JP6595159B2 - Opening device - Google Patents
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Description
本発明は、開口部装置に関する。 The present invention relates to an opening device.
従来、店舗等では、火災により発生する煙を排出するための排煙窓が設置されている場合がある。このような排煙窓としては、外倒し方式や内倒し方式の窓が広く知られている。しかしながら、例えば排煙窓として内倒し方式を採用すると、排煙窓の開放時に障子がせり出すためのスペースを店舗内に予め確保する必要があるため、売り場面積が狭くなる。 Conventionally, a smoke exhaust window for exhausting smoke generated by a fire is sometimes installed in a store or the like. As such a flue gas window, an outside-down type or an inside-down type window is widely known. However, if, for example, an inversion system is adopted as the smoke exhaust window, it is necessary to secure in advance a space for the shoji to be pushed out when the smoke exhaust window is opened, so that the sales floor area is reduced.
そこで、障子を縦枠に沿ってスライドさせる上げ下げ方式の排煙窓が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような上げ下げ方式の排煙窓であれば、障子が屋内外にせり出すことを回避できる。 In view of this, an up-and-down smoke exhaust window in which the shoji is slid along the vertical frame has been proposed (see, for example, Patent Document 1). With such a raising and lowering smoke exhaust window, it is possible to prevent the shoji paper from protruding indoors and outdoors.
ところで、特許文献1で提案されている上げ下げ方式の排煙窓は、ラッチ機構による障子の係止が解除されると、障子が自重により縦枠に沿って下降する。このとき、障子が横桟等に衝突する際の衝撃を低減させる目的で、ゼンマイバネの復元力を利用した補助機構が設けられている。この補助機構によれば、障子の下降に伴って引き出されたゼンマイバネ状の金属製帯状部材を巻き戻そうとする反力が上向きに作用する結果、障子の下降速度を低下でき、障子が横材に衝突する際の衝撃を低減できるとされている。
By the way, when the latch of the raising / lowering method which is proposed in
しかしながら、特許文献1のようなゼンマイバネの復元力を利用した補助機構は、障子ごとに複数設ける必要があり、高い制動力を有しているとは言えなかった。特に、排煙窓が横方向に複数連設された連窓を想定した場合には、より高い制動力を有し、複数の排煙窓を一括で制動制御できる制動装置の開発が求められる。
However, it is necessary to provide a plurality of auxiliary mechanisms using the restoring force of the spring spring as in
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来よりも高い制動力を有する制動装置を備える開口部装置を提供することにある。 This invention is made | formed in view of the above, The objective is to provide an opening part apparatus provided with the braking device which has braking force higher than before.
上記目的を達成するため本発明は、縦材(例えば、後述の縦枠23,方立3)と横材(例えば、後述の上枠21,無目4)により枠組みされた枠体(例えば、後述の枠体20)と、前記枠体内に納められ、前記縦材に沿って上下に移動自在に保持される障子(例えば、後述の障子8)と、前記障子が下方に移動したときに、該障子に制動力を作用させる制動装置と、を備える開口部装置(例えば、後述の開口部装置1)であって、前記制動装置は、前記制動力を油圧により発生させる油圧制動装置(例えば、後述の油圧制動装置93)であることを特徴とする。
To achieve the above object, the present invention provides a frame (for example, a frame (for example, a
前記枠体は、横方向に複数連設され、前記障子は、複数連設された前記枠体のそれぞれに納められ、前記制動装置は、複数の前記障子に対して一括で制動力を作用させることが好ましい。 A plurality of the frame bodies are provided in the lateral direction, the shojis are accommodated in the plurality of the frame bodies provided in series, and the braking device collectively applies a braking force to the plurality of shojis. It is preferable.
前記開口部装置は、排煙窓装置であることが好ましい。 The opening device is preferably a smoke exhaust window device.
本発明によれば、従来よりも高い制動力を有する制動装置を備える開口部装置を提供できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, an opening part apparatus provided with the braking device which has braking force higher than before can be provided.
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物に形成された開口部に納められた開口部装置の上枠、下枠、縦枠の長手方向(即ち、ガラス又は障子の面内方向)を意味し、「見込方向」とは、屋内外方向(即ち、奥行き方向)を意味する。
図1は、本実施形態に係る開口部装置1を屋内側から見た姿図である。開口部装置1は、店舗等に設置される排煙機構を有する開口部装置である。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In this specification, the “finding direction” is the longitudinal direction of the upper frame, lower frame, and vertical frame of the opening device housed in the opening formed in the building (that is, in the plane of the glass or shoji). Direction), and the “look-in direction” means an indoor / outdoor direction (that is, a depth direction).
FIG. 1 is a view of the
開口部装置1は、建物に形成された開口に納められる。開口部装置1は、建物の開口に取り付けられる窓枠体2を備える。窓枠体2は、上枠21と、下枠22と、屋内側から見ての左側の縦枠23と、図示しない右側の縦枠と、見付方向に並んだ複数の開口部に区画する方立3と、方立3によって形成される開口部を上下に区画する無目4とによって形成され、これら窓枠体2に自動ドアやガラスが嵌め込まれる。
The
開口部装置1を屋内側から見たときに、左側から3本目の方立までは無目4を境にして上段に排煙窓51が納められ、下段にFIX窓52が納められた排煙窓ユニット5が3ユニット連続して配設される。また、開口部装置1を屋内側から見たときに、左側から3本目の方立3よりも右側には、無目4を境にして上下段にFIX窓61,62が納められたFIX窓ユニット6が連設される。
When the
図1に示すように、開口部装置1は、屋内側から見て左側の排煙窓ユニット5の上段において、縦材としての縦枠23及び方立3と、横材としての上枠21及び無目4と、によりそれぞれ枠組みされた複数の枠体20が横方向(図1の右方向)に連設される。連設された各枠体20内には、縦枠23に沿って上下にスライド自在な障子8が保持される。障子8は、後述する上框81、下框82、左框83及び右框84により框組みされる。これらについては、後段で詳述する。
As shown in FIG. 1, the
開口部装置1は、オペレータ9を備える。オペレータ9は、縦枠23の屋内側の上端に設けられる。あるいは、方立3に設けてもよい。オペレータ9は、見付方向に延びるワイヤ7の一端を巻き取ったり引き出したりすることで、排煙窓を開閉させる。オペレータ9は、操作引手91と、上昇ロープ92と、を備える。オペレータ9の構成については、後段で詳述する。
The
また、開口部装置1は、複数の滑車部10を備える。滑車部10は、後述する上枠21の下面に取り付けられる第1滑車10aと、後述する障子8の上框81の屋内側面に取り付けられる第2滑車10bと、を備える。この滑車部10は、排煙窓ユニット5の上段左側の2つの枠体20ごとに、左右に離間して両端側に2つずつ設けられる。ただし、FIX窓61に隣接する枠体20の滑車部10は、第2滑車10bのみが設けられ、ワイヤ7は上枠21に固定される。滑車部10の構成については、後段で詳述する。
The
続いて、図2〜図4により、開口部装置1の屋内側から見て左側の排煙窓ユニット5について詳しく説明する。なお、図2〜図4は、開口部装置1において障子8が閉鎖した状態における断面図である。
図2は、開口部装置1の縦断面図であって、図1のA−A線断面図である。図2に示すように、開口部装置1は、上段に位置する障子8に納められたガラス51a及び下段の開口部に納められたガラス52aを備える。ガラス51a及びガラス52aは単板ガラスである。
Next, the left smoke
FIG. 2 is a vertical cross-sectional view of the
図2に示すように、上枠21は、屋内側に配置される上方に開放された断面コ字状である上枠本体部211と、上枠本体部211から屋外側に延設され且つ溝212aを形成する上枠延設部212と、上枠延設部212から屋外側に延設されて下方に屈曲する上枠屈曲部213と、を有する。
溝212aは、溝塞ぎ部材215によって塞がれる。上枠本体部211の下面と溝塞ぎ部材215の下面は面一に形成される。上枠屈曲部213の下面には、障子8と上枠21との間に雨水等が浸入することを防ぐための水切り材213aが配置される。
上枠21は、例えば、アルミニウムを押し出し成型することによって形成することができる。
As shown in FIG. 2, the
The
The
上枠21の下面には、第1滑車10aが取り付けられる。この第1滑車10aは、後述する第2滑車10bに対して枠体20の外側に配置される。第1滑車10aは、見込み方向に延びる軸部11aと、回転自在な円盤(索輪)12aと、を備える。
軸部11aは、上枠21の下面に取り付けられた、断面視L字状で横方向に延びる支持具13aにねじで固定される。円盤12aは、この軸部11aにより回転可能に軸支される。円盤12aの外周面は、厚み方向の中央部が小径となるようにV字状の溝が形成されている。ワイヤ7は、円盤12aの上側外周部から右側外周部にかけて巻き掛けられる(図1参照)。ワイヤ7がこのV次状の溝に挿入されて巻き掛けられることで、オペレータ9による障子8の開閉動作に応じて、円盤12aは回転するとともにその際に生じる負荷を受ける。
The
The
無目4は、屋内側に配置され且つ中空部を有するホロー構造である無目本体部41を有する。無目本体部41は、屋外側の端部から垂設する垂設部41aを有することでガラス52aの上端部を保持する溝41bを形成する。
無目4は、例えば、アルミニウムを押し出し成型することによって形成することができる。
The seamless 4 has a seamless
The intangible 4 can be formed, for example, by extruding aluminum.
下枠22は、屋内側に配置され且つ中空部を有するホロー構造である下枠本体部221と、下枠本体部221から屋外側に延設され且つ中空部を有するホロー構造である下枠延設部222と、を有する。下枠本体部221は、屋外側の上端から立設され且つ後述する溝223aの屋内側の一部を形成する立設部221aを有する。
The
下枠22は、アンカー225,226にそれぞれ係合された水切り材227及び支持部材228と屋内外方向からビス等の固定具により締結されて支持される。下枠22は、例えば、アルミニウムを押し出し成型することによって形成することができる。
下枠22の屋外上側には、下枠延設部222に係止されるガラス保持部材223が配置される。下枠22及びガラス保持部材223によって、ガラス52aの下端部を保持する溝223aが形成される。なお、図示しない右側の縦枠の下部には、キャップ部材が配置される。
The
A
ガラス52aは、溝223aの内部に配置される支持部材52fによって支持される。ガラス52aの上端部は、溝41b内において、バックアップ材52j,52jによって挟まれる。更にバックアップ材52j,52jの下方には、シール材52i,52iが塗工される。ガラス52aの下端部は、溝223a内において、バックアップ材52g,52gによって挟まれる。更にバックアップ材52g,52gの上方には、シール材52h,52hが塗工される。
The
図2に示すように、障子8は、屋外側の上方に配置される。
障子8の上框81は、中空部を有するホロー構造である上框本体部811を有する。上框本体部811は、屋内側下部から垂設された上框本体垂設部811aと、屋外側上部から立設された上框本体立設部811bと、屋内側上部から立設され且つ屋内側にモヘア部材811dが配置された上框本体立設部811cと、を有する。上框本体立設部811bは、水切り材213aに当接する。
As shown in FIG. 2, the
The
上框81の屋内側面には、第2滑車10bが取り付けられる。この第2滑車10bは、上述の第1滑車10aに対して枠体20の内側に配置される。第2滑車10bは、見込み方向に延びる軸部11bと、回転自在な円盤(索輪)12bと、を備える。
軸部11bは、その基端が上框81の屋内側面にねじで固定される。また、軸部11bの屋内側の先端には、円盤12bを覆う滑車カバー13bが取り付けられている。円盤12bは、この軸部11bにより回転可能に軸支される。円盤12bの外周面は、厚み方向の中央部が小径となるようにV字状の溝が形成されている。ワイヤ7は、円盤12bの下側外周部から右側外周部にかけて巻き掛けられる(図1参照)。ワイヤ7がこのV次状の溝に挿入されて巻き掛けられることで、オペレータ9による障子8の開閉動作に応じて、円盤12bは回転するとともにその際に生じる負荷を受ける。
A
The
上框81の屋外下側には、上框本体部811に係止されるガラス保持部材812が配置される。上框81及びガラス保持部材812によって、ガラス51aの上端部を保持する溝812aが形成される。
A
障子8の下框82は、中空部を有するホロー構造である下框本体部821を有する。下框本体部821は、屋内側上部から立設された下框本体立設部821aと、屋外側下部から垂設された下框本体垂設部821bと、屋内側下部から垂設され且つ屋内側にモヘア部材821dが配置された下框本体垂設部821cと、を有する。下框本体垂設部821bの先端及び下框本体垂設部821cの先端によって、緩衝部材821eが挟持される。緩衝部材821eは、障子8の開放時に、縦枠23及び方立3に配置される図示しない障子落下防止部材に当接する。
The
下框82の屋外上側には、下框本体部821に係止されるガラス保持部材822が配置される。下框82及びガラス保持部材822によって、ガラス51aの下端部を保持する溝822aが形成される。
A
ガラス51aは、溝822aの内部に配置される支持部材51fによって支持される。ガラス51aの上端部は、溝812a内において、バックアップ材51j,51jによって挟まれる。更に屋外側のバックアップ材51jの下方には、シール材51iが塗工される。ガラス51aの下端部は、溝822a内において、バックアップ材51g,51gによって挟まれる。更に屋外側のバックアップ材51gの上方には、シール材51hが塗工される。
The
図3は、開口部装置1の横断面図であって、図1のB−B線断面図である。つまり、図3では、排煙窓ユニット5のうち、FIX窓52における横断面図を示す。
縦枠23は、屋内側に配置される縦枠本体部231と、縦枠本体部231の屋外側に設けられる縦枠側保持部232と、有する。
3 is a cross-sectional view of the
The
縦枠本体部231は、例えば、断面S字状に形成される。縦枠本体部231には、屋内側から見て右側に開放された溝231aが形成される。
The vertical frame
縦枠側保持部232は、縦枠本体部231の屋外側から延設される。
縦枠側保持部232は、縦枠本体部231から屋外側に延出する縦枠見込部233と、縦枠見込部233の先端から見付方向内側(屋内側から見て右側)に延出する縦枠見付部234と、を有する。縦枠見付部234は、屋内側から見て右側に開放される溝234aを有する。
The vertical frame
The vertical frame
図3に示すように、方立3は、屋内側に配置される方立本体部31と、方立本体部31の屋外側に設けられる方立側保持部32と、有する。
方立本体部31は、筒状に形成される。方立本体部31は、屋内側から見て、右側に配置される第1の方立本体部311と、左側に配置される第2の方立本体部312と、を有する。第1の方立本体部311は、例えば、断面S字状に形成される。
As shown in FIG. 3, the vertical 3 has a vertical
The
第1の方立本体部311には、屋内側から見て右側に開放された溝311aが形成される。一方、第2の方立本体部312には、溝311aとは逆方向に開放された溝312aが形成される。
本実施形態において、隣り合う一対のガラス52a,52aは、それぞれ溝311a,312aに対向する側端部が挿入されて保持される。溝311aと溝312aとでは、溝311aの方が深い溝に形成される。第1の方立本体部311及び第2の方立本体部312は、それぞれ溝311a,312aが形成された部位において締結部材としてのビス313を用いて締結される。
The first
In the present embodiment, a pair of
方立側保持部32は、第1の方立本体部311側の屋外側から延設される。
方立側保持部32は、方立本体部31(第1の方立本体部311)から屋外側に延出する方立見込部321と、方立見込部321の先端から見付方向内側にそれぞれ延出する方立見付部322,323と、を有することで断面T字状に形成される。方立見付部322,323は、それぞれ屋内側から見て右側と左側に延出する。方立側保持部32は、屋内側から見て、右側に開放される溝322aと、左側に開放される溝323aとを有する。
The vertical holding
The vertical
ガラス52aの屋内側から見て左側の端部は、溝231a内において、バックアップ材52b,52bによって挟まれる。更にバックアップ材52b,52bの右側には、シール材52c,52cが塗工される。ガラス52aの屋内側から見て右側の端部は、溝312a内において、バックアップ材52d,52dによって挟まれる。更にバックアップ材52d,52dの左には、シール材52e,52eが塗工される。
The left end of the
図4は、開口部装置1の横断面図であって、図1のC−C線断面図である。つまり、図4では、排煙窓ユニット5のうち、排煙窓51における横断面図を示す。縦枠23の構造は、基本的に屋内側から見て方立3の右側の構造と同様である。排煙窓51部分における縦枠23及び方立3の構造は、FIX窓52部分における縦枠23及び方立3の構造と同様であるので、異なる構成、特に障子8について以下に説明する。
4 is a cross-sectional view of the
図4に示すように縦枠本体部231に形成された溝231aは、溝塞ぎ部材231bによって塞がれる縦枠本体部231及び溝塞ぎ部材231bによって形成される屋内側から見て右側の面は面一である。
方立本体部31の溝311a,312aも、溝231aと同様に、溝塞ぎ部材311b,312bによってそれぞれ塞がれる。
また、FIX窓52部分においては、縦枠側保持部232及び方立側保持部32の内側に障子は配置されなかったが、排煙窓51部分においては、障子8の左框83及び右框84がそれぞれ縦枠側保持部232及び方立側保持部32に挿入されることで、障子8は上下にスライド自在に保持されている。
As shown in FIG. 4, the
Similarly to the
Further, in the
障子8の左框83は、左框本体831と、左框本体831に取り付けられる左アタッチメント材832と、を有する。左框本体831は、ガラス51aが嵌め込まれる溝831bを形成する左框ガラス保持部831aを有する。左アタッチメント材832は、左框本体831と、縦枠見込部233又は方立見込部321との間に配置される。左アタッチメント材832は、左框ガラス保持部831aの内側から締結部材としてのビス831cによって左框本体831に取り付けられる。
The
障子8の右框84は、右框本体841と、右框本体841に取り付けられる右アタッチメント材842と、を有する。右框本体841は、ガラス51aが嵌め込まれる溝841bを形成する右框ガラス保持部841aを有する。右アタッチメント材842は、右框本体841と、方立見込部321との間に配置される。右アタッチメント材842は、右框ガラス保持部841aの内側から締結部材としてのビス841cによって右框本体841に取り付けられる
The
ガラス51aの屋内側から見て左側の端部は、溝831b内において、バックアップ材51b,51bによって挟まれる。更に屋外側のバックアップ材51bの右側には、シール材51c,が塗工される。ガラス51aの屋内側から見て右側の端部は、溝841b内において、バックアップ材51d,51dによって挟まれる。更に屋外側のバックアップ材51dの左には、シール材51eが塗工される。
The left end of the
次に、オペレータ9について詳しく説明する。
図5及び図6は、オペレータ9の構成を示す図である。具体的には、図5は、オペレータ9のカバー部材90(図2参照)を取り外した状態を示す図であり、図6は、オペレータ9の筐体9aから蓋材9bを取り外した状態を示す図である。
図5に示すように、オペレータ9は、操作引手91と、上昇ロープ92と、油圧制動装置93と、プーリ94と、開放レバー910と、第1伝達軸911と、第2伝達軸912と、駆動軸941と、ばね材914と、を備える。
Next, the
5 and 6 are diagrams showing the configuration of the
As shown in FIG. 5, the
操作引手91は、下端に取手が取り付けられたワイヤで構成される(図1参照)。操作引手91の上端は、開放レバー910の一端に連結される。開放レバー910は細長状の板材であり、他端に設けられた第1伝達軸911を中心として回動可能に軸支される。開放レバー910の下部には、ばね材914が当接して設けられている。開放レバー910の略中央には、長穴910aが形成されており、この長穴910aに第2伝達軸912が挿通される。
The operation pull 91 is composed of a wire with a handle attached to the lower end (see FIG. 1). The upper end of the operation pull 91 is connected to one end of the
上昇ロープ92は、無端ロープで構成される。上昇ロープ92は、プーリ94の外周面に巻き掛けられる。プーリ94の外周面は、厚み方向の中央部が小径となるようにV字状の溝が形成されており、この溝に上昇ロープ92が挿入される。プーリ94は、駆動軸941を中心として回転可能に軸支される。
The ascending
油圧制動装置93は、オペレータ9の略中央に設けられる。油圧制動装置93は、円盤状に形成され、その中心には、後述するワイヤ7を巻き取るドラム95の回転軸であるドラム軸950が挿通される。即ち、油圧制動装置93は、ドラム95及びドラム軸950の回転に対して制動力を作用させる。
なお、油圧制動装置93は他の制動装置と比べて小型であるため、オペレータ9も小型化されており、外観意匠性が向上している。
The
Since the
油圧制動装置93は、油圧により制動力を発生させる。油圧制動装置93は、円盤状の筐体の内部に、油が封入されるとともに、複数の溝が迷路状に形成されている。具体的には、同心状に形成された複数の溝の側壁が部分的に切り欠かれることで、隣接する溝同士が連通するように形成されている。これにより、円盤状の筐体の内部に封入された粘性を有する油が迷路状の溝内を流通することで、制動力が発生する。油圧制動装置93は、油圧を利用するため、負荷が大きくなるほど油圧が増大して大きな制動力を発生する。そのため、ドラム95及びドラム軸950の回転を常に一定に制御することが可能となっている。
The
また図6に示すように、オペレータ9は、ドラム95と、ドラム軸950と、第1伝達歯車951と、第2伝達歯車952と、第3伝達歯車953と、駆動歯車954と、リンクプレート961と、を備える。
ドラム95は、ドラム軸950を中心として回転可能に軸支される。ドラム95は、ワイヤ7の巻き軸であり、ワイヤ7がその巻き軸まわりに巻き取られる。ドラム95の表面側には、後述する各伝達歯車よりも大径のドラム歯車95aが設けられている。通常の障子閉鎖時では、ドラム歯車95aには後述の第1伝達歯車951及び第2伝達歯車952が歯合することで、ドラム95及びドラム軸950の回転が規制されている。
As shown in FIG. 6, the
The
第1伝達歯車951と第3伝達歯車953は、第1伝達軸911まわりに設けられ、第1伝達歯車951が上方、第3伝達歯車953が下方に設けられる。第2伝達歯車952は、第2伝達軸912まわりに設けられる。駆動歯車954は、駆動軸941まわりに設けられる。
The
第1伝達軸911及び第2伝達軸912は、第1伝達歯車951及び第2伝達歯車952の下方に設けられた細長い板状のリンクプレート961に挿通される。リンクプレート961は、第1伝達軸911により回動可能に軸支されている。即ち、第2伝達軸912及び第2伝達歯車952は、このリンクプレート961により第1伝達軸911を中心として回動可能となっている。
The
第1伝達歯車951は、ドラム歯車95a及び第2伝達歯車952と常に歯合する。
第2伝達歯車952は、第1伝達歯車951と常に歯合する。第2伝達歯車952は、リンクプレート961の回動動作に応じて、ドラム歯車95aと歯合し、またその歯合が解除される。
第3伝達歯車953は、駆動歯車954と歯合する。
The
The
The
次に、オペレータ9による障子8の開閉動作について、図5〜7を参照して説明する。
ここで、図7は、障子8が順次下降するときの動作を示す図である。
先ず、通常の障子閉鎖時においては、第2伝達歯車952がドラム歯車95aに歯合しているため、ドラム95及びドラム軸950の回転が規制され、障子8の下降が規制されている。
Next, the opening / closing operation | movement of the
Here, FIG. 7 is a diagram illustrating an operation when the
First, when the normal shoji is closed, the
この状態において、操作者が排煙目的で操作引手91を下方に引っ張ると、開放レバー910によってばね材914が押し縮められることで生じる上方への付勢力に抗して、開放レバー910が下方に向かって回動する。このとき、開放レバー910の長穴910aに挿通されている第2伝達軸912が第2伝達歯車952とともに下方に向かって回動する。これにより、第2伝達歯車952とドラム歯車95aの歯合が解除される。
In this state, when the operator pulls the operation handle 91 downward for the purpose of smoke removal, the
なお、操作引手91の引っ張り操作を止めると、ばね材914の上方への付勢力により、開放レバー910は元の位置に戻る。ただし、第2伝達軸912が挿通されている長穴910aが所定の長さを有しているため、第2伝達軸912と第2伝達歯車952は元の位置には戻らず、第2伝達歯車952とドラム歯車95aの歯合は解除されたままである。
When the pull operation of the operation pull 91 is stopped, the
そして、第2伝達歯車952とドラム歯車95aの歯合が解除されることで、ドラム95及びドラム軸950の回転の規制が解除されるため、障子8は自重により下降し始める。このとき、上枠21に取り付けられた複数の第1滑車10aと、各障子8の上框81に取り付けられた複数の第2滑車10bには、ワイヤ7が巻き掛けられているため、オペレータ9に最も近い側の障子8から下降し始める。即ち、障子8の下降は、オペレータ9に最も近い障子8から開始され、その障子8の下降が完了したと同時に、隣接する障子8の下降が開始される。このように、順次、障子8が下降することで、排煙窓51が開放される。
Then, by releasing the engagement between the
また、障子8が下降し、ドラム95に巻かれていたワイヤ7が引き出されると同時に、ドラム95及びドラム軸950が回転する。このとき、油圧制動装置93による制動力が発生し、ドラム95及びドラム軸950の回転速度が低減される。より詳しくは、油圧制動装置93による制動力は、油圧により発生する制動力であるため、負荷が大きいほど大きな制動力が発生する。これにより、ドラム95及びドラム軸950の回転速度が一定に制御されるため、障子8は一括して一定の速度でゆっくりと順次下降する。
Further, the
障子8が全て下降し、排煙が完了した後に、操作者が上昇ロープ92の一方を下方に引っ張ると、プーリ94が回転する。プーリ94の回転は、駆動歯車954、第3伝達歯車953及び第1伝達歯車951を介してドラム歯車95aに伝達される。このとき、第2伝達軸912と第2伝達歯車952は元の位置には戻っておらず、第2伝達歯車952とドラム歯車95aの歯合は解除されたままである。そのため、ドラム95及びドラム軸950が回転し、ワイヤ7が巻き取られることで、障子8が順次上昇して閉鎖される。
After all the
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、枠体20内の縦枠23に沿って上下にスライド自在に保持される障子8を設けた。また、この障子8が下方にスライドしたときに、障子8に制動力を作用させる制動装置を、油圧制動装置93で構成した。
ここで、油圧制動装置93による制動力は、油圧により発生する制動力であるため、負荷が大きいほど大きな制動力が発生する。これにより、ドラム95及びドラム軸950の回転速度を一定に低減できる。従って本実施形態によれば、障子8を一定の速度でゆっくりと開放させることができ、障子8が横材に衝突する際の衝撃を低減できる。
また、本実施形態によれば、窓の大きさや重量が変化しても常に一定の開放速度を維持できる。
According to this embodiment, the following effects are produced.
In this embodiment, the
Here, the braking force generated by the
Further, according to the present embodiment, a constant opening speed can always be maintained even if the size and weight of the window change.
また本実施形態では、油圧制動装置93を連窓に適用し、複数の障子8に対して一括で制動力を作用させた。これにより、複数の障子の下降を一括して制御でき、1つの制動装置による連窓の一括開放が可能である。
また本実施形態では、油圧制動装置93を排煙窓装置に適用した。これにより、1つの制動装置による排煙窓の一括開放が可能である。
In the present embodiment, the
In the present embodiment, the
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形、改良等は本発明に含まれる。 Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and modifications, improvements, and the like within the scope that can achieve the object of the present invention are included in the present invention.
1…開口部装置
2…枠体
21…上枠(横材)
22…下枠(横材)
23…縦枠(縦材)
3…方立(縦材)
8…障子
9…オペレータ
93…油圧制動装置(制動装置)
DESCRIPTION OF
22 ... Bottom frame (cross member)
23 ... Vertical frame (vertical material)
3 ... vertical (longitudinal)
8 ...
Claims (2)
前記枠体内に納められ、前記横材の上枠の両端側に1つずつ、上框の両端側に1つずつ設けられた滑車にワイヤが巻き掛けられて、前記縦材に沿って上下に移動自在に保持される障子と、
前記障子が下方に移動したときに、該障子に制動力を作用させる制動装置と、を備える開口部装置であって、
前記制動装置は、前記枠体の屋内側の上側に設けられ、前記制動力を油圧により発生させる油圧制動装置であり、前記障子を開閉するためのワイヤが巻かれたドラムを備え、前記ドラムの回転速度を低減させるものであり、
前記ドラムに連結されたドラム歯車に第1伝達歯車が常に歯合しており、
前記第1伝達歯車に常に歯合する第2伝達歯車が、前記ドラム歯車から解除されることにより前記障子が下降開始することを特徴とする開口部装置。 A frame framed by vertical and cross members;
Wires are wrapped around pulleys that are housed in the frame body, one on each side of the upper frame of the cross member, and one on each side of the upper collar, and move up and down along the vertical member. A shoji that is held movably,
A braking device that applies a braking force to the shoji when the shoji moves downward, and an opening device comprising:
The braking device is a hydraulic braking device that is provided on the indoor side of the frame and generates the braking force by hydraulic pressure, and includes a drum around which a wire for opening and closing the shoji is wound. To reduce the rotational speed,
The first transmission gear is always meshed with the drum gear connected to the drum,
The opening device is characterized in that the shoji starts to descend when the second transmission gear that is always meshed with the first transmission gear is released from the drum gear .
前記第1伝達歯車の軸を中心として前記リンクプレートを回動させることにより、前記第2伝達歯車が前記ドラム歯車から解除されることを特徴とする請求項1に記載の開口部装置。 The first transmission gear and the second transmission gear are attached to the link plate,
2. The opening device according to claim 1 , wherein the second transmission gear is released from the drum gear by rotating the link plate about the axis of the first transmission gear .
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