JP6601090B2 - 入出力回路の特性調整方法および入出力回路特性調整システム - Google Patents
入出力回路の特性調整方法および入出力回路特性調整システム Download PDFInfo
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Description
本実施形態では、複数の共振器を結合し、各共振器の共振周波数を調整する周波数調整機構と、隣接する共振器の結合状態を調整する結合調整機構と、を有する入出力回路の調整に適用する。
本実施形態では、入出力回路調整の具体的な手順について説明する。大きく分けると、調整は、粗調整、微調整の2段階で行う。粗調整の難易度は低く、熟練や特別な技術を必要とすることなく実行できる。一方、微調整の難易度は高く、一般的な技術で実行することは困難である。しかしながら、本実施形態を用いることにより、容易に実行することができる。
本実施形態では、第1の実施形態または第2の実施形態に従って入出力回路の特性調整を行う入出力回路特性調整システムについて説明する。
2 出力端子
10 入出力回路
100 入出力回路特性調整システム
110 調整機構部
111 共振周波数調整機構調整器
112 結合調整機構調整器
113 調整器搬送機構
120 測定部
121 入力信号発生部
122 伝送波形モニター部
123 反射波形モニター部
130 制御部
131 リターンロス上限値設定部
132 RLU_RLL_RLT算出部
133 結合調整量設定部
134 結合調整機構選択部
135 駆動制御部
c 結合調整機構
f 共振周波数調整機構
Claims (10)
- 複数の共振器が結合され、各前記共振器の共振周波数を調整する共振周波数調整機構と、隣接する前記共振器間の結合状態を調整する結合調整機構と、を有する入出力回路に電磁信号を入力し、
前記入出力回路の伝送波形をモニターし、
前記入出力回路の反射波形をモニターし、
それぞれの前記共振器の共振周波数に対応して前記反射波形に現れる凹部の帯域幅が所定の範囲以下になるように前記共振周波数調整機構と前記結合調整機構とを調整し、
前記凹部におけるリターンロス上限値を設定し、
前記凹部で前記リターンロス上限値より大きいリターンロスと前記リターンロス上限値で囲まれる領域の面積RLUを算出し、
前記凹部で前記リターンロス上限値より小さいリターンロスと前記リターンロス上限値で囲まれる領域の面積RLLを算出し、
RLT=RLL−RLUで定義されるRLTを算出し、
複数の前記結合調整機構の中から第1の結合調整機構を選択し、
前記第1の結合調整機構に対して所定量の調整を行い、
前記RLTが増加した場合は、前記入出力回路の特性が所定の規格を満足するか前記RLTが増加しなくなるまで、前記第1の結合調整機構に対して前記所定量の調整を繰り返し、
前記RLTが増加しなかった場合は、前記所定量の調整を1回分戻し、第2の結合調整機構を選択し、前記第1の結合調整機構と同様の調整を行う、
ことを特徴とする入出力回路の特性調整方法。 - 前記特性の規格を、前記伝送波形中の伝送帯域幅をさらに用いて設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の入出力回路の特性調整方法。 - 前記所定量の調整の調整方向を、伝送波形中の伝送帯域幅に基づいて定める、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の入出力回路の特性調整方法。 - 前記第1の結合調整機構の調整と前記第2の結合調整機構の調整を所定回数繰り返しても前記特性が前記所定の規格を満足しなかった場合に、調整エラーと判定する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに一項に記載の入出力回路の特性調整方法。 - 複数の共振器が結合され、各前記共振器の共振周波数を調整する共振周波数調整機構と、隣接する前記共振器間の結合状態を調整する結合調整機構と、を有する入出力回路に電磁信号を入力する信号入力部と、
前記入出力回路の伝送波形をモニターする伝送波形モニター部と、
前記入出力回路の反射波形をモニターする反射波形モニター部と、
前記共振周波数調整機構を調整する共振周波数調整機構調整部と、
前記結合調整機構を調整する結合調整機構調整部と、
前記共振器の共振周波数に対応して前記反射波形に現れる凹部の帯域幅が所定の範囲以下になるように前記共振周波数調整機構調整部と前記結合調整機構調整部とを制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、
前記凹部におけるリターンロス上限値を設定し、
それぞれの前記共振器の共振周波数に対応して前記反射波形に現れる凹部の帯域幅が所定の範囲以下になるように前記共振周波数調整機構と前記結合調整機構とを調整し、
前記凹部で前記リターンロス上限値より大きいリターンロスと前記リターンロス上限値で囲まれる領域の面積RLUを算出し、
前記凹部で前記リターンロス上限値より小さいリターンロスと前記リターンロス上限値で囲まれる領域の面積RLLを算出し、
RLT=RLL−RLUで定義されるRLTを算出し、
複数の前記結合調整機構の中から第1の結合調整機構を選択し、
前記第1の結合調整機構に対して所定量の調整を行い、
前記所定量の調整によって、前記RLTが増加した場合は、前記入出力回路の特性が所定の規格を満足するか前記RLTが増加しなくなるまで、前記第1の結合調整機構に対して前記所定量の調整を繰り返すように制御し、
前記所定量の調整によって、前記RLTが増加しなかった場合は、前記所定量の調整を1回分戻し、第2の結合調整機構を選択し、前記第1の結合調整機構と同様の調整を行うように制御する、
ことを特徴とする入出力回路特性調整システム。 - 前記制御部は、前記特性の規格を、前記伝送波形中の伝送帯域幅をさらに用いて設定する、
ことを特徴とする請求項5に記載の入出力回路特性調整システム。 - 前記制御部は、前記所定量の調整の調整方向を、伝送波形中の伝送帯域幅に基づいて決定する、
ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の入出力回路特性調整システム。 - 複数の共振器が結合され、各前記共振器の共振周波数を調整する共振周波数調整機構と、隣接する前記共振器間の結合状態を調整する結合調整機構と、を有する入出力回路に電磁信号を入力するステップと、
前記入出力回路の伝送波形をモニターするステップと、
前記入出力回路の反射波形をモニターするステップと、
それぞれの前記共振器の共振周波数に対応して前記反射波形に現れる凹部の帯域幅が所定の範囲以下になるように前記共振周波数調整機構と前記結合調整機構とを調整するステップと、
前記凹部におけるリターンロス上限値を設定するステップと、
前記凹部で前記リターンロス上限値より大きいリターンロスと前記リターンロス上限値で囲まれる領域の面積RLUを算出するステップと、
前記凹部で前記リターンロス上限値より小さいリターンロスと前記リターンロス上限値で囲まれる領域の面積RLLと、をそれぞれ算出するステップと、
RLT=RLL−RLUで定義されるRLTを算出するステップと
複数の前記結合調整機構の中から第1の結合調整機構を選択するステップと、
前記第1の結合調整機構に対して所定量の調整を行うステップと、
前記RLTが増加した場合は、前記入出力回路の特性が所定の規格を満足するか前記RLTが増加しなくなるまで、前記第1の結合調整機構に対して前記所定量の調整を繰り返すステップと、
前記RLTが増加しなかった場合は、前記所定量の調整を1回分戻し、第2の結合調整機構を選択し、前記第1の結合調整機構と同様の調整を行うステップと、
を制御部に実行させることを特徴とする入出力回路の特性調整プログラム。 - 前記特性の規格を、前記伝送波形中の伝送帯域幅をさらに用いて設定するステップを、有する
ことを特徴とする請求項8に記載の入出力回路の特性調整プログラム。 - 前記所定量の調整の調整方向を、伝送波形中の伝送帯域幅に基づいて定めるステップを、有する
ことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の入出力回路の特性調整プログラム。
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JP2015186357A JP6601090B2 (ja) | 2015-09-24 | 2015-09-24 | 入出力回路の特性調整方法および入出力回路特性調整システム |
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