JP6603833B2 - 行動観察装置 - Google Patents

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本発明は、観察者が参加者の行動を観察しながら重要な部分を簡単な操作で記録し再生できる行動観察装置に関する。
ある場面でそこに居合わせた人がどのような行動をとるかを観察して、その結果から何かを得る、学習をするといったことはよく行われる。例えば、撮影機材を用意して撮影した動画を解析することでこうした目的が達成できる。例えば、看護師が医療現場で的確な行動をとれたかどうかを解析するための技術も紹介されている(特許文献1)。
特開2015−219247号公報
観察対象となる参加者の行動を記録して再生される画像に専門家のコメントが加われば、学習教材とすることができる。しかしながら、こうした教材の作成には多くの時間を労するという問題があった。本発明は、以上の点に着目してなされたもので、観察者が簡単な操作で参加者の行動を観察しながら記録をし、重要な部分については各種の情報を付加したものを再生できる行動観察装置を提供する。
以下の構成はそれぞれ上記の課題を解決するための手段である。
<構成1>
観察対象となる場面上の参加者の位置と向きを表すアイコンまたは道具のシンボルを表示し、上記参加者と上記道具の移動を軌跡により表示する観察画面と、
上記参加者の行動もしくは上記道具の移動を撮影した記録画像またはそのサムネイルを、時系列に並べて表示する画像表示部とを備え、
観察者が参加者の行動を観察しながらその行動を撮影して記録する記録モードにおいて、上記参加者もしくは上記道具の移動に従って、上記観察者のドラッグ操作により上記観察画面上で参加者のアイコンもしくは道具のシンボルが移動されたとき、その軌跡が観察画面上に表示され、軌跡データとともにその軌跡データが取得された時刻を示す時刻データを記憶装置に記憶させる軌跡記録手段と、
上記観察画面中の任意の注目点にマークを表示し、そのマークの意味を示す観察者の入力した文字データもしくは音声データと、参加者の発した声の音声データとを含む属性データを記憶装置に記憶させるデータ編集手段とを備えたことを特徴とする行動観察装置。
<構成2>
上記マークの属性データは、注目の重要度を示すマークの透明度であることを特徴とする構成1に記載の行動観察装置。
<構成3>
上記マークの属性データは、注目の重要度を示すマークの着色であることを特徴とする構成1に記載の行動観察装置。
<構成4>
上記マークの属性データは、注目した意味を示す文字列もしくは音声であることを特徴とする構成1に記載の行動観察装置。
<構成5>
上記マークの属性データは、上記観察画面上のマーク表示場所で参加者が発生した音声であることを特徴とする構成1に記載の行動観察装置。
<構成6>
再生モードにおいて、上記記憶装置に記憶された参加者または道具のアイコンの軌跡データと時刻データを読み取って、上記観察画面上で該当する参加者または道具の移動を時間経過に従って動画再生する観察画像再生手段を備えたことを特徴とする構成に記載の行動観察装置。
<構成7>
再生モードにおいて、観察画像再生手段は、上記観察画面上に表示されたアイコンまたはシンボルをその観察画面上に表示された軌跡上で移動させたとき、上記観察画面の全てのアイコンまたはシンボルの状態を該当する時刻の状態に再現して表示することを特徴とする構成に記載の行動観察装置。

<構成8>
コンピュータを、構成1または6に記載の各手段として機能させる行動観察プログラム。
<構成9>
構成8に記載の行動観察プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
<構成1の効果>
アイコンで表示した参加者の行動をアイコンを動かしてその軌跡で表わす。参加者の重要な行動は写真撮影して記録画像を保存する。そして観察画面や記録画像中に重み付けを示すことができるマークを表示すれば、行動の要点を記録できる。さらにマークを付した意味を文字や音声で表した属性データを保存すれば、参加者の一連の行動の要点を取り出して解析し学習できる。しかもこれらのデータが、タブレット等で簡単に作成できる。
<構成2の効果>
マークの透明度を指定すれば、簡単に注目した場所や行動などの重要度を特殊な視覚効果で表現できる。
<構成3の効果>
注目の重要度をマークの色で表現することもできる。
<構成4の効果>
マークの属性データとして、観察者がマークをした意図や意味や注意点などを文字や音声で表現してマークと結びつけて保存できる。
<構成5の効果>
参加者が行動とともに発する音声も、発生した場所にマークをして記録しておけば、参加者の行動の意図を同時に記録することができる。
<構成6の効果>
ある参加者の行動に着目して、該当するアイコンを時間経過に従って動画再生するれば、その行動を客観的に観察することが容易になる。
<構成7の効果>
ある参加者のアイコンを観察画面上でドラッグし、観察画面が自動的に該当する時刻の状態に変化するよう制御すると、参加者全員の行動分析を詳細に行うことができる。
本発明の行動観察装置12の具体例を示す説明図である。 行動観察装置12を使用する場面の説明図である。 アプリケーション起動直後の画面である。 新規ワークショップの作成画面である。 ワークショップの読み込み画面である。 ワークショップ画面のアイコンの説明用画面である。 記録モードのワークショップ画面例である。 閲覧モードのワークショップ画面例である。 記録画像を操作する記録モードのワークショップ画面例である。 マーキングをしたときの記録画像の画面例である。 音声インタフェースの画面である。
図2は本発明の利用形態を示す説明図である。
この図の具体的な説明は後で行うが、本発明の装置は概略以下のように利用する。本発明は、ワークショップにおいて参加者16のメタ認知を表出し、教育的効果を高めることができるアプリケーションにより行動観察装置12を実現する。メタとは「高次の」という意味で、自分が認知していることを高次のレベルで認知することを支援する。参加者16が、自分を俯瞰して、自分が認知していることを理解して、更に認知を深めることを支援する。
例えば、観察者14がタブレット18を使用して、参加者16の行動を観察しながら、その行動の軌跡を記録し、観察者14の着目点やその重要度の程度を可視化する。観察者14が気になった点を、写真とメモと音声と動線などを使って記録する。観察者14がその場面のどの部分に着目したのか、その重要度はどれくらいなのかを、直感的な重み付けにより表現して記録する。
その記録を再生すると、当日の様子を、細部まで思い出しやすくしてくれる。その時々の行動を振り返ることが容易になり、ポイントとなる点を、観察者14と参加者16とが共有し易くなる。参加者16の動きを例えば指でドラッグして記録し、そこに注釈を加えると、ムービーの記録と違ってデフォルメした動きの記録ができる。
これにより、観察者14が参加者16に行動の結果を提示して、相互にその行動を振り返ったり、参加者16同士だけで再生して解析をすることで積極的な利用効果が期待できる。何らかの教育効果を目的としている場面で、何が得られたのか、どうすれば良かったのか、などを振り返り、それを的確に伝えることで、様々な場面への対応のための教育に活用できる。以下、本発明の実施の形態を実施例毎に詳細に説明する。
(行動観察装置の構造)
図1は本発明の行動観察装置12の具体例を示す説明図である。
本発明の行動観察装置12は、観察者が参加者を観察しながらその行動を記録するために使用される。この行動観察装置12は例えば既知のタブレット18で実現できる。図1には、タブレット18のディスプレイ19と、その内部に収容された演算処理装置30と記憶装置32のブロック図を示した。
タブレット18のディスプレイ19は、観察画面20と画像表示部22とに区分されている。観察対象となる場面は、観察画面20上でアイコン24やシンボル26で表示する。アイコン24は参加者全員にそれぞれ一個ずつ準備する。例えば、グループ行動の場合には、一個のアイコン24でグループ全員を示してもよい。後の説明で、このアイコンをグループアイコンと呼んでいる。デザインも個人のものと区別できるようにするとよい。
観察対象となる場面に家具や各種の道具が配置されていれば、観察画面20中にそれをシンボル26で表示する。観察者は、参加者が移動したとき、該当する参加者のアイコン24を指でドラッグする。観察画面20上では、参加者の移動が、図に示すように軌跡28で表示される。
また、観察者は、参加者の行動のうちの注目すべき状態を、タブレット18に設けられたカメラで撮影する。撮影した記録画像50やそのサムネイルは、画像表示部22中に時系列に並べて表示される。さらに、参加者が移動中に注目すべき行動をしたとき、軌跡28上の該当する場所にマーク48を記録することができる。メニューボタン23は、各種操作をするためのメニューを表示するボタンで、再生ボタン51は、記録を時間を追いながら再生するためのものである。
行動観察装置12の演算処理装置30には、軌跡記録手段34とデータ編集手段36と観察画像再生手段38と重み付けボタン40と文字入力ボタン42と音声入力ボタン44とが設けられている。これらは、それぞれ以下で説明する機能を実現するコンピュータプログラムである。また、記憶装置32には、マーク48と記録画像50と軌跡データ54とが記憶されている。
マーク48には属性データ56が設けられている。この属性データ56には、重み付けデータ60と文字データ62と音声データ64が含まれている。記録画像50や軌跡データ54にはそれぞれそのデータを取得した時刻を示す時刻データ52が付加されている。このほかに、上記のアイコン24やシンボル26の画像データが記憶されているが、これらのデータ構造は既知のもののため図示を省略する。
軌跡記録手段34は、参加者の移動に従ってそのアイコン24を移動させたとき、その軌跡28を時刻データ52とともに記憶装置32に記憶させる機能を持つ。データ編集手段36は、観察画面20中や記録画像50中の任意の注目点にマーク48を表示し、そのマーク48の意味を含む属性データ56の入力を求めて、その属性データ56の編集をして記憶装置32に記憶させる機能を持つ。
重み付けボタン40は、注目の重要度を示すマークの表示サイズや着色を選択させ、属性データ56に重み付けデータ60を追加する機能を持つ。文字入力ボタン42は、観察者がマークをした意図や意味や注意点などを文字入力させて、属性データ56に文字データ62を追加する機能を持つ。音声入力ボタン44は、観察者がマークをした意図や意味や注意点などの声を録音して音声データ64を属性データ56に追加する機能を持つ。
なお、観察画面20上のマーク48表示場所で参加者が行動とともに音声を発したとき、音声入力ボタン44を操作すると、発生した音声をマーク48の属性データ56に付加することができる。これは参加者の行動の意図を記録するために役立つ。
観察画像再生手段38は、記憶装置32に記憶された参加者のアイコン24の軌跡データ54と時刻データ52を読み取って、観察画面20上で該当する参加者の行動を時間経過に従って再生する機能を持つ。なお、観察画像再生手段38は、観察画面20上に表示された参加者のアイコン24をその軌跡28上で移動させたとき、観察画面20上の全てのアイコンやシンボルの状態を該当する時刻の状態に再現して表示する機能も持つ。
(行動観察装置を使用したシミュレーション)
図2は、その行動観察装置12を使用する場面の説明図である。図1を併せて参照しながら説明をする。
この図2は、病院のベッド72に寝かされていた小児74がベッド72から落ちたときの母親66と、ナースコールにより駆けつけた看護師68や医師70の行動をシミュレーションして、学習をするためのものである。小児74はダミーでよく、母親66や看護師68は新人の看護師等である。
観察者14はこの場面で母親66役の参加者と看護師68役の参加者や医師70役の参加者の行動を観察してタブレット18に記録する。観察者14は、タブレット18を使用して、参加者16の行動で注目すべきシーンを写真撮影する。この記録画像50またはそのサムネイルは、画像表示部22に時系列に並べて表示される。
観察対象となる場面をタブレット18に観察画面20として表示する。参加者16はそれぞれ区別できるアイコン24で表示する。家具や機材等があればアイコン24や各種のシンボル26で表示する。参加者16が移動したときには、観察者14が該当するアイコン24を観察画面20上でドラッグする。アイコン24が移動した跡には、線状の軌跡28が表示される。
軌跡記録手段34は、この軌跡28を時刻データ52とともに記憶装置32に記憶させる。これにより、観察画像再生手段38が、観察画面20上で該当する参加者16の行動を時間経過に従って動画再生することができる。
観察者14は参加者16の行動で気になったとき、観察画面20上にマーク48を表示する操作を行う。マーク48には、重要度や注釈等の属性データ56を付加する。マーク48を表示する操作を行うと、マーク48のサイズと色を選択することができる。色は例えば、重要度の順に赤、黄色、緑としておく。マーク48の形状は円とし、その透明度が低いほど重要度が高いとする。
さらに、そのマーク48を指定して、文字によるコメントを入力することができる。また、観察者14の音声によるコメントを入力することができる。こうして編集したデータを注目データ編集手段36が、注目データとして記憶装置32に記憶させる。
なお、参加者16がなんらかの行動を起こすときに発生した音声を、その時点の参加者16のアイコン24上に付したマーク48の属性データ56にして、注目データとしてもよい。
こうして、観察者14も参加者16も、気になったことを記録に残すことができる。これにより、その行動を振り返って、どの時点で何をどうすればよかったのかなどを指摘することができ、教育効果を高めることができる.
本発明の行動観察装置12をこの実施例のように「看護シミュレーション教育」に使用すれば、「小児74病棟でのベッド72転落事故の対応を」を、シミュレーションにより学ぶことができる。
この場面では、母親66がベッド72から転落した小児74に走り寄って抱き上げ、ナースコールをする。その場で考えたことや実際にしたいと思ったことがあれば声を出してその音声データ64をマーク48とともに注目データとして記録しておく。口頭で申告すれば行動しなくてもよいことにする。
例えば、現場に駆けつけた看護師68が「ここで血圧を測定する」といって次の行動に移るとよい。母親66の報告を受けて、小児74をベッド72へ戻す。このとき、母親66にベッド72の柵を下げるように依頼し、さらに、タオル等で創部を圧迫してもらうように指示する。この状態で、患者である小児74の意識状態を確認し、刺激に対する反応、眼球運動、嘔気嘔吐、患者の受傷状況の確認、打撲による裂傷、創の大きさ、深さ、出血量などを確認する。
医師70が到着したときに、これらの確認事項を報告する。こうした一連の行動のシミュレーションをおこなって、行動を詳細に分析して学習をする。
注目点46がマーク48により表示され、さらにそのマーク48をクリックし、コメントや音声による注意点を再生することができ、効果的な学習ができる。しかも、観察画面20上の参加者16のアイコン24を操作して様々な状況をマーク48とともに簡単に記録することができるので、記録の制作が容易で、観察者14から参加者16へのメッセージを効率よく伝えることができる。
(タブレットの画面例)
図3以下に、上記のタブレットの操作画面の写真を例示する。図3は、アプリケーション起動直後の画面である。各ボタンを押した時の処理を右側に表示して解説している。上から3個目のボタンを選択すると、新規ワークショップの作成画面を開くことができる。また、上から4〜6個目のボタンを選択するとワークショップの閲覧画面に移動することができる。
図4は 新規ワークショップの作成画面である。図3の画面で(NEW)と表示したボタンを押した場合に開く画面である。ワークショップの名前とメモを入力して下部のボタンを押すと、ワークショップのデータを作成して、その編集や閲覧の画面に移動する。
図5は、 ワークショップの読み込み画面である。過去のワークショップを読み込むことができる。円形のボタンを長押しすることで、この画面を削除したり、ワークショップの情報を編集することができる。また、ボタンを選択することで、該当するワークショップのデータの記録と閲覧をするワークショップ画面に移動する。
図6はワークショップ画面のアイコンの説明用画面である。この画面は記録を行う記録モードとされている。左上部がアプリケーションのメニューを表示するボタンである。右上部の一段目はワークショップ名が表示され、二段目は、ワークショップを区切るセクションの情報が表示されている。二段目の矢印を押すことで、セクションを作成したり、移動することができる。
画面中央に表示されている3つの図形のうち、左のオブジェクトは、ワークショップ内における椅子や机を表している設置物オブジェクトで、上記の実施例ではシンボルと呼んだ。大きさは自由に変更することができる。右のオブジェクトは、参加者16を表しているオブジェクトであり、参加者16の顔写真や名前を設定することができる。上記の実施例では参加者のアイコンと呼んだ。
アイコンの上部の三角形は、参加者が向いている方向を示しており回転させることで、向きを設定できる。三角形の付されていないオブジェクトは、グループの参加者を表しているグループオブジェクトである。これらのオブジェクトは、画面左部の追加ボタンを押すことで、追加することができる。画面下部のバーの四角のボタンを押すことで、記録を終了し閲覧モードに移行する。
図7は、記録モードのワークショップ画面例である。記録中に参加者オブジェクトまたは、グループオブジェクトを移動させると、その足跡(軌跡)を記録することができる。また、両者のオブジェクトの移動中に気になった点に円形のマークを設置することができる。マークは、サイズや色や透明度を変更することができ、マークに対する意味の重み付け等に利用することができる。
図8は閲覧モードのワークショップ画面例である。これはワークショップの情報を閲覧する再生モードの状態である。参加者オブジェクトやグループオブジェクトの情報を閲覧することができる。記録モードで参加者オブジェクトとグループオブジェクトを動かした場合の動きを、画面下部左の再生ボタンで再生することができる。また、画面下部のスライドバーを操作することでも動きを見ることができる。この時、参加者オブジェクトの向きの変化も見ることができる。記録モードにするには、画面左下部のボタンを押すことで移行できる。
図9は記録画像を操作する記録モードのワークショップ画面例である。参加者オブジェクトやグループオブジェクトをタッチすることで、画面下部から選択されたオブジェクトに関連した、ワークショップ内で撮影された画像を閲覧することができる。画面右部のボタンを押した場合は、上から順番にマークの設置、記録画像撮影のためのカメラの起動、関連した記録画像の読み込み処理を行う。
図10はマーキングをしたときの記録画像の画面例である。画面右上のボタンを押すとワークショップ画面に戻ることができる。画像を長押しすると記録画像の中に円形のマーキングを行うことができる。このマークは、大きさや色、透明度を変更することができる。また、マークに対して、テキストメモと音声メモを記録することができる。マーク選択時に右部の赤いボタンを押すことで、マークに対して音声メモを録音することができる。
図11は音声インタフェースの画面である。マークに音声メモを録音した場合は、マーク選択時に新たにスピーカーが描かれたボタンが表示される。このボタンを選択することで、音声メモを再生するインタフェースが表示される。
以上の装置は、シミュレーションのみならず、様々な場所で、人の行動を客観的に観察しこれに注釈を混えて記録して評価をし、教材や研究資料に役立てるといった目的に広く使用できる。また、人のみならず物の配置や移動も観察して、総合的な評価を加えることができる。上記の例では、観察者がタブレットを使用して記録をする例を説明したが、観察現場から離れた場所で、観察用のカメラで撮影した映像を見ながら人の行動などを観察し、コンピュータのモニターを使用して、指やマウスを使用して上記のような記録を行なうこともできる。
上記のように、シミュレーションに参加する人の位置と向きと移動をアイコンで表示し、注目すべき位置で、あるいは注目すべき状態にマークをして、観察者のコメントや重要度を示す情報を記録できる。その位置や状態で注意すべきことやなすべきことを音声で記録できる。参加者の音声を記録して、動画撮影した場合よりもその構造の内容を明確に伝えることができる。同時に、注目すべき状態を撮影した画像を残しておけば、さらに具体的にその状態が理解できる。
全体を動画撮影して解説をする場合よりも、注意点がクローズアップされ、アイコンの移動で行動を確認すると、参加者は、現場を撮影した画像よりも全体を客観的に観察することができる。教材として使用する場合でも、参加者の位置、向き、移動、周囲に配置された物に個別に着目して解析をし説明することか容易になる。
12 行動観察装置
14 観察者
16 参加者
18 タブレット
19 ディスプレイ
20 観察画面
22 画像表示部
23 メニューボタン
24 アイコン
26 シンボル
28 軌跡
30 演算処理装置
32 記憶装置
34 軌跡記録手段
36 データ編集手段
38 観察画像再生手段
40 重み付けボタン
42 文字入力ボタン
44 音声入力ボタン
48 マーク
50 記録画像
51 再生ボタン
52 時刻データ
54 軌跡データ
56 属性データ
60 重み付けデータ
62 文字データ
64 音声データ
66 母親
68 看護師
70 医師
72 ベッド
74 小児

Claims (6)

  1. 観察対象となる場面上の参加者の位置と向きを表すアイコンまたは道具のシンボルを表示し、上記参加者と上記道具の移動を軌跡により表示する観察画面と、
    上記参加者の行動もしくは上記道具の移動を撮影した記録画像またはそのサムネイルを、時系列に並べて表示する画像表示部とを備え、
    観察者が参加者の行動を観察しながらその行動を撮影して記録する記録モードにおいて、上記参加者もしくは上記道具の移動に従って、上記観察者のドラッグ操作により上記観察画面上で参加者のアイコンもしくは道具のシンボルが移動されたとき、その軌跡が観察画面上に表示され、軌跡データとともにその軌跡データが取得された時刻を示す時刻データを記憶装置に記憶させる軌跡記録手段と、
    上記観察画面中の任意の注目点にマークを表示し、そのマークの意味を示す観察者の入力した文字データもしくは音声データと、参加者の発した声の音声データとを含む属性データを記憶装置に記憶させるデータ編集手段とを備えたことを特徴とする行動観察装置。
  2. 上記マークの属性データは、注目の重要度を示すマークの透明度であることを特徴とする請求項1に記載の行動観察装置。
  3. 再生モードにおいて、上記記憶装置に記憶された参加者または道具のアイコンの軌跡データと時刻データを読み取って、上記観察画面上で該当する参加者または道具の移動を時間経過に従って動画再生する観察画像再生手段を備えたことを特徴とする請求項に記載の行動観察装置。
  4. 再生モードにおいて、観察画像再生手段は、上記観察画面上に表示されたアイコンまたはシンボルをその観察画面上に表示された軌跡上で移動させたとき、上記観察画面の全てのアイコンまたはシンボルの状態を該当する時刻の状態に再現して表示することを特徴とする請求項に記載の行動観察装置。
  5. コンピュータを、請求項1乃至4のいずれかに記載の各手段として機能させる行動観察プログラム。
  6. 請求項に記載の行動観察プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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