JP6600594B2 - 中継システムおよび中継装置 - Google Patents

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Description

本発明は、中継システムおよび中継装置に関し、例えば、2台の中継装置を跨いでLAG(Link Aggregation Group)が設定される中継システムおよび中継装置に関する。
例えば、特許文献1には、マルチシャーシスリンクアグリゲーションが設定される2台のスイッチ装置において、アドレステーブルの同期を実現する方式が示される。具体的には、一方のスイッチ装置は、ポートでフレームを受信した場合に、送信元アドレスと受信したポートの識別子とを含むブリッジ用フレームを生成し、それをブリッジ用ポートから転送する。
特開2014−107592号公報
例えば、冗長化方式として、特許文献1に示されるように、2台の中継装置のそれぞれ1個ずつのポートにLAGを設定する方式が知られている。当該冗長化方式では、1台の中継装置で設定される一般的なLAGと異なり、2台の中継装置を跨いでLAGが設定される。このため、通信回線の障害に対する冗長化や通信帯域の拡大といった一般的なLAGによって得られる効果に加えて、中継装置の障害に対する冗長化が実現可能になる。本明細書では、このような装置跨ぎのLAGをマルチシャーシスリンクアグリゲーショングループ(以降、MLAGと略す)と呼ぶ。また、このMLAGが設定される2台の中継装置の集合体をMLAGスイッチと呼ぶ。
MLAGスイッチでは、2台の中継装置間でブリッジ用ポートを介してFDB(Forwarding DataBase)の保持内容を同期することが必要とされる。その同期の方式として、例えば、特許文献1の方式を用いることが考えられる。しかし、当該方式では、各中継装置は、フレームを受信する毎にブリッジ用ポートから学習用フレームを送信する。このため、ブリッジ用ポートでのユーザフレーム等の帯域が圧迫される恐れがある。
そこで、このような事態を回避するため、学習用フレームの送信帯域を制限することが考えられる。しかし、この場合、FDBの保持内容を高精度に同期させることが困難となる恐れがある。すなわち、学習用フレームの送信タイミングに大きな遅延が生じたり、場合によっては、学習用フレームが送信されない事態が生じ得る。なお、FDBの同期の精度とは、FDBの保持内容があらゆる時刻でどの程度の割合で一致しているかを意味し、より多く一致している状態がより長い期間続くほど高くなる。
本発明は、このようなことに鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、ブリッジ用ポートの帯域消費を抑えつつFDBの保持内容を高精度に同期させることが可能な中継システムおよび中継装置を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的な実施の形態の概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本実施の形態による中継システムは、第1および第2の中継装置を備える。第1および第2の中継装置のそれぞれは、複数のポートと、FDBと、第1および第2の学習用フレーム生成部と、FDB処理部とを有する。複数のポートは、他方の中継装置に通信回線を介して接続されるブリッジ用ポートと、他方の中継装置との間で装置跨ぎのLAGが設定されるMLAG用ポートとを含む。FDBは、複数のエントリを備え、複数のエントリのそれぞれにMACアドレスとポート識別子との対応関係を保持する。第1の学習用フレーム生成部は、MLAG用ポートでフレームを受信した場合に、当該受信したフレームの送信元MACアドレスと受信ポート識別子とを含む第1の学習用フレームを生成し、それを送信帯域を制限してブリッジ用ポートから送信する。第2の学習用フレーム生成部は、所定の周期毎に、FDBの複数のエントリを読み出し、当該読み出したエントリに保持される対応関係を含んだ第2の学習用フレームを生成し、それをブリッジ用ポートから送信する。FDB処理部は、ブリッジ用ポートで第1または第2の学習用フレームを受信した場合に、第1の学習用フレームに含まれる送信元MACアドレスを受信ポート識別子に対応付けてFDBに学習し、第2の学習用フレームに含まれる対応関係をFDBに学習する。
本願において開示される発明のうち、代表的な実施の形態によって得られる効果を簡単に説明すると、MLAGスイッチにおいて、ブリッジ用ポートの帯域消費を抑えつつFDBの保持内容を高精度に同期させることが可能になる。
本発明の実施の形態1による中継システムの構成例および動作例を示す概略図である。 図1に加えて行われる動作例を示す概略図である。 図1の中継システムにおいて、MLAGスイッチを構成する中継装置の概略構成例を示すブロック図である。 図3の中継装置において、ブリッジ用ポートから送信されるブリッジ用フレームのフォーマット構成例を示す図である。 図3の中継装置において、第1の学習用フレーム生成部の主要な処理内容の一例を示すフロー図である。 図3の中継装置において、第2の学習用フレーム生成部の主要な処理内容の一例を示すフロー図である。 図3の中継装置において、FDB同期部の主要な処理内容の一例を示すフロー図である。 本発明の実施の形態2による中継装置において、一部の概略的な動作例を説明する図である。 本発明の実施の形態2による中継装置の概略構成例を示すブロック図である。 図9の中継装置において、第2の学習用フレーム生成部の主要な処理内容の一例を示すフロー図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
《中継システムの概略構成》
図1は、本発明の実施の形態1による中継システムの構成例および動作例を示す概略図である。図2は、図1に加えて行われる動作例を示す概略図である。図1および図2に示す中継システムは、MLAGスイッチMLAGSWを構成する2台の中継装置(第1および第2の中継装置)SW1,SW2と、複数(ここでは2台)のユーザ用中継装置SWU1,SWU2とを備える。中継装置SW1,SW2およびユーザ用中継装置SWU1,SWU2のそれぞれは、レイヤ2(L2)の中継処理を行うL2スイッチや、加えてレイヤ3(L3)の中継処理を行うL3スイッチ等である。本明細書では、中継装置はL2スイッチである場合を例とする。
ユーザ用中継装置SWU1,SWU2のそれぞれは、LAG用ポートPl1,Pl2と、一般ポートP3とを備える。ユーザ用中継装置SWU1のLAG用ポートPl1,Pl2には、MLAG(ここではMLAG[1]とする)が設定され、ユーザ用中継装置SWU2のLAG用ポートPl1,Pl2には、MLAG(ここではMLAG[2]とする)が設定される。ただし、ユーザ用中継装置SWU1,SWU2のそれぞれは、LAG用ポートPl1,Pl2に通常のLAGを設定すればよく、特にMLAGを認識する必要はない。ユーザ用中継装置SWU1の一般ポートP3には、MAC(Media Access Control)アドレスMA1を備える端末TM1が接続され、ユーザ用中継装置SWU2の一般ポートP3には、MACアドレスMA2を備える端末TM2が接続される。
中継装置SW1,SW2のそれぞれは、MLAG用ポートPm1,Pm2と、一般ポートP3と、ブリッジ用ポートPbとを含む複数のポートを備える。中継装置SW1の一般ポートP3には、MACアドレスMA3を備える端末TM3が接続され、中継装置SW2の一般ポートP3には、MACアドレスMA4を備える端末TM4が接続される。ブリッジ用ポートPbは、他方の中継装置(以降、対向装置とも呼ぶ)に通信回線を介して接続される。すなわち、中継装置SW1,SW2のブリッジ用ポートPbは、互いに通信回線を介して接続される。
中継装置SW1,SW2のMLAG用ポートPm1は、それぞれ、通信回線(例えばイーサネット(登録商標)回線)を介してユーザ用中継装置SWU1のLAG用ポートPl1,Pl2に接続される。同様に、中継装置SW1,SW2のMLAG用ポートPm2は、それぞれ、通信回線を介してユーザ用中継装置SWU2のLAG用ポートPl1,Pl2に接続される。
MLAG用ポートPm1,Pm2のそれぞれには、他方の中継装置との間で装置跨ぎのLAG(すなわちMLAG)が設定される。具体的には、中継装置SW1は、MLAGテーブルMLAGTBL1を備える。中継装置SW1は、当該テーブルを用いて、自装置のMLAG用ポートPm1と対向装置(SW2)のMLAG用ポートPm1とに装置跨ぎのMLAG[1]を設定し、自装置のMLAG用ポートPm2と対向装置(SW2)のMLAG用ポートPm2とに装置跨ぎのMLAG[2]を設定する。
同様に、中継装置SW2も、MLAGテーブルMLAGTBL2を備える。中継装置SW2は、当該テーブルを用いて、自装置のMLAG用ポートPm1と対向装置(SW1)のMLAG用ポートPm1とにMLAG[1]を設定し、自装置のMLAG用ポートPm2と対向装置(SW1)のMLAG用ポートPm2とにMLAG[2]を設定する。ここで、図1において、例えば、ポート識別子{Pm1(SW1)}は、中継装置SW1のMLAG用ポートPm1の識別子(ID)を表し、同様に、本明細書では、{AA}は「AA」の識別子を表す。また、中継装置SW1,SW2が用いるポート識別子には、中継装置の識別子が関連付けられている。
中継装置SW1は、FDB(Forwarding DataBase)(ここではFDB[1]とする)を備え、中継装置SW2も、FDB(ここではFDB[2]とする)を備える。FDB[1],FDB[2]のそれぞれは、複数のエントリを備え、複数のエントリのそれぞれにMACアドレスとポート識別子との対応関係を保持する。また、中継装置SW1,SW2のそれぞれは、図1に示すように、学習用フレーム(第1の学習用フレーム)LFaを生成する学習用フレーム生成部(第1の学習用フレーム生成部)16を備える。加えて、中継装置SW1,SW2のそれぞれは、図2に示すように、学習用フレーム(第2の学習用フレーム)LFbを生成する学習用フレーム生成部(第2の学習用フレーム生成部)18を備える。
《中継システムの概略動作[1]》
このような構成において、図1の例では、中継装置SW1は、端末TM1から端末TM2に向けたユーザフレームUF1と、端末TM3から端末TM1に向けたユーザフレームUF3とを中継している。中継装置SW2は、ユーザフレームUF1の逆方向となる端末TM2から端末TM1に向けたユーザフレームUF2を中継している。
ユーザ用中継装置SWU1,SWU2のそれぞれは、LAG用ポートPl1,Pl2を論理的に1個のポートとみなして中継動作を行う。具体的には、ユーザ用中継装置SWU1,SWU2のそれぞれは、LAG用ポートPl1,Pl2へフレームを中継する際には、例えば、受信したフレームのMACアドレスやIPアドレス等を用いた自装置固有のハッシュ関数に基づき、いずれか一方のLAG用ポートを選択する。このため、図1のように、双方向のユーザフレームUF1,UF2をそれぞれ異なる中継装置SW1,SW2が受信するような場合がある。
中継装置SW1は、ユーザフレームUF1をMLAG用ポートPm1で受信し、当該フレームの送信元MACアドレスMA1を、受信したポートのポート識別子(受信ポート識別子と呼ぶ){Pm1(SW1)}に対応付けてFDB[1]のエントリ(ここではNo.1)に学習する。また、中継装置SW1は、ユーザフレームUF3を一般ポートP3で受信し、当該フレームの送信元MACアドレスMA3を、受信ポート識別子{P3(SW1)}に対応付けてFDB[1]のエントリ(ここではNo.3)に学習する。同様に、中継装置SW2は、ユーザフレームUF2をMLAG用ポートPm2で受信し、当該フレームの送信元MACアドレスMA2を、受信ポート識別子{Pm2(SW2)}に対応付けてFDB[2]のエントリ(ここではNo.2)に学習する。
MLAGスイッチMLAGSWは、理想的には、MLAGスイッチMLAGSWの外部から見て、あたかも1台のスイッチのように動作することが望ましい。この理想状態では、MLAGスイッチMLAGSWは、例えば、図1のような経路で定期的に双方向のユーザフレームUF1,UF2を受信すると、FDBにMACアドレスMA1,MA2を定期的に学習できるため、定常状態でフラッディングを行うことはない。しかし、図1のMLAGスイッチMLAGSWは、FDBの同期を行わない場合には、定常状態でフラッディングを行ってしまう。
具体的には、中継装置SW1は、端末TM2からのユーザフレームを受信しないため、MACアドレスMA2をFDB[1]に学習できず、ユーザフレームUF1を受信した際にフラッディングを行ってしまう。同様に、中継装置SW2も、端末TM1からのユーザフレームを受信しないため、MACアドレスMA1をFDB[2]に学習できず、ユーザフレームUF2を受信した際にフラッディングを行ってしまう。なお、詳細には、例えば、中継装置SW1は、中継装置SW2によってフラッディングされたフレームを受信することで、一時的にMACアドレスMA2をFDB[1]に学習できる。ただし、当該MACアドレスMA2は、所定の期間経過後にエージングによって消去されるため、その都度、フラッディングが生じ得る。また、例えば、ユーザフレームUF3の逆方向となるユーザフレームを中継装置SW2が受信した場合も、同様の問題が生じ得る。
そこで、中継装置SW1,SW2の学習用フレーム生成部16は、ブリッジ用ポートPbを除く各ポート(MLAG用ポートPm1,Pm2および一般ポートP3)でユーザフレームを受信した場合に、受信したフレームの送信元MACアドレスと受信ポート識別子とを含む学習用フレームLFaを生成する。そして、学習用フレーム生成部16は、生成した学習用フレームLFaを、送信帯域を制限して自装置のブリッジ用ポートPbから送信する。
図1の例では、中継装置SW1の学習用フレーム生成部16は、MLAG用ポートPm1でユーザフレームUF1を受信した場合に、送信元MACアドレスMA1と受信ポート識別子{Pm1(SW1)}とを含む学習用フレームLFa1を生成し、ブリッジ用ポートPbから送信する。また、当該学習用フレーム生成部16は、一般ポートP3でユーザフレームUF3を受信した場合に、送信元MACアドレスMA3と受信ポート識別子{P3(SW1)}とを含む学習用フレームLFa3を生成し、ブリッジ用ポートPbから送信する。同様に、中継装置SW2の学習用フレーム生成部16は、MLAG用ポートPm2でユーザフレームUF2を受信した場合に、送信元MACアドレスMA2と受信ポート識別子{Pm2(SW2)}とを含む学習用フレームLFa2を生成し、ブリッジ用ポートPbから送信する。
一方、中継装置SW1(詳細には図3で述べるFDB処理部12)は、ブリッジ用ポートPbで学習用フレームLFa2を受信した場合に、当該フレームLFa2に含まれる送信元MACアドレスMA2を受信ポート識別子{Pm2(SW2)}に対応付けてFDB[1]のエントリ(ここではNo.2)に学習する。同様に、中継装置SW2(FDB処理部12)は、ブリッジ用ポートPbで学習用フレームLFa1を受信した場合に、送信元MACアドレスMA1を受信ポート識別子{Pm1(SW1)}に対応付けてFDB[2]のエントリ(ここではNo.1)に学習する。さらに、中継装置SW2(FDB処理部12)は、ブリッジ用ポートPbで学習用フレームLFa3を受信した場合に、送信元MACアドレスMA3を受信ポート識別子{P3(SW1)}に対応付けてFDB[2]のエントリ(ここではNo.3)に学習する。
これにより、中継装置SW1のFDB[1]は、ユーザフレームに伴うエントリNo.1およびエントリNo.3の対応関係に加えて、学習用フレームに伴うエントリNo.2の対応関係を保持する。中継装置SW2のFDB[2]は、ユーザフレームに伴うエントリNo.2の対応関係に加えて、学習用フレームに伴うエントリNo.1およびエントリNo.3の対応関係を保持する。なお、図1の例では、同様にして、FDB[1]およびFDB[2]は、エントリNo.4に、MACアドレスMA4とポート識別子{P3(SW2)}との対応関係を保持している。
その結果、中継装置SW1は、ユーザフレームUF1を受信した場合、その宛先MACアドレスMA2を検索キーとしてFDB[1]を検索し、ポート識別子{Pm2(SW2)}を取得する。中継装置SW1は、MLAGテーブルMLAGTBL1に基づき、ポート識別子{Pm2(SW2)}がMLAG[2]であることを認識し、MLAG[2]に対応する自装置のMLAG用ポートPm2へユーザフレームUF1を中継する。同様に、中継装置SW2は、ユーザフレームUF2を受信した場合に、その宛先MACアドレスMA1を検索キーとしてFDB[2]を検索し、ポート識別子{Pm1(SW1)}を取得する。中継装置SW2は、MLAGテーブルMLAGTBL2に基づき、ポート識別子{Pm1(SW1)}がMLAG[1]であることを認識し、MLAG[1]に対応する自装置のMLAG用ポートPm1へユーザフレームUF2を中継する。
ここで、本実施の形態1では、特に限定はされないが、中継装置SW1,SW2のそれぞれは、FDBの検索によって取得したポート識別子(宛先ポート識別子と呼ぶ)がMLAGである場合、当該MLAGに対応する自装置のMLAG用ポートへユーザフレームを中継する。ただし、この際に、中継装置SW1,SW2のそれぞれは、当該自装置のMLAG用ポートが障害有り(対向装置のMLAG用ポートが障害無し)の場合には、ユーザフレームをブリッジ用ポートPbへ中継し、対向装置のMLAG用ポートに中継を行わせる。
以上、図1に示したような学習用フレームLFaを用いることで、FDB[1]とFDB[2]を短時間で同期させることが可能になり、前述したフラッディングの問題を回避できる。しかし、当該方式では、各中継装置SW1,SW2は、ブリッジ用ポートPbを除くポートでユーザフレームを受信する毎に学習用フレームLFaをブリッジ用ポートPbから送信するため、ブリッジ用ポートPbの帯域が圧迫される恐れがある。極論すれば、学習用フレームLFaを対象としたブリッジ用ポートPbの送信帯域として、ブリッジ用ポートPbを除く各ポート(MLAG用ポートPm1,Pm2および一般ポートP3)の最大帯域を全て合計した帯域が必要とされる恐れがある。
ブリッジ用ポートPbは、例えば、端末TM3と端末TM4との間のユーザフレームや、場合によっては、端末TM1から端末TM3に向けたユーザフレームといったように多くのユーザフレームを送信する必要がある。加えて、ブリッジ用ポートPbは、例えば、中継装置SW1,SW2間での互いの生存確認や、障害情報の交換等を行うための制御フレームを送信する必要もある。このようなフレームは、学習用フレームLFaよりも重要度が高く、学習用フレームLFaによってブリッジ用ポートPbの帯域が圧迫されると、重要度が高いフレームに影響が生じてしまう。
そこで、図1の例では、学習用フレームLFaの送信帯域を制限している。具体的には、例えば、学習用フレームLFaの優先度を他のフレーム(例えばユーザフレーム等)の優先度よりも低く設定する方法が挙げられる。あるいは、学習用フレームLFaの送信帯域の上限を、ブリッジ用ポートPbの送信帯域の例えば10%以下の値、望ましくは5%以下の値に設定する方法が挙げられる。しかし、送信帯域を制限すると、学習用フレームLFaが大きな遅延を経て対向装置に到達する事態や、場合によっては、到達せずに破棄される事態が生じ得る。そうすると、前述したフラッディングの問題が発生する。
《中継システムの概略動作[2]》
そこで、本実施の形態1では、図1で述べた学習用フレーム(第1の学習用フレーム)LFaに加えて、図2に示すような学習用フレーム(第2の学習用フレーム)LFbを用いてFDBの同期を行う。中継装置SW1,SW2の学習用フレーム生成部(第2の学習用フレーム生成部)18は、所定の周期毎に、FDBの複数のエントリを読み出し、当該読み出したエントリに保持される対応関係を含んだ学習用フレームLFbを生成する。そして、学習用フレーム生成部18は、当該学習用フレームLFbをブリッジ用ポートPbから送信する。
具体的には、学習用フレーム生成部18は、FDBの1個のエントリに1個の学習用フレームLFbを対応させることで、複数の学習用フレームLFbを生成および送信する。図2の例では、中継装置SW1の学習用フレーム生成部18は、ある周期(T1)が始まると、FDB[1]のエントリNo.1に保持させる対応関係を含んだ学習用フレームLFb11の生成および送信を行い、次いでFDB[1]のエントリNo.2に保持させる対応関係を含んだ学習用フレームLFb12の生成および送信を行う。
以降同様にして、当該学習用フレーム生成部18は、最終のエントリNoに達するまで学習用フレームLFbを順次生成し、最終のエントリNoに達したのちは、次の周期(T2)が始めるまで待つ。当該学習用フレーム生成部18は、次の周期(T2)が始まると、周期(T1)の場合と同様の動作を繰り返す。所定の周期は、例えば、1個の学習用フレームLFbを生成および送信するのに要する時間と、FDB[1]の最大エントリ数とに基づいて予め定められる。特に限定はされないが、所定の周期は、数十秒〜数百秒等である。
同様に、中継装置SW2の学習用フレーム生成部18は、ある周期(T1)が始まると、FDB[2]のエントリNo.1に保持させる対応関係を含んだ学習用フレームLFb21の生成および送信を行い、次いでFDB[2]のエントリNo.2に保持させる対応関係を含んだ学習用フレームLFb22の生成および送信を行う。以降同様にして、当該学習用フレーム生成部18は、最終のエントリNoに達するまで学習用フレームLFbを順次生成し、最終のエントリNoに達したのちは、次の周期(T2)が始めるまで待つ。
一方、中継装置SW1(詳細には図3で述べるFDB処理部12)は、ブリッジ用ポートPbで学習用フレームLFb21を受信した場合に、当該フレームLFb21に含まれる対応関係(すなわち、MACアドレスMA1とポート識別子{Pm1(SW1)}との対応関係)をFDB[1]のエントリに学習する。また、中継装置SW1は、ブリッジ用ポートPbで学習用フレームLFb22を受信した場合に、当該フレームLFb22に含まれる対応関係(すなわち、MACアドレスMA2とポート識別子{Pm2(SW2)}との対応関係)をFDB[1]のエントリに学習する。なお、中継装置SW2がブリッジ用ポートPbで学習用フレームLFb11,LFb12,…を受信した場合も、同様の処理が行われる。
ここで、学習用フレームLFbのフレームフォーマットは、図1で述べた学習用フレームLFaのフレームフォーマットと同じであることが望ましい。これにより、中継装置SW1,SW2(詳細には図3で述べるFDB処理部12)は、学習用フレームLFaを受信した場合と、学習用フレームLFbを受信した場合とで、同じ構成および同じ処理内容を用いてFDBの学習を行うことができる。ただし、場合によっては、異なるフレームフォーマットを用い、複数のエントリを1個の学習用フレームLFbに対応させるようなことも可能である。
以上、図2に示したような学習用フレームLFbを用いることで、FDB[1]とFDB[2]を所定の周期毎に確実に同期させることが可能になり、前述したフラッディングの問題を回避できる。具体的には、図1において、例えば、中継装置SW1,SW2が同じ端末からのフレームを連続して受信するような場合、それぞれに対応する学習用フレームLFaは、重複する情報を含むことになる。一方、図2において順次送信される学習用フレームLFbは、学習用フレームLFaと異なり重複する情報を含まず、かつ、所定の周期毎に送信されるため、ブリッジ用ポートPbの送信帯域に対して無視できる程度の影響しか与えない。
このため、学習用フレームLFbに対しては、特に送信帯域を制限する必要はなく、例えば、ユーザフレームと同じ優先度(言い換えれば学習用フレームLFaよりも高い優先度)を設定することができる。その結果、学習用フレームLFbは、前述した学習用フレームLFaの場合と異なり、対向装置に確実に到達することができる。一方、学習用フレームLFbは、前述した学習用フレームLFaと比較して、FDBの同期に要する時間が長くなり得る。そこで、学習用フレームLFbと学習用フレームLFaを併用して用いることで、FDBの同期に要する時間の短縮が図れる。特に、中継装置SW1,SW2が低い頻度でフレームを受信しているような期間では、学習用フレームLFaによってFDBを短時間で同期することができる。
これらの結果、FDB[1]およびFDB[2]の保持内容が多く一致している状態を長い期間構築することができ、ブリッジ用ポートPbの帯域消費を抑えつつFDBの保持内容を高精度に同期させることが可能になる。なお、図1および図2の例では、中継装置SW1,SW2は、各学習用フレームLFa,LFbによってMLAG用ポートPm1,Pm2および一般ポートP3を対象にFDBの同期を行ったが、場合によっては、同期の対象をMLAG用ポートのみとすることも可能である。例えば、MLAGスイッチMLAGSWは、一般ポートに関しては、論理的な1台のスイッチとしてではなく、異なる2台のスイッチとして運用される場合がある。
《中継装置の構成および概略動作》
図3は、図1の中継システムにおいて、MLAGスイッチを構成する中継装置の概略構成例を示すブロック図である。図3に示す中継装置SWは、単数または複数のMLAG用ポートPm1,Pm2,…と、単数または複数の一般ポートP3,…と、ブリッジ用ポートPbと、フレーム処理部10と、制御部11とを備える。フレーム処理部10は、FDBと、MLAGテーブルMLAGTBLと、FDB処理部12と、帯域制限部13と、障害監視部14とを備える。制御部11は、プロセッサ部CPUと、記憶部15とを備える。
フレーム処理部10は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)に、CAM(Content Addressable Memory)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を適宜組み合わせることで構成される。具体的には、FDBは、CAMに実装され、MLAGテーブルMLAGTBLは、RAMやROMに実装される。また、制御部11は、プロセッサ部CPUを用いたプログラム処理によって実装される。ただし、各部の具体的な実装形態は、勿論、これに限定されるものではなく、ハードウェアまたはソフトウェアあるいはその組合せを用いて適宜実装されればよい。
FDBおよびMLAGテーブルMLAGTBLは、図1および図2に示したような構造を備える。FDBは、より詳細には、各エントリに、MACアドレスおよびポート識別子に加えてVLAN(Virtual LAN)識別子を含めた対応関係を保持する。FDB処理部12は、図1で述べたように、ユーザフレームを対象にFDBの学習と検索を行う。FDB処理部12は、さらに、学習用フレーム生成部(第1の学習用フレーム生成部)16と、FDB同期部17とを備える。
学習用フレーム生成部16は、図1で述べたように、学習用フレーム(第1の学習用フレーム)LFaを生成し、当該フレームをブリッジ用ポートPbから送信する。FDB同期部17は、図1および図2で述べたように、ブリッジ用ポートPbで学習用フレームLFaまたは学習用フレームLFbを受信した場合に、当該学習用フレームの情報をFDBに学習することで、MLAGスイッチMLAGSWを構成する他方の中継装置との間でFDBの同期を行う。
帯域制限部13は、図1で述べたように、ブリッジ用ポートPbから送信するフレームの送信帯域を制限する。具体的には、帯域制限部13は、予め定めた送信帯域を超える超過フレームをバッファリングしキューに格納するシェーパや、場合によっては超過フレームを破棄するポリサ等を備える。また、帯域制限部13は、それぞれ異なる優先度が設定され、格納されたフレームを優先度に応じた頻度で取り出す複数のキューを備える。学習用フレームLFaの送信帯域は、例えば、シェーパやポリサに所定の設定を行うことや、あるいは、優先度が低いキューに格納されることで制限される。
障害監視部14は、各ポートの障害有無を監視する。具体的には、障害監視部14は、例えば、ポートで受信した光信号のレベルや、アイドル状態で生成されるリンクパルス信号の有無を監視すること等で障害有無を監視する。あるいは、障害監視部14は、各ポートと装置外部との間で定期的に制御フレームの通信を行うことで障害有無を監視する。障害監視部14は、例えば、MLAG用ポートPm1,Pm2,…の障害有りを検出した場合には、その情報をMLAGテーブルMLAGTBL等に記録する。FDB処理部12は、例えば、受信したユーザフレームの宛先ポートがMLAG用ポートの場合で、自装置のMLAG用ポートが障害有りの場合には、当該フレームを障害有りのMLAG用ポートの代わりにブリッジ用ポートPbへ中継する。
プロセッサ部CPUは、記憶部15に保持される所定のプログラムを実行することによって構成される学習用フレーム生成部(第2の学習用フレーム生成部)18を備える。学習用フレーム生成部18は、図2で述べたように、所定の周期毎に、学習用フレーム(第2の学習用フレーム)LFbを生成し、当該フレームを、フレーム処理部10を介してブリッジ用ポートPbから送信する。
《中継装置の詳細動作》
図4は、図3の中継装置において、ブリッジ用ポートから送信されるブリッジ用フレームのフォーマット構成例を示す図である。図4に示すブリッジ用フレームBFは、送信元MACアドレスSMAC、宛先MACアドレスDMAC、受信ポート識別子RPID、宛先ポート識別子DPIDおよびフレームタイプFT等を含んでいる。フレームタイプFTには、ユーザフレームUFであるか学習用フレームLFであるかといったようにブリッジ用フレームBFの種別を表す識別子が格納される。
例えば、図1において、中継装置SW1が端末TM3から端末TM4に向けたユーザフレームUFを受信した場合で、当該ユーザフレームUFを中継する場合を想定する。この場合、中継装置SW1のFDB処理部12は、受信したユーザフレームUFに、受信ポート識別子RPID、宛先ポート識別子DPIDおよびフレームタイプFTを付加することでブリッジ用フレームBFを生成する。図4に示した送信元MACアドレスSMACおよび宛先MACアドレスDMACは、受信したユーザフレームUFに含まれており、それぞれ、MACアドレスMA3およびMACアドレスMA4である。
受信ポート識別子RPIDは{P3(SW1)}であり、宛先ポート識別子DPIDは、FDB[1]のエントリNo.4に保持される{P3(SW2)}である。フレームタイプFTには、ユーザフレームUFを表す識別子が格納される。中継装置SW1のFDB処理部12は、宛先ポート識別子DPIDが表すポートがMLAGではなく、かつ中継装置SW2のポートであるため、このようなブリッジ用フレームBFを生成して、ブリッジ用ポートPbから送信する。
中継装置SW2のFDB処理部12は、ブリッジ用ポートPbで当該ブリッジ用フレームBFを受信する。中継装置SW2のFDB処理部12は、当該フレームBFに含まれる送信元MACアドレスSMAC(すなわちMA3)を当該フレームBFに含まれる受信ポート識別子RPID(すなわち{P3(SW1)})に対応付けてFDB[2]に学習する。また、中継装置SW2のFDB処理部12は、当該フレームBFを、当該フレームBFに含まれる宛先ポート識別子DPIDに基づき一般ポートP3へ中継する。この際には、中継装置SW2のFDB処理部12は、フレームに含まれる不要な情報(受信ポート識別子RPID、宛先ポート識別子DPIDおよびフレームタイプFT)を削除する。
このように、本実施の形態1では、ユーザフレームUFの中継に際し、ユーザフレームUFを受信した側の中継装置(例えばSW1)が、自装置のFDBの検索結果に基づき、対向装置(SW2)を含めて宛先ポートを定める方式となっている。対向装置(SW2)は、自装置のFDBを検索せずに、ブリッジ用フレームBFに含まれる宛先ポート識別子DPIDに基づきユーザフレームを中継する。ただし、勿論、このような方式に限らず、ブリッジ用フレームBFを受信した中継装置(SW2)も、自装置のFDBを検索し、その検索結果に基づきフレームを中継するような方式を用いてもよい。この場合、図4における宛先ポート識別子DPIDは不要である。
図5は、図3の中継装置において、第1の学習用フレーム生成部の主要な処理内容の一例を示すフロー図である。学習用フレーム生成部(第1の学習用フレーム生成部)16は、まず、ブリッジ用ポートPbを除くポートでフレーム(具体的にはユーザフレームUF)を受信したか否かを判別する(ステップS101)。フレームを受信した場合、学習用フレーム生成部16は、受信したフレームをコピーし、それに、受信ポート識別子RPIDおよびフレームタイプFTを付加することで学習用フレームLFaを生成する(ステップS102)。
例えば、図1を例として、中継装置SW1がユーザフレームUF1を受信した場合を想定する。この場合、図4の送信元MACアドレスSMACおよび宛先MACアドレスDMACには、それぞれ、ユーザフレームUF1に含まれる送信元MACアドレスMA1および宛先MACアドレスMA2が格納される。受信ポート識別子RPIDには、{Pm1(SW1)}が格納され、フレームタイプFTには、学習用フレームLFを表す識別子が格納される。宛先ポート識別子DPIDは、特に必要なく、例えば、予め定めた所定の値に設定される。
ステップS102ののち、学習用フレーム生成部16は、生成した学習用フレーム(第1の学習用フレーム)LFaを送信帯域を制限してブリッジ用ポートPbから送信する(ステップS103)。特に限定はされないが、学習用フレーム生成部16は、例えば、フレームに送信帯域の制限情報を付加してシェーパまたはポリサへ伝送する処理や、あるいは、ユーザフレームUFや学習用フレーム(第2の学習用フレーム)LFbよりも低い優先度を設定して対応するキューへ伝送する処理等を行う。
なお、ステップS102に際し、学習用フレーム生成部16は、受信したフレームをコピーする際に、学習用フレームLFaのサイズを低減する観点から、ペイロード部分を除いたヘッダ部分のみをコピーしてもよい。また、ステップS101,S102に際し、学習用フレーム生成部16は、受信したフレームの宛先ポートがブリッジ用ポートPbとなる場合には、フレームを重複させない観点から、学習用フレームLFaを生成しなくてもよい。これらによって、学習用フレームLFaが本来必要とする送信帯域を低減でき、学習用フレームLFaが対向装置へ到達し易くなる。
図6は、図3の中継装置において、第2の学習用フレーム生成部の主要な処理内容の一例を示すフロー図である。学習用フレーム生成部(第2の学習用フレーム生成部)18は、まず、所定の周期を定めるタイマをスタートさせる(ステップS201)。次いで、学習用フレーム生成部18は、FDBの複数のエントリに保持される対応関係を一括して読み出し、記憶部15に保存する(ステップS202、第1の処理)。
続いて、学習用フレーム生成部18は、ステップS203〜S208(第2の処理)において、記憶部15を読み出しながら複数の学習用フレーム(第2の学習用フレーム)LFbを順次生成し、当該生成した学習用フレームLFbをブリッジ用ポートPbから順次送信する。具体的には、学習用フレーム生成部18は、まず、Nを1に定め(ステップS203)、記憶部15からN番目のエントリに保持される対応関係を読み出す(ステップS204)。そして、学習用フレーム生成部18は、読み出した対応関係を含んだ学習用フレームLFbを生成し(ステップS205)、それをブリッジ用ポートPbから送信する(ステップS206)。
例えば、図1を例として、中継装置SW1の学習用フレーム生成部18が、FDB[1]のエントリNo.1の対応関係を記憶部15から読み出した場合を想定する。この場合、図4の送信元MACアドレスSMACには、読み出した情報に基づきMACアドレスMA1が格納され、宛先MACアドレスDMACには、予め定めた所定の値(例えば中継装置自身のMACアドレス等)が格納される。受信ポート識別子RPIDには、読み出した情報に基づき{Pm1(SW1)}が格納され、フレームタイプFTには、学習用フレームLFを表す識別子が格納される。宛先ポート識別子DPIDは、特に必要なく、例えば、予め定めた所定の値に設定される。
ステップS206ののち、学習用フレーム生成部18は、NがNmax(すなわち、最大エントリ数)に到達したか否かを判別し(ステップS207)、到達していない場合には、Nを1増加させてステップS204の処理に戻る(ステップS208)。一方、学習用フレーム生成部18は、ステップS207でNがNmaxに到達した場合には、タイマがタイムアップするまで待機し、処理を終了する(ステップS209)。なお、学習用フレーム生成部18は、処理を終了したのち再びステップS201の処理を開始することで、図6の処理フローを繰り返し実行する。
ここで、図3の構成例を用いると、図5の処理フロー(第1の学習用フレーム生成部16の処理)は、ハードウェア処理で実行され、図6の処理フロー(第2の学習用フレーム生成部18の処理)は、ソフトウェア処理で実行される。この場合、学習用フレーム生成部16は、学習用フレーム(第1の学習用フレーム)LFaを、ユーザフレームの中継と同等の処理速度で生成および送信することができる。その結果、学習用フレームLFaの送信帯域が制限された範囲内に収まっていれば、FDBの同期に要する時間を短縮することが可能になる。一方、学習用フレーム(第2の学習用フレーム)LFbは、ブリッジ用ポートPbの帯域に殆ど影響を及ぼさない程度の速度で送信されることが望ましい。この場合、学習用フレーム生成部18は、高速性がさほど必要とされないため、ソフトウェア処理で実装される方がより効率的となる。
図7は、図3の中継装置において、FDB同期部の主要な処理内容の一例を示すフロー図である。FDB同期部17は、まず、ブリッジ用ポートPbで学習用フレームLFa,LFbを受信したか否かを判定する(ステップS301)。学習用フレームLFa,LFbを受信した場合、FDB同期部17は、受信した学習用フレームLFa,LFbに含まれる送信元MACアドレスSMACを、当該フレームに含まれる受信ポート識別子RPIDに対応付けてFDBに学習する(ステップS302)。その後、FDB同期部17は、当該学習用フレームLFa,LFbを破棄する(ステップS303)。
以上、本実施の形態1の中継システムおよび中継装置を用いることで、代表的には、ブリッジ用ポートの帯域消費を抑えつつFDBの保持内容を高精度に同期させることが可能になる。
(実施の形態2)
《中継装置の構成および概略動作(応用例)》
図8は、本発明の実施の形態2による中継装置において、一部の概略的な動作例を説明する図である。図9は、本発明の実施の形態2による中継装置の概略構成例を示すブロック図である。図6で述べたように、学習用フレーム生成部(第2の学習用フレーム生成部)18は、所定のタイマ周期毎に学習用フレームLFbを送信する。この際に、各タイマ周期の中で送信される学習用フレームLFbの数は、可能な限り少ない方が望ましい。学習用フレームLFbの数が少ないほど、ブリッジ用ポートPbの帯域消費を小さくすることができる。また、別の観点では、帯域消費が小さくなった分だけ、タイマ周期の長さを短縮することができ、FDBの同期に要する時間を短縮することが可能になる。
こうした中、例えば、図6におけるステップS202の処理は、図8に示すように、タイマがスタートした直後の比較的短い期間で行われ、その後、タイマが満了するまでに間にFDBのエントリが消去される場合がある。代表的には、例えば、ポートに障害が発生した場合、当該ポートを含むエントリが消去される。また、例えば、中継装置がリングネットワークを構成する場合、ブロックポートの切り換えに応じてFDBのフラッシュ命令が発行され、所定のリングポート(またはVLAN識別子あるいはそれらの組合せ)を含むエントリが消去される。このようなFDBのエントリの消去は、例えば、図3のプロセッサ部CPUによって実行される。
消去されたエントリは、FDBの同期の対象である必要はなく、さらに言えば、誤った宛先ポートへのフレーム中継を防止するため、FDBの同期の非対象である方が望ましい。そこで、本実施の形態2の中継装置は、図9に示されるような構成を備える。図9に示す中継装置SWは、図3の構成例と比較して次の点が異なっている。1点目は、記憶部15(実質的には学習用フレーム生成部18a)が非対象リスト20を有する点であり、2点目は、学習用フレーム生成部(第2の学習用フレーム生成部)18aの処理内容が異なる点である。
非対象リスト20は、学習用フレーム(第2の学習用フレーム)LFbの送信の非対象とするMACアドレスまたはポート識別子を保持する。具体的には、図8で述べたように、非対象リスト20は、消去されたエントリに含まれていたMACアドレスまたはポート識別子を保持する。この場合、プロセッサ部CPUは、FDBのエントリを消去する際に、併せて当該エントリのMACアドレスまたはポート識別子を非対象リスト20に保存しておけばよい。このように、非対象リスト20の保持内容は、動的に変更可能となっている。
また、非対象リスト20は、例えば、ユーザ等によって登録された静的なMACアドレス等を保持してもよい。具体例として、図1におけるMLAGスイッチMLAGSWのMLAG[1]とMLAG[2]にそれぞれ2台のルータが接続され、当該2台のルータにVRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)やHSRP(Hot Standby Router Protocol)等の冗長プロトコルが適用される場合が挙げられる。このような場合、当該ルータの障害切り換えを正常に機能させるため、ユーザ等は、当該ルータの仮想MACアドレスを予め非対象リスト20に登録しておく。
《中継装置の詳細動作(変形例)》
図10は、図9の中継装置において、第2の学習用フレーム生成部の主要な処理内容の一例を示すフロー図である。図10の処理フローは、図6の処理フローと比較して、ステップS203〜S208(第2の処理)の過程で、ステップS401,S402の処理が実行される点が異なっている。ステップS401,S402の処理は、ステップS204の処理とステップS205の処理の間に順に挿入される。
学習用フレーム生成部18aは、ステップS204において記憶部15からN番目のエントリの対応関係を読み出したのち、読み出した対応関係のポート識別子が自装置のポート識別子であるか否かを判定する(ステップS401)。学習用フレーム生成部18aは、自装置のポート識別子ではない場合(すなわち対向装置のポート識別子の場合)、ステップS207の処理へ移行し、自装置のポート識別子の場合、ステップS402の処理へ移行する。ステップS402において、学習用フレーム生成部18aは、ステップS204で読み出した対応関係が対象外リスト20の情報にミスヒットであるか否かを判定する。学習用フレーム生成部18aは、ミスヒットの場合、ステップS205の処理へ移行し、ヒットの場合、ステップS207の処理へ移行する。
このように、学習用フレーム生成部18aは、ステップS204で順に読み出した複数のエントリの内、対向装置に関連付けて保持されるポート識別子を含んだエントリを除外し、残りのエントリにそれぞれ対応する複数の学習用フレームLFbを生成および送信する(ステップS401,S205,S206)。さらに、学習用フレーム生成部18aは、非対象リスト20に保持されるMACアドレスまたはポート識別子を含んだエントリを除外し、残りのエントリにそれぞれ対応する複数の学習用フレームLFbを生成および送信する(ステップS402,S205,S206)。言い換えれば、学習用フレーム生成部18aは、非対象リスト20に保持されるMACアドレスまたはポート識別子を含んだ学習用フレームLFbの送信をスキップする(ステップS402、第3の処理)。
ここで、ステップS401で除外されるエントリは、図1のFDB[1]を例とすると、エントリNo.2およびエントリNo.4に該当する。当該除外されるエントリは、最初に対向装置で学習され、対向装置からの学習用フレームによって得られたエントリであり、対向装置のFDBが既に保持しているエントリとみなすことができる。このように、ステップS401,S402の処理によって、ブリッジ用ポートPbから送信される学習用フレームLFbの数を減らすことで、前述したように、ブリッジ用ポートPbの帯域消費を小さくでき、また、FDBの同期に要する時間を短縮できる。
その結果、実施の形態1の場合と比較して、FDBの保持内容を更に高精度に同期させることが可能になる。また、実施の形態1で述べたように、学習用フレーム生成部18aは、ソフトウェア処理を用いることで、図10のような処理フローを容易に実行することが可能である。なお、図10の処理フローは、所定の学習用フレームLFbの生成をスキップし、その結果として送信もスキップする方法を用いたが、例えば、送信する直前に所定の学習用フレームLFbを除外する方法を用いる等、適宜変更することが可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、前述した実施の形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
10 フレーム処理部
11 制御部
12 FDB処理部
13 帯域制御部
14 障害監視部
15 記憶部
16,18,18a 学習用フレーム生成部
17 FDB同期部
20 非対象リスト
BF ブリッジ用フレーム
DMAC 宛先MACアドレス
DPID 宛先ポート識別子
FT フレームタイプ
LF 学習用フレーム
MLAGSW MLAGスイッチ
P 一般ポート
Pb ブリッジ用ポート
Pl LAG用ポート
Pm MLAG用ポート
RPID 受信ポート識別子
SMAC 送信元MACアドレス
SW 中継装置
SWU ユーザ用中継装置
TM 端末
UF ユーザフレーム

Claims (12)

  1. 第1の中継装置および第2の中継装置を備える中継システムであって、
    前記第1の中継装置および第2の中継装置のそれぞれは、
    他方の中継装置に通信回線を介して接続されるブリッジ用ポートと、前記他方の中継装置との間で装置跨ぎのLAG(Link Aggregation Group)が設定されるMLAG用ポートとを含む複数のポートと、
    複数のエントリを備え、前記複数のエントリのそれぞれにMACアドレスとポート識別子との対応関係を保持するFDB(Forwarding DataBase)と、
    前記MLAG用ポートでフレームを受信した場合に、当該受信したフレームの送信元MACアドレスと当該受信したポートを表す受信ポート識別子とを含む第1の学習用フレームを生成し、前記第1の学習用フレームを、送信帯域を制限して前記ブリッジ用ポートから送信する第1の学習用フレーム生成部と、
    所定の周期毎に、前記FDBの前記複数のエントリを読み出し、当該読み出したエントリに保持される前記対応関係を含んだ第2の学習用フレームを生成し、前記第2の学習用フレームを前記ブリッジ用ポートから送信する第2の学習用フレーム生成部と、
    前記ブリッジ用ポートで前記第1の学習用フレームまたは前記第2の学習用フレームを受信した場合に、前記第1の学習用フレームに含まれる前記送信元MACアドレスを前記受信ポート識別子に対応付けて前記FDBに学習し、前記第2の学習用フレームに含まれる前記対応関係を前記FDBに学習するFDB処理部と、
    を有し、
    前記第1の学習用フレーム生成部は、前記第1の学習用フレームの優先度を前記第2の学習用フレームの優先度よりも低く設定することで前記第1の学習用フレームの送信帯域を制限する、
    中継システム。
  2. 請求項1記載の中継システムにおいて、
    前記第1の学習用フレーム生成部は、前記第1の学習用フレームの送信帯域の上限を前記ブリッジ用ポートの送信帯域の10%以下の値に定める、
    中継システム。
  3. 請求項1記載の中継システムにおいて、
    前記第2の学習用フレーム生成部は、1個のエントリに1個の前記第2の学習用フレームを対応させることで、複数の第2の学習用フレームを生成および送信し、
    前記複数の第2の学習用フレームのそれぞれは、前記第1の学習用フレームと同じフレームフォーマットで構成される、
    中継システム。
  4. 請求項記載の中継システムにおいて、
    前記FDBは、前記ポート識別子を中継装置の識別子に関連付けて保持し、
    前記第2の学習用フレーム生成部は、前記複数のエントリの内、前記他方の中継装置に関連付けて保持される前記ポート識別子を含んだエントリを除外し、残りのエントリにそれぞれ対応する前記複数の第2の学習用フレームを生成および送信する、
    中継システム。
  5. 請求項記載の中継システムにおいて、
    前記第2の学習用フレーム生成部は、前記第2の学習用フレームの送信の非対象とするMACアドレスまたはポート識別子を保持する非対象リストを有し、前記非対象リストに保持されるMACアドレスまたはポート識別子を含んだエントリを除外し、残りのエントリにそれぞれ対応する前記複数の第2の学習用フレームを生成および送信する、
    中継システム。
  6. 請求項記載の中継システムにおいて、
    前記非対象リストの保持内容は、動的に変更可能であり、
    前記第2の学習用フレーム生成部は、
    前記所定の周期毎に、前記FDBの前記複数のエントリに保持される前記対応関係を一括して読み出し、記憶部に保存する第1の処理と、
    前記記憶部を読み出しながら前記複数の第2の学習用フレームを順次生成し、当該生成した第2の学習用フレームを前記ブリッジ用ポートから順次送信する第2の処理と、
    前記第2の処理の過程で、前記非対象リストに保持されるMACアドレスまたはポート識別子を含んだ前記第2の学習用フレームの送信をスキップする第3の処理と、
    を実行する、
    中継システム。
  7. 他の中継装置に通信回線を介して接続されるブリッジ用ポートと、前記他の中継装置との間で装置跨ぎのLAG(Link Aggregation Group)が設定されるMLAG用ポートとを含む複数のポートと、
    複数のエントリを備え、前記複数のエントリのそれぞれにMACアドレスとポート識別子との対応関係を保持するFDB(Forwarding DataBase)と、
    前記MLAG用ポートでフレームを受信した場合に、当該受信したフレームの送信元MACアドレスと当該受信したポートを表す受信ポート識別子とを含む第1の学習用フレームを生成し、前記第1の学習用フレームを、送信帯域を制限して前記ブリッジ用ポートから送信する第1の学習用フレーム生成部と、
    所定の周期毎に、前記FDBの前記複数のエントリを読み出し、当該読み出したエントリに保持される前記対応関係を含んだ第2の学習用フレームを生成し、前記第2の学習用フレームを前記ブリッジ用ポートから送信する第2の学習用フレーム生成部と、
    前記ブリッジ用ポートで前記第1の学習用フレームまたは前記第2の学習用フレームを受信した場合に、前記第1の学習用フレームに含まれる前記送信元MACアドレスを前記受信ポート識別子に対応付けて前記FDBに学習し、前記第2の学習用フレームに含まれる前記対応関係を前記FDBに学習するFDB処理部と、
    を有し、
    前記第1の学習用フレーム生成部は、前記第1の学習用フレームの優先度を前記第2の学習用フレームの優先度よりも低く設定することで前記第1の学習用フレームの送信帯域を制限する、
    中継装置。
  8. 請求項記載の中継装置において、
    前記第1の学習用フレーム生成部は、前記第1の学習用フレームの送信帯域の上限を前記ブリッジ用ポートの送信帯域の10%以下の値に定める、
    中継装置。
  9. 請求項記載の中継装置において、
    前記第2の学習用フレーム生成部は、1個のエントリに1個の前記第2の学習用フレームを対応させることで、複数の第2の学習用フレームを生成および送信し、
    前記複数の第2の学習用フレームのそれぞれは、前記第1の学習用フレームと同じフレームフォーマットで構成される、
    中継装置。
  10. 請求項記載の中継装置において、
    前記FDBは、前記ポート識別子を中継装置の識別子に関連付けて保持し、
    前記第2の学習用フレーム生成部は、前記複数のエントリの内、前記他の中継装置に関連付けて保持される前記ポート識別子を含んだエントリを除外し、残りのエントリにそれぞれ対応する前記複数の第2の学習用フレームを生成および送信する、
    中継装置。
  11. 請求項記載の中継装置において、
    前記第2の学習用フレーム生成部は、前記第2の学習用フレームの送信の非対象とするMACアドレスまたはポート識別子を保持する非対象リストを有し、前記非対象リストに保持されるMACアドレスまたはポート識別子を含んだエントリを除外し、残りのエントリにそれぞれ対応する前記複数の第2の学習用フレームを生成および送信する、
    中継装置。
  12. 請求項11記載の中継装置において、
    前記非対象リストの保持内容は、動的に変更可能であり、
    前記第2の学習用フレーム生成部は、
    前記所定の周期毎に、前記FDBの前記複数のエントリに保持される前記対応関係を一括して読み出し、記憶部に保存する第1の処理と、
    前記記憶部を読み出しながら前記複数の第2の学習用フレームを順次生成し、当該生成した第2の学習用フレームを前記ブリッジ用ポートから順次送信する第2の処理と、
    前記第2の処理の過程で、前記非対象リストに保持されるMACアドレスまたはポート識別子を含んだ前記第2の学習用フレームの送信をスキップする第3の処理と、
    を実行する、
    中継装置。
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