JP6603877B2 - キャリアテープの部品検出装置および部品供給装置 - Google Patents

キャリアテープの部品検出装置および部品供給装置 Download PDF

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Description

本発明は、キャリアテープの収納部に収納された部品を検出するキャリアテープの部品検出装置およびキャリアテープを搬送して部品装着装置に部品を供給する部品供給装置に関するものである。
基板に部品を装着する部品装着装置における部品供給装置として、部品をポケット状の収納部に収納したキャリアテープの形態で供給するテープフィーダが多用されている。キャリアテープはリールに所定長さで巻回収納された状態でセットされ、テープフィーダによって部品取り出し位置まで搬送されたキャリアテープから部品装着装置の装着ヘッドによって電子部品が取り出される。そして1つのリールに収納されたキャリアテープが全て引き出されて部品切れとなると、新たなリールをセットして次のキャリアテープを追加供給するリール交換が行われる。
このリール交換に際しては、最後の電子部品が取り出された先行するキャリアテープを送り出す「空テープ排出」や、後続して供給されるキャリアテープの先頭部品を部品取り出し位置に送る「頭出し」が行われる。このようなリール交換に伴う処理に際しては、キャリアテープの収納部内における部品の有無を検出する必要があるため、従来より部品有無を検出するための部品検出センサを備えたテープフィーダが知られている(例えば特許文献1、2参照)。これらの特許文献例に示す先行技術では、キャリアテープの搬送経路に配置され発光部および受光部を備えた光学センサによって、キャリアテープの収納部における部品の有無を判定するようにしている。
特表2005−539370号公報 特開2015−76447号公報
しかしながら上述の先行技術例を含め、光学センサによって部品の有無を検出する従来技術には、以下に述べるような難点があった。すなわちテープフィーダによる供給対象となる部品の種類やサイズは様々であり、キャリアテープにおいて部品のキャリアとして用いられるテープについても、小型部品用の紙テープや大型部品をエンボス部内に収納するエンボステープなど多くの種類がある。このため、テープフィーダにはこれら多種類のキャリアテープを供給対象とすることが可能な汎用性が求められる。
ところが、このような種類やサイズが異なる部品を収納した多種類のキャリアテープを対象として、光学センサを用いて収納部内における部品の有無を検出するに際しては、部品検出精度に関して以下のような課題がある。すなわち、多種類のキャリアテープを対象とする場合には、キャリアテープの厚みには部品の品種によって大きな差があるため、光学センサにおける発光部と受光部との間隔はエンボステープなど最大厚みのキャリアテープを対象として設定せざるを得ない。このため、微小部品を収納した薄型のキャリアテープを対象とする場合には、光学センサ内におけるキャリアテープの厚み方向における位置が安定せず、結果として部品検出精度が不安定となるという課題があった。
そこで本発明は、供給対象の部品の品種や厚み、部品を収納するキャリアテープの種類、テープ厚みの相違にかかわらず、収納部における部品の有無を安定して検出することができるキャリアテープの部品検出装置および部品供給装置を提供することを目的とする。
本発明のキャリアテープの部品検出装置は、キャリアテープに一定間隔で形成された収納部に収納された部品を検出するキャリアテープの部品検出装置であって、前記キャリアテープが搬送される搬送路と、前記搬送路を通過する前記キャリアテープ内の部品を検出する部品検出部と、前記搬送路内の前記キャリアテープを前記部品検出部に押し当てるテープ付勢機構とを備えた。
本発明の部品供給装置は、キャリアテープに一定間隔で形成された収納部に収納された部品を部品装着装置による部品取出位置まで搬送する部品供給装置であって、前記部品取出位置まで前記キャリアテープを案内する搬送路が設けられた本体部と、前記搬送路内の前記キャリアテープを前記部品取出位置へ搬送するテープ搬送部と、前記搬送路を通過する前記キャリアテープ内の部品を検出する部品検出部と、前記搬送路内の前記キャリアテープを前記部品検出部に押し当てるテープ付勢機構とを備えた。
本発明によれば、供給対象の部品の品種や厚み、部品を収納するキャリアテープの種類、テープ厚みの相違にかかわらず、収納部における部品の有無を安定して検出することができる。
本発明の一実施の形態の部品供給装置が使用される部品装着装置の斜視図 本発明の一実施の形態の部品供給装置の斜視図 本発明の一実施の形態の部品供給装置の構成説明図 本発明の一実施の形態のキャリアテープの部品検出装置の構成説明図 本発明の一実施の形態の部品供給装置におけるキャリアテープの搬送路の断面形状の説明図 本発明の一実施の形態のキャリアテープの部品検出装置における部品検出部の構成を示す断面図 本発明の一実施の形態のキャリアテープの部品検出装置における部品検出の説明図 本発明の一実施の形態のキャリアテープの部品検出装置における部品検出の説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1を参照して、部品装着装置1の構成および機能を説明する。図1において、基台1aの上面には、X方向(基板搬送方向)に基板搬送機構2が配設されている。基板搬送機構2は上流側装置(図示省略)から部品装着作業の対象となる基板3を受け取って、部品装着装置1における装着作業位置まで搬送して位置決め保持する。
基板搬送機構2の両側方には部品供給部4が配置されており、部品供給部4にはそれぞれ複数のテープフィーダ5が並設されている。テープフィーダ5は、部品装着装置1において装着される部品を供給する部品供給装置であり、キャリアテープ11(図3、図7参照)に一定間隔で形成された収納部20a(図8参照)に収納された部品Pを、以下に説明する装着ヘッド9による部品取出位置(図2に示す部品取出位置12参照)まで搬送する機能を有している。
なお、本実施の形態に示すテープフィーダ5では、厚みの薄い紙テープより成り小型の部品Pを供給するキャリアテープ11(図7(a)参照)やエンボス部内に大型の部品Pを収納し大きい厚みを有するキャリアテープ11A(図7(b)参照)が用いられ、これらのキャリアテープ11,11Aが部品検出の対象となる。以下の記述においては、キャリアテープを総称する場合には単にキャリアテープ11と記述し、テープ種類を区別する場合にはキャリアテープ11,キャリアテープ11Aとを対比させて記述する。
部品装着装置1においてX方向の両端部に配設された1対のフレーム部材6の上面には、それぞれY軸移動テーブル7がY方向に配設されている。Y軸移動テーブル7の間にはX軸移動テーブル8がY方向に移動自在に架設されており、X軸移動テーブル8には装着ヘッド9がX方向への移動が自在に装着されている。装着ヘッド9は下面に複数の吸着ノズル9aを備えており、Y軸移動テーブル7、X軸移動テーブル8を駆動することにより装着ヘッド9はXY方向に移動する。これにより、装着ヘッド9は、テープフィーダ5の部品取出位置12に位置決めされた収納部20aから部品Pを取り出して基板3に装着する。
次に図2、図3を参照して、テープフィーダ5の構成および機能を説明する。図2において、テープフィーダ5は、本体部5aおよび本体部5aの下面から下方に凸設された装着部5bならびに本体部5aの側面を覆うカバー5cを備えた構成となっている。図3はカバー5cを取り除いたテープフィーダ5の正面図を概念的に示している。本体部5aの下面を部品装着装置1のフィーダベース(図示省略)に沿わせて装着した状態では、テープフィーダ5は装着部5bによってフィーダベースに固定装着されるとともに、テープフィーダ5においてテープ送りなどの制御を行うフィーダ制御部が、部品装着装置1の装置制御部(図示省略)と接続される。
本体部5aの内部には、テープフィーダ5内に取り込まれたキャリアテープ11が搬送される搬送路10が設けられている。搬送路10は、テープフィーダ5におけるテープ送り方向の上流側(図1において左側)の端部に開口しキャリアテープ11を挿入する挿入口10aから、装着ヘッド9による部品取出位置12まで延びて設けられている。搬送路10は本体部5aに形成された搬送溝部5dとこれを覆うカバー5cとでトンネル状の細長い搬送空間10dを形成した構成となっている(図5参照)。搬送路10において挿入口10aに近接した上流側には、フィードモータ(図示省略)によって回転駆動されるフィードスプロケット13aを備えた送り部13が配置されている。
送り部13は、挿入口10aから搬送路10へ挿入されたキャリアテープ11を部品取出位置12に向かって搬送する機能を有している。挿入口10aから搬送路10へキャリアテープ11が挿入されると送り穴20b(図8参照)がフィードスプロケット13aと係合し、この係合を検出することによりフィードモータが駆動されてキャリアテープ11が下流側へテープ送りされる。送り部13には、テープ待機機構(図示省略)が付随して設けられている。これにより、先行して送られて部品取り出しの対象となっているキャリアテープ11のテープ送りが継続している状態において、追加して挿入口10aから挿入された次のキャリアテープ11を、所定のテープ送りタイミングとなるまで待機させることができるようになっている。
搬送路10において部品取出位置12の直近の上流側には、同一の駆動源によって駆動される第1スプロケット16a 、第2スプロケット16bの2つのスプロケットを有するテープ搬送部16が配設されている。テープ搬送部16は、第1スプロケット16a、第2スプロケット16bに係合したキャリアテープ11をピッチ送りすることにより、部品取出位置12に向かって搬送されたキャリアテープ11の収納部20aを、部品取出位置12に位置決めするとともに、部品取出位置12にて部品Pが取り出された後の空のキャリアテープ11を外部に搬出する機能を有している。
テープ搬送部16の上方はカバー部材17によって覆われており、カバー部材17の裏面には、カバーテープ処理部18が配設されている。テープ搬送部16によってテープ送りされるキャリアテープ11は、部品取出位置12の上流側でカバーテープ処理部18の剥離爪によってカバーテープ21が剥離され、もしくは切り刃によってカバーテープ21が切り開かれ、収納部20aに収納された部品Pが露呈された状態となる。これにより、部品取出位置12に送られた収納部20aから、部品実装装置に備えられた装着ヘッド9によって部品Pをピックアップすることが可能となる。
すなわち、本実施の形態においては、搬送路10にはキャリアテープ11の収納部20aを覆うカバーテープ21を剥離もしくは切り開いて収納部20aの部品Pを露出させるカバーテープ処理部18を設けており、部品検出部15をカバーテープ処理部18よりも上流に設けた構成となっている。搬送路10においてテープ搬送部16の上流側には、搬送路10を通過するキャリアテープ11内の部品Pを検出する部品検出部15が備えられている。
搬送路10には、部品検出部15の上流側において本体部5aの上面に開口した手差し挿入口10bが設けられている。手差し挿入口10bは、テープフィーダ5へのキャリアテープ11の供給において、手差しによってキャリアテープ11を供給する場合に、挿入口10aからの挿入に替えて用いられるものである。
次に図4を参照して、搬送路10に配置された部品検出部15の構成を説明する。図4に示すように、部品検出部15は発光部40によって発光された光を検出する受光部30である。すなわち部品検出部15としての受光部30は、発光部40の発光素子42によって発光された検出用の光を受光素子33によって検出することにより、搬送路10を通過するキャリアテープ11の収納部20aにおける部品Pの有無を検出する。
受光部30と発光部40とは搬送路10を挟んで配置されており、受光部30は検出対象のキャリアテープ11においてカバーテープ21が貼着された上面側に位置するように配置されている。部品検出時には、搬送路10内のキャリアテープ11はバネ部材43(圧縮バネ)によって上方に付勢される発光部40の発光ブロック41(図6参照)を介して、部品検出部15としての受光部30に対して押し当てられる。
すなわちバネ部材43および発光ブロック41は、搬送路10内のキャリアテープ11を部品検出部15としての受光部30に押し当てるテープ付勢機構を構成する。そしてこの構成において搬送路10と部品検出部15および前述のテープ付勢機構とは、キャリアテープ11に一定間隔で形成された収納部20aに収納された部品Pを検出するキャリアテープの部品検出装置19を構成する。
搬送路10内のキャリアテープ11を受光部30に押し当てるテープ付勢機構を備えることにより、搬送路10に沿って搬送されるキャリアテープ11は、常にカバーテープ21が貼着された上面側を受光部30の下面の接触部34に接触させた状態で搬送される。これにより、部品の有無の検出を安定して行うことができるようになっている。なお、テープ付勢機構としては搬送路10内のキャリアテープ11を上方に付勢することが可能な機構であれば、バネ部材43以外を付勢手段として用いた構成とすることもできる。またここに示す例ではテープ付勢機構によってキャリアテープ11の上面を受光部30の下面の接触部34に接触させる例を示しているが、キャリアテープ11の上面を接触部34に直接接触させず、僅かな隙間を保って近接させるように構成してもよい。
ここで、図4におけるA−A断面を示す図5を参照して、搬送路10の断面構成を説明する。図5において、本体部5aには搬送路10の配置経路に従って搬送溝部5dが凸設されている。搬送溝部5dはキャリアテープ11を搬送するための搬送空間10dが形成された下部5eおよび搬送空間10dを上方から覆う上部5fを備えており、下部5eの端部には上方に突出した側部5gが設けられている。また搬送空間10dの本体部5a側の上端部には溝部10eが設けられている。側部5gの上面5hおよび溝部10eの底面5iは同一高さレベルにあり、キャリアテープ11を搬送する際には、キャリアテープ11の両側端部は側部5gの上面5h、溝部10eの底面5iの上方の空間を通過する(図8参照)。
次に、図4におけるB−B断面を示す図6を参照して、部品検出部15の構成および機能を説明する。図6において、発光部40は下部41aおよび上部41bを有する中空の発光ブロック41を主体としている。下部41aの上面には発光素子42が発光面を上向きにして配設されており、上部41bには開口部41cが貫通して設けられている。発光素子42を作動させることにより、発光された光は開口部41cを介して上側の受光部30に対して照射される。
上部41bの両側端には上方に突出した側端部41dが設けられている。側端部41dの上面41eは、部品検出部15に搬送されたキャリアテープ11の両側端部の裏面を下方から支持する支持面として機能する。上面41eの上流側はテーパ状にカットされてキャリアテープ11をガイドするガイド面41f(図4参照)となっている。
受光部30は上部31aおよび下部31bの間に空間を有する中空の受光ブロック31を主体としている。下部31bには開口部31cが貫通して設けられており、上部31aの下面には受光面を下向きにした姿勢で受光素子33が配設されている。下部31bの下面には、両側端に位置して前述の接触部34(図4参照)として機能する突起部31dが凸設されている。さらに下部31bの上面には中央位置に設けられた絞り用透過孔32aによって受光素子33に到達する光を制限する機能を有する絞り部32が配置されている。
発光ブロック41は本体部5aに対して上下にスライド可能に装着されており、発光ブロック41の下部41aと本体部5aから延出した支持部5jとの間には、前述のテープ付勢機構を構成するバネ部材43が装着されている。発光ブロック41はバネ部材43によって上方に付勢された状態にあり、部品検出部15に位置したキャリアテープ11の両側端部の裏面に側端部41dの上面41eが当接してキャリアテープ11を上方に押し上げる。これにより部品検出部15において、キャリアテープ11の上面は受光部30の下面の接触部34としての突起部31dに押し当てられた状態となる。
このとき、側端部41dの上面41eは、キャリアテープ11の裏面であって収納部20aや送り穴20bが形成されていない部分に接触して、受光部30の接触部34に押し当てるようになっている。すなわち、突起部31dは部品検出の対象となるキャリアテープ11に形成された送り穴20bおよび収納部20a以外のキャリアテープ11の上面に接触するように、位置および形状が設定されている。したがって、突起部31dがキャリアテープ11の上面に接触することによってキャリアテープ11の搬送や収納部20a内の部品検出が妨げられることが無い。
このようにテープ付勢機構によって搬送路10内のキャリアテープ11を付勢して受光部30に下方から押し当てることにより、キャリアテープ11の搬送においてはキャリアテープ11の上面のカバーテープ21(図7参照)が接触部34に常に接触した状態で、検出対象の収納部20aが部品検出部15を通過する。すなわち受光部30は、キャリアテープ11の上面に接触する接触部34と、接触部34から離れた位置に配置された受光素子33とを有する形態となっている。
発光部40から発光された光は、開口部31cおよび絞り用透過孔32aを介して受光素子33によって受光される。このとき、光が絞り用透過孔32aを介して受光素子33に入光することにより、受光素子33に到達する光の光量が制限される。すなわち受光部30においては、接触部34と受光素子33との間に受光素子33に到達する光を制限する絞り部32を配置した構成となっている。
テープフィーダ5においてキャリアテープ11をテープ送りする部品供給において、検査対象の収納部20aが部品検出部15による検査位置に到達すると、部品検出が行われる。すなわち発光素子42から発光されて収納部20aを透過した光が絞り用透過孔32aを介して受光素子33によって受光されることにより、当該収納部20aにおける部品Pの有無が検出される。
なお前述のように本実施の形態においては、部品検出部15によるキャリアテープ11の収納部20aにおける部品Pの有無の検出は、発光素子42から照射されてキャリアテープ11を透過した光を受光素子33によって検出する透過光検出によって行われる例を示したが、そのほか種々の検出方式を用いることができる。例えばキャリアテープ11の収納部20aを透過した発光素子42からの光を受光する替わりに、収納部20a中の部品Pからの反射光を検出することにより、収納部20aにおける部品Pの有無を検出するようにしてもよい。この場合には、光を照射する投光部を搬送路10の上側に設け、その照射光が収納部20a内の部品Pによって反射された光を受光部30によって受光可能なように配置する。
さらには部品検出部15における検出素子として磁気センサを用いることも可能である。すなわち収納部20a内の部品Pが金属部を有し磁気に反応する特性を有するものである場合には、受光部30の開口部31cに相当する位置に磁気センサを配設する。そして接触部34にカバーテープ21を接触させながら通過した収納部20aが磁気センサに近接すると、収納部20a内に金属部分を有する部品Pが磁気センサに近接することによって発出される検出信号により、収納部20a内における部品Pの存在が検出される。
次に図7を参照して、テープフィーダ5において部品検出部15によって行われる部品検出について説明する。まず図7(a)は、厚みの薄い紙テープより成るキャリアテープ11を対象として部品検出部15による部品検出を行う状態を示している。この場合には、キャリアテープ11を構成するベーステープ20,カバーテープ21、ボトムテープ(図示省略)が全て溝部10e(図5も参照)内に位置する状態で搬送される。
そして検査対象の収納部20aが部品検出部15に到達した状態では、搬送路10内のキャリアテープ11は、テープ付勢機構によって、すなわちバネ部材43によって上方に付勢される発光ブロック41の上面41eによって裏面から押し上げられ、受光部30の接触部34に押し当てられる。これによりキャリアテープ11は、上面のカバーテープ21を受光部30の下面の接触部34に接触させた状態で部品検出部15による検出位置を通過する。したがって、厚みの薄い紙テープであって撓みやすいキャリアテープ11を検査対象とする場合にあっても、収納部における部品Pの有無を安定して検出することができる。
図7(b)は、下面側に突出するエンボス部20AEを有するキャリアテープ11Aを対象として部品検出部15による部品検出を行う状態を示している。この場合には、キャリアテープ11Aを構成するベーステープ20A、カバーテープ21、エンボス部20AEのうち、ベーステープ20A、カバーテープ21が溝部10e内に位置し、エンボス部20AEの下部が搬送空間10d内に収容された状態で搬送される。
そして検査対象の収納部20a(図8参照)が部品検出部15に到達した状態では、同様にキャリアテープ11Aは、上面のカバーテープ21を受光部30の下面の接触部34に接触させた状態で部品検出部15による検出位置を通過する。したがって下面側に突出するエンボス部20AEを有するキャリアテープ11Aを検査対象とする場合にあっても、収納部20aにおける部品Pの有無を安定して検出することができる。
図8は、図7(b)に示すキャリアテープ11Aを対象とする部品検出における部品検出部15の断面(図6に示すB−B断面に対応)を示している。この状態では、バネ部材43によって押し上げられた発光ブロック41の上面41eがキャリアテープ11Aのベーステープ20Aの両側端部に当接して押し上げる。これにより、ベーステープ20Aの両側端部は受光部30の下面の接触部34(図6に示す突起部31d参照)と上面41eとの間にベーステープ20A、カバーテープ21が挟み込まれ、収納部20aは受光部30に対して近接した位置にある。これにより前述のように、収納部20aにおける部品Pの有無を安定して検出することができる。
上述の部品検出は、テープ搬送部16によってキャリアテープ11,11Aをピッチ送りして、これらのキャリアテープ11,11Aに所定ピッチで設けられた収納部20aを部品検出部15を通過させることにより行われる。このとき新たなキャリアテープ11,11Aが供給されると、まずテープ先頭部の空部分、すなわち部品Pが存在しない空の収納部20aが複数個連続した部分が部品検出部15を通過する。このテープ先頭部の空部分が部品検出部15を通過する過程において、テープ搬送部16は、部品検出部15が先頭の部品Pを検出したならば当該先頭の部品Pを部品取出位置12へ搬送して位置決めする。
この後、キャリアテープ11,11Aのピッチ送りが継続されて、後続の収納部20aを対象とした部品検出が順次行われる。そして当該キャリアテープ11,11Aに収納された部品Pが全て取り出されると、テープ末尾部の空部分、すなわち部品Pが存在しない空の収納部20aが複数個連続した部分が部品検出部15を通過する。このテープ末尾部の空部分が部品検出部15を通過する過程において、テープ搬送部16は、部品検出部15が空の収納部20aを連続して複数個検出したならば、当該キャリアテープ11,11Aの部品Pの残数が所定の個数に到達した通知、すなわち部品切れの予告を部品装着装置1へ送信する。その後、部品装着装置1によって残りの部品Pが全て消費されて部品切れになると部品装着装置1はその旨の通知をテープフィーダ5へ行う。テープフィーダ5は当該通知を受けて、搬送路10内のキャリアテープ11,11Aをテープフィーダ5の外部へ搬出する。
上記説明したように、本実施の形態のキャリアテープの部品検出装置および部品供給装置においては、キャリアテープ11,11Aが搬送される搬送路10において、搬送路10を通過するキャリアテープ11,11A内の部品Pを発光部40と受光部30によって検出する部品検出部15を配置した構成とし、部品検出部15の受光部30を付勢機構としてのバネ部材43によってキャリアテープ11,11Aに押し当てるようにしている。これにより、検出対象のキャリアテープ11,11Aが常に受光部30の接触部34に接触して搬送され、供給対象の部品の品種や厚み、部品を収納するキャリアテープの種類、テープ厚みの相違にかかわらず、収納部20aにおける部品Pの有無を安定して検出することができる。
本発明のキャリアテープの部品検出装置および部品供給装置は、供給対象の部品の品種や厚み、部品を収納するキャリアテープの種類、テープ厚みの相違にかかわらず、収納部における部品の有無を安定して検出することができるという効果を有し、キャリアテープによって供給される部品を基板に装着する分野において有用である。
1 部品装着装置
3 基板
5 テープフィーダ
10 搬送路
11,11A キャリアテープ
12 部品取出位置
15 部品検出部
16 テープ搬送部
18 カバーテープ処理部
19 部品検出装置
20,20A ベーステープ
20a 収納部
21 カバーテープ
30 受光部
32 絞り部
33 受光素子
34 接触部
40 発光部
42 発光素子
43 バネ部材
P 部品

Claims (14)

  1. キャリアテープに一定間隔で形成された収納部に収納された部品を検出するキャリアテープの部品検出装置であって、
    前記キャリアテープが搬送される搬送路と、
    前記搬送路を通過する前記キャリアテープ内の部品を検出する部品検出部と、
    前記搬送路内の前記キャリアテープを前記部品検出部に押し当てるテープ付勢機構とを備えた、キャリアテープの部品検出装置。
  2. 前記部品検出部が発光部によって発光された光を検出する受光部であり、
    前記発光部と受光部とは前記搬送路を挟んで配置され、
    前記テープ付勢機構は前記搬送路内の前記キャリアテープを前記受光部に押し当てる、請求項1記載のキャリアテープの部品検出装置。
  3. 前記受光部は、前記キャリアテープの上面側に配置されている、請求項2記載のキャリアテープの部品検出装置。
  4. 前記受光部は、前記キャリアテープの上面に接触する接触部と、前記接触部から離れた位置に配置された受光素子とを有する、請求項3記載のキャリアテープの部品検出装置。
  5. 前記接触部と前記受光素子との間に前記受光素子に到達する光を制限する絞り部を配置した、請求項4記載のキャリアテープの部品検出装置。
  6. 前記テープ付勢機構は、前記キャリアテープの裏面であって前記収納部が形成されていない部分に接触して前記受光部に押し当てる、請求項3記載のキャリアテープの部品検出装置。
  7. キャリアテープに一定間隔で形成された収納部に収納された部品を部品装着装置による部品取出位置まで搬送する部品供給装置であって、
    前記部品取出位置まで前記キャリアテープを案内する搬送路が設けられた本体部と、
    前記搬送路内の前記キャリアテープを前記部品取出位置へ搬送するテープ搬送部と、
    前記搬送路を通過する前記キャリアテープ内の部品を検出する部品検出部と、
    前記搬送路内の前記キャリアテープを前記部品検出部に押し当てるテープ付勢機構とを備えた、部品供給装置。
  8. 前記部品検出部が発光部によって発光された光を検出する受光部であり、
    前記発光部と受光部は前記搬送路を挟んで配置され、
    前記テープ付勢機構は前記搬送路内の前記キャリアテープを前記受光部に押し当てる、請求項7記載の部品供給装置。
  9. 前記受光部は、前記キャリアテープの上面側に配置されている、請求項8記載の部品供給装置。
  10. 前記受光部は、前記キャリアテープの上面に接触する接触部と、前記接触部から離れた位置に配置された受光素子とを有する請求項9記載の部品供給装置。
  11. 前記接触部と前記受光素子との間に前記受光素子に到達する光を制限する絞り部を配置した、請求項10記載の部品供給装置。
  12. 前記テープ付勢機構は、前記キャリアテープの裏面であって前記収納部が形成されていない部分に接触して前記受光部に押し当てる、請求項10記載の部品供給装置。
  13. 前記テープ搬送部は、前記部品検出部が先頭の部品を検出したならば当該先頭の部品を前記部品取出位置へ搬送して位置決めする、請求項7記載の部品供給装置。
  14. 前記テープ搬送部は、前記部品検出部が空の収納部を連続して複数個検出したならば前記部品装着装置に部品切れの予告を行う、請求項7記載の部品供給装置。
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