JP6611271B2 - 動画品質制御装置、ビットレート選択方法、及びプログラム - Google Patents
動画品質制御装置、ビットレート選択方法、及びプログラム Download PDFInfo
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Description
前記配信サーバから動画データをダウンロードする際のスループットを推定するスループット推定手段と、
前記スループット推定手段により推定されたスループットに基づいて、選択可能な複数のビットレート系列のそれぞれに対するQoEを推定し、推定されたQoEが所与の目標値以上となり、かつ、トラヒック量が最小となるビットレート系列におけるビットレートを選択するビットレート選択手段とを備え、
前記ビットレート選択手段は、計算対象のビットレート系列の各ビットレートと、チャンク長とを掛けた値の和により前記トラヒック量を算出する
ことを特徴とする動画品質制御装置が提供される。
本実施の形態では、上述した2つの課題を解決するために、新たなビットレート選択制御方式を使用する。本実施の形態におけるビットレート選択制御方式では、QoEの目標値が与えられ、後述する動画再生装置300が、そのQoE目標値を達成するビットレート系列のうち、最もトラヒック量が少なくすむビットレート系列を選択する。
図2に、本発明の実施の形態におけるシステム構成例を示す。図2に示すように、本実施の形態のシステムは、動画再生装置300と配信サーバ400を有する。動画再生装置300と配信サーバ400との間はネットワークで接続される。
以下、ビットレート選択部200が実行するビットレート選択処理を詳細に説明する。以下では、ビットレートの選択を1チャンク単位で行う場合の例を実施例1として説明し、ビットレートの選択をh0チャンク単位で行う場合の例を実施例2として説明する。
まず、実施例1におけるビットレート選択部200が実行するビットレート選択処理について説明する。説明時に使用する記号をまとめて図5に示すとともに、以下に記載する。これらの記号の定義は実施例2でも同様である。
・bt : 時刻tにおけるバッファ長
・r : 選択ビットレート系列
・ri : i番目のチャンクの選択ビットレート
・li : i番目のチャンク長
・ct : 時刻t-1からtにおける実測スループット
・~ct : 時刻t-1からtにおける予測スループット
・xt : 時刻tで受信するなら1,そうでなければ0をとる変数
・yt : 時刻tで受信しきれなかったビット量
・nt : 時刻tまでに受信が始まったチャンク数
・pt : 時刻tで再生中なら1, 停止中なら0をとる変数
・sd t : 時刻tまでの累計停止間隔
・sl t : 時刻tまでの累計停止時間
・sn t : 時刻tまでの累計停止回数
・sd ave : 平均停止間隔
・sl ave : 平均停止時間
・sn : 停止回数
・Tlow : バッファ長の下限を表す閾値
・Thigh : バッファ長の上限を表す閾値
・L : 動画長
・N : 動画のチャンク数
・h : 予測ホライズン
・f(r, sn, sd ave, sl ave): QoEを求める関数
・qt : 時刻tにおけるQoE
・Tq : QoE目標値
・Tb : バッファ長閾値
なお、上記の「時刻tで受信しきれなかったビット量」とは、時刻t-1から時刻tまでの間に受信を開始したチャンクの内、時刻tにおいて受信が完了していないデータのビット量を指す。また、「累計停止間隔」とは、停止間隔の累計時間を意味する。例えば3回停止が発生し、1回目が1秒~5秒、2回目が10秒〜13秒、3回目が15秒〜20秒であった場合、停止間隔は5秒、2秒なので、累計停止間隔は7秒となる。停止回数が2回未満の場合、この値は0となる。
r^={rmin, rmin, … , rmin}
ここで、rminは、用意されたビットレート群の中で最も低いビットレートである。例えば図1に示したように500kbps、1000kbps、2000kbpsのビットレート群があった場合には、rmin = 500kbpsとなる。
yt =max(gnt,t - ~ct, 0)
なお、上記の式の中の「gnt,t」の添字において、ntをntと表記している。再生状態を表すptは、再生開始 (再開)前かつバッファ長が閾値に達していないとき、及びバッファが枯渇したときには0となり、それ以外のときには1となるため、以下のように計算される。
sn t =max(Δx, 0)+ s n t-1
sl t =1- xt + s l t-1
sd t = max(-Δx, 0)・(t+1-max{i|xi = 0})+ s d t-1
図6の6行目では、時刻を1だけ進める。tがt0+hに達すると、t0+hでの各変数の値が得られる。
qt0+h = f(r, sn, sd ave,sl ave)
上記の関数f()として、例えば、ITU-T規定のQoE算出のためのモデルを使用することができる。また、ITU-T規定のモデル以外のモデルを使用してもよい。
実施例1におけるビットレート選択を実行する場合、探索空間が広くなるため、再生クライアントである動画再生装置300の処理能力の大きさによっては実時間内に探索が終わらなくなる可能性がある。そのため、ビットレートの選択を1チャンク単位ではなく、h0(h0>1)チャンク単位で行った場合の実施例を実施例2とする。本実施例における擬似コードは実施例1と同様だが、最終的に返す値は配列
本実施の形態によれば、ITU-T規定のQoEに基づき、過剰な品質を抑えながら、トラヒック量をできる限り抑えることが可能となる。そのため、QoEを適切な基準に保ちながら、動画配信事業者はトランジット料金を抑えることが可能になり、ネットワーク事業者はCAPEXを抑えることが可能となり、ユーザは月あたりに利用可能なデータ通信量を節約することが可能となる。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、動画配信サービスにおいて配信サーバから配信される動画データのビットレートを選択する動画品質制御装置であって、
前記配信サーバから動画データをダウンロードする際のスループットを推定するスループット推定手段と、
前記スループット推定手段により推定されたスループットに基づいて、選択可能な複数のビットレート系列のそれぞれに対するQoEを推定し、推定されたQoEが所与の目標値以上となり、かつ、トラヒック量が最小となるビットレート系列におけるビットレートを選択するビットレート選択手段と
を備えることを特徴とする動画品質制御装置が提供される。
101 動画再生ユニット
102 ユーザインターフェース
200 ビットレート選択部
201 スループット推定ユニット
202 ビットレート選択ユニット
300 動画再生装置
400 配信サーバ
150 ドライブ装置
151 記録媒体
152 補助記憶装置
153 メモリ装置
154 CPU
155 インタフェース装置
156 表示装置
157 入力装置
Claims (5)
- 動画配信サービスにおいて配信サーバから配信される動画データのビットレートを選択する動画品質制御装置であって、
前記配信サーバから動画データをダウンロードする際のスループットを推定するスループット推定手段と、
前記スループット推定手段により推定されたスループットに基づいて、選択可能な複数のビットレート系列のそれぞれに対するQoEを推定し、推定されたQoEが所与の目標値以上となり、かつ、トラヒック量が最小となるビットレート系列におけるビットレートを選択するビットレート選択手段とを備え、
前記ビットレート選択手段は、計算対象のビットレート系列の各ビットレートと、チャンク長とを掛けた値の和により前記トラヒック量を算出する
ことを特徴とする動画品質制御装置。 - 前記ビットレート選択手段は、前記推定されたQoEが所与の目標値以上となり、かつ、動画再生部におけるバッファ長が所与の閾値以上となり、かつ、トラヒック量が最小となるビットレート系列におけるビットレートを選択する
ことを特徴とする請求項1に記載の動画品質制御装置。 - 動画配信サービスにおいて配信サーバから配信される動画データのビットレートを選択する動画品質制御装置が実行するビットレート選択方法であって、
前記配信サーバから動画データをダウンロードする際のスループットを推定するスループット推定ステップと、
前記スループット推定ステップにより推定されたスループットに基づいて、選択可能な複数のビットレート系列のそれぞれに対するQoEを推定し、推定されたQoEが所与の目標値以上となり、かつ、トラヒック量が最小となるビットレート系列におけるビットレートを選択するビットレート選択ステップとを備え、
前記ビットレート選択ステップにおいて、前記動画品質制御装置は、計算対象のビットレート系列の各ビットレートと、チャンク長とを掛けた値の和により前記トラヒック量を算出する
ことを特徴とするビットレート選択方法。 - 前記ビットレート選択ステップにおいて、前記動画品質制御装置は、前記推定されたQoEが所与の目標値以上となり、かつ、動画再生部におけるバッファ長が所与の閾値以上となり、かつ、トラヒック量が最小となるビットレート系列におけるビットレートを選択する
ことを特徴とする請求項3に記載のビットレート選択方法。 - コンピュータを、請求項1又は2に記載の動画品質制御装置における各手段として機能させるためのプログラム。
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