JP6610364B2 - 電力制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、電力制御システムにかかり、特に、情報処理装置の温度に応じて電力を制御する電力制御システムに関する。
近年、技術革新によって、サーバなどのIT機器は急速に高性能化・高密度化が進んでいる。また、それに伴い、消費される電力も年々大きくなっている。特に、情報処理装置の消費電力は、CPU(central processing unit)とメモリの電力によって、その値が決定されることが多い。このような状況の下、CPUの電力を制御するなどして、効率的に電力を制御する方法が求められている。
例えば、冷却能力や電力容量などの制限によって、CPUで消費できる電力が決定されるが、条件によっては、消費電力を上限よりも制限してキャッピングをする必要がある。そのようなときに、CPUの動作にスロットリングをかけて、命令実行を抑制するよう制御するが、抑制がかかる場合にはCPUの性能が抑えられることとなるため、なるべくスロットリングをかけずに性能向上させる必要がある。
一方で、設置環境の温度や筐体の条件によって、スロットリングできる範囲は変化するため、設置環境によらず最適な電力制御が望まれている。例えば、PCIe(Peripheral Component Interconnect Express)カードのように、既存の機器に構成を加える形で設置される装置は、ホストの種類や設置環境によって、供給できる電力やエア風量が増減する。このとき、冷却能力や電力容量が足りない場合は、性能を抑えるスロットリングを用いることとなる。例えば、以下のような方法がある。
まず、電力を制御する方式として、複数の動作モードを用意する。例えば、電力を上限まで使い切るモードを用意し、それをフルモード(モードA)とする。また、性能を抑えることにより、上限の80%程度の冷却能力と電力容量を使用するモードを通常モード(モードB)とする。このとき、フルモードと通常モードを切り替える値を「閾値温度」と定義して、実際の測定温度と閾値温度とによってモードの切り替えを行う。
このような構成のもと、測定した温度が「閾値温度」を超えたら通常モードに切り替え、「閾値温度」を下回ったら、フルモードに切り替える、といったスロットリングが行われている。例えば、特許文献1に記載のような制御がある。
特開2008−004094号公報
しかしながら、上述した方法では、装置の性能を低下させてしまう、という問題が生じる。具体的には、まず、ホストの種類や設置環境によって、供給出来るエア風量が異なり、温度変化の特性もホストによって異なる。そして、「閾値温度」は、冷却構造により一定の温度に定まっており、この値を動的に変化させることは出来ない。このため、上述した方式では、温度の時間変化が緩やかな装置であっても、閾値温度を超えるとスロットリングが動作して、通常モードに切り替わり、測定温度が上限に達する前に温度が下がってしまう。このように、スロットリングが動作したとき、上限いっぱいまで性能を使い切れず、装置の性能が低下する場合がある。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、装置の性能が低下する、ことを解決することにある。
本発明の一形態である電力制御システムは、
対象装置の温度を測定する測定部と、
前記測定部にて測定された温度である測定温度に応じて、対象装置の消費電力を制御する動作モードを当該対象装置に設定する制御部と、
前記測定温度と予め設定された基準温度とを比較した結果に基づいて、前記対象装置に設定する前記動作モードを変更するタイミングを決定する決定部と、
を備えた、
という構成をとる。
また、本発明の一形態である情報処理装置は、
対象装置の温度を測定する測定部と、
前記測定部にて測定された温度である測定温度に応じて、対象装置の消費電力を制御する動作モードを当該対象装置に設定する制御部と、
を備える電力制御装置に接続された情報処理装置であって、
前記測定温度と予め設定された基準温度とを比較した結果に基づいて、前記対象装置に設定する前記動作モードを変更するタイミングを決定する決定部を備えた、
という構成をとる。
また、本発明の一形態であるプログラムは、
対象装置の温度を測定する測定部と、
前記測定部にて測定された温度である測定温度に応じて、対象装置の消費電力を制御する動作モードを当該対象装置に設定する制御部と、
を備える電力制御装置に接続された情報処理装置に、
前記測定温度と予め設定された基準温度とを比較した結果に基づいて、前記対象装置に設定する前記動作モードを変更するタイミングを決定する決定部、
を実現させる、
という構成をとる。
また、本発明の一形態である電力制御方法は、
対象装置の温度を測定し、
測定された温度である測定温度に応じて、対象装置の消費電力を制御する動作モードを当該対象装置に設定する、電力制御方法であって、
前記測定温度と予め設定された基準温度とを比較した結果に基づいて、前記対象装置に設定する前記動作モードを変更するタイミングを決定する、
という構成をとる。
本発明は、以上のように構成されることにより、装置の性能が低下を抑制することができる。
本発明の実施形態1における電力制御システムの構成を示すブロック図である。 図1に開示した電力制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 図1に開示したデータ解析サーバの構成を示す機能ブロック図である。 図1に開示した電力制御システムにおけるデータの流れを示す図である。 図1に開示した電力制御システムにおける全体動作を示すシーケンス図である。 図1に開示した電力制御システムにおける電力制御の動作を示すフローチャートである。 他のホスト装置の温度変化の様子を示す図である。 他のホスト装置の温度変化の様子を示す図である。 図1に開示したホスト装置の温度変化の様子を示す図である。 図1に開示したホスト装置の温度変化の様子を示す図である。 本発明の実施形態2における電力制御システムの構成を示す機能ブロック図である。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図10を参照して説明する。図1乃至図3は、電力制御システムの構成を説明するための図である。図4乃至図6は、電力制御システムの動作を説明するための図である。図7乃至図10は、電力制御システムにおいて制御する電力の変化の様子を説明するための図である。
[構成]
本発明における電力制御システムの構成を、図1乃至図3を参照して説明する。電力制御システムは、図1に示すように、複数のホスト装置1A,1B,1Cと、データ解析サーバ2と、がネットワークを介して接続されて、データ通信可能なよう構成されている。なお、ホスト装置1A,1B,1Cの数は、図1で示す数に限定されない。
ホスト装置1A,1B,1Cは、演算装置と記憶装置とを備えるサーバ装置といった情報処理装置である。なお、ホスト装置1A,1B,1Cは、それぞれが異なる種類のものや、設置環境が異なるもの、あるいは、動作状況が異なるものであるため、冷却の環境や筐体の構造が異なり、冷却の条件が異なってくる。
また、ホスト装置1A,1B,1Cには、当該ホスト装置1A,1B,1Cを拡張するための処理装置と電源制御装置10A,10B,10Cが実装されている。電源制御装置10A,10B,10Cは、例えばカード型のものであり、ホスト装置の筐体内に実装される。なお、処理装置と電源制御装置10A,10B,10Cは、それぞれカード形状や冷却の構造が異なるため、それによっても冷却の条件が異なってくる。
図2を参照して、電源制御装置10A,10B,10Cの機能構成について説明する。なお、電源制御装置10A,10B,10Cは、それぞれがほぼ同じ機能構成を有しているため、電源制御装置10Aの構成を一例として説明する。
電源制御装置10Aは、演算装置であるCPU(central processing unit)11と、記憶装置と、を備えた情報処理装置である。そして、電源制御装置10Aは、装備された記憶装置にファームウェア19を記憶しており、かかるファームウェア19がCPU11により実行されることで構築されたスロットリング制御部12を備えている。また、電源制御装置10Aは、装備された記憶装置により形成された、プロファイル保持メモリ13、カード情報保持メモリ14、メインメモリ17を備えている。
さらに、電源制御装置10Aは、データ解析サーバ2と通信を行う通信ユニット15と、ホスト装置1Aと通信を行うホスト通信部16と、ホスト装置1A内の温度を測定する温度センサ18と、を備えている。
図3を参照して、データ解析サーバ2の構成を説明する。データ解析サーバ2は、演算装置と記憶装置とを備えた情報処理装置である。データ解析サーバ2は、演算装置がプログラムを実行することで構築された、データ収集部21とパラメータ決定部22とを備えている。また、データ解析サーバ2は、装備された記憶装置により形成されたデータ記憶部23を備えている。
次に、上述した電源制御装置10Aとデータ解析サーバ2とが有する各構成について、詳細に説明する。
電源制御装置10Aのスロットリング制御部12は、温度プロファイル測定用のJOBを、実装されたホスト装置1A上で実行する。実行するタイミングは、JOBが実行出来るようになった初期状態、もしくは、アイドル状態で実行が可能な状態のときである。そして、スロットリング制御部12は、JOBの実行により温度プロファイルを生成する。
具体的に、スロットリング制御部12(測定部)は、温度センサ18にてCPU11部分の温度を一定の時間間隔にて測定する(サンプリングする)。かかる温度を、ホスト装置1A(対象装置)の温度として測定する。スロットリング制御部12は、温度を測定するごとに、かかる測定温度をプロファイル保持メモリ13に保持する。そして、スロットリング制御部12は、プロファイル保持メモリ13に保持された測定温度に、測定時間、電源制御装置であるカードの種類、ホスト装置1Aの動作モードなどの情報を含めた「測定温度プロファイル」を、カード情報保持メモリ14に保持する。つまり、「測定温度プロファイル」は、主に、時間の経過に伴うホスト装置の温度変化を表している。
なお、上記動作モードは、冷却能力と電力容量を上限まで使い切る「フルモード」(第二の動作モード)と、上限の80%程度の冷却能力と電力容量を使用する「通常モード」(第一の動作モード)と、がある。このうち一方の動作モードを、スロットリング制御部12(制御部)がホスト装置1Aに設定することとなる。
具体的には、スロットリング制御部12は、上述したJOBの実行時と同様に、一定の時間間隔で温度センサ18にて「測定温度」を測定する。そして、測定した「測定温度」と予め設定された「閾値温度」とを比較して、比較結果に応じて動作モードを変更し、「フルモード」あるいは「通常モード」をホスト装置1Aに設定する。これにより、ホスト装置1Aは、変更後の設定された動作モードで作動することとなる。なお、「閾値温度」は、ホスト装置の動作モードを変更する契機となる温度であり、予め設定されている。
このとき、スロットリング制御部12は、「測定温度」が「閾値温度」を超えたときにすぐに動作モードを変更するわけではなく、後述するようにデータ解析サーバ2にて決定された変更タイミングで、ホスト装置1Aの動作モードを変更することとなる。動作モードの変更タイミングについては後述する。
なお、動作モードは、上述した内容のものに限定されず、少なくとも一方の動作モード(第二の動作モード)が他方の動作モード(第一の動作モード)よりも、ホスト装置1Aに許容される消費電力が高く設定されている内容のものであればよい。
そして、スロットリング制御部12は、JOBを実行することで得られた「測定温度プロファイル」を、ネットワークを介して接続されたデータ解析サーバ2に送信する。これにより、データ解析サーバ2のデータ収集部21は、各ホスト装置(電力制御装置)から送信された計測温度プロファイルを、データ記憶部23に蓄積していく。
データ解析サーバ2のパラメータ決定部22(決定部)は、各ホスト装置1A,1B,1Cから収集した「測定温度プロファイル」から、各ホスト装置1A,1B,1Cにおける動作モードを変更するタイミングを決定する。このとき、データ解析サーバ2のデータ記憶部23には、予めホスト装置1A,1B,1Cごとに設定された「基準温度プロファイル」を記憶している。
パラメータ決定部22は、収集した「測定温度プロファイル」と記憶されている「基準温度プロファイル」とを比較することにより、各ホスト装置1A,1B,1Cにおける動作モードを変更するタイミングとなるパラメータを決定する。上記「基準温度プロファイル」は、「測定温度プロファイル」と同様に、時間の経過に伴うホスト装置の温度変化を表しており、その基準値を表している。例えば、「基準温度プロファイル」は、同一のホスト装置にて過去に測定された測定温度プロファイルや、過去の複数の測定温度プロファイルの平均値、さらには、ホスト装置や電力制御装置の構成等に応じてシミュレーションや理論式によって求められた値、などが用いられる。なお、各ホスト装置1A,1B,1Cにおける動作モードを変更するタイミングとなるパラメータの決定方法については後述する。
そして、パラメータ決定部22は、決定したパラメータを、各ホスト装置1A,1B,1Cに送信する。各ホスト装置1A,1B,1Cは、実装された電力制御装置10A,10B,10Bのスロットリング制御部12が、データ解析サーバ2から送信されたパラメータを受け取り、メインメモリ17等に記憶する。このとき、すでにパラメータが記憶されている場合には、新たに受け取ったパラメータに更新する。
そして、スロットリング制御部12は、データ解析サーバ2にて決定されたパラメータを満たす変更タイミングで、ホスト装置の動作モードを変更する。具体的には、スロットリング制御部12は、一定の時間間隔で温度センサ18にて「測定温度」を測定する。そして、測定した「測定温度」と予め設定された「閾値温度」とを比較して、設定されたパラメータを満たす場合に、動作モードを変更するよう設定する。これにより、ホスト装置1Aは、変更設定された動作モードで作動することとなる。
ここで、データ解析サーバ2のパラメータ決定部22にて、ホスト装置における動作モードを変更するタイミングとなるパラメータを決定する方法を説明する。まず、「測定温度プロファイル」から、「測定温度」が「閾値温度」よりも低い状況から温度が上昇している場合において、「測定温度」が「閾値温度」に達したときの温度変化の「傾きKnu」を計算する。例えば、「測定温度」が「閾値温度」に達したときの数回前の測定温度から単位時間当たりの温度の変化量(測定温度変化量)を計算し、「傾きKnu」とする。同様に、「基準温度プロファイル」から、「基準温度」が「閾値温度」よりも低い状況から温度が上昇している場合において、「基準温度」が「閾値温度」に達したときの温度変化の「傾きKpu」を計算する。例えば、「基準温度」が「閾値温度」に達したときの数回前の基準温度から単位時間当たりの温度の変化量(基準温度変化量)を計算し、「傾きKpu」とする。
また、上述同様に、「測定温度プロファイル」から、「測定温度」が「閾値温度」よりも高い状況から温度が下降している場合において、「測定温度」が「閾値温度」に達したときの温度変化の「傾きKnd」を計算する。例えば、「測定温度」が「閾値温度」に達したときの数回前の測定温度から単位時間当たりの温度の変化量(測定温度変化量)を計算し、「傾きKnd」とする。同様に、「基準温度プロファイル」から、「基準温度」が「閾値温度」よりも高い状況から温度が下降している場合において、「基準温度」が「閾値温度」に達したときの温度変化の「傾きKpd」を計算する。例えば、「基準温度」が「閾値温度」に達したときの数回前の基準温度から単位時間当たりの温度の変化量(基準温度変化量)を計算し、「傾きKpd」とする。
続いて、パラメータ決定部22は、上記各「傾き」を用いて、ホスト装置の動作モードを変更するタイミングとなるパラメータを決定する。例えば、「測定温度」が「閾値温度」よりも低い状況から温度が上昇している場合において、「測定温度」が「閾値温度」を超えてから、さらに「測定温度」が「閾値温度」を超えた「回数Nu」を、パラメータとして決定する。また、「測定温度」が「閾値温度」よりも高い状況から温度が下降している場合において、「測定温度」が「閾値温度」以下となってから、さらに「測定温度」が「閾値温度」以下となった「回数Nd」を、パラメータとして決定する。
このようにパラメータNuを決定することで、後述するように、ホスト装置では、測定した温度が「閾値温度」を上回ったときに「フルモード」から「通常モード」に切り替えを行うのではなく、「温度閾値」を上回った温度が測定された回数が、パラメータNuを満たした場合に切り替えを行うこととなる。同様に、パラメータNdを決定することで、後述するように、ホスト装置では、測定した温度が「閾値温度」を下回ったときに「通常モード」から「フルモード」に切り替えを行うのではなく、「温度閾値」を下回った温度が測定された回数が、パラメータNdを満たした場合に切り替えを行うこととなる。
具体的に、パラメータ決定部22は、「測定温度」が「閾値温度」よりも低い状況から温度が上昇している場合において、「測定温度の傾きKnu」と「基準温度の傾きKpu」とを比較して、比較結果に応じて、上記パラメータ「回数Nu」を算出する。例えば、「(測定温度の傾きKnu)−(基準温度の傾きKpu)」を算出し、この値に応じて上記パラメータ「回数Nu」を算出する。一例として、測定結果が基準温度プロファイルと同じになるときは、Knu−Kpu=0となるため、Nu=0となる。一方、基準温度よりも測定温度の温度変化を表す傾きが緩やかであり、Kpu −Knu=0.2である場合に、Nu=5とする計算式を設定した場合は、サンプリング時間の5回分だけ「フルモード」で作動する時間が長くなる。つまり、温度上昇している場合に、基準温度プロファイルの「傾きKpu」よりも測定温度プロファイルの「傾きKnu」が小さいほど、Nuを大きい値となるよう決定することによって、フルモードでいる時間を長くすることができ、性能を向上させることが出来る。
また、パラメータ決定部22は、「測定温度」が「閾値温度」よりも高い状況から温度が下降している場合においても同様にして、「測定温度の傾きKnu」と「基準温度の傾きKpu」とを比較して、上記パラメータ「回数Nd」を算出する。
なお、上述したように、パラメータ決定部22によるパラメータを決定する計算式は、ホスト情報とカード種類ごとに用意しておく(空冷や水冷など冷却方式に違いがあるため)。基準温度プロファイルがない場合は、過去の測定温度プロファイルを基準温度プロファイルとして登録する。これにより、各種のホストに対応出来るようになる。
[動作]
次に、上述した電力制御システムの動作を、図4乃至図10を参照して説明する。まず、各サーバ装置1A,1B,1Cに実装された電力制御装置10A,10B,10Cのスロットリング制御部12は、温度プロファイル測定用のJOBを実行する(図5のステップS1)。実行するタイミングはJOBが実行出来るようになった初期状態、もしくは、アイドル状態で実行が可能な状態のときである。このようにして、各サーバ装置1A,1B,1Cは、時間の経過に伴うホスト装置の温度変化を表す「測定温度プロファイル」を保持する(図5のステップS2)。
そして、各サーバ装置1A,1B,1Cは、「測定温度プロファイル」をデータ解析サーバ2に送信する(図5のステップS3、図4の矢印A1,A2,A3)。これにより、各サーバ装置1A,1B,1Cの「測定温度プロファイル」が、データ解析サーバ2に蓄積される(図5のステップS4、図4の矢印A4)。
続いて、データ解析サーバ2は、蓄積した「測定温度プロファイル」と、予め保持している「基準温度プロファイル」とを比較する(図5のステップS5)。そして、データ解析サーバ2は、比較の結果、ホスト装置が動作モードを変更するタイミングを表すパラメータを決定する(図5のステップS6)。その後、データ解析サーバ2は、決定したパラメータを、ネットワーク経由でホスト装置1A,1B,1Cに送信する(図5のステップS7、図4の矢印A5)。
パラメータの送信を受けたホスト装置1A,1B,1Cは、記憶しているパラメータを更新する(図5のステップS8)。その後、ホスト装置1A,1B,1Cは、設定されたパラメータに基づいて、スロットリング制御を行う(図5のステップS9)。このスロットリング制御の動作を、図6のフローチャートを参照して説明する。なお、図6は、「測定温度」が「閾値温度」よりも低い状況で、「フルモード」で稼働しており、温度が上昇している場合を想定している。
まず、スロットリング制御部12は、一定の時間間隔で温度センサ18にて「測定温度」を測定する(図6のステップS11)。そして、測定した「測定温度」が「閾値温度」を超えたか否か調べる(図6のステップS12)。「測定温度」が「閾値温度」を超えた場合には(図6のステップS12でYes)、その後、一定の時間間隔で計測している「測定温度」が「閾値温度」を超えた回数をカウントする(図6のステップS13)。そして、「測定温度」が「閾値温度」を超えた回数が、設定されているパラメータを越えると(図6のステップS13でYes)、動作モードを変更するタイミングになったこととなり、ホスト装置の動作モードを、「フルモード」から「通常モード」に変更する(図6のステップS14)。
次に、図7乃至図10を参照して、ホスト装置の動作時における温度の時間変化の様子を参照して、動作モードの切り替え動作例を説明する。図7乃至図8は、上述した本発明の機能を利用しない場合であり、図9乃至図10は、本発明の機能を利用した場合を示す。
図7は、例えば、ホスト装置1Aの温度変化100を示しており、図8は、例えば、ホスト装置1Bの温度変化110を示している。これらの図に示すように、図8のホスト装置1Bの温度変化110は、図7のホスト装置1Aの温度変化100よりも緩やかであることとする。
そして、これらの図の例においては、上述した本発明の機能を用いていないため、一定の時間間隔で測定している「測定温度」が「閾値温度」に達したタイミングで、動作モードを切り替えている。例えば、図7の符号101や図8の符号111のタイミングで、動作モードを「フルモード」から「通常モード」に変更している。そして、「通常モード」になると、ホスト装置1A,1Bの性能が低下して、それによりCPUの発熱が抑制される。このため、その後は温度が低下していき、「測定温度」が「閾値温度」を下回ったタイミングで(符号102,112)、「通常モード」から「フルモード」に切り替わる。
このように、本発明の機能を利用しない場合には、「測定温度」が「閾値温度」を超えた瞬間に、「フルモード」から「通常モード」に変更しているため、早い段階で性能が低下する。このため、図7の矢印G1、図8の矢印G2に示すように、ホスト装置1A,1Bの温度の許容される最大値を表すジャンクション温度Tjまでいたらずに温度は減少することとなる。その結果、ホスト装置1A,1Bの性能を上限まで使い切れず、性能が最大値よりも低下しうる。
また、このとき、ホスト装置で実行されるあるプログラムのある一定区間の実行時間を測定すると、図7の例では、「Tfa1 + Tna + Tfa2」となり、図8の例では、「Tfa1’ + Tna’ + Tfa2’」となる。この実行時間は、短ければ短いほどよいこととなるが、ホスト装置1A,1Bの性能を上限まで利用していないため、かかる実行時間は長くなる。
一方で、図9及び図10の例では、本発明の機能を利用した場合を示している。図9は、例えば、ホスト装置1Aの温度変化100を示しており、図10は、例えば、ホスト装置1Bの温度変化110を示している。これらの図に示すように、図10のホスト装置1Bの温度変化110は、図9のホスト装置1Aの温度変化100よりも緩やかであることとする。
そして、これらの図の例においては、上述した本発明の機能を利用しているため、上述した図7及び図8の例とは異なり、「測定温度」が「閾値温度」に達したタイミングで動作モードを切り替えるわけではなく、設定したパラメータを用いた条件を満たすことによって切り替えている。なお、図9、図10の例では、「測定温度」が「閾値温度」に初めて達したタイミング(符号201,211,203,213)のときの測定温度プロファイルと基準温度プロファイルとの傾きに応じて、パラメータが決定される。
例えば、図9の例では、パラメータとなる「回数Nu」が「3」と決定され設定されていることとする。また、図10の例では、図9よりも傾きが緩やかであるため、「回数Nu」が「5」と決定され設定されていることとする。すると、図9の例では、符号201に示す「測定温度」が「閾値温度」に達したタイミングで動作モードを切り替えるわけではなく、「測定温度」が「閾値温度」に達した後、さらに、「測定温度」が「閾値温度」を3回超えたタイミングで(符号202)、動作モードを「フルモード」から「通常モード」に変更する。また、図10の例では、符号211に示す「測定温度」が「閾値温度」に達したタイミングで動作モードを切り替えるわけではなく、「測定温度」が「閾値温度」に達した後、さらに、「測定温度」が「閾値温度」を5回超えたタイミングで(符号202)、動作モードを「フルモード」から「通常モード」に変更する。
このように、本発明の機能を利用する場合には、「測定温度」が「閾値温度」を超えてもなお「フルモード」で稼働するため、図9及び図10に示すように、ホスト装置1A,1Bの温度を、ジャンクション温度Tjに近づくまで稼働させることができる。そして、その後、パラメータを満たすと「フルモード」から「通常モード」に変更されるため、ホスト装置1A,1Bの温度をジャンクション温度Tjまで到達させることができる。換言すると、ホスト装置1A,1Bの温度をジャンクション温度Tjと一致させるよう、上記パラメータ「Nu」を調整することで、ホスト装置1A,1Bの性能を上限まで使うことができ、性能の低下を抑制することができる。
同様にして、その後は、「通常モード」となってホスト装置1A,1Bの性能が低下して、それによりCPUの発熱が抑制される。このため、温度が低下していき、「測定温度」が「閾値温度」を下回ったタイミング(符号203,213)ではなく、さらにパラメータを満たすタイミングで(符号204,214)、「通常モード」から「フルモード」に切り替わる。
このときのプログラムのある一定区間の実行時間を測定すると、図9の例では、「Tfb1 + Tnb + Tfb2」となり、図10の例では、「Tfb1’ + Tnb’ + Tfb2’」となる。この実行時間は、短ければ短いほどよいこととなるが、ホスト装置1A,1Bの性能を上限まで利用しているため、かかる実行時間は短くなる。つまり、本発明の機能を利用することで、スロットリングの時間が短縮できるため、実行時間を短くすることができる。
以上のように、本発明によると、ホスト装置の測定した温度と基準となる温度とに基づいて、スロットリングを行うタイミングとなるパラメータを調整している。これにより、ホスト装置の電力の上限を制限することのないフルモードになる時間を長くすることができ、ホスト装置の性能向上を図ることができる。特に、上記パラメータを、測定温度と基準温度との単位時間当たりの変化量を比較して決定することで、ホスト装置の種類や設置環境によらず、性能の向上を図ることができる。
<実施形態2>
本発明の第2の実施形態を、図11を参照して説明する。図11は、本実施形態における電力制御システムの構成を示す図である。
図11に示すように、本発明における電力制御システムは、対象装置300の温度を測定する測定部301と、測定部301にて測定された温度である測定温度に応じて、対象装置300の消費電力を制御する動作モードを当該対象装置300に設定する制御部302と、測定温度と予め設定された基準温度とを比較した結果に基づいて、対象装置300に設定する動作モードを変更するタイミングを決定する決定部303と、を備える。なお、上記各部は、情報処理装置に装備された演算装置がプログラムを実行することによって構築される。
ここで、図11では、測定部301と制御部302とが、対象装置300内に装備されており、決定部303が対象装置外に設置されているように記載している。この場合、決定部303は、独立した情報処理装置にて構成されていてもよい。但し、上記各部301,302,303は、対象装置300の内外のいずれに設けられていてもよい。
上記構成の電源制御システムによると、対象装置の測定した温度と基準となる温度とに基づいて、動作モードを変更するタイミングを決定している。これにより、対象装置のスロットリングを抑制して上限温度まで作動させることができ、性能向上を図ることができる。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における電力制御システム、情報処理装置、プログラム、電力制御方法の構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
対象装置の温度を測定する測定部と、
前記測定部にて測定された温度である測定温度に応じて、対象装置の消費電力を制御する動作モードを当該対象装置に設定する制御部と、
前記測定温度と予め設定された基準温度とを比較した結果に基づいて、前記対象装置に設定する前記動作モードを変更するタイミングを決定する決定部と、
を備えた電力制御システム。
(付記2)
付記1に記載の電力制御システムであって、
前記制御部は、前記測定温度と予め設定された温度閾値との比較結果に応じて前記動作モードを変更し、
前記決定部は、前記制御部による前記動作モードを変更するタイミングを、前記測定温度と前記基準温度との比較結果に基づいて決定する、
電力制御システム。
(付記3)
付記2に記載の電力制御システムであって、
前記決定部は、前記制御部による前記動作モードを変更するタイミングを、前記測定温度が前記温度閾値となった時の当該測定温度の単位時間当たりの変化量を表す測定温度変化量と、前記基準温度が前記温度閾値となったときの当該基準温度の単位時間当たりの変化量を表す基準温度変化量と、の比較結果に基づいて決定する、
電力制御システム。
(付記4)
付記3に記載の電力制御システムであって、
前記動作モードとして、第一の動作モードと、当該第一の動作モードよりも前記対象装置に許容される消費電力が高く設定された第二の動作モードと、があり、
前記制御部は、前記対象装置に前記第二の動作モードが設定されている場合に、前記測定温度が前記温度閾値を超えた後に前記第二の動作モードから前記第一の動作モードに変更する構成であり、
前記決定部は、前記制御部によって前記動作モードを変更するタイミングとして、前記測定温度変化量と前記基準温度変化量との比較結果に基づいて、前記測定温度が前記温度閾値を超えた後に満たすべき条件を決定する、
電力制御システム。
(付記5)
付記4に記載の電力制御システムであって、
前記測定部は、一定の時間間隔で前記対象装置の温度を測定し、
前記決定部は、前記制御部によって前記動作モードを変更するタイミングとなる前記測定温度が前記温度閾値を超えた後に満たすべき条件として、前記測定温度変化量と前記基準温度変化量との比較結果に基づいて、前記測定温度が前記温度閾値を超えた回数を決定し、
前記制御部は、前記測定温度が前記温度閾値を超えた回数が、前記決定部にて決定された回数に達した場合に前記動作モードを切り替える、
電力制御システム。
(付記6)
付記5に記載の電力制御システムであって、
前記決定部は、前記基準温度変化量に対して前記測定温度変化量が小さいほど、前記制御部によって前記動作モードを変更するタイミングとなる前記測定温度が前記温度閾値を超えた後に満たすべき条件である前記測定温度が前記温度閾値を超えた回数を、大きい値に設定する、
電力制御システム。
(付記7)
付記3に記載の電力制御システムであって、
前記動作モードとして、第一の動作モードと、当該第一の動作モードよりも前記対象装置に許容される消費電力が高く設定された第二の動作モードと、があり、
前記制御部は、前記対象装置に前記第一の動作モードが設定されている場合に、前記測定温度が前記温度閾値以下となった後に前記第一の動作モードから前記第二の動作モードを変更する構成であり、
前記決定部は、前記制御部によって前記動作モードを変更するタイミングとして、前記測定温度変化量と前記基準温度変化量との比較結果に基づいて、前記測定温度が前記温度閾値以下となった後に満たすべき条件を決定する、
電力制御システム。
(付記8)
付記7に記載の電力制御システムであって、
前記測定部は、一定の時間間隔で前記対象装置の温度を測定し、
前記決定部は、前記制御部によって前記動作モードを変更するタイミングとなる前記測定温度が前記温度閾値以下となった後に満たすべき条件として、前記測定温度が前記温度閾値以下となった回数を決定し、
前記制御部は、前記測定温度が前記温度閾値以下となった回数が、前記決定部にて決定された回数に達した場合に前記動作モードを切り替える、
電力制御システム。
(付記9)
対象装置の温度を測定する測定部と、
前記測定部にて測定された温度である測定温度に応じて、対象装置の消費電力を制御する動作モードを当該対象装置に設定する制御部と、
を備える電力制御装置に接続された情報処理装置であって、
前記測定温度と予め設定された基準温度とを比較した結果に基づいて、前記対象装置に設定する前記動作モードを変更するタイミングを決定する決定部を備えた、
情報処理装置。
(付記9−1)
対象装置の温度を測定する測定部と、
前記測定部にて測定された温度である測定温度に応じて、対象装置の消費電力を制御する動作モードを当該対象装置に設定する制御部と、
を備える電力制御装置に接続された情報処理装置に、
前記測定温度と予め設定された基準温度とを比較した結果に基づいて、前記対象装置に設定する前記動作モードを変更するタイミングを決定する決定部、
を実現させるためのプログラム。
(付記10)
対象装置の温度を測定し、
測定された温度である測定温度に応じて、対象装置の消費電力を制御する動作モードを当該対象装置に設定する、電力制御方法であって、
前記測定温度と予め設定された基準温度とを比較した結果に基づいて、前記対象装置に設定する前記動作モードを変更するタイミングを決定する、
電力制御方法。
(付記10−1)
付記10に記載の電力制御方法であって、
前記測定温度と予め設定された温度閾値との比較結果に応じて前記動作モードを変更すると共に、
前記動作モードを変更するタイミングを、前記測定温度と前記基準温度との比較結果に基づいて決定する、
電力制御方法。
(付記10−2)
付記10−1に記載の電力制御方法であって、
前記動作モードを変更するタイミングを、前記測定温度が前記温度閾値となった時の当該測定温度の単位時間当たりの変化量を表す測定温度変化量と、前記基準温度が前記温度閾値となったときの当該基準温度の単位時間当たりの変化量を表す基準温度変化量と、の比較結果に基づいて決定する、
電力制御方法。
(付記10−3)
付記10−2に記載の電力制御方法であって、
前記動作モードとして、第一の動作モードと、当該第一の動作モードよりも前記対象装置に許容される消費電力が高く設定された第二の動作モードと、があり、
前記対象装置に前記第二の動作モードが設定されている場合に、前記測定温度が前記温度閾値を超えた後に前記第二の動作モードから前記第一の動作モードに変更すると共に、
前記動作モードを変更するタイミングとして、前記測定温度変化量と前記基準温度変化量との比較結果に基づいて、前記測定温度が前記温度閾値を超えた後に満たすべき条件を決定する、
電力制御方法。
(付記10−4)
付記10−3に記載の電力制御方法であって、
一定の時間間隔で前記対象装置の温度を測定し、
前記動作モードを変更するタイミングとなる前記測定温度が前記温度閾値を超えた後に満たすべき条件として、前記測定温度変化量と前記基準温度変化量との比較結果に基づいて、前記測定温度が前記温度閾値を超えた回数を決定し、
前記測定温度が前記温度閾値を超えた回数が、前記決定された回数に達した場合に前記動作モードを切り替える、
電力制御方法。
(付記10−5)
付記10−4に記載の電力制御方法であって、
前記基準温度変化量に対して前記測定温度変化量が小さいほど、前記動作モードを変更するタイミングとなる前記測定温度が前記温度閾値を超えた後に満たすべき条件である前記測定温度が前記温度閾値を超えた回数を、大きい値に設定する、
電力制御方法。
(付記10−6)
付記10−2に記載の電力制御方法であって、
前記動作モードとして、第一の動作モードと、当該第一の動作モードよりも前記対象装置に許容される消費電力が高く設定された第二の動作モードと、があり、
前記対象装置に前記第一の動作モードが設定されている場合に、前記測定温度が前記温度閾値以下となった後に前記第一の動作モードから前記第二の動作モードを変更すると共に、
前記動作モードを変更するタイミングとして、前記測定温度変化量と前記基準温度変化量との比較結果に基づいて、前記測定温度が前記温度閾値以下となった後に満たすべき条件を決定する、
電力制御方法。
(付記10−7)
付記10−6に記載の電力制御方法であって、
一定の時間間隔で前記対象装置の温度を測定し、
前記動作モードを変更するタイミングとなる前記測定温度が前記温度閾値以下となった後に満たすべき条件として、前記測定温度が前記温度閾値以下となった回数を決定し、
前記測定温度が前記温度閾値以下となった回数が、前記決定された回数に達した場合に前記動作モードを切り替える、
電力制御方法。
なお、上述したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
1A,1B,1C ホスト装置
10A,10B,10C 電力制御装置
11 CPU
12 スロットリング制御部
13 プロファイル保持メモリ
14 カード情報保持メモリ
15 通信ユニット
16 ホスト通信部
17 メインメモリ
18 温度センサ
19 ファームウェア
2 データ解析装置
21 データ収集部
22 パラメータ決定部
23 データ記憶部
300 対象装置
301 測定部
302 制御部
303 決定部

Claims (12)

  1. 対象装置の温度を測定する測定部と、
    前記測定部にて測定された温度である測定温度に応じて、対象装置の消費電力を制御する動作モードを当該対象装置に設定する制御部と、
    前記測定温度と予め設定された基準温度とを比較した結果に基づいて、前記対象装置に設定する前記動作モードを変更するタイミングを決定する決定部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記測定温度と予め設定された温度閾値との比較結果に応じて前記動作モードを変更し、
    前記決定部は、前記制御部による前記動作モードを変更するタイミングを、前記測定温度が前記温度閾値となった時の当該測定温度の単位時間当たりの変化量を表す測定温度変化量と、前記基準温度が前記温度閾値となったときの当該基準温度の単位時間当たりの変化量を表す基準温度変化量と、の比較結果に基づいて決定する、
    電力制御システム。
  2. 請求項に記載の電力制御システムであって、
    前記動作モードとして、第一の動作モードと、当該第一の動作モードよりも前記対象装置に許容される消費電力が高く設定された第二の動作モードと、があり、
    前記制御部は、前記対象装置に前記第二の動作モードが設定されている場合に、前記測定温度が前記温度閾値を超えた後に前記第二の動作モードから前記第一の動作モードに変更する構成であり、
    前記決定部は、前記制御部によって前記動作モードを変更するタイミングとして、前記測定温度変化量と前記基準温度変化量との比較結果に基づいて、前記測定温度が前記温度閾値を超えた後に満たすべき条件を決定する、
    電力制御システム。
  3. 請求項に記載の電力制御システムであって、
    前記測定部は、一定の時間間隔で前記対象装置の温度を測定し、
    前記決定部は、前記制御部によって前記動作モードを変更するタイミングとなる前記測定温度が前記温度閾値を超えた後に満たすべき条件として、前記測定温度変化量と前記基準温度変化量との比較結果に基づいて、前記測定温度が前記温度閾値を超えた回数を決定し、
    前記制御部は、前記測定温度が前記温度閾値を超えた回数が、前記決定部にて決定された回数に達した場合に前記動作モードを切り替える、
    電力制御システム。
  4. 請求項に記載の電力制御システムであって、
    前記決定部は、前記基準温度変化量に対して前記測定温度変化量が小さいほど、前記制御部によって前記動作モードを変更するタイミングとなる前記測定温度が前記温度閾値を超えた後に満たすべき条件である前記測定温度が前記温度閾値を超えた回数を、大きい値に設定する、
    電力制御システム。
  5. 請求項に記載の電力制御システムであって、
    前記動作モードとして、第一の動作モードと、当該第一の動作モードよりも前記対象装置に許容される消費電力が高く設定された第二の動作モードと、があり、
    前記制御部は、前記対象装置に前記第一の動作モードが設定されている場合に、前記測定温度が前記温度閾値以下となった後に前記第一の動作モードから前記第二の動作モードを変更する構成であり、
    前記決定部は、前記制御部によって前記動作モードを変更するタイミングとして、前記測定温度変化量と前記基準温度変化量との比較結果に基づいて、前記測定温度が前記温度閾値以下となった後に満たすべき条件を決定する、
    電力制御システム。
  6. 請求項に記載の電力制御システムであって、
    前記測定部は、一定の時間間隔で前記対象装置の温度を測定し、
    前記決定部は、前記制御部によって前記動作モードを変更するタイミングとなる前記測定温度が前記温度閾値以下となった後に満たすべき条件として、前記測定温度が前記温度閾値以下となった回数を決定し、
    前記制御部は、前記測定温度が前記温度閾値以下となった回数が、前記決定部にて決定された回数に達した場合に前記動作モードを切り替える、
    電力制御システム。
  7. 対象装置の温度を測定する測定部と、
    前記測定部にて測定された温度である測定温度に応じて、対象装置の消費電力を制御する動作モードを当該対象装置に設定する制御部と、
    を備える電力制御装置に接続された情報処理装置であって、
    前記測定温度と予め設定された基準温度とを比較した結果に基づいて、前記対象装置に設定する前記動作モードを変更するタイミングを決定する決定部を備え、
    前記電力制御装置の前記制御部は、前記測定温度と予め設定された温度閾値との比較結果に応じて前記動作モードを変更するよう構成されており、
    前記情報処理装置の前記決定部は、前記制御部による前記動作モードを変更するタイミングを、前記測定温度が前記温度閾値となった時の当該測定温度の単位時間当たりの変化量を表す測定温度変化量と、前記基準温度が前記温度閾値となったときの当該基準温度の単位時間当たりの変化量を表す基準温度変化量と、の比較結果に基づいて決定するよう構成されている、
    情報処理装置。
  8. 請求項7に記載の情報処理装置であって、
    前記動作モードとして、第一の動作モードと、当該第一の動作モードよりも前記対象装置に許容される消費電力が高く設定された第二の動作モードと、があり、
    前記電力制御装置の前記測定部は、一定の時間間隔で前記対象装置の温度を測定し、
    前記電力制御装置の前記制御部は、前記対象装置に前記第二の動作モードが設定されている場合に、前記測定温度が前記温度閾値を超えた後に前記第二の動作モードから前記第一の動作モードに変更する構成であり、
    前記情報処理装置の前記決定部は、前記制御部によって前記動作モードを変更するタイミングとして、前記測定温度変化量と前記基準温度変化量との比較結果に基づいて、前記測定温度が前記温度閾値を超えた後に満たすべき条件を決定すると共に、前記制御部によって前記動作モードを変更するタイミングとなる前記測定温度が前記温度閾値を超えた後に満たすべき条件として、前記測定温度変化量と前記基準温度変化量との比較結果に基づいて、前記測定温度が前記温度閾値を超えた回数を決定し、
    さらに前記電力制御装置の前記制御部は、前記測定温度が前記温度閾値を超えた回数が、前記決定部にて決定された回数に達した場合に前記動作モードを切り替える、
    情報処理装置。
  9. 請求項7に記載の情報処理装置であって、
    前記動作モードとして、第一の動作モードと、当該第一の動作モードよりも前記対象装置に許容される消費電力が高く設定された第二の動作モードと、があり、
    前記電力制御装置の前記制御部は、前記対象装置に前記第一の動作モードが設定されている場合に、前記測定温度が前記温度閾値以下となった後に前記第一の動作モードから前記第二の動作モードを変更する構成であり、
    前記情報処理装置の前記決定部は、前記制御部によって前記動作モードを変更するタイミングとして、前記測定温度変化量と前記基準温度変化量との比較結果に基づいて、前記測定温度が前記温度閾値以下となった後に満たすべき条件を決定する、
    情報処理装置。
  10. 対象装置の温度を測定し、
    測定された温度である測定温度に応じて、対象装置の消費電力を制御する動作モードを当該対象装置に設定する、電力制御方法であって、
    前記測定温度と予め設定された温度閾値との比較結果に応じて前記動作モードを変更すると共に、当該動作モードを変更するタイミングを、前記測定温度が前記温度閾値となった時の当該測定温度の単位時間当たりの変化量を表す測定温度変化量と、前記基準温度が前記温度閾値となったときの当該基準温度の単位時間当たりの変化量を表す基準温度変化量と、の比較結果に基づいて決定する、
    電力制御方法。
  11. 請求項10に記載の電力制御方法であって、
    前記動作モードとして、第一の動作モードと、当該第一の動作モードよりも前記対象装置に許容される消費電力が高く設定された第二の動作モードと、があり、
    前記対象装置に前記第二の動作モードが設定されている場合に、前記測定温度が前記温度閾値を超えた後に前記第二の動作モードから前記第一の動作モードに変更すると共に、
    前記動作モードを変更するタイミングとして、前記測定温度変化量と前記基準温度変化量との比較結果に基づいて、前記測定温度が前記温度閾値を超えた後に満たすべき条件を決定し、
    さらに、一定の時間間隔で前記対象装置の温度を測定し、
    前記動作モードを変更するタイミングとなる前記測定温度が前記温度閾値を超えた後に満たすべき条件として、前記測定温度変化量と前記基準温度変化量との比較結果に基づいて、前記測定温度が前記温度閾値を超えた回数を決定し、
    前記測定温度が前記温度閾値を超えた回数が、前記決定された回数に達した場合に前記動作モードを切り替える、
    電力制御方法。
  12. 請求項10に記載の電力制御方法であって、
    前記動作モードとして、第一の動作モードと、当該第一の動作モードよりも前記対象装置に許容される消費電力が高く設定された第二の動作モードと、があり、
    前記対象装置に前記第一の動作モードが設定されている場合に、前記測定温度が前記温度閾値以下となった後に前記第一の動作モードから前記第二の動作モードを変更すると共に、
    前記動作モードを変更するタイミングとして、前記測定温度変化量と前記基準温度変化量との比較結果に基づいて、前記測定温度が前記温度閾値以下となった後に満たすべき条件を決定する、
    電力制御方法。
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