JP6604754B2 - ボルト保持部材及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

ボルト保持部材及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、ボルトを締結対象物等に対して保持可能なボルト保持部材及びこれを備えた画像形成装置に関する。
従来、例えば電子写真方式の画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複数の機能を有する複合機等として広く応用されている。これらの画像形成装置では、装置本体や各種部品等の対象物を締結するために、ボルトが多用されている。しかし、例えばメンテナンスや修理等の際に対象物からボルトを取り外すと、ボルトは細かい部品であることから作業が煩雑になってしまう。特に、装置本体の内部で使用されるボルトについては、ボルトを取り外した直後に落下して、ボルトが装置本体の内部で紛失してしまう虞もある。これらのことから、取り外した後のボルトを取り扱う際の作業性の向上が望まれていた。
そこで、ボルトのねじ頭とねじ部との間の小径部をループ状のワイヤによって挟持して、ボルトを回転可能に支持するボルト落下防止構造が開発されている(特許文献1参照)。このボルト落下防止構造では、ボルトがワイヤの弾性を利用して支持されると共に、ワイヤの他端部は対象物等に固定されているので、ボルトを対象物から取り外してもボルトは落下しない。
また、帯形状でシート状の本体部と、本体部の一端に設けられる粘着部と、本体部の他端に設けられ、ボルトが嵌合される貫通孔を有する保持部と、を備えるボルト保持部材が開発されている(特許文献2参照)。このボルト保持部材では、ボルトが保持部により保持されると共に、粘着部は対象物等に固定されるので、ボルトを対象物から取り外してもボルトは落下しない。
特許第5429259号 特開2005−240857号公報
しかしながら、上述した特許文献1のボルト落下防止構造では、ワイヤの弾性を利用してボルトを支持しているので、十分な弾性を得るためにワイヤを長くすることが要求され、ワイヤのための設置空間を大きく確保する必要がある。また、ワイヤを対象物に対して他のボルトにより固定する場合は、固定用のボルトが必要になってしまう。あるいは、ワイヤを対象物に対して引っ掛けて固定する場合は、対象物に引っ掛けるための構造を設ける必要がある。これらのことから、ボルト落下構造の大型化を招いてしまうという課題があった。
また、特許文献2のボルト保持部材では、本体部は均質な単なる帯形状のシートからなる。このため、本体部の剛性が高い場合や、粘着部からボルトまでの距離が短い場合や、ボルトが長い場合等は、ボルトを緩めた際に粘着部が対象物から剥がれてしまい、ボルトを保持することができない虞がある。これらの場合、粘着部を大きくするか、あるいは粘着部と保持部との間隔を長くすることで、粘着部が対象物から剥がれてしまうことを軽減可能であるが、ボルト保持部材は大型化してしまうという課題があった。
本発明は、ボルトを対象物等に対して保持することで落下を防止しながらも、小型化を図ることができるボルト保持部材及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明のボルト保持部材は、可撓性を有するシート状のボルト保持部材であって、対象物に貼付可能な貼付部と、ボルトの一部に嵌合して前記ボルトを保持可能な保持孔を有する保持部と、前記貼付部と前記保持部との間に設けられ、少なくとも前記保持部よりも低剛性で曲折可能な曲折部と、前記曲折部の幅方向に関する断面積が小さくなるように前記曲折部に設けられる透孔と、前記保持孔に連続して形成され、前記ボルトを嵌合するために前記保持孔を変形可能なスリット状の切込部であって、前記保持孔と前記曲折部の前記透孔とを連通する切込部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のボルト保持部材は、可撓性を有するシート状のボルト保持部材であって、対象物に貼付可能な貼付部と、ボルトの一部に嵌合して前記ボルトを保持可能な保持孔を有する保持部と、前記貼付部と前記保持部との間に設けられ、少なくとも前記保持部よりも低剛性で曲折可能な曲折部と、前記保持孔に連続して形成され、前記ボルトを嵌合するために前記保持孔を変形可能なスリット状の切込部と、を備え、前記切込部は、前記保持孔と前記保持部の外縁とを連通し、前記保持孔に連通される前記外縁は、前記保持孔の中心における前記保持部の幅方向に直交する直線と前記保持部の先端側の外縁との交点よりも前記ボルトの締結時の回転方向の下流側の部分であることを特徴とする。
また、本発明のボルト保持部材は、可撓性を有するシート状のボルト保持部材であって、対象物に貼付可能な貼付部と、ボルトの一部に嵌合して前記ボルトを保持可能な保持孔を有する保持部と、前記貼付部と前記保持部との間に設けられ、少なくとも前記保持部よりも低剛性で曲折可能な曲折部と、前記ボルトは、座金組込みねじであり、前記保持孔は、長穴であって、前記座金組込みねじのねじ頭と座金との間に嵌合され、前記長穴の短手寸法は、前記ねじ頭の外径未満で、かつ前記座金の外径未満であり、前記長穴の長手寸法は、前記ねじ頭の外径以上、又は前記座金の外径以上であることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、フレームを有する装置本体と、前記装置本体に設けられ、シート上に画像を形成する画像形成手段と、前記フレームに対して部材を締結するボルトと、前記ボルトを保持する上記のボルト保持部材と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、貼付部と保持部との間に低剛性の曲折部が設けられているので、保持部に保持されたボルトを対象物から取り外した際に、曲折部が折れ曲がる。これにより、保持部の剛性が高い場合でも、ボルトを対象物から取り外した際に貼付部を剥がす力が軽減されるので、貼付部が剥がれにくくなる。このため、保持孔と貼付部との間隔を大きく確保しなくても貼付部が剥がれにくくなるので、保持孔と貼付部との間隔を小さくすることができ、ボルトを対象物等に対して保持することで落下を防止しながらも、ボルト保持部材の小型化を図ることができる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す正面図である。 第1の実施形態に係るボルト保持部材の概略構成を示す(a)は平面図、(b)は側面図である。 第1の実施形態に係るボルト保持部材のボルトを保持した状態を示す(a)は平面図、(b)は側面図である。 第1の実施形態に係るボルト保持部材とボルトと対象物とを示す側面図であり、(a)はボルトが対象物に取り付けられた状態、(b)はボルトが対象物から取り外された状態である。 (a)は第2の実施形態に係るボルト保持部材を示す平面図であり、(b)は第3の実施形態に係るボルト保持部材を示す平面図である。 (a)は第4の実施形態に係るボルト保持部材を示す平面図であり、(b)は第5の実施形態に係るボルト保持部材を示す平面図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態を、図1〜図4を参照しながら詳細に説明する。尚、本実施形態では、ボルト保持部材70を、例えば画像形成装置1の一例としてタンデム型のフルカラープリンタに用いられるボルト80を保持するために適用した場合について説明している。但し、本発明のボルト保持部材は、画像形成装置1に適用することには限られず、ボルトにより締結可能な対象物を含む製品等の全般に広く適用することができる。
まず、図1に示す画像形成装置1の構成について説明する。画像形成装置1は、画像形成装置本体(以下、装置本体という)10を備えている。また、装置本体10は、画像読取部20と、シート給送部30と、画像形成部40と、シート搬送部50と、シート排出部60と、不図示の制御部と、を備えている。尚、記録材であるシートSは、トナー像が形成されるものであり、具体例として、普通紙、普通紙の代用品である樹脂製のシート、厚紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等がある。
画像読取部20は、装置本体10の上部に設けられている。画像読取部20は、原稿載置台としての不図示のプラテンガラスと、プラテンガラスに載置された原稿に光を照射する不図示の光源と、反射光をデジタル信号に変換する不図示のイメージセンサ等を備えている。
シート給送部30は、記録紙等のシートSを積載して収容するシートカセット31a,31bと、給送ローラ32a,32bとを備え、シートSを画像形成部40に給送する。
画像形成部40は、画像形成ユニット41と、トナーボトル42と、レーザスキャナ43と、中間転写ユニット44と、2次転写部45と、定着装置46とを備え、画像形成を行う。
画像形成ユニット41は、イエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の4色のトナー画像を形成するための4個の作像ユニット41y,41m,41c,41kを備えている。これらは、それぞれ装置本体10に対してユーザにより着脱可能になっている。例えば、作像ユニット41yは、トナー画像を形成する像担持体である感光ドラム47yと、不図示の帯電ローラと、現像ローラと、ドラムクリーニングブレードと、トナー等を備えている。また、作像ユニット41yには、トナーが充填されたトナーボトル42yからトナーが供給される。尚、他の作像ユニット41m,41c,41kも同様の構造となっているので、詳細な説明は省略する。
レーザスキャナ43は、感光ドラム47y,47m,47c,47kの表面を露光して感光ドラム47y,47m,47c,47kの表面上に静電潜像を形成する。
中間転写ユニット44は、作像ユニット41y,41m,41c,41kの上方に配置されている。中間転写ユニット44は、駆動ローラ44aや1次転写ローラ44y,44m,44c,44k等の複数のローラと、これらのローラに巻き掛けられた中間転写ベルト44bとを備えている。1次転写ローラ44y,44m,44c,44kは、感光ドラム47y,47m,47c,47kにそれぞれ対向して配置され、中間転写ベルト44bに当接する。中間転写ベルト44bに1次転写ローラ44y,44m,44c,44kによって正極性の転写バイアスを印加することにより、感光ドラム47y,47m,47c,47k上のそれぞれの負極性を持つトナー像が順次中間転写ベルト44bに多重転写される。これにより、中間転写ベルト44bに、フルカラー画像が形成される。
2次転写部45は、2次転写内ローラ45aと、2次転写外ローラ45bとを備えている。2次転写外ローラ45bに正極性の2次転写バイアスを印加することによって、中間転写ベルト44bに形成されたフルカラー画像をシートSに転写する。尚、2次転写内ローラ45aは中間転写ベルト44bの内側で該中間転写ベルト44bを張架しており、2次転写外ローラ45bは中間転写ベルト44bを挟んで2次転写内ローラ45aと対向する位置に設けられている。
定着装置46は、定着ローラ46a及び加圧ローラ46bを備えている。定着ローラ46aと加圧ローラ46bとの間をシートSが挟持搬送されることにより、シートSに転写されたトナー像は加圧加熱されてシートSに定着される。
シート搬送部50は、シート給送部30から給送されたシートSを画像形成部40からシート排出部60に搬送するようになっており、2次転写前搬送経路51と、定着前搬送経路52と、排出経路53と、再搬送経路54とを備えている。
シート排出部60は、排出経路53の下流側に配置された排出ローラ対61と、排出ローラ対61の下流側に配置された排出トレイ62とを備えている。排出ローラ対61は、排出経路53から搬送されるシートSをニップ部から給送し、装置本体10に形成された排出口10aを通して排出トレイ62に排出する。
このように構成された画像形成装置1では、画像形成動作が開始されると、まず感光ドラム47y,47m,47c,47kが回転して表面が帯電ローラにより帯電される。そして、レーザスキャナ43により画像情報に基づいてレーザ光が感光ドラム47y,47m,47c,47kに対して発光され、感光ドラム47y,47m,47c,47kの表面上に静電潜像が形成される。この静電潜像にトナーが付着することにより、現像されてトナー画像として可視化され、中間転写ベルト44bに転写される。
一方、このようなトナー像の形成動作に並行して給送ローラ32a,32bが回転し、シートカセット31a,31bの最上位のシートSを分離しながら給送する。そして、中間転写ベルト44bのトナー画像にタイミングを合わせて、2次転写前搬送経路51を介してシートSが2次転写部45に搬送される。更に、中間転写ベルト44bからシートSに画像が転写され、シートSは、定着装置46に搬送され、ここで未定着トナー像が加熱加圧されてシートSの表面に定着され、排出ローラ対61により排出口10aから排出されて排出トレイ62に積載される。
次に、ボルト保持部材70について、図2乃至図4を用いて詳細に説明する。本実施形態では、図1及び図4に示すように、ボルト保持部材70は、装置本体10の内部において、装置本体10のフレーム10bに対して薄板状の薄板部材(対象物)11をねじ止めするボルト80を保持するものとしている。
本実施形態では、ボルト80は、図3に示すように、ねじ頭81とねじ部82との間の逃げ溝83において移動可能な平座金84を有する座金組込みねじ(セムスボルト)としている。平座金84の内径は、逃げ溝83の外径よりも大きく、ねじ部82の外径より小さく設定されている。このため、平座金84は、ねじ頭81からねじ部82の間の逃げ溝83において、抜け落ちることなく支持される。
図2に示すように、ボルト保持部材70は、可撓性を有するシート状で、略長方形状に形成されている。本実施形態では、ボルト保持部材70は、例えば厚さ0.2mmで伸縮性の小さいポリエチレンテレフタレート(PET)製の無色透明のシート材とされている。なお、ボルト保持部材70は透明あるいは半透明の透過性を有することが好ましいが、透過性を有していなくてもよい。
ボルト保持部材70は、薄板部材11に貼付可能な貼付部71と、ボルト80を保持する保持部72と、これら貼付部71及び保持部72の間に設けられる曲折部73とを備えている。貼付部71と、曲折部73と、保持部72とは、ボルト保持部材70の長手方向Lに沿って順に配置されている。尚、本実施形態では、ボルト保持部材70において長手方向Lに直交する方向を幅方向Wとしている。
貼付部71は、薄板部材11に対して、例えば両面テープ71aにより貼付される(図4参照)。貼付部71の面積は、必要とされる貼付力に応じて適宜設定することができる。なお、本実施形態では、貼付部71が貼付される対象物と、ボルト80がねじ止めされる対象物とが同一の薄板部材11であるが、これには限られず、貼付部71が貼付される対象物と、ボルト80がねじ止めされる対象物とが別個の物であってもよい。
保持部72は、ボルト80の一部に嵌合してボルト80を保持可能に貫通した保持孔72aを有している。本実施形態では、保持孔72aは、ボルト80のねじ頭81と座金84との間の逃げ溝83に嵌合される(図3(b)参照)。保持孔72aの内径は、逃げ溝83の外径よりも大きく、ねじ頭81及び座金84の各外径よりも小さく設定されている。このため、保持部72に保持されたボルト80は、自重では保持部72から落下しない。
また、保持部72と貼付部71と曲折部73とのうちで、少なくとも保持部72は透過性を有する。これにより、使用者は保持部72を透過してボルト80を締結する貫通孔11aを視認することができ、保持部72が不透明である場合に比べて作業性を向上することができる。
保持孔72aには、切込部72bが連通して設けられている。即ち、ボルト保持部材70は、保持孔72aと後述する一方の透孔73aとを連通する切込部72bを備えている。切込部72bは、保持孔72aに連続して形成され、ボルト80を嵌合するために保持孔72aを変形可能なスリット状に形成されている。ここで、切込部72bは保持孔72aと透孔73aとを連通するだけで、保持部72の外縁74,75,76には連通していない。このため、ボルト80の回転時に保持部72の外縁74,75,76に連通した切込部72bが開いてしまうことはなく、切込部72bが過剰に開いてしまった場合に保持孔72aに過負荷が作用して破損し易くなることを防止できる。
曲折部73は、長手方向Lにおいて貼付部71と保持部72との間に設けられ、少なくとも保持部72よりも低剛性で曲折可能とされている。曲折部73は、幅方向Wに並んだ例えば2つの透孔73a,73bを有している。
ここで、曲折部73が、少なくとも保持部72よりも低剛性になるための構成について説明する。本実施形態では、曲折部73の幅方向Wに関する断面積を、保持孔72aの形成部分以外の保持部72の幅方向Wに関する断面積よりも小さく設定することで、曲折部73の低剛性を達成している。具体的には、曲折部73は、透孔73a,73bを有することで、曲折部73の幅方向Wに関する断面積を小さくしている。
また、各透孔73a,73bは、ボルト保持部材70の外縁から離れた内側部分に配置されている。このため、ボルト保持部材70の外縁は直線状であるので、曲折部73の断面積を小さくするためにボルト保持部材70の外縁から切欠きを設ける場合のようにボルト80の回転時に切欠き部に応力が集中してしまうことを防止できる。これにより、ボルト保持部材70の外縁から切欠きを設ける場合に比べて、応力集中によって破損し易くなることを防止できる。
次に、上述したボルト保持部材70の動作について、図2乃至図4を用いて詳細に説明する。
ボルト80を装着していないボルト保持部材70にボルト80を装着する際は(図3(b)想像線参照)、ボルト80のねじ頭81又は座金84を保持孔72aに押し込む。ねじ頭81又は座金84が保持孔72aの周縁部を押圧することにより、切込部72bが開いて保持孔72aを変形し、ねじ頭81又は座金84が保持孔72a及び切込部72bを通過して逃げ溝83が保持孔72aに入り込む。そして、切込部72bが閉じて、保持部72がボルト80のねじ頭81と座金84との間に入り込む(図3(b)実線参照)。
さらに、図4(a)に示すように、ボルト80を薄板部材11の貫通孔11aを通過させ、フレーム10bのねじ穴10cにねじ止めする。ボルト80を締め付ける前に、ボルト保持部材70の貼付部71を両面テープ71aの利用により薄板部材11に貼付する。貼付部71を薄板部材11に貼付した後、ボルト80をフレーム10bに締め付けてねじ止めする。これにより、薄板部材11が、フレーム10bにねじ止めで固定される。
一方、薄板部材11をフレーム10bから取り外す際は、ボルト80を緩める。図4(b)に示すように、ボルト80のねじ部82がフレーム10bのねじ穴10cから取り外されると、ボルト保持部材70の曲折部73が折れ曲がる。このとき、曲折部73の剛性(曲げ剛性)は、保持部72の剛性よりも低く設定されているので、保持部72は殆ど変形せずに曲折部73のみが折れ曲がる。このように、低剛性の曲折部73が折れ曲がることから、貼付部71には貼付部71を剥がそうとする力は殆ど作用せず、ボルト80は落下することなく、ねじ穴10cの近傍に保持される。
上述したように本実施形態のボルト保持部材70によれば、貼付部71と保持部72との間に低剛性の曲折部73が設けられているので、保持部72に保持されたボルト80を薄板部材11から取り外した際に、曲折部73が折れ曲がる。これにより、保持部72の剛性が高い場合でも、ボルト80を薄板部材11から取り外した際に貼付部71を剥がす力が軽減されるので、貼付部71が剥がれにくくなる。このため、保持孔72aと貼付部71との間隔を大きく確保しなくても貼付部71が剥がれにくくなるので、保持孔72aと貼付部71との間隔を小さくすることができる。よって、ボルト80を薄板部材11等に対して保持することで落下を防止しながらも、曲折部73が無い場合に比べてボルト保持部材70の小型化を図ることができる。
また、本実施形態のボルト保持部材70によれば、曲折部73の各透孔73a,73bは、ボルト保持部材70の外縁から離れた内側部分に配置されている。このため、ボルト保持部材70の外縁は直線状であるので、曲折部73の断面積を小さくするためにボルト保持部材70の外縁から切欠きを設ける場合のようにボルト80の回転時に切欠き部に応力が集中してしまうことを防止できる。これにより、ボルト保持部材70の外縁から切欠きを設ける場合に比べて、応力集中によって破損し易くなることを防止できる。
また、本実施形態のボルト保持部材70によれば、切込部72bは保持孔72aと透孔73aとを連通するだけで、保持部72の外縁74,75,76には連通していない。このため、ボルト80の回転時に保持部72の外縁74,75,76に連通した切込部72bが開いてしまうことはなく、切込部72bが過剰に開いてしまった場合に保持孔72aに過負荷が作用して破損し易くなることを防止できる。
また、本実施形態のボルト保持部材70によれば、ボルト80として座金組込みねじを採用し、保持部72はねじ頭81と座金84との間で逃げ溝83に嵌合する。このため、ボルト80を緩め続けても、ボルト80が保持部72から外れてしまうことはなく、高い保持性を得ることができる。
上述した本実施形態のボルト保持部材70では、曲折部73に2つの透孔73a,73bを形成することにより曲折部73の断面積を他の部分より小さくした場合について説明したが、これには限られない。例えば、1つ、あるいは3つ以上の透孔を形成してもよく、あるいは、ボルト保持部材70の外縁から切欠きを形成することで曲折部73の断面積を小さくしてもよい。また、曲折部73に透孔や切欠きを形成することにも限られず、例えば、幅方向Wに沿った線状の凹みや折り目を形成することで、曲折部73の低剛性化を図るようにしてもよい。さらには、曲折部73を他の部位より薄く形成したり、あるいは他の部位と異なる低剛性の材料で形成するようにしてもよい。
また、本実施形態のボルト保持部材70では、ボルト80として座金組込みねじを適用した場合について説明したが、これには限られない。例えば、ボルト80として、ばね座金組込みねじを適用してもよい。この場合、ボルト80の締結後にボルト保持部材70が徐々に圧潰されたとしても、ばね座金のばね性が働く潰れ量までは、ねじ締結力の低下を低減することができる。あるいは、ボルト80として、座金等を組み込んだねじを適用することには限られず、例えば、ねじ頭とねじ部との間に、ねじ頭及びねじ部よりも小径の逃げ溝を有するボルトを適用してもよい。この場合、保持部72の保持孔72aに、ボルトの逃げ溝を嵌合することで、ボルトを保持することができる。
また、本実施形態のボルト保持部材70では、ボルト保持部材70を伸縮性の小さい材質により形成することで、保持孔72aに切込部72bを連通させた場合ついて説明したが、これには限られない。例えば、ボルト保持部材70を、ビニルやゴムのような伸縮性の高い材質により形成してもよい。この場合、保持孔72aが弾性的に拡大できるようになるので、切込部72bを設けなくても、ボルト80を容易に組み込むことができる。
また、本実施形態のボルト保持部材70では、保持孔72aを1つのみ設けた場合について説明したが、これには限られず、複数の保持孔72aを有するようにしてもよい。この場合、複数のボルト80を同時に保持することができる。
<第2の実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態を、図5(a)を参照しながら詳細に説明する。尚、本実施形態では、第1の実施形態に比べて、ボルト保持部材170が異なるが、それ以外のボルト80や画像形成装置1の構成については第1の実施形態と同様であるので詳細な説明を省略する。また、本実施形態においても、ボルト保持部材170は、画像形成装置1に適用することには限られず、ボルトにより締結可能な対象物を含む製品等の全般に広く適用することができる。
本実施形態のボルト保持部材170は、薄板部材11に貼付される貼付部171と、ボルト80を保持する保持部172と、これら貼付部171及び保持部172の間に設けられる曲折部173とを備えている。貼付部171は、薄板部材11に対して、例えば両面テープ171aにより貼付される。曲折部173は、幅方向Wに並んだ例えば2つの透孔173a,173bを有している。
保持部172は、ボルト80の一部に嵌合してボルト80を保持可能に貫通した保持孔172aを有している。保持孔172aには、切込部172bが連通して設けられている。切込部172bは、隙間を有し、保持孔172aと保持部172の外縁176とを連通する。ここで、保持孔172aの中心172cにおける保持部172の幅方向Wに直交する直線172dと、保持部172の先端側の外縁175との交点を交点175aとする。そして、切込部172bによって保持孔172aに連通される外縁176は、交点175aよりもボルト80の締結時の回転方向Rの下流側の部分である。
上述したボルト保持部材170にボルト80を装着する際は、ボルト80のねじ頭81又は座金84を保持孔172aに押し込むか、あるいは、外縁176側から逃げ溝83を切込部172bに押し込む。逃げ溝83が保持孔172aに入り込むと、切込部172bが元の形状になって、保持部172がボルト80のねじ頭81と座金84との間に入り込んで、ボルト80が保持される。
上述したように本実施形態のボルト保持部材170によっても、第1の実施形態と同様に、保持孔172aと貼付部171との間隔を大きく確保しなくても貼付部171が剥がれにくくなる。このため、保持孔172aと貼付部171との間隔を小さくすることができるので、ボルト80を薄板部材11等に対して保持することで落下を防止しながらも、曲折部173が無い場合に比べてボルト保持部材170の小型化を図ることができる。
また、本実施形態のボルト保持部材170によれば、切込部172bによって保持孔172aに連通される外縁176は、交点175aよりもボルト80の締結時の回転方向Rの下流側の部分である。このため、ボルト80を締結のために回転方向Rに回転すると、ねじ頭81や座金84と保持部172との間に摩擦力が発生し、切込部172bの幅が狭くなる方向F1に摩擦力が作用する。ここで、ボルト80の回転につれて切込部172bの幅が狭くなっても、切込部172bの対向する縁同士が当接して変形が規制されるか、あるいは保持孔172aの内周縁がボルト80の逃げ溝83に接触することで、保持部172の変形が規制される。このため、ボルト80の締結回転時に保持部72の外縁176に連通した切込部172bが開いてしまうことはなく、切込部172bが過剰に開いてしまった場合に保持孔172aに過負荷が作用して破損し易くなることを防止できる。
<第3の実施形態>
以下、本発明の第3の実施形態を、図5(b)を参照しながら詳細に説明する。尚、本実施形態では、第2の実施形態に比べて、ボルト保持部材270の切込部272bの位置が異なるが、それ以外のボルト80や画像形成装置1の構成については第1及び第2の実施形態と同様であるので詳細な説明を省略する。また、本実施形態においても、ボルト保持部材270は、画像形成装置1に適用することには限られず、ボルトにより締結可能な対象物を含む製品等の全般に広く適用することができる。
本実施形態では、保持孔272aには、切込部272bが連通して設けられている。切込部272bは、隙間を有し、保持孔272aと保持部272の外縁274とを連通する。ここで、保持孔272aの中心272cにおける保持部272の幅方向Wに直交する直線272dと、保持部272の先端側の外縁275との交点を交点275aとする。そして、切込部272bによって保持孔272aに連通される外縁274は、交点275aよりもボルト80の締結時の回転方向Rの上流側の部分である。
上述したボルト保持部材270にボルト80を装着する際は、ボルト80のねじ頭81又は座金84を保持孔272aに押し込むか、あるいは、外縁274側から逃げ溝83を切込部272bに押し込む。逃げ溝83が保持孔272aに入り込むと、切込部272bが元の形状になって、保持部272がボルト80のねじ頭81と座金84との間に入り込んで、ボルト80が保持される。
上述したように本実施形態のボルト保持部材270によっても、第1の実施形態と同様に、保持孔272aと貼付部271との間隔を大きく確保しなくても貼付部271が剥がれにくくなる。このため、保持孔272aと貼付部271との間隔を小さくすることができるので、ボルト80を薄板部材11等に対して保持することで落下を防止しながらも、曲折部273が無い場合に比べてボルト保持部材270の小型化を図ることができる。
また、本実施形態のボルト保持部材270によれば、切込部272bによって保持孔272aに連通される外縁274は、交点275aよりもボルト80の締結時の回転方向Rの上流側の部分である。このため、外縁に連通する切込部272bの形成位置の自由度を高めることができる。なお、切込部272bを外縁274に連通するよう形成する際は、ボルト80の締結回転によって切込部272bが方向F2に開かないように、保持部272を高剛性にすることが好ましい。
<第4の実施形態>
以下、本発明の第4の実施形態を、図6(a)を参照しながら詳細に説明する。尚、本実施形態では、第1の実施形態に比べて、ボルト保持部材370が異なるが、それ以外のボルト80や画像形成装置1の構成については第1の実施形態と同様であるので詳細な説明を省略する。また、本実施形態においても、ボルト保持部材370は、画像形成装置1に適用することには限られず、ボルトにより締結可能な対象物を含む製品等の全般に広く適用することができる。
本実施形態のボルト保持部材370は、薄板部材11に貼付される貼付部371と、ボルト80を保持する保持部372と、これら貼付部371及び保持部372の間に設けられる曲折部373とを備えている。貼付部371は、薄板部材11に対して、例えば両面テープ371aにより貼付される。曲折部373は、幅方向Wに並んだ例えば2つの透孔373a,373bを有している。
保持部372は、ボルト80の一部に嵌合してボルト80を保持可能に貫通した保持孔372aを有している。保持孔372aは長穴であって、短手寸法は、ねじ頭81の外径未満かつ座金84の外径未満であり、長手寸法は、ねじ頭81の外径以上、又は座金84の外径以上としている。
上述したボルト保持部材370にボルト80を装着する際は、ボルト80のねじ頭81又は座金84を保持孔372aに押し込む。ねじ頭81又は座金84が保持孔372aの周縁部を押圧することにより、ねじ頭81又は座金84が保持孔372aを通過して逃げ溝83が保持孔372aに入り込む。そして、保持部372がボルト80のねじ頭81と座金84との間に入り込んで、ボルト80が保持される。
上述したように本実施形態のボルト保持部材370によっても、第1の実施形態と同様に、保持孔372aと貼付部371との間隔を大きく確保しなくても貼付部371が剥がれにくくなる。このため、保持孔372aと貼付部371との間隔を小さくすることができるので、ボルト80を薄板部材11等に対して保持することで落下を防止しながらも、曲折部373が無い場合に比べてボルト保持部材370の小型化を図ることができる。
また、本実施形態のボルト保持部材370によれば、保持孔372aは長穴であって、短手寸法は、ねじ頭81の外径未満かつ座金84の外径未満であり、長手寸法は、ねじ頭81の外径以上、又は座金84の外径以上としている。このため、保持部372を弾性変形させることにより、ボルト80を保持部372に容易に組み込むことができる一方で、ボルト80の自重による保持部372からの落下を防止することができる。
<第5の実施形態>
以下、本発明の第5の実施形態を、図6(b)を参照しながら詳細に説明する。尚、本実施形態では、第1の実施形態に比べて、ボルト保持部材470が異なるが、それ以外のボルト80や画像形成装置1の構成については第1の実施形態と同様であるので詳細な説明を省略する。また、本実施形態においても、ボルト保持部材470は、画像形成装置1に適用することには限られず、ボルトにより締結可能な対象物を含む製品等の全般に広く適用することができる。
本実施形態のボルト保持部材470は、薄板部材11に貼付される貼付部471と、ボルト80を保持する保持部472と、これら貼付部471及び保持部472の間に設けられる曲折部473とを備えている。貼付部471は、薄板部材11に対して、例えば両面テープ471aにより貼付される。曲折部473は、幅方向Wに並んだ例えば2つの透孔473a,473bを有している。
保持部472は、ボルト80の一部に嵌合してボルト80を保持可能に貫通した保持孔472aを有している。保持孔172aには、切込部172bが連通して設けられている。切込部172bは、保持孔172aから保持部172の外縁474,475,476や透孔473a,473bまでは連通せず、保持部472の内部まで伸びている。
上述したボルト保持部材470にボルト80を装着する際は、ボルト80のねじ頭81又は座金84を保持孔472aに押し込む。ねじ頭81又は座金84が保持孔472aの周縁部を押圧することにより、切込部472bが開いて保持孔472aを変形し、ねじ頭81又は座金84が保持孔472a及び切込部472bを通過して逃げ溝83が保持孔472aに入り込む。そして、切込部472bが閉じて、保持部472がボルト80のねじ頭81と座金84との間に入り込んで、ボルト80が保持される。
上述したように本実施形態のボルト保持部材470によっても、第1の実施形態と同様に、保持孔472aと貼付部471との間隔を大きく確保しなくても貼付部471が剥がれにくくなる。このため、保持孔472aと貼付部471との間隔を小さくすることができるので、ボルト80を薄板部材11等に対して保持することで落下を防止しながらも、曲折部473が無い場合に比べてボルト保持部材470の小型化を図ることができる。
また、本実施形態のボルト保持部材470によれば、切込部472bは保持孔472aに連通するが、保持部472の外縁474,475,476には連通していない。このため、ボルト80の回転時に保持部472の外縁474,475,476に連通した切込部472bが開いてしまうことはなく、切込部472bが過剰に開いてしまった場合に保持孔472aに過負荷が作用して破損し易くなることを防止できる。
なお、上述した第1〜第5の実施形態のボルト保持部材70,170,270,370,470では、ボルト保持部材70,170,270,370,470が長方形の場合について説明したが、これには限られない。ボルト保持部材の形状としては、使用する場所に応じて、例えばL字形状等の折線状に折れ曲がった形状や、あるいは曲線状を適用してもよい。これらのようにボルト保持部材が直線状ではない場合は、曲折部及び保持部の幅方向は、例えば長手方向に沿ったそれぞれの中心線に直交する方向とする。
11…薄板部材(対象物)、70,170,270,370,470…ボルト保持部材、71,171,271,371,471…貼付部、72,172,272,372,472…保持部、72a,172a,272a,372a,472a…保持孔、72b,172b,272b,372b,472b…切込部、73,173,273,373,473…曲折部、73a,73b,173a,173b,273a,273b,373a,373b,473a,473b…透孔、74,174,274,374,474…上流側の外縁、75,175,275,375,475…先端側の外縁、76,176,276,376,476…下流側の外縁、80…ボルト(座金組込みねじ)、81…ねじ頭、84…座金、172c,272c…保持孔の中心、172d,272d…直交する直線、175a,275a…交点、W…幅方向。

Claims (9)

  1. 可撓性を有するシート状のボルト保持部材であって、
    対象物に貼付可能な貼付部と、
    ボルトの一部に嵌合して前記ボルトを保持可能な保持孔を有する保持部と、
    前記貼付部と前記保持部との間に設けられ、少なくとも前記保持部よりも低剛性で曲折可能な曲折部と、
    前記曲折部の幅方向に関する断面積が小さくなるように前記曲折部に設けられる透孔と、
    前記保持孔に連続して形成され、前記ボルトを嵌合するために前記保持孔を変形可能なスリット状の切込部であって、前記保持孔と前記曲折部の前記透孔とを連通する切込部と、を備える、
    ことを特徴とするボルト保持部材。
  2. 可撓性を有するシート状のボルト保持部材であって、
    対象物に貼付可能な貼付部と、
    ボルトの一部に嵌合して前記ボルトを保持可能な保持孔を有する保持部と、
    前記貼付部と前記保持部との間に設けられ、少なくとも前記保持部よりも低剛性で曲折可能な曲折部と、
    前記保持孔に連続して形成され、前記ボルトを嵌合するために前記保持孔を変形可能なスリット状の切込部と、を備え、
    前記切込部は、前記保持孔と前記保持部の外縁とを連通し、
    前記保持孔に連通される前記外縁は、前記保持孔の中心における前記保持部の幅方向に直交する直線と前記保持部の先端側の外縁との交点よりも前記ボルトの締結時の回転方向の下流側の部分である、
    ことを特徴とするボルト保持部材。
  3. 記曲折部の幅方向に関する断面積が小さくなるように前記曲折部に設けられる透孔をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項2記載のボルト保持部材。
  4. 前記ボルトは、座金組込みねじであり、
    前記保持孔は、前記座金組込みねじのねじ頭と座金との間に嵌合される、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のボルト保持部材。
  5. 前記保持孔は長穴であって、
    前記長穴の短手寸法は、前記ねじ頭の外径未満で、かつ前記座金の外径未満であり、
    前記長穴の長手寸法は、前記ねじ頭の外径以上、又は前記座金の外径以上である、
    ことを特徴とする請求項記載のボルト保持部材。
  6. 可撓性を有するシート状のボルト保持部材であって、
    対象物に貼付可能な貼付部と、
    ボルトの一部に嵌合して前記ボルトを保持可能な保持孔を有する保持部と、
    前記貼付部と前記保持部との間に設けられ、少なくとも前記保持部よりも低剛性で曲折可能な曲折部と、
    前記ボルトは、座金組込みねじであり、
    前記保持孔は、長穴であって、前記座金組込みねじのねじ頭と座金との間に嵌合され、
    前記長穴の短手寸法は、前記ねじ頭の外径未満で、かつ前記座金の外径未満であり、
    前記長穴の長手寸法は、前記ねじ頭の外径以上、又は前記座金の外径以上である、
    ことを特徴とするボルト保持部材。
  7. 前記曲折部の幅方向に関する断面積が小さくなるように前記曲折部に設けられる透孔をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項6記載のボルト保持部材。
  8. 少なくとも前記保持部は透過性を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のボルト保持部材。
  9. フレームを有する装置本体と、
    前記装置本体に設けられ、シート上に画像を形成する画像形成手段と、
    前記フレームに対して部材を締結するボルトと、
    前記ボルトを保持する請求項1乃至8のいずれか1項に記載のボルト保持部材と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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