JP6597952B2 - 軸流ファン - Google Patents
軸流ファン Download PDFInfo
- Publication number
- JP6597952B2 JP6597952B2 JP2015011645A JP2015011645A JP6597952B2 JP 6597952 B2 JP6597952 B2 JP 6597952B2 JP 2015011645 A JP2015011645 A JP 2015011645A JP 2015011645 A JP2015011645 A JP 2015011645A JP 6597952 B2 JP6597952 B2 JP 6597952B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hub
- side wall
- axial fan
- recess
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
また異なる従来の技術で、前記ハブの外周面に加えて上流側の略平面で前記羽根を保持させることで、前記羽根を保持する面積を大きくして、応力を小さくするように構成した上吹き軸流ファンもある。
上記軸流ファンは羽根の前縁付近の保持部分を前記ハブの内周面よりも回転軸側に突出させることによって、ハブの上流側の平面で羽根を保持する面積を大きくして応力を小さくする構成となっており、且つ樹脂射出成型において成型後に樹脂に対して金型が移動できない形状(以下、アンダーカット)にならないようにハブの鉛直上方の端面まで柱状に肉盛りして構成されている。
本発明は、従来の課題を解決するもので、樹脂射出成型の冷却時間を短縮することができる軸流ファンを提供することを目的とする。
本実施形態に係る空気調和装置は、室外ユニット10と室内ユニット(図示せず)とから構成されており、冷媒配管により接続された冷媒回路に冷媒を流して、冷房運転および暖房運転を行う。室外ユニット10は、室外に設置され、室外空気と熱交換して冷房運転時には冷媒を凝縮させて外気に熱を放出し、暖房運転時には冷媒を蒸発させて外気から熱を取り込むものである。なお、以下に述べる上下および左右といった方向は、室外ユニット10を設置した状態でその前面側から見た場合の方向を示している。
図1は、室外ユニット10の側断面図である。室外ユニット10は、図1に示すように、略直方体箱形状のユニットケース(筐体)11を備え、このユニットケース11は、底板12と、この底板12の4隅から鉛直方向に延びる支柱と、前面パネル15とを有して構成される。底板12上には、熱交換器21が配置され、この熱交換器21はユニットケース11の前面を除いた3つの側面(左側面、背面及び右側面)を形成し、このユニットケース11の左側面から背面及び右側面に沿わせて配置されている。
上吹き軸流ファン24の周囲には、上吹き軸流ファン24の吸込側の空気を吹出側に案内するベルマウス25が設けられ、このベルマウス25の吹出開口25Aは、上吹き軸流ファン24への人体などの接触を防止するファンガード26で覆われる。また、ベルマウス25の周囲には、発泡スチロール等の断熱材を介して化粧パネル27が設けられている。
ファンモーター23により上吹き軸流ファン24が回転駆動されると、室外ユニット10の周囲、より具体的には図1中の矢印Xで示すように、ユニットケース11の前面を除いた左側面側、背面側及び右側面側から外気がユニットケース11内に吸い込まれ、このユニットケース11の上面部に設けられたベルマウス25の吹出開口25Aを通じて外に排出される。つまり、この室外ユニット10は、ユニットケース11の側面から空気を吸い込んで、上面から熱交換後の空気を吹き出す上面吹き出しタイプに構成されている。
このため、前面パネル15を取り外すことによって、作業者が前面側から圧縮機30A,30Bや電装箱34内の電装品等のメンテナンス作業を容易に行うことができ、更に、機械室40に収容された圧縮機30A,30B等の機器は、仕切り板38により直接雨滴がかかることが防止される。
この上吹き軸流ファン24は、射出成型金型を利用した、樹脂一体成型により形成されており、略円筒状のハブ124と、ハブ124の外周面を囲う側壁126と、側壁126に一体成型された3枚の羽根125とを備えている。また、ハブ124の下流側端面133は、回転軸と直交する平坦な略平面によって閉じられている。
3枚の羽根125は、側壁126の高さ方向に延在しており、羽根125の基部125aは、側壁126の周方向に側壁126の下流側端面133から上流側端部132(図3参照。)にかけて斜めに連続して保持され、また、ハブ124の上流側端部132で保持されている。
また、羽根125は中央部で上流側に凸となるように緩やかに湾曲しており、羽根125の厚さは、基部125a側で最も厚く、上吹き軸流ファン24の外周側に向かうにつれて薄くなっている。また、前縁127は、丸みを帯びて構成されており、後縁128は、尖って構成されている。
また、羽根125の基部125aは、前縁127の側において側壁126およびハブ124の上流側端部132で保持されており、基部125aのうちそれ以外の部分では側壁126で保持されている。
この凹部135は、羽根125の基部125aの幅方向の幅に加え、回転方向Rの前方向にやや延びて形成されている。また、凹部135は、凹部135の幅方向の中央部付近が最もハブ124の回転軸134側に押し込まれるように緩やかに傾斜して形成されている。
側壁126の板厚は、凹部135を含んで、略円筒状の側壁126の周方向及び高さ方向に略一定である。
このリブ143(143a、143b)は、側壁126、ボス142と略等しい高さであり、所定の厚さを備え、ボス142の周方向略均等に9か所形成されている。このリブ143(143a、143b)の高さは、側壁126の高さと略等しく、リブ143(143a、143b)は、ハブ124の下流側端面133と一体に形成されている。
このリブ143のうち、ボス142と凹部135とをつなぐリブ143aは、ボス142と側壁126とをつなぐリブ143bよりも厚く、側壁126の厚さと略等しく形成されている。ボス142と側壁126とをつなぐリブ143bは、側壁126の厚さよりも薄くなるように形成されている。ボス142と凹部135とをつなぐリブ143aを他のリブ143bよりも厚く構成することで、側壁126のうち凹部135の形成される箇所を強固に補強できる。
羽根125の基部125aは、側壁126の周方向に側壁126の下流側端面から上流側端部132にかけて斜めに保持され、また、ハブ124の上流側端部132で、ハブに保持されている。このハブ124の上流側端部132の厚さT2は、図4に示すように、側壁126の厚さT1よりも厚くなるように形成されている。
また、側壁126には、側壁126を外側から凹ませる凹部135が形成され、側壁126の厚さは、略均一に保持されている。このように、側壁126の厚さを略均一に保持することで、樹脂射出成型の冷却時間を短縮できる。
側壁126には、凹部135が形成されることで、上流側端部132は、側壁126の外側に突出部126aが突出する形状とされている。
そのため、側壁126の上流側端部132において羽根125の基部125aを保持する面積を大きく保ちつつ、すなわち応力の増大を抑制しつつ、側壁126の厚さを略均一に薄く保持できる。側壁126の厚さを略均一に薄く保持することができるため、射出成型金型を利用した、樹脂一体成型の冷却時間を短縮できる。
また、本実施の形態によれば、樹脂射出成型時の冷却時間を短縮することができるので、時間当たりの生産量の増加やコストダウンが可能となる。
また、ハブ124の冷却時間が短縮されることにより、樹脂射出成型時の強度低下や、経時的な変形を抑制できる。
また、上吹き軸流ファン24の製造にあたりアンダーカットを生じないため、樹脂射出成型での製造が容易になる。
金属で構成されたボス142によって、回転駆動力、すなわちトルクに対する強度を高めることができるので、ボス142において樹脂の部分は、側壁126の厚さと同様の板厚にすることができ、樹脂射出成型の冷却時間を短縮できる。
そのため、側壁126の上流側端部132において羽根125の基部125aを保持する面積を小さくすることなく、また、側壁126の厚さを略均一に薄く保持する本構成においても、上吹き軸流ファン24を上向きに配置した場合に、上方から降り積もるごみ等がハブ124の内部にたまることがない。
例えば、本実施の形態では、上吹き軸流ファン24を用いたが、略鉛直上方へ送風する送風機のみならず、例えば横方向、斜め方向などへ送風する送風機にも適用できる。
22 送風機
24 上吹き軸流ファン
124 ハブ
125 羽根
125a 基部
126 側壁
127 前縁
128 後縁
132 上流側端部
133 下流側端面
134 回転軸
135 凹部
142 ボス
143(143a、143b) リブ
R 回転方向
T1、T2 厚さ
Claims (2)
- 略円筒状のハブの外周面に、複数枚の羽根が樹脂一体成型により形成された軸流ファンにおいて、
前記ハブは、中央部分と、前記中央部分の周囲を囲う側壁と、前記中央部分と前記側壁とをつなぐ複数本のリブと、を備え、
回転方向の前方の稜線を前縁、後方の稜線を後縁とし、空気が流れてくる方向を上流、流れて行く方向を下流とした場合に、
略一定の板厚の略円筒状の前記ハブは、前記羽根の前縁部分における前記リブに対応する部分の側壁を、回転軸側に略一定の板厚のまま凹ませて凹部を形成し、
前記凹部に対応する前記ハブの上流側端部は、前記凹部に対応する側壁の外側に突出する形状の突出部を備え、
前記羽根が前記ハブの外周面および前記突出部に保持されている、
ことを特徴とする軸流ファン。 - 前記ハブの下流側は、略平坦な端面で閉じられていることを特徴とする請求項1に記載の軸流ファン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015011645A JP6597952B2 (ja) | 2015-01-23 | 2015-01-23 | 軸流ファン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015011645A JP6597952B2 (ja) | 2015-01-23 | 2015-01-23 | 軸流ファン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016136012A JP2016136012A (ja) | 2016-07-28 |
JP6597952B2 true JP6597952B2 (ja) | 2019-10-30 |
Family
ID=56512973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015011645A Active JP6597952B2 (ja) | 2015-01-23 | 2015-01-23 | 軸流ファン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6597952B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7071682B1 (ja) * | 2021-01-21 | 2022-05-19 | ダイキン工業株式会社 | 軸流ファン及び空気調和機 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4187055A (en) * | 1978-04-03 | 1980-02-05 | Vernco Corporation | Flexible fan |
JP3022185B2 (ja) * | 1994-08-05 | 2000-03-15 | ダイキン工業株式会社 | ファン |
JP3842901B2 (ja) * | 1998-06-16 | 2006-11-08 | 三洋電機株式会社 | プロペラファン |
JP2013174206A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Fujitsu General Ltd | プロペラファン |
TR201901081T4 (tr) * | 2014-08-07 | 2019-02-21 | Mitsubishi Electric Corp | Eksenel akımlı fan ve söz konusu eksenel akımlı fana sahip iklimlendirici. |
-
2015
- 2015-01-23 JP JP2015011645A patent/JP6597952B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016136012A (ja) | 2016-07-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6071394B2 (ja) | 遠心式ファン | |
EP3348841B1 (en) | Volute fan assembly structure and floor-standing air conditioner | |
US10030668B2 (en) | Axial-flow fan | |
JP5618951B2 (ja) | 多翼送風機および空気調和機 | |
US20140286800A1 (en) | Centrifugal fan and air conditioner having the same | |
KR101717344B1 (ko) | 공기조화기의 실외기 | |
KR102289384B1 (ko) | 원심팬 어셈블리 | |
JP7199481B2 (ja) | 送風装置及び冷凍サイクル装置 | |
JP2017133715A (ja) | 天井埋込型空気調和機 | |
JP2008144753A (ja) | ターボファン及びこれを備えた空気調和機 | |
US20140161602A1 (en) | Structural assembly for centrifugal fan rotor housing | |
CN107850318B (zh) | 空调机的室内机 | |
KR101832228B1 (ko) | 축류팬 | |
EP2085621A1 (en) | Propeller fan, propeller fan molding mold, and fluid feeding device | |
JP2007205268A (ja) | 遠心ファン | |
JP6597952B2 (ja) | 軸流ファン | |
JP2010127595A (ja) | 空気調和機の室外機 | |
JP6709899B2 (ja) | 送風ファンおよびこれを用いた送風ユニット | |
JP6091386B2 (ja) | 送風機及び冷凍サイクル装置 | |
JP2021014795A (ja) | ターボファン | |
JP5860752B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP5633546B2 (ja) | 送風機 | |
JP2017048979A (ja) | 天井埋込型空気調和機 | |
JP2017057858A (ja) | 遠心式ファン | |
KR101656470B1 (ko) | 다익팬 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180828 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180830 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190212 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190315 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190820 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190917 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6597952 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |