JP6599794B2 - 振動及び衝撃に対する動作制御装置、振動及び衝撃に対する動作制御方法、及び、振動及び衝撃に対する動作制御プログラム - Google Patents

振動及び衝撃に対する動作制御装置、振動及び衝撃に対する動作制御方法、及び、振動及び衝撃に対する動作制御プログラム Download PDF

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Description

本願発明は、地震の発生等によって、情報処理装置が振動した、あるいは衝撃を受けたときに、当該情報処理装置の動作を制御することによって、当該情報処理装置を保護する技術に関する。
電子機器は、地震の発生や製造工場の設備などに起因する振動や衝撃、あるいは、落下して地面に衝突することによる衝撃を受けることによって破損することがある。したがって、このような振動や衝撃に備えて、電子機器を保護する技術が期待されている。
このような技術の一例として、特許文献1には、携帯電子機器等に組み込まれた磁気ディスク装置などの落下あるいは衝撃による損傷を最小限にするための装置保護機構が開示されている。この装置保護機構では、状態検知センサが落下状態になった場合、落下判定機構は、状態検知センサの接点開放時間を計測する。この開放時間が所定時間以上継続した場合、磁気ディスク制御機構は、磁気ディスク装置の磁気ヘッドを退避する作業を行う。また磁気ディスク制御機構は、加速度センサからの出力信号がオフトラックを起こす可能性のある基準加速度以上に相当する値であった場合に、磁気ディスクへの書き込みを中断する。
また、特許文献2には、製造工程での歩留まりを改善するとともに、パーティクルの発生の防止及びヒューマンエラーの防止を可能とする、半導体製造工程及び液晶製造工程において使用可能な振動・衝撃警報装置が開示されている。この装置では、判定回路部は、振動センサが検出した振動データを取り込むことによって、この振動データの振動成分及び衝撃成分の値が、それぞれ閾値以上であるか否かを判定する。出力回路部は、振動データの振動成分及び衝撃成分の値が、それぞれ閾値以上である場合に、音声発生器に警報を出力する。
特開2002-208239号公報 特開2001-330620号公報
大型コンピュータ等の情報処理装置(システム)を運用中に地震が発生した場合、その振動あるいは衝撃に起因した障害が発生することがある。地震等の発生によって重大な障害が発生することを防止する一般的なシステムでは、例えば、振動や衝撃が発生した際に、システムの運用を停止し、場合によっては警報情報を出力する。
この場合、地震が発生した際に、一様にシステムの運用を停止したのでは、システムを運用する効率がよいとは言えない。例えば、発生した振動あるいは衝撃がそれほど強くない場合、通常、ケーブルあるいはカードの接続状態等に問題が発生しているわけではないので、振動あるいは衝撃が収まり次第、速やかにシステムの運用を再開することができる。この場合、システムを完全に停止させたのでは、運用効率に無駄がある。
これに対して、発生した振動あるいは衝撃が強い場合、ケーブルあるいはカードの接続状態等に問題が発生している可能性があるので、システムを完全に停止させて保守員がシステムに問題が発生していないことを確認したのちに、システムを再起動して運用を再開する必要がある。すなわちこの場合は、振動あるいは衝撃が収まり次第、速やかにシステムの運用を再開したのでは、重大な障害が発生する危険がある。
このように、地震の発生等によって情報処理装置が振動した、あるいは衝撃を受けた場合に、当該情報処理装置を効率よく、かつ、安全に保護するためには、振動あるいは衝撃の強さに応じて、適切に当該情報処理装置の動作を制御することが課題である。特許文献1及び2は、この課題について言及していない。本願発明の主たる目的は、この問題を解決した振動及び衝撃に対する動作制御装置等を提供することである。
本願発明の一態様に係る振動及び衝撃に対する動作制御装置は、遷移可能な複数の動作停止状態のうち、外部からの制御を受けて何れかの前記動作状態に遷移可能な情報処理装置が、振動するあるいは衝撃を受ける強さを随時測定する測定手段と、前記強さを示す値と、前記動作停止状態の内容とを関連付けた制御情報が記憶された記憶手段と、前記制御情報を参照することによって、前記測定手段による測定結果が示す値と関連付けられた前記動作停止状態となるように、前記情報処理装置を制御する制御手段と、を備える。
上記目的を達成する他の見地において、本願発明の一態様に係る振動及び衝撃に対する動作制御方法は、第一の情報処理装置によって、遷移可能な複数の動作停止状態のうち、外部からの制御を受けて何れかの前記動作状態に遷移可能な第二の情報処理装置が、振動するあるいは衝撃を受ける強さを随時測定し、前記強さを示す値と、前記動作停止状態の内容とを関連付けた制御情報が記憶手段に記憶され、前記制御情報を参照することによって、前記強さの測定結果が示す値と関連付けられた前記動作停止状態となるように、前記第二の情報処理装置を制御する。
また、上記目的を達成する更なる見地において、本願発明の一態様に係る振動及び衝撃に対する動作制御プログラムは、遷移可能な複数の動作停止状態のうち、外部からの制御を受けて何れかの前記動作状態に遷移可能な情報処理装置が、振動するあるいは衝撃を受ける強さを示す値と、前記動作停止状態の内容とを関連付けた制御情報が記憶された記憶手段にアクセス可能なコンピュータに、前記制御情報を参照することによって、前記強さを随時測定する測定手段による測定結果が示す値と関連付けられた前記動作停止状態となるように、前記情報処理装置を制御する制御処理を実行させるためのプログラムである。
更に、本願発明は、係る振動及び衝撃に対する動作制御プログラム(コンピュータプログラム)が格納された、コンピュータ読み取り可能な、不揮発性の記録媒体によっても実現可能である。
本願発明は、地震の発生等によって情報処理装置が振動した、あるいは衝撃を受けたときに、当該情報処理装置を効率的かつ安全に保護することを可能とする。
本願発明の第1の実施形態に係る動作制御装置10の構成を示すブロック図である。 本願発明の第1の実施形態に係る制御テーブル120の構成を例示する図である。 本願発明の第1の実施形態に係る動作制御装置10の動作を示すフローチャートである。 本願発明の第2の実施形態に係る動作制御装置40の構成を示すブロック図である。 本願発明の各実施形態に係る動作制御装置を実行可能な情報処理装置の構成を示すブロック図である。
以下、本願発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本願発明の第1の実施の形態に係る動作制御装置10を概念的に示すブロック図である。動作制御装置10は、地震の発生等によって、図1に示す情報処理装置20が振動した、あるいは衝撃を受けた場合に、情報処理装置20の動作を制御する(すなわち、情報処理装置20を、振動あるいは衝撃に起因する障害から保護する)装置である。
情報処理装置20は、例えばサーバ装置等の装置であり、n個(nは任意の自然数)の情報処理ユニット22−1乃至22−nを備えている。情報処理ユニット22−1は、プロセッサ23−1、及び、メモリ24−1を備えており、様々なプログラム(アプリケーション)を実行可能な装置である。情報処理ユニット22−1は、プロセッサ23−1を複数個備えてもよい。情報処理ユニット22−2乃至22−nの構成及び機能は、情報処理ユニット22−1と同様である。また、情報処理ユニット22−1乃至22−nは、順に、情報処理装置20に実装されたユニット基板21−1乃至21−nに搭載されている。
動作制御装置10は、n個の測定センサ11−1乃至11−n、記憶部12、制御部13、及び、状態検出部14を備えている。動作制御装置10が備える、記憶部12、制御部13、及び、状態検出部14は、例えば、情報処理装置20を診断する診断ユニット(不図示)が備えるFPGA(field-programmable gate array)によって実現されてもよい。
測定センサ11−1乃至11−nは、例えば圧電セラミックスを使用したショックセンサであり、振動及び衝撃の強さを測定することができる。測定センサ11−1乃至11−nは、順に、ユニット基板21−1乃至21−nに設置され、ユニット基板21−1乃至21−nに搭載された情報処理ユニット22−1乃至22−nに発生した振動及び衝撃の強さを随時測定する。測定センサは、ユニット基板ごとに複数設置されてもよい。測定センサ11−1乃至11−nは、その測定結果を制御部13へ入力する。
記憶部12は、例えば、磁気ディスクあるいは電子メモリ等の記憶デバイスであり、制御テーブル(制御情報)120を記憶している。本実施形態に係る制御テーブル120の構成を図2に例示する。図2に示す通り、制御テーブル120は、「情報処理ユニット番号」と、「動作状態」(制御レベル)と、「振動あるいは衝撃の加速度」と、が関連付けされたレコードを含んでいる。
「情報処理ユニット番号」は、図1に示す情報処理ユニット22−1乃至22−nを識別可能な識別子である。本実施形態では、情報処理ユニット22−i(iは1乃至nの任意の自然数)の「情報処理ユニット番号」はiとする。
図2に示す「動作状態」は、動作制御装置10が情報処理ユニット22−iに対して動作を制御する内容(制御レベル)を表す。本実施形態では、この「動作状態」として、「通常運用」、「警告発信」、「プログラム一時停止」、及び、「シャットダウン」という4つの状態が定義されている。
「通常運用」は、情報処理ユニット22−iが通常動作する、すなわち、プログラムを通常通り実行する状態を表す。「警告発信」は、情報処理ユニット22−iが通常動作するが、動作制御装置10から管理端末装置30(外部装置)に対して警告情報が送信される状態を表す。この警告情報は、振動あるいは衝撃の発生によって、情報処理装置20において、障害が発生する可能性が高まったことを通知する情報である。管理端末装置30は、動作制御装置10及び情報処理装置20を管理する管理者が、これらの装置を管理する際に、入出力インタフェースとして使用する端末装置である。管理端末装置30は、動作制御装置10から受信した警告情報の内容を、モニタ(図示せず)等に表示する。
「プログラム一時停止」は、情報処理ユニット22−iが、実行中のプログラムを一時停止する状態を表す。情報処理ユニット22−iは、この状態にあるとき、外部から一時停止中のプログラムの実行を再開することを外部から指示されることによって、速やかに当該プログラムの実行を再開可能である。
「シャットダウン」は、情報処理ユニット22−iが、実行中のOS(Operating System)をシャットダウンする状態を表す。情報処理ユニット22−iは、この状態にあるとき、運用を再開するためには、OSを再起動することが必要となる。
図2に示す「振動あるいは衝撃の加速度」は、情報処理ユニット22−iが、振動する加速度、あるいは受けた衝撃の加速度を、m(メートル)/s(毎秒毎秒)により表した値である。
図2に示す制御テーブル120は、例えば、情報処理ユニット22−1について、「振動あるいは衝撃の加速度」が10〜20m/sである場合、動作制御装置10が、情報処理ユニット22−1に関する警告情報を管理端末装置30に対して送信することを表す。図2に示す制御テーブル120は、例えば、情報処理ユニット22−2について、「振動あるいは衝撃の加速度」が18〜30m/sである場合、情報処理ユニット22−2が実行中のプログラムを一時停止するように制御されることを表す。
本実施形態に係る制御テーブル120では、図2に示す通り、例えば、「プログラム一時停止」に関する「振動あるいは衝撃の加速度」について、情報処理ユニット22−1では20〜30m/sであり、情報処理ユニット22−2では18〜30m/sであり、情報処理ユニット22−nでは22〜30m/sとしている。このように、情報処理ユニット毎に値が異なることは、各情報処理ユニットが実行するプログラムによって提供されるサービスの重要度等に関係する。すなわち、情報処理ユニット22−2によって提供されるサービスの重要度が高いので、情報処理ユニット22−2に関する「振動あるいは衝撃の加速度」は低い値に設定されている。これに対して、情報処理ユニット22−nによって提供されるサービスの重要度が低いので、情報処理ユニット22−2に関する「振動あるいは衝撃の加速度」は高い値に設定されている。尚、制御テーブル120に設定される値は、図2に示す値に限定されず、図2に示す値とは異なる値であってもよい。
図1に示す状態検出部14は、情報処理ユニット22−iが、制御部13によって実行中のプログラムを停止した状態にあるか否かを随時検出する。図1に示す状態検出部14は、情報処理ユニット22−1乃至22−nについて、検出した結果を制御部13へ入力する。
図1に示す制御部13は、測定センサ11−1乃至11−nから入力された測定結果を、記憶部12に記憶された制御テーブル120と照合することによって、情報処理ユニット22−1乃至22−nの動作状態を制御する。すなわち、制御部13は、情報処理ユニット22−1乃至22−nの動作状態が、制御テーブル120において定義された動作状態のうちの何れかに遷移するように制御する。
制御部13は、例えば、測定センサ11−1から入力された測定結果が0〜10m/sである場合、情報処理ユニット22−1が通常運用するように制御する。制御部13は、例えば、測定センサ11−1から入力された測定結果が10〜20m/sである場合、情報処理ユニット22−1が通常運用するように制御するとともに、管理端末装置30に対して警告情報を送信する。制御部13は、例えば、測定センサ11−1から入力された測定結果が20〜30m/sである場合、情報処理ユニット22−1が実行中のプログラムを一時停止するように制御する。制御部13は、例えば、測定センサ11−1から入力された測定結果が30m/s以上である場合、情報処理ユニット22−1がシャットダウンするように制御する。
制御部13は、状態検出部14から、情報処理ユニット22−iが、実行中のプログラムを停止した状態にあることを入力された場合、測定センサ11−iから入力された測定結果を確認する。制御部13は、当該測定結果が示す値が、制御テーブル120における「動作状態」として「通常運用」あるいは「警告発信」に関連付けされた値である場合に、情報処理ユニット22−iが、実行中のプログラムを再開するように制御する。
次に図3のフローチャートを参照して、本実施形態に係る動作制御装置10の動作(処理)について詳細に説明する。
測定センサ11−iは、ユニット基板21−iに関する振動あるいは衝撃の測定結果を、制御部13へ入力する(ステップS101)。制御部13は、当該測定結果を、記憶部12に記憶された制御テーブル120と照合する(ステップS102)。
当該測定結果の制御レベルが「通常運用」である場合(ステップS103でYes)、状態検出部14は、情報処理ユニット22−iの動作の状態を確認する(ステップS104)。情報処理ユニット22−iによって実行されていたプログラムが一時停止中でない場合(ステップS105でNo)、全体の処理は終了する。情報処理ユニット22−iによって実行されていたプログラムが一時停止中である場合(ステップS105でYes)、制御部13は、情報処理ユニット22−iが停止中のプログラムを再開するように制御し(ステップS106)、全体の処理は終了する。
当該測定結果の制御レベルが「通常運用」でない場合(ステップS103でNo)、処理はステップS107へ進む。当該測定結果の制御レベルが「警告発信」である場合(ステップS107でYes)、制御部13は、管理端末装置30へ警告情報を送信し(ステップS108)、処理はステップS104へ進む。
当該測定結果の制御レベルが「警告発信」でない場合(ステップS107でNo)、処理は、ステップS109へ進む。当該測定結果の制御レベルが「プログラム一時停止」である場合(ステップS109でYes)、制御部13は、情報処理ユニット22−iによって実行されているプログラムが一時停止するように制御し(ステップS110)、全体の処理は終了する。
当該測定結果の制御レベルが「プログラム一時停止」でない(すなわち、「シャットダウン」である)場合(ステップS109でNo)、制御部13は、情報処理ユニット22−iがシャットダウンするように制御し(ステップS111)、全体の処理は終了する。
本実施形態に係る動作制御装置10は、地震の発生等によって情報処理装置が振動した、あるいは衝撃を受けたときに、当該情報処理装置を効率的かつ安全に保護することができる。その理由は、動作制御装置10は、当該情報処理装置において発生した振動あるいは衝撃の強さを測定し、その測定結果に応じて、当該情報処理装置が複数の動作停止状態のいずれかとなるように制御するからである。
以下に、本実施形態に係る動作制御装置10によって実現される効果について、詳細に説明する。
情報処理装置を運用中に地震が発生した場合、その振動あるいは衝撃に起因した障害が発生することがある。地震等の発生によって重大な障害が発生することを防止する一般的なシステムでは、振動や衝撃が発生した際にシステムの運用を停止するが、この際に一様にシステムの運用を停止したのでは、システムを運用する効率がよいとは言えない。例えば、発生した振動あるいは衝撃がそれほど強くない場合、振動あるいは衝撃が収まり次第、速やかにシステムの運用を再開することができる。これに対して、発生した振動あるいは衝撃が強い場合、システムを完全に停止させて保守員がシステムに問題が発生していないことを確認したのちに、システムを再起動して運用を再開する必要がある。このように、地震の発生等によって情報処理装置が振動した、あるいは衝撃を受けた場合に、当該情報処理装置を効率よく、かつ、安全に保護するためには、振動あるいは衝撃の強さに応じて、適切に当該情報処理装置の動作を制御することが課題である。
これに対して、本実施形態に係る動作制御装置10では、測定センサ11−1乃至11−nは、外部からの制御を受けて複数の動作停止状態となる情報処理装置ユニット22−1乃至22−nが、振動するあるいは衝撃を受ける強さを随時測定する。記憶部12には、その強さを示す値と、当該動作停止状態の内容とを関連付けた制御テーブル120が記憶されている。制御部13は、制御テーブル120を参照することによって、測定センサ11−1乃至11−nによる測定結果が示す値と関連付けられた動作停止状態となるように、情報処理ユニット22−1乃至22−nを制御する。これにより、本実施形態に係る動作制御装置10は、地震の発生等によって情報処理装置が振動した、あるいは衝撃を受けたときに、当該情報処理装置を効率的かつ安全に保護することができる。
また、本実施形態に係る動作制御装置10では、制御テーブル120は、管理端末装置30に対して警告情報を出力する必要が生じるときの、振動あるいは衝撃の強さを示す値を含んでいる。そして、制御部13は、測定センサ11−1乃至11−nによる測定結果と、制御テーブル120とに基づいて、管理端末装置30に対してその警告情報を出力する。これにより、本実施形態に係る動作制御装置10は、情報処理装置20の運用を停止するほどでもない程度の振動あるいは衝撃が情報処理装置20に発生した際に、動作制御装置10及び情報処理装置20を管理する管理者に対して、注意を喚起することができる。
また、本実施形態に係る動作制御装置10では、状態検出部14が、情報処理ユニット22−iが動作を停止した状態であることを検出した場合、制御部13は、制御テーブル120を確認する。そして、制御部13は、測定センサ11−iによる測定結果が、制御テーブル120における「動作状態」として「通常運用」あるいは「警告発信」に関連付けされた値である場合に、情報処理ユニット22−iが、実行中のプログラムを再開するように制御する。これにより、本実施形態に係る動作制御装置10は、例えば、地震による揺れが収まり情報処理ユニット22−iが動作を再開可能になったときに、速やかにその動作を再開することができる。
また、本実施形態に係る動作制御装置10は、振動及び衝撃に対する上述した制御を、情報処理ユニット毎に個別に行うことができる。これにより、本実施形態に係る動作制御装置10は、情報処理ユニット22−iが実行するプログラム(すなわち提供するサービス)の重要性等を踏まえて、柔軟に情報処理ユニット22−iを、振動及び衝撃から保護することができる。
尚、本実施形態に係る制御テーブル120において、動作状態(制御レベル)として、4つの状態が定義されているが、定義される動作状態は、この4つに限定されない。制御テーブル120は、例えば、「プログラム一時停止」について、「全てのプログラムを一時停止」、あるいは、「重要性の低いプログラムのみを一時停止」等、複数の動作状態が定義された情報であってもよい。
<第2の実施形態>
図4は、第2の実施形態に係る動作制御装置40の構成を概念的に示すブロック図である。
本実施形態に係る動作制御装置40は、測定部41、記憶部42、及び、制御部43を備えている。
測定部41は、遷移可能な複数の動作停止状態のうち、外部からの制御を受けて何れかの前記動作状態に遷移可能な情報処理装置50が、振動するあるいは衝撃を受ける強さを随時測定する。
記憶部42には、その強さを示す値と、当該動作停止状態の内容とを関連付けた制御情報420が記憶されている。
制御部43は、制御情報420を参照することによって、測定部41による測定結果が示す値と関連付けられた動作停止状態となるように、情報処理装置50を制御する。
本実施形態に係る動作制御装置40は、地震の発生等によって情報処理装置が振動した、あるいは衝撃を受けたときに、当該情報処理装置を効率的かつ安全に保護することができる。その理由は、動作制御装置40は、当該情報処理装置において発生した振動あるいは衝撃の強さを測定し、その測定結果に応じて、当該情報処理装置が複数の動作停止状態のいずれかとなるように制御するからである。
<ハードウェア構成例>
上述した各実施形態において図1、及び、図4に示した動作制御装置における各部は、専用のHW(HardWare)(電子回路)によって実現することができる。また、図1及び図4において、少なくとも、下記構成は、ソフトウェアプログラムの機能(処理)単位(ソフトウェアモジュール)と捉えることができる。
・記憶部12及び42における記憶制御機能、
・制御部13及び43。
但し、これらの図面に示した各部の区分けは、説明の便宜上の構成であり、実装に際しては、様々な構成が想定され得る。この場合のハードウェア環境の一例を、図5を参照して説明する。
図5は、本願発明の各実施形態に係る動作制御装置を実行可能な情報処理装置900(コンピュータ)の構成を例示的に説明する図である。即ち、図5は、図1及び図4に示した動作制御装置を実現可能なコンピュータ(情報処理装置)の構成であって、上述した実施形態における各機能を実現可能なハードウェア環境を表す。
図5に示した情報処理装置900は、構成要素として下記を備えている。
・CPU(Central_Processing_Unit)901、
・ROM(Read_Only_Memory)902、
・RAM(Random_Access_Memory)903、
・ハードディスク(記憶装置)904、
・外部装置との通信インタフェース905、
・バス906(通信線)、
・CD−ROM(Compact_Disc_Read_Only_Memory)等の記録媒体907に格納されたデータを読み書き可能なリーダライタ908、
・入出力インタフェース909。
即ち、上記構成要素を備える情報処理装置900は、これらの構成がバス906を介して接続された一般的なコンピュータである。情報処理装置900は、CPU901を複数備える場合もあれば、マルチコアにより構成されたCPU901を備える場合もある。
そして、上述した実施形態を例に説明した本願発明は、図5に示した情報処理装置900に対して、次の機能を実現可能なコンピュータプログラムを供給する。その機能とは、その実施形態の説明において参照したブロック構成図(図1及び図4)における上述した構成、或いはフローチャート(図3)の機能である。本願発明は、その後、そのコンピュータプログラムを、当該ハードウェアのCPU901に読み出して解釈し実行することによって達成される。また、当該装置内に供給されたコンピュータプログラムは、読み書き可能な揮発性のメモリ(RAM903)またはハードディスク904等の不揮発性の記憶デバイスに格納すれば良い。
また、前記の場合において、当該ハードウェア内へのコンピュータプログラムの供給方法は、現在では一般的な手順を採用することができる。その手順としては、例えば、CD−ROM等の各種記録媒体907を介して当該装置内にインストールする方法や、インターネット等の通信回線を介して外部よりダウンロードする方法等がある。そして、このような場合において、本願発明は、係るコンピュータプログラムを構成するコード或いは、そのコードが格納された記録媒体907によって構成されると捉えることができる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本願発明を説明した。しかしながら、本願発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本願発明は、本願発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
10 動作制御装置
11−1乃至11−n 測定センサ
12 記憶部
120 制御テーブル
13 制御部
14 状態検出部
20 情報処理装置
21−1乃至21−n ユニット基板
22−1乃至22−n 情報処理ユニット
23−1 プロセッサ
24−1 メモリ
30 管理端末装置
40 動作制御装置
41 測定部
42 記憶部
420 制御情報
43 制御部
900 情報処理装置
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 ハードディスク(記憶装置)
905 通信インタフェース
906 バス
907 記録媒体
908 リーダライタ
909 入出力インタフェース

Claims (10)

  1. 遷移可能な複数の動作停止状態のうち、外部からの制御を受けて何れかの前記動作停止状態に遷移可能な情報処理装置が、振動するあるいは衝撃を受ける強さを随時測定する測定手段と、
    前記強さを示す値と、前記動作停止状態の内容とを、前記情報処理装置によって提供されるサービスの重要度に基づいて関連付けた制御情報が記憶された記憶手段と、
    前記制御情報を参照することによって、前記測定手段による測定結果が示す値と関連付けられた前記動作停止状態となるように、前記情報処理装置を制御する制御手段と、
    を備える振動及び衝撃に対する動作制御装置。
  2. 前記記憶手段は、前記サービスの重要度が高いほど、低い前記強さを示す値が前記動作停止状態の内容に関連付けされた前記制御情報を記憶する、
    請求項1に記載の振動及び衝撃に対する動作制御装置。
  3. 前記記憶手段は、前記動作停止状態の内容として、前記サービスの提供において前記情報処理装置が実行するプログラムごとの重要度に応じて各々の前記プログラムを停止するか否かを表す前記制御情報を記憶する、
    請求項1または請求項2に記載の振動及び衝撃に対する動作制御装置。
  4. 前記記憶手段には、外部装置に対して警告情報を出力する必要が生じるときの、前記強さを示す値を含む前記制御情報が記憶され、
    前記制御手段は、前記測定結果と、前記制御情報とに基づいて、前記外部装置に対して前記警告情報を出力する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の振動及び衝撃に対する動作制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記測定結果が第一の値以上である場合に、前記警告情報を出力し、前記測定結果が前記第一の値よりも大きい第二の値以上である場合に、前記情報処理装置により実行されている処理を一時停止し、前記測定結果が前記第二の値よりも大きい第三の値以上である場合に、前記情報処理装置をシャットダウンする、
    請求項に記載の振動及び衝撃に対する動作制御装置。
  6. 前記制御手段によって、前記情報処理装置が動作を停止した状態であることを検出する状態検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記状態検出手段が前記情報処理装置が動作を停止した状態にあることを検出し、かつ、前記測定結果が、前記制御情報において前記動作停止状態の内容と関連付けされていない値を示す場合に、停止した状態にある前記情報処理装置が動作を再開するように制御する、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の振動及び衝撃に対する動作制御装置。
  7. 前記測定手段は、前記強さとして加速度を測定する、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の振動及び衝撃に対する動作制御装置。
  8. 前記測定手段は、複数の情報処理装置について、個々に前記強さを測定し、
    前記記憶手段には、前記情報処理装置ごとに、前記制御情報が記憶され、
    前記制御手段は、複数の情報処理装置を個々に制御する、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の振動及び衝撃に対する動作制御装置。
  9. 第一の情報処理装置によって、
    遷移可能な複数の動作停止状態のうち、外部からの制御を受けて何れかの前記動作停止状態に遷移可能な第二の情報処理装置が、振動するあるいは衝撃を受ける強さを随時測定し、
    前記強さを示す値と、前記動作停止状態の内容とを、前記第二の情報処理装置によって提供されるサービスの重要度に基づいて関連付けた制御情報が記憶手段に記憶され、
    前記制御情報を参照することによって、前記強さの測定結果が示す値と関連付けられた前記動作停止状態となるように、前記第二の情報処理装置を制御する、
    振動及び衝撃に対する動作制御方法。
  10. 遷移可能な複数の動作停止状態のうち、外部からの制御を受けて何れかの前記動作停止状態に遷移可能な情報処理装置が、振動するあるいは衝撃を受ける強さを示す値と、前記動作停止状態の内容とを、前記情報処理装置によって提供されるサービスの重要度に基づいて関連付けた制御情報が記憶された記憶手段にアクセス可能なコンピュータに、
    前記制御情報を参照することによって、前記強さを随時測定する測定手段による測定結果が示す値と関連付けられた前記動作停止状態となるように、前記情報処理装置を制御する制御処理
    を実行させるための振動及び衝撃に対する動作制御プログラム。
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