JP6608667B2 - 寝台装置 - Google Patents
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C19/00—Bedsteads
- A47C19/04—Extensible bedsteads, e.g. with adjustment of length, width, height
Description
前記ローラーの構造としては、例えば図14及び図15に示される構造を適用することができる。すなわち、同図に示すローラー1は、前記昇降機構の連結棒体2の端部に固定されるナット3と、同ナット3に螺着されるボルト4と、同ボルト4により回転自在に軸支されるローラー本体5と、を備えている。ナット3は、パイプである連結棒体2の端部内に同軸に挿入された状態で溶接固定されている。また、ローラー本体5は、円筒形状を有する樹脂成形品であり、ボルト4の周面に形成されたローラー支持面4aにより転動自在に軸支され、なおかつボルト4のヘッド4bにより軸方向への抜けが防止されている。
上記構造を備えることにより、ローラー1は、連結棒体2の中心軸線CL回りに転動自在かつ、中心軸線CL方向の位置が固定された状態に取付けられている。そして、このローラー1が前記案内部材に沿って転動しながら案内されることで、連結棒体2を前記案内部材に対して相対移動自在に連結可能としている。
また、連結棒体2へのナット3の固定に際しては溶接作業が必要であり、そのための穴空け加工を複数回、連結棒体2に行う必要が有った(図14の符合2a参照)。すなわち、ローラー1の取付けに際しては、(1)まず連結棒体2の端部に溶接作業用の穴空け加工を複数回行い、(2)次いでナット3を前記端部内に同軸に挿入してから溶接固定をする。そして、(3)ローラー本体5内にボルト4を同軸に挿通した後、ボルト4をナット3に対して螺着させる。このように、ローラー1の組み立てには少なくとも3工程を要し、また、ローラー1の適用箇所も複数有ることから、多大な手間とコストを要していた。また、主に鉄で構成されるボルトとナットを複数使用することは、寝台装置の搬送等をより楽に行うための軽量化が望まれる中で、その妨げとなっていた。
(1)本発明の一態様に係る寝台装置は、寝台と;前記寝台を支持し、可動機構を有する支持架台と;を備える。前記可動機構は、受け部と、前記受け部に嵌め込まれた摺動体と、前記摺動体の外周面に接するガイド部、及び、前記受け部からの前記摺動体の脱落を規制する規制部を有するガイド部材と、を備える。
上記態様に係る寝台装置によれば、摺動体を受け部に嵌め込む一工程だけで取付け作業を行うことができる。そして、従来構造では必要とされていたボルトやナット無しにローラー等の摺動体を取付けることができ、しかも規制部により摺動体の脱落が防止されているので、摺動体としての機能を確保しつつ部品点数を大幅に抑え、軽量化することができる。さらには、従来構造で必要とされていたナットが不要であることから、その取り付けのための溶接作業も不要となり、加工コストも大幅に下げることができる。
この場合、受け部への摺動体の取付けは、受け部に対してキャップを被せるように嵌め込むことにより行われる。その際、キャップには開口が設けられているので、キャップ内の空気が圧縮されても開口を通じて外気に送り出すことができる。したがって、キャップの取付けに際して空気の圧縮による反力を受けることがないので、取付け作業を容易に行うことができる。
また、例えば、受け部が一本の中空パイプの両端である場合、同中空パイプの一端側にキャップを嵌め込んだ後に他端側にもキャップを嵌め込む際、先に嵌め込んだ前記一端側のキャップが、中空パイプ内の空気圧縮により押し出されて外れてしまうことがない。したがって、確実に2工程で一対のキャップ(摺動体)を取付けることができる。
この場合、開口を中心軸線のみに設ける場合に比べて、キャップ内に例え寝台を洗浄する際の水などが入り込んだとしても、外部に排出しやすくなるため、洗浄や乾燥作業の効率化に繋がる。
この場合、摺動体が、ガイド部材のガイド部及び規制部間に形成される隅部と干渉するのを、面取りにより防ぐことができる。すなわち、ガイド部材を、例えば一枚の板材の折り曲げ加工により製造した場合、ガイド部及び規制部間に形成される折り曲げ部分である隅部は多少の曲面有することがあり、摺動体の端壁部の周縁と干渉しやすくなる。これに対し、面取りを端壁部に施しておくことで、摺動体及びガイド部材間の接触を確実に防ぐことができ、摺動体のスムーズな摺動が確保される。
この場合、例えば受け部とガイド部材との間に相対的な傾きが生じ、ガイド部の前記端縁が前記受け部の周面に向かって接しようとしても、これら両者間の直接的な接触を、これら両者間に介在する摺動体により確実に防ぐことができる。その結果、ガイド部及び受け部双方の損傷を防ぐことが可能となる。
この場合、例えば受け部やガイド部材が金属製であれば、樹脂製の摺動体よりも損耗を減らすことができる。よって、交換が容易ではない受け部やガイド部材の代わりに、取り外しや取付けが容易でしかも安価な摺動体の方を消耗品として扱うことが可能となる。
本実施形態の寝台装置10は、例えば医療環境下(介護環境下を含む)において利用することができる。図1から図7において、矢印Hは人(使用者)が寝る際に頭側となる向きを示し、また矢印Fは人が寝る際に足側となる向きを示している。以下の説明においては、矢印H、Fの方向である前後方向に対して直交する水平方向を左右方向と言う場合が有る。
寝台11は、平面視した場合に左右方向よりも前後方向に長い。寝台11は、背ボトム16と、腰ボトム17と、脚ボトム18と、を備えており、これら背ボトム16、腰ボトム17および脚ボトム18は、頭側Hから足側Fに向かってこの順に並んでいる。脚ボトム18は、膝ボトム19と、足ボトム20と、を備えており、これらの膝ボトム19および足ボトム20は、頭側Hから足側Fに向かってこの順に並べられている。
第1縦部材28は、左右方向に間隔をあけて一対設けられている。
第1横部材29は、左右一対の第1縦部材28間に架設されており、これらの両第1縦部材28を左右方向に連結している。第1横部材29は、前後方向に間隔をあけて一対設けられている。第1横部材29は、第1縦部材28に対して移動不能に固定されている。
フレーム部31は、平面視において矩形状をなす。フレーム部31は、前後方向に延びる第2縦部材33(縦部材)と、左右方向に延びる第2横部材34(受け部材)と、を備えている。
第2横部材34は、左右一対の第2縦部材33間に架設され、これら第2縦部材33間を左右方向に連結している。第2横部材34は、前後方向に間隔をあけて複数本(図示の例では5本)が設けられている。第2横部材34は、第2縦部材33に対して移動不能に固定されている。第2縦部材33の前後方向の端部は、複数本の第2横部材34のうち、前後方向に沿って最も外側に位置する第2横部材34よりも前後方向に突出している。
リトラフレーム39は、左右方向に間隔をあけて一対設けられたボトム支持部40と、ボトム支持部40における前後方向の足側Fの端部同士を連結する連結軸41と、を備えている。連結軸41の左右方向の端部は、ボトム支持部40から左右方向に突出している。
固定部材45は、足側フレーム38を構成する複数本の第2横部材34のうち、最も頭側Hに位置する第2横部材34に設けられている。固定部材45は、第2横部材34から足側Fに向けて突出している。固定部材45には、脚ボトム18のうち、頭側Hの端部が、第2回動軸24を介して回動自在に固定される。
前記足先上げ用ステー50では、脚ボトム18が足先上げ状態とされたときに、足先上げ用ステー50の全体が、下方に向けて回動して足ボトム20から頭側H斜め下方に向かって延び、足先上げ用ステー50における頭側Hの端部が、第2縦部材33に係止される。
第1リンク51および第2リンク52は、それぞれ、左右方向に間隔をあけて一対設けられている。第1リンク51および第2リンク52は、いずれも前後方向に延びていて、第1リンク51および第2リンク52それぞれにおける前後方向の中央部同士が、連結ピン54を介して回動自在に連結されている。
4本の連結棒53のうち、第1リンク51の頭側Hの端部を連結する連結棒53は、第1縦部材28に対して回動自在に連結され、第2リンク52の頭側Hの端部を連結する連結棒53は、第2縦部材33に対して回動自在に連結されている。
また、図3及び図7に示すように、4本の連結棒53のうち、第1リンク51の足側Fの端部を連結する連結棒53(以下、連結棒100とも言う)は、第2縦部材33に設けられた上案内部55(以下、上部案内150とも言う)に対してその延在方向に沿って移動自在に取付けられている。さらに、第2リンク52の足側Fの端部を連結する連結棒53(以下、連結棒200とも言う)は、第1縦部材28に設けられた下案内部56(以下、下部案内250とも言う)に対してその延在方向に沿って移動自在に取付けられている。上案内部55および下案内部56はそれぞれ、連結棒53を前後方向に沿って摺動自在に支持する。
なお、本実施形態において、上記の連結棒100、上部案内150、連結棒200、下部案内250を有する昇降機構27(可動機構)の構造が特に特徴的となっており、それらの詳細については後述する。
第1駆動機構58aは、支持架台12において前後方向に沿う頭側Hに位置する部分に配置されている。第1駆動機構58aは、前後方向に伸長することで、第1回動部材43を上側に向けて回動させる。第1駆動機構58aは、複数の第2横部材34のうち、最も頭側Hに位置する第2横部材34と、第1連結部43bと、の間に設けられている。第1駆動機構58aは、第2横部材34および第1連結部43bのそれぞれから突出する取付け部材60を介して、第2横部材34および第1連結部43bに連結されている。第1駆動機構58aは、取付け部材60に対して回動自在に連結されている。
制御部15は、駆動機構13を制御する。制御部15は、駆動機構13に電気的に接続されている。制御部15には、電源コードCおよび図示しない操作部が電気的に接続されている。制御部15には、電源コードCを介して外部から給電されるとともに、前記操作部を介して外部からの指示が入力される。制御部15は、外部からの指示に基づいて駆動機構13を制御する。
丸パイプ111は、その一端から他端にかけて内部空間が連通している。また、丸パイプ111は、その長手方向の4箇所において屈曲しており、その結果、平面視した場合の中央部分がその両側部分よりも足側Fに向かって突となっている。そして、この丸パイプ111の両端は、ローラー121が同軸に外嵌めされるローラー受け部112となっている。ローラー受け部112は、左右方向に沿った中心軸線CLに垂直な断面で見た場合に円形となる外周面112aと、同じく前記断面で見た場合に円形となる内周面112bと、リング状の端面112cとを有している。また、一対のローラー受け部112は、共通の中心軸線CLを有している。すなわち、一対のローラー受け部112は、中心軸線CLを共有するように互いに同軸に形成されており、その結果として、それぞれの外周面112aも互いに同軸に形成されている。
周壁部121aは、前記中心軸線CLに垂直な断面で見た場合に円形となる外周面121a1と、同じく前記断面で見た場合に円形となる内周面121a2とを有している。また、端壁部121bは、前記中心軸線CLに沿って対向視した場合に円形をなす円板であり、なおかつその周縁に面取り121b1が形成されている。さらに、端壁部121bには、その内面121b2から外面121b3にかけて連通する4つの貫通孔121b4が形成されている。これら貫通孔121b4は、中心軸線CL(転動軸線)の周囲に互いに等角度間隔(本実施形態の例では90度間隔)を置いて形成されている。
なお、貫通孔121b4の数は4つに限らず、1〜3個、または5個以上であってもよい。ただし、貫通孔121b4は空気抜きを目的として形成されるものであり、必要以上に形成個数を多くするのは好ましくない。すなわち、貫通孔121b4の形成個数が多すぎると、端壁部121bの外面121b3の表面積が小さくなり、端壁部121b自体の強度や摺動性が悪くなる。そのような観点より、貫通孔121b4の数は、1〜4個にすることが好ましい。
そのような素材を選択することで、丸パイプ111の外周面112aの損耗や上部案内150の内面の損耗を防ぐことができる。すなわち、寝台11を昇降させる際、丸パイプ111及びローラー121は、寝台11及び使用者の体重などを支えながら、丸パイプ111に対してローラー121が同軸に転動するため、ローラー受け部112の外周面112aに対してローラー121の内周面121a2が摺接しながら転動する。この時、ローラー受け部112の硬度よりもローラー121の硬度が高いと、ローラー受け部112が長期間の使用により損耗した場合、丸パイプ111の交換が必要となるが、実際にはそのような部品交換は容易ではない。これに対し、本実施形態のように、ローラー受け部112の硬度よりもローラー121の硬度を相対的に低くしておくことで、ローラー受け部112の代わりにローラー121側を損耗させることができる。ローラー121は樹脂成形品で製造コストが安価であり、しかも交換が容易に行えるのでメンテナンス性の高い構造を実現している。さらに、ローラー121を樹脂成形品とした場合、転動の際の騒音を極めて小さくすることが出来るという利点や、軽量化の観点で優れているという利点もある。なお、ローラー121の硬度を上部案内150の硬度よりも相対的に低くしている理由も、同上である。
図10に示すように、上部案内150は、互いに平行な一対の上壁151及び下壁152と、これら上壁151の側縁及び下壁152の側縁間を連結する縦壁153とを備えている。上壁151は、前後方向に長い略長方形の壁部であり、その下面151aに対して前記ローラー121が転動及び摺接する。同様に、下壁152は、前後方向に長い略長方形の壁部であり、その上面152aに対して前記ローラー121が転動及び摺接する。縦壁153は、前後方向に長い略長方形の壁部であり、その内側面153aに対して前記ローラー121の外面121b3が対面する。そして、下面151a、上面152a、内側面153aの3面により区画された空間が、ローラー121が転動しながら移動する際の通路となっている。
この構成によれば、例えばローラー受け部112と上壁151及び下壁152との間に相対的な傾きが生じ、上壁151の端縁151e又は下壁152の端縁152eがローラー受け部112の外周面112aに向かって接しようとしても、ローラー121が余剰寸法m分だけ外方にはみ出しているので、これら両者間の直接的な接触を確実に防ぐことができる。その結果、ローラー受け部112、上壁151、そして下壁152の損傷を防ぐことが可能となる。
なお、前記余剰寸法mを0(ゼロ)にして、ローラー121の端縁121eを、上壁151の端縁151e及び下壁152の端縁152eと面一にしてもよい。この場合も、同様の効果を奏することが可能となる。
本実施形態では、ローラー121の回転軸の役目を丸パイプ111のローラー受け部112が果たし、また、ローラー121の抜け防止(従来で言うボルトナット構造)を縦壁153の内側面153aが担っている。さらに、ローラー121が受ける荷重を金属製のローラー受け部112で受け止めるため、樹脂成形品であってもローラー121の変形が生じにくいという効果も有している。したがって、従来と同様のスムーズな転動を、極めて少ない部品点数の構造のローラー121によりなしえるものとしている。
なお、連結棒200及び下部案内250間の連結構造も、上記説明の連結棒100及び上部案内150間の連結構造に同じであるので、ここではその重複説明を省略する。
すなわち、
(1)本実施形態の寝台装置10は、寝台11と;寝台11を支持し、可動機構である昇降機構27を有する支持架台12と;を備える。そして、昇降機構27が、ローラー受け部112と;ローラー受け部112に嵌め込まれたローラー121と;ローラー121の外周面121a1に接するガイド部(又はガイド面)である下面151a及び上面152a、及び、ローラー受け部112からのローラー121の脱落を規制する規制部である内側面153aを有するガイド部材である、上壁151及び下壁152及び縦壁153と;を有する。
そして、この寝台装置10によれば、ローラー121をローラー受け部112に嵌め込む一工程だけで取付け作業を行うことができる。また、従来構造では必要とされていたボルトやナット無しにローラー121を取付けることができ、しかも内側面153aによりローラー121の脱落が防止されているので、ローラー121としての機能を確保しつつ部品点数を大幅に抑え、軽量化することができる。さらには、従来構造で必要とされていたナットが不要であることから、その取り付けのための溶接作業も不要となり、加工コストも大幅に減らすことが可能となっている。
したがって、本実施形態に係る寝台装置10によれば、構成部品点数及び取付け工数の双方を抑えて低コスト化が可能としている。さらには、従来構造よりも構成部品点数が減らせることから軽量化も可能としている。
この構成によれば、ローラー受け部112へのローラー121の取付けは、ローラー受け部112に対してキャップを被せるように嵌め込むことにより行われるが、ローラー121には貫通孔121b4が設けられているので、取り付けの際にローラー121内の空気が圧縮されても開口を通じて外気に送り出すことができる。したがって、ローラー121の取付けに際して空気の圧縮による反力を受けることがないので、取付け作業を容易に行うことができる。
(3)上記(2)に記載の寝台装置10において、前記開口(貫通孔121b4)が、ローラー121の中心軸線CLの周囲に複数(4箇所)設けられている。
この構成によれば、貫通孔121b4を中心軸線CLの位置のみに設ける場合に比べて、ローラー121内に水などが入り込んだとしても、外部に排出しやすくなるため、洗浄や乾燥作業の効率化に繋がる。なお、形成個数は4箇所に限らず、中心軸線CLの周囲に例えば1箇所のみ形成してもよい。
(4)上記(1)〜(3)の何れか一項に記載の寝台装置10において、ローラー121は、前記規制部に面する端壁部121bを有し、端壁部121bの周縁に面取り121b1が設けられている。
この構成によれば、縦壁153と上壁151及び下壁152との間の各隅部に対するローラー121の接触を確実に防ぐことができ、ローラー121のスムーズな転動や摺動が確保される。
この構成によれば、例えばローラー受け部112と上壁151及び下壁152との間に相対的な傾きが生じても、これら両者間の直接的な接触を、これら両者間に介在するローラー121の周壁部121aにより確実に防ぐことができる。その結果、ローラー受け部112、上壁151、そして下壁152の損傷を防ぐことが可能となる。
この構成によれば、交換が容易ではない金属製のローラー受け部112や上部案内150の代わりに、取り外しや取付けが容易でしかも安価なローラー121の方を消耗品として扱うことが可能となる。
例えば、本実施形態では一対の上壁151及び下壁152を採用したが、本発明の適用箇所によっては、図11に示すように下壁152を省略して上壁151及び縦壁153のみとしてもよい。
また、本実施形態ではローラー121を丸パイプ111に設けるとともに上部案内150を足側部材33bに設ける構成としたが、本発明の適用箇所によっては、図12に示すように、ローラー121を足側部材33bに設けるとともに上部案内150を丸パイプ111に設けるようにしてもよい。この場合は、ローラー121を足側部材33bに設けるための新たな丸パイプ111Aを足側部材33bに対して溶接固定する必要が有る。
また、本実施形態ではローラー121がローラー受け部112に対して外嵌めする例について説明したが、この構成のみに限らず、ローラー121をローラー受け部112に対して内嵌めしたり、または、ローラー121をローラー受け部112に対して外嵌め及び内嵌めの双方を行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、ローラー121の受け部を丸パイプ111の両端とする場合を例に説明したが、丸パイプ111の代わりに、中実の棒材の両端を受け部としてそれぞれにローラー121を取付けてもよい。
ガイド部材をなす下壁152の上面152aも、上記下面151aと同様である。すなわち、上面152aは、ローラー121の外周面121a1の幅方向の少なくとも一部にさえ接していれば、ローラー121の転動または摺動方向を案内するガイド部として機能できる。そして、図10に示す縦断面において、中心軸線CLに沿った方向の幅寸法が、下面151aよりも外周面121a1の方が長くても、または等しくても、さらには外周面121a1よりも下面151aの方が長くてもよい。
同様に、ローラー121の外面121b3と、縦壁153の内側面153aとの間にも、ローラー121の転動(または摺動)をスムーズに行わせるための遊び(隙間)が設けられている。そのため、ローラー121の転動(または摺動)の状態によってはローラー121の外面121b3が、内側面153aに対して一時的に離れたりすることもあるが、ローラー121の内側面153aに対して内側面153aが対向することによりローラー121の脱落が防止されている構成であれば、本発明の範囲内となる。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
11 寝台
12 支持架台
27 昇降機構(可動機構)
111 丸パイプ(中空パイプ)
112 ローラー受け部(受け部)
121 ローラー(摺動体)
121a 周壁部
121a1 ローラーの外周面
121b1 面取り
121b4 貫通孔(開口)
151,152,153 上壁,下壁,縦壁(ガイド部材)
151a,152a 下面,上面(ガイド部)
153a 内側面(規制部)
CL 中心軸線
Claims (5)
- 寝台と;
前記寝台を支持し、可動機構を有する支持架台と;
を備え、
前記可動機構が、
中空パイプの受け部と、
前記受け部に嵌め込まれた摺動体と、
前記摺動体の外周面に接するガイド部、及び、前記受け部からの前記摺動体の脱落を規制する規制部を有するガイド部材と、
を有し、
前記摺動体が、
前記受け部を被覆するキャップであり、
前記中空パイプの内部空間及び外気間を連通する開口を有する、寝台装置。 - 前記摺動体が、前記受け部の長手方向と同軸をなす中心軸線回りに回動自在なローラーであり、
前記開口が、前記摺動体の前記中心軸線の周囲に設けられている、請求項1に記載の寝台装置。 - 前記摺動体が、前記規制部に面する端壁部を有し、
前記端壁部の周縁に面取りが設けられている、請求項1または2に記載の寝台装置。 - 前記摺動体の、前記受け部に嵌め込まれる側の端縁が、前記ガイド部の端縁と面一または前記ガイド部の端縁よりも外方にはみ出している、請求項1〜3のいずれか1つに記載の寝台装置。
- 前記摺動体の硬度が、前記受け部の硬度及び前記ガイド部材の硬度のどちらよりも低い、請求項1〜4のいずれか1つに記載の寝台装置。
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