JP6602262B2 - 太陽電池モジュール装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報の記録を可能とする太陽電池モジュール装置に関する。
太陽電池モジュールは長期間屋外に暴露されて使用されるため、その性能が持続されているかどうかを定期的に確認する必要がある。そこで、現地で定期検査を実施し、太陽電池の性能をはじめとする性能測定を実施する。太陽光発電システムは、国による補助制度あるいは2012年度より実施された再生エネルギーの固定価格買取制度により著しく普及が拡大している。このため、将来、定期検査を実施する人材が不足する懸念があり、定期検査を効率よく実施することが必要となる。
定期検査では、太陽電池の性能が持続されているかを判断するため、工場での検査データあるいは前回までに実施した定期検査での測定データと比較することが行われる。しかし、前述のように太陽電池は長期間使用されるため、工場での検査データあるいは前回までに実施した定期検査での測定データを確認することが容易でない場合が多い。このため、太陽電池の情報を迅速に入手し定期検査作業を効率化することが要求されている。
特許文献1では、太陽電池が屋根をはじめとする設置対象物に設置される前に生じている情報、具体的には、太陽電池が製造される時点で収集できる情報をバーコードをはじめとする情報体に不可視的に設ける技術が開示されている。特許文献1では、太陽電池の型式、定格、管理番号、製造年月日、製造場所、製造元、製造条件、仕向け先、使用する個々の部品、物品の形式、太陽電池素子部の電気特性をはじめとする情報を情報体に不可視的に設けている。
特開2000−286437号公報
しかし、定期検査では、太陽電モジュールが製造される時点で収集できる製品情報だけでなく、前回の定期検査時の測定データ、定期点検日、修理した情報、点検実施者をはじめとする検査履歴に関する運用情報の他、故障時の原因を調べるため、輸送時の出荷年月日、運送業者をはじめとする搬送履歴に関する物流情報も必要となる場合がある。製品情報に加え検査履歴に関する運用情報あるいは搬送履歴に関する物流情報が必要な場合は、太陽電池モジュールの製造番号を確認し、製造工場、点検業者、運送業者にある太陽電池モジュールのデータベースより抽出する必要がある。製造工場、点検業者、運送業者にある太陽電池モジュールのデータベースから、製品情報、検査履歴に関する運用情報、搬送履歴に関する物流情報を抽出する作業では、現地ですぐに情報を得ることが難しく時間および工数のかかる作業となっている。また、製造工場、点検業者、運送業者におけるデータベースも膨大になり、管理あるいは検索が複雑になっているだけでなく、製品情報、検査履歴に関する運用情報、搬送履歴に関する物流情報のデータが入手できない場合もある。
このため、定期検査時あるいは故障時の原因を調べるための太陽電池モジュールに関する情報を迅速に入手できず定期検査作業の効率化が困難であるという問題があった。また、定期検査作業の効率化が困難であることに起因して定期検査時間が長くなることにより、発電停止時間も長くなり発電電力が少なくなるという問題もあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、定期検査時あるいは故障時に、太陽電池モジュールに関する情報を迅速に入手でき、定期検査作業の効率化を図ることのできる太陽電池モジュール装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、マトリクス状に配置された複数の太陽電池セルを有する太陽電池モジュールと、太陽電池モジュールの背面に取り付けられ第1端子箱と、太陽電池モジュールの背面に取り付けられた第2端子箱と、第1端子箱に内蔵され、情報が記録される第1情報記録媒体と、第2端子箱に内蔵され、第1情報記録媒体に記録された情報と同じ情報が記録される第2情報記録媒体とを有する。第1端子箱と第2端子箱とは、平面視で、太陽電池モジュールの対称の位置に配置され、第1情報記録媒体は、複数の太陽電池セルのなかの1つの太陽電池セルである第1の太陽電池セルと第1の太陽電池セルに隣接する太陽電池セルである第2の太陽電池セルとの間に配置され、第2情報記録媒体は、複数の太陽電池セルのなかの1つの太陽電池セルである第3の太陽電池セルと第3の太陽電池セルに隣接する太陽電池セルである第4の太陽電池セルとの間に配置される。
本発明によれば、定期検査時あるいは故障時に太陽電池モジュールに関する情報を迅速に入手でき、定期検査作業の効率化を図ることのできる太陽電池モジュール装置を得ることができるという効果を奏する。
実施の形態1の太陽電池モジュールの外観図 実施の形態1の太陽電池モジュールのA部拡大図 実施の形態1の太陽電池モジュールのIII-III断面図 実施の形態1の情報記録媒体の記録内容を示す説明図 実施の形態1の太陽電池モジュールの配線図 実施の形態1の情報記録媒体の配線経路の記録内容を示す図 実施の形態2の太陽電池モジュールの外観図 実施の形態3の太陽電池モジュールの外観図
以下に、本発明の実施の形態にかかる太陽電池モジュール装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す図面においては、理解の容易のため、各部材の縮尺が実際とは異なる場合がある。各図面間においても同様である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる太陽電池モジュール10を受光面側から見た外観図である。図2は、太陽電池モジュール10の端子箱13の装着領域を示す図であり、図1のA部拡大図である。図3は、太陽電池モジュール10のIII-III断面図である。太陽電池モジュール10は、複数の太陽電池セル11がインターコネクタ19により直列に接続される。この直列接続体をストリングと呼ぶ。ストリングの両端は、端子箱13内に引き込まれ、端子箱13内でケーブル18に接続される。太陽電池モジュール10は、ストリングを、透光性基板17とバックシート20との間に封止樹脂16を介して挟み込み、封止することによって得られる。得られた封止体は緩衝材15を介して外枠12に固定される。なお、端子箱13内には、太陽電池モジュール10間の配線を行うためのケーブル18をはじめとする配線導体あるいは太陽電池セル11が陰となった場合に電流を流す経路となるバイパスダイオードをはじめとする機能部品が内蔵されそれぞれ接続されているが、ここでは説明を省略する。インターコネクタ19は、銅などの導体により構成され、太陽電池セル11間を相互接続する。
端子箱13内には、上述した、太陽電池モジュール10間の配線を行うためのケーブル18をはじめとする配線導体である銅線、銅帯、バイパスダイオードをはじめとする機能部品の他に、情報記録媒体14が内蔵される。情報記録媒体14は非接触手段である読み取り書き込み装置で情報の書き込みおよび読み出しがなされるように形成されている。情報記録媒体14は、たとえば、電波を用いて情報をやり取りするRFIDタグ(radio frequency identifier)を使用することができる。なお、実施の形態1の太陽電池モジュール10では、電波を用いた構成にて説明するが、音波、光、あるいは磁気を使用した情報をやり取りすることのできるIC(integrated circuit)チップを内蔵することも可能である。
情報記録媒体14は、図2および図3に示すように、2枚の太陽電池セル11の間に配置され太陽電池モジュール10の受光面10Aおよび裏面10Bから見て情報記録媒体14が太陽電池セル11に重ならないように配置される。また、情報記録媒体14は、同様に端子箱13に内蔵される配線導体あるいはバイパスダイオード等とも重ならないように配置する。かかる配置とすることにより、情報記録媒体14に電波で情報をやり取りするRFIDタグを用いた場合は、太陽電池モジュール10の受光面10Aおよび裏面10Bに取り付けられた端子箱13の受光面側および裏面側の両面から情報記録媒体14との通信が可能となる。
情報記録媒体14には、太陽電池モジュール製造時に得られる製品固有の情報である製品固有情報と、製造後の太陽電池モジュールの取り扱い履歴を示す履歴情報とを、書き込みおよび読み出しすることで、太陽電池モジュールの情報管理を行うように構成される。
また、音波、光あるいは磁気を使用する情報記録媒体14を用いる場合も、太陽電池モジュール10の情報記録媒体14が装着された領域を、音波、光あるいは磁気が通過する構造とすることにより、前述したのと同様、両面から通信が可能となる。端子箱13内に情報記録媒体14を配置し、シリコーン樹脂をはじめとする図示しない充填剤で端子箱13内を充填する。充填剤は、常温硬化型樹脂を使用し、情報記録媒体14の耐熱温度以内とする。これにより、情報記録媒体14の熱による劣化を防ぐことができる。
次に、実施の形態1にかかる情報記録媒体14に記録される情報の管理方法について説明する。図4は情報記録媒体14に記録される情報の一例を示したものである。太陽電池モジュール製造時に得られる製品固有の情報である製品固有情報には、製品情報D1、製造情報D2がある。また、製造後の太陽電池モジュールの取り扱い履歴を示す履歴情報には、物流情報D3、据付情報D4、運用情報D5がある。
製品情報D1は、太陽電池モジュール10の識別のための製品固有の識別記号である製造番号の他、太陽電池モジュール10の特性データである、開放電圧、短絡電流、最大出力、電流I-電圧V特性が含まれる。
太陽電池モジュール10の製造時の特性データである、開放電圧、短絡電流、最大出力、電流I-電圧V特性が製品情報D1に含まれることにより、定期検査時あるいは故障時に、太陽電池モジュール10の製造時の特性データを迅速に入手でき定期検査作業の効率化を図ることができる。
製造情報D2は、太陽電池モジュール10の製造に関する情報で、製造年月日、製造装置固有記号、検査装置固有記号が含まれる。
太陽電池モジュール10の製造に関する情報である、製造年月日、製造装置固有記号、検査装置固有記号が含まれることにより、定期検査時あるいは故障時に、太陽電池モジュール10の製造情報D2を迅速に入手でき、例えば、迅速な故障原因の究明が可能となる。また、製造および生産管理あるいはトレーサビリティーの情報としても利用可能となる。
製品情報および製造情報は、太陽電池モジュール10の検査が完了したのち、情報記録媒体14に書き込みし、例えばRFIDタグを使用する場合はRFIDタグライターにより情報を書き込む。
物流情報D3は、太陽電池モジュール10が製造工場から最終顧客まで輸送される履歴に関する情報で、出荷年月日、運送業者、経由地が含まれる。物流情報D3は、運送業者が荷扱いを行う時に記録される。なお、複数の運送業者を経由する場合は、都度記録を行う。
出荷年月日、運送業者、経由地を含めた物流情報D3を書き込むことで、商品の保証期限あるいは商品の輸送業務として重要な情報で客先への納入までの商品管理にも利用できる。
据付情報D4は、太陽電池モジュール10を最終顧客の据付場所に据付ける際の情報で、据付年月日、システム設計者、販売業者、据付業者、配線経路の情報が含まれる。これらは、据付業者により据付時に記録される。
据付情報D4を含むことにより、据付年月日、システム設計者、販売業者、据付業者の情報を、商品の保証あるいは据付に関する責任を明確化することに利用できる。
据付情報D4のうち配線経路の情報は、太陽電池モジュール10を屋根上に据付けた後は、配線経路を調べることが困難であり、通常、設計情報として顧客にて保管されるが、太陽電池モジュール10は長期間使用されるため、顧客にて紛失することも多い。このため、据付時に配線経路の情報を情報記録媒体14に記録しておくと、顧客が配線情報を紛失したときも配線経路の情報を得ることができる。
具体的に、図5の太陽電池モジュール10の配線図および図6の情報記録媒体14の配線経路の記録内容を参照し説明する。配線経路の情報とは、太陽電池モジュール10が接続されている周辺回路の情報であり、実施の形態1の太陽電池モジュール装置では太陽電池モジュール10がそれぞれ、配線経路1と配線経路2の2本の配線経路を有している。
製造番号Aから製造番号Dである4枚の太陽電池モジュール10が図5のようにケーブル18を介して直列に配線されているとする。図6に示すように、端にある製造番号Aの太陽電池モジュール10の配線経路1は接続されている対象物がないため無し、配線経路2は製造番号Bの太陽電池モジュール10に接続されるため、Bである。製造番号Aの太陽電池モジュール10の配線経路1の一端は、接続されている対象物がないため無しであり、太陽光発電システムの機器である接続箱13に接続される。また、太陽電池モジュール10の配線経路のもう一方である配線経路2では、製造番号Bに接続される。また、製造番号Bの太陽電池モジュール10は、配線経路1で製造番号Aの太陽電池モジュール10に接続され、配線経路2で製造番号Cの太陽電池モジュール10に接続される。以下製造番号Dの太陽電池モジュール10までは同様で、製造番号Dの太陽電池モジュール10の配線経路2は、図示しない接続箱に接続される。
配線経路の情報は、それぞれの太陽電池モジュール10の情報記録媒体14に図6に示すように、配線経路1および配線経路2のように記録される。これにより、例えば、保守点検時あるいは修理時に太陽電池モジュール10の情報記録媒体14から読み出し、入手することにより配線経路の情報を容易に得ることができる。
図4に示す運用情報D5は、定期点検時に測定した結果あるいは太陽電池モジュール10が故障したときに修理した情報を記録した情報で、検査年月日あるいは太陽電池モジュール10の特性値である開放電圧、短絡電流、最大出力、I-V特性が含まれる。これらは、定期点検時あるいは修理時に記録される。
以上説明したように、実施の形態1の太陽電池モジュール10では、太陽電池モジュール10の製造時に太陽電池の製品固有の識別記号と、製品情報D1、製造情報D2のいずれか、または両方が情報記録媒体14に書き込まれる。かつ、太陽電池モジュール10の輸送時、据付時、運用時に、それぞれ物流情報D3、据付情報D4、運用情報D5のいずれか、または複数の情報が情報記録媒体14に書き込まれる。太陽電池モジュール10の情報記録媒体14に製品情報D1、製造情報D2、物流情報D3、据付情報D4、運用情報D5を記録することにより、太陽電池モジュール10の定期点検時に、情報記録媒体14を参照すれば、製造時の特性あるいは前回の点検時の特性値を容易に得ることができる。従って、特性の変化の把握がし易くなり、太陽電池モジュール10の劣化あるいは故障の判定が容易となる。また、太陽電池モジュール10が故障した時に、製品情報D1、製造情報D2、物流情報D3、据付情報D4、運用情報D5を参照することにより、故障原因の究明が容易となる。また、定期検査時あるいは故障時に故障の原因を調べるための太陽電池に関する情報を情報記録媒体14から直接かつ迅速に入手でき、定期検査作業の効率化が出来る。また、定期検査時間が短くなることにより、発電停止時間も短くなり発電電力の減少を少なくすることができる。
また実施の形態1の太陽電池モジュール10によれば、情報記録媒体14を太陽電池モジュール10の裏面10Bすなわち背面に取り付けた端子箱13に内蔵することにより情報記録媒体14が、太陽電池モジュール10を封止する時の高温環境により故障したり劣化したりすることがなく信頼性の高い太陽電池モジュール10を得ることができる。また、情報記録媒体14の取付位置を、太陽電池セル11と太陽電池セル11の間に配置することにより、太陽電池モジュール10の受光面10A側および裏面10B側の両面から端子箱13に内蔵された情報記録媒体14への通信が可能となる。太陽電池モジュール10の受光面10A側および裏面10B側は、それぞれ、太陽電池セル11の受光面11A側および裏面11B側に相当する。
また、太陽電池モジュール10の製造時には、太陽電池セル11を樹脂で封止する必要があり、この時150℃程度に加熱させる必要がある。このため、情報記録媒体14を太陽電池モジュール10内部に封止する場合は、情報記録媒体14が、封止工程の高温環境により故障したり劣化する場合がある。しかしながら、実施の形態1の太陽電池モジュール10によれば、封止樹脂内に情報記録媒体14を埋め込むのではなく、太陽電池モジュール10の外表面に端子箱13に収納された情報記録媒体14が外付けで設けられるため、情報記録媒体14の劣化を防ぐことができる。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2にかかる太陽電池モジュール10Sを受光面側から見た外観図である。実施の形態2にかかる太陽電池モジュール10Sは、2個の端子箱13a,13bを具備している。2個の端子箱13a,13bは、図7において上下対称となる位置に配置され、それぞれ情報記録媒体14a,14bが内蔵される。他部については前記実施の形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
実施の形態2の太陽電池モジュール10Sによれば、実施の形態1の効果に加え、太陽電池モジュール10Sが上下反転して取り付けられた場合でも、据付時、定期点検時、修理時に例えば図7の最下面の位置などの同等の場所で情報記録媒体14a,14bに読み出し、記録を行うことができる。また、情報記録媒体14a,14bに記録される製品情報D1、製造情報D2、物流情報D3は、2個の情報記録媒体14a,14bに同一内容が記録されることが好ましい。一つの情報記録媒体に書き込まれた情報は、全ての情報記録媒体に書き込まれ、情報記録媒体のいずれの一つからでも読み出せるようにすることができる。
なお、実施の形態2の太陽電池モジュール10Sでは、2個の端子箱13a,13bに2個の情報記録媒体14a,14bが内蔵されているとしたが、2個以上の複数であっても良く、2個の同様、端子箱に情報記録媒体がそれぞれ内蔵される。説明では、上下対称となる位置としたが、左右対称でもよいことは言うまでもない。
また、実施の形態2の太陽電池モジュール10Sによれば、情報記録媒体14a,14bの取付位置を、太陽電池セル11と太陽電池セル11の間とすることにより太陽電池モジュール10Sの受光面10Aおよび裏面10Bに取り付けられた端子箱13の両面から通信が可能となる。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3にかかる太陽電池モジュール10Tを受光面側から見た外観図である。実施の形態3にかかる太陽電池モジュール10Tは、2個の端子箱13a,13bを具備している。2個の端子箱13a,13bは、図8において太陽電池モジュールの外形において点対称となる位置に配置し、それぞれ情報記録媒体14a,14bが内蔵される。端子箱13a,13bが点対称の位置に配置される以外は実施の形態2の太陽電池モジュール10Sと同様であるので説明を省略する。
上記構成により、実施の形態3の太陽電池モジュール10Tによれば、情報記録媒体14a,14bが内蔵された端子箱13a,13bが、太陽電池モジュール10Tにおける点対称位置に配されているため、太陽電池モジュール10Tがいかなる場所にとりつけられていても、いずれかの情報記録媒体14a,14bに確実にアクセスすることができ、情報の記録、読み出しが容易である。
実施の形態1から3の太陽電池モジュールでは、ICチップをはじめとする情報記録媒体14を端子箱13内に設けたが、太陽電池モジュールの封止時に封止樹脂内に封じ込めても良いことは言うまでもない。また、外枠12に窓を形成し、窓に相当する位置に情報記録媒体14が配されるように、封止体に直接情報記録媒体14を装着してもよい。さらにまた、太陽電池セル11を内蔵した太陽電池モジュール10の本体部とは離間して、地上あるいは人間の目線位置に配しても良い。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略および変更することも可能である。
10,10S,10T 太陽電池モジュール、11 太陽電池セル、12 外枠、13,13a,13b 端子箱、14,14a,14b 情報記録媒体、15 緩衝材、16 封止樹脂、17 透光性基板、18 ケーブル、19 インターコネクタ、20 バックシート。

Claims (7)

  1. マトリクス状に配置された複数の太陽電池セルを有する太陽電池モジュールと
    記太陽電池モジュールの背面に取り付けられ第1端子箱と、
    前記太陽電池モジュールの背面に取り付けられた第2端子箱と、
    前記第1端子箱に内蔵され、情報が記録される第1情報記録媒体と、
    前記第2端子箱に内蔵され、前記第1情報記録媒体に記録された情報と同じ情報が記録される第2情報記録媒体と、
    を有し、
    前記第1端子箱と前記第2端子箱とは、平面視で、前記太陽電池モジュールの対称の位置に配置され、
    前記第1情報記録媒体は、前記複数の太陽電池セルのなかの1つの太陽電池セルである第1の太陽電池セルと前記第1の太陽電池セルに隣接する太陽電池セルである第2の太陽電池セルとの間に配置され、
    前記第2情報記録媒体は、前記複数の太陽電池セルのなかの1つの太陽電池セルである第3の太陽電池セルと前記第3の太陽電池セルに隣接する太陽電池セルである第4の太陽電池セルとの間に配置されることを特徴とする太陽電池モジュール装置
  2. 前記第1端子箱と前記第2端子箱とは、前記太陽電池モジュールの上下対称の位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール装置。
  3. 前記第1端子箱と前記第2端子箱とは、前記太陽電池モジュールの左右対称の位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール装置。
  4. 前記第1端子箱と前記第2端子箱とは、前記太陽電池モジュールの点対称の位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール装置。
  5. 前記第1端子箱は、第1配線導体と、第1バイパスダイオードとが内蔵され、
    前記第2端子箱は、第2配線導体と、第2バイパスダイオードとが内蔵され、
    前記第1情報記録媒体は、前記第1配線導体および第1バイパスダイオードと重ならない位置に配置され、
    前記第2情報記録媒体は、前記第2配線導体および第2バイパスダイオードと重ならない位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール装置。
  6. 前記太陽電池モジュールは、第1長辺、第2長辺、第1短辺、および第2短辺を有する長方形状を呈し、
    前記第1端子箱および前記第2端子箱は、前記第1短辺に隣接するように間隔をおいて上下対称の位置に配置され、
    前記第1の太陽電池セル、前記第2の太陽電池セル、前記第3の太陽電池セル、および前記第4の太陽電池セルは、前記第1短辺に隣接しており、
    前記第1情報記録媒体は、前記第1の太陽電池セルと前記第2の太陽電池セルとの間であって、かつ前記第1短辺に隣接する箇所に配置され、
    前記第2情報記録媒体は、前記第3の太陽電池セルと前記第4の太陽電池セルとの間であって、かつ前記第1短辺に隣接する箇所に配置されることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール装置。
  7. 前記太陽電池モジュールは、第1長辺、第2長辺、第1短辺、および第2短辺を有する長方形状を呈し、
    前記第1端子箱は前記第1短辺に隣接するように配置され、前記第2端子箱は前記第2短辺に隣接するように配置され、
    前記第1の太陽電池セルおよび前記第2の太陽電池セルは、前記第1短辺に隣接しており、前記第3の太陽電池セルおよび前記第4の太陽電池セルは、前記第2短辺に隣接しており、
    前記第1情報記録媒体は、前記第1の太陽電池セルと前記第2の太陽電池セルとの間であって、かつ前記第1短辺に隣接する箇所に配置され、
    前記第2情報記録媒体は、前記第3の太陽電池セルと前記第4の太陽電池セルとの間であって、かつ前記第2短辺に隣接する箇所に配置されることを特徴とする請求項4に記載の太陽電池モジュール装置。
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