼用空気7の流れに対し抵抗となり流速が低下するが、外筒22を経由して燃焼用空気7を内筒21の下流側に供給するので、流速の低下を抑制できる。このため、燃焼室11A、11B内での燃料15と空気との混合を均一とし燃焼させ、燃焼時に不均一な燃焼時に生成する窒素酸化物や一酸化炭素などの未燃分を抑制できる。
よって、本実施例の構成とすることにより、ガスタービン燃焼器の点火時に、火炎伝播管を通る燃焼排ガスの温度を下げることなく火炎伝播管を冷却し、その熱変形や焼損を防止すると共に、火炎伝播管の内筒の下流側で生じる燃焼用空気の偏りを抑制し、ガスタービンから排出される窒素酸化物や一酸化炭素などの未燃分を低減することができる。
図5に、本発明のガスタービン燃焼器の実施例2を採用しているガスタービンを示す。
図1及び図2に示す実施例1は、案内板33を開口部31の近傍に、燃焼用空気7の流れ方向の上流側に向って傾斜して設けたが、本実施例では、図5に示すように、開口部31の近傍で、かつ、燃焼用空気流路13A、13Bと燃焼室11A、11Bを隔てる隔壁(ライナ)12A、12Bに接続し、燃焼用空気流路13A、13B内の燃焼用空気7の流れ方向の下流側に向って傾斜している案内板34を設けたものである。他の構成は、実施例1と同様である。
このような本実施例の構成とすることにより、実施例1と同様な効果を得ることができる。なお、本実施例の場合、案内板34により外周側に向かう流れが誘起され、この流れが開口部31に流入し易くするため、案内板34は、内筒21から離れた位置に設けることが望ましい。
図6に、本発明のガスタービン燃焼器の実施例3を採用しているガスタービンにおけるガスタービン燃焼器を示す。
該図に示す本実施例は、実施例1の構成に加え、外筒22の軸方向中央部に、外筒22と内筒21の間の空間26を狭める円筒状のブロックから成る絞り部40を設けたことを特徴とする。なお、本実施例の絞り部40は、実施例2の構成に設けてもよい。
このような本実施例の構成とすることにより、実施例1と同様な効果が得られることは勿論、絞り部40は、内筒21と外筒22の間の空間を狭めて、燃焼用空気7が流れる際に抵抗として働くことで、燃焼用空気流路13Aと13B間で燃焼用空気7を流れにくくしている。
上述した実施例1及び2では、燃焼用空気7が外筒22内の空間26に流入し易くしたため、従来に比べて燃焼用空気7が外筒22を介して他の燃焼器に流れ易くなった。他の燃焼器に燃焼用空気7が流れると、流出元の燃焼器では燃料15に対し空気が不足する。また、流出先の燃焼器では燃料15に対し空気が増加し、それぞれの燃焼器毎の燃料15と空気との割合に偏りが生じる。上述のように、ガスタービン1の燃焼器3A、3Bでは、燃料15と空気とは均一に混合して燃焼することが望ましい。一方、燃料15の割合が増えると燃焼器3A、3Bの燃焼温度は高まり、窒素酸化物の排出量が増える。逆に空気の割合が増えると燃焼器3A、3Bの燃焼温度が低いために燃焼反応が進まず、一酸化炭素などの未燃分が生成し易くなる。
そこで、本実施例では、絞り部40を設けることで、燃焼用空気流路13Aと13B間で燃焼用空気7が流れにくくしている。そのため、外筒22内の空間26には、上流側の開口部31を介して燃焼用空気7が流入し、外筒22内に流入した燃焼用空気7は、下流側の開口部32から燃焼用空気流路13A、13Bに流出する。即ち、燃焼用空気7は、矢印41A、41Bに示される流れを形成する。この燃焼空気7の流れは、内筒21の表面に沿った流れが絞り部40にて流れ方向を反転し、開口部31、32のそれぞれの側に循環流を形成する。外筒22内の空間26で空気が循環することで対流伝熱が促進され、内筒21の冷却が進む。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成を置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…ガスタービン、2…圧縮機、3A、3B…燃焼器、4…タービン、5…発電機、6…駆動軸、7…燃焼用空気、8、16…燃焼排ガス、9A、9B…燃焼器の頭部、10A、10B…燃焼器の尾部、11A、11B…燃焼室、12A、12B…隔壁(ライナ)、13A、13B…燃焼用空気流路、14A、14B…燃焼用空気流路の外周隔壁、15…燃料、17…点火装置、20…火炎伝播管、21…火炎伝播管の内筒、22…火炎伝播管の外筒、23…内筒の隔壁、24…空気孔、25…内筒内の空間、26…内筒と外筒の間の空間、27…火炎伝播管の中心軸、31、32…開口部、33、34…案内板、40…絞り部、41A、41B…燃焼用空気の流れを示す矢印。

Claims (9)

  1. 外周に環状の燃焼用空気流路を有する燃焼室を備えた複数の燃焼器の隣接する前記燃焼器間を火炎伝播管で接続し、前記火炎伝播管により前記燃焼器が点火されるガスタービン燃焼器であって、
    環状の前記燃焼用空気流路において燃焼用空気を前記燃焼器の尾部から頭部に向けて流し、前記燃焼器の頭部にて前記燃焼用空気の流れが反転し、外部から供給される燃料と混合し前記燃焼室で燃焼し、
    前記火炎伝播管は、隣接する前記燃焼器の燃焼室間を接続する内筒、及び該内筒を覆い、隣接する前記燃焼器間の前記燃焼用空気流路間を接続する外筒の2重管で構成され、かつ、前記火炎伝播管の前記外筒と接続する前記燃焼用空気流路の外周隔壁の前記内筒と外筒間に、前記内筒を中心として前記燃焼用空気流路を流れる燃焼用空気の流れに対する上流側と下流側に各々前記燃焼用空気が流通する開口部を設けて前記燃焼用空気の流れを制限すると共に、前記内筒の上流側に、前記開口部を介して前記燃焼用空気を前記外筒内の空間に導く案内板を設けたことを特徴とするガスタービン燃焼器。
  2. 請求項1に記載のガスタービン燃焼器において、
    前記開口部は、前記燃焼用空気流路と前記火炎伝播管が交差して前記火炎伝播管の内筒が前記燃焼用空気流路内を流れる前記燃焼用空気の障害物となることで、前記燃焼用空気流路における圧力が高い前記内筒の上流側と圧力が低い前記内筒の下流側に形成されていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  3. 請求項2に記載のガスタービン燃焼器において、
    前記燃焼用空気流路を流れる前記燃焼用空気が前記内筒の上流側に形成された前記開口部から前記外筒内の空間に流れ、この前記外筒内の空間に流れた前記燃焼用空気が前記内筒の下流側に形成された前記開口部を通して前記燃焼用空気流路の下流側に流出することを特徴とするガスタービン燃焼器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガスタービン燃焼器において、
    前記案内板は、前記内筒を構成する隔壁と接続し、上流側の前記開口部近傍に設けられていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  5. 請求項4に記載のガスタービン燃焼器において、
    前記案内板は、前記燃焼用空気流路内に前記燃焼用空気の流れの上流側に向って傾斜して設置されていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  6. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガスタービン燃焼器において、
    前記案内板は、上流側の前記開口部近傍で、かつ、前記燃焼用空気流路と前記燃焼室を隔てる隔壁に設けられていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  7. 請求項6に記載のガスタービン燃焼器において、
    前記案内板は、前記燃焼用空気流路内に前記燃焼用空気の流れの下流側に向って傾斜して設置されていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のガスタービン燃焼器において、
    記案内板は、前記燃焼用空気の流れ方向に対して横切る方向の長さが、前記内筒の当該長さと同じか若しくは小さいことを特徴とするガスタービン燃焼器。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のガスタービン燃焼器において、
    前記外筒の軸方向中央部に、前記外筒と内筒の間の空間を狭める絞り部を設けたことを特徴とするガスタービン燃焼器。
JP2016064972A 2016-03-29 2016-03-29 ガスタービン燃焼器 Active JP6612165B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016064972A JP6612165B2 (ja) 2016-03-29 2016-03-29 ガスタービン燃焼器
EP17153026.4A EP3225917B1 (en) 2016-03-29 2017-01-25 Gas turbine combustor with cross fire tube assembly
KR1020170012756A KR101911162B1 (ko) 2016-03-29 2017-01-26 가스 터빈 연소기
CN201710057566.1A CN107238107B (zh) 2016-03-29 2017-01-26 燃气轮机燃烧器
US15/417,514 US10508813B2 (en) 2016-03-29 2017-01-27 Gas turbine combustor cross fire tube assembly with opening restricting member and guide plates
RU2017105389A RU2676165C9 (ru) 2016-03-29 2017-02-20 Камера сгорания газовой турбины

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016064972A JP6612165B2 (ja) 2016-03-29 2016-03-29 ガスタービン燃焼器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017180895A JP2017180895A (ja) 2017-10-05
JP6612165B2 true JP6612165B2 (ja) 2019-11-27

Family

ID=57890744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016064972A Active JP6612165B2 (ja) 2016-03-29 2016-03-29 ガスタービン燃焼器

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10508813B2 (ja)
EP (1) EP3225917B1 (ja)
JP (1) JP6612165B2 (ja)
KR (1) KR101911162B1 (ja)
CN (1) CN107238107B (ja)
RU (1) RU2676165C9 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10161635B2 (en) * 2014-06-13 2018-12-25 Rolls-Royce Corporation Combustor with spring-loaded crossover tubes
JP6590771B2 (ja) * 2016-08-09 2019-10-16 三菱日立パワーシステムズ株式会社 ガスタービン燃焼器
JP6965108B2 (ja) 2017-11-08 2021-11-10 三菱パワー株式会社 ガスタービン燃焼器

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR963784A (ja) * 1947-01-13 1950-07-20
US2722803A (en) * 1951-05-23 1955-11-08 Gen Electric Cooling means for combustion chamber cross ignition tubes
JPH10339440A (ja) * 1997-06-09 1998-12-22 Hitachi Ltd ガスタービン燃焼装置
US6334294B1 (en) * 2000-05-16 2002-01-01 General Electric Company Combustion crossfire tube with integral soft chamber
JP2004317008A (ja) 2003-04-15 2004-11-11 Toshiba Corp ガスタービン燃焼器
GB2443839A (en) 2006-11-17 2008-05-21 Siemens Ag Interconnected Combustion Chambers
JP4959523B2 (ja) * 2007-11-29 2012-06-27 株式会社日立製作所 燃焼装置,燃焼装置の改造方法及び燃焼装置の燃料噴射方法
JP6178640B2 (ja) * 2013-06-28 2017-08-09 三菱日立パワーシステムズ株式会社 ガスタービン用燃焼器
RU145981U1 (ru) 2014-04-02 2014-09-27 Открытое акционерное общество "Научно-производственное объединение "Сатурн" Устройство для соединения жаровых труб трубчато-кольцевой камеры сгорания
RU158517U1 (ru) 2015-03-06 2016-01-10 Открытое акционерное общество "Научно-производственное объединение "Сатурн" Устройство для соединения жаровых труб трубчато-кольцевой камеры сгорания

Also Published As

Publication number Publication date
CN107238107A (zh) 2017-10-10
JP2017180895A (ja) 2017-10-05
RU2017105389A3 (ja) 2018-08-20
EP3225917B1 (en) 2019-06-26
CN107238107B (zh) 2019-08-02
US10508813B2 (en) 2019-12-17
RU2676165C9 (ru) 2019-05-30
KR20170113026A (ko) 2017-10-12
KR101911162B1 (ko) 2018-10-23
RU2676165C2 (ru) 2018-12-26
US20170284680A1 (en) 2017-10-05
EP3225917A1 (en) 2017-10-04
RU2017105389A (ru) 2018-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4129362B2 (ja) タービンエンジン用燃焼器
US6772594B2 (en) Gas turbine combustor
EP2481983B1 (en) Turbulated Aft-End liner assembly and cooling method for gas turbine combustor
JP4087372B2 (ja) ガスタービンエンジン燃焼器とその設計方法
EP2754963A1 (en) Gas turbine combustor
JP2009085222A (ja) タービュレータ付き後端ライナアセンブリ及びその冷却方法
JP5940227B2 (ja) ガスタービン燃焼器
BRPI0901605A2 (pt) combustor para turbina a gás e venturi
JP2001289062A (ja) ガスタービン燃焼器の壁面冷却構造
EP2966356B1 (en) Sequential combustor arrangement with a mixer
JP6612165B2 (ja) ガスタービン燃焼器
JP2016057056A (ja) ガスタービンの燃焼器用の希釈ガス又は空気混合器
JP2010249131A (ja) 複合対流/しみ出し冷却一体形缶型燃焼器
CA2936200C (en) Combustor cooling system
KR102000337B1 (ko) 가스 터빈 연소기
JP6965108B2 (ja) ガスタービン燃焼器
JP7324096B2 (ja) 冷却流路構造、バーナー及び熱交換器
JP7132096B2 (ja) ガスタービン燃焼器
JP2002242702A (ja) ガスタービン燃焼器壁面冷却構造
JP2009127951A (ja) ガスタービン燃焼器
JP2022125942A (ja) ガスタービンエンジンの燃焼器
JP4123120B2 (ja) ガスタービン燃焼器
JP2006144694A (ja) ガスタービン燃焼器

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20180710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190701

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6612165

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350