JP6603571B2 - 光変調器 - Google Patents

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Description

本発明は、高周波電気信号により光信号を変調するための光変調器に関し、より詳細には、作製誤差に起因する光波形歪みが補償された光変調器に関する。
通信需要の急速な増大を背景として、通信網の大容量化に向けた光通信技術の検討が精力的に行われている。光通信において使用される従来の光変調フォーマットは、光の1チャネルに対して1チャネルの高周波電気信号を割り当てる振幅変調(ASK:Amplitude Shift Keying)方式が主流であった。しかし、ASK方式はある周波数帯域に1ビットの信号しか付与できない。そのため、近年ではある周波数帯域に1ビット以上の信号を付与できる四位相偏移変調(QPSK:Quadrature Phase ShiftKeying)方式、及び直交振幅変調(QAM:Quadrature Amplitude Modulation)方式等の変調方式が盛んに研究開発されており、実用化に至っている。QPSK方式においてQPSK信号を生成するために、及びQAM方式においてQAM信号を生成するためには、通常は光を複素表記したときの実軸と虚軸を個別にマッハツェンダ変調器を用いて振幅変調するIQ変調器の形態がとられる(例えば非特許文献1参照)。1つのマッハツェンダ変調器に1ビットの信号を入力することによりQPSK信号が生成され、1つのマッハツェンダ変調器に2ビット以上の信号を入力することによりQAM信号が生成される。このような多値変調を用いて通信容量の大容量化が達成される。
特開2014−6389号公報
図1は、従来の光変調器であるマッハツェンダ変調器100の構成を示す図で、図1(a)はマッハツェンダ変調器100の上面図を示し、図1(b)はマッハツェンダ変調器100のA−A´における断面図を示す。図1のマッハツェンダ変調器100は、基板101上に設けられた、入力用光ポート102と、入力用光ポート102に接続された1×2光カプラ103と、1×2光カプラ103の一方の出力に接続された第1のアーム導波路104と、1×2光カプラ103の他方の出力に接続された第2のアーム導波路105とを備える。また、マッハツェンダ変調器100は、第1のアーム導波路104が一方の入力及び第2のアーム導波路105の他方の入力に接続された2×1光カプラ106と、2×1光カプラ106の出力と接続された出力用光ポート107とを備える。
また、マッハツェンダ変調器100は、マッハツェンダ干渉計により構成される位相変調領域を備えている。位相変調領域において、第1のアーム導波路104は、基板中心側がnドープ領域104−1により形成され、基板縁側がpドープ領域104−2により形成されたリブ形の光導波路であり、導波路の光の進行方向中心がnドープ領域104−1とpドープ領域104−2とのpn接合部となる。また、第2のアーム導波路105は、基板中心側がnドープ領域105−1により形成され、基板縁側がpドープ領域105−2により形成されたリブ形の光導波路であり、導波路中心がnドープ領域105−1とpドープ領域105−2とのpn接合部となる。またpドープ領域104−2の上には第1のアーム電極108が形成され、pドープ領域105−2の上には第2のアーム電極109が形成され、nドープ領域104−1及び105−1の上には、バイアス電極110が形成される。
図1(b)はマッハツェンダ変調器100の位相変調部分の断面図であり、図1(b)に示されるように、マッハツェンダ変調器100の位相変調領域は、基板101上に形成されたクラッド層112と、クラッド層112上に形成されたコア層111と、コア層111上に形成されたクラッド層113とから構成されている。コア層111は、2つのリブ形のアーム導波路304及び305を形成し、nドープ領域104−1及び105−1と、pドープ領域104−2及び105−2から構成されている。
第1のアーム電極108と第2のアーム電極109に差動の高周波信号が入力されると、第1のアーム電極108及び第2のアーム電極109とバイアス電極110との電位差が高周波信号により変化する。この電位差の変化により、pn接合部の空乏層領域の大きさが変化するため、いわゆるキャリアプラズマ効果により導波路の屈折率を変化させて光の位相変化が起こり、マッハツェンダ変調器100がプッシュ―プル動作をする。
従来のマッハツェンダ変調器においては、QAM信号は複素平面(コンスタレーションマップ)上のシンボル点の間隔が狭くなるため、マッハツェンダ変調器の非対称性及びチャープなどの不完全性による波形劣化がビットエラーレートに与える影響が大きいという課題がある(特許文献1参照)。例えば、pn接合の位置精度は、作製プロセス中のフォトマスクの位置合わせ精度により決まるため、pn接合位置は設計値に対して数10nmから数100nm程度ずれることがあり、マッハツェンダ変調器の位相変調部の光導波路が非対称となってしまう場合がある。
図2は、アーム導波路104及び105のpn接合位置が対称な場合と非対称な場合について説明する図である。ここで、図2(a)はアーム導波路104及び105のpn接合位置が対称な場合のアーム導波路104及び105の光の進行方向の断面図、図2(b)はpn接合位置が図2(a)の場合のpn接合に印加する電圧に対する光の位相変化量の関係を示す図、図2(c)はpn接合位置が図2(a)の場合の4値振幅位相変調時の信号特性を示すコンスタレーションマップを表す図である。また、図2(d)はアーム導波路104及び105のpn接合位置が非対称な場合のアーム導波路104及び105の光の進行方向の断面図、図2(e)はpn接合位置が図2(d)の場合のpn接合に印加する電圧に対する光の位相変化量の関係を示す図、図2(f)はpn接合位置が図2(d)の場合の4値振幅位相変調時の信号特性を示すコンスタレーションマップを表す図である。
pn接合位置が図2(a)の場合は、位相変化量の電圧依存性の特性が第1のアームと第2のアームで一致しており(図2(b))、4値振幅位相変調時のコンスタレーションは直線状に等間隔で並んでいて特性の良い信号が生成できていることがわかる(図2(c))。
一方で、例えばnドープ領域が作製プロセス上の作製誤差により断面図上で下側にズレてしまった場合、pn接合位置は図2(d)のようになる。このような場合、位相変化量の電圧依存性の特性に第1のアームと第2のアームで乖離が生じ((図2(e))、4値振幅位相変調時のコンスタレーションは弓なり状に歪んでいて信号特性が劣化していることがわかる(図2(f))。
上述の通り、従来のマッハツェンダ変調器は、作製プロセス中の作製誤差によりマッハツェンダ変調器のアーム間にpn接合位置の非対称性が生じた場合に、変調信号特性が劣化してしまうという課題があった。
本発明は、上述のような従来技術に鑑みてなされたもので、その目的は、作製誤差による信号特性劣化が補償された光変調器を提供することである。
このような目的を達成するために、本発明の第1の態様は、基板上に形成された、入力光を2分岐する光カプラと、前記基板上に形成され、光の導波方向に沿ってpn接合部を有し、前記光カプラから分岐光の一方を導波する第1のアーム導波路と、前記基板上に形成され、光の導波方向に沿ってpn接合部を有し、前記光カプラから分岐光の他方を導波する第2のアーム導波路と、前記基板上に形成され、前記第1のアーム導波路からの光と前記第2のアーム導波路からの光を合波する光カプラとを備える光変調器であって、前記第1及び前記第2のアーム導波路の光の入力側は第1の位相変調領域であり、前記第1及び前記第2のアーム導波路の光の出力側は第2の位相変調領域であり、前記第1及び前記第2の位相変調領域のいずれか一方の位相変調領域における前記第1及び前記第2のアーム導波路は、前記基板の縁側がpドープ領域であり、当該一方の位相変調領域は、前記第1のアーム導波路と前記第2のアーム導波路との間に形成された第1のバイアス電極と、前記第1のアーム導波路の前記基板の縁側と前記第2のアーム導波路の前記基板の縁側とに形成されたRF信号を印加する第1及び第2のアーム電極とを含み、前記第1及び前記第2の位相変調領域のいずれか他方の位相変調領域における前記第1及び前記第2のアーム導波路は、前記基板の縁側がnドープ領域であり、当該他方の位相変調領域は、前記第1のアーム導波路と前記第2のアーム導波路との間に形成された2本のRF信号を印加する前記第1及び前記第2のアーム電極と、前記第1のアーム導波路の前記基板の縁側と前記第2のアーム導波路の前記基板の縁側とに形成された第2及び第3のバイアス電極とを含み、前記第1、前記第2及び前記第3のバイアス電極は、ブリッジ電極により接続され、前記第1の位相変調領域の長さは、前記第1の位相変調領域の長さと前記第2の位相変調領域の長さとの合計の30%以上50%未満であることを特徴とする。
また、本発明の第2の態様は、第1の態様の光変調器であって、前記第1、前記第2及び前記第3のバイアス電極のそれぞれの長さは、前記第1及び前記第2の位相変調領域の長さの合計と同一であることを特徴とする。
また、本発明の第の態様は、第1及び第2の態様の光変調器であって、前記基板は、単一の基板であることを特徴とする。
本発明は、光変調器において作製誤差に起因する光信号特性の劣化を補償する効果を奏する。
従来の光変調器であるマッハツェンダ変調器の構成を示す図で、(a)はマッハツェンダ変調器の上面図であり、(b)はマッハツェンダ変調器のA−A´における断面図である。 図1のマッハツェンダ変調器の2つのアーム導波路のpn接合位置が対称な場合と非対称な場合について説明する図である。(a)は2つのアーム導波路のpn接合位置が対称な場合のアーム導波路の光の進行方向の断面図、(b)はpn接合位置が(a)の場合のpn接合に印加する電圧に対する光の位相変化量の関係を示す図、(c)はpn接合位置が(a)の場合の4値振幅位相変調時の信号特性を示すコンスタレーションマップを表す図であり、(d)は2つのアーム導波路のpn接合位置が非対称な場合のアーム導波路の光の進行方向の断面図、(e)はpn接合位置が(d)の場合のpn接合に印加する電圧に対する光の位相変化量の関係を示す図、(f)はpn接合位置が(d)の場合の4値振幅位相変調時の信号特性を示すコンスタレーションマップを表す図である。 本発明の第1の実勢形態に係る光変調器であるマッハツェンダ変調器の構成を示す図で、(a)はマッハツェンダ変調器の上面図であり、(b)はマッハツェンダ変調器のA−A´における断面図であり、(c)はB−B´における断面図であり、(d)はC−C´における断面図である。 従来の光変調器と第1の実施形態に係る光変調器とを比較するための図で、(a)は図1の従来のマッハツェンダ変調器のコンスタレーションマップであり、(b)は図3のマッハツェンダ変調器のコンスタレーションマップである。 本発明の第1の実施形態の実施例に係るマッハツェンダ変調器を示す上面図である。 従来の光変調器と本実施例に係る光変調器とを比較するための図で、(a)は従来のマッハツェンダ変調器のコンスタレーションマップであり、(b)はマッハツェンダ変調器のコンスタレーションマップである。 本発明の第2の実施形態に係る光変調器であるマッハツェンダ変調器の構成を示す上面図である。 本発明の第2の実施形態においてマッハツェンダ変調器の全長に対する前半領域長の割合とEVMの関係を示す図であり、(a)は位相変調領域全長に対する前半領域長の割合によってEVMが変化する様子を示し、(b)は、シンボルレートで規格化した3dB帯域と全長に対する前半領域長の割合の最適点の関係を示している。 本発明の第3の実施形態に係る光変調器であるマッハツェンダ変調器の構成を示す図で、(a)はマッハツェンダ変調器の上面図であり、(b)はマッハツェンダ変調器のA−A´における断面図であり、(c)はB−B´における断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる形態は例であり、その他の形態による本発明の実施を排除する意図はない。
[第1の実施形態]
図3は、本発明の第1の実勢形態に係る光変調器であるマッハツェンダ変調器300の構成を示す図で、図3(a)はマッハツェンダ変調器300の上面図であり、図3(b)はマッハツェンダ変調器300のA−A´における断面図であり、図3(c)はB−B´における断面図であり、図3(d)はC−C´における断面図である。
図3のマッハツェンダ変調器300は、基板301上に設けられた、入力用光ポート302と、入力用光ポート302に接続された1×2光カプラ303と、1×2光カプラ303の一方の出力に接続された第1のアーム導波路304と、1×2光カプラ303の他方の出力に接続された第2のアーム導波路305とを備える。また、マッハツェンダ変調器300は、第1のアーム導波路304が一方の入力及び第2のアーム導波路305の他方の入力に接続された2×1光カプラ306と、2×1光カプラ306の出力と接続された出力用光ポート307とを備える。また、マッハツェンダ変調器300は、マッハツェンダ干渉計により構成される2つの位相変調領域を備えており、光の入射側を第1の位相変調領域351とし、光の出射側を第2の位相変調領域352としている。
第1の位相変調領域351において、第1のアーム導波路304は、基板中心側がnドープ領域304−1により形成され、基板縁側がpドープ領域304−2により形成されたリブ形の光導波路であり、導波路中心がnドープ領域304−1とpドープ領域304−2とのpn接合部となる。また、第2のアーム導波路305は、基板中心側がnドープ領域305−1により形成され、基板縁側がpドープ領域305−2により形成されたリブ形の光導波路であり、導波路中心がnドープ領域305−1とpドープ領域305−2とのpn接合部となる。またpドープ領域304−2の上には第1のアーム電極308が形成され、pドープ領域305−2の上には第2のアーム電極309が形成され、nドープ領域304−1及び305−1の上には、第1のバイアス電極310が形成される。
第2の位相変調領域352において、第1のアーム導波路304は、基板縁側がnドープ領域304−3により形成され、基板中心側がpドープ領域304−2により形成されたリブ形の光導波路であり、導波路中心がnドープ領域304−3とpドープ領域304−2とのpn接合部となる。また、第2のアーム導波路305は、基板縁側がnドープ領域305−3により形成され、基板縁中心側がpドープ領域305−2により形成されたリブ形の光導波路であり、導波路中心がnドープ領域305−3とpドープ領域305−2とのpn接合部となる。またpドープ領域304−2の上には第1のアーム電極308が形成され、pドープ領域305−2の上には第2のアーム電極309が形成され、nドープ領域304−3には第2のバイアス電極314が形成され、nドープ領域305−3の上には、第3のバイアス電極315が形成される。
第1のバイアス電極310、第2のバイアス電極314及び第3のバイアス電極315は、第1の位相変調領域351と第2の位相変調領域352との間において、ブリッジ電極316により接続されている。
図3(b)はマッハツェンダ変調器300の第1の位相変調領域351内のA−A´部分の断面図であり、図3(b)に示されるように、マッハツェンダ変調器300の第1の位相変調領域351は、基板301上に形成されたクラッド層312と、クラッド層312上に形成されたコア層311と、コア層311上に形成されたクラッド層313とから構成されている。コア層311は、2つのリブ形のアーム導波路304及び305を形成し、nドープ領域304−1及び305−1と、nドープ領域304−1及び305−1の外側に形成されたpドープ領域304−2及び305−2とから構成されている。
図3(c)は、マッハツェンダ変調器300の第1の位相変調領域351と第2の位相変調領域352との間の領域であるB−B´部分の断面図である。図3(c)に示されるように、マッハツェンダ変調器300の第1の位相変調領域351と第2の位相変調領域352との間の領域は、基板301上に形成されたクラッド層312と、クラッド層312上に形成されたコア層311と、コア層311上に形成されたクラッド層313とから構成されている。第1の位相変調領域351と第2の位相変調領域352との間の領域の第1のアーム導波路304は、nドープ領域304−1とpドープ領域304−2とのpn接合部と、nドープ領域304−3とpドープ領域304−2とのpn接合部とを接続している。また、第2のアーム導波路305は、nドープ領域305−1とpドープ領域305−2とのpn接合部を、nドープ領域304−1とpドープ領域304−2とのpn接合部とを接続している。ブリッジ電極316は、マッハツェンダ変調器300の第1の位相変調領域351と第2の位相変調領域352との間の領域に、基板301の幅方向に形成されている。
図3(d)はマッハツェンダ変調器300の第2の位相変調領域352内のC−C´部分の断面図であり、図3(d)に示されるように、マッハツェンダ変調器300の第2の位相変調領域352は、基板301上に形成されたクラッド層312と、クラッド層312上に形成されたコア層311と、コア層311上に形成されたクラッド層313とから構成されている。コア層311は、2つのリブ形のアーム導波路304及び305を形成し、pドープ領域304−2及び305−2と、pドープ領域304−2及び305−2の外側に形成されたnドープ領域304−3及び305−3とから構成されている。
図3に示すマッハツェンダ変調器300は、第1の位相変調領域351においては第1のアーム導波路304と第2のアーム導波路305からなるマッハツェンダ干渉計の外側にpドープ領域(304−2及び305−2)が、内側にnドープ領域(304−1及び305−1)が設けられている。一方で第2の位相変調領域352においてはマッハツェンダ干渉計の外側にnドープ領域(304−3及び305−3)が、内側にpドープ領域(304−2及び305−2)が設けられている。このようなpドープ領域とnドープ領域の位置関係にすることで、作製誤差により生じるpn接合位置のズレを第1の位相変調領域351と第2の位相変調領域352とにおいて互いにキャンセルすることができる。
例えば、nドープ領域(304−1及び305−1)が図3(a)の紙面下側にズレた場合、第1のアーム導波路304の第1の位相変調領域351のpn接合位置はpドープ領域304―2が大きくなるようにズレるが、第1のアーム導波路304の第2の位相変調領域352のpn接合位置はnドープ領域304−3が大きくなるようにズレる。同様に、第2のアーム導波路305の第1の位相変調領域351のpn接合位置はnドープ領域305−1が大きくなるようにずれるが、第2のアーム導波路305の第2の位相変調領域352のpn接合位置はpドープ領域305−2が大きくなるようにズレる。このように、第1の位相変調領域351と第2の位相変調領域352でのpn接合位置のずれ方を逆転させておくことで、第1のアーム導波路304の位相変化量と第2のアーム導波路305の位相変化量は対称性が保たれる。
以下では数式を用いて説明する。ある作製誤差によるPN接合位置のズレが生じた場合の、第1のアーム導波路304の第1の位相変調領域、第1のアーム導波路304の第2の位相変調領域、第2のアーム導波路305の第1の位相変調領域、第2のアーム導波路305の第2の位相変調領域、のそれぞれにおける電圧に対する位相変化量の応答特性をφu1(V),φu2(V),φl1(V),φl2(V)とすると、本発明の第1の実施形態に係るマッハツェンダ変調器300の第1のアーム導波路304及び第2のアーム導波路305の出力電界Eu(V)及びEl(V)は、
と表せる。図3におけるpドープ領域とnドープ領域の位置関係から、
である。ここで
とおくと、数式1および数式2は、
となる。数式6および数式7から、上アーム導波路304と下アーム導波路305の出力電界が対称的であり、作製誤差によりpn接合位置のズレによる電圧に対する位相変化量のアーム間非対称性を補償できていることがわかる。
図4は、従来の光変調器と第1の実施形態に係る光変調器とを比較するための図で、図4(a)は図1の従来のマッハツェンダ変調器100のコンスタレーションマップを示し、図4(b)は図3のマッハツェンダ変調器300のコンスタレーションマップを示している。2つのコンスタレーションマップはともに4値の振幅位相変調を行った結果の光変調信号の特性である。図4(a)の従来のマッハツェンダ変調器100は作製誤差によりpn接合位置がnドープ領域の方向に設計値から60nmずれた場合である。従来のマッハツェンダ変調器100ではアーム間非対称の影響で4つのシンボル点が弓なりに歪んで並んでおり、値が低いほど信号特性が良いことを示すエラーベクトル振幅(Error Vector Magnitude:EVM)は4.5%であった。一方、第1の実施形態に係るマッハツェンダ変調器300のコンスタレーションマップでは4つのシンボル点が直線的に理想に近い状態で並んでおり、EVMは2.1%と、従来の光変調器と比較して改善が見られていることがわかる。
[実施例]
図5は、本発明の第1の実施形態の実施例に係るマッハツェンダ変調器500を示す上面図である。図5のマッハツェンダ変調器500は、セラミック製のパッケージ501に実装されている。光の入出力は入力用光コネクタ502及び出力用光コネクタ503で行う。また、アーム電極521へのRF信号の入力はRFコネクタ504−1により、アーム電極523へのRF信号の入力はRFコネクタ504−2により、アーム電極524へのRF信号の入力はRFコネクタ504−3により、アーム電極525へのRF信号の入力はRFコネクタ504−4により行う。また、マッハツェンダ干渉計の位相調整用のアーム電極521、522、524、525とバイアス電極523、526、527〜530に与える電圧は、DCピン505から入力できるように接続した。入力用光コネクタ502から入力された連続発振光(Continuous Wave Light:CW光)は、光ファイバ506を透過しファイバブロック507により変調器チップ508に入力される。入力されたCW光は変調器チップ508内で変調され光変調信号として出力用光コネクタ503から出力される。
変調器チップ508はシリコン基板上に形成された光導波路と電極から構成される。光導波路はリブ型シリコンをコアとして石英系ガラスをクラッドとして用いた。コア断面の高さは250μm、幅は600μmとし、スラブ部の厚さは100μmとした。pドープ領域はボロンを注入して形成し、nドープ領域はリンを注入して形成した。変調器チップ508上には本発明の第1の実施形態に係るマッハツェンダ変調器300を並列に2個搭載し、入力された光を1×2光カプラにより分岐して2個のマッハツェンダ変調器それぞれに入力し、2個のマッハツェンダ変調器それぞれからの出力を2×1光カプラにより合波して出力している。2個のマッハツェンダ変調器のそれぞれの一方のアームには位相調整ヒータ509−1及び509−2を設け、変調器チップ508にいわゆるIQ変調器としての機能を持たせた。変調器チップ508上の電極とパッケージ501との電気的な接続はワイヤボンディングにより行った。また、アーム電極521の終端は抵抗値50Ωのチップ抵抗510−1を接続し、アーム電極522の終端は抵抗値50Ωのチップ抵抗510−2を接続し、アーム電極524の終端は抵抗値50Ωのチップ抵抗510−3を接続し、アーム電極525の終端は抵抗値50Ωのチップ抵抗510−4を接続している。アーム電極521、522、524及び525はチップ抵抗510−1〜4とワイヤボンディングにより接続され、アーム電極及びバイアス電極の電極材料はアルミニウムを用いた。チップ抵抗510−1〜510−4は、パッケージ501上に実装された終端基板511に搭載されている。
図6は、従来の光変調器と本実施例に係る光変調器とを比較するための図で、図6(a)は従来のマッハツェンダ変調器100のコンスタレーションマップを示し、図6(b)は図5のマッハツェンダ変調器500のコンスタレーションマップを示している。2個のコンスタレーションマップはどちらも16QAM信号を生成したときの結果である。従来のマッハツェンダ変調器100は作製誤差によりpn接合位置がnドープ領域の方向に設計値から60nmずれた場合である。図6(a)の従来のマッハツェンダ変調器100のコンスタレーションマップはpn接合位置の作製誤差の影響でシンボル点の並びが歪んでおり、EVMは6.3%だった。一方、図6(b)の図5のマッハツェンダ変調器500の出力光信号のコンスタレーションマップではシンボル点が直線状に整列しており、EVMは2.8%とpn接合位置の作製誤差の影響による信号品質劣化が補償できていることがわかる。マッハツェンダ変調器500の駆動時は、各マッハツェンダ変調器は光が最小透過となる位相状態になるように位相調整ヒータに電圧を与え、2個のマッハツェンダ変調器の出力光の位相に90度の位相差を与えた。また、入力したRF信号の振幅は3Vppdとし、パターンは9段の擬似ランダムパルス信号とした。
図3のマッハツェンダ変調器300においてはpドープ領域とnドープ領域の位置を一意に固定したが、本発明に係るマッハツェンダ変調器はこの例に限定されるものではなく、pドープ領域とnドープ領域を反転させても構わない。
図3のマッハツェンダ変調器300においては第1の位相変調領域351と第2の位相変調領域352との位置関係は、入力用光ポートに近い側を第1の位相変調領域351としたが、本発明に係るマッハツェンダ変調器はこの例に限定されるものではなく、上記説明の第1の位相変調領域351と第2の位相変調領域352の位置関係が逆転した構成であっても構わない。
図3のマッハツェンダ変調器300においては1×2光カプラ303または2×1光カプラ306として1×2マルチモード干渉計(Multi Mode Interfermeter,MMI)を用いたが、本発明に係る光変調器はこの例に限定されるものではなく、Y分岐の導波路であっても構わないし、2×2MMIであっても構わない。
図5のマッハツェンダ変調器500においてはRF電極の終端抵抗として50Ωのチップ抵抗を用いたが、本発明に係る光変調器はこの例に限定されるものではなく、例えば25Ωのチップ抵抗であってもよいし、50Ωの基板上に作製された抵抗素子でもよい。
図5のマッハツェンダ変調器500においてはマッハツェンダ変調器が1つの基板に集積されている光変調器を用いたが、本発明に係る光変調器はこの例に限定されるものではなく、例えば変調導波路部分のみ集積されていて1×2光カプラ等の機能素子は別個の部品で構成されていても構わない。
図5のマッハツェンダ変調器500においてはマッハツェンダ変調器の材料はコアをシリコンとしクラッドを石英系ガラスとしたが、本発明に係る光変調器はこの例に限定されるものではなく、例えば窒化ガリウムなどの化合物半導体材料であってもよいし、ポリマーなどの有機物であっても構わない。
図5のマッハツェンダ変調器500においては電極材料としてアルミを用いたが、本発明に係る光変調器はこの例に限定されるものではなく、例えば金や銅などの別の金属であっても構わない。
図3のマッハツェンダ変調器300においては第1の位相変調領域351と第2の位相変調領域352の間で第1のアーム導波路304及び第2のアーム導波路305を曲げてpドープ領域とnドープ領域の位置関係を逆転させたが、本発明に係るマッハツェンダ変調器はこの例に限定されるものではなく、例えばアーム電極を曲げてpドープ領域とnドープ領域の位置関係を逆転させても構わない。
図5のマッハツェンダ変調器500においてはドープ領域を作製するときの不純物としてリンとボロンを用いたが、本発明に係る光変調器はこの例に限定されるものではなく、例えばアンチモンやヒ素などであっても構わない。
図5のマッハツェンダ変調器500においてはパッケージ材料としてセラミックを用いたが、本発明に係る光変調器はこの例に限定されるものではなく、銅タングステンなどの金属材料であっても構わないし、プラスチックなどの樹脂であっても構わない。
[第2の実施形態]
図7は、本発明の第2の実施形態に係る光変調器であるマッハツェンダ変調器700の構成を示す上面図である。図7のマッハツェンダ変調器700は、入力用光ポートに近い第1の位相変調領域の長さが、第1の位相変調領域751の長さと第2の位相変調領域752の長さとの合計の30%乃至50%の割合を占めていることを特徴としている。
以下の説明では、第1の位相変調領域751の長さと第2の位相変調領域752の長さの合計を単に全長と表し、入力用光ポートに近い側の変調領域の長さを前半領域長と表す。RF信号を印加するアーム電極は、基板材料のもつ比誘電率や導電率に依存する損失をもつ。第1の位相変調領域と第2の位相変調領域とで、製造誤差の影響を厳密にキャンセルするためには、各々の領域内でのRF振幅の積分値が等しい必要があるため、入力に近い側の位相変調領域長は入力から遠い側の位相変調領域より短いほうがよい。
図8は、本発明の第2の実施形態においてマッハツェンダ変調器の全長に対する前半領域長の割合とEVMの関係を示す図であり、図8(a)は位相変調領域全長に対する前半領域長の割合によってEVMが変化する様子を示し、図8(b)は、シンボルレートで規格化した3dB帯域と全長に対する前半領域長の割合の最適点の関係を示している。図8(a)において、シンボルレートで規格化した3dB帯域が0.1、0.2、0.6、1のときをプロットしている。シンボルレートで規格化した3dB帯域が0.1未満の場合は信号帯域に対して3dB帯域が極端に小さく現実的には使用不可能であるため除外した。図8(a)において、各々のカーブは全長に対する前半領域長の割合が特定の値のときにEVMが最小値をとり、EVMが最小値をとる全長に対する前半領域長の割合(最適点)はシンボルレートで規格化した3dB帯域毎に異なる。図8(b)において、全長に対する前半領域長の割合の最適点は、3dB帯域によって変化するが現実的な3dB帯域の範囲において0.3から0.5の範囲内にあることがわかる。このような構成であっても、本発明に係る光変調器の効果を奏する。
[第3の実施形態]
図9は、本発明の第3の実施形態に係る光変調器であるマッハツェンダ変調器900の構成を示す図で、図9(a)はマッハツェンダ変調器900の上面図であり、図9(b)はマッハツェンダ変調器900のA−A´における断面図であり、図9(c)はB−B´における断面図である。図9のマッハツェンダ変調器900は、第1のバイアス電極910、第2のバイアス電極914及び第3のバイアス電極915が第1の位相変調領域951と第2の位相変調領域952との全長に渡って形成されている。ここで、図9(b)の第1の位相変調領域951のA−A’断面図に示されるように、第2のバイアス電極914はコア層911に接続しておらず、また第3のバイアス電極915もコア層911に接続していない。一方で、図9(c)の第2の位相変調領域952のB−B’断面図に示されるように、第1のバイアス電極910はコア層911に接続していない。
RF信号を印加するアーム電極は、周囲の電極との構造的な関係性で特性インピーダンスが決まるため、第1の位相変調領域と第2の位相変調領域とで電極構造を統一することにより、位相変調領域間の特性インピーダンスのミスマッチが小さく抑えられ、良好な変調特性を得ることができる。このような構成であっても、本発明に係る光変調器の効果を奏する。
101、301、701、901 基板
102、302、702、902 入力用光ポート
103、303、703、903 1×2光カプラ
104、105、304、305、704、705、904、905 アーム導波路
104−1、105−1、304−1、305−1、304−3、305−3、904−1、905−1、904−3、905−3 nドープ領域
104−2、105−2、304−2、305−2、904−2、905−2 pドープ領域
106、306、706、906 2×1光カプラ
107、307、707、907 出力用光ポート
108、109、308、309、521、522、524、525、708、709、908、909 アーム電極
110、310、314、315、523、526、527〜530、710、714、715、910、914、915 バイアス電極
111、311、711、911 コア層
112、113、312、313、712、713、912、913 クラッド層
316、716、916−1〜916−5 ブリッジ電極
351、751、951 第1の位相変調領域
352、752、952 第2の位相変調領域
501 パッケージ
502 入力用光コネクタ
503 出力用光コネクタ
504−1〜504−4 RFコネクタ
505 DCピン
506 光ファイバ
507 ファイバブロック
508 変調器チップ
509−1、509−2 位相調整ヒータ
510−1〜510−4 チップ抵抗
511 終端基板

Claims (3)

  1. 基板上に形成された、入力光を2分岐する光カプラと、
    前記基板上に形成され、光の導波方向に沿ってpn接合部を有し、前記光カプラから分岐光の一方を導波する第1のアーム導波路と、
    前記基板上に形成され、光の導波方向に沿ってpn接合部を有し、前記光カプラから分岐光の他方を導波する第2のアーム導波路と、
    前記基板上に形成され、前記第1のアーム導波路からの光と前記第2のアーム導波路からの光を合波する光カプラと
    を備える光変調器であって、
    前記第1及び前記第2のアーム導波路の光の入力側は第1の位相変調領域であり、
    前記第1及び前記第2のアーム導波路の光の出力側は第2の位相変調領域であり、
    前記第1及び前記第2の位相変調領域のいずれか一方の位相変調領域における前記第1及び前記第2のアーム導波路は、前記基板の縁側がpドープ領域であり、当該一方の位相変調領域は、前記第1のアーム導波路と前記第2のアーム導波路との間に形成された第1のバイアス電極と、前記第1のアーム導波路の前記基板の縁側と前記第2のアーム導波路の前記基板の縁側とに形成されたRF信号を印加する第1及び第2のアーム電極とを含み、
    前記第1及び前記第2の位相変調領域のいずれか他方の位相変調領域における前記第1及び前記第2のアーム導波路は、前記基板の縁側がnドープ領域であり、当該他方の位相変調領域は、前記第1のアーム導波路と前記第2のアーム導波路との間に形成された2本のRF信号を印加する前記第1及び前記第2のアーム電極と、前記第1のアーム導波路の前記基板の縁側と前記第2のアーム導波路の前記基板の縁側とに形成された第2及び第3のバイアス電極とを含み、
    前記第1、前記第2及び前記第3のバイアス電極は、ブリッジ電極により接続され、
    前記第1の位相変調領域の長さは、前記第1の位相変調領域の長さと前記第2の位相変調領域の長さとの合計の30%以上50%未満であることを特徴とする光変調器。
  2. 前記第1、前記第2及び前記第3のバイアス電極のそれぞれの長さは、前記第1及び前記第2の位相変調領域の長さの合計と同一であることを特徴とする請求項1に記載の光変調器。
  3. 前記基板は、単一の基板であることを特徴とする請求項1または2に記載の光変調器。
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