JP6605875B2 - 感震遮断システム - Google Patents
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Description
例えば特許文献1では、地震が発生しても分電盤全体を遮断せず、その後停電が発生したのち復電した時点で電力供給の遮断を実施することで、居住者に対して不都合とならないように遮断動作すると共に、停電が回復して復電した際に火災が発生しないように制御している。
しかしながら、例えば発熱するヒーターや空調等は、地震の発生を受けて速やかに電源を遮断するのが好ましい。そのためには遅延遮断のラインとは別に瞬時遮断するラインを設ける必要があったし、専用のブレーカを設置する必要がありコスト高な構成となっていた。
この構成によれば、地震発生を受けて分電盤等において電路を一括遮断する動作を遅延させても、即時遮断すべき電気機器のみ地震発生信号を基に電路を即時遮断することができ、火災発生の防止と居住者のスムーズな避難の両立が可能となる。そして、電路の末端となる電気機器を接続するコンセントにおいて電路の即時遮断を実施するため、即時遮断するラインを一括遮断するラインの下流に設けることができ、独立して配設する必要が無く、低コストで構成できる。
また、地震検知手段が地震を検知したら、所定時間経過後に一括遮断することを報音通知するため、居住者等は対応し易い。
更に、一括遮断するまでの遅延時間を容易に変更できる。そのため、それぞれの住宅事情に合わせて容易に設定でき利便性が良い。
この構成によれば、地震発生を受けて分電盤等において電路を一括遮断する動作を遅延させても、即時遮断すべき電気機器のみ地震発生信号を基に電路を即時遮断することができ、火災発生の防止と居住者のスムーズな避難の両立が可能となる。そして、電路の末端となる電気機器を接続するコンセントにおいて電路の即時遮断を実施するため、即時遮断するラインを一括遮断するラインの下流に設けることができ、独立して配設する必要が無く、低コストで構成できる。
また、地震検知手段が地震を検知したら、所定時間経過後に一括遮断することを報音通知するため、居住者等は対応し易い。
更に、一括遮断するまでの遅延時間を容易に変更できる。そのため、それぞれの住宅事情に合わせて容易に設定でき利便性が良い。加えて、地震検知手段が地震検知信号と遅延遮断信号の双方を出力するため、地震検知手段単独でも有効活用できる。
この構成によれば、地震発生を受けて分電盤等において電路を一括遮断する動作を遅延させても、即時遮断すべき電気機器のみ地震発生信号を基に電路を即時遮断することができ、火災発生の防止と居住者のスムーズな避難の両立が可能となる。そして、電路の末端となる電気機器を接続するコンセントにおいて電路の即時遮断を実施するため、即時遮断するラインを一括遮断するラインの下流に設けることができ、独立して配設する必要が無く、低コストで構成できる。
また、地震検知手段が地震を検知したら、所定時間経過後に一括遮断することを報音通知するため、居住者等は対応し易い。
更に、居住者が外出等で不在になる際には、一括遮断動作に遅延時間を設ける必要が無くなるため、全ての電路を即時遮断する即時遮断ボタンを外出時等にオン操作することで、不必要に遅延動作することが無くなり不要な電力の供給を無くすことができる。
この構成によれば、一括遮断するまでの遅延時間を容易に変更できる。そのため、それぞれの住宅事情に合わせて容易に設定でき利便性が良い。加えて、地震検知手段が地震検知信号と遅延遮断信号の双方を出力するため、地震検知手段単独でも有効活用できる。
この構成によれば、地震の発生を受けて照明手段が点灯するため、居住者は夜間であっても落ち着いて且つスムーズに避難することが可能となる。
この構成によれば、照明手段は赤外線受光部を備えた既存の照明を使用でき、照明装置を安価に構成できる。
この構成によれば、制御ユニットとコンセントユニットとを有線接続する必要がないため、コンセントユニットの設置が容易である。
この構成によれば、制御ユニットと通知ユニットとを有線接続する必要がないため、通知ユニットの設置が容易である。
この構成によれば、制御ユニットとコンセントユニットとの距離が長い場合、或いは制御ユニットと通知ユニットとの距離が長い場合でも確実な通信を実施できる。そのため、設置住戸の間取りに関係なく稼働させることができる。
この地震検知信号を受信した制御ユニット2では、制御ユニットCPU25の制御により地震発生信号が無線部23から発信され、コンセントユニット3、通知ユニット4、照明制御ユニット5aがこれを受信する。尚、無線部23は、例えば920MHz帯の信号で発信される。
このように、居住者が外出等で不在になる際には、一括遮断動作に遅延時間を設ける必要が無くなるため、全ての電路を即時遮断する即時遮断ボタン52を外出時等にオン操作することで、不必要に遅延動作することが無くなり不要な電力の供給を無くすことができる。
尚、照明装置5の照明制御ユニット5aは、無線部56を備えて制御ユニット2が発信する地震発生信号を無線受信するが、無線部56を無くして両者を有線接続しても良い。
また、地震の発生を受けて照明手段5bが点灯するため、居住者は夜間であっても落ち着いて且つスムーズに避難することが可能となるし、照明手段5bは赤外線受光部55を備えた既存の照明を使用でき、照明装置5を安価に構成できる。
更に、制御ユニット2が発信する地震発生信号を、コンセントユニット3は無線部35が受信するし、照明装置5も照明制御ユニット5aの無線部56が受信するため、制御ユニット2と有線接続する必要がなく、コンセントユニット3及び照明装置5の設置が容易である。そして、制御ユニット2と通知ユニット4との間も有線接続する必要がないため、通知ユニット4の設置も容易である。
加えて、居住者が外出等で不在になる際には、一括遮断を遅延動作させる必要が無くなるため、全ての電路を即時遮断する即時遮断ボタン52を外出時等にオン操作することで、不必要に遅延動作することが無くなり不要な電力の供給を無くすことができる。
一方、制御ユニット2は、感震リレー6と通信するシリアル通信IF21、作動状態(オン/オフ)を表示するLEDから成る表示部22、通知ユニット4と通信すると共にコンセントユニット3に所定の信号を送信する無線部23、制御ユニット2を制御する制御ユニットCPU25、各回路に電源を供給する電源部26等を備えている。
尚、コンセントユニット3、通知ユニット4を含むシステム全体の構成は上記形態と同様であるため説明を省略する。
また図8は、この形態の制御ユニット2の回路ブロック図であり、上記図2に示す無線部23に代えて、コンセントユニット3に地震発生信号を送信すると共に、通知ユニット4と通信する送受信部23aが設けられている。この送受信部23aは、変調/復調部を具備しており、コンセントユニット3及び通知ユニット4に送信する信号は変調して出力され、受信した信号は復調して制御ユニットCPU25等に出力される。
また、コンセントユニット3及び照明装置5はそれぞれ1台としているが、双方とも複数台設置しても良い。
Claims (9)
- 地震発生を検知して地震検知信号を出力する地震検知手段と、
前記地震検知手段が地震検知信号を出力したら、特定の電路を即時遮断するための地震発生信号を出力する送信部を備えた制御ユニットと、
電気機器を接続するためのコンセント、及び前記制御ユニットが出力する前記地震発生信号を受信する受信部、更に前記コンセントへの通電を遮断する遮断手段、及び前記遮断手段を制御する遮断制御部を備えたコンセントユニットとを有すると共に、
前記制御ユニットに、前記地震検知手段が地震発生を検知してから所定時間経過後に、電路を一括遮断するための遅延遮断信号を出力する遅延信号生成部を設け、
更に、前記制御ユニットが発信した地震発生信号を受けて報音する通知ユニットを有し、当該通知ユニットは、前記地震発生信号を受信する通知ユニット受信部と、メッセージを報音するための報音部と、一括遮断による停電を予告する音声メッセージを記憶する音声合成部と、前記地震発生信号を受信したら前記音声メッセージを報音させる報知制御部と、遅延遮断させる前記所定時間を設定する遅延時間設定部と、設定された前記所定時間を前記制御ユニットに送信する通知ユニット送信部とを有し、
前記制御ユニットは、前記設定された所定時間を受信する受信部と、受信した所定時間を記憶する遅延時間記憶部とを有することを特徴とする感震遮断システム。 - 地震発生を検知して地震検知信号を出力する地震検知手段と、
前記地震検知手段が地震検知信号を出力したら、特定の電路を即時遮断するための地震発生信号を出力する送信部を備えた制御ユニットと、
電気機器を接続するためのコンセント、及び前記制御ユニットが出力する前記地震発生信号を受信する受信部、更に前記コンセントへの通電を遮断する遮断手段、及び前記遮断手段を制御する遮断制御部を備えたコンセントユニットとを有すると共に、
前記地震検知手段に、前記地震検知手段が地震発生を検知してから所定時間経過後に、電路を一括遮断するための遅延遮断信号を出力する遅延信号生成部を設け、
更に、前記制御ユニットが発信した地震発生信号を受けて報音する通知ユニットを有し、当該通知ユニットは、前記地震発生信号を受信する通知ユニット受信部と、メッセージを報音するための報音部と、一括遮断による停電を予告する音声メッセージを記憶する音声合成部と、前記地震発生信号を受信したら前記音声メッセージを報音させる報知制御部と、前記所定時間を設定する遅延時間設定部と、設定された前記所定時間を前記制御ユニットに送信する通知ユニット送信部とを有し、
前記制御ユニットは、前記設定された所定時間を受信する受信部と、受信した所定時間を前記地震検知手段に通知して前記所定時間を設定する所定時間制御部とを有することを特徴とする感震遮断システム。 - 地震発生を検知して地震検知信号を出力する地震検知手段と、
前記地震検知手段が地震検知信号を出力したら、特定の電路を即時遮断するための地震発生信号を出力する送信部を備えた制御ユニットと、
電気機器を接続するためのコンセント、及び前記制御ユニットが出力する前記地震発生信号を受信する受信部、更に前記コンセントへの通電を遮断する遮断手段、及び前記遮断手段を制御する遮断制御部を備えたコンセントユニットとを有すると共に、
前記地震検知手段に、前記地震検知手段が地震発生を検知してから所定時間経過後に、電路を一括遮断するための遅延遮断信号を出力する遅延信号生成部を設け、
更に、前記制御ユニットが発信した地震発生信号を受けて報音する通知ユニットを有し、当該通知ユニットは、前記地震発生信号を受信する通知ユニット受信部と、メッセージを報音するための報音部と、一括遮断による停電を予告する音声メッセージを記憶する音声合成部と、前記地震発生信号を受信したら前記音声メッセージを報音させる報知制御部と、前記遅延信号生成部の遅延動作を停止させて前記地震発生信号と同時に前記遅延遮断信号を出力させる即時遮断ボタンとを備えたことを特徴とする感震遮断システム。 - 前記通知ユニットは、前記所定時間を設定する遅延時間設定部と、設定された前記所定時間を前記制御ユニットに送信する通知ユニット送信部とを有し、
前記制御ユニットは、前記設定された所定時間を受信する受信部と、受信した所定時間を前記地震検知手段に通知して前記所定時間を設定する所定時間制御部とを有することを特徴とする請求項3記載の感震遮断システム。 - 照明手段と、当該照明手段の点灯を制御する照明制御部と、前記制御ユニットが出力する前記地震発生信号を受信する点灯信号受信部とを備えた照明装置を有し、
前記照明制御部は、前記地震発生信号を受けて前記照明手段を点灯させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の感震遮断システム。 - 前記照明手段と、前記照明制御部及び点灯信号受信部とが別体であり、
前記照明制御部及び点灯信号受信部とを一体化した照明制御ユニットは、前記照明手段を制御するための赤外線ポートを有する一方、前記照明手段は赤外線受光部を備え、赤外線信号により点灯することを特徴とする請求項5記載の感震遮断システム。 - 前記制御ユニットの送信部は、前記コンセントユニットに対して前記地震発生信号を無線発信すると共に、
前記コンセントユニットの受信部は、無線発信された前記地震発生信号を受信することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の感震遮断システム。 - 前記制御ユニットの前記送信部及び前記受信部と、前記通知ユニット送信部及び前記通知ユニット受信部との間で、無線による送信及び受信を実施することを特徴とする請求項4記載の感震遮断システム。
- 前記制御ユニットから前記コンセントユニットへの前記地震発生信号の送信、及び前記制御ユニットと前記通知ユニットとの通信は、有線で実施されることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の感震遮断システム。
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