JP6595868B2 - 情報処理システム、デバイス、インタフェース制御方法 - Google Patents

情報処理システム、デバイス、インタフェース制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、デバイス、インタフェース制御方法の技術に関し、特にシリアルバスインタフェース制御の技術に関する。
近年の情報処理装置(情報処理システムとも呼ばれる)では、大規模LSI(Large Scale Integration)が採用され初期設定レジスタの増大、設定手順の複雑化など初期化に対する高速化の必要性が高まっている。また、複数デバイス間での処理の複雑化などデバイス間の通信処理時間の改善は急務である。また、デバイスの外部ピン数の制限により、限られた信号本数で通信を行うケースも多く、信号を増やすことなく通信時間を削減する技術の開発が重要である。
信号本数の少ないシリアルインタフェースによる通信に係る、様々な関連技術が知られている。
例えば、特許文献1は、データ伝送速度変換装置の一例を開示する。特許文献1のデータ伝送速度変換装置は、調歩同期式のRS−232C回線におけるデータ伝送速度を変換する装置である。そのデータ伝送速度変換装置は、伝送速度不明のデータを受信し、スタートビットを検出する。次に、そのデータ伝送速度変換装置は、19200BPS(Bits Per Second)のクロックでそのデータをサンプリングする。次に、そのデータ伝送速度変換装置は、所定の伝送速度毎の、クロック数に対応するサンプリングアドレスのストップビットの位置をチェックする。次に、そのデータ伝送速度変換装置は、ストップビットのサンプリングアドレス位置から伝送速度を判定する。次に、そのデータ伝送速度変換装置は、上述のようにして伝送速度を判定したデータを、19.2キロボーの固定伝送速度に変換して送信する。
しかしながら、上述のような調歩同期式のRS−232C回線では、情報処理装置に搭載されるデバイス間の通信においては望ましくない、以下に示すような問題点があった。第1に、マスタデバイス側とスレーブデバイス側とのそれぞれにおいてクロック生成部を備える必要がある。第2にスタートビット、ストップビットがオーバヘッドとなり、通信性能が低下する。第3に、非同期データをサンプリングするためのクロックが必要である。
このような問題点を解決する技術が特許文献2に記載されている。特許文献2は、シリアル通信回路の一例を開示する。特許文献2のシリアル通信回路は、同期式のSPI(Serial Peripheral Interface)バスにおいて、マスタデバイスがスレーブ選択信号を備えていても或いは備えていなくても、対応可能なシリアル通信回路である。そのシリアル通信回路は、コマンドとそのコマンドとは異なる同期識別コードとを1セットの入力データとしてシリアルに受け取る。次に、そのシリアル通信回路は、その同期識別コードが所定の値と一致する場合に、そのコマンドに基づく応答処理の実行開始を指示する。
SPIバスは、コンピュータ内部のIC(Integrated Circuit)チップやLSI、装置などのデバイス間を接続するためのデータ伝送路の規格のひとつである。SPIバスは、3線式を取ることが可能なシリアルバスインタフェースであるため、それらのデバイス間を接続する際に少ないピン数で接続することができる。SPIバスで接続されたマスタデバイス(以降マスタ)とスレーブデバイス(以降スレーブ)とが通信を行う場合、マスタが基準となる周波数のクロックを生成し、マスタ及びスレーブの双方がそのクロック信号に同期させてデータ転送を行う。デバイスどうしがSPIバスを用いて接続された情報処理装置において、マスタはリクエスト(リクエストトランザクション)をスレーブに発行する。そして、スレーブはそのリクエストを受信し、そのリクエストに対するリプライ(リプライデータ)をマスタに返却する。
特開平5−37572号公報 特開2014−86876号公報
しかしながら、上述した特許文献2に記載された技術においては、リクエストに対するリプライを待つ時間が、必要以上に長い場合があるという問題点がある。
その理由は、以下のとおりである。
SPIバスを使った通信を行う情報処理装置において、例えば、1つのトランザクションでリクエストからリプライまでを連続して処理する。このような場合、通常、マスタがリードリクエストを発行し、スレーブはそのリードリクエストを受信し終わったクロックサイクルの、次のクロックサイクルのタイミングでリプライデータの返却を開始しなければならない。
ここで、スレーブがメモリアクセスを行うような、レイテンシが大きくすぐにリプライデータを返却できないような場合、マスタはSPIクロックを停止し、スレーブにおいてリプライデータの準備が整うのを待つ必要がある。即ち、マスタは、スレーブがリプライデータを同期して返却できるように、クロックを生成しなければならない。しかし、マスタにはスレーブの状態が不明なため、マスタは、何時からリプライデータを受信するためのSPIクロックを生成してよいのかを判断できない。
このような場合、例えば、マスタとスレーブとの間で、予めスレーブ側の処理に必要な時間が決めておかれる。そして、マスタは、スレーブ側のリプライデータ返却開始が可能なタイミングまで待ってからSPIクロックを生成する。これでは、スレーブ側のトランザクション毎の処理時間に差がある場合、スレーブ側の処理時間が短いケースであっても、SPIクロックを生成するまでの待ち時間をスレーブ側の最長処理時間に合わさなければならない。ここで、処理時間に差がある場合とは、例えば同じメモリアクセスでもキャッシュヒットしたケースとメモリまでアクセスしなければならないケースなどの場合である。即ち、リクエストに対するリプライを待つ時間が、必要以上に長い場合があるという問題点がある。換言すると、この問題点は、全てのトランザクションを最長の処理時間で処理しなければならないという問題点であり、トランザクションの性能を著しく悪化させる要因となる。
以上説明したとおり、本発明が解決しようとする課題は、同期式のシリアル通信において、リクエストに対するリプライ待ち時間を短縮することである。
本発明の目的は、同期式のシリアル通信において、リクエストに対するリプライの待ち時間が、不適切に長い場合があるという問題点を解決し、その待ち時間を短縮することができる情報処理システム、デバイス、インタフェース制御方法を提供することにある。
本発明の一様態における情報処理システムは、リプライ送信開始を通知するリプライ開始コードを受信した場合に、前記リプライ開始コードに続けて受信するデータをリプライデータとして受信するリプライ受信手段を含むマスタデバイスと、前記マスタデバイスから基準クロックを受信し、受信した前記基準クロックに対して、前記マスタデバイスから受信したリクエストに対するリプライ準備中であることを示す信号と、前記リプライ開始コード及び前記リプライ開始コードに連続する前記リプライデータと、のいずれかを送信するリプライ送信手段を含むスレーブデバイスと、を含む。
本発明の一様態におけるマスタデバイスは、スレーブデバイスからリプライ送信開始を通知するリプライ開始コードを受信した場合に、前記リプライ開始コードに続けて受信するデータをリプライデータとして受信するリプライ受信手段を含み、前記スレーブデバイスは、マスタデバイスから基準クロックを受信し、受信した前記基準クロックに対して、前記マスタデバイスから受信したリクエストに対するリプライ準備中であることを示す信号と、前記リプライ開始コード及び前記リプライ開始コードに連続する前記リプライデータと、のいずれかを送信するリプライ送信手段を含むスレーブデバイスである。
本発明の一様態におけるスレーブデバイスは、マスタデバイスから基準クロックを受信し、受信した前記基準クロックに対して、前記マスタデバイスから受信したリクエストに対するリプライ準備中であることを示す信号と、リプライ送信開始を通知するリプライ開始コード及び前記リプライ開始コードに連続するリプライデータと、のいずれかを送信するリプライ送信手段とを含み、前記マスタデバイスは、前記リプライ開始コードを受信した場合に、前記リプライ開始コードに続けて受信するデータをリプライデータとして受信するマスタデバイスである。
本発明の一様態におけるインタフェース制御方法は、マスタデバイスが、リプライ送信開始を通知するリプライ開始コードを受信した場合に、前記リプライ開始コードに続けて受信するデータをリプライデータとして受信し、スレーブデバイスが、前記マスタデバイスから基準クロックを受信し、受信した前記基準クロックに対して、前記マスタデバイスから受信したリクエストに対するリプライ準備中であることを示す信号と、前記リプライ開始コード及び前記リプライ開始コードに連続する前記リプライデータと、のいずれかを送信する。
本発明は、同期式のシリアル通信において、リクエストに対するリプライ待ち時間を短縮することが可能になるという効果がある。
本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるリプライ受信回路の回路構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における情報処理システムの動作を示すフローチャートである。 関連技術における動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態におけるリプライタイムアウト検出回路の回路構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 第3の実施形態における情報処理システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 第4の実施形態における情報処理システムの動作を示すフローチャートである。 第4の実施形態の第1の変形例の構成を示すブロック図である。 第4の実施形態の第2の変形例の構成を示すブロック図である。
本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。尚、各図面及び明細書記載の各実施形態において、同様の構成要素には同一の符号を付与し、説明を適宜省略する。また、図面中の矢印の方向は、一例を示すものであり、ブロック間の信号の向きを限定するものではない。
<<<第1の実施形態>>>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システム10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システム10は、マスタ(マスタデバイスとも呼ばれる)11とスレーブ(スレーブデバイスとも呼ばれる)12とを含む。マスタ11とスレーブ12とは、SPIバス800を介して接続される。マスタ11は、SPIクロック生成回路(基準クロック生成手段とも呼ばれる)111、リクエスト送信回路112及びリプライ受信回路113を含む。スレーブ12は、リクエスト受信回路116及びリプライ送信回路117含む。尚、図1に示す例に係わらず、マスタ11及びスレーブ12は、SPIバス800以外の同期式シリアルインタフェースを介して接続されてよい。
図1に示す各構成要素のそれぞれは、回路によって実現されてよい。その回路は、ハードウェア単位の回路でも、マイクロチップに含まれるモジュールであってもよい。例えば、その回路は、LSIやPGA(Programmable Gate Array)であってもよく、そのLSIやそのPGAは、シングルチップで構成されても、マルチチップで構成されてもよい。
===SPIクロック生成回路111===
SPIクロック生成回路111は、SPIクロック(基準クロックとも呼ばれる)を生成し、リクエスト送信回路112とリプライ受信回路113とに、及びSPIバス800を介してリクエスト受信回路116とリプライ送信回路117とに、供給する。リクエスト送信回路112、リプライ受信回路113、リクエスト受信回路116及びリプライ送信回路117は、各動作をこのSPIクロックに同期して実行する。
===リクエスト送信回路112===
リクエスト送信回路112は、マスタ11の実行するリクエストトランザクションにおけるリクエストを、パラレルデータからシリアルデータに変換し、SPIバス800を介してスレーブ12へ発行する。
===リプライ受信回路113===
リプライ受信回路113は、スレーブ12から送信されるシリアルデータを受信する。そして、リプライ受信回路113は、そのシリアルデータから、リプライ開始コードを検出し、リプライデータを受信する。次に、リプライ受信回路113は、受信したリプライデータをシリアルデータからパラレルデータに変換して出力する。尚、リプライ開始コードは、例えば、マスタ11とスレーブ12との間で初期設定動作により、予め決定される。具体的には、最初の通信開始時において、リプライ開始コードを利用しないで通信を行い、マスタ11とスレーブ12との双方がリプライ開始コードをサポートしている場合にリプライ開始コードを決定する。尚、情報処理システム10内の全てのマスタ11及びスレーブ12がリプライ開始コードをサポートしている場合、任意のリプライ開始コードが事前に割り当てられていてもよい。
===リクエスト受信回路116===
リクエスト受信回路116は、マスタ11から送信されるシリアルデータ及びSPIクロックを受信する。そして、リクエスト受信回路116は、そのシリアルデータからリクエストを受信し、パラレルデータに変換する。次に、リクエスト受信回路116は、そのリクエストを処理し、リプライデータを生成する。
===リプライ送信回路117===
リプライ送信回路117は、リクエスト受信回路116によりリクエストの処理が実行されると、リプライ開始コードを発行し、そのリプライ開始コードをパラレルデータからシリアルデータに変換し、マスタに送信する。次に、リプライ送信回路117は、リクエスト受信回路116が生成したリプライデータを発行し、そのリプライデータをパラレルデータからシリアルデータに変換し、マスタに送信する。
次に、リプライ受信回路113について、より具体的な回路構成の一例を説明する。図2は、リプライ受信回路113の回路構成を示すブロック図である。
マスタ11のSPIクロック生成回路111は、リクエストトランザクションの処理期間中、SPIクロックを送信し続けている。従って、リプライ受信回路113は、リクエストトランザクション処理中は常に、スレーブ12のリプライ送信回路117からのリプライ開始コード及びリプライデータを受信可能である。
リプライ受信回路113は、シリアル→パラレルデータ変換を行うシフトレジスタ301へ、SPIバス800を介して受信するシリアルデータを格納する。シフトレジスタ301は、格納したシリアルデータをSPIクロック毎に1ビットシフトすることでパラレルデータに変換する。
このとき、シフトレジスタ301は、リプライ開始コードのビット数分のパラレルデータを、常に、リプライ開始コード判定回路311の比較回路303に入力する。
比較回路303は、そのパラレルデータをリプライ開始コード定数302と比較する。比較回路303の比較結果(一致した場合「1」、一致しない場合「0」)、即ち比較回路303の出力は、セレクタ308の図2における最下段に入力される。
ここで、セレクタ308は、以下の優先順位で入力された値をリプライ開始フラグレジスタ304へ出力する。最高優先順位で出力される値は、最上段の図2における右側からの入力が「1」の場合の、最上段へ入力される値である。次に高い優先順位で出力される値は、最上段の図2における右側からの入力が「0」で、中段の図2における右側からの入力が「1」の場合の、中段へ入力される値である。最低優先順位で出力される値は、最上段の図2における右側からの入力が「0」で、中段の図2における右側からの入力が「0」の場合の、最下段へ入力される値である。
この比較回路303が一致を検出した場合、リプライ開始フラグレジスタ304は「1」を格納する。更に、この場合、リプライ開始フラグレジスタ304は、1を出力し、セレクタ308の中段の図2における右側からの入力が「1」となる。それによりリプライ開始フラグレジスタ304の出力、即ちセレクタ308の中段への入力がセルフホールドされ、それ以降、リプライ開始フラグレジスタ304は、比較回路303の出力を取り込まない。換言すると、この比較回路303が一致を検出した場合、リプライ開始コード判定回路311は、リプライ開始コードを検出する。
また、リクエスト送信完了時及びリプライデータ受信完了時(リプライデータバリッド検出時)、セレクタ308の最上段の図2における右側からの入力が「1」となり、セレクタ308は最上段へ入力される「0」を選択する。これによりリプライ開始フラグレジスタ304は、「0」を格納する。換言すると、リクエスト送信完了時及びリプライデータ受信完了時、リプライ開始コード判定回路311は、リプライ開始コードの検出をリセットする。
スレーブ12は、リプライ開始コードに続けてリプライデータを転送する。そこで、マスタ11は、受信するシリアルデータを連続してシフトレジスタ301に格納する。尚、シフトレジスタ301は、リプライデータのビット数分のビットを、少なくとも含む。
リプライ受信カウンタ305は、リプライ開始フラグ点灯(リプライ開始フラグレジスタ304の出力が「1」)している場合、カウント動作を実行する。具体的には、リプライ開始フラグレジスタ304の出力が「1」の期間中、SPIクロック毎に、アダー312によりリプライ受信カウンタレジスタ307の出力に「1」加算した値がセレクタ309の中段に入力される。そして、その中段に入力された値が、リプライ受信カウンタレジスタ307に格納される。リプライ開始フラグレジスタ304の出力が「0」の期間中は、セレクタ309の最下段に入力されているリプライ受信カウンタレジスタ307の値が、リプライ受信カウンタレジスタ307にそのまま格納される。
ここで、リプライ受信カウンタ305のセレクタ309の出力の優先順位は、優先順位を決定する入力が図2における左側からである点を除いて、リプライ開始コード判定回路311におけるセレクタ308と同様である。
リプライ受信回路113は、リプライデータを順次受信していく過程で、リプライ受信カウンタレジスタ307が出力する値と定数310とを比較回路306で比較する。ここで、定数310は、「リプライ有効ビット数−1」である。これにより、比較回路306は、リプライデータのビット数分を受信したところで一致を検出する。換言すると、比較回路306は、リプライデータ受信が完了を検出し、比較結果の信号としてリプライデータバリッドを示す「1」を出力する。
シフトレジスタ301に格納されたデータはパラレル化されたデータであるため、マスタ11は、そのデータをそのままリプライデータとして使用することができる。
セレクタ309は、比較回路306がリプライデータバリッドを出力することにより、最上段の図2における左側からの入力が「1」となり、最上段へ入力される「0」を選択する。これによりリプライ受信カウンタレジスタ307は、「0」を格納する。換言すると、リプライ受信カウンタレジスタ307は、リプライデータバリット時、リプライデータのカウント値をリセットする。
次に本実施形態の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
図3は、本実施形態の動作を示すフローチャートである。また、処理のステップ名については、S201のように、記号で記載する。
マスタ11はリクエストを発行する(ステップS201)。
次に、リクエスト送信回路112は、SPIクロック生成回路111が生成するSPIクロックに同期して、そのリクエストのデータをパラレルデータからシリアルデータへ変換し、そのシリアルデータをスレーブ12に対して送信する(ステップS202)。尚、この時、SPIクロック生成回路111は、その生成したSPIクロックを、そのリクエストのシリアルデータとともにスレーブ12に対して送信する。尚、マスタ11のSPIクロック生成回路111は、リクエストの発行開始からリプライデータの受信完了までSPIクロックを生成し続ける。
次に、スレーブ12は、リクエストであるシリアルデータを受信する(ステップS203)。
次に、リクエスト受信回路116は、そのシリアルデータをパラレルデータへ変換し、リクエストを受信する(ステップS204)。
次に、リクエスト受信回路116は、リクエスト内容を解析し、リクエストに対応した処理を実行する(ステップS205)。この時、リクエスト受信回路116は、リクエストに対するリプライデータがある場合は、リプライデータを準備する。以下、リプライデータが準備される場合について説明する。
次に、スレーブ12のリプライ送信回路117は、リプライ開始コードを発行する(ステップS206)。即ち、マスタ11からはSPIクロックが出し続けられているので、スレーブ12は、任意の時点でリプライを開始できる。そこで、リプライ送信回路117は、リプライ開始の際に予め定められたリプライ開始コードを発行する。
次に、リプライ送信回路117は、そのリプライ開始コードをパラレルデータからシリアルデータへ変換し、そのシリアルデータをマスタ11へ送信する(ステップS207)。
連続して、リプライ送信回路117は、リプライデータを発行する(ステップS208)。
更に連続して、リプライ送信回路117は、そのリプライデータをパラレルデータからシリアルデータへ変換し、マスタ11へ送信する(ステップS209)。
一方、マスタ11のリプライ受信回路113は、ステップS207で送信されたシリアルデータを受信し、シリアルデータからパラレルデータへ変換する(ステップS210)。
次に、リプライ受信回路113は、変換したそのパラレルデータがリプライ開始コードか否かを判定する(ステップS211)。否の場合(ステップS211でNO)、処理は、ステップS210へ戻る。
リプライ開始コードである場合(ステップS211でYES)、リプライ受信回路113は、ステップS207で送信されたシリアルデータを受信し、シリアルデータからパラレルデータへ変換する(ステップS212)。
次に、リプライ受信回路113は、リプライデータのビット数分の、変換したそのパラレルデータをリプライデータとして受信する(ステップS213)。
尚、スレーブ12のリプライ送信回路117は、リクエスト受信からリプライ開始コードの送信を開始するまで、リプライ開始コード以外の所定の値(例えば、連続する「0」)を、シリアルデータとしてSPIクロックに同期して、送信する。
次に、本実施形態と関連技術値との差異を明確にするために、関連技術におけるマスタとスレーブとの動作を説明する。
図4は、関連技術におけるマスタ(以後、マスタMと呼ぶ)とスレーブ(以後、スレーブSと呼ぶ)との動作を示すフローチャートである。
マスタMはリクエストを発行する(ステップS101)。
次に、マスタMは、リクエストをパラレルデータからシリアルデータへ変換し、SPIクロックとともにそのシリアルデータをスレーブSに対して送信する(ステップS102)。
次に、マスタMは,SPIクロックを停止する(ステップS103)。
次に、マスタMは、最長処理時間を待つ(ステップS104)。
一方、スレーブSは、ステップS102で送信されたシリアルデータを受信し、シリアルデータからパラレルデータへ変換する(ステップS105)。
次に、スレーブSは、その変換したパラレルデータをリクエストとして受信する(ステップS106)。
次に、スレーブSは、リクエスト内容を解析し、リクエストに対応した処理を行う(ステップS107)。
次に、スレーブSは、リクエストに対するリプライデータがある場合、そのリプライデータを発行する(ステップS108)。
次に、マスタMは、最長処理時間を待った後、スレーブSがステップS108においてリプライデータの発行が完了したタイミングでSPIクロックの生成を再開する(ステップS109)。
次に、スレーブSは、ステップS109で再開されたSPIクロックを受信すると、リプライデータをパラレルデータからシリアルデータへ変換し、マスタMへ送信する(ステップS110)。
次に、マスタMは、スレーブSから送信されたシリアルデータを受信し、そのシリアルデータをパラレルデータへ変換する(ステップS111)
次に、マスタMは、変換したそのパラレルデータをリプライデータとして受信する(ステップS112)。
こうして、トランザクション処理は完了する。
上述の説明から明らかなように、関連技術においては、マスタMがリクエストを発行後にリプライデータの受信を開始するまでに、必ず最長処理時間が経過する。一方、本実施形態の情報処理システム10においては、マスタ11がリクエストを発行後にスレーブ12においてリプライデータが準備でき次第、マスタ11はリプライデータの受信を開始することができる。
上述した本実施形態における効果は、同期式のシリアル通信において、リクエストに対するリプライ待ち時間を短縮することが可能になる点である。換言すると、スレーブ12の処理時間の長短によらず最適な通信時間でトランザクションを処理することが可能になる点である。このため、通信処理時間が短縮され、ひいてはソフトウェア処理性能を大幅に向上させることができる。
その理由は、以下のような構成を含むからである。即ち、第1にマスタ11のSPIクロック生成回路111がSPIクロックを生成し、スレーブ12へ送信する。第2にマスタ11のリクエスト送信回路112がリクエストをスレーブ12へ送信する、第3にマスタ11のリプライ受信回路113が、リプライ開始コードを受信した場合に、そのリプライ開始コードに続けて受信するデータをリプライデータとして受信する。第4にスレーブ12のリクエスト受信回路116がそのリクエストを受信し、リプライデータを発行する。第5に、スレーブ12のリプライ送信回路117が、そのSPIクロックに対して、リプライデータが準備できていない場合、リプライ開始コード以外の信号を送信する。第6にリプライ送信回路117が、そのSPIクロックに対して、リプライデータが準備できている場合、リプライ開始コード及びそのリプライ開始コードに連続するリプライデータを送信する。
<<<第2の実施形態>>>
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る情報処理システム20の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、本実施形態における情報処理システム20は、第1の実施形態の情報処理システム10と比べて、マスタ11に替えて、リプライタイムアウト検出回路124を更に含む、マスタ21を含む点が異なる。
図4に示すフローチャートで説明した関連技術のマスタMとスレーブSとの関係では、マスタMが能動的に適切なタイミングで、スレーブSにSPIクロックを送信することでリクエストの送出、リプライデータの受信を実行する。もし何らかの事象でスレーブSがリプライ開始タイミングまでにリプライデータを用意できなかった場合、マスタMは、CRC(Cyclic Redundancy Check)やパリティチェックなどのRAS(Reliability Availability and Serviceability)機能によりエラーを検出する。こうして、マスタMは、リクエストが失敗したと判断することができる。
一方、図3に示すフローチャートで説明した第1の実施形態のマスタ11とスレーブ12との関係では、リプライデータを能動的に送出するのはスレーブ12でありマスタ11は受動的な立場となる。このため、何らかの事象によりスレーブ12がリプライデータを用意できない状態となった場合、マスタ11は永遠にリプライ開始コードを待ち続ける状態になる。このような状態に陥ることを避けるため、本実施形態ではマスタ21がリプライタイムアウト検出回路124を含む。
リプライタイムアウト検出回路124は、リクエストの送信が完了した時点から所定時間以内に、リプライ開始コードを受信しなかった場合、リプライタイムアウトを検出し、そのリプライタイムアウトを検出したことを出力する。ここで、その所定時間は、予め定められたリプライタイムアウト設定時間である。
図6は、リプライタイムアウト検出回路124の回路構成の一例を示す図である。
まず、セレクタ404の出力の優先順位は、図2に示すリプライ受信カウンタ305のセレクタ309と同様である。
リクエスト送信完了時、セレクタ404の最上段の図6における左側からの入力が「1」となり、セレクタ404は最上段へ入力される「0」を選択する。これによりリプライタイムアウト検出カウンタレジスタ405は、「0」を格納する。換言すると、リクエスト送信完了時、リプライタイムアウト検出回路124は、リプライタイムアウト検出カウンタ401をリセットする。
アダー406は、SPIクロック毎に、リプライタイムアウト検出カウンタレジスタ405の出力に「1」加算した値をセレクタ404の最下段に入力する。換言すると、リプライタイムアウト検出回路124は、リクエスト送信完了時にリプライタイムアウト検出カウンタレジスタ405をリセットした後、アダー406によりリプライタイムアウト検出カウンタ401をカウントアップする。
リプライ開始フラグ点灯時、セレクタ404の中段の図6における左側からの入力が「1」となる。それにより、リプライタイムアウト検出カウンタレジスタ405の出力、即ちセレクタ404の中段への入力がセルフホールドされ、それ以降、リプライタイムアウト検出カウンタレジスタ405は、アダー406の出力を取り込まない。換言すると、リプライタイムアウト検出回路124は、リプライ開始フラグ点灯により、リプライタイムアウト検出カウンタ401のカウントアップを停止する。
一方、リプライ開始フラグが点灯しない場合、アダー406によるカウントアップは継続される。その結果、リプライタイムアウト検出カウンタレジスタ405の出力と、予め設定したリプライタイムアウト設定時間402値とが一致し、比較回路403は、リプライタイムアウトを検出する。
マスタ21は、そのリプライタイムアウトに基づいて、スレーブ12が何らかの事象でリプライデータを用意できなかったと判断し、障害処理へ移行する。
上述した本実施形態における効果は、第1の実施形態の効果に加えて、マスタ21が永遠にリプライ開始コードを待ち続ける状態になることを、防止することが可能になる点である。
その理由は、リプライタイムアウト検出回路124が、リクエスト送信完了時点からリプライタイムアウト設定時間402以内にリプライ開始フラグレジスタ304が点灯しなかった場合に、リプライタイムアウトを検出するからである。
<<<第3の実施形態>>>
次に、本発明の第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る情報処理システム30の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、本実施形態における情報処理システム30は、第1の実施形態の情報処理システム10と比べて、SPIクロック生成回路111を含むマスタ11に替えて、SPIクロック生成回路131を含むマスタ31を含む点が異なる。
SPIクロック生成回路131は、リクエスト送信回路112からリクエストの送信が完了したことを通知された場合、SPIクロックの生成を停止する。SPIクロック生成回路131は、リクエストの送信が完了したことを通知されたことによりSPIクロックの生成を停止した後、特定の時間の経過後に、SPIクロックの生成を再開する。
また、SPIクロック生成回路131は、SPIクロックの生成を再開した後、リプライ受信回路113からリプライ開始コードを未受信であることを通知された場合、SPIクロックの生成を停止する。SPIクロック生成回路131は、リプライ開始コードを未受信であることを通知されたことによりSPIクロックの生成を停止した後、特定の時間の経過後に、SPIクロックの生成を再開する。
尚、その特定の時間は、予め定められた、任意の適切な固定時間であってよい。また、その特定の時間は、SPIクロックの生成停止の回数のそれぞれに対応する、任意の適切な時間(例えば、その回数の増加に従って、相対的に短くなる時間)であってよい。
図1に示すマスタ11のSPIクロック生成回路111は、SPIクロックをリクエスト送出開始時からリプライデータの受信完了時まで、SPIクロックを生成し出力する。
本実施形態のマスタ31のSPIクロック生成回路131は、以下に示すように動作することで、電力消費を削減する。
図8は、本実施形態における情報処理システム30の動作を示すフローチャートである。以下では、図3に示す情報処理システム10の動作を示すフローチャートとの差分について説明する。
SPIクロック生成回路131は、ステップS202のシリアルデータ送信(リクエストの送信)後、SPIクロックの生成を停止する(ステップS301)。
次に、SPIクロック生成回路131は、特定の時間を待つ(ステップS302)。
次に、SPIクロック生成回路131は、SPIクロックの生成を再開する(ステップS303)。
また、ステップS211において、否の場合(ステップS211でNO)、処理は、ステップS301へ戻る。
上述の動作以外の、ステップS201乃至ステップS213の動作は、図3に示す情報処理システム10の動作と同様である。
図8に示す動作における、マスタ31とスレーブ12との関係を説明する。
マスタ31がステップS301においてSPIクロックを停止することにより、スレーブ12は、シリアルデータの送信ができなくなる。
次に、マスタ31におけるステップS302の特定の時間待ちの後、マスタ31がステップS303においてSPIクロックを再開することにより、スレーブ12はシリアルデータを送信可能となる。
シリアルデータを送信することが可能になった場合に、スレーブ12は、リクエスト処理中につきリプライデータをまだ用意できていないとき、リプライ開始コードではないシリアルデータを送信する。例えば、前述したように、スレーブ12はリクエスト受信完了の直後からリプライ開始コード返却開始の直前まで、リプライ開始コード以外の所定の値(例えば、連続する「0」)を送信する。
シリアルデータを送信することが可能になった場合に、スレーブ12は、リプライデータが用意できたとき、リプライ開始コードをシリアルデータとして送信する。
ステップS211において、リプライ開始コードではないときには、マスタ31の処理は、ステップS301へ戻り、SPIクロックを停止する。
ステップS211において、リプライ開始コードであったときには、リプライ開始コード判定回路311は、SPIクロックの生成を継続し、スレーブ12よりリプライデータを受信する。
上述した本実施形態における効果は、SPIクロックの無駄な生成及びその出力を削減することができ、電力消費量を削減することが可能になる点である。
その理由は、SPIクロック生成回路131が、リクエストの送信が完了した後、リプライ開始コードの受信が開始されるまでの期間、SPIクロックの生成を間欠的に(特定の時間)停止するからである。
<<<第4の実施形態>>>
次に、本発明の第4の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
本実施形態は、最小の構成要素を示す実施形態である。図9は、本発明の第4の実施形態に係る情報処理システム40の構成を示すブロック図である。
図9に示すように、本実施形態における情報処理システム40は、リプライ受信回路143を含むマスタ41と、リプライ送信回路147を含むスレーブ42とを含む。
マスタ41のリプライ受信回路143は、スレーブ42からリプライ送信開始を通知するリプライ開始コードを受信した場合に、そのリプライ開始コードに続けて受信するデータをリプライデータとして受信する。
スレーブ42のリプライ送信回路147は、マスタ41から基準クロック(例えば、SPIクロック)を受信し、受信したその基準クロックに対して、以下のいずれかを送信する。その第1は、マスタ41から受信したリクエストに対するリプライ準備中であることを示す信号である。その第2は、そのリプライ開始コード及びそのリプライ開始コードに連続するそのリプライデータである。
次に、本実施形態の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
図10は、本実施形態の情報処理システム40の動作を示すフローチャートである。
スレーブ42は、マスタ41からリクエストを受信したことを契機に、図10に示すフローチャートの動作を開始する。
リプライ送信回路147は、基準クロックを待つ(ステップS601)。基準クロックを受信しない場合(ステップS601でNO)、処理は、ステップS601に戻る。
基準クロックを受信した場合(ステップS601でYES)、リプライ送信回路147は、リプライの準備が完了しているか否かを判定する(ステップS602)。
その準備が完了していない場合(ステップS602でNO)、リプライ送信回路147は、リプライ準備中信号を送信する(ステップS603)。次に、処理は、ステップS601へ戻る。ここで、リプライ準備中信号は、前述したように、リクエスト受信からリプライ開始コードの送信を開始するまで、リプライ開始コード以外の所定の値(例えば、連続する「0」)がシリアルデータとして基準クロックに同期して、送信される信号である。
その準備が完了している場合(ステップS602でYES)、リプライ送信回路147は、リプライ開始コードを発行する(ステップS604)。
次に、リプライ送信回路147は、基準クロックに同期して、リプライ開始コードをパラレルデータからシリアルデータへ変換し、そのシリアルデータを送信する(ステップS605)。
連続して、リプライ送信回路147は、リプライデータを発行する(ステップS606)。
更に連続して、リプライ送信回路147は、基準クロックに同期して、リプライデータをパラレルデータからシリアルデータへ変換し、そのシリアルデータを送信する(ステップS607)。
一方、マスタ41のリプライ受信回路143は、ステップS603またはステップS605で送信されたシリアルデータを受信する(ステップS611)。
次に、リプライ受信回路143は、ステップS611で受信したシリアルデータがリプライ開始コードであるか否かを判定する(ステップS612)。リプライ開始コードでない場合(ステップS612でNO)、処理はステップS611へ戻る。
リプライ開始コードである場合(ステップS612)、リプライ受信回路143は、ステップS607で送信されたシリアルデータを受信する(ステップS613)。
次にリプライ受信回路143は、そのシリアルデータをパラレルデータに変換し、リプライデータとして受信する(ステップS614)。
上述した本実施形態における効果は、同期式のシリアル通信において、リクエストに対するリプライ待ち時間を短縮することが可能になる点である。
その理由は、以下のような構成を含むからである。
即ち、第1にリプライ受信回路143が、スレーブ42からリプライ開始コードを受信した場合に、そのリプライ開始コードに続けて受信するデータをリプライデータとして受信する。換言すると、マスタ41のリプライ受信回路143は、そのリプライ開始コードを受信した場合に、必要以上の待ちを行うことなく、直ちにそのリプライデータを受信する。
第2に、リプライ送信回路147が、マスタ41から基準クロックを受信し、受信したその基準クロックに対して、以下のいずれかを送信する。その第1は、マスタ41から受信したリクエストに対するリプライ準備中であることを示す信号である。その第2は、そのリプライ開始コード及びそのリプライ開始コードに連続するそのリプライデータである。換言すると、スレーブ42のリプライ送信回路147は、その基準クロックに同期し、マスタ41に対して、リプライ準備中であることを示すか、リプライ開始コード及びリプライデータを送信するかのいずれかを実行する。
<<<第4の実施形態の第1の変形例>>>
図11は、第4の実施形態の第1の変形例の構成を示すブロック図である。図11に示すように、本変形例は、リプライ受信回路143を含むマスタ41を含む。第4の実施形態において説明したように、本変形例のマスタ41は、図9に示すスレーブ42と接続され、第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。
<<<第4の実施形態の第2の変形例>>>
図12は、第4の実施形態の第2の変形例の構成を示すブロック図である。図12に示すように、本変形例は、リプライ送信回路147を含むスレーブ42を含む。第4の実施形態において説明したように、本変形例のスレーブ42は、図9に示すマスタ41と接続され、第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上の各実施形態で説明した各構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はない。例えば、複数個の任意のその構成要素が1個のモジュールとして実現されてよい。また、その構成要素の内の任意のひとつが複数のモジュールで実現されてもよい。また、その構成要素の内の任意のひとつがその構成要素の内の任意の他のひとつであってよい。また、その構成要素の内の任意のひとつの一部と、その構成要素の内の任意の他のひとつの一部とが重複してもよい。
また、以上説明した各実施形態では、複数の動作をフローチャートの形式で順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の動作を実行する順番を限定するものではない。このため、各実施形態を実施するときには、その複数の動作の順番は、各実施形態を実施する上で機能的、性能的、その他の特性に対して支障を来さない範囲内で、変更することができる。
更に、以上説明した各実施形態では、複数の動作は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。例えば、各実施形態を実施する上で機能的、性能的、その他の特性に対して支障を来さない範囲内で、ある動作の実行中に他の動作が発生してよい。また、各実施形態を実施する上で機能的、性能的、その他の特性に対して支障を来さない範囲内で、ある動作と他の動作との実行タイミングが部分的に乃至全部において重複してもよい。
更に、以上説明した各実施形態では、ある動作が他の動作の契機になるように記載しているが、その記載はある動作と他の動作との関係を限定するものではない。このため、各実施形態を実施するときには、その複数の動作の関係は、各実施形態を実施する上で機能的、性能的、その他の特性に対して支障を来さない範囲内で、変更することができる。また各構成要素の各動作の具体的な記載は、各構成要素の各動作を限定するものではない。このため、各構成要素の具体的な各動作は、各実施形態を実施する上で機能的、性能的、その他の特性に対して支障を来さない範囲内で変更されてよい。
以上、各実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
10 情報処理システム
11 マスタ
12 スレーブ
20 情報処理システム
21 マスタ
30 情報処理システム
31 マスタ
40 情報処理システム
41 マスタ
42 スレーブ
111 SPIクロック生成回路
112 リクエスト送信回路
113 リプライ受信回路
116 リクエスト受信回路
117 リプライ送信回路
124 リプライタイムアウト検出回路
131 SPIクロック生成回路
143 リプライ受信回路
147 リプライ送信回路
301 シフトレジスタ
302 リプライ開始コード定数
303 比較回路
304 リプライ開始フラグレジスタ
305 リプライ受信カウンタ
306 比較回路
307 リプライ受信カウンタレジスタ
308 セレクタ
309 セレクタ
310 定数
311 リプライ開始コード判定回路
312 アダー
401 リプライタイムアウト検出カウンタ
402 リプライタイムアウト設定時間
403 比較回路
404 セレクタ
405 リプライタイムアウト検出カウンタレジスタ
406 アダー
800 SPIバス

Claims (10)

  1. リプライ送信開始を通知するリプライ開始コードを受信した場合に、前記リプライ開始コードに続けて受信するデータをリプライデータとして受信するリプライ受信手段を含むマスタデバイスと、
    前記マスタデバイスから基準クロックを受信し、受信した前記基準クロックに対して、前記マスタデバイスから受信したリクエストに対するリプライ準備中であることを示す信号と、前記リプライ開始コード及び前記リプライ開始コードに連続する前記リプライデータと、のいずれかを送信するリプライ送信手段を含むスレーブデバイスと、を含む
    情報処理システム。
  2. 前記マスタデバイスは、
    前記リクエストの送信が完了したことを通知された場合、前記基準クロックの生成を停止し、
    前記リクエストの送信が完了したことを通知されたことにより、前記基準クロックの生成を停止した後、特定の時間の経過後に、前記基準クロックの生成を再開し、
    前記基準クロックの生成を再開した後、前記リプライ受信手段から前記リプライ開始コードを未受信であることを通知された場合、前記基準クロックの生成を停止し、
    前記リプライ開始コードを未受信であることを通知されたことにより、前記基準クロックの生成を停止した後、特定の時間の経過後に、前記基準クロックの生成を再開する、
    基準クロック生成手段を更に含む
    請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記基準クロック生成手段は、前記基準クロックの生成停止の回数のそれぞれに対応する、前記特定の時間の経過後に、前記基準クロックの生成を再開する
    請求項2記載の情報処理システム。
  4. 前記マスタデバイスは、前記リクエストの送信が完了した時点から所定時間以内に前記リプライ開始コードを受信しなかった場合に、リプライタイムアウトを検出し、前記リプライタイムアウトを検出したことを出力するリプライタイムアウト検出手段を含む
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記マスタデバイスと前記スレーブデバイスとのインタフェースは、前記マスタデバイスから前記スレーブデバイスへ前記基準クロックを送信するクロック信号線、前記マスタデバイスから前記スレーブデバイスへ前記リクエストを送信する第1のシリアルデータ信号線、及び前記スレーブデバイスから前記マスタデバイスへ前記リプライ開始コード及び前記リプライ開始コードに連続する前記リプライデータを送信する第2のシリアルデータ信号線を、少なくとも含む
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. スレーブデバイスからリプライ送信開始を通知するリプライ開始コードを受信した場合に、前記リプライ開始コードに続けて受信するデータをリプライデータとして受信するリプライ受信手段を含み、
    前記スレーブデバイスは、マスタデバイスから基準クロックを受信し、受信した前記基準クロックに対して、前記マスタデバイスから受信したリクエストに対するリプライ準備中であることを示す信号と、前記リプライ開始コード及び前記リプライ開始コードに連続する前記リプライデータと、のいずれかを送信するリプライ送信手段を含むスレーブデバイスである、
    マスタデバイス。
  7. 前記マスタデバイスは、
    前記リクエストの送信が完了したことを通知された場合、前記基準クロックの生成を停止し、
    前記基準クロックの生成を再開した後、前記リプライ受信手段から前記リプライ開始コードを未受信であることを通知された場合、前記基準クロックの生成を停止し、
    前記基準クロックの生成を停止した後、特定の時間の経過後に、前記基準クロックの生成を再開する
    基準クロック生成手段を更に含む
    請求項6記載のマスタデバイス。
  8. マスタデバイスから基準クロックを受信し、受信した前記基準クロックに対して、前記マスタデバイスから受信したリクエストに対するリプライ準備中であることを示す信号と、リプライ送信開始を通知するリプライ開始コード及び前記リプライ開始コードに連続するリプライデータと、のいずれかを送信するリプライ送信手段とを含み、
    前記マスタデバイスは、前記リプライ開始コードを受信した場合に、前記リプライ開始コードに続けて受信するデータをリプライデータとして受信するマスタデバイスである、
    スレーブデバイス。
  9. 前記マスタデバイスは、前記リクエストの送信が完了した場合、前記基準クロックの生成を停止し、前記基準クロックの生成を再開した後、前記リプライ開始コードを未受信であることを検出し場合、前記基準クロックの生成を停止し、前記基準クロックの生成を停止した後、特定の時間の経過後に、前記基準クロックの生成を再開する
    基準クロック生成手段を更に含む前記マスタデバイスである
    請求項8記載のスレーブデバイス。
  10. マスタデバイスが、
    リプライ送信開始を通知するリプライ開始コードを受信した場合に、前記リプライ開始コードに続けて受信するデータをリプライデータとして受信し、
    スレーブデバイスが、
    前記マスタデバイスから基準クロックを受信し、
    受信した前記基準クロックに対して、前記マスタデバイスから受信したリクエストに対するリプライ準備中であることを示す信号と、前記リプライ開始コード及び前記リプライ開始コードに連続する前記リプライデータと、のいずれかを送信する、
    インタフェース制御方法。
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