JP6607851B2 - イオン注入装置におけるデュアルモード動作用のシステム、及びイオン注入装置を動作させる方法 - Google Patents

イオン注入装置におけるデュアルモード動作用のシステム、及びイオン注入装置を動作させる方法 Download PDF

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Description

本願は、米国特許仮出願第61/894060号、2013年10月22日出願に基づいて優先権を主張する。
本発明の好適例は、イオン注入装置、特にリボンビーム式イオン注入システムに関するものである。
今日、イオン注入装置は、特定用途の集合に応じて注入を最適化するように構成されることが多い。現在の用途では、例えば、一部のビームライン式イオン注入装置は高電流リボンビームを発生するように構成され、こうしたリボンビームでは、基板に当たるビームの断面が、ビーム高よりもずっと大きいビーム幅によって規定される。一部の構成では、ビーム幅が基板平面における基板のサイズよりも少し大きく、例えば200、300、または400mmであるのに対し、ビーム高は10mm、20mm、または30mmである。基板をリボンビームに対してビームの高さ方向に走査することによって、イオンビームによって基板全体に注入することができる。高電流リボンビーム式イオン注入装置の種々の構成要素は、動作をリボンビーム向けに合わせるように設定され、イオン源、走査構成要素、フォーカシング(焦点合わせ)構成要素、及びコリメーション構成要素を含む。このようにして、基板の高電流イオン注入を、リボンビーム式イオン注入装置を用いて最適化することができる。
他のイオン注入用途向けには、スポットビーム形イオンビームを用いることが好ましいことがあり、スポットビーム形イオンビームでは、ビーム高とビーム幅とがより均等である。多数の用途では、スポットビームのビーム高がビーム幅と同じサイズであるかビーム幅よりも幾分大きく、20〜30mmのオーダーにすることができる。スポットビーム式イオン注入装置によって提供される1つの利点は、スポットビームによって提供されるドーズ量均一性のより良好な制御である。スポットビームのイオン注入用途では、スポットビームを第1方向に沿って走査して、基板の寸法を注入中の方向にカバーする。同時に、基板をスポットビームの走査方向に直交する方向に走査することができる。局所的なイオンドーズ濃度は、スポットビーム走査の方向に沿ったイオンビームの速度を調整することによって修正することができる。このことは、コンピュータ制御下で、スポットビーム走査を慎重に制御してイオンドーズ量均一性を最適化することを可能にする方法で遂行することができる。こうしたスポットビーム式イオン注入は、リボンビーム式イオン注入に比べると、基板に対するそれほど高いイオンのドーズ(線量)率を発生しないことが多い。
従って、リボンビーム式イオン注入装置は、高ドーズ量の注入のような特定のイオン注入ステップまたは特定の基板向けに用いられるのに対し、スポットビーム式イオン注入装置は、より良好なドーズ量制御を必要とする他のイオン注入ステップ向けに用いられるのが一般的な慣行である。これら及び他の考察に対して、本発明の改良が必要とされてきた。
本概要は、概念の選択を簡略化した形式で紹介するために提供し、これらの概念は、以下の詳細な説明でさらに説明する。本概要は、特許請求の範囲に記載した主題の主要な特徴または本質的特徴を識別することも意図しておらず、特許請求の範囲に記載した主題を特定することの手助けも意図していない。
1つの好適例では、イオン注入装置におけるデュアル(二重)モード動作用のシステムが、イオンビームのビーム幅を当該イオンビームの第1の局所的伝搬方向に直交する第1方向に調整するための可動のビームブロッカー(ビーム遮断装置)を含むことができる。このシステムは、第1状態時にイオンビームを当該イオンビームの第2の局所的伝搬方向に直交する第2方向に走査し、第2状態においてイオンビームを乱さずに透過させるスキャナ(走査装置)、及びイオンビームの幅を調整し、この調整に合わせてスキャナの状態を第1状態と第2状態との間で変更するための一組の信号を、可動のビームブロッカー及びスキャナに送信するモード選択器(モードセレクタ)を、さらに含むことができる。
他の好適例では、イオン注入装置を動作させる方法が、イオン注入装置の動作のモードを変更するための入力を受信するステップと、第1信号を可動のビームブロッカーに送信してイオンビームを透過させる開口幅を調整するステップと、第1信号に合わせた第2信号をスキャナに送信して、第1状態と第2状態との間で状態を変更するステップとを含み、第1状態では、スキャナがイオンビームを走査するように構成され、第2状態では、スキャナがイオンビームを乱さずに透過させるように構成される。
本発明の実施形態によるデュアルモードイオン注入装置をブロック形式で示す上面図である。 他の実施形態によるデュアルモードイオン注入装置の平面図である。 デュアルモードイオン注入装置の他の実施形態を示す図であり、可動のビームブロッカーがイオン源に配置されている。 図4A及び4Bは、本発明の他の実施形態による他のイオン注入装置のデュアルモード動作の幾何学的構成の詳細を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、添付した図面を参照しながらより完全に説明し、これらの図面にはいくつかの実施形態を示す。しかし、本発明の主題は多数の異なる形態で具体化することができ、本明細書に記載された実施形態に限定されるものとして解釈するべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底した完全なものとなるように、そして主題の範囲を当業者に十分に伝えるように提供する。図面では、全体を通して、同様の番号は同様の要素を参照する。
本明細書に記載した実施形態は、デュアルモードのイオン注入を実行するための新規な構成要素、及び本明細書において「イオン注入装置」と称する新規なイオン注入システムを提供する。本明細書に開示する構成要素は、イオン注入装置がリボンビーム注入モードからスポットビーム注入モードへ可逆的に切り換わる能力を手助けする。図1に、本発明の実施形態によるデュアルモードイオン注入装置100の上面図をブロック形式で示す。デュアルモードイオン注入装置100は、イオンを発生するために使用されるイオン源102、質量分析磁石104、真空チャンバ106、スキャナ108、コリメータ110、及び基板ステージ112を含む。デュアルモードイオン注入装置100は、イオンビーム120を発生してイオンビーム120を基板114に送り届けるように構成されている。簡単のため、イオンビーム120は、単に当該イオンビームの中心光線の軌跡として示す。種々の実施形態では、イオン源102は傍熱陰極(IHC:indirectly heated cathode)イオン源、RFイオン源、マイクロ波イオン源、または他のイオン源とすることができる。質量分析磁石104は、従来の質量分析磁石のように、イオン源102から抽出されたイオンの軌跡を変化させることができる。真空チャンバ106は質量分離スリット(図1には図示せず)を含むことができ、この質量分離スリットは従来の質量分離スリットのように機能して、不所望な質量のイオンを選別して除外することができる。種々の実施形態では、スキャナ108は静電スキャナまたは磁気スキャナとすることができ、複数の構成要素または段を含むことができる。コリメータ110は、少なくとも、基板114に導かれるコリメートされたイオンビームを発生するように機能する磁気コリメータとすることができる。デュアルモードイオン注入装置100は、開口、ディザリング構成要素、加速/減速構成要素を含めた他のビームライン構成要素を含むことができ、これらの各々の動作は周知である。明瞭にするため、本明細書ではこうした構成要素のさらなる説明を省略する。
図1にさらに例示するように、デュアルモードイオン注入装置100はモード選択器116を含み、その機能は、デュアルモードイオン注入装置100を動作させるためのイオン注入モードを選択することである。モード選択器116の動作のさらなる詳細は、以降の図面に関して開示する。しかし、簡単に言えば、モード選択器116は、所望の注入モードを生成するための信号をイオン注入装置の種々の構成要素に送信することができ、この注入モードはスポットビームモードまたはリボンビームモードとすることができる。モード選択器116は、スイッチ、回路、電源、コンピュータプログラムまたはルーチン、ユーザインタフェース、等のような1つ以上のハードウェア要素及びソフトウェア要素を備えることができる。一部の実施形態では、モード選択器は、ユーザがデュアルモードイオン注入装置100と対話して、機械式スイッチ、キーパッド、電子ディスプレイ、マウス、または他の指示装置のようなユーザインタフェースを介して、注入モードを変更するための他のユーザ介入を必要としない方法で、注入モード間で切り換えることを可能にする。従って、デュアルモードイオン注入装置100のオペレータ(操作員)は、デュアルモードイオン注入装置100の他のパラメータを設定するために使用する制御パネルまたは装置上に配置することができる操作構成要素によって注入モードを変更することができる。
以降の説明の都合上、本発明の実施形態の動作を説明するために、図1に示すものとは異なる座標系を用いる。イオン源102では、その成分をY、XI、及びZIのようにラベル付けした第1のデカルト座標系を用いるのに対し、質量分析磁石では、その成分をY、Xm、及びZmのようにラベル付けした第2のデカルト座標系を用いる。スキャナ108では、その成分をY、Xsc、及びZscのようにラベル付けした第3のデカルト座標系を用いる。基板114では、その成分をY、Xs、及びZsのようにラベル付けした第4のデカルト座標系を用いる。各座標系では、Y軸は同じ絶対方向を有する。異なる座標系の「Z軸」は、いずれの場合も、特定点におけるイオンビームの中心光線軌跡に沿っている。従って、ZI軸の絶対方向はZm、Zsc及びZs軸の絶対方向とは異なり、これらを集合的にZ軸と称し、あるいは非具体的にZ軸と称して、Z軸のいずれかを表す。従って、Z軸は、デュアルモードイオン注入装置100内のあらゆる点における局所的伝搬方向に平行な方向を表す。同様に、XIはXm、Xsc及びXsとは異なり、これらを集合的に「X軸」と称し、あるいは非具体的にX軸と称して、X軸のいずれかを表す。
デュアルモードイオン注入装置100は、リボンモードでもスポットビームモードでも動作することができるので、デュアルモードイオン注入装置100は、一組の基板、あるいは基板の異なる組が異なる注入モードを必要とし得る際に、基板を処理するための利便性及び処理の柔軟性を提供する。このことは、リボンビーム式イオン注入またはスポットビーム式イオン注入によって処理される基板を、リボンビーム式注入またはスポットビーム式注入専用のそれぞれのイオン注入装置に仕向ける必要性を回避する。
図2に、他の実施形態によるデュアルモードイオン注入装置200の平面図を示す。デュアルモードイオン注入装置200は、デュアルモードイオン注入装置100に関して以上で説明したビームライン構成要素を含む。図2に例示するように、デュアルモードイオン注入装置200は可動のビームブロッカー202を含み、その機能は、可動のビームブロッカー202の下流に生成されるイオンビームの種類を、リボンビームとスポットビームとの間で調整することである。種々の実施形態では、可動のビームブロッカーをビームラインの異なる領域内に配置することができる。しかし、図2の実施形態では、可動のビームブロッカーが質量分析磁石104内に配置されている。可動のビームブロッカー202は、イオンビーム204のイオンが可動のビームブロッカー202に当たる際に、これらのイオンを遮断する材料を含有する。種々の実施形態では、可動のビームブロッカー202は単一部品にすることができ、あるいは複数部品にすることができる。可動のビームブロッカー202は、2つの別個のフィンガーを含むことができ、あるいは別個の複数部分を含むことができ、これらが一緒になって開口または窓を規定し、可動のビームブロッカー202が移動する際にそのサイズを変化させることができる。
図2の例示では、可動のビームブロッカー202が別個の複数部分を含み、これらの部分は、図に示すXm軸に平行な軸206に沿って可動である。可動のビームブロッカー202の異なる部分間に存在する開口の開口幅Wを増加または減少させるために、これらの異なる部分を互いに逆向きに移動させることができる。
図2には具体的に示さないが、種々の実施形態では、イオン源102を、質量分析磁石104に入るリボンビームを発生するように構成することができる。種々の実施形態では、リボンビームが、スポットビームと比べて相対的に大きい、X軸に平行な方向に沿ったビーム幅を有することができる。このリボンビームは、スポットビームに比べて相対的に小さいアスペクト比を有することができ、このアスペクト比は、X軸に平行なイオンビーム幅に対するY軸に平行なイオンビーム高の比率によって定義される。リボンビームについては、このアスペクト比を三分の一(1/3)未満にすることができ、一部の実施形態では十分の一未満にすることができる。例えば、イオンがZs軸に沿った軌跡を有して基板114に供給されるリボンビームは、基板114において、Xs軸に沿った約300〜400mmの幅及びY軸に沿った約20mmの高さを有することができる。実施形態はこの関係に限定されない。
リボンビームモードで動作するために、可動のビームブロッカー202を、その異なる部分間にリボンビームを受け入れる開口208の開口幅Wを確立するように設定することができる。一方、スポットモードで動作するために、可動のビームブロッカー202を、リボンビームモードよりも小さい開口幅Wに設定することができ、質量分析磁石104に入るリボンビームの少なくとも一部分が遮断される。種々の実施形態では、スポットビームが、比較的大きい、例えば1/2より大きい、一部の場合には1より大きいアスペクト比を有することができる。例えば、基板114に供給されるスポットビームは、Xs軸に沿った約20mmの幅及びY軸に沿った約30mmの高さを有することができる。実施形態はこの関係に限定されない。なお、上述したスポットビーム寸法は、スポットビームの瞬時の寸法に当てはまり、走査されるスポットビームの処理領域全体はリボンビームの処理領域全体と同一または同様にすることができる。
一例では、デュアルモードイオン注入装置200の動作モードを変更する際に、モード選択器116がアクチュエータ210に対する信号を発生することができ、アクチュエータ210は、モータ、及び駆動トレーンまたは他の機構を含むことができ、この駆動トレーンまたは他の機構は、選択器116からの信号に応答し、可動のビームブロッカー202を、現在の動作モード用の現在位置から他の動作モードを生成するための第2位置へ移動させるように構成されている。なお、一部の実施形態では、可動のビームブロッカー202のこうした移動が、可動ビームブロッカー202を通過するイオンビームの高さに影響を与えることなしに当該イオンビームの幅のみを変化させることができる。従って、一例では、幅150mm及び高さ30mmを有するイオンビームが、可動のビームブロッカー202を第1位置に設定されている際に通過することができる。幅20mm及び高さ30mmを有するイオンビームは、可動のイオンビームブロッカーを第2位置に設定されている際に透過することができる。
図2にさらに示すように、モード選択器116はスキャナ108に結合され、スキャナ108は可動のビームブロッカー202の下流に配置されている。スポットビームモードを確立するために、モード選択器116は可動のビームブロッカー202に信号を送信して、質量分析磁石104に入るリボンビームの一部分を遮断し、これにより、イオンビーム204を基板114に向かって伝搬するスポットビームとして規定することができる。同時に、モード選択器116は、作動状態のような第1状態にするための信号、即ち、スキャナ108の動作を起動するための信号を送信することができる。イオンビーム204がスポットビームとしてスキャナ208に入ると、スキャナ108は、イオンビーム204がコリメータ110に入る際にイオンビーム204がXsc軸に沿って広がるように、このスポットビームを走査し、これにより、基板114上に処理領域を形成することができる走査スポットビームを形成することができ、この処理領域はリボンビームによって提供される処理領域と同様である。
リボンビームモードを確立するために、モード選択器116は、開口208の開口幅Wがスポットビームモードにおける開口幅Wよりも大きくなるように、可動のビームブロッカー202に信号を送信することができる。一部の場合には、質量分析磁石104に入るリボンビーム全体を、このリボンビームのどこも遮断することなしに透過させるように開口幅Wを設定し、これにより、イオンビーム204を、あたかもビームブロッカー202が存在しないような形で基板114に伝搬することができるリボンビームとして規定することができる。同時に、モード選択器116は、センサ108を第2状態にするための信号を送信することができる。第2状態は、スキャナ108の動作が停止している停止状態とすることができる。イオンビーム204がビームライン中のスキャナ108が位置する部分に入ると、スキャナ108は作動していないので、リボンビームはスキャナ108を通って乱されずに基板114に伝搬することができる。
なお、モード選択器116は、制御装置内のユーザインタフェースに入力される選択またはコマンド(命令語)によるようなユーザ入力に応答して、動作モードをリボンビームモードからスポットモードへ切り換えることができる。このようにして、ユーザまたはオペレータは、動作モードを変更するために、デュアルモードイオン注入装置200における、手動での機械設備の調整、交換、または取り外しを何ら行う必要がない。
デュアルモードイオン注入装置の他の実施形態では、可動のビームブロッカーをビームライン内の他の位置に配置することができる。図3に、デュアルモードイオン注入装置のこうした一実施形態を示し、この実施形態では、可動のビームブロッカー302をイオン源チャンバ102のアークチャンバのすぐ外側に配置することによって、可動のビームブロッカー302がイオン源チャンバ102に配置されている。例えば、可動のビームブロッカー302は、イオンビーム304を抽出するために使用される抽出システム(別個に図示せず)内に、例えば図3に示すようにアークチャンバの抽出プレートに近接して配置することができる。その代わりに、可動のビームブロッカー302は、イオン源102のアークチャンバの内部に配置することができる。いずれの変形例でも、可動のビームブロッカー302は、開口308の開口幅WをXI軸に沿って調整するように構成されている。このようにして、イオンビーム304の幅を調整して、質量分析磁石上に入射するスポットビームまたはリボンビームのいずれかを生成することができる。
図4A及び4Bに、本発明の実施形態による他のデュアルモードイオン注入装置400のデュアルモード動作の幾何学的構成を示す。デュアルモードイオン注入装置400は、可動のビームブロッカー402が質量分析磁石408内に配置されている点で、デュアルモードイオン注入装置200と同様に構成されている。可動のビームブロッカー402は、可動のビームブロッカー402によって規定される開口404の開口幅W(明瞭にするために図示しないが、図2参照)を、図2の可動のビームブロッカー202に関して上述した方法で調整するように構成されている。図4Aに示すシナリオでは、可動のビームブロッカー402が、開口404の開口幅が比較的大きい「開放位置」に配置され、これによりイオンビーム406はリボンビームとして質量分析磁石408を通って障害なしに伝搬する。図4Aのシナリオでは、従来のリボンビーム・アーキテクチャにおけるように、イオンを仮想点光源403から出て来るように見える軌跡の範囲にわたってイオン源102から抽出することができる。これらのイオンは質量分析磁石408を通って異なる軌跡を通るように偏向されて、質量分析磁石408内で最大幅に達して、真空チャンバ410内に焦点を結ぶように伝搬する。一部の実施形態では、可動のビームブロッカー402が質量分析磁石408の中心領域内に配置され、この中心領域ではイオンビーム406がXm軸に沿った最大幅に達する。その後に、イオンビーム406は真空チャンバ410内に焦点を結んで質量分析スリット412の所で狭まる。次に、イオンビーム406は、停止状態であるスキャナ414を通って伝搬して、磁気コリメータ416に入る前に広がって基板(図示せず)に伝搬する。図4Aのシナリオでは、イオン注入装置400が、可動のビームブロッカー402及びスキャナ414の存在が、イオンビーム406に対して、影響があり得ても少しの影響しか与えない点で、従来のビームライン型のリボンビーム式イオン注入装置と同様に機能することは明らかである。従って、磁気コリメータ416は、図4Aに示すように、質量分析スリット412に位置する発生源を規定する発散イオンビームをコリメートするように設定することができる。
図4Bは、デュアルモードイオン注入装置400がスポットビームモードで動作するシナリオを例示する。このシナリオでは、モード選択器116が、開口401の開口幅を低減するように可動のイオンビームブロッカー402を調整するための信号を送信することができる。このことは、イオンビーム406中の多数のイオンがビーム経路に沿ってさらに伝搬することを阻止し、これにより、イオンビーム406のXm軸に沿ったビーム幅を低減して、質量分析磁石408を出るスポットビーム420を形成する。
スポットビーム420は、その後に、質量分析スリット412及びスキャナ414を通って伝搬する。図4Bにさらに示すように、モード選択器116は、スキャナ414を起動するための信号を送信することができ、これにより、スポットビーム420はある範囲の角度にわたって偏向されて、磁気コリメータ416に入る前に広がる。このようにして、スポットビーム420は、基板114の全体をカバーするようにXs軸に沿って走査される。
要約すれば、本発明の実施形態は、リボンビームモードからスポットビームモードへ切り換えることができるデュアルモードイオン注入装置を提供する。このことは、リボンビームまたはスポットビームのいずれかを形成するように調整された可動のビームブロッカー、及びスポットビームが発生する際に作動するスキャナの使用により実現される。リボンビーム注入及びスポットビーム注入を共に同じツール内に内蔵させることによるフットプリント(占有面積)及びコストの節減に加えて、本発明の実施形態の利点は、高電流のイオンビーム注入及びスポットビーム注入を同じ基板チャンバ内で任意の順序で提供することができることにある。さらに、本発明の実施形態の可動のビームブロッカー及びスキャナを既存の高電流イオン注入装置に内蔵して、リボンビームツールにスポットビームの能力を追加することができる。
本発明は、本明細書に記載した特定実施形態によって範囲を限定されるべきものではない。実際に、本発明の変形例の他の種々の実施形態は、本明細書に記載したものに加えて、以上の説明及び添付した図面より当業者にとって明らかである。従って、こうした他の実施形態及び変形例は、本発明の範囲内に入ることを意図している。さらに、本明細書では、本発明を特定環境における特定目的での特定の実現に関連して説明してきたが、本発明の有用性はこれらの実現に限定されず、本発明は、非常に多数の環境において非常に多数の目的で有益に実現することができることは、通常の当業者にとって明らかである。従って、以下に記載する特許請求の範囲は、本明細書に記載した本発明の幅及び精神全体を考慮して解釈するべきである。

Claims (7)

  1. イオン注入装置におけるデュアルモード動作用のシステムであって、
    イオンビームのビーム幅を、当該イオンビームの第1の局所的伝搬方向に直交する第1方向に調整するための可動のビームブロッカーと、
    第1状態時に前記イオンビームを当該イオンビームの第2の局所的伝搬方向に直交する第2方向に走査し、第2状態において前記イオンビームを乱さずに透過させるスキャナと、
    前記イオンビームの幅を調整し、該調整に合わせて前記スキャナの状態を前記第1状態と前記第2状態との間で変更するための一組の信号を、前記可動のビームブロッカー及び前記スキャナに送信するモード選択器と、
    質量分析磁石とを備え、
    前記可動のビームブロッカーが前記質量分析磁石内に配置され、
    前記モード選択器が、
    前記可動のビームブロッカー上に入射するリボンビームの部分を遮断して、前記リボンビームの一部分がスポットビームとして透過するように設定された第開口幅を有するための第信号を、前記可動のビームブロッカーに送信し、
    前記可動のビームブロッカーが前記第開口幅を有する際に、前記スポットビームを走査するための第信号を前記スキャナに送信する
    ように構成されているシステム。
  2. 前記可動のビームブロッカーが第1位置と第2位置との間を移動するように構成され、前記第1位置において、前記イオンビームが、当該イオンビームの第1ビーム幅に対する第1ビーム高の比率によって定義される第1アスペクト比を有するリボンビームを形成し、前記第2位置において、前記イオンビームが、当該イオンビームの第2ビーム幅に対する第2ビーム高の比率によって定義される第2アスペクト比を有するスポットビームを形成し、前記第1アスペクト比が第2アスペクト比よりも小さい、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記イオンビームを発生するためのイオン源をさらに備え、前記可動のビームブロッカーが前記イオン源のアークチャンバ内に配置されている、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記イオンビームを発生するためのイオン源をさらに備え、前記可動のビームブロッカーが前記イオン源のアークチャンバの外側に配置されている、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記モード選択器が、
    リボンビームを遮断することなしに透過させるように設定された第開口幅を有するための第信号を、前記可動のビームブロッカーに送信し、
    前記可動のビームブロッカーが前記第開口幅を有する際に、前記スキャナを前記第2状態に維持するための第信号を前記スキャナに送信するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
  6. イオン注入装置を動作させる方法であって、
    前記イオン注入装置の動作のモードを変更するための入力を受信するステップと、
    前記イオン注入装置の質量分析磁石内に配置された可動のビームブロッカーに第1信号を送信して、イオンビームを透過させる開口幅を調整するステップと、
    前記第1信号に合わせた第2信号をスキャナに送信して、前記スキャナの状態を第1状態と第2状態との間で変更するステップとを含み、前記第1状態において、前記スキャナは前記イオンビームを走査するように構成され、前記第2状態において、前記スキャナは前記イオンビームを乱さずに透過させるように構成され、
    前記第1信号は、前記開口幅を、前記可動のビームブロッカー上に入射するリボンビームの部分を遮断するように設定された第開口幅まで減少させるための、前記可動のビームブロッカーに対する信号であり、前記リボンビームの一部分がスポットビームとして透過し、前記第2信号は、前記可動のビームブロッカーが前記第開口幅を有する際に、前記スキャナを前記第1状態に維持するための信号である方法。
  7. 前記第1信号は、前記開口幅を、リボンビームを遮断することなしに透過させるように設定された第開口幅まで増加させるための、前記可動のビームブロッカーに対する信号であり、前記第2信号は、前記可動のビームブロッカーが前記第開口幅を有する際に、前記スキャナを第2状態に維持するための信号である、請求項6に記載の方法。
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