JP6603219B2 - 多数の無線環境で動作するためのパラメータ化されたラジオ波形 - Google Patents

多数の無線環境で動作するためのパラメータ化されたラジオ波形 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信の分野に関し、より詳細には、送信された波形を異なるラジオ動作環境に関して適合させる機構に関する。
従来の無線ラジオの標準、特に放送ラジオの標準では、通信パラメータのセットが、所定のラジオ動作環境における動作に関して予め決定され、これは、ラジオ動作環境が広範囲に亘り変化する場合、最適でない性能をもたらす。例えば、主に移動レシーバに対して動作する放送トランスミッタは、固定レシーバに対して動作するものとは異なる動作の課題に直面する。別の例として、密度の高い都市部設定で動作する放送トランスミッタは、地方環境において動作するものとは異なる課題に直面する。更に別の例として、無線ブロードバンドネットワーク(例えばLTE)の低いレイテンシ及び比較的小さい放送範囲要件に関して最適化されたOFDM波形パラメータは、放送範囲要件が無線ブロードバンドネットワークのものより大幅に大きい可能性のある放送において使用されるOFDMに関して最適ではない。従って、異なる波形パラメータのセットを異なる動作環境に関して使用できるようになるように、ラジオ波形を適合できる機構に対するニーズが存在する。
ある一連の実施形態では、複数のラジオ動作環境において無線ネットワークを動作させる方法は、以下の動作を含んでよい。
上記方法は、2つ以上のパラメータ値のセットのライブラリから第1のパラメータ値のセットを選択するステップを含んでよく、ここで上記パラメータ値のセットは1つ又は複数の通信関連パラメータそれぞれに関する値を含み、第1のパラメータ値のセットは第1の標的ラジオ動作環境に適しており、上記第1のパラメータ値のセットを選択するステップは、第1の標的ラジオ動作環境において動作することになる、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのうちの第1のセットに関して実施される。
いくつかの実施形態では、2つ以上のパラメータ値のセットのうちの少なくとも1つは、移動体デバイス(例えばハンドセット、タブレット、車内のラジオ等)と通信するために最適化されてよい。例えばこのようなパラメータ値のセットは、固定デバイスに使用されるものより大きな値のサブキャリア間隔を含んでよい。更に、ライブラリ中の2つ以上のパラメータ値のセットのうちの少なくとも1つは、固定デバイス(家庭内の無線アクセスラジオ、テレビジョン等)と通信するために最適化されてよい。用語「通信(communication)」の意味の範囲は、ユニキャスト(例えばLET、WiFi等の場合)、マルチキャスト、ブロードキャスト、及び上記のいずれの組み合わせを含むものとして、広範に解釈されるべきである。
上記方法は、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのうちの第1のセットが第1のパラメータ値のセットを用いて始動して、ユーザデバイスと無線通信するよう、第1のパラメータ値のセットを1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのうちの第1のセットに適用するステップを含んでよい。
上記選択動作及び上記適用動作は、無線ネットワークの構成コントローラによって実施されてよい。
いくつかの実施形態では、上記方法はまた、1つ又は複数の通信関連パラメータそれぞれに関して可能性のある値のリストを生成するステップを含んでよい。これらの実施形態では、第1のパラメータ値のセットを選択するステップのアクションは、選択された値の組み合わせが以下の制約のうちの1つ又は複数を満たすように、1つ又は複数のリストそれぞれから値を選択するステップを含む:上記組み合わせが、スーパフレームあたり整数個のOFDMシンボルをもたらす;上記組み合わせが、移動性に対するオペレータ指定の制約を満たす;上記組み合わせが、範囲に対するオペレータ指定の制約を満たす。選択された値の上記組み合わせは、上記1つ又は複数の制約を受けるスループットを最大化できる。
ある一連の実施形態では、無線ネットワークにおけるインフラストラクチャラジオは以下のように構成してよい。
インフラストラクチャラジオは、無線ネットワークの構成コントローラから第1の情報を受信するよう構成された回路構成を含んでよく、ここで第1の情報は2つ以上のパラメータ値のセットのライブラリから第1のパラメータ値のセットを識別し、パラメータ値のセットそれぞれは、1つ又は複数の通信関連パラメータそれぞれに関する値を含み、第1のパラメータ値のセットは、第1の標的ラジオ動作環境に適している。
上記回路構成は更に:第1のパラメータ値のセットを用いて、ユーザデバイスと無線通信するようにインフラストラクチャラジオを再構成するよう;及びユーザデバイスが、第1のパラメータ値のセットを用いて、インフラストラクチャラジオと無線通信するように自身を再構成できるよう、第1のパラメータ値のセット又は第1のパラメータ値のセットを識別する第1の情報をユーザデバイスに送信するよう、構成してよい。
ある一連の実施形態では、無線ネットワークとの通信用のユーザデバイスは、以下の様に構成してよい。
ユーザデバイスは、無線ネットワークのインフラストラクチャラジオから第1の情報を受信するよう構成された回路構成を含んでよく、ここで第1の情報は2つ以上のパラメータ値のセットのライブラリから第1のパラメータ値のセットを識別し、パラメータ値のセットそれぞれは、1つ又は複数の通信関連パラメータそれぞれに関する値を含み、第1のパラメータ値のセットは、第1の標的ラジオ動作環境に適している。
上記回路構成は更に、第1のパラメータ値のセットを用いて、インフラストラクチャラジオと無線通信するようにユーザデバイスを再構成するよう構成してよい。
ある一連の実施形態では、無線ネットワークに関する2つ以上のパラメータ値のセットのライブラリを設計するための、コンピュータ実装型の方法は、以下のように実施してよい。パラメータ値のセットはそれぞれ、1つ又は複数の通信関連パラメータそれぞれに関する値を含む。
上記方法は、1つ又は複数の基準に基づいて、可能性のあるパラメータ値のセットの大域空間から、ライブラリを定義する2つ以上のパラメータ値のセットを選択するステップを含んでよい。1つ又は複数の通信関連パラメータは、以下の1つ又は複数を含む:スーパフレームあたりのシンボルの個数;チャネル帯域幅;占有される帯域幅;サンプリングレート;リソースブロックの個数;サブフレーム持続時間;フレーム持続時間;スーパフレーム持続時間;シンボル周期あたりのリソースブロックあたりのサブキャリアの個数;公称サブキャリア間隔;公称リソースブロック帯域幅;FFTサイズ;サイクリックプレフィックスサイズ又はサイクリックプレフィックスパーセンテージ;標的範囲;キャリア中心周波数;ユーザ移動性要件;変調方式;コーディングレート;シグナリングオーバヘッド。
ある一連の実施形態では、無線ネットワークに関する2つ以上のパラメータ値のセットのライブラリを設計するための、コンピュータ実装型の方法は、以下のように実施してよい。パラメータ値のセットはそれぞれ、1つ又は複数の通信関連パラメータそれぞれに関する値を含んでよい。
上記方法は、1つ又は複数の基準に基づいて、可能性のあるパラメータ値のセットの大域空間から、ライブラリを定義する2つ以上のパラメータ値のセットを選択するステップを含んでよい。1つ又は複数の通信関連パラメータは、以下の1つ又は複数を含んでよい:スーパフレームあたりのシンボルの個数;チャネル帯域幅;占有される帯域幅;サンプリングレート;リソースブロックの個数;サブフレーム持続時間;フレーム持続時間;スーパフレーム持続時間;シンボル周期あたりのリソースブロックあたりのサブキャリアの個数;公称サブキャリア間隔;公称リソースブロック帯域幅;FFTサイズ;サイクリックプレフィックスサイズ又はサイクリックプレフィックスパーセンテージ;標的範囲;キャリア中心周波数;ユーザ移動性要件;変調方式;コーディングレート;シグナリングオーバヘッド。
上記方法はまた、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのセットが特定のパラメータ値のセットを用いて始動して、ユーザデバイスと無線通信するよう、第1のパラメータ値のセットを1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのセットに適用するステップを含んでよい。
図1Aは、複数のベースステーションを含む無線ネットワークの一実施形態を示す。 図1Bは、OFDMデータポンプの一実施形態を示す。 図2(即ち表1)は、インフラストラクチャラジオのセットに関する動作制約のセットを満たすよう、適切なパラメータ値を選択するために使用される、制御盤の一実施形態を示す。 図3(即ち表2)は、標的ラジオ動作環境において通信するために1つ又は複数のラジオのシステムをセットアップするのに使用される、システム構成ワークシートの一実施形態を示す。 図4(即ち表3)は、オペレータが範囲及び移動性要件を指定できるようにする、操作盤の一実施形態を示す。 図5(即ち表4)は、システム構成ワークシートの一実施形態を示し、FFTサイズとサイクリックプレフィックスパーセンテージとの様々な組み合わせに関する放送範囲(セル範囲)が表示されている。 図6(即ち表5)は、システム構成ワークシートの一実施形態を示し、シンボル区間TSYMが、FFTサイズとサイクリックプレフィックスパーセンテージとの様々な組み合わせに関して表示さている。 図7は、複数のラジオ動作環境のうちの1つに関して無線ネットワークを構成するための方法の一実施形態を示す。 図8は、無線ネットワーク中のインフラストラクチャラジオの一実施形態を示す。 図9は、無線ネットワークと通信するためのユーザデバイスの一実施形態を示す。 図10は、ある無線ネットワークに関して2つ以上のパラメータ値のセットのライブラリを設計するための方法の一実施形態を示す。
本開示は様々な修正及び代替形態を許容するものであるが、その具体的な実施形態を例として図面に示し、また本明細書で詳細に説明する。しかしながら、上記具体的実施形態の図及び詳細な説明は、図示されている特定の形態に開示を限定することを意図したものではなく、反対に、添付の請求項によって定義されるような本開示の精神及び範囲内にある全ての修正例、均等物及び代替例を包含することを意図したものであることを理解されたい。
参照による援用
以下の特許出願は、全体が完全に本明細書中に記載されているかのように、参照により本明細書に援用される:
Tommy K. Eng及びKevin A. Shelbyによって発明された、2013年8月19日出願の米国仮特許出願第61/867434号「Parameterized Radio Waveform for Operating in Multiple Wireless Environments」;
Doerrらによって発明された、2008年7月3日出願の米国特許出願第12/167708号(米国特許第8151305号、代理人整理番号5860‐00603)「MOBILE TELEVISION BROADCAST SYSTEM」(これは、通信システムを動的に修正できるようにする機構を開示している);及び
McGinnらによって発明された、2009年6月5日出願の米国特許出願第12/479423号(米国特許第8489762号、代理人整理番号5860‐01101)「TRANSMITTING AND RECEIVING CONTROL INFORMATION FOR USE WITH MULTIMEDIA STREAMS」(これは、受信デバイスがシステムパラメータの追加を管理できるようにするツリー型構造、又はプロトコルスタックの複数の層に亘って適用される将来のプロトコルバージョンにおける方法を開示している)。
本特許において使用される用語
メモリ媒体‐いずれの様々な種類のメモリデバイス又はストレージデバイス。用語「メモリ媒体」は、インストール媒体(例えばCD−ROM、フロッピーディスク若しくはテープデバイス);コンピュータシステムメモリ若しくはDRAM、DDR、RAM、SRAM、EDO RAM、ラムバスRAM等のランダムアクセスメモリ;磁気メディア(例えばハードドライブ)、光学ストレージ若しくはROM、EPROM、FLASH等の不揮発性メモリ;レジスタ又は他の同様のタイプのメモリ素子等を含むことを意図している。メモリ媒体はその他のタイプのメモリ又はその組み合わせも同様に含んでよい。更に、メモリ媒体は、プログラムを実行する第1のコンピュータシステム内に配置してよく、又はインターネット等のネットワークを介して第1のコンピュータシステムに接続された第2の異なるコンピュータシステム内に配置してよい。後者の場合、第2のコンピュータシステムは第1のコンピュータシステムに、実行のためのプログラム命令を提供してよい。用語「メモリ媒体」は、異なる位置、例えばネットワークを介して接続された異なるコンピュータシステム内にあってよい2つ以上のメモリ媒体を含んでよい。メモリ媒体は、1つ又は複数のプロセッサが実行できる、(例えばコンピュータプログラムとして実現される)プログラム命令を記憶してよい。
コンピュータシステム‐用語「コンピュータシステム」は、パーソナルコンピュータシステム(PC)、メインフレームコンピュータシステム、ワークステーション、ネットワーク家電、インターネット家電、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、テレビジョンシステム、グリッドコンピューティングシステム若しくはその他のデバイス又はデバイスの組み合わせを含む、様々なタイプの計算又は処理システムのいずれかを指す。一般に、用語「コンピュータシステム」は、メモリ媒体からの命令を実行する少なくとも1つのプロセッサを有するいずれのデバイス(又は複数のデバイスの組み合わせ)を包含するものとして広く定義できる。
ユーザ機器(UE)(又は「UEデバイス」)‐移動可能又は携帯可能であり、無線通信を実施する、いずれの様々なタイプのコンピュータシステムデバイス。UEデバイスの例としては、携帯電話又はスマートフォン(例えばiPhone(商標)、Android(商標)ベースの電話)、携帯型ゲームデバイス(例えばNintendo DS(商標)、PlayStation Portable(商標)、Gameboy Advance(商標)、iPhone(商標))、ラップトップ、PDA、携帯型インターネットデバイス、音楽プレイヤー、データ記憶デバイス、他のハンドヘルドデバイス、及び腕時計、ヘッドホン、ペンダント、イヤホン等のウェアラブルデバイスが挙げられる。一般に、用語「UE」又は「UEデバイス」は、ユーザが容易に輸送でき、かつ無線通信が可能な、いずれの電子デバイス、計算デバイス及び/又は遠距離通信デバイス(又はデバイスの組み合わせ)を包含するよう、広範に定義できる。
ベースステーション‐用語「ベースステーション」は、この語が通常意味するところの全範囲を含み、少なくとも、固定位置に設置されて、無線携帯電話システム又はラジオシステムの一部として通信に使用される、無線通信ステーションを含む。
要素プロセッサ‐様々な要素又は要素の組み合わせを表す。要素プロセッサとしては例えば、ASIC(特定用途向け集積回路)等の回路、個々のプロセッサコアの部分若しくは回路、複数のプロセッサコア全体、個々のプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等のプログラマブルハードウェアデバイス、及び/又は多数のプロセッサを含むシステムの比較的大きな部分が挙げられる。
自動的に(automatically)‐その作用又は動作を直接指定又は実施するユーザ入力を必要とせずに、コンピュータシステム(例えばコンピュータシステムが実行するソフトウェア)又はデバイス(例えば回路構成、プログラム可能なハードウェア要素、ASIC等)が実施する動作又は操作について用いる。従って用語「自動的に」は、ユーザが手動で実施又は指定する操作(ここでユーザが操作を直接実施するために入力を提供する)と対照的なものである。自動処理は、ユーザが提供する入力によって開始される場合があるが、これに続く「自動的に」実施される動作は、ユーザが指定するものではなく、即ち「手動で」実施される(ユーザが各動作の実施を指定する)ものではない。例えばユーザが、各フィールドを選択し、(例えば情報をタイピングすることによって、チェックボックスを選択することによって、無線選択によって等で)情報を指定する入力を提供することによって、電子フォームを埋める場合、仮にコンピュータシステムがユーザの動作に応答して上記フォームを更新しなければならないとしても、これは上記フォームを手動で埋めたことになる。このようなフォームはコンピュータシステムによって自動で埋めることができ、この場合コンピュータシステム(例えばコンピュータシステム上で実行されるソフトウェア)は、フォームのフィールドを分析して、フィールドへの回答を指定するいずれのユーザ入力を必要とせずにフォームを埋める。上述のように、ユーザはフォームを自動で埋める動作を発動する場合はあるが、実際にフォームを埋める動作には関わらない(例えばユーザはフィールドへの回答を手動で指定せず、回答は自動的に完了する)。本明細書は、ユーザが行う動作に応答して自動的に実施される操作の様々な例を提供する。
無線ネットワークアーキテクチャ
ある一連の実施形態では、無線ネットワーク50は、図1に示すように構成してよい無線ネットワークは、ベースステーションBS1、BS2、…、BSNによって例示的に示唆されているように、1つ又は複数のベースステーションを含んでよい。集中型又は分散型の構成コントローラCCは、様々な通信媒体のいずれを通してベースステーションに連結できる。例えば一実施形態では、通信コントローラは、インターネットを介して、又は更に一般的にはコンピュータネットワークを介して、ベースステーションに連結できる。各ベースステーションは、1つ又は複数のユーザデバイスに情報を無線送信する。(各ユーザデバイスUDは、黒色で塗り潰された丸で表されている。)ユーザデバイスのうちのいくつかは、テレビジョン、
家庭又はオフィスに設置された無線設備、セットトップボックス及びデスクトップコンピュータといった、固定デバイスであってよい。ユーザデバイスのうちの他のものは、携帯電話、タブレット、ラップトップコンピュータ、携帯型TVレシーバ、車載デバイス、飛行機搭載デバイスといった、移動体デバイスであってよい。無線ネットワークのオペレータOpは、(例えばインターネットを介して)構成コントローラCCにアクセスしてよく、ベースステーションの1つ又は複数に関する、ラジオ動作パラメータ及び/又は動作要件を指定する入力を提供してよい。構成コントローラにより、オペレータは、上記指定されたラジオ動作パラメータ及び/又は動作要件に適合するパラメータ値のセットを選択して、上記選択されたパラメータ値のセットを1つ又は複数のベースステーションに適用できる。
OFDMシステム構成
図1Bは、一実施形態によるOFDMデータポンプ100を示す。OFDMデータポンプは、トランスミッタ110、レシーバ120を含む。トランスミッタ110は、送信媒体115を通してレシーバ120に対して送信を行う。
トランスミッタ110は、高速フーリエ逆変換(IFFT)ユニット112、サイクリックプレフィクス(CP)付与ユニット115を含む。(より一般的には、ユニット112は、離散フーリエ逆変換を実施してよい。)逆FFTユニットは、IFFTサイズNFFTを変更できるように構成できる(又はプログラムできる)。CP付与ユニットは、サイクリックプレフィクスサイズを変更できるように構成できる(又はプログラムできる)。OFDMシンボルを形成するために、IFFTユニット112は、NFFTサブキャリアシンボル(例えばQAMシンボル)の集合を、NFFTタイムドメインサンプルの集合に変換する。各サブキャリアシンボルは、コンスタレーション(例えばQAMコンスタレーション又はPSKコンスタレーション)から選択してよい。16QAMコンスタレーション(111として標識される)が図1Bに示されているが、様々なコンスタレーションのいずれを使用してよい。実際には、コンスタレーションは、一連のサポートされているコンスタレーションから(例えばシステムオペレータによって、又は自動的に、制御アルゴリズムによって)選択してよい。
CP追加ユニット115は、上記タイムドメインサンプルの集合にサイクリックプレフィクスを付与して、サンプルの増補された集合を得る。(サイクリックプレフィクスは、マルチパス誘発型遅延広がりに対するレシーバの耐性を改善するために使用される。)トランスミッタはまた、上記サンプルの増補されたセットをアナログドメインに変換するための、デジタル‐アナログコンバータ(図示せず)も含む。得られたアナログOFDMシグナルは、RF送信回路構成を用いて送信される。
レシーバ120は、RFレシーバ回路構成を用いて、OFDMシグナルを受信する。受信されたOFDMシグナルは、アナログ‐デジタル変換回路構成を用いて、サンプルのストリームに変換される。CP除去ユニット125は、サイクリックプレフィクスに対応するサンプルを除去する。(CPの除去は、シンボル間干渉を排除する役割を果たすことができ、また、遅延広がりがガード区間GIに完全に含まれる場合に、単純なシングルタップの等化を可能とする。)NFFTサンプルの残りの集合は、NFFTサブキャリアシンボルの集合への変換のために、高速フーリエ変換(FFT)ユニット127に提供される。FFTユニットは、FFTサイズNFFTを変更できるように構成できる(又はプログラムできる)。同様に、CP除去ユニットは、サイクリックプレフィクスサイズを変更できるように構成できる(又はプログラムできる)。
トランスミッタ110はフレームを生成してよく、各フレームは複数のOFDMシンボルを含む。130に示すように、各OFDMシンボルは、ガード区間(GI)及びデータ部分DPを含む。ガード区間は、OFDMシンボルのサイクリックプレフィクスを含む。ガード区間の持続時間は、トランスミッタからの受信を行うユーザデバイスが経験する予測最大遅延広がりに基づいて構成してよい。(遅延広がりは、レシーバにおける、最初に到着するマルチパスコンポーネントと最後に到着するマルチパスコンポーネントとの間の時間差である。)小さなセルでは、上記予測最大遅延広がりは、より大きなセルに比べて小さくなり得る。更に、単一周波数ネットワーク(SFN)におけるトランスミッタ間の分離もまた、両トランスミッタの範囲内のレシーバに関する遅延広がりのソースを構成する。従って、ガード区間のサイズは、セルのサイズ若しくはトランスミッタの所望の範囲、又はSFNの場合はトランスミッタ間の分離によってスケーリングされ得る。
OFDMでは、データ部分DP中のサンプルの個数は、IFFTを実施するために使用されるFFTサイズNFFTと同一である。従ってデータ部分の持続時間TFFTは、FFTサイズNFFT及びサンプルレートによって決定される。(トランスミッタにおいては、サンプルレートとは、デジタル‐アナログコンバータが動作して、IFFTユニット112が提供するサンプルを変換するレートである。レシーバにおいては、サンプルレートとは、アナログ‐デジタルコンバータが受信したアナログシグナルからサンプルを生成するレートである。)更に、OFDMシグナルの隣接するサブキャリア間の間隔Δfは、以下の関係式:
Δf=fS/NFFT (1)
によって制限され、ここでfSはサンプルレートである。特に、いずれの所定のサンプルレートfSに関して、サブキャリア間隔はFFTサイズNFFTに対して逆関係にあることが観察される。ユーザデバイスがトランスミッタに対して移動する場合、このユーザデバイスが受信するOFDMシグナルは、ユーザデバイスの速度の径方向成分に応じた量だけドップラー偏移することになる。OFDMシグナルのサブキャリア間隔がドップラー偏移に関して十分に大きくない場合、UEデバイスがOFDMシグナルを十分な信頼性でデコードできる能力が損なわれることになる。従ってサブキャリア間隔は、(FFTサイズ及び/又はサンプルレートfSの適切な選択によって)トランスミッタ110のセル中のユーザデバイスの予測最大移動性に基づいて構成され得る。
システムパラメータ
いくつかの実施形態では、基本的なシステムパラメータは、利用可能なシグナル帯域幅に基づいて選択してよい。必要なサンプリングレートfS及び占有される帯域幅Bに対するFFT寸法NFFT及びサブキャリア間隔Δfは以下:
S=NFFT・Δf (2A)
B=NSA・Δf (2B)
FFT=1/Δf (2C)
SYM=GI+TFFT (2D)
=(CP%+1)・TFFT (2E)
の通りであり、NSCは、パワードデータサブキャリアの個数であり、CP%はGI/TFFTに等しい。(NSCパワードデータサブキャリアは、NFFTサブキャリアの適切なサブセットとして選択され、隣接するチャネル間の保護帯域を実現可能とする。)あるスーパフレーム(又はフレーム)中の各OFDMシンボルの持続時間を同一となるように制限し、かつ上記スーパフレーム(又はフレーム)の1つ又は複数のデータ搬送部分が過剰なサンプルを有することなく整数Nsym個のOFDMシンボルを含むことを求める場合、Nsym、NFFT、fS、B、CP%といったパラメータの値の可能性のある組み合わせは完全に任意ではない。しかしながら、NFFT、fS、B等のパラメータが、密な値の範囲からの値を取るようにすることによって、スーパフレーム(又はフレーム)が整数個のOFDMシンボルを含むという要件を保ったまま、あるパラメータ値の組み合わせがシステム要件を満たすことを発見できることを保証できる。
パフォーマンスメトリクス
システムパラメータは、1つ又は複数のパフォーマンスメトリクスを最大化するように選択してよい。ある所定の展開に関して予想されるセルの特徴を仮定して、信頼できるパフォーマンスを同時に配信するシステム構成を選択することが、オペレータの目的である。
ドップラー速度
オペレータは、あるセル中のユーザデバイスの予想最大速度VDに関して、当該セルにおいて(又はある所定の時刻に)予想される移動性のレベルを指定してよい。予想最大ドップラー偏移DSMEは、以下の関係式:
Figure 0006603219
に従い、予想最大速度に左右され、ここでcは光速、fCは送信されるOFDMシグナルのキャリア周波数である。信頼できる復調を保証するために、予想最大ドップラー偏移及びサブキャリア間隔Δfは典型的には、最大ドップラー偏移がサブキャリア間隔Δfのフラクションk以下となる、即ち:
Figure 0006603219
となるように制限され、ここで0<k<1である。フラクションkの値は、異なる複数の実施形態によって変化し得る。
範囲
いくつかの実施形態では、範囲R(例えばSFNの放送タワー間の分離)は、以下の関係式:
R=c・GI (5A)
=c・TFFT・CP% (5B)
に従って、ガード区間GIによって決定できる。
システム構成ワークシート
システム構成は、システム構成ワークシート(又はスプレッドシート)を利用して実施してよい。このワークシートにより、システム設計者は、構成パラメータの略排他的な範囲を系統的に調査でき、定められた基準のセットを適用して、特定の展開シナリオに最も好適な構成を見つけ出すことができる。
制御盤
制御盤は、基本的なシステムセットアップを提供するために使用してよい。制御盤はシステム設計者が使用してよく、これによりシグナル帯域幅Bsig、サンプリングレートfSといったパラメータを指定できる。またワークシートによって、設計者がサブフレーム、フレーム及びスーパフレーム持続時間を指定できるようにすることができる。スーパフレーム持続時間を用いて、ある所定のシステム展開に好適な無数の選択肢から構成パラメータの組み合わせを決定できる。表1(即ち図2)は、制御盤の実施形態200を示す。設計者(又はシステムオペレータ)は、シグナル帯域幅パラメータ、シグナル持続時間パラメータ及び種々のパラメータ等のパラメータの値を入力してよい。シグナル帯域幅パラメータは、公称チャネル帯域幅Bchan、占有されるシグナル帯域幅Bsig、サンプルレートfS、リソースブロックの個数NRBを含んでよい。シグナル持続時間パラメータは、サブフレーム持続時間(sf)、フレーム持続時間(F)、スーパフレーム持続時間(SF)を含んでよい。上記種々のパラメータは、許容可能な最大サイクリックプレフィクスパーセンテージ(最大CP%)、シンボル周期あたりのリソースブロックあたりのサブキャリアの個数NSC、サブキャリア間隔Δf、公称リソースブロック帯域幅RB_BWを含んでよい。表1に示すパラメータのうちのいくつかは、相互依存性であってよい。例えばNRB及びNSCは、配分されるチャネル帯域幅から隣接するチャネル間のいずれの保護帯域を差し引いたものに左右され得る。
様々なパラメータに関して表1に示す単位は例示的なものであり、異なる実施形態に関して変化してよい。更に他の実施形態では、制御可能なパラメータの他のセットを使用してよい。
パラメータ選択
プロセスは、指定されたスーパフレーム持続時間内において整数個のOFDMシンボル(即ちサイクリックプレフィクスを含むOFDM)が得られない構成(即ちパラメータ値の組み合わせ)を最初に排除することによって開始してよい。OFDMシンボル区間TSYMは、ある所定のサンプリングレートに関するFFT寸法区間TFFT及びCP%によって決定される。(CP%は、比GI/TFFTである。)サンプリングレートは、利用可能なチャネル帯域幅及び関連するサブキャリア間隔(Δf)の関数として決定できる:
S=NFFT・Δf (6A)
sig=NSC・Δf (6B)
ここでNSCは、パワードデータサブキャリアの個数である。更に:
FFT=1/Δf (7A)
SYM=GI+TFFT (7B)
=(CP%+1)・TFFT (7C)
である。
スーパフレームあたりのOFDMシンボルの個数NSYMは、制御盤において指定されるようなスーパフレーム持続時間を、OFDMシンボル区間TSYMで除算することによって決定される。個数NSYMは、FFT寸法NFFT及びCP%の各組み合わせに関して計算してよい。(FFT寸法は本明細書では「FFTサイズ」とも呼ばれる。)実装を容易にするために、FFT寸法の、可能性のある値を、定められた公式に基づいて昇順に列挙してよい。FFT寸法の可能性のある値は、表2(即ち図3)に示すように、例えばNFFT=5mnp(m、n、pは負ではない整数)といった素数のべき乗の式に適合してよい。CP%の候補値は、略排他的な範囲を包含する有理分数である。(有理分数は、N/D(N、Dは正の整数)の形態の分数である。整数Dは、NFFTの可能性のある値によって制限され得る。)NSYMに関して整数値が得られるNFFTとCP%との組み合わせを識別する。これらの組み合わせ(「構成(configuration)」と呼ぶ場合もある)を、パラメータのスクリーニングの次のレベルに供する。作表された数値フィールド210は、2つのこのような組み合わせ、即ち:
SYM=118に対応する(NFFT,CP%)=(3072,1.69%);及び
SYM=59に対応する(NFFT,CP%)=(6144,1.69%)
を示す。サンプルレート値fS=9.216メガサンプル/秒及びチャネル帯域幅値Bchan=6MHzを数値フィールド210と接続する線は、上記数値フィールド内で与えられるNSYMの値がサンプルレート値及びチャネル帯域幅値に左右されることを示している。
表2(即ち図3)には、CP%の値が5個、NFFTの値が23個のみ示されているが、いずれの個数のCP%値及びいずれの個数のNFFT値を調査してよいことを理解されたい。実際には、表2(図3)には、作表された数値フィールド210の僅かな部分しか示されていない。
上述のように、いくつかの実施形態では、NFFTは別個の素数p1、p2、…、pmのべき乗の積であってよい:
Figure 0006603219
ここでn1、n2、…nmは負ではない整数である。FFTアルゴリズムを用いてNFFT‐点離散フーリエ変換の少なくとも一部分を実装できるよう、上記別個の素数は好ましくは2を含む。従ってNFFTの素数のべき乗への分解は以下の形態を有し得る:
Figure 0006603219
いくつかの実施形態では、上記分解中の2のべき乗の項は、残りの項の積に対して優位(例えば大幅に優位)であってよい。即ち:
Figure 0006603219
である。NFFT点離散フーリエ変換は、サイズがK=2^(nm)である効率的なFFTと、サイズがNFFT/Kである効率が低いDFTとに分解できるため、2のべき乗が優勢であることにより、NFFT点DFTの全体としての効率が上昇する。上記別個の素数の集合中において2以外の素数を可能とすることにより、NFFTの値のより密なセットが提供され、従ってNSYMに関して整数値の解が見つかる蓋然性が高まる一方で、NFFT点DFTの計算の複雑性を制御することが望ましい。従ってn1、n2、…nm-1の値を、
Figure 0006603219
が2^(nm)に比べて小さくなるように制限してよい。
操作盤
操作盤により、放送局は、ある所定のシステム展開に関するパフォーマンス目標を確立できる。オペレータは、キャリア周波数fC、範囲標的R、ユーザ移動性を指定してよい。ユーザ移動性は例えば、ユーザデバイスの予想最大速度vに関して指定(又は指示)してよい。範囲標的は、送信されるOFDMシンボルの、必要な最小ガード区間(GI)を決定する。(OFDMシンボルのサイクリックプレフィクスは、上記最小ガード区間以上の持続時間を有しなければならない。)予想最大速度から計算される予想最大ドップラー偏移は、許容される最小サブキャリア間隔を決定する。操作盤の実施例400を示す表3(即ち図4)を参照されたい。オペレータは、変調方式(mod)、サブキャリアシンボルあたりのビット数、(例えばビットをサブキャリアシンボルに対してマッピングする前のバイナリ畳み込みコーディングに関する)コーディングレートk/n、シグナリングオーバヘッドパーセンテージ(ovr)も指定してよい。シグナリングオーバヘッドは、例えば同期シグナル、パラメータ選択、パイロットを搬送するために予約されるサブキャリアといった非ユーザデータを搬送するために予約されるいずれのシンボル周期として定義される。
いくつかの実施形態では、操作盤の範囲標的Rを、放送タワー間の分離に基づいて(オペレータが)設定してよい。範囲標的は、以下:
R=c・GImin (9A)
=C・TFFT(CP%)min (9B)
に従って、最小ガード区間GI及び/又は最小CP%を決定できる。OFDMシンボルのガード区間は、最小ガード区間GImin以上でなくてはならない。
操作盤のドップラー速度vは、セル内において(又は所定の時刻において)予想される移動性の最大レベルを表し、これは、以下の関係式:
Figure 0006603219
に従って、予想最大ドップラー偏移DSMEを決定する。
信頼できる復調を保証するために、許容可能な最大ドップラー偏移DSMaxTolを、サブキャリア間隔のフラクションk(5%又は10%又は15%等)に等しくなるように設定する:
DSMaxTol=kΔf (11)
予想最大ドップラー偏移DSMEは、許容可能な最大ドップラー偏移DSMaxTol以下でなくてはならない:
DSME≦DSMaxTol (12)
Figure 0006603219
従って、フラクションkが与えられると、予想最大ドップラー偏移は、サブキャリア間隔Δfの、可能性のある最小値を定義する。ドップラー偏移要件(13)は、ドップラー速度要件:
Figure 0006603219
(ここでk*c*Δf/fCは許容可能な最大ドップラー速度である)として同等に表すことができることに留意されたい。表4(即ち図5)では、「最大ドップラー」として標識された2つの列は、k=0.1である場合の上記許容可能な最大ドップラー速度に対応する。
範囲及び遅延広がり公差
(例えば複数のトランスミッタが単一周波数ネットワークとして動作する場合に発生するような)複数のタワーからの同時送信は、2つのタワー両方の範囲内のいずれのユーザデバイスへの有意なマルチパスにつながる。操作盤においてオペレータが指定する所望の範囲(即ち範囲標的R)は、必要な遅延広がり公差を提供するために必要な最小ガード区間GIMINを決定する。NFFT及びCP%のある所定の組み合わせに対応するガード区間は:
GI=(CP%)NFFT/fS (15)
によって与えられる。パラメータの有効な組み合わせは、最小ガード区間に関する制約:
GIMIN≦GI (16)
を満たさなければならない。
ある所定のシステム構成(即ちパラメータ値の組み合わせ)によって可能となる放送範囲は、ガード区間GIに左右される。大きな/小さなガード区間は、大きな/小さな放送範囲を暗示する。あるシステム構成に対応する放送範囲は、以下の式:
放送範囲=c*GI (17A)
放送範囲=c*(CP%)TFFT (17B)
放送範囲=c*(CP%)NFFT/fS (17C)
のうちの1つ又は複数に基づいて計算できる。表4(即ち図5)の数値フィールド510は、NFFT及びCP%の値の様々な組み合わせに関する放送範囲の値(キロメートル)を含む。
表4(即ち図5)に示すように、ドップラー偏移要件(13)を満たす、又はこれを超えるサブキャリア間隔ΔfをもたらすFFTサイズの値は、太字で強調されている。(NFFT=16384は、これらのFFTサイズのうちの最大のものであり、これは操作盤のNFFTフィールドに表示される。)スーパフレームあたりの整数NSYM個のシンボルという制約に更に適合する組み合わせは、更なる考察のために保持される。
CPオーバヘッド及びシステムスループット
システムパラメータを選択する際の最終的な目標は、システムスループットを最大化することである。操作盤は、展開されるセルにおける放送送信に適用される、例えばQPSK、16‐QAM、64‐QAM、256‐QAMといった変調次数、及びコーディングレートk/nの指定も可能とする。表5(即ち図6)を参照されたい。
スプレッドシートは、以下において更に議論するドップラー偏移要件を満たす最大FFT寸法(即ちFFTサイズ)を選択してよい。(基本となる関係式Δf=fS/NFFTは、固定サンプリングレートfSの場合に、NFFTが増大するに従ってサブキャリア間隔Δfが減少することを暗示していることを想起されたい。)この最小FFT寸法は、操作盤のFFT寸法フィールド(NFFTで表される)に表示される。
選択されたFFT寸法に関して、スプレッドシートは更に、NSYM(スーパフレームあたりのシンボルの個数)に関して整数値をもたらし、かつガード区間に関する制約GI≧GIMIN、又はこれと同等に、範囲に関する制約、放送範囲≧範囲標的を満たす、最小のCP%値を選択してよい。この最小のCP%値は、対応するシンボル区間(即ちガード区間GIとFFT持続時間TFFTとの和)を計算するために使用され、これは操作盤のTSYMフィールドに表示される。図示した例では、CP%=12.5%が、NFFT=16384に関して、整数値のNSYM及び放送範囲≧範囲標的=50kmを与える、最小CP%値である。従ってTSYM=2000が選択される。
SYMを仮定して選択された変調方式及びコーディングレートに関して、スペクトル効率を(例えばbps/Hzで)計算してよい。スペクトル効率は、操作盤のフィールド610に表示してよい。
スループットは、選択された変調方式及びコーディングレートの関数としての、OFDMシンボルあたりに配信されるビット数から、同期及び他のシグナリングのための追加のフレーミングオーバヘッドを減算し、これをシンボル区間で除算したものとして計算できる。
提供されるシステムパフォーマンス
表5(即ち図6)に示す最終的な構成は、NFFT=16384及びCP%=12.5%に対応する、8.19bps/Hzのスペクトル効率を提供する。この構成は、fC=600MHzで動作する50kmのセル半径に亘る、最高100kphの移動性を可能とする。本開示のスプレッドシートの動作を、入力パラメータの具体的な値に関して説明したが、入力パラメータ値のいずれの組み合わせでこのスプレッドシートを使用してよいことを理解されたい。
ある一連の実施形態では、複数のラジオ動作環境において無線ネットワークを動作させる方法700は、図7に示す動作を含んでよい。(方法700はまた、上述の特徴、要素及び実施形態のいずれのサブセットも含んでよい。)本方法は、記憶されているプログラム命令の実行に応答して、コンピュータシステムによって実施してよい。
710では、コンピュータシステムは、2つ以上のパラメータ値のセットのライブラリから第1のパラメータ値のセットを選択してよく、ここで上記パラメータ値のセットは1つ又は複数の通信関連パラメータそれぞれに関する値を含む。一実施形態では、上記1つ又は複数の通信関連パラメータは、既に様々に説明したように、FFTサイズNFFT及びサイクリックプレフィクスパーセンテージを含む。第1のパラメータ値のセットは第1の標的ラジオ動作環境に適している。上記第1のパラメータ値のセットを選択するステップのアクションは、第1の標的ラジオ動作環境において動作されることになる1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのうちの第1のセットに関して実施される。
いくつかの実施形態では、2つ以上のパラメータ値のセットのうちの少なくとも1つは、移動体デバイス(例えばハンドセット、タブレット、車内のラジオ等)と通信するために最適化されてよい。例えばこのようなパラメータ値のセットは、固定デバイスに使用されるものより大きな値のサブキャリア間隔を含んでよい。更に、ライブラリ中の2つ以上のパラメータ値のセットのうちの少なくとも1つは、固定デバイス(例えば家庭内の無線アクセスラジオ、テレビジョン等)と通信するために最適化されてよい。用語「通信(communication)」の意味の範囲は、ユニキャスト(例えばLET、WiFi等の場合)、マルチキャスト、ブロードキャスト、及び上記のいずれの組み合わせを含むものとして、広範に解釈されるべきである。
715では、コンピュータシステムは、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのうちの第1のセットが第1のパラメータ値のセットを用いて始動して、ユーザデバイスと無線通信するよう、第1のパラメータ値のセットを1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのうちの第1のセットに適用してよい。
いくつかの実施形態では、上記選択動作710及び上記適用動作715は、無線ネットワークの構成コントローラによって実施される。
いくつかの実施形態では、方法700は、1つ又は複数の通信関連パラメータ(例えばFFTサイズ及びCP%)それぞれに関して可能性のある値のリストを生成するステップを含んでよく、この場合、第1のパラメータ値のセットを選択するステップのアクションは、選択された値の組み合わせが以下の制約のうちの1つ又は複数を満たすように、1つ又は複数のリストそれぞれから値を選択するステップを含む:上記組み合わせが、スーパフレームあたり整数個のシンボル(例えばOFDMシンボル)をもたらす;上記組み合わせが、移動性に対するオペレータ指定の制約を満たす;上記組み合わせが、範囲に対するオペレータ指定の制約を満たす。
いくつかの実施形態では、選択された値の上記組み合わせは、例えばスプレッドシートに関連して既に様々に説明したように、上記1つ又は複数の制約を受けるスループットを最大化する。
いくつかの実施形態では、ライブラリを定義する2つ以上のパラメータ値のセットは、1つ又は複数の基準に基づいて、可能性のあるパラメータ値のセットの大域空間から選択されている。
いくつかの実施形態では、上記1つ又は複数の基準は、スーパフレームあたりのシンボル(例えばOFDMシンボル)の個数が整数であるという要件を含んでよい。
いくつかの実施形態では、上記1つ又は複数の基準は、サブキャリア周波数間隔Δfが、指定された最大標的ドップラー偏移又は指定された最大速度に基づいて決定された最小値以上であるという要件を含む。
いくつかの実施形態では、上記1つ又は複数の基準は、ガード区間が、インフラストラクチャラジオ送信の指定された予想最大範囲に基づく最小値以上であるという要件を含む。
いくつかの実施形態では、上記1つ又は複数の通信関連パラメータのうちの1つは、OFDM FFTサイズを含み、上記1つ又は複数の基準は、このOFDM FFTサイズの実装の計算効率を表す基準を含む。
いくつかの実施形態では、FFTサイズは、素数の固定されたセットのべき乗の積となるように制約される。
いくつかの実施形態では、1つ又は複数の通信関連パラメータのうちの1つは、サイクリックプレフィクス(CP)パーセンテージを含み、上記CPパーセンテージは、分子の整数を分母の整数で除算したものとして計算される。サイクリックプレフィクスは、CP%を満たすサンプルの最小の整数個数として挿入してよい。
いくつかの実施形態では、CPパーセンテージは、例えば指定された実現可能な最大CPパーセンテージまで、昇順で計算される。
いくつかの実施形態では、ライブラリは、2つ以上のデフォルトのパラメータ値のセット(例えば、都市部環境における放送に関して最適化されたデフォルトのセット、非都市部環境における放送に関して最適化されたデフォルトのセット、LTE等の別の無線システムとの適合性に関して最適化されたデフォルトのセット、固定通信に関して最適化されたデフォルトのセット、システム情報を通信するために使用されるデフォルトのセット)を含む。無線ネットワークの各ユーザデバイス及び各インフラストラクチャラジオは、上記デフォルトのパラメータ値のセットをサポートしてよく、即ち上記デフォルトのパラメータ値のセットのいずれを用いて、無線通信のために再構成可能であってよい。
いくつかの実施形態では、第1のパラメータ値のセットは、上記デフォルトのパラメータ値のセットのうちの1つではない。
いくつかの実施形態では、ライブラリのベースライン状態において、ライブラリ中の全てのパラメータ値のセットは、デフォルトのパラメータ値のセットである。
いくつかの実施形態では、方法700は、1つ又は複数の追加のパラメータ値のセットによってライブラリを拡張するステップも含む。
いくつかの実施形態では、デフォルトのパラメータ値のセットは、インフラストラクチャラジオ及び/又はユーザデバイス内に、製造時に事前にロードされる。
いくつかの実施形態では、第1のパラメータ値のセットを適用するステップのアクションは、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオの各インフラストラクチャラジオに第1の情報を送ることによって実施される。第1の情報は、第1のパラメータ値のセットを識別する。
いくつかの実施形態では、第1の情報は第1のパラメータ値のセットを含む。
いくつかの実施形態では、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのうちの第1のセットのインフラストラクチャラジオのうちの少なくとも所定の1つは、ライブラリのローカルコピーを記憶する。上記所定のインフラストラクチャラジオは、ライブラリのローカルコピーに第1のパラメータ値のセットを追加するよう構成してよい。
いくつかの実施形態では、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのうちの第1のセットの各インフラストラクチャラジオは、ライブラリのローカルコピーを記憶し、第1の情報は、ライブラリ中の上記2つ以上のパラメータ値のセットのうちの第1のパラメータ値のセットを示すセットポインタを備える。
いくつかの実施形態では、第1のセットの1つ又は複数のインフラストラクチャラジオは、OFDMを用いてユーザデバイスに対する無線送信を少なくとも行うように構成される。1つ又は複数の通信関連パラメータは、以下の1つ又は複数を含んでよい:スーパフレームあたりのシンボルの個数;チャネル帯域幅;占有される帯域幅(又は占有されるシグナル);サンプリングレート;リソースブロックの個数;サブフレーム持続時間;フレーム持続時間;スーパフレーム持続時間;シンボル周期あたりのリソースブロックあたりのサブキャリアの個数;公称サブキャリア間隔;公称リソースブロック帯域幅;FFTサイズ;サイクリックプレフィックスサイズ(又はサイクリックプレフィックスパーセンテージ);標的範囲;キャリア中心周波数;(例えば最大速度又はドップラー偏移に関する)ユーザ移動性要件;変調方式;コーディングレート;シグナリングオーバヘッド。
いくつかの実施形態では、方法700は、2つ以上のパラメータ値のセットのライブラリから第2のパラメータ値のセットを選択するステップも含んでよく、上記第2のパラメータ値のセットは、第1の標的ラジオ動作環境とは異なる第2の標的ラジオ動作環境に適しており、上記第2のパラメータ値のセットを選択するステップは、第2の標的ラジオ動作環境で動作することになる、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのうちの第2のセットに関して実施され、また方法700は、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのうちの第2のセットが第2のパラメータ値のセットを用いて始動して、ユーザデバイスと無線通信するよう、第2のパラメータ値のセットを1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのうちの第2のセットに適用するステップも含んでよい。
いくつかの実施形態では、上記第2のパラメータ値のセットを適用するステップは、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのうちの第2のセットに第2の情報を送ることによって実施され、第2の情報は第2のパラメータ値のセットを識別する。
いくつかの実施形態では、第2の情報は第2のパラメータ値のセットを含む。
いくつかの実施形態では、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのうちの第2のセットの各インフラストラクチャラジオは、ライブラリのローカルコピーを記憶し、第2の情報は、ライブラリ中の上記2つ以上のパラメータ値のセットのうちの第2のパラメータ値のセットを示すセットポインタを備える。
いくつかの実施形態では、方法700は、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのうちの第1のセットが、第1の標的ラジオ動作環境とは異なる第2の標的ラジオ動作環境において動作することになることが決定されるのに応答して、ライブラリから第2のパラメータ値のセットを選択するステップも含み、この第2のパラメータ値のセットは、上記第2の標的ラジオ動作環境に適している。続いて、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのうちの上記第1のセットが第2のパラメータ値のセットを用いて始動して、ユーザデバイスと無線通信するよう、第2のパラメータ値のセットを1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのうちの第1のセットに適用してよい。
いくつかの実施形態では、第2のパラメータ値のセットを1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのうちの第1のセットに適用するステップのアクションは、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのうちの第1のセットに第2の情報を送ることによって実施され、上記第2の情報は、第2のパラメータ値のセットを識別する。
いくつかの実施形態では、第2の情報は第2のパラメータセットを含む。
いくつかの実施形態では、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのうちの第1のセットの各インフラストラクチャラジオは、ライブラリのローカルコピーを記憶し、第2の情報は、ライブラリ中の上記2つ以上のパラメータ値のセットのうちの第2のパラメータ値のセットを示すセットポインタを備える。
いくつかの実施形態では、無線ネットワークは無線ブロードバンドネットワークである。
いくつかの実施形態では、無線ネットワークはテレビジョン放送ネットワークである。
いくつかの実施形態では、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオは、OFDMを用いてユーザデバイスに対する無線送信を少なくとも行うように構成される。
いくつかの実施形態では、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオはそれぞれトランスミッタを含む。
いくつかの実施形態では、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオはそれぞれトランシーバを含む。
いくつかの実施形態では、第1の標的ラジオ動作環境は都市部環境である。
いくつかの実施形態では、第1の標的ラジオ動作環境は非都市部環境である。
いくつかの実施形態では、第1の標的ラジオ動作環境は、移動体デバイスとの通信用である。
いくつかの実施形態では、第1の標的ラジオ動作環境は、固定デバイスとの通信用である。
いくつかの実施形態では、第1のパラメータ値のセットの選択は事前に決定されている。
いくつかの実施形態では、第1のパラメータ値のセットの選択はリアルタイムで実施される。
いくつかの実施形態では、方法700は、(例えば第1のパラメータ値のセット及び他の制御情報を含む)システム情報並びにユーザデータの、インフラストラクチャラジオからユーザデバイスへの送信を時間多重化するステップも含む。
いくつかの実施形態では、第1のパラメータ値のセットをまだ知らない、ネットワークに対して新規である複数のデバイスを包含するために、システム情報は、(サポートされている変調次数のセットのうちの)最低次の変調を用いて、(サポートされている帯域幅のうちの)最も狭いシグナル帯域幅において送信される。
ある一連の実施形態では、無線ネットワーク内のインフラストラクチャラジオ800は、図8に示すように構成できる。(インフラストラクチャラジオ800はまた、上述の特徴、要素及び実施形態のいずれのサブセットも含んでよい。)インフラストラクチャラジオは、回路構成810及びアンテナシステム815を含んでよい。
回路構成810は、無線ネットワークの構成コントローラから第1の情報を受信するよう構成されてよい。例えば回路構成810は、一般的にインターネット又は他のコンピュータネットワークを介して通信するためのネットワークインタフェース又はモデムを含んでよい。第1の情報は、2つ以上のパラメータ値のセットのライブラリから第1のパラメータ値のセットを識別する。パラメータ値のセットそれぞれは、1つ又は複数の通信関連パラメータそれぞれに関する値を含む。第1のパラメータ値のセットは、第1の標的ラジオ動作環境に適している。
回路構成810は更に、第1のパラメータ値のセットを用いて、ユーザデバイスと無線通信するようにインフラストラクチャラジオを再構成するよう、構成されてよい。いくつかの実施形態では、回路構成810は、コントローラ及び波形生成回路構成を含んでよい。コントローラは、送信されることになるシンボル(例えばOFDMシンボル)を生成する際に第1のパラメータ値のセットの値を使用するよう、波形生成回路構成をプログラムしてよい。
回路構成810は、ユーザデバイスが、第1のパラメータ値のセットを用いて、インフラストラクチャラジオと無線通信するように自身を再構成できるよう、第1のパラメータ値のセット又は第1のパラメータ値のセットを識別する第1の情報をユーザデバイスに送信するよう、構成してよい。いくつかの実施形態では、回路構成810は、第1のパラメータ値のセット(又は第1の識別情報)を含むシステム情報をユーザデバイスに送信するための、ツリー型機構を使用してよい。上記ツリー型機構では、現在の制御フィールドの値は、次の制御フィールドに含まれることになる制御情報の種類を決定してよい。従って、ある所定の制御フィールドは、送信される異なる複数のスーパフレーム又はフレームにおいて異なる意味を有し得る。
いくつかの実施形態では、ライブラリを定義する2つ以上のパラメータ値のセットは、1つ又は複数の基準に基づいて、可能性のあるパラメータ値のセットの大域空間から(例えば構成コントローラによって)選択されている(又は事前に決定されてインフラストラクチャラジオに事前にロードされる)。
いくつかの実施形態では、ライブラリは、2つ以上のデフォルトのパラメータ値のセット(例えば、都市部環境における放送に関して最適化されたデフォルトのセット、非都市部環境における放送に関して最適化されたデフォルトのセット、LTE等の別のネットワークとの適合性に関して最適化されたデフォルトのセット、固定通信に関して最適化されたデフォルトのセット、システム情報を通信するために使用されるデフォルトのセット)を含む。無線ネットワークのインフラストラクチャラジオ及び各ユーザデバイスは、上記デフォルトのパラメータ値のセットをサポートしてよく、即ち上記デフォルトのパラメータ値のセットのいずれを用いて、無線通信のために再構成可能であってよい。
いくつかの実施形態では、第1の情報は、第1のパラメータ値のセット自体を含む。
いくつかの実施形態では、この回路構成は、ライブラリのローカルコピーを記憶するよう、及び上記第1の情報を受信した後で、第1のパラメータ値のセットをライブラリのローカルコピーに追加するよう、構成される。
いくつかの実施形態では、第1のパラメータ値のセット(又は第1のパラメータ値のセットを識別する第1の情報)をユーザデバイスに送信するステップのアクションは、デフォルトのパラメータ値のセットのうちの1つに基づいて、無線チャネルを用いて実施される。
いくつかの実施形態では、第1のパラメータ値のセットは、デフォルトのパラメータ値のセットのうちの1つではない。
いくつかの実施形態では、インフラストラクチャラジオはライブラリのローカルコピーを記憶し、第1の情報は、ライブラリ中の上記2つ以上のパラメータ値のセットのうちの第1のパラメータ値のセットを示すセットポインタを含む。
いくつかの実施形態では、この回路構成は、1つ又は複数のRFトランシーバ、1つ又は複数のベースバンドプロセッサ、1つ又は複数の制御プロセッサを含む。
いくつかの実施形態では、1つ又は複数の制御プロセッサは、ユーザデータによってパラメータ値のセットの送信を時間多重化するよう構成される。例えばパラメータ値のセットは、LTEが、割り当てられたパラメータ値のセットをまだ知らない、ネットワークに対して新規である複数のデバイスを包含するために、システム情報を、最低次の変調を用いて、最も狭いシグナル帯域幅において周期的に放送するのと同一の様式で、周期的に送信されてよい。
いくつかの実施形態では、この回路構成は、1つのRF放送トランスミッタ、1つのベースバンドプロセッサ、1つの制御プロセッサを含む。
いくつかの実施形態では、上記回路構成は更に:構成コントローラから第2の情報を受信するよう(ここで第2の情報は、ライブラリからの第2のパラメータ値のセットを識別し、上記第2のパラメータ値のセットは、第1の標的ラジオ動作環境とは異なる第2の標的ラジオ動作環境に適している);第2のパラメータ値のセットを用いて、ユーザデバイスと無線通信するように、インフラストラクチャラジオを再構成するよう;及びユーザデバイスが第2のパラメータ値のセットを用いて、インフラストラクチャラジオと無線通信するように自身を再構成できるよう、第2のパラメータ値のセット(又は第2のパラメータ値のセットを識別する第2の情報)をユーザデバイスに送信するよう、構成される。
いくつかの実施形態では、第2の情報は第2のパラメータ値のセット自体を含む。
いくつかの実施形態では、インフラストラクチャラジオは、ライブラリのローカルコピーを記憶し、第2の情報は、ライブラリ中の上記2つ以上のパラメータ値のセットのうちの第2のパラメータ値のセットを示すセットポインタを備える。
いくつかの実施形態では、上記回路構成は、OFDMを用いてユーザデバイスと無線通信するよう構成される。
いくつかの実施形態では、システム情報の送信は、ユーザデータでシステム情報の送信を時間多重化することによって実施され、システム情報は、第1のパラメータ値のセット(又は代替的なパラメータ値のセット)と、場合によっては他の制御情報とを含む。
いくつかの実施形態では、第1のパラメータ値のセットをまだ知らない、ネットワークに対して新規である複数のデバイスを包含するために、システム情報は、(サポートされている変調次数のセットのうちの)最低次の変調を用いて、(サポートされているシグナル帯域幅のうちの)最も狭いシグナル帯域幅において送信される。
ある一連の実施形態では、無線ネットワークとの通信のためのユーザデバイス900は、図9に示すように構成できる。(ユーザデバイス900はまた、上述の特徴、要素及び実施形態のいずれのサブセットも含んでよい。)ユーザデバイス900は、回路構成910及びアンテナシステム915を含んでよい。
回路構成910は、無線ネットワークのインフラストラクチャラジオから第1の情報を受信するよう構成されてよく、第1の情報は、2つ以上のパラメータ値のセットのライブラリから第1のパラメータ値のセットを識別する。パラメータ値のセットそれぞれは、1つ又は複数の通信関連パラメータそれぞれに関する値を含む。第1のパラメータ値のセットは、第1の標的ラジオ動作環境に適している。
回路構成910は、第1のパラメータ値のセットを用いて、インフラストラクチャラジオと無線通信するようにユーザデバイスを再構成するよう、構成されてよい。例えば回路構成910は、コントローラ及び波形加工回路構成を含んでよい。コントローラは、送信される波形を生成する際及び/又は受信した波形をデコードする際に、第1のパラメータ値のセットのパラメータ値を使用するよう、波形加工回路構成をプログラムしてよい。
いくつかの実施形態では、2つ以上のパラメータ値のセットのうちの少なくとも1つは、移動体デバイス(例えばハンドセット、タブレット、車内のラジオ等)と通信するために最適化されてよい。例えばこのようなパラメータ値のセットは、固定デバイスに使用されるものより大きな値のサブキャリア間隔を含んでよい。更に、ライブラリ中の2つ以上のパラメータ値のセットのうちの少なくとも1つは、固定デバイス(例えば家庭内の無線アクセスラジオ、テレビジョン等)と通信するために最適化されてよい。
いくつかの実施形態では、ユーザデバイスは移動体デバイスである。他の実施形態では、ユーザデバイスは固定デバイスである。
いくつかの実施形態では、ライブラリを定義する2つ以上のパラメータ値のセットは、1つ又は複数の基準に基づいて、可能性のあるパラメータ値のセットの大域空間から(例えば構成コントローラによって)選択されている(又は事前に決定されてユーザデバイスに事前にロードされる)。
いくつかの実施形態では、ライブラリは、2つ以上のデフォルトのパラメータ値のセット(例えば、都市部環境における放送に関して最適化されたデフォルトのセット、非都市部環境における放送に関して最適化されたデフォルトのセット、LTE等の別の無線システムとの適合性に関して最適化されたデフォルトのセット、固定通信に関して最適化されたデフォルトのセット、システム情報を通信するために使用されるデフォルトのセット)を含む。無線ネットワークのユーザデバイス及び各インフラストラクチャラジオは、上記デフォルトのパラメータ値のセットをサポートしてよく、即ち上記デフォルトのパラメータ値のセットのいずれを用いて、無線通信のために再構成可能であってよい。
いくつかの実施形態では、第1のパラメータ値のセットは、デフォルトのパラメータ値のセットのうちの1つではない。
いくつかの実施形態では、第1の情報は、第1のパラメータ値のセット自体を含む。
いくつかの実施形態では、ユーザデバイス900はまた、ライブラリのローカルコピーを記憶するメモリも含み、上記回路構成は、第1の情報を受信する上記ステップの後に、ライブラリのローカルコピーに第1のパラメータ値のセットを追加するよう構成される。
いくつかの実施形態では、インフラストラクチャラジオは、デフォルトのパラメータ値のセットのうちの1つに基づいて、無線チャネル(例えば放送チャネル又はブロードバンドチャネル)を用いて、第1のパラメータ値のセット又は第1のパラメータ値のセットを識別する第1の情報をユーザデバイスに送信する。
いくつかの実施形態では、ユーザデバイスはライブラリのローカルコピーを記憶し、第1の情報は、ライブラリ中の上記2つ以上のパラメータ値のセットのうちの第1のパラメータ値のセットを示すセットポインタを備える。
いくつかの実施形態では、インフラストラクチャラジオは放送トランスミッタである。
いくつかの実施形態では、インフラストラクチャラジオは無線ブロードバンドベースステーション(例えばWiFi、LTE、ホワイトスペース等)である。
いくつかの実施形態では、インフラストラクチャラジオは、無線ブロードバンドベースステーション及び放送トランスミッタの組み合わせである。例えばWiFi、LTE、ホワイトスペース等を放送チャネルと同時に使用してよい。ブロードバンドチャネルは、ベースステーションとユーザデバイスとの間で制御情報を通信するために使用できる。
いくつかの実施形態では、上記回路構成は更に:インフラストラクチャラジオから第2の情報を受信するよう(ここで第2の情報は、ライブラリからの第2のパラメータ値のセットを識別し、上記第2のパラメータ値のセットは、第2の標的ラジオ動作環境に適している);及び第2のパラメータ値のセットを用いて、インフラストラクチャラジオと無線通信するように、ユーザデバイスを再構成するよう、構成される。
いくつかの実施形態では、第2の情報は第2のパラメータ値のセット自体を含む。
いくつかの実施形態では、ユーザデバイスはライブラリのローカルコピーを記憶し、第2の情報は、ライブラリ中の上記2つ以上のパラメータ値のセットのうちの第2のパラメータ値のセットを示すセットポインタを備える。
いくつかの実施形態では、上記回路構成は更に:無線ネットワークの別のインフラストラクチャラジオから第2の情報を受信するよう(ここで第2の情報は、ライブラリからの第2のパラメータ値のセットを識別し、上記第2のパラメータ値のセットは、第2の標的ラジオ動作環境に適している);及び第2のパラメータ値のセットを用いて、上記別のインフラストラクチャラジオと無線通信するように、ユーザデバイスを再構成するよう、構成される。
いくつかの実施形態では、第2の情報は第2のパラメータ値のセット自体を含む。
いくつかの実施形態では、ユーザデバイスはライブラリのローカルコピーを記憶し、第2の情報は、ライブラリ中の上記2つ以上のパラメータ値のセットのうちの第2のパラメータ値のセットを示すセットポインタを備える。
いくつかの実施形態では、インフラストラクチャラジオと無線通信するステップの上述のアクションは、インフラストラクチャラジオが送信する放送シグナルを受信するステップを含む。
いくつかの実施形態では、インフラストラクチャラジオと無線通信するステップのアクションは:インフラストラクチャラジオにアップリンクシグナルを送信するステップ;並びにインフラストラクチャラジオが送信するユニキャストダウンロードシグナル及び/又は放送ダウンリンクシグナルを受信するステップを含む。
いくつかの実施形態では、回路構成910は、OFDMを用いてインフラストラクチャラジオと無線通信するよう構成される。
いくつかの実施形態では、システム情報は、インフラストラクチャラジオによる、ユーザデータでのシステム情報の時間多重化(即ち同一の通信チャネル上のシステムデータ及びユーザデータ)によって受信される。システム情報は、第1のパラメータ値のセットと、場合によっては他の制御情報とを含んでよい。
いくつかの実施形態では、第1のパラメータ値のセットをまだ知らない、ネットワークに対して新規である複数のデバイスを包含するために、システム情報は、(サポートされている変調次数のセットのうちの)最低次の変調を用いて、(サポートされている帯域幅のうちの)最も狭いシグナル帯域幅において、インフラストラクチャラジオからユーザデバイスに送信される。
本明細書に記載の実施形態のうちのいくつかは、移動体デバイス、例えば携帯電話、タブレットコンピュータ、デジタルメディアプレイヤー、パーソナルデジタルアシスタント、携帯型テレビジョンレシーバ等において実現できる。
本明細書に記載の実施形態のうちのいくつかは、ユーザデバイス、例えば移動体デバイス又は非移動体デバイスにおいて実現できる。例えばユーザデバイスは、テレビジョン、デスクトップコンピュータシステム、ラップトップ、タブレットコンピュータ、携帯電話、セットトップボックス等であってよい。
いくつかの実施形態では、上記回路構成は、OFDMを用いて少なくとも無線受信を行うよう構成され、ここで1つ又は複数の通信関連パラメータは、以下の1つ又は複数を含む:スーパフレームあたりのシンボルの個数;チャネル帯域幅;占有される帯域幅;サンプリングレート;リソースブロックの個数;サブフレーム持続時間;フレーム持続時間;スーパフレーム持続時間;シンボル周期あたりのリソースブロックあたりのサブキャリアの個数;公称サブキャリア間隔;公称リソースブロック帯域幅;FFTサイズ;サイクリックプレフィックスサイズ又はサイクリックプレフィックスパーセンテージ;標的範囲;キャリア中心周波数;ユーザ移動性要件;変調方式;コーディングレート;シグナリングオーバヘッド。
ある一連の実施形態では、無線ネットワークに関する2つ以上のパラメータ値のセットのライブラリを設計するための、コンピュータ実装型の方法1000は、図10に示す動作を含んでよい。(方法1000はまた、上述の特徴、要素及び実施形態のいずれのサブセットも含んでよい。)方法1000は、記憶されているプログラム命令の実行に応答してコンピュータシステムによって実行できる。パラメータ値のセットはそれぞれ、1つ又は複数の通信関連パラメータ(例えばOFDM関連通信パラメータ)それぞれに関する値を含む。
1010では、コンピュータシステムは、1つ又は複数(又は2つ以上)の基準に基づいて、可能性のあるパラメータ値のセットの大域空間から、ライブラリを定義する2つ以上のパラメータ値のセットを選択してよい。1つ又は複数の通信関連パラメータは、以下の1つ又は複数を含んでよい:スーパフレームあたりのシンボルの個数;チャネル帯域幅;占有される帯域幅(又は占有されるシグナル);サンプリングレート;リソースブロックの個数;サブフレーム持続時間;フレーム持続時間;スーパフレーム持続時間;シンボル周期あたりのリソースブロックあたりのサブキャリアの個数;公称サブキャリア間隔;公称リソースブロック帯域幅;FFTサイズ;サイクリックプレフィックスサイズ(又はサイクリックプレフィックスパーセンテージ);標的範囲;キャリア中心周波数;(例えば最大速度又はドップラー偏移に関する)ユーザ移動性要件;変調方式;コーディングレート;シグナリングオーバヘッド。
1015では、コンピュータシステムは、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのセットが特定のパラメータ値のセットを用いて始動して、ユーザデバイスと無線通信するよう、2つ以上のパラメータ値のセットのうちの特定の1つを1つ又は複数のインフラストラクチャラジオのセットに適用してよい。上記特定のパラメータ値のセットは、オペレータによって、上記2つ以上のパラメータ値のセットから選択してよい。
いくつかの実施形態では、上記1つ又は複数の基準は、スーパフレームあたりのシンボルの個数が整数であるという要件を含む。
いくつかの実施形態では、上記1つ又は複数の基準は、サブキャリア周波数間隔が、指定された最大標的ドップラー偏移に基づいて決定された最小値以上であるという要件を含む。
いくつかの実施形態では、上記1つ又は複数の基準は、ガード区間が、インフラストラクチャラジオ送信の指定された予想最大範囲に基づく最小値以上であるという要件を含む。
いくつかの実施形態では、1つ又は複数の通信関連パラメータのうちの1つはFFTサイズであり、上記1つ又は複数の基準は、FFTサイズの実装の容易さを表す基準を含む。
いくつかの実施形態では、1つ又は複数の通信関連パラメータのうちの1つはFFTサイズであり、FFTサイズは5mnp(m、n、pは負ではない整数)の形態である。
いくつかの実施形態では、1つ又は複数の通信関連パラメータのうちの1つは、サイクリックプレフィクス(CP)パーセンテージである。
いくつかの実施形態では、CPパーセンテージは、指定された実現可能な最大CPパーセンテージまで、昇順で計算される。
いくつかの実施形態では、方法1000はまた、オペレータからユーザ入力を受信するステップも含み、上記ユーザ入力は、上記1つ又は複数の基準(例えば上記選択するステップを支配する動作目標)を定義する。
いくつかの実施形態では、方法1000はまた、上記2つ以上の選択されたパラメータ値のセットをメモリに記憶するステップも含む。
本明細書に記載の様々な実施形態のいずれは、例えばコンピュータ実装型の方法として、コンピュータ可読メモリ媒体として、コンピュータシステムとして等の様々な形態のいずれにおいて実現できる。システムは、特定用途向け集積回路(ASIC)等の1つ若しくは複数の専用設計のハードウェアデバイスによって、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等の1つ若しくは複数のプログラマブルハードウェア要素によって、記憶されているプログラム命令を実行する1つ若しくは複数のプロセッサによって、又は以上のいずれの組み合わせによって、実現できる。
いくつかの実施形態では、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体は、プログラム命令及び/又はデータを記憶するよう構成してよく、このプログラム命令は、コンピュータシステムによって実行された場合に、上記コンピュータシステムに、例えば本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれか、又は本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれかの組み合わせ、又は本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれかのいずれのサブセット、又はこのようなサブセットのいずれの組み合わせである、方法を実施させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、プロセッサ(又はプロセッサのセット)及びメモリ媒体を含むよう構成してよく、メモリ媒体はプログラム命令を記憶し、ここでプロセッサは、メモリ媒体からプログラム命令を読み出して実行するよう構成され、プログラム命令は、本明細書に記載の様々な方法実施形態のうちのいずれか(又は本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれかの組み合わせ、又は本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれかのいずれのサブセット、又はこのようなサブセットのいずれの組み合わせ)を実装するために実行可能である。このコンピュータシステムは、様々な形態のいずれにおいて実現できる。例えばこのコンピュータシステムは、(その様々な実現形態のいずれにおける)パーソナルコンピュータ、ワークステーション、カード上のコンピュータ、ボックス内の特定用途向けコンピュータ、サーバコンピュータ、クライアントコンピュータ、ハンドヘルドデバイス、移動体デバイス、ウェアラブルコンピュータ、感知デバイス、テレビジョン、ビデオ取得デバイス、生体埋め込み型コンピュータ等であってよい。コンピュータシステムは、1つ又は複数のディスプレイデバイスを含んでよい。本明細書で開示されている様々な計算結果のいずれは、ディスプレイデバイスによって表示してよく、又はそうでない場合はユーザインタフェースデバイスを介した出力として提示してよい。
以上の実施形態に関してかなり詳細に説明してきたが、以上の開示を十分に理解すれば、当業者には多数の変形及び修正が明らかとなるだろう。以下の請求項は、このような変形及び修正の全てを包含するよう解釈されることを意図したものである。

Claims (15)

  1. 複数のラジオ動作環境において無線ネットワークを動作させる方法(50)であって、
    前記方法は、コンピュータシステムによって動作を実施するステップを含み、
    前記動作は:
    2つ以上のパラメータ値のセットのライブラリから第1のパラメータ値のセットを選択するステップ(710)であって、前記パラメータ値のセットはそれぞれ1つ又は複数の通信関連パラメータそれぞれに関する値を含み、前記パラメータ値のセットはそれぞれ異なる標的ラジオ動作環境に適したOFDM波形パラメータを含み、前記第1のパラメータ値のセットは第1の標的ラジオ動作環境に適しており、前記第1のパラメータ値のセットを選択するステップは、前記第1の標的ラジオ動作環境において動作することになる、1つ又は複数のインフラストラクチャラジオ(800)のうちの第1のセットに関して実施され、前記1つ又は複数のインフラストラクチャラジオ(800)のうちの前記第1のセットは、OFDM送信を実施するよう構成され、前記1つ又は複数の通信関連パラメータは、FFTサイズを含む、ステップ(710);
    前記1つ又は複数のインフラストラクチャラジオ(800)のうちの前記第1のセットが前記第1のパラメータ値のセットを用いて始動して、ユーザデバイス(900)と無線通信するよう、前記第1のパラメータ値のセットを前記1つ又は複数のインフラストラクチャラジオ(800)のうちの前記第1のセットに適用するステップ(715);
    前記1つ又は複数の通信関連パラメータそれぞれに関して可能性のある複数の値のリストを生成するステップであって、前記FFTサイズに関する前記リストは、所定の固定サンプリングレートに対して複数の異なるFFTサイズを含む、前記生成するステップ;
    を含み、
    前記第1のパラメータ値のセットを選択する前記ステップは、選択されたFFTサイズが、前記所定の固定サンプリングレートに対して移動性に対するオペレータ指定の制約を満たすFFTサイズのうちの最大FFTサイズであるように、前記リストからFFTサイズを選択するステップを含み
    前記1つまたは複数のインフラストラクチャラジオ(800)は、放送トランスミッタ、無線ブロードバンドベースステーション、前記放送トランスミッタと前記無線ブロードバンドベースステーションの組み合わせ、のうちのいずれかである、方法。
  2. 前記第1のパラメータ値のセットを選択する前記ステップは、選択された前記値の組み合わせが以下の制約:
    前記組み合わせが、スーパフレームあたり整数個のOFDMシンボルをもたらす;
    前記組み合わせが、範囲に対するオペレータ指定の制約を満たす
    のうちの1つ又は複数を満たすように、1つ又は複数の前記リストそれぞれから値を選択するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記1つ又は複数の通信関連パラメータは、CPサイズ又はCPパーセンテージに関するパラメータとを含み、
    前記選択された値の組み合わせは、前記制約を受けるスループットを最大化する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ライブラリを定義する2つ以上のパラメータ値のセットは、1つ又は複数の基準に基づいて、可能性のあるパラメータ値のセットの大域空間から選択される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記1つ又は複数の基準は、スーパフレームあたりのシンボルの個数が整数であるという要件を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記1つ又は複数の基準は、サブキャリア周波数間隔が、指定された最大標的ドップラー偏移に基づいて決定された最小値以上であるという要件、及び/又はガード区間が、インフラストラクチャラジオ送信の指定された予想最大範囲に基づく最小値以上であるという要件を含む、請求項4に記載の方法。
  7. 前記1つ又は複数の通信関連パラメータのうちの1つは、OFDM FFTサイズであり、
    前記1つ又は複数の基準は、前記OFDM FFTサイズを実装した際の計算上の効率を表す基準を含む、請求項4に記載の方法。
  8. 前記1つ又は複数の通信関連パラメータのうちの1つは、CPパーセンテージ(サイクリックプレフィクスパーセンテージ)であり、
    前記CPパーセンテージは、ガード区間をOFDMシンボルのデータ部分の持続時間で除算したものとして計算される、請求項4に記載の方法。
  9. 前記2つ以上のパラメータ値のセットの前記ライブラリから第2のパラメータ値のセットを選択するステップであって、前記第2のパラメータ値のセットは、前記第1の標的ラジオ動作環境とは異なる第2の標的ラジオ動作環境に適しており、前記第2のパラメータ値のセットを選択する前記ステップは、前記第2の標的ラジオ動作環境で動作することになる、前記1つ又は複数のインフラストラクチャラジオ(800)のうちの第2のセットに関して実施される、ステップ;
    前記1つ又は複数のインフラストラクチャラジオ(800)のうちの前記第2のセットが前記第2のパラメータ値のセットを用いて始動して、前記ユーザデバイス(900)と無線通信するよう、前記第2のパラメータ値のセットを前記1つ又は複数のインフラストラクチャラジオ(800)のうちの前記第2のセットに適用するステップ
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記1つ又は複数のインフラストラクチャラジオ(800)のうちの前記第1のセットが、前記第1の標的ラジオ動作環境とは異なる2の標的ラジオ動作環境において動作することになることが決定されるのに応答して、前記ライブラリから2のパラメータ値のセットを選択するステップであって、前記第2のパラメータ値のセットは、前記第2の標的ラジオ動作環境に適している、ステップ;
    前記1つ又は複数のインフラストラクチャラジオ(800)のうちの前記第1のセットが前記第2のパラメータ値のセットを用いて始動して、前記ユーザデバイス(900)と無線通信するよう、前記第2のパラメータ値のセットを前記1つ又は複数のインフラストラクチャラジオ(800)のうちの前記第1のセットに適用するステップ
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  11. 無線ネットワーク(50)内のOFDM送信を実施するように構成されたインフラストラクチャラジオ(800)であって、
    前記インフラストラクチャラジオ(800)は:
    前記無線ネットワーク(50)の構成コントローラから第1の情報を受信することであって、ここで前記第1の情報は、2つ以上のパラメータ値のセットのライブラリから第1のパラメータ値のセットを識別し、前記パラメータ値のセットそれぞれは、1つ又は複数の通信関連パラメータそれぞれに関する値を含み、前記パラメータ値のセットはそれぞれ異なる標的ラジオ動作環境に適したOFDM波形パラメータを含み、前記第1のパラメータ値のセットは、第1の標的ラジオ動作環境に適しており、前記1つ又は複数の通信関連パラメータは、FFTサイズを含む、受信すること;
    前記第1のパラメータ値のセットを用いて、ーザデバイス(900)と無線通信するように前記インフラストラクチャラジオ(800)を再構成すること;
    前記ユーザデバイス(900)が、前記第1のパラメータ値のセットを用いて、前記インフラストラクチャラジオ(800)と無線通信するように自身を再構成できるよう、前記第1のパラメータ値のセット又は前記第1のパラメータ値のセットを識別する前記第1の情報を前記ユーザデバイス(900)に送信すること
    を実行するよう構成された回路構成を備え
    前記第1のパラメータ値のセットは、所定の固定サンプリングレートに対して移動性に対するオペレータ指定の制約を満たすFFTサイズのうちの最大FFTサイズを含み、前記最大FFTサイズは、FFTサイズに関する可能性のある複数の値のリストから選択され、前記リストは、所定の固定サンプリングレートに対して複数の異なるFFTサイズを含み、
    前記インフラストラクチャラジオ(800)は、放送トランスミッタ、無線ブロードバンドベースステーション、前記放送トランスミッタと前記無線ブロードバンドベースステーションの組み合わせ、のうちのいずれかである、インフラストラクチャラジオ。
  12. 前記インフラストラクチャラジオ(800)は前記ライブラリのローカルコピーを記憶するよう適合され、
    前記第1の情報は、前記ライブラリ中の前記2つ以上のパラメータ値のセットのうちの前記第1のパラメータ値のセットを示すセットポインタを備える、請求項11に記載のインフラストラクチャラジオ。
  13. 前記回路構成は更に:
    前記構成コントローラから第2の情報を受信することであって、ここで前記第2の情報は、前記ライブラリからの2のパラメータ値のセットを識別し、前記第2のパラメータ値のセットは、前記第1の標的ラジオ動作環境とは異なる第2の標的ラジオ動作環境に適している、受信すること;
    前記第2のパラメータ値のセットを用いて、前記ユーザデバイス(900)と無線通信するように、前記インフラストラクチャラジオを再構成すること;及び
    前記ユーザデバイス(900)が前記第2のパラメータ値のセットを用いて、前記インフラストラクチャラジオ(800)と無線通信するように自身を再構成できるよう、前記第2のパラメータ値のセット又は前記第2のパラメータ値のセットを識別する前記第2の情報を前記ユーザデバイス(900)に送信すること
    を実行するよう構成される、請求項11に記載のインフラストラクチャラジオ。
  14. 無線ネットワーク(50)との通信のためのユーザデバイス(900)であって、
    前記ユーザデバイス(900)は:
    前記無線ネットワーク(50)のOFDM送信を実施するように構成されたインフラストラクチャラジオ(800)から第1の情報を受信することであって、前記第1の情報は、2つ以上のパラメータ値のセットのライブラリから第1のパラメータ値のセットを識別し、前記パラメータ値のセットそれぞれは、1つ又は複数の通信関連パラメータそれぞれに関する値を含み、前記パラメータ値のセットはそれぞれ異なる標的ラジオ動作環境に適したOFDM波形パラメータを含み、前記第1のパラメータ値のセットは、第1の標的ラジオ動作環境に適しており、前記1つ又は複数の通信関連パラメータは、FFTサイズを含む、受信すること;
    前記第1のパラメータ値のセットを用いて、前記インフラストラクチャラジオ(800)と無線通信するように前記ユーザデバイス(900)を再構成すること
    を実行するよう構成された回路構成を備え、
    前記第1のパラメータ値のセットは、所定の固定サンプリングレートに対して移動性に対するオペレータ指定の制約を満たすFFTサイズのうちの最大FFTサイズを含み、前記最大FFTサイズは、FFTサイズに関する可能性のある複数の値のリストから選択され、前記リストは、所定の固定サンプリングレートに対して複数の異なるFFTサイズを含み、
    前記インフラストラクチャラジオ(800)は、放送トランスミッタ、無線ブロードバンドベースステーション、前記放送トランスミッタと前記無線ブロードバンドベースステーションの組み合わせ、のうちのいずれかである、ユーザデバイス。
  15. 前記回路構成は更に:
    前記インフラストラクチャラジオ(800)から第2の情報を受信することであって、前記第2の情報は、前記ライブラリからの第2のパラメータ値のセットを識別し、前記第2のパラメータ値のセットは、第2の標的ラジオ動作環境に適している、受信すること;
    前記第2のパラメータ値のセットを用いて、前記インフラストラクチャラジオ(800)と無線通信するように、前記ユーザデバイス(900)を再構成すること
    を実行するよう構成される、請求項14に記載のユーザデバイス。
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