JP6276206B2 - 帯域割り当て制御装置及び帯域割り当て制御方法 - Google Patents
帯域割り当て制御装置及び帯域割り当て制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6276206B2 JP6276206B2 JP2015017477A JP2015017477A JP6276206B2 JP 6276206 B2 JP6276206 B2 JP 6276206B2 JP 2015017477 A JP2015017477 A JP 2015017477A JP 2015017477 A JP2015017477 A JP 2015017477A JP 6276206 B2 JP6276206 B2 JP 6276206B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- state
- qoe
- bandwidth allocation
- session
- playback
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
トラヒックのセッションに対する帯域割り当てを制御する帯域割り当て制御装置であって、
ユーザ端末におけるトラヒックのバッファ量に基づいて、ユーザ端末におけるトラヒックが再生開始前であるか、再生開始後であるか、という再生状態を推定する再生状態エミュレーションユニットと、
ユーザ体感品質(QoE)の劣化が起きているか、QoEの劣化が起きていないか、QoEの劣化が起きる直前であるか、というQoEの劣化状態を推定するQoE推定ユニットと、
推定された再生状態及びQoEの劣化状態に基づいて、トラヒックのセッション状態を、
状態1:再生開始前かつQoEの劣化が起きていない状態、
状態2:再生開始後かつQoEの劣化が起きていない状態、
状態3:再生開始前かつQoEの劣化が起きている状態、
状態4:再生開始後かつQoEの劣化が起きている状態、及び
状態5:再生開始後かつQoEの劣化が起きる直前である状態
のいずれかに分類するセッション状態分類部と、
分類されたセッション状態に基づいて、帯域の割り当て量を計算する帯域割り当て量計算ユニットと、
を有することを特徴とする。
トラヒックのセッションに対する帯域割り当てを制御する帯域割り当て制御装置における帯域割り当て制御方法であって、
ユーザ端末におけるトラヒックのバッファ量に基づいて、ユーザ端末におけるトラヒックが再生開始前であるか、再生開始後であるか、という再生状態を推定するステップと、
ユーザ体感品質(QoE)の劣化が起きているか、QoEの劣化が起きていないか、QoEの劣化が起きる直前であるか、というQoEの劣化状態を推定するステップと、
推定された再生状態及びQoEの劣化状態に基づいて、トラヒックのセッション状態を、
状態1:再生開始前かつQoEの劣化が起きていない状態、
状態2:再生開始後かつQoEの劣化が起きていない状態、
状態3:再生開始前かつQoEの劣化が起きている状態、
状態4:再生開始後かつQoEの劣化が起きている状態、及び
状態5:再生開始後かつQoEの劣化が起きる直前である状態
のいずれかに分類するステップと、
分類されたセッション状態に基づいて、帯域の割り当て量を計算するステップと、
を有することを特徴とする。
状態2:再生開始後かつQoEの劣化が起きていない状態
状態3:再生開始前かつQoEの劣化が起きている状態
状態4:再生開始後かつQoEの劣化が起きている状態
状態5:再生開始後かつQoEの劣化が起きる直前である状態
各セッション状態への分類が終わった後、帯域割り当て制御装置は、各セッションに対して利用可能な帯域を割り当てる。
図1に、本発明の一実施の形態における帯域割り当て制御装置の機能ブロック図を示す。帯域割り当て制御装置は、プロセッサ等のCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスク等の記憶装置等から構成されたコンピュータでもよい。例えば、帯域割り当て制御装置の機能及び処理は、記憶装置又はメモリ装置に格納されているデータやプログラムをCPUが実行することによって実現される。
トラヒックメタ情報受信ユニット101は、通信要求が発生した際に、サービス事業者から動画の符号化ビットレート、フレームレート、再生が開始するバッファ量の閾値(再生開始閾値)及び目標とするQoEの値(QoE目標値)を取得し、トラヒックメタ情報管理DB102に格納する。
PDL型動画トラヒックを制御対象とする場合、セッション状態分類ユニット202は、QoE特性及び動画の再生状態に応じて、PDL型動画トラヒックの通信要求を出してから、視聴完了するまでのユーザ端末におけるセッション状態を下記5つの状態に分類する。
状態2:再生開始後かつQoEの劣化が起きていない状態
状態3:再生開始前かつQoEの劣化が起きている状態
状態4:再生開始後かつQoEの劣化が起きている状態
状態5:再生開始後かつQoEの劣化が起きる直前である状態
上記5つの状態は、図2のような関係性になっている。各状態の関係については、以下で説明する。この分類を行うために、各セッションにおけるPDL型動画トラヒックの再生状態(動画トラヒックが再生開始前であるか、再生開始後であるか)を、再生状態エミュレーションユニット201で推定する。再生状態エミュレーションユニット201は、ユーザ端末におけるトラヒックのバッファ量に基づいて、既存の動画バッファ量推定法を用いることで再生状態を推定する。あるいは、再生状態エミュレーションユニット201は、サービス事業者側に用意された、バッファ量取得APIを叩くことでバッファ量を取得し、再生状態を推定できるものとする。
Ti={x|DegT0(x+Tha)=Q-q}
ただし、ThaはQoE目標値を切るどの程度直前まで待たせるかを表す閾値であり、Qは符号化品質(NW起因のQoE劣化が一切ない場合のQoE)であり、qはこのセッションのQoE目標値であり、DegT0(x)=ifelse(T0>4.29,max(min(0.29*log(T0-3.29),4),0),0)で定義される関数である。以下、図2と同様に、バッファ量が再生開始閾値(4秒分のバッファ量)以上貯まり、動画の視聴がスタートした時には状態2に分類し、バッファ量が枯渇する寸前になった場合(バッファ量がTh.b(例えば、Th.b=0.1秒分のバッファ量)未満になった場合)には状態5に分類する。バッファ量が完全に枯渇し、映像再生が停止した時には状態4に分類する。映像再生が停止した後に、再びバッファ量が再生開始閾値(4秒分のバッファ量)以上貯まり、動画の視聴がスタートした時には状態2に分類する。
実際に各セッションに割り当てる帯域の量は、帯域割り当て量計算ユニット301で計算される。例えば、割り当て帯域の変更は100msおきに行われる。帯域割り当て量計算ユニット301は、分類されたセッション状態に基づいて、帯域の割り当て量を計算する。帯域の割り当て量は、セッション状態ごとにそれぞれ異なるポリシーを用いて、利用可能な帯域(残余帯域)から割り当てられる。
上記割り当てを一定時間おきに行った後、送信が終了した際には、実現QoE通知ユニット103からサービス事業者に対して、実際にネットワークで実現したQoEの値を通知する。この機能を設けることでサ―ビス事業者は、自社のサービスがEnd-to-Endでどのような体感品質となっていたかを知ることが可能となる。
次に、PDL型動画トラヒックに加えて、ダウンロード型トラヒック(Webトラヒック)も制御対象とする実施例について説明する。まず、帯域割り当て量計算ユニット301は、動画トラヒック群、Webトラヒック群に割り当てる帯域の量を決定する。決定の際は、動画のセッション数とWebのセッション数の比で割り当ててもよく、もしくは動画トラヒックの平均符号化ビットレート*動画セッション数とWebトラヒックの平均bit数*Webセッション数の比で割り当ててもよい。
以上のように、本発明の実施例によれば、QoE特性に基づいてトラヒックのセッション状態を分類し、分類されたセッション状態ごとに帯域割り当てを制御することにより、QoE目標値の達成率を向上させることを目的とする。
101 トラヒックメタ情報受信ユニット
102 トラヒックメタ情報管理DB
103 実現QoE通知ユニット
200 セッション状態分類部
201 再生状態エミュレーションユニット
202 セッション状態分類ユニット
203 セッション状態管理DB
300 帯域割り当て量計算部
301 帯域割り当て量計算ユニット
302 QoE推定ユニット
Claims (7)
- トラヒックのセッションに対する帯域割り当てを制御する帯域割り当て制御装置であって、
ユーザ端末におけるトラヒックのバッファ量に基づいて、ユーザ端末におけるトラヒックが再生開始前であるか、再生開始後であるか、という再生状態を推定する再生状態エミュレーションユニットと、
ユーザ体感品質(QoE)の劣化が起きているか、QoEの劣化が起きていないか、QoEの劣化が起きる直前であるか、というQoEの劣化状態を推定するQoE推定ユニットと、
推定された再生状態及びQoEの劣化状態に基づいて、トラヒックのセッション状態を、
状態1:再生開始前かつQoEの劣化が起きていない状態、
状態2:再生開始後かつQoEの劣化が起きていない状態、
状態3:再生開始前かつQoEの劣化が起きている状態、
状態4:再生開始後かつQoEの劣化が起きている状態、及び
状態5:再生開始後かつQoEの劣化が起きる直前である状態
のいずれかに分類するセッション状態分類部と、
分類されたセッション状態に基づいて、帯域の割り当て量を計算する帯域割り当て量計算ユニットと、
を有する帯域割り当て制御装置。 - 前記QoE推定ユニットは、状態1又は状態3に属するセッションに対してQoEを予測し、
前記帯域割り当て量計算ユニットは、予測されたQoEがQoE目標値を下回るセッションに対して、再生が開始するために必要な帯域量を割り当てる、請求項1に記載の帯域割り当て制御装置。 - 前記帯域割り当て量計算ユニットは、更に、状態5に属するセッションに対して符号化ビットレート分の帯域を割り当てる、請求項2に記載の帯域割り当て制御装置。
- 前記帯域割り当て量計算ユニットは、更に、状態1又は状態3に属するセッションのうち、トラヒックのバッファ量が閾値以下のセッションに対して、トラヒックのバッファ量が閾値となるために必要な帯域量を割り当てる、請求項3に記載の帯域割り当て制御装置。
- 前記帯域割り当て量計算ユニットは、更に、状態2又は状態5に属するセッションに対してトラヒックのバッファ量が最小のものから優先的に帯域量を割り当てる、請求項4に記載の帯域割り当て制御装置。
- 前記帯域割り当て量計算ユニットは、更に、状態3かつQoEがQoE目標値を下回ったセッション又は状態4に属するセッションに対して残余帯域を均一に割り当てる、請求項5に記載の帯域割り当て制御装置。
- トラヒックのセッションに対する帯域割り当てを制御する帯域割り当て制御装置における帯域割り当て制御方法であって、
ユーザ端末におけるトラヒックのバッファ量に基づいて、ユーザ端末におけるトラヒックが再生開始前であるか、再生開始後であるか、という再生状態を推定するステップと、
ユーザ体感品質(QoE)の劣化が起きているか、QoEの劣化が起きていないか、QoEの劣化が起きる直前であるか、というQoEの劣化状態を推定するステップと、
推定された再生状態及びQoEの劣化状態に基づいて、トラヒックのセッション状態を、
状態1:再生開始前かつQoEの劣化が起きていない状態、
状態2:再生開始後かつQoEの劣化が起きていない状態、
状態3:再生開始前かつQoEの劣化が起きている状態、
状態4:再生開始後かつQoEの劣化が起きている状態、及び
状態5:再生開始後かつQoEの劣化が起きる直前である状態
のいずれかに分類するステップと、
分類されたセッション状態に基づいて、帯域の割り当て量を計算するステップと、
を有する帯域割り当て制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015017477A JP6276206B2 (ja) | 2015-01-30 | 2015-01-30 | 帯域割り当て制御装置及び帯域割り当て制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015017477A JP6276206B2 (ja) | 2015-01-30 | 2015-01-30 | 帯域割り当て制御装置及び帯域割り当て制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016143980A JP2016143980A (ja) | 2016-08-08 |
JP6276206B2 true JP6276206B2 (ja) | 2018-02-07 |
Family
ID=56570879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015017477A Active JP6276206B2 (ja) | 2015-01-30 | 2015-01-30 | 帯域割り当て制御装置及び帯域割り当て制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6276206B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7259738B2 (ja) * | 2017-03-06 | 2023-04-18 | 日本電気株式会社 | 制御装置、制御システム、制御装置の制御方法及びプログラム |
JP6611271B2 (ja) * | 2017-07-07 | 2019-11-27 | 日本電信電話株式会社 | 動画品質制御装置、ビットレート選択方法、及びプログラム |
WO2020044676A1 (ja) * | 2018-08-28 | 2020-03-05 | 日本電気株式会社 | 管理装置、通信装置、システム、方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4490374B2 (ja) * | 2006-01-19 | 2010-06-23 | 日本電信電話株式会社 | 映像品質評価装置および方法 |
EP2434826A1 (en) * | 2010-08-30 | 2012-03-28 | NTT DoCoMo, Inc. | Method and apparatus for allocating network rates |
JP6016725B2 (ja) * | 2013-07-11 | 2016-10-26 | 日本電信電話株式会社 | アプリケーションの主要品質指標最適値算出装置及び方法 |
-
2015
- 2015-01-30 JP JP2015017477A patent/JP6276206B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016143980A (ja) | 2016-08-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10721647B2 (en) | Dynamically provisioning subscribers to manage network traffic | |
US8611217B2 (en) | Subscriber/service differentiation in advanced wireless networks | |
JP5643314B2 (ja) | ネットワークにおけるリソースの割当てを管理するための方法および装置 | |
KR101276190B1 (ko) | 네트워크 속도들을 할당하기 위한 방법 및 장치 | |
US9660922B2 (en) | Network assisted rate shifting for adaptive bit rate streaming | |
US10187819B2 (en) | Access network congestion control method, base station device, and policy and charging rules function network element | |
US9609370B2 (en) | Video delivery modification based on network availability | |
US9998338B2 (en) | System and method for dynamic effective rate estimation for real-time video traffic | |
Cicalo et al. | Quality-fair HTTP adaptive streaming over LTE network | |
Petrangeli et al. | Network-based dynamic prioritization of http adaptive streams to avoid video freezes | |
Khan et al. | QoE-driven multi-user scheduling and rate adaptation with reduced cross-layer signaling for scalable video streaming over LTE wireless systems | |
JP6276206B2 (ja) | 帯域割り当て制御装置及び帯域割り当て制御方法 | |
KR101837637B1 (ko) | 클라이언트 측 ack 조정 기반 적응 스트리밍 방법 및 장치 | |
US11831555B2 (en) | System and method for managing video streaming congestion | |
Hosein et al. | Congestion detection for QoS-enabled wireless networks and its potential applications | |
EP3366060A1 (en) | Allocating radio resources in a cellular network | |
KR102277173B1 (ko) | 이동 통신 시스템에서 단말의 트래픽을 제어하는 방법 및 장치 | |
Radics et al. | Insight based dynamic QoE management in LTE | |
Rodrigues et al. | QoE-aware scheduling algorithm for adaptive HTTP video delivery in wireless networks | |
Pastushok et al. | Lower bound and optimal scheduling for mean user rebuffering percentage of HTTP progressive download traffic in cellular networks | |
KR102025426B1 (ko) | Sdn 기반의 통신 노드에서의 트래픽 과적에 따른 서비스 품질 저하를 해소하기 위한 대역폭 제어 방법 및 장치 | |
Seyedebrahimi et al. | Client QoE-oriented segment selection for DASH | |
Yeznabad et al. | Cross-layer joint optimization algorithm for adaptive video streaming in mec-enabled wireless networks | |
CN114980148B (zh) | 网络能力确定方法和装置 | |
de Oliveira et al. | Slicing Wi‐Fi links based on QoE video streaming fairness |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170113 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171107 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171218 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180109 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180111 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6276206 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |