JP6604419B1 - 酸素ルーム - Google Patents

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Abstract

【課題】車椅子の利用者が利用し易い酸素ルームを提供する。【解決手段】本発明における酸素ルーム1は、利用者を内部に収容可能な収容部2と、収容部2に形成された開口部3と、収容部の内部に酸素を供給する気圧制御ユニット6、及び濃縮酸素装置7と、収容部の内部方向に可動することにより、開口部3を開放可能な扉部4と、扉部4の可動範囲の下方に設けられ、車椅子の利用者を昇降するための昇降機10を備えている。これにより、車椅子の利用者が入室や、退室が容易となるので、車椅子の利用者が利用することが可能な酸素ルームを提供することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、酸素ルームに関するものである。
従来では、利用者を収容する収容部の内部の気圧を標準気圧以上に加圧する酸素ルームが知られている(例えば、特許文献1)。このような酸素ルームは、収容部の内部の気圧を標準気圧以上に加圧することにより、利用者の怪我の早期回復や、認知症の治療等の効果を期待することができる。
実用新案登録3214036号
このような酸素ルームは、利用者の怪我の早期回復や、認知症の治療等の効果が期待できることから、高齢者や、怪我をした者が利用することが考えられる。ここで、高齢者や、怪我をした者は、身体が不自由である場合が多く、車椅子を利用している者も少なくない。このため、身体が不自由である高齢者や、怪我をした者が酸素ルームを利用する場合には、車椅子に乗った状態で入室する必要がある。
しかしながら、酸素ルームには、入り口に段差が設けられている場合が多く、身体が不自由である高齢者や、怪我をした者が車椅子に乗った状態で、酸素ルームを利用することは困難である。
本発明は、このような問題点に鑑み、車椅子の利用者が利用し易い酸素ルームを提供することを目的とする。
このような課題を解決するために、本発明に係る酸素ルームは、利用者を内部に収容可能な金属製の収容部と、前記収容部に形成された開口部と、前記収容部の内部の気圧を制御する気圧制御部と、前記収容部の内部方向に可動することにより、前記開口部を開放可能な扉部と、前記収容部の内部であって、前記扉部の可動範囲の下方に設けられ、車椅子の利用者を昇降するための昇降機と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る酸素ルームにおいて、前記収容部は、利用者が内部に滞在するための床部を備えており、前記昇降機は、利用者が乗るための昇降台と、前記昇降台を上昇させるための操作を受け付ける上昇操作受付部と、前記昇降台を下降させるための操作を受け付ける下降操作受付部と、を備えており、前記昇降台は、前記下降操作受付部により前記昇降台を下降させるための操作が受け付けられた場合には、前記床部と略水平になる位置まで下降され、前記上昇操作受付部により前記昇降台を上昇させるための操作が受け付けられた場合には、前記床部よりも高い位置まで上昇されることを特徴とする。
本発明によれば、車椅子の利用者が利用し易い酸素ルームを提供することができる。
酸素ルームの外観斜視図の一例を示す図である。 収容部の内部構造の一例を示す図である。 昇降機の各構成の一例を示す図である。 酸素ルームの断面図の一例を示す図である。 酸素ルームの入室態様の一例を示す図である。 酸素ルームの退室態様の一例を示す図である。 第2実施形態における酸素ルームの外観斜視図の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
(第1実施形態)
図1〜図6を用いて、本発明における第1実施形態について説明を行う。
(酸素ルーム1の外観斜視図)
まず、図1を用いて、本発明における酸素ルーム1の構成について具体的に説明を行う。なお、図1は、開口部3が開放された状態の酸素ルーム1の外観斜視図である。
(酸素ルーム1)
本発明における酸素ルーム1は、収容部2と、気圧制御ユニット6と、濃縮酸素装置7により構成される。
(収容部2)
収容部2は、収容部2の底面に設けられている板状の底面板と、収容部2の正面視左側面に設けられている板状の左側面板と、収容部2の正面視右側面に設けられている板状の右側面板と、収容部2の正面側に設けられている板状の正面板と、収容部2の背面側に設けられている板状の背面板と、収容部2の天井側に設けられている板状の天井板とにより構成されており、溶接、ビス止め等により結合されることで箱形状に形成されている。また、収容部2は、酸素ルーム1を利用する利用者を収容可能な空間を内部に有している。
また、収容部2の材質は、強度に優れた金属製(例えば、鋼、鉄)となっている。これにより、収容部2の耐重圧性、耐衝撃性が向上するので、収容部2の内部にいる利用者の安全性が向上する。なお、収容部2の材質は、強度に優れた材質であればどのような材質であってもよい。
ここで、本実施形態において、天井板には、天井板を補強するための金属製の天井板補強柱が格子状に設けられている。これにより、例えば、地震等で鉄筋や鉄骨構造物が上方から衝突した際であっても、鉄筋や鉄骨構造物が天井板に衝突する前に、天井板補強柱に衝突することとなるので、酸素ルーム1の安全性が向上する。なお、天井板補強柱は、溶接、ビス止め等により天井板と結合される。
同様に、正面板には、正面板を補強するための金属製の正面板補強柱が格子状に設けられており、底面板には、底面板を補強するための金属製の底面板補強柱が格子状に設けられている。
また、本実施形態において、右側面板には、右側面板を補強するための金属製の右側面板補強柱が設けられている。これにより、例えば、地震等で鉄筋や鉄骨構造物が右側から衝突した際であっても、鉄筋や鉄骨構造物が右側面板に衝突する前に、右側面板補強柱に衝突することとなるので、酸素ルーム1の安全性が向上する。なお、右側面板補強柱は、溶接、ビス止め等により右側面板と結合される。
同様に、左側面板には、左側面板を補強するための金属製の左側面板補強柱が設けられており、背面板には、背面板を補強するための金属製の背面板補強柱が設けられている。
なお、天井板補強柱、正面板補強柱、底面板補強柱、右側面板補強柱、左側面板補強柱、及び背面板補強柱を総称して「補強柱」という。
ここで、本実施形態において、収容部2は、奥行き(D)が120cm、幅(W)が260cm、高さ(H)が150cm程度の大きさとなっており、酸素ルーム1の利用者を複数人収容可能となっているが、収容部2の大きさは、少なくとも1人の利用者を収容可能な大きさであればどのような大きさであってもよい。なお、収容部2の内部には、気圧制御ユニット6に設けられている後述の受話器6bと通話可能な受話器(図示せず)が設けられている。
(開口部3)
開口部3は、収容部2の正面板に設けられており、酸素ルーム1の利用者が収容部2の内部に出入り可能な大きさにより形成されている。ここで、開口部3の大きさは、利用者が出入り可能な大きさであれば、どのような大きさであってもよい。また、開口部3が設けられる位置は、正面板ではなく、他の位置に設けられていてもよい。例えば、開口部が左側面板や、右側面板、背面板、天井板に設けられていてもよい。
(扉部4)
扉部4は、収容部2の正面板に設けられており、開口部3を開放可能、及び閉塞可能に設けられている。具体的には、扉部4は、収容部2の内部方向に可動することにより開口可能となっている。ここで、本実施形態における扉部4の大きさは、開口部3よりも大きい。また、扉部4が設けられる位置は、開口部3が設けられている位置に合わせて、別の位置に設けられていてもよい。なお、本実施形態において、扉部4は、開き戸となっているが、これに限定されることはなく、例えば、引き戸や、折れ戸であってもよい。
(窓部5)
窓部5は、収容部2の正面板に設けられており、収容部2の外部から収容部2の内部を視認可能とするために設けられている。また、窓部5を設けることにより、収容部2の内部にいる利用者の閉塞感を軽減することができる。ここで、窓部5は、正面板以外の位置(例えば、左側面板、右側面板、背面板)に設けられていてもよく、複数設けられていてもよい。なお、窓部5の大きさは、どのような大きさであってもよい。
(気圧制御ユニット6)
気圧制御ユニット6は、収容部2や、濃縮酸素装置7と接続されており、収容部2の内部の気圧を制御するために設けられている。また、気圧制御ユニット6は、気圧制御ユニット6に電力を供給するための気圧制御ユニット用電源ボタン6aと、収容部2の内部にいる利用者と通話可能な受話器6bと、収容部2の内部の気圧を制御するための操作を検出する制御パネル6cを有している。
(濃縮酸素装置7)
濃縮酸素装置7は、気圧制御ユニット6と接続されており、濃縮酸素装置7に電力を供給するための濃縮酸素装置用電源ボタン7aと、濃縮酸素装置7の内部に設けられており、空気中の窒素、及び二酸化炭素を取り除くためのゼオライト(図示せず)を有している。
(酸素ルーム1の利用方法)
ここで、酸素ルーム1の利用方法について説明を行う。まず、気圧制御ユニット用電源ボタン6aと、濃縮酸素装置用電源ボタン7aを操作することにより、気圧制御ユニット6と、濃縮酸素装置7の電源をONにする。次に、制御パネル6cを操作することにより、気圧制御ユニット6から濃縮酸素装置7に対して収容部2の内部の気圧を制御する制御信号が送信されることとなる。また、濃縮酸素装置7は、外気を取り込み、この取り込んだ外気から、ゼオライトにより窒素、及び二酸化炭素を取り除くことにより、濃度の濃い酸素を精製し、濃度の濃い酸素を気圧制御ユニット6に供給する。そして、気圧制御ユニット6は、濃縮酸素装置7から供給された濃度の濃い酸素を、収容部2の内部に供給する処理を行う。これらにより、収容部2の内部の気圧が制御されることとなる。なお、この後、利用者は、扉部4を開いて収容部2の内部に入り、扉部4を閉めることで酸素ルーム1を利用することとなる。
(外側酸素排出弁8)
外側酸素排出弁8は、正面板に設けられており、収容部2の内部の酸素を排出するために設けられている。ここで、収容部2の外側から外側酸素排出弁8を操作することにより、収容部2の内部の酸素を排出することができる。
(内側酸素排出弁9)
内側酸素排出弁9は、正面板に設けられており、外側酸素排出弁8と同様に、収容部2の内部の酸素を排出するために設けられている。ここで、利用者は、収容部2の内部から内側酸素排出弁9を操作することにより、収容部2の内部の酸素を排出することができる。
(収容部2の内部構造図)
次に、図2を用いて、収容部2の内部構造の説明を行う。なお、図2は、収容部2の内部構造図である。
(昇降機10)
昇降機10は、昇降台11と、リンクフレーム12と、ベースフレーム13と、手摺り14と、フットポンプ15とにより構成されている。また、昇降機10は、扉部4の可動範囲の下方に設けられている。なお、昇降機10については、図3を用いて詳述する。
(昇降機10の各構成)
次に、図3を用いて、昇降機10の各構成について説明を行う。なお、図3は、昇降機10の各構成を示す図である。
(昇降台11)
昇降台11は、矩形であって、車椅子の利用者を昇降するための台である。ここで、具体的には後述するが、昇降台11は、扉部4を開放した場合であっても、扉部4と昇降台11とが当接することはない。
(リンクフレーム12)
リンクフレーム12は、昇降台11と、ベースフレーム13とに取り付けられ、昇降台11を上昇、及び下降するために設けられている。
(ベースフレーム13)
ベースフレーム13は、昇降台11の下方に設けられており、リンクフレーム12に取り付けられている。
(手摺り14)
手摺り14は、昇降台11に取り付けられており、車椅子の利用者が酸素ルーム1に入室する際に掴まるために設けられている。ここで、手摺り14は、扉部4を開放したときに、扉部4と当接しない位置に設けられている。具体的には、手摺り14は、正面視右側に取り付けられているが、これに限定されることはなく、奥側に取り付けることも可能である。
(フットポンプ15)
フットポンプ15は、昇降台11を上昇、及び下降させるために設けられている。ここで、フットポンプ15は、ペダル16と、油圧ホース17と、油圧シリンダ18と、ロック解除レバー19とにより構成されている。
(ペダル16)
ペダル16は、昇降台11を上昇させる操作を行うために設けられている。具体的には、ペダル16が踏み込まれると、油圧ホース17や、油圧シリンダ18を介して昇降台11が上昇することとなる。
(油圧ホース17)
油圧ホース17は、ペダル16と、油圧シリンダ18とを接続するために設けられている。
(油圧シリンダ18)
油圧シリンダ18は、リンクフレーム12に取り付けられており、油圧ホース17と接続されている。また、油圧シリンダ18は、昇降台11を上昇させるために設けられている。
(ロック解除レバー19)
ロック解除レバー19は、昇降台11を下降させるために設けられている。ここで、ロック解除レバー19が正面視右方向に操作されることで、上昇している昇降台11が下降されることとなる。
(酸素ルーム1の断面図)
次に、図4を用いて、酸素ルーム1の断面図の説明を行う。なお、図4は、酸素ルーム1の断面図である。
(パッキン20)
パッキン20は、収容部2の内部であって、開口部3の周縁に取り付けられている。また、パッキン20は、収容部2の内部の酸素が収容部2の外部に漏れてしまうことを防止するために設けられている。なお、パッキン20の材質は、シリコンゴム等のゴムや、ポリアミド、ポリエチレン等の樹脂からなる。
(スロープ21)
スロープ21は、車椅子の利用者が収容部2の内部に入室するために用いられる。ここで、本実施形態において、スロープ21は、酸素ルーム1とは別体に設けられている。
(床部22)
床部22は、収容部2の内部に設けられており、酸素ルーム1の利用者が滞在するために設けられている。また、床部22の高さh1は、昇降機10の昇降台11を下降させたときの高さ、より具体的には、昇降台11の高さh2と、ベースフレーム13の高さh3とを合わせた高さと略同等となっている。これにより、昇降台11を下降させたときには、昇降台11と、床部22とが略水平となる。なお、床部22の材質は、適宜設定可能である。
ここで、酸素ルーム1は、収容部2の内部の酸素が外部に漏れてしまうことを防止するために、収容部2の内部、より具体的には、収容部2の内部であって、開口部3の周縁にパッキン20を取り付ける必要がある。また、収容部2の内部の酸素が外部に漏れてしまうことを防止するためには、扉部4とパッキン20とが当接する必要がある。このため、扉部4の大きさは、開口部3よりも大きくする必要がある。そうすると、収容部2の下部には、所定の高さが必要となる。
そして、酸素ルーム1は、収容部2の下部に所定の高さが必要となることから段差が生じることとなる。このため、車椅子の利用者が収容部2の内部に入室するためには、スロープ21を用いて入室する必要がある。
一方で、収容部2の内部は、できる限り広い方が利用者にとって快適である。ここで、収容部2の床部22を上述した所定の高さよりも低くすることで、酸素ルーム1の設置スペースを広くすることなく、収容部2の内部スペースを広くすることができる。
しかしながら、床部22を低くすると、収容部2に入室する際に、段差が生じてしまうので、車椅子の利用者が入室した後、床部22に移動し難いという問題点が生じてしまう。
これに対して、本実施形態における酸素ルーム1は、昇降機10を備えているので、車椅子の利用者であっても利用し易くなる。
また、本実施形態における酸素ルーム1は、昇降台11を上昇させたときに、収容部2の下部の所定の高さと、昇降台11の高さとが略同等となるので、車椅子の利用者が収容部2に入室することが容易となる。一方で、昇降台11を下降させたときに、昇降台11と、床部22とが略水平となるので、車椅子の利用者が収容部2に入室した後、床部22に移動することが容易となる。
また、昇降機10は、車椅子の利用者が昇降するために設けられているので、扉部4の近傍に設けられていることが望ましい。しかしながら、扉部4の可動範囲は、収容部2の内部方向に開放されることとなるので、扉部4を開放したときに、昇降機10と当接してしまうという問題点がある。
これに対して、本実施形態における昇降機10は、昇降台11が上昇したときに、収容部2の下部の所定の高さと、昇降台11の高さとが略同等となるので、扉部4を開放したときであっても昇降機10と当接することはない。
(酸素ルーム1の入室態様)
次に、図5を用いて、酸素ルーム1の入室態様の説明を行う。なお、図5は、酸素ルーム1の入室態様を示す図である。
車椅子の利用者が、酸素ルーム1の収容部2に入室する場合には、まず、図5(A)に示すように、昇降機10の昇降台11を上昇させる。具体的には、フットポンプ15のペダル16が踏み込まれることにより、昇降台11が上昇することとなる。
次に、図5(B)に示すように、車椅子の利用者は、スロープ21を用いて、収容部2の内部に入室する。具体的には、車椅子の利用者は、収容部2の内部に入室し、昇降台11の上に乗ることとなる。なお、スロープ21を用いることで、昇降台11に乗る際に段差を感じることなく乗ることができる。
次に、図5(C)に示すように、車椅子の利用者が収容部2の内部に入室した状態、より具体的には、昇降台11に乗った状態において、フットポンプ15のロック解除レバー19を正面視右方向に操作することにより、昇降台11が下降する。
(酸素ルーム1の退室態様)
次に、図6を用いて、酸素ルーム1の退室態様の説明を行う。なお、図6は、酸素ルーム1の退室態様を示す図である。
車椅子の利用者が、酸素ルーム1の収容部2から退室する場合には、まず、図6(A)に示すように、車椅子の利用者は、昇降台11の上に乗ることとなる。
次に、図6(B)に示すように、車椅子の利用者が昇降台11に乗った状態において、昇降機10の昇降台11を上昇させる。具体的には、フットポンプ15のペダル16が踏み込まれることにより、昇降台11が上昇することとなる。
次に、図6(C)に示すように、車椅子の利用者は、スロープ21を用いて、収容部2から退室する。なお、スロープ21を用いることで、昇降台11から降りる際に段差を感じることなく退室することができる。
(第2実施形態)
次に、図7を用いて、第2実施形態における酸素ルーム1の説明を行う。なお、図7は、第2実施形態における酸素ルーム1の外観斜視図である。
第2実施形態における酸素ルーム1は、収容部2に対して、スロープ21が取り付けられている。具体的には、収容部2には、スロープ21を取り付けるための第1取付部(図示せず)が設けられている。
一方で、スロープ21には、収容部2に取り付けるための第2取付部(図示せず)が設けられている。そして、収容部2に設けられた第1取付部と、スロープ21に設けられた第2取付部とにより、スロープ21が収容部2に取り付けられることとなる。
なお、第1取付部と、第2取付部との取り付け方については、適宜設定可能である。例えば、スロープ21が収容部2に溶着されることにより取り付けられることとしてもよいし、第1取付部と、第2取付部とが係止されることにより取り付けられることとしてもよい。
(その他の実施形態)
以下において、その他の実施形態について説明を行う。
上記の各実施形態においては、ペダル16を踏み込むことにより、昇降台11が上昇することとなっているが、扉部4が開放している状態において、ペダル16が踏み込まれた場合には、昇降台11が上昇しないようにすることとしてもよい。
具体的には、扉部4が開放していることを検知するセンサを設け、このセンサは、扉部4が開放していることを検知した場合に、扉部4が開放している旨の情報を有する信号をフットポンプ15に対して送信する。一方で、扉部4が閉塞している場合には、フットポンプ15に対して信号が送信されることはない。
そして、フットポンプ15が信号を受信している状態において、ペダル16が踏み込まれた場合には、ペダル16が踏み込まれたとしても、昇降台11が上昇させることはない。また、フットポンプ15が信号を受信していない状態において、ペダル16が踏み込まれた場合には、昇降台11が上昇することとなる。これにより、扉部4と昇降台11とが衝突することを防止することができる。
一方で、フットポンプ15が信号を受信している状態において、ロック解除レバー19が操作された場合には、昇降台11が下降することとなる。同様に、フットポンプ15が信号を受信していない状態において、ロック解除レバー19が操作された場合にも、昇降台11が下降することとなる。これは、昇降台11が下降しても、扉部4と衝突することがないためである。
また、上記の各実施形態においては、フットポンプ15により昇降台11の上昇、下降を行うこととしているが、リモコンにより昇降台11の上昇、下降を行うこととしてもよい。
具体的には、昇降台11を上昇させるための上昇ボタンと、昇降台11を下降させるための下降ボタンとをリモコンに設け、上昇ボタンが操作された場合には、昇降台11を上昇させ、下降ボタンが操作された場合には、昇降台11を下降させる。
また、上記の各実施形態においては、油圧シリンダ18を用いて昇降台11を昇降させることとしているが、これに限定されることはなく、例えば、昇降台11の昇降について、電動式を採用することもできる。
このように、本発明によれば、扉部4の可動範囲の下方に昇降機10を備えている。これにより、車椅子の利用者の入室や、退室が容易となるので、車椅子の利用者が利用することが可能な酸素ルームを提供することができる。
また、本発明によれば、ロック解除レバー19が操作されることで、昇降台11が下降される。そして、昇降台11が下降されると、昇降台11と床部22とが略水平となる。これにより、昇降台11に乗っている車椅子の利用者が昇降台11から降り易くなる。
なお、本実施形態において、「収容部2」は、本発明の「収容部」を構成する。
また、本実施形態において、「開口部3」は、本発明の「開口部」を構成する。
また、本実施形態において、「気圧制御ユニット6」は、本発明の「気圧制御部」を構成する。
また、本実施形態において、「扉部4」は、本発明の「扉部」を構成する。
また、本実施形態において、「昇降機10」は、本発明の「昇降機」を構成する。
また、本実施形態において、「床部22」は、本発明の「床部」を構成する。
なお、本実施形態において、「昇降台11」は、本発明の「昇降台」を構成する。
なお、本実施形態において、「ペダル16」は、本発明の「上昇操作受付部」を構成する。
なお、本実施形態において、「ロック解除レバー19」は、本発明の「下降操作受付部」を構成する。
なお、本発明の実施について図面を用いて説明したが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。また、各図面で示した実施形態は、その目的及び構成等に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、各図面の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図面を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
1 酸素ルーム
2 収容部
3 開口部
4 扉部
5 窓部
6 気圧制御ユニット
6a 気圧制御ユニット用電源ボタン
6b 受話器
6c 制御パネル
7 濃縮酸素装置
7a 濃縮酸素装置用電源ボタン
8 外側酸素排出弁
9 内側酸素排出弁
10 昇降機
11 昇降台
12 リンクフレーム
13 ベースフレーム
14 手摺り
15 フットポンプ
16 ペダル
17 油圧ホース
18 油圧シリンダ
19 ロック解除レバー
20 パッキン
21 スロープ
22 床部

Claims (2)

  1. 利用者を内部に収容可能な金属製の収容部と、
    前記収容部に形成された開口部と、
    前記収容部の内部の気圧を制御する気圧制御部と、
    前記収容部の内部方向に可動することにより、前記開口部を開放可能な扉部と、
    前記収容部の内部であって、前記扉部の可動範囲の下方に設けられ、車椅子の利用者を昇降するための昇降機と、
    を備えたことを特徴とする酸素ルーム。
  2. 前記収容部は、
    利用者が内部に滞在するための床部を備えており、
    前記昇降機は、
    利用者が乗るための昇降台と、
    前記昇降台を上昇させるための操作を受け付ける上昇操作受付部と、
    前記昇降台を下降させるための操作を受け付ける下降操作受付部と、
    を備えており、
    前記昇降台は、
    前記下降操作受付部により前記昇降台を下降させるための操作が受け付けられた場合には、前記床部と略水平になる位置まで下降され、
    前記上昇操作受付部により前記昇降台を上昇させるための操作が受け付けられた場合には、前記床部よりも高い位置まで上昇されることを特徴とする請求項1に記載の酸素ルーム。
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